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  • 【強豪国だらけの世界大会③】2大会連続準優勝のプエルトリコの逆襲が始まる

    2023.1.25 14:59 Wednesday

     日本代表の2連覇で始まり、その後の2大会は新たな王者が生まれているワールド・ベースボール・クラシック。そのなか、2大会連続して決勝戦で涙を飲んだのがプエルトリコだ。最強戦士をそろえた無冠の強豪の逆襲がついに始まる。

     2013年の第3回ワールド・ベースボール・クラシックで侍ジャパンの連覇は途切れ、ドミニカ共和国が初優勝。そして第4回大会はアメリカが初の世界一に輝いた。ドミニカ共和国は第4回大会では第2ラウンドで敗退し、アメリカも第3回大会では第2ラウンドで敗退するなか、2大会連続で準優勝と安定した強さを見せたのがプエルトリコだ。

     そのプエルトリコで、今回いち早く大会参加を表明したのが、ジャイアンツとの契約合意から一転し、メッツと合意したものの、結局それも破談となり、ツインズと再契約を結んだカルロス・コレアだった。

     続いて参加表明したのが、カブスのマーカス・ストローマン。ニューヨーク州生まれのストローマンは、2017年は優勝したアメリカ代表で出場。決勝戦ではプエルトリコを相手に6回まで無安打に抑え勝利投手に。そして大会MVPにも選ばれた。母親がプエルトリコ出身のストローマンが、今回はプエルトリコ代表で出場する。

     さらに昨季トレバー・ホフマン賞(ナ・リーグ最優秀救援投手)を受賞したメッツの守護神エドウィン・ディアスも初参戦。ディアスは開幕直後、祖母が亡くなり一時プエルトリコに帰郷している。

     野手では、三塁のコレアをはじめ、タイガースのハビアー・バイエズ二塁手、メッツのフランシスコ・リンドーア遊撃手も出場を表明しているが、この3選手は前回大会に初出場し、それぞれのポジションでベストナインに選ばれている。

     そして監督は、ワールド・ベースボール・クラシックの第1回大会からすべて出場し、第3・4回大会ではベストナイン捕手に選出され、昨季限りで現役を引退したヤディアー・モリーナが務める。

     

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     2大会連続で世界一を目前に決勝戦で敗れたプエルトリコ。前回大会では5勝2敗のアメリカに対し、7戦無敗で迎えた決勝戦で唯一の黒星を喫して敗れた。そんな雪辱を晴らすべく、プエルトリコが今大会、逆襲を狙う。

  • 【強豪国だらけの世界大会②】最強チームで前回大会の屈辱を晴らすドミニカ共和国!

    2023.1.25 14:42 Wednesday

     2013年の第3回ワールド・ベースボール・クラシック、大会史上初となる8戦全勝の完全優勝で初の世界一となったドミニカ共和国。しかし、前回の第4回大会では第2ラウンドで敗退と屈辱を味わった。今大会では、その屈辱を晴らすべく、最強チームで世界一奪還に挑む。

     第3回ワールド・ベースボール・クラシックでは、準決勝でオランダを下し、日本を破ったプエルトリコとの決勝戦を3対0で制し、大会史上初の8戦全勝の完全優勝を飾ったドミニカ共和国。

     その大会でMVPに選ばれた大ベテラン、ネルソン・クルーズは今回、チームのGMも兼務。ドミニカ共和国野球連盟が発表した50人の予備リストのメンバー選考にも参加したが、そのメンバーがスゴすぎる。

     そのなかでも、すでに参加を表明しているのが、ナ・リーグのサイ・ヤング賞を満票で受賞したマーリンズのサンディ・アルカンタラをはじめ、内野には2021年に大谷翔平との熾烈な本塁打争いの末、タイトルを獲得したブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、昨季MVP投票2位のマニー・マチャド(パドレス)、外野には2020年の首位打者で昨年のホームラン・ダービーで優勝し、シーズン途中からパドレスでプレーしたフアン・ソトなどオールスター級の選手の名前がズラリと並んでいる。

     さらに注目なのが、メジャー1年目で史上初の25本塁打&25盗塁を記録し、ア・リーグ新人王に輝いたマリナーズのフリオ・ロドリゲスもリストに名を連ねていることだ。

     前回大会の屈辱を晴らすべく、選手の団結力もあるドミニカ共和国が最強チームで挑む第5回大会。侍ジャパンとの対戦となれば、ダルビッシュ有とのパドレス同僚対決、マチャドやソトとの対戦が見られるかもしれない。

  • 【2023 World Baseball Classicに向けて】ベースボール発祥の地、アメリカが4大会目でついに悲願達成!

    2022.12.26 10:11 Monday

     2023年3月の開幕まで100日を切ったワールド・ベースボール・クラシック。新型コロナウイルス感染の影響で6年ぶりとなる大会だが、前回の第4回大会では、ベースボール発祥の地・アメリカが4度目の正直で悲願の世界一を勝ち取った。

     日本の連覇、ドミニカ共和国の初優勝で迎えた2017年の第4回大会。これまでベスト4が最高だったベースボール発祥の地・アメリカがついに悲願を達成。決勝戦は第2ラウンドで敗戦したプエルトリコに8対0で快勝したが、世界一までの道のりは容易ではなかった。

     第1ラウンドでは前回王者のドミニカ共和国、第2ラウンドではプエルトリコに敗れ、ともに2位と崖っぷちから這い上がってきたアメリカ。準決勝では、ここまで6戦無敗の日本と対戦した。

     アメリカは4回、アンドリュー・マカッチェンのタイムリーで先制も、6回に菊池涼介のソロアーチで同点に。8回、アダム・ジョーンズのサードゴロを松田宣浩がファンブルし、三塁ランナーが生還。相手のミスから得た1点を守り切り、初の決勝に進出した。

     過去3大会ではビッグネームを招集したアメリカ。しかし、今回は2年連続本塁打&打点の二冠を獲得したノーラン・アレナドが打の中心にいたが、大会MVPを獲得したマーカス・ストローマンをはじめ、「志願」の意思を持つ選手が集まった。

     リーダー格のアダム・ジョーンズが「ここにいる全員が、アメリカのためにプレーしたかったんだ」と語ったように、アメリカが本気で挑んだ大会となった。

     現在も多くの志願者が大会出場を宣言しているアメリカ。同様に、プエルトリコやドミニカ共和国も有力選手が出場を宣言。各国がますます本気になってきた第5回大会を制するのは、連覇を狙うアメリカか、世界一奪還に燃える日本やドミニカ共和国か、それとも新たな王者が誕生するのか。

  • 【2023 World Baseball Classicに向けて】ドミニカ共和国が完全勝利で初優勝!日本ベスト4

    2022.12.25 11:00 Sunday

     2023年3月に開幕する第5回ワールド・ベースボール・クラシックに、エンゼルスの大谷翔平が参加意思を表明。日本代表の連覇で始まったこの大会、2013年の第3回大会では日本人MLB選手の参加はなく、連覇も途切れた。世界一奪還に向けて、徐々に盛り上がっているいま、屈辱の2013年大会を振り返る。

     11月17日、大会参加が期待されていたエンゼルスの大谷翔平が、自身のインスタグラムで参加意思を報告。世界一奪還に向けて大きなピースが加わった。

     ダルビッシュ有、岩隈久志、青木宣親、川﨑宗則、イチロー、黒田博樹らが参加を辞退し、オールNPBで迎えた2013年大会。ベスト4に終わったが、前田健太は好投し、オール・ワールド・ベースボール・クラシック・チームに選出された。

     前回ベスト4のアメリカは、サイ・ヤング賞を獲得したR・A・ディッキーをはじめ、セーブ王のクレイグ・キンブレル、本塁打王のライアン・ブラウンなどを招集するもベスト8で敗退。

     決勝に進んだのはドミニカ共和国とプエルトリコ。多くのメジャーリーガーを輩出するカリブの野球大国が勝ち上がった。

     今季で引退したカージナルスのヤディアー・モリーナが扇の要を務めるプエルトリコは、準決勝で日本を破り決勝戦に進出。

     前回大会では1次ラウンドで敗退したドミニカ共和国は全勝で決勝戦に進出し、その勢いのまま3対0でプエルトリコに勝利。大会史上初の完全優勝で初の世界一に輝いた。MVPは当時ヤンキースのロビンソン・カノーが受賞した。

  • 【2023 World Baseball Classicに向けて】宿敵・韓国を打ち破り、五輪の雪辱を晴らした2009年の連覇

    2022.12.23 14:30 Friday

     2023年開催の第5回ワールド・ベースボール・クラシックに向け、オーストラリアとの国際試合でも快勝を続けている侍ジャパン。23年大会に向けて徐々に盛り上がりを見せているが、侍ジャパン、そしてファンにとって忘れられないのが2009年の第2回WBCだろう。

     2006年のワールド・ベースボール・クラシックで初代王者となった侍ジャパンだが、2008年の北京オリンピックの野球競技では、アジアの宿敵・韓国、そして3位決定戦でアメリカ合衆国に敗れ、メダルを逃した。

     王座奪還をかけて挑んだ2009年の第2回大会。第1ラウンドで韓国に2勝も、敗者復活で敗れ2位。第2ラウンドではキューバに勝利、韓国に再び敗れるも敗者復活で韓国に勝利し1位で決勝ラウンドへ進んだ。

     準決勝ではデレック・ジーターやデービット・ライト、アダム・ダン、ジェイク・ピービーなどが参加も、辞退者が続出したアメリカに9対4で勝利。そして、今大会5度目の対戦となった韓国との決勝戦を迎えた。

     ここまで2勝2敗の韓国に対し岩隈久志が7回2/3を被安打4、失点2と好投。3対2で迎えた9回裏、ダルビッシュ有をマウンドに送るも1点を返され、試合は延長戦へ。

     10回表、内川聖一と岩村明憲を2・3塁に置いた二死でイチローが2点タイムリー安打を放ち、ついに韓国を粉砕。

     その裏、ダルビッシュが三者凡退に打ち取り、日本が連覇を達成した。ファンにとっては忘れられないこの瞬間だが、ダルビッシュ本人はあまり覚えていないという。

     MVPはレッドソックスの松坂大輔が2大会連続で受賞。この大会に参加した日本人のMLB選手は、松坂、イチローをはじめ、城島健司、岩村明憲、福留孝介ら5人。侍ジャパンを牽引したイチローはこの大会が最後となった。

  • 【2023 World Baseball Classicに向けて】最後まで諦めない心でつかみ取った初代王者の栄冠

    2022.12.22 12:37 Thursday

     2023年開催の第5回ワールド・ベースボール・クラシックに向け、強化試合4試合すべてに快勝した侍ジャパン。3度目の世界一に向け弾みをつけたが、初代王者となった第1回大会は逆境をはねのけてつかみ取った奇跡の王座だった。

     真の世界一を決める大会として開幕した2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック。その歴史の1ページに初代王者の名を刻んだのは日本代表だったが、その道のりは容易なものではなかった。

     日本、アメリカ合衆国、キューバ、韓国など16チームが参加して行われた「野球の世界一決定戦」。王貞治監督が率いる日本代表は、MLBからイチローと大塚晶則が参加。松井秀喜、井口資仁は辞退した。

     東京で行われた第1ラウンドでは韓国に敗れるも2勝1敗の2位で第2ラウンドに進出。ここで日本はアメリカとの世紀の一戦を迎えた。

     2005年、ア・リーグ首位打者のマイケル・ヤング、本塁打&得点王のアレックス・ロドリゲス、ナ・リーグ最多勝のドントレル・ウィリス、最優秀防御率のロジャー・クレメンス、最多奪三振のジェイク・ピービー、首位打者デレック・リーなどのタイトルホルダーをはじめ、デレック・ジーター、チッパー・ジョーンズ、ケン・グリフィーJr.らも招集し王座を狙ったアメリカ。

     アメリカはピービー、日本は上原浩治が先発。初回にイチローの先頭打者本塁打でスタートしたが、3対3の同点で迎えた8回、一死満塁で岩村明憲がレフトへ飛球を放ち三塁走者の西岡剛がタッチアップで生還。しかし、アメリカの抗議の結果、判定はアウトに。これは「世紀の誤審」とも呼ばれている。

     そして9回、A-RODことアレックス・ロドリゲスのタイムリーでアメリカがサヨナラ勝利を飾る。

     この後、日本はメキシコに勝利するも韓国に再び敗戦し1勝2敗。アメリカがメキシコに勝利するとそこで日本の敗退は決まる崖っぷちに立たされたが、アメリカがまさかのメキシコに敗戦。日本、アメリカ、メキシコが1勝2敗で並んだが、失点率が低かった日本が勝ち上がる。

     そして準決勝。ここまで2敗を喫していた韓国と対戦し、イチローの3安打などで6対0の勝利。決勝ではキューバを10対6で破り、初代王者に輝いた。大会MVPは3勝無敗、防御率1.38の松坂大輔が手にした。

     

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     諦めない心で逆境をはねのけて世界一となった日本。第1回ワールド・ベースボール・クラシックは、日本にとって「アナハイムの奇跡」としてこれからも語り継がれていくだろう。

  • 【強豪国だらけの世界大会➀】連覇を狙うアメリカ代表はドリームチームを結成!

    2022.12.21 17:40 Wednesday

     大谷翔平、ダルビッシュ有、鈴木誠也らがワールド・ベースボール・クラシックに参加表明したことで侍ジャパンの世界一奪還に期待が高まるが、対する強豪国もスター選手が続々と参加を表明。なかでも連覇を狙うアメリカはすでに最強メンバーが顔をそろえている。

     オールスター・ゲームの前日、エンゼルスはワールド・ベースボール・クラシックにチームの主砲、マイク・トラウトがキャプテンとして参加することを発表。

     シーズン半ばでの早々の発表にアメリカの本気度が現れていたが、その後、続々とスター選手が参加を表明。外野手はMVP3回受賞のトラウトをはじめ、シルバースラッガー賞(SS賞)5度、ゴールドグラブ賞(GG賞)6度、2018年MVP受賞のムーキー・ベッツ(ドジャース)、さらには今季ナ・リーグ本塁打王のカイル・シュワーバー(フィリーズ)も参加を表明。

     内野陣も今季ナ・リーグMVPのポール・ゴールドシュミット(カージナルス)、同打点王のピート・アロンソ(メッツ)、SS賞&GG賞の捕手J・T・リアルミュート(フィリーズ)、名三塁手ノーラン・アレナド(カージナルス)など、そうそうたるメンバーが顔を揃えている。

     さらに投手もベテランのアダム・ウェインライト(カージナルス)をはじめ、ワールドシリーズの胴上げ投手で今季33セーブを挙げたアストロズの守護神ライアン・プレスリーらが参加を表明。そして先日、サイ・ヤング賞3度の最強左腕クレイトン・カーショウ(ドジャース)も代表入りを希望していることが明らかになった。

     代表チームを率いるマーク・デローサ監督はウィンター・ミーティングで「世界中が大谷とトラウトの対戦を見たいと思う」と語ったが、シーズン中はありえないチームメイト同士の真剣勝負が大舞台で見られるかもしれない。