English Español 韓国語
  • 【Catch the Moment ⑨】チームの喜びが爆発した瞬間も、ピントは主役に

    2023.1.18 13:48 Wednesday

     大きなフィールドで、一球一球何が起こるか分からないのが野球。試合中の最高の瞬間を捉えるのは困難である。その中20年以上MLBカメラマンとして活躍する田口有史がこれまで捉えた「最高の一瞬(Moment)」を一話一枚ずつ紹介する。

     サヨナラ勝ちの瞬間というのは、殊勲の選手に向けてダグアウトから選手たちが飛び出してきて、フィールド内でセレブレーションが起こる。チームとしての喜びが爆発した瞬間を撮れる絶好の機会だ。

     この時はミルウォーキー・ブリュワーズがサヨナラ勝ち。自身の撮影位置はそのブリュワーズのベンチ側だった。打ったウィリー・アダメスは熱いプレースタイルも含めて、チームリーダーの一人と目されるタイプ。ダグアウトから駆けつけるチームメイトたちに向かって最高の表情を見せてくれると予想して、打った直後からヒットになったかはわからないものの目を切らずにレンズで追った。

    How to “Catch the Moment”

     アダメスを追いながらも、そこに駆け寄っていく選手たちはファインダーの中で確認しながら、オートフォーカスをオン、オフしながら、ダグアウトから飛び出す選手たちの背中にピントを持っていかれず、主役のアダメスにピントが合い続けるように工夫する。

     巨漢ながら、いの一番にアダメスに駆けつけたラウディ・テレズに飛びつくアダメス。そこに駆け寄る選手たちの背中を写し込こむことによって、サヨナラ勝ちの喜びの勢いを表現できた。

  • 【Catch the Moment ⑧】20年以上撮り続けた選手

    2023.1.17 12:09 Tuesday

     大きなフィールドで、一球一球何が起こるか分からないのが野球。試合中の最高の瞬間を捉えるのは困難である。その中20年以上MLBカメラマンとして活躍する田口有史がこれまで捉えた「最高の一瞬(Moment)」を一話一枚ずつ紹介する。

     今シーズン限りでの引退を表明しているアルバート・プホルス。2001年にデビューし、イチローさんと共に新人王に輝くと、2006年、2011年とセントルイス・カージナルスでワールドシリーズを制覇。エンゼルスに大谷翔平選手が移籍した際には、そのエンゼルスに在籍しており、大谷選手がスタンスを参考にしたことでも有名な将来の殿堂入りが確実視されているスラッガー。

     20年以上撮り続けた選手がそのキャリアを終える。今シーズンの序盤にそのプレーする姿を撮影したものの、本拠地ブッシュ・スタジアムでの姿を撮っておきたくてセントルイスに撮影に向かったのは8月中旬。

    How to “Catch the Moment”

     ブッシュ・スタジアムを象徴するスコアボードのカージナルスのロゴとプホルスを一枚の写真に収まるようなポジションから撮影しようと思っていたら、空にうっすらと、いい感じで雲が出ていた。

     ダグアウトからフィールドへ出る階段に佇むプホルス。スコアボードよりも、夕焼けに赤く染まる雲が、彼から出ているオーラのように感じて、縦位置で、オーラが立ち上っているような雰囲気になるように撮影した。

     雲が赤く染まるのはほんの数分。そのタイミングとプホルスがそこに立ったタイミングに感謝した瞬間だった。

  • 【Catch the Moment ⑦】意外と難しいお約束シーン

    2023.1.17 12:03 Tuesday

     大きなフィールドで、一球一球何が起こるか分からないのが野球。試合中の最高の瞬間を捉えるのは困難である。その中20年以上MLBカメラマンとして活躍する田口有史がこれまで捉えた「最高の一瞬(Moment)」を一話一枚ずつ紹介する。

     「Walk off Win」― 日本でいうサヨナラ勝ちをした際、そのヒーローインビュー中にウォーターサーバーを後ろからぶちまけるのがお約束のMLB。上手く撮れたら水しぶきが飛び交う様子は喜びの表情と共に迫力満点だが意外と難しい。

     テレビカメラに向かって話しているため、その横で正面から撮っていれば撮れるようにも思うけれど、1枚でのその瞬間を見せる写真の場合、必ずしもそうではない。思いがけず水を掛けられた瞬間、人間というのは俯いたり、顔を覆ったり、または掛けられる直前に逃げだしたり、かけられる選手がどうリアクションするかわからないので、意外と正面が良いとは限らない。

    How to “Catch the Moment”

     この時はテレビカメラから90度近く。インタビューを受けている選手の横からその瞬間を狙った。その位置の方がスタンドの切れ目から背景が黒くなる部分が多いので、水しぶきが映える。というのと、水をかける選手がグランドの方に走り抜けていくだろうという予想から、その位置取りをした。

     水を掛けられたボビー・ウィットJr.がその瞬間に顔を両手で覆ったため、この位置だったからこそ表情を捉えることができた。その表情の周りには予想通りゲータレードの水しぶきが写り込んで、狙いに近い迫力ある歓喜の写真になった。

  • 【Catch the Moment ⑥】ダイビングスローの瞬間!

    2023.1.17 11:55 Tuesday

     大きなフィールドで、一球一球何が起こるか分からないのが野球。試合中の最高の瞬間を捉えるのは困難である。その中20年以上MLBカメラマンとして活躍する田口有史がこれまで捉えた「最高の一瞬(Moment)」を一話一枚ずつ紹介する。

     ダイナミックな守備もMLBの醍醐味のひとつ。ボテボテの当たりとなった打球をサードがダッシュして「ダイビングスロー!」というシーンは写真からでもその選手の身体能力が感じられる。

     この写真のホセ・ラミレスは毎年3割30本に近い成績。クリーブランド・ガーディアンズの主軸打者としての活躍と175センチという小柄でちょっとずんぐりとした風貌から、バッティングの選手という印象を与えがちだが、守備もとても器用にこなして上手い。

    How to “Catch the Moment”

     この時は三塁前にゆるいゴロが転がった瞬間、ラミレスのダイビングスローが撮れるかと思ってサードにレンズを向けた。ファインダーに姿を確認した走り出す打者。ラミレスの投げる瞬間に重なりそうと予測したため、ランナーにピントを引っ張られないようにピントの合わせ方に工夫をして、また、逆にそのランナーと送球を同時に写し込むことによって、ギリギリのスピード感を表現してみた。

  • 【Catch the Moment ⑤】ガムの膨らむ瞬間

    2023.1.17 11:51 Tuesday

     大きなフィールドで、一球一球何が起こるか分からないのが野球。試合中の最高の瞬間を捉えるのは困難である。その中20年以上MLBカメラマンとして活躍する田口有史がこれまで捉えた「最高の一瞬(Moment)」を一話一枚ずつ紹介する。

     MLB選手のイメージとして、ひまわりの種だったり、ガムを噛みながらだったりというのは古いステレオタイプなのか。しかし、いまだにガムを膨らませる選手の姿を見ると、なんだか楽しくなるようなホッとするような。

     このエウヘニオ・スアレス選手は前回の日米野球でも来日して、いつもプレーを楽しんでいる様子が印象的。今シーズンも足元に弾んだファウルボールをリフティングしてからボールボーイへキックでパスをするなど遊び心が随所に見られる選手だが、ガムを膨らませ率の高い選手でもある。

     この日はちょうど彼の守るサードの守備位置にだけ、スポットライトのように西日が差し込んでいた。その光を活かして、風船の膨らむ様子をドラマチックに狙ってみた。

    How to “Catch the Moment”

     その光が彼に当たるのはほんの数分。さらに打者によってはスポットライトの位置とは全く違うところで守ることもある。祈るような気持ちでガムの膨らむ瞬間を待った甲斐もあって、ちょうど顔の部分にのみ光が当たって、ガムが本当の風船のように艶やかに膨らむ様子が撮れた。

  • 【Catch the Moment ④】フィールドに足を踏み入れる瞬間を

    2023.1.17 11:47 Tuesday

     大きなフィールドで、一球一球何が起こるか分からないのが野球。試合中の最高の瞬間を捉えるのは困難である。その中20年以上MLBカメラマンとして活躍する田口有史がこれまで捉えた「最高の一瞬(Moment)」を一話一枚ずつ紹介する。

     シアトル・マリナーズの殿堂入りを果たしたイチローさん。その球団の象徴的存在として一時代を築いたと認められるのは、日本人としてはもちろん初めての快挙。その殿堂入りセレモニーが8月27日に行われた。

     イチローさんによる、感動とユーモアに溢れたスピーチの姿を撮影するのはもちろんのこと。そのためには正面から撮影するのが定石ではある。しかしカメラマンとしては、まず、そのフィールドに踏み出す姿も、そのときの球場の雰囲気とともに撮りたいところ。果たして入場してくるとき、どこに場所取りをするべきか。

    How to “Catch the Moment”

     引退試合しかり、今年4月に行われた始球式のときしかり。実はイチローさん、ダフアウトからフィールドに足を踏み入れると、まず、ダグアウト上のお客さんに振り返って手を振るケースが多い。熱心なファンはまず、ダグアウトの近くの席を取りたいであろうという配慮と思われるが、そんな最近の傾向を踏まえて、可能な限りダグアウトの近くのポジションを取った。

  • 【Catch the Moment ③】今季のスケジュール発表から狙っていた一枚

    2023.1.17 11:29 Tuesday

     大きなフィールドで、一球一球何が起こるか分からないのが野球。試合中の最高の瞬間を捉えるのは困難である。その中20年以上MLBカメラマンとして活躍する田口有史がこれまで捉えた「最高の一瞬(Moment)」を一話一枚ずつ紹介する。

     今年のオールスター明け、今シーズン10勝目、ベーブ・ルース以来104年ぶりとなる2ケタ勝利&2ケタ本塁打を目指してアトランタでマウンドに上がった大谷翔平選手。そんな歴史的勝利の試合を撮影するというミッションはもちろんだが、実は、このブレーブスの本拠地トゥルイスト・パークで密かに狙っていた写真がある。

     エンゼルスが本拠地としているカリフォルニアと違って、アトランタが位置するジョージア州は湿度が高い。晴天と入っても上空に雲があることが多く、夕暮れ時、その雲が赤く染まる。その雲を背景に大谷選手を撮影する。今シーズンのスケジュールが発表になった時から狙っていた。

    How to “Catch the Moment”

     そうは言っても自然現象はコントロールできない。雲が厚すぎてもダメだし、綺麗に赤く染まっているタイミングで大谷選手がフィールド上にいるかもわからない。

     10勝を無事達成したこの日は球場上空は雲が厚く、遠くの方にわずかに見える雲が赤紫色に。残念ながら「狙いどおりのカット!」とはいかなかったが、それでもアメリカの球場の空は様々な表情を見せて絵になる。そんな雰囲気を感じさせるには十分な一枚にはなっているように思う。

  • 【Catch the Moment ②】トウモロコシ畑と鈴木誠也

    2023.1.17 11:20 Tuesday

     大きなフィールドで、一球一球何が起こるか分からないのが野球。試合中の最高の瞬間を捉えるのは困難である。その中20年以上MLBカメラマンとして活躍する田口有史がこれまで捉えた「最高の一瞬(Moment)」を一話一枚ずつ紹介する。

     どこまでも続くトウモロコシ畑。アメリカの原風景とも言えるような場所にその球場はある。映画「フィールド・オブ・ドリームス」のロケ地となったアイオワ州ダイアーズビルにMLBが公式戦をするために夢の球場を作った。

     そこに今年は日本人として初めて鈴木誠也選手が登場する。どんな写真で、そのトウモロコシ畑と鈴木誠也選手を見せられたら雰囲気が伝わるか。幸いなことに試合前にその映画のロケで使われた球場に選手たちが見学に行くという。

     快くトウモロコシ畑で撮影に応じてくれた鈴木選手。そこから、映画に出てくる選手のようなレトロ感を出すためにセピア調少々加工させてもらった。

    How to “Catch the Moment”

     試合の動きを追いかけるのが普段の撮影だが、このように写真を加工して、伝えたい雰囲気をより際立たせるのもたまには良い。古き良き時代のイメージと現代の選手が融合した雰囲気のある写真になったと思います。

  • 【Catch the Moment ①】光を活かしたドラマティックな雰囲気の一枚

    2023.1.17 11:13 Tuesday

     大きなフィールドで、一球一球何が起こるか分からないのが野球。試合中の最高の瞬間を捉えるのは困難である。その中20年以上MLBカメラマンとして活躍する田口有史がこれまで捉えた「最高の一瞬(Moment)」を一話一枚ずつ紹介する。

     昨季トレード・デッドラインで大型補強をしたパドレス。直後に組まれた同地区の首位を走るドジャースと直接対決最終戦は、全米中継の午後4時プレーボール。この時間に試合が始まると、高いスタンドの影が徐々にフィールドを覆ってくる。

     その試合でダルビッシュ投手が投げる。そんないつもと少し違った光を狙ってこの試合を撮影することに決めた。

    How to “Catch the Moment”

     試合が始まると、試合展開も気にしながら、少しずつ伸びてくる影とダルビッシュ投手がマウンドに上がるタイミングを見計らう。影がマウンドの手前まで伸びてきた4回のタイミングでスタンド上部まで駆け上がった。

     フィールド手前はスタンドの影。ダルビッシュ投手とリリースするボールに光が当たり、さらにダルビッシュ投手の影もフィールドに映る。この時間特有の光を活かしドラマティックな雰囲気の一枚に仕上がったと思う。

  • 【2023 World Baseball Classicに向けて】ベースボール発祥の地、アメリカが4大会目でついに悲願達成!

    2022.12.26 10:11 Monday

     2023年3月の開幕まで100日を切ったワールド・ベースボール・クラシック。新型コロナウイルス感染の影響で6年ぶりとなる大会だが、前回の第4回大会では、ベースボール発祥の地・アメリカが4度目の正直で悲願の世界一を勝ち取った。

     日本の連覇、ドミニカ共和国の初優勝で迎えた2017年の第4回大会。これまでベスト4が最高だったベースボール発祥の地・アメリカがついに悲願を達成。決勝戦は第2ラウンドで敗戦したプエルトリコに8対0で快勝したが、世界一までの道のりは容易ではなかった。

     第1ラウンドでは前回王者のドミニカ共和国、第2ラウンドではプエルトリコに敗れ、ともに2位と崖っぷちから這い上がってきたアメリカ。準決勝では、ここまで6戦無敗の日本と対戦した。

     アメリカは4回、アンドリュー・マカッチェンのタイムリーで先制も、6回に菊池涼介のソロアーチで同点に。8回、アダム・ジョーンズのサードゴロを松田宣浩がファンブルし、三塁ランナーが生還。相手のミスから得た1点を守り切り、初の決勝に進出した。

     過去3大会ではビッグネームを招集したアメリカ。しかし、今回は2年連続本塁打&打点の二冠を獲得したノーラン・アレナドが打の中心にいたが、大会MVPを獲得したマーカス・ストローマンをはじめ、「志願」の意思を持つ選手が集まった。

     リーダー格のアダム・ジョーンズが「ここにいる全員が、アメリカのためにプレーしたかったんだ」と語ったように、アメリカが本気で挑んだ大会となった。

     現在も多くの志願者が大会出場を宣言しているアメリカ。同様に、プエルトリコやドミニカ共和国も有力選手が出場を宣言。各国がますます本気になってきた第5回大会を制するのは、連覇を狙うアメリカか、世界一奪還に燃える日本やドミニカ共和国か、それとも新たな王者が誕生するのか。

  • 【連載コラム】MLB全30球場を制覇 第4話 世界都市ニューヨークで千賀滉大投手に会おう!

    2022.12.25 12:00 Sunday

     澄み渡る青空。美しい芝。白球が奏でる音に、歓声が重なり合う。最高峰のプレーに心躍り、熱く盛り上がる場所。今年アメリカ中を飛び回り、MLB全30球場を制覇したスポーツアナウンサー福田太郎が、あなたを「夢のボールパーク」にお連れします。MLBスタジアムの世界へ、ようこそ。

    世界都市ニューヨークの強豪球団に

     今季、球団創設60周年を迎えたメッツ。レギュラーシーズンで101勝を重ね、圧倒的な強さでニューヨークのファンを沸かせました。MLB史上最高年俸の契約を結んだマックス・シャーザー投手や、アストロズのワールドシリーズ優勝に貢献したジャスティン・バーランダー投手など、素晴らしい先発ピッチャー陣に、千賀投手が加わります。来シーズン、より一層厚みを増すこと、間違いなしです!

    超満員!ここがメッツのシティ・フィールド!

    シティ・フィールドへ

     ニューヨーク州クイーンズ。球場から車で5分ほどのところに、アメリカ国内線のラガーディア空港(LGA)があり、飛行機が頻繁に上空を行き交います。また、日本からの直行便も飛ぶ、ジョン・F・ケネディ空港(JFL)や、ニューアーク空港(ERW)からも1時間ほど。マンハッタンからだと、電車で15分、地下鉄で30分と、アクセスしやすいのが特徴です。しかも、駅から歩いてすぐのところに「シティ・フィールド」はあります。大きなリンゴのオブジェと、トム・シーバー投手の銅像に迎えられたら… Citi Field! Nice to meet you!

    千賀滉大投手に会おう!

     振り返れば、今年のシーズンが始まる前から、MLBの関係者は、千賀投手に興味を示していました。実際に「日本へ視察に行ってきたよ!」と報告してくれるスカウトマンも。やはり強みは、フォークボール。ストンと落ちるボールが苦手なメジャーの強打者にも、十分通用するという評価でした。そこで、彼らに必ず伝えていた言葉があります。「Ghost Splitter!」 文字通り、オバケフォークのことです。「Kodai Sengaのフォーク(メジャーでいうスプリット)は、突然オバケみたいに消えるんだ!」 そう話すと、必ずウケてました。ぜひ隣の席に座っているメッツファンたちに教えてあげてください! 地元の方の仲間に入れてもらえたら、千賀投手の応援も、野球観戦も、より楽しくなるはずです。

    ポストシーズンも大盛り上がり。360度、大歓声に包まれます!

    MLBで最も多くの日本人がプレーした球団

     これまで、13人の日本人選手が所属しました。興味深いことに、そのうち3人が、現在NPBで監督を務める、千葉ロッテマリーンズ・吉井理人さん、東京ヤクルトスワローズ・高津臣吾さん、北海道日本ハムファイターズ・新庄剛志さんなんです。ファンに聞けば、日本人選手のことを覚えている人も結構いますよ! 特に新庄さんは、アメリカ人たちの記憶にも、しっかり残ったようで「素晴らしい選手で、とてもクレイジーだった!(褒め言葉) マネージャー(監督)をしているなんて、信じられないくらい嬉しいよ!」と話してくれました。千賀投手は、14人目の日本人選手です。

    トム・シーバー投手の背番号41は永久欠番です

    Ballparkの楽しみ方

     センターにある大きなりんごは「ホームランアップル」と呼ばれ、メッツの選手がホームランを放つと、スッと現れます。りんごの器に入ったソフトクリームは、メッツカラーの青とオレンジのスプリンクルがかかっていて、大人気。バニラとチョコのミックスが、とっても濃厚! まろやかで美味しいです。食べ終わったら綺麗に洗って、ぜひお土産に。

     また、同じニューヨークで活躍した名選手、ジャッキー・ロビンソン(ブルックリン・ドジャース)の功績を讃えるオブジェがあり、エントランスには名言が掲げられています。野球殿堂・チームの永久欠番入りした名投手トム・シーバーや、名捕手マイク・ピアッツァが試合で使っていた道具も飾られています。7回には「Take Me Out to the Ball Game」を。8回には、ニューヨーク出身の歌手、ビリー・ジョエルさんの名曲「Piano Man」をみんなで熱唱したら、気分はすっかりニューヨーカー! でしょう?

    夜のスタジアムも雰囲気抜群です!

    ===============

    福田太郎(ふくだ・たろう)/ 1991年生まれ。HTB北海道テレビ放送アナウンサー。プロ野球の実況中継や、朝の情報番組MCを担当した後、2022年2月から11月まで休職。MLB全30球団・ボールパークを訪ね、世界最高峰のスポーツエンターテイメントを学び、12月に復職。写真:福田太郎

    ===============

  • 【2023 World Baseball Classicに向けて】ドミニカ共和国が完全勝利で初優勝! 日本ベスト4

    2022.12.25 11:00 Sunday

     2023年3月に開幕する第5回ワールド・ベースボール・クラシックに、エンゼルスの大谷翔平が参加意思を表明。日本代表の連覇で始まったこの大会、2013年の第3回大会では日本人MLB選手の参加はなく、連覇も途切れた。世界一奪還に向けて、徐々に盛り上がっているいま、屈辱の2013年大会を振り返る。

     11月17日、大会参加が期待されていたエンゼルスの大谷翔平が、自身のインスタグラムで参加意思を報告。世界一奪還に向けて大きなピースが加わった。

     ダルビッシュ有、岩隈久志、青木宣親、川﨑宗則、イチロー、黒田博樹らが参加を辞退し、オールNPBで迎えた2013年大会。ベスト4に終わったが、前田健太は好投し、オール・ワールド・ベースボール・クラシック・チームに選出された。

     前回ベスト4のアメリカは、サイ・ヤング賞を獲得したR・A・ディッキーをはじめ、セーブ王のクレイグ・キンブレル、本塁打王のライアン・ブラウンなどを招集するもベスト8で敗退。

     決勝に進んだのはドミニカ共和国とプエルトリコ。多くのメジャーリーガーを輩出するカリブの野球大国が勝ち上がった。

     今季で引退したカージナルスのヤディアー・モリーナが扇の要を務めるプエルトリコは、準決勝で日本を破り決勝戦に進出。

     前回大会では1次ラウンドで敗退したドミニカ共和国は全勝で決勝戦に進出し、その勢いのまま3対0でプエルトリコに勝利。大会史上初の完全優勝で初の世界一に輝いた。MVPは当時ヤンキースのロビンソン・カノーが受賞した。

  • 【連載コラム】MLB全30球場を制覇 第3話 世界最古の歴史ある球場で吉田正尚選手に会おう!

    2022.12.23 15:00 Friday

     澄み渡る青空。美しい芝。白球が奏でる音に、歓声が重なり合う。最高峰のプレーに心躍り、熱く盛り上がる場所。今年アメリカ中を飛び回り、メジャーリーグ全30球場を制覇したスポーツアナウンサー福田太郎が、あなたを「夢のボールパーク」にお連れします。MLBスタジアムの世界へ、ようこそ。

    MLBで最も歴史のあるボールパーク

     学問・アート・シーフード… あらゆる魅力が詰まったボストンの街に、レッドソックスの本拠地「フェンウェイ・パーク」はあります。古き良きをそのままに、球団とファンが「歴史」を守り続けてきました。野球の神様ベーブ・ルースが、メジャーリーガーとしてのキャリアをスタートさせたのも、この場所。「じいさんが私をよくここに連れて来てくれてね、ルースの話をしてくれたんだ」。生き字引のようなガイドさんの語りに浸り、世界中から集まった野球ファンと交流出来る「スタジアムツアー」も大人気です。ひとたび、ボールパークに足を踏み入れれば、1912年から続く息吹を感じられるはずです。

    1912年に植えられたエルムの木が、開業からずっとスタジアムを見守り続けている

    フェンウェイ・パークへ

     アメリカ北東部・マサチューセッツ州の古都ボストン。ローガン国際空港から球場までは、バスや地下鉄が便利。車でも15分ほどの近さです。ダウンタウンの高層ビルやチャールズ川の景色を眺めながら、最寄の「ケンモア駅」へ向かいましょう。改札を抜けると、すぐそこにレンガ造りの建物が見えます。愉快なパフォーマー・ミスタービッグリーグブライアンにご挨拶したら… Fenway Park! Nice to meet you!

    来シーズンよりMLBで活躍する吉田正尚選手!どこから見る?

     レッドソックスでは、松坂大輔さんが、日本人として初めてワールドシリーズに先発して勝利したり、上原浩治さんが、守護神としてポストシーズン13試合登板、防御率0.66を記録したりと、日本人投手たちが世界一に貢献してきました。今シーズン所属した澤村拓一投手に続き、新たな歴史にその名を刻むのが、日本屈指のスラッガー・吉田正尚選手です。チームは、初めて日本人野手を迎えます。

    グリーン・モンスター

    「フェンウェイ・パーク」の象徴でもあり、圧倒的な存在感を放つのが、レフト後方にそびえ立つ「グリーン・モンスター」です。およそ11.3メートルもの高い壁を越えていく特大アーチが飛び出すと、より大きな歓声が湧き上がります。今から110年前、空いた土地の形に合わせて建てられたボールパークなので、歪な形をしています。レフトまでの距離が近く、フェンスの高さを上げるために生まれたのが、この緑の壁でした。当然、超えることは容易ではありません。故に、昨シーズン、片手でホームランを放った大谷選手は「翔平こそモンスターだ!」と、ボストンでも語り種になりました。

    大きな緑の壁!グリーン・モンスター!

     スコアボードとしても使われていて、試合経過や、リーグの順位・他球団の結果などが一目で分かります。特別に許可を頂いたので、中にもご案内します! パネル置き場になっているんですが、よく見るとサインだらけ! レッドソックスの選手はもちろん、試合で訪れたビジターの選手や関係者が、記念に名前を記すのが伝統なんです。今年は、レッドソックスOBの松坂さんや、テキサス・レンジャーズの有原航平投手がサインをしていました。

    Ballparkの楽しみ方

     外野手の吉田選手をより近くで見るのに、おすすめの場所があります。まずは「グリーン・モンスター」からフィールドを望む景色が壮観です。レフトがメインポジションの吉田選手を、まるで真上から見ているような感覚に。あなたの声援も届くはずです。打席を近くで楽しみたいなら、110年前から変わらない、木製の座席はいかがですか? 内野をぐるりと囲む趣深い椅子に座れば、歴史を肌で感じられます。

     また、野球場と言えばホットドッグですが、ここではちょっと贅沢をしてロブスター・ロール(時価)を頂くのも、素敵な思い出になるはず。名物のクラムチャウダーも温まります。スタジアムの雰囲気を感じられたら、あなたはもう「フェンウェイ・パーク」の、大切な「歴史」の一部です。

    名物ロブスターロール(この日は31ドル+税=日本円で約5000円!)

    ===============

    福田太郎(ふくだ・たろう)/ 1991年生まれ。HTB北海道テレビ放送アナウンサー。プロ野球の実況中継や、朝の情報番組MCを担当した後、2022年2月から11月まで休職。MLB全30球団・ボールパークを訪ね、世界最高峰のスポーツエンターテイメントを学び、12月に復職。写真:福田太郎、Gettyimages

    ===============

  • 【2023 World Baseball Classicに向けて】宿敵・韓国を打ち破り、五輪の雪辱を晴らした2009年の連覇

    2022.12.23 14:30 Friday

     2023年開催の第5回ワールド・ベースボール・クラシックに向け、オーストラリアとの国際試合でも快勝を続けている侍ジャパン。23年大会に向けて徐々に盛り上がりを見せているが、侍ジャパン、そしてファンにとって忘れられないのが2009年の第2回WBCだろう。

     2006年のワールド・ベースボール・クラシックで初代王者となった侍ジャパンだが、2008年の北京オリンピックの野球競技では、アジアの宿敵・韓国、そして3位決定戦でアメリカ合衆国に敗れ、メダルを逃した。

     王座奪還をかけて挑んだ2009年の第2回大会。第1ラウンドで韓国に2勝も、敗者復活で敗れ2位。第2ラウンドではキューバに勝利、韓国に再び敗れるも敗者復活で韓国に勝利し1位で決勝ラウンドへ進んだ。

     準決勝ではデレック・ジーターやデービット・ライト、アダム・ダン、ジェイク・ピービーなどが参加も、辞退者が続出したアメリカに9対4で勝利。そして、今大会5度目の対戦となった韓国との決勝戦を迎えた。

     ここまで2勝2敗の韓国に対し岩隈久志が7回2/3を被安打4、失点2と好投。3対2で迎えた9回裏、ダルビッシュ有をマウンドに送るも1点を返され、試合は延長戦へ。

     10回表、内川聖一と岩村明憲を2・3塁に置いた二死でイチローが2点タイムリー安打を放ち、ついに韓国を粉砕。

     その裏、ダルビッシュが三者凡退に打ち取り、日本が連覇を達成した。ファンにとっては忘れられないこの瞬間だが、ダルビッシュ本人はあまり覚えていないという。

     MVPはレッドソックスの松坂大輔が2大会連続で受賞。この大会に参加した日本人のMLB選手は、松坂、イチローをはじめ、城島健司、岩村明憲、福留孝介ら5人。侍ジャパンを牽引したイチローはこの大会が最後となった。

  • 【連載コラム】MLB全30球場を制覇 第2話 ダルビッシュ有投手に会いに行こう!

    2022.12.22 16:58 Thursday

     澄み渡る青空。美しい芝。白球が奏でる音に、歓声が重なり合う。最高峰のプレーに心躍り、熱く盛り上がる場所。今年アメリカ中を飛び回り、メジャーリーグ全30球場を制覇したスポーツアナウンサー福田太郎が、あなたを「夢のボールパーク」にお連れします。MLBスタジアムの世界へ、ようこそ。

    日本のエースは、世界のエースに!

     サンディエゴ・パドレスでプレーするダルビッシュ有投手。メジャー10年目の今シーズン、日米通算3000奪三振を達成しました。北海道日本ハムファイターズからアメリカに渡り、レンジャーズ、ドジャース、カブスで経験を重ね、36歳になった右腕は、今もなお、絶対的エースです。力と技を巧みに操るピッチングや、思いやりに溢れる言葉からも、ベテランの風格を感じます。

     グラウンドにダルビッシュ投手がやって来ました! チームメイトと談笑する声が聞こえてきます。とっても楽しそう。しかも英語で!

     ブルペンに見慣れない左ピッチャーの姿が!? 近づいてみると… 左で投げ込むダルビッシュ投手がいます! 先発登板のない日でも、理論と経験に裏付けされた、ユニークな練習・調整を見られるかもしれません。

    球場周辺の街灯で、ダルビッシュ投手のフラッグを発見!

    ぺトコ・パークへ

     ロサンゼルスから南に、車で1時間半〜2時間。サンディエゴに向かう道中は、とても気持ちが良いものです。どこまでも続くような南カリフォルニアの青空、右手には太平洋の雄大な景色を望みます。海の向こう側、ちょうど同じ緯度に位置するのが、日本の九州です。

     南国を感じる、ヤシの木に囲まれたスタジアムが見えてきたら… Petco Park! Nice to meet you!

    Ballparkの楽しみ方

     高層ビルに囲まれ、街と一体になっている都市型のボールパーク。のんびり過ごせる外野エリアが、とてもユニークです。ライブイベントで賑わう広場や、寝そべるのにぴったりな芝生の丘は、憩いの場所。子供用の小さな野球場やビーチ(砂場)、バーベキューコーナーなど、家族連れにもピッタリです。メキシコにも近く、豊富な食事メニューからも、素敵な文化の交わりを感じられます。

    The history of San Diego is here.

     レフト側にある「ウエスタン・メタル・サプライ・ビル」が象徴的です。レンガ造りのレトロな建物は、なんと築113年。街の経済発展に貢献してきた歴史的建造物を、当時のまま残して、球場を建てたのです。中に入ると、木造のウッディーな香りが漂います。今は、チームストアやバー&レストランにリノベーションされ、ファンの皆さんが必ず訪れる場所になりました。まさに温故知新です。

    街の中心が、ここにある

     ポストシーズンでは「BEAT LA」を合言葉に、宿敵ロサンゼルス・ドジャースに打ち勝つ、歴史的な一年になりました。選手・お客さん・球場が、三位一体となって、楽しい空間を作り上げています。かつて「ウエスタン・メタル・サプライ・ビル」がそうだったように、サンディエゴの街の中心が、ここにあるように思えます。

     ダルビッシュ投手はもちろん、日本でプレーしたニック・マルティネス投手や、ロベルト・スアレス投手も、あなたのことを待っています。陽気でオープンな雰囲気が魅力の「ぺトコ・パーク」を、思いっ切り楽しんでください!

    ドジャースに勝った翌日、ベンチに幸運のグース!

    ===============

    福田太郎(ふくだ・たろう)/ 1991年生まれ。HTB北海道テレビ放送アナウンサー。プロ野球の実況中継や、朝の情報番組MCを担当した後、2022年2月から11月まで休職。MLB全30球団・ボールパークを訪ね、世界最高峰のスポーツエンターテイメントを学び、12月に復職。写真:福田太郎

    ===============

  • 【2023 World Baseball Classicに向けて】最後まで諦めない心でつかみ取った初代王者の栄冠

    2022.12.22 12:37 Thursday

     2023年開催の第5回ワールド・ベースボール・クラシックに向け、強化試合4試合すべてに快勝した侍ジャパン。3度目の世界一に向け弾みをつけたが、初代王者となった第1回大会は逆境をはねのけてつかみ取った奇跡の王座だった。

     真の世界一を決める大会として開幕した2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック。その歴史の1ページに初代王者の名を刻んだのは日本代表だったが、その道のりは容易なものではなかった。

     日本、アメリカ合衆国、キューバ、韓国など16チームが参加して行われた「野球の世界一決定戦」。王貞治監督が率いる日本代表は、MLBからイチローと大塚晶則が参加。松井秀喜、井口資仁は辞退した。

     東京で行われた第1ラウンドでは韓国に敗れるも2勝1敗の2位で第2ラウンドに進出。ここで日本はアメリカとの世紀の一戦を迎えた。

     2005年、ア・リーグ首位打者のマイケル・ヤング、本塁打&得点王のアレックス・ロドリゲス、ナ・リーグ最多勝のドントレル・ウィリス、最優秀防御率のロジャー・クレメンス、最多奪三振のジェイク・ピービー、首位打者デレック・リーなどのタイトルホルダーをはじめ、デレック・ジーター、チッパー・ジョーンズ、ケン・グリフィーJr.らも招集し王座を狙ったアメリカ。

     アメリカはピービー、日本は上原浩治が先発。初回にイチローの先頭打者本塁打でスタートしたが、3対3の同点で迎えた8回、一死満塁で岩村明憲がレフトへ飛球を放ち三塁走者の西岡剛がタッチアップで生還。しかし、アメリカの抗議の結果、判定はアウトに。これは「世紀の誤審」とも呼ばれている。

     そして9回、A-RODことアレックス・ロドリゲスのタイムリーでアメリカがサヨナラ勝利を飾る。

     この後、日本はメキシコに勝利するも韓国に再び敗戦し1勝2敗。アメリカがメキシコに勝利するとそこで日本の敗退は決まる崖っぷちに立たされたが、アメリカがまさかのメキシコに敗戦。日本、アメリカ、メキシコが1勝2敗で並んだが、失点率が低かった日本が勝ち上がる。

     そして準決勝。ここまで2敗を喫していた韓国と対戦し、イチローの3安打などで6対0の勝利。決勝ではキューバを10対6で破り、初代王者に輝いた。大会MVPは3勝無敗、防御率1.38の松坂大輔が手にした。

     

    この投稿をInstagramで見る

     

    MLB Japan(@mlbjapan)がシェアした投稿

     諦めない心で逆境をはねのけて世界一となった日本。第1回ワールド・ベースボール・クラシックは、日本にとって「アナハイムの奇跡」としてこれからも語り継がれていくだろう。

  • 【強豪国だらけの世界大会➀】連覇を狙うアメリカ代表はドリームチームを結成!

    2022.12.21 17:40 Wednesday

     大谷翔平、ダルビッシュ有、鈴木誠也らがワールド・ベースボール・クラシックに参加表明したことで侍ジャパンの世界一奪還に期待が高まるが、対する強豪国もスター選手が続々と参加を表明。なかでも連覇を狙うアメリカはすでに最強メンバーが顔をそろえている。

     オールスター・ゲームの前日、エンゼルスはワールド・ベースボール・クラシックにチームの主砲、マイク・トラウトがキャプテンとして参加することを発表。

     シーズン半ばでの早々の発表にアメリカの本気度が現れていたが、その後、続々とスター選手が参加を表明。外野手はMVP3回受賞のトラウトをはじめ、シルバースラッガー賞(SS賞)5度、ゴールドグラブ賞(GG賞)6度、2018年MVP受賞のムーキー・ベッツ(ドジャース)、さらには今季ナ・リーグ本塁打王のカイル・シュワーバー(フィリーズ)も参加を表明。

     内野陣も今季ナ・リーグMVPのポール・ゴールドシュミット(カージナルス)、同打点王のピート・アロンソ(メッツ)、SS賞&GG賞の捕手J・T・リアルミュート(フィリーズ)、名三塁手ノーラン・アレナド(カージナルス)など、そうそうたるメンバーが顔を揃えている。

     さらに投手もベテランのアダム・ウェインライト(カージナルス)をはじめ、ワールドシリーズの胴上げ投手で今季33セーブを挙げたアストロズの守護神ライアン・プレスリーらが参加を表明。そして先日、サイ・ヤング賞3度の最強左腕クレイトン・カーショウ(ドジャース)も代表入りを希望していることが明らかになった。

     代表チームを率いるマーク・デローサ監督はウィンター・ミーティングで「世界中が大谷とトラウトの対戦を見たいと思う」と語ったが、シーズン中はありえないチームメイト同士の真剣勝負が大舞台で見られるかもしれない。

  • 【新コラム】MLB全30球場を制覇 第1話 大谷翔平選手に会いに行こう!(北海道テレビ 福田太郎さん)

    2022.12.15 18:00 Thursday

     澄み渡る青空。美しい芝。白球が奏でる音に、歓声が重なり合う。最高峰のプレーに心躍り、熱く盛り上がる場所。今年アメリカ中を飛び回り、MLB全30球場を制覇したスポーツアナウンサー福田太郎が、あなたを「夢のボールパークに」お連れします。MLBスタジアムの世界へ、ようこそ。

    世界の大谷翔平が、そこに!

     日本の誇りは、今やMLB屈指のプレイヤー。アメリカでもスーパースターであることを感じます。暗い話題の多い世の中を一閃。まばゆい輝きを放つ、希望の光です。”Welcome to Angel Stadium of Anaheim!”  ほら、すぐそこで、大谷選手が投げて! 打って! 走って! 躍動しています! 一挙手一投足から目が離せません。地元ファンの皆さんと一緒に、Go! Shohei! Ohtani-san! と大きな声を上げる。大谷選手を中心に、大歓喜の輪が広がっていく… その素晴らしい雰囲気に包まれると、なんだかとっても幸せな気持ちになれるはずです。

    開幕戦はお祭り騒ぎ!開場前には長蛇の列が!

    エンゼル・スタジアムへ

     東京からLAX(ロサンゼルス国際空港)までは、直行便でおよそ10時間。アナハイムに向け、40分ほど車を走らせたら到着です。正面入り口にある2つの真っ赤な帽子と、大谷選手の大きな写真が出迎えてくれます。バットのオブジェをくぐったら… Angel Stadium! Nice to meet you!

    Ballparkの楽しみ方

     まず行って欲しいのはチームストアです。なぜなら、大谷翔平選手のグッズは大人気! あっという間に売り切れてしまうから。シーズンによってデザインが変わるTシャツや、サイン入りの激レアアイテムなど、どうぞお早めに!

     2階にはメモリアルコーナーがあり、大谷選手の軌跡を辿ることが出来ます。実際に試合で使用したユニフォームやバット、昨季受賞したMVPの盾も。ボブルヘッドや等身大フィギュア、色んな種類の特大写真など、フォトスポットも目白押しです。

     推しフードは「ヘルメットナチョ」。ナチョスの上に、チーズ、ビーンズ、チキン、トマトのサルサ、アボカド、ハラペーニョがこんもり! 食べ終わったら綺麗に洗って、頭にかぶって応援です!

    お土産にピッタリ!ビールとの相性も◎

     大谷翔平選手がよくホームランを打ち込む、あの岩にも行ってみましょう。かつて球団を経営していたディズニー社が残した、ユニークな世界観です。近づいてみると、滝が流れています。

    Be the witness for Shohei making history

     大谷選手が、新しい時代を切り拓く姿を目の当たりに出来る私たちは、いわば歴史の証人です。同じ空間で、同じ時を過ごした経験は、一生の思い出になるはず。次はあなたの大切な家族やお友達を、Angel Stadiumに連れて来てあげてください! また野球場で、お会いしましょう!

    Nice to meet you! I am Taro Fukuda, a sports broadcaster for the Fighters!

     最後まで読んでくださって、ありがとうございました!初めまして。福田太郎と申します。

     HTB北海道テレビ放送のアナウンサーとして、北海道日本ハムファイターズの実況中継を担当しています。この春オープンするファイターズの新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」は、MLBのエッセンスを取り込んだ、世界でただひとつの! 北海道オリジナルの! まさに夢のボールパークです。

     開業を一緒に盛り上げるため、世界最先端のスポーツエンターテイメントを学ぼうと、2月に会社を休職。アメリカ中を飛び回り、MLB全30球場を訪ね、その魅力を存分に感じると共に、各球団職員の方々にご協力頂き、素晴らしい知識と経験、人との出会いに恵まれました。

     リポーターをさせて頂いたABEMA TVの「MLB スタジアム」で、現地からの生中継を観て、応援してくださった方にも、感謝の気持ちでいっぱいです。おかげさまで9ヶ月の武者修行から無事帰国しました。

     日本の皆さんに還元していきます。MLBを愛してやまない方には、もっと深く。これから好きになってくださる方には、広くあまねく。アメリカの風を感じ、みんなで楽しめるきっかけをお届け出来たら嬉しいです。そして、自由に海外へ行けるような世の中になったら「まずはMLBスタジアムに行きたい!」と思っていただけるよう、丁寧に、言葉を紡いで参ります。

    これからも宜しくお願いします!

    ===============

    福田太郎(ふくだ・たろう)/ 1991年生まれ。HTB北海道テレビ放送アナウンサー。プロ野球の実況中継や、朝の情報番組MCを担当した後、2022年2月から11月まで休職。MLB全30球団・ボールパークを訪ね、世界最高峰のスポーツエンターテイメントを学び、12月に復職。写真:福田太郎

    ===============

« Previous Page