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  • FA市場注目の捕手・ルクロイがアスレチックス入団へ

    2018.3.10 16:00 Saturday

     日々近づくメジャーリーグの開幕日。未だに去就が決まらない選手もいるが、調整や実践経験の時間を考えると1日でも早く決まってほしいところ。日本時間3月10日、アスレチックスは残っているFA選手の中で注目の1人だったジョナサン・ルクロイとの契約に合意したという。

     今年でメジャー9年目を迎えるルクロイは2015年以降、1度も故障者リスト入りしていない頑丈捕手で昨年はレンジャーズで開幕を迎え正捕手としてダルビッシュ有ともバッテリーを組んでいた。夏のトレードでロッキーズに移籍すると打撃好調となり46試合の出場で打率.310と結果を残し、チームのポストシーズン進出に貢献した。1年通じての成績は123試合で打率.265 6本塁打 40打点だった。

     今回のFA市場では捕手部門で高評価を受けていたルクロイだったが、稀にみる市場停滞の影響を受けてなかなか移籍先が決まらない状況が続いていた。そこでバックアップ捕手を探していたアスレチックスがルクロイに白羽の矢を立てた。チームでは27歳のブルースマックスウェルを正捕手候補の1人にしていることもあり、まだ1年通じて試合出場経験がない彼をサポートする経験豊富な選手の存在が必要だった。

     ルクロイとは1年契約になる見込みだが、まだ球団からは正式発表はされていないためメディカルチェックの結果を待つことになるだろう。開幕まで滑り込みとなる形で新天地が決まったルクロイ。本番までに今後の調整や実践を考えると時間はあまり残されていないが、期待されるポジションで全力を尽くす。今季のルクロイのプレーに注目だ。


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  • 大谷の3度目の登板は3回6失点も開幕に向けて前進中

    2018.3.10 15:00 Saturday

     開幕まで約3週間ほどとなり選手達の開幕ロースター枠に残るためのアピール合戦は日々、熱を帯びている。投手・野手ともに関係なく出番が来た時には最高のパフォーマンスをしたいところ。二刀流で開幕を狙うエンゼルスの大谷翔平は3度目の実践マウンドに立った。

     日本時間3月10日に行われた試合は昨年のメキシカンリーグ王者・ティファナ・トロスと対戦。一方のエンゼルスはマイナー選手中心のいわゆる「Bチーム」での臨むことになり大谷は60球をメドにマウンドに立った。前回はブリュワーズBチームに対して8奪三振と好投していただけにこの試合でも同様の投球を期待されたが3回6安打6失点と課題を残した結果となった。

     初回、2死から3番打者のダスティン・マーティンに甘く入った直球を右翼スタンドへと運ばれいきなりの失点。続く2回には1死から連打を浴びて2失点となった。スライダーが低めに決まる場面が多かったが、その一方で直球の制球に苦しみ死球や暴投など自らピンチを広げてしまった。3回にも走者こそ出すものの2死までこぎづける。しかし、予定の60球を目前にしてかつてレイズなど4球団に所属していたメジャー通算104本塁打のホルヘ・カントゥに適時二塁打を打たれるなど失点を重ねて降板となった。最終的には64球で3四死球を記録していた。

     試合後、大谷は「いいボールと悪いボールがはっきりしていたが、前進している」と前向きだった。また、この試合でバッテリーを組んだレネ・リベラも「試合で投げることは大変だけどもう少し時間をかければよりよいショウヘイをみることができるはずだ」と焦った様子はなかったという。こうして投打ともに試行錯誤が続く大谷は果たして開幕ロースターに残ることができるのか。次の試合出場に注目だ。


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  • ロイヤルズがムスターカスと1年650万ドルで再契約!

    2018.3.9 18:30 Friday

     日本時間3月9日、マイク・ムスターカスは昨季まで所属していたロイヤルズと1年契約を結ぶことで合意に至った(2年目の相互オプション付き)。ヤフー・スポーツのジェフ・パッサンによると、基本給は650万ドルであり、出来高とオプション行使により最大で2年2270万ドルまで上昇するようだ。

     昨季、自己最多かつ球団記録を更新する38本塁打を放ったムスターカスにとって、屈辱的な条件での契約になったと言っていいだろう。ロイヤルズ歴代最多となるシーズン38本塁打の実績を引っ提げてフリーエージェント市場に乗り込んだものの、得られた保証額は昨季の年俸(870万ドル)を下回る650万ドル。最大220万ドルの出来高が設定されており、全ての条件をクリアすれば昨季と同額を得られるようだが、オフシーズン当初に思い描いていたものとは全く異なる契約となったに違いない。

     相互オプションは選手側と球団側がともにオプション行使を選択した場合にのみ効力を発揮するため、相互オプションが行使されるケースはほとんどない。実質的には基本給650万ドルに最大220万ドルの出来高がついた1年契約と考えて差し支えないだろう。再建に向かいつつあるロイヤルズはフリーエージェント選手との複数年契約を避けたい意向を示していたが、まさに狙い通りの結果となった。ムスターカスとしては1年後に再びフリーエージェントとなる際にクオリファイング・オファーの対象とならないというメリットはあるものの、ジョシュ・ドナルドソンやマニー・マチャドといった有力三塁手と同時にフリーエージェント市場に出ていくことになるため、必ずしも好ましい状況とは言えないのが実情だ。

     38本塁打を放ったムスターカスだが、基本的には早打ちのフリースインガーであり、本塁打数のわりに打撃での貢献度はそれほど大きくない。また、右膝の大ケガから復帰した昨季は三塁守備での指標が悪化しており、そのあたりも多くの球団に敬遠されたのかもしれない。今回のムスターカスの契約からは、各球団が本塁打の価値を以前よりも低く見積もっていることが読み取れる。残念ながら、長打力だけが取り柄の選手にとっては厳しいオフシーズンになってしまった。


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  • ロッキーズ カルロス・ゴンザレスと1年契約での合意に近付く

    2018.3.9 16:30 Friday

     カルロス・ゴンザレスを含むフリーエージェント選手の調査を継続していることが報じられていたロッキーズだが、ゴンザレスとの1年契約が合意に近付いているようだ。クアーズ・フィールドで好成績を残してきた左の強打者は、今季もロッキーズでプレイすることがほぼ確実となった。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンは自身のTwitter上で、ロッキーズとゴンザレスが1年契約での合意に近付いていることを報じた。MLB.comのマーク・フェインサンドによると、両者による交渉は現在も継続中であり、まだ合意には達していないようだが、ロッキーズがゴンザレスと再契約を結ぶのはほぼ確実な情勢となっている。ゴンザレスは昨年、ロッキーズから複数年契約での契約延長をオファーされ、それを断っているが、今回契約が成立した場合は1年契約になると見られている。

     ゴンザレスは2002年8月にダイヤモンドバックスと契約し、2007年オフにダン・ヘイレンらとの6対2の大型トレードでアスレチックスへ移籍。翌2008年にメジャーデビューを果たし、85試合に出場したものの、その年のオフに今度はマット・ホリデイとの3対1のトレードでヒューストン・ストリートらとともにロッキーズへ移籍してきた。移籍1年目の2009年に89試合で13本塁打を放つと、翌2010年からはレギュラーに定着し、いきなり首位打者のタイトルを獲得。オールスター・ゲーム選出3回、シルバースラッガー賞2回、ゴールドグラブ賞3回など輝かしい実績を残してきた。昨季は右肩痛で3年ぶりの故障者リスト入りを経験し、打率.262、14本塁打、57打点、OPS.762と不本意な成績に終わったが、9月には打率.377、6本塁打、16打点、OPS1.250と復調しており、今季は再び好成績を残すことが期待されている。

     なお、ゴンザレスはクアーズ・フィールドで通算打率.329、129本塁打、OPS.999という好成績を残している。1年後に再びフリーエージェントとなって好条件の契約を得るためにも、慣れ親しんだコロラドの地で実力健在をアピールしておきたいところである。


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  • 昨年王者のジャッジ 今年のホームラン・ダービー出場辞退か

    2018.3.9 14:30 Friday

     昨年のホームラン・ダービーで圧巻のパフォーマンスを披露し、ヤンキースでは4人目、新人では史上初となるホームラン・ダービー王者となったアーロン・ジャッジだが、ホームラン・ダービーには一度限りの出場になる可能性が高いようだ。

     日本時間3月9日、ジャッジは「僕はホームラン・ダービーのチャンピオンだ。素晴らしい経験だったし、とても楽しかったけど、もう一度出場する必要はないと考えている。一度優勝したからね」と語り、今後のホームラン・ダービーへの出場を辞退する意向であることを明らかにした。「個人的な決断だけどね」と付け加えたジャッジだが、「一度限りにするのが自分にとって良いと思う」とも語っており、決意は固いと見られる。

     ジャッジはオールスター・ブレイクのあたりから左肩の違和感に悩まされ、昨年11月には左肩の手術を受けた。「ホームラン・ダービーは故障と関係ないと思うよ。あれは打撃練習のようなものだからね。全力でスイングしたわけじゃないから」とホームラン・ダービー出場と故障の関連性を否定したジャッジだが、ひょっとすると、後半戦開始から8月にかけて大きくコンディションを崩したことも今回の決断に影響を与えているのかもしれない。

     MLB機構がディフェンディング・チャンピオンであるジャッジを今年のホームラン・ダービーに招待するのは確実と見られるが、「もし出場を依頼されたとしても、決めるのは自分だからね。自分にとってベストの選択をするよ」とジャッジは語る。アーロン・ブーン監督は「選手それぞれが決めればいいと思うよ。私はその決断をサポートする。ホームラン・ダービーは素晴らしいイベントであり、MLBにとって重要なものだと思うけど、選手がやりたいことをやるのが一番だから」と語り、選手の意思を尊重する方針を示しており、ジャッジ自身がホームラン・ダービーに対する考えを変えない限り、今年のホームラン・ダービーは昨年の王者抜きで行われることになりそうだ。


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  • レッドソックス・ヌニェス 正二塁手として開幕へ

    2018.3.9 13:00 Friday

     正二塁手のダスティン・ペドロイアが左膝手術の影響により5月ごろまで欠場することが確実ななか、大方の予想通り、エドゥアルド・ヌニェスが正二塁手として開幕を迎えることがほぼ確実となった。アレックス・コーラ監督は開幕戦にヌニェスを二塁手として起用するつもりであることを明らかにした。

     日本時間3月9日に行われたレイズとのオープン戦の試合開始前、コーラは「そうなるだろうね」と語った。「彼はたくさんのポジションを守ることができる選手だけど、私はチームの状況を把握しているし、ペドロイアの状態も知っている。ヌニェスは二塁のほかにもたくさんのポジションを守れるけど、そうなるだろうね(=ペドロイア不在の間は二塁を守ることになるだろうね)」と、チームリーダーである正二塁手の代役をヌニェスに任せることを明言した。

     昨季のヌニェスはジャイアンツで76試合に出場し、打率.308、4本塁打、31打点、18盗塁、OPS.752の好成績をマークしたあと、7月下旬にグレゴリー・サントス、ショーン・アンダーソンとの1対2のトレードでレッドソックスに加入。移籍後は右膝の打撲もあって38試合のみの出場に留まったものの、それでも打率.321、8本塁打、27打点、6盗塁、OPS.892とさらに成績を向上させ、シーズントータルでは114試合で打率.313、12本塁打、58打点、24盗塁、OPS.801という自己最高クラスの成績をマークした。

     右膝の状態はすでに万全となっており、ヌニェスは日本時間3月9日のレイズとのオープン戦に初出場。2打数ノーヒットに終わったものの、2番を打ち、二塁の守備も無難にこなした。コーラは「準備が整うまでにそれほど多くの打席は必要ないだろう」とヌニェスに信頼を寄せており、このまま故障なく開幕を迎えることができれば、開幕戦でヌニェスが二塁を守ることは確実だ。

     なお、ペドロイアも予定通りにスムーズな回復を見せており、早ければ5月中にも戦列復帰を果たせる予定。ペドロイアの復帰後は、ヌニェスは定位置とも呼べるユーティリティ役に回り、二塁のペドロイア、三塁のラファエル・ディバース、遊撃のザンダー・ボガーツらをサポートすることになりそうだ。


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  • アストロズの三遊間コンビが契約更改 コレアは年俸100万ドル

    2018.3.9 12:30 Friday

     メジャーリーグでは3月に入って年俸調停権を持たない支配下選手との契約更改が始まっており、日本時間3月9日にはアストロズの三遊間コンビ、アレックス・ブレグマンとカルロス・コレアも契約更改を済ませた。MLBネットワークのジョン・ヘイマンはブレグマンの年俸が59万9000ドル、コレアの年俸が100万ドルに決まったことを報じている。

     メジャーリーガーの年俸については年俸調停権が大きな役割を担っており、メジャー登録日数が3年未満で年俸調停権を持たない選手はメジャー最低保証年俸に毛が生えた程度の金額しか得られないことがほとんどである(逆に、年俸調停権を取得すると一気に年俸が上昇する)。たとえば、球界最高のスター選手であるマイク・トラウト(エンゼルス)の年俸は、2012年が48万2500ドル、2013年が51万ドル、2014年が100万ドルであり、年俸調停権を取得したタイミングで6年1億4450万ドルの大型契約を結んだ。その結果、2015年は525万ドル、2016年は1525万ドル、2017年は1925万ドルと大きく上昇し、今季から3年間の年俸は3325万ドルとなっている。

     コレアは今回が年俸調停権取得前の最後の契約更改となった。これまでの年俸は2016年が51万6700ドル、2017年が53万5000ドルと推移していたが、今回は100万ドルで契約を更改。クリス・ブライアント(カブス)が同じく年俸調停権取得前の最後の契約更改で105万ドルを手にしていたが、それに迫る金額での更改となった。昨季は故障により109試合の出場に留まりながら、打率.315、24本塁打、84打点、OPS.941の好成績を残しており、年俸調停権を取得する来季は大幅な昇給は間違いない。

     一方のブレグマンは最短で2年後に年俸調停権を取得する。昨季の年俸は53万9400ドルだったが、メジャーの慣例通り、今回は微増に留まった。メジャー2年目の昨季は打率.284、19本塁打、71打点、OPS.827をマークして正三塁手に定着。このまま順調に活躍を続けていけば、2年後には大幅な昇給を手にすることになるだろう。


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  • アリエタ獲得レースに伏兵・パドレスが参戦か

    2018.3.9 12:00 Friday

     フィリーズ、ブリュワーズ、ナショナルズなどの名前が挙がっているジェイク・アリエタの獲得レースに、思わぬ伏兵が現れた。エリック・ホズマーと8年1億4400万ドルの大型契約を結んだパドレスが、アリエタをはじめとする有力投手の獲得を検討しているようだ。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、パドレスは球団内で元サイ・ヤング賞右腕の獲得について議論を行っているという。まだ具体的な話には発展しておらず、あくまでも「獲得の可能性がある」程度の話に留まっているが、ランス・リンやアレックス・カッブを含め、パドレスが有力投手の獲得を検討し始めているのは事実の模様。アリエタ、リン、カッブはいずれもクオリファイング・オファー物件であり、ホズマー獲得ですでにドラフト指名権とインターナショナル・ボーナスプールを失っているパドレスは、前述の3投手のいずれかを獲得するとさらにドラフト指名権とインターナショナル・ボーナスプールを失うことになるため、そのあたりの事情も含めて慎重に議論が行われることになるだろう。

     パドレスはクレイトン・リチャードとブライアン・ミッチェルの先発ローテーション入りは当確と見られているものの、残りの3枠を多くの若手投手が争っている。才能豊かな若手投手の可能性に賭けてみるのも決して悪い選択肢ではないが、アリエタのような確固たる実績のある投手を先発ローテーションに加えるのは間違いなくチームにとってプラスとなるはずだ。ただし、アリエタはここ数年、パフォーマンスが下り坂となっており、再建中のパドレスが優勝を狙う態勢を整える頃にはさらに衰えてしまっている可能性が高い。そうした事情を考えると、アリエタは今季すぐに優勝争いができるチームを好むのではないだろうか。

     今のところ、アリエタは希望契約年数や希望年俸額を引き下げる素振りを見せておらず、それが契約交渉が長期化する原因にもなっている。アリエタの要求を呑むチームが現れるのか、それともアリエタが折れて条件を引き下げるのか。今後の動向を見守りたい。


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  • 急展開!ロイヤルズがムスターカスとの再契約に向けて交渉中

    2018.3.9 11:30 Friday

     日本時間3月9日、ここまで今季の所属先が決まっていなかったマイク・ムスターカスに関して大きな動きがあった。昨季まで所属していたロイヤルズが、ムスターカスとの再契約に向けて本格的に動き始めたのだ。契約合意に向けて交渉が続けられており、契約が成立した場合は1年契約になる可能性が高いことが報じられている。

     ここ最近、デイトン・ムーアGMはロイヤルズがムスターカスとの再契約に興味を持っていることを明言していた。その一方で、再建期に突入したロイヤルズがフリーエージェント選手との複数年契約に消極的であることも明らかにしていたが、今回の動きはまさにその言葉通りの動きとなっている。ロイヤルズは昨季終了後、ムスターカスに対してクオリファイング・オファー(年俸1740万ドル)を提示して拒否されているが、おそらくこれに近い金額での1年契約になるのではないだろうか。

     主力選手数名が同時にフリーエージェントとなった今オフ、ロイヤルズはエリック・ホズマーとの再契約を優先していたが、パドレスとの争奪戦に敗れてしまった。ロレンゾ・ケインはブリュワーズ、ジェイソン・バルガスはメッツ、マイク・マイナーはレンジャーズへと去り、ロイヤルズは短期契約であればムスターカスとの再契約に前向きな姿勢を示していたが、他球団がムスターカスに長期契約をオファーすると見られていたため、ロイヤルズはムスターカスとの再契約をあまり現実的なものとは捉えていなかった。予想以上にムスターカスへの需要が少なかったことが、ロイヤルズにとって追い風になったと言えるだろう。

     昨季のムスターカスは148試合に出場し、打率.272、38本塁打、85打点、OPS.835という自己最高のシーズンを過ごしてシーズン本塁打の球団記録を更新。2年ぶり2度目のオールスター・ゲーム選出を果たし、カムバック賞にも選出された。無事に再契約を結べば、サルバドール・ペレスや新加入のルーカス・デューダとともに、打線の中軸を形成することになりそうだ。


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  • 古巣復帰のイチロー ギャメル復帰までは正左翼手として起用へ

    2018.3.9 11:00 Friday

     日本時間3月8日にマリナーズとの1年契約が正式に発表されたイチローは2012年以来、実に6年ぶりの古巣復帰となった。イチローをチームに加えることを決断したジェリー・ディポートGMはイチローの起用法について、少なくともベン・ギャメルが戦列に復帰するまでは正左翼手として起用する方針であることを明らかにした。

     昨年12月にマーリンズからディー・ゴードンを獲得したマリナーズは、ギャメル、ゴードン、ミッチ・ハニガー、ギレルモ・エレディアで外野の4枠が確定し、イチローと再契約を結ぶ可能性はゼロに等しかった。しかし、ギャメルが右の腹斜筋を痛めて2ヶ月近く戦列を離れることが確実になり、ハニガーとエレディアも故障明けという状況。そのなかでディポートはイチローをチームに迎え入れることを決断した。

     そして、ディポートはギャメルが戦列に戻るまでの間、イチローを週に4~6試合起用する方針だという。「球団の象徴を定期的にベンチに座らせておくようなことは考えていない。レギュラー級の打席を与えて、彼ができることをやってもらうつもりだよ。昨季の後半戦を見ればわかるけど、彼はまだ優れた選手だし、たくさんのことができるからね」とディポート。イチローは昨季の後半戦、代打が中心の限られた出場機会のなかで打率.299、出塁率.384、OPS.763をマークしており、ディポートはイチローがまだレギュラーとして通用する選手であると考えている。

     また、ギャメル復帰後については「(選手起用に)これまでになかったフレキシビリティが生まれるだろう」と語っており、ディポートがイチローを戦力の一人として考えている様子がうかがえる。入団前の身体検査の結果、44歳のイチローは20代中盤の選手と同等の数値を叩き出したとの情報もあり、2014~2016年のように400打席前後の出場機会をこなすことも十分に可能だろう。

     左打者でありながら左腕を苦にしないイチローについて、ディポートは「彼はプラトーンが不要な選手だ」と語っており、ギャメル復帰までの間は、相手投手の左右に関わらず正左翼手として起用される見込み。少なくともシーズン最初の2ヶ月ほどは、マリナーズのレギュラーとしてプレイするイチローの姿が見られそうだ。


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  • ロッキーズがカルロス・ゴンザレスとの再契約を検討か

    2018.3.9 10:30 Friday

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ロッキーズは9シーズンにわたって主力選手として活躍し、計211本塁打を放ってオールスター・ゲームに3度選出された実績を持つカルロス・ゴンザレスとの再契約を検討しているようだ。両者は現在も連絡を取り合っているという。

     2010年に.336の高打率で首位打者のタイトルを獲得し、シルバースラッガー賞2度、ゴールドグラブ賞3度などの輝かしい実績を誇る強打の外野手がロッキーズに戻ってくる可能性がある。MLB公式サイトでロッキーズの番記者を務めるトーマス・ハーディングは、ロッキーズが現在もフリーエージェント市場において補強の可能性を模索しており、連絡を取り合っている選手の一人がゴンザレスであることを伝えている。ただし、どの選手との交渉も発展的な段階には至っておらず、すぐに契約が決まる可能性は低いようだ。

     今オフ、ゴンザレスに対してはオリオールズ、ホワイトソックス、ロイヤルズ、アストロズ、ブルージェイズなどが興味を示していたが、すでに外野手の補強を終えた球団もあり、ゴンザレスの市場はそれほど拡大していない。昨季は打率.262、14本塁打、57打点、OPS.762という自己ワースト級の成績に終わったゴンザレスだが、9月以降は復調して打率.377、6本塁打、16打点、OPS1.250の好成績をマークしており、今季再びオールスター級の成績を残す可能性は十分にある。高地のクアーズ・フィールドで好成績を残している一方、アウェイではそれほど打てていない点が懸念材料だが、32歳になった現在でも一線級の活躍ができるだけの能力を備えた選手である。

     ロッキーズは現在、レフトにイアン・デズモンド、センターにチャーリー・ブラックモン、ライトにヘラルド・パーラが入る布陣が予定されているが、パーラはどちらかと言うと4人目の外野手として使いたいタイプの選手であり、ゴンザレスとの再契約はチーム状況にもフィットする。デービッド・ダール、ライメル・タピアといった若手外野手も育っているロッキーズだが、球団フロントはどのような判断を下すのだろうか。


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  • ロイヤルズが通算114勝の右腕・ノラスコとマイナー契約

    2018.3.8 16:30 Thursday

     日本時間3月8日、ロイヤルズはエンゼルスからフリーエージェントとなっていたリッキー・ノラスコとマイナー契約を結んだことを発表した。昨季エンゼルスでチーム最多の181イニングを投げた35歳のベテラン右腕は、招待選手としてチームに合流し、開幕ロースター入りを目指す。

     昨季のノラスコはエンゼルスで先発ローテーションの一角を担い、先発投手に故障者が続出したチームのなかでシーズンを通して先発ローテーションを守った唯一の投手となった。残した成績は181イニングを投げて6勝15敗、防御率4.92、143奪三振という褒められたものではなく、規定投球回に到達したシーズンでは自己最少となる6勝に終わったものの、1年を通して先発ローテーションを守り抜いた点については評価されてしかるべきだろう。2014年以降は2ケタ勝利に届かないシーズンが続いているが、メジャーデビューを果たした2006年から2013年までの8シーズンでは7度の2ケタ勝利を記録。通算114勝の実績を誇る右腕は、再建期に突入しているロイヤルズの先発投手陣に厚みをもたらしてくれるはずだ。

     今季のロイヤルズの先発ローテーションは、エース左腕のダニー・ダフィーを中心に、イアン・ケネディ、ジェイソン・ハメル、ネイサン・カーンズ、ジェイコブ・ジュニスの5人で確定していると見られるが、サム・ガビーリオや新加入のトレバー・オークスらも先発ローテーション入りを虎視眈々と狙っており、ノラスコもその争いに加わることになる。場合によってはロングリリーバーとして開幕ロースター入りを果たす可能性もあるだけに、今後のオープン戦でのアピールが重要になりそうだ。なお、ノラスコはメジャーのロースター入りを果たした場合、年俸150万ドルが保証される契約となっている。また、成績に応じて最大25万ドルの出来高が設定されており、すべての条件を満たせば、年俸と合わせて175万ドルを得られるようだ。35歳のベテラン右腕の奮起に期待したい。


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  • 通算68勝のベテラン右腕・ペルフリーが現役引退を表明

    2018.3.8 15:30 Thursday

     日本時間3月8日、メッツなどで活躍し、通算68勝をマークしたベテラン右腕、マイク・ペルフリーが現役引退を決断したことをSBネーションが伝えた。同メディアのリポートによると、ペルフリーは引退後、カンザス州ウィチタにあるニューマン大学でコーチを務めることが決定しているという。

     現在34歳のペルフリーは、2005年のドラフトでメッツから1巡目(全体9位)指名を受けてプロ入りし、順調にマイナーの階段を駆け上がって、プロ2年目の2006年7月には早くもメジャーデビュー。メジャー3年目の2008年に13勝11敗、防御率3.72をマークして先発ローテーションに定着すると、翌2009年は10勝、2010年には自己最多の15勝をマークして先発ローテーションの中心的存在となった。ところが、活躍は長くは続かず、2011年は7勝に終わり、2012年は右肘の故障の影響で3試合に登板しただけ。2013年からはツインズで3シーズンにわたってプレイしたが、2014年は右肘の手術を受けて長期欠場し、3シーズン合計で11勝しか挙げられなかった。タイガースへ移籍した2016年は4勝10敗、防御率5.07、そして昨季はホワイトソックスで3勝12敗、防御率5.93に終わり、なかなか契約先が見つからなかったこともあってユニフォームを脱ぐことを決断するに至ったようだ。メジャー12シーズンでメッツ、ツインズ、タイガース、ホワイトソックスの4球団でプレイし、通算成績は275試合(うち256先発)に登板して68勝103敗、防御率4.68、838奪三振だった。

     今後は2部リーグに所属するニューマン大学で「ボランティア・アシスタント・ベースボール・コーチ」を務める一方で、学位を取得するためにウィチタ州立大学に通う予定だという。故障と戦いながらも3度の2ケタ勝利を含む通算68勝をマークした右腕の、第2の人生での活躍に期待したい。


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  • レイズが画期的な「4人制ローテーション」を採用へ

    2018.3.8 14:00 Thursday

     レイズのケビン・キャッシュ監督は、今季の戦いにおいて4人制ローテーションを採用することを明らかにした。一見、古い時代への回帰のように思われる決断だが、どうやらこの4人制ローテーションは一般的な4人制ローテーションとは様子が大きく異なっているようだ。

     今季のレイズはクリス・アーチャー、ブレイク・スネル、ジェイク・ファリア、ネイサン・イバルディの4投手が先発ローテーションを形成する予定となっている。中3日で先発ローテーションを回していくのかと思いきや、キャッシュは必要に応じてリリーフ投手だけで試合をやり繰りする「ブルペン・デイ」を設けるつもりだという。要するに、休養日などがあり中4日で4人制ローテーションを回せるときは4人制ローテーションを維持し、連戦が続く場合は5人目の先発投手として「ブルペンによる投手リレー」を展開するということだ。

     今季からレギュラーシーズンに休養日が2日追加され、昨季までに比べるとスケジュールは幾分か楽になる。しかし、MLB公式サイトでレイズの番記者を務めるビル・チャステインが試算したところ、「ブルペン・デイ」は少なくとも22試合必要になるという。「4人制ローテーションで何ができるかを見てみたいんだ」とキャッシュは語るが、前代未聞の大きなチャレンジであると言って差し支えないだろう。

     「ブルペン・デイ」に2~3イニングを投げる投手として候補に挙がっているのがマット・アンドリース、アンソニー・バンダ、ヨニー・チリーノス、オースティン・プルーイット、胡智為(フー・チーウェイ)、ライアン・ヤーブローといった面々。彼らはいずれもマイナー・オプションを残しており、AAA級と選手を入れ替えながらの柔軟な起用も可能である。先発ローテーションに入り切らない投手を有効に活用するための画期的な起用法というわけだ。

     先発ローテーションを担うアーチャーやイバルディもチームの方針に対して好意的な反応を示しており、レイズはこのまま画期的な「4人制ローテーション」を採用してレギュラーシーズン開幕を迎える可能性が高い。レイズのチャレンジはどのような結果を生むのか。今回のチャレンジの成否次第では、球界に大きな変化がもたらされるかもしれない。


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  • 代理人・ボラス ムスターカスの契約が開幕までに決まると確信

    2018.3.8 12:30 Thursday

     レギュラーシーズン開幕までおよそ3週間となり、市場に残るフリーエージェント選手は開幕日を自宅で迎える可能性が高まりつつある。しかし、マイク・ムスターカスが置かれた状況について、代理人を務めるスコット・ボラスは楽観的に捉えているようだ。

     昨季、ロイヤルズの球団記録を更新する38本塁打を放つなど、各部門で自己最高の成績を残し、自己ベストのシーズンを過ごしたムスターカス。最高のタイミングでフリーエージェントとなり、大型契約を手にするのかと思いきや、レギュラーシーズン開幕を3週間後に控えたこの時期になってもまだ契約が決まらない。今季終了後にマニー・マチャドやジョシュ・ドナルドソンのフリーエージェントを控えていることや、そもそも三塁手の補強を必要としている球団が少ないことなどが影響しているようだ。

     しかし、ボラスは事態を楽観的に捉えている。ボラスはMLB.comのジョン・ポール・モロシに対して「ムスターカスは40本近いホームランを打ったオールスター三塁手だ。しかも、彼は今キャリアの絶頂期にいる。勝利を目指すチームが彼の獲得に動くと期待しているよ」と語り、レギュラーシーズン開幕までにムスターカスの契約が決まると考えていることを明らかにした。

     ムスターカスに関しては、三塁手に不安を抱えるホワイトソックスが獲得を検討しているとの報道がある。若手有望株をかき集め、再建を進めるホワイトソックスはボラスが言うような「勝利を目指すチーム」ではないものの、ヨアン・モンカダやルーカス・ジオリトといった有望株がメジャー定着目前となっており、少しずつ勝負モードに移行しつつある。将来の正三塁手として期待されるジェイク・バーガーはアキレス腱の故障により今季を全休することが確実となっており、その影響によりメジャー昇格が1年先延ばしになる可能性が高い。バーガーまでのつなぎ役として2~3年程度の契約でムスターカスを獲得するのは、決して悪い選択ではないだろう。

     ボラスが言うように、ムスターカスはレギュラーシーズン開幕までに新天地を見つけることができるのか。今後の動向に注目したい。


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  • ブルージェイズがタフネス右腕・クリッパードとマイナー契約

    2018.3.8 12:00 Thursday

     日本時間3月8日、ブルージェイズは通算625登板の実績を誇るベテラン右腕、タイラー・クリッパードとマイナー契約を結んだことを発表した。ブルージェイズのブルペンは7枠のうち2枠がまだ空いていると見られており、クリッパードは招待選手としてチームに合流し、開幕ロースター入りを目指すことになる。

     直近3シーズンはいずれもシーズン途中での移籍を経験しているクリッパードだが、ナショナルズ時代は不動のセットアッパーまたはクローザーとして活躍し、2011年、2013年、2014年にリーグ最多ホールドをマーク。2012年には37度のセーブ機会で32セーブをマークした。メジャー定着以来大きな故障がなく、2010年から昨季まで8年連続で67試合以上に登板しているタフネスさも魅力。昨季はヤンキース、ホワイトソックス、アストロズの3球団で2勝8敗5セーブ9ホールド、防御率4.77と不本意な成績に終わったが、67登板と鉄腕ぶりは健在だった。

     クリッパードは「チームが僕に求めることなら何でもやるよ。これは交渉の際に、ロス・アトキンスGMにも言ったことだ。僕はこれまでにブルペンで様々な役割を経験してきた。ロングリリーフもやったことがあるし、ナショナルズ時代は左打者と対戦することも多かった。僕は右投手だけど、対左のスペシャリストを務めることもできると思うよ」と語り、あらゆる役割をこなすことに自信を見せる。昨季は制球がやや不安定で、それが苦しいピッチングにつながってしまったが、奪三振率は全盛期の水準を維持しており、制球の不安定さを克服できれば、ブルージェイズにとって大きな戦力となるに違いない。

     ブルージェイズのブルペンで開幕ロースター入りが当確と見られているのは、ライアン・テペラ、ダニー・バーンズ、呉昇桓、アーロン・ループ、そしてクローザーのロベルト・オスーナの5人。残りの2枠をかけてジョン・アックスフォード、アル・アルバカーキ、クレイグ・ブレズローといったベテランや、マット・ダーモディ、ティム・メイザ、カルロス・ラミレスらが争っている状況だ。チームは残り2枠に左投手とロングリリーバーを入れる方針だが、あらゆる役割をこなせるクリッパードにも十分チャンスはありそうだ。


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  • FA市場に残るセーブ王・ホランド エンゼルスと交渉継続か

    2018.3.8 11:30 Thursday

     トミー・ジョン手術からの復活を遂げ、昨季ナ・リーグ最多タイの41セーブをマークしたグレッグ・ホランド
    がまだフリーエージェント市場に残っている。ロッキーズからの好条件での再契約オファーを拒否したとされるホランドだが、ブルペンに不安を抱えるエンゼルスが動向を注視しているようだ。

     2月下旬にホランドの獲得を検討していることが報じられたエンゼルスだが、MLB.comのジョン・ポール・モロシによると、エンゼルスは現在もホランドの代理人を務めるスコット・ボラスと連絡を取り合い、ホランド獲得の可能性を探っているという。ブレイク・パーカー、キャム・ベドロージアン、ジム・ジョンソン、キーナン・ミドルトンらがクローザー候補に挙げられているエンゼルスだが、いずれの投手もフルシーズンのクローザーを任せるには決め手に欠け、マイク・ソーシア監督は相手打者との相性などを考慮しながら複数の投手を併用することも検討していると言われている。しかし、「価格が適切であれば」という条件付きではあるものの、ホランドの獲得を検討していることは間違いなさそうだ。

     ホランドはロッキーズとの契約オプションを自ら破棄し、クオリファイング・オファーも拒否してフリーエージェント市場に打って出た。ロッキーズからは3年5200万ドルという好条件での再契約オファーもあったようだが、これも拒否。ロッキーズは同条件でウェイド・デービスと契約し、クローザーの補強を終えた。ツインズはフェルナンド・ロドニー、カブスはブランドン・モロー、カージナルスはルーク・グレガーソンの獲得に成功しており、現在クローザーの獲得を検討している球団はほとんど残っていない。ホランドはクオリファイング・オファー物件でもあるため、獲得する球団はドラフト指名権やインターナショナル・ボーナスプールを犠牲にしなければならず、そのあたりも獲得を敬遠される原因となっている。

     ホランドはロッキーズからのオファーを拒否した時点では、より好条件のオファーを得られると確信していたに違いないが、想定外の展開を強いられることになった。ホランドが契約を得るためには希望条件の引き下げが不可欠と見られるが、エンゼルスがこのチャンスを生かし、不安の残るブルペンに昨季のセーブ王を加える可能性は十分にありそうだ。


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  • パイレーツ・ハードル監督 31歳・ノバを開幕投手に指名

    2018.3.8 11:00 Thursday

     日本時間3月8日、パイレーツのクリント・ハードル監督は今季の開幕投手をイバン・ノバに任せることを明らかにした。ノバはメジャー9年目にして初めての開幕投手となる。また、本拠地開幕戦ではジェイムソン・タイロンが先発することも併せて発表されている。

     2016年途中にヤンキースからパイレーツに加入したノバは、移籍後11試合に先発して3試合で完投するなど、5勝2敗、防御率3.06の好成績をマーク。パイレーツでの初のフルシーズンとなった昨季は、4月に月間最優秀投手に選出されるなど、前半戦は前年に引き続き好調を維持(18先発で9勝6敗、防御率3.21)したが、後半戦に13先発で2勝8敗、防御率5.83と大きく崩れ、最終的には11勝14敗、防御率4.14とやや不本意な成績に終わった。それでも「ノバは先発ローテーションの柱だ」とハードルからの信頼は変わらず、ハードル、レイ・シアリッジ投手コーチ、ニール・ハンティントンGMの三者による話し合いの結果、ノバに開幕投手の大役が託されることが決定したようだ。

     ノバはメジャー9年目にして初の大役を務めることになり、ハードルによると「ワクワクしていた」という。対戦相手のタイガースはまだ開幕投手を発表していないが、2016年の新人王であるマイケル・フルマーが大役を担うことが濃厚。タイガースの本拠地コメリカ・パークでの両者の投げ合いによって、両軍の2018年シーズンは幕を開けることになる。なお、ノバはこれまでにコメリカ・パークで4試合に登板しているが、0勝3敗、防御率8.35と打ち込まれており、コメリカ・パークでの初勝利を目指す。

     日本時間3月30日の開幕戦(敵地でのタイガース戦)にノバ、日本時間4月3日の本拠地開幕戦(対ツインズ)にタイロンが先発することが決定したパイレーツだが、先発ローテーションの残り3枠は未決定。MLB公式サイトでパイレーツの番記者を務めるアダム・ベリーによると、残り3枠にはチャド・クール、トレバー・ウィリアムス、そして新加入のジョー・マスグローブが入る可能性が高いようだ。


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  • 古巣復帰のイチローが正式契約「すべてをチームに捧げたい」

    2018.3.8 10:30 Thursday

     日本時間3月8日、イチローがマリナーズと正式に契約を結び、入団記者会見が行われた。イチローは自身の思いを適切に伝えるため、慎重に言葉を選びながら報道陣からの質問に答えていたが、「マリナーズが必要としていることを何でもやりたい。今まで培ってきたすべてをチームに捧げたい」と古巣復帰にあたっての覚悟を口にした。

     日本時間3月6日に身体検査を受けたイチローは、無事に身体検査をパスし、2日が経過してようやく正式発表に至った。ESPNの報道によると、今回の契約は年俸75万ドルの1年契約。打席数に応じた出来高が設定されており、基本給と出来高を合計した総額は最大で昨季の年俸と同じ200万ドルまで上昇する契約となっているようだ。

     ジェリー・ディポートGMは「イチローの加入は、チームに利便性が高くアスレチックな外野手を提供してくれる。彼の仕事に対する姿勢や準備、集中力は驚異的なものであり、多くの面で我々のチームに貢献してくれるだろう。彼は球史において最も偉大な選手の一人であり、彼の存在がフィールド上においてもクラブハウスにおいても貴重なものであることは間違いない。彼が戻ってきてくれて本当に嬉しいよ」とイチロー加入の効果を説明するとともに、イチローの復帰を歓迎した。

     イチローが前回マリナーズに所属していたときに、ともにプレイした選手はフェリックス・ヘルナンデス、カイル・シーガー、岩隈久志、エラスモ・ラミレスの4人だけ。ロビンソン・カノーとはヤンキースで、ディー・ゴードンとはマーリンズでともにプレイしており、デービッド・フェルプスはヤンキースとマーリンズでチームメイトだったが、大半の選手は初めてイチローとプレイすることになる。殿堂入り確実の名選手とともにプレイすることは、若手選手にとって貴重な経験となり、ポジティブな効果をもたらすに違いない。

     なお、スコット・サービス監督はイチローがオープン戦に出場する前に3~4日間の調整期間を設けることを明言している。正左翼手のベン・ギャメルが故障離脱していることもあり、準備が整い次第、週に4~5日レフトを守らせる方針のようだ。早ければ来週にも、マリナーズのユニフォームに身を包んだイチローがオープン戦でプレイする姿を目にすることができそうだ。


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  • イニングイーターへの転身を試みるタイガース・リリアーノ

    2018.3.7 17:30 Wednesday

     キャリア通算1610イニングを投げ、投球イニング数を上回る1642三振を奪っているフランシスコ・リリアーノ(タイガース)。メジャー有数の「奪三振マシン」として活躍してきた左腕は、30代中盤というキャリアの転換点を迎え、投球スタイルの大幅な変更を模索している。

     タイガースに加入したリリアーノが目標に掲げるのは、球数を減らしてイニングイーター(多くのイニングを投げる投手)に転身することだ。「僕が今、最優先に考えているのは四球を減らすことだ。各打者に対して3球以内で決着をつけるのが理想だね」とリリアーノは語る。これまでのリリアーノはどちらかと言うと球数が多く、カウント3-2になることもしばしば。球数を多く使いながらも、最終的には相手打者を三振に斬って取るのが持ち味の投手だった。しかし、メジャー13年目のシーズンを迎え、その投球スタイルを根本から覆そうとしているのである。

     ロン・ガーデンハイアー監督は「できるだけ少ない球数で打者を打ち取ろうという試みは良いと思うよ。みんな知っているように、彼は球数の多い投手だった。ボールになる変化球で空振りを取りに行くから球数が多くなってしまうんだ。それが彼の持ち味でもあるんだけどね。彼がやろうとしていることは良いことだと思っているよ」とリリアーノのチャレンジに一定の評価を与えている。リリアーノが球数を減らし、コンスタントに長いイニングを投げられるようになれば、ブルペンの負担を軽減することもできるため、ガーデンハイアーとしては大歓迎といったところだろう。

     球数を減らすためには積極的にストライクを投げていく必要があり、それは四球を減らすと同時に、持ち味である奪三振を減らしてしまうリスクを秘めている。しかし、リリアーノは「たぶん四球と奪三振が減るだろうね。長いイニングを投げることでチームに貢献できるなら、奪三振が減っても問題ないよ」と前向きに捉えている。球数が多いため、キャリアで1度も200イニングをクリアしたことがないリリアーノだが、今季は投球スタイルの変更に成功し、新たな姿を見せてくれるかもしれない。


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