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  • FAのコレアがヒンチ監督と食事 タイガース移籍は実現するのか

    2021.11.19 15:30 Friday

     日本時間11月19日、アストロズからFAとなったカルロス・コレアがアストロズ時代の恩師、AJ・ヒンチ(現タイガース監督)とヒューストンのレストランで食事をしている写真がSNSで出回り、大きな注目を集めた。タイガースのアル・アビラGMやコレアの代理人が参加しているわけではなく、友人同士の単なる食事会だと思われるが、複数のメディアでタイガースがコレア獲得の本命に挙げられていることも事実。エドゥアルド・ロドリゲスと5年契約を結ぶなど、積極的な動きを見せているタイガースはコレア獲得に動くのだろうか。

     2015年にメジャーデビューしたコレアは、2019年までヒンチの下でプレー。サイン盗み問題により1年間の職務停止処分を受けたヒンチは、2019年シーズン限りでアストロズを去り、今季からタイガースの監督を務めている。アレックス・ブレグマンやジョージ・スプリンガーなど、多くの選手と親密な関係を築いているヒンチだけに、コレアのFAの動向と関係なしに食事の場を設けていたとしても決して不思議ではない。しかし、タイガースは遊撃手の補強を目指していることが報じられており、コレアとヒンチの食事会が大きな注目を集めるのは当然のことと言えるだろう。

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシ記者によると、遊撃手の補強を目指すタイガースのアビラGMは、すでにコレア、コリー・シーガー、マーカス・セミエン、トレバー・ストーリー、ハビアー・バイエズ、クリス・テイラーという6人のFA遊撃手の代理人との面会を行ったという。コレアだけにターゲットを絞ったわけではなさそうだが、遊撃手補強に対する強い意欲がうかがえる。

     タイガースは今オフ、レッズとのトレードで正捕手候補のタッカー・バーンハートを獲得し、若手ばかりが並ぶ先発ローテーションには5年7700万ドルの大型契約でロドリゲスを補強。再建期の終わりを迎え、勝負モードに移行しつつあるなかで、積極的な動きを見せている。デトロイトでコレアとヒンチの「再会」が実現する可能性は十分にありそうだ。

  • 東京タワーが大谷翔平選手所属のエンゼルスカラーに点灯!

    2021.11.19 13:00 Friday

    本日17時17分、MVP獲得を祝ってMLBから大きなエール

     メジャーリーグ・ベースボール・ジャパン(代表:川上 紗実、所在地:東京都港区、以下MLB Japan)は、東京タワー協力のもと、ロサンゼルス・エンゼルスの投手兼指名打者の大谷翔平選手がアメリカン・リーグMVP(最優秀選手賞)を獲得したことを祝して、背番号「17」にちなんで本日(11月19日)17時17分に東京タワーをエンゼルスカラーに点灯し、メインデッキ南面にはお祝いメッセージを表示します。

     全米野球記者協会(BBWAA)に所属する記者30人の投票によって、レギュラーシーズンで最も活躍した選手に贈られるMVPの獲得は、日本人として2001年のイチロー選手以来20年ぶり2人目となります。大谷選手はMVP獲得のみならず、10月には歴史的な二刀流の活躍を称えて「コミッショナー特別表彰」を贈られているほか、このたび2つの功績でギネス世界記録™に登録されました。東京タワーの点灯に加えて、MVP獲得を祝う特別映像を本日リリースしました。

     【ライトアップ概要】

    ・実施日時:2021年11月19日(金)17時17分~翌午前0時
    ・場所:東京タワー(住所:東京都港区芝公園4丁目2-8)
    ・点灯カラー:ロサンゼルス・エンゼルスのカラーをイメージした赤・白・青で点灯し、メインデッキ(150m)南面にお祝いメッセージを表示
    ・今回称えられる大谷選手の偉業:
    【1】2021年シーズン アメリカン・リーグ MVP(最優秀選手賞)獲得
    【2】コミッショナー特別表彰を受賞(史上16度目)
    【3】2つのギネス世界記録登録
    (1) First player to start the MLB All-Star Game as a pitcher and a designated hitter (日本語訳:MLBオールスターゲームで投手と指名打者で先発出場を果たした初めての選手) 記録達成日:2021年7月13日、記録達成場所:クアーズ・フィールド(米国・コロラド州)
    (2) First MLB player to achieve 100+ innings and record 100+ strikeouts as a pitcher and 100+ RBIs, hits and runs as a batter in a single season (日本語訳:1シーズンで投手として100イニング以上と100奪三振以上を達成し、打者として100打点以上、100安打以上、100得点以上を達成した初めてのMLB選手) 記録達成期間:メジャーリーグ・ベースボール2021年シーズン、記録達成場所:米国(ロサンゼルス・エンゼルス所属選手として)
    ※大谷翔平選手ご本人の来場予定はございません。
    ※密を避け、それぞれの場所からライトアップをお楽しみください。
    ※ライトアップの様子はMLB Japanの公式ツイッター(@MLBJAPAN)及び公式TikTok(@MLBJAPAN)にて、本日17時5分からライブ配信を予定しています。
    ※ライトアップはこちらのサイトからもご覧いただけます。

     【現在の東京タワー VR – YouTube】 

     東京タワーの点灯に加えて、MLBは大谷選手のMVP獲得を祝う特別映像を4ヶ国語(英語、スペイン語、日本語、中国語)で世界中にリリースしました。
    特別映像(日本語):https://www.mlb.com/video/make-it-major-ohtani-japanese 
    特別映像(英語):https://www.mlb.com/video/congrats-shohei?t=most-popular

     大谷選手の歴史的なシーズンを祝う特別映像は今回が第2弾となります。第1弾は「SHO-TIME」というタイトルでオールスター期間にリリースしました。今回の映像はMLB各チャンネル(MLB.com、MLB Network、MLB.tv、MLB公式SNS)及びESPN、MLB公式戦を配信するオンラインサービスにて配信されます。

     また、MLBと東京タワーの協力を祝い、MVP記念コラボグッズをMLB公式オンラインショップ(https://www.mlbshop.jp/)及び東京タワーフットタウンのオフィシャルショップにて販売することが決定しました(東京タワーフットタウンのオフィシャルショップでの販売開始日は別途お知らせいたします)。MLBファン、東京タワーのファンはコラボロゴを含む限定パーカーやTシャツなど様々な記念アイテムを購入することができます。

     MLB Japan代表の川上紗実は次のように述べています。「このたび、大谷翔平選手が先日のコミッショナー特別表彰に続き、アメリカン・リーグのMVPを獲得し、日本人としてイチローさん以来の快挙を成し遂げたことは、MLB Japanとしても喜ばしい限りです。大谷選手の歴史的活躍は、将来メジャーリーガーを目指す選手や子供たちのみならず、アスリートの枠を超え、世界中の多くの人々にとって大きな励みとなったことと確信しています」。

     ライトアップに協力した東京タワーを運営する株式会社TOKYO TOWERの代表取締役・前田伸氏は次のように語っています。「MLB大谷翔平選手の歴史的な偉業とアメリカン・リーグMVP獲得を、TOKYO TOWER特別ライトアップを通じて、日本中・世界中の方々とともにお祝いしたい」。

     大谷選手は今シーズン、打者として103得点、二塁打26本、三塁打8本、本塁打46本、100打点、96四球、26盗塁、OPS .965を記録しました。また、MLBの歴史で初めて、1シーズンに本塁打45本以上、25盗塁以上、三塁打5本以上を記録した選手となりました。さらに投手としては23試合に先発して(投球回数130回1/3)、9勝2敗、防御率 3.18、奪三振156個、被打率 .207の成績を残しました。

  • メッツがエプラーGMとの4年契約を正式発表 前エンゼルスGM

    2021.11.19 12:00 Friday

     フロントオフィスの新たなリーダーを探していたメッツが求めていた条件は、スカウティングの洞察力を持っていること、アナリティクス(分析)への理解を持っていること、そして何より、ニューヨークというビッグマーケットの雰囲気に精通していることだった。多くの候補者にGM就任を拒否されるなか、メッツが最終的に選んだのは前エンゼルスGMのビリー・エプラー。日本時間11月19日、メッツはエプラーが4年契約で球団史上16人目のGMに就任することを正式に発表した。

     現在46歳のエプラーは、2015~20年にエンゼルスGMを務める前、2004~15年にヤンキースのフロントオフィスに在籍しており、メッツが求めた条件を完全に満たす人物だった。9月にウィリアム・モリス・エンデバーという比較的新しい事務所に加わったことが報じられたばかりだったが、それからわずか2ヶ月、代理人としての業務を本格的にスタートする前に、エプラーはメジャー球団のフロントオフィスに復帰することになった。

     メッツのスティーブ・コーエン・オーナーは「ビリーはメッツを前進させるための選手やフロントオフィスの人材を集められるだけの経験や人格、球界からの尊敬を持っている。ビッグマーケットの2チームで活躍したリーダーであり、私の目標である持続的な成功へとチームを導いてくれるだろう」とエプラーの加入を歓迎。その手腕に期待を寄せた。

     エプラーは「一生に1度の機会を与えてくれたスティーブとサンディ(・アルダーソン球団社長)に感謝している。我々にはやるべきことがたくさんある。常勝チームを作るという目標に向けて、計画的に取り組んでいきたい」とコメント。エンゼルス時代はアート・モレノ・オーナーの現場介入に悩まされることも多かったが、オーナーの発言力が強いのはメッツも同じである。エプラーにどのくらいの権限が与えられるのかは未知数だが、エプラーがエンゼルス時代の経験を生かし、どのようにコーエンをコントロールしていくか注目される。

  • マンフレッド・コミッショナー「失効前の労使交渉合意が最優先」

    2021.11.19 11:30 Friday

     メジャーリーグでは現地時間12月1日午後11時59分をもって現行の労使協定が失効するため、ロックアウトに突入することが有力視されている。そんな状況のなか、メジャーリーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは「12月1日までに(労使交渉の)合意に到達することがナンバーワンの優先事項だ」とロックアウト回避を目指す意向を明言。「時間が問題ということは私自身も理解している。これはチャレンジだ」となかなか進展しない労使交渉の現状に言及した。

     これまでにも労使交渉が難航することはあったが、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会はそのたびにロックアウトを回避してきた。「交渉の場で議論されていることを具体的に説明するつもりはない」とマンフレッドは労使交渉の内容について具体的な言及を避けたが、FA制度や年俸調停の仕組みなど、数多くのテーマについて議論が行われているとみられる。マンフレッドは「過去にも課題を克服してきた実績がある。12月1日までに合意できるよう、引き続き提案や提言を行っていく」と自信を見せたが、ロックアウト濃厚という見方が強い。

     メジャーリーグ機構と選手会は、日本時間11月19日に話し合いを行ったあと、2日後の同21日も再び話し合いの場を設ける予定だ。マンフレッドによると、メジャーリーグ機構は選手会に対して「現行の労使協定が失効するまでのあいだ、毎日交渉する準備ができている」と伝えたという。ロックアウト回避のためにベストを尽くす方針だ。

     マンフレッドは1994~95年の長期ストライキを振り返り、「あれは誰にとってもあまりいい結果にはならなかった」とコメント。1994年はシーズンが中断されただけでなく、ポストシーズンも中止となり、1995年のシーズンは144試合に短縮された。「ファンは労働争議を望んでいるわけではない」とマンフレッドが語るように、ロックアウトの発生がファンに対してネガティブな印象を与えることは間違いない。ロックアウト濃厚とみられるなか、マンフレッドはロックアウトを回避することができるのだろうか。

  • 大谷翔平 ア・リーグMVP記念グッズ「mlbshop.jp」で発売!

    2021.11.19 11:00 Friday

     MLB公式グッズを国内どこからでも購入できる、日本向けのMLB公式オンラインショップ「mlbshop.jp」が大谷翔平(エンゼルス)のアメリカン・リーグMVP受賞を記念したTシャツ、パーカー、フォトフレーム、小物類を発売した。日本ならではの限定デザインもラインナップ中となっている。

     二刀流が炸裂した伝説のシーズン。大谷翔平の偉業を記憶に刻むMVP記念グッズは、是非とも手に入れたい逸品である。

     MLB公式オンラインショップ

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     ■商品一覧はこちら

  • ロッキーズが正捕手・ディアスと契約延長 3年1450万ドルとの報道

    2021.11.19 10:30 Friday

     日本時間11月19日、ロッキーズは正捕手エリアス・ディアスと3年契約を結んだことを発表した。現在31歳のディアスは、順調にいけば来季終了後にFAとなる予定だったため、今回の3年契約は年俸調停期間の最後の1年とFA後の最初の2年をカバーするものとなる。また、3年契約の総額は1450万ドルであることが報じられている。ロッキーズ加入2年目の今季、自己最多の106試合に出場し、昨季までの通算を上回る18本塁打を放ったディアス。来季以降も引き続き正捕手を務めることになりそうだ。

     今季のディアスは5月末の時点で27試合に出場して打率.125、1本塁打、4打点、OPS.381と大不振。しかし、併用されていたドム・ヌニェスも同様に打てていなかったため、幸いにもディアスは出場機会を失うことはなかった。6月以降は調子を上げて強打を発揮し、79試合に出場して打率.283、17本塁打、40打点、OPS.897の好成績をマーク。特に9月8日以降の17試合では打率.345、3本塁打、10打点、OPS.963という素晴らしい活躍を見せた。

     打撃面のみならず守備面でも大きな成長を遂げ、盗塁阻止率42.1%は60試合以上にスタメン出場した捕手のなかではサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)の43.9%に次ぐメジャー2位の好成績。バド・ブラック監督は「捕手として多くの試合に出場するためには、体力、耐久性、仕事のキャパシティに加え、フレッシュな気持ちを持ち続ける精神力も重要だ。彼は『1日休みたい』と言わないような強さを持っている」とディアスの精神力を称賛した。

     ディアスは2019年オフにパイレーツからノンテンダーFAとなり、マイナー契約でロッキーズに加入。元捕手のマイク・レドモンド・ベンチコーチらとともに捕球や送球の基礎練習に取り組み、捕手としての実力を磨いてきた。そして、その努力が今季ついに開花。ロッキーズに不可欠な戦力となった。

  • マイナー選手への住宅提供が正式決定 9割以上の選手に住宅提供へ

    2021.11.19 10:00 Friday

     日本時間11月19日、メジャーリーグのオーナー陣はマイナーリーガーへの住宅提供に関する方針を正式に発表した。来季からマイナーリーグの全ての階級の9割以上の選手に対して家具付きの宿泊施設が提供される(費用はメジャーリーグ球団が負担)。メジャー契約を結んでいる選手や6ケタ(10万ドル以上)の年俸を得る予定の選手など、一部例外はあるものの、基本的にはマイナー全階級やキャンプ施設でプレーしているあいだは球団の負担で家具付きの住宅が提供されることになった。

     メジャーリーグでは現在、マイナーリーガーの待遇改善が進められており、今季は給与増、施設の改善、シーズン中の移動距離の削減などが行われた。そして、次のステップとして来季から住宅提供が行われることになる。今季は一部のマイナーリーガーに対して住宅提供が行われていたが、来季から始まる新たなプログラムでは、一部の例外を除いて全選手が対象に。提供される住宅は球場から通勤可能な範囲にあること、選手1人につき1つのベッドが用意されていること、1つの寝室に最大2人までとすること、家具付きであること、光熱費は球団が負担することなど、様々な条件が設けられている(住宅を用意できない場合はホテルの部屋を提供することも可能)。

     今季はマイナーリーグの再編が行われ、メジャー球団とマイナー球団の本拠地が近くなったため、メジャー昇格時に長距離移動をする必要がなくなった。最低給与はリーグごとに38~72%アップしており、オフが増え、施設が改善されるなど、選手の健康と成長を促進するための改革も行われた。ここに住宅提供が加わることで、マイナーリーガーのプレー環境はさらに改善され、今まで以上に野球に集中できるようになる効果が期待されている。

     メジャーリーグ機構のモーガン・ソード氏は、マイナーリーガーへの住宅提供について「オーナーたちは今回の投資がメジャーリーガーになるというマイナーリーガーたちの夢を実現するためにあらゆる機会を提供することにつながると確信しています」と話している。

  • MVP発表 アは満票で大谷翔平、ナはハーパーが2度目の受賞

    2021.11.19 09:00 Friday

     日本時間11月19日、全米野球記者協会(BBWAA)の投票で決まる両リーグの最優秀選手(MVP)が発表され、ア・リーグは大谷翔平(エンゼルス)、ナ・リーグはブライス・ハーパー(フィリーズ)が選ばれた。大谷は30人の投票者全員から1位票を獲得し、ア・リーグでは2014年のマイク・トラウト(エンゼルス)以来7年ぶり、史上11人目となる満票での受賞。ハーパーはフアン・ソト(ナショナルズ)らとの接戦を制し、ナショナルズ時代の2015年以来2度目の受賞となった。

     大谷は打者として155試合に出場して打率.257、46本塁打、100打点、26盗塁、OPS.965、投手として23試合に先発して9勝2敗、防御率3.18、156奪三振をマーク。二刀流の大活躍で球界に大きなインパクトを与え、指名打者としては史上初、日本人選手としては2001年のイチロー(マリナーズ)以来2人目となるMVPに輝いた。対抗馬とみられていたブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)は2位票を29票、3位票を1票獲得して2位。マーカス・セミエン(ブルージェイズ)が3位に入り、ゲレーロJr.と並ぶ48本塁打で本塁打王のタイトルを手にしたサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)は7位にとどまった。

     ハーパーは141試合に出場して打率.309、35本塁打、84打点、13盗塁、OPS1.044の好成績をマーク。異なる2チームでMVPを受賞するのはジミー・フォックス、フランク・ロビンソン、バリー・ボンズ、アレックス・ロドリゲスに次ぐ史上5人目の快挙となった。ハーパーは1位票17票を含む348ポイントを獲得。ソトが1位票6票を含む274ポイントで2位、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)が1位票2票を含む244ポイントで3位、ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)が1位票4票を含む213ポイントで4位となり、首位打者と盗塁王の二冠に輝いたトレイ・ターナー(ナショナルズ/ドジャース)は1位票1票を含む185ポイントで5位だった。

  • 明日はいよいよMVP発表 大谷翔平は「満票受賞か否か」が焦点

    2021.11.18 13:49 Thursday

     アウォード発表のシーズンは終盤に突入し、日本時間11月19日はいよいよ両リーグのMVPが発表される。ファイナリスト3名は、ア・リーグが大谷翔平(エンゼルス)、ブラディミール・ゲレーロJr.、マーカス・セミエン(ともにブルージェイズ)、ナ・リーグがブライス・ハーパー(フィリーズ)、フアン・ソト(ナショナルズ)、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)という顔ぶれ。混戦が予想されるナ・リーグに対し、ア・リーグは大谷が「満票受賞か否か」が焦点となりそうだ。

     ア・リーグのMVP争いにおいて、大谷の圧倒的優位は揺るがない。「ベースボール・リファレンス」が算出する総合指標WARでは投打合計で今季メジャー断トツの9.1をマークし、ナ・リーグ1位のザック・ウィーラー(フィリーズ)の7.7、ア・リーグ2位のセミエンの7.3などに大差をつけている。「ファングラフス」版のWARでも8.1はメジャートップの数字であり、ナ・リーグ1位のコービン・バーンズ(ブリュワーズ)の7.6、ア・リーグ2位のゲレーロJr.の6.7などを上回った。

     打者として46本塁打、100打点、26盗塁、96四球、OPS.965、投手として9勝2敗、防御率3.18、156奪三振、WHIP1.09、奪三振率10.77をマークしただけでなく、球史にほとんど例を見ない二刀流の大活躍で大きなインパクトを残したことを考えると、メジャーリーグの2021年シーズンの「象徴」として満票受賞を期待するのは自然なことだろう。

     大谷が満票受賞を逃す可能性があるとすれば、投手にはサイ・ヤング賞があるため、MVPを野手の賞と考え、野手成績を重視する記者が出てきた場合だろうか。実際、投手成績が全く考慮されないハンク・アーロン賞ではゲレーロJr.が大谷を上回り、今季のア・リーグの受賞者となっている。野手だけのWARを見れば、大谷はゲレーロJr.やセミエンに及ばない。とはいえ、二刀流の大活躍を見せた大谷を評価する際に投手成績を無視する投票者はほぼ皆無だと思われる。

     エンゼルスがポストシーズン争いと無縁だったことを指摘する声もあるが、ブルージェイズも僅差とはいえポストシーズン進出を逃しているだけに、大谷にとってそれほど大きなディスアドバンテージとはならないだろう。MVPのファイナリストはナ・リーグを含めて6人全員がポストシーズンに出場できなかったチームの選手であり、投票者がチーム成績を重視していないことがうかがえる。

     満票受賞なら2015年のハーパー(当時ナショナルズ)以来6年ぶり、ア・リーグでは2014年のマイク・トラウト(エンゼルス)以来7年ぶりの快挙。2001年のイチロー(当時マリナーズ)は満票受賞ではなかったため、日本人選手としては史上初の快挙となるが、果たして。

  • インディアンスの歴史に幕 現地11月19日にガーディアンズ誕生

    2021.11.18 11:09 Thursday

     日本時間11月18日、インディアンスは現地時間11月19日の午前中にチーム名が正式にインディアンスからガーディアンズに変更され、すべてのソーシャルメディアでもチーム名を変更し、新たなガーディアンズ・グッズの販売を開始することを発表した。1901年にクリーブランド・ブルーズとして誕生し、ブロンチョス、ナップスを経て、1915年から1世紀以上にわたってインディアンスというチーム名を使用してきたクリーブランド球団。その長い歴史に幕を下ろし、ガーディアンズとして再スタートを切る。

     本拠地プログレッシブ・フィールドのグッズショップは、チーム名変更の準備のために現地時間11月18日は休業となり、ガーディアンズ初日の現地時間11月19日は午前9時から午後7時まで営業が行われる。現地時間11月23日にオハイオ州北東部の他のショップでグッズ販売が開始されるまでのあいだ、ガーディアンズのグッズを購入できる唯一の店舗となるが、現地時間11月19日午前9時(=日本時間11月19日午後11時)からオンラインショップでも購入が可能となる。

     チームカラーに変更はなく、インディアンス時代と同様に青と赤を使用した配色となる。ガーディアンズというチーム名の由来となった「交通の守護神」の像が設置されているホープ・メモリアル・ブリッジの建築様式を模倣するために、字体などには若干の変更が加えられた。ホーム用のユニフォームは胸に「Guardians」、ロード用のユニフォームは胸に「Cleveland」のロゴマークが使用されるという。

     さらに、本拠地プログレッシブ・フィールドを完全にガーディアンズ仕様とし、ファンがより楽しめる環境を作るために、総工費4億3500万ドルを投じるリノベーションが開始される予定だ。これに伴い、左翼スコアボードの上にある「Indians」の巨大なロゴマークも「Guardians」に変更される。

  • イチローがマリナーズの球団殿堂入り 「満場一致」での選出

    2021.11.18 10:44 Thursday

     日本時間11月18日、マリナーズはイチローが来年8月に行われるセレモニーで球団殿堂入りを果たすことを発表した。マリナーズの球団殿堂入りのためには、マリナーズで5年以上を過ごし、現役引退から2年以上が経過している必要があり、イチローはその条件をクリア。ジョン・スタントン会長によると「満場一致」での選出だったという。イチローは現役引退から5年が経過する2025年度のアメリカ野球殿堂入り投票において、有資格1年目での殿堂入りを果たすことが確実視されている。

     イチローは10年連続ゴールドグラブ賞、10年連続オールスター・ゲーム選出、2007年オールスターMVP(史上初のランニング本塁打)、10年連続200安打(メジャー記録)、2004年にシーズン262安打(メジャー記録)、シルバースラッガー賞3度、首位打者2度、盗塁王1度、メジャー史上31人しか達成していない通算3000安打など、19年間のメジャー生活で輝かしい実績を残し、マリナーズで記録した2542安打、打率.321、7907打数、79三塁打、438盗塁はいずれも球団史上1位、1861試合と1181得点は2位、295二塁打と3292塁打は3位にランクインしている。

     マリナーズの球団殿堂入りを果たしているのは、アルビン・デービス、デーブ・ニーハウス(実況アナウンサー)、ジェイ・ビューナー、エドガー・マルティネス、ランディ・ジョンソン、ダン・ウィルソン、ケン・グリフィーJr.、ルー・ピネラ(監督)、ジェイミー・モイヤーの9人(選出順)。イチローが10人目となる。

     マリナーズの発表によると、来年8月26~28日に本拠地T-モバイル・パークで行われるガーディアンズとの3連戦で「マリナーズ・ホール・オブ・フェイム・ウィークエンド」を開催し、イチローの球団殿堂入りを祝福。セレモニーは3連戦の2試合目、27日の試合前に行われる予定だ。

     スタントン会長は「マリナーズのファンは、10年以上にわたってイチローがマリナーズのユニフォームを着て、打撃と守備の両面で魔法のようなパフォーマンスを披露するのを見ることができて幸運でした。メジャーに移籍した最初の日本人野手として、イチローは華麗なプレーや技術を追求する姿勢でアメリカの野球ファンを魅了し、心をつかみました。球団殿堂入りは満場一致で決まりました。2025年、最初の殿堂入り投票でイチローがクーパーズタウンに迎えられることを大いに期待しています」とのコメントを発表している。

  • ジャイアンツ・ベルトがQO受諾で残留 他の13選手はQO拒否

    2021.11.18 09:48 Thursday

     日本時間11月18日、メジャーリーグはクオリファイング・オファーの返答期限を迎え、同オファーを提示された14人のFA選手のうち、ブランドン・ベルトだけが受諾してジャイアンツに残留した。ベルトは1年1840万ドルの契約を手にすることになるが、今後改めて複数年契約を結びなおす可能性もある。正捕手バスター・ポージーが現役引退を表明したジャイアンツだが、正遊撃手ブランドン・クロフォードは8月に2年3200万ドルで契約延長。黄金期を知るベテラン2人がチームに残ることになった。

     現在33歳のベルトは、今季97試合に出場して打率.274、29本塁打、59打点、OPS.975を記録。自己最多の29本塁打を放ったものの、3度の故障者リスト入りにより100試合未満の出場にとどまり、ドジャースとの地区シリーズも欠場した。しかし、ベルトが2年連続で好成績を残したこともあり、ファーハン・ザイディ編成本部長は「彼は複数のシーズンで好成績を残した。彼がチームの一員でいてくれるのは嬉しい」と語り、ベルトの引き留めに動く方針を明言していた。

     ベルト以外の13人はクオリファイング・オファーを拒否。このうち、レッドソックスからFAとなったエドゥアルド・ロドリゲスはタイガースと5年7700万ドル、メッツからFAとなったノア・シンダーガードはエンゼルスと1年2100万ドルですでに契約しており、アストロズからFAとなったジャスティン・バーランダーは1年2500万ドル+選手オプション1年で再契約に合意したことが報じられている。

     残りの10人はカルロス・コレア、マーカス・セミエン、ロビー・レイ、コリー・シーガー、クリス・テイラー、マイケル・コンフォート、ニック・カステヤーノス、トレバー・ストーリー、ライセル・イグレシアス、フレディ・フリーマンという顔ぶれ。なお、クオリファイング・オファーを拒否した選手が他球団と契約した場合、来年のドラフトにおいて指名権の補償と喪失が発生する。

  • バーランダーが1年2500万ドルでアストロズ残留 弟がSNSで発表

    2021.11.18 09:22 Thursday

     アストロズからのクオリファイング・オファーを拒否したジャスティン・バーランダーが1年2500万ドル+選手オプション1年でアストロズと再契約することが明らかになった。「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー(ジャスティンの弟)が自身のツイッターで第一報を伝えた。2023年の選手オプションは年俸2500万ドルと報じられており、実質的には「1年目のシーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利が付属する2年5000万ドルの契約」ということになる。

     来年2月に39歳の誕生日を迎えるバーランダーは、タイガース時代の2011年にMVPとサイ・ヤング賞、アストロズ時代の2019年にもサイ・ヤング賞を受賞するなど、通算226勝、3013奪三振をマークしている球界屈指の名投手。しかし、2020年は故障により開幕戦の1試合のみしか投げられず、シーズン終了時にトミー・ジョン手術を受けたため、今季は全休した。先日の公開練習で順調な回復ぶりをアピールしていたとはいえ、非常に大きなリスクを伴う契約であることは否めない。

     アストロズの先発投手では、バーランダーのほかにザック・グレインキーもFAとなっているが、アストロズはバーランダー、ランス・マカラーズJr.、フランバー・バルデス、ルイス・ガルシア、ホゼ・ウルキディ、ジェイク・オドリッジと先発候補が6人揃ったため、グレインキーは退団濃厚。アストロズの来季の先発ローテーションは、バーランダーが復活するようであれば、非常に強力な布陣となる。

     今オフのFA先発投手市場は、アンドリュー・ヒーニー(ドジャース)が1年850万ドル、ノア・シンダーガード(エンゼルス)が1年2100万ドル、そしてバーランダーが実質2年5000万ドルと高額契約が続いており、今後契約する他の先発投手にも影響を与えるとみられる。アストロズとの前回の契約期間(2020~21年に2年6600万ドル)では1試合しか投げられなかったバーランダーだが、トミー・ジョン手術を乗り越え、復活を果たすことはできるだろうか。

  • サイ・ヤング賞 アは準満票でレイ、ナはバーンズが接戦制す

    2021.11.18 08:58 Thursday

     日本時間11月18日、全米野球記者協会(BBWAA)の投票で決まるサイ・ヤング賞の受賞者が発表され、ア・リーグはロビー・レイ(ブルージェイズ)、ナ・リーグはコービン・バーンズ(ブリュワーズ)が選出された。レイは30人の投票者から1位票を29票獲得し、準満票での受賞。昨季は防御率6.62の大不振だったが、大飛躍を遂げた。バーンズは投球回数こそ167イニングと少なかったものの、防御率2.43とFIP1.63はともにメジャー1位。投球内容を評価され、ザック・ウィーラー(フィリーズ)との接戦を制した。

     レイは32試合に先発してリーグ最多の193回1/3を投げ、13勝7敗、防御率2.84、248奪三振の好成績をマーク。最優秀防御率と最多奪三振の二冠を獲得し、ブルージェイズではパット・ヘントゲン、ロジャー・クレメンス(2度)、ロイ・ハラデイに次ぐ4人目のサイ・ヤング賞受賞者となった。前年の防御率6.62はサイ・ヤング賞受賞者としては歴代ワースト。1位票を29票、2位票を1票、合計207ポイントを獲得し、123ポイントで2位のゲリット・コール(ヤンキース)、48ポイントで3位のランス・リン(ホワイトソックス)、41ポイントで4位のネイサン・イバルディ(レッドソックス)、34ポイントで5位のカルロス・ロドン(ホワイトソックス)らに大差をつけた。

     バーンズは28試合に先発して167イニングを投げ、11勝5敗、防御率2.43、234奪三振の好成績をマーク。最優秀防御率のタイトルを獲得し、10者連続奪三振、継投ノーヒッターなど印象に残る快投も多かった。ブリュワーズからの選出はロリー・フィンガース、ピート・ブコビッチに次いで3人目だが、1998年のナ・リーグ移転後ではバーンズが初めて。バーンズは1位票を12票、2位票を14票獲得するなど、合計151ポイントを得て、141ポイントで2位のウィーラー、113ポイントで3位のマックス・シャーザー(ナショナルズ/ドジャース)、70ポイントで4位のウォーカー・ビューラー(ドジャース)、21ポイントで5位のブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)らとの争いを制した。

  • エンゼルスがシンダーガード獲得を正式発表 待望のエース候補

    2021.11.17 12:44 Wednesday

     日本時間11月17日、エンゼルスはメッツからFAとなっていた先発右腕ノア・シンダーガードと1年2100万ドルで契約したことを正式に発表した。シンダーガードはメッツでプレーした6年間で121試合(うち120先発)に登板し、47勝31敗、防御率3.32、奪三振率9.74を記録。メジャー2年目の2016年にはオールスター・ゲーム選出を果たした。トミー・ジョン手術により直近2年間で2試合しか登板していないが、エンゼルスにとっては待望のエース候補となる。

     現在29歳のシンダーガードは2015年のメジャーデビュー以来、メジャーの先発投手で最速となる速球の平均球速97.6マイル(約157キロ)を誇る剛腕投手である。同期間に700イニングを投げた投手のなかでは被本塁打率(9イニングあたり0.80本)が最もよく、奪三振率(9イニングあたり9.74個)もナ・リーグ8位という好成績。トミー・ジョン手術前のような力強いピッチングを取り戻すことができれば、エンゼルスにとって大きな戦力となることは間違いない。

     シンダーガードの加入により、エンゼルスの先発ローテーションは大谷翔平、シンダーガード、パトリック・サンドバル、ホゼ・スアレスの4人が中心となる見込み。FAとなったアレックス・カッブとの再契約が噂されており、カッブとは別にもう1人先発投手の補強に動く可能性もある。リード・デトマーズ、グリフィン・キャニングといった若手投手も控えている。

     少なくとも現時点では補強は順調に進んでいるが、シンダーガードと1年2100万ドルで契約したことにより、残りの補強資金は3000万ドル前後しか残っていないとみられる。先発投手のさらなる補強や守護神ライセル・イグレシアスとの再契約、さらには遊撃手や控え捕手など補強ポイントは非常に多く、この3000万ドルで十分な補強ができるかどうかはペリー・ミナシアンGMの手腕にかかっている。今後エンゼルスがどんな動きを見せるか注目だ。

     なお、シンダーガードはメッツからクオリファイング・オファーを提示されているため、他球団移籍によってドラフト指名権の補償と喪失が発生する。メッツは戦力均衡ラウンドBのあと(=3巡目の前)に補償指名権を獲得し、エンゼルスは2番目に高い順位の指名権と国際ボーナスプール50万ドルを失う見込みだ。

  • QO返答期限は明日午前7時 シンダーガードは残留の可能性も

    2021.11.17 10:49 Wednesday

     今オフ、前所属球団からクオリファイング・オファーを提示されたFA選手は14人。その14人が年俸1840万ドルの1年契約を受諾するか否かを決断する期限が日本時間11月18日午前7時に迫っている。この制度が導入された2012年以降、同オファーを提示された96人のうち受諾したのは10人だけ。今オフも大半の選手が同オファーを受諾せずにFA市場へ出ていくとみられている。なお、同オファーを受諾せずにFA市場へ出た選手が他球団と契約した場合、来年のドラフトにおける指名権の補償と喪失が発生する。

     同オファーを提示された14人のうち、カルロス・コレア(アストロズ)、マーカス・セミエン(ブルージェイズ)、コリー・シーガー、クリス・テイラー(ともにドジャース)、マイケル・コンフォート(メッツ)、ニック・カステヤーノス(レッズ)、エドゥアルド・ロドリゲス(レッドソックス)、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)の8人はすでに同オファーを拒否したことが報じられている。ロドリゲスはタイガースと5年契約を結んだことが発表された。

     まだ意思を明確にしていないのは、ライセル・イグレシアス(エンゼルス)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)、ロビー・レイ(ブルージェイズ)、フレディ・フリーマン(ブレーブス)、ブランドン・ベルト(ジャイアンツ)、ノア・シンダーガード(メッツ)の6人。シンダーガードはエンゼルスと1年2100万ドルで合意したことが報じられているが、トミー・ジョン手術明けということもあり、エンゼルスの身体検査をクリアできなかった場合、同オファーを受諾してメッツに残留する可能性があるとみられる。

     レイは自己最高の成績を残した直後だけに、受諾せずFA市場へ出るのが確実。フリーマンはブレーブスと交渉中とみられるが、期限までに交渉がまとまらなかった場合、クオリファイング・オファーを拒否してFA市場へ出ることになるだろう。バーランダーは公開練習に15~20球団が集まったことが報じられているが、満足のいくオファーを得られそうにないと判断した場合、クオリファイング・オファーの受諾を選択する可能性もある。ベルトは自己最多の29本塁打を放ってOPS.975を記録したとはいえ、33歳の一塁手であり、判断が難しいところだ。

     注目はエンゼルスからクオリファイング・オファーを提示されたイグレシアスだ。もし受諾した場合、年平均1840万ドルはリアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)の1800万ドル(3年5400万ドル)を上回る救援投手史上最高額となる。FA市場へ出ていけば確実に複数年契約を得られると思われるが、エンゼルスの守護神はどんな決断を下すのだろうか。

  • シンダーガードと契約合意のエンゼルス 残りの補強資金は?

    2021.11.17 09:57 Wednesday

     メッツからFAとなったノア・シンダーガードと1年2100万ドルで合意したことが報じられているエンゼルス。トミー・ジョン手術により直近2シーズンで2試合しか登板していないとはいえ、完全復活すればエース級の実力を持つ大きな戦力である。しかし、補強ポイントの多いエンゼルスがポストシーズン進出を狙うためには、シンダーガード1人を獲得しただけでは十分ではない。さらなる先発投手補強も噂されるが、エンゼルスの補強資金はどれくらい残っているのだろうか。

     ペリー・ミナシアンGMをはじめとするエンゼルスのフロントオフィスからペイロールの増減に関する明確なコメントは出されていない。今季のペイロールは1億8000万ドル強。現時点で来季の年俸が確定している5選手の合計は1億1000万ドルを超えており、簡単に言えば、残りの選手を7000万ドルで用意しなければならないということになる。

    ◆来季の年俸が確定している選手
    マイク・トラウト 3711万6667ドル
    アンソニー・レンドン 3657万1429ドル
    ジャスティン・アップトン 2800万ドル
    大谷翔平 550万ドル
    デービッド・フレッチャー 400万ドル
    合計1億1118万8096ドル

    ◆年俸調停権を持つ選手の予想額
    マックス・スタッシ 270万ドル
    マイク・マイヤーズ 220万ドル
    フィル・ゴスリン 150万ドル
    ジュニア・ゲラ 130万ドル
    合計770万ドル

     年俸調停権を持つ4選手を含め、上記の9選手だけで合計は約1億2000万ドル。ここにジャレッド・ウォルシュら年俸調停権を持たない選手や新たに獲得するシンダーガードの年俸が加わる。それらを踏まえ、「Roster Resource」はエンゼルスの来季の年俸総額がすでに1億5000万ドルを超えていると算出。つまり、ペイロールの増額がない限り、エンゼルスが残りの補強に使える資金は3000万ドル前後である。

     エンゼルスはこの3000万ドルを使い、先発投手のさらなる補強、ブルペンの補強、可能ならば遊撃手や控え捕手の補強も行わなければならない。ライセル・イグレシアスとアレックス・カッブとの再契約だけで残りの補強資金の大半が消えてしまう可能性もある。ブランドン・マーシュやジョー・アデルを駒にしたトレードの可能性も含め、ミナシアンGMの手腕が問われることになりそうだ。

  • 最優秀監督賞はレイズ・キャッシュとジャイアンツ・キャプラー

    2021.11.17 09:00 Wednesday

     日本時間11月17日、全米野球記者協会(BBWAA)の投票で決まる最優秀監督賞の受賞者が発表され、ア・リーグはレイズのケビン・キャッシュ監督、ナ・リーグはジャイアンツのゲーブ・キャプラー監督が選出された。キャッシュはボビー・コックス(2004~05年)以来史上2人目となる2年連続の受賞(ア・リーグでは初)。一方のキャプラーは1位票を28票獲得し、ジャイアンツの監督としてはダスティ・ベイカー(1993年、1997年、2000年に3度受賞)に次いで2人目の受賞者となった。

     両リーグともリーグ最多の勝利数を記録したチームの監督が受賞。監督は「勝利」という結果を残すことが最重要と考えられているのだろう。キャッシュが率いるレイズは、球団史上初の100勝を達成し、2年連続の地区優勝。球界有数のスモールマーケット球団でありながら、4チームが91勝以上を記録した激戦地区を制した。キャッシュは30人の投票者から1位票を19票獲得するなど、合計109ポイントを得て、2位のスコット・サービス監督(マリナーズ)とは38ポイント差。3位は33ポイントのベイカー監督(アストロズ)、4位は23ポイントのチャーリー・モントーヨ監督(ブルージェイズ)、5位は16ポイントのアレックス・コーラ監督(レッドソックス)だった。

     キャプラーが率いるジャイアンツは、今季メジャー最多となる107勝をマークし、球団記録を更新。同地区ライバルのドジャースの地区9連覇を阻止し、9年ぶりの地区優勝を成し遂げた。107勝はナ・リーグの最優秀監督賞の受賞者では史上最多記録となる(従来の記録は1993年にベイカーが率いるジャイアンツがマークした103勝)。キャプラーは1位票を28票、2位票を1票獲得し、合計143ポイントの圧倒的支持。2位は75ポイントのクレイグ・カウンセル監督(ブリュワーズ)、3位は25ポイントのマイク・シルト前監督(カージナルス)、4位は21ポイントのブライアン・スニッカー監督(ブレーブス)、5位は6ポイントのデーブ・ロバーツ監督(ドジャース)だった。

  • エンゼルスがシンダーガード獲得へ 1年2100万ドルとの報道

    2021.11.17 00:38 Wednesday

    「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、エンゼルスはメッツからFAとなっていた先発右腕ノア・シンダーガードと1年2100万ドルで合意したようだ。シンダーガードはメッツからクオリファイング・オファーを提示されていたが、同オファー(1840万ドル)を上回る金額でエンゼルスに加わることになった。トミー・ジョン手術により2020年シーズンを全休し、今季もわずか2試合、2イニングしか投げていないが、完全復活を遂げればエンゼルスに待望の「エース」が誕生することになりそうだ。

     現在29歳のシンダーガードは、2015年にメッツでメジャーデビューを果たし、9勝7敗、防御率3.24を記録して新人王投票4位にランクイン。2016年は14勝9敗、防御率2.60、218奪三振の好成績を残し、自身初のオールスター・ゲーム選出を果たした。2017年は広背筋の故障で長期離脱したが、2018年は13勝4敗、防御率3.03と復活。ところが、自己最多の197回2/3を投げた2019年は10勝8敗、防御率4.28と成績を落とした。

     トミー・ジョン手術により昨季を全休し、今季はリハビリに時間がかかったものの、9月下旬に戦列復帰。2試合に先発して2イニングを投げ、0勝1敗、防御率9.00という成績だった。今季は試運転のような登板だったため、実際にどこまで状態が回復しているかは未知数。エンゼルスの補強資金は、年俸総額を今季と同レベルと仮定すれば5000万ドル前後だが、その半分近くをシンダーガードに投じることになる。シンダーガードが期待に応えられないようであれば、来季も下位低迷は免れないだろう。

     なお、シンダーガードはメッツからクオリファイング・オファーを提示されているため、他球団移籍によってドラフト指名権の補償と喪失が発生する。メッツは戦力均衡ラウンドBのあと(=3巡目の前)に補償指名権を獲得し、エンゼルスは2番目に高い順位の指名権と国際ボーナスプール50万ドルを失う見込みだ。

  • ブルージェイズがベリオスと7年1億3100万ドルで契約延長へ

    2021.11.17 00:21 Wednesday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシ記者が関係者から得た情報によると、ブルージェイズは今季途中にツインズからトレードで獲得した先発右腕ホゼ・ベリオスと7年1億3100万ドルで契約延長に合意したようだ。ベリオスは来季終了後にFAとなる予定だったが、これでブルージェイズは2028年シーズンまでベリオスの保有権を持つことになる。ツインズとのトレードでは2人のトップ・プロスペクトを放出していただけに、ベリオスとの契約延長は有望株の放出を無駄にしない、非常に有意義な動きと言える。

     現在27歳のベリオスはメジャー6年目の今季、ツインズとブルージェイズで合計32試合に先発して192イニングを投げ、12勝9敗、防御率3.52、204奪三振をマーク。2018年と2019年もこれに近い成績を残しており、2ケタ勝利、3点台中盤の防御率、200イニング前後、200奪三振前後を確実に計算できる投手である。エースを任せるにはやや物足りなさが残るものの、先発2番手としては十分なレベルの投手であり、今後長年にわたってブルージェイズの先発ローテーションを支えていくことになるだろう。

     ブルージェイズは今年7月末のトレード・デッドラインでツインズからベリオスを獲得する際、オースティン・マーティンとシメオン・ウッズ・リチャードソンという2人のトップ・プロスペクトを放出。特にマーティンは2020年のドラフト全体5位で指名した超有望株だっただけに、ブルージェイズがかなりの対価を支払ったことは大きな話題となった。「MLBパイプライン」が公開しているプロスペクト・ランキングでは現在、マーティンが全体36位(球団2位)、ウッズ・リチャードソンは球団4位にランクインしている。

     なお、「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、今回の7年契約には5年目のシーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)できる権利が含まれているようだ。また、一部の球団に対するトレード拒否権が盛り込まれていることも報じられている。

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