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  • ヤンキースが通算401本塁打の大砲・エンカーナシオンを獲得

    2019.6.16 12:05 Sunday

     故障離脱中のアーロン・ジャッジとジャンカルロ・スタントンの戦列復帰が近付いているなか、通算401本塁打の実績を誇る大砲がヤンキースに加わることになった。日本時間6月16日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ヤンキースがマリナーズからエドウィン・エンカーナシオンを獲得するトレードが合意に至ったようだ。好打者が並ぶヤンキース打線は、故障者の復帰と新戦力の加入により、さらに強化されることになりそうだ。

     ヤンキースは、エンカーナシオン獲得の対価として、MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで球団27位にランクインしている19歳の有望株右腕、フアン・ゼンをマリナーズへ放出する見込みとなっている。また、エンカーナシオンの残り年俸の一部をマリナーズが負担することで合意に至っているという。

     現在36歳のエンカーナシオンは、インディアンス、マリナーズを経て、自身が全盛期を過ごしたア・リーグ東部地区に戻ってくることになった。エンカーナシオンは2009年から2016年までブルージェイズで球界を代表するスラッガーとして活躍した実績があり、今季はマリナーズで65試合に出場してア・リーグ最多の21本塁打を放っているほか、打率.241、OPS.888をマークしている。

     通算のスラッシュライン(打率/出塁率/長打率)は.263/.353/.498となっており、通算401本塁打は歴代56位の数字。また、ヤンキー・スタジアムでは通算69試合に出場して18本塁打、OPS.840をマークしている。かつてア・リーグ東部地区で活躍した大砲が、ヤンキースの一員としてどのような活躍を見せるか注目したい。

  • ドジャースに痛手 正遊撃手・シーガーが前半戦絶望か

    2019.6.14 11:25 Friday

     日本時間6月14日、ドジャースは正遊撃手のコリー・シーガーを10日間の故障者リストに登録した。シーガーは日本時間6月12日の試合で走塁時に左ハムストリングを痛めて途中交代。MRI検査の結果、グレード1~グレード2の痛みであることが明らかになり、通常であれば戦列復帰まで1ヶ月ほどかかる見込みとなっている。ドジャースは前半戦の残り試合を正遊撃手抜きで戦うことを強いられることになった。

     故障者リストに登録されたシーガーは「まだかなりの痛みが残っている」とコメント。「試合で痛めたときとそんなに状況は変わっていない」と語り、その言葉からは軽傷でないことが感じ取れた。シーガーは前半戦絶望がほぼ確実となり、デーブ・ロバーツ監督はクリス・テイラーとエンリケ・ヘルナンデスを併用して遊撃に空いた大きな穴を埋める方針であることを明らかにしている。

     ロバーツは「コリーはまだ痛みを抱えている。コリーと話したとき、まだ痛いと話していた。まずは痛みが治まるのを待たないといけないね」とコメント。シーガーはプロ入り後初のフルシーズンとなった2013年(マイナー時代)にも左ハムストリングを痛めており、このときは3週間半にわたって戦列を離れた。現在は痛みを取り除くことを最優先し、治療に専念。患部の状態が改善次第、野球の練習を再開する予定となっている。

     トミー・ジョン手術により昨季の大部分を欠場し、復活を目指すシーズンとなった今季、シーガーはここまで66試合に出場して打率.278、8本塁打、38打点、OPS.828をマーク。5月まではやや低調だったものの、6月に入って10試合で40打数17安打(打率.425)、OPS1.140とようやくエンジンがかかってきたところだっただけに、好打の遊撃手が本来の姿を取り戻した矢先の故障離脱は、シーガー本人にとっても、チームにとっても、大きな痛手となることは間違いない。

  • オールスター・ゲーム選出に相応しい「非ノミネート」の5選手

    2019.6.13 18:05 Thursday

     すでに2019年オールスター・ゲームのファン投票はスタートしているが、投票対象としてノミネートされている選手以外にも、「write-in vote」といってノミネート外の選手に投票することも可能である。MLB公式サイトでは、オールスター・ゲーム選出に相応しい活躍を見せている「非ノミネート」選手としてデレク・ディートリック(レッズ)、ミッチ・ガーバー(ツインズ)、ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)、ハウィー・ケンドリック(ナショナルズ)、オースティン・ライリー(ブレーブス)の5選手を挙げている。

     今年のオールスター・ゲームはインディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールドで行われるが、ディートリックはクリーブランド出身。今季は故障離脱中のスクーター・ジェネットに代わって正二塁手を務め、62試合で17本塁打、OPS.961をマークしている。シーズン本塁打数の自己記録(昨年の16本塁打)をすでに更新しており、「お調子者」のキャラクターを考えると、ホームラン・ダービー出場者の候補にも名前が挙がるかもしれない。

     ガーバーはここまで32試合の出場にとどまっているものの、打率.321、10本塁打、OPS1.089という捕手らしからぬ素晴らしい打撃成績をマーク。「なぜ(ツインズの捕手として)ジェイソン・カストロがノミネートされているのか理解できない」と語る者もいるほどである。5月中旬から左足首痛で半月ほど戦列を離れたのは残念だったが、復帰後も打率.296、OPS.869と上々の数字を残しており、春先の大活躍はただのフロックではなさそうだ。

     レイノルズは2018年1月にアンドリュー・マカッチェンをジャイアンツへトレードした際の見返りとしてパイレーツが獲得した選手の1人である。プロ入り4シーズン目の今季は、わずか13試合でAAA級を卒業し、日本時間4月21日にメジャー昇格。24歳の新人外野手は、ここまで47試合に出場して打率.340、5本塁打、OPS.934という期待以上の素晴らしい成績を残し、ナ・リーグ新人王レースの先頭集団に加わっている。

     ケンドリックはメジャー通算打率.292、通算1660安打の実績を誇る35歳のベテラン選手で、エンゼルス時代の2011年にオールスター・ゲーム選出の経験がある。自慢のユーティリティ性は健在で、今季は一塁、二塁、三塁の3ポジションで13試合以上に出場。56試合で打率.325、11本塁打、OPS.961と打撃自体も好調だが、オールスター・ゲームのファン投票に関しては、決まったポジションがないユーティリティ・プレイヤーであることが裏目に出るかもしれない。

     ライリーは日本時間5月16日のメジャーデビューからまだ1ヶ月すら経過していないものの、自慢の打撃で強烈なインパクトを残している。5月はわずか15試合の出場ながら打率.356、7本塁打、OPS1.143の大活躍でナ・リーグの月間最優秀新人に選出。日本時間6月13日のパイレーツ戦では9回裏に起死回生の同点弾を放ち、早くもシーズン10本塁打に到達した。6月に入って少し勢いは衰えているものの、26試合で打率.292、10本塁打、29打点、OPS.959は十分すぎる活躍である。

     「非ノミネート」選手がファン投票でオールスター・ゲームに選出される可能性は極めて低いと言わざるを得ないが、こうした「非ノミネート」の有力選手に目を向けてみると、新たな発見があるかもしれない。

  • パドレス・パダックがマイナー降格 投球イニング制限の方針

    2019.6.13 11:15 Thursday

     日本時間6月13日、パドレスは開幕から先発ローテーションの一角を担い、安定したピッチングを見せてきた新人右腕、クリス・パダックをA+級レイクエルシノアへ降格させ、代わりにリリーフ右腕のロバート・ストックをAAA級エルパソから昇格させたことを発表した。この動きはパダックの不振や実力不足が原因ではなく、投球イニング制限の方針に沿ったものであると見られている。

     今季のナ・リーグ新人王候補の1人となっているパダックは、ここまで12試合に先発して4勝4敗、防御率3.15、奪三振率9.87、与四球率1.78、被打率.199、WHIP0.93の好成績をマーク。ただし、7先発を終えた時点で防御率1.55をマークしていたのに対し、その後の5先発では1度しか6イニングを投げ切れず、8本のアーチを浴びるなど、防御率5.76と調子を落としていた。

     パダックは2015年のドラフトでマーリンズから8巡目指名を受けてプロ入りしたあと、2016年にトミー・ジョン手術を受けており、2017年シーズンを全休。昨季はA+級とAA級で合計90イニングを投げたが、これがプロ入り後最多の数字であり、投球イニングが100を超えたシーズンは一度もない。パドレスが今季すでに65回2/3を投げているパダックをマイナーへ降格させ、投球イニングを制限するのは当然の判断といえるだろう。

     パドレスは今後しばらくの間、スケジュールに余裕があり、4人で先発ローテーションを回すことも可能であると見られている。ただし、パダックのマイナー生活が長期化する可能性は低く、MLB公式サイトはパダックが20日以内にメジャー再昇格を果たす可能性が高いと伝えている。

  • 球宴ファン投票中間発表 ベリンジャーが約119万票でトップ

    2019.6.12 10:35 Wednesday

     日本時間6月12日、2019年オールスター・ゲームのファン投票で、ナ・リーグの第1回中間発表が行われた。最多得票は外野手部門1位にランクインしたコディ・ベリンジャー(ドジャース)で118万9380票。これに外野手部門2位のクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)が105万7855票、遊撃手部門1位のハビアー・バイエズ(カブス)が86万1496票で続く形となっており、ドジャース、カブス、ブレーブスといったチームの選手が上位に多く名を連ねている。

     オールスター・ゲームのファン投票では、出場選手を決める際のプロセスに今年から新方式が採用されており、まずファン投票で「The Starters Election」に進出する各ポジションの上位3名(外野手部門のみ9名)が選出される。そして、28時間の最終投票の結果、オールスター・ゲームで先発出場する9名の選手(ナ・リーグは指名打者部門がないため8名)が決定することになる。現時点で「The Starters Election」の進出圏内にいる選手は以下の通りとなっている。

    ●捕手部門
    85万0613票 ウィルソン・コントレラス(カブス)
    26万9963票 ブライアン・マッキャン(ブレーブス)
    20万6442票 J.T.リアルミュート(フィリーズ)

    ●一塁手部門
    62万1915票 ジョシュ・ベル(パイレーツ)
    46万1210票 アンソニー・リゾー(カブス)
    40万6283票 フレディ・フリーマン(ブレーブス)

    ●二塁手部門
    42万4467票 オジー・アルビーズ(ブレーブス)
    37万7983票 マイク・ムスターカス(ブリュワーズ)
    32万7269票 ケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス)

    ●三塁手部門
    78万3684票 ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
    40万4855票 クリス・ブライアント(カブス)
    27万3586票 ジャスティン・ターナー(ドジャース)

    ●遊撃手部門
    86万1496票 ハビアー・バイエズ(カブス)
    28万6802票 ダンズビー・スワンソン(ブレーブス)
    25万7085票 コリー・シーガー(ドジャース)

    ●外野手部門
    118万9380票 コディ・ベリンジャー(ドジャース)
    105万7855票 クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)
    51万8760票 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
    34万4440票 ジョク・ピーダーソン(ドジャース)
    29万4445票 アルバート・アルモーラJr.(カブス)
    27万8070票 チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)
    27万0745票 ジェイソン・ヘイワード(カブス)
    25万2557票 カイル・シュワーバー(カブス)
    24万2988票 アレックス・ベルドゥーゴ(ドジャース)

  • 球宴ファン投票中間発表 大谷がDH部門4位にランクイン

    2019.6.11 13:30 Tuesday

     日本時間6月11日、2019年オールスター・ゲームのファン投票で、ア・リーグの第1回中間発表が行われた。最多得票は外野手部門1位にランクインしたマイク・トラウト(エンゼルス)で95万1002票。これに外野手部門2位のジョージ・スプリンガー(アストロズ)が77万6352票、捕手部門1位のゲーリー・サンチェス(ヤンキース)が73万7107票で続く形となっており、16万6275票を獲得した大谷翔平(エンゼルス)は指名打者部門4位からのスタートとなった。

     オールスター・ゲームのファン投票では、出場選手を決める際のプロセスに今年から新方式が採用されており、まずファン投票で「The Starters Election」に進出する各ポジションの上位3名(外野手部門のみ9名)が選出される。そして、28時間の最終投票の結果、オールスター・ゲームで先発出場する9名の選手(ナ・リーグは指名打者部門がないため8名)が決定することになる。現時点で「The Starters Election」の進出圏内にいる選手は以下の通りとなっている。

    ●捕手部門
    73万7107票 ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)
    28万9475票 ジェームス・マッキャン(タイガース)
    19万9497票 ジェイソン・カストロ(ツインズ)

    ●一塁手部門
    39万3356票 ルーク・ボイト(ヤンキース)
    30万2586票 C.J.クロン(ツインズ)
    28万6145票 ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)

    ●二塁手部門
    48万7598票 トミー・ラステラ(エンゼルス)
    44万8131票 ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)
    37万9820票 DJレメイヒュー(ヤンキース)

    ●三塁手部門
    63万0159票 アレックス・ブレグマン(アストロズ)
    26万9716票 ジオ・ウルシェラ(ヤンキース)
    21万6809票 ハンター・ドージャー(ロイヤルズ)

    ●遊撃手部門
    39万5210票 ホルヘ・ポランコ(ツインズ)
    32万9421票 カルロス・コレア(アストロズ)
    32万2958票 グレイバー・トーレス(ヤンキース)

    ●外野手部門
    95万1002票 マイク・トラウト(エンゼルス)
    77万6352票 ジョージ・スプリンガー(アストロズ)
    46万8111票 オースティン・メドウズ(レイズ)
    45万8577票 マイケル・ブラントリー(アストロズ)
    45万0407票 ムーキー・ベッツ(レッドソックス)
    34万4215票 エディ・ロサリオ(ツインズ)
    30万8134票 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    28万1179票 ジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)
    22万0079票 ジョシュ・レディック(アストロズ)

    ●指名打者部門
    49万1955票 J.D.マルティネス(レッドソックス)
    32万9321票 ハンター・ペンス(レンジャーズ)
    21万4702票 ネルソン・クルーズ(ツインズ)
    ※大谷翔平(エンゼルス)は16万6275票で4位

  • セミエンとブルースが週間最優秀選手に選出

    2019.6.11 12:15 Tuesday

     日本時間6月11日、メジャーリーグ機構は2019年レギュラーシーズン第11週の週間最優秀選手を発表し、ア・リーグはマーカス・セミエン(アスレチックス)、ナ・リーグはジェイ・ブルース(フィリーズ)が選出された。セミエンはキャリア初の週間最優秀選手を受賞。一方、ブルースはマリナーズからフィリーズへ移籍後、素晴らしい活躍を見せ、通算6度目の受賞となった。

     アスレチックスの正遊撃手として活躍するセミエンは、チームの全7試合でヒットを放ち、打率.419、2二塁打、2本塁打、9打点、OPS1.148の好成績をマーク。アスレチックスの選手が週間最優秀選手に選出されるのは、日本時間5月8日にノーヒッターを達成してその週の週間最優秀選手に選出されたマイク・ファイアーズに続いて今季2人目となった。

     ブルースは日本時間6月3日にトレードでマリナーズからフィリーズに加入し、移籍後の6試合で打率.381、2二塁打、4本塁打、11打点、OPS1.429の猛打を発揮。フィリーズは、正左翼手のアンドリュー・マカッチェンがブルース加入の翌日の試合で左膝前十字靭帯断裂の重傷を負って今季絶望となり、その穴埋めとしてメジャー昇格を果たした有望株のアダム・ヘイズリーも股関節を痛めて戦列を離れており、ベンチに厚みを加えるために獲得したブルースは、今やチームに必要不可欠な戦力となっている。

     ブルースは過去に週間最優秀選手を5度受賞しているが、いずれもレッズ時代であり、今回の受賞は2012年9月以来、実に7年ぶり。フィリーズの選手が週間最優秀選手を受賞するのは、2015年7月のコール・ハメルズ(現カブス)以来4年ぶりとなった。

  • 元サイ・ヤング賞左腕のカイケルがブレーブスと1年契約へ

    2019.6.7 12:15 Friday

     日本時間6月7日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、フリーエージェントの先発左腕、ダラス・カイケルがブレーブスと年俸1300万ドルの1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。フェインサンドによると、カイケルは同8日に身体検査を受けて正式に契約を交わし、同9日にAAA級グウィネットの試合で先発する予定であるという。カイケルの契約合意により、主要フリーエージェント選手の争奪戦はようやく終わりを迎えることとなった。

     カイケル争奪戦については、ブレーブスとヤンキースが獲得に積極的な姿勢を見せ、日本時間6月7日になって「ブレーブスが争奪戦のフロントランナーである」との報道が出始めていた。その後、「ブレーブスがカイケルと合意間近になっている」と報じられ、まもなく契約合意。ブレーブスはカブスと3年契約で合意したクレイグ・キンブレルの獲得にも興味を示していたが、キンブレル獲得に失敗し、すぐさまターゲットをカイケルに切り替えたようだ。

     ブレーブスの先発防御率4.38はナ・リーグ11位の数字。マイク・ソローカら若手投手が見事な活躍を見せる一方で、昨季ブレイクを遂げたマイク・フォルティネビッチと昨季途中にトレードで獲得したケビン・ゴースマンがピリッとせず、チームの足を引っ張っている状況である。ブレーブスはカイケルの獲得により、先発ローテーションのグレードアップを期待しており、また、カイケルにとって、アストロズ時代にバッテリーを組んだブライアン・マッキャンがブレーブスに所属していることが、ブレーブス入団の決断を後押ししたと見られている。

     これまでアストロズ一筋でプレイしてきたカイケルは、2015年にア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞し、2017年には球団史上初となるワールドシリーズ制覇に貢献。7年間のメジャー生活で4度のゴールドグラブ賞を受賞するなどフィールディングにも定評があり、通算成績は76勝63敗、防御率3.66となっている。

  • インディアンスに大きな痛手 右腕・カラスコが戦線離脱へ

    2019.6.6 11:30 Thursday

     エース右腕のコリー・クルーバーを故障で欠くなど、苦しい状況が続いているインディアンスの先発投手陣だが、さらなるダメージを受けることになった。日本時間6月6日、インディアンスは先発右腕のカルロス・カラスコを故障者リストに登録したことを発表。血液の問題が原因であると発表されているが、詳細についてはカラスコ自身と家族の準備が整うまで、明らかにされない見込みだ。

     インディアンスのテリー・フランコーナ監督は「昨日カルロスと話した結果、登板を回避させて故障者リストに登録することを決めたんだ」とコメント。「詳細を話す準備ができれば、カルロスが自分の口で話してくれると思う。過去には心臓の問題を抱えていたこともあったし、今回は血液の問題だから、まずは彼が落ち着いてからだね」とカラスコの心境を思いやった。

     カラスコが心臓の問題を抱えていたのは2014年だ。今回の血液の問題は、過去の心臓の問題とは関連していないようだが、体調面での不安を抱えていることに変わりはない。カラスコの戦列復帰に向けてのタイムテーブルは全くの未定であり、いわば「野球活動の無期限停止」のような形になる可能性もあるが、インディアンスは今季中にカラスコが復帰する可能性について、望みを捨てていないようだ。

     昨季まで3年連続でア・リーグ中部地区を制し、2016年にはリーグ優勝も成し遂げたインディアンス。主力野手の放出に踏み切ったことで戦力ダウンしたものの、クルーバー、カラスコ、トレバー・バウアーらを擁する強力ローテーションは健在で、今季も地区優勝候補の筆頭に挙げられていたが、快進撃を続けるツインズに10ゲーム以上の差をつけられる苦しい展開となっている。クルーバーとマイク・クレビンジャーを故障で欠くなかでのカラスコの離脱は、地区4連覇を目指すインディアンスにとって「終戦」を意味するものとなるかもしれない。

  • ブルージェイズが故ハラデイ氏の息子をドラフト指名

    2019.6.6 11:00 Thursday

     日本時間6月6日、2019年のドラフトは3日目(最終日)を迎えた。ブルージェイズは32巡目で故ロイ・ハラデイ氏の息子である高校生右腕のブレイデン・ハラデイを指名。ブレイデンは大学進学の意思を固めているため、入団の可能性はゼロに等しいが、ロイの殿堂入り式典をおよそ1ヶ月後に控えたタイミングでの心温まる出来事となった。

     ブルージェイズのロス・アトキンスGMは、ブレイデンを指名したことについて「我々はハラデイの家族のことをよく知っているし、息子であるブレイデンのこともよく知っている。彼らと時間を共有してきたからね」とコメント。「彼はペンシルベニア州立大学へ進学することになる。彼をドラフトで指名できて良かったよ」とブレイデンの大学進学の意思を理解したうえでの指名だったことを明らかにした。

     ブレイデンは32巡目で指名されたが、「32」というのはロイがブルージェイズ時代に背負っていた背番号である。2017年11月の飛行機事故でロイが命を落としたあと、ブルージェイズは2018年に「32」を永久欠番とすることを決めたが、指名巡も含め、球団史に残る名投手だったロイ、そしてその息子であるブレイデンに対して出来る限りの敬意を払った結果の、今回のドラフト指名となった。

     ドラフト指名を受けたあと、ブレイデンは「32巡目で僕を指名してくれたブルージェイズに感謝します。大変光栄です。僕がペンシルベニア州立大学へ進学することについては(ブルージェイズとの間で)相互の理解があります。大学でより良い選手、より良い人間に成長したいと思っています。僕を支えてくれている人たちに感謝します」とツイート。ブルージェイズは大学進学後も引き続きブレイデンの動向を追いかける方針だ。

     ロイはブルージェイズでの12シーズンで148勝、防御率3.43をマークし、メジャー6年目の2003年にはサイ・ヤング賞を受賞。大学で成長したブレイデンが父と同じブルージェイズのユニフォームを着てメジャーのマウンドに立つ日が、いつかやってくるかもしれない。

  • カブスが剛腕リリーバー・キンブレルと複数年契約へ

    2019.6.6 10:30 Thursday

     レギュラーシーズン開幕後も契約が決まらず、フリーエージェント市場に残ったままとなっていた剛腕リリーバー、クレイグ・キンブレルの新天地がようやく決定した。日本時間6月6日、関係者がMLBネットワークのケン・ローゼンタールに伝えたところによると、キンブレルはカブスとの複数年契約に合意し、身体検査を待っている状況だという。カブスは絶対的守護神不在という弱点を、最高の形でカバーすることに成功した。

     2019年のドラフトが終了し、ドラフト指名権の喪失・補償が発生しなくなったことにより、ようやく本格的に動き始めたキンブレルの市場だが、予想以上にスムーズな形で決着に辿り着いた。本来クローザーを務めるはずのブランドン・モローが右肘の故障で戦列を離れているカブスは、ペドロ・ストロップ、スティーブ・シーシェック、ブランドン・キンツラー、ブラッド・ブラック、カール・エドワーズJr.といったリリーバーたちを使い分けながらクローザー不在の状況を凌いできたが、そこにキンブレルという「柱」が加わることでブルペンの役割分担も明確になり、思わぬ相乗効果を生むことになるだろう。カブスの各選手もキンブレルの加入を歓迎しているようだ。

     ローゼンタールによると、カブスとキンブレルの契約は3年4500万ドル前後の規模になるという。カブスはユーティリティのベン・ゾブリストが家庭の事情により5月上旬からチームを離れ、メジャーリーグの制限リストに登録されており、その期間中は年俸の支払いが発生しない。ゾブリストの離脱が長引けば長引くほど、カブスの年俸負担は減少することになるが、カブスはその浮いた資金を利用することでキンブレル獲得を実現させたようだ。

     メジャーでの9シーズンで防御率1.91、333セーブという圧倒的な実績を残しているキンブレル。ブリュワーズと並んでナ・リーグ中部地区の首位に立っているカブスにとって、5年ぶりのポストシーズン進出に向けての「切り札」と呼ぶに相応しい男が、チームに加わることになった。

  • 左腕・カイケル獲得レースの本命はヤンキースか

    2019.6.5 11:20 Wednesday

     アストロズで7年間プレイし、通算防御率3.66、シーズン200イニング以上を3度記録したほか、2015年にはア・リーグのサイ・ヤング賞に輝いたダラス・カイケル。実績豊富な先発左腕は昨季終了後にフリーエージェントとなるも、現在に至るまで契約が決まらずにいる。しかし、2019年のドラフトがスタートしたことによってカイケル獲得に伴うドラフト指名権の喪失が発生しなくなり、カイケルの市場が本格的に動き始めている。関係者によると、獲得レースの本命はヤンキースであると見られているようだ。

     日本時間6月5日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、カイケル獲得レースの先頭を走っているのはヤンキースとブレーブスだという。その後、フェインサンドは別の関係者から聞いた話として、ヤンキースが本命であることを伝えており、ブレーブスはツインズやカージナルスとともに「第二集団」に位置しているようだ。

     ヤンキースは開幕前から現在に至るまで、エース右腕のルイス・セベリーノを欠いた状態での戦いを強いられており、ジェームス・パクストンとCCサバシアの両左腕もコンディション面に不安を抱えている。また、今季すでに9勝をマークしているドミンゴ・ヘルマンは、シーズン後半に投球イニング数の制限を設けられる見込みであり、カイケルはこうした不安要素を一掃するためにうってつけの存在と言える。

     一方のブレーブスは資金面にそれほど余裕がないと見られており、マックス・フリードやマイク・ソローカといった若手投手が台頭していることもあって、カイケル獲得への動きを本格化させるかどうかは微妙なところ。しかし、日本時間6月4日終了時点で地区首位のフィリーズに0.5ゲーム差の2位につけていることもあり、2年連続の地区優勝に向けてカイケル獲得という決断を下す可能性もある。

     ツインズやカージナルスも含め、ようやくカイケルの市場が本格的に動き始めたことは間違いない。早ければ近日中にも、元サイ・ヤング賞左腕の新天地が決定することになるかもしれない。

  • フィリーズ・マカッチェン 左膝前十字靭帯断裂で今季終了へ

    2019.6.5 11:00 Wednesday

     フィリーズは主力選手の1人を欠いた状態で、今季の残り試合を戦わねばならなくなった。フィリーズは、日本時間6月4日の試合で走塁時に左膝を痛めたアンドリュー・マカッチェンがMRI検査を受けた結果、左膝の前十字靭帯が断裂していたと同5日に発表。ナ・リーグ東部地区の首位に立つフィリーズにとって大きな痛手となることは間違いない。

     昨年12月に総額5000万ドルの3年契約でフィリーズに加入したマカッチェンは、正左翼手として59試合に出場し、打率.256ながら10本塁打、出塁率.378、OPS.834と上々の成績をマーク。長打力と高出塁率を兼ね備えたリードオフマンとして、文字通り打線を牽引してきた。開幕からの60試合のうち59試合でリードオフマンを務め、ナ・リーグ最多の43四球を記録していただけに、その離脱によるダメージの大きさは計り知れない。

     マカッチェンの戦線離脱に伴い、フィリーズはAAA級リーハイバレーからアダム・ヘイズリーを昇格させており、ヘイズリーは日本時間6月5日のパドレス戦でメジャーデビューを果たす予定となっている(8番・中堅で先発出場予定)。また、マカッチェンに代わるリードオフマンには正二塁手のセザー・ヘルナンデスが起用されている。

     フィリーズはマリナーズとのトレードでジェイ・ブルースを獲得したばかりだが、「対右腕用の左翼手」として起用されると見られていたブルースは、マカッチェンの戦線離脱により正左翼手としての出場機会を得ることになる。また、今季ここまで打率.325と好調のスコット・キンガリーは、日本時間6月5日のパドレス戦では「7番・三塁」で起用されているが、ヘイズリーがメジャーのレベルに適応できなければキンガリーが中堅を守る機会が多くなるだろう。フィリーズは今後、ヘイズリー、キンガリー、そしてDV容疑で逮捕されて戦列を離れているオドゥベル・ヘレーラの状況を見ながら、外部からの補強(三塁手ないし外野手)を検討することになりそうだ。

  • 2019年ドラフト 全体1位大学生捕手のラッチマン

    2019.6.4 13:55 Tuesday

     日本時間6月4日、2019年のドラフトがスタートし、補償指名権や戦力均衡ラウンドを含む1巡目では41人が指名を受けた。全体1位指名権を持つオリオールズから指名を受けたのは、大学生捕手のアドリー・ラッチマン。打撃面では確実性、長打力、選球眼を兼ね備え、総合的な守備力に対する評価も高く、人間性への評価も上々とあって、今回のドラフトの最大の目玉選手であっただけでなく、「球団の顔」となる選手へ成長することを期待されている。

     全体2位指名権を持つロイヤルズは、高校生遊撃手のボビー・ウィットJr.を指名。同名の父は1985年にレンジャーズから全体3位指名を受けてプロ入りしており、親子コンビとしては史上最高順位で指名されることとなった。全体3位指名権を持つホワイトソックスは、毎年3割&30本塁打をクリアするような強打者へ成長することを期待されている大学生一塁手のアンドリュー・ボーンを指名。なお、1巡目で指名を受けた41人は以下のようになっている。

    ●1巡目
    1位 オリオールズ アドリー・ラッチマン(捕手/大学生)
    2位 ロイヤルズ ボビー・ウィットJr.(遊撃手/高校生)
    3位 ホワイトソックス アンドリュー・ボーン(一塁手/大学生)
    4位 マーリンズ JJブレデイ(外野手/大学生)
    5位 タイガース ライリー・グリーン(外野手/高校生)
    6位 パドレス CJエイブラムス(遊撃手/高校生)
    7位 レッズ ニック・ロドーロ(左腕/大学生)
    8位 レンジャーズ ジョシュ・ユン(三塁手/大学生)
    9位 ブレーブス シェイ・ランゲリアーズ(捕手/大学生)
    10位 ジャイアンツ ハンター・ビショップ(外野手/大学生)
    11位 ブルージェイズ アレック・マノアー(右腕/大学生)
    12位 メッツ ブレット・ベイティ(三塁手/高校生)
    13位 ツインズ ケオーニ・キャバコ(三塁手/高校生)
    14位 フィリーズ ブライソン・ストット(遊撃手/大学生)
    15位 エンゼルス ウィル・ウィルソン(遊撃手/大学生)
    16位 ダイヤモンドバックス コービン・キャロル(外野手/高校生)
    17位 ナショナルズ ジャクソン・ラトレッジ(右腕/短大生)
    18位 パイレーツ クイン・プリースター(右腕/高校生)
    19位 カージナルス ザック・トンプソン(左腕/大学生)
    20位 マリナーズ ジョージ・カービー(右腕/大学生)
    21位 ブレーブス ブラデン・シューメイク(遊撃手/大学生)
    22位 レイズ グレッグ・ジョーンズ(遊撃手/大学生)
    23位 ロッキーズ マイク・トーリア(一塁手/大学生)
    24位 インディアンス ダニエル・エスピーノ(右腕/高校生)
    25位 ドジャース コディ・ホース(三塁手/大学生)
    26位 ダイヤモンドバックス ブレイク・ウォルストン(左腕/高校生)
    27位 カブス ライアン・ジェンセン(右腕/大学生)
    28位 ブリュワーズ イーサン・スモール(左腕/大学生)
    29位 アスレチックス ローガン・デービッドソン(遊撃手/大学生)
    30位 ヤンキース アンソニー・ボルプ(遊撃手/高校生)
    31位 ドジャース マイケル・ブッシュ(ユーティリティ/大学生)
    32位 アストロズ コリー・リー(捕手/大学生)

    ●フリーエージェントの補償指名権
    33位 ダイヤモンドバックス ブレナン・マローン(右腕/高校生)
    34位 ダイヤモンドバックス ドリー・ジェイムソン(右腕/大学生)

    ●戦力均衡ラウンド
    35位 マーリンズ キャメロン・マイズナー(外野手/大学生)
    36位 レイズ JJゴース(右腕/高校生)
    37位 パイレーツ サミー・シアーニ(外野手/高校生)
    38位 ヤンキース T.J.シッケマ(左腕/大学生)
    39位 ツインズ マット・ウォルナー(外野手/大学生)
    40位 レイズ セス・ジョンソン(右腕/大学生)
    41位 レンジャーズ デービス・ウェンゼル(三塁手/大学生)

  • 【月間アウォード】5月の受賞者が決定

    2019.6.4 12:45 Tuesday

     日本時間6月4日、メジャーリーグ機構は4つの月間アウォード(月間最優秀選手、月間最優秀投手、月間最優秀新人、月間最優秀救援投手)について、5月の受賞者を発表した。月間最優秀選手にはラファエル・デバース(レッドソックス)とジョシュ・ベル(パイレーツ)、月間最優秀投手にはルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)と柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)、月間最優秀新人にはマイケル・チャビス(レッドソックス)とオースティン・ライリー(ブレーブス)、月間最優秀救援投手にはアロルディス・チャップマン(ヤンキース)とジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)が選出された。

     デバースはア・リーグ最多の40安打を放ち、打率.351、出塁率.380、長打率.640の好成績をマーク。現地時間19日から31日にかけて自己最長の11試合連続安打を記録したほか、同20日から28日にかけて8試合連続で長打&得点を記録し、1982年にドワイト・エバンスが樹立した球団記録に並んだ。一方のベルは両リーグ最多の46安打&31打点をマークし、12本塁打も両リーグ最多タイ。打率.390、出塁率.442、長打率.797、OPS1.238はいずれも両リーグTOP5以内にランクインした。月間94塁打はパイレーツの球団新記録であり、月間12二塁打&12本塁打を達成したのはハンク・アーロン、フランク・ロビンソンに次いで史上3人目の快挙だった。

     ジオリトは6先発で41回1/3を投げ、5勝0敗、防御率1.74、46奪三振の好成績をマーク。昨季両リーグワーストの防御率6.13に終わった元トップ・プロスペクトが、ついに本格開花のときを迎えている。一方の柳は32イニング連続無失点を記録するなど、月間45回2/3を投げて防御率0.59という驚異的な数字をマーク。本拠地ドジャー・スタジアムでは27回2/3連続無失点を続けている。

     チャビスは7本塁打、19打点、長打率.457をマーク。メジャーデビューからの35試合で10本塁打以上を放った球団史上3人目の選手となった。75打席以上のルーキーでは、出塁率.358がリーグ1位、10本塁打、長打率.500、22得点、28打点はいずれも同2位の数字である。一方のライリーは現地時間15日にメジャーデビュー。そこから予想以上の活躍を見せ、史上4人目となる「デビュー16試合で8本塁打」を達成した。5月は出場15試合で打率.356、7本塁打、20打点をマーク。1ヶ月の半分しかメジャーでプレイしていないにもかかわらず、月間最優秀新人に選出された。

     チャップマンは11度のセーブ機会を全て成功させ、11回1/3を投げて1点しか与えなかった。18三振を奪った一方で、被打率.128と相手打者を圧倒。月間11セーブは両リーグ最多であり、速球の平均球速98マイルは、4月より約1マイルも上昇していた。一方のヘイダーは6セーブ、防御率0.71の好成績をマーク。21奪三振、被打率.098とほぼ完璧なピッチングを見せた。相手打者の267度のスイングのうち、空振りは実に126度。空振り率47.2%は断トツの数字となっている。

  • 週間最優秀選手にジオリトとストーリーが選出

    2019.6.4 11:10 Tuesday

     日本時間6月4日、メジャーリーグ機構は2019年レギュラーシーズン第10週の週間最優秀選手を発表し、ア・リーグはルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)、ナ・リーグはトレバー・ストーリー(ロッキーズ)が選出された。今季ブレイク中のジオリトは自身初の選出。ストーリーは2016年に2度、昨年7月に1度選出されており、通算4度目の選出となった。

     24歳のジオリトは、2試合に先発して合計15回1/3を投げ、2勝をマークしただけでなく、奪三振19、与四球1、失点3という見事なピッチングを披露。5月は6度の先発で5勝0敗、防御率1.74という素晴らしい成績を残し、月間最優秀投手にも選出されている。昨季は規定投球回以上の投手のなかでは両リーグワーストの防御率6.13に終わり、今季も最初の4先発で防御率5.30だったジオリトだが、その後は元トップ・プロスペクトの本領を発揮。直近のおよそ4週間半は、相手打者を打率.173、OPS.459に封じる快投を続けている。

     一方、26歳のストーリーは、6試合に出場して打率.524(21打数11安打)、3二塁打、1三塁打、2本塁打、7打点と打ちまくった。ちなみに、この7打点は全て2本塁打を放った日本時間6月1日のブルージェイズ戦で記録したものである。この日から始まったブルージェイズ3連戦では、全ての試合で1本以上の長打を含む3安打以上をマークするなど絶好調で、チームの8連勝に大きく貢献。現在、53得点でリーグトップに立っているほか、68安打はリーグ5位タイ、129塁打はリーグ6位タイと各部門でリーグ上位に名を連ね、メジャーを代表する攻撃型ショートストップとして活躍を続けている。

  • フィリーズがトレードで通算300本塁打のブルースを獲得

    2019.6.3 16:25 Monday

     日本時間6月3日、フィリーズはマリナーズとのトレードが成立して通算300本塁打のスラッガー、ジェイ・ブルースを獲得したことを発表した。ブルースは現地時間2日の朝、両球団がトレードを公式発表する数時間前にフィリーズへの移籍を聞かされたという。また、マリナーズはフィリーズからマイナー三塁手のジェイク・シャイナーを獲得した一方、ブルースの残り契約(来季まで)の2130万ドルのうち1850万ドル以上を負担することになった(フィリーズの負担分は275万ドルのみ)。

     フィリーズは控え外野手のニック・ウィリアムスが打率.159、1本塁打、OPS.437と不振に陥っているほか、ロマン・クインは健康面に問題を抱えており、ディラン・コゼンスは左足の手術により今季の残り試合を欠場する可能性が大。さらに正中堅手のオドゥベル・ヘレーラがDV容疑で逮捕されて戦線離脱を余儀なくされており、外野手の補強を必要としていた。また、今季の代打成績が打率.152、1本塁打、OPS.413と振るわず、ベンチに「打てる選手」を置く必要性もあった。ブルースはこの2つの補強ポイントをカバーできる選手であり、「優勝争いができるチームに加われるのは嬉しい。長い間ナ・リーグでプレイしてきたし、東部地区でのプレイ経験もある。フィリーズの優勝を手助けするのが僕の目標だよ」と移籍を歓迎したうえで、意気込みを口にした。

     ヘレーラの戦線離脱後、フィリーズはアンドリュー・マカッチェンとスコット・キンガリーを中堅手として併用しているが、ブルースはマカッチェンが中堅に入る際の左翼手として起用される見込みである(キンガリーが中堅に入る際はマカッチェンが左翼を守る)。また、通算300本塁打の長打力を生かし、「代打の切り札」として起用される場面も多くなるだろう。

     なお、フィリーズのマット・クレンタックGMは「まだ(補強期間は)2ヶ月ある」と語り、8年ぶりのポストシーズン進出に向けて、「ノン・ウエーバー・トレード・デッドライン」の7月末までにさらなる補強に動く可能性を示唆した。

  • カージナルスの名捕手・モリーナが故障者リスト入り

    2019.6.1 15:50 Saturday

     日本時間6月1日、カージナルスは正捕手のヤディアー・モリーナを10日間の故障者リストに登録したことを発表した。モリーナは右手親指の腱を痛め、2試合を欠場していたが、日本時間5月30日に遡って故障者リストに登録されることとなった。

     モリーナは最短で日本時間6月9日に戦列復帰が可能となるものの、カージナルスはモリーナの予定復帰時期や治療プランについて、今のところは詳細を発表していない。ジョン・モゼリアック野球部門社長によると、モリーナは日本時間6月1日に専門家の診察を受けることになっており、それを受けて今後のプランを決定する方針だという。

     日本時間5月27日のブレーブス戦で右手親指を痛めたモリーナは、次カードのフィリーズ3連戦の初戦にも出場。しかし、捕手としてのキャッチングやスローイングには影響がないものの、バッティング面でプレイに支障があることが判明し、フィリーズ3連戦の残り2試合を欠場していた。メジャー16年目を迎えているモリーナにとって、今回が自身6度目の故障者リスト入りとなる。

     モリーナの戦線離脱に伴い、控え捕手として3割を大きく上回る高打率をマークしていたマット・ウィータースが正捕手に繰り上がることとなり、控え捕手として球団2位の有望株と評されているアンドリュー・キズナーがメジャー初昇格を果たした。24歳のキズナーは今季AAA級メンフィスで37試合に出場し、打率.286、5本塁打、17打点をマークしている。

     5月に入って急失速し、開幕55試合終了時点で27勝28敗と負けが先行する苦しい戦いとなっているカージナルスにとって、正捕手というだけでなく、チームの精神的支柱でもあるモリーナが戦列を離れることによるダメージの大きさは計り知れない。しかし、ウィータース&キズナーで賄う捕手のポジションは、他球団に大きく引けを取るわけではない。4年ぶりのポストシーズン進出に向けて、モリーナ離脱期間中の戦いが大きなカギを握ることになりそうだ。

  • 通算233本塁打のゴンザレスがカブスとマイナー契約へ

    2019.5.31 10:35 Friday

     日本時間5月31日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、カブスは先日インディアンスを解雇されたばかりのベテラン外野手、カルロス・ゴンザレスとマイナー契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ゴンザレスはまずAAA級アイオワに合流し、早い段階でメジャーのベンチ要員に加わることが予想されている。

     オールスター・ゲーム選出3度、シルバースラッガー賞2度、ゴールドグラブ賞3度の実績を誇る33歳のゴンザレスは、昨季終了後にロッキーズからフリーエージェントとなったあと、なかなか契約が決まらず、日本時間3月20日にインディアンスとマイナー契約。レギュラーシーズン開幕後の日本時間4月15日にメジャー昇格を果たして30試合に出場したが、打率.210、2本塁打、OPS.558と期待に応える結果を残すことができず、日本時間5月23日にDFAとなり、その後解雇されていた。

     カブスは現在、ベンチの最後の1枠をジム・アドゥシとマーク・ザグーニスが争っている状況であり、ザグーニスにAAA級でコンスタントな出場機会を与えるために今のところはアドゥシがメジャーのロースターに入っているが、ここに実績豊富なゴンザレスが加わることでベンチの質は間違いなく向上するだろう。また、AAA級で調整中のイアン・ハップを無理に昇格させず、引き続きAAA級で実戦経験を積ませることができるようになる点もゴンザレス加入のメリットと言える。

     打球の平均初速度が昨季の89.4マイルから86.6マイルに低下し、空振り率が昨季の14.8%から17.0%に上昇するなど、データ的には衰えが見られ、ゴロ率58.3%もキャリア平均(46.1%)を大きく上回っているため、今後どこまでパフォーマンスを向上させられるかは微妙なところ。2010年にリーグ最多の197安打を放って首位打者(打率.336)に輝いた男がナ・リーグ中部地区の首位を走るカブスで意地を見せられるか注目したい。

  • スター遊撃手・コレアが肋骨骨折で4~6週間の戦線離脱へ

    2019.5.30 13:45 Thursday

     ジョージ・スプリンガーとホゼ・アルトゥーベを故障で欠いているアストロズだが、さらに主力選手を欠くことになった。日本時間5月30日、正遊撃手のカルロス・コレアが肋骨を骨折したことが明らかになり、4~6週間の戦線離脱を強いられることになったのだ。しかも、骨折の原因は日本時間5月29日に自宅で受けたマッサージであることが明らかになり、大きな話題となっている。

     アストロズのA.J.ヒンチ監督は、コレアの戦線離脱について「我々にとって大きな損失だよ」とコメント。「彼は故障者リストに登録されることになる。ある程度の期間、戦列を離れることになるだろうね。我々はチームとして彼の不在に対応していかなければならないし、彼がいない間もしっかり戦っていかなければならない」と今後について語った。

     ジェフ・ルーノウGMは、アルトゥーベ、スプリンガー、コレアと主力3選手を欠く状況について「我々のチームにとって困難な時間になるだろうね。今は6~7人の選手を故障で欠いている状態だけど、6月の戦いに向けてフラストレーションの溜まる状況だ。今季は良いスタートを切れたけど、今は選手層が薄くなってしまっている。選手を柔軟に起用して、良い戦いを続けていきたいね」とコメント。「外部からの補強も含め、様々な選択肢を検討するつもりだけど、我々のチームには才能豊かな選手がたくさんいるし、必ず乗り切れると思う」と自軍に対する自信も見せた。

     今季ここまで打率.295、11本塁打、OPS.907の好成績をマークしながらも、グラウンド外でのアクシデントにより戦線離脱を強いられることになったコレアは、日本時間5月30日はグラウンドに姿を見せず、球団を通して声明を発表。そのなかで「グラウンド外での出来事について本当に落胆している。自宅でマッサージを受けているときに肋骨を骨折してしまった。このような形の故障は、通常よりもフラストレーションが溜まるものだ。世界一の座に返り咲くためにチームを助けられるように、出来るだけ早くグラウンドに戻りたい」とコメントした。

     日本時間5月30日のカブス戦では、正一塁手のユリ・グリエルが三塁、正三塁手のアレックス・ブレグマンが遊撃に入り、一塁にはタイラー・ホワイトが起用されたが、しばらくの間はこれを基本布陣として戦っていくことになりそうだ。

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