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  • クルーバーが2度目、シャーザーが3度目のサイ・ヤング賞

    2017.11.16 11:03 Thursday

     日本時間11月16日、今季のサイ・ヤング賞受賞者が発表され、ア・リーグはコリー・クルーバー(インディアンス)、ナ・リーグはマックス・シャーザー(ナショナルズ)が選出された。クルーバーは2014年以来3年ぶり2度目、シャーザーは昨季に続いて2年連続3度目の受賞となった。

     1位票28票(満票は30票)を獲得したクルーバーはクリス・セール(レッドソックス)に大差をつけ、3年ぶりのサイ・ヤング賞に輝いた。今季は開幕から調子が上がらず、5月に故障者リスト入りした時点での防御率は5.06。しかし、復帰後の23先発では防御率1.62、被打率.175という圧巻のパフォーマンスを見せ、最終的には最多勝(18勝)と最優秀防御率(2.25)の二冠を獲得した(勝利数はリーグ最多タイ)。サイ・ヤング賞を複数回受賞した投手は史上19人目であり、インディアンスの投手としては史上初の快挙である。2位はセール、3位にはルイス・セベリーノ(ヤンキース)が入り、4位以下はカルロス・カラスコ(インディアンス)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)、クレイグ・キンブレル(レッドソックス)、アービン・サンタナ(ツインズ)、マーカス・ストローマン(ブルージェイズ)の順となった。

     シャーザーは1位票27票を獲得し、クレイトン・カーショウ(ドジャース)に大差をつけて2年連続の受賞となった。初のサイ・ヤング賞はタイガース時代の2013年に受賞しており、ナ・リーグでは2度目の受賞。2年連続でサイ・ヤング賞を受賞したのは史上10人目であり、通算3度の受賞も同じく史上10人目の快挙となっている。今季のシャーザーは勝利数(16勝)と防御率(2.51)ではカーショウの後塵を拝したものの、リーグで7人しかいない200イニングをクリアし(200回2/3。カーショウは175回)、268奪三振はリーグ断トツ。質と量が伴ったパフォーマンスが評価された格好だ。2位はカーショウ、3位にはスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)が名を連ね、4位以下はザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)、ケンリー・ジャンセン(ドジャース)、ジオ・ゴンザレス(ナショナルズ)、ロビー・レイ(ダイヤモンドバックス)、ジェイコブ・デグロム(メッツ)、ジミー・ネルソン(ブリュワーズ)、アレックス・ウッド(ドジャース)という顔ぶれになった。


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  • 来季の新人王候補 大谷はフロントランナーの一人

    2017.11.15 18:41 Wednesday

     今季の新人王にはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とコディ・ベリンジャー(ドジャース)が選出されたが、MLB公式サイトではジョナサン・マヨが早くも来季の新人王候補を紹介している。メジャー挑戦が決定した大谷翔平(北海道日本ハム)も有力候補の一人に挙げられている。

     マヨは来季の新人王候補として両リーグから各5名を選出。その他に注目すべき選手として数名の名前を挙げている。その中に大谷の名前はないが、記事の中で「日本の二刀流スター選手は近い将来、ポスティング・システムを利用してメジャーへ移籍し、開幕日にはメジャーのロースターに加わっているだろう。どちらのリーグに所属したとしても、新人王のフロントランナーとなるに違いない」と紹介されている。

     ア・リーグの新人王候補に挙げられたのはウィリー・アダメス(レイズ)、フランクリン・バレット(アスレチックス)、ウィリー・カルフーン(レンジャーズ)、ブレント・ハニーウェル(レイズ)、フランシスコ・メヒア(インディアンス)の5名。特にアダメス、バレット、カルフーンの3名はレギュラーとして起用される可能性があり、有力候補と言えるだろう。カルフーンはダルビッシュ有とのトレードでドジャースからレンジャーズへ移籍した有望株である。また、その他に注目すべき選手としてはチャンス・アダムス(ヤンキース)、ジェイク・バウアーズ(レイズ)、ニック・ゴードン(ツインズ)、マイケル・コペック(ホワイトソックス)、ホルヘ・マテオ(アスレチックス)、フランクリン・ペレス(タイガース)、グレイバー・トーレス(ヤンキース)の7名が挙げられている。

     一方、ナ・リーグの新人王候補に挙げられたのはロナルド・アクーナ(ブレーブス)、ルイス・ブリンソン(ブリュワーズ)、ウォーカー・ビューラー(ドジャース)、ジャック・フラハティ(カージナルス)、ビクトル・ロブレス(ナショナルズ)の5名。なかでも今季のマイナー最優秀選手に選出されたアクーナに注目だ。まだ19歳(来月20歳の誕生日を迎える)ながらすでにAAA級に到達し、今季はA+級、AA級、AAA級の3階級合計で139試合に出場して打率.325、21本塁打、82打点、44盗塁、OPS.896の好成績をマーク。AAA級でも打率.344、OPS.940と結果を残しており、オープン戦でのパフォーマンス次第では即レギュラーとなってもおかしくないくらいの逸材だ。なお、その他に注目すべき選手としてはホルヘ・アルファーロ(フィリーズ)、クリスチャン・アローヨ(ジャイアンツ)、ハリソン・ベイダー(カージナルス)、J.P.クロフォード(フィリーズ)、スコット・キンガリー(フィリーズ)、タイラー・マーリー(レッズ)、タイラー・オニール(カージナルス)、ニック・センゼル(レッズ)、ジェシー・ウィンカー(レッズ)の9名が挙げられている。


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  • ドジャース・ザイディGM「前田を先発投手と見なしている」

    2017.11.15 17:50 Wednesday

     ポストシーズンではリリーバーとして大車輪の働きを見せた前田健太(ドジャース)だが、ブルペンの一員として来季の開幕を迎える可能性は低そうだ。ドジャースのファーハン・ザイディGMは前田を来季も引き続き先発投手として起用するつもりであることを明言した。

     フロリダ州オーランドで行われているGM会議に出席しているザイディは「我々は今もなお、彼(=前田)のことを先発投手と見なしているよ」と語り、来季も引き続き先発ローテーションの一角を任せる方針であることを明らかにした。「そのために我々は彼と契約したんだからね。我々は162試合分の先発投手を見つけなければならない。この2年間、彼は多くの試合で先発してくれたし、しっかり役割を果たしてくれた。我々にとって貴重な存在だよ」

     前田は今季25先発を含む29試合に登板して13勝6敗、防御率4.22をマーク。チーム方針により早いイニングで降板することが多く、クオリティ・スタートは25先発で5回止まりだったが、奪三振率や与四球率はメジャー1年目の一昨年より向上した。被本塁打が増え、防御率は4点台となってしまったが、リリーフに回った時期があったにもかかわらず25先発はチーム2位タイの数字であり、計算できる先発投手として首脳陣からは一定の評価を得ている。

     前田がポストシーズンで見せたリリーバーとしての働きは文句なし。10回2/3を投げて失点はわずか1点のみだった。ザイディも「ポストシーズンのような短期決戦において、前田が大きな武器となることを知ることができたのは良かった。今後のポストシーズンでも期待できる」と語っており、来季以降もポストシーズンではリリーフに回ることがあるかもしれない。ザイディは「選手の起用法を変えるときには常に多少の不確定要素が付きまとうものだ。しかし、彼は配置転換に見事に適応してくれた。彼にそうした能力があるということを知れて良かったよ」と前田の適応能力を絶賛していた。


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  • ドジャース三塁コーチ・ウッドワードがヤンキース監督候補に浮上

    2017.11.15 16:30 Wednesday

     今季ナ・リーグを制したドジャースで三塁ベースコーチを務めているクリス・ウッドワードがヤンキースの新監督候補に浮上したようだ。現時点では面談は予定されていないものの、ヤンキースはウッドワードを候補者の一人と見なしていると報じられている。

     ヤンキースの新監督については連日、様々な名前が候補者として浮上し、メディアを賑わせている。ここ数日だけでもアーロン・ブーンやヘンスリー・ミューレンの名前が取り沙汰されたが、ここにきてウッドワードが候補者リストに加わった。なお、ブライアン・キャッシュマンGMがフロリダ州オーランドで行われているGM会議に出席しているため、新監督候補との面談は一時ストップしている。

     ウッドワードは堅守の内野手としてブルージェイズ、メッツ、ブレーブス、マリナーズ、レッドソックスで計12シーズンにわたってプレイした元メジャーリーガー。ブルージェイズ時代の2002年には自己最多の13本塁打を放ち、翌2003年には自己最多の104試合に出場したが、レギュラーに定着するには至らなかった。2012年11月に現役引退を表明し、マリナーズ傘下で指導者としてのキャリアをスタート。2016年からドジャースの三塁ベースコーチを務めており、2016年に行われたワールド・ベースボール・クラシックの予選ではニュージーランド代表の監督も務めた。

     キャッシュマンは面談予定者を明らかにしていないが、すでにロブ・トムソンとエリック・ウェッジが面談を終えており、ブーン、ミューレン、ジェリー・ヘアーストンJr.が次の面談予定者グループに名を連ねていると見られている。また、キャッシュマンは新監督探しはまだ「初期段階」といった旨の発言をしており、新監督決定までにはもうしばらく時間が掛かりそうだ。なお、2007年にジョー・トーレの後任を決めた際にはジョー・ジラルディ、ドン・マティングリー、トニー・ペーニャの3名が最終候補者となり、この中からジラルディが選出された。


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  • スタントン獲得レースにドジャースも参戦か?

    2017.11.15 15:12 Wednesday

     GM会議2日目もジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)のトレードがメイントピックの一つとなっている。かねてからスタントン獲得を目指していることが報じられていたジャイアンツがその動きを本格化させる一方、ジャイアンツの同地区ライバルであるドジャースも争奪戦に名乗りを上げたようだ。

     マーリンズのマイケル・ヒル野球部門社長によると、マーリンズはスタントンのトレードで二冠王放出のダメージをカバーできる打者を少なくとも一人は獲得したいと考えている。カージナルスであればランドール・グリチックやスティーブン・ピスコッティ、レッドソックスであればジャッキー・ブラッドリーJr.、フィリーズであればアーロン・アルテールがその候補となるのではないだろうか。

     また、ジャイアンツはトレード要員の一人として、今年のドラフトで全体19位指名したヘリオット・ラモスの放出を考えているようだ。ラモスはプエルトリコ出身の18歳の外野手であり、今季はルーキーリーグで35試合に出場して打率.348、6本塁打、27打点、10盗塁、OPS1.049の好成績をマーク。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでは球団4位にランクインしている。

     さらに、ドジャースがスタントン獲得に興味を持っていることが明らかになった。ドジャースはヤシエル・プイーグとクリス・テイラーの2人が外野のレギュラーポジションを手にしているが、あと1枠(レフト)が空いている。ジョク・ピーダーソン、アンドリュー・トールズ、アレックス・ベルドゥーゴらがその座をかけて競争することになると見られているが、ピーダーソンやベルドゥーゴをトレード要員としてスタントン獲得に動くのも決して非現実的ではない。プロスペクトの層も厚く、マーリンズが希望するパッケージを用意できそうな点も強みとなるだろう。

     少なくとも7球団以上が興味を示していると報じられているスタントンのトレード。歴代最高額の契約を抱えているスラッガーが関わる動きなだけに、今後も大きな注目を集めていくことになりそうだ。


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  • 元有望株・プロファー 今オフ中のトレードはなし?

    2017.11.15 14:35 Wednesday

     2013年のナンバーワン・プロスペクトだったジュリクソン・プロファー(レンジャーズ)は、その才能を本格開花させることなく2017年シーズンを終えた。すでにマイナー降格の際に必要となるオプションはなくなっており、レンジャーズはプロファーをキープするか、トレードするか、あるいは流出を覚悟でウエーバーにかけるかを選択しなければならない。今のところ、ジョン・ダニエルズGMはプロファーをキープする方向で動いているようだ。

     かつては球界ナンバーワン・プロスペクトとして注目されたプロファーだが、故障により2014年からの2シーズンを全休し、戦列復帰を果たした2016年も90試合で打率.239、5本塁打、OPS.660と期待はずれ。今季はシーズンの大半をAAA級で過ごし、メジャーではわずか22試合のみの出場に終わった(打率.172、0本塁打、OPS.501)。「彼はオプションが切れている。チームに残ることになるだろう」とダニエルズは語ったが、この判断はプロファーのポテンシャルに期待してというより、チーム事情によるものが大きいと見られている。

     「遊撃手はオプトアウトの可能性があるし、三塁手は契約最終年を迎える。だから、必ずしもジュリクソン(・プロファー)を放出する必要はないんだ」とダニエルズが言うように、正遊撃手のエルビス・アンドルースは2018年シーズン終了後または2019年シーズン終了後にオプトアウトが可能だ。また、正三塁手のエイドリアン・ベルトレイとの契約は2018年シーズン限りとなっており、現役引退の可能性も含め、その後の去就は不透明な状況となっている。また、今年2月に6年契約を結んだ正二塁手のルーグネッド・オドーアが伸び悩んでいるという現実もある。こうした状況のなか、ダニエルズが「内野の保険」としてプロファーをキープしておきたいと考えるのは当然のことだろう。

     ダニエルズは「もしチームが前進するのに役立つのであれば、様々な選手(のトレード)について話を聞くつもりだよ」と語ったが、今オフ中にプロファーを放出する可能性は低い。2018年シーズンはプロファーにとって、自分の将来を左右する極めて重要なシーズンとなりそうだ。


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  • 有望株・トーレス 正三塁手として開幕ロースター入りの可能性も

    2017.11.15 12:54 Wednesday

     アーロン・ジャッジ、ゲーリー・サンチェス、ルイス・セベリーノら若手選手の活躍が目立っているヤンキースに新たな戦力が加わろうとしている。ブライアン・キャッシュマンGMは球団No.1プロスペクトであるグレイバー・トーレスが来季の正三塁手候補の一人であることを明らかにした。

     今季のトーレスは利き腕ではない左肘のトミー・ジョン手術を受けたため、6月にシーズン終了。AA級とAAA級で計55試合のみの出場に終わったが、2階級合計で打率.287、7本塁打、OPS.863をマークして成長を感じさせた。来春のスプリング・トレーニングまでには万全の状態となる見込みであり、チェイス・ヘッドリーらと正三塁手の座を争うことが予想される。

     「グレイバー(・トーレス)がメジャーのキャンプに参加して競争するのは当然だと思うよ。AAA級でスタートさせるのが最も無難だけどね。どの選手についてもロースター入りの可能性やレギュラー争いの可能性を否定することはできないよ」とキャッシュマンは語っている。

     トッド・フレイジャーがフリーエージェントとなり、現時点ではヘッドリーを一塁から三塁に戻すのが有力なオプションとなっている。しかし、トーレスのほか、タイラー・ウェイド、ミゲル・アンドゥハーといった若手内野手もおり、球団はこれらの選手を競争させる方針だ。トップ・プロスペクトのトーレスがメジャー昇格目前となっており、外部からレギュラー級の三塁手を補強する可能性は低いと見られる。

     来月21歳の誕生日を迎えるトーレスは、昨年7月にヤンキースがアロルディス・チャップマンをカブスへトレードした際のメインピースとしてヤンキースへ加入。優れた選球眼を誇り、今季はAAA級での23試合で打率.309、出塁率.406をマークしている。また、今季はメジャー昇格後を見据えて二塁や三塁での出場が増えていたが、長くショートに留まれるだけの肩の強さや守備能力を誇っており、数年後には正遊撃手を務めている可能性も十分。来季のヤンキースはトーレスの昇格によりさらに魅力的なラインナップとなりそうだ。


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  • モリターとロブロが最優秀監督賞を初受賞

    2017.11.15 12:22 Wednesday

     日本時間11月15日、今季の最優秀監督賞の受賞者が発表され、ア・リーグはツインズを率いるポール・モリター監督、ナ・リーグはダイヤモンドバックスの指揮を執るトーリ・ロブロ監督が選出された。ともに同賞は初受賞であり、ロブロは監督1年目での受賞となった。

     モリターは監督就任1年目の2015年に同賞の投票で3位にランクインしたが、監督就任3年目にして嬉しい初受賞。ツインズの監督としては2010年のロン・ガーデンハイアー以来7年ぶりの受賞となった。昨季両リーグワーストの103敗を喫したチームを立て直し、ワイルドカードの2枠目を死守してポストシーズンに進出。前年100敗以上のチームがポストシーズンに進出したのは史上初の快挙だった。昨季から26の白星を上積みしたが、大きな戦力補強があったわけではなく、若手選手の成長などによって成し遂げた躍進。若手選手たちの活躍はモリターの根気強い起用があってこそだった。現役時代に通算3319安打を放ち、2004年にアメリカ野球殿堂入りを果たしたモリターが、監督として初めての勲章を手に入れた。

     一方のロブロは今季から監督としてのキャリアをスタート。昨季は予想外の低迷となったダイヤモンドバックスを見事に立て直し、昨季から勝敗を逆転(69勝93敗→93勝69敗)させてリーグ3位の勝率でワイルドカードの1枠目を勝ち取った。コミュニケーション能力を高く評価されており、一塁コーチのデーブ・マッケイも「これまで見てきた中で最高の監督の一人だ」と絶大な信頼を寄せる。メジャーリーガーとしては大成できず、2000年にはヤクルトでプレイしたこともあるロブロだが、指導者として見事に花を咲かせた。

     なお、ア・リーグはモリターが1位票を18票獲得。1位票を11票集めたテリー・フランコーナ(インディアンス)が2位にランクインし、A.J.ヒンチ(アストロズ)が3位、ジョー・ジラルディ(ヤンキース)が4位となっている。一方のナ・リーグはロブロが1位票を18票獲得。以下、デーブ・ロバーツ(ドジャース)、バド・ブラック(ロッキーズ)、クレイグ・カウンセル(ブリュワーズ)、ダスティ・ベイカー(ナショナルズ)、ジョー・マドン(カブス)の順となっている。


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  • 殿堂入りの名二塁手・ドーアが99歳で死去

    2017.11.15 11:38 Wednesday

     レッドソックス一筋で14シーズンにわたってプレイし、1986年にはベテランズ委員会の選考によりアメリカ野球殿堂入りを果たした名二塁手、ボビー・ドーアが日本時間11月15日に死去した。存命中の元メジャーリーガーとしては最年長となる99歳だった。

     ドーアは1937年から1951年にかけて、レッドソックス一筋で14シーズンにわたってプレイし、オールスター・ゲームに9度選出された(1945年は兵役のためプレイせず)。これはレッドソックスではテッド・ウィリアムス、カール・ヤストレムスキー、デービッド・オルティスに次ぐ4番目の多さである。「静かなキャプテン」として知られ、1940年代から1950年代前半にかけてのレッドソックスを牽引。ウィリアムス、ジョニー・ペスキー、ドミニク・ディマジオらと特に仲が良かった。

     1937年に19歳でメジャーデビューを果たし、翌年からレギュラーに定着。1944年にリーグ最高の長打率.528をマークするなど強打の二塁手として活躍し、通算223本塁打は二塁手としては球団歴代最多の数字となっている。背中の故障により33歳の若さで現役を退くことになったものの、通算2042安打、223本塁打、1247打点、打率.288、OPS.823をマーク。数多くの部門で球団歴代トップ10に名を連ねている。また、安定した二塁守備に対する評価も高く、414守備機会連続無失策は当時のア・リーグ新記録だった。アメリカ野球殿堂入りの投票では1970年の得票率25.0%が最高だったものの、1986年にベテランズ委員会の選考により無事に野球殿堂入り。なお、99歳まで存命だった殿堂入り選手はドーアが初めてだった。

     同時代のヤンキースの正二塁手だったジョー・ゴードンと比較され、「どちらが1940年代最高の二塁手か」と話題になることもあるドーア。現役時代にワールドシリーズ制覇を経験することはできず、逆にライバル・ヤンキースの黄金時代を目撃することになってしまったが、レッドソックスが86年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げた2004年にはチャンピオン・リングを授与された。

     なお、ドーアの死去により存命中の最高齢殿堂入り選手はレッド・ショーンディーンスト(94歳)、存命中の最高齢元メジャーリーガーはチャック・スティーブンス(99歳)となっている。


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  • ロイヤルズが左腕・マイナーとの再契約に興味

    2017.11.15 10:58 Wednesday

     今オフのロイヤルズはエリック・ホズマー、マイク・ムスターカス、ロレンゾ・ケインの話題とともに語られることが多い。ロイヤルズがホズマー、ムスターカスとの再契約を目指しているのは事実だが、もう一人、ロイヤルズが引き留めを目指す選手がいる。3年ぶりとなるメジャーの舞台でリリーバーとして復活を遂げた左腕、マイク・マイナーだ。

     左肩の故障により2015年からの2シーズンを全休したマイナーだが、ロイヤルズ加入2年目となった今季はブルペンの一員として開幕ロースター入り。ブレーブスで過ごした5シーズンでリリーフ登板はデビューイヤーの1試合だけだったものの、今季は65試合すべてにリリーフとして登板し、6勝6敗6セーブ、17ホールド、防御率2.55という好成績をマークした。

     シーズン終盤には不安定なピッチングが続いていたケルビン・ヘレーラからクローザーの座を奪い、9月15日以降は6試合に登板して6セーブ。時速95~97マイルの速球と威力十分のカッターを武器に、絶対的クローザーへ成長する可能性をアピールしてシーズンを終えた。まだ29歳ということもあり、今オフは多くの球団から注目を集めると見られるが、それはロイヤルズも例外ではない。

     ロイヤルズのデイトン・ムーアGMは先発へ再転向させる可能性も含め、マイナーとの再契約に前向きな姿勢を示している。「ザック・グレインキーやウェイド・デービスもマイナーと同じように先発とリリーフを経験した。そして、グレインキーは先発として、デービスはリリーバーとして大成した。マイナーは支配的な先発投手ではなかったけど、支配的な先発投手になる可能性はある。もちろん、支配的なリリーバーとして使うこともできる。彼が先発を希望したとしても、彼から手を引くつもりはないよ」

     先発投手として2度の2ケタ勝利をマークしているマイナーだが、「(クローザーは)誰もがやりたがる役割だから」と先発に固執する様子はない。ロイヤルズは復活を遂げたこの左腕を引き留めることができるのだろうか。


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  • 日本でプレイ経験のあるミューレンがヤンキースの新監督候補に

    2017.11.14 18:45 Tuesday

     現時点で唯一、監督の座が空席となっているヤンキース。新監督候補として様々な名前がメディアを賑わせているが、さらに新たな名前が候補者リストに加わった。MLBネットワークのジョエル・シャーマンによると、ジャイアンツのベンチコーチであるヘンスリー・ミューレンがヤンキースの面談を受けるようだ。

     ミューレンはかつて、ヤンキースのトップ・プロスペクトだった。1990年にはAAA級で打率.285、26本塁打、96打点をマークし、1991年開幕前のベースボール・アメリカのプロスペクト・ランキングでは全体30位にランクイン。しかし、メジャーでは思うような成績を残せず、1994年からの3シーズンは日本球界でプレイした(1994年は千葉ロッテ、1995年からの2年間はヤクルト)。2010年からはジャイアンツで打撃コーチを務め、今季終了後にベンチコーチへ配置転換。また、ベネズエラのウィンター・リーグやワールド・ベースボール・クラシックでの監督経験も持っている。

     現在、ブライアン・キャッシュマンGMがフロリダ州オーランドで行われているGM会議に出席しているため、新監督候補との面談は一時中断している。キャッシュマンは面談予定の候補者を明らかにしていないものの、ミューレンはアーロン・ブーンやジェリー・ヘアーストンJr.とともに、次の面談予定者グループに入っていると見られている。

     キャッシュマンは「急がなければならないのはわかっているけど、(監督決定には)正しいステップを踏まなければならない」と語り、慎重に新監督選びを進めていく方針を明らかにしている。キャッシュマンによると新監督選びはまだ「初期段階」だという。

     ミューレン、ブーン、ヘアーストンJr.のほか、現ベンチコーチのロブ・トムソン、インディアンスやマリナーズで監督を務めたエリック・ウェッジなど少なくとも10人以上の名前が新監督候補として取り沙汰されており、新監督決定までにはまだしばらく時間が掛かる見込み。ジョー・トーレが12年、ジョー・ジラルディが10年にわたって監督を務めたヤンキースだが、その後を継ぐのはいったい誰になるのだろうか。


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  • 強打者獲得狙うレッドソックス サンタナとモリソンに興味

    2017.11.14 18:05 Tuesday

     デービッド・オルティス引退の穴を埋められず、打線の破壊力不足に悩まされたレッドソックスは今オフ、打線の中軸を担える強打者の獲得を目指している。現地の報道によると、レッドソックスはエリック・ホズマーより安価で獲得できるであろうカルロス・サンタナやローガン・モリソンに興味を示しているようだ。

     レッドソックスはフロリダ州オーランドで行われているGM会議において、サンタナの代理人、モリソンの代理人とそれぞれ面会の場を設ける予定だ。レッドソックスが少なくとも一人、強打者を獲得しようとしていることは周知の事実であり、当初はホズマーが最有力候補に挙げられていた。しかし、ホズマーと比較してより安価で獲得できるサンタナやモリソンに狙いを定める可能性も出てきたという。

     昨季のレッドソックスは両リーグ最多の878得点を叩き出したが、今季は同10位となる785得点止まり。オルティスの現役引退が大きく響いた格好だが、オルティス引退の影響なのか、その他の主力打者が軒並み成績を悪化させたのは大きな誤算だった。レッドソックスは今季、オルティス引退で空いた指名打者にハンリー・ラミレスを入れ、それによって空いた一塁にはミッチ・モアランドを獲得。モアランドは打率.246、22本塁打、79打点と及第点の数字をマークしたものの、チームの得点力低下に歯止めをかけることはできなかった。

     サンタナはインディアンスからクオリファイング・オファーを提示されており、レッドソックスがサンタナを獲得すると来年のドラフトにおいて、該当する指名権を失うことになる。また、ハイレベルな選球眼と長打力を兼ね備えるスイッチヒッターのサンタナにはマリナーズも興味を示しており、数球団による争奪戦となることは間違いない。

     一方のモリソンは今季38本塁打、OPS.868と自己ベストのシーズンを過ごした。クオリファイング・オファーを提示されていないという点でサンタナと比べて獲得のハードルは低いものの、お手頃な物件であるため人気が集中する可能性もある。

     モアランドに代わる正一塁手として、レッドソックスは誰を選択するのか。その選択によって来季のレッドソックス打線の得点力が大きく左右されると言っても過言ではないだろう。


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  • ハラデイがフィリーズに残したもの

    2017.11.14 17:07 Tuesday

     飛行機事故により40歳の若さでこの世を去ったロイ・ハラデイ。現役引退後はメンタルスキル・コーチとしてフィリーズ傘下の若手選手の指導にあたっていたが、指導を受けた選手たちによってハラデイの教えは今後も長く受け継がれていきそうだ。

     25歳の若手左腕、トム・ウィンドルはテキストメッセージをスクロールしながら眺めていたときに、ハラデイの名前を見つけて手を止めた。そしてハラデイの名前をタップしてメッセージを開き、ハラデイからの教えを振り返った。「彼からのメッセージを読むのはとても励みになるんだ。彼はきめ細かく指導をしてくれる。すべてのメッセージにちゃんと意味があるんだ。彼からのメッセージは今季、僕がスランプから抜け出すのを大いに助けてくれた。彼からのメッセージは保存しておくよ」

     ハラデイは若手選手の指導について、現役時代と同じように入念な準備をしていたという。若手選手との1対1の面談があるときには、ヤンキース戦での登板に向けて準備するかのようにしっかり準備をした。また、ボールの握りを確認するかのように、iPadで用意したフォーマットやテンプレートに詳細なメモを書き込んでいった。「彼は僕たちみんなのためにここにいてくれたんだ」と24歳の右腕、ジェイコブ・ウェイゲスパックはハラデイの献身的な姿勢に感謝する。

     ハラデイはブルージェイズ時代の2000年、防御率10.64という歴代ワースト(50イニング以上)の数字を叩き出し、A級への降格を経験。そのときに妻・ブランディが差し出した「The Mental ABC’s of Pitching」(ハービー・ドーフマン著)という本がハラデイを救った。ハラデイは自身がドーフマンに救われたように、自身がフィリーズのプロスペクトたちを手助けしたいと考えていた。必要であればこの本を読ませ、朗読の音源を用意して聞かせたこともあるという。自身の貴重な経験を、未来あるプロスペクトたちへ惜しみなく伝えていたのだ。

     また、ハラデイはリムジンいっぱいにピザを載せて若手選手数名を野球観戦に連れて行ったり、一緒に釣りに行ったり、自身が大好きな飛行機を見せるために空港へ連れていったり、プロスペクトたちとの関係を築くことにも全力を尽くした。禁止薬物の使用により出場停止処分を受けた22歳の左腕、エルニエリー・ガルシアは、出場停止期間中にハラデイとキャッチボールをしたことを覚えている。

     ここで紹介したエピソードはほんの一部であり、ハラデイの教えはフィリーズ傘下の数多くの選手たちに受け継がれている。いや、フィリーズのみならず他球団の選手たちにも影響を与えていることだろう。ハラデイはこの世を去ってもなお、球界に生き続けているのである。


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  • タイガース キンズラーの放出を検討中か

    2017.11.14 15:58 Tuesday

     夏場にJ.D.マルティネス、ジャスティン・バーランダー、ジャスティン・アップトンを次々に放出し、再建モードへと舵を切ったタイガース。今オフは正二塁手のイアン・キンズラーの動向に注目が集まっている。

     日本時間11月14日に始まったGM会議に出席したアル・アビラGMは「ここ(=GM会議)に来るまでに(キンズラーについて)何度か話をしたよ。ここを離れるまでにまたいくつか話をすることになると思うけどね」と語り、キンズラーについてすでに数件の問い合わせがあることを明らかにした。ただし、GM会議の期間中に大きな動きがあることは否定しており、「ここで何かが決まるとは考えていない。(来月の)ウィンター・ミーティングに向けて動向を見守るつもりだよ。それぞれのチームの事情があるから、キンズラーのトレードは他球団の動向次第だね」と語っている。

     キンズラーのトレード話が浮上したのは今オフが初めてではなく、昨オフや今夏にも放出の噂は出ていた。夏場にキンズラー獲得を検討していたと言われるエンゼルスはブランドン・フィリップス、ブリュワーズはニール・ウォーカーを獲得したため、結局トレードは成立せず。しかし、フィリップスとウォーカーはともにシーズン終了後にフリーエージェントとなっており、この両球団が再びキンズラー獲得に動く可能性は十分にある。

     タイガースは内野のユーティリティを務めたアンドリュー・ロマインが今月初旬にウエーバーでマリナーズへ流出し、内野手の層が薄くなっている。しかし、アビラは「ロマインの件はキンズラーの動向とは無関係だ」と明言しており、ロマイン流出がキンズラー放出に影響を与える可能性は低い。ロマインは年俸調停権を持っているため、アビラはより若く、より安価な内野手を獲得する方針を取ったようだ。また、アビラは「マチャドは内野ならどこでも守ることができる。キンズラーをトレードすればマチャドを二塁に入れ、イグレシアスをトレードすればマチャドを遊撃に入れればいい。若く安価なユーティリティを一人獲得しないといけないね」と語り、キンズラーないし正遊撃手のホゼ・イグレシアスを放出した際には若手内野手のディクソン・マチャドを後釜に据える方針を明らかにしている。


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  • ドジャース対パドレスの3連戦を来年5月にメキシコで開催へ

    2017.11.14 14:52 Tuesday

     日本時間11月14日、メジャーリーグ機構は来年5月4~6日のドジャース対パドレスの3連戦をメキシコのエスタディオ・モンテレイで開催することを発表。19年ぶりにメジャーリーグの公式戦がメキシコで開催されることになった。

     パドレスがメキシコで公式戦を戦うのはこれが3度目、ドジャースにとっては初めてのメキシコでの公式戦となる。パドレスは1996年にモンテレイでメッツとの3連戦を戦ったが、これはメキシコで開催された初めてのシリーズだった。それから3年後の1999年にはロッキーズとの開幕戦がメキシコで開催されている。一方のドジャースはアメリカとカナダ以外での公式戦は2014年にオーストラリアのシドニーでダイヤモンドバックスと対戦した2試合のみ。1991年にエキシビジョン・ゲームをモンテレイで開催しているが、メキシコを訪れるのはそれ以来、実に27年ぶりとなる。ちなみに、パドレスは昨年3月にメキシコシティでオープン戦を2試合(対アストロズ)戦っている。

     また、今回の発表はメジャーリーグによる野球普及活動の一環である。今後6年間で6シリーズがメキシコで開催される予定となっており、その第1シリーズが今回のドジャース対パドレスの3連戦。その他にもアジアやイギリスでの公式戦開催が検討されているようだ。

     ドジャースにはフリオ・ウリアスやアレックス・ベルドゥーゴ、パドレスにはクリスチャン・ビヤヌエバやルイス・ウリアスといったメキシコ出身の若手選手がおり、彼らが来年5月にロースターに名を連ねているかどうかも気になるところ。ドジャースのエイドリアン・ゴンザレスはメキシコを代表するスター選手であり、モンテレイに集った地元ファンから大歓声を浴びるに違いない。

     「メキシコの野球ファンは情熱的で、野球をよく知っているから、彼らの前でプレイするのが楽しみだよ」と語るのはパドレスの中心打者であるウィル・マイヤーズだ。19年ぶりとなるメキシコでの公式戦。好ゲームが繰り広げられることを期待したい。

  • クオリファイング・オファー 9人全員が拒否の見込み

    2017.11.14 12:54 Tuesday

     クオリファイング・オファーの返答期限が3日後に迫っているが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによるとクオリファイング・オファーを提示された9人全員がこれを拒否し、複数年契約を求めてフリーエージェント市場に打って出る可能性が高いようだ。

     今オフ、クオリファイング・オファーを提示されたのはロイヤルズのエリック・ホズマー、マイク・ムスターカス、ロレンゾ・ケイン、カブスのジェイク・アリエタ、ウェイド・デービス、インディアンスのカルロス・サンタナ、ロッキーズのグレッグ・ホランド、レイズのアレックス・カッブ、カージナルスのランス・リンの9人。彼らがクオリファイング・オファーを拒否し、他球団と契約した場合、来年のドラフトにおいて指名権の喪失や補償が発生することになる。

     この9人のなかで最大の契約を得ることになると見られているのがホズマーだ。好打と堅守を兼ね備えたこの一塁手には再契約を目指すロイヤルズのほか、レッドソックスが興味を示していることが報じられており、数球団による争奪戦になることは間違いない。同じく一塁手のサンタナにはレッドソックスやマリナーズ、ナ・リーグ最多セーブのホランドにはカブスやカージナルスが興味を示しているようだ。

     また、ロイヤルズはホズマーだけでなくムスターカスとの再契約も目指しており、ロッキーズが複数年契約でのホランドとの再契約に前向きとの報道もある。カブスもクローザーのデービスとの再契約に動くことが有力視されている。

     逆に、カッブとケインに関しては他球団への移籍がほぼ確実だ。レイズは予算的にカッブとの再契約は難しいと見られており、ロイヤルズもケインとの再契約には消極的。ケインにはレンジャーズ、マリナーズ、ジャイアンツ、ドジャースなど外野手補強を目指すチームが興味を示すと見られている。

     2015年オフはブレット・アンダーソン、コルビー・ラスマス、マット・ウィータースの3人、昨年オフはニール・ウォーカーとジェレミー・ヘリクソンの2人がクオリファイング・オファーを受諾したが、今オフは3年ぶりに受諾者ゼロのオフシーズンとなりそうだ。


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  • メジャー生活20年・通算435本塁打のベルトランが現役引退を発表

    2017.11.14 12:17 Tuesday

     ドジャースと第7戦までもつれる激闘を演じた2017年のワールドシリーズが、カルロス・ベルトランにとってメジャーリーガーとしての最後の舞台となった。日本時間11月14日、ベルトランは今季限りで現役を引退することを発表した。

     今季ベルトランは2004年以来13年ぶりにアストロズに復帰。ニューヨークで暮らす家族と離れて生活することになった。「僕がヒューストン、家族がニューヨークにいて、初めて家族と数ヶ月も離れて暮らすことになった。(妻の)ジェシカに家族がいなくて本当に寂しい、家族と一緒にいたいということを伝えたんだ。だから、今年は引退のことを本気で考えていた。ワールドシリーズに進出し、ワールドシリーズで勝つことができたら、気持ちよく家に帰れるなって思っていたよ」とベルトランは現役引退を決断した理由について語っている。

     ベルトランは夏に家族がヒューストンへやってきた際、「今年が僕のラストイヤーになると思う」と妻に話したという。今季は129試合に出場して打率.231、14本塁打、51打点、OPS.666に終わり、出場機会は徐々に減少。しかし、リーグ優勝決定シリーズで不調に陥ったジョージ・スプリンガーに助言を与え、ワールドシリーズでの復調に導くなど、その存在感は最後まで衰えなかった。

     引退後はニューヨークの自宅へ戻り、家族と過ごす時間を楽しみにしているというベルトランだが、将来的な監督業にも関心を示している。「家族と旅行したり、子供たちと遊んだり、一緒に時間を過ごすのが楽しみだよ。ジェシカにはいつか監督をやりたいということは伝えてあるんだけどね」

     ロイヤルズからアストロズ、メッツ、ジャイアンツ、カージナルス、ヤンキース、レンジャーズを経てアストロズでのワールドシリーズ制覇という最高の形で幕を閉じたベルトランのメジャーリーガー生活。通算2725安打、435本塁打、1587打点、312盗塁と積み上げてきた数字は素晴らしく、新人王、オールスター・ゲーム選出9度、シルバースラッガー賞2度、ゴールドグラブ賞3度、ロベルト・クレメンテ賞など輝かしい実績を誇る。5年後には野球殿堂入りの有力候補になるはずだが、まずは家族との時間を満喫してもらいたい。20年間お疲れ様でした。


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  • マリナーズのディポートGMが大谷とイチローについて言及

    2017.11.14 11:49 Tuesday

     イチローのマリナーズでの活躍が、その後の日本人野手へメジャー挑戦の門戸を開いたことに疑いの余地はない。今オフのメジャー挑戦を目指す大谷翔平もその一人だろう。日本時間11月14日、フロリダ州オーランドでGM会議がスタート。マリナーズのジェリー・ディポートGMは大谷のメジャー挑戦、そしてイチローのマリナーズ復帰の可能性について語った。

     大谷のメジャー挑戦は今オフのメイントピックの一つであり、北海道日本ハムがメジャー挑戦を容認したとの報道が出て以降はさらにホットな話題となっている。「彼は素晴らしい才能を持った選手だ。我々は他の29球団と同様、彼をしっかりスカウティングしてきた。日本ハムファイターズであれ他のチームであれ、彼をチームに加えることができたらとても幸運だろうね」とディポート。マリナーズは1998年から毎年日本人選手が在籍しており、日本人選手とのかかわりが深いチームの一つである。「日本のベーブ・ルース」と呼ぶ声もある大谷の獲得に動くことは間違いないだろう。「彼は特別な才能の持ち主だし、だからこそこれだけの注目を集めるのだろう。彼はそれに値する選手だよ」とディポートも大谷のことを高く評価している。

     また、ジャロッド・ダイソンがフリーエージェントとなり、ミッチ・ハニガー、ベン・ギャメル、ギレルモ・エレディアという若き外野トリオをサポートするベテラン外野手を必要としているマリナーズだが、イチローが古巣に復帰する可能性は低そうだ。ディポートは「私は彼(=イチロー)が成し遂げてきたことを常に素晴らしく思っている。私がアナハイム、彼がシアトルにいて同地区で敵として対戦していたときもそうだし、ここ数年の彼の快挙を他地区から見ているときもそうだ。彼は歴代でもベストの選手の一人だし、尊敬されるべき選手だ。彼が残してくれたものは球団にとって重要だけど、まずはチームに必要なものをしっかり考えて、優先順位をつけて対応していかなければならない」とイチローの実績や功績に敬意を表しつつも、獲得の可能性については言葉を濁した。

     ディポートが今オフの補強ポイントとして掲げるのはヨンダー・アロンゾとダニー・バレンシアがフリーエージェントとなった一塁、ダイソンがフリーエージェントとなって空いたセンター、そして今季故障者続出に苦しんだ投手陣の3つ。さかんにトレードを仕掛けることで知られるディポートは今オフ、どのような動きを見せるのだろうか。


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  • 新人王発表 ジャッジ&ベリンジャーが史上4組目の満票コンビに

    2017.11.14 10:51 Tuesday

     日本時間11月14日、今季の新人王受賞者が発表され、ア・リーグはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、ナ・リーグはコディ・ベリンジャー(ドジャース)がそれぞれ満票で選出された。史上22、23人目の満票受賞者であり、両リーグの新人王が満票で選出されるのは1997年以来20年ぶり4度目の快挙となった。

     ジャッジとベリンジャーはともにトップ・プロスペクトとして広く知られた存在だったが、決して今季の新人王有力候補と見なされていたわけではなかった。昨年8月にメジャーデビューを果たしたジャッジは27試合に出場して打率.179、4本塁打に終わり、84打席で42三振。開幕スタメンに名を連ねたものの、「8番・ライト」からのスタートだった。一方のベリンジャーは開幕ロースターにすら入っておらず、ロースター枠が拡大する9月に昇格するとの予想がもっぱら。今季はAAA級で経験を積むシーズンになるはずだった。

     ところが、両者ともメジャーのレベルにしっかり適応し、期待通りどころか期待を大幅に上回る活躍を見せた。ジャッジは52本塁打を放ち、マーク・マグワイアがマークした新人最多本塁打記録(49本)を30年ぶりに更新。127四球も1939年のテッド・ウィリアムス(107四球)を上回る新人記録となった。打撃以外の面でも見事なパフォーマンスを見せ、FanGraphs版のWARでは両リーグ最高となる8.2を記録。新人という枠を超え、一気にスターダムにのし上がった。ベリンジャーは正一塁手のエイドリアン・ゴンザレスのコンディションが万全でなかったこともあり、4月下旬にメジャー初昇格。当初は数日間のみの「おためし昇格」の予定だったが、デビュー5戦目で2本塁打を放つなどデビュー早々に結果を残し、そのままレギュラーに定着した。最終的に39本塁打を放ち、ナ・リーグの新人本塁打記録を更新。両リーグ最多の104勝をマークしたドジャースにおいて不可欠な戦力となり、39本塁打と97打点はともにチームトップの数字だった。

     なお、ア・リーグは2位票を23票獲得したアンドリュー・ベニンテンディ(レッドソックス)が2位、トレイ・マンシーニ(オリオールズ)が3位にランクイン。一方のナ・リーグは2位票を15票獲得したポール・デヨング(カージナルス)が2位、ジョシュ・ベル(パイレーツ)が3位に名を連ねている。ジャッジはア・リーグMVPの可能性も残しており、史上3人目となるMVPと新人王のダブル受賞なるか注目だ。


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  • ポストシーズン目指すブリュワーズ 補強ポイントは二塁と先発

    2017.11.13 18:54 Monday

     期待以上の躍進を遂げ、ポストシーズン進出まであと一歩に迫ったブリュワーズにとって来季はポストシーズン進出を目指す「勝負の年」となる。今オフの補強ポイントには二塁手と先発投手が挙げられている。

     まずは二塁手。8月に獲得したニール・ウォーカーは38試合に出場して打率.267、4本塁打ながら出塁率.409、OPS.843をマークし、期待に応える働きを見せた。しかし、シーズン終了後にフリーエージェントとなっており、現在チーム内にいる正二塁手候補はジョナサン・ビヤー、エルナン・ペレス、エリック・ソガードの3人。ビヤーは移籍1年目の2016年に19本塁打、62盗塁とブレイクを果たし、盗塁王のタイトルを手にしたが、今季は期待を裏切った。同じく2016年に13本塁打、34盗塁とブレイクを遂げたペレスも、本塁打(14本)こそ増やしたものの、盗塁数(13盗塁)は激減。出塁率が3割に満たない(.289)など、満足のいくシーズンを過ごすことはできなかった。ソガードは出塁率.393と期待以上の好成績を残し、フリーエージェント市場の開幕を待たずして契約延長が決まったが、本来は内野のユーティリティとして起用したいタイプの選手。ビヤーが2016年の輝きを取り戻すのがベストだが、二塁手を外部から獲得し、ビヤーないしペレスを先発投手獲得のためのコマとして使う可能性も否定できない。

     一方、先発投手については今季12勝のジミー・ネルソンが右肩の手術により来季開幕に間に合わないことが確定。また、ブレント・スーター、ブランドン・ウッドラフとメジャーでフルシーズン戦った実績のない投手が先発ローテーションの2枠を占めており、計算できる投手の補強が必須な状況となっている。ネルソンが復帰すればザック・デイビーズ、チェイス・アンダーソンとともに先発3枚はある程度計算が立つのだが、今季好投したスーターとウッドラフが来季も同様のピッチングができるかどうかは未知数。アレックス・カッブやランス・リンといった先発2~3番手クラスの投手を狙う可能性が高いと見られるが、場合によってはダルビッシュ有やジェイク・アリエタといったエース格の獲得に動く可能性もありそうだ。

     来季年俸が1000万ドルを超えるのはライアン・ブラウン(2000万ドル)のみであり、それに次ぐのがエリック・テームズ(500万ドル)という状況。資金的には大型補強に打って出る余裕はある。若手選手が続々と才能を開花させつつあるなか、ついに勝負に出るのか。ブリュワーズが今オフの「台風の目」となる可能性は十分にある。


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