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  • 左腕・カイケル獲得レースの本命はヤンキースか

    2019.6.5 11:20 Wednesday

     アストロズで7年間プレイし、通算防御率3.66、シーズン200イニング以上を3度記録したほか、2015年にはア・リーグのサイ・ヤング賞に輝いたダラス・カイケル。実績豊富な先発左腕は昨季終了後にフリーエージェントとなるも、現在に至るまで契約が決まらずにいる。しかし、2019年のドラフトがスタートしたことによってカイケル獲得に伴うドラフト指名権の喪失が発生しなくなり、カイケルの市場が本格的に動き始めている。関係者によると、獲得レースの本命はヤンキースであると見られているようだ。

     日本時間6月5日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、カイケル獲得レースの先頭を走っているのはヤンキースとブレーブスだという。その後、フェインサンドは別の関係者から聞いた話として、ヤンキースが本命であることを伝えており、ブレーブスはツインズやカージナルスとともに「第二集団」に位置しているようだ。

     ヤンキースは開幕前から現在に至るまで、エース右腕のルイス・セベリーノを欠いた状態での戦いを強いられており、ジェームス・パクストンとCCサバシアの両左腕もコンディション面に不安を抱えている。また、今季すでに9勝をマークしているドミンゴ・ヘルマンは、シーズン後半に投球イニング数の制限を設けられる見込みであり、カイケルはこうした不安要素を一掃するためにうってつけの存在と言える。

     一方のブレーブスは資金面にそれほど余裕がないと見られており、マックス・フリードやマイク・ソローカといった若手投手が台頭していることもあって、カイケル獲得への動きを本格化させるかどうかは微妙なところ。しかし、日本時間6月4日終了時点で地区首位のフィリーズに0.5ゲーム差の2位につけていることもあり、2年連続の地区優勝に向けてカイケル獲得という決断を下す可能性もある。

     ツインズやカージナルスも含め、ようやくカイケルの市場が本格的に動き始めたことは間違いない。早ければ近日中にも、元サイ・ヤング賞左腕の新天地が決定することになるかもしれない。

  • フィリーズ・マカッチェン 左膝前十字靭帯断裂で今季終了へ

    2019.6.5 11:00 Wednesday

     フィリーズは主力選手の1人を欠いた状態で、今季の残り試合を戦わねばならなくなった。フィリーズは、日本時間6月4日の試合で走塁時に左膝を痛めたアンドリュー・マカッチェンがMRI検査を受けた結果、左膝の前十字靭帯が断裂していたと同5日に発表。ナ・リーグ東部地区の首位に立つフィリーズにとって大きな痛手となることは間違いない。

     昨年12月に総額5000万ドルの3年契約でフィリーズに加入したマカッチェンは、正左翼手として59試合に出場し、打率.256ながら10本塁打、出塁率.378、OPS.834と上々の成績をマーク。長打力と高出塁率を兼ね備えたリードオフマンとして、文字通り打線を牽引してきた。開幕からの60試合のうち59試合でリードオフマンを務め、ナ・リーグ最多の43四球を記録していただけに、その離脱によるダメージの大きさは計り知れない。

     マカッチェンの戦線離脱に伴い、フィリーズはAAA級リーハイバレーからアダム・ヘイズリーを昇格させており、ヘイズリーは日本時間6月5日のパドレス戦でメジャーデビューを果たす予定となっている(8番・中堅で先発出場予定)。また、マカッチェンに代わるリードオフマンには正二塁手のセザー・ヘルナンデスが起用されている。

     フィリーズはマリナーズとのトレードでジェイ・ブルースを獲得したばかりだが、「対右腕用の左翼手」として起用されると見られていたブルースは、マカッチェンの戦線離脱により正左翼手としての出場機会を得ることになる。また、今季ここまで打率.325と好調のスコット・キンガリーは、日本時間6月5日のパドレス戦では「7番・三塁」で起用されているが、ヘイズリーがメジャーのレベルに適応できなければキンガリーが中堅を守る機会が多くなるだろう。フィリーズは今後、ヘイズリー、キンガリー、そしてDV容疑で逮捕されて戦列を離れているオドゥベル・ヘレーラの状況を見ながら、外部からの補強(三塁手ないし外野手)を検討することになりそうだ。

  • 2019年ドラフト 全体1位大学生捕手のラッチマン

    2019.6.4 13:55 Tuesday

     日本時間6月4日、2019年のドラフトがスタートし、補償指名権や戦力均衡ラウンドを含む1巡目では41人が指名を受けた。全体1位指名権を持つオリオールズから指名を受けたのは、大学生捕手のアドリー・ラッチマン。打撃面では確実性、長打力、選球眼を兼ね備え、総合的な守備力に対する評価も高く、人間性への評価も上々とあって、今回のドラフトの最大の目玉選手であっただけでなく、「球団の顔」となる選手へ成長することを期待されている。

     全体2位指名権を持つロイヤルズは、高校生遊撃手のボビー・ウィットJr.を指名。同名の父は1985年にレンジャーズから全体3位指名を受けてプロ入りしており、親子コンビとしては史上最高順位で指名されることとなった。全体3位指名権を持つホワイトソックスは、毎年3割&30本塁打をクリアするような強打者へ成長することを期待されている大学生一塁手のアンドリュー・ボーンを指名。なお、1巡目で指名を受けた41人は以下のようになっている。

    ●1巡目
    1位 オリオールズ アドリー・ラッチマン(捕手/大学生)
    2位 ロイヤルズ ボビー・ウィットJr.(遊撃手/高校生)
    3位 ホワイトソックス アンドリュー・ボーン(一塁手/大学生)
    4位 マーリンズ JJブレデイ(外野手/大学生)
    5位 タイガース ライリー・グリーン(外野手/高校生)
    6位 パドレス CJエイブラムス(遊撃手/高校生)
    7位 レッズ ニック・ロドーロ(左腕/大学生)
    8位 レンジャーズ ジョシュ・ユン(三塁手/大学生)
    9位 ブレーブス シェイ・ランゲリアーズ(捕手/大学生)
    10位 ジャイアンツ ハンター・ビショップ(外野手/大学生)
    11位 ブルージェイズ アレック・マノアー(右腕/大学生)
    12位 メッツ ブレット・ベイティ(三塁手/高校生)
    13位 ツインズ ケオーニ・キャバコ(三塁手/高校生)
    14位 フィリーズ ブライソン・ストット(遊撃手/大学生)
    15位 エンゼルス ウィル・ウィルソン(遊撃手/大学生)
    16位 ダイヤモンドバックス コービン・キャロル(外野手/高校生)
    17位 ナショナルズ ジャクソン・ラトレッジ(右腕/短大生)
    18位 パイレーツ クイン・プリースター(右腕/高校生)
    19位 カージナルス ザック・トンプソン(左腕/大学生)
    20位 マリナーズ ジョージ・カービー(右腕/大学生)
    21位 ブレーブス ブラデン・シューメイク(遊撃手/大学生)
    22位 レイズ グレッグ・ジョーンズ(遊撃手/大学生)
    23位 ロッキーズ マイク・トーリア(一塁手/大学生)
    24位 インディアンス ダニエル・エスピーノ(右腕/高校生)
    25位 ドジャース コディ・ホース(三塁手/大学生)
    26位 ダイヤモンドバックス ブレイク・ウォルストン(左腕/高校生)
    27位 カブス ライアン・ジェンセン(右腕/大学生)
    28位 ブリュワーズ イーサン・スモール(左腕/大学生)
    29位 アスレチックス ローガン・デービッドソン(遊撃手/大学生)
    30位 ヤンキース アンソニー・ボルプ(遊撃手/高校生)
    31位 ドジャース マイケル・ブッシュ(ユーティリティ/大学生)
    32位 アストロズ コリー・リー(捕手/大学生)

    ●フリーエージェントの補償指名権
    33位 ダイヤモンドバックス ブレナン・マローン(右腕/高校生)
    34位 ダイヤモンドバックス ドリー・ジェイムソン(右腕/大学生)

    ●戦力均衡ラウンド
    35位 マーリンズ キャメロン・マイズナー(外野手/大学生)
    36位 レイズ JJゴース(右腕/高校生)
    37位 パイレーツ サミー・シアーニ(外野手/高校生)
    38位 ヤンキース T.J.シッケマ(左腕/大学生)
    39位 ツインズ マット・ウォルナー(外野手/大学生)
    40位 レイズ セス・ジョンソン(右腕/大学生)
    41位 レンジャーズ デービス・ウェンゼル(三塁手/大学生)

  • 【月間アウォード】5月の受賞者が決定

    2019.6.4 12:45 Tuesday

     日本時間6月4日、メジャーリーグ機構は4つの月間アウォード(月間最優秀選手、月間最優秀投手、月間最優秀新人、月間最優秀救援投手)について、5月の受賞者を発表した。月間最優秀選手にはラファエル・デバース(レッドソックス)とジョシュ・ベル(パイレーツ)、月間最優秀投手にはルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)と柳賢振(リュ・ヒョンジン:ドジャース)、月間最優秀新人にはマイケル・チャビス(レッドソックス)とオースティン・ライリー(ブレーブス)、月間最優秀救援投手にはアロルディス・チャップマン(ヤンキース)とジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)が選出された。

     デバースはア・リーグ最多の40安打を放ち、打率.351、出塁率.380、長打率.640の好成績をマーク。現地時間19日から31日にかけて自己最長の11試合連続安打を記録したほか、同20日から28日にかけて8試合連続で長打&得点を記録し、1982年にドワイト・エバンスが樹立した球団記録に並んだ。一方のベルは両リーグ最多の46安打&31打点をマークし、12本塁打も両リーグ最多タイ。打率.390、出塁率.442、長打率.797、OPS1.238はいずれも両リーグTOP5以内にランクインした。月間94塁打はパイレーツの球団新記録であり、月間12二塁打&12本塁打を達成したのはハンク・アーロン、フランク・ロビンソンに次いで史上3人目の快挙だった。

     ジオリトは6先発で41回1/3を投げ、5勝0敗、防御率1.74、46奪三振の好成績をマーク。昨季両リーグワーストの防御率6.13に終わった元トップ・プロスペクトが、ついに本格開花のときを迎えている。一方の柳は32イニング連続無失点を記録するなど、月間45回2/3を投げて防御率0.59という驚異的な数字をマーク。本拠地ドジャー・スタジアムでは27回2/3連続無失点を続けている。

     チャビスは7本塁打、19打点、長打率.457をマーク。メジャーデビューからの35試合で10本塁打以上を放った球団史上3人目の選手となった。75打席以上のルーキーでは、出塁率.358がリーグ1位、10本塁打、長打率.500、22得点、28打点はいずれも同2位の数字である。一方のライリーは現地時間15日にメジャーデビュー。そこから予想以上の活躍を見せ、史上4人目となる「デビュー16試合で8本塁打」を達成した。5月は出場15試合で打率.356、7本塁打、20打点をマーク。1ヶ月の半分しかメジャーでプレイしていないにもかかわらず、月間最優秀新人に選出された。

     チャップマンは11度のセーブ機会を全て成功させ、11回1/3を投げて1点しか与えなかった。18三振を奪った一方で、被打率.128と相手打者を圧倒。月間11セーブは両リーグ最多であり、速球の平均球速98マイルは、4月より約1マイルも上昇していた。一方のヘイダーは6セーブ、防御率0.71の好成績をマーク。21奪三振、被打率.098とほぼ完璧なピッチングを見せた。相手打者の267度のスイングのうち、空振りは実に126度。空振り率47.2%は断トツの数字となっている。

  • 週間最優秀選手にジオリトとストーリーが選出

    2019.6.4 11:10 Tuesday

     日本時間6月4日、メジャーリーグ機構は2019年レギュラーシーズン第10週の週間最優秀選手を発表し、ア・リーグはルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)、ナ・リーグはトレバー・ストーリー(ロッキーズ)が選出された。今季ブレイク中のジオリトは自身初の選出。ストーリーは2016年に2度、昨年7月に1度選出されており、通算4度目の選出となった。

     24歳のジオリトは、2試合に先発して合計15回1/3を投げ、2勝をマークしただけでなく、奪三振19、与四球1、失点3という見事なピッチングを披露。5月は6度の先発で5勝0敗、防御率1.74という素晴らしい成績を残し、月間最優秀投手にも選出されている。昨季は規定投球回以上の投手のなかでは両リーグワーストの防御率6.13に終わり、今季も最初の4先発で防御率5.30だったジオリトだが、その後は元トップ・プロスペクトの本領を発揮。直近のおよそ4週間半は、相手打者を打率.173、OPS.459に封じる快投を続けている。

     一方、26歳のストーリーは、6試合に出場して打率.524(21打数11安打)、3二塁打、1三塁打、2本塁打、7打点と打ちまくった。ちなみに、この7打点は全て2本塁打を放った日本時間6月1日のブルージェイズ戦で記録したものである。この日から始まったブルージェイズ3連戦では、全ての試合で1本以上の長打を含む3安打以上をマークするなど絶好調で、チームの8連勝に大きく貢献。現在、53得点でリーグトップに立っているほか、68安打はリーグ5位タイ、129塁打はリーグ6位タイと各部門でリーグ上位に名を連ね、メジャーを代表する攻撃型ショートストップとして活躍を続けている。

  • フィリーズがトレードで通算300本塁打のブルースを獲得

    2019.6.3 16:25 Monday

     日本時間6月3日、フィリーズはマリナーズとのトレードが成立して通算300本塁打のスラッガー、ジェイ・ブルースを獲得したことを発表した。ブルースは現地時間2日の朝、両球団がトレードを公式発表する数時間前にフィリーズへの移籍を聞かされたという。また、マリナーズはフィリーズからマイナー三塁手のジェイク・シャイナーを獲得した一方、ブルースの残り契約(来季まで)の2130万ドルのうち1850万ドル以上を負担することになった(フィリーズの負担分は275万ドルのみ)。

     フィリーズは控え外野手のニック・ウィリアムスが打率.159、1本塁打、OPS.437と不振に陥っているほか、ロマン・クインは健康面に問題を抱えており、ディラン・コゼンスは左足の手術により今季の残り試合を欠場する可能性が大。さらに正中堅手のオドゥベル・ヘレーラがDV容疑で逮捕されて戦線離脱を余儀なくされており、外野手の補強を必要としていた。また、今季の代打成績が打率.152、1本塁打、OPS.413と振るわず、ベンチに「打てる選手」を置く必要性もあった。ブルースはこの2つの補強ポイントをカバーできる選手であり、「優勝争いができるチームに加われるのは嬉しい。長い間ナ・リーグでプレイしてきたし、東部地区でのプレイ経験もある。フィリーズの優勝を手助けするのが僕の目標だよ」と移籍を歓迎したうえで、意気込みを口にした。

     ヘレーラの戦線離脱後、フィリーズはアンドリュー・マカッチェンとスコット・キンガリーを中堅手として併用しているが、ブルースはマカッチェンが中堅に入る際の左翼手として起用される見込みである(キンガリーが中堅に入る際はマカッチェンが左翼を守る)。また、通算300本塁打の長打力を生かし、「代打の切り札」として起用される場面も多くなるだろう。

     なお、フィリーズのマット・クレンタックGMは「まだ(補強期間は)2ヶ月ある」と語り、8年ぶりのポストシーズン進出に向けて、「ノン・ウエーバー・トレード・デッドライン」の7月末までにさらなる補強に動く可能性を示唆した。

  • カージナルスの名捕手・モリーナが故障者リスト入り

    2019.6.1 15:50 Saturday

     日本時間6月1日、カージナルスは正捕手のヤディアー・モリーナを10日間の故障者リストに登録したことを発表した。モリーナは右手親指の腱を痛め、2試合を欠場していたが、日本時間5月30日に遡って故障者リストに登録されることとなった。

     モリーナは最短で日本時間6月9日に戦列復帰が可能となるものの、カージナルスはモリーナの予定復帰時期や治療プランについて、今のところは詳細を発表していない。ジョン・モゼリアック野球部門社長によると、モリーナは日本時間6月1日に専門家の診察を受けることになっており、それを受けて今後のプランを決定する方針だという。

     日本時間5月27日のブレーブス戦で右手親指を痛めたモリーナは、次カードのフィリーズ3連戦の初戦にも出場。しかし、捕手としてのキャッチングやスローイングには影響がないものの、バッティング面でプレイに支障があることが判明し、フィリーズ3連戦の残り2試合を欠場していた。メジャー16年目を迎えているモリーナにとって、今回が自身6度目の故障者リスト入りとなる。

     モリーナの戦線離脱に伴い、控え捕手として3割を大きく上回る高打率をマークしていたマット・ウィータースが正捕手に繰り上がることとなり、控え捕手として球団2位の有望株と評されているアンドリュー・キズナーがメジャー初昇格を果たした。24歳のキズナーは今季AAA級メンフィスで37試合に出場し、打率.286、5本塁打、17打点をマークしている。

     5月に入って急失速し、開幕55試合終了時点で27勝28敗と負けが先行する苦しい戦いとなっているカージナルスにとって、正捕手というだけでなく、チームの精神的支柱でもあるモリーナが戦列を離れることによるダメージの大きさは計り知れない。しかし、ウィータース&キズナーで賄う捕手のポジションは、他球団に大きく引けを取るわけではない。4年ぶりのポストシーズン進出に向けて、モリーナ離脱期間中の戦いが大きなカギを握ることになりそうだ。

  • 通算233本塁打のゴンザレスがカブスとマイナー契約へ

    2019.5.31 10:35 Friday

     日本時間5月31日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、カブスは先日インディアンスを解雇されたばかりのベテラン外野手、カルロス・ゴンザレスとマイナー契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ゴンザレスはまずAAA級アイオワに合流し、早い段階でメジャーのベンチ要員に加わることが予想されている。

     オールスター・ゲーム選出3度、シルバースラッガー賞2度、ゴールドグラブ賞3度の実績を誇る33歳のゴンザレスは、昨季終了後にロッキーズからフリーエージェントとなったあと、なかなか契約が決まらず、日本時間3月20日にインディアンスとマイナー契約。レギュラーシーズン開幕後の日本時間4月15日にメジャー昇格を果たして30試合に出場したが、打率.210、2本塁打、OPS.558と期待に応える結果を残すことができず、日本時間5月23日にDFAとなり、その後解雇されていた。

     カブスは現在、ベンチの最後の1枠をジム・アドゥシとマーク・ザグーニスが争っている状況であり、ザグーニスにAAA級でコンスタントな出場機会を与えるために今のところはアドゥシがメジャーのロースターに入っているが、ここに実績豊富なゴンザレスが加わることでベンチの質は間違いなく向上するだろう。また、AAA級で調整中のイアン・ハップを無理に昇格させず、引き続きAAA級で実戦経験を積ませることができるようになる点もゴンザレス加入のメリットと言える。

     打球の平均初速度が昨季の89.4マイルから86.6マイルに低下し、空振り率が昨季の14.8%から17.0%に上昇するなど、データ的には衰えが見られ、ゴロ率58.3%もキャリア平均(46.1%)を大きく上回っているため、今後どこまでパフォーマンスを向上させられるかは微妙なところ。2010年にリーグ最多の197安打を放って首位打者(打率.336)に輝いた男がナ・リーグ中部地区の首位を走るカブスで意地を見せられるか注目したい。

  • スター遊撃手・コレアが肋骨骨折で4~6週間の戦線離脱へ

    2019.5.30 13:45 Thursday

     ジョージ・スプリンガーとホゼ・アルトゥーベを故障で欠いているアストロズだが、さらに主力選手を欠くことになった。日本時間5月30日、正遊撃手のカルロス・コレアが肋骨を骨折したことが明らかになり、4~6週間の戦線離脱を強いられることになったのだ。しかも、骨折の原因は日本時間5月29日に自宅で受けたマッサージであることが明らかになり、大きな話題となっている。

     アストロズのA.J.ヒンチ監督は、コレアの戦線離脱について「我々にとって大きな損失だよ」とコメント。「彼は故障者リストに登録されることになる。ある程度の期間、戦列を離れることになるだろうね。我々はチームとして彼の不在に対応していかなければならないし、彼がいない間もしっかり戦っていかなければならない」と今後について語った。

     ジェフ・ルーノウGMは、アルトゥーベ、スプリンガー、コレアと主力3選手を欠く状況について「我々のチームにとって困難な時間になるだろうね。今は6~7人の選手を故障で欠いている状態だけど、6月の戦いに向けてフラストレーションの溜まる状況だ。今季は良いスタートを切れたけど、今は選手層が薄くなってしまっている。選手を柔軟に起用して、良い戦いを続けていきたいね」とコメント。「外部からの補強も含め、様々な選択肢を検討するつもりだけど、我々のチームには才能豊かな選手がたくさんいるし、必ず乗り切れると思う」と自軍に対する自信も見せた。

     今季ここまで打率.295、11本塁打、OPS.907の好成績をマークしながらも、グラウンド外でのアクシデントにより戦線離脱を強いられることになったコレアは、日本時間5月30日はグラウンドに姿を見せず、球団を通して声明を発表。そのなかで「グラウンド外での出来事について本当に落胆している。自宅でマッサージを受けているときに肋骨を骨折してしまった。このような形の故障は、通常よりもフラストレーションが溜まるものだ。世界一の座に返り咲くためにチームを助けられるように、出来るだけ早くグラウンドに戻りたい」とコメントした。

     日本時間5月30日のカブス戦では、正一塁手のユリ・グリエルが三塁、正三塁手のアレックス・ブレグマンが遊撃に入り、一塁にはタイラー・ホワイトが起用されたが、しばらくの間はこれを基本布陣として戦っていくことになりそうだ。

  • オールスター・ゲーム ファン投票開始 変更点をチェック

    2019.5.29 18:35 Wednesday

     日本時間5月29日、2019年のオールスター・ゲーム出場選手を決めるファン投票がスタートした。今年のオールスター・ゲームは日本時間7月10日にインディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールドで開催される予定だが、出場選手決定のプロセスには大きな変更が加えられている。ここではその仕組みについて確認しておこう。

     今日スタートしたファン投票は、日本時間6月22日まで25日間にわたって行われる。各球団は投手を除く各ポジションに選手をノミネートしているが、日本人選手ではエンゼルスの大谷翔平が指名打者部門に唯一ノミネートされた。まずは、従来通りのファン投票により「スターターズ・エレクション」と呼ばれるオールスター・ゲームに先発出場する選手を選出するラウンドへ進出する選手を選択(各ポジション上位3名、外野手のみ上位9名)。次に日本時間6月27日から28時間限定で「スターターズ・エレクション」が行われ、先発出場する選手が決定される。

     「スターターズ・エレクション」に進出するファイナリストは、日本時間6月22日に発表される予定となっており、「スターターズ・エレクション」の最終結果は同28日に発表予定。そして、その3日後にはオールスター・ゲームの両リーグのロースターが発表される予定だが、「スターターズ・エレクション」で選出される選手以外は、選手間投票とコミッショナー事務局の選出に基づいて決定されることになっており、最後の1枠を争う「ファイナル・ボート」も今年は開催されない。要するに、両リーグの指揮を執るアレックス・コーラ監督(レッドソックス)とデーブ・ロバーツ監督(ドジャース)はロースター編成に関する決定権を持たないのである。

     今回導入された「スターターズ・エレクション」は、「ファイナル・ボート」の興奮をより広範囲に広げることを目的としていると言われる。また、オールスター・ゲームのファン投票では春先に強烈なインパクトを残した選手が優位に立つことが多いものの、ファン投票を2ラウンド制にすることで、よりリアルタイムなパフォーマンスを選考に反映させる狙いもあるようだ。なお、ファン投票特設サイトはこちらからアクセス可能である。

  • 週間最優秀選手にケプラーとアレナードが選出

    2019.5.29 10:30 Wednesday

     日本時間5月29日、メジャーリーグ機構は2019年レギュラーシーズン第9週の週間最優秀選手を発表し、ア・リーグはマックス・ケプラー(ツインズ)、ナ・リーグはノーラン・アレナード(ロッキーズ)が選出された。ケプラーは3本、アレナードは4本のホームランを放ち、両者とも.500を超える高打率をマーク。打撃面での活躍を高く評価され、受賞に至った。

     ケプラーはいずれも両リーグトップとなる打率.571、出塁率.600、長打率1.190という見事な数字をマーク。もちろん、OPS1.790も両リーグトップだった。26歳の右翼手であるケプラーは、今季すでに105本塁打を記録しているツインズ打線の一角を担い、週間3本塁打を記録。10得点も両リーグ最多、10打点はメジャー最多タイだった。ケプラーが週間最優秀選手に選出されるのは、ルーキーイヤーの2016年8月以来2度目となっている。

     一方のアレナードは、ケプラーに次ぐ打率.538、長打率1.077をマークし、打率、長打率、OPS1.632はいずれもナ・リーグトップの数字だった。28歳の三塁手であるアレナードは、ナ・リーグ最多となる週間4本塁打を記録し、日本時間5月26日には通算200本塁打を達成。7得点、9打点とその他の部門でも優秀な成績を残した。アレナードが週間最優秀選手を受賞するのは今回が6度目。メジャー2年目の2014年から毎年1度ずつ受賞している。

  • 故障者続出のメッツ ベテラン外野手・ケンプとマイナー契約

    2019.5.25 10:50 Saturday

     主力野手に故障者が続出し、現在のレギュラー外野手3名のうち2名がAAA級から昇格したばかりのベテランであるメッツは、薄くなった選手層をカバーすべく日本時間5月5日にレッズを解雇されたマット・ケンプとマイナー契約を結んだことを発表した。通算281本塁打の実績を誇るケンプは外野のレギュラー争いに加わることになりそうだ。

     メッツは現在、マイケル・コンフォートが脳震盪、ブランドン・ニモが首の炎症、ジェフ・マクニールが左ハムストリング痛、ヨエニス・セスペデスが足首骨折で故障者リストに登録されており、セスペデスは今季絶望が確実となっている。主力外野手に故障が相次ぐなか、メッツはAAA級シラキュースからカルロス・ゴメスとラジェイ・デービスを昇格させて急場をしのいでいるものの、メジャーとAAA級の双方で外野手の層が薄くなっていることは否定できない。それをカバーすべくケンプとのマイナー契約に至った。

     今季のケンプはレッズで20試合に出場して打率.200、1本塁打に終わり、早々に解雇。ジェシー・ウィンカーの台頭やデレク・ディートリックの予想以上の活躍により、レッズでは余剰戦力となっていた。しかし、昨季はドジャースで打率.290、21本塁打とまずまずの成績を残しており、通算で左腕に対して打率.314をマークしていることを考えると、主に対左腕用の外野手として貴重な戦力となるはずだ。

     なお、コンフォートは早期復帰が見込まれているものの、ニモとマクニールはしばらくの間、戦列を離れることが予想されている。メッツはゴメス、ラジェイ・デービス、ケンプというベテラントリオのほか、ジャイアンツからウエーバーでアーロン・アルテールを獲得しており、本来は内野手であるJ.D.デービスも加えた5人で、コンフォート復帰までは外野の3枠、コンフォート復帰後は外野の2枠を賄っていくことになるだろう。ケンプが新天地メッツでもう一花咲かせることができるか注目だ。

  • 殿堂入り選手の息子が2人 ブルージェイズが史上初の快挙

    2019.5.25 10:30 Saturday

     殿堂入り選手ブラディミール・ゲレーロを父に持つブラディミール・ゲレーロJr.が活躍中のブルージェイズは、日本時間5月25日、同じく殿堂入り選手のクレイグ・ビジオを父に持つキャバン・ビジオをメジャーへ昇格させた。殿堂入り選手の息子2人がチームメイトになるのは、メジャーリーグ史上初めての出来事である。なお、同日のパドレス戦にゲレーロJr.は「2番・三塁」、ビジオは「8番・二塁」で先発出場している。

     ゲレーロJr.の父ブラディミールは、エクスポズ、エンゼルスなどで16年にわたってプレイした強肩強打の外野手であり、エクスポズ時代の2002年には「40-40」にあと一歩と迫る39本塁打&40盗塁を記録。エンゼルス移籍1年目の2004年には打率.337、39本塁打、126打点の好成績でア・リーグMVPに選出された。通算では2590安打、449本塁打、打率.318、OPS.931をマークし、2018年にアメリカ野球殿堂入りを果たした。ゲレーロJr.はメジャー昇格当初こそメジャーレベルの投手に苦しんだものの、その後は徐々に本領を発揮し、今季ここまで22試合に出場して打率.241、5本塁打、OPS.761をマークしている。

     一方、ビジオの父クレイグは、アストロズ一筋で20年にわたってプレイした名二塁手であり、通算3060安打を記録。オールスター・ゲーム選出7度、シルバースラッガー賞5度、ゴールドグラブ賞4度という輝かしい実績を誇り、背番号「7」はアストロズの永久欠番となっているほか、2015年にはアメリカ野球殿堂入りを果たした。息子キャバンは24歳の有望株で、昨季はAA級で26本塁打、99打点をマーク。今季は初のAAA級で打率.307、6本塁打、OPS.949と結果を残し、初めてのメジャー昇格となった。

     なお、ブルージェイズのマイナー組織にはゲレーロJr.やビジオのほかにも有名選手の息子、いわゆる「二世選手」が多く在籍している。ボー・ビシェットはロッキーズなどで活躍したダンテ・ビシェットの息子、グリフィン・コーナインは2度のワールドシリーズ制覇の経験があるジェフ・コーナインの息子、ケーシー・クレメンスは大投手ロジャー・クレメンスの息子である。

  • オリオールズがメッツから俊足の外野手・ブロクストンを獲得

    2019.5.23 11:45 Thursday

     日本時間5月23日、オリオールズはインターナショナル・ボーナスプール50万ドルとのトレードで、メッツから29歳の外野手、キーオン・ブロクストンを獲得したことを発表した。ブリュワーズ時代の2017年に20本塁打・21盗塁をマークしたことのあるブロクストンだが、昨季は打率.179、メッツに移籍した今季も打率.143と低迷。先週メッツからDFAとなったところをオリオールズが獲得する形となった。

     ブロクストンは、メジャー2年目の2016年に75試合で9本塁打・23盗塁・OPS.784をマークし、メジャー定着を果たした2017年には143試合に出場して20本塁打・21盗塁・OPS.719をマーク。しかし、昨季はロレンゾ・ケインとクリスチャン・イェリッチの加入もあって出場機会が大幅に減少し、メッツに移籍した今季もここまで34試合で打率.143、本塁打なし、OPS.371と期待に応える活躍はできなかった。直近2シーズンは合計85試合で打率.165・OPS.568に終わっており、メジャー5年間での通算成績は打率.216・OPS.710となっている。

     ブロクストンは2016~2017年に2年連続20盗塁以上をマークした俊足を生かした外野守備にも定評があり、俊足と好守を武器に外野のレギュラー争いに加わることが予想される。オリオールズ公式サイトのデプスチャートでは現在、左翼はドワイト・スミスJr.、中堅はスティービー・ウィルカーソン、右翼はトレイ・マンシーニが一番手となり、ジョーイ・リカードが控えに入っている状況だが、ウィルカーソンに出場機会を奪われたリカードに代わり、ブロクストンがアクティブロースターに名を連ねることになるかもしれない。

     なお、オリオールズはブロクストン獲得に伴い、腰痛で戦列を離れている先発右腕のアレックス・カッブを10日間の故障者リストから60日間の故障者リストへ移している。また、ウエーバーでカブスから右腕のチャンドラー・シェファードを獲得し、同じく右腕のイェフリー・ラミレスをDFAとしたことが併せて発表されている。

  • 昨年ドラフト全体8位指名のスチュワートがNPBホークス入りへ

    2019.5.22 12:55 Wednesday

     昨年のドラフトでブレーブスから全体8位指名を受けながらも契約合意に至らなかった19歳の右腕、カーター・スチュワートが日本プロ野球の福岡ソフトバンクホークスと契約合意に至ったことが明らかになった。手首の故障を懸念され、ブレーブスとの契約合意に至らなかったスチュワートは東フロリダ州立短大に進学し、MLB Pipelineのドラフト有望株ランキングで59位にランクインするなど、今年のドラフトでも上位指名候補の1人となっていた。

     昨年のドラフトにおける注目株の1人だったスチュワートは、全体8位指名に割り当てられているスロット・マネー498万700ドルを少し下回る450万ドル程度の契約金を欲していた。しかし、ブレーブスからの提示額は200万ドル前後であったことが報じられており、契約合意には至らず。ホークスはスチュワートに日本行きを決断させるだけの好条件を用意し、異例の「ドラ1候補獲得」を実現させた。

     MLB PipelineのTwitterによると、スチュワートは今季、東フロリダ州立短大で74回1/3を投げ、被安打41、奪三振108(奪三振率13.08)、与四球26、防御率1.70をマーク。ブレーブスは昨年のドラフトにおけるスチュワートとの交渉決裂により、今年のドラフトで全体9位の補償指名権を得ている。また、スチュワートの代理人を務めるのは敏腕代理人として知られるスコット・ボラスであり、ボラスは過去にも有力なドラフト候補の日本行きを画策していたことがあったが、実現に至るのは今回が初めてとなる。

     ESPNのジェフ・パッサンは自身のTwitterで、スチュワートがホークスと総額700万ドル以上の6年契約で合意に至ったことを報じている。正式な契約は5月末になると見込まれているようだ。日本プロ野球で6年以上プレイし、25歳以上になれば、ボーナスプールの制限を受けずにメジャーリーグの球団と契約が可能になるため、ボラスはスチュワートが日本プロ野球で抜群の成績を残し、高額でメジャーリーグの球団に売りつけることを狙っているのかもしれない。

     スチュワートの異例の日本球界移籍はどのような結末を迎えるのか。スチュワートの今後に注目したい。

  • MLB公式サイトが選ぶ現時点の新人王はロウとパダック

    2019.5.22 11:00 Wednesday

     日本時間5月22日、MLB公式サイトでは記者陣による現時点での両リーグの新人王投票の結果を発表し、ア・リーグはブランドン・ロウ(レイズ)、ナ・リーグはクリス・パダック(パドレス)がトップに立った。36人の記者による投票のうち、ロウは1位票を26票、パダックは24票獲得。菊池雄星(マリナーズ)は1位票を3票獲得したものの、トータルのポイントでは3位以内に入れなかった。

     ア・リーグは26票のロウ、3票の菊池のほか、マイケル・チャビス(レッドソックス)が1位票を7票獲得。トータルのポイントでは、1位のロウ、2位のチャビスに次いでスペンサー・ターンブル(タイガース)が菊池を僅差でかわして3位に入った。しかし、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)がここにきて本領を発揮し始めているほか、ニッキー・ロペス(ロイヤルズ)も昇格後、上々の活躍を続けており、順位は今後大きく変動する可能性がある。

     一方、ナ・リーグは24票のパダックのほか、ピート・アロンゾ(メッツ)が6票、アレックス・ベルドゥーゴ(ドジャース)とマイク・ソローカ(ブレーブス)が各3票の1位票を獲得。9先発で4勝2敗、防御率1.93をマークしているパダックの活躍は見事だが、アロンゾは15本塁打、OPS.934、ソローカは7先発で5勝1敗、防御率1.01と新人らしからぬ活躍を見せており、極めてハイレベルな新人王争いとなっている。

     なお、各リーグの上位4名とその他の得票者は以下の通りとなっている(括弧内は日本時間5月21日終了時点での成績)。

    ●ア・リーグ
    1位 ブランドン・ロウ(レイズ:打率.291、10本塁打、OPS.909)
    2位 マイケル・チャビス(レッドソックス:打率.296、9本塁打、OPS.981)
    3位 スペンサー・ターンブル(タイガース:9先発、2勝3敗、防御率2.40)
    4位 菊池雄星(マリナーズ:11先発、3勝1敗、防御率3.43)
    ジョン・ミーンズ(オリオールズ:11試合、うち7先発、5勝4敗、防御率2.68)
    ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ:打率.235、4本塁打、OPS.766)
    ニッキー・ロペス(ロイヤルズ:打率.320、0本塁打、OPS.833)
    コービン・マーティン(アストロズ:2先発、1勝0敗、防御率3.86)
    タイ・バットリー(エンゼルス:22試合、2勝2敗2セーブ、防御率1.50)
    マーカス・ウォルデン(レッドソックス:16試合、6勝0敗、防御率1.37)
    ダニエル・ボーグルバック(マリナーズ:打率.270、14本塁打、OPS1.059)

    ●ナ・リーグ
    1位 クリス・パダック(パドレス:9先発、4勝2敗、防御率1.93)
    2位 ピート・アロンゾ(メッツ:打率.259、15本塁打、OPS.934)
    3位 アレックス・ベルドゥーゴ(ドジャース:打率.323、4本塁打、OPS.903)
    4位 マイク・ソローカ(ブレーブス:7先発、5勝1敗、防御率1.01)
    フェルナンド・タティスJr.(パドレス:打率.300、6本塁打、OPS.910)
    クリスチャン・ウォーカー(ダイヤモンドバックス:打率.268、8本塁打、OPS.863)

  • ブレーブスがマリナーズから救援右腕・スウォーザックを獲得

    2019.5.21 11:35 Tuesday

     日本時間5月21日、ブレーブスとマリナーズの間でトレードが成立し、ブレーブスは救援右腕のアンソニー・スウォーザックと金銭、マリナーズは救援右腕のアローディス・ビスカイーノと救援左腕のジェシー・ビドルを獲得した。ビスカイーノは4月中旬に右肩の手術を受けて今季絶望となっており、実質的にはスウォーザックとビドルのトレード。金銭とビスカイーノを加えることで年俸の差額を調整した形となった。

     ブレーブスは3年連続で2ケタのセーブを挙げていたビスカイーノを欠いたことで、ブルペンの補強を必要としていた。スウォーザックはメジャー10年目、33歳のベテラン右腕で通算331登板(うち先発32試合)の実績がある。マリナーズに加入した今季は一時クローザーを任されながらも、15試合で2勝2敗3セーブ、防御率5.27と不安定なパフォーマンス。しかし、ホワイトソックスとブリュワーズでプレイした2017年には70試合に登板して6勝4敗2セーブ、27ホールド、防御率2.33という好成績を残しており、当時の輝きを取り戻すことができれば、ブレーブスにとって大きな戦力となる。

     一方、マリナーズが獲得したビドルは、27歳の左腕である。メジャーデビューを果たした昨季、ブレーブスで60試合に登板して6勝1敗1セーブ、12ホールド、防御率3.11とまずまずの成績を残したものの、今季は15試合で0勝1敗、防御率5.40と不調。日本時間5月16日にDFAとなっていた。まだ27歳であることを考えると、復調や今後のさらなる成長も十分に期待でき、信頼のおける救援左腕を欠くマリナーズにとって貴重な戦力となるかもしれない。

     なお、スウォーザックとビスカイーノはともに今季終了後にフリーエージェントとなる。よって、ビスカイーノはマリナーズの一員として一度もプレイすることなくチームを去ることがほぼ確実となっている。

  • メッツ・セスペデスが牧場で足首骨折 今季終了が濃厚に

    2019.5.21 10:50 Tuesday

     両かかとの手術からのリハビリのために、開幕から故障者リスト入りが続いているヨエニス・セスペデス(メッツ)だが、今季中の戦列復帰が難しい状況に追い込まれた。セスペデスは日本時間5月19日に、フロリダ州にある自身の牧場で右足首の複数箇所を骨折。今季後半戦の戦列復帰が予想されていたものの、今回のアクシデントにより、今季中の戦列復帰はほぼ絶望となった。

     メッツのブロディ・バンワグネンGMは、セスペデスが牧場で激しく転倒し、何らかの穴で足首をひねったことを明らかにした。両かかとの手術を受けたあと、メッツはセスペデスの戦列復帰に向けてのタイムテーブルを明言してこなかったものの、バンワグネンは「彼は(戦列復帰に向けて)進歩を続けていた」とセスペデスのリハビリが順調に進んでいたことを強調。それだけに、野球とは関係のないところで起こった今回のアクシデントは、メッツにとって大きな痛手となる。

     セスペデスは2016年オフにオプトアウトの権利を行使したあと、メッツと4年1億1000万ドルで再契約。しかし、ハムストリングや股関節など故障が相次ぎ、2017年は81試合、昨年は38試合のみの出場に終わっている。その2年間での119試合で打率.282、26本塁打、OPS.869をマークしているように、健康であれば主砲としての活躍を期待できる選手ではあるものの、試合に出場できなければ、このような数字も無意味。仮に2020年の開幕戦でラインナップに戻ってきたとしても、セスペデスはすでに34歳となっているうえに、実戦からは21ヶ月も遠ざかることになり、以前のような活躍ができる保証もない。

     「我々が今考えていることは、セスペデスに最善のメディカルケアを与えることだ。今後に向けて何か良い方法が見つかることを願うばかりだよ」とバンワグネン。セスペデスはフィールド内外での相次ぐ故障から戦列復帰を果たし、チームの主砲として以前のような活躍を見せることができるのだろうか。

  • 週間最優秀選手にゲレーロJr.とベルが選出

    2019.5.21 10:00 Tuesday

     日本時間5月21日、メジャーリーグ機構は2019年レギュラーシーズン第8週の週間最優秀選手を発表し、ア・リーグはブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、ナ・リーグはジョシュ・ベル(パイレーツ)が選出された。メジャー初本塁打をきっかけに本塁打量産体制に入ったゲレーロJr.は球団史上最年少で週間最優秀選手を受賞。一方、チームの主砲として見事な活躍を見せているベルも初受賞となった。

     メジャーリーグ史上で最も注目されたプロスペクト(若手有望株)の1人であるゲレーロJr.は、メジャーデビューから13試合連続で本塁打なしに終わっていたものの、日本時間5月15日のジャイアンツ戦でメジャー初本塁打を含む2本のアーチを放つと、同18日と同20日にも1本ずつを放ち、1週間で4本塁打を量産。4本塁打はリーグ最多タイ、9打点は同2位タイの数字であり、打率.333、OPS1.321という好成績で週間最優秀選手に初選出された。なお、20歳59日での一発は球団最年少記録であり、ブルージェイズの選手が週間最優秀選手に選出されるのは昨年8月のケンドリズ・モラレス以来。父のブラディミール・ゲレーロは、現役時代に10度の週間最優秀選手に選出されている。

     ベルもゲレーロJr.同様に4本塁打を放つ活躍を見せた。フルシーズン2年目となった昨季は12本塁打に終わったベルだが、今季は本格開花を予感させる活躍を続けており、ここまでコディ・ベリンジャーとクリスチャン・イェリッチに次ぐリーグ3位の14本塁打を記録。週間4本塁打のほか、打率.407、OPS1.373という見事な活躍で自身初の週間最優秀選手に選出された。パイレーツの選手による週間最優秀選手受賞は昨年4月のジェイムソン・タイオン以来となった。

  • ドジャース・前田が左内転筋の挫傷で故障者リスト入り

    2019.5.18 03:30 Saturday

     日本時間5月18日、ドジャースは前田健太を左内転筋の挫傷を理由に10日間の故障者リストへ登録したことを発表した。これに伴う動きとして、内野手のマット・ビーティがメジャー再昇格、外野手のカイル・ガーリックがメジャー初昇格を果たしている。

     前田は自身3度目の故障者リスト入りとなる。今季はここまで9試合に先発して50回1/3を投げ、5勝2敗、防御率3.52、52奪三振と先発ローテーションの一角を担うに相応しい成績をマーク。直近2先発はいずれも無失点で、日本時間5月6日に敵地ペトコ・パークで行われたパドレス戦の4回以降、14回2/3を連続で無失点に抑えている。メジャー4年間の通算成績は42勝29敗、防御率3.77となっている。

     現在26歳のビーティは今季メジャーデビューを果たしたばかりであり、今回が2度目のメジャー昇格となる。日本時間5月1日に敵地オラクル・パークで行われたジャイアンツ戦でメジャー初打席初安打を記録するなど、1度目の昇格時は3打数2安打1打点をマーク。AAA級オクラホマシティでは今季28試合に出場し、打率.299(107打数32安打)、3本塁打、15打点という成績を残している。

     現在27歳のガーリックは今回がメジャー初昇格となり、公式戦デビューが次なる目標となる。今季はAAA級オクラホマシティで35試合に出場して打率.280(118打数33安打)を記録しているほか、どちらもチーム最多となる10本塁打、20打点をマーク。2015年のドラフトでドジャースから28巡目指名を受けてプロ入りした選手であり、今季を含めて5年間のマイナー生活を経て、メジャーの舞台に辿り着いた。5年間のマイナー生活では5つの階級でのプレイ経験があり、通算打率.283(1525打数431安打)、78本塁打、244打点をマークしている。

     なお、前田は軽傷であり、戦線離脱は長期化しない見込み。ドジャースは今日からの7日間で5試合とスケジュールに余裕があるため、しばらくの間は4人で先発ローテーションを回すことができる。よって、前田に無理をさせる必要がなく、故障者リスト入りという措置をとるに至ったようだ。最短期間(10日間)での戦列復帰も十分に可能であると見られており、必要以上に心配する必要はなさそうだ。

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