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  • マリナーズ スマイリーがトミー・ジョン手術へ

    2017.6.29 11:28 Thursday

     先発ローテーションの一角として期待していた投手に故障が相次いでいる今季のマリナーズ。その中で唯一、今季の登板がなかったドリュー・スマイリーがトミー・ジョン手術を受けることが決定した。

     スマイリーは今年1月にカルロス・バルガス、マレックス・スミス、ライアン・ヤーブローの3選手とのトレードでマリナーズに加入。本拠地セーフコ・フィールドにフィットするフライボール・ピッチャーであり、新天地での飛躍が期待されていた。3月にはアメリカ代表の一員としてワールド・ベースボール・クラシックにも出場し、2次ラウンドのベネズエラ戦で先発して4.2回3安打8奪三振1失点(自責点0)の好投でチームの勝利に大きく貢献。しかしその後、左腕屈筋痛で開幕前に故障者リスト入りしていた。

     スマイリーは実戦復帰に向けて調整中で、実戦形式の練習で登板するところまで回復していた。しかし、登板後に左腕の状態が良くないことを訴え、診断の結果、トミー・ジョン手術が必要だという判断に至ったようだ。一般的に、トミー・ジョン手術からの戦列復帰には12~15ヶ月が必要だと言われており、スマイリーの戦列復帰は早くても来年のオールスター前後ということになる。

     今季はフェリックス・ヘルナンデス、岩隈久志、ジェームズ・パクストン、スマイリー、ヨバニ・ガヤードの5人で先発ローテーションを形成する構想だったマリナーズ。しかし、ブルペン降格となったガヤード以外の4投手はすでに故障者リスト入りを経験しており、スマイリーは今季全休が確定。岩隈もまだ戦列復帰を果たせていない。マリナーズは苦しい戦いながらもなんとかワイルドカード争いに加わっているが、ワイルドカード獲得を諦めないのであれば、7月末のトレード・デッドラインまでに先発投手の補強に動く必要がありそうだ。積極的にトレードを行うことで知られるジェリー・ディポートGMがどのような動きを見せるのか注目したいところである。


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  • 同僚批判のモンテロが事実上の戦力外に

    2017.6.29 10:39 Thursday

     日本時間6月28日のナショナルズ戦でトレイ・ターナーの4盗塁を含む7盗塁を許したジェイク・アリエタとミゲル・モンテロのバッテリー。試合後、モンテロは7盗塁を許した責任をアリエタに押し付けるような発言をしたが、試合から一夜明け、カブスはモンテロにDFA(事実上の戦力外)を通告した。

     午前中にセオ・エプスタイン球団社長から電話をもらったというモンテロは「おそらく何かが起こるだろうとは思っていた。僕は理解しているよ、本当に。僕が責任を取って、これからチームが浮上していくなら、僕も嬉しいよ。彼らには成功してほしいんだ」と語り、DFAの通告に対して驚きはなく、チームの判断を受け入れている様子だった。

     昨日の試合で7盗塁を許し、今季の盗塁阻止率が.031(32-1)まで落ち込んだモンテロは試合後、「盗塁が僕の責任になっちゃうなんて酷いよね。しっかり見ればわかると思うけど、投手が僕に(盗塁を刺すための)時間を与えてくれないんだよ。それが『モンテロは盗塁を刺せないぞ!』ってなっちゃうんだ。けど、実際は投手が走者を釘付けにできていないだけなんだよ」と、盗塁を刺せない原因を投手陣に押し付けるような発言をしていた。

     その後、モンテロは昨日の試合でバッテリーを組んだアリエタと会話を交わしたという。アリエタに謝罪したうえで、アリエタ自身も「起こったことを言っただけだし、それは正しいよ。走者に対して良い仕事ができなかった」とモンテロに同意したそうだ。モンテロはチームメイトとの関係が良好であることを明言し、DFAの通告後には自身のTwitterでシカゴの街、カブスのファン、そして球団に対する感謝の気持ちを述べている。

     しかし、モンテロとチームメイトの関係がどうであれ、モンテロの試合後の発言はエプスタイン球団社長にとって受け入れられるものではなかった。「我々は選手たちに、たとえそれが自分の失敗ではないにしても、責任を受け入れて、ステップアップしていってほしい。支え合えるチームメイト同士であってほしいんだ」と語ったエプスタイン球団社長は、ジョー・マドン監督や数名の選手たちと話した後、モンテロのDFAを決断した。モンテロの発言を聞いてからDFAを決断するまでに、それほど時間は掛からなかったという。

     「我々の目標を成し遂げるために、様々なことを考慮した結果、これが正しい選択だと判断したんだ」とマドン監督。今季のモンテロはウィルソン・コントレラスに次ぐ二番手捕手という位置付けながら、4月は打率.394、OPS1.035という好成績をマークしていた。しかし、その後はバットが湿りがちで、盗塁もほとんど刺せない状況に陥っていたため、遅かれ早かれ戦力外にはなっていたのかもしれない。「モンテロは現在我々のチームが抱えている問題の全責任を負ったわけではない。彼をスケープゴートにすべきではない」とエプスタイン球団社長は語ったが、今回の騒動をきっかけに、モンテロの希望通りに、チーム状態が上向いていくことを願うばかりである。


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  • 【戦評】前田健太 7回無失点の好投で今季6勝目!

    2017.6.28 17:11 Wednesday

     先発ローテーションの5投手に1日ずつの休養を与えるためにスポット・スターター(谷間の先発)として起用された前田健太(ドジャース)が今季最高のピッチングを披露し、6勝目をマークした。

     前日の試合で10連勝がストップしたドジャース。前田が打たれて連敗となれば少なからず嫌な流れになるところだったが、そんな心配は無用だった。立ち上がりはボールが先行することもあり、エンゼルス打線の早打ちに助けられた部分もあったが、92球で今季自己最長となる7イニングを投げ抜き、打たれたヒットは4本。6三振を奪った一方で四球は1つも与えず、今季12度目の先発にして初の無失点という見事なピッチングを披露した。

     「この3試合か4試合くらい、前田は積極的に攻めているよね。ストライクゾーンを積極的に攻めて、打者を受け身にしている。速球もとても良い。コマンドも優秀だ。今夜はスライダーもカーブもキレがあって、レパートリーが豊富だったね。相手打線は前田に対してまともにスイングできていなかったよ。7イニングも投げてくれたけど、これは我々が新たな連勝を始めるのに必要だったんだ」とデーブ・ロバーツ監督は前田の好投を絶賛した。

     先発ローテーションの一角を担っていたブランドン・マッカーシーが故障者リスト入りしたこともあり、今後も前田には先発の機会が与えられると見られている。エンゼルスのマイク・ソーシア監督が「彼はとてもよくコーナーを攻めていたね。緩急もしっかり使えていた。様々な球種を駆使して、我々の打線を苦しめていたよ。上手く攻略できず、7イニングも投げられてしまった」と前田に対する完敗を認めていたように、今日のようなピッチングができるのであれば、先発ローテーション復帰には何の問題もないだろう。

     ドジャース打線は5回までエンゼルスの先発ジェシー・チャベスに無得点に封じられていたものの、6回裏に4番コディ・ベリンジャーのタイムリーと6番ジョク・ピーダーソンの7号スリーランで一挙4得点。今日の前田にはこの4点で十分だった。

     「素晴らしい試合だった。我々は豊富な先発投手陣を抱えている。前田は自分がコントロールできることを理解していると思うし、彼はそれに責任を持ち、しっかり結果を残してくれると信じているよ」とロバーツ監督は前田の先発ローテーション復帰については口を濁したが、今日の快投は首脳陣に対する大きなアピールとなったに違いない。


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  • 【戦評】代打・イチローが勝ち越しタイムリー!

    2017.6.28 16:33 Wednesday

     同点に追い付かれた直後の7回裏、代打で登場したイチローのメジャー通算3051本目のヒットが決勝タイムリーとなり、マーリンズがメッツとの同地区対決を制した。

     ドン・マティングリー監督は「イチローについて知っていることは、常に準備ができているということだよ」と語る。「彼はどんな状況に対しても準備ができているんだ。試合の後半で起用しても、1日だけスタメンで起用しても、彼は準備ができている」とマティングリー監督が全幅の信頼を置くベテランのバットがチームに決勝点をもたらした。

     イチローが逆方向へ放った打球の初速はStatcastによると時速87.8マイル(約141.3km/h)。ヒットになる可能性はたった29%という打球だったが、その打球は綺麗に三遊間を抜けていった。

     その後、マーリンズは一死満塁とチャンスを広げ、3番クリスチャン・イェリッチがセンター前へ2点タイムリー。イチロー、イェリッチという左打者が、メッツで最も安定感のあるリリーフ左腕であるジェリー・ブレビンスを攻略し、チームを勝利に導いた。

     イチローは6試合連続安打のあと、7試合連続で無安打に終わっていたが、これで再び2試合連続安打。相変わらず代打での出場が大半を占めているが、6月は28打数9安打(打率.321)と、打率1割台に終わった過去2ヶ月と比べて明らかに調子は上がっている。正左翼手であるマーセル・オズーナら主力選手の放出が噂される中、復調傾向にあるイチローの存在はチームにとってより貴重なものとなっていくに違いない。


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  • 【戦評】5回までに7本塁打の乱打戦をレッズが制す

    2017.6.28 15:13 Wednesday

     5回までに7本塁打が飛び交う「花火大会」を制したのは、先制、同点、勝ち越しと効果的な本塁打が次々に飛び出したレッズだった。

     ティム・アドルマン(レッズ)とジュニア・ゲラ(ブリュワーズ)の両先発で始まったこの一戦。1回裏のビリー・ハミルトンの先頭打者アーチが「花火大会」開始の狼煙となった。レッズはこの回、4番アダム・デュバルにも17号ツーランが飛び出し、7番デビン・メゾラコのタイムリーと合わせて一挙4点を先制。しかし、ブリュワーズは2回表に6番マニー・ピーニャと8番オーランド・アルシアにソロ、3回表には4番トラビス・ショウに16号スリーランが飛び出し、あっという間に試合をひっくり返した。

     ところが、3回裏にレッズが5番エウヘニオ・スアレスの12号ソロで同点に追い付くと、5回裏には3番ジョーイ・ボットーが21号ツーランを右中間へ叩き込み、勝ち越しに成功。さらに、7番メゾラコの犠牲フライでリードを3点に広げ、6回以降は4投手の継投で逃げ切った。

     「今日は15~16球くらい痛烈な打球があったんじゃないかな。本当に良い攻撃をしたと思うよ。数本の本塁打が特に大きかったのは間違いないけど、その他にも質の高い打席はたくさんあったね」とレッズのブライアン・プライス監督は自軍の効果的な攻撃に満足げ。一方、ブリュワーズの4番ショウは「僕たちの打線が静かに黙っているなんてことはないよ。この球場での4点リードは十分ではないからね」と4点差をひっくり返した自軍の打線に対するプライドを覗かせたが、先発ゲラは4回8失点でノックアウトされ、打線の頑張りに応えることができなかった。


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  • トレード市場 「売り手」としてのジャイアンツ

    2017.6.28 11:44 Wednesday

     2010年以降の7シーズンでポストシーズンに4度出場し、3度のワールドシリーズ制覇を成し遂げた強豪・ジャイアンツが両リーグワースト2位の勝率に苦しんでいる。このままいくと、慣れない「売り手」として7月末のトレード・デッドラインを迎えることになりそうだ。

     ジャイアンツの勝率.354(28勝51敗)は「メジャー最弱」と目されたパドレスすらを下回り、ナ・リーグ西部地区ワースト。メジャー全体でもフィリーズに次ぐワースト2位となっており、同地区の上位3チームが快進撃を続けていることもあって、トレード・デッドラインで「売り手」に回ることはほぼ確実だ。野手陣の平均年齢がリーグで2番目に高いため、主力選手を上手く売り捌きつつ、多少の若返りを目指すことになるだろう。

     ボビー・エバンスGMがアンタッチャブル(放出不可)と位置付けているのは次の3選手のみだと見られている。エース左腕のマディソン・バムガーナー、メジャーを代表する捕手であるバスター・ポージー、そしてメジャー屈指の遊撃守備を誇るブランドン・クロフォードの3人だ。その他、ジョニー・クエイト、マーク・マランソン、ブランドン・ベルトといった主力選手は7月末のトレード・デッドラインでポストシーズン進出を目指すチームへ放出される可能性がある。

     特に注目を集めているのが守護神・マランソンだ。昨オフに4年6200万ドルの大型契約でジャイアンツに加わったマランソンだが、今季はここまで21試合に登板して1勝2敗11セーブ、防御率4.58。故障者リスト入りも1度経験するなど、期待通りとは言えないピッチングが続いている。しかし、2015年に51セーブ、昨年は47セーブを記録し、直近4シーズンで3度の防御率1点台をマークしている安定感抜群のリリーバーに興味を示すチームは多く、クローザー不在に苦しむナショナルズが特に興味を示していると伝えられている。

     ジャイアンツとしては期待通りの活躍を見せていない選手を放出するのは「安売り」に繋がってしまうため、なるべく避けたいところではあるものの、そんなことを言っていられない状況であることも確かだ。慣れない「売り手」としてトレード・デッドラインを迎えるジャイアンツがどのような動きを見せるのか。今後の動きに注目したい。


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  • 首位ブリュワーズ 主砲ブラウンが戦列復帰

    2017.6.28 11:10 Wednesday

     再建が順調に進み、カブスとカージナルスのもたつきも重なって、ナ・リーグ中部地区の首位を走っているブリュワーズ。そのブリュワーズに頼もしい戦力が戻ってきた。

     左ふくらはぎ痛で日本時間5月27日に故障者リスト入りしていたライアン・ブラウンと、腰痛で日本時間6月11日に故障者リスト入りしていたジョナサン・ビヤーが戦列復帰。球団歴代最多の通算292本塁打を誇る主砲と、昨季19本塁打&62盗塁を記録したリードオフマンがようやく戻ってきたのだ。これに伴いブリュワーズはニック・フランクリンをDFAし、有望株ルイス・ブリンソンをAAA級に降格させている。

     クレイグ・カウンセル監督は「我々のベンチにはたくさんの優秀な選手がいる。それは私も知っている。けど、3番打者として長い間実績を積み重ねてきた打者が戻ってきたんだから、彼をラインナップに置くのはとても楽しみだよ」と語った通り、日本時間6月28日のレッズ戦で戦列復帰したばかりの主砲・ブラウンを早速「3番・レフト」で起用している。

     ブラウンが最初にふくらはぎを痛めたのは日本時間5月2日だが、それ以降の52試合をブリュワーズは28勝24敗で乗り切ってきた。その間の1試合あたり平均得点4.54はメジャー23位、OPS.755はメジャー20位に過ぎなかったにもかかわらず、だ。今季出場30試合で7本塁打を放ち、OPS.875を記録しているブラウンの復帰が、首位を走るチームの快進撃を後押しすることは間違いないだろう。

     一方、昨季大ブレイクを果たしたビヤーは、代役二塁手のエリック・ソガードが好調を維持していることもあって、復帰初戦はベンチスタートとなった。「どんなことでもする準備はできているよ」とビヤーは語っており、主砲が復帰し、昨季の盗塁王がベンチに控えるブリュワーズ打線は、相手チームにとって大きな脅威となりそうだ。


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  • ヤンキースに痛手 好調カストロが故障者リスト入り

    2017.6.28 10:31 Wednesday

     今季ここまで73試合に出場して打率.313、12本塁打、OPS.835の好成績を残し、キャリア最高のシーズンを送っていたスターリン・カストロ(ヤンキース)が右ハムストリング痛により10日間の故障者リストに登録された。主に4番・5番打者として打線の中核を担っていただけに、レッドソックスと激しい首位争いを繰り広げるチームにとって大きな痛手となりそうだ。

     カストロは日本時間6月27日にホワイトソックス戦で内野ゴロを打って一塁へ全力疾走した際に右ハムストリングを痛めた。幸いにも重傷ではなく、チームは最短の10日間で復帰できると見込んでいるようだ。カストロは昨年9月にも同箇所を痛めて1週間欠場したが、本人によるとそのときよりも症状は軽いという。「できる限り早く復帰できるように、トレーニングに集中するよ」とカストロは語っている。

     そして、カストロの故障者リスト入りに伴って若手有望株のタイラー・ウェイドがメジャーへの切符を得た。ウェイドはAAA級の試合開始前にアル・ペドリケ監督から「キミは出場できないよ。シカゴへ行くんだ」と告げられたといい、「とても興奮したよ。何が起こっているのかわからなかった」とその瞬間を振り返った。

     ウェイドはMLB Pipeline.comのプロスペクト・ランキングで球団11位にランクイン。今季は初のAAA級で開幕を迎え、71試合に出場して打率.313、5本塁打、24盗塁、OPS.833の好成績を残している。「信じられないよ。夢が叶ったんだ」と興奮を隠しきれないウェイド。「メジャーに昇格できて本当に興奮している。僕ができる方法で、チームの勝利に貢献するだけさ。ヤンキースでプレイすることはいつだって僕の目標だったからね」

     日本時間6月28日のホワイトソックス戦ではロナルド・トレイエスが二塁で先発出場しているが、ジョー・ジラルディ監督によると右投手のジェームズ・シールズと対戦する日本時間6月30日の試合で左打者のウェイドを先発出場させる構想があるという。有望株ウェイドがカストロの穴を埋める活躍を見せることができるのか。若手選手が躍動する今季のヤンキースに、また一人、楽しみな選手が加わった。


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  • 【戦評】新人モンゴメリーの好投でヤンキース首位キープ

    2017.6.27 17:06 Tuesday

     開幕直後から先発ローテーションの一角を担っている新人左腕ジョーダン・モンゴメリー(ヤンキース)がキャリア最高とも言うべき見事なピッチングを披露し、チームの連敗を2で止めた。

     田中将大が防御率5点台後半の不振に喘ぎ、安定した投球を続けていたベテラン左腕CCサバシアが戦列を離れる中、ルイス・セベリーノとともに現在チームで最も信頼できる先発投手の一人となっているモンゴメリー。「この頃、チームは思うような戦いができていなかった。今日はチームで勝ち取った良い勝利だったね」と、自己最長タイの7イニングを投げ、許したヒットは僅か5本、失点は5番トッド・フレイジャーの13号ソロによる1点だけという好投で6勝目を挙げた試合を振り返った。

     「マウンドに上がって、6イニングか7イニングをしっかり投げる。これは僕がいつもやろうとしていることなんだ。今日もそれをしっかりやりたいと思っていたんだよ」と語った通り、7イニングを投げ抜き、チームを大いに助けるピッチングを披露した。

     「スライダーが本当に良かったね」とジョー・ジラルディ監督。「彼のパフォーマンスには本当に満足しているよ。彼は良いピッチングをしてくれている。いつも勝つチャンスを与えてくれるし、投手として成長し続けているよね」とジラルディ監督は賛辞の言葉を惜しまない。

     最終回にリリーフ陣がもたつき、1点差まで追い上げられたものの、最後は守護神アロルディス・チャップマンがホワイトソックスの反撃を凌いで試合終了。モンゴメリーの好投がありながらもスッキリした勝ち方ではなかったが、一昨日からメジャーに昇格してきたタイラー・オースティンに1号本塁打が飛び出すなど、明るい話題も少なくなかった。新人左腕の好投で3連敗を阻止し、勝率の差でア・リーグ東部地区単独首位の座をキープしたヤンキース。直近10試合で3勝7敗とあまり元気がないが、ここから再び上昇気流に乗っていきたいところだ。


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  • 【戦評】ハメルズ 復帰戦は5回途中7失点ノックアウト

    2017.6.27 16:39 Tuesday

     右腹斜筋痛による故障者リスト入りから約2ヶ月ぶりに戦列復帰したコール・ハメルズ(レンジャーズ)。4回までに大量9点の援護をもらったにもかかわらず、先発の役割を果たすことができなかった。

     昨季あたりから制球に苦しむ場面が頻繁に見られるようになったハメルズ。それは数字にもハッキリと表れており、デビューから2015年までの10シーズンで2.30だった与四球率が昨季は3.45まで悪化していた。そして、この試合でも1回裏先頭から2者連続で四球を与えるなど、制球に苦しむ場面が目についた。

     「リズムに乗ることができなかった」とハメルズは5回途中7失点でノックアウトされた復帰戦を振り返った。「試合の早い段階で(球審の)ストライクゾーンを見抜くことができていれば良かったけど、できなかった。(投手が)そういう状況に陥ると、打者は真ん中付近のボールだけに絞って振ることができてしまうからね」

     三者凡退に抑えたイニングは一度もなし。カウントを悪くしてはヒットを打たれる、の繰り返しで、5回裏一死から7番ロニー・チゼンホールにタイムリーを浴びたところで交代を告げられた。代わったダリオ・アルバレスがハメルズの残した走者3人を全て生還させてしまい、ハメルズには7失点が記録された。

     2桁勝利8度の実績を誇るハメルズの戦列復帰はレンジャーズにとってアストロズ追撃のための後押しとなるはずだった。しかし、昨季から続く制球難は一向に改善の兆しを見せず、先発ローテーションの1番手や2番手を任せられるような状態ではない。今後もこのようなピッチングが続くようであれば、ポストシーズン進出に向けてのレンジャーズの戦いは限りなく厳しいものになると言わざるを得ないだろう。


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  • 【戦評】新1番打者が先頭打者アーチ!カブス逃げ切り

    2017.6.27 16:11 Tuesday

     新1番打者ウィルソン・コントレラスの先頭打者アーチやハビアー・バイエズの攻守にわたる活躍で試合を優位に進めたカブスが、最終回のナショナルズの反撃をなんとか凌いで逃げ切り。この日試合がなかった地区首位ブリュワーズとの差を1ゲームに縮めた。

     開幕からなかなか波に乗れず、勝率5割付近をウロウロしているカブス。とはいえ、やはり「腐っても昨季のワールドシリーズ王者」である。ナ・リーグ東部地区の首位を走るナショナルズの本拠地、ナショナルズ・パークに乗り込んでの一戦は、さながらポストシーズンのような緊張感を漂わせる、緊迫した試合となった。

     試合はコントレラスの一発で幕を開けた。「人生の中でも記憶にない」という1番打者として起用されたコントレラスは、初回の第1打席で早速ジョー・マドン監督の期待に応えてみせた。カウント3-1からの5球目を振り抜いた打球は、レフトスタンドに飛び込む先頭打者アーチ。捕手による先頭打者アーチは2010年9月4日のジョン・ジェイソ(当時レイズ)以来7年ぶり、メジャー史上9人目の快挙となった。

     ナショナルズの先発ジオ・ゴンザレスに対して相性が悪いアンソニー・リゾーを2番に下げ、左腕に強いコントレラスを1番に抜擢。「我々のチームには40盗塁できるような選手はいない。1番に置くべきスピードを持つ選手はいないんだ。だから、ベストの打者を1番に置くようにしている。たくさん打席が回ってくるからね」と語るマドン監督の采配がピタリと的中した形となった。

     コントレラスの先頭打者アーチで1点を先制したカブスだが、その後は両軍の投手陣が好投を続け、なかなか得点が生まれない。カブスの遊撃手・バイエズはダイビングキャッチやスライディングキャッチなど好守を連発し、虎の子の1点を守り続ける投手陣を盛り立てた。

     カブスは8回表に7番アルバート・アルモーラのスクイズ(記録は内野安打)で待望の追加点をあげると、9回表には2番リゾー、4番イアン・ハップ、5番バイエズにタイムリーが飛び出して3点を追加。リードを5点に広げ、試合は決まったかに思われた。

     ところが、9回裏から登板した7番手のヘクター・ロンドンが7番マット・ウィータースにタイムリーを浴びて1点を失い、マドン監督は守護神のウェイド・デービスを投入。しかし、デービスも代打のスティーブン・ドリューに2点タイムリーツーベースを浴びると、ワイルドピッチでさらに1点を失い、5-4と1点差に追い上げられてしまう。二死二、三塁という一打逆転サヨナラの場面で打席には3割4分を超える高打率を誇る4番ライアン・ジマーマン。ここはデービスがなんとか踏ん張り、低めのナックルカーブを振らせて空振り三振で試合終了。ポストシーズンのような手に汗握る接戦を、昨季のワールドシリーズ王者・カブスが制した。

     「いつだって勝つことは素晴らしいけど、シャーザーと対戦する前に勝てて良かったよ」とマドン監督は安堵感を滲ませた。「ポストシーズン前哨戦」との声もある両軍の4連戦。明日はマックス・シャーザー(ナショナルズ)とジェイク・アリエタ(カブス)の好投手対決が予定されている。


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  • レイズが好守の遊撃手・エチャバリアを獲得

    2017.6.27 12:34 Tuesday

     レイズがゴールドグラブ級の遊撃守備を誇るアデイニー・エチャバリアをマイナー2選手との交換でマーリンズから獲得した。なお、エチャバリアの加入に伴い、レイズは40人枠を空けるために右腕ディエゴ・モレノを10日間故障者リストから60日間故障者リストへ移動させている。

     今季のレイズは昨季途中に加入したマット・ダフィーを正遊撃手に据える予定だったが、左足のかかとの手術からの回復具合が思わしくなく、いまだ戦列復帰を果たせていない状況。ダフィーに代わってティム・ベッカムが正遊撃手格として起用されているが、打撃面では打率.278、10本塁打、OPS.764と期待以上の活躍を見せている一方で、守備面では遊撃を守った68試合で9失策と安定感を欠いている。球団はダフィーが今季を全休することはないと見込んでいるものの、地区優勝ないしワイルドカードでのポストシーズン進出を狙える位置につけていることもあって、早めに遊撃手のグレードアップに動いた格好だ。

     エチャバリアは左右の腹斜筋を痛めて今季すでに2度の故障者リスト入り。故障者リストに入ったままレイズへ移籍することになるが、すでにマイナーでのリハビリ出場を開始しており、準備が整い次第、チームに合流することになる。

     レイズからマーリンズへ移籍するのはブラクストン・リー外野手とイーサン・クラーク投手の2選手。23歳のリーは今季AA級で67試合に出場し、打率.321、2本塁打、12盗塁をマークしている俊足巧打の外野手だ。一方、クラークは今季A級で12試合(うち9先発)に登板し、3勝2敗、防御率3.11をマーク。将来は先発4~5番手クラスの投手への成長が見込まれている。


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  • ナショナルズ 通算437セーブのK-Rod獲得へ

    2017.6.27 11:49 Tuesday

     ブルペン陣の不振に苦しむナショナルズが、通算437セーブ(歴代4位)の実績を誇るフランシスコ・ロドリゲスとのマイナー契約に向けて動いているようだ。

     2014年からの3シーズンで計126セーブをマークしたロドリゲスは、今季もタイガースのクローザーとして開幕を迎えた。しかし、開幕から不安定な投球が続き、5月上旬には2試合連続でセーブ失敗。今季4度目のセーブ失敗を喫し、防御率が8点台に悪化したところでクローザーの座を剥奪され、その後は比較的プレッシャーの少ない場面で起用されることが多くなっていた。ところが、その後も状態はなかなか上向かず、タイガースは解雇を決断。日本時間6月24日にタイガースから解雇され、FAとなった。

     28試合に登板して2勝5敗7セーブ、防御率7.82、セーブ失敗6度というのが今季のロドリゲスの成績だ。25.1イニングで9本塁打を浴び、被打率は昨季の.214から.292へと急激に悪化。球威が衰えているのは誰の目にも明らかだが、奪三振率に関しては昨季の8.02を上回る8.17と一定の水準を維持している。メジャーワースト5位の救援防御率4.88とブルペン陣に難を抱えるナショナルズは、実績十分なロドリゲスの復調に一縷の望みをかけたようだ。

     「(戦力になるか否かは)彼がまだ(以前の)K-Rodかどうか次第だね。サンディ・コーファックスを連れてきたとしても、それは以前と同じコーファックスではないからね」とナショナルズのダスティ・ベイカー監督。過剰な期待はせずとも、少なからずロドリゲスの復調に期待している様子だった。


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  • ブロンソン・アローヨ「最後の登板は終わった」

    2017.6.27 11:22 Tuesday

     長髪と膝を曲げずに足を高く上げる独特のフォームで一世を風靡したブロンソン・アローヨ(レッズ)。メジャー生活16年で148勝を挙げたベテラン右腕の雄姿をマウンド上で見ることはもう二度となさそうだ。

     ダイヤモンドバックス時代の2014年7月にトミー・ジョン手術を受けたアローヨは当初、ダイヤモンドバックスとの2年契約が満了した時点で現役を引退することを示唆していた。しかし、毎年のように200イニング前後を投げていたワークホースが、右肘を故障して2014年6月にキャリア初の故障者リスト入り。結局、トミー・ジョン手術を受けることになり、「このままでは終われない」とアローヨは現役引退の意思を撤回して再びメジャーのマウンドに立つことを目指すようになった。

     その後、ブレーブス、ドジャース、ナショナルズに在籍したものの、メジャーのマウンドに立つことはなく、今年2月に全盛期を過ごした古巣レッズとマイナー契約。オープン戦では3先発で防御率4.70と微妙なパフォーマンスに終わったものの、投手陣の層の薄さも手伝って、開幕直後に先発ローテーションに加わることに。そこから先発ローテーションの一員として14試合に先発したものの、71イニングで23本塁打を浴びるなど、往年の姿が蘇ることはなく、3勝6敗、防御率7.35という惨憺たる成績に終わってしまった。そして、日本時間6月20日に右肩の張りによって10日間の故障者リスト入り。1週間後には60日間の故障者リストに移された。

     アローヨは今後もう一度メジャーで投げたいという希望を持っていないようだ。日本時間6月19日のドジャース戦がキャリア最後の登板だったのかと問われたアローヨは、「うん、そうなると思うよ。おそらくあれが僕の最後の登板だろう。ファンに挨拶するために、9月に1イニングだけ投げる機会を得られる可能性はあるけど、たぶん僕は投げない。肩の状態がどれだけ悪いかは自覚しているし、肘の状態も悪化しているんだ」と自身の右腕が限界を迎え、悲鳴を上げていることを明らかにした。「シーズンの残り3ヶ月はチームの戦いを見守りながら楽しむよ」

     レッドソックス時代の2004年にワールドシリーズ制覇を経験し、レッズ時代には2006年にオールスター出場、2010年にゴールドグラブ受賞を果たした一方、ミュージシャンとしての顔も持つアローヨ。個性的な名選手がまた一人、メジャーの舞台から去っていく。


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  • 第12週のMVPはクルーバーとベリンジャー

    2017.6.27 10:54 Tuesday

     第12週(6月19日~6月25日)の週間最優秀選手が発表され、ア・リーグはコリー・クルーバー(インディアンス)、ナ・リーグはコディ・ベリンジャー(ドジャース)が選出された。

     クルーバーは2試合に先発。日本時間6月20日のオリオールズ戦では9回を僅か3安打に抑え、11奪三振で無四球完封という見事なピッチングを見せた。同6月25日のツインズ戦でも7回3安打13奪三振2失点(自責点0)の好投を見せ、第12週は計16イニングで防御率0.00、24奪三振という見事な成績で自身3度目の週間MVP受賞となった。投球回と奪三振はリーグトップ、防御率はリーグトップタイの数字(規定投球回以上)。なお、チームメイトのホゼ・ラミレスが第11週の週間MVPを受賞しており、インディアンスからは2週連続で週間MVPが選出されている。

     ベリンジャーは新人でありながら、早くも今季2度目の週間MVP受賞。日本時間4月26日にメジャーデビューしたばかりのベリンジャーだが、ここまでの出場57試合でリーグトップの24本塁打を放つ驚異的な活躍を見せており、2度の週間MVP受賞は今季メジャー全体で初となっている。第12週は打率.370、5本塁打、12打点、出塁率.400、長打率1.037という素晴らしい成績を残し、本塁打と打点は両リーグトップの数字だった。6月中旬には10試合で10本塁打という新人ではメジャー初となる快挙も成し遂げている。


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      6月27日 第5回中間発表 投票締め切りまであと3日!

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  • 第5回中間発表 投票締め切りまであと3日!

    2017.6.27 10:28 Tuesday

     日本時間6月27日、第88回オールスター・ゲームのファン投票第5回中間発表が行われ、ナ・リーグ外野手部門でマーセル・オズーナ(マーリンズ)がファン投票選出圏内の3位に浮上した。それ以外の部門ではファン投票選出圏内における順位変動はなかったが、僅差での争いが続くポジションも多数あり、最後まで行方のわからない状況が続いている。

     ア・リーグ最多得票は外野手部門1位のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)で、344万2597票を獲得。リーグで唯一300万票の大台を突破した。その他、捕手部門1位のサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)、二塁手部門1位のホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)、遊撃手部門1位のカルロス・コレア(アストロズ)、外野手部門2位のマイク・トラウト(エンゼルス)は2位以下にある程度の差をつけており、ファン投票でのオールスター選出が濃厚となっている。

     一塁手部門では1位のエリック・ホズマー(ロイヤルズ)をジャスティン・スモーク(ブルージェイズ)が猛追。ホズマーの成績(打率.302、9本塁打、OPS.825)も決して悪い数字ではないが、今季ついに飛躍を遂げたスモークが打率.304、20本塁打、OPS.955という好成績を残しており、最後の最後で1位が入れ替わる可能性は十分にある。三塁手部門では1位のミゲル・サノー(ツインズ)と2位のホゼ・ラミレス(インディアンス)のデッドヒートが続いている。今月絶好調のラミレスがここにきて猛烈に成績を向上させており、その勢いのまま三塁手部門1位の座を奪ってしまうかもしれない。指名打者部門はネルソン・クルーズ(マリナーズ)が1位の座をキープしているものの、4選手が約25万票差の中にひしめく大混戦。打率.330、17本塁打、OPS.957と好調な2位のコリー・ディッカーソン(レイズ)にも十分にチャンスはある。外野手部門3位はジョージ・スプリンガー(アストロズ)が有力。4位のマイケル・ブラントリー(インディアンス)は今月後半に故障者リスト入りして10日間離脱してしまったため、成績を伸ばすことができなかった。残念ながらスプリンガーとの約30万票差を逆転するのは難しいと言わざるを得ないだろう。

     ナ・リーグ最多得票は外野手部門1位のブライス・ハーパー(ナショナルズ)で、361万7444票を獲得して両リーグ最多得票にもなっている。外野手部門2位のチャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)と二塁手部門1位のダニエル・マーフィー(ナショナルズ)も300万票の大台を突破。その他、捕手部門1位のバスター・ポージー(ジャイアンツ)もファン投票でのオールスター選出がほぼ確実となっている。

     一塁手部門では両リーグ首位打者のライアン・ジマーマン(ナショナルズ)と1番打者として歴史的な活躍を見せたアンソニー・リゾー(カブス)が約12万票差というデッドヒートを繰り広げている。遊撃手部門でも今季打撃好調なザック・コザート(レッズ)とここにきて急激に調子を上げてきたコリー・シーガー(ドジャース)が約25万票差の争い。コザートが故障者リスト入りしていることを考えると、約25万票差は決してセーフティ・リードではない。

     さらに、三塁手部門では昨季MVPのクリス・ブライアント(カブス)と2年連続二冠王のノーラン・アレナード(ロッキーズ)が約5万票差という熾烈な争い。サヨナラ本塁打でサイクルヒット達成という印象的な活躍を見せたアレナードが猛烈に追い上げており、最後には1位が入れ替わっているかもしれない。そして、オズーナが3位に浮上した外野手部門では、3位のオズーナと4位のジェイソン・ヘイワード(カブス)の差は僅か3万票。5位のベン・ゾブリスト(カブス)も僅差で後を追っているが、ヘイワードとゾブリストがともに故障者リスト入りしているため、このままオズーナが地元マイアミ開催のオールスターにファン投票で選出される可能性が高い。

     投票締め切りまであと3日。自分の1票が最終結果の行方を左右する可能性もある。なお、ファン投票による選出を含むオールスター出場選手は日本時間7月3日(月)に発表される予定となっている。


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  • 第12週の最優秀ブルペンはドジャース

    2017.6.26 16:59 Monday

     MLB公式サイトでは今季から週ごとに独自の計算方法で「週間最優秀ブルペン」を選出している。第12週の最優秀ブルペンにはドジャースが選出された(第8週に続いて今季2度目)。

     計算方法は至ってシンプル。以下のルールに従ってポイントを加減していくだけである(合計100ポイントで優秀だと考えられている)。
    ・1アウト=+1.5ポイント
    ・1奪三振=+1.5ポイント
    ・1セーブ=+5ポイント
    ・1被安打=-2ポイント
    ・1自責点=-4ポイント
    ・1非自責点=-2ポイント
    ・1与四球=-1ポイント
    ・1セーブ失敗=-5ポイント

     第12週のドジャースは25.2回(=77アウト)で28奪三振、3セーブを記録し、被安打12、自責点3、与四球11、セーブ失敗1で合計120.5ポイントを獲得。10連勝のチームをブルペン陣が素晴らしい働きで支えていた。グラント・デイトンはチームトップの4試合に登板して2.1回無失点。セルジオ・ロモは3試合に登板し、3イニングを投げて4奪三振無失点。ブランドン・モローも3試合に登板して3イニングで3奪三振無失点と好投した。2位のアストロズが91ポイント、3位のカブスが86.5ポイントだったことを考えても、今週のドジャースのブルペン陣の働きがいかに素晴らしかったかがわかるはずだ。

    各週の最優秀ブルペン
    第1週 ロッキーズ(98ポイント)
    第2週 レッズ(119.5ポイント)
    第3週 アストロズ(132.5ポイント)
    第4週 エンゼルス(100.5ポイント)
    第5週 インディアンス(125ポイント)
    第6週 エンゼルス②(80.5ポイント)
    第7週 アストロズ②(106ポイント)
    第8週 ドジャース①(126ポイント)
    第9週 マーリンズ(124.5ポイント)
    第10週 マリナーズ(87ポイント)
    第11週 レッドソックス(106.5ポイント)
    第12週 ドジャース②(120.5ポイント)
    (丸印は受賞回数)


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  • 【戦評】ワイルドピッチで5得点 ドジャース10連勝!

    2017.6.26 16:40 Monday

     ドジャースが新人コディ・ベリンジャーの2発、相手投手アダム・オッタビーノの4暴投などで大量12得点を挙げ、ロッキーズに逆転勝利。レッズ3連戦、メッツ4連戦に続いてロッキーズ3連戦もスイープし、今季最長の10連勝となった。

     ベリンジャーの打棒が止まらない。3回裏に23号ツーラン、8回裏に24号ツーランを放ったベリンジャーは、これが今季6度目の1試合複数本塁打。これは1993年にマイク・ピアッツァが記録した5度を抜いてドジャースの新人記録となり、1987年にマーク・マグワイア(当時アスレチックス)が記録した新人記録(7度)まであと1に迫っている。また、ドジャースはこれで17試合連続本塁打となり、6月だけで43本もの本塁打を放っている。

     「打撃(の好調さ)は感染する、勝利は感染する、とよく言うよね。確かに、毎日勝てるような雰囲気があるんだ。たとえ誰がマウンドに上がっても、どんな試合展開でも、我々は弱気にはならないよ」とデーブ・ロバーツ監督はチーム状態の良さを実感している。

     この試合は3回表までに5点を先行される苦しい展開だった。しかし、3回裏にエンリケ・ヘルナンデスとベリンジャーの本塁打で1点差に迫ると、4-6と2点ビハインドの7回裏にはオッタビーノの2暴投の間に3点を奪って逆転に成功。さらに、8回裏には2暴投で2点を追加した後、ベリンジャーの本塁打と守護神ケンリー・ジャンセンのタイムリーツーベースで試合の行方を決定づけた。

     オッタビーノは4暴投で5点を失う大乱調。1試合4暴投は2015年のデービッド・ヘイルに並ぶ球団ワーストタイ記録となり、1試合のうちに暴投で4点以上を失った投手は過去50年間でオッタビーノが初めてだった。さらに、1試合のうちに暴投で5失点以上を喫したチームは1920年以降ではこの試合のロッキーズが初めてである。

     4連敗中で首位ドジャースとの差が広がりつつあったロッキーズ。「毎日勝てる雰囲気がある」というドジャースに対して「絶対に負けられない」というプレッシャーが、信じられないような逆転劇に繋がってしまったのかもしれない。元捕手とはいえ、相手守護神のジャンセンにメジャー初長打となるタイムリーツーベースを浴びるというオマケまで付いてしまった。

     これでドジャースは10連勝。直近10試合で8勝2敗と好調なダイヤモンドバックスが2.5ゲーム差で後を追っているが、選手層などを考慮するとドジャース優位は揺るがない。ドジャースが地区5連覇を成し遂げる可能性は限りなく高そうだ。なお、9回表にジャンセンがノーラン・アレナードに今季初四球を与え、メジャー記録を更新中だった「開幕からの無四球での奪三振記録」は51でストップしている。


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  • 【戦評】ブリュワーズ 快勝で首位キープ

    2017.6.26 15:49 Monday

     昨季のワールドシリーズ王者・カブスに迫られながらも、1ヶ月近く地区首位の座をキープしているブリュワーズ。3連戦以上の被スイープが一度もないことが、安定した戦いぶりに繋がっている(2連戦での連敗は一度だけある)。

     この日のブレーブス戦では相手エースのフリオ・テーランに初回から襲い掛かり、序盤で試合を決めた。1回表は二死走者なしから3番ドミンゴ・サンタナがヒットで出塁すると、4番トラビス・ショウがライトスタンドに15号ツーランを叩き込んで2点を先制。続く2回表には7番キーオン・ブロクストンが13号ソロを放ち、リードを3点に広げた。

     さらに、3回表は二死走者なしから3番サンタナのヒットと4番ショウの四球でチャンスを作ると、5番エルナン・ペレスと7番ブロクストンにタイムリーが飛び出し、6-0。4回表には一死一、三塁から3番サンタナが犠牲フライを放ち、テーランを7失点でノックアウトした。

     大量援護をもらった先発ザック・デイビースは、三振こそ1つも奪えなかったものの、テンポ良く打たせて取るピッチングを展開し、7回4安打無失点の好投で8勝目をマーク。最後の2イニングは新人右腕パオロ・エスピーノが無失点で抑えた。

     「二死走者なしから打者5人で2点を取った3回の攻撃は、我々にとって大きかったね」とブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督は上手く機能した打線の働きに満足げ。「今季のベスト・イニングの一つだと思うよ。みんながよく繋いでくれた」

     一方、敗れたブレーブスのブライアン・スニッカー監督は「ここは素晴らしいホーム球場だよ。我々はここで良い試合を何試合もしてきた。ただ、今日は上手くいかなかったね。今日はテーランにとってキツい一日だった。ブリュワーズは効率良く得点していたし、投手も本当に良かったよ」と完敗を認めていた。

     昨日、一昨日とブレーブスに連敗していたブリュワーズだが、今日の勝利によって再びスイープを回避。そして、この日敗れた2位カブスとの差は再び1.5ゲームに広がった。主砲ライアン・ブラウンを欠きながら、安定した戦いを続けるブリュワーズ。被スイープなしを継続するブリュワーズの快進撃は一体いつまで続くのか。ひょっとすると、レギュラーシーズン終了時には「大本命」のカブスを差し置いて「再建中」のブリュワーズが地区優勝を果たしてしまうような、世紀の大番狂わせが実現しているかもしれない。


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  • 【戦評】ツインズがインディアンスをスイープし首位復帰

    2017.6.26 15:16 Monday

     先週末に本拠地ターゲット・フィールドでスイープを喫してから1週間。今度はツインズがインディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールドでスイープをやり返し、約1週間ぶりに首位に返り咲いた。

     「本当に楽しい3連戦だったね」とツインズのポール・モリター監督は充実の3連戦を振り返った。「我々は良い試合ができると確信していた。でも、試合の行方というのは誰にもわからない。だから我々は日々戦うんだ。全ての試合がタフだし、心地よさを感じたことなんて一度もないよ」と気を緩めることなく、次なる戦いを見据えていたモリター監督の姿が印象的だった。

     この試合ではエース右腕のアービン・サンタナが6回7奪三振無四球無失点の好投を見せ、今季10勝目をマークした。しかし、インディアンス打線に9安打を浴びたように、相手打線を完全に封じたというピッチングではなかった。今回のスイープは3試合合計で得点圏打率.043(23打数1安打)に終わったインディアンス打線に助けられた部分も大きく、このあたりがモリター監督を安心させない要素になっているのだろう。

     打線ではサンタナの女房役、ジェイソン・カストロが2本のタイムリーツーベースを放ち、3打点の活躍。モリター監督は「カストロは大活躍だったね。3打点を叩き出してくれた。彼のおかげだよ」とカストロの働きを称賛した。

     ライバル・インディアンスとの3連戦をスイープし、首位に返り咲いたツインズ。しかし、インディアンスの背後には好調・ロイヤルズも迫りつつある。多くの球団にポストシーズン進出のチャンスがある今年のア・リーグ。2015年にワールドシリーズを制覇したロイヤルズと昨年リーグ制覇を成し遂げたインディアンスにツインズがどのように立ち向かっていくのか。地区優勝争いから目が離せない。


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