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  • カブス・ベンチコーチのハイドがオリオールズ監督就任へ

    2018.12.12 11:30 Wednesday

     ラスベガスで行われているウィンター・ミーティングの2日目、関係者がMLBネットワークのケン・ローゼンタールに伝えたところによると、メジャー30球団で唯一監督の座が空席となっているオリオールズは、ブランドン・ハイドを新監督に任命するようだ。ハイドは現在カブスのベンチコーチを務めており、今のところ、オリオールズとカブスからの正式な発表はない。オリオールズのマイク・エリアスGMも現時点ではハイドの新監督就任を否定しているが、すでに複数のメディアが報じており、ハイド新監督の誕生は秒読み段階に入っていると見られる。

     現在45歳のハイドは、2012年にマイナーのフィールド・コーディネーターとしてカブスに加わり、昨オフに一塁ベースコーチからベンチコーチへ配置転換された。カブスに加入する以前には、マーリンズでマイナー球団の監督とメジャーのベンチコーチ(2010~2012年)を務めた経験もある。

     今オフ、ハイドはエンゼルス、ブルージェイズ、ツインズの新監督候補にも挙げられていたが、これらの球団はすでに新監督を決定。その後、ロッキーズ・ベンチコーチのマイク・レドモンド、ナショナルズ・ベンチコーチのチップ・ヘイル、ロイヤルズ・捕手コーチのペドロ・グリフォル、ダイヤモンドバックス・選手育成部長のマイク・ベル、インディアンスやナショナルズで監督経験のあるマニー・アクタとともに、オリオールズ新監督の最終候補6名にリストアップされていた。

     もし、ハイドが正式にオリオールズ新監督に就任することになれば、カブスは2年連続でベンチコーチを失うことになる。昨オフのカブスは、ベンチコーチのデーブ・マルティネスがナショナルズの監督に就任したため、ハイドを一塁ベースコーチからベンチコーチへ配置転換していた。

     今季のオリオールズは115敗を喫する最悪のシーズンを過ごし、アストロズから移ってきたエリアス新GMのもとでチーム再建を進めている。ハイドには再建期真っ只中のチームにおいて難しい舵取りを迫られるなか、手腕を発揮することが期待されている。

  • ヤンキース ハーパーから撤退&マチャドとは交渉継続か

    2018.12.11 15:10 Tuesday

     今オフのフリーエージェント市場は数年前から大きな注目を浴びており、ブライス・ハーパーとマニー・マチャドがともにヤンキースのピンストライプのユニフォームに袖を通すことを夢見る者もいた。しかし、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは事態を極めて冷静に捉えている。ヤンキースの最大の補強ポイントは先発投手であり、トミー・ジョン手術により長期離脱が予想されるディディ・グレゴリアスに代わる遊撃手も必要。その一方で、外野手は人員過剰気味となっている。それらを踏まえ、キャッシュマンはマチャドとの契約交渉を継続し、ハーパー争奪戦には加わらないことを示唆した。

     キャッシュマンは「我々には無限にお金があるわけではない。我々は今、先発投手を探している。最初は2人必要だったけれど、(ジェームス・パクストンを獲得したため)あと1人になった。それに加え、ディディ・グレゴリアスの離脱にどのように対処するかを考えている。さらに、ブルペンの補強も検討している。オフシーズンに入ってから、外野手を探しているなんて一度も言ったことがないんだ。なぜハーパーについて尋ねる人がいるのか不思議だよ」とコメント。この発言から判断する限り、キャッシュマンはハーパー争奪戦に加わるつもりは全くないようだ。

     ヤンキースの外野にはブレット・ガードナー、アーロン・ヒックス、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンと4人のレギュラークラスがおり、実績十分のジャコビー・エルズベリーと有望株のクリント・フレイジャーも故障からの復活を目指している。少なくとも外野にはハーパーが割って入る余地はない。また、一部ではヤンキースが一塁手としてハーパーを獲得する可能性も指摘する者もいたが、「一塁手に対してそれほどの(=ハーパーが希望しているほどの)金額を払うつもりはない」とキャッシュマンはその可能性を完全に否定。ヤンキースの一塁はルーク・ボイトとグレッグ・バードの2人体制が採られることになりそうだ。

     一方で、キャッシュマンはマチャドの代理人であるダン・ラザーノと交渉を行ったことを認め、今後も交渉を続けていく方針であることを明らかにした。ハーパー争奪戦からのヤンキースの撤退、マチャド争奪戦へのヤンキースの本格参入により、両選手の市場はこれから大きく動き始めるに違いない。

  • メッツがリアルミュート獲得に向けて三角トレードを模索か

    2018.12.11 14:30 Tuesday

     ウィンター・ミーティング初日、メッツのブロディ・バンワグネンGMはマーリンズのJ.T.リアルミュートの獲得に向けて精力的に動いた。故障がちな正捕手、トラビス・ダーノウのパフォーマンスに満足していないメッツは今オフ、捕手のグレードアップを目指しており、補強リストの最上位にはリアルミュートの名前がある。バンワグネンはメッツとマーリンズによる2球団でのトレードではなくヤンキースも巻き込み、ヤンキースに先発ローテーションの軸の1人であるノア・シンダーガードを放出する可能性も含めて、三角トレードの実現を模索しているようだ。

     メッツはマーリンズとのリアルミュート獲得交渉において、アメッド・ロサリオ、マイケル・コンフォート、ブランドン・ニモといったすでにメジャーの舞台で実績を残しつつある若手選手を放出することを要求された。やや人員過剰となっている外野はともかく、ロサリオはメッツの将来を担う貴重な若手遊撃手であり、バンワグネンは「補強ポイントを1つ埋めるために別の穴を作るようなことはしない」とロサリオ放出の可能性を明確に否定している。そこで浮上したのが先発投手を欲しているヤンキースにシンダーガードを放出し、ヤンキースの有望株をマーリンズへ送るという三角トレードだ。

     ヤンキースはマイナーに在籍している有望株の層が厚く、現時点ではクリント・フレイジャー、ジョナサン・ロアイシガ、マイク・キング、チャンス・アダムスといった名前が交換要員の候補として取り沙汰されている。シンダーガードの穴を埋める先発投手として、ソニー・グレイをメッツへ放出する可能性もあるようだ。シンダーガードを獲得できるのはヤンキースにとって非常に魅力的であり、マーリンズが自軍が獲得する有望株に納得できれば、一気に三角トレードが成立に向かう可能性もある。

     もちろん、メッツは必ずしもリアルミュートを獲得しなければならないわけではなく、フリーエージェント市場にはヤスマニ・グランダル、ウィルソン・ラモス、マーティン・マルドナードといった好捕手がまだ残っている。世間を揺るがす大型三角トレードが成立するのか。あるいは現実的な路線として他の捕手の獲得を狙うのか。マリナーズとの大型トレードを成立させたばかりのメッツが、引き続き今オフの主役となっている。

  • マリナーズがカワート獲得 「二刀流」での起用を検討か

    2018.12.11 13:15 Tuesday

     ウィンター・ミーティング初日、マリナーズのジェリー・ディポートGMはエンゼルスからウエーバーでケイレブ・カワート内野手を獲得するにとどまったが、この動きが少なからず球界に驚きをもたらした。なぜなら、カワートの獲得を発表したマリナーズがカワートを「内野手兼投手」として紹介したからだ。マリナーズは高校時代に好投手として活躍したカワートを「二刀流」で起用する計画を立てているようだ。

     現在26歳のカワートは、メジャー4年間で通算162試合に出場しているが、守ったポジションは出場試合数の多い順に三塁(102試合)、二塁(59試合)、一塁(6試合)、遊撃(5試合)、左翼(4試合)の5つだけ。マイナーではこの5ポジションに加えて右翼での出場経験もあるが、投手としての出場機会は1度もない。それも当然であり、高校時代に投手として活躍したカワートは、プロ入りする際に野手一本で勝負することを選択したのだ。

     メジャーでは内外野の5ポジションをこなし、ユーティリティ・プレイヤーとして一定の出場機会を得ているカワートだが、通算打撃成績には345打数61安打(打率.177)、6本塁打、OPS.534と寂しい数字が並んでいる。今季もAAA級では打率.287、6本塁打、OPS.791をマークしたが、メジャーの投手には打率.134、1本塁打、OPS.451と全く歯が立たなかった。カワートは直近の6週間にわたってエンゼルスの投手プログラムに参加しており、それも踏まえてマリナーズはカワートを投手を含めた「スーパー・ユーティリティ」として起用することを検討しているようだ。

     三塁と二塁を中心に内野の4ポジション、外野の両翼、さらには投手として敗戦処理までこなすことのできる選手がいれば、ロースターには大きなフレキシビリティが生まれることになる。今季はレイズの「オープナー」本格採用など、選手起用に新たなトレンドが生まれたシーズンだったが、マリナーズもロースター枠のフル活用に向けて動き始めたようだ。

  • タイガースが通算43勝の31歳右腕・ロスと1年契約

    2018.12.11 12:25 Tuesday

     日本時間12月11日、タイガースは通算43勝の実績を誇る31歳の右腕、タイソン・ロスと1年契約で合意に至ったことを発表した。MLBネットワークのケン・ローゼンタールが契約合意を最初に報じたが、ローゼンタールによると年俸575万ドルに出来高がついた1年契約だという。タイガースは先週、通算54勝の29歳左腕、マット・ムーアを1年250万ドルで獲得しており、それに続く先発投手の補強となった。

     パドレス時代の2014年に13勝14敗、防御率2.81、195奪三振の好成績をマークしてオールスター・ゲームに選出された経験のあるロスだが、2016年は胸郭出口症候群の影響によりわずか1試合しか登板できず、レンジャーズへ移籍した2017年も49イニングを投げて防御率7.71という悲惨な成績に終わった。パドレスに復帰した今季は22度の先発登板で6勝9敗、防御率4.45をマークし、シーズン途中に移籍したカージナルスでは先発で1試合、リリーフで8試合に登板して防御率2.73をマーク。最悪の時期を脱し、復活の兆しを感じさせるシーズンとなった。

     タイガースが狙っているのは、今季のマイク・ファイアーズのように、復活の可能性がある投手を獲得してシーズン途中で「転売」することだ。ロスは2ケタ勝利2回、ムーアは2ケタ勝利3回の実績を誇っており、両者が復活を遂げるようであれば、7月末の「ノン・ウエーバー・トレード・デッドライン」において魅力的なトレード候補となるだろう。ただし、今季のタイガースはファイアーズの「転売」には成功したものの、フランシスコ・リリアーノは低調で需要がなく、トレードすることができなかった。「転売」は必ず成功するわけではないのだ。

     再建期に突入しているタイガースがロスやムーアに求めるのは、前半戦はイニング・イーターとしてできるだけ多くのイニングを稼いだうえで好成績を残し、7月ないし8月のトレード市場で若手有望株との交換要員になることだ。今季、復活の兆しを感じさせたロスは、その期待に応えることができるだろうか。

  • 元レッズの韋駄天・ハミルトンがロイヤルズと契約合意

    2018.12.11 11:50 Tuesday

     日本時間12月11日にスタートしたウィンター・ミーティングで、ロイヤルズは俊足好守の中堅手を手に入れることに成功した。5年連続ナ・リーグ盗塁2位の韋駄天、ビリー・ハミルトンがレッズからノンテンダーFAとなったあと、ロイヤルズが獲得に興味を示していることが報じられていたが、ロイヤルズはウィンター・ミーティング初日にハミルトンと契約合意に至ったようだ。複数のメディアが報じているところによると、ハミルトンは年俸525万ドルの1年契約で、成績に応じた出来高のほか、2020年の相互オプションが付属しているという。

     ロイヤルズのデイトン・ムーアGMは、現地時間10日の夜にハミルトンとの契約が目前に迫っていることを認め、直後に契約合意が報じられた。ハミルトンの契約の正式発表は、日本時間12月12日または13日に行われると見込まれている。

     ムーアは「ビリー・ハミルトンと契約できれば、我々のチームはよりよくなると思う」と語り、ハミルトンの加入を歓迎。「彼は我々のチームに守備力とスピードという2つのものをもたらしてくれるだろう」と期待を寄せた。

     ムーアはハミルトンとの契約が無事に成立した場合、正中堅手を任せるつもりであることを明言している。今季のロイヤルズはブレット・フィリップスとブライアン・グッドウィンが中堅のポジションを争う形でシーズン終了を迎えたが、左翼にはゴールドグラブ賞の名手、アレックス・ゴードンがおり、フィリップスとグッドウィンはホルヘ・ソレアーやホルヘ・ボニファシオとともに右翼と指名打者の2枠を争うことになるだろう。ムーアは「嬉しい問題だよね。162試合を戦うためには選手たちの競争も必要だから」と外野が人員過剰気味であることをポジティブに捉えている。

     ロイヤルズは1番にア・リーグ盗塁王のウィット・メリーフィールド、2番には成長株のアダルベルト・モンデシーがおり、抜群のスピードを誇りながらも打力に難があるハミルトンは9番を打つ可能性が高い。9-1-2番の俊足トリオは他球団にとって厄介な存在となりそうだ。

  • CY賞2度を誇る右腕・クルーバーのトレード交渉が本格化

    2018.12.11 11:30 Tuesday

     インディアンスが誇る先発三本柱のうち、カルロス・カラスコがインディアンスとの契約を延長した一方、コリー・クルーバーとトレバー・バウアーにはトレードの噂が絶えない。クルーバーとバウアーのどちらがトレードされるのかという点に注目が集まっているが、その議論も少しずつ終わりに近付いているようだ。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ドジャースを含む数球団とのクルーバーについてのトレード交渉が本格化しているという。

     今季のクルーバーは33試合に先発して20勝7敗、防御率2.89、222奪三振の好成績をマーク。これでシーズン18勝以上は3年連続、直近5シーズンで4度目となり、今季もメジャーを代表する投手の1人として見事な活躍を見せた。クルーバーは来季年俸が1700万ドル、2020年は年俸1750万ドルの球団オプション、2021年は年俸1800万ドルの球団オプションとなっているが、インディアンスは年俸総額の削減と外野手の補強を目指しており、そのためにクルーバーやバウアーの放出が検討されているのだ。

     クルーバー獲得を狙っているチームの1つとして報じられているのがドジャースだ。ドジャースは外野の選手層が厚く、チーム内最高の有望株と目されているアレックス・ベルドゥーゴが余剰戦力となっている。現在22歳のベルドゥーゴは今季メジャーでは37試合で打率.260、1本塁打、4打点、OPS.706に終わったものの、AAA級では91試合に出場して打率.329、10本塁打、OPS.863をマーク。「若さ」「安さ」「実力」を兼ね備えた外野手であり、インディアンスのチーム事情にピッタリの存在と言える。インディアンスとドジャースの間のトレード交渉は、クルーバーとベルドゥーゴを軸として進められていくというのが大方の予想である。

     ただし、クルーバーのトレード交渉が本格化していることは必ずしもバウアー放出の可能性がなくなったことを意味するわけではない。ウィンター・ミーティングの数日間の間に事態が急変する可能性もあり、今後の動向に注目したい。

  • 通算478セーブのスミスと通算2866安打のベインズが殿堂入り

    2018.12.10 13:05 Monday

     日本時間12月10日、今オフのウィンター・ミーティングの会場であるラスベガスで「Today’s Game Era 委員会」によるアメリカ野球殿堂入り選考の投票が行われ、16人の選考委員から16票を獲得したリー・スミスと12票を獲得したハロルド・ベインズが、殿堂入り基準の得票率75%をクリアして殿堂入りを決めた。両者は、日本時間1月23日に発表されるアメリカ野球記者協会の投票による殿堂入り選手とともに、日本時間7月22日にクーパーズタウンで行われる殿堂入り式典に出席する予定となっている。

     現在61歳のスミスは、1997年の現役引退時点で通算478セーブをマークし、マリアーノ・リベラとトレバー・ホフマンに抜かれるまで、メジャーリーグの通算セーブ記録を保持していた名クローザーである。オールスター・ゲームに7度選出され、最優秀救援投手賞を3度受賞。1991年に自己最多の47セーブをマークするなど、メジャー最多のセーブをマークしたシーズンが4度もあり、カブス、レッドソックス、カージナルス、ヤンキース、オリオールズ、エンゼルス、レッズ、エクスポズの8球団でプレイした18年の現役生活で、30セーブ以上を10度マークした。なお、殿堂入りの際にはカブスの帽子を選択する模様。「私は決して殿堂入りを諦めなかった」とスミスは嬉しそうに語った。

     一方、現在59歳のベインズは1980年から2001年まで、22シーズンにわたってメジャーでプレイ。1977年のドラフトでホワイトソックスから全体1位指名を受け、現役生活の大半をホワイトソックスで過ごした。オールスター・ゲームに6度選出されたほか、通算では2866安打、384本塁打、1628打点をマーク。シーズンMVPの投票でトップ10にランクインしたことが2度ある。「素晴らしい栄誉だし、本当に恐縮しているよ」とベインズは自身の殿堂入りに驚いた様子だった。

     その他の候補者では、マリナーズなどで監督を務めたルー・ピネラが11票を獲得したものの、殿堂入りには惜しくも届かず。アルバート・ベル、ジョー・カーター、ウィル・クラーク、オーレル・ハーシュハイザー、デービー・ジョンソン、チャーリー・マニュエル、ジョージ・スタインブレナーはいずれも5票以下に終わった。

  • ヤンキース マチャドに3億ドルを支払う意思はない模様

    2018.12.10 12:10 Monday

     正遊撃手のディディ・グレゴリアスがトミー・ジョン手術を受け、来季の大部分を欠場する可能性があるヤンキースは、潤沢な資金力を誇ることから、マニー・マチャドの獲得レースにおける最有力候補の一つに挙げられている。ところが、ヤンキースはマチャド獲得に必要であると目されているだけの金額を、マチャド側に提示するつもりはないようだ。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ヤンキースはマチャドと面会する計画を立てているものの、マチャド側が希望していると報じられている総額3億ドル規模の大型契約をマチャドに対して提示するつもりはないという。また、ヘイマンはヤンキースがブライス・ハーパーとも面会する予定であることを伝えているが、マチャド同様に、ハーパーも総額3億ドルを超える大型契約を目指していることが報じられている。ただし、マチャドとハーパーに対して、両者の希望通りのオファーを提示する球団が現れるかどうかは定かではない。

     ヤンキースはマチャドと長期大型契約を結ぶために必要な資金力を持ち、なおかつ直ちに遊撃手を必要としている数少ないチームの一つであり、マチャドがヤンキースと契約することを予想する声も少なくない。グレゴリアスはトミー・ジョン手術により、来季の大部分を欠場する可能性があり、また、来季終了後にフリーエージェントとなるため、グレゴリアスの存在がマチャド獲得の障壁とはならないからだ。ヘイマンはヤンキースが総額3億ドル規模のオファーを提示する可能性が低いことを踏まえ、フィリーズ、ホワイトソックス、そして今後獲得レースに参戦する可能性のある「ミステリー・チーム」をマチャド獲得レースの本命に挙げている。

     ヘイマンはアーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンらを擁するヤンキースの外野手事情を踏まえ、ヤンキースのハーパー獲得に対しても否定的な立場を取っている。今オフ、ヤンキースはマリナーズとのトレードでジェームス・パクストンを獲得しているが、その後も先発投手の補強を最優先課題に挙げている。先発投手獲得が最優先である以上、マチャドやハーパーに大金を投じる可能性は低いと言えるのではないだろうか。

  • リアルミュート放出濃厚も決断を急がないマーリンズ

    2018.12.10 11:15 Monday

     昨オフのウィンター・ミーティングではジャンカルロ・スタントンをヤンキース、マーセル・オズーナをカージナルスへ放出する大型トレードを成立させるなど、派手な動きを見せたマーリンズだが、今オフはそれに比べると静かなオフを過ごしている。しかし、マーリンズは日本時間12月11日からラスベガスで4日間にわたって行われるウィンター・ミーティングにおいて、再び注目を集める存在となっている。メジャー有数の好捕手であるJ.T.リアルミュートがトレード要員となっているからだ。ただし、マーリンズはリアルミュート放出の決断を急がない方針だ。

     デレク・ジーターらを中心とする新経営陣によるチーム再建が進むなか、マーリンズは昨オフの段階でスタントン、オズーナ、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)、ディー・ゴードン(マリナーズ)らを次々に放出。あとはリアルミュートを放出すればチーム解体が完全に終了する段階となっている。

     今回のウィンター・ミーティングの期間中にリアルミュートを放出するかどうかの最終判断が下され、放出する場合にはウィンター・ミーティングの期間中にトレードが成立することになると見られているが、マーリンズは無理にリアルミュートを放出する必要はない。リアルミュートがフリーエージェントとなるまで、まだ2年あるからだ。マイケル・ヒル野球部門社長は「J.T.は我々のチームの選手だ。我々はまだ2年間、彼を保有することができるということは言っておかなければならない」とトレードに関する主導権がマーリンズにあることを強調する。

     マーリンズと同じナ・リーグ東部地区に所属するメッツ、ブレーブス、フィリーズ、ポストシーズン進出を目指すアストロズ、ドジャース、ロッキーズなど、少なくとも14球団がリアルミュートの獲得に関心を示しているようだが、マーリンズが求める対価のレベルは非常に高い。マーリンズが無理にリアルミュートを放出する意思がない以上、獲得を希望するチームはマーリンズを満足させられるだけの対価を提示する必要があるだろう。メジャー有数の好捕手のトレードは実現するのか。ウィンター・ミーティング4日間における最大の注目ポイントの1つとなりそうだ。

  • 好打者・マルティネスを欲するア・リーグ球団はどこだ!?

    2018.12.9 14:30 Sunday

     ダイヤモンドバックスからポール・ゴールドシュミットを獲得する大型トレードを成立させたカージナルスだが、それは1人の好打者がカージナルスに居場所をなくしたことを意味する。その好打者とは、今季ナ・リーグ7位の打率.305をマークしたホゼ・マルティネスだ。一塁と外野を守ることのできるマルティネスだが、守備力に不安を抱えており、移籍するのであればア・リーグのチームがフィットするというのが一般的な見方である。マルティネス獲得を希望する可能性があるのは、ア・リーグのどの球団だろうか。

     現在30歳のマルティネスは、2016年5月に金銭トレードでロイヤルズからカージナルスに加入し、同年9月にメジャーデビュー。翌2017年に106試合・307打席のみの出場ながら打率.309、14本塁打、OPS.897の好成績をマークすると、今季はさらに出場機会を増やして規定打席に到達し、打率.305、17本塁打、OPS.821をマークして前年の好成績がフロックではないことを証明した。

     しかし、カージナルスの一塁にはマット・カーペンターがおり、そこにゴールドシュミットが加わったことで、「一塁・ゴールドシュミット&三塁・カーペンター」の布陣が固定されるのは確実。外野にもマーセル・オズーナ、ハリソン・ベイダー、デクスター・ファウラー、タイラー・オニールと4人のレギュラー候補がおり、「左翼・オズーナ、中堅・ベイダー、右翼・ファウラー」の布陣でシーズンを戦う可能性が高く、好打のマルティネスはポジションを失っている状態なのである。

     ただし、マルティネスはまだ年俸調停権すら取得しておらず、長期にわたって保有可能であるという大きなメリットを抱えている。そのため、獲得を希望する球団が多数現れると見られている。レイズはC.J.クロンを放出して指名打者の枠が空いているし、ホワイトソックスは噂されているホゼ・アブレイユのトレードが実現すれば「3番・一塁」に大きな穴が空く。アストロズはエバン・ギャティス、マリナーズはネルソン・クルーズがフリーエージェントとなってレギュラーの指名打者が不在となっており、正一塁手を固定できないシーズンが続いているヤンキースもマルティネス獲得に興味を示す可能性がある。

     ア・リーグ各球団の状況を見る限り、マルティネスに対する需要が大きいことは間違いない。カージナルスの補強ポイント(主にリリーフ投手)に見合う交換要員をオファーする球団が現れれば、トレードは実現に向けて一気に動き始めることだろう。

  • カージナルス・モリーナが膝手術へ 春季キャンプOKの見込み

    2018.12.9 13:30 Sunday

     カージナルスが誇る不動の正捕手、ヤディアー・モリーナが小規模な膝のクリーニング手術を受ける予定であることが明らかになった。どちらの膝の手術を受けるのかについては不明だが、カージナルスのジョン・モゼリアック野球部門社長は「とても小さな手術」であり、手術の影響が出るのは数日間にとどまる見込みであることを認めている。来年2月の春季キャンプ開始時には、モリーナの元気な姿を見ることができそうだ。

     一般に向けて公開されている情報を見る限りでは、モリーナは2013年に膝の痛みを訴えて以降、膝の問題に悩まされてきた様子はない。今季はおよそ1ヶ月の戦線離脱がありながらも、捕手として1017回2/3にわたって出場し、自身9度目のオールスター・ゲーム選出を果たしただけでなく、同じく自身9度目となるゴールドグラブ賞を受賞。また、20本塁打、OPS.750をマークし、36歳となった現在も攻守両面で実力が健在であることを大いにアピールした。今季のカージナルスはモリーナ欠場時の勝率が5割を下回っており、チーム内での存在感や影響力は、とてつもなく大きなものとなっている。

     カージナルスは今オフ、「モリーナの後継者」と目されていた若手有望捕手のカーソン・ケリーをポール・ゴールドシュミットをダイヤモンドバックスから獲得する際の交換要員の1人としてトレードで放出しており、モリーナが現役引退を明言している2020年シーズンまで、モリーナに「不動の正捕手」を任せる可能性が非常に高い。もちろん、モリーナをサポートする2番手捕手の補強には動くはずだが、モリーナに頼るチーム構成は、少なくともあと2年間は維持されることになりそうだ。大規模な手術ではないものの、球界を代表する名捕手は膝のクリーニング手術によってコンディションを整え、4年ぶりのポストシーズン進出を目指すメジャー16年目のシーズンに向けて着々と準備を進めている。

  • 通算267本塁打の強打者・ナポリが現役引退を正式に表明

    2018.12.9 13:00 Sunday

     日本時間12月9日、12年間のメジャー生活で通算267本塁打を放ったマイク・ナポリ内野手が自身のTwitterアカウントで長文のコメントを投稿し、現役引退を正式に表明した。「家族に相談してたくさん考えたあと、私は野球から引退することを決めました。ハリウッドで過ごした子供のころから野球をプレイすることを夢見ていたし、プロの選手として18年間もプレイできたことは幸運でした」と自身のキャリアを振り返った。

     現在37歳のナポリがメジャーでプレイしたのは2017年シーズンが最後。この年はレンジャーズで124試合に出場して打率.193、29本塁打、66打点、OPS.713に終わり、今年は2月にインディアンスとマイナー契約を結んだものの、4月にAAA級の試合で右膝前十字靭帯を断裂する重傷を負い、手術を受けてシーズン終了となっていた。

     ナポリは2006年にエンゼルスでメジャーデビューを果たし、5年連続で2ケタ本塁打を放つなど「強打の捕手」として存在感を発揮したものの、守備面に不安を抱えていたため、なかなか完全なレギュラー定着には至らなかった。次第に捕手ではなく一塁手としての出場が増え、レンジャーズ移籍1年目の2011年には打率.320、30本塁打、OPS1.046の大活躍でチームのリーグ優勝に大きく貢献。レンジャーズ、レッドソックスを経てインディアンスでプレイした2016年には自己最多となる34本塁打&101打点をマークした。

     2012年にオールスター・ゲーム選出を果たし、2011年(レンジャーズ)、2013年(レッドソックス)、2016年(インディアンス)と3度のワールドシリーズ出場を経験して2013年はワールドチャンピオン・チームの一員となったナポリ。ファンに愛され、チームメイトにも好影響を与え続けたスラッガーは、通算1125安打、267本塁打、744打点という数字を残してバットを置いた。

  • ナショナルズ・オーナー「ハーパーは戻ってこないと思う」

    2018.12.8 09:10 Saturday

     日本時間12月8日、ナショナルズは6年1億4000万ドルの大型契約を結んだパトリック・コービンの入団記者会見を行った。そして、コービンとの大型契約が実現したことにより、「ブライス・ハーパーはナショナルズに戻ってくるのか」という問いに対する答えが出された可能性が高い。ナショナルズの筆頭オーナーであるマイク・ラーナーはラジオ番組でのインタビューのなかで「現時点ではハーパーが戻ってくるとは思っていない」と再契約が実現する可能性を否定した。

     ラーナーは前述の発言に続いて「彼ら(=ハーパー側)は次の道へ進むことを決めたんじゃないかと思っているよ」とコメント。ナショナルズはレギュラーシーズン終了時にハーパーに対して10年3億ドルのオファーを提示したことが報じられているが、ラーナーいわく、これがナショナルズにとってベストのオファーだったという。それを拒否されてしまった今、もはや「打つ手なし」といった状況なのだろう。

     ナショナルズのマイク・リゾーGMは、コービンとの契約はハーパーとの再契約交渉とは「独立」したものであり、コービンとの契約がハーパーに影響を与えることはないといった趣旨の発言をしていた。しかし、ラーナーの発言を聞く限り、コービンとの契約によりハーパーとの再契約交渉は終わりを迎えた可能性が高い。「我々はベストのオファーを提示した。あのオファー以上のものを提示することはできない。(ハーパーと再契約できなくても)ナ・リーグ東部地区を制し、その先へ進むチームを作ることができていると思う」とラーナー。来季のナショナルズは、ハーパー抜きで球団史上初のワールドシリーズ制覇を目指すようだ。

     2010年のドラフトでナショナルズから全体1位指名を受け、2012年に19歳でメジャーデビュー。同年新人王、2015年にナ・リーグMVPを受賞するなど、球界を代表するスター選手として7シーズンにわたって活躍してきたハーパーだが、来季はナショナルズ以外のユニフォームを着てプレイすることになりそうだ。

  • 元エンゼルス・バルブエナら2名が交通事故により死亡

    2018.12.8 08:45 Saturday

     現地時間12月6日、今季エンゼルスで大谷翔平とともにプレイし、現在はフリーエージェントのルイス・バルブエナ内野手と、元メジャーリーガーで日本プロ野球でのプレイ経験もあるホゼ・カスティーヨ内野手が、母国ベネズエラで交通事故により亡くなったことが明らかになった。両者が所属していたベネズエラ・ウィンターリーグのチームによると、両者は6日の試合が終わったあと、事故に遭った模様。現地の情報によると、この2名以外に元メジャーリーガーのカルロス・リベロ内野手を含む2名が同乗していたようだが、その2名は生存しているという。

     現地の報道によると、今回の事故の原因は岩が道路に転がってきて、その岩に4人が乗っていた車が衝突したことだという。ロブ・マンフレッド・コミッショナーは「ルイス・バルブエナとホゼ・カスティーヨが亡くなり、我々のスポーツにとって非常に悲しい日となってしまった」と大きな悲しみを声明文のなかで発表。両者がこれまでに所属したチームや元同僚などから多数の追悼コメントが寄せられた。

     33歳のバルブエナは直近2シーズンをエンゼルスで過ごし、今季は大谷とともにプレイした。今季は96試合に出場したものの、打率.199、9本塁打、33打点に終わり、8月に解雇。その後はどの球団とも契約せず、フリーエージェントの状態が続いていた。バルブエナはエンゼルスのほか、マリナーズ、インディアンス、カブス、アストロズでのプレイ経験があり、通算11シーズンのメジャー生活で打率.226、114本塁打、367打点をマーク。陽気で同僚から愛される存在だった。

     37歳のカスティーヨは2004年から2008年まで5シーズンにわたってパイレーツ、ジャイアンツ、アストロズの3球団でプレイ。メジャーでは通算打率.254、39本塁打、218打点をマークした。その後、2009年は台湾・統一、2010年は横浜ベイスターズ、2011年は千葉ロッテマリーンズでプレイ。日本球界からも早すぎる死を悔やむ声が上がっている。

  • フィリーズとエンゼルスがリリーフ投手同士の交換トレード

    2018.12.8 08:25 Saturday

     フィリーズとエンゼルスの間でリリーフ投手同士の1対1のトレードが成立した。エンゼルスは今季76試合に登板した29歳の左腕、ホゼ・アルバレスをフィリーズへ放出し、フィリーズから今季59試合に登板した31歳の右腕、ルイス・ガルシアを獲得。なお、両投手とも今オフから年俸調停の対象となり、フリーエージェントとなるのは最短でも2021年オフである。

     フィリーズへ移籍するアルバレスは、今季76試合に登板して63イニングを投げ、6勝4敗、1セーブ、14ホールド、防御率2.71、59奪三振、WHIP1.16とまずまずの成績を残した。防御率2.71はア・リーグのリリーフ左腕で4位にランクインする好成績であり、シーズンを通して許した本塁打は3本だけ。左打者を打率.206に封じるなど、リリーフ左腕としての役割をしっかり果たしたシーズンだった。

     2013年にタイガースでメジャーデビューを果たし、翌2014年の3月にアンドリュー・ロマインとのトレードでエンゼルスに加入。2015年にメジャー定着を果たしてこの年から3年連続で64試合に登板し、今季の76登板は自己最多だった。6年間のメジャー生活では、通算284試合(うち6先発)に登板して12勝18敗、2セーブ、48ホールド、防御率3.69をマークしている。

     一方、エンゼルスが獲得したガルシアは、今季59試合に登板して46イニングを投げ、3勝1敗、1セーブ、13ホールド、51奪三振ながら防御率6.07、WHIP1.46と不本意な成績に終わった。昨季は66試合で防御率2.65と好投したものの、今季は2年ぶりの防御率6点台。2013年のメジャーデビュー以降、1年おきに防御率2~3点台のシーズンと防御率6点台のシーズンを繰り返しており、この傾向が続くのであれば、来季は好調なシーズンとなる。

     ガルシアは2013年4月にマイナー契約でフィリーズに加入し、メジャー6シーズンはフィリーズ一筋。通算251試合すべてにリリーフで登板し、12勝14敗、5セーブ、45ホールド、防御率4.12をマークしている。

  • ツインズが内野手補強 スコープ&トレイエスと1年契約

    2018.12.7 11:50 Friday

     ツインズがミドル・インフィールド(二塁&遊撃)の補強に動いた。日本時間12月7日、ツインズはジョナサン・スコープ、ロナルド・トレイエス両内野手と1年契約を結んだことを発表。メジャー通算110本塁打の実績を誇るスコープは、今季途中にトレードで放出されたブライアン・ドージャーに代わる「強打の二塁手」として活躍が期待されている。

     27歳のスコープは、今季途中にオリオールズからブリュワーズへトレードされ、今月はじめにブリュワーズからノンテンダーFAとなっていた。2017年には打率.293、32本塁打、105打点をマークするなど自己最高のシーズンを過ごしたが、今季は2チーム合計で打率.233、21本塁打、61打点と低調。ポストシーズンでもノーヒットに終わった。ブリュワーズは内野手の層が厚いこともあり、構想外と判断されてノンテンダーFAに。強肩を生かしたスコープの二塁守備には定評があり、パワーと強肩を兼ね備えた正二塁手として、ホルヘ・ポランコと二遊間コンビを組むことになりそうだ。

     一方、26歳のトレイエスは、ヤンキースで内野のユーティリティとして活躍していたものの、ミゲル・アンドゥハーら若手の台頭に弾き出される形でヤンキースからDFAとなり、金銭トレードでカブスへ移籍。しかし、カブスから来季契約を提示されず、スコープと同様にノンテンダーFAとなっていた。長打力には欠けるものの、通算打率.281と打撃は堅実で、内野各ポジションの守備も安定している。現時点では、エイレ・アドリアンザとともに内野のバックアップを務めることになると見られるが、正三塁手であるミゲル・サノーのパフォーマンス次第では、三塁のレギュラー格として多くの出場機会を得る可能性もありそうだ。

     今オフのツインズは、今季30本塁打を放ちながらレイズからDFAとなったC.J.クロンをウエーバーで獲得するなど、着実に補強を進めている。今季は期待外れのシーズンを過ごしたが、来季は再びポストシーズン進出を目指しているようだ。

  • レッドソックスがイバルディとの4年契約を正式に発表

    2018.12.7 11:15 Friday

     日本時間12月7日、レッドソックスは今オフの大きな補強の一つを実現させた。今季途中にレッドソックスに加入し、ポストシーズンでの見事なパフォーマンスでチームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献したネイサン・イバルディと4年総額6800万ドルの大型契約を結んだことを発表。レッドソックスは先月、ワールドシリーズMVPのスティーブ・ピアースと再契約を結んでいたが、世界一の立役者2名は来季も引き続きレッドソックスの一員としてプレイすることになった。

     レッドソックスのデーブ・ドンブロウスキー野球部門社長は「我々はネイサン(・イバルディ)がチームに戻ってきてくれてとても嬉しいよ。彼は我々のチームのために素晴らしい仕事をしてくれたし、地区シリーズとワールドシリーズではチームに大きな貢献をしてくれた。ポストシーズンでは先発でもリリーフでも見事なパフォーマンスを見せてくれた」と語り、今季のイバルディの働きぶりを称賛するとともに、イバルディとの再契約を喜んだ。

     メジャー有数の速球派右腕として知られるイバルディは、故障に悩まされるシーズンが非常に多く、メジャーでプレイした7シーズンで規定投球回到達と2ケタ勝利は各1度だけ。しかし、その程度の実績しかない投手に4年6800万ドルという大型契約を与えるのだから、レッドソックスのイバルディに対する評価の高さがうかがえる。来季のイバルディは、クリス・セール、デービッド・プライス、リック・ポーセロ、エドゥアルド・ロドリゲスとともに強力先発ローテーションの一角を担うことになりそうだ。

     アレックス・コーラ監督は今週はじめ、「彼は試合を変えられる男だ」とイバルディについて語っていた。「我々は彼が素晴らしいボールを投げることを知っている。実際、彼は様々な球種を使ってあらゆるコースを攻め、打者を苦しめることのできる投手だからね」とコーラ。故障さえなければ、4年6800万ドルの大型契約さえバーゲンになる可能性をイバルディは秘めている。

  • インディアンスが今季17勝右腕・カラスコと契約延長

    2018.12.7 10:50 Friday

     今オフのインディアンスは、強力先発ローテーションの一角をトレードで放出する可能性が取り沙汰されている。そんななか、日本時間12月7日にインディアンスは先発ローテーションの軸の一人であるカルロス・カラスコとの契約延長を発表した。旧来の契約は2020年までとなっていたが、今季17勝をマークした実力派右腕は2022年までの契約延長に合意。2023年の契約は球団に選択権のあるオプションとなっており、最大あと5年インディアンスの一員としてプレイすることが確定した。

     カラスコは2015年4月にインディアンスと4年2200万ドル+オプション2年の契約を結んでおり、インディアンスは年俸975万ドルの来季オプションをすでに行使。今回の契約延長に伴い、2020年のオプション(年俸1025万ドル)も正式に行使されることが確定し、2021年と2022年の年俸は1200万ドル、2023年の契約は年俸1400万ドルの球団オプションまたはバイアウト300万ドルとなっているようだ。

     「クリーブランド・インディアンスの一員でいることができて、素晴らしい気分だよ」とチームへの愛着を口にしたカラスコ。「僕はインディアンスで自分のキャリアを終えたいと思っている。それは僕と家族にとって特別なことだからね」と語るカラスコの「チーム愛」が比較的リーズナブルな契約延長につながったのかもしれない。

     過去4シーズン、カラスコは合計722イニングを投げて防御率3.40をマークしているが、これはコリー・クルーバー(2.96)、クリス・セール(3.00)、ジャスティン・バーランダー(3.04)、デービッド・プライス(3.34)、ダラス・カイケル(3.37)に次いでリーグ6位の好成績。また、年平均29試合に先発して180イニングを投げており、故障の少なさも魅力の一つである。

     クルーバーとトレバー・バウアーには引き続きトレードの噂が出ているインディアンス。しかし、少なくともカラスコは来季以降も先発ローテーションの軸の一人としてインディアンス先発陣を牽引してくれるはずだ。

  • ブルージェイズが頭を悩ませるトゥロウィツキーの処遇

    2018.12.6 17:50 Thursday

     ブルージェイズは名遊撃手の扱いに頭を悩ませている。その選手とは、相次ぐ故障の影響により2017年7月を最後にメジャーの試合に出場していないトロイ・トゥロウィツキーだ。遊撃のポジションへの強いこだわりを見せるトゥロウィツキーだが、ロス・アトキンスGMはトゥロウィツキーが正遊撃手として1年間プレイするのは難しいと考えている。それでもトゥロウィツキーは遊撃にこだわり続けるのか。あるいは、他のポジションへの転向を受け入れるのか。ブルージェイズとトゥロウィツキーは大きな岐路に立たされている。

     日本時間12月6日、メディア対応の場で「トゥロウィツキーはレギュラーとしてプレイできるか」と尋ねられたアトキンスは「率直に言って、それは難しいと思う。トロイ(・トゥロウィツキー)も私に同意してくれると思うよ」と意外な答えを述べた。もともと故障の多い選手ではあったものの、2017年は66試合しか出場できず、今季は全休。アトキンスは「彼が140試合に出場して攻守で平均以上のパフォーマンスを見せるためには、期待以上のものを見せなければならないだろう。もちろん、それが有り得ないというわけではないけれど、可能性は低いと言わざるを得ないと思う」と慎重に言葉を選びながらも、トゥロウィツキーが正遊撃手としてプレイする可能性を否定した。

     トゥロウィツキーは以前「俺は遊撃手だ。もし自分より上手な遊撃手が現れたら、俺は荷物をまとめて家に帰るよ」と語るほどに遊撃への強いこだわりを見せていた。他のポジションを守るくらいなら、試合に出れなくてもいい。それほど遊撃というポジションに強いこだわりを持っているのだ。しかし、ブルージェイズとはまだ2年3800万ドルの契約が残っており、正遊撃手としての活躍が難しいのであれば、何らかの形でチームに貢献しなければならない。指名打者や控え遊撃手としてプレイするのか。あるいは他のポジションへの転向を受け入れるのか。選手生活を続けるためにも、チームに貢献するためにも、いよいよ遊撃へのこだわりを捨てなければならないだろう。

     アトキンスは「今日シーズンが開幕するのであれば、正遊撃手はルルデス・グリエルJr.だ」と発言している。一塁にジャスティン・スモーク、二塁にデボン・トラビス、三塁にブランドン・ドルーリー、遊撃にグリエルJr.が入り、マイナーにはトップ・プロスペクトのブラディミール・ゲレーロJr.も控えている。とてもトゥロウィツキーが割って入る余地はないように思われるが、トゥロウィツキーはまず、開幕戦に遊撃手として出場することを目指して準備を進め、アトキンスもそれを見守る方針であるようだ。

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