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ヒューストンのために… マッキャンの逆転タイムリー
2017.8.28 15:26 Monday大型ハリケーン「ハービー」によって本拠地・ヒューストン周辺が大きな被害を受けているアストロズ。日本時間8月28日のエンゼルス戦は前日に続いて苦しい展開となったが、8回表にブライアン・マッキャンが逆転打を放ち、被災地に勝利をプレゼントした。
A.J.ヒンチ監督は「我々はたくさんの理由のために気持ちを込めてプレイした」と試合を振り返った。4回までに4点をリードしながらもエンゼルスに5点を奪われて逆転され、1点ビハインドのまま試合は終盤に突入。ヒューストンのために勝利が欲しい試合で、8回表に二死走者なしから満塁のチャンスを作り、マッキャンの3点タイムリー三塁打で一気に逆転に成功した。「俺たちはプロなんだ。これが俺たちがやるべきことなんだよ。俺たちは球場に来て、野球をしなければならない。つらいことだけれど、これが俺たちの仕事なんだ」とマッキャン。ヒューストンでは大雨による被害が続いているが、アストロズの勝利はヒューストンの人々に大きな勇気を与えたに違いない。
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元No.1プロスペクト・バクストンが3本塁打の大暴れ
2017.8.28 14:49 MondayMLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで2年連続全体1位(2014-2015)に輝いたバイロン・バクストン(ツインズ)が自慢の守備だけでなく、課題とされてきた打撃面でも覚醒の時を迎えている。日本時間8月28日のブルージェイズ戦で自身初のマルチ本塁打どころか、1試合3本塁打を記録してみせた。
1回表に先制タイムリーを放ったバクストンは、4回表に11号ツーラン、7回表に12号ソロ、9回表に13号ソロをいずれもレフトスタンドに叩き込み、3本塁打を含む4安打5打点の大暴れ。球界屈指のポテンシャルを一気に開花させたかのような大爆発で、チームの勝利に大きく貢献した。前半戦は打率.216、5本塁打、OPS.594に終わったバクストンだが、後半戦は今日の試合を含め、打率.333、8本塁打、OPS1.027と好調で、8月だけで8本塁打&8盗塁をマークしている。センターの守備ではDRS(守備防御点)+23という素晴らしい数字を残しており、打撃面での覚醒がホンモノならばメジャーリーグに新たなファイブツール・プレイヤーが誕生することになる。レギュラーシーズンの残りおよそ1ヶ月でバクストンがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。覚醒しつつある元No.1プロスペクトの活躍に期待したい。
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2回までに12得点!ゴームズの満塁弾で勝負あり
2017.8.28 14:34 Monday地区連覇に向けて調子を上げつつあるインディアンスとワイルドカード争いでズルズルと後退しつつあるロイヤルズの勢いの差が表れたような試合だった。インディアンスは2回までに大量12得点。ヤン・ゴームズの満塁弾がとどめの一発となった。
1回裏にホゼ・ラミレスのタイムリー二塁打などで3点を先制したインディアンスは、続く2回裏にもロイヤルズ先発のエリック・スコグランドを攻め、フランシスコ・リンドーアの24号ツーランで5点目。スコグランドの降板直後にはカルロス・サンタナが20号スリーランを放ってリードを8点に広げ、さらに一死満塁のチャンスでゴームズがレフトスタンドへの9号グランドスラムを放って試合を決めた。2回裏はツーラン、スリーラン、グランドスラムと3本塁打が飛び出して大量9得点。打線の大量援護に恵まれたカルロス・カラスコは7回無失点の快投で13勝目(6敗)をマークした。
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スタントンの50号は貴重な勝ち越しツーラン
2017.8.28 14:16 Monday打撃スタンスの変更以降、驚異的なペースで本塁打を量産しているジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)が日本時間8月28日のパドレス戦で8回裏に決勝ツーランを放ち、早くもシーズン50号に到達した。
ダン・ストレイリー(マーリンズ)とクレイトン・リチャード(パドレス)の好投により、終盤までロースコアの接戦が続いたこの試合。試合を決めたのはやはりこの男の一発だった。8回裏無死一塁の場面でスタントンがリチャードのスライダーを捉えると、打球はセンターへ一直線。大台到達となる50号本塁打は試合を決める決勝ツーランとなった。スタントンの快進撃に遅れるようにしてマーリンズも調子を上げており、今日の勝利により貯金は今季最多の3まで増加。ワイルドカード獲得も夢ではなくなってきた。
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暴れ馬のプイーグが愛称通りの大活躍
2017.8.27 18:50 Sunday現在行われている「プレーヤーズウィークエンド」では選手達が自らの愛称を背中に付けてプレーしている。「暴れ馬」が愛称のヤシエル・プイーグが走塁に守備に躍動した。
アグレッシブなプレーでチームを鼓舞させるプイーグ。力強い打撃だけではなく、走塁で相手チームをかく乱し守備では本塁打性の打球を処理するなどまさしく彼の愛称である「暴れ馬」通りの活躍をした。果たして今回のブリュワーズ戦ではどのようなプレーが飛び出したのか。これが彼の真骨頂といえるプレーだ。
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愛称ユニフォームで魅せた若手の大活躍
2017.8.27 18:32 Sunday現在行われている「プレーヤーズウィークエンド」では選手達が自らの愛称を背中に付けてプレーしている。球界でも初の試みをする中、各チームの若い選手達が躍動した。
ジョナサン・スコープ(オリオールズ)やリズ・ホスキンス(フィリーズ)、ブラッドリー・ジマー(インディアンス)など今後の球界を担う選手達が投げて、打って守ってと大活躍をみせた。彼らのプレー1つ1つがファンにとって試合をみる新たな楽しみとなっていくのだ。
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終盤の粘りでカージナルスがサヨナラ勝ち
2017.8.27 17:40 Sunday終盤の奮起が最高の結果となった。カージナルスはレイズとの試合に臨んだが8回裏の攻撃開始時点で2対4と劣勢状態だった。ワイルドカード争いが徐々に厳しくなる中、まだまだ諦める訳にはいけない。
7回までレイズの先発、ブレイク・スネルを打ちあぐねていたカージナルス打線。6回の攻撃時に2点を返したが突破口を開けない状態が続いていた。そんな中、8回からやっと打線が目覚める。投手がスネルからトミー・ハンターに代わると先頭打者のトミー・ファムが四球で出塁し、2死二塁からヤディアー・モリーナの適時打で3対4と1点差、コルテン・ウォンにも適時打が飛び出して4対4の同点。その後、9回には無死一塁からファムが中堅方向へ特大弾を放ち、6対4で劇的なサヨナラ勝ちを収めた。
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ゴールドシュミットがシーズン30号に到達
2017.8.26 13:32 Saturday2年ぶりの節目に到達だ。ポール・ゴールドシュミット(D・バックス)が2015年以来となるシーズン30本塁打を放った。同時に打点も100に達し、第1ワイルドカードの権利を確実なものにするためチームをけん引している。
チームにはこの男が必要だ。8月のチーム打率が.230と落ち込んでいるD・バックス。ワイルドカードの順位こそ1位だが、決して気を抜けない。直近10試合でも4勝6敗とあまり状態が良いとは言い難い。そんな打線をけん引するのはゴールドシュミットで8月は打率.306を記録している。迎えたジャイアンツ戦では3回裏1死一・三塁から左翼へ3ランを放ち勝ち越しに成功した。
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8月25日 Dバックス&ナショナルズ 先発陣の奪三振ショー
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ついに殻を破るときか!? バクストンの華麗な好守備
2017.8.26 12:56 Saturday近年、大きな期待をされ有望株ランキングでも1位に選ばれていたバイロン・バクストン(ツインズ)。ついに殻を破るときが来たのかもしれない。
6月の打率が.184と不振に苦しんでいたバクストンだったが、夏になってから好調を維持している。7月は打率.387、8月は.298とバットが振れている印象だ。彼は走攻守揃った選手として守備面でもチームに大きく貢献している。迎えたブルージェイズ戦では5対1でリードしている8回裏、2死一・二塁の場面からロブ・レフスナイダーの飛球をバクストンがダイビングキャッチ。抜けていれば2点差に詰め寄られる危険性があったがこのピンチを見事に救った。
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連日の快挙 ホスキンスが16試合で9本塁打
2017.8.26 11:50 Saturday日本時間8月25日の試合で15試合で8本塁打という記録を打ち立て大きな話題となったリズ・ホスキンス(フィリーズ)が連日の快挙を成し遂げた。日本時間8月11日にメジャー昇格したばかりのルーキーはこの日も一発を放ち、その勢いは止まることを知らない。
日本時間8月26日の試合前まで15試合に出場し打率.283 8本塁打 OPSは脅威の1.161を残しているホスキンス。デビューから3試合は無安打が続いたが、出場5試合目で2本の本塁打を放ち大活躍をみせていた。その後も順調に打ち続けて、6試合連続安打を記録している。そして迎えた今回のカブス戦では初回、2死二塁で迎えた打席では相手先発のホゼ・キンターナから先制2ランを記録して出場16試合で9本塁打とさらに記録を更新することになった。「ベースボールリファレンス」によればこの記録は1913年以降で最速だという。
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Dバックス&ナショナルズ 先発陣の奪三振ショー
2017.8.25 16:53 Friday日本時間8月25日の試合でロビー・レイが5回9奪三振1失点の好投を見せたダイヤモンドバックスと、スティーブン・ストラスバーグが6回7奪三振無失点の快投を披露したナショナルズ。この2球団の先発投手陣はともに投球イニング数を上回る三振を奪い、リーグ1位&2位の奪三振数を記録している。この2球団がポストシーズンで対戦することになれば、歴史的な奪三振合戦が見られるかもしれない。
先発投手陣の奪三振数が700を超えているのはダイヤモンドバックス(783)、ナショナルズ(780)、ドジャース(719)の3球団だけ。奪三振数が投球イニング数を上回っているのもこの3球団だけである。ダイヤモンドバックスは奪三振率11.64のレイを筆頭にザック・グレインキー(10.03)、ザック・ゴッドリー(9.54)らが先発ローテーションに名を連ね、ナショナルズにもマックス・シャーザー(12.35)とストラスバーグ(10.50)の両輪がいる。本塁打と同様に三振が急増している今季のメジャーリーグにおいて、先発投手陣による奪三振ショーもポストシーズンの見どころの一つとなりそうだ。
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強肩・ペレス 136キロの送球でヌニェスの盗塁を阻止
2017.8.25 16:36 Friday日本時間8月25日のレッドソックス戦でクリス・セールからの先制打を含む2本のタイムリーを放つ活躍を見せたロベルト・ペレス(インディアンス)。守備面では強肩を生かしてエドゥアルド・ヌニェスの盗塁を阻止し、三振ゲッツーを完成させた。
1回表、インディアンス・バッテリーは先頭打者のヌニェスにヒットを打たれたものの、続くムーキー・ベッツを空振り三振に斬って取り、さらにアンドリュー・ベニンテンディも見逃し三振。このときに一塁走者のヌニェスがスタートを切ったが、捕手・ペレスからのストライク送球で楽々アウトとなった。Statcastの計測によるとペレスの二塁への送球は時速84.6マイル(約136.2km/h)を記録。メジャーデビューを果たした2014年から.364→.419→.500→.375とハイレベルな盗塁阻止率をマークし続けているペレスが昨季40盗塁、今季21盗塁をマークしているヌニェスの盗塁を刺し、チームを勢いづけた。ペレスの攻守にわたる活躍もあり、インディアンスはレッドソックスに13-6で快勝している。
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カブスが見事な中継プレイでレッズの同点を阻止
2017.8.25 16:18 Friday日本時間8月25日のレッズ戦でカブスが見事な中継プレイを見せた。1点を勝ち越した直後の6回裏、ジョーイ・ボットーがレフトへの二塁打を放ったものの、カイル・シュワーバー→ハビアー・バイエズ→レネイ・リベラの中継プレイで一塁走者の生還を阻止。同点のピンチを凌いだ。
ボットーの打球は守備があまり得意ではないレフト・シュワーバーの頭上を越え、一塁走者のザック・コザートは三塁ベースを蹴ってホームへ突入。しかし、打球に追い付いたシュワーバーから中継に入ったバイエズ、そして捕手のリベラへと全く無駄のないリレーでボールが渡り、ホームはギリギリのタイミングでアウトとなった。好返球でコザートを刺したバイエズはドヤ顔で決めポーズ。その後の二死満塁のピンチも凌いだカブスだったが、8回裏にペドロ・ストロップが捕まり、ホゼ・ペラザの2点タイムリー二塁打などで痛恨の3失点。バイエズらが見せた完璧な中継プレイを勝利に繋げることはできなかった。
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リアルミュート チームを勝利に導く3打点
2017.8.25 15:49 Fridayメジャーリーグの捕手でナンバーワンの俊足を誇るJ.T.リアルミュート(マーリンズ)が日本時間8月25日のフィリーズ戦で同点ランニング本塁打&決勝犠飛を放つ活躍を見せ、チームを勝利に導いた。
この日のリアルミュートは本職の捕手ではなく、「5番・一塁」で先発出場。最初の3打席はいずれも凡退に終わったが、6回表の第4打席で左中間のフェンス最上部に直撃するランニング本塁打(16号ツーラン)を放ち、マーリンズは8-8の同点に追い付いた。さらに、8回表一死一、三塁のチャンスではルイス・ガルシアの速球をジャストミート。センターのニック・ウィリアムスの好守に阻まれ、ヒットにはならなかったものの、このセンターライナーが犠飛となり、三塁走者のクリスチャン・イェリッチが勝ち越しのホームを踏んだ。マーリンズは9-8でフィリーズに勝利。再び勝率5割復帰となり、ワイルドカード獲得に向けてさらなる浮上を目指す。
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メッツの若き強打者・コンフォートが負傷退場
2017.8.25 15:27 Friday今季ここまで27本塁打、OPS.939の好成績をマークしているマイケル・コンフォート(メッツ)が日本時間8月25日のダイヤモンドバックス戦で空振りした際に左肩を脱臼して負傷退場。故障者リスト入りが確実となった。
コンフォートは5回裏二死一、二塁のチャンスで回ってきた第3打席で、ダイヤモンドバックス先発のロビー・レイが投じたフォーシームを強振。空振りした際に左肩を痛めてグラウンドに倒れこんだ。コンフォートは代打を送られ、途中交代。X線検査では異常は見つからなかったが、MRI検査の結果、左肩の一部に断裂が見つかり、故障者リストに登録されることが確実となった。手術も含めてあらゆる治療方法が検討されているようだが、今季中の戦列復帰は難しそうな状況。故障者続出に悩まされた今季のメッツだが、ポストシーズン進出を諦めてもなお、故障者に悩まされることになってしまった。
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バライカの11号ツーランでロッキーズが逆転勝利
2017.8.25 15:13 Friday今季代打で打率.349(43打数15安打)、3本塁打、11打点、OPS1.090の好成績をマークしているパット・バライカ(ロッキーズ)。日本時間8月25日のロイヤルズ戦には「6番・一塁」で先発出場したが、代打の切り札らしく、一振りで試合を決めてみせた。
ロイヤルズ投手陣の前に第3打席まで凡退が続いていたバライカだったが、8回表二死一塁の場面で打席に立つと、フルカウントからロイヤルズのリリーフ左腕、マイク・マイナーが投じたナックルカーブを見事に捉え、レフトスタンドへ11号逆転ツーランを叩き込んだ。マイナーが「あれは酷い投球だった」と振り返ったように、真ん中付近へ甘く入る明らかな失投だったが、それを逃さず仕留めたバライカの集中力を称えるべきだろう。ワイルドカード争いで2位につけるロッキーズはこの勝利により、ワイルドカード首位のダイヤモンドバックスとの0.5ゲーム差をキープ。ワイルドカード3位のブリュワーズとの差は3.5ゲームに広がっている。
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2017.8.25 14:52 Friday日本時間8月19日の戦列復帰後、打率.400、OPS1.324と打撃好調のケビン・キアマイアー(レイズ)。日本時間8月25日のブルージェイズ戦では4打数ノーヒット(3三振)に終わったものの、「本職」とでも言うべきセンターの守備で2度にわたって素晴らしいプレイを見せた。
レイズは2回裏にダニエル・ロバートソンの犠牲フライで1点を生成したが、なかなか追加点を奪えない。5回表、レイズは一死一、二塁のピンチとなったところで先発のアレックス・カッブを諦めてスティーブ・シーシェックへスイッチ。ここでスティーブ・ピアースが長打性の打球を放ったが、キアマイアーが広大な守備範囲を生かして間一髪キャッチし、同点ないし逆転のピンチからチームを救ってみせた。さらに二死満塁とピンチは続いたものの、今度はジャスティン・スモークのセンター前に落ちようかという打球をキアマイアーがダイビングキャッチ。キアマイアーのダブル美技でピンチを切り抜けたレイズは2-0で接戦を制し、キアマイアーに助けられたシーシェックは今季3勝目(1敗)をマークした。
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スタントン 今季自己最速・初速186キロの一発
2017.8.25 14:38 Friday本塁打王レースでメジャートップを快走するジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)が日本時間8月25日のフィリーズ戦で3回表に47号勝ち越しソロ。この一発は「今季自己最速」の本塁打となった。
Statcastによるとスタントンのこの一発は初速115.7マイル/時(約186.2km/h)、発射角度23度、飛距離424フィート(約129.2メートル)を記録。初速115.7マイル/時は今季の47本塁打中最速の数字だった。スタントンは今月すでに14本塁打を放っており、この一発でシーズン100打点にも到達(3年ぶり自身2度目)。今月末までにシーズン50本塁打に到達すれば史上9人目の快挙となるが、今月はまだ7試合残っており、快挙達成の可能性は十分にある。シーズン60本塁打ペースで本塁打を量産し続けるスタントンの今後に注目だ。
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コメリカ・パークで3度にわたる乱闘騒ぎ
2017.8.25 14:20 Friday日本時間8月25日にタイガースの本拠地、コメリカ・パークで行われたタイガース対ヤンキースの一戦で、死球や危険球をめぐる3度の乱闘騒ぎがあり、監督・選手ら計8人が退場処分を受けた。
5回表のゲーリー・サンチェスへの死球をきっかけに「報復合戦」がスタート。6回裏にはトミー・ケインリーの投球がミゲル・カブレラの背中を通過し、乱闘に発展。ケインリー、ジョー・ジラルディ監督、オースティン・ロマイン、カブレラの4人が退場を宣告された。7回裏にはデリン・ベタンセスの投球がジェームズ・マッキャンの頭部を直撃。8回表にはアレックス・ウィルソンがトッド・フレイジャーにぶつけ、この2つの死球でベタンセス、ロブ・トムソン(ベンチコーチ)、ウィルソン、ブラッド・オースマス監督の4人にも退場が宣告された。乱闘騒ぎの中、試合も乱打戦となり、10-6でタイガースが勝利している。
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「プレイヤーズ・ウィークエンド」 ニックネーム101選
2017.8.24 16:54 Thursday日本時間8月26日から28日にかけて行われる「プレイヤーズ・ウィークエンド」。選手たちは自分で選んだニックネームを背番号の上に掲げてプレイする。MLBの様々な話題を扱う「Cut4」では101個のニックネームをランキング形式で紹介している。
86位にカルロス・マルティネス(カージナルス)の「TSUNAMI」、73位にショーン・ドゥーリトル(ナショナルズ)の「DOOOOOOOO」、46位にウェリントン・カスティーヨ(オリオールズ)の「BEEF」、27位にザック・デイビーズ(ブリュワーズ)の「BAT BOY」、21位にマニー・マチャド(オリオールズ)の「MR. MIAMI」がランクイン。 そしてトップ3は3位がジョシュ・フェグリー(アスレチックス)の「PTBNL」、2位がトミー・ハンター(レイズ)の「TWO TOWELS」、1位がカイル・シーガー(マリナーズ)の「COREY’S BROTHER」となっている。