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  • カージナルスの右腕・マルティネス 母国・ドミニカで警察沙汰に

    2020.11.24 13:00 Tuesday

     カージナルスの右腕カルロス・マルティネスが母国・ドミニカ共和国で新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための規制に違反し、警察が出動する事態になっていたことが明らかになった。マルティネスはドミニカ共和国のプエルト・プラタで行われた人気音楽アーティストのイベントに参加し、大勢の人が殺到してしまったという。これがソーシャル・ディスタンスを保つことについての行政命令に違反し、警察が出動する事態となったものの、球団の発表によると逮捕はされていないようだ。

     マルティネスは地元で行われた人気音楽アーティストのイベントに参加。SNS上にはそのアーティストを後ろに乗せてバイクに乗るマルティネスの写真が出回っていたが、両者ともマスクを着用していなかった。人気アーティストとメジャーリーガーの共演ということで現場には大勢の人が殺到。大規模な集会が発生し、結果的に行政命令に違反することになってしまったようだ。

     カージナルスはこの件を把握しており、「現在イベントの詳細について情報を収集している」と述べた。また、マルティネスが逮捕されておらず、マルティネスに対する法的な告発も現時点では行われていないことを明らかにした。さらに「組織内の誰かが故意に地域社会の法律や健康規則に違反することを容認するものではない」と付け加えている。

     マルティネスは自身の認識が甘かったとして、SNSを通して謝罪文を発表。今季は新型コロナウイルスの陽性反応もあって5試合しか投げられず、0勝3敗、防御率9.90と不本意な成績に終わっていただけに、意識の低さを指摘されても反論はできまい。

     カージナルスと結んでいる総額5100万ドルの5年契約は来季限りで満了を迎える。2022年と2023年の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっているが、前者が年俸1700万ドル、後者が年俸1800万ドルと決して安い金額ではないだけに、グラウンド内で結果を残せず、グラウンド外のトラブルが続くようであれば、来季限りでカージナルスを去ることになるだろう。

  • スマイリー獲得のブレーブス 37歳右腕・モートンにも興味

    2020.11.24 12:00 Tuesday

     ドリュー・スマイリーと1年1100万ドルで契約し、先発ローテーションの頭数を揃えたかに思われたブレーブスだが、メジャーリーグ公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマンによると、37歳のベテラン右腕チャーリー・モートンにも「強い関心」を示しているようだ。モートンは2002年のドラフトでブレーブスから3巡目指名を受けてプロ入りし、2008年にブレーブスでメジャーデビューしており、もしブレーブスがモートン獲得に成功すれば12年ぶりの古巣復帰となる。

     2008年にメジャーデビューしたモートンは、翌2009年6月にネイト・マクラウスとのトレードでゴーキース・ヘルナンデス、ジェフ・ロックとともにパイレーツへ移籍。その後、フィリーズとアストロズを経て2019年からの2シーズンはレイズでプレーした。昨季は自己最多の16勝を挙げ、今季は9試合に先発して38回を投げ、2勝2敗、防御率4.74、42奪三振を記録。ワールドシリーズ終了後に来季オプションを破棄され、フリーエージェントとなった。

     モートンは自宅から本拠地まで通えるレイズに残留することが第1希望であることを明言しているが、レイズと同じアメリカ東部に本拠地を置くことはブレーブスにとってアドバンテージになると思われる。西海岸のチームとの争奪戦になった場合、ブレーブスに「地の利」があるのは間違いないだろう。

     ブレーブスはポストシーズンで先発3本柱を形成したマックス・フリード、イアン・アンダーソン、カイル・ライトの若手3投手に加え、エース格のマイク・ソローカがアキレス腱の故障から復帰し、1年契約で獲得したスマイリーを加えて先発投手5枚が揃っている。とはいえ、スマイリーには故障のリスクがあり、アンダーソンとライトの2人はフルシーズンでどこまれやれるか未知数。モートンの獲得は純粋な戦力としてのみならず、若手投手のメンターを任せたいという狙いもあると見られる。

  • メッツ・ロハス監督の来季続投が正式に決定 球団社長が明言

    2020.11.24 11:30 Tuesday

     メッツのサンディ・アルダーソン球団社長は日本時間11月24日、フロントオフィスの新たなリーダーが誰になるかにかかわらずルイス・ロハス監督が来季も続投することを明言した。これまでは「フロントオフィスの新たなリーダーの判断次第では監督交代の可能性がある」とされていたが、これによって続投が正式に決定。ロハスは「サンディのリーダーシップの下で監督を務め、ワールドシリーズ制覇を目指せることにワクワクしている」とのコメントを発表した。

     アルダーソンは電話でロハスに続投が正式に決定したことを伝えたという。「私はこの決定にとても満足している。ルイスも喜んでくれていると思うし、ルイスや(これから決定する)新たなゼネラルマネージャー(GM)、野球運営部門のメンバーたちと2021年シーズンの成功のために仕事をするのが楽しみだよ」とアルダーソン。フロントオフィスの新たなリーダーについては、編成本部長(正式な肩書は野球運営部門社長)ではなくGMを採用する方針を固めたようだ。

     現在39歳のロハスは今季カルロス・ベルトラン新監督の下でクオリティ・コントロール・コーチを務める予定だったが、今年1月にベルトランがアストロズの不正なサイン盗みに関わっていたことが判明し、メッツはベルトランを解任。ロハスが内部昇格で監督に就任することになった。監督1年目は26勝34敗でナショナル・リーグ東部地区4位タイという不本意な成績に終わったが、選手とのコミュニケーション能力などは高く評価されている。

     一方、フロントオフィスの新たなリーダーについては、ブリュワーズのデービッド・スターンズ編成本部長とインディアンスのマイク・チャーノフGMの引き抜きに失敗したことがすでに判明しており、カブスの編成本部長を退任したセオ・エプスタインとはコンタクトを取っていないという。12月に入れば移籍市場の動きが本格化し始めるだけに、なるべく早く新たなGMを決定して大型補強を行う体制を整えたいところだ。

  • カブスがホイヤー編成本部長と2025年までの5年契約

    2020.11.24 11:00 Tuesday

     カブスは日本時間11月24日、セオ・エプスタインの退任によってゼネラルマネージャー(GM)から編成本部長(正式な肩書は野球運営部門社長)に昇格したジェッド・ホイヤーと2025年までの5年契約を結んだことを発表した。今オフは新型コロナウイルスの影響による減収を受けてハビアー・バイエズ、クリス・ブライアント、カイル・シュワーバーといった主力野手の放出に動く可能性が取り沙汰されており、年俸総額削減と戦力維持の両立に向けてどのような動きを見せるか注目される。

     ホイヤーは「この仕事では、現在と将来の両方を見ることが大切だ。現在は普段よりも将来のことを重視しているかもしれないが、目標が変わるわけではない。常に目標はポストシーズンに出場し、10月終盤まで野球をプレーするチャンスをチームに与えることだ」とコメント。チームの将来のために年俸総額の削減を重視しつつも、来季もポストシーズン進出を狙えるチーム作りを目指すようだ。

     近年はぜいたく税の対象ラインを超過するほどの「金満チーム」となっていたカブスだが、トム・リケッツ会長は来季の予算についてまだ最終決定を行っていない。来季を有観客で開催できるのか、あるいはどのくらいの観客をいつから入れることができるのか、といったことによって来季の予算には変動があるため、来季の開催要綱の確定を待っている状況だ。ここが確定するまでのあいだは、大きな動きはないかもしれない。

     また、ホイヤーは自身の右腕となる新たなGMを球団の外部から招聘する方針であることを明らかにした。ただし、具体的な期限は定めず、最適な人材を慎重に選ぶ方針だ。カブスはエプスタイン編成本部長とホイヤーGMのコンビで常勝チームを築いてきたが、ホイヤーは自身が編成本部長に昇格したあともGMと協力してチーム作りを行っていくのが理想的であると考えているようだ。

     現時点で具体的なGM候補の名前は挙がっておらず、ホイヤー編成本部長の最初の仕事はGM探しということになりそうだ。

  • Rソックスがブライアントの獲得に動いていたことが明らかに

    2020.11.24 10:30 Tuesday

     投手陣の崩壊により24勝36敗という不本意な成績でアメリカン・リーグ東部地区の最下位に沈んだ今季のレッドソックスだが、8月末のトレード・デッドラインに大型トレードを検討していたようだ。「シカゴ・トリビューン」のマーク・ゴンザレスによると、レッドソックスはクリス・ブライアントの獲得に向けてカブスとトレード交渉を行っていたという。ただし、トレード交渉は本格化することなく、ブライアントのレッドソックス移籍は実現しなかった。

     レッドソックスにはラファエル・デバースという若き正三塁手がいるため、レッドソックスがブライアントの獲得を狙っていたというニュースはサプライズと言える。しかし、ゴンザレスによると、レッドソックスはブライアントを左翼手として獲得することを検討していたようだ。

     レッドソックスは正左翼手のアンドリュー・ベニンテンディが伸び悩んでおり、今季は14試合に出場して打率.103(39打数4安打)、0本塁打、1打点、OPS.442と大不振。8月中旬に右胸郭痛で故障者リスト入りし、そのままシーズンを終えた。シーズン終了後には正中堅手のジャッキー・ブラッドリーJr.がフリーエージェントになるという事情があったため、レッドソックスはひとまずブライアントでベニンテンディの穴を埋め、来季は左翼ブライアント、中堅ベニンテンディの布陣で戦うことを考えていたのかもしれない。

     今オフ、レッドソックスが再びブライアントの獲得に動くかどうかは定かではない。ただし、レッドソックスが中堅手の獲得に失敗し、ベニンテンディを左翼から中堅へ移すのであれば、ブライアント獲得に向けた動きが再燃する可能性はあるだろう。ブライアントは故障の影響もあり、今季は34試合に出場して打率.206、4本塁打、11打点、OPS.644と大不振。来季終了後にフリーエージェントとなるため、今オフ中にトレードで放出されることが有力視されている。

  • レイズが左腕・スネル放出へ 「トレードに前向き」との報道

    2020.11.24 10:00 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが複数の関係者から得た情報によると、レイズはブレイク・スネルをトレードで放出することに前向きであることを他球団へ通達したようだ。スネルはレイズと5年5000万ドルの契約を結んでおり、契約はあと3年残っている。今オフは今季サイ・ヤング賞を受賞したトレバー・バウアーの動向が注目されているが、2018年サイ・ヤング賞の左腕もトレードで移籍する可能性が高まっている。

     ある関係者によると、現時点ではスネルの放出に向けたトレード交渉は行われていないという。スネルの年俸は2021年が1050万ドル、2022年が1250万ドル、2023年が1600万ドルで、3年総額3900万ドルと決して高額ではない。しかし、コロナ禍で開催された2020年シーズンの減収により、レイズは年俸総額の削減を強いられており、スネルは過去にデービッド・プライスやジェームス・シールズが放出されたのと同じようにレイズを去ることになりそうだ。

     フリーエージェント市場の先発投手を見渡してみると、明らかにスネルより格上と言えるのはバウアーだけ。チャーリー・モートン、田中将大、ジェイク・オドリッジ、タイワン・ウォーカーといった「2番手グループ」よりも魅力的な投手と考えられており、ブレーブス、エンゼルス、マリナーズなど先発投手の補強を目指す球団が獲得に動く可能性がある。

     今オフのレイズはすでにモートンとマイク・ズニーノの来季オプションを破棄。年俸調停権を持つハンター・レンフローもDFAし、年俸総額の削減を進めている。フェインサンドはレイズがさらなる年俸総額の削減を行うためには高額年俸の3人(スネル、ケビン・キアマイアー、筒香嘉智)のうち1人を放出する必要があると指摘。そのなかで最も魅力的な対価が得られるのはスネルであり、最も需要があるのもスネルだという。

     ナショナル・リーグのある球団幹部は「スネルは多くの対価をもたらすだろう」と語っている。複数の若手有望株を含む大規模なトレードに発展する可能性もありそうだ。

  • フィリーズはリアルミュートよりもヘンドリックスを狙うべき?

    2020.11.23 12:30 Monday

     フィリーズは2011年以来9年ぶりのポストシーズン進出を目指した今季、ブルペンが両リーグワーストの救援防御率7.06と崩壊し、あと1勝届かずにポストシーズン進出を逃した。今オフは2年前のオフにトレードで獲得したJ・T・リアルミュートがフリーエージェントとなり、彼との再契約が最優先事項となっているが、「ブルペンの補強を優先すべき」との声も上がっている。そして、そのターゲットに浮上する可能性があるのがアスレチックスからフリーエージェントとなったリアム・ヘンドリックスだ。

     「MLBネットワーク」のロン・ダーリング(メジャー通算136勝の元投手)は「フィリーズはクローザーの獲得を優先すべき」と考えている人物の1人だ。ダーリングは「リアム・ヘンドリックス(を獲得すること)は本当にフィリーズのためになると思う。彼は才能に加えて度胸や意志の強さも持っている。フィリーズのブルペンにそうしたものをもたらしてくれるだろう」とヘンドリックスを高く評価する。

     現在31歳のヘンドリックスは、今季24試合に登板して25回1/3を投げ、3勝1敗14セーブ、防御率1.78、37奪三振をマーク。75試合で防御率1.80を記録した昨季に続いて好成績を残し、マリアーノ・リベラ賞(アメリカン・リーグ最優秀救援投手賞)を初受賞した。それだけでなく、アストロズとの地区シリーズでは、チームが唯一勝利した第3戦で7回からの3イニングを無失点に抑える力投を見せ、勝利投手となった。

     フィリーズの現時点での予想年俸総額は1億3000万ドル前後となっており、ぜいたく税の対象となる年俸上限まではまだ余裕がある。しかし、新型コロナウイルスの影響もあってどれくらいの資金を補強に使えるかは不透明であり、現実的にはリアルミュートとヘンドリックスの両方と契約するのは難しいだろう。有望株を放出して獲得したリアルミュートを引き留めたい一方で、ブルペンにも大きな課題を抱えるフィリーズは、移籍市場でどんな動きを見せるのだろうか。

  • 再建期のレンジャーズ エース右腕・リンの放出を検討か

    2020.11.23 12:00 Monday

     メジャーリーグ公式サイトでレンジャーズの番記者を務めるT・R・サリバンが「現実的にはレンジャーズが再び優勝争いをするまでに少なくとも3年は必要だ」と述べるように、現在のレンジャーズはチーム再建の真っただ中にある。新球場グローブライフ・フィールドがオープンした今季はリーグ最低勝率に終わり、投打とも戦力不足は明白。そんななかで、来季限りで3年契約が終了するエース右腕、ランス・リンをトレードで放出する可能性が取り沙汰されている。

     現在33歳のリンは、カージナルス時代の2012年にマークした18勝を筆頭に2ケタ勝利7度の実績を誇り、メジャー9年間で通算104勝を記録。レンジャーズ移籍1年目の2019年は自己最多の208回1/3を投げて16勝11敗、防御率3.67、246奪三振の好成績をマークし、今季も両リーグ最多タイの13試合に先発して両リーグ最多の84イニングを投げ、6勝3敗、防御率3.32、89奪三振とエースに相応しい成績を残した。

     今オフの先発投手市場は、マーカス・ストローマン(メッツ)とケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)がクオリファイング・オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を受諾して残留することを選択したため、サイ・ヤング賞右腕のトレバー・バウアーに次ぐ「2番手グループ」の人材が不足気味。レンジャーズがリンをトレードで放出することを決断すれば、予想以上の人気物件となる可能性を秘めている。

     レンジャーズが来季優勝争いに加わる可能性が限りなく低いことを考えると、このままリンをキープしておくのは「宝の持ち腐れ」となってしまう。チームの将来のために複数の若手有望株との交換でトレードしてしまうのが得策だろう。なお、3年3000万ドルでレンジャーズに加入したリンの来季の年俸は800万ドルと格安。この値段でエース級の右腕が手に入るとなれば、多くのチームが獲得に動くことが予想されるため、レンジャーズは上質な有望株を手に入れることができるかもしれない。今後の動きに注目だ。

  • ブルージェイズもベテラン先発左腕・ハップの争奪戦に参戦か

    2020.11.23 11:30 Monday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシが関係者から得た情報によると、ブルージェイズはフリーエージェントのベテラン先発左腕J・A・ハップの獲得に興味を示しているようだ。現在38歳のハップは、2012年途中から2014年までと2016年から2018年途中までの2度にわたってブルージェイズに在籍した経験があり、もしブルージェイズが獲得に成功すれば3度目のブルージェイズ在籍となる。

     ハップは14年間のメジャー生活で8度の2ケタ勝利を含む通算123勝を記録。2016年に自己最多の20勝、2018年に17勝をマークするなど、2014年から2019年まで6年連続で2ケタ勝利を挙げた。今季はヤンキースで9試合に先発して49回1/3を投げ、2勝2敗、防御率3.47、42奪三振と例年通りの堅実なパフォーマンスを見せた。

     ブルージェイズは今オフ、すでに左腕ロビー・レイと1年800万ドルで再契約を結び、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、タナー・ロアーク、ネイト・ピアソン、トレント・ソーントン、ロス・ストリップリングなど先発投手の頭数も揃っているが、先発ローテーションのさらなるグレードアップを目指している。そのための獲得候補の1人としてハップの名前が浮上しているようだ。なお、ハップにはエンゼルスとレンジャーズも興味を示していることが報じられている。

     エンゼルスは今季の先発防御率がタイガース(6.37)に次いでメジャーワースト2位となる5.52と先発投手陣が崩壊。レンジャーズもタイガース、エンゼルス、レッドソックスに次いでリーグワースト4位となる5.32だった。ブルージェイズはリーグ9位の4.55で同地区ライバルのレイズ(3.77)やヤンキース(4.24)に水を開けられており、今オフの補強ポイントの1つに先発投手のグレードアップを掲げているのも頷ける。

  • メッツ 「カノー資金」でコンフォートとの契約延長を検討か

    2020.11.23 11:00 Monday

     メッツはロビンソン・カノーがキャリア2度目の薬物規定違反により162試合の出場停止処分を受けたため、来季カノーに支払う予定だった約2000万ドルを節約できることになった。この「カノー資金」を使ってDJ・レメイヒューの獲得に動く可能性が取り沙汰されているが、別の使い道も検討されているようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョージ・A・キング三世は、メッツがマイケル・コンフォートとの契約延長に動く可能性があると指摘している。

     現在27歳のコンフォートは、2014年のドラフトでメッツから1巡目(全体10位)指名を受けてプロ入りし、翌2015年にメジャーデビュー。メジャー1年目から9本塁打26打点(2015年)、12本塁打42打点(2016年)、27本塁打68打点(2017年)、28本塁打82打点(2018年)、33本塁打92打点(2019年)と毎年着実に数字を伸ばし、今季は54試合に出場して打率.322、9本塁打、31打点、OPS.927という好成績をマークした。

     ロイヤルズと対戦した2015年のワールドシリーズでは、新人ながら第4戦で2本のアーチを放つなど、打率.333(15打数5安打)、OPS1.046の好成績をマーク。自己最高のOPS.939(規定打席不足)を記録した2017年にはオールスター・ゲームに選出されている。

     コンフォートはすでにサービスタイム(メジャー登録日数)が5年を超えており、このまま順調にいけば来季終了後にフリーエージェントとなる。スコット・ボラスが代理人のため、交渉は一筋縄ではいかないと思われるが、メッツは「カノー資金」を使って生え抜きの好打者との契約延長にチャレンジするのだろうか。

  • 好打者・レメイヒュー 前回の契約を上回る条件を希望との報道

    2020.11.23 10:30 Monday

     ヤンキースで過ごした2年間で球界を代表する好打者へと変貌を遂げたDJ・レメイヒューは、ヤンキースからのクオリファイング・オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を拒否し、現在フリーエージェントとなっている。「ニューヨーク・ポスト」のジョージ・A・キング三世によると、レメイヒューは前回ヤンキースと契約したときの2年2400万ドルを上回る条件を希望しているようだ。

     現在32歳のレメイヒューは、ヤンキース移籍1年目の2019年に打率.327、26本塁打、102打点、OPS.893をマーク。今季は50試合に出場して打率.364、10本塁打、27打点、OPS1.011の好成績を残し、1900年以降の近代野球では史上初となる両リーグ首位打者を達成した。ここ2年間の活躍を考えれば、前回の契約を上回る好条件を得られるのは間違いないだろう。

     レメイヒューはヤンキース残留が第1希望であると見られているが、キングはブルージェイズとメッツもレメイヒュー獲得に興味を示していることを指摘。ナショナルズがレメイヒュー獲得を検討しているとの報道もある。契約年数については、レメイヒューが5年契約を希望していることを報じているメディアもある。

     キングによると、もしレメイヒューがヤンキースに残留した場合、ヤンキースは今季メジャー最多の22本塁打を放ったルーク・ボイトをトレードで放出し、レメイヒューに一塁、グレイバー・トーレスに二塁を守らせ、新たな遊撃手の獲得に動く可能性があるという。もちろん、引き続きトーレスに正遊撃手を任せ、一塁にボイト、二塁にレメイヒューを置く今季同様の布陣となる可能性もある。

     田中将大、ジェームス・パクストン、J・A・ハップがフリーエージェントとなったヤンキースは、先発投手の補強も必要であり、レメイヒューの契約規模は先発投手の補強の動向に影響を与える可能性もある。「相思相愛」と見られるレメイヒューを無事に引き留めることができるだろうか。

  • フィリーズ・ハーパー 第2子・ブルックリンちゃんが誕生

    2020.11.23 10:00 Monday

     球界を代表するスター選手の1人であるブライス・ハーパー(フィリーズ)が守るべき家族がまた1人増えた。ハーパーのインスタグラムの投稿によると、日本時間11月23日、ハーパーと妻・ケイラさんのあいだに第2子となる女の子が誕生。昨年8月に生まれた長男クルー・アロン・ハーパーくんに続く第2子として生まれた女の子はブルックリン・エリザベス・ハーパーちゃんと名付けられた。

     ハーパー夫妻の第1子となるクルー・アロンくんは昨年8月22日(現地時間)に誕生した。ハーパーは父親となってから初めての試合(8月26日のパイレーツ戦)で2点ビハインドの8回裏に右腕リチャード・ロドリゲスから1点差に詰め寄る28号ソロを放ち、長男の誕生を祝福。この試合は5対5の同点で延長戦に突入し、11回裏にショーン・ロドリゲスが4号ソロを放ってフィリーズがサヨナラ勝ちを収めた。

     今季はマイク・トラウト(エンゼルス)が父親となってから初めての打席で本塁打を放つなど、産休リストからの復帰直後に猛打を発揮。ハーパーと同じように「父親パワー」を見せつける選手は少なくない。

     ハーパーにとって第2子誕生後の初めての試合は来季の開幕戦となる。メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスによると、ハーパーの開幕戦通算5本塁打はアルバート・プーホルス(エンゼルス)と並んで現役選手中最多の数字。2児のパパとなったハーパーが来季の開幕戦でどんな活躍を見せてくれるか楽しみだ。

  • 選手にとって「40人ロースターへの登録」はなぜ重要なのか

    2020.11.22 11:00 Sunday

     メジャーリーグは日本時間11月21日にルール5ドラフトのプロテクト期限を迎え、多くの若手有望株が各球団の40人ロースターに登録された。各球団の目的は「自軍の有望株がルール5ドラフトで他球団へ流出するのを防ぐこと」だが、選手にとって40人ロースターへの登録はそれ以上の大きな意味を持つという。なぜ40人ロースターへの登録がそれほど重要なのか。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが解説している。

     まず、40人ロースター内の選手は基本的に全員が春季キャンプに招待される。つまり、監督やコーチ、フロント陣の前でプレーする機会を確実に得られるというわけだ。また、ナショナル・リーグのある球団幹部が「40人ロースターへの登録はその選手がチームの構想に入っていることを表す」と話しているように、メジャーでプレーするためには少なくとも40人ロースターに登録されている必要がある。ルール5ドラフトからのプロテクトという目的が第一だとしても、40人ロースターに登録されることは多くの選手にとって最大の夢であるメジャー昇格への第一歩なのだ。

     また、アメリカン・リーグのある球団幹部は「40人ロースターに登録されることで多くの給料を得られる」と話す。40人ロースター外のマイナー選手は、マイナーリーグのシーズンが開催される4月から8月までしか給料を得られない。しかし、40人ロースター内の選手はメジャーへ昇格している/していないにかかわらず、9月にも給料を得られるのだ。

     ヤンキースの救援左腕ザック・ブリットンは40人ロースターに登録されることについて「経済的に言えば、より多くのサラリーを得ることができるし、メジャーのキャンプに参加して実力を証明するチャンスも得られる。これらが最大のメリットだと思うし、だから選手にとって40人ロースターに登録されることは非常に重要なんだ」と話す。ブリットンは40人ロースターに登録されることが決まったとき、ドラフト指名時よりも興奮し、自分の名前が40人ロースターに掲載されるまで何度も球団の公式ホームページを更新したという。

     さらに、40人ロースターに登録された選手は、他球団でプレーする機会を得られる可能性も上昇する。選手を40人ロースターから外す場合、ウエーバーのプロセスを経る必要があり、他の29球団にはその選手を獲得するチャンスがある。ある代理人によると、不動の主力選手によって出場機会をブロックされている選手は特に、ウエーバーで他球団が獲得してくれるのを望んでいるケースが多いようだ。

     ただの「仕組み」や「ルール」に過ぎないと思われがちな40人ロースターだが、ブリットンが語るように、その背景には様々なドラマがある。今年も「ルール5ドラフトからのプロテクト」のための動きによって、多くの若手有望株がメジャー昇格への第一歩を踏み出すことになった。

  • メッツの正遊撃手・ロサリオ ユーティリティ転向の可能性も

    2020.11.22 10:30 Sunday

     「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンによると、メッツは正遊撃手のアメッド・ロサリオを複数ポジションを守るユーティリティ・プレーヤーとして起用することを検討しているようだ。球団関係者の話としてシャーマンが伝えた。メジャー昇格後の4シーズン、ロサリオが遊撃以外のポジションを守ったのは1試合だけ(2019年に左翼で3イニング)。マイナーでは三塁手として2014年に1試合、2017年に6試合だけスタメン出場の経験がある。

     ロサリオはメジャー3年目の2019年にシーズン最後の372打席で打率.322、7本塁打、OPS.806の好成績をマーク。ようやくメジャーに適応し、長期にわたる正遊撃手の座を手中に収めたかに思われたが、今季は46試合に出場して打率.252、4本塁打、OPS.643と以前の姿に逆戻りした。守備面でもメジャーデビュー以来4年連続で守備防御点がマイナスの数値を記録するなど精彩を欠いており、有望株のアンドレス・ギメネスが今季メジャーデビューを果たしたため、メッツはロサリオから正遊撃手の座を剥奪することも視野に入れているようだ。

     ロサリオのポジション変更が議論されるのは今回が初めてではなく、2019年6月には中堅手へのコンバート案が浮上していた。ロサリオの代理人を務めるウリセス・カブレラは「ロサリオはメッツの正遊撃手であると考えているし、彼はそのつもりで来季への準備を進めている」とコメント。しかし、ロサリオが他のポジションを守れるようになれば、メッツはギメネスを正遊撃手として起用することができ、また、ロサリオ自身の価値も上昇する可能性がある。

     噂されるフランシスコ・リンドーア(インディアンス)の獲得については、シャーマンは「メッツには遊撃手が十分にいる」と指摘。ロサリオ、ギメネスに続いて19歳の有望株ロニー・マウリシオも控えていることを説明した。よって、メッツがリンドーアの獲得に動くとすれば、ロサリオ、ギメネス、マウリシオの実力や可能性に満足していない場合に限られるだろう。リンドーアは1年後にフリーエージェントとなるため、リンドーアの獲得に動くのは2021年シーズンで現有戦力の実力と可能性を見極めてからでも遅くないのかもしれない。

  • 王者・ドジャースのGM補佐がフィリーズの新GM候補に浮上

    2020.11.22 10:00 Sunday

     5シーズンにわたってゼネラルマネージャー(GM)を務めたマット・クレンタックが事実上の解任となったフィリーズは、クレンタックに代わる新たなGM探しを進めている。メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシが関係者から得た情報によると、ドジャースのGM補佐を務めるジェフ・キングストンが候補の1人に浮上しているようだ。キングストンは今オフ、エンゼルスのGM候補にも名前が挙がっていた(エンゼルスGMにはペリー・ミナシアンが就任)。

     モロシはキングストンがフィラデルフィアから130マイルほどの距離にあるペンシルベニア州カーライルのディッキンソン大の卒業生であることに言及。「キングストンはペンシルベニア州につながりがある」と伝えている(フィラデルフィアはペンシルベニア州の最大都市)。

     キングストンは2018年12月からドジャースでGM補佐を務めている。2016年から2018年までの3年間、マリナーズでもGM補佐を務め、ジェリー・ディポートがGMに就任するまでのあいだ、暫定GMを務めた経験もある。地区8連覇、今季は1988年以来32年ぶりのワールドシリーズ制覇と黄金期を謳歌しているドジャースのフロントオフィスのメンバーをチームに加えたいという狙いがフィリーズにはあるのだろう。

     クレンタックが辞任(事実上の解任)したフィリーズは現在、クレンタックの右腕的な存在だったネッド・ライスが暫定GMを務めている。アンディ・マクフェイル球団社長はフロントオフィスの新たなリーダーの決定が長期化する見通しを明らかにしており、年内に決着しない可能性もある。また、マクフェイル自身は2021年シーズン終了後に退任する意向を示している。

     フィリーズはここ数年、クレンタックの下でブライス・ハーパー、J・T・リアルミュート、ザック・ウィーラーなど積極的な補強を展開してきたものの、クレンタック政権では2019年の勝率.500が最高成績。ポストシーズンには1度も進めなかった。今オフ中に決定するであろう新GMには、チームを2011年以来のポストシーズン進出へ導くことが求められる。

  • エンゼルスがシェブラーとマイナー契約 2017年に30本塁打の外野手

    2020.11.22 09:30 Sunday

     「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールは日本時間11月22日、エンゼルスがフリーエージェントの外野手、スコット・シェブラーとマイナー契約を結んだことを伝えた。ナイチンゲールによると、シェブラーがメジャー昇格を果たした場合の年俸は90万ドルとなるようだ。シェブラーは今年7月24日に金銭トレードでレッズからブレーブスへ移籍したが、シェブラーを獲得したブレーブスにGM補佐として在籍していたのがエンゼルスの新GMに就任したペリー・ミナシアンだった。

     ドジャース時代の2015年にメジャーデビューを果たしたシェブラーは、レッズへ移籍した2016年に82試合に出場してメジャー定着。翌2017年は正右翼手として141試合に出場し、打率.233、30本塁打、67打点、OPS.791をマークした。2018年は107試合で打率.255、17本塁打、49打点、OPS.777とやや成績を落とし、2019年は不振と故障が重なって出場機会が激減(30試合)。今季はブレーブスで1試合、わずか1打席のみの出場に終わった。

     現在30歳とまだ老け込む年齢ではなく、右翼を中心に外野3ポジションを守った経験もあるため、エンゼルスでは控え外野手の座を争うことが予想される。エンゼルスの外野は左翼ジャスティン・アップトン、中堅マイク・トラウト、右翼ジョー・アデルの3人でレギュラーが固まっているものの、アップトンは近年不振が続いており、有望株のアデルもメジャーで活躍できるかどうかは未知数。シェブラーの獲得はアップトンまたはアデルが期待はずれだった場合の「保険」の意味も込められていると見られる。

     シェブラーに期待されるのは、今季途中にトレードでレッズへ放出されたブライアン・グッドウィンの穴を埋める役割だろう。なお、エンゼルスは外野手をマイナー契約でさらに獲得する可能性があり、アデルに次ぐ有望株のブランドン・マーシュも控えている。シェブラーがメジャーのロースター入りを果たすためには、少なくとも2018年レベルのパフォーマンスを取り戻すことが必要となりそうだ。

  • インディアンス・チャーノフGMが残留へ メッツは引き抜き失敗

    2020.11.22 09:00 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトが得た情報によると、インディアンスのマイク・チャーノフGMはチームに残留することが確実となったようだ。同サイトのジョン・ポール・モロシは、フロントオフィスの新たなリーダーを探しているメッツがチャーノフの面接を行う許可をインディアンスに求めたことを伝えていたが、チャーノフが面接を受ける予定はないという。これがチャーノフの意思によるものなのか、インディアンスが拒否したのかについては明らかになっていない。

     モロシは一時、チャーノフがメッツの編成本部長(正式な肩書は野球運営部門社長)の筆頭候補であることを伝えていたが、そこから一転、チャーノフはインディアンス残留が決定的となった。オーナー交代に伴ってブロディ・バンワグネンGMを解任し、フロントオフィスの新たなリーダーを探しているメッツだが、ブリュワーズのデービッド・スターンズ編成本部長に続いてチャーノフの引き抜きにも失敗。さらなる候補者探しを強いられることになった。

     チャーノフは2003年から17年間にわたってインディアンスのフロントオフィスに在籍しており、これまでにも他球団からのオファーを断ってきた。2015年オフ、当時のクリス・アントネッティGMが編成本部長へ昇格したのに伴い、チャーノフはGMに就任。アントネッティの右腕的な存在として活躍を続けている。

     チャーノフがメッツの編成本部長に就任することでフランシスコ・リンドーア(インディアンス)のメッツへのトレード移籍が加速する可能性も取り沙汰されていたが、チャーノフのインディアンス残留が決定的となったことにより、その可能性も消滅。インディアンスからトレードで放出されることが確実視されているリンドーアだが、メッツのフロントオフィスのリーダーが決まるまでのあいだは大きな動きはなさそうだ。

     なお、マーリンズの編成本部長を退任したマイケル・ヒルがメッツの面接を受けたことがすでに報じられている。また、レイズのフロントオフィスのリーダーがメンバーであるボビー・ヘックも候補の1人となっていると見られる。

  • エンゼルスなどが通算123勝のベテラン左腕・ハップに興味を示す

    2020.11.22 08:30 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシが関係者から聞いた話によると、投手の補強を今オフの最優先課題に掲げるエンゼルスはヤンキースからフリーエージェントとなった38歳のベテラン左腕J・A・ハップの獲得に興味を示しているという。ハップはブルージェイズへ2度(2012年途中と2015年オフ)移籍したことがあるが、どちらの移籍時にもブルージェイズのフロントにはペリー・ミナシアン(エンゼルス新GM)がいた。ミナシアンは再びハップの獲得を狙っているようだ。

     エンゼルスはここ数年、計算できる先発投手を確立できずに苦しんでおり、通算123勝、2ケタ勝利8度の実績を誇るハップのように、ある程度の働きを確実に計算できる先発投手の獲得を狙うのは自然な流れと言える。ハップは2014年から2019年まで6年連続2ケタ勝利をマーク。今季は9試合に先発して49回1/3を投げ、2勝2敗、防御率3.47、42奪三振を記録した。

     今季のエンゼルスは両リーグワースト2位となる先発防御率5.52に終わるなど、開幕前から不安視されていた先発投手陣が全く機能しなかった。新加入のディラン・バンディが期待以上の好投を見せ、アンドリュー・ヒーニーとグリフィン・キャニングも成長の跡を示したが、来季の先発ローテーション入りが確実と言えるのはこの3人だけ。大きく期待を裏切ったフリオ・テーランはフリーエージェントとなり、チーム内には経験不足の若手投手しかいないため、計算できる先発投手の獲得が急務となっている。

     なお、モロシによると、レンジャーズもハップの獲得に興味を示しているようだ。今季のレンジャーズの先発防御率5.32はタイガース、エンゼルス、レッドソックスに次いでリーグワースト4位の数字。エースのランス・リン以外は全く計算の立たない状態だった。

     ヤンキースから年俸1700万ドルの来季オプションを破棄されたハップだが、安定感のあるピッチングに興味を示す球団は多く、38歳のシーズンとなる来季も契約先に困ることはなさそうだ。

  • 2017年球宴出場のアロンゾが現役引退を表明 通算100本塁打

    2020.11.21 11:30 Saturday

     パドレスなどで10シーズンにわたって活躍したヨンダー・アロンゾが日本時間11月21日、自身のインスタグラムで現役引退を表明した。2008年のドラフトでレッズから1巡目(全体7位)指名を受けたアロンゾは、トップ・プロスペクトとして大きな期待を受け、自己最多の28本塁打を放った2017年にはオールスター・ゲーム初選出。しかし、その後は年々成績を悪化させ、今季はメジャー昇格を果たすことができず、33歳という若さで現役引退を決断した。

     アロンゾはメジャー2年目の2011年に47試合で打率.330、OPS.943の好成績をマーク。しかし、レッズにはジョーイ・ボットーという不動の正一塁手がいたため、同年オフの大型トレードでパドレスへ放出された。このとき、レッズはマット・レイトス、パドレスはアロンゾ、ブラッド・ボックスバーガー、ヤスマニ・グランダル、エディンソン・ボルケスを獲得している。

     パドレスでは一塁のレギュラー格として起用されたものの、2ケタ本塁打すら記録できないシーズンが続き、2015年オフのトレードでアスレチックスへ放出。翌2016年は7本塁打に終わったが、2017年は前半戦だけでキャリアハイの2倍以上となる20本塁打を放つなど突如ブレイクし、この年は結局アスレチックスとマリナーズの2球団で合計142試合に出場して打率.266、28本塁打、67打点、OPS.866という自己最高の成績を残し、オールスター・ゲームにも初選出された。

     2018年はインディアンスに移籍して23本塁打を記録。ホワイトソックスとロッキーズでプレーした2019年は打率.199に終わったものの、10本塁打を放ち、メジャー通算100本塁打を達成した。今季は2月にブレーブスとマイナー契約を結び、8月には古巣・パドレスに復帰したが、メジャーには昇格できず。メジャー10年間で通算872安打、100本塁打、打率.259、OPS.736という成績を残して選手生活にピリオドを打った。

     アロンゾは現役引退を表明したインスタグラムの投稿で、選手生活を支えてくれた家族やプレーする機会を与えてくれた各球団への感謝を述べた。

  • オリオールズ 今季のチーム本塁打王・ヌニェスのDFAを発表

    2020.11.21 11:00 Saturday

     メジャーリーグは日本時間11月21日午前8時にロースター外選手のルール5ドラフト(日本時間12月11日開催)からのプロテクト期限を迎え、オリオールズは6人の有望株を40人枠に追加する一方で、今季チーム最多の12本塁打を放ったレナト・ヌニェスをDFAとした。ヌニェスは2019年にもトレイ・マンシーニに次いでチーム2位となる31本塁打を放っていた。マンシーニの復帰や若手の台頭によって来季の出場機会が不透明であることが大きな理由となったようだ。

     現在26歳のヌニェスは2016年にアスレチックスでメジャーデビューし、レンジャーズを経て2018年5月にウエーバーでオリオールズに加入。この年は移籍後の60試合で打率.275、7本塁打、20打点、OPS.781をマークし、翌2019年は打率.244、31本塁打、90打点、OPS.771を記録してレギュラー定着(主に指名打者)を果たした。

     今季は52試合に出場して打率.256、12本塁打、31打点、OPS.816をマーク。OPSは自己最高の数字であり、12本塁打はアンソニー・サンタンデール(11本塁打)を上回ってチーム最多だった。守備面ではクリス・デービスの長期離脱もあり、一塁手として28試合にスタメン出場。指名打者として21試合にスタメン出場したほか、三塁手としても4試合に出場(スタメンは2試合)した。

     マイク・エリアスGMは「非常に難しい決断だった」とコメントしたが、右翼には今季急成長を遂げたサンタンデール、左翼には今季メジャーデビューして強打を発揮したライアン・マウントキャッスルがおり、元本塁打王・デービスの契約もあと2年残っている。結腸がんの治療を終えたマンシーニも来季は戦列復帰できる見込みであり、一塁や指名打者でも出場機会が保証されない状況だった。余剰戦力となっていたことに加え、今オフから年俸調停の対象となり、年俸アップが確実であることもDFAの理由になったと見られる。

     守備面に不安を抱えるものの、直近2シーズンで43本塁打を放っている長打力は非常に魅力的であり、予想されていた来季年俸も200万ドル前後と安価なため、獲得に興味を示す球団は少なくないと思われる。

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