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  • ブレーブス先勝のWS 第2戦の先発はフリードとウルキディ

    2021.10.27 15:30 Wednesday

     日本時間10月27日に開幕したワールドシリーズは、ブレーブスがアストロズを6対2で破り、1勝0敗とリードを奪った。初戦を制したブレーブスは明日の第2戦にエース左腕のマックス・フリードが先発予定。初戦に先発したチャーリー・モートンが右足腓骨の骨折で今季絶望となったため、エース左腕が投げる第2戦は必ず勝利したいところだ。一方、ホームで黒星発進となったアストロズはホゼ・ウルキディが先発。新人右腕ルイス・ガルシアは第3戦に先発することが発表されている。

     第2戦の先発を任されたフリードは「1打席1打席というよりも1球1球を大切にしていきたい。深呼吸をして、落ち着いて狙い通りの球を投げることができれば結果はついてくると思う」とコメント。5回途中8安打5失点で降板したドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦を「失投を見逃してくれなかった」と振り返り、「これまでの努力を信じ、全力を尽くしたい」と意気込みを口にした。

     アストロズは第2戦でガルシアの先発が予想されたものの、ダスティ・ベイカー監督は第2戦にウルキディ、第3戦にガルシアを先発させることを決断。リーグ優勝決定シリーズ第3戦に先発したウルキディの登板間隔が必要以上に空くことを避け、ガルシアを中4日ではなく中6日という万全の状態で第3戦に送り込むことが狙いのようだ。

     ウルキディは過去2年もポストシーズンの舞台を経験しており、メジャーデビューを果たした2019年にはワールドシリーズでも2試合(うち1先発)に登板。「初めてのときとはずいぶん違う。自信を持てるようになったし、準備のやり方もわかるようになった」と当時の経験は現在に生かされている。「大事な役割であることは理解しているが、神経質になるよりもワクワクしている。チームのために全力を尽くすのが楽しみだよ」とウルキディ。「積極的にストライクゾーンを攻める姿勢を忘れないようにしたい」と第2戦に向けた心構えを語った。

  • 新監督を探すパドレス 2005年世界一・ギーエンの面接を実施

    2021.10.27 10:00 Wednesday

     解任したジェイス・ティングラーの後任となる新監督を探しているパドレスは、すでにルイス・ロハス(メッツ前監督)やマイク・シルト(カージナルス前監督)との面接を行ったことが報じられているが、「ジ・アスレチック」でパドレスを担当するデニス・リン記者によると、オジー・ギーエンとの面接も実施したようだ。ギーエンは2005年にホワイトソックスが88年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたときの監督だが、2012年にマーリンズを率いて地区最下位に沈んだのを最後にメジャーの現場からは離れている。

     現時点でパドレスの新監督候補に挙がっているのは、ブラッド・オースマス(エンゼルス前監督)、シルト、ロハス、そしてギーエンの4人だ。ギーエンはマーリンズの監督を解任されたあと、メジャーの監督を務めることに興味を示し続けていたが、面接を行う段階まで進んだのは今回が初めて。近年は「ESPN」や「NBCスポーツ・シカゴ」で解説者を務めていた。

     現役時代はホワイトソックスなどで16年間のメジャー生活を過ごし、1985年新人王、1990年ゴールドグラブ賞、オールスター・ゲーム選出3度など、俊足好守の遊撃手として活躍。オリオールズ、ブレーブスを経て2000年にデビルレイズ(現レイズ)でプレーしたのを最後に引退し、2003年オフに39歳の若さで古巣ホワイトソックスの監督に就任した。2005年にワールドシリーズ制覇を成し遂げて最優秀監督賞を受賞し、2008年にも地区優勝してポストシーズン進出を果たしたが、2011年シーズン終盤に解任。その後1年だけマーリンズの監督を務めた。

     パドレスはアンディ・グリーン、ティングラーとメジャー監督経験のない監督が2人続いたが、今回の新監督探しでは経験を重視する方針を示し、当初はロン・ワシントンやバック・ショウォルターといった名前が候補に挙げられていた。その後、直近の監督経験がある人物(オースマス、シルト、ロハス)にシフトしたかと思いきや、10年近く現場を離れているギーエンの名前も浮上。どんな方針で新監督探しを進めているか見えてこないが、A・J・プレラーGMは誰を新監督に選ぶのだろうか。

  • 大谷翔平がコミッショナー特別表彰を受賞 ジーター以来7年ぶり

    2021.10.27 09:00 Wednesday

     ア・リーグMVP受賞が確実視される大谷翔平(エンゼルス)だが、その前にMVP以上の栄誉とも言える大きな勲章を手に入れた。日本時間10月27日、メジャーリーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは大谷に「コミッショナー特別表彰」を授与することを発表。この賞は1998年にバド・シーリグ前コミッショナーによって設立されたものであり、合計15の人物やチームに授与されてきたが、コミッショナーが交代した2015年以降では大谷が初の受賞者となる。

     この賞は特定のシーズンに特定の偉業を成し遂げた人物やチーム、または長年のキャリアのなかで野球というスポーツに大きな影響を与えた人物を称えることを目的としている。今季の大谷は投打にわたる二刀流の大活躍でメジャーの歴史に新たな1ページを刻み、オールスター・ゲームでも二刀流での出場を実現。あまりにも非凡で、センセーショナルで、前例のない活躍を見せたことから、史上16度目となる「コミッショナー特別表彰」が授与されることになった。

     過去には1998年に球史に残る本塁打レースを繰り広げたマーク・マグワイアとサミー・ソーサ、2632試合連続出場の大記録を作ったカル・リプケンJr.、シーズン73本塁打のメジャー記録を作ったバリー・ボンズ、シーズン116勝を記録したマリナーズ、7度のサイ・ヤング賞を受賞したロジャー・クレメンス、シーズン262安打のメジャー記録を作ったイチローらが受賞。トニー・グウィン、マリアーノ・リベラ、デレク・ジーターといった名選手たちも引退時に表彰され、選手以外ではレイチェル・ロビンソン(人種の壁を打ち破ったジャッキー・ロビンソンの妻)とビン・スカリー(ドジャースで65年間活躍した名アナウンサー)も受賞している。

     今季の大谷は打者として46本塁打、100打点、26盗塁、OPS.965、投手として9勝2敗、防御率3.18、156奪三振を記録。この二刀流での大活躍は、少なくとも「コミッショナー特別表彰」という形でメジャーの歴史に刻まれることになった。

  • 【WSロースター】ブレーブスは右腕ライトと韋駄天ゴアを登録

    2021.10.27 07:45 Wednesday

     日本時間10月27日、ブレーブスはアストロズとのワールドシリーズ第1戦に先立ってワールドシリーズのロースター26名を発表し、リーグ優勝決定シリーズのロースターからジェイコブ・ウェブとヨハン・カマルゴの2人が外れ、右腕カイル・ライトと快足外野手のテランス・ゴアが登録された。ライトはロングリリーフでの起用が有力だが、4人目の先発投手として第4戦の先発を任される可能性もある。球界屈指のスピードスターとして知られるゴアは勝負所での代走の切り札として起用されることになりそうだ。

     ブレーブスが発表したロースター26名と第1戦のスタメンは以下の通り。

    投手(12名)
    イアン・アンダーソン
    ジェシー・チャベス
    マックス・フリード
    ルーク・ジャクソン
    ディラン・リー
    クリス・マーティン
    タイラー・マツェック
    A・J・ミンター
    チャーリー・モートン
    ウィル・スミス
    ドリュー・スマイリー
    カイル・ライト

    捕手(2名)
    ウィリアム・コントレラス
    トラビス・ダーノウ

    内野手(5名)
    オジー・オルビーズ
    オーランド・アルシア
    フレディ・フリーマン
    オースティン・ライリー
    ダンズビー・スワンソン

    外野手(7名)
    エイレ・アドリアンザ
    アダム・デュバル
    テランス・ゴア
    ギイェルモ・ヘレディア
    ジョク・ピーダーソン
    エディ・ロサリオ
    ホルヘ・ソレアー

    ◆スタメン
    (指)ソレアー
    (一)フリーマン
    (二)オルビーズ
    (三)ライリー
    (左)ロサリオ
    (中)デュバル
    (捕)ダーノウ
    (右)ピーダーソン
    (遊)スワンソン
    先発投手:モートン

  • 【WSロースター】アストロズは便利屋・ゴンザレスを登録

    2021.10.27 07:30 Wednesday

     日本時間10月27日、アストロズはブレーブスとのワールドシリーズ第1戦に先立ってワールドシリーズのロースター26名を発表した。故障中のジェイク・マイヤーズに代わってユーティリティ・プレーヤーのマーウィン・ゴンザレスがロースター入り。ゴンザレスは今年8月にレッドソックスを解雇され、古巣アストロズとマイナー契約。2017年にはワールドシリーズ制覇に貢献している。今季は右腕に対してOPS.521、左腕に対してOPS.713を記録しており、対左腕用の代打要員として起用されることになりそうだ。

     アストロズが発表したロースター26名と第1戦のスタメンは以下の通り。

    投手(13名)
    イミー・ガルシア
    ルイス・ガルシア
    ケンドール・グレイブマン
    ザック・グレインキー
    クリスチャン・ハビアー
    フィル・メイトン
    ジェイク・オドリッジ
    ライアン・プレスリー
    ブルックス・レイリー
    ライン・スタネック
    ブレイク・テイラー
    ホゼ・ウルキディ
    フランバー・バルデス

    捕手(2名)
    ジェイソン・カストロ
    マーティン・マルドナード

    内野手(6名)
    ホゼ・アルトゥーベ
    アレックス・ブレグマン
    カルロス・コレア
    アレドミス・ディアス
    マーウィン・ゴンザレス
    ユリ・グリエル

    外野手(5名)
    ヨーダン・アルバレス
    マイケル・ブラントリー
    チャス・マコーミック
    ホゼ・シリ
    カイル・タッカー

    ◆スタメン
    (二)アルトゥーベ
    (左)ブラントリー
    (三)ブレグマン
    (指)アルバレス
    (遊)コレア
    (右)タッカー
    (一)グリエル
    (中)マコーミック
    (捕)マルドナード
    先発投手:バルデス

  • 【WS展望】PSで16年ぶりの対戦 親子対決や同期対決にも注目

    2021.10.26 11:30 Tuesday

     ア・リーグ王者のアストロズとナ・リーグ王者のブレーブスが激突するワールドシリーズが日本時間10月27日にスタートする。この2チームがワールドシリーズで対戦するのは初めてだが、アストロズがナ・リーグ中部地区に所属していた時代にポストシーズンで5度(すべて地区シリーズ)対戦しており、最初の3度はブレーブス、残りの2度はアストロズが勝利。ポストシーズンでの対戦は2005年以来16年ぶりとなるが、親子対決や同期対決など、注目ポイントが非常に多いシリーズとなっている。

     アストロズは72歳のダスティ・ベイカー監督が24年間の監督生活で初めての世界一を目指す。監督通算1987勝はメジャー歴代12位の大記録であり、ワールドシリーズ制覇の経験がない監督としては最多。19歳のときにブレーブスの選手としてアストロズ戦でメジャーデビューを果たしたベイカーは、アストロズの監督としてブレーブスを破り、監督として初のチャンピオンリングを手にすることができるだろうか。

     一方のブレーブスは今年1月に亡くなったハンク・アーロンに捧げる世界一を目指す(ベイカーはブレーブスでアーロンとチームメイトだった)。ブライアン・スニッカー監督はプロ入りした1977年から45シーズンにわたってブレーブスの球団組織に在籍している66歳。息子のトロイ・スニッカーが打撃コーチとしてアストロズに在籍しており、親子対決が注目されている。

     また、ブレーブスの正遊撃手ダンズビー・スワンソンは2015年ドラフト全体1位指名、アストロズの正三塁手アレックス・ブレグマンは同2位指名でプロ入りしているが、同じ年のドラフト指名トップ2の2人がワールドシリーズで対戦するのは今回が初めてだという。ブレグマンが全体1位指名を逃した悔しさを忘れないために背番号「2」を背負っているのは有名な話。この同期対決にも注目したい。

     攻撃力ではアストロズ、投手力ではブレーブスに分がある印象(アストロズはエース右腕のランス・マカラーズJr.の欠場が決定)。なお、メジャーリーグ公式サイトでは4人の記者がワールドシリーズの勝敗予想を行い、アリソン・フーター記者とブライアン・マクタガート記者(アストロズ担当)は4勝2敗でアストロズ、アンソニー・カストロビンス記者は4勝3敗でアストロズ、マーク・ボーマン記者(ブレーブス担当)は4勝3敗でブレーブスの勝利を予想している。

  • 昨季ドジャースで世界一のピーダーソン 史上9人目の快挙なるか

    2021.10.26 10:30 Tuesday

     10月になると毎年のように強打を発揮し、「ジョクトーバー」の異名を誇るジョク・ピーダーソン(ブレーブス)。今年もここまでポストシーズン10試合に出場して3本塁打、9打点、OPS.909の好成績をマークしている。ピーダーソンは昨季ドジャースの一員としてワールドシリーズ制覇を経験しており、日本時間10月27日から始まるアストロズとのワールドシリーズに勝利すれば、「異なるチームで2年連続世界一」という史上9人目の快挙を達成することになる。

     ワールドシリーズは1903年にスタート。120年近い歴史のなかで2連覇以上が14度達成されているため、「2年連続世界一」を経験した選手は多い。しかし、「異なるチームで2年連続世界一」となると、その数は意外なほどに少なく、これまでに以下の8人しか達成していない。

    アリー・クラーク(1947年ヤンキース・48年インディアンス)
    クレム・ラビン(1959年ドジャース・60年パイレーツ)
    ビル・スコウロン(1962年ヤンキース・63年ドジャース)
    ドン・ガレット(1976年レッズ・77年ヤンキース)
    ジャック・モリス(1991年ツインズ・92年ブルージェイズ)
    ライアン・テリオー(2011年カージナルス・12年ジャイアンツ)
    ジェイク・ピービー(2013年レッドソックス・14年ジャイアンツ)
    ベン・ゾブリスト(2015年ロイヤルズ・16年カブス)

     ゾブリストの活躍は記憶に新しい。2015年はシーズン途中にアスレチックスからロイヤルズへ移籍してワールドシリーズ制覇を経験。FAとなってカブスと契約し、ワールドシリーズでは第7戦の延長10回表に放った勝ち越しタイムリーを含む28打数10安打(打率.357)の活躍でMVPに選ばれた。

     優勝請負人として有名なのは殿堂入り投手のモリスだ。14年間プレーしたタイガースを離れて1年契約でツインズに加入すると、18勝をマーク。ワールドシリーズでは3先発で2勝0敗、防御率1.17と素晴らしい活躍を見せ、MVPを受賞した。翌年はブルージェイズと契約し、自己最多タイの21勝を記録。ポストシーズンでは4先発で1勝もできなかったが、タイガース時代の1984年も含めると自身3つ目となるチャンピオンリングを獲得した。

    「ジョクトーバー」ことピーダーソンは、明日から始まるワールドシリーズでも自慢の強打を発揮し、史上9人目の快挙を達成することができるだろうか。

  • FAのリゾーがヤンキース残留を熱望 再契約ならボイトは放出か

    2021.10.26 10:00 Tuesday

    「ニューアーク・スター・レッジャー」のボブ・クラピシュ記者は、アンソニー・リゾーの家族の1人から聞いた話として、リゾーがヤンキース残留を熱望していることを伝えた。もしヤンキースがリゾーとの再契約を望んでいるのであれば、これは再契約に向けた大きな一歩となる。リゾーの家族がニューヨーク州に隣接するニュージャージー州の近くで暮らしていることも、ヤンキースにとってアドバンテージとなるかもしれない。もしリゾーとの再契約が実現すれば、ルーク・ボイトのトレード話が再燃することになりそうだ。

     現在32歳のリゾーは、今年7月末のトレードでカブスからヤンキースへ移籍。ヤンキースでの初出場から6試合連続打点を記録するなど、移籍直後は強打を発揮したが、新型コロナウイルス陽性で離脱したあとは失速し、トータルで見れば平凡な成績に終わった。今季はカブスとヤンキースで合計141試合に出場して打率.248、22本塁打、61打点、6盗塁、OPS.783という成績。しかし、ヤンキースはリゾーとジョーイ・ギャロの加入により右打者偏重の打線のバランスが改善され、リゾーの加入後は貯金17という快進撃を見せて第2ワイルドカードでポストシーズン進出を果たした。

    「ジ・アスレチック」の報道によると、リゾーは今年3月にカブスから提示された5年7000万ドルの契約延長オファーを拒否したという。今オフのFA市場はフレディ・フリーマン、リゾー、ブランドン・ベルトくらいしか有力な一塁手がおらず、フリーマンがブレーブス、ベルトがジャイアンツと再契約を結んだ場合、複数のチームによるリゾー争奪戦が繰り広げられることが予想される。ただし、リゾーは2年連続でOPS.800未満に終わっており、契約条件はそれほど高騰しないかもしれない。

     ヤンキースの指名打者の枠はジャンカルロ・スタントンで埋まっているため、もしヤンキースがリゾーと再契約した場合、2020年本塁打王のボイトはトレード放出が濃厚だ。今年7月にも放出が有力視されながらもトレードは実現しなかったが、リゾーと複数年契約を結ぶのであれば、ボイトを放出して戦力の整理を行うのは間違いないだろう。

  • メッツ前監督のロハスがパドレスの新監督候補に 投手コーチは決定

    2021.10.26 09:00 Tuesday

     地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」のケビン・エイシー記者によると、ジェイス・ティングラー監督を解任したパドレスは、後任となる新監督について、カージナルス前監督のマイク・シルトに加え、メッツ前監督のルイス・ロハスとも面接を行っているようだ。チームにおけるリーダーシップの欠如が課題となっていたパドレスは、ロン・ワシントンやバック・ショウォルターといった経験豊富な人物が新監督候補に挙げられていたが、新監督探しの方針は変わりつつあるようだ。

     今季まで他球団で指揮を執っていたシルトやロハスとの面接が行われていることを考えると、パドレスの新監督探しは「経験」よりも「現代の野球に適応する能力」を重視する方向にシフトしつつあることが予想される。シルトはカージナルスの監督して2019年から今季まで3年連続でポストシーズン進出を達成。2019年には最優秀監督賞を受賞しているが、「考え方の違い」により今季終了後に解任された。

     53歳のシルトに比べると、ロハスは40歳と非常に若い。2019年オフにメッツの監督に就任したカルロス・ベルトランがアストロズのサイン盗み問題の影響で1試合も指揮を執ることなく解任され、内部昇格という形で監督に就任。しかし、ポストシーズン進出を期待された今季は8月中旬まで地区首位をキープしながらも急失速し、77勝85敗の借金8という期待はずれの成績に終わって解任された。以前から将来の監督候補として高く評価されていたロハスだが、「監督就任が早すぎた」との声もある。

     監督の座が空席となっているパドレスだが、投手コーチの人選は最終段階を迎えているようだ。「ESPN」のバスター・オルニー記者によると、インディアンスで投手コーチ補佐を務めるルーベン・ニエブラの投手コーチ就任が決定的となっている模様。インディアンスは投手育成能力の高さに定評のあるチームであり、ニエブラはその手腕をパドレスでも発揮することが期待される。

  • 35歳・マーモルがカージナルス新監督に 「年齢は障害にならない」

    2021.10.26 08:30 Tuesday

     日本時間10月26日、カージナルスは35歳のオリバー・マーモルが第51代の監督に就任することを発表した。ワイルドカード・ゲーム敗退後、続投が有力視されていたマイク・シルトを「考え方の違い」により解任したカージナルスは、新監督探しをスタート。スタビー・クラップやスキップ・シューマッカーも候補に挙がっていたが、当初から最有力候補だったマーモルが順当に選ばれた。来季開幕時点で35歳273日と非常に若く、2003年インディアンスのエリック・ウェッジ監督(35歳64日)以降では最年少となる。

     マーモルは2007年ドラフト6巡目でカージナルスに入団したものの、マイナーで4年間プレーしただけで指導者に転身。2011年からマイナーのコーチや監督を歴任し、2017年からメジャーに昇格して一塁ベースコーチ、2019年から今季までの3年間はシルトのもとでベンチコーチを務めた。ジョン・モゼリアック編成本部長が「彼はいつかメジャーの監督になると思っていた」と語ったように、チーム内での評価は非常に高かった。

     マーモルは当時スカウトを務めていたシルトに見出されてプロ入りしており、監督とコーチという関係になってからも強固な信頼関係を築いてきた。カージナルスは「考え方の違い」によりシルトを解任したが、マーモルは「これまでとそんなに変わらない。成功をどのように生かしていくかが大切だ」と話しており、フロントオフィスの考え方を取り入れつつも、基本的にはシルトの路線を継承していくことになるだろう。

     最も注目されるのは35歳という年齢だ。来季が現役ラストイヤーとなるヤディアー・モリーナ(39歳)や、女房役とともに引退するとみられるアダム・ウェインライト(40歳)よりも若く、ポール・ゴールドシュミットやノーラン・アレナードといったスター選手たちをコントロールしていかなければならない。しかし、マーモルは「年齢は障害にならない。しっかり準備をして自分の考えを整理しておけば、自ずと選手たちは耳を傾けてくれる」とあまり気にしていない様子。そして、「目標はワールドシリーズに勝つこと。それ以外は失敗だ」と力強く宣言した。

  • シルバースラッガー賞のファイナリスト決定 受賞者は11月12日発表

    2021.10.26 08:00 Tuesday

     日本時間10月26日、シルバースラッガー賞のファイナリストが発表され、大谷翔平(エンゼルス)はア・リーグの指名打者部門でファイナリストに名を連ねた。この賞は攻撃面で最高のパフォーマンスを見せた選手を各リーグでポジション別に表彰するものであり、ア・リーグは指名打者、ナ・リーグは投手が表彰の対象となる。受賞者は各チームの監督とコーチ3名の投票によって決定され、日本時間11月12日午前8時から「MLBネットワーク」の番組内で発表される予定となっている。

     大谷が名を連ねたア・リーグ指名打者部門のファイナリストの顔ぶれと今季の成績は以下の通り。本塁打やOPSで他のファイナリストに大差をつけており、受賞の可能性は高そうだ。

    大谷翔平(エンゼルス)
    打率.257 46本塁打 100打点 26盗塁 OPS.965

    ヨーダン・アルバレス(アストロズ)
    打率.277 33本塁打 104打点 1盗塁 OPS.877

    ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)
    打率.273 35本塁打 97打点 0盗塁 OPS.870

    ジョーイ・ギャロ(ヤンキース)
    打率.199 38本塁打 77打点 6盗塁 OPS.808

    ネルソン・クルーズ(レイズ)
    打率.265 32本塁打 86打点 3盗塁 OPS.832

     ア・リーグ指名打者部門以外のファイナリストの顔ぶれは以下の通り。

    ア・リーグ

    捕手
    サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
    マイク・ズニーノ(レイズ)
    ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)

    一塁手
    ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
    ユリ・グリエル(アストロズ)
    マット・オルソン(アスレチックス)

    二塁手
    マーカス・セミエン(ブルージェイズ)
    ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)
    DJ・レメイヒュー(ヤンキース)
    ホルヘ・ポランコ(ツインズ)

    三塁手
    ラファエル・デバース(レッドソックス)
    ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    カイル・シーガー(マリナーズ)

    遊撃手
    カルロス・コレア(アストロズ)
    ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
    ティム・アンダーソン(ホワイトソックス)
    ボー・ビシェット(ブルージェイズ)

    外野手
    セドリック・マリンズ(オリオールズ)
    テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ)
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    カイル・タッカー(アストロズ)
    ミッチ・ハニガー(マリナーズ)
    ルルデス・グリエルJr.(ブルージェイズ)
    ハンター・レンフロー(レッドソックス)
    ランディ・アロザレーナ(レイズ)

    ナ・リーグ

    捕手
    バスター・ポージー(ジャイアンツ)
    ウィル・スミス(ドジャース)
    J・T・リアルミュート(フィリーズ)
    オマー・ナルバイエズ(ブリュワーズ)

    一塁手
    フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    ジョーイ・ボットー(レッズ)
    ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)
    マックス・マンシー(ドジャース)

    二塁手
    オジー・オルビーズ(ブレーブス)
    ジョナサン・インディア(レッズ)
    ジェイク・クロネンワース(パドレス)
    ジャスティン・ターナー(ドジャース)

    三塁手
    オースティン・ライリー(ブレーブス)
    マニー・マチャド(パドレス)
    ノーラン・アレナード(カージナルス)
    パトリック・ウィズダム(カブス)

    遊撃手
    フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
    ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)
    トレイ・ターナー(ドジャース)
    ウィリー・アダメス(ブリュワーズ)

    外野手
    フアン・ソト(ナショナルズ)
    ニック・カステヤーノス(レッズ)
    ブライス・ハーパー(フィリーズ)
    ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)
    アダム・デュバル(ブレーブス)
    ジェシー・ウィンカー(レッズ)
    タイラー・オニール(カージナルス)

    投手
    ヘルマン・マルケス(ロッキーズ)
    マックス・フリード(ブレーブス)
    ジェイコブ・デグロム(メッツ)
    マディソン・バムガーナー(ダイヤモンドバックス)

    (注)今季1度も二塁を守っていないジャスティン・ターナー(ドジャース)がナ・リーグ二塁手部門のファイナリストになっているのはミスだと思われる。

  • ブレーブスWS初戦の先発はモートン 古巣アストロズとの対戦へ

    2021.10.25 14:30 Monday

     ブレーブスは日本時間10月27日から始まるアストロズとのワールドシリーズの第1戦にベテラン右腕のチャーリー・モートンが先発することを発表した。現在37歳のモートンは2017~18年にアストロズに在籍し、2017年のワールドシリーズでは胴上げ投手となっており、世界一をかけた大舞台で古巣と対戦することになった。なお、モートンはレイズでプレーした2019~20年にもポストシーズンでアストロズと対戦しており、このときは合計3試合に先発して3勝0敗、防御率0.57の好成績を残している。

     モートンは昨季終了後にレイズからオプション行使を拒否されてFAとなり、1年1500万ドルでブレーブスと契約。レギュラーシーズンは33試合に登板して185回2/3を投げ、14勝6敗、防御率3.34、216奪三振の好成績をマークし、今年9月の時点で1年2000万ドルの契約延長を手にしている。今年のポストシーズンではここまで3試合に先発して0勝1敗ながら防御率3.77とまずまずのピッチング。ワールドシリーズは自身3度目だが、アストロズ(2017年)、レイズ(2020年)、そしてブレーブス(2021年)といずれも異なるチームでプレーすることになった。

     ブレーブスはここまでモートン、マックス・フリード、イアン・アンダーソンの3人で先発ローテーションを回しており、ワールドシリーズでも第2戦にフリード、第3戦にアンダーソンが先発することが予想される。4人目の先発投手が必要となったリーグ優勝決定シリーズ第4戦では、オープナーにベテラン右腕のジェシー・チャベスを起用し、2番手のドリュー・スマイリーが3回1/3を投げるロングリリーフを見せたが、ワールドシリーズ第4戦でも同様の戦い方になるかもしれない。

     1999年以来22年ぶりにたどり着いた大舞台で、1995年以来26年ぶりの世界一を目指すブレーブス。大事な初戦に先発する経験豊富なベテラン右腕がチームを勝利に導けるか注目だ。

  • アストロズWS初戦の先発はバルデス マカラーズJr.は今季絶望か

    2021.10.25 14:00 Monday

     アストロズのダスティ・ベイカー監督は日本時間10月27日から始まるブレーブスとのワールドシリーズの第1戦に左腕フランバー・バルデスが先発することを発表した。バルデスはレッドソックスとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦に先発し、8回3安打1失点の快投。そこから中5日での先発登板となる。なお、右前腕の筋肉の痛みによりリーグ優勝決定シリーズのロースターを外れたランス・マカラーズJr.は、地区シリーズ第4戦以降、投球できない状態が続いており、ワールドシリーズのロースターにも登録されない見込みとなっている。

     ベイカーは第2戦以降の先発投手について明言を避けたものの、リーグ優勝決定シリーズと同様に、第2戦にルイス・ガルシア、第3戦にホゼ・ウルキディが先発することが予想されている。リーグ優勝決定シリーズでは第2戦でガルシアが右膝の違和感により降板し、第4戦に先発予定だったジェイク・オドリッジが急遽リリーフ登板。オドリッジの代わりにザック・グレインキーが第4戦に先発したが、ワールドシリーズ第4戦の先発はオドリッジかグレインキーのどちらかになるとみられる。

     そんななか、グレインキーは日本時間10月25日に本拠地ミニッツメイド・パークで行われた実戦形式の打撃練習に登板。50球以上を投げたグレインキーに対してブレント・ストロム投手コーチは「私は自分の目で見たものを気に入ったよ。彼はすべての球種を投げ、しっかり仕事をしていた。ワールドシリーズでチームに貢献してくれると確信している」と高評価を与えており、リーグ優勝決定シリーズと同様に、第4戦はグレインキーが先発することになりそうだ。

     一方、戦線離脱中のマカラーズJr.について、ジェームス・クリックGMは「彼に不可能なことはない」とコメント。「ロースターの提出期限ギリギリまで彼の状態を見極めるつもりだ。コーチやトレーナー、そして彼自身と相談しながら決めたい」と語り、マカラーズJr.がワールドシリーズでロースター入りする可能性を排除することはしなかった。ただし、戦列復帰できる可能性は低いとみられている。

  • バーランダーやイグレシアスがヤンキースの投手補強の候補に?

    2021.10.25 13:00 Monday

     今オフのヤンキースは遊撃手、捕手、中堅手など野手の補強ポイントが多く、投手はブライアン・キャッシュマンGMにとって最優先の補強ポイントにならないとみられている。しかし、「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者は「ヤンキースの投手陣には不確実性が多い」と指摘。「キャッシュマンは少なくとも1人以上の投手を獲得すべきだ」と主張し、ヤンキースが狙うべき補強ターゲットとしてジャスティン・バーランダー、ノア・シンダーガード、ライセル・イグレシアスらの名前を挙げている。

    「投手補強を行うべき」と主張するシャーマンだが、ヤンキースがマックス・シャーザー、ロビー・レイ、ケビン・ゴーズマン、マーカス・ストローマンといったトップクラスの先発投手や、カルロス・ロドン、クレイトン・カーショウといった故障のリスクを抱える先発投手の獲得に動く可能性は低いと予想。FA補強のターゲットとしてバーランダー、シンダーガード、イグレシアス、トレード補強のターゲットとしてショーン・マネイア(アスレチックス)とパブロ・ロペス(マーリンズ)の名前を挙げた。

     バーランダーとシンダーガードはともにトミー・ジョン手術明けの先発投手であり、獲得はギャンブルとなる。しかし、ヤンキースは昨オフに故障明けのコリー・クルーバーと1年1100万ドルの契約を結んだ実績があり、シャーマンは同様の形でヤンキースがバーランダーやシンダーガードの獲得に動く可能性があると考えているようだ。

     また、セットアッパーのザック・ブリットンがトミー・ジョン手術を受けたため、イグレシアスのような実力のあるリリーバーの獲得を狙う可能性もあるという。イグレシアスはエンゼルスが再契約を目指しているが、実績と実力を兼ね備えたリリーバーとしてFA市場での人気は高く、争奪戦により価格が高騰した場合、補強に使える資金のわりに補強ポイントが多すぎるエンゼルスでは十分な資金を準備できないかもしれない。

     アーロン・ブーン監督と新たに3年契約を結び、球団史上28度目となるワールドシリーズ制覇を目指すヤンキース。野手補強中心のオフとなることが予想されるが、キャッシュマンはどんな投手補強を展開するのだろうか。

  • 今オフFAのシャーザー ドジャースとの再契約が最有力?

    2021.10.25 12:00 Monday

     将来のアメリカ野球殿堂入りを有力視されるマックス・シャーザーは、37歳となった今季も衰えを見せず、素晴らしい成績を残した。今季終了後にFAとなるため、すでにドジャースでの最後の1球を投げ終えた可能性もあるが、ドジャースはFAとなったシャーザーとの再契約に動くとみられている。今年7月のトレード時に西海岸の球団への移籍を希望していたことが報じられており、それを踏まえ、シャーザーの去就としてドジャースとの再契約を有力視する声は多い。

    「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは先日、シャーザーとクレイトン・カーショウという2人の将来の殿堂入り投手について、「ドジャースとの再契約が最有力」と自身の見解を述べた。ヘイマンはドジャースと再契約しなかった場合の移籍先として、シャーザーはエンゼルス、カーショウはレンジャーズと予想しているが、エンゼルスのほかにもジャイアンツ、レッドソックス、ブルージェイズ、フィリーズ、アストロズ、カブス、マリナーズ、メッツ、ヤンキース、カージナルス、ナショナルズなど多くのチームがシャーザー獲得に動く可能性がある。

     ミズーリ州セントルイス出身のシャーザーにとって、カージナルスは地元球団であり、現役生活を締めくくる最後の地としてカージナルスを選ぶ可能性はゼロではない。また、ナショナルズが比較的早い段階でチーム再建を終わらせるつもりであるならば、シャーザーを呼び戻すことも有り得ない話ではない。

     ドジャースがシャーザーとの再契約を目指すうえで不安要素があるとすれば、ポストシーズンでの起用法か。シャーザーは地区シリーズ第5戦にクローザーとして登板し、中2日でリーグ優勝決定シリーズ第2戦に先発した際には腕の疲労を訴えていた。結局、腕の状態が思うように回復せず、リーグ優勝決定シリーズで再びマウンドに立つことなくチームは敗退。多用されるオープナー戦法も含め、シャーザーがドジャースの投手運用に対して持つ印象が再契約の行方に影響を与えるのは間違いない。

     シャーザーは今季ナショナルズとドジャースで合計30試合に先発して179回1/3を投げ、15勝4敗、防御率2.46、236奪三振の好成績をマーク。ポストシーズンでもリリーフ1試合を含む4試合に登板し、防御率2.16と好投した。

  • 今季もワールドシリーズ連覇は達成されず 3連覇ヤンキースが最後

    2021.10.25 11:00 Monday

     ナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズで昨季王者のドジャースがブレーブスに2勝4敗で敗れ、メジャーリーグでは今季もワールドシリーズ連覇が達成されなかった。21世紀に入ってからワールドシリーズ連覇は1度も達成されておらず、1998~2000年に3連覇したヤンキースが最後。21年連続の「連覇なし」はメジャーリーグにおける史上最長記録であるだけでなく、米国の4大プロスポーツ(MLB・NBA・NFL・NHL)のなかでも最長記録となっている。

     ワールドシリーズ連覇は過去に14度達成されている。1907~08年のカブス、1910~11年のアスレチックス、1915~16年のレッドソックス、1921~22年のジャイアンツ、1927~28年のヤンキース、1929~30年のアスレチックス、1936~39年のヤンキース(4連覇)、1949~53年のヤンキース(5連覇)、1961~62年のヤンキース、1972~74年のアスレチックス(3連覇)、1975~76年のレッズ、1977~78年のヤンキース、1992~93年のブルージェイズ、1998~2000年のヤンキース(3連覇)というラインナップだが、20世紀は1940年代と1980年代を除けば、すべての年代で連覇が達成されている。

     他の3大プロスポーツの直近の連覇チームは、NBAが2017~18年のゴールデンステート・ウォリアーズ、NFLが2004~2005年のニューイングランド・ペイトリオッツ、NHLが2020~2021年のタンパベイ・ライトニング。いずれも21世紀に入ってから連覇チームが誕生している。

     21年連続で連覇チームが現れないのは異例の状況だが、これはある意味でメジャーリーグの戦力均衡システムが上手く機能していることの証と言えるかもしれない。実際、2001年以降の21シーズンで全30球団の7割にあたる21球団が少なくとも1回以上のリーグ優勝を経験している。この群雄割拠とも言える状況のなか、次にワールドシリーズ連覇を達成するチームが現れるのはいつになるのだろうか。

  • カージナルスの新監督は35歳のマーモル 明日正式発表の見込み

    2021.10.25 10:00 Monday

     マイク・シルト監督を「考え方の違い」により解任したカージナルスの新監督がオリバー・マーモルに決まったようだ。「ジ・アスレチック」でカージナルスを担当するケイティ・ウーなど複数の記者が伝えた。マーモルはカージナルスの球団組織内で高い評価を受けており、シルトの解任直後から新監督の最有力候補の1人に挙げられていた。35歳は現役監督では最年少となる。なお、カージナルスは日本時間10月26日午前0時から記者会見を予定しており、マーモルの監督就任が正式発表される見込みとなっている。

     1986年7月2日生まれのマーモルは現在35歳。現役時代は内野手で、2007年のドラフト6巡目指名でカージナルスに入団し、マイナーで4年間プレーしたものの、2010年にA+級でプレーしたのを最後に指導者に転身した。2011年からマイナーのコーチや監督を歴任し、2017年には一塁ベースコーチとしてメジャー昇格。2019年から今季まではベンチコーチとしてシルトを支えてきた。

     来季のカージナルスは名捕手ヤディアー・モリーナが現役ラストイヤーを迎え、大ベテランのアダム・ウェインライトも女房役のモリーナとともに引退することが有力視されているが、モリーナは現在39歳、ウェインライトは現在40歳。21世紀のカージナルスを支えてきた両ベテランは、現役ラストイヤーを35歳の現役最年少監督のもとでプレーすることになった。

     なお、マーモルは「メジャーの監督としての初めての試合」を迎える時点では、直近20年間で2番目に若い監督になるようだ。「101 ESPN」のラジオ番組のホストを務めるブランドン・カイリーによると、2003年からインディアンスを率いたエリック・ウェッジと2009年からダイヤモンドバックスを率いたAJ・ヒンチ(現タイガース監督)も監督としての初戦の時点では35歳だったが、ウェッジのほうがマーモルよりわずかに若かったという。

  • NLCSのMVPはブレーブス・ロサリオ 6試合で14安打の大暴れ

    2021.10.24 13:01 Sunday

     ブレーブスが4勝2敗で昨季王者のドジャースを破り、1999年以来22年ぶり10度目のリーグ優勝を決めたナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズ。そのMVPには第6戦で決勝の3ラン本塁打を放つなど、打率.560(25打数14安打)、1二塁打、1三塁打、3本塁打、9打点、出塁率.607、長打率1.040、OPS1.647の大活躍を見せたエディ・ロサリオ(ブレーブス)が選出された。ポストシーズンの1シリーズでの14安打は、松井秀喜らと並ぶメジャータイ記録となった。

     ポストシーズンの1シリーズで14安打を放った選手は、過去にアルバート・プーホルス(2004年NLCS・当時カージナルス)、松井秀喜(2004年ALCS・当時ヤンキース)、ケビン・ユーキリス(2007年ALCS・当時レッドソックス)、マルコ・スクータロ(2012年NLCS・当時ジャイアンツ)の4人だけ。ロサリオは史上5人目の快挙となり、プーホルス、スクータロと同様にシリーズのMVPに選出された。

     ロサリオはリーグ優勝決定シリーズの全6試合で安打を放ち、第2戦と第4戦では4安打の活躍。ポストシーズンの1シリーズで1試合4安打を2度記録するのは史上2人目だが、3試合で2度は史上初の快挙だった。特に第4戦では最初の3打席で本塁打、三塁打、単打を放ち、サイクル安打にリーチ。最後の打席で二塁打ではなくダメ押しの一発を放ち、「サイクル超え」の大暴れとなった。

     リーグ優勝を決めた第6戦では、1対1の同点に追いつかれた直後の4回裏に勝ち越しの3ラン本塁打。この一発が決勝打となってブレーブスは4対2でドジャースに勝利し、ワールドシリーズ進出が決定した。1995年以来26年ぶりとなる世界一を目指してア・リーグ王者のアストロズと対戦する。

  • メッツがブライアント獲得に再挑戦か 強打のユーティリティ

    2021.10.24 11:00 Sunday

     メッツは今年7月末のトレード・デッドラインで「クリス・ブライアントが最もフィットするチーム」の1つに挙げられていたが、最終的には正遊撃手フランシスコ・リンドーアの親友であるハビアー・バイエズを獲得した。オフにFAとなるバイエズとの再契約を予想する声がある一方、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンはメッツがジャイアンツからFAとなるブライアントの獲得に再挑戦する可能性があると考えているようだ。メッツはどのような形で内野手補強を実現させるのだろうか。

     メッツの内野陣は一塁ピート・アロンゾと遊撃リンドーアがレギュラー確定という状況。二塁にはジェフ・マクニール、三塁にはJ・D・デービスがおり、薬物規定違反で出場停止処分を受けていたロビンソン・カノーも戻ってくるが、バイエズとの再契約、ブライアントの獲得など、内野手補強に動く可能性が取り沙汰されている。

    「SNY」のアンディ・マルティノはオフシーズンの早い段階でメッツがバイエズと再契約を結ぶ可能性を指摘しており、その場合は二塁にバイエズが入り、カノーは指名打者(ユニバーサルDHが導入された場合)、マクニールは三塁や外野に回ることになるだろう。

     ブライアントは本職の三塁のほか、一塁、左翼、中堅、右翼と守れるポジションが多いため、三塁に固定するような起用法にはならないことが予想される。マクニールとデービスも内外野の様々なポジションを守ることができる選手であり、ここにブライアントが加入すれば、メッツは今まで以上にフレキシブルにラインナップを組むことが可能になる。

     しかし、ブライアントのような「強打のユーティリティ・プレーヤー」は非常に貴重な存在であり、クオリファイング・オファー対象外であることを考えると、多くのチームによる争奪戦が繰り広げられる可能性は高い。メッツはまだ編成部門のトップ(編成本部長またはGM)と監督が決まっておらず、早めに来季の体制を整えて補強方針を定めたいところだろう。なお、サンディ・アルダーソン球団社長は新たに編成部門のトップに就任する人物の意向に従って監督探しを行う方針を示している。

  • ドジャースのチームメイトたちが語る41歳・プーホルスの存在感

    2021.10.24 10:00 Sunday

     今年5月にエンゼルスを解雇されたように、現在のアルバート・プーホルス(ドジャース)にはMVPを3度受賞したカージナルス時代のような輝きはない。しかし、自分の経験や知恵を年下のチームメイトたちに伝え、球史に残る名打者らしい存在感を発揮し続けている。リーグ優勝決定シリーズ第5戦の試合後、記者会見に出席したAJ・ポロックが左隣に座っていたプーホルスの一言一言を熱心に聞いていたシーンはその象徴と言えるだろう。41歳のプーホルスは、昨季王者のドジャースにとって不可欠な戦力となっているのだ。

     プーホルスは「長いあいだ球界でプレーをしていてもポストシーズンに出場するチャンスを得られない選手もいる。私は幸運にもポストシーズンで多くの試合に出場し、ワールドシリーズ制覇を成し遂げることもできた。すべての選手がそのためにプレーしているのだから(ポストシーズンでプレーするのは)楽しいよ」と語る。ドジャースの一員としてポストシーズンでプレーすることについては「この状況にいられるのはとても特別なことだ。プレーしているときは楽しいし、ベンチにいるときもできる限りチームメイトを助けて楽しんでいるよ」と喜びを感じている。

     そんなプーホルスの献身的な姿勢はチームに好影響を与えており、ジャスティン・ターナーは「彼はチームに加わった初日からチーム全体に大きな影響を与えていた。すべてがみんなのお手本なんだ」とその影響力の大きさについて語る。プーホルスはドジャースに加入してあっという間にチームリーダーとしての地位を確立。ホームランを打った打者をハグで迎えるセレブレーションは今や恒例行事となった。

     クリス・テイラーは「彼は本当に素晴らしいリーダーだ。みんなが彼に大きな信頼を寄せている。真のプロだよ」とプーホルスの素晴らしさを熱弁。もはや不動のレギュラーではなく、プラトーン要員としての起用がメインとなっているプーホルスだが、過去の栄光にすがることなく、献身的なプレーを続けている。それがチームメイトからの信頼を得る最大の要因となっていることは間違いないだろう。

     プーホルスは「試合に出られることを当たり前だと思ったことはない。常にキャリア最後の試合だと思って打席に入っている。これは2001年にカージナルスで初めて試合に出たときから変わらないよ」と自身の心構えを語る。2006年と2011年にカージナルスでワールドシリーズ制覇を経験したプーホルス。10年ぶり4度目となるワールドシリーズの舞台に立つことはできるだろうか。

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