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ベッツのタイムリー レッドソックス逆転サヨナラ
2017.8.17 15:36 Thursday日本時間8月17日のカージナルス戦。レッドソックスは2点ビハインドの9回表にクローザーのクレイグ・キンブレルを投入する執念を見せ、ムーキー・ベッツの逆転サヨナラタイムリーでカージナルスを撃破した。
2点ビハインドで迎えた9回裏、先頭のザンダー・ボガーツが7号ソロを放って1点差に詰め寄ったレッドソックス。しかし、一死一、二塁の場面で好調のエドゥアルド・ヌニェスが一塁へのファウルフライに倒れ、敗戦まであと1アウトに追い込まれた。ここで打席にはベッツ。昨季MVP投票2位ながら今季は低調なシーズンを過ごしているが、カウント3-2からのスライダーを捉え、打球はグリーンモンスターを直撃。2アウトだったこともあって一塁走者のジャッキー・ブラッドリーJr.は三塁を回って本塁へ突入。タイミング的にはアウトかと思われたが、名捕手ヤディアー・モリーナがポール・デヨングからの送球をミットに収めることができず、ブラッドリーJr.が逆転サヨナラのホームを踏んだ。「どんなスコアでも諦めちゃいけないんだ」と語ったベッツ。ジョン・ファレル監督も「ワクワクする幕切れだったね」と興奮気味に話していた。
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怪物・ジャッジ 特大弾&メジャー新記録樹立
2017.8.17 15:13 Thursday大活躍の前半戦から一転、後半戦は打率1割台の不振に苦しんでいるアーロン・ジャッジ(ヤンキース)だが、日本時間8月17日のメッツ戦ではシティ・フィールドの3階席に飛び込む特大の一発を放ち、チームメイトや観客の度肝を抜いた。
4回表の第2打席、メッツ先発のロバート・グセルマンのスライダーを捉えた打球は大きな放物線を描き、なんとシティ・フィールドの3階席に飛び込んだ。3階席への本塁打を放ったのは、メッツの主砲であるヨエニス・セスペデスに次いで史上2人目。Statcastによると飛距離は457フィート(約139.3m)と計測されている。なお、ジャッジは9回表の第5打席でメッツの5番手エリック・ゴーデルの前に空振り三振。この三振により33試合連続三振となり、投手でない選手による1シーズンでの連続試合三振記録を更新してしまった(従来の記録は2012年にアダム・ダンが記録した32試合)。三振の数はスラッガーにとっての勲章でもあるが、後半戦31試合で50三振は流石に多すぎる。ここ3試合で2本塁打を放っているとはいえ、復調にはもう少し時間が掛かりそうな気配だ。
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二盗→三盗→本盗 マイヤーズがメジャー6年ぶりの快挙
2017.8.17 14:52 Thursday日本時間8月17日のフィリーズ戦、4回裏に先制タイムリーを放ったウィル・マイヤーズ(パドレス)が二盗、三盗、本盗を次々に決めてホームイン。メジャーリーグでは2011年のディー・ゴードン(当時ドジャース)以来6年ぶりの快挙となった。
昨季28本塁打&28盗塁をマークし、「走れるスラッガー」としてブレイクを果たしたマイヤーズ。4回裏二死二塁の場面でフィリーズ先発のニック・ピベッタから先制タイムリーを放つと、次打者オースティン・ヘッジスの打席中に二塁への盗塁を成功させ、ヘッジスの6球目で三塁への盗塁も成功(ヘッジスは四球)。そして、続くハンター・レンフローの打席でヘッジスとのダブルスチールを試み、ヘッジスが一二塁間で挟まれている間にホームスチールに成功した。「これで盗塁のペースが上がったね」と語ったマイヤーズ。今季は試合開始前まで11盗塁どまりだったが、一気に14盗塁まで数字を伸ばし、2年連続20盗塁が視野に入ってきた。マイヤーズの活躍もあってパドレスは3-0でフィリーズに快勝。フィリーズ3連戦をスイープしたが、フィリーズ戦のスイープは2000年以来17年ぶりのことだった。
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8番・ゴードンが決勝打 打率は再び2割台へ
2017.8.17 14:38 Thursdayア・リーグのワイルドカード争いで3番手につけているロイヤルズ。日本時間8月17日のアスレチックス戦では前日に続いて苦しい展開を強いられたが、チーム生え抜きのベテラン外野手が勝負強さを見せつけた。
8回表に1点を追加し、6-4と2点をリードしていたロイヤルズだったが、7月下旬にパドレスから加入したブランドン・マウアーが8回裏にマット・チャップマンに9号ツーランを浴び、同点に追い付かれてしまう。5点を奪った直後に6点を奪われて逆転負けを喫した前夜の悪夢が頭をよぎったが、マウアーはその後のピンチをなんとか凌ぎ、試合は6-6の同点で9回に突入。そして9回表、先頭のアルシデス・エスコバーが二塁打で出塁すると、続くアレックス・ゴードンがライトへのタイムリーを放ち、これが決勝点となった。「エスコバーを返したかった。どんな方法でもいいから返そうと思っていたんだ」と語ったゴードンの執念の一打。試合前の時点で打率.197と極度の不振に喘いでいるゴードンだが、この日は2本のタイムリーを放ち、約1ヶ月ぶりのマルチヒット。打率は10日ぶりに2割台に回復した(.200)。
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ブリュワーズ ピーニャの逆転弾で単独2位浮上
2017.8.17 14:19 Thursdayカブス、カージナルスとの熾烈な地区優勝争いを繰り広げているブリュワーズ。日本時間8月17日のパイレーツ戦では勝ち越しを許した直後の8回裏に、試合をひっくり返す大きな一発が飛び出した。
6回裏にトラビス・ショウの26号ソロで追い付きながらも直後の7回表に勝ち越され、7回裏にキーオン・ブロクストンの19号ソロで再び同点に追い付いたものの、8回表に再び勝ち越しを許したブリュワーズだったが、8回裏にさらなるドラマが待っていた。パイレーツはセットアッパーのフアン・ニカシオを投入して逃げ切り体制に入ったが、一死からヘスス・アギラーがショートへの内野安打で出塁すると、続くマニー・ピーニャが真ん中に入ったフォーシームを逃さず捉え、ライトスタンドへ9号逆転ツーランを叩き込んだ。「クラブハウスでもダグアウトでも、俺たちはエネルギーを感じてるんだ」と興奮気味に語ったピーニャ。負けられない戦いが続く中、劇的な逆転勝利を飾り、ブリュワーズはこの日敗れたカージナルスをかわして単独2位に浮上した。
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代打・イチローがタイムリー 8月は打率.353と絶好調
2017.8.17 12:58 Thursday日本時間8月17日のジャイアンツ戦、代打で登場したイチロー(マーリンズ)がレフト前にポトリと落とす「技あり」のタイムリーヒットを放ってチームの勝利に貢献した。打率.321をマークした7月に続き、8月も打率.353と好調を維持している。
5回裏、マイク・アビーレスのタイムリーでリードが5点に広がった直後にイチローは代打で登場した。二死一、二塁のチャンスでカウント2-2からのチェンジアップを上手く拾い、レフト前にポトリと落とすイチローらしいタイムリー。チームの7点目を叩き出した。今季の代打起用回数、代打で放った安打数はいずれもメジャー最多。今日のヒットが代打での今季20本目のヒットとなり、1995年にジョン・バンダーウォルが記録した28安打のメジャー記録まであと8本に迫っている。ちなみに代打起用回数のメジャー記録は1983年にラスティ・スタウブが記録した94回。イチローは今日が79回目の代打起用であり、こちらでもメジャー記録の更新を射程圏内に捉えている。
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カルフーンの逆転弾でエンゼルスが接戦制す
2017.8.17 12:46 Thursday大混戦のワイルドカード争いが続く中、粘り強い戦いでワイルドカード2位の座をキープしているエンゼルス。日本時間8月17日のナショナルズ戦では試合中盤の2本塁打で試合をひっくり返し、1点差の接戦を制した。
エンゼルスは1回裏に先発のリッキー・ノラスコがライアン・ジマーマンに28号ツーランを浴び、先制を許したものの、その後はノラスコが立ち直り、ナショナルズに追加点を与えない。すると、エンゼルス打線は5回表にルイス・バルブエナの13号ソロで1点差に迫り、さらに6回表には内野安打で出塁したマイク・トラウトを一塁に置いて、コール・カルフーンが右中間へ14号逆転ツーランを叩き込んだ。ノラスコ以降はジェシー・チャベス、キーナン・ミドルトン、キャム・ベドロージアンの3人がナショナルズ打線をわずか1安打に抑え、3-2で逃げ切り。ナ・リーグ東部地区首位の強豪相手に接戦を制し、ワイルドカード2位をキープした。
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ドジャースが8回裏に5得点 ついに貯金50に到達!
2017.8.16 16:13 Wednesday今季のドジャースは試合終盤まで同点あるいはビハインドでも慌てないところに強さがある。日本時間8月16日のホワイトソックス戦でも試合終盤までリードを奪えない展開が続いたが、8回裏に大量5得点で一気に試合を決めた。
初回にティム・アンダーソンの先頭打者本塁打で先制され、6回裏にローガン・フォーサイスの犠牲フライでなんとか追い付いたドジャース。試合は1-1の同点のまま8回裏に突入した。この回先頭のジャスティン・ターナーがレフトへのヒットを放って出塁すると、2四球で二死満塁のチャンス。ここでジョク・ピーダーソンが死球を喰らってまず1点。さらにオースティン・バーンズとコリー・シーガーがそれぞれ2点タイムリーを放ち、大量5得点でホワイトソックスを突き放した。9回表はジョシュ・フィールズとトニー・シングラーニがホワイトソックスの反撃を無失点に抑えて試合終了。ドジャースは今季84勝34敗となり、貯金はついに50の大台に乗った。
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ジョイスが左腕を攻略 走者一掃の逆転3点二塁打
2017.8.16 16:03 Wednesday日本時間8月16日のロイヤルズ戦でサンティアゴ・カシーヤとブレイク・トライネンが打ち込まれ、8回表に逆転を許したアスレチックス。しかし、8回裏にさらなるドラマが待っていた。
逆転したロイヤルズはセットアッパーのホアキム・ソリアを投入して逃げ切りを図ったが、アスレチックス打線は先頭のジェッド・ラウリーからの4連打で2点を返し、6-8と2点差に迫る。ロイヤルズは左腕マイク・マイナーへスイッチし、二死二、三塁からラジェイ・デービスを敬遠して左打者のマット・ジョイスとの勝負を選択。左投手が得意でなく、今季の出場機会がほぼ右投手相手に限定されていたジョイスだったが、カウント0-1からのフォーシームを捉え、レフト後方のフェンスを直撃する逆転3点タイムリー二塁打を放った。続くマーカス・セミエンにもタイムリーが飛び出し、5点を奪われた直後に6点を奪ったアスレチックスが大逆転。「流れは一度相手に渡ってしまったが、それを取り戻したんだ。良い気分だね」とボブ・メルビン監督はご機嫌だった。
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アレナード痛恨の送球エラーでブレーブスが勝ち越し
2017.8.16 15:52 Wednesdayメジャー最高の三塁守備を誇るノーラン・アレナード(ロッキーズ)。今季わずか5失策と滅多にミスを犯さないアレナードだが、日本時間8月16日のブレーブス戦では試合終盤の大事な場面でミスを犯し、ブレーブスに決勝点を献上してしまった。
3-3の同点で迎えた8回表。ロッキーズはパット・ニーシェックがブランドン・フィリップスに二塁打を浴び、二死二塁のピンチを迎えたものの、タイラー・フラワーズを三塁ゴロに打ち取り、事なきを得たかに思われた。しかし、三塁ゴロを捕球したアレナードの一塁への送球がわずかに短く、一塁のマット・レイノルズは捕球できず。レイノルズがボールを大きく弾いている間にフィリップスが生還し、ブレーブスが1点を勝ち越した。「エラーをしようなんて思っていない。でも不運にもエラーは起きてしまう。僕は人間だから」と語ったアレナード。「受け入れがたいミスだ」と悔しそうに話したが、アレナードの好守で拾った試合は数え切れない。ワイルドカード・ゲームの本拠地開催権を得るために、明日からまた戦っていくのみだ。
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ギャロがバーランダーを粉砕する特大アーチ
2017.8.16 15:38 Wednesdayアーロン・ジャッジ(ヤンキース)がトップを走っているア・リーグ本塁打王レースの行方がわからなくなってきた。メジャー3年目を迎えた23歳のジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)がジャッジに負けじと本塁打を量産している。
2割をわずかに上回る程度の低打率ながら、今季ここまで33本塁打を放っているギャロ。特に8月に入ってからは好調で、12試合で8本塁打を放っている。そして、日本時間8月16日のタイガース戦では先発のジャスティン・バーランダーからリードを3点に広げる特大の34号ツーラン。「1つの球種を1点だけで待っていた。そのボールを逃さず捉えることができたよ」という自画自賛の一発で、リーグ本塁打王のジャッジまで2本差に迫った。マイク・ムスターカス(ロイヤルズ)が35本塁打、クリス・デービス(アスレチックス)が33本塁打、ジャスティン・スモーク(ブルージェイズ)が32本塁打と熾烈な本塁打王争いが繰り広げられており、ネルソン・クルーズ(マリナーズ)もここにきてペースを上げている。打率.208、34本塁打、145三振という個性的な成績を残しているギャロはタイトルを手にすることができるのか。さらなる本塁打量産に期待したい。
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2017.8.16 15:22 Wednesday日本時間8月16日のカージナルス戦でレッドソックスが球団としては6年ぶりのトリプルプレイを完成させ、ピンチを脱出。試合の流れを一気に引き寄せ、10-4でカージナルスに快勝した。
1点リードの4回表、レッドソックス先発のリック・ポーセロはポール・デヨングとデクスター・ファウラーに連打を浴び、無死一、二塁のピンチを迎えた。打席にはヤディアー・モリーナ。積極打法が持ち味のモリーナが初球のカーブに手を出すと、打球は三塁へのゴロとなり、ラファエル・ディバースが三塁を踏んで1アウト。ディバースから二塁のエドゥアルド・ヌニェスへ渡って2アウト。そして、モリーナが一塁に到達するより先にボールがヌニェスから一塁のミッチ・モアランドへと渡り、5-4-3のトリプルプレイが完成した。「素晴らしいプレイだった」とジョン・ファレル監督は大喜び。同点のピンチが一気に3アウトとなり、試合の流れを引き寄せたレッドソックスは5回裏に大量8得点。同点のチャンスを迎えていたカージナルスにとっては痛恨の一打となってしまった。
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絶好調・スタントンが今季メジャー最長の6試合連発!
2017.8.16 15:05 Wednesdayジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)が止まらない。5試合連続本塁打中のスタントンは日本時間8月16日のジャイアンツ戦で3回裏にマディソン・バムガーナーから44号同点ソロを放ち、6試合連続本塁打を達成。エリック・テームズ(ブリュワーズ)の5試合連続を抜いて今季メジャー最長記録となった。
真ん中付近へのカッターを振り抜いた打球が左中間スタンドへ吸い込まれていった。打った瞬間にそれとわかる44号本塁打は自身が前日に打ち立てた「シーズン43本塁打&5試合連続本塁打」の球団新記録をさらに更新するとともに、今季メジャー最長の6試合連続本塁打を達成する一発となった。6試合連続本塁打は2015年9月のノーラン・アレナード(ロッキーズ)以来2年ぶり。メジャー記録はマーリンズを率いるドン・マティングリーら3人が記録した8試合連続だが、7試合連続もバリー・ボンズら3人しか達成していない。スタントンが打席に入るごとに番記者がTwitterで速報するなど、球界全体を巻き込んだ盛り上がりを見せているスタントンの本塁打ショー。その勢いが衰える兆しは、今のところ全く見えていない。
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グレイ 6回2失点の好投でヤンキース移籍後初勝利
2017.8.16 14:50 Wednesdayヤンキース移籍後、好投しながらも打線や守備の援護に恵まれず、2連敗を喫していたソニー・グレイ。しかし、日本時間8月16日のメッツ戦ではようやく打線の援護をもらい、グレイ自身も好投。移籍後初勝利をマークした。
グレイは過去2先発以上に安定したピッチングを展開し、6回まで4安打無失点の快投。奪った5三振はいずれもスライダーによるものだった。グレイの好投に応えたいヤンキース打線は、3回裏にアーロン・ヒックスのタイムリーで先制すると、4回裏にはジャコビー・エルズベリーが6号ツーラン、6回裏にはゲーリー・サンチェスが21号ソロを放ち、グレイに4点をプレゼント。グレイは7回表、先頭のウィルマー・フローレスに四球を与え、続くドミニク・スミスに1号ツーランを浴びたところで降板となったが、6回2失点の好投で移籍後初勝利をマーク。「勝てて良かった。観衆も素晴らしかったね」と本拠地ヤンキー・スタジアムの雰囲気を楽しむ余裕さえ見せていた。
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好調・ケンドリック 通算100号含む1試合2本塁打
2017.8.16 14:26 Wednesdayフィリーズでの39試合で打率.340をマークし、ナショナルズ加入後も13試合で打率.375と好調を維持しているハウィー・ケンドリックが日本時間8月16日の古巣・エンゼルス戦で自身3年ぶりの1試合2本塁打を記録した。
「1番・レフト」で先発出場したケンドリックは3回裏の第2打席で5号先制ソロを放ち、通算100本塁打を達成。さらに、5回裏の第3打席でも6号ソロを放ち、エンゼルス時代の2014年4月18日以来3年ぶりの1試合2本塁打を記録した。2日前の試合でサヨナラ満塁本塁打を放ったばかりのケンドリックはナショナルズ移籍後の14試合で打率.386、4本塁打、OPS1.140と絶好調。「僕はホームラン打者ではないよ」と謙遜しつつも、貴重な2本塁打で3-1の勝利に大きく貢献した。今季はここまで185打数のみながら打率.351をマーク。マイナー通算打率.358を誇る巧打者が、いよいよ本格開花を迎えようとしている。
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アストロズ 2回表に一挙5得点の猛攻で快勝
2017.8.16 14:14 Wednesday日本時間8月16日のダイヤモンドバックス戦でアストロズが4回表までに8点をリードする猛攻を見せ、9-4で快勝。結果的に2回表の5得点がこの試合の決勝点となった。
今月に入って4カードのうち3カードで負け越し、前日の試合はダイヤモンドバックス投手陣の前に零封負けと元気がないアストロズ。しかし、今日の試合では自慢の強力打線が爆発した。2回表一死からJ.D.デービスが二塁打で出塁すると、マックス・スタッシも二塁打で続き、まず1点。さらに二死一、三塁からジョージ・スプリンガーがセンターへの二塁打を放って2点を追加し、続くアレックス・ブレグマンのタイムリー三塁打とダイヤモンドバックス先発のアンソニー・バンダの暴投により一挙5得点のビッグイニングとなった。「僕たちは優秀な攻撃力を持っている」とブレグマンは誇らしげに語っていた。
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フィリーズの新人・ホスキンスが初HR含む1試合2HR
2017.8.15 15:39 Tuesday日本時間8月11日にメジャー昇格を果たしたばかりのリズ・ホスキンス(フィリーズ)が日本時間8月15日のパドレス戦でメジャー初本塁打を含む1試合2本塁打。期待の長距離砲が早速その長打力を見せつけた。
昨季はAA級での135試合で38本塁打、116打点。今季はAAA級での115試合で29本塁打、91打点をマークし、メジャーへの切符を手にしたホスキンス。メジャー昇格後は本職の一塁ではなく、レフトでの出場が中心となっているが、守備位置の変更は自慢の打撃にそれほど影響を与えていないようだ。日本時間8月15日のパドレス戦、4回表に記念すべきメジャー初本塁打となる勝ち越し弾を放ったホスキンスは、7回表にも2号ソロを放ち、いきなり1試合2本塁打を記録。チームは4-7で敗れてしまったものの、期待の長距離砲としてその名を強く印象付けた試合となった。なお、メジャー初本塁打の際にはチームメイトからサイレント・トリートメントで祝福された。
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ジェネットが初登板 メジャー初の珍記録達成
2017.8.15 15:27 Tuesday日本時間8月15日に行われたカブス戦の8回裏、5-13と大量8点をリードされたレッズのブライアン・プライス監督は二塁手のスクーター・ジェネットを敗戦処理としてマウンドへ送り出した。
ジェネットは登板する直前の8回表に20号ツーランを放ち、自身初のシーズン20本塁打を記録。1試合4本塁打を記録するなど、新天地レッズでブレイク・イヤーを迎えているジェネットだが、8回裏には敗戦処理としてメジャー初登板を経験することになった(マイナーでも登板機会はなし)。ハビアー・バイエズに18号ツーランを浴びたものの、変則的なサイドハンドからの投球で1イニングを2失点で切り抜け、敗戦処理としての役割を全うしたジェネット。なお、1試合4本塁打を記録した選手が、そのシーズンで登板するのはメジャー史上初の珍記録となった。
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新人・ギャラガー メジャー初アーチは満塁弾
2017.8.15 15:13 Tuesday24歳の新人捕手、キャム・ギャラガー(ロイヤルズ)が日本時間8月15日のアスレチックス戦でメジャー初本塁打を放った。「1点入ることを期待していた」というネッド・ヨスト監督の期待を上回り、打球はレフトのポール際へ吸い込まれた。
2-1と1点リードの6回表。追加点が欲しいロイヤルズは、二死満塁の場面でギャラガーが打席に入った。「1点でいい」というヨスト監督の期待を裏切り、打球はスタンドイン。「彼が打った瞬間、切れないでくれ!って祈っていたよ」というヨスト監督の願いが通じ、スコアボードに「4」が刻まれた。「あそこで5点リードになったのは大きかった」とヨスト監督が語ったように、ロイヤルズは6-2で快勝。貯金を再び2とし、ワイルドカード圏内まで0.5ゲーム差に迫った。「追い込まれていたからコンパクトに振ることを心掛けた」という本人にとっても予想以上の結果だったに違いない。
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精巣癌から復帰のベティスが温かい歓声に包まれる
2017.8.15 14:58 Tuesday精巣癌の治療を終え、今季初登板を飾ったチャド・ベティス(ロッキーズ)を本拠地クアーズ・フィールドに詰めかけたファンはスタンディング・オベーションで温かく迎え入れた。
昨年11月に精巣癌が発覚して手術を受け、今年3月には再発により化学療法での治療を受けていたベティスがメジャーのマウンドに戻ってきた。温かい歓声に迎えられたベティスは、先頭打者のエンダー・インシアーテにあわやランニング本塁打かという当たりを打たれたものの、ロッキーズ守備陣が見事な連係プレイで生還を阻止。その後は安定したピッチングでブレーブス打線に得点を許さず、7イニングを投げて被安打6、奪三振2、与四球0、無失点という見事なピッチングを見せた。相手先発のフリオ・テーランも7回無失点と好投したため勝利投手にはなれなかったものの、ロッキーズは8回裏に3点を奪って3-0で勝利。ベティスの復帰戦を白星で飾った。
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