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  • FA市場に残るキンブレル 希望を5年契約から3年契約に引き下げ

    2019.4.19 13:35 Friday

     メジャーリーグを代表するクローザーであるクレイグ・キンブレルは、オフシーズンを通して自身の希望条件を引き下げず、少なくとも5年以上、あわよくば総額1億~1億2000万ドルの6年契約を目指していることが報じられてきた。しかし、レギュラーシーズン開幕後も契約が決まらない現状を受け、3年契約のオファーを受け入れる準備があることが伝えられている。希望条件を引き下げたキンブレルに対し、キンブレルを満足させるオファーを提示するチームは現れるのだろうか。

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、キンブレルがザック・ブリットン(ヤンキース:3年3900万ドル)やウェイド・デービス(ロッキーズ:3年5200万ドル)と同規模のレベルまで希望条件を引き下げたことを伝えており、同じくMLBネットワークのジョン・ヘイマンもキンブレルが当初の希望条件を引き下げ、3年契約に前向きであることを報じている。

     ヘイマンは、キンブレル獲得を狙うチームとしてブレーブス、ブリュワーズ、ナショナルズ、フィリーズの名前を挙げており、そのなかでも主力リリーバーのアローディス・ビスカイーノが右肩の手術で今季絶望となったブレーブスを最有力候補としている。キンブレル自身もメジャーリーガーとしてのキャリアのスタート地点となった古巣・ブレーブスに対する愛着を口にしており、ブレーブスがキンブレルの希望条件を満たすオファーを提示すれば、すんなり契約がまとまる可能性は高いと見られる。

     しかし、ブレーブスにとってはキンブレルがクオリファイング・オファー物件であることが獲得への大きな障壁となっている。ブレーブスは海外選手獲得に関する不祥事により、海外選手獲得に対するペナルティを受けており、ドラフト指名権の喪失をなるべく回避したいと考えているからだ。もしブレーブスがキンブレルを獲得すれば、今年6月のドラフトにおける全体60位の指名権と、それに伴うスロットマネー115万7000ドルを失うことになる。ブレーブスは全体9位と21位の指名権も有しており、全体60位の指名権(とスロットマネー)をどの程度重視するかが、キンブレル獲得に向けてのキーポイントとなりそうだ。

  • アスレチックスが主砲・デービスと2年間の契約延長

    2019.4.19 11:05 Friday

     日本時間4月19日、アスレチックスはクリス・デービスとの契約を2021年まで延長したことを発表した。2016年シーズン開幕以降、メジャーリーグで最多の本塁打を放っているスラッガーは、アスレチックスで長くプレイしたい意向を明らかにしていたが、球団がその希望に応える形で契約延長が実現。今季終了後にフリーエージェントとなる予定だったが、2年間の契約延長により、2021年までアスレチックスの一員としてプレイすることになった。MLB公式サイトのジェシー・サンチェスによると、契約総額は2年3350万ドルであるという。

     現在31歳のデービスは、今年のスプリング・トレーニング期間中に、アスレチックスで長くプレイしたい願望を持っていることを明らかにしていた。2016年にアスレチックスに加入したあと、3年連続で42本塁打以上を放ち、今季も両リーグ一番乗りで10号に到達するなど、球界を代表するスラッガーに成長を遂げたデービス。2021年まで今季を含めて3年間、アスレチックスの主砲として本塁打量産を継続することになった。

     なお、今季終了後にフリーエージェントとなる予定だった(可能性のあった)選手のうち、デービスのほか、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)、クリス・セール(レッドソックス)、ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)、ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)といった有力選手たちが次々に現所属球団との契約延長を成立させている。

     「オークランドは僕にとって、移籍してきたときからずっと特別な場所なんだ。オークランドのファンの前でプレイするのが大好きだし、チームメイトは家族のような存在だ。オークランドに残りたいという願望をずっと隠してこなかったし、オークランドをホームと呼び続けることができるのは本当に嬉しいよ。このチームの未来は明るいし、その一員になれることに興奮している」と喜びを語ったデービス。2016年シーズン開幕以降に放った143本塁打は、ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)の124本塁打を上回り、メジャーリーグ全体で最多の数字である。

     オークランドで球界屈指のスラッガーに成長したデービスは、今後もオークランドのファンを沸かせるアーチを架け続けてくれることだろう。

  • ブレーブス・ビスカイーノが今季絶望 キンブレル獲得の可能性は?

    2019.4.18 14:45 Thursday

     日本時間4月18日、ブレーブスは主力リリーバーの1人であるアローディス・ビスカイーノが右肩の手術を受け、今季絶望となったことを発表した。これによりフリーエージェント市場に残るクレイグ・キンブレルの獲得に乗り出す可能性も出てきたが、アレックス・アンソポロスGMは慎重な姿勢を崩していない。キンブレルの古巣復帰は実現するのだろうか。

     アンソポロスはビスカイーノの離脱を受け、「言うまでもなく、我々は球団の内部と外部の両面でブルペンの状況を改善するための方法を探っていく」とコメント。外部からの戦力補強を行う可能性を否定しなかった。

     ブレーブスには1500万~2000万ドルほどの資金の余裕があると見られており、ブレーブス側が希望する短期契約にキンブレルが応じるのであれば、キンブレルの古巣復帰が実現する可能性はある。近年のキンブレルは速球の球速に低下傾向が見られる一方、与四球率にも悪化の傾向があり、各球団は不良債権化のリスクを恐れて長期契約を望んでいない。これはブレーブスも同様であり、キンブレルが短期契約に応じるかどうかが契約成立に向けてのカギとなりそうだ。

     また、キンブレルがクオリファイング・オファー物件であることも、獲得に向けてのハードルとなっている。ブレーブスはキンブレルを獲得すると、今年6月のドラフトにおける全体60位の指名権を喪失することになる。海外選手獲得に関連する不祥事により、海外フリーエージェント選手の獲得が制限されているブレーブスにとって、ドラフト指名権(とそれに連動するスロットマネー)の喪失は死活問題であるからだ。

     もちろん、ビスカイーノが今季絶望になったからといって、必ずしもキンブレルを獲得しなければならないわけではなく、クローザーの穴は昨季15セーブを挙げたA.J.ミンターで埋めることができる。また、エース格のマイク・フォルティネビッチが来週中にも戦列復帰するため、トゥキ・トゥサントやブライス・ウィルソンといった若手先発投手をブルペンに回すことも可能だ。アンソポロスは現有戦力の状況やキンブレル側の希望条件の変動などを見ながら、最終的な決断を下すことになるだろう。

  • 2026年のオールスター・ゲーム開催地がフィラデルフィアに決定

    2019.4.17 12:25 Wednesday

     日本時間4月17日、メジャーリーグ機構、フィリーズ、フィラデルフィア市は独立記念館で、2026年のオールスター・ゲームがフィリーズの本拠地、シチズンズバンク・パークで開催されることが決定したことを発表した。2026年は、1776年にフィラデルフィアで独立宣言が発表されてからちょうど250年にあたる記念の年であり、独立宣言が発表された地で再びオールスター・ゲームが開催されることになった。

     フィラデルフィアでオールスター・ゲームが開催されるのは2026年が5度目となる。直近では、フィリーズの前本拠地、ベテランズ・スタジアムで1976年と1996年にオールスター・ゲームが開催されているが、1976年は独立宣言200周年の年だった。

     今回の発表の場には、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッドのほか、ペンシルベニア州知事のトム・ウルフ、フィラデルフィア市長のジム・ケニー、フィリーズ・オーナーのジョン・ミドルトン、フィリーズ球団社長のアンディ・マクフェイル、フィリーズGMのマット・クレンタック、フィリーズ監督のゲーブ・キャプラーらが出席。現役選手ではブライス・ハーパー、アンドリュー・マカッチェン、オドゥベル・ヘレーラ、アーロン・ノラ、球団OBからはマイク・シュミット、ジミー・ロリンズ、ラリー・ボーワ、グレッグ・ルジンスキー、ボブ・ブーン・ジョン・クルック、チャーリー・マニュエル、デーブ・キャッシュ、リッキー・ボタリコといった豪華な面々が顔を揃えた。

     なお、今年のオールスター・ゲームは7月9日(現地時間)にインディアンスの本拠地、プログレッシブ・フィールドで開催され、来年は7月14日(現地時間)にドジャースの本拠地、ドジャー・スタジアムで開催されることがすでに決まっている。2021年から2025年までの開催地はまだ発表されていないものの、「独立宣言250周年」に最も相応しい開催地として、2026年のオールスター・ゲームはフィラデルフィアで開催されることが決まった。

  • エンゼルス・大谷 マイナーでのリハビリ出場なしで復帰へ

    2019.4.17 11:10 Wednesday

     日本時間4月17日、エンゼルスのビリー・エプラーGMが語ったところによると、大谷翔平はマイナーでのリハビリ出場を経ずに戦列復帰する見込みだという。ただし、リハビリ出場を行わないからといって戦列復帰が早まるわけではなく、エプラーは当初の予定通り、大谷が5月中に指名打者として戦列復帰する見込みであることを明らかにしている。

     昨年10月1日(現地時間)に受けたトミー・ジョン手術からのリハビリを進めている大谷は、すでにマシン相手の打撃練習を開始しており、来週には投手と対戦する実戦形式での打撃練習を行う予定となっている。日本時間4月16日に手術を担当したニール・エラトラシュ医師の診察を受け、実戦形式の打撃練習開始にゴーサインが出た。

     昨季のア・リーグ新人王に輝いた大谷は、マイナーでのリハビリ出場ではなく、実戦形式の打撃練習のなかで必要な打席数を消化していく予定となっている。昨季も戦列復帰前のおよそ1週間にわたって実戦形式での打撃練習で調整を行っており、今回はそれと同様のプロセスを経ることになる。エプラーによると、大谷は球団のキャンプ施設があるアリゾナではなく、本拠地のカリフォルニアで戦列復帰に向けての準備を進めていくようだ。

     エプラーは「大谷に(マイナーでの)リハビリ出場は行わせないつもりだ。守備に就く必要はないから昨年6月と同じ状況だし、同様のアプローチを採用する。戦列復帰までにどれほどの打席数が必要かは、まだ明言できないけどね」とコメント。エンゼルスは大谷が戦列復帰を急ぐことがないよう細心の注意を払っており、マシン相手の打撃練習は今のところ、速球に限定されている。ただし、その球速はメジャーリーガーと同レベルのものであるという。

     大谷は打撃練習を行うなかで、昨年よりもパワーが増したように感じていることを明らかにしている。戦列復帰後は、104試合・367打席で打率.285、22本塁打、OPS.925をマークした昨季以上のパフォーマンスが見られるかもしれない。

  • メドウズとアクーニャJr.が週間最優秀選手に選出

    2019.4.16 11:40 Tuesday

     日本時間4月16日、メジャーリーグ機構は2019年レギュラーシーズン第3週の週間最優秀選手を発表し、ア・リーグはオースティン・メドウズ(レイズ)、ナ・リーグはロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)が選出された。メドウズは昨年5月(当時パイレーツに所属)、アクーニャJr.は昨年8月にナ・リーグの月間最優秀新人に選出されており、両選手とも、若手選手の活躍が目立つ現在のメジャーリーグを象徴する存在となっている。

     メドウズは22打数12安打の猛打を見せ、打率.545、4本塁打、12打点、長打率1.182という驚異的な成績をマーク。その一方で三振はわずか3つだけで、まさに絶好調の1週間を過ごした。日本時間4月13日のブルージェイズ戦では先発のトレント・ソーントンからの先頭打者アーチを含む1試合2本塁打を記録。メドウズは現在チーム最高のWARを記録しており、レイズはこの1週間を5勝1敗で乗り切り、第3週を終えた時点で両リーグ最高勝率をマークしている。

     アクーニャJr.もメドウズと同様、22打数12安打で打率.545を記録。ブレーブスが4勝2敗をマークした1週間で3本塁打、9打点を叩き出した。第2週を終えた時点で打率.129、OPS.612と苦しんでいたアクーニャJr.だが、この1週間の猛打により打率は.302、OPSは1.072へと急上昇。アクーニャJr.は現在チーム最高のWARを記録しており、第2週の週間最優秀選手に選出されたコディ・ベリンジャー(ドジャース)に次ぐリーグ2位の数字となっている。

     メドウズは自身初となる週間最優秀選手に選出。一方、アクーニャJr.は昨年8月に週間最優秀選手に選出されており、自身2度目の受賞となった。

  • エンゼルス・トラウト 故障者リスト入り回避へ

    2019.4.15 19:00 Monday

     股関節を痛めて欠場が続いているマイク・トラウト(エンゼルス)だが、日本時間4月16日から始まる敵地でのレンジャーズ3連戦でチームに合流する予定となっている。股関節の状態は快方に向かっていて故障者リスト入りを回避できる見込みであり、早ければレンジャーズ3連戦の初戦からスタメンに復帰できる可能性もあるようだ。

     日本時間4月15日、エンゼルスはトラウトの故障が回復に向かっていることを明らかにし、トラウト自身も股関節の状態が良くなっていることを明言。心配された故障者リスト入りや長期離脱は回避できる見込みとなった。

     日本時間4月16日のレンジャース戦でスタメン出場するかどうかは、試合前のコンディションを見極めながら冷静に判断する方針だが、少なくとも数日以内に実戦復帰できる見込み。エンゼルスにとっては、この上ない朗報である。

     日本時間4月10日のブリュワーズ戦で股関節を痛めて途中交代したあと、トラウトは故障箇所の回復を最優先するために試合を欠場。まだシーズン序盤であり、無理をしない方針を明らかにしていたが、結果的にはその判断が吉と出た格好だ。

     今季のトラウトは例年以上の好スタートを切っており、ここまで49打席で打率.406、5本塁打、12打点、出塁率.592、長打率.938、OPS1.529という驚異的な成績をマーク。4三振に対して13四球を選ぶなど、MVPレースの常連はさらなる進化を遂げている。

     故障者リストを回避できたトラウトは、戦列復帰後もスーパースター級の活躍を続け、2019年のレギュラーシーズンを盛り上げてくれるに違いない。今季のトラウトが最終的にどのような数字を残すのか、今から非常に楽しみだ。

  • FA左腕・カイケル プレイ機会確保のため1年契約受諾の可能性も

    2019.4.15 18:20 Monday

     レギュラーシーズンが開幕し、まもなく4月も後半に突入しようとしているなか、2015年のサイ・ヤング賞受賞者であるダラス・カイケルがまだフリーエージェント市場に残っている。もしカイケルが今季プレイしたいのであれば、希望条件を引き下げる必要があると考えられているが、カイケルは好条件であれば1年契約のオファーにも応じる姿勢を見せ始めているようだ。

     ESPNのバスター・オルニーは、カイケルがこれまで希望していた長期契約に固執せず、好条件の1年契約のオファーがあれば、それに応じる可能性があることを報じている。そして、カイケルが最もフィットする可能性のあるチームとして、再建途上ながら予想外の好スタートを切ったパドレスの名前を挙げている。

     再建途上のパドレスは、今季も下位に低迷することが予想されていたものの、現時点でナ・リーグの最高勝率(.647)をマークし、西部地区の首位に立っている。20歳のフェルナンド・タティスJr.の昇格を少し遅らせることにより、タティスJr.のフリーエージェント権取得を1年先延ばしにすることも可能だったが、勝利のために必要な戦力であると判断し、開幕から正遊撃手として起用。再建途上ながら勝利にこだわる姿勢も見せているのが、今季のパドレスの特徴と言える。

     パドレスはクリス・パダックやニック・マーガビシャスといった若手投手を先発ローテーションの一角として起用しているが、経験豊富なカイケルの加入は、チームの戦力アップのみならず、若手投手の教育係という面でも好影響が期待できる。もしカイケルを1年契約で獲得するのであれば、今後の戦いが振るわなかった場合、夏場にトレードで放出することも可能であり、チーム作りの構想に悪影響を与えることはないだろう。

     カイケルは昨年11月にアストロズからのクオリファイング・オファー(年俸1790万ドルの1年契約)を拒否しており、「好条件の1年契約」という言葉は、この金額を上回る1年契約を指していると見られる。年俸1800万ドル以上の契約をオファーするチームは現れるのか。今後の動向に注目が集まりそうだ。

  • 有望株・ゲレーロJr.がAAA級で3安打 昇格に向けて着実に前進

    2019.4.15 17:45 Monday

     故障からのリハビリを終え、AAA級バッファローに合流しているブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)。球界最高の有望株と評される若きスラッガーは、MLB公式サイトが特集記事を用意して日々の動向をチェックするほどの注目を集めている。日本時間4月15日の試合では3安打を放つ活躍。AAA級での3試合で10打数5安打(打率.500)とその実力を遺憾なく発揮しており、待望のメジャー昇格に向けて着実に前進中だ。

     殿堂入りの名外野手、ブラディミール・ゲレーロを父に持つゲレーロJr.は、昨季マイナー4階級で合計95試合に出場し、打率.381、20本塁打、78打点、出塁率.437、長打率.636、OPS1.073の好成績をマーク。特に61試合に出場したAA級では打率.402、OPS1.120と驚異的な成績を残し、球界を代表する強打者になる可能性のある逸材として大きな注目を集めるようになった。

     今季はア・リーグ新人王の筆頭候補に挙げる声もあったが、スプリング・トレーニングで左腹斜筋を痛め、リハビリ調整も兼ねてA+級のダニーディンでシーズンをスタート。ここで4試合に出場して必要な調整を終えると、日本時間4月12日に「メジャー昇格前の最終ステップ」となるAAA級バッファローに合流した。

     AAA級では、日本時間4月12日の合流初戦で二塁打1本、本塁打1本を放つ4打数2安打4打点の活躍を見せ、休養日明けとなった合流3戦目の日本時間4月15日の試合でもタイムリー1本を含む5打数3安打1打点をマークした。ここまでAAA級で3試合に出場して打率.500、1本塁打、5打点、出塁率.583、OPS1.483と文句なしの成績を残しており、メジャー昇格の日が近付いていることを感じさせる。

     ゲレーロJr.はもうしばらくの間、AAA級で実戦経験を積むことになりそうだが、メジャー昇格後は三塁手ないし指名打者としてレギュラー級の出場機会を与えられるはず。昇格時期次第では、ア・リーグの新人王レースの中心的存在となるに違いない。

  • インディアンス カルロス・ゴンザレスがメジャー昇格

    2019.4.14 23:40 Sunday

     日本時間3月20日にインディアンスとマイナー契約を結んだカルロス・ゴンザレスが、ようやくメジャーの舞台に戻ってくる。テリー・フランコーナ監督は、日本時間4月15日のロイヤルズ戦の前にゴンザレスをメジャーへ昇格させることを明言。指揮官の言葉通り、ゴンザレスは日本時間4月15日にメジャー登録され、正式にインディアンスの一員となった。

     ゴンザレスはAAA級で6試合に出場して打率.348、1二塁打、1本塁打、3打点、OPS1.004の好成績をマーク。AAA級のトニー・マンソリーノからフランコーナのもとに推薦があり、フランコーナはゴンザレスをメジャーの戦力に加えることを決断した。

     「良い成績を残すことができているのは良いことだ。オープン戦だろうが、公式戦だろうが、練習試合だろうが、いつだって良い結果を残したいものだからね。でも、やっぱりメジャーの舞台で戦いたいと思っていたし、メジャーに合流できるのはとても楽しみだよ。自分のやるべきことを一生懸命やって、チームに貢献したい」とゴンザレス。メジャー通算231本塁打、オールスター3度、シルバースラッガー2度、ゴールドグラブ3度、首位打者1度の実績を誇る33歳のベテラン外野手が実力をしっかり発揮すれば、インディアンスにとって大きな戦力となることは間違いない。

     AAA級では外野の両翼を守ったゴンザレスだが、フランコーナはメジャーでも同様にレフトとライトの両方で出場機会を与える方針を明らかにしている。インディアンスとの契約成立が遅かったため、スプリング・トレーニングでの調整は十分に行えなかったものの、マイナーの試合に出場したことによりメジャーで戦う準備は整っており、日本時間4月15日のロイヤルズ戦では早速「3番・レフト」でスタメンに名を連ねている。

     レギュラーシーズン開幕から2週間ほど遅れて始まるメジャー12年目のシーズン。ゴンザレスがどのような活躍を見せるか楽しみだ。

  • 最強守護神・キンブレルが希望条件を引き下げたとの報道

    2019.4.14 23:00 Sunday

     通算333セーブ、防御率1.91という圧倒的な実績を誇るメジャー屈指の実力派クローザー、クレイグ・キンブレルはフリーエージェント市場がオープンした当初、6年1億2000万ドル前後の大型契約を希望していたことが報じられている。しかし、契約先が決まらないままレギュラーシーズンが開幕し、キンブレルは依然としてフリーエージェント市場で「売れ残っている」状況。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、キンブレルはここにきて希望条件を引き下げ、新たな契約の成立に向けて動き始めたようだ。

     ローゼンタールによると、キンブレルはザック・ブリットン(ヤンキース:3年3900万ドル)やウェイド・デービス(ロッキーズ:3年5200万ドル)と同水準まで希望条件を引き下げ、契約成立を目指しているという。ジ・アスレチックのジム・ボウデンは、キンブレルが3月末の時点で総額1億ドル規模の大型契約を欲していたことを報じているが、自身の希望に合うオファーがないことを考慮し、譲歩ないし妥協することを検討し始めたようだ。ちなみに、リリーフ投手による史上最高額の契約は、アロルディス・チャップマン(ヤンキース)による総額8600万ドルの契約となっている。

     クオリファイング・オファー物件であるキンブレルを獲得した場合、獲得球団は今年のドラフトにおける上位指名権を放棄しなければならない。ところが、ドラフトが終わってしまえばクオリファイング・オファーに関連する指名権の喪失は発生しないため、ローゼンタールは3月中旬の時点で、キンブレルがドラフト後の契約成立を目指す可能性があることを報じていた。このタイミングで希望条件の引き下げたことを考えると、キンブレルはドラフト後まで待たず、早期の契約成立を目指しているのかもしれない。

     ただし、キンブレルは依然として中長期の契約を求めており、1~2年ほどの短期契約に応じるつもりはないようだ。希望条件を引き下げたキンブレルを納得させることのできるオファーを提示するチームは現れるのか。今後の動向に注目だ。

  • ヤンキースにまた故障者 正捕手・サンチェスが離脱

    2019.4.13 09:55 Saturday

     開幕12試合で5勝7敗と苦しいシーズン序盤となっているヤンキースに、また故障者が発生した。日本時間4月13日、正捕手のゲーリー・サンチェスが左ふくらはぎ痛により故障者リスト入り。また、右肩の故障で離脱中のデリン・ベタンセスは、回復の具合が思わしくなく、戦列復帰が先延ばしになる見込みであることも発表されている。

     サンチェスはヤンキースにとって、今季12人目の故障者リスト入り選手となる。ベテラン左腕のCCサバシアは日本時間4月14日に本拠地ヤンキー・スタジアムで行われるホワイトソックス戦で戦列復帰し、先発する予定だが、故障者の続出はヤンキースが開幕ダッシュに失敗する要因の1つとなっている。サンチェスの離脱に伴い、控え捕手のオースティン・ロマインが正捕手に繰り上げとなり、AAA級から昇格したカイル・ヒガシオカが控え捕手を務める見込みだ。

     サンチェスは左ふくらはぎが軽傷であり、試合にも出場可能であると主張しているものの、ヤンキースは故障の悪化を防ぐために大事を取って故障者リスト入りさせることを選択した。アーロン・ブーン監督は、サンチェスが最短の10日間で戦列に戻ってくることを期待しているようだ。

     不本意な1年となった昨季からの復調を目指すサンチェスは、今季ここまで打率.268、6本塁打、11打点、出塁率.333、長打率.732をマーク。日本時間4月8日のオリオールズ戦では自身初の1試合3本塁打を記録した。ジャンカルロ・スタントン、ミゲル・アンドゥハー、アーロン・ヒックスといった主力打者を故障で欠くなか、打線の中軸を担っていただけに、サンチェスの離脱による得点力の低下は避けられないだろう。

     現在、ヤンキースはベタンセス、ベン・ヘラー、ジョーダン・モンゴメリー、サバシア、ルイス・セベリーノ、サンチェス、アンドゥハー、ディディ・グレゴリアス、トロイ・トゥロウィツキー、ジャコビー・エルズベリー、ヒックス、スタントンと12人が故障者リスト入り。AAA級から昇格させた若手選手を起用しながらの戦いを余儀なくされている。

  • 即戦力求めるナショナルズとノリスの契約が破談に

    2019.4.12 13:00 Friday

     日本時間4月12日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ナショナルズがフリーエージェントのリリーフ右腕、バド・ノリスと結ぼうとしていたマイナー契約は破談となったようだ。ナショナルズは「いかに早くメジャーの戦力となれるか」を重視していたが、ノリスはまだキャンプ施設での調整を行っている段階であり、ナショナルズのニーズとノリスの現状に大きなギャップがあったことが破談の原因になったと見られている。

     ナショナルズは救援防御率がリーグワーストの7.79という惨状に陥っており、この状況を改善すべく、リリーフ投手の補強を目指していた。そこで、昨季カージナルスのクローザーとして28セーブをマークしたノリスに白羽の矢が立ったのだが、ナショナルズがノリスのコンディションを詳しく調査した結果、メジャー合流には時間が掛かることが判明し、契約を回避することを決断するに至ったようだ。

     ノリスは3月上旬にブルージェイズとマイナー契約を結び、セットアッパーとして開幕ロースターに名を連ねることが有力視されていた。しかし、前腕を痛めたことで調整が遅れ、レギュラーシーズン開幕後もキャンプ施設で調整を続けることに。しかし、最終的にはブルージェイズから戦力にならないと判断され、解雇されてフリーエージェントとなっていた。

     関係者によると、ナショナルズは今後もリリーフ投手の補強に向けて動く方針であり、フリーエージェント市場に残る大物クローザー、クレイグ・キンブレルの名前も取り沙汰されている。しかし、すでに年俸総額が1億9700万ドルを超えているナショナルズがキンブレルを獲得するのは難しいと見られており、安価で獲得できて、なおかつ一定の活躍が望めるような選手に狙いを定めて補強を進めることになりそうだ。

  • ブレーブスが正二塁手・アルビーズと2025年まで契約延長

    2019.4.12 12:40 Friday

     ブレーブスは日本時間4月12日のメッツ戦の試合開始前に、オジー・アルビーズと7年3500万ドルで契約を延長したことを発表した。これによりブレーブスとアルビーズの契約は2025年まで延長され、2026年と20207年の契約はいずれも年俸700万ドルの球団オプションで、バイアウト400万ドルが設定されている。オプションがすべて行使されれば、アルビーズは2027年までブレーブスでプレイすることになり、契約総額は9年4500万ドルとなる。

     メジャーでの初めてのフルシーズンとなった昨季、オールスター・ゲームに選出されたアルビーズにとって、年平均500万ドルの9年契約は「格安」と言えるだろう。ブレーブスはロナルド・アクーニャJr.と8年1億ドルの契約延長を成立させたあと、ただちにアルビーズとの契約延長に動き、2人の若きスター選手をそれぞれの30歳のシーズンまで保有できることになった。アクーニャJr.の契約と比較しても、アルビーズの契約は「格安」だが、これには「僕はお金のためにプレイしているわけではない。自分のキャリアのためにプレイしているんだ。家族に安心して暮らしてほしいから、僕は今回のオファーを受け入れたんだよ」というアルビーズの意向も反映されているようだ。

     アルビーズは昨季、ブレーブスの正二塁手に定着し、158試合に出場して打率.261、24本塁打、72打点、14盗塁、OPS.757をマーク。OPS.834をマークした前半戦に対し、後半戦はOPS.624と失速したため、今季への影響が心配されたものの、今季はここまで12試合に出場して打率.327、1本塁打、2打点、2盗塁、OPS.838という好スタートを切っている。ともに1997年生まれであるアクーニャJr.とアルビーズの若き主力選手コンビは、今後長きにわたってブレーブスを支えていくことになりそうだ。

  • アスレチックスが通算104勝のジャクソンとマイナー契約へ

    2019.4.11 13:20 Thursday

     日本時間4月11日、ジ・アスレチックのフリアン・マクウィリアムスとMLBネットワークのジョン・ヘイマンが伝えたところによると、アスレチックスはフリーエージェントの先発右腕、エドウィン・ジャクソンとマイナー契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ジャクソンは昨季アスレチックスで17試合に先発して6勝3敗、防御率3.33をマーク。先発投手不足に悩むアスレチックスが、通算104勝の実績を誇るベテラン右腕を呼び戻すことを決断した。

     現在35歳のジャクソンは、昨季アスレチックスでプレイしたことにより「メジャー13球団でプレイ」というメジャータイ記録を樹立した(もう1人の記録保持者はオクタビオ・ドーテル)。今回の契約は、この記録を更新するチャンスには繋がらないものの、アスレチックスの先発投手事情を考えると、ジャクソンがメジャー17年目のシーズンを迎えるチャンスは十分にある。まずはマイナーで調整を行い、準備が整った段階でメジャーの先発ローテーションに加わることになるだろう。

     ジャクソンは昨季も同じような立ち位置からスタートした。先発投手陣に故障者が続出したアスレチックスと6月上旬にマイナー契約を結び、6月下旬にはメジャー昇格。そこから期待以上のパフォーマンスを続け、最終的には17先発で6勝をマークした。防御率3.33は、リリーフに専念して防御率3.07をマークした2015年を除けば、自己ベストの数字だった。

     現在、アスレチックスの先発ローテーションはマイク・ファイアーズ、マルコ・エストラーダ、ブレット・アンダーソン、フランキー・モンタス、アーロン・ブルックスの5人によって形成されているが、絶対的な存在はおらず、ジャクソンが入り込む余地は大いにある。13球団を渡り歩きながらしぶとく生き残ってきたジャーニーマンがメジャー17年目のシーズンを迎えられるか注目だ。

  • 球界最高の有望株・ゲレーロJr.がリハビリ終えてAAA級へ

    2019.4.11 13:00 Thursday

     関係者がMLB公式サイトのジェシー・サンチェスに伝えたところによると、スプリング・トレーニングで左腹斜筋を痛めてリハビリのためにA+級で開幕を迎えていたブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)がリハビリを終え、AAA級に合流するようだ。球界最高の有望株と評される20歳の強打者が、待望のメジャーデビューに向けて動き出した。

     ゲレーロJr.はA+級での4試合で15打数4安打、1二塁打、1四球をマーク。リハビリが終了し、メジャーデビューに向けての「最終ステップ」となるAAA級に合流する。昨季はAAA級で30試合に出場して打率.336、6本塁打、16打点、OPS.978の好成績をマークしており、昨季同様の打棒を発揮できれば、早い段階でメジャーに引き上げられることになるだろう。マーク・シャパイロ球団社長は3月下旬に、故障が癒えて健康を取り戻せば、メジャー昇格に向けての動きが加速することを明言している。

     ブルージェイズは指名打者のケンドリズ・モラレスをアスレチックスへ放出しており、現在はラウディ・テレズを中心に複数の選手が指名打者の枠をシェアしている状態である。また、正三塁手のブランドン・ドルーリーも打率1割台に低迷しており、ゲレーロJr.がメジャー昇格を果たせば、指名打者ないし三塁手として連日スタメンに名を連ねる可能性が高い。早い段階でジャスティン・スモーク、ランドール・グリチックとともに打線の中軸を形成する可能性すらありそうだ。

     メジャーデビュー後の活躍次第では、ア・リーグ新人王争いのフロントランナーに躍り出る可能性もあるだけに、殿堂入りの名外野手を父に持つ「超有望株」の動向には、今後も大きな注目が集まるに違いない。

  • 股関節痛めたエンゼルス・トラウト 早期復帰可能の見込み

    2019.4.11 12:35 Thursday

     前日の試合で右股関節を痛めて途中交代したエンゼルスのマイク・トラウトは、日本時間4月11日のブリュワーズ戦のスタメンから外れた。エンゼルスは休養日を1日挟んだあと、日本時間4月13日からカブスとの3連戦を戦う予定となっているが、そこでの戦列復帰を目指しているようだ。

     エンゼルスが11対8で勝利した日本時間4月10日のブリュワーズ戦、2打数2安打をマークしたトラウトは2回裏の走塁時に右股関節を痛め、4回表開始時にピーター・ボアジャスと交代してベンチへ退いた。その試合から一夜明け、トラウトは故障箇所の状態が良くなっていることを明らかにしており、復帰の準備が整うまでの間は試合を欠場して治療に専念する方針だという。

     トラウトは「一夜明けて、(故障箇所の状態は)かなり良くなっているよ。数日で治るくらいの症状だと思う。明日は休養日だからね」と語り、自身のコンディションを楽観的に捉えている様子。「無理に復帰を急ぐ必要はないと思う。あと2日あれば、もっと状態は良くなるんじゃないかな。まずは明日、どうなっているか見てみるよ。(現地時間の)金曜日か土曜日には試合に出られるといいな」と、あくまでも表情は明るかった。

     今季のトラウトは12試合で打率.406、5本塁打、12打点、出塁率.592、長打率.938という驚異的な成績を残している。好スタートを切ったシーズンを充実したものにするためには、故障を悪化させず、長期離脱を回避することが重要となる。だからこそエンゼルスは大事をとって日本時間4月11日のブリュワーズ戦を欠場させる決断をし、カブス3連戦の出場可否についても慎重に判断する方針だ。

     「試合に出られないのはフラストレーションが溜まるけど、これも野球の一部だからね。もちろん、シーズンを通して試合に出続けたいけど、6週間離脱するより数日間我慢する方が良いに決まっている。医者には、もし昨日の試合に出場し続けていたら、状態はもっと悪くなっていただろうと言われたよ」とトラウト。「シーズン終盤で、僅差の優勝争いだったら無理をして出場したかもしれないけど、まだシーズン序盤だからね」と先の長いシーズンを見据え、現状を冷静に捉えている様子だった。

  • カージナルスが正三塁手・カーペンターと2年間の契約延長

    2019.4.11 12:05 Thursday

     日本時間4月11日のドジャース戦の開始前、カージナルスは正三塁手のマット・カーペンターと2022年のベスティング・オプションが付属した2年間の契約延長を結んだことを発表した。カーペンターは今季が6年5200万ドルの長期契約の最終年で、来季の契約は球団オプションとなっていたが、今回の契約延長はそれに置き換わる形となる。現在33歳のカーペンターは、プロ野球選手としてのキャリアをカージナルスで全うする可能性が極めて高くなった。

     カージナルスは今年2月以降、主力選手との契約延長交渉を進めており、カーペンターはホゼ・マルティネス、マイルズ・マイコラス、ポール・ゴールドシュミットに続いて4人目の契約延長となる。

     「ここは僕がいたいと思う場所なんだ。ここは僕の家族にとってもホームであり、セントルイス以上に野球を楽しくプレイできる場所はないと思っている。セントルイスよりも優れたファンの前でプレイできる場所はないし、オーナーは勝利のために尽くしてくれるし、フロントオフィスは毎年勝つチャンスを与えてくれるし、監督は僕たちが行きたい場所へ行くためにチームをしっかりまとめてくれる。(契約延長を)迷う必要なんて全くなかったよ」とカーペンターはカージナルスへの愛着を口にした。

     契約延長に関する交渉は、ウィンター・ミーティングの時期に開始され、スプリング・トレーニング期間中に加速したという。カージナルスのフロントオフィスは、ゴールドシュミットとの契約延長を成立させたあと、カーペンターとの契約延長に尽力してきた。ジョン・モゼリアック野球部門社長は「カーペンターのカージナルスでのキャリアを振り返ってみると、我々はいつも勝ってきた。彼にはカージナルスのユニフォームを着続けてもらいたかったんだ」とコメント。カーペンターは「常勝カージナルス」に不可欠の存在なのだ。

     一塁のゴールドシュミット、三塁のカーペンターのほか、二塁のコルテン・ウォンは2020年まで(2021年は球団オプション)、遊撃のポール・デヨングは2023年まで(2024年と2025年は球団オプション)カージナルスと契約を結んでいる。実力者がズラリと顔を揃える充実の内野陣を擁し、カージナルスは2015年以来のポストシーズン進出、そして2011年以来のワールドシリーズ制覇に向けて戦っていく。

  • カブス・レスター 左ハムストリング痛で戦線離脱へ

    2019.4.10 13:40 Wednesday

     カブスのジョー・マドン監督は、左ハムストリングを痛めたエース左腕のジョン・レスターが先発登板を1~2回、回避する可能性が高いことを明らかにした。チームはレスターの離脱が長期化しないことを望んでいるものの、故障者リスト入りは確実な情勢となっている。

     マドンは「もちろん、レスターは次の先発登板を回避することになるだろう」と語り、レスターの代役探しを開始することを明らかにした。本来であれば、先発とリリーフの両方をこなせる便利屋左腕、マイク・モンゴメリーが代役となるはずだが、モンゴメリーは広背筋を痛めて故障者リスト入りしており、レスターの次回登板予定の試合に間に合わない。となれば、先発として実績豊富なタイラー・チャットウッドが有力な候補となるが、今季のチャットウッドはリリーバーとしての調整を行っており、日本時間3月7日のオープン戦を最後に2イニング以上を投げていないのが実情だ。40人枠に登録されているデュエイン・アンダーウッドJr.かジャスティン・スティールをマイナーから昇格させて先発させる可能性もゼロではない。

     マドンはチャットウッドを代役に起用することを示唆しているものの、あらゆる選択肢を考慮したうえで、最終的な決定を行う意向を示している。まずはレスターを故障者リストに登録して、マイナーからリリーフ投手を昇格させ、その間にチャットウッドに先発投手としての調整を行わせることになるだろう。あるいは、チャットウッドを引き続きリリーバーとして起用し、マイナーから別の先発投手を昇格させる可能性もある。レスターが先発予定だった日本時間4月15日のエンゼルス戦に誰が先発するのか。マドンの決断に注目だ。

  • インディアンスに痛手 クレビンジャーが長期離脱へ

    2019.4.10 13:20 Wednesday

     日本時間4月8日の試合で先発のマイク・クレビンジャーが早期降板したとき、故障を予防するための交代であると思われていた。しかし、予想以上に事態は深刻だったようだ。日本時間4月10日、インディアンスはクレビンジャーを10日間の故障者リストに登録。背中を痛めたクレビンジャーは、長期にわたって戦列を離れる見込みとなっている。

     今季のクレビンジャーは2試合に先発して12イニングを投げ、被安打2、奪三振22、与四球4、無失点という素晴らしいパフォーマンスを見せていた。ところが、テリー・フランコーナ監督が「かなりの重症だ」と表現するほどの故障で戦線離脱を余儀なくされ、指揮官は「彼がボールを手にするまで6~8週間はかかるだろう」との見通しを示している。

     インディアンスはダニー・サラザーも戦列復帰の見通しが立っておらず、先発4番手とはいえ、他球団であれば先発ローテーションの柱となるクラスの実力を誇るクレビンジャーの離脱は大きな痛手。本来であればアダム・プルートゥコが穴埋め要員となるはずだったが、プルートゥコは右前腕痛により先週、マイナーの故障者リストに登録されている。そうした事情もあり、フランコーナはクレビンジャーの代役を誰に任せるのかをまだ明らかにしていない。

     AAA級でプレイする選手のなかでは、アッシャー・ウォジャハウスキー、ジェフリー・ロドリゲス、コディ・アンダーソン、胡智為(フー・チーウェイ)らが候補となるだろう。このなかでは、今季の初登板で6イニングを投げているウォジャハウスキーとロドリゲスがベストの選択肢と見られる。フランコーナはあらゆる選択肢を検討し、クレビンジャーの代役を決定する方針を明らかにしている。

     なお、クレビンジャーの故障者リスト入りに伴い、AAA級からリリーフ右腕のニック・ウィットグレンが昇格。ウィットグレンは2月にマーリンズからトレードで獲得した新戦力で、昨季は32試合に登板して防御率2.94をマークした。

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