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  • 再建中のホワイトソックス 指揮官が選手に与える好影響

    2017.12.8 17:35 Friday

     再建期真っ只中のホワイトソックスの指揮を執ることを任されたリック・レンテリアの1年目が終了した。チームは67勝95敗で地区4位。しかし、チームの行く末を悲観する声は聞こえてこない。むしろホワイトソックスがレンテリアを指揮官に据えたことを「正しい判断だった」と評する声が大多数を占めている。

     10月のある朝、ホワイトソックスのメディア担当が地元メディアと会話をしているところへレンテリアが顔を出した。しかし、その後間もなくしてレンテリアは教育リーグの試合を視察するためにその場を立ち去った。教育リーグだとしても、オープン戦だとしても、レギュラーシーズンだとしても、レンテリアにとってはワールドシリーズ制覇を目指すチーム作りを進めるホワイトソックスの一部であり、手を抜くことは一切ないのである。レンテリアは野球に終わりなき情熱を注いでおり、再建を進めるホワイトソックスに最適な人材と言えるだろう。

     レンテリアは夜7時に試合が始まる日に、午前中に球場入りし、ベンチコーチのジョー・マクユーイングとともにビデオに目を通して選手たちに指示を出す。そんな男である。レンテリアのこの姿勢はコーチング・スタッフを通して、あるいは直接、選手たちに好影響を与えている。

     今月初めにノンテンダーFAとなったザック・パットナムは今年4月に右肘の故障によりシーズン終了となり、レンテリアとともにフルシーズンを戦えなかったことを悔やんでいる。「彼の熱意はキャンプ初日から伝わってきたよ」とパットナムは語る。

     若手二塁手のヨアン・モンカダもレンテリアから影響を受けた選手の一人である。「彼はみんなと一緒に仕事をするのが好きなんだ。若手選手も、ベテラン選手も。特に若手選手とは良い関係を築いている。彼は指導することが好きだし、わかりやすくコミュニケーションを取ってくれる。常に一生懸命プレイするように言ってくれるんだ。僕のような若手選手にとって、非常にインパクトのある人物だよ」

     正遊撃手に定着したティム・アンダーソンは指揮官について「僕たちがグラウンド上でプレイしているときでさえ、彼は常に燃え上がっているし、僕たちは彼からエネルギーをもらっているんだ。彼の周りにいたい、と思わせてくれる人物だね」と語る。

     若手選手を中心にチームに対して好影響を与え、選手たちから絶大な信頼を得ているレンテリア。おそらくホワイトソックスは彼のもとで強力なチームを作り上げていくことだろう。


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  • カブスはシュワーバー放出に動くのか? 番記者が回答

    2017.12.8 16:30 Friday

     若手の台頭により野手がやや人員余剰気味となりつつあるカブスは、今オフ中のトレードにより人員整理を図る可能性もある。ファンから寄せられた「カイル・シュワーバーをア・リーグのチームへトレードする可能性はあるか」との質問に、MLB公式サイトでカブスの番記者を務めているキャリー・マスカットが回答している。

     ファンから寄せられた質問の全文は以下の通り。「投手との交換でシュワーバーをア・リーグのチームへ放出するのが今オフのベストの動きのように思われる。この動きは起こりうるだろうか。あるいは、シュワーバーではなくイアン・ハップやアルバート・アルモーラJr.のような若手選手を放出する可能性はあるだろうか。シュワーバーは典型的なア・リーグ型の選手のように見える」

     投手補強が課題となっているカブスにとって、外野守備に難を抱えるシュワーバーを指名打者制のあるア・リーグのチームへ放出し、投手を獲得するというのは実に理にかなった動きである。実際、ヤンキースがシュワーバー獲得を検討しているとの報道もある。しかし、マスカットは「セオ・エプスタイン野球部門社長は同意しないだろう」とシュワーバー放出の可能性を否定する。

     エプスタインはシュワーバーについて「彼は我々が勝利を手にするために必要なタイプの選手である。不調のシーズンに30本塁打を放ったというのは素晴らしいことだよ。彼の魅力はパワーだけではない。将来的にはアンソニー・リゾーのようなオールラウンドな打者に成長するポテンシャルを持っているんだ」と語っており、その才能を高く評価している様子がうかがえる。また、タフネスやリーダーシップといった部分でも、エプスタインはシュワーバーを高く評価している。

     マスカットはシュワーバー放出の可能性は低いとし、シュワーバー同様に放出の可能性が低い選手としてクリス・ブライアント、リゾー、ウィルソン・コントレラスの名前を挙げている。一方、ハップのメジャー昇格により二遊間はハップ、ハビアー・バイエズ、アディソン・ラッセルがポジションを奪い合う状況となっており、「彼らのうち一人を投手獲得のために放出する可能性はある」とした。シュワーバーは来季も引き続き、強打を発揮しながらリグリー・フィールドのレフトを守ることになりそうだ。


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      10月26日 2017年カブス名場面集

  • レッドソックスが獲得する強打者は誰? 番記者が回答

    2017.12.8 15:38 Friday

     強打者の獲得が今オフの最優先事項となっているレッドソックス。Twitter上でファンから寄せられた「レッドソックスが獲得するパワーヒッターは誰か」との質問に、MLB公式サイトでレッドソックスの番記者を務めているイアン・ブラウンが回答している。

     ブラウンは当初から「レッドソックスが獲得する強打者はJ.D.マルティネスである」との主張を続けてきた。そして、それは少しずつ現実味を帯びつつある。レッドソックスは大谷翔平(北海道日本ハム)の争奪戦に加わっていたものの、「一次審査」で不合格となり早々に脱落。ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)の争奪戦に加わる可能性も取り沙汰されていたが、ここまでは本格的な動きを見せておらず、スタントンはレッドソックス以外のチーム(おそらくジャイアンツかカージナルス)へ移籍する可能性が高い。こうした状況のなか、ブラウンは「マルティネスを獲得することがレッドソックスの最優先事項である」と主張している。

     マルティネスは今季途中にタイガースからダイヤモンドバックスへ移籍したため、クオリファイング・オファーの対象にならなかった。獲得した際にドラフト指名権を失わずに済むのは獲得側のチームにとっては大きなメリットとなる。また、マルティネスが2014年3月にアストロズから解雇された際、救いの手を差し伸べたのは当時タイガースでGMを務めていたデーブ・ドンブロウスキーだった。ドンブロウスキーは現在、レッドソックスで野球部門社長として編成の最高責任者となっている。ドンブロウスキーとマルティネスの間のコネクションはレッドソックスにとって大きなアドバンテージとなるだろう。さらに、レッドソックスはラファエル・ディバース、アンドリュー・ベニンテンディという左打者が台頭してきた。彼らをサポートする意味でも右打ちのスラッガーであるマルティネスの存在は大きい。

     そして、ブラウンはマルティネス獲得レースの対抗馬として「スタントン争奪戦で2番手となり、スタントンを獲得できなかったチーム」を挙げている。スタントンのトレード決定が、マルティネス争奪戦開始の合図となりそうだ。


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  • ゴーズマン ハラデイに敬意を表して「34」を着用へ

    2017.12.8 14:35 Friday

     オリオールズの先発右腕、ケビン・ゴーズマンは来季から背番号を「34」へ変更することを発表した。この背番号変更には、自身と同じコロラド州出身であり、先日飛行機事故で亡くなった名投手、ロイ・ハラデイへの敬意が込められているという。

     日本時間12月8日、ゴーズマンは自身のTwitterアカウントで背番号変更を報告した。「ただ彼(=ハラデイ)に敬意を表したかったんだ。彼は僕が本当に尊敬していた選手だからね」とゴーズマン。「僕が最も後悔していることの一つは、彼と接する機会がなかったことだよ。彼の電話番号を知っている人に電話番号を聞いて、彼に連絡すれば良かったな」とゴーズマンが語るように、ゴーズマンとハラデイの間には直接的なつながりはない。しかし、この2人にはコロラド州出身という共通点がある。

     ゴーズマンによると、ゴーズマンが育った町とハラデイが育った町は30分ほどしか離れていないという。これまで背負ってきた「39」に特別なこだわりがなかったゴーズマンは担当スタッフに連絡を取り、背番号変更を打診した。「背番号を変更したいということとその理由を伝えたんだ。彼らは快く対応してくれたよ。コロラド州に生まれて野球選手になるのは大変なことなんだ。特にメジャーリーガーになるのはね。彼はコロラド州や所属チームだけでなく、世代を代表する投手の一人だった」とゴーズマンは語る(コロラド州出身のメジャーリーガーは今季終了時点で通算92名)。

     ゴーズマンの携帯電話は背番号変更のツイートをした直後に充電切れになった。再び電源を入れたとき、ゴーズマンは驚いたという。該当ツイートは800回以上もリツイートされ、2700以上の「いいね」が付いていたのだ。「年を取るにしたがって、コロラド州に生まれて野球選手になることの難しさをより理解するようになった。これまでに100人以下しかいないんだからね」と語るゴーズマン。「ロイ(・ハラデイ)が亡くなってしまったことは悲劇だったし、とても悲しい。でも、彼が成し遂げたあらゆることを目撃できて僕は嬉しいよ」と同郷の大投手に敬意を表しつつも、来季以降のさらなる活躍を誓った。


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  • 再建突入のタイガース 平野ら3投手がターゲット?

    2017.12.8 12:30 Friday

     フリーエージェント市場にまだ数多くの投手が残るなか、タイガースはローコストで獲得できるであろう3人の投手に目を向けている。その3人とはマイク・ファイアーズ、クリス・ティルマン、そしてオリックスからフリーエージェント宣言した平野佳寿だ。

     再建に突入した球団は若手の出場機会を増やしつつも、再建の妨げとならないベテラン選手を1~2年の短期契約で獲得して戦力を整えるのが一般的だ。今オフのタイガースもまさにこの動きを見せており、すでに外野手のレオニス・マーティンを1年契約で獲得している。投手陣は先発、リリーフとも層が薄く、底上げのための獲得候補としてファイアーズ、ティルマン、平野の名前が挙がっているようだ。

     ファイアーズは今季アストロズで29試合(うち28先発)に登板して8勝10敗、防御率5.22をマーク。アストロズ移籍後ワーストの成績に終わり、先日ノンテンダーFAとなった。2年前の2015年には180回1/3を投げて防御率3.69、180奪三振を記録しており、まだ32歳という年齢を考えても復活の可能性は十分にある。

     ティルマンは今季オリオールズで24試合(うち19先発)に登板して1勝7敗、防御率7.84という自己ワーストのシーズンを過ごした。昨季まで4年連続で2ケタ勝利をマークしていたが、今季は右肩の故障で出遅れ、シーズン初登板で初勝利をマークしたあとは7連敗のままシーズン終了。月間防御率は5月の5.87がベストという状況であり、球速の低下により本来のピッチングを取り戻すことはできなかった。まだ29歳であり、昨季までの実績を考えても「バーゲン契約」となる可能性を秘めた存在だ。

     現在33歳の平野はプロ11年目となった今季、58試合に登板して3勝7敗29セーブ、防御率2.67をマーク。セーブ数はパ・リーグ3位の数字だった。フリーエージェント宣言をしているため、ポスティング料を支払う必要はなく、メジャー球団にとっては手を出しやすい物件。また、年齢的に長期契約を必要としない点も有利に働く可能性がある。

     タイガースはこれらの3人を獲得し、再建期の「つなぎ役」とすることができるのか。今後の動向を見守りたい。


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  • オリオールズのもとにマチャド獲得を希望する問い合わせ

    2017.12.8 12:02 Friday

     マニー・マチャド(オリオールズ)はブライス・ハーパー(ナショナルズ)と同様、来オフのフリーエージェント市場における目玉の一人である。しかし、来オフを待たずしてオリオールズのもとにはマチャドがトレードされる可能性を探る問い合わせが届いているようだ。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、オリオールズは今オフ、マチャドに関する問い合わせをすでに数球団から受けているという。MLB.comでオリオールズの番記者を務めるブリタニー・ギロリーはオリオールズがマチャドをトレードする可能性は極めて低いとしているが、マチャドがひとたびフリーエージェントとなってしまえばオリオールズが再契約を結ぶのは困難であるとの見方が強く、今オフ中に契約延長交渉がまとまらなければトレードでの放出に動く可能性もゼロではない。

     今季のマチャドは156試合に出場して打率.259、33本塁打、95打点、OPS.782をマーク。打率と出塁率(.310)はレギュラー定着後最低の数字だったが、Statcastの分析によるとマチャドは強い打球を打ちながらもアウトになったケースが非常に多く、不振の原因としてツキのなさを挙げる声も多い。そのため、今季の不振はマチャドの市場価値にそれほど大きな影響を与えていない。

     来オフ、マチャドとハーパーはともに総額4億ドルを超える契約を手にすると予想する声がある。そして、彼らを獲得する資金的余裕のある球団としてヤンキースとフィリーズが挙げられている。オリオールズとしてはこれらの球団とのマネーゲームになってしまうとおそらく勝ち目はない。契約延長が困難であればフリーエージェントとなる前にトレードしてしまうのも一つの方法だろう。ただし、その際にはトレードで得られる対価と、マチャドがフリーエージェントで流出した際に得られる補償を天秤にかけて判断を下すことになるはずだ。

     マチャドの引き留めに全力を注ぐ方針のオリオールズだが、最終的にどのような結末を迎えるのだろうか。


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  • カブスが先発補強 右腕・チャットウッドと3年契約

    2017.12.8 11:22 Friday

     日本時間12月8日、ジェイク・アリエタとジョン・ラッキーがフリーエージェントとなり先発投手の補強を必要としていたカブスは、タイラー・チャットウッドと3年3800万ドルで契約したことを発表した。アウェイで好投してきたチャットウッドはフリーエージェント市場において注目株の一人となっていた。

     セオ・エプスタイン野球部門社長はチャットウッドについて「彼には優れた才能がある。これから全盛期に突入しようとしているし、メイクアップも優れている。彼が我々のチームで素晴らしい日々を送ってくれると信じているよ」と語り、メジャー通算40勝を誇る27歳右腕の活躍に期待を寄せた。チャットウッドはラッキーの穴を埋めることを期待されている。

     チャットウッドがフリーエージェント市場で注目を集めていたのには理由がある。チャットウッドの通算防御率は4.31と極めて平凡な数字だ。しかし、チャットウッドはメジャー6シーズンのうち5シーズンをロッキーズの一員として過ごしてきた。ロッキーズの本拠地は「打者天国」として知られるクアーズ・フィールド。チャットウッドはこの打者天国で通算防御率5.17に終わっている一方、アウェイでは2016年に防御率1.69、今季も防御率3.49と安定したパフォーマンスを見せているのである。「クアーズ・フィールドを離れればさらなる活躍が期待できる」というのがフリーエージェント市場での共通認識だった。

     「カブスで3年間プレイするチャンスを得られたのは幸運だよ。とても楽しみだね」とチャットウッド。打球が飛びやすいクアーズ・フィールドではボールを動かし、いかにバットの芯を外すかということに腐心していたが、「これからは自分のピッチングに集中できる。ボールが動くとか動かないとか細かいことを気にする必要はなくなるはずさ。いろんなことを考えるのではなく、よりコンスタントに自分のピッチングをすることに集中できるよ」と打者天国を離れることの効果を力説する。

     3年3800ドルという金額はチャットウッドの実績を考えると決して安い金額ではない。しかし、3年契約が終わったとき、この契約は「大バーゲン」になっている可能性もありそうだ。


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      10月26日 2017年カブス名場面集

  • 電撃トレード!マリナーズがNL盗塁王・ゴードンを獲得

    2017.12.8 10:59 Friday

     日本時間12月8日、マリナーズのジェリー・ディポートGMは衝撃のトレードを成立させた。若手有望株3名をマーリンズへ放出し、ナ・リーグ盗塁王のディー・ゴードンとインターナショナル・ボーナスプール100万ドルを獲得。マリナーズは二塁手のゴードンを中堅手として起用する方針だ。

     ディポートはスピード自慢の選手を求めていた。「我々はもっとアスレチックなチームになりたかった。より速く、塁上でよりダイナミックになりたかったんだ」と語るディポートが選択したのは、今季両リーグ最多の60盗塁をマークして自身3度目の盗塁王に輝いたゴードンを獲得し、二塁からセンターへコンバートするという「ウルトラC」だった。

     ゴードンは遊撃手としてドジャースでメジャーデビューを果たし、メジャー最初の3シーズンは遊撃手としてプレイ。2014年から二塁にコンバートされ、今季は二塁を153試合、遊撃を3試合守った。2013年オフのウィンターリーグでは外野手として13試合に出場し、うち9試合でセンターを守ったが、外野手としてのまとまった出場機会はこれが最後である。

     しかし、トップクラスのスピードを持った内野手がセンターへコンバートされるというのは決して珍しいことではない。ビリー・ハミルトン(レッズ)やトレイ・ターナー(ナショナルズ)もマイナー時代は主に遊撃を守っていたが、メジャー昇格後にセンターへコンバートされている(ターナーはその後再び遊撃へ)。ゴードンはトレードの報を受け、センターを守ることになると聞かされた際にはショックを受けたという。しかし、すでに「嘘はつきたくない。僕は球界で最高の二塁手になるために本当に努力してきた。でも、もし誰かのためにポジションを変えるとしたら、それはロビー(ロビンソン・カノーの愛称)だ。ロビーたちの前を打つことができるなんて夢みたいだよ。彼らが毎年コンスタントに成績を残していることは知っている。それをダメにしないように頑張らないとね」とトレードを前向きに捉えている。

     なお、このトレードによりマーリンズはニック・ナイダート、クリス・トーレス、ロバート・ダガーの3名を獲得した。右腕のナイダートはMLB公式サイトの球団別プロスペクト・ランキングでマリナーズ2位にランクイン。内野手のトーレスは同7位、右腕のダガーはTOP30圏外だが、プロ2年目の今季は急成長を遂げた。一方、マリナーズはゴードンとともにインターナショナル・ボーナスプール100万ドルを獲得。これでインターナショナル・ボーナスプールの残高は355万7000ドルとなり、レンジャーズの353万5000ドルを上回って最高額となった。


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  • 将来の殿堂入りを確実視される名遊撃手・ビスケル

    2017.12.7 18:38 Thursday

     遊撃手としては史上2位となる通算11度のゴールドグラブ賞を受賞しているオマー・ビスケルが今回からアメリカ野球殿堂入りの投票対象者となった。初年度での殿堂入りは難しいと見られているが、この名遊撃手は数年後必ず殿堂入りを果たすことになるだろう。

     1984年4月、16歳のときにマリナーズと契約したビスケルは、1989年にメジャーデビューを果たした。メジャー5年目の1993年にゴールドグラブ賞を初受賞し、同年オフにフェリックス・ファーミン、レジー・ジェファーソン(元西武)とのトレードでインディアンスへ移籍。インディアンスでは不動の正遊撃手として活躍し、2001年まで9年連続でゴールドグラブ賞の遊撃手部門を独占した。インディアンス移籍後は打撃面でも成長が見られ、1999年には打率.333、42盗塁、OPS.833の好成績をマーク。キャリアで唯一、MVP投票で得票したシーズンとなった。2005年にジャイアンツへ移籍すると、ここでも2年連続でゴールドグラブ賞を受賞。レンジャーズ、ホワイトソックス、ブルージェイズで過ごした現役最後の4年間は内野のユーティリティを務めたが、現役ラストイヤーとなった2012年も45歳ながら遊撃手として10試合に出場している。

     ビスケルのチームメイトはすでに3人(エディ・マレー、デーブ・ウィンフィールド、ロベルト・アロマー)が殿堂入りを果たしており、今回の投票でジム・トーメイがほぼ間違いなく4人目となる。トーメイと同時に初年度で殿堂入りする可能性は低いものの、ゴールドグラブ賞11度だけでなく、通算2877安打、404盗塁という数字を積み上げたビスケルが数年後に殿堂入りを果たすのはほぼ確実だ。

     ビスケルの実績で何よりも輝いているのが「遊撃手として2709試合出場」というメジャー記録である。ルイス・アパリシオの2581試合を抜き、あのデレク・ジーターでさえも2674試合でビスケルには及ばなかった。現役最多はホゼ・レイエスの1602試合。ビスケルまではまだ1000試合以上の道のりがあり、ビスケルの数字がいかにずば抜けているかがわかる。フランシスコ・リンドーア(インディアンス)らがビスケルの記録を更新する可能性はあるが、現時点ではビスケルが「メジャー史上最も多くの試合に遊撃手として出場した選手」なのである。

     今回の投票ではチッパー・ジョーンズ、トーメイ、トレバー・ホフマン、ブラディミール・ゲレーロらの殿堂入りの行方はもちろんのこと、ビスケルがどれだけの票を集めるかにも注目だ。

  • パドレスがホズマー獲得を検討 マイヤーズは外野転向に前向き

    2017.12.7 17:47 Thursday

     パドレスが今オフのフリーエージェント市場における最高の一塁手であるエリック・ホズマーを獲得する可能性はあるのだろうか。少なくともパドレス自身は可能性があると考えているようだ。正一塁手のウィル・マイヤーズも外野への再転向に前向きな姿勢を示している。

     今季のホズマーは打率.318、25本塁打、94打点、OPS.882というキャリアハイのシーズンを過ごし、シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をダブル受賞。シルバースラッガー賞は自身初、ゴールドグラブ賞は2年ぶり4度目の受賞だった。攻守に確かな実力を誇るホズマーは総額2億ドル規模の契約を希望しているとの報道があるものの、現時点では契約交渉についての具体的な情報は出てきていない。しかし、少なくともパドレスはホズマー獲得に意欲を見せているようだ。

     パドレスの正一塁手は今季30本塁打、20盗塁を記録したマイヤーズ。28歳のホズマーに対してマイヤーズは26歳と若く、球団史上最高額となる総額8300万ドルで契約を延長するなど、フランチャイズ・プレイヤーになることを期待されている。しかし、パドレスはこの「球団の顔」にポジション変更を強いてまでホズマー獲得に動く可能性がある。マイヤーズはプロ入り後に捕手から外野、外野から一塁へとコンバートされた経験があり、ホズマー獲得によるポジション変更にも前向きに応じるつもりのようだ。

     マイヤーズには直近2シーズンで48盗塁を決めている平均以上のスピードがあり、外野(おそらくライト)への再コンバートも問題はないだろう。しかし、マイヤーズに与えた8300万ドルが球団史上最高額であるパドレスが、ホズマーの希望する規模の契約を用意できるかは甚だ疑問である。また、確かにホズマーは優秀な選手ではあるものの、30本塁打以上のシーズンは一度もなく、打率3割は2度、100打点以上は1度だけ。OPS.900以上を一度も記録したことのない一塁手に2億ドル規模の契約を与えることにも不安が残る。果たして、A.J.プレラーGMはどのような判断を下すのだろうか。


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  • Dバックスが救援左腕・マクファーランドと再契約

    2017.12.7 16:27 Thursday

     日本時間12月7日、ダイヤモンドバックスは先日ノンテンダーFAとしたばかりの救援左腕、T.J.マクファーランドと1年85万ドルで再契約を結んだことを発表した。AZcentral.comによると基本給85万ドルに加え、最大35万ドルの出来高が設定されているようだ。

     マクファーランドは今年2月にオリオールズを解雇され、翌月にダイヤモンドバックスと契約。4月下旬にメジャー昇格を果たし、3年ぶりの先発登板1試合を含む43試合に登板して4勝5敗、防御率5.33をマークした。オリオールズ時代の2014年には37試合(うち1先発)に登板して防御率2.76をマークしたマクファーランドだが、その後は満足のいくシーズンを過ごすことができていない。

     年俸調停権を取得し、MLBTradeRumors.comによる予想では来季年俸は100万ドルとなっていたが、ダイヤモンドバックスはマクファーランドに対して来季の契約をテンダー(=提示)しなかった。そのため、マクファーランドはノンテンダーFAとなったが、ノンテンダーFAとなってから5日後に当初の予想年俸を下回る金額で再契約に至った。

     今オフのダイヤモンドバックスはクローザーのフェルナンド・ロドニーのほか、ホルヘ・デラローサ、デービッド・ヘルナンデスらがフリーエージェントとなり、ブルペンの再編が急務となっている。すでにレイズとのトレードを成立させ、一昨年のセーブ王であるブラッド・ボックスバーガーを獲得したが、今季セットアッパーとして飛躍を遂げたアーチー・ブラッドリーが先発再転向を希望しているとの報道もあり、ブルペンの頭数はまだ十分ではない。ダイヤモンドバックスはロドニーとの再契約を視野に入れているとも言われているが、ロングリリーフもこなせる左腕であるマクファーランドはキープしておきたい人材だったのだろう。計算できるリリーフ左腕がアンドリュー・チェイフィンしかいないというチーム事情もあり、来季もマクファーランドにはある程度の登板機会が与えられることになりそうだ。


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  • マリナーズ・ディポートGM「岩隈にはずっとウチにいてほしい」

    2017.12.7 15:39 Thursday

     マイナー契約でマリナーズに残留することになった岩隈久志。右肩の手術を受けた影響により、来季の戦列復帰は早くても5月後半と見られているが、ジェリー・ディポートGMからの厚い信頼は変わっていない。ディポートは「常に我々のファミリーの一員でいてほしい」と最大級の賛辞を送っている。

     ディポートによると、岩隈はスプリング・トレーニング終盤までマウンドからの投球ができない見込みだが、スプリング・トレーニングには通常通りに参加する予定である。「すべてが順調にいけば、5月の中旬から下旬ごろには戦列に復帰できるんじゃないかな。今のところリハビリは順調に進んでいるし、メディカル・チームからも非常にポジティブな報告をもらっているよ。朗報だね」とディポートは語る。

     さらにディポートは岩隈が現役を退いたあともマリナーズで何らかの役割を担う可能性を示唆している。「クマ(=岩隈の愛称)はとても熱心に仕事に取り組む男だ。素晴らしい男だよ。我々の目標は彼にいつまでもチームにいてもらうことだね。選手でなくなったとしても彼の価値は変わらない。彼にはまだやるべきことがあるし、きっとそれらをやってくれるだろう。そして、彼には常に我々のファミリーの一員でいてほしいんだ」

     ディポートは「彼はほとんどの投手が持たないような投球の感覚を持っている。言語の壁はあるかもしれないけど、それを伝えていってほしいんだ。我々の組織にとって大きなメリットになるだろうからね」と語り、岩隈の将来的なコーチ就任の可能性を示唆。来季の戦力としてはもちろんのこと、球団の今後を支える人材として高く評価している様子をうかがわせた。

     今季はわずか6試合のみの登板に終わった岩隈だが、2012年から2016年までの5シーズンでは63勝37敗2セーブ、防御率3.39の好成績をマークし、マリナーズの先発ローテーションを支えてきた。2001年以来となるポストシーズン進出を目指すマリナーズには、まだまだ岩隈の力が必要だ。


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  • 大谷獲得に向けて マリナーズ&エンゼルスが資金を増額

    2017.12.7 14:34 Thursday

     大谷翔平(北海道日本ハム)の獲得を目指すマリナーズとエンゼルスは、それぞれ今年のドラフトで指名した若手有望株をツインズへ放出し、インターナショナル・ボーナスプール100万ドルを手に入れた。これによりインターナショナル・ボーナスプールの残高はマリナーズが255万7500ドル、エンゼルスが231万5000ドルとなっている。

     全30球団のなかで3番目に多いインターナショナル・ボーナスプール残高(324万5000ドル)を有していたツインズは大谷争奪戦からの脱落後、インターナショナル・ボーナスプールと引き換えに若手有望株を手に入れることを選択した。マリナーズからは捕手のデービッド・バニュエロス、エンゼルスからは外野手のジェイコブ・ピアソンを獲得。いずれも今年のドラフトで指名を受けた選手である。

     324万5000ドルのインターナショナル・ボーナスプールがあれば、有望な海外フリーエージェント選手を数名獲得することができる。しかし、ツインズは16歳の「ダイヤの原石」よりも、メジャーに近く、より確実に戦力として計算できる選手を獲得することを選択した。MLB公式サイトの球団別プロスペクト・ランキングにおいてバニュエロスはマリナーズの10位、ピアソンはエンゼルスの5位にランクインしていた有望株だ。

     ここで注意しなければならないのは、インターナショナル・ボーナスプールというのは「資金を使う権利」であり、「資金そのもの」を指すわけではないということだ。今回のトレードによりツインズの資金が200万ドル減るわけではないし、マリナーズとエンゼルスの資金が100万ドルずつ増えるわけでもない。あくまでも海外フリーエージェント選手に使える資金の枠がツインズは200万ドル減り、マリナーズとエンゼルスは100万ドル増えたというだけである。単純な金銭トレードでないことを理解しておかねばならない。

     大谷が契約金の多寡に重きを置いていないことは周知の事実であり、マリナーズとエンゼルスの今回の動きは「最後の誠意」を示すための動きである可能性が高い。それでも、この両球団が今年のドラフトで指名したばかりの有望株を大谷資金のために放出したことは事実である。両球団の大谷獲得への本気度がうかがえる動きとなった。


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    2017.12.7 12:35 Thursday

     日本時間12月7日、大谷翔平(北海道日本ハム)はパドレスとの面会を終え、これで「一次審査」を突破した7球団すべてとの面会が終了した。今後の予定は明らかになっていないが、現地の報道によると「二次審査」の内容を吟味したうえで、すぐに決断を下す可能性もあるようだ。

     「一次審査」を突破して大谷との面会を終えたのはエンゼルス、マリナーズ、レンジャーズ、カブス、ドジャース、パドレス、ジャイアンツの7球団。レンジャーズとカブス以外は西海岸に本拠地を置く球団であり、大谷が西海岸の球団との契約を希望している様子がうかがえる。また、この7球団のうち、カブス、ドジャース、パドレス、ジャイアンツのナ・リーグ4球団は過去2年間にインターナショナル・ボーナスプールの上限を超えているため、大谷に対して最大で30万ドルの契約金しか提示できない。エンゼルス、マリナーズ、レンジャーズのア・リーグ3球団はいずれも230万ドルを超える契約金を提示可能だが、大谷が契約金の多寡を重視していないことはこれまでのプロセスからも明らかだ。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンは大谷獲得のフロントランナーとしてパドレスを挙げている。球団フロントに野茂英雄、斎藤隆が在籍していることや、北海道日本ハムでトレーニングコーチを務めていた中垣征一郎がトレーナーとして在籍していること、2008年から今季までの10年間、北海道日本ハムとパドレスが業務提携を結び、北海道日本ハムがアリゾナ州のパドレスの施設で春季キャンプを行っていたことなどがその理由。現在パドレスに日本人選手が在籍していないことも大谷獲得を後押しするだろう、とヘイマンは指摘する。

     同じくMLBネットワークのジョエル・シャーマンはパドレスを6番手に位置づける一方、マリナーズをフロントランナーに挙げる。マリナーズには日本人選手が活躍してきた歴史があり、ジェリー・ディポートGMは指名打者の打点王、ネルソン・クルーズを守備に就かせてまで大谷に指名打者としての出場機会を用意する方針を明らかにしている。また、2001年を最後にポストシーズン進出を果たせていないマリナーズが「ポストシーズン進出への最後の切り札」として大谷を迎え入れるであろうことを指摘している。

     佳境を迎えつつある大谷争奪戦。世界トップクラスの才能を手に入れ、最後に笑うのはいったいどの球団だろうか。


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  • ブルージェイズが救援左腕・ロスJr.の獲得に関心

    2017.12.7 12:05 Thursday

     WEEI.comのロブ・ブラッドフォードによると、ブルージェイズがレッドソックスからフリーエージェントとなった救援左腕、ロビー・ロスJr.の獲得に興味を示しているようだ。今季は左肘の炎症による故障者リスト入りがあり、わずか8試合の登板に終わったが、昨季まで2年連続50試合以上&防御率3点台の実績がある。

     ロスJr.は2012年にレンジャーズでメジャーデビューを果たすと、58試合に登板して6勝0敗、防御率2.22の好成績をマーク。翌2013年も65試合で15ホールド、防御率3.03と好投したが、2014年は12先発を含む27試合で防御率6.20に終わり、そのオフにアンソニー・ラナウドとのトレードでレッドソックスへ放出された。レッドソックス加入後はブルペンの一員として堅実な仕事ぶりを見せ、2015年は54試合で防御率3.86、2016年は54試合で防御率3.25をマーク。しかし、今季はインフルエンザで出遅れると、左肘の炎症による故障者リスト入りの影響もあり、8試合で防御率7.00、被打率.324という自己ワーストの成績に終わった。

     ブラッドフォードはブルージェイズの野球部門副社長を務めているベン・チェリントンとロスJr.のつながりを指摘。チェリントンは2011年オフから2015年8月までレッドソックスのGMを務め、レンジャーズからロスJr.を獲得した人物である。レンジャーズで不本意なシーズンを過ごしたロスJr.を獲得してブルペンの一員として復活させたように、チェリントンがもう一度ロスJr.の再生を試みても決して不思議ではない。

     ブルージェイズはブルペンに計算できる左腕がアーロン・ループしかおらず、リリーフ左腕の補強は必須となっている。レンジャーズ、レッドソックスでリリーバーとして安定したパフォーマンスを見せながら、自己ワーストのシーズンを過ごしたタイミングでフリーエージェントとなったロスJr.は「お買い得」な物件となる可能性もあり、悪くないターゲットと言えるだろう。


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  • 通算569本塁打のパルメイロが現役復帰を検討か

    2017.12.7 11:24 Thursday

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、通算569本塁打の実績を誇るラファエル・パルメイロが現役復帰の可能性を模索しているようだ。しかし、パルメイロは現在53歳。ステロイド使用の陽性反応が出て出場停止処分を受けた過去もあり、現役復帰への道は極めて険しいものになることが予想される。

     ローゼンタールは、2005年を最後にメジャーでプレイしておらず、現在53歳のパルメイロが現役復帰を真剣に検討していることを報じた。50歳を超えてからメジャーの舞台でプレイした選手はほとんどおらず、1976年に50歳で3試合、1980年に54歳で2試合に出場したミニー・ミノソの例があるくらい。フリオ・フランコも49歳となった2007年までプレイを続けたが、打率.222、OPS.610というキャリアワーストの成績に終わり、メジャーの舞台から姿を消した。

     1995年から9年連続で38本塁打以上を放ち、史上4人目の「3000安打&500本塁打」を達成するなど、メジャー史上でも有数の実績を誇るパルメイロだが、現役復帰に向けて越えなければならないハードルは年齢だけではない。2005年、元メジャーリーガーのホゼ・カンセコの著書の中でステロイド使用者として名指しされたパルメイロは、米議会特別委員会での証言でステロイド使用を明確に否定。しかし、同年8月にアナボリックステロイド使用の陽性反応が出て10試合の出場停止処分を科されたのだ。出場停止処分からの復帰後はファンからのブーイングを浴びることになり、結局この年がメジャーでプレイした最後の年となっている。ステロイド使用疑惑も現役復帰に向けてのハードルとなることは間違いないだろう。

     2015年には独立リーグで1試合だけプレイし、4打数2安打1四球という成績を残したパルメイロだが、高齢とステロイド使用疑惑に加え、一塁しか守れない選手であることを考えると、現役復帰は現実的でないと言わざるを得ない。パルメイロに現役復帰のチャンスを与える球団は現れるのだろうか。

  • スタントン争奪戦はウィンター・ミーティング前に決着か

    2017.12.7 10:52 Thursday

     大谷翔平(北海道日本ハム)とともに今オフの話題の中心にいるジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)。現地の報道によると、スタントン争奪戦は今週末、あるいは日本時間12月12日のウィンター・ミーティング開始までには決着する可能性があるようだ。

     ジャイアンツとカージナルスが積極的な姿勢を見せ、ドジャースも獲得候補として残っているという状況のスタントン争奪戦。スタントン自身が公言したわけではないが、スタントンの第一希望はドジャースであると見られている。しかし、ここまでの状況を見る限り、ジャイアンツがスタントン獲得の最有力候補であることは間違いない。マーリンズとドジャースの間では本格的なトレード交渉は行われていないのだ。

     ジャイアンツのボビー・エバンスGMはスタントンに最高級の評価を与えている。「我々は彼にとても魅力を感じているよ。彼は勝つことに貪欲だし、野球というスポーツに情熱を持って取り組んでいる。彼にはたくさんの質問をされたけど、話し合いは上手くいったと思うよ。いずれにしても、彼にとっては大きな決断になる。最終的な決断を下すまでには時間が掛かるだろうね」

     今季のスタントンはメジャーでは2001年のバリー・ボンズとサミー・ソーサ以来となるシーズン60本塁打に挑戦し、最終的に両リーグ最多の59本塁打を放って球界を熱狂させた。132打点も両リーグ最多の数字であり、二冠王に輝いてナ・リーグMVPを初受賞。マーリンズの新たな経営責任者となったデレク・ジーターもスタントンを高く評価している。「(スタントンのトレード話への関心が高いのは)理解できる。彼は間違いなく球界でベストの選手だし、MVPを獲ったんだからね。私がこの20年強で見てきた選手のなかでも、最も素晴らしいシーズンを送った選手の一人じゃないかな」

     しかし、年俸総額の削減を目指すマーリンズにスタントンを保有し続ける余裕はない。大谷とスタントンの動向が、今オフの各球団の動きを遅らせてしまっているという事情もあり、早ければ今週末にもスタントン争奪戦が決着する可能性が出てきた。本命・ジャイアンツがこのまま逃げ切るのか。対抗・カージナルスが待望の大砲を手に入れるのか。あるいはドジャースが大逆転で争奪戦を制するのか。あと数日、目の離せない状況が続きそうだ。


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  • ロッキーズ・ブリディッチGMが今オフのプランについて語る

    2017.12.6 18:37 Wednesday

     2009年以来8年ぶりとなるポストシーズン進出を果たした今季のロッキーズ。来季も引き続きポストシーズン進出を目指す方針だが、ジェフ・ブリディッチGMはどのようにチームを強化していくつもりなのか。ブリディッチが今オフの補強プランを明らかにしている。

     今季のロッキーズの躍進を投手陣の期待以上の頑張りが後押ししていたことは疑いようのない事実である。先発陣では新人投手たちの健闘が目立ち、ブルペン陣ではセーブ王に輝いたグレッグ・ホランドを中心に、途中加入のパット・ニーシェック、左腕のジェイク・マギーらが活躍。シーズン途中で加入した好捕手、ジョナサン・ルクロイの働きも大きかった。しかし、ここで名前を挙げたホランド、ニーシェック、マギー、ルクロイの4人はいずれもシーズン終了後にフリーエージェントとなっている。ブリディッチは「今オフは投手と捕手の補強を最優先に考えているよ」と、これらの選手の穴埋めが最優先事項であることを明言している。

     ホランドがフリーエージェントとなったクローザーについては、ホランドとの再契約を目指しつつ、ウェイド・デービスやブランドン・キンツラーも獲得候補に挙がっている。また、トレードでジャスティン・ウィルソン(カブス)、ザック・ブリットン(オリオールズ)、アレックス・コロメイ(レイズ)といったリリーバーの獲得に動く可能性もありそうだ。

     正捕手として活躍したルクロイとの再契約は間違いなく今オフのロッキーズにとって最優先事項である。ブリディッチはトレード市場やフリーエージェント市場における他の選択肢を模索しつつも、「(ルクロイと)交渉中だよ」とルクロイとの再契約に動いていることを明言した。

     一方、カルロス・ゴンザレスとマーク・レイノルズがフリーエージェントとなり、ポストシーズン進出を果たした今季のチームから正右翼手と正一塁手が抜ける形となったが、球団内に穴を埋め得る選手がいるため、こちらの穴埋めは後回しになっている。一塁にはイアン・デズモンドがおり、右翼にもヘラルド・パーラ、ライメル・タピア、デービッド・ダールとレギュラー候補が目白押し。ブリディッチはゴンザレスと再契約を結ぶ可能性について「現時点ではゼロだ。今後どこかで可能性が出てくるかもしれないけどね」と話しており、これらのポジションで主力級の選手を獲得する可能性は低いと見ていいだろう。

     ブルペンと捕手。この2つの補強に成功すれば、来季のロッキーズは今季同様、ナ・リーグ西部地区の戦いを盛り上げてくれるに違いない。


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  • カブスが今季29セーブのキンツラーに興味か

    2017.12.6 17:39 Wednesday

     クローザーのウェイド・デービスがフリーエージェントとなり、クローザー経験者のヘクター・ロンドンをノンテンダーFAとしたカブスは試合終盤を任せることのできるリリーバーを必要としている。MLB.comのジョン・ポール・モロシによると、カブスはナショナルズからフリーエージェントとなったブランドン・キンツラーに興味を示しているようだ。

     今年8月に33歳の誕生日を迎えたキンツラーは、今季ツインズで45試合、ナショナルズで27試合に登板し、計72試合で4勝3敗29セーブ、防御率3.03をマーク。ツインズではクローザー、ナショナルズではセットアッパーとして安定したピッチングを続け、登板数は自己最多(2013年の71試合)を更新した。シンカー主体のピッチングを展開するグラウンドボール・ピッチャーであるため奪三振率は極めて低く、相手打者を圧倒するようなピッチングを見せる投手ではないが、直近5シーズンで防御率2点台~3点台前半を4度記録するなど安定感は抜群。安心して試合終盤を任せることのできる投手である。

     モロシは「交渉は進んだ段階ではない」とリポートしており、まだ本格的な交渉は開始されていない模様。カブスはデービスとの再契約に動く可能性も取り沙汰されており、トレード市場とフリーエージェント市場の両面で様々な選択肢を検討しながら最終的な判断を下すことになりそうだ。

     野手陣は若くて才能豊かな選手で溢れており、カブスの今オフの課題は兎にも角にも投手陣の補強。ジェイク・アリエタ、ジョン・ラッキーの退団により先発ローテーションにも穴があり、リリーバーのみならず先発投手の補強も必須となっている。今季地区2位のブリュワーズは再建を終えてポストシーズン進出を狙えるチームを築き上げ、同3位のカージナルスも虎視眈々と復権を狙っており、地区2連覇中のカブスとはいえ、うかうかしていられない状況。セオ・エプスタイン野球部門社長の手腕が試されるオフシーズンとなりそうだ。


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      10月26日 2017年カブス名場面集

  • 元ブレーブスの有望株4人が他球団と契約合意

    2017.12.6 16:30 Wednesday

     国外選手獲得の際の不正が発覚し、ブレーブスは12選手との契約が無効となった。ブレーブス以外の29球団とこれら12選手との契約が日本時間12月6日に解禁され、12選手のなかで最高の有望株と目されるケビン・マイタンを含む4選手が早くも他球団と契約に至っている。

     国外選手を獲得する際にはインターナショナル・ボーナスプールの制限が設けられているが、今回の契約は特例として2017-18年の契約ピリオドと2018-19年の契約ピリオド、どちらのインターナショナル・ボーナスプールから契約金を出すかを選択することができる。また、各選手はブレーブスから受け取った契約金を保証されており、日本時間1月16日までに他球団と契約した場合には追加の契約金を受け取れる。同日以降に他球団と契約した場合は追加の契約金を受け取ることはできず、また、ブレーブスとの再契約を希望する場合は日本時間5月2日まで待たなければならない(当然ながらこの場合も追加の契約金はなし)。

     解禁初日となった今日、エンゼルスがマイタン(遊撃手:契約金220万ドル)、リバン・ソト(遊撃手:同85万ドル)の2選手と契約。ロイヤルズはイェフリ・デル・ロサリオ(右腕:同65万ドル)、フィリーズはエイブラハム・グティエレス(捕手:同55万ドル)と契約合意に至ったようだ。残りの8選手はユニオール・セベリーノ(二塁手)、イェンシー・ペーニャ(遊撃手)、フアン・コントレラス(右腕)、フアン・カルロス・ネグレット(外野手)、ギレルモ・スニガ(右腕)、アントニオ・スクレ(外野手)、ブランドル・メスキータ(外野手)、アンヘル・ロハス(遊撃手)という顔ぶれになっている。

     大谷翔平(北海道日本ハム)争奪戦において一次審査を突破したエンゼルスだが、今回のマイタンとソトに対する契約金は2018-19年のインターナショナル・ボーナスプールから出しており、今オフの大谷資金への影響はない。大谷の動向とともに、残る8選手の動向にも注目だ。


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