English Español 韓国語
  • オズーナに7球団前後が興味 QO受諾予想も拒否濃厚に

    2019.11.13 15:40 Wednesday

     カージナルスに残留希望であることを明らかにしていたマーセル・オズーナは、年俸1780万ドルのクオリファイング・オファーを受諾して来季もカージナルスの一員でプレイすることになると見られていた。しかし、オズーナがクオリファイング・オファーについての決断を下す前から多くの球団がオズーナ獲得に興味を示しており、事態は急変。好条件のオファーを得られると確信したオズーナは、クオリファイング・オファーを拒否してフリーエージェント市場に打って出ることが確実となっている。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、オズーナにはカージナルスも含め、すでに7球団前後が興味を示しているという。そのうちの1球団であるカージナルスは、オズーナとの複数年契約を検討しているようだ。また、ヘイマンはレッズがオズーナ獲得に興味を示していることも伝えている。

     今季のオズーナは、打率.241、29本塁打、89打点、12盗塁、OPS.800と不本意な成績に終わったため、クオリファイング・オファーを受諾したうえでカージナルスに残留し、来季の活躍によって自身の価値を上げてフリーエージェント市場に出るものと見られていた。しかし、多くの球団が獲得に興味を示していることを受け、オズーナは自身のフリーエージェント市場における戦略を変更したようだ。

     オズーナがクオリファイング・オファーを拒否するからといって、カージナルスに残留する可能性が消滅するわけではなく、カージナルスが検討中と見られる複数年契約でカージナルスに残留する可能性は十分にある。オズーナはまだ29歳とフリーエージェント選手のなかでは比較的若いため、各球団が複数年契約をオファーするような争奪戦となる可能性は高い。

     12盗塁、守備防御点+2を記録しているように、走塁や守備でも平均以上の能力を有しており、各球団にとって魅力的な存在であることは間違いない。カージナルスに残留希望であることを口にしていたオズーナだが、来季は他球団のユニフォームを着てプレイすることになるかもしれない。

  • ブリュワーズ グランダル&ムスターカスとの再契約を希望

    2019.11.13 14:40 Wednesday

     昨オフ、ブリュワーズが1年契約を結んだヤスマニ・グランダルとマイク・ムスターカスは、ともにオールスター・ゲームに選出される活躍を見せ、チームのワイルドカード獲得に貢献した。そして、当然のことではあるが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ブリュワーズは両者との再契約を望んでいるという。さらに、ヘイマンはブリュワーズが先発投手の補強を目指していることも伝えている。

     今季のグランダルは、自己最多の153試合に出場して打率.246、28本塁打、77打点、OPS.848をマーク。安打数、本塁打数、打点数などの各部門で自己ベストを更新した。一方のムスターカスは、143試合に出場して打率.254、35本塁打、87打点、OPS.845をマーク。本塁打数は自己ベスト(2017年の38本塁打)に迫り、自身初となる30二塁打&30本塁打を達成した。

     攻守でチームを支えた両者をブリュワーズが残留させたいと考えるのは当然だが、より優先度が高いのはグランダルであると見られる。なぜなら、現在ブリュワーズの40人ロースターに登録されている捕手のうち、メジャーで準レギュラー級以上の出場経験があるのはマニー・ピーニャただ1人であるからだ。一方、三塁については、2017年から2年連続で30本塁打以上を記録しながらも今季は不振に喘いでマイナー降格も味わったトラビス・ショウの復調に期待する手もあり、グランダルに比べるとムスターカス残留の優先度は低いと言える。

     なお、大手移籍情報サイト「MLB Trade Rumors」で行われているアンケートによると、グランダルの移籍先ではレッズ(得票率28.9%)がブリュワーズ(同18.1%)よりも多くの支持を得ている。レッズはブリュワーズと同じナ・リーグ中部地区に所属し、来季の躍進を予想する声もあるチームであるだけに、ブリュワーズとしては正捕手の同地区ライバルへの流出だけは避けたいところだろう。

  • 充実の三塁手市場 復活を遂げたドナルドソンが人気を集める

    2019.11.13 14:10 Wednesday

     日本時間11月12日にアリゾナ州スコッツデールでGM会議が開幕し、ようやく本格的にスタートした感のあるオフシーズンだが、序盤から早くも人気を集めているフリーエージェント選手がいる。2015年のア・リーグMVP受賞者であり、今季ブレーブスで復活を遂げたジョシュ・ドナルドソンだ。この強打好守の三塁手には、少なくとも6球団以上が興味を示していると見られている。

     昨オフ、ドナルドソンは11月下旬という早い段階でブレーブスと1年2300万ドルで契約。2018年は52試合で8本塁打、OPS.801に終わっていたが、今季は155試合に出場して37本塁打、OPS.900を復活を遂げ、三塁守備でもリーグ有数の好守を見せた。そのドナルドソンには、レンジャーズ、フィリーズ、ナショナルズ、今季所属したブレーブスなど、6球団以上が興味を示しているという。

     今オフの三塁手市場には、ドナルドソンのほか、アンソニー・レンドン、マイク・ムスターカスといった有力選手が名を連ねており、最も人材が充実しているエリアの1つと評価されている。本来であれば、トップ選手のレンドンの契約が決まったあとに他の選手の契約が動き始めるのだが、レンドンの代理人は契約時期を引き延ばすことで好条件を引き出す手法で知られるスコット・ボラス。そうした事情もあり、レンドンの決断を待った結果、ドナルドソンも得られないという最悪の事態を回避するために、最初からレンドンではなくドナルドソンをターゲットにする球団もあると見られている。

     特に来季を新球場グローブライフ・フィールドで迎えるレンジャーズは、今オフの大型補強に積極的であり、エイドリアン・ベルトレイの引退後、レギュラーを固定できていない三塁は補強ポイントの1つとなっている。ジョン・ダニエルズGMは「ここ数年、我々は大物選手の獲得レースに参加しなかったが、今回は参加するつもりだよ」と大型補強に動くことを宣言しており、レンドンまたはドナルドソンの獲得に多額の資金を注入する可能性は極めて高い。充実の三塁手市場は、レンジャーズを中心に動いていくことになりそうだ。

  • フィリーズ前監督のキャプラー ジャイアンツの監督に就任

    2019.11.13 12:40 Wednesday

     日本時間11月13日、ジャイアンツは自軍の新監督にフィリーズ前監督のゲーブ・キャプラーが就任することを発表した。ジャイアンツは、3度のワールドシリーズ制覇を成し遂げたブルース・ボウチーが今季限りで退任したため、後任となる新監督探しを行っていた。

     2005年に日本プロ野球の読売ジャイアンツでのプレイ経験もあるキャプラーは、WBCイスラエル代表で監督・コーチを務め、2014年には選手育成部門の担当としてドジャースのフロント入り。その手腕を評価され、2017年オフにフィリーズの監督に就任した。

     監督1年目となった2018年は80勝82敗で地区3位に終わり、今季はブライス・ハーパー、J.T.リアルミュート、ジーン・セグーラ、アンドリュー・マカッチェン、デービッド・ロバートソンなどをチームに加える大補強を展開してシーズンをスタート。序盤こそ首位を快走したものの、故障や不振で期待通りの働きができない選手が多く、徐々に失速して81勝81敗の地区4位でレギュラーシーズンを終了した。

     大補強により地区優勝にとどまらず、ワールドシリーズ制覇を期待されながらも大きく期待を裏切ったことを受け、フィリーズのマット・クレンタックGMは一時、キャプラー続投の方針を示していたものの、オーナーのジョン・ミドルトンの判断により、今季限りでの解任が決定。そして、3年契約でジャイアンツの監督に就任することが決定した。

     2010年代に3度のワールドシリーズ制覇(2010年、2012年、2014年)を成し遂げたものの、その当時の主力選手の高齢化、それに取って代わる選手の伸び悩みや人材難により、近年は低迷が続いているジャイアンツ。エースのマディソン・バムガーナー、クローザーのウィル・スミスがともにフリーエージェントとなっており、さらなる戦力ダウンも予想されるなか、キャプラーはチームを立て直すことができるのか。フィリーズでは思い通りの結果を残せなかったキャプラーだが、ジャイアンツでの再出発に期待したい。

  • 殿堂入りの名将・ラルーサがエンゼルスに加入

    2019.11.13 12:20 Wednesday

     アリゾナ州スコッツデールで行われているGM会議の2日目となった日本時間11月13日、エンゼルスのビリー・エプラーGMは、殿堂入りの名監督であるトニー・ラルーサが野球部門のシニア・アドバイザーとしてチームに加わることを明らかにした。ラルーサは、選手査定やマイナーの選手育成などの部門において、フロントオフィスの手助けをする予定だという。

     現在75歳のラルーサは、今季まで2年間在籍していたレッドソックスでも、野球部門社長のデーブ・ドンブロウスキーの下で同じような役割を担っていた。また、2014年から2017年までダイヤモンドバックスの野球部門で働いていた経験もある。

     監督として史上3位の通算2728勝をマークし、アスレチックスとカージナルスで合計3度のワールドシリーズ制覇を成し遂げたラルーサは、2014年に殿堂入り。エンゼルスでは、メジャーデビューの2001年から2011年までカージナルスに在籍していたアルバート・プーホルスとの再会を果たすことになる。

     エプラーは「トニーのことを長い間尊敬していた。ここ数年間、私とトニーはともに働くことについて話し合ってきた。ついにその機会を得ることができてワクワクしているよ」とラルーサの加入を歓迎。「彼の知識と経験はこの上なく価値があるものだし、チームの成功や我々の野球部門のフィールド内外での発展に必ず役に立つと思う」と語り、ラルーサの手腕に大きな期待を寄せた。

     今季は72勝90敗に終わったエンゼルスだが、2014年以来となるポストシーズン進出を目指す方針は変わっていない。今オフは、監督にジョー・マドン(カブス前監督)、投手コーチにミッキー・キャラウェイ(メッツ前監督)が就任するなど、チームの首脳陣に変化を加えており、移籍市場ではフリーエージェントのゲリット・コールを筆頭に先発投手の補強を目指していることが伝えられている。チームの「頭脳」としてラルーサを加えたエンゼルスが今オフ、どのような動きを見せるか注目したい。

  • アストロズとMLB機構がサイン盗み疑惑について調査を開始

    2019.11.13 11:55 Wednesday

     アストロズが球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた2017年にサイン盗みを行っていた疑惑についてジ・アスレチックが報じたことを受け、日本時間11月13日、アストロズはMLB機構との協力の下で調査を開始しているという声明を発表した。「現時点ではこれ以上コメントすることは適切ではない」とし、詳細については言及を避けた。

     ジ・アスレチックの報道では、2017年にアストロズで最多イニングを記録したマイク・ファイアーズ(現アスレチックス、この年のポストシーズンはロースター外)の発言として、アストロズが外野に設置されたカメラを利用してホームゲームでサイン盗みを行っていたことを紹介。電子機器を利用したサイン盗みは、メジャーリーグの規則に違反するものである。

     ジ・アスレチックは、ファイアーズのほかにも、2017年に球団内部にいた3人から匿名での情報を得ているという。このなかには、ダグアウトの通路内で外野から送られてきたカメラの映像を見ていた人物が含まれている。その人物は、映像からキャッチャーのサインを判断し、ごみ箱を叩いて大きな音を出し、投手が投げる球種を伝えていたようだ。

     ジ・アスレチックの報道で引用された2つのソースは、アストロズのサイン盗みがポストシーズンでも行われていたと証言したが、ポストシーズンが始まる前にサイン盗みは終了していたとの報告書も存在するという。なお、この年のアストロズは敵地ドジャー・スタジアムで行われたワールドシリーズ第7戦を制し、世界一に輝いた。

     MLB機構は、ジ・アスレチックに対して「2017年シーズンの開幕から、多くの球団が他球団によるサイン盗みについて懸念を示していました。その結果、各球団のGMからの様々な情報を得て、2019年シーズンの開幕前にサイン盗みについての規則を改訂しました。新たな情報を得たあと、次の必要なステップについて決定する予定です」との声明を発表している。

  • カージナルスがベテラン右腕・ウェインライトと再契約

    2019.11.13 11:30 Wednesday

     日本時間11月13日、カージナルスはフリーエージェントとなった38歳のベテラン右腕、アダム・ウェインライトと1年契約を結ぶことで合意に達したことを明らかにした。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、契約内容は年俸500万ドル+出来高500万ドル。ウェインライトは、1年ごとに契約を更新していく意向を示しており、来季がラストシーズンとなるかどうかは定かではない。

     2000年のドラフトでブレーブスから1巡目(全体29位)指名を受けてプロ入りしたウェインライトは、2003年オフにJ.D.ドリューを放出したトレードでカージナルスへ移籍し、2005年にメジャーデビュー。それ以来、カージナルス一筋でプレイしており、来季がカージナルスの一員として16年目のシーズンとなる。

     最多勝2度、オールスター・ゲーム選出3度、ゴールドグラブ賞2度、シルバースラッガー賞1度など輝かしい実績を誇るウェインライトだが、近年は不振や故障に苦しむシーズンが続いていた。しかし、今季は31先発で14勝10敗、防御率4.19をマークし、まだ先発ローテーションの一角を担うだけの実力が残っていることをアピール。ポストシーズンでも防御率1.62の好投を見せた。

     ウェインライトの残留により、カージナルスは来季の先発ローテーション5枠のうち、ジャック・フラハティ、ダコタ・ハドソン、マイルズ・マイコラス、ウェインライトで4枠が確定。空きは残り1枠となった。今季途中からクローザーを務めた元エースのカルロス・マルティネスは先発復帰を目指しており、オースティン・ゴンバー、ダニエル・ポンセデレオン、アレックス・レイエスなど、球団内に先発5番手候補は数多く名を連ねている。外部からの補強を行う可能性もあるが、いずれにしても、カージナルスが来季も引き続き充実した先発陣を擁してレギュラーシーズンの戦いに臨むことは間違いなさそうだ。

  • 【ナ・リーグ最優秀監督】カージナルス・シルト監督が初受賞

    2019.11.13 11:00 Wednesday

     日本時間11月13日、両リーグの最優秀監督賞の受賞者が発表され、ナショナル・リーグはカージナルスのマイク・シルト監督が選出された。好不調の波が大きい打線と先発ローテーション、剛腕クローザーを欠いたブルペンという困難な状況を乗り越え、チームを2015年以来4年ぶりとなるポストシーズン進出&地区優勝へ導いた手腕を高く評価される形となった。

     先週、母を亡くしたばかりのシルトは、受賞が決定した瞬間を家族とカージナルスのコーチ陣とともに過ごしていた。「先週、母親を失って、とてもつらかったし、その悲しみを乗り越えるのは大変だった。でも、今はお祝いのときだ。私だけではなく、私の周りにいる人々のおかげで勝ち取った賞だからね」とシルト。「これは組織の賞であり、チームの賞だ。選手の賞でもあるし、スタッフたちの賞でもある」と自身の力だけで勝ち取ったものではないことを何度も強調した。

     シルトは、カージナルスでスカウト、コーチ、監督を歴任してきたが、プロ選手としてのプレイ経験は全くない。昨季途中、マイク・マシーニー(現ロイヤルズ監督)の解任に伴って暫定監督となり、その後、正式に監督に就任。プロ選手経験のない監督が最優秀監督賞を受賞するのは史上初めての快挙となった。カージナルスの監督が同賞を受賞するのは、1985年のホワイティ・ハーゾグ、2002年のトニー・ラルーサに次いでシルトが3人目である。

     なお、シルトは1位票を10票、2位票を14票、3位票を3票獲得し、合計95ポイントで最優秀監督賞を受賞したが、最多の1位票を獲得したのは、クレイグ・カウンセル監督(ブリュワーズ)だった。カウンセルは1位票を13票、2位票を6票、3位票を5票獲得し、合計88ポイントでわずか7ポイント差の2位。最多の1位票を得た監督が受賞者とならなかったのは史上2度目のことだった。

     3位以下は、ブライアン・スニッカー監督(ブレーブス)が45ポイント、デーブ・ロバーツ監督(ドジャース)が25ポイント、デーブ・マルティネス監督(ナショナルズ)が15ポイント、トーリ・ロブロ監督(ダイヤモンドバックス)が2ポイントという結果になった。

  • 【ア・リーグ最優秀監督】ツインズ・バルデリ監督が僅差で受賞

    2019.11.13 10:40 Wednesday

     日本時間11月13日、両リーグの最優秀監督賞の受賞者が発表され、アメリカン・リーグはツインズのロッコ・バルデリ監督が選出された。両リーグ最年少監督であるバルデリは、就任1年目の今季、新人監督では史上7人目となるレギュラーシーズン100勝を達成。チームに2010年以来9年ぶりの地区優勝をもたらし、アーロン・ブーン監督(ヤンキース)との僅差の争いを制して最優秀監督に輝いた。

     受賞者に選出されたバルデリは「ちょっと言葉が見つからないね」と歓喜の表情を見せたあと、「私はチームのため、選手のため、スタッフのため、フロントオフィスのため、そして球団組織のために、自分に出来ることは全てやりたいと思っている。それをやった結果かな」と語り、自身の監督1年目を誇らしげに振り返った。

     選手と年齢が近いこともあり、就任直後から選手たちと積極的にコミュニケーションを取って良好な関係を築くシーンが目立った。その結果、チームは昨季の78勝から101勝へと大躍進。地区優勝の本命と見られていたインディアンスを上回り、バルデリは監督1年目にして地区優勝を成し遂げた。

     ツインズから最優秀監督賞に選出されるのは、1991年のトム・ケリー、2010年のロン・ガーデンハイアー(現タイガース監督)、2017年のポール・モリターに次いでバルデリが4人目。2010年代に受賞者を3人輩出したのはメジャー最多である。

     バルデリは、1位票を最多タイの13票、2位票を最多の13票、3位票を2票獲得し、合計106ポイント。同じく1位票を13票獲得し、合計96ポイントのブーンを10ポイント差で破った。なお、3位以下はケビン・キャッシュ監督(レイズ)が33ポイント、ボブ・メルビン監督(アスレチックス)が19ポイント、A.J.ヒンチ監督(アストロズ)が12ポイント、テリー・フランコーナ監督(インディアンス)が4ポイントという結果になった。

  • 最優秀エグゼクティブにレイズ・ニアンダーGMが選出

    2019.11.12 13:20 Tuesday

     日本時間11月12日、MLB機構は今季の最優秀エグゼクティブにレイズのエリック・ニアンダー野球部門上級副社長兼GMを選出したことを発表した。この賞は、30球団が1票ずつの投票権を持ち、その投票により受賞者が決定される。なお、次点はヤンキースのブライアン・キャッシュマンで、3位にはアスレチックスのビリー・ビーンとツインズのデレク・フォルビーが並んだ。

     今季のレイズは、両リーグ7位となる96勝66敗(勝率.593)でレギュラーシーズンを終了し、アメリカン・リーグの第2ワイルドカードを獲得した。前年より白星を6つ増やし、リーグ優勝を成し遂げた2008年の97勝に次ぐ球団史上2位タイの勝利数となった。ワイルドカード・ゲームではアスレチックスを破ったものの、地区シリーズでアストロズに2勝3敗で敗れ、今季の戦いを終えた。

     昨オフ、レイズはフリーエージェント市場でチャーリー・モートンとアビサイル・ガルシア、トレード市場ではヤンディ・ディアスとエミリオ・パガーンを獲得。モートンは、昨季途中にパイレーツからタイラー・グラスナウとともに移籍してきたオースティン・メドウズ、新人のブランドン・ロウとともにオールスター・ゲームに選出される活躍を見せた。また、今年5月に加入したトラビス・ダーノウは、92試合で16本塁打、長打率.459をマークする活躍を披露。7月のトレード・デッドラインでは、ニック・アンダーソン、ヘスス・アギラー、エリック・ソガードを獲得し、さらにチームを強化した。

     昨季以前に獲得したトミー・ファム、崔志萬(チェ・ジマン)、ライアン・ヤーブローらも含め、ニアンダーが獲得してきた選手たちの活躍により、球団史上最多となる57選手・33投手を起用した今季のレイズは、見事にポストシーズン進出。年俸総額はメジャー全体で下から数えた方が早いくらいだが、レギュラーシーズンの90%近い期間をポストシーズン進出圏内で過ごした。

     現在36歳のニアンダーは、今季がレイズのGMとして3年目のシーズン。レイズの球団組織に加わってから13年目であり、レイズに加わる前はベースボール・インフォ・ソリューションズで働いていた。なお、最優秀エグゼクティブの表彰は昨年からスタートし、アスレチックスのビーンが初代受賞者となった。

  • エプラーGMが大谷の経過報告 左膝手術から順調に回復中

    2019.11.12 12:15 Tuesday

     日本時間11月12日、エンゼルスのビリー・エプラーGMは、アリゾナ州スコッツデールで行われているGM会議の場で、大谷翔平が今年9月に受けた左膝の手術から順調に回復していることを明らかにした。このまま順調にいけば、11月下旬にもマウンドからの投球練習を再開できる見込みであるという。

     今季の大谷は、日本時間9月12日の出場を最後にシーズンを終了。レギュラーシーズンの閉幕を待つことなく、投球練習の強度を上げていった際に違和感を増していた左膝の手術を受けることを選択した。昨年10月にトミー・ジョン手術を受けた大谷は、今季公式戦での登板機会はなかったが、ブルペンでの投球練習を行えるところまで回復。今のところ、11月下旬にマウンドからの投球練習を再開して、12月中旬には投手としてのリハビリを完了できる見込みとなっているが、エンゼルスは大谷が来季の開幕ローテーションに入ることができるかどうかを明言していない。

     エプラーは「我々は翔平が全てのことをしっかりこなすことができるようになるまで待つつもりだ」と語り、万全の状態で投手として戦列復帰させる方針であることを明言。また、大谷のために6人制ローテーションを採用するかどうかもまだ決めていないようだ。大谷は1週間のうちに投手として1試合、指名打者として3~4試合に出場する見込みであり、6人制ローテーションを採用しない場合には、大谷の登板間隔を調整するためにスポット・スターターが必要になると見られる。

     先発投手の補強を今オフの最優先課題に掲げるエンゼルスにとって、2018年に10先発で51回2/3を投げ、防御率3.31、63奪三振をマークした大谷は、極めて貴重な戦力である。打者としては、この2シーズンで210試合に出場して打率.286、40本塁打、123打点、OPS.883を記録しており、マイク・トラウトの援護砲として、不可欠な戦力となっている。本格的な二刀流を再開する大谷は、2020年にどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。

  • エンゼルス・エプラーGM 先発投手2人の獲得を目指す方針を明言

    2019.11.12 11:35 Tuesday

     日本時間11月12日、メジャーリーグのGM会議がスタートし、エンゼルスのビリー・エプラーGMは、特定の選手の名前には言及しなかったものの、今オフ中に2人の先発投手を獲得したい意向を明らかにした。オーナーのアート・モレノはペイロール増額の方針を明らかにしており、カリフォルニア出身のFA市場の目玉、ゲリット・コールの獲得に動く可能性もありそうだ。

     エプラーは「現時点で私が言えるのは、とても広い視野で市場を眺めているということだ」と語り、特定の獲得候補についての言及を避けた。しかし、絶対的エースを必要としているチーム状況や、コールがカリフォルニア州出身であること、コールが西海岸でのプレイを希望していると伝えられていること、モレノが大型補強に積極的な姿勢を示してることなどから、エンゼルスをコール獲得の有力候補に挙げる声は多い。エプラーは、自軍の資金力について「補強しようと思えば積極的に動けるだけの能力はある」と語っている。

     しかし、年俸3000万ドル以上の超大型契約が予想されるコールを獲得するだけでは、エンゼルスの補強は十分とは言えない。来季は5人の選手だけでおよそ1億1500万ドルを要し、アルバート・プーホルスの契約最終年となる2021年も3人だけで8850万ドルの契約が確定している。そんな状況のなかでコールを獲得してしまえば、全く身動きが取れなくなってしまう可能性が高く、コール、マイク・トラウト、大谷翔平というスター選手を擁しながら優勝争いとは無縁という状況を招きかねない。

     よって、コールよりも安価なザック・ウィーラー、マディソン・バムガーナー、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、ジェイク・オドリッジといった投手のなかから複数の投手を獲得するほうが、エンゼルスのチーム状況にフィットすると言えるだろう。エプラーの発言通りにこのなかから2人の投手を獲得できれば、先発ローテーションの質は格段にアップする。なお、MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、エンゼルスがウィーラー獲得に興味を示していることを伝えている。

  • 【ナ・リーグ新人王】メッツ・アロンゾが「準満票」で受賞

    2019.11.12 10:45 Tuesday

     日本時間11月12日、両リーグの新人王が発表され、ナショナル・リーグはピート・アロンゾ(メッツ)が30人中29人の記者から1位票を獲得する「準満票」で選出された。クリス・パダック(パドレス)、ダコタ・ハドソン(カージナルス)、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)、マイク・ソローカ(ブレーブス)など、ハイレベルな争いとなったナ・リーグの新人王だが、終わってみれば新人離れした強打を見せたアロンゾの圧勝となった。

     メッツのブロディ・バンワグネンGMは、オープン戦で好成績を残したアロンゾを開幕ロースターに入れることを決断。アロンゾは、デビュー戦で初安打、4試合目で初本塁打を記録し、最初の26試合で9本塁打を放ったが、そのペースは最後まで落ちることはなく、バンワグネンの決断が正しかったことが証明された。

     7月のホームラン・ダービーを制したアロンゾは、8月にメッツのシーズン本塁打の球団記録を更新し、レギュラーシーズン最終日には53号アーチを放ってメジャーのシーズン本塁打の新人記録も更新。53本塁打は今季両リーグ最多の数字であり、打率.260、120打点、OPS.941という好成績で、文句なしの新人王受賞となった。

     「毎日、野球がうまくなりたい、自分に出来る方法でチームに貢献したい、と思いながらプレイしてきた」とアロンゾ。その積み重ねが、メジャー新人記録更新、そして新人王受賞という最高の結果に繋がった。メッツからの新人王受賞は2014年のジェイコブ・デグロムに次いで史上6人目であり、野手では1983年のダリル・ストロベリー以来36年ぶりとなる。

     アロンゾは、29人から1位票、残る1人から2位票を獲得して、合計148ポイントで新人王を受賞。2位以下は、ソローカが82ポイント、タティスJr.が26ポイント、ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)が9ポイント、ハドソンが4ポイント、ビクトル・ロブレス(ナショナルズ)が1ポイントという結果となった。

  • 【ア・リーグ新人王】アストロズ・アルバレスが満票で受賞

    2019.11.12 10:20 Tuesday

     日本時間11月12日、両リーグの新人王が発表され、アメリカン・リーグは満票でヨルダン・アルバレス(アストロズ)が選出された。打線の穴となっていた指名打者を埋める存在として6月上旬にメジャーデビューを果たし、87試合で打率.313、27本塁打、78打点、OPS1.067という驚異的な打棒を発揮。全米野球記者協会(BBWAA)の投票では、投票権を持つ記者たちから圧倒的な支持を得て、30人全員から1位票を獲得した。

     AAA級での56試合で23本塁打を放ったアルバレスは、メジャー昇格後も変わらぬ強打を発揮。メジャー1年目の新人ながらアストロズの強力打線に不可欠の存在となり、6月から8月まで3ヶ月連続で月間最優秀新人に選出された。AAA級とメジャーで放った本塁打の合計は実に50本。アストロズからの新人王は、1991年(当時ナ・リーグ所属)のジェフ・バグウェル、2015年のカルロス・コレアに次いで3人目。ア・リーグの新人王が満票で選出されるのは史上11度目である。

     A.J.ヒンチ監督は「本当に素晴らしい1年を過ごしてくれた。彼は我々が求めた以上のことを成し遂げてくれたよ」とアルバレスの活躍を絶賛。メジャー2打席目で初本塁打を放ったアルバレスは、最初の12試合で7本塁打、同45試合で51打点という猛打を見せ、長打53本、出塁率.412、長打率.655は今季メジャー新人トップの数字だった。9月には本拠地ミニッツメイド・パークで特大アーチを放ったが、フェアゾーンの3階席に打球を打ち込んだのは、チーム史上初めてのことだった。

     アルバレスは、30人全員から1位票を得て、150ポイント(満票)で新人王を受賞。2位以下は、ジョン・ミーンズ(オリオールズ)が53ポイント、ブランドン・ロウ(レイズ)が27ポイント、イロイ・ヒメネス(ホワイトソックス)が20ポイント、キャバン・ビジオ(ブルージェイズ)が7ポイント、ルイス・アラエス(ツインズ)とブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)が5ポイント、オスカー・メルカド(インディアンス)が3ポイントという結果になった。

  • いよいよ各アウォードの受賞者発表 明日12日の新人王からスタート

    2019.11.11 17:30 Monday

     全米野球記者協会(BBWAA)の投票によって決定される主要4アウォード(MVP、サイ・ヤング賞、新人王、最優秀監督賞)の受賞者が、日本時間11月12日から4日連続で発表される。投票はレギュラーシーズン終了時に行われ、ポストシーズンの活躍は加味されない。また、各アウォードの獲得ポイント上位3名は、すでに最終候補者として発表されている。12日に新人王、13日に最優秀監督賞、14日にサイ・ヤング賞、そして15日にMVPが発表される予定だ。ここでは各アウォードの最終候補者を今季の成績とともに紹介する。

    ◆新人王
    日本時間11月12日に発表

    【アメリカン・リーグ】
    ヨルダン・アルバレス(アストロズ)外野手・指名打者
    87試合 打率.313 27本塁打 78打点 0盗塁 OPS1.067

    ブランドン・ロウ(レイズ)二塁手・外野手
    82試合 打率.270 17本塁打 51打点 5盗塁 OPS.850
    ※オールスター・ゲーム選出

    ジョン・ミーンズ(オリオールズ)左腕
    31試合 12勝11敗 防御率3.60 155.0回 121奪三振
    ※オールスター・ゲーム選出

    【ナショナル・リーグ】
    ピート・アロンゾ(メッツ)一塁手
    161試合 打率.260 53本塁打 120打点 1盗塁 OPS.941
    ※本塁打王、オールスター・ゲーム選出

    マイク・ソローカ(ブレーブス)右腕
    29試合 13勝4敗 防御率2.68 174.2回 142奪三振
    ※オールスター・ゲーム選出

    フェルナンド・タティスJr.(パドレス)遊撃手
    84試合 打率.317 22本塁打 53打点 16盗塁 OPS.969

    ◆最優秀監督賞
    日本時間11月13日に発表

    【アメリカン・リーグ】
    ロッコ・バルデリ(ツインズ)
    101勝61敗 勝率.623 ア・リーグ中部地区1位

    アーロン・ブーン(ヤンキース)
    103勝59敗 勝率.636 ア・リーグ東部地区1位

    ケビン・キャッシュ(レイズ)
    96勝66敗 勝率.593 ア・リーグ東部地区2位
    ※ア・リーグの第2ワイルドカードを獲得

    【ナショナル・リーグ】
    クレイグ・カウンセル(ブリュワーズ)
    89勝73敗 勝率.549 ナ・リーグ中部地区2位
    ※ナ・リーグの第2ワイルドカードを獲得

    マイク・シルト(カージナルス)
    91勝71敗 勝率.562 ナ・リーグ中部地区1位

    ブライアン・スニッカー(ブレーブス)
    97勝65敗 勝率.599 ナ・リーグ東部地区1位

    ◆サイ・ヤング賞
    日本時間11月14日に発表

    【アメリカン・リーグ】
    ゲリット・コール(アストロズ)右腕
    33試合 20勝5敗 防御率2.50 212.1回 326奪三振
    ※最優秀防御率、最多奪三振、オールスター・ゲーム選出

    チャーリー・モートン(レイズ)右腕
    33試合 16勝6敗 防御率3.05 194.2回 240奪三振
    ※オールスター・ゲーム選出

    ジャスティン・バーランダー(アストロズ)右腕
    34試合 21勝6敗 防御率2.58 223.0回 300奪三振
    ※最多勝、オールスター・ゲーム選出

    【ナショナル・リーグ】
    ジェイコブ・デグロム(メッツ)右腕
    32試合 11勝8敗 防御率2.43 204.0回 255奪三振
    ※最多奪三振、オールスター・ゲーム選出

    柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)左腕
    29試合 14勝5敗 防御率2.32 182.2回 163奪三振
    ※最優秀防御率、オールスター・ゲーム選出

    マックス・シャーザー(ナショナルズ)右腕
    27試合 11勝7敗 防御率2.92 172.1回 243奪三振
    ※オールスター・ゲーム選出

    ◆MVP
    日本時間11月15日に発表

    【アメリカン・リーグ】
    アレックス・ブレグマン(アストロズ)三塁手
    156試合 打率.296 41本塁打 112打点 5盗塁 OPS1.015
    ※オールスター・ゲーム選出、シルバースラッガー賞

    マーカス・セミエン(アスレチックス)遊撃手
    162試合 打率.285 33本塁打 92打点 10盗塁 OPS.892

    マイク・トラウト(エンゼルス)外野手
    134試合 打率.291 45本塁打 104打点 11盗塁 OPS1.083
    ※オールスター・ゲーム選出、シルバースラッガー賞

    【ナショナル・リーグ】
    コディ・ベリンジャー(ドジャース)外野手・一塁手
    156試合 打率.305 47本塁打 115打点 15盗塁 OPS1.035
    ※オールスター・ゲーム選出、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞

    アンソニー・レンドン(ナショナルズ)三塁手
    146試合 打率.319 34本塁打 126打点 5盗塁 OPS1.010
    ※打点王、オールスター・ゲーム選出、シルバースラッガー賞

    クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)外野手
    130試合 打率.329 44本塁打 97打点 30盗塁 OPS1.100
    ※首位打者、オールスター・ゲーム選出、シルバースラッガー賞

  • 右打者偏重のヤンキース打線 アンバランスの解決策は?

    2019.11.11 14:50 Monday

     メジャー有数の強力打線を誇るヤンキースだが、ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマンは、ヤンキース打線の欠点として右打者偏重になっていることを挙げる。ブライアン・キャッシュマンGMは今オフ、この課題をクリアするために、どのような動きを見せるのだろうか。

     ヤンキースの主力打者は、ゲーリー・サンチェス、ルーク・ボイト、DJレメイヒュー、ジオ・ウルシェラ、グレイバー・トーレス、ミゲル・アンドゥハー、ジャンカルロ・スタントン、アーロン・ジャッジと揃いも揃って右打者である。左打者のブレット・ガードナーとディディ・グレゴリアスがフリーエージェントとなり、スイッチヒッターのアーロン・ヒックスがトミー・ジョン手術を受けて来季開幕からの数ヶ月を欠場するため、右打者偏重に拍車がかかった。グレゴリアスが退団濃厚となっている一方、ガードナーは残留が予想されているものの、ガードナーだけでは右打者偏重は解消できない。そこでシャーマンは、いくつかの解決策を示している。

     まず、シャーマンが挙げたのは、両打ちのスター遊撃手、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)をトレードで獲得することだが、これには莫大な対価を必要とする。「プランB」としては、ともに両打ちの内野手であるジョナサン・ビヤー(オリオールズ)とフレディ・ギャルビス(レッズ)を候補に挙げた。オリオールズは年俸調停によって昇給が見込まれているビヤーの放出を検討する可能性があり、レッズはグレゴリアスの獲得に成功すれば、ギャルビスの放出に踏み切る可能性がある。

     また、守備に難を抱えるサンチェスを指名打者に回した場合の正捕手候補として、タッカー・バーンハート(レッズ)やフリーエージェントのジェイソン・カストロの名前を挙げた(バーンハートは両打ち、カストロは左打ち)。レッズはフリーエージェントのヤスマニ・グランダルの獲得に興味を示しており、バーンハートはトレード要員となる可能性がある。

     シャーマンはさらに、今夏にヤンキースがリリーフ右腕、マイケル・ギブンズ(オリオールズ)の獲得を熱心に目指していたことを伝えている。よって、チーム再建中のオリオールズに複数の若手有望株を放出してギブンズとビヤーを一気に獲得するトレードの交渉が、今オフ中に進められる可能性もある。欠点解消に向けて、キャッシュマンの手腕に期待したい。

  • ジャイアンツの新GMが決定 カブスGM補佐のハリスが就任

    2019.11.11 12:55 Monday

     ジャイアンツは、今週スタートするGM会議を前に、空席となっていたGMを決定した。日本時間11月11日、ジャイアンツのファーハン・ザイディ野球部門社長は、自軍のGMとしてカブスでGM補佐を務めていたスコット・ハリスを採用したことを発表。ジャイアンツは今後、ザイディ&ハリスの体制で移籍市場での戦力補強を進めていくことになる。

     ハリスは7年間カブスに在籍し、直近2年間はGM補佐としてセオ・エプスタイン野球部門社長やジェッド・ホイヤーGMのサポートを行ってきた。戦力補強や選手との契約交渉、選手の査定のほか、選手育成部門の管理や調査、年俸調停への対応、予算戦略や予算計画など、様々な経験を有しており、今後はその経験をジャイアンツのGMとして生かしていくことになる。ザイディは「スコットの才能を我々の組織で活用できるのが楽しみだ」とハリスの加入を歓迎。ザイディは、ジャイアンツの野球部門社長に就任したあと、GMを置いていなかったが、チーム再建を進めるために自身の「右腕」となり得る人物をチームに加えたい意向を示していた。

     ハリスは「素晴らしい伝統があり、熱心なファンがいるジャイアンツに加わることができて、とても光栄で、感謝しています」と喜びのコメントを発表。「ジャイアンツのファンとサンフランシスコの街に、次の優勝をもたらす機会を得ることができて恐縮です。ファーハンを筆頭としたジャイアンツのファミリーのみなさんと一緒に働くのがとても楽しみです」と自身初のGM業に意欲を見せた。

     ジャイアンツはGM探しと監督探しを並行して進めており、今後は今季限りで退任したブルース・ボウチーに代わる新監督探しを進めていくことになる。現在、候補者はフィリーズ前監督のゲーブ・キャプラー、アストロズ・ベンチコーチのジョー・エスパーダ、レイズ・ベンチコーチのマット・クアトラーロに絞られたことが報じられており、近日中にも決着するものと見られる。2010年代に3度のワールドシリーズ制覇を成し遂げたジャイアンツは、新GM&新監督のもとで、次なる黄金期に向けて新たなスタートを切る。

  • ポストシーズンのヒーロー・ケンドリックに少なくとも3球団が興味

    2019.11.11 12:20 Monday

     36歳のユーティリティ・プレイヤーというのは通常、フリーエージェント市場で苦戦するものだが、今年のポストシーズンで勝負強いバッティングを見せ、ナショナルズの球団史上初のワールドシリーズ制覇に大きく貢献したハウィー・ケンドリックは例外だ。直近3年間で打率.325という好成績を残しているケンドリックは、現時点で少なくとも3球団から興味を持たれているようだ。

     ドジャースとの地区シリーズ第5戦で延長10回表に勝ち越しのグランドスラム、アストロズとのワールドシリーズ第7戦では7回表に逆転の2ランを放ったケンドリック。MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、レッズがケンドリックの獲得に興味を持っていることを報じた。レッズは今オフ、正遊撃手のホゼ・イグレシアスがフリーエージェントとなっており、ヤンキースからフリーエージェントとなったディディ・グレゴリアスの獲得に興味を示している。また、二塁手を新たに獲得し、フレディ・ギャルビスを二塁から遊撃に移すことも検討しているようだ。なお、今季レッズではデレク・ディートリックが二塁で43試合、一塁で13試合、左翼で9試合、指名打者として2試合に先発出場したが、レッズはケンドリックを獲得した場合、この役割を任せるつもりであると見られている。

     また、ジ・アスレチックのブリット・ギローリは、ケンドリックが現時点で多くの球団からの興味を得ており、そのなかにレイズとマーリンズが含まれていることを伝えている。ケンドリックは現在、アリゾナ州フェニックスに住んでいるものの、出身はフロリダ州ジャクソンビル。レイズとマーリンズは「地の利」を活かして獲得を狙おうというわけだ。健康面に不安を残し、なかなかフル出場できないシーズンが続いているケンドリックだが、レイズのようにア・リーグの球団へ移籍すれば指名打者としてコンスタントに出場できる可能性もある。ケンドリックは1~2年ほどの短期契約を望んでいると見られているが、技術と勝負強さを兼ね備えた好打のベテランは、新天地にどの球団を選ぶのだろうか。

  • ナショナルズからFAのレンドン アレナード級の大型契約は困難か

    2019.11.11 11:50 Monday

     GM会議が開催される今週から、いよいよオフシーズンの移籍市場の動きが本格化することが予想されている。MLB公式サイトのマーク・フェインサンドは、今オフの移籍市場において最も人材が充実しているエリアの1つに三塁手を挙げており、ナ・リーグMVP候補となっているアンソニー・レンドンは、周囲が予想するような超大型契約を得られない可能性もありそうだ。

     球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げたナショナルズの主砲として、ナ・リーグ打点王に輝く素晴らしい活躍を見せたレンドンは、今オフのフリーエージェント市場において最高の野手であると評価されている。総額2億ドルを超えるような超大型契約も予想されており、フェインサンドはレンドン獲得候補として、ナショナルズのほか、レンジャーズ、フィリーズ、ブレーブス、エンゼルスの名前を挙げている。

     しかし、今季のフリーエージェント市場は三塁手が人材豊富であり、レンドン獲得に失敗したとしても、ジョシュ・ドナルドソンやマイク・ムスターカスを「プランB」として獲得することができる。よって、レンドン獲得を目指す球団は、必要以上の好条件を提示しない可能性もあり、レンドン自身が期待するほどの超大型契約を得られない可能性もある、と指摘する声もある。

     レンドンが得るであろう契約を語る際に、よく比較対象として挙げられるのが、今春ノーラン・アレナード(ロッキーズ)が得た8年2億6000万ドルの超大型契約だが、三塁手が人材豊富であるという事情により、レンドンがこれを上回る、またはこれに匹敵する契約を得るのは難しいと見られている。三塁手の補強を目指す球団のなかには、レンドンに必要以上の好条件を提示せず、ドナルドソンやムスターカスにターゲットを変更する球団も現れるだろう。場合によっては、レンドンよりも手頃な契約で獲得できるドナルドソンやムスターカスが、レンドン以上に人気を集めるような展開となるかもしれない。

  • MLB公式サイトが早すぎる2020年の地区優勝予想を公開

    2019.11.11 11:20 Monday

     MLB公式サイトでは、アンソニー・カストロビンスが早くも来季の全6地区の優勝予想を公開している。これからオフシーズンの移籍市場が本格化するため、現時点での予想はどちらかというと「願望」に近いかもしれないが、今季ポストシーズンに進出した4球団が地区を制するという予想になっているなか、ア・リーグ中部地区ではホワイトソックス、ナ・リーグ中部地区ではレッズの躍進が予想されている。

     まずはア・リーグ。東部地区ではレッドソックスの年俸総額削減方針による戦力ダウンが予想されており、ヤンキースとレイズの一騎打ちになると見られる。そのなかで、カストロビンスはレイズを優勝候補の筆頭に挙げた。地区シリーズでアストロズを苦しめたことに加え、タイラー・グラスナウとブレイク・スネルが健康に1年を過ごすことにより投手力のさらなる向上を期待できることがその理由だ。中部地区で優勝候補に挙げられたのがホワイトソックス。ルーカス・ジオリト、イロイ・ヒメネス、ヨアン・モンカダら若手の台頭により戦力が整いつつあり、ついに躍進のときを迎えるという予想だ。ツインズは投手陣の整備が必要であることと今季の打線が「出来過ぎ」であること、インディアンスは資金面での制約や選手層の薄さなどにより、ホワイトソックスの後塵を拝するとの予想となっている。西部地区はゲリット・コールの流出が有力視されるアストロズが4連覇するとの予想。対抗馬にはアスレチックスが挙げられている。

     ナ・リーグでは、東部地区はブレーブスの3連覇が予想されている。捕手や中心打者の補強が必要であるとしつつも、世界一に輝いたナショナルズはスティーブン・ストラスバーグとアンソニー・レンドンに流出の可能性があり、戦力ダウンは不可避。フィリーズやメッツも脅威となる可能性はあるものの、最も戦力が整っているという理由でブレーブスが優勝候補の筆頭となった。中部地区ではレッズが躍進するとの予想。今季の上位3球団(カージナルス、カブス、ブリュワーズ)がいずれも戦力ダウンする見込みであり、今季投手陣の整備に成功したレッズは、打線さえ復調すれば十分に優勝争いに加わることができるだろう。西部地区はドジャースの8連覇が予想されている。今オフ、やるべきことは多いと指摘されているものの、選手層の厚さを武器に他球団を上回ることができると考えられている。

     このカストロビンスの「早すぎる予想」は、今オフの移籍市場の動きを受けて、どのように変化していくだろうか。移籍市場の動き次第では、思わぬチームが優勝候補に躍り出るかもしれない。

« Previous PageNext Page »