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  • 通算478セーブのスミスと通算2866安打のベインズが殿堂入り

    2018.12.10 13:05 Monday

     日本時間12月10日、今オフのウィンター・ミーティングの会場であるラスベガスで「Today’s Game Era 委員会」によるアメリカ野球殿堂入り選考の投票が行われ、16人の選考委員から16票を獲得したリー・スミスと12票を獲得したハロルド・ベインズが、殿堂入り基準の得票率75%をクリアして殿堂入りを決めた。両者は、日本時間1月23日に発表されるアメリカ野球記者協会の投票による殿堂入り選手とともに、日本時間7月22日にクーパーズタウンで行われる殿堂入り式典に出席する予定となっている。

     現在61歳のスミスは、1997年の現役引退時点で通算478セーブをマークし、マリアーノ・リベラとトレバー・ホフマンに抜かれるまで、メジャーリーグの通算セーブ記録を保持していた名クローザーである。オールスター・ゲームに7度選出され、最優秀救援投手賞を3度受賞。1991年に自己最多の47セーブをマークするなど、メジャー最多のセーブをマークしたシーズンが4度もあり、カブス、レッドソックス、カージナルス、ヤンキース、オリオールズ、エンゼルス、レッズ、エクスポズの8球団でプレイした18年の現役生活で、30セーブ以上を10度マークした。なお、殿堂入りの際にはカブスの帽子を選択する模様。「私は決して殿堂入りを諦めなかった」とスミスは嬉しそうに語った。

     一方、現在59歳のベインズは1980年から2001年まで、22シーズンにわたってメジャーでプレイ。1977年のドラフトでホワイトソックスから全体1位指名を受け、現役生活の大半をホワイトソックスで過ごした。オールスター・ゲームに6度選出されたほか、通算では2866安打、384本塁打、1628打点をマーク。シーズンMVPの投票でトップ10にランクインしたことが2度ある。「素晴らしい栄誉だし、本当に恐縮しているよ」とベインズは自身の殿堂入りに驚いた様子だった。

     その他の候補者では、マリナーズなどで監督を務めたルー・ピネラが11票を獲得したものの、殿堂入りには惜しくも届かず。アルバート・ベル、ジョー・カーター、ウィル・クラーク、オーレル・ハーシュハイザー、デービー・ジョンソン、チャーリー・マニュエル、ジョージ・スタインブレナーはいずれも5票以下に終わった。

  • ヤンキース マチャドに3億ドルを支払う意思はない模様

    2018.12.10 12:10 Monday

     正遊撃手のディディ・グレゴリアスがトミー・ジョン手術を受け、来季の大部分を欠場する可能性があるヤンキースは、潤沢な資金力を誇ることから、マニー・マチャドの獲得レースにおける最有力候補の一つに挙げられている。ところが、ヤンキースはマチャド獲得に必要であると目されているだけの金額を、マチャド側に提示するつもりはないようだ。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ヤンキースはマチャドと面会する計画を立てているものの、マチャド側が希望していると報じられている総額3億ドル規模の大型契約をマチャドに対して提示するつもりはないという。また、ヘイマンはヤンキースがブライス・ハーパーとも面会する予定であることを伝えているが、マチャド同様に、ハーパーも総額3億ドルを超える大型契約を目指していることが報じられている。ただし、マチャドとハーパーに対して、両者の希望通りのオファーを提示する球団が現れるかどうかは定かではない。

     ヤンキースはマチャドと長期大型契約を結ぶために必要な資金力を持ち、なおかつ直ちに遊撃手を必要としている数少ないチームの一つであり、マチャドがヤンキースと契約することを予想する声も少なくない。グレゴリアスはトミー・ジョン手術により、来季の大部分を欠場する可能性があり、また、来季終了後にフリーエージェントとなるため、グレゴリアスの存在がマチャド獲得の障壁とはならないからだ。ヘイマンはヤンキースが総額3億ドル規模のオファーを提示する可能性が低いことを踏まえ、フィリーズ、ホワイトソックス、そして今後獲得レースに参戦する可能性のある「ミステリー・チーム」をマチャド獲得レースの本命に挙げている。

     ヘイマンはアーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンらを擁するヤンキースの外野手事情を踏まえ、ヤンキースのハーパー獲得に対しても否定的な立場を取っている。今オフ、ヤンキースはマリナーズとのトレードでジェームス・パクストンを獲得しているが、その後も先発投手の補強を最優先課題に挙げている。先発投手獲得が最優先である以上、マチャドやハーパーに大金を投じる可能性は低いと言えるのではないだろうか。

  • リアルミュート放出濃厚も決断を急がないマーリンズ

    2018.12.10 11:15 Monday

     昨オフのウィンター・ミーティングではジャンカルロ・スタントンをヤンキース、マーセル・オズーナをカージナルスへ放出する大型トレードを成立させるなど、派手な動きを見せたマーリンズだが、今オフはそれに比べると静かなオフを過ごしている。しかし、マーリンズは日本時間12月11日からラスベガスで4日間にわたって行われるウィンター・ミーティングにおいて、再び注目を集める存在となっている。メジャー有数の好捕手であるJ.T.リアルミュートがトレード要員となっているからだ。ただし、マーリンズはリアルミュート放出の決断を急がない方針だ。

     デレク・ジーターらを中心とする新経営陣によるチーム再建が進むなか、マーリンズは昨オフの段階でスタントン、オズーナ、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)、ディー・ゴードン(マリナーズ)らを次々に放出。あとはリアルミュートを放出すればチーム解体が完全に終了する段階となっている。

     今回のウィンター・ミーティングの期間中にリアルミュートを放出するかどうかの最終判断が下され、放出する場合にはウィンター・ミーティングの期間中にトレードが成立することになると見られているが、マーリンズは無理にリアルミュートを放出する必要はない。リアルミュートがフリーエージェントとなるまで、まだ2年あるからだ。マイケル・ヒル野球部門社長は「J.T.は我々のチームの選手だ。我々はまだ2年間、彼を保有することができるということは言っておかなければならない」とトレードに関する主導権がマーリンズにあることを強調する。

     マーリンズと同じナ・リーグ東部地区に所属するメッツ、ブレーブス、フィリーズ、ポストシーズン進出を目指すアストロズ、ドジャース、ロッキーズなど、少なくとも14球団がリアルミュートの獲得に関心を示しているようだが、マーリンズが求める対価のレベルは非常に高い。マーリンズが無理にリアルミュートを放出する意思がない以上、獲得を希望するチームはマーリンズを満足させられるだけの対価を提示する必要があるだろう。メジャー有数の好捕手のトレードは実現するのか。ウィンター・ミーティング4日間における最大の注目ポイントの1つとなりそうだ。

  • 好打者・マルティネスを欲するア・リーグ球団はどこだ!?

    2018.12.9 14:30 Sunday

     ダイヤモンドバックスからポール・ゴールドシュミットを獲得する大型トレードを成立させたカージナルスだが、それは1人の好打者がカージナルスに居場所をなくしたことを意味する。その好打者とは、今季ナ・リーグ7位の打率.305をマークしたホゼ・マルティネスだ。一塁と外野を守ることのできるマルティネスだが、守備力に不安を抱えており、移籍するのであればア・リーグのチームがフィットするというのが一般的な見方である。マルティネス獲得を希望する可能性があるのは、ア・リーグのどの球団だろうか。

     現在30歳のマルティネスは、2016年5月に金銭トレードでロイヤルズからカージナルスに加入し、同年9月にメジャーデビュー。翌2017年に106試合・307打席のみの出場ながら打率.309、14本塁打、OPS.897の好成績をマークすると、今季はさらに出場機会を増やして規定打席に到達し、打率.305、17本塁打、OPS.821をマークして前年の好成績がフロックではないことを証明した。

     しかし、カージナルスの一塁にはマット・カーペンターがおり、そこにゴールドシュミットが加わったことで、「一塁・ゴールドシュミット&三塁・カーペンター」の布陣が固定されるのは確実。外野にもマーセル・オズーナ、ハリソン・ベイダー、デクスター・ファウラー、タイラー・オニールと4人のレギュラー候補がおり、「左翼・オズーナ、中堅・ベイダー、右翼・ファウラー」の布陣でシーズンを戦う可能性が高く、好打のマルティネスはポジションを失っている状態なのである。

     ただし、マルティネスはまだ年俸調停権すら取得しておらず、長期にわたって保有可能であるという大きなメリットを抱えている。そのため、獲得を希望する球団が多数現れると見られている。レイズはC.J.クロンを放出して指名打者の枠が空いているし、ホワイトソックスは噂されているホゼ・アブレイユのトレードが実現すれば「3番・一塁」に大きな穴が空く。アストロズはエバン・ギャティス、マリナーズはネルソン・クルーズがフリーエージェントとなってレギュラーの指名打者が不在となっており、正一塁手を固定できないシーズンが続いているヤンキースもマルティネス獲得に興味を示す可能性がある。

     ア・リーグ各球団の状況を見る限り、マルティネスに対する需要が大きいことは間違いない。カージナルスの補強ポイント(主にリリーフ投手)に見合う交換要員をオファーする球団が現れれば、トレードは実現に向けて一気に動き始めることだろう。

  • カージナルス・モリーナが膝手術へ 春季キャンプOKの見込み

    2018.12.9 13:30 Sunday

     カージナルスが誇る不動の正捕手、ヤディアー・モリーナが小規模な膝のクリーニング手術を受ける予定であることが明らかになった。どちらの膝の手術を受けるのかについては不明だが、カージナルスのジョン・モゼリアック野球部門社長は「とても小さな手術」であり、手術の影響が出るのは数日間にとどまる見込みであることを認めている。来年2月の春季キャンプ開始時には、モリーナの元気な姿を見ることができそうだ。

     一般に向けて公開されている情報を見る限りでは、モリーナは2013年に膝の痛みを訴えて以降、膝の問題に悩まされてきた様子はない。今季はおよそ1ヶ月の戦線離脱がありながらも、捕手として1017回2/3にわたって出場し、自身9度目のオールスター・ゲーム選出を果たしただけでなく、同じく自身9度目となるゴールドグラブ賞を受賞。また、20本塁打、OPS.750をマークし、36歳となった現在も攻守両面で実力が健在であることを大いにアピールした。今季のカージナルスはモリーナ欠場時の勝率が5割を下回っており、チーム内での存在感や影響力は、とてつもなく大きなものとなっている。

     カージナルスは今オフ、「モリーナの後継者」と目されていた若手有望捕手のカーソン・ケリーをポール・ゴールドシュミットをダイヤモンドバックスから獲得する際の交換要員の1人としてトレードで放出しており、モリーナが現役引退を明言している2020年シーズンまで、モリーナに「不動の正捕手」を任せる可能性が非常に高い。もちろん、モリーナをサポートする2番手捕手の補強には動くはずだが、モリーナに頼るチーム構成は、少なくともあと2年間は維持されることになりそうだ。大規模な手術ではないものの、球界を代表する名捕手は膝のクリーニング手術によってコンディションを整え、4年ぶりのポストシーズン進出を目指すメジャー16年目のシーズンに向けて着々と準備を進めている。

  • 通算267本塁打の強打者・ナポリが現役引退を正式に表明

    2018.12.9 13:00 Sunday

     日本時間12月9日、12年間のメジャー生活で通算267本塁打を放ったマイク・ナポリ内野手が自身のTwitterアカウントで長文のコメントを投稿し、現役引退を正式に表明した。「家族に相談してたくさん考えたあと、私は野球から引退することを決めました。ハリウッドで過ごした子供のころから野球をプレイすることを夢見ていたし、プロの選手として18年間もプレイできたことは幸運でした」と自身のキャリアを振り返った。

     現在37歳のナポリがメジャーでプレイしたのは2017年シーズンが最後。この年はレンジャーズで124試合に出場して打率.193、29本塁打、66打点、OPS.713に終わり、今年は2月にインディアンスとマイナー契約を結んだものの、4月にAAA級の試合で右膝前十字靭帯を断裂する重傷を負い、手術を受けてシーズン終了となっていた。

     ナポリは2006年にエンゼルスでメジャーデビューを果たし、5年連続で2ケタ本塁打を放つなど「強打の捕手」として存在感を発揮したものの、守備面に不安を抱えていたため、なかなか完全なレギュラー定着には至らなかった。次第に捕手ではなく一塁手としての出場が増え、レンジャーズ移籍1年目の2011年には打率.320、30本塁打、OPS1.046の大活躍でチームのリーグ優勝に大きく貢献。レンジャーズ、レッドソックスを経てインディアンスでプレイした2016年には自己最多となる34本塁打&101打点をマークした。

     2012年にオールスター・ゲーム選出を果たし、2011年(レンジャーズ)、2013年(レッドソックス)、2016年(インディアンス)と3度のワールドシリーズ出場を経験して2013年はワールドチャンピオン・チームの一員となったナポリ。ファンに愛され、チームメイトにも好影響を与え続けたスラッガーは、通算1125安打、267本塁打、744打点という数字を残してバットを置いた。

  • ナショナルズ・オーナー「ハーパーは戻ってこないと思う」

    2018.12.8 09:10 Saturday

     日本時間12月8日、ナショナルズは6年1億4000万ドルの大型契約を結んだパトリック・コービンの入団記者会見を行った。そして、コービンとの大型契約が実現したことにより、「ブライス・ハーパーはナショナルズに戻ってくるのか」という問いに対する答えが出された可能性が高い。ナショナルズの筆頭オーナーであるマイク・ラーナーはラジオ番組でのインタビューのなかで「現時点ではハーパーが戻ってくるとは思っていない」と再契約が実現する可能性を否定した。

     ラーナーは前述の発言に続いて「彼ら(=ハーパー側)は次の道へ進むことを決めたんじゃないかと思っているよ」とコメント。ナショナルズはレギュラーシーズン終了時にハーパーに対して10年3億ドルのオファーを提示したことが報じられているが、ラーナーいわく、これがナショナルズにとってベストのオファーだったという。それを拒否されてしまった今、もはや「打つ手なし」といった状況なのだろう。

     ナショナルズのマイク・リゾーGMは、コービンとの契約はハーパーとの再契約交渉とは「独立」したものであり、コービンとの契約がハーパーに影響を与えることはないといった趣旨の発言をしていた。しかし、ラーナーの発言を聞く限り、コービンとの契約によりハーパーとの再契約交渉は終わりを迎えた可能性が高い。「我々はベストのオファーを提示した。あのオファー以上のものを提示することはできない。(ハーパーと再契約できなくても)ナ・リーグ東部地区を制し、その先へ進むチームを作ることができていると思う」とラーナー。来季のナショナルズは、ハーパー抜きで球団史上初のワールドシリーズ制覇を目指すようだ。

     2010年のドラフトでナショナルズから全体1位指名を受け、2012年に19歳でメジャーデビュー。同年新人王、2015年にナ・リーグMVPを受賞するなど、球界を代表するスター選手として7シーズンにわたって活躍してきたハーパーだが、来季はナショナルズ以外のユニフォームを着てプレイすることになりそうだ。

  • 元エンゼルス・バルブエナら2名が交通事故により死亡

    2018.12.8 08:45 Saturday

     現地時間12月6日、今季エンゼルスで大谷翔平とともにプレイし、現在はフリーエージェントのルイス・バルブエナ内野手と、元メジャーリーガーで日本プロ野球でのプレイ経験もあるホゼ・カスティーヨ内野手が、母国ベネズエラで交通事故により亡くなったことが明らかになった。両者が所属していたベネズエラ・ウィンターリーグのチームによると、両者は6日の試合が終わったあと、事故に遭った模様。現地の情報によると、この2名以外に元メジャーリーガーのカルロス・リベロ内野手を含む2名が同乗していたようだが、その2名は生存しているという。

     現地の報道によると、今回の事故の原因は岩が道路に転がってきて、その岩に4人が乗っていた車が衝突したことだという。ロブ・マンフレッド・コミッショナーは「ルイス・バルブエナとホゼ・カスティーヨが亡くなり、我々のスポーツにとって非常に悲しい日となってしまった」と大きな悲しみを声明文のなかで発表。両者がこれまでに所属したチームや元同僚などから多数の追悼コメントが寄せられた。

     33歳のバルブエナは直近2シーズンをエンゼルスで過ごし、今季は大谷とともにプレイした。今季は96試合に出場したものの、打率.199、9本塁打、33打点に終わり、8月に解雇。その後はどの球団とも契約せず、フリーエージェントの状態が続いていた。バルブエナはエンゼルスのほか、マリナーズ、インディアンス、カブス、アストロズでのプレイ経験があり、通算11シーズンのメジャー生活で打率.226、114本塁打、367打点をマーク。陽気で同僚から愛される存在だった。

     37歳のカスティーヨは2004年から2008年まで5シーズンにわたってパイレーツ、ジャイアンツ、アストロズの3球団でプレイ。メジャーでは通算打率.254、39本塁打、218打点をマークした。その後、2009年は台湾・統一、2010年は横浜ベイスターズ、2011年は千葉ロッテマリーンズでプレイ。日本球界からも早すぎる死を悔やむ声が上がっている。

  • フィリーズとエンゼルスがリリーフ投手同士の交換トレード

    2018.12.8 08:25 Saturday

     フィリーズとエンゼルスの間でリリーフ投手同士の1対1のトレードが成立した。エンゼルスは今季76試合に登板した29歳の左腕、ホゼ・アルバレスをフィリーズへ放出し、フィリーズから今季59試合に登板した31歳の右腕、ルイス・ガルシアを獲得。なお、両投手とも今オフから年俸調停の対象となり、フリーエージェントとなるのは最短でも2021年オフである。

     フィリーズへ移籍するアルバレスは、今季76試合に登板して63イニングを投げ、6勝4敗、1セーブ、14ホールド、防御率2.71、59奪三振、WHIP1.16とまずまずの成績を残した。防御率2.71はア・リーグのリリーフ左腕で4位にランクインする好成績であり、シーズンを通して許した本塁打は3本だけ。左打者を打率.206に封じるなど、リリーフ左腕としての役割をしっかり果たしたシーズンだった。

     2013年にタイガースでメジャーデビューを果たし、翌2014年の3月にアンドリュー・ロマインとのトレードでエンゼルスに加入。2015年にメジャー定着を果たしてこの年から3年連続で64試合に登板し、今季の76登板は自己最多だった。6年間のメジャー生活では、通算284試合(うち6先発)に登板して12勝18敗、2セーブ、48ホールド、防御率3.69をマークしている。

     一方、エンゼルスが獲得したガルシアは、今季59試合に登板して46イニングを投げ、3勝1敗、1セーブ、13ホールド、51奪三振ながら防御率6.07、WHIP1.46と不本意な成績に終わった。昨季は66試合で防御率2.65と好投したものの、今季は2年ぶりの防御率6点台。2013年のメジャーデビュー以降、1年おきに防御率2~3点台のシーズンと防御率6点台のシーズンを繰り返しており、この傾向が続くのであれば、来季は好調なシーズンとなる。

     ガルシアは2013年4月にマイナー契約でフィリーズに加入し、メジャー6シーズンはフィリーズ一筋。通算251試合すべてにリリーフで登板し、12勝14敗、5セーブ、45ホールド、防御率4.12をマークしている。

  • ツインズが内野手補強 スコープ&トレイエスと1年契約

    2018.12.7 11:50 Friday

     ツインズがミドル・インフィールド(二塁&遊撃)の補強に動いた。日本時間12月7日、ツインズはジョナサン・スコープ、ロナルド・トレイエス両内野手と1年契約を結んだことを発表。メジャー通算110本塁打の実績を誇るスコープは、今季途中にトレードで放出されたブライアン・ドージャーに代わる「強打の二塁手」として活躍が期待されている。

     27歳のスコープは、今季途中にオリオールズからブリュワーズへトレードされ、今月はじめにブリュワーズからノンテンダーFAとなっていた。2017年には打率.293、32本塁打、105打点をマークするなど自己最高のシーズンを過ごしたが、今季は2チーム合計で打率.233、21本塁打、61打点と低調。ポストシーズンでもノーヒットに終わった。ブリュワーズは内野手の層が厚いこともあり、構想外と判断されてノンテンダーFAに。強肩を生かしたスコープの二塁守備には定評があり、パワーと強肩を兼ね備えた正二塁手として、ホルヘ・ポランコと二遊間コンビを組むことになりそうだ。

     一方、26歳のトレイエスは、ヤンキースで内野のユーティリティとして活躍していたものの、ミゲル・アンドゥハーら若手の台頭に弾き出される形でヤンキースからDFAとなり、金銭トレードでカブスへ移籍。しかし、カブスから来季契約を提示されず、スコープと同様にノンテンダーFAとなっていた。長打力には欠けるものの、通算打率.281と打撃は堅実で、内野各ポジションの守備も安定している。現時点では、エイレ・アドリアンザとともに内野のバックアップを務めることになると見られるが、正三塁手であるミゲル・サノーのパフォーマンス次第では、三塁のレギュラー格として多くの出場機会を得る可能性もありそうだ。

     今オフのツインズは、今季30本塁打を放ちながらレイズからDFAとなったC.J.クロンをウエーバーで獲得するなど、着実に補強を進めている。今季は期待外れのシーズンを過ごしたが、来季は再びポストシーズン進出を目指しているようだ。

  • レッドソックスがイバルディとの4年契約を正式に発表

    2018.12.7 11:15 Friday

     日本時間12月7日、レッドソックスは今オフの大きな補強の一つを実現させた。今季途中にレッドソックスに加入し、ポストシーズンでの見事なパフォーマンスでチームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献したネイサン・イバルディと4年総額6800万ドルの大型契約を結んだことを発表。レッドソックスは先月、ワールドシリーズMVPのスティーブ・ピアースと再契約を結んでいたが、世界一の立役者2名は来季も引き続きレッドソックスの一員としてプレイすることになった。

     レッドソックスのデーブ・ドンブロウスキー野球部門社長は「我々はネイサン(・イバルディ)がチームに戻ってきてくれてとても嬉しいよ。彼は我々のチームのために素晴らしい仕事をしてくれたし、地区シリーズとワールドシリーズではチームに大きな貢献をしてくれた。ポストシーズンでは先発でもリリーフでも見事なパフォーマンスを見せてくれた」と語り、今季のイバルディの働きぶりを称賛するとともに、イバルディとの再契約を喜んだ。

     メジャー有数の速球派右腕として知られるイバルディは、故障に悩まされるシーズンが非常に多く、メジャーでプレイした7シーズンで規定投球回到達と2ケタ勝利は各1度だけ。しかし、その程度の実績しかない投手に4年6800万ドルという大型契約を与えるのだから、レッドソックスのイバルディに対する評価の高さがうかがえる。来季のイバルディは、クリス・セール、デービッド・プライス、リック・ポーセロ、エドゥアルド・ロドリゲスとともに強力先発ローテーションの一角を担うことになりそうだ。

     アレックス・コーラ監督は今週はじめ、「彼は試合を変えられる男だ」とイバルディについて語っていた。「我々は彼が素晴らしいボールを投げることを知っている。実際、彼は様々な球種を使ってあらゆるコースを攻め、打者を苦しめることのできる投手だからね」とコーラ。故障さえなければ、4年6800万ドルの大型契約さえバーゲンになる可能性をイバルディは秘めている。

  • インディアンスが今季17勝右腕・カラスコと契約延長

    2018.12.7 10:50 Friday

     今オフのインディアンスは、強力先発ローテーションの一角をトレードで放出する可能性が取り沙汰されている。そんななか、日本時間12月7日にインディアンスは先発ローテーションの軸の一人であるカルロス・カラスコとの契約延長を発表した。旧来の契約は2020年までとなっていたが、今季17勝をマークした実力派右腕は2022年までの契約延長に合意。2023年の契約は球団に選択権のあるオプションとなっており、最大あと5年インディアンスの一員としてプレイすることが確定した。

     カラスコは2015年4月にインディアンスと4年2200万ドル+オプション2年の契約を結んでおり、インディアンスは年俸975万ドルの来季オプションをすでに行使。今回の契約延長に伴い、2020年のオプション(年俸1025万ドル)も正式に行使されることが確定し、2021年と2022年の年俸は1200万ドル、2023年の契約は年俸1400万ドルの球団オプションまたはバイアウト300万ドルとなっているようだ。

     「クリーブランド・インディアンスの一員でいることができて、素晴らしい気分だよ」とチームへの愛着を口にしたカラスコ。「僕はインディアンスで自分のキャリアを終えたいと思っている。それは僕と家族にとって特別なことだからね」と語るカラスコの「チーム愛」が比較的リーズナブルな契約延長につながったのかもしれない。

     過去4シーズン、カラスコは合計722イニングを投げて防御率3.40をマークしているが、これはコリー・クルーバー(2.96)、クリス・セール(3.00)、ジャスティン・バーランダー(3.04)、デービッド・プライス(3.34)、ダラス・カイケル(3.37)に次いでリーグ6位の好成績。また、年平均29試合に先発して180イニングを投げており、故障の少なさも魅力の一つである。

     クルーバーとトレバー・バウアーには引き続きトレードの噂が出ているインディアンス。しかし、少なくともカラスコは来季以降も先発ローテーションの軸の一人としてインディアンス先発陣を牽引してくれるはずだ。

  • ブルージェイズが頭を悩ませるトゥロウィツキーの処遇

    2018.12.6 17:50 Thursday

     ブルージェイズは名遊撃手の扱いに頭を悩ませている。その選手とは、相次ぐ故障の影響により2017年7月を最後にメジャーの試合に出場していないトロイ・トゥロウィツキーだ。遊撃のポジションへの強いこだわりを見せるトゥロウィツキーだが、ロス・アトキンスGMはトゥロウィツキーが正遊撃手として1年間プレイするのは難しいと考えている。それでもトゥロウィツキーは遊撃にこだわり続けるのか。あるいは、他のポジションへの転向を受け入れるのか。ブルージェイズとトゥロウィツキーは大きな岐路に立たされている。

     日本時間12月6日、メディア対応の場で「トゥロウィツキーはレギュラーとしてプレイできるか」と尋ねられたアトキンスは「率直に言って、それは難しいと思う。トロイ(・トゥロウィツキー)も私に同意してくれると思うよ」と意外な答えを述べた。もともと故障の多い選手ではあったものの、2017年は66試合しか出場できず、今季は全休。アトキンスは「彼が140試合に出場して攻守で平均以上のパフォーマンスを見せるためには、期待以上のものを見せなければならないだろう。もちろん、それが有り得ないというわけではないけれど、可能性は低いと言わざるを得ないと思う」と慎重に言葉を選びながらも、トゥロウィツキーが正遊撃手としてプレイする可能性を否定した。

     トゥロウィツキーは以前「俺は遊撃手だ。もし自分より上手な遊撃手が現れたら、俺は荷物をまとめて家に帰るよ」と語るほどに遊撃への強いこだわりを見せていた。他のポジションを守るくらいなら、試合に出れなくてもいい。それほど遊撃というポジションに強いこだわりを持っているのだ。しかし、ブルージェイズとはまだ2年3800万ドルの契約が残っており、正遊撃手としての活躍が難しいのであれば、何らかの形でチームに貢献しなければならない。指名打者や控え遊撃手としてプレイするのか。あるいは他のポジションへの転向を受け入れるのか。選手生活を続けるためにも、チームに貢献するためにも、いよいよ遊撃へのこだわりを捨てなければならないだろう。

     アトキンスは「今日シーズンが開幕するのであれば、正遊撃手はルルデス・グリエルJr.だ」と発言している。一塁にジャスティン・スモーク、二塁にデボン・トラビス、三塁にブランドン・ドルーリー、遊撃にグリエルJr.が入り、マイナーにはトップ・プロスペクトのブラディミール・ゲレーロJr.も控えている。とてもトゥロウィツキーが割って入る余地はないように思われるが、トゥロウィツキーはまず、開幕戦に遊撃手として出場することを目指して準備を進め、アトキンスもそれを見守る方針であるようだ。

  • ドジャースがWソックス・アブレイユの獲得について問い合わせ

    2018.12.6 15:30 Thursday

     ポール・ゴールドシュミットのカージナルス移籍という大型トレードが成立したばかりの移籍市場だが、次なる大型トレードが成立に向けて動き出したようだ。NBCロサンゼルスのマイケル・デュアルテによると、ドジャースはホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)の獲得可能性について問い合わせを行ったという。ホワイトソックスが来季終了後にフリーエージェントとなる31歳のアブレイユを放出する意思があるのかどうかは定かではないが、アブレイユ獲得に興味を示しているチームはドジャースだけではないと見られている。

     今季のアブレイユは8月下旬から3週間ほど戦列を離れた影響もあって自己最少となる128試合の出場にとどまり、打撃成績も打率.265、22本塁打、78打点、OPS.798(いずれも自己ワースト)と低調だった。メジャーデビューからの4シーズンで打率3割を2度、30本塁打以上を3度、100打点以上を4度、OPS9割を2度達成したアブレイユにとって極めて不本意なシーズンとなった今季だが、ア・リーグの一塁手が全体的に低レベルだったこともあり、自身2度目となるオールスター・ゲームに選出されたほか、同じく自身2度目のシルバースラッガー賞を受賞。ア・リーグの一塁手という範囲に限定すれば、トップクラスの活躍だった。

     アブレイユの今季の年俸は1300万ドルだったが、年俸調停3年目(最終年)を迎える今オフは、さらなる年俸の上昇が予想される。「勝負モード」に移行するのが数年後と見られるホワイトソックスにとって、契約が残り1年となっているアブレイユを無理にキープしておく理由はなく、魅力的なトレードのオファーが届くようであれば、放出を検討する可能性もあるだろう。現時点ではドジャースの一塁は右打者のデービッド・フリースと左打者のマックス・マンシーによるプラトーン起用が想定されるが、今季35本塁打とブレイクしたマンシーが来季も同様の活躍を見せる保証はなく、豊富な選手層を生かして本格的にアブレイユ獲得に乗り出しても決して不思議ではない。

  • メッツの次なる補強ターゲットはマーリンズ・リアルミュートか

    2018.12.6 14:40 Thursday

     マリナーズとの大型トレードでロビンソン・カノーとエドウィン・ディアスを獲得したメッツは、マーリンズの正捕手であるJ.T.リアルミュートの獲得を目指していることが報じられているが、トレードを成立させるのに必要な若手有望株が不足しているというのが一般的な見方である。しかし、そんな状況でもメッツはリアルミュートの獲得を諦めていない。地元紙ニューヨーク・ポストの報道によると、メッツはブランドン・ニモを筆頭とする若手メジャーリーガーをトレードの駒としてリアルミュートの獲得を目指しているようだ。

     メッツはマリナーズとのトレードで過去のドラフト1巡目指名選手を2名放出。カノーとディアスの獲得に成功したものの、マイナーの層は薄くなった。そんななか、メッツはリアルミュートの獲得に向けてマーリンズと話し合いを行っていることが報じられており、メッツはニモを交換要員に含めることを真剣に検討しているという。ニモは今季メジャー定着を果たした25歳の外野手であり、140試合に出場して打率.263ながら17本塁打、出塁率.404、OPS.886という好成績をマークした。メッツはヨエニス・セスペデス、フアン・ラガレス、マイケル・コンフォートとニモ以外にもレギュラー級の外野手が3人いるため、ニモ放出に支障はないと考えているようだ。

     メッツのブロディ・バンワグネンGMは若手レギュラー選手と先発ローテーションの大半をキープしたい方針を明らかにしており、ニモ、コンフォート、アメッド・ロサリオといった若手選手たちが前者に該当する。しかし、チームが必要としている魅力的な選手を獲得できるチャンスがあるのであれば、例外もあり得ることを示唆しており、リアルミュートの獲得に向けてニモやコンフォートの放出が検討される可能性は否定できない。

     メジャーを代表する好捕手と、メッツの近未来を担うであろう若きレギュラー選手たちを巻き込んだ大型トレードは実現するのか。カノー獲得で世間を驚かせたメッツが、再び話題の中心となる日がやってくるかもしれない。

  • ロイヤルズが便利屋・オーウィングスを1年300万ドルで獲得

    2018.12.6 12:10 Thursday

     日本時間12月6日、ロイヤルズはダイヤモンドバックスからノンテンダーFAとなっていたユーティリティ・プレイヤーのクリス・オーウィングスと1年契約を結んだことを発表した。契約は1年300万ドルとなっており、成績に応じて最大50万ドルの出来高が設定されているという。内外野の複数ポジションを守ることのできるオーウィングスの加入は、ロイヤルズの野手起用にフレキシビリティをもたらしそうだ。

     今季のオーウィングスは不振の影響もあり、106試合に出場しながらもメジャー定着後最少の309打席どまりだった。打率.206、4本塁打、11盗塁、OPS.574と自己ワースト級の成績に終わったものの、2016年に打率.277、5本塁打、21盗塁、OPS.731、2017年には打率.268、12本塁打、12盗塁、OPS.741をマークした実績がある。そして何より、内外野の複数ポジションを守ることができるのが最大の魅力であり、今季は右翼の43試合を筆頭に、中堅で16試合、三塁で15試合、二塁で9試合、左翼で3試合に出場。通算では本職である遊撃の233試合を筆頭に、二塁168試合、右翼68試合、中堅65試合、三塁15試合、左翼4試合の出場経験がある。

     ロイヤルズは現時点では、二塁にウィット・メリーフィールド、遊撃にアダルベルト・モンデシー、左翼にアレックス・ゴードンが入るのは確実。中堅にはブレット・フィリップスとブライアン・グッドウィン、右翼にはホルヘ・ボニファシオとホルヘ・ソレアーがいるものの、絶対的なレギュラーと呼べるほどではない。また、ライアン・オハーン一塁手が指名打者中心の起用となるのであれば、ハンター・ドージャー三塁手は一塁に回る可能性が高く、その場合は三塁のポジションも空席となる。新加入のオーウィングスは持ち前のユーティリティ性を生かし、三塁、中堅、右翼の3ポジションを中心に起用されることになるのではないだろうか。

  • 大型トレード成立!強打者・ゴールドシュミットがカージナルスへ

    2018.12.6 11:40 Thursday

     カージナルスの「強打者探し」がようやく終着点に辿り着いた。日本時間12月6日、カージナルスはカーソン・ケリー捕手、ルーク・ウィーバー投手、アンディ・ヤング内野手と2019年ドラフトにおける戦力均衡ラウンドBの指名権をダイヤモンドバックスへ放出し、球界を代表する一塁手であるポール・ゴールドシュミットの獲得に成功した。ここ数年、絶対的な「打線の核」を欠いていたカージナルスだが、ついに核となり得るホンモノのスラッガーを獲得。日本時間12月8日に本拠地ブッシュ・スタジアムで入団記者会見が行われる予定となっている。

     現在31歳のゴールドシュミットはダイヤモンドバックスとの契約が残り1年だったため、来季終了後にフリーエージェントとなる。今季は打率.290、33本塁打、出塁率.389、長打率.533をマークし、ナ・リーグのMVP投票で6位にランクイン。これまでに4度のシルバースラッガー賞を獲得し、過去6シーズンで平均30本塁打を放っている強打者だ。

     また、ゴールドシュミットの獲得により、今季は一塁と三塁を兼任していたマット・カーペンターは三塁専任となる可能性が高い。カーペンターは今季三塁で守備防御点+6をマークしており、守備面に関してそれほど大きな心配はいらないだろう。1番・カーペンター、3番・ゴールドシュミットの打線は相手投手の脅威となりそうだ。

     カージナルスはゴールドシュミットの対価として将来の正捕手候補であるケリー、今季は不調だったものの先発ローテーションの一角を担える存在であるウィーバー、有望株のヤング、ドラフト指名権1つを放出。ケリーとウィーバーは余剰戦力となりつつあったとはいえ、かなりの出血を伴うトレードとなった。そのため、カージナルスはゴールドシュミットとの契約延長を目指す可能性が高いと見られている。カージナルスは過去にもマーク・マグワイア、ジム・エドモンズ、スコット・ローレン、マット・ホリデイといったトレードで獲得した大物選手と契約を延長した実績があり、今後数年にわたってゴールドシュミットがカージナルス打線の中軸に座ることになるかもしれない。

  • ダイヤモンドバックスが韓国球界で活躍した右腕・ケリーと2年契約

    2018.12.5 12:25 Wednesday

     日本時間12月5日、ダイヤモンドバックスはメリル・ケリー投手と2年+オプション2年の契約を結んだことを発表した。ケリーはメジャー経験こそないものの、打者有利の韓国プロ野球で4年間にわたって活躍し、複数のメジャー球団から関心を寄せられていた。ヤフー・スポーツのジェフ・パッサンによると、2019年の年俸は200万ドル、2020年は300万ドル、2021年は425万ドルのオプションまたは50万ドルのバイアウト、2022年は525万ドルのオプションでバイアウトなしという契約になっているようだ。

     現在30歳のケリーは、2015年から4シーズンにわたって韓国プロ野球のSKワイバーンズでプレイ。1年目の2015年にいきなり2ケタ勝利(11勝)をマークすると、翌2015年は9勝にとどまったものの、2016年は16勝7敗、防御率3.60、189奪三振の好成績をマーク。今季も12勝7敗、防御率4.09で2年連続3度目の2ケタ勝利を達成し、ワイバーンズの韓国シリーズ制覇に貢献した。韓国での通算成績は119試合(うち118先発)に登板して729回2/3を投げ、48勝32敗、防御率3.86、641奪三振、206四球となっている。

     2010年のドラフトでレイズから8巡目指名を受けたケリーは、2013年にはAAA級に到達し、翌2014年にAAA級で防御率2.76の好成績をマークしていたものの、メジャー昇格はならず。同年オフに活躍の場を求めて韓国プロ野球へ移籍した。なお、ケリーはアリゾナ州スコッツデールのデザート・マウンテン高校、アリゾナ州テンピのアリゾナ州立大学でプレイしており、ダイヤモンドバックスでメジャーデビューを果たせば、「高校・大学・メジャーをアリゾナでプレイした選手」としてはエド・ボスバーグ、コディ・ランサム、タフィー・ゴースウィッシュ、ジェイク・バレットに次いで球団史上5人目となる。

     マイク・ヘイゼンGMはケリーを開幕ローテーションの一角として起用する意向を明らかにしており、今季のマイルズ・マイコラス(カージナルス)のように、米球界復帰後のサクセス・ストーリーが誕生するか注目だ。

  • 左腕・コービンがナショナルズと6年1億4000万ドルで契約合意

    2018.12.5 10:55 Wednesday

     日本時間12月5日、複数の関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ナショナルズが今オフのフリーエージェント市場における最高の先発投手と目されるパトリック・コービンと総額1億4000万ドルの6年契約で合意に至ったようだ。地元紙のワシントン・ポストによると、コービンの契約は身体検査を経て正式に発表される見込みであり、契約総額の一部は契約期間終了後に先延ばしで支払われる形となっているという。

     コービンは先週、獲得レースの有力候補と目されていたフィリーズとヤンキースを訪れる間にワシントンD.C.を訪問し、ナショナルズのマイク・リゾーGM、マーク・ラーナー・オーナーとディナーを共にしていた。現地の報道によると、フィリーズとヤンキースは6年契約を提示することを躊躇し、両軍から提示されたオファーは5年契約だったという。6年契約を提示したナショナルズの誠意がコービンのハートを射止め、今回の契約合意に繋がった格好だ。

     今季のコービンはダイヤモンドバックスの先発ローテーションの中心的存在として自己最高のシーズンを過ごし、200イニングを投げて防御率3.15、246奪三振、48四球と安定感抜群のパフォーマンス。自身2度目となるオールスター・ゲーム選出を果たし、サイ・ヤング賞の投票では5位にランクインした。トミー・ジョン手術により2014年シーズンを全休したものの、その後は右肩上がりで成績を向上させており、今やリーグを代表する左腕の1人に成長。新天地ではマックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグとともにメジャー屈指の先発三本柱を形成し、チームの戦力アップに大きく寄与することになりそうだ。

     なお、今季のナショナルズはぜいたく税の支払い対象となる年俸総額の上限額を超過しているため、クオリファイング・オファー物件のコービンを獲得したことにより、来年のドラフトで2番目と5番目に高い順位の指名権を喪失。さらにインターナショナル・ボーナスポールも100万ドル減額される。また、コービンの契約総額が5000万ドルを上回ったため、ダイヤモンドバックスには来年のドラフトで1巡目終了後に補償指名権が与えられる。

  • 埼玉西武がポスティング申請 菊池雄星の争奪戦がスタート

    2018.12.4 17:35 Tuesday

     埼玉西武ライオンズはメジャーリーグに挑戦する菊池雄星のポスティング申請を完了したことを発表した。菊池が海外FA権を取得するのは最短でも2020年オフであり、メジャー挑戦のためには球団の許可が必要だったが、埼玉西武は菊池のポスティング利用を容認。「ポスティング利用を認めてくれた西武球団には感謝しかない」と感謝を口にした菊池は、「良い結果を得るためにできることに集中したい」と語り、これから始まる30球団との契約交渉に向けて決意を新たにした。

     今季の菊池は23先発で163回2/3を投げ、14勝4敗、防御率3.08、153奪三振をマーク。左肩の故障により一時戦列を離れたものの、エースとして最低限の役割は果たした。通算では158試合(うち153先発)に登板して73勝46敗、防御率2.77をマーク。また、大谷翔平(エンゼルス)と同じ花巻東高校の出身であり、高校卒業時には直接メジャーリーグに挑戦することも検討していたが、最終的には日本プロ野球入りを決断した。

     速球の平均球速は92~94マイル前後、最速では96~98マイルに達する。これは日本人左腕ではあまり例を見ないスピードであり、メジャー平均も上回っている(2018年の先発左腕の平均球速は91.4マイル)。速球に次ぐ武器となるのがスライダーで、そこにカーブとチェンジアップを交えながらピッチングを展開する。大谷、ダルビッシュ有(カブス)、田中将大(ヤンキース)ほど絶対的な存在ではないものの、アメリカでは「先発2番手クラスの素質を秘めている」との評価が一般的であり、まずは先発3~4番手としての活躍が期待される。

     菊池は代理人としてスコット・ボラスを採用。メジャー各球団と30日間の交渉期間が設けられている。菊池は昨オフの大谷とは違い、インターナショナル・ボーナスプールの制限を受ける立場ではないため、メジャー各球団は自由に契約金や年俸を設定できる。今オフからポスティング制度のシステムが変更となっており、菊池がメジャー球団と契約した場合、契約総額に応じて埼玉西武に補償金が支払われる。

     また、菊池には多数の球団が興味を示すことが予想されており、MLBネットワークのジョン・ヘイマンは菊池獲得を狙う可能性のある球団としてドジャース、パドレス、ジャイアンツ、マリナーズの4球団を挙げている。また、共同通信のジム・アレンはヤンキース、ジャイアンツ、レッドソックス、ドジャース、フィリーズ、ブリュワーズ、レンジャーズのスカウトが9月下旬に埼玉西武の試合を視察に訪れていたことを伝えており、このほかにもダイヤモンドバックス、インディアンス、パイレーツ、タイガースなどもスカウトを派遣していた形跡がある。埼玉西武のエースとして活躍してきた実績はもちろん、まだ27歳という若さも魅力であり、いよいよ熾烈な菊池争奪戦が幕を開ける。

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