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  • エンゼルスが大谷との年俸調停を回避 総額850万ドルの2年契約

    2021.2.9 10:00 Tuesday

     日本時間2月9日、エンゼルスは大谷翔平との年俸調停を回避し、2年契約を結んだことを発表した。「オレンジ・カウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャーは2年契約の総額が850万ドル(今季300万ドル、来季550万ドル)であることを伝えている。大谷が年俸が330万ドルを希望する一方、エンゼルスは250万ドルを提示して期限までに合意することができず、「二刀流」への評価が注目されていたが、年俸調停は回避されることになった。

     大谷はサービスタイム(メジャー登録日数)が3年に達したため、今オフから年俸調停の権利を得た。エンゼルスは今季限りでアルバート・プーホルスとの10年契約が終了し、新戦力は1年契約ばかりのため、2022年の契約が保証されている選手は大谷のほかに、マイク・トラウト、アンソニー・レンドン、ジャスティン・アップトンの3人だけ。フリーエージェントになるにはサービスタイム6年が必要であり、大谷は今回の2年契約終了後、年俸調停期間がもう1年残っている。

     ペリー・ミナシアンGMは「彼のような選手の例はほとんどない。1年契約の交渉は時間切れになってしまったが、さらに議論をして複数年契約について話し合い、最終的に2年契約になった。双方に利点とリスクがあるけれど、我々にとっても彼にとっても意味のあるものになったと思う。契約を成立させることができて嬉しいよ」とコメント。代理人のネズ・バレロは「お金よりも選手が快適にプレーできるかどうかが重要だった」と語った。

     また、ミナシアンは「彼の状態はとても良いよ。彼が自分の技術にかける時間とエネルギーの量には本当に驚かされる。そして、これに彼の才能が加わったとき、彼はチームの重要な一員となり、様々な方法でチームの勝利に貢献してくれるだろう。彼は違いを生み出すタイプの選手であると信じている」と大谷への期待を口にした。「彼は両方のカテゴリーでチームに貢献してくれると思う。マウンドとバッターボックスの両方でね」と二刀流の継続も改めて明言。大谷がチームの期待に応え、二刀流選手として輝きを放つことができるか注目したい。

  • 各チームの「今オフ最大の補強」 MLB公式サイトが選出

    2021.2.8 13:00 Monday

     今オフは移籍市場が活性化するまでに時間がかかったものの、各チームが着々と戦力補強を進め、すべてのチームに新戦力が加入している。メジャーリーグ公式サイトでは日本時間2月8日、各チームの「今オフ最大の補強」を特集。フランシスコ・リンドーア(メッツ)、ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)、トレバー・バウアー(ドジャース)、ノーラン・アレナード(カージナルス)などが選出された。なお、再契約は対象外となっている。

     新オーナーに大富豪のスティーブ・コーエンを迎え、今オフの大型補強が予想されたメッツだが、バウアーやスプリンガーの争奪戦に敗れ、大物フリーエージェント選手の獲得には至らなかった。しかし、トレードではインディアンスからスター遊撃手のリンドーアを獲得。大型補強というファンの期待になんとか応えることができた。

     ブルージェイズは6年1億5000万ドルの大型契約でスプリンガーを獲得。オフシーズン前半はフリーエージェント選手への興味ばかりが報じられ、なかなか補強が実現しない状況が続いていたが、DJ・レメイヒューやリンドーアの獲得には失敗したものの、無事にスプリンガー獲得に成功した。

     ドジャースは昨季のサイ・ヤング賞投手・バウアーと3年1億200万ドルで契約合意。今季の年俸4000万ドル、来季の年俸4500万ドルはいずれも歴代最高額を更新する。昨オフは「世界一へのラストピース」としてムーキー・ベッツを獲得し、見事にワールドシリーズ制覇を実現。バウアーを獲得した今季は1998~2000年のヤンキース(3連覇)以来となるワールドシリーズ連覇を目指す。

     カージナルスはここ数年、獲得の噂が絶えなかったアレナードをついに手に入れた。数年来の課題だった得点力不足解消の切り札として期待される。また、8年連続ゴールドグラブ賞の好守は、守備力を武器とするカージナルスの野球にフィットするに違いない。

     メジャーリーグ公式サイトが選出した各チームの「今オフ最大の補強」は以下の通り。

    アメリカン・リーグ東部地区

    オリオールズ
    フレディ・ギャルビス(1年150万ドル)

    レッドソックス
    ギャレット・リチャーズ(1年1000万ドル)

    ヤンキース
    コリー・クルーバー(1年1100万ドル)

    レイズ
    マイケル・ワカ(1年300万ドル)

    ブルージェイズ
    ジョージ・スプリンガー(6年1億5000万ドル)

    アメリカン・リーグ中部地区

    ホワイトソックス
    ランス・リン(トレード)

    インディアンス
    エディ・ロサリオ(1年800万ドル)

    タイガース
    ロビー・グロスマン(2年1000万ドル)

    ロイヤルズ
    カルロス・サンタナ(2年1750万ドル)

    ツインズ
    アンドレルトン・シモンズ(1年1050万ドル)

    アメリカン・リーグ西部地区

    アストロズ
    ジェイソン・カストロ(2年700万ドル)

    エンゼルス
    ホゼ・キンターナ(1年800万ドル)

    アスレチックス
    エルビス・アンドルース(トレード)

    マリナーズ
    ラファエル・モンテロ(トレード)

    レンジャーズ
    デービッド・ダール(1年270万ドル)

    ナショナル・リーグ東部地区

    ブレーブス
    チャーリー・モートン(1年1500万ドル)

    マーリンズ
    アンソニー・バース(2年500万ドル)

    メッツ
    フランシスコ・リンドーア(トレード)

    フィリーズ
    アーチー・ブラッドリー(1年600万ドル)

    ナショナルズ
    ジョシュ・ベル(トレード)

    ナショナル・リーグ中部地区

    カブス
    ジョク・ピーダーソン(1年700万ドル)

    レッズ
    ショーン・ドゥーリトル(1年150万ドル)

    ブリュワーズ
    コルテン・ウォン(2年1800万ドル)

    パイレーツ
    ウィル・クロウ(トレード)

    カージナルス
    ノーラン・アレナード(トレード)

    ナショナル・リーグ西部地区

    ダイヤモンドバックス
    ホアキム・ソリア(1年350万ドル)

    ロッキーズ
    オースティン・ゴンバー(トレード)

    ドジャース
    トレバー・バウアー(3年1億200万ドル)

    パドレス
    ブレイク・スネル(トレード)

    ジャイアンツ
    トミー・ラステラ(3年1875万ドル)

  • ブルージェイズが便利屋マーウィン・ゴンザレスの獲得に興味

    2021.2.8 12:30 Monday

     メジャーを代表するユーティリティ・プレーヤーの1人であるマーウィン・ゴンザレスには少なくとも5球団が興味を示していることが報じられているが、「スポーツネット」のシャイ・ダビディによると、そのうちの1球団はブルージェイズだという。ブルージェイズは今オフ、マーカス・セミエンを獲得して内野のレギュラー4人の顔ぶれが固まったものの、バックアップは手薄。複数のポジションを守れるゴンザレスが加入すれば大きなグレードアップとなる。

     現在31歳のゴンザレスは2012年にアストロズでメジャーデビューし、2014年には内外野兼任のユーティリティとしてメジャーに定着。2017年には打率.303、23本塁打、90打点、OPS.907という素晴らしい成績を残し、チームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。

     翌2018年は三振が急増するなど打率.247、16本塁打、68打点、OPS.733と大きく成績を落とし、同年オフに2年2100万ドルの契約でツインズへ移籍。ツインズでも内外野の複数ポジションを守りながらレギュラーに近い出場機会を確保したが、2019年はOPS.736、昨季はOPS.606とピーク時のような打棒は戻らなかった。

     ブルージェイズは一塁ブラディミール・ゲレーロJr.、二塁セミエン、三塁キャバン・ビジオ、遊撃ボー・ビシェットという充実の内野陣で開幕を迎えるとみられるが、内野のバックアップはサンティアゴ・エスピナルや招待選手のリチャード・ウレーニャが筆頭候補という寂しい状況。ゴンザレスが加入すれば大きなグレードアップとなるのは間違いない。

     問題があるとすれば、内外野のレギュラーがほぼ固定されているブルージェイズでは「準レギュラー」というよりも完全な「控え」という扱いになる可能性が高いことだろうか。ゴンザレスがより多くの出場機会を得られるチームを希望するのであれば、ブルージェイズの優先度は低くなってしまうかもしれない。

  • 「Rソックスが澤村の獲得に前進」との報道 メジャー契約が有力

    2021.2.8 12:00 Monday

     「MassLive.com」でレッドソックスの番記者を務めるクリス・コティーロによると、レッドソックスは千葉ロッテマリーンズから海外フリーエージェント権を行使してメジャー移籍を目指している澤村拓一との契約成立に向けて前進しているようだ。コティーロは自身のツイッターで「もし契約が成立すれば、メジャー契約になる可能性が高い」と伝えている。契約成立ならレッドソックスの日本人選手は2016年の上原浩治と田澤純一以来となる。

     メジャーリーグ公式サイトでもコティーロを情報源として澤村の動向を伝えており、「現在32歳の澤村は日本プロ野球での9シーズンで通算防御率2.77を記録し、2020年シーズンは読売ジャイアンツと千葉ロッテマリーンズでプレーした。巨人では不振だったが、ロッテにトレードされたあとは復調し、22試合にリリーフで登板して防御率1.71をマークした」と紹介している。

     大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は澤村のピッチングについて「速球は97マイルに達し、90マイル台前半のスプリッターが決め球。スライダーも投げる」と述べ、昨季巨人では13.1イニングで11奪三振/8与四球と制球難に苦しんだものの、ロッテ移籍後は21イニングで29奪三振/10与四球と「奪三振と与四球の比率」が大幅に改善されたことにも言及している。

     現在のレッドソックスは投手陣に大きな不安を抱えており、今オフは先発にマーティン・ペレス(再契約)とギャレット・リチャーズ、ブルペンにはマット・アンドリースやアダム・オッタビーノを補強。しかし、レイズ、ヤンキース、ブルージェイズの上位3球団と地区優勝を争ううえで十分な戦力とは言えない。

     高い奪三振率を誇るマット・バーンズが昨季に引き続いてクローザーを務める予定だが、防御率4点台、セーブ成功率69%と決して信頼できる投手ではないため、中継ぎからスタートして首脳陣の信頼を得ることができれば、澤村にはクローザー昇格のチャンスがあるかもしれない。まずは大詰めとみられる契約交渉の行方に注目だ。

  • レッズが元首位打者&盗塁王のストレンジ・ゴードンとマイナー契約

    2021.2.8 11:30 Monday

     日本時間2月8日、レッズがマリナーズからフリーエージェントとなっていたディー・ストレンジ・ゴードンとマイナー契約を結ぶことで合意に達したことが明らかになった。首位打者1度、盗塁王3度、オールスター・ゲーム選出2度、シルバースラッガー賞1度、ゴールドグラブ賞1度の実績を誇るゴードンは現在32歳。招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、ユーティリティのベンチ入り枠を争うことになりそうだ。

     ゴードンはドジャース時代の2014年に自己最多の64盗塁を記録して自身初のオールスター・ゲーム選出&盗塁王。翌2015年はマーリンズへ移籍して205安打、打率.333、58盗塁の3部門でリーグトップに立ち、2年連続でオールスター・ゲームに選出されたほか、シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をダブル受賞し、一流選手の仲間入りを果たした。

     ところが、翌2016年に禁止薬物の陽性反応が発覚し、80試合の出場停止処分。この年は事故死したホゼ・フェルナンデスの追悼試合で放った先頭打者アーチがハイライトとなった。

     2017年は201安打、打率.308、60盗塁の好成績を残し、3度目の盗塁王を獲得。しかし、マリナーズへ移籍した2018年以降は成績が大きく悪化し、昨季はレギュラーの座すら剥奪され、33試合に出場して打率.200、0本塁打、3打点、3盗塁、OPS.482という自己ワーストの成績に終わった。

     今オフのレッズは遊撃手の補強を最優先課題としているが、ゴードンは4年連続で遊撃の守備に就いているとはいえ、遊撃を10試合以上守ったのはドジャース時代の2013年(27試合)が最後であり、ゴードンに正遊撃手としての働きを期待するのは酷。内外野兼任のユーティリティとして起用するのが最も現実的だろう。

     最優先課題であるにもかかわらず、遊撃手補強で他球団に後れを取ってしまったレッズ。有望株ホゼ・ガルシアの育成期間の「つなぎ役」となる正遊撃手探しはまだ続きそうだ。

  • エンゼルスがカリビアン・シリーズMVPのラガレスとマイナー契約

    2021.2.8 11:00 Monday

     日本時間2月8日、エンゼルスがメッツからフリーエージェントとなっていたフアン・ラガレスとマイナー契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。メジャーに昇格した場合の年俸は125万ドルであることが報じられている。エンゼルスは外野のレギュラーが固まっており、ラガレスはスプリング・トレーニングでテイラー・ウォード、スコット・シェブラー、有望株ブランドン・マーシュらと外野4番手の座を争うことになりそうだ。

     現在31歳のラガレスは2013年にメッツでメジャーデビューし、いきなりセンターで守備防御点+25を記録。翌2014年にも守備防御点+25をマークし、自身初のゴールドグラブ賞を受賞した。2015年は自己最多の143試合に出場したが、その後は故障もあって出場機会が減少し、守備固めや対左腕用のプラトーン要員が主な役割に。2017年に+17を記録した守備防御点も、4年ぶりに100試合以上に出場した2019年には-3まで悪化してしまった。

     2019年シーズン終了後にフリーエージェントとなり、昨季はマイナー契約でパドレスに加入したが、シーズン開幕前に放出され、マイナー契約でメッツに復帰。8月下旬にメジャー昇格を果たしたが、2試合に出場しただけで放出され、その後は無所属の状態が続いていた。メジャー8年間での通算成績は、718試合に出場して打率.254、25本塁打、179打点、44盗塁、OPS.659となっている。

     今オフは母国・ドミニカ共和国のウィンター・リーグで大活躍し、リーグ・ファイナルでは7試合で打率.379、3本塁打、10打点をマークしてMVPに選出。さらに、カリビアン・シリーズでもチームを優勝に導く活躍を見せ、MVPに選ばれた。

     エンゼルスの外野は、左翼ジャスティン・アップトン、中堅マイク・トラウト、右翼デクスター・ファウラーでレギュラーが固まっているため、ラガレスは外野4番手としての開幕ロースター入りが現実的な目標となる。

  • メッツが中堅手補強 カブスから放出のアルモラJr.と契約合意

    2021.2.8 10:30 Monday

     日本時間2月8日、メッツがカブスからノンテンダーFAとなっていたアルバート・アルモラJr.と契約合意に達したことが明らかになった。現時点では契約条件の詳細は不明だが、出来高の比重が大きいメジャー契約になる見込みであることが報じられている。メッツは今オフ、中堅手の補強を目指しており、ジョージ・スプリンガーやジャッキー・ブラッドリーJr.の獲得にも動いていたが、ひとまずアルモラJr.を獲得することで最低限の補強を実現させた。

     現在26歳のアルモラJr.は2012年のドラフトでカブスから1巡目(全体6位)指名を受けてプロ入り。守備力だけでなくリーダーシップへの評価も高く、トップ・プロスペクトとして期待され、メジャー2年目の2017年には132試合に出場して打率.298、8本塁打、46打点、OPS.782とまずまずの成績を残した。

     2018年は自己最多の152試合に出場して打率.286、5本塁打、41打点、OPS.701をマークしたが、2019年5月にアクシデントが発生。アルモラJr.が放ったファウルボールが客席の少女を直撃してしまったのだ。アルモラJr.は涙を流し、試合は一時中断。このアクシデントの影響があったのか、2019年は130試合に出場して自己最多の12本塁打を放ったものの、打率.236、32打点、OPS.651と成績を悪化させてしまった。

     昨季は28試合で打率.167、0本塁打、1打点、OPS.465と自己ワーストの成績に終わり、昨年12月にノンテンダーFAに。メッツではこれまでフアン・ラガレスやジェイク・マリズニックが担っていた役割を担い、左打ちのブランドン・ニモとのプラトーン起用が想定されている。

     なお、メッツの中堅手補強については情報が錯綜しており、「ニューヨーク・ポスト」はメッツがブラッドリーJr.の争奪戦から撤退していないことを伝えているが、その一方で「デイリー・ニュース」は「アルモラJr.の獲得はブラッドリーJr.からの撤退を意味する」と報じている。

  • MLB公式サイトが「FA市場に残る上位10選手」を選出 1位ターナー

    2021.2.7 11:00 Sunday

     トレバー・バウアーがドジャースと合意し、マーセル・オズーナがブレーブスと再契約したため、「大物中の大物」と呼べるフリーエージェント選手は市場から姿を消した。しかし、依然として主力クラスがフリーエージェント市場には残っている。メジャーリーグ公式サイトのデービッド・アドラーは日本時間2月7日、「フリーエージェント市場に残るトップ10選手」を特集する記事を公開。1位にはドジャースからフリーエージェントとなったジャスティン・ターナーが選出された。

     ターナーはオフシーズン開始時のフリーエージェント選手ランキングでは10位だった。現在、オフシーズン開始時のトップ10選手で市場に残っているのはターナーだけである。チームリーダーとしてドジャースの黄金期を支えてきただけに、ドジャースとの再契約が有力視されているものの、ブリュワーズなど他球団が獲得に動いているという報道もあり、その動向が注目される。

     2位はヤンキースからフリーエージェントとなったジェームス・パクストン。故障がなければ先発2番手クラスの働きを期待できるため、ローテ上位の先発投手の補強を必要としているチームがリスクを承知で獲りにいくことになりそうだ。

     3位にはレッドソックスからフリーエージェントとなったジャッキー・ブラッドリーJr.がランクイン。メジャー屈指の名手であり、再契約を目指すレッドソックスのほか、フィリーズ、メッツなどが興味を示しているという。

     4位はタイワン・ウォーカー、5位はジェイク・オドリッジと2ケタ勝利を期待できる先発右腕がランクイン。6位のトレバー・ローゼンタールは昨季復活を遂げ、「市場に残るベストのリリーバー」と言われている。

     7位は名捕手ヤディアー・モリーナ。カージナルスとの再契約が確実視されており、現在出場中のカリビアン・シリーズ(日本時間2月7日に決勝戦)が終了したあと、再契約が発表されるとみられている。

     8位はリック・ポーセロ、9位はジェイク・アリエタとかつてのサイ・ヤング賞右腕がランクイン。10位にはメジャーを代表するユーティリティ・プレーヤーの1人であるマーウィン・ゴンザレスが名を連ねた。

     トップ10選手以外にも、リッチ・ヒル、マーク・マランソン、ブレット・ガードナー、秋信守(チュ・シンス)、ヤシエル・プイーグといった有力選手が市場に残っている。移籍市場から目を離せない日々はまだまだ続きそうだ。

  • ファイアーズがアスレチックス残留 因縁のアストロズ戦に注目

    2021.2.7 10:30 Sunday

     「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、アスレチックスは自軍からフリーエージェントとなっていた先発右腕マイク・ファイアーズと1年350万ドルで再契約を結ぶことで合意に達したようだ。ファイアーズはアスレチックス残留を希望していることを明言していたが、「サンフランシスコ・クロニクル」のスーザン・スラッサーによると、ファイアーズに対してオファーを提示したチームはアスレチックスだけだったという。

     現在35歳のファイアーズは、昨季11試合に先発して59イニングを投げ、6勝3敗、防御率4.58、37奪三振を記録。2019年に自己最多の15勝を挙げるなど、2016~19年の4シーズンで3度の2ケタ勝利を記録し、メジャー10年間で通算75勝をマークしている。

     ファイアーズとの再契約に成功したことにより、アスレチックスは今季もクリス・バシット、ショーン・マネイア、ヘスス・ルザード、ファイアーズ、フランキー・モンタスという昨季と同じ5人で先発ローテーションを形成することになる。また、球団ナンバーワン有望株のA・J・パクが先発ローテーション争いに加わることも期待されている。

     近年の成績は決して悪くないだけに、ファイアーズに対してオファーを提示したチームがアスレチックスだけだったという事実は非常に興味深い。ファイアーズは2019年11月、アストロズがワールドシリーズ制覇を成し遂げた2017年に不正なサイン盗みを行っていたことを告発して一躍有名となったが、このことがアスレチックス以外のチームからオファーがなかったことと関連しているかどうかは定かでない。

     アスレチックスとアストロズは同じアメリカン・リーグ西部地区に所属しているが、ファイアーズは昨季、レギュラーシーズン、ポストシーズンを通してアストロズ戦での登板がなかった。ボブ・メルビン監督は「ローテの都合上、たまたまそうなっただけ」と話していたが、今季は因縁のアストロズ戦での登板が実現するか注目される。

  • 年俸総額大幅削減のインディアンス ラミレスの放出には興味なし

    2021.2.7 10:00 Sunday

     今オフのインディアンスは、フランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコをメッツへ放出するなど、年俸総額の大幅な削減を進めている。チーム最高年俸となったホゼ・ラミレス(今季年俸940万ドル)が次に放出されるのではないかと注目されており、実際にトレード交渉を持ち掛けているチームもあるようだ。しかし、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールはインディアンスがラミレスの放出に興味を持っていないことを伝えている。

     現在28歳のラミレスは、昨季58試合に出場して打率.292、17本塁打、46打点、10盗塁、OPS.993の好成績をマーク。サイ・ヤング賞を受賞したシェーン・ビーバーとともに、インディアンスが2年ぶりのポストシーズン進出を果たす原動力となり、アメリカン・リーグのMVP投票で2位にランクインした。2017年と2018年には同投票で2年連続3位となっており、直近4シーズンで3度もトップ3に名を連ねたことになる。

     ラミレスは今季が5年2600万ドルの契約最終年だが、球団オプションが2年分残っており、インディアンスはラミレスを2022年は年俸1100万ドル、2023年は年俸1300万ドルで雇うことができる。市場価値を考えれば格安であり、ローゼンタールはラミレスの現行の契約を「球界における最大のバーゲンの1つ」と表現している。もちろん、そのラミレスを放出すれば、確実に莫大な対価を得られるが、インディアンスとしては慌てて放出する必要は全くない。

     チームの財政事情を考慮して年俸総額を大幅に削減したものの、エディ・ロサリオやセザー・ヘルナンデスと契約したことからもわかるように、インディアンスは今季のポストシーズン進出を諦めているわけではない。最低限の得点力を確保するうえで、ラミレスは不可欠な存在であり、インディアンスが現時点で放出を検討していないのは当然と言える。ただし、ポストシーズン進出が難しくなった場合、夏場にトレードが検討される可能性はありそうだ。

  • 遊撃手補強が急務のレッズ 元盗塁王のビヤー獲得に向けて交渉中

    2021.2.7 09:30 Sunday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、遊撃手の補強を今オフの最優先課題に掲げているレッズは、ブルージェイズからフリーエージェントとなったジョナサン・ビヤーと交渉を行っているようだ。ドミニカ人記者のジャンセン・プーホルスが「1年200万ドル+出来高で契約合意」と伝えたが、ヘイマンはその後「交渉中」と情報を修正。「シンシナティ・インクワイアー」のボビー・ナイチンゲールによると、マイナー契約となる可能性もあるという。

     現在29歳のビヤーは、昨季マーリンズとブルージェイズで合計52試合に出場して打率.232、2本塁打、15打点、16盗塁、OPS.593を記録。16盗塁はアダルベルト・モンデシー(ロイヤルズ・24盗塁)に次ぐメジャー2位の数字で、ナショナル・リーグ盗塁王のトレバー・ストーリー(ロッキーズ・15盗塁)を上回っていたが、リーグを跨いで移籍したため、自身2度目のタイトルを手にすることはできなかった。

     ビヤーはアストロズからブリュワーズへ移籍した2016年に打率.285、19本塁打、63打点、62盗塁、OPS.826の好成績をマークして盗塁王のタイトルを獲得。その後はやや低調なシーズンが続いていたが、オリオールズでプレーした2019年は全162試合に出場し、打率.274、24本塁打、73打点、40盗塁、OPS.792を記録する活躍を見せた。

     遊撃手の補強を目指していたレッズだが、金河成(キム・ハソン)、アンドレルトン・シモンズ、マーカス・セミエン、ディディ・グレゴリアスが市場から次々に消え、補強の選択肢はほとんど残されていない。ビヤーは近年、二塁手としての出場が多くなっており、遊撃手として100試合以上に出場したのは2016年が最後のため、正遊撃手として獲得することにはリスクも伴う。

     レッズが獲得しようとしている遊撃手は、有望株ホゼ・ガルシアの育成期間の「つなぎ役」であり、そういう意味では安価で獲得できるビヤーは適任なのかもしれない。とはいえ、「最優先課題」と宣言していたわりには、寂しい補強になりそうだ。

  • ナ・リーグの複数のチームが一塁手として秋信守の獲得に興味

    2021.2.7 09:00 Sunday

     「FanSided」のロバート・マレーによると、レンジャーズとの7年契約が終了してフリーエージェントとなった秋信守(チュ・シンス)は活躍の場を広げるために一塁の守備練習に取り組んでいるようだ。その秋に対してナショナル・リーグの複数のチームが興味を示しているという。マレーはさらに、秋を一塁手として獲得することに興味を示しているチームの1つがブリュワーズであることを伝えている。

     秋は現在38歳。レンジャーズとの契約最終年となった昨季は33試合の出場にとどまり、打率.236、5本塁打、15打点、6盗塁、OPS.723に終わったが、2017~19年の3シーズンは平均149試合に出場して打率.263、22本塁打、67打点、11盗塁、OPS.806を記録。2018年には自身初のオールスター・ゲームに選出された。

     メジャー16年間で一塁守備の経験は1度もなく、近年は指名打者、右翼手、左翼手を兼任するシーズンが続いている。また、通算では左腕に打率.242、OPS.690と苦戦しているのに対し、右腕には打率.289、OPS.883の好成績をマーク。昨季も左腕にはOPS.596に終わったが、右腕にはOPS.781を記録しており、対右腕用のプラトーン要員ならば、まだ十分な働きを期待できる。

     ブリュワーズは先日、2年連続ゴールドグラブ賞のコルテン・ウォンを獲得し、正二塁手のケストン・ヒウラが一塁へのコンバートに挑戦することが決定したばかり。よって、秋を獲得した場合、レギュラーとして起用する可能性は極めて低い。左翼にはクリスチャン・イェリッチ、右翼にはアビサイル・ガルシアがいるため、あくまでもベンチの層を厚くするための補強ということになるだろう。

     可能性は低くなっているものの、今季もナ・リーグで指名打者制が採用される可能性は残されている。ナ・リーグで指名打者制が採用されれば、対右腕用の指名打者として秋の獲得を検討するチームは増えるかもしれない。

  • アンドルース、K・デービスを含む2対3の交換トレードが成立

    2021.2.7 08:30 Sunday

     日本時間2月7日、アスレチックスとレンジャーズのあいだで衝撃のトレードが成立した。アスレチックスはかつて3年連続40本塁打以上を放った大砲クリス・デービスら3選手を放出し、レンジャーズで10年以上にわたって正遊撃手を務めたエルビス・アンドルースら2選手を獲得。デービスもアンドルースも近年成績を落としているとはいえ、チームの中心選手として活躍してきたベテラン同士が交換されるという驚きのトレードとなった。

     アスレチックスはデービスのほかに、若手捕手のジョナ・ハイムと昨年のドラフト4巡目で指名した右腕デーン・アッカーを放出。レンジャーズからアンドルースと控え捕手のアラミス・ガルシアを獲得した。デービスの契約が今季で終了するのに対してアンドルースは契約があと2年残っているため、レンジャーズは1350万ドルをアスレチックスへ支払っている。

     アスレチックスは今オフ、マーカス・セミエンがフリーエージェントとなってブルージェイズへ移籍しており、遊撃の穴埋めが急務となっていた。アンドルースはレンジャーズでレギュラーの座を剥奪され、内野のユーティリティを務める予定だったが、アスレチックスでは正遊撃手として起用されるとみられる。

     2009年にメジャーデビューしたアンドルースは、10年以上にわたって正遊撃手として活躍。2010年から2年連続でワールドシリーズの舞台を経験し、オールスター・ゲームにも2度(2010年と2012年)選出された。2013年4月には8年1億2000万ドル+オプション1年で契約を延長。しかし、自己ベストの20本塁打、88打点、OPS.808をマークした2017年を境に成績が下降し、昨季は29試合で打率.194、3本塁打、7打点、OPS.702に終わった。

     一方のデービスは、アスレチックスに加入した2016年から3年連続で40本塁打以上を放ち、自己最多の48本塁打を放った2018年には本塁打王のタイトルを獲得。2019年4月に2年3350万ドルの契約延長を手にしたが、2019年は23本塁打にとどまり、昨季は30試合で打率.200、2本塁打、10打点、OPS.632という自己最悪のシーズンとなった。レンジャーズでは左打ちのウィリー・カルフーンやデービッド・ダールと併用されることになりそうだ。

  • メッツはバウアーに3年1億500万ドルを提示 詳細が明らかに

    2021.2.6 13:00 Saturday

     ドジャースと3年1億200万ドルで合意したことが明らかになったトレバー・バウアーだが、ドジャースとの一騎打ちを繰り広げていたメッツは、ドジャースを上回る3年1億500万ドルを提示していたようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンが伝えている。バウアーは「地元のチームであること」や「ワールドシリーズ制覇の可能性が高いこと」に加え、細かな条件の違いをしっかり考慮したうえでドジャースを選択したとみられる。

     バウアーがドジャースと合意した契約は3年1億200万ドル。年平均額は3400万ドルとなり、史上最高額(ゲリット・コールの3600万ドル)には届かなかったが、2021年の年俸は4000万ドル、2022年の年俸は4500万ドルであることが報じられており、いずれも単年の史上最高年俸を更新する。また、1年目と2年目のシーズン終了後にはオプトアウト(契約破棄)の権利が与えられており、2023年の年俸が1700万ドルになることを考えると、実質2年8500万ドルの契約と言っていいかもしれない。

     一方、メッツが提示した条件は3年1億500万ドル。総額だけで言えばドジャースを上回っていた。その内訳は、2021年の年俸が4000万ドル、2022年の年俸が3500万ドル、2023年の年俸が3000万ドル。ドジャースのオファーと同様、1年目と2年目のシーズン終了後にはオプトアウトの権利が与えられている。1年目にオプトアウトの権利を行使しなかった場合、2年目の年俸が3500万ドルから4000万ドルにアップするという条項も盛り込まれていたようだ。

     しかし、最初の2年間だけを見ると、ドジャースが8500万ドルをオファーしているのに対し、メッツは8000万ドルどまり。3年間での総額ではメッツがドジャースを上回っているが、バウアーがドジャースで2年プレーしたあとにオプトアウトの権利を行使し、新たな契約を結んだ場合、3年間で得られる総額はメッツの1億500万ドルを上回る可能性が高い。よって、バウアーの目には最初の2年間で8500万ドルを保証してくれるドジャースのオファーのほうが魅力的に映ったのだと思われる。

     3年総額1億ドル超というハイレベルな争いとなったバウアー争奪戦だが、昨季王者・ドジャースの「地の利」に加え、両チームが提示したオファーのなかの細かな条件の違いが、明暗を分けることになった。

  • 平野佳寿が古巣・オリックス復帰へ 日本メディアが伝える

    2021.2.6 12:30 Saturday

     日本時間2月6日、マリナーズからフリーエージェントとなっている平野佳寿が古巣のオリックス・バファローズへ復帰することが決定的となっていることがわかった。「スポーツ報知」など複数の日本メディアが伝えている。現在36歳の平野は、2017年オフに海外フリーエージェント権を行使してダイヤモンドバックスと2年契約。メジャー3年目の昨季はマリナーズでプレーした。オリックスへの復帰が決定すれば、2017年以来4年ぶりとなる。

     平野はメジャー1年目の2018年にダイヤモンドバックスで75試合に登板して4勝3敗3セーブ、32ホールド、防御率2.44の好成績をマーク。アーチー・ブラッドリーやブラッド・ボックスバーガーとともに勝利の方程式を形成した。5月から7月にかけて26試合連続無失点を記録し、球団記録を更新。上原浩治がレッドソックス時代の2013年に樹立した日本人記録にもあと1に迫った。シーズン終了後には地元記者が選出するチーム新人王を受賞した。

     2019年はやや数字を落としたが、それでも62試合に登板して5勝5敗1セーブ、15ホールド、防御率4.75を記録。右肘の炎症により8月から9月にかけて自身初の故障者リスト入りも経験した。2年連続で60試合以上に登板したリリーバーはリーグで14人だけ、2年間の合計47ホールドはリーグ3位。シーズン終了後にフリーエージェントとなり、マリナーズと1年契約を結んだ。

     昨季は開幕前に新型コロナウイルスに感染した影響で8月下旬まで戦列復帰できず、13試合の登板にとどまった。最初の4試合を無失点に抑えると、9月はクローザーを任されるようになり、4度のセーブ機会で4セーブを記録。11試合に登板した時点で防御率2.45をマークしていたが、最後の2試合で計5失点と打ち込まれ、自己ワーストの防御率5.84でシーズンを終えた。

     メジャー3年間での通算成績は、150試合に登板して9勝9敗8セーブ、48ホールド、防御率3.69。新型コロナウイルスの影響で移籍市場の動きが遅く、2月に入っても契約が決まらなかったことが、古巣復帰の決断を後押ししたとみられる。日本で通算156セーブ、139ホールドを記録しているベテラン右腕は、オリックスにとって大きな戦力となるはずだ。

  • 元オールスター二塁手のスコープ 1年450万ドルでタイガース残留

    2021.2.6 12:00 Saturday

     日本時間2月6日、タイガースは自軍からフリーエージェントとなっていたジョナサン・スコープと1年契約を結んだことを発表した。年俸は公表されていないが、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは450万ドルと伝えている。タイガースが自軍からフリーエージェントとなったレギュラー選手と再契約するのは2014年オフのビクトル・マルティネス以来6年ぶり。なお、ロースターの枠を空けるためにトラビス・デメリットがDFAとなった。

     現在29歳のスコープは、昨季1年契約でタイガースに加入し、44試合に出場して打率.278、8本塁打、23打点を記録。右手首の故障により9月中旬でシーズンを終えたが、OPS.799は自身唯一のオールスター・ゲーム選出を果たした2017年(オリオールズで打率.293、32本塁打、105打点、OPS.841の好成績をマーク)以来の高水準だった。

     アル・アビラGMは「ジョナサンは昨季、我々に大きな印象を与えた。彼が2021年シーズンも我々のチームに戻ってきてくれるのが楽しみだ」とスコープの残留を歓迎。「フィールド上での働きだけでなく、彼はリーダーシップや毎日試合に出場したいという強い欲求を持っている。1年契約の選手がチーム内で存在感を発揮するのは難しいけれど、昨季の彼はそれをやってのけた。それが今季も続くのを楽しみにしている」とスコープの存在がチームに好影響を与えていることを明らかにした。

     スコープは「2021年もタイガースでプレーする機会をもらえたことに感謝している。このチームには本当に良い選手が揃っているし、昨季は何か特別なものを構築し始めたところだ。今季はそれを次のレベルに持っていきたい」と将来有望な若手選手が揃うタイガースで再びプレーすることを楽しみにしている。なお、すでにA・J・ヒンチ監督とは連絡を取り合っており、チーム状況に応じて二塁以外のポジションを守る可能性もあるようだ。

  • レンジャーズがフォルティネビッチ獲得へ 有原らとローテ形成

    2021.2.6 11:30 Saturday

     日本時間2月6日、レンジャーズが前ブレーブスの先発右腕マイク・フォルティネビッチを獲得することが決定的となった。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、フォルティネビッチの契約は1年200万ドルで、それに加えて最大50万ドルの出来高が設けられているという。2018年に13勝10敗、防御率2.85の好成績をマークした右腕が新天地レンジャーズで復活を目指す。

     現在29歳のフォルティネビッチは、2014年にアストロズでメジャーデビューして同年オフにブレーブスへ移籍。2015年に4勝、2016年に9勝と徐々に頭角を現し、2017年に自身初の2ケタ勝利(10勝)をマークした。

     2018年はブレイク・イヤーとなり、31試合に先発して自己最多の183イニングを投げ、リーグ6位の防御率2.85を記録してオールスター・ゲーム初選出。サイ・ヤング賞の投票でも8位にランクインした。

     ところが、2019年は8勝6敗、防御率4.54と成績を落とし、昨季はシーズン初先発で4回持たずノックアウトされると、直後に40人枠から抹消され、そのままシーズン終了。フリーエージェントとなって新天地を探していた。

     ブレーブスのブライアン・スニッカー監督によると、フォルティネビッチは昨年7月の夏季キャンプ中に球速が低下。2018年に96.3マイル、2019年に94.8マイルを記録していたフォーシームの平均球速は、昨季唯一の登板では90.9マイルにとどまった。しかし、先月下旬にジョージア工科大学で開催した公開練習で球速が回復していることをアピール。無事にレンジャーズとのメジャー契約を手にすることができた。

     今季のレンジャーズはカイル・ギブソンとジョーダン・ライルズに新加入の3人(有原航平、デーン・ダニング、フォルティネビッチ)を加えた5人で先発ローテーションを形成する。有原のチームメイトとなるフォルティネビッチは、過去2年間の不振を脱し、復活を遂げることができるだろうか。

  • 昨季の二冠王・オズーナ 4年6400万ドルでブレーブスと再契約

    2021.2.6 11:00 Saturday

     日本時間2月6日、ブレーブスは自軍からフリーエージェントとなっていた昨季の二冠王(本塁打・打点)マーセル・オズーナと4年6400万ドル+オプション1年で再契約したことを発表した。5年目のオプションが行使された場合の年俸は1600万ドルになるという。昨オフにカージナルスからフリーエージェントとなった際は複数年契約を得られず、ブレーブスと1年契約を結んだオズーナだが、昨季の大活躍を経て、ようやく複数年契約を手にすることができた。

     現在30歳のオズーナは、昨季ブレーブスで全60試合に出場して打率.338、18本塁打、56打点、OPS1.067の好成績をマーク。本塁打と打点の二冠に輝き、打率もリーグ3位という、あわや三冠王という大活躍だった。ナショナル・リーグの選手として初めてエドガー・マルティネス賞(最優秀指名打者)を受賞したほか、自身2度目のシルバースラッガー賞も受賞。さらに、「オールMLB」のファースト・チームにも選出された。

     ところが、今季のナ・リーグでの指名打者制の採用が不透明なため、ブレーブスは再契約に積極的ではなかった。これにはオズーナが昨季60試合中39試合に指名打者として出場し、その39試合で打率.362、14本塁打、40打点、OPS1.155の好成績を残していたことが関係しているとみられる。つまり、ブレーブスはオズーナにとって指名打者が最適のポジションであると考えているというわけだ。とはいえ、今季はナ・リーグで指名打者制が採用されない可能性が高く、オズーナは正左翼手を務めることになりそうだ。

     オズーナとの再契約により、地区3連覇中のブレーブスは打線のグレードダウンを回避することに成功した。同地区の他球団が積極的な補強で戦力アップしていることを考えると、これは非常に大きい。昨季猛威を振るった1番ロナルド・アクーニャJr.、2番フレディ・フリーマン、3番オズーナの上位打線は、今季も他球団にとって大きな脅威となるに違いない。

  • バウアーが3年1億200万ドルで昨季王者のドジャースと合意!

    2021.2.6 05:00 Saturday

     日本時間2月6日、レッズからフリーエージェントとなっていたトレバー・バウアーがドジャースと合意したことが明らかになった。バウアーをめぐる争奪戦はドジャースとメッツによる一騎打ちとなっていることが報じられていたが、バウアーはドジャースを上回る高額オファーを提示したメッツからのラブコールを蹴って地元ドジャースへの入団を選択。昨季王者のドジャースが地区9連覇&2年連続世界一に向けて大きな戦力を手に入れた。

     バウアー争奪戦は日本時間2月5日の時点で「メッツとドジャースの2球団に絞られた」ことが報じられていた。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンは、メッツがバウアーに提示したオファーについて「3年総額1億ドル~1億1000万ドル」「1年目と2年目の年俸は少なくとも4000万ドル」「1年目と2年目のシーズン終了後にオプトアウト条項付き」と伝えていたが、バウアーが選んだのはドジャースだった。

     「ESPN」のジェフ・パッサンによると、バウアーとドジャースは3年契約で合意。バウアーは1年目と2年目のシーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してフリーエージェントになることができるという。

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドは3年契約の総額が1億200万ドルであることを伝えている。2021年は年俸4000万ドルで歴代最高額を更新。オプトアウトの権利を行使せず残留した場合、2022年の年俸は4500万ドルで再び歴代最高額を更新するようだ。

     バウアーの加入により、ドジャースはバウアー、クレイトン・カーショウ、ウォーカー・ビューラーによる極めて強力な先発3本柱が完成。ここにデービッド・プライス、フリオ・ウリアス、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリンが加わり、先発ローテーションを形成する。

     今オフは同地区のパドレスが積極的な補強で戦力を強化しており、ドジャースとパドレスによるハイレベルな地区優勝争いは世界中の野球ファンから注目を集めること間違いなしだ。

  • メッツがバウアーへの高額オファーに返答期限を設定か

    2021.2.6 01:30 Saturday

     「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンによると、メッツは現在トレバー・バウアーに対して提示しているオファーへの返答期限を日本時間2月6日午前2時(現地時間5日正午)に設定したようだ。メッツの総額1億ドルを超える3年契約をオファーしているとみられており、1年目と2年目の年俸は少なくとも4000万ドルに達するという。また、1年目と2年目のシーズン終了後にそれぞれオプトアウト(契約破棄)の条項が設けられていることも報じられている。

     シャーマンが伝えている情報が事実であれば、バウアーは年平均額のメジャー記録を更新することになるかもしれない。現時点でのメジャー記録はバウアーの大学時代のチームメイトであるゲリット・コール(ヤンキース)の3600万ドル(9年3億2400万ドル)。3年契約の場合、総額1億800万ドルを上回ればコールの記録を更新する。もし年平均額でコールを超えられなかったとしても、少なくとも4000万ドルと報じられている1年目と2年目の年俸はメジャー記録を更新する可能性がある。

     バウアー争奪戦において「メッツと一騎打ち」と報じられているのがドジャースだ。メッツのオファーは条件面でドジャースを上回っていると報じられているが、ドジャースには地の利がある(バウアーはカリフォルニア州出身)。シャーマンによると、メッツはドジャースから好条件を引き出すためにバウアーに利用されることを懸念し、返答期限を設けて高額オファーで押し切ろうとしているようだ。

     現在30歳のバウアーは、昨季レッズで11試合に先発して73イニングを投げ、5勝4敗、防御率1.73、100奪三振の好成績をマークして最優秀防御率のタイトルを獲得。ダルビッシュ有やジェイコブ・デグロムとの争いを制し、サイ・ヤング賞を受賞した。メジャー9年間の通算成績は75勝64敗、防御率3.90となっている。

     メッツが設けた返答期限まで残りおよそ30分。バウアーの決断に注目だ。

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