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  • 8番・ペレスの決勝弾でインディアンスが接戦を制し3連勝

    2018.4.11 11:30 Wednesday

    【タイガース1-2インディアンス】@プログレッシブ・フィールド

     開幕から2カード連続で負け越し、ここまでの10試合で5勝5敗となかなか波に乗れないインディアンスだが、直近4試合で3勝1敗と復調傾向。日本時間4月11日のタイガース戦では、タイガース先発のマシュー・ボイドの前に打線が7回までわずか3安打1得点に封じられたものの、先発のジョシュ・トムリンが負けじと5回無失点の好投。リリーフ陣もタイガースの反撃を最少失点で凌ぎ、8回裏に飛び出したロベルト・ペレスの1号勝ち越しソロによる1点のリードを守り抜いて2対1で接戦を制した。

     試合を決めたのは意外性を秘めた2番手捕手による一発だった。メジャー昇格以来、正捕手格のヤン・ゴームスとの併用が続いているペレスは、昨季自己最多の8本塁打、38打点をマークしたものの、今季はここまでゴームスが7試合でマスクを被っているのに対して3試合どまり。この日が今季4試合目の出場となった。シーズン最初の3試合では9打数ノーヒットに終わっていたが、この日は第1打席で四球を選び、第2打席でレフトへの今季初ヒット。そして、8回裏の先頭打者として迎えた第3打席で、タイガース2番手のアレックス・ウィルソンの代わり端を捉え、右中間スタンドへ1号勝ち越しソロを叩き込んだ。

     ペレスは守備面でも投手陣の好投を引き出し、失点はわずか1点だけ。タイガースの2番打者、ジャイマー・キャンデラリオに3本の二塁打を浴び、3本目の二塁打が同点タイムリーとなってしまったのは反省材料だが、先発のトムリンからセットアッパーのアンドリュー・ミラー、クローザーのコディ・アレンまで計6投手を好リードし、攻守にわたる活躍でチームを勝利に導いた。

     2016年のワールドシリーズでは正捕手として全7試合に出場し、なかでも初戦では2本塁打と意外性を発揮。今季もゴームスとの併用が続いているが、今日のような活躍を続けられるのであれば、出場機会はさらに増えていくことだろう。

  • 好調・パイレーツ打線が12安打8得点 先発・ノバは今季初勝利

    2018.4.11 11:00 Wednesday

    【パイレーツ8-5カブス】@リグリー・フィールド

     昨季はリーグ13位の668得点に終わったパイレーツ打線だが、今季は主軸打者のアンドリュー・マカッチェン(現ジャイアンツ)が抜けたにも関わらず、開幕からリーグトップクラスの得点力を発揮している。日本時間4月11日に行われたカブスの本拠地開幕戦では、カブス先発のタイラー・チャットウッドにスターリング・マーテイの2号ソロを含む9安打を浴びせ、5回までに5得点。7回表にはフランシスコ・セルベリの1号スリーランで3点を追加し、8対5で地区王者とのシーズン初戦を制した。

     「5番・レフト」で先発出場して3安打2打点の活躍を見せたコリー・ディッカーソンは自軍の打線について「僕たちの打線にはアウトにするのが難しい打者が揃っている。とても層の厚い打線だと思うよ」と語る。この日、先発出場した野手8人のうち、OPSが.800に満たないのは捕手のセルベリだけ。ジョシュ・ハリソン、ジョシュ・ベル、ディッカーソン、コリン・モラン、ジョーディ・マーサーと8人中5人が3割を超える打率をマークしており、開幕10試合での66得点は球団では1923年以来の高水準である。

     この強力打線は相手の先発投手を苦しめており、開幕戦でジョーダン・ジマーマン(タイガース)が6イニング、開幕第2戦でマイケル・フルマー(タイガース)が8イニングを投げたあと、パイレーツ打線を相手に5イニングを超えた先発投手は1人もいない。この日もカブス先発のチャットウッドは5イニングを投げ切るのに100球を要し、5回5失点で降板した。

     強力打線の援護に守られたイバン・ノバは、ハビアー・バイエズに2本のソロ本塁打を浴びたものの、7回3失点と先発の役割を十二分に果たし、今季初勝利をマーク。8回途中からは改名したばかりのフェリペ・バスケス(フェリペ・リベロから変更)が登板し、今季4セーブ目をマークした。

     これでパイレーツは開幕10試合で8勝2敗となり、球団では1992年以来の好スタート。マカッチェンやゲリット・コール(現アストロズ)を放出し、今季のポストシーズン進出を諦めたかに思われていたパイレーツだが、混戦が予想されるナ・リーグ中部地区の優勝争いを面白くしてくれそうだ。

  • 先発・スネルが好投したレイズが1点差で逃げ切り2連勝

    2018.4.11 10:30 Wednesday

    【レイズ6-5ホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

     試合開始前、レイズのケビン・キャッシュ監督は報道陣に対して「ブレイク・スネルは特別な投手になる可能性を秘めているよ」と話していた。指揮官の期待に応えるように、日本時間4月11日のホワイトソックス戦に先発したスネルは、自己最多の114球を投げて6回1失点の好投。今季初勝利をマークした。ホワイトソックス打線をわずか1安打に抑えた一方で10個の三振を奪ったスネルの好投を見れば、冒頭の指揮官の言葉はグッと現実味を増したように感じられる。

     「6フィート5インチ(約196センチメートル)の左腕が95~96マイルの速球と4種類の変化球を投げるのを目にする機会はそれほど多くない。それらの球種をしっかり投げられるときは、彼は試合を支配できるんだ。あとはコンスタントにそういう投球ができるようになれば、彼は特別な投手になれるよ」というのがキャッシュのスネルに対する評価である。今日のスネルはバックの好守に支えられながらも、立ち上がりからホワイトソックス打線を圧倒し、許した安打は5回裏にタイラー・サラディーノに浴びた二塁打1本だけだった。

     好投したスネルは、自身のピッチングに手応えを感じつつも、「コマンドがあまり良くなくてフラストレーションが溜まったよ」と試合を振り返った。3回から4イニング連続で四球を与え、唯一の失点も四球絡み。「カウント0-2から3-2にしてしまったケースが5度もあった」とスネルが語ったように、結果として球数も増えてしまった。この点に関してはキャッシュも同意見で、ここに改善の余地があると考えているようだ。

     レイズ打線はジョーイ・ウェンドルの2点タイムリー、カルロス・ゴメスの2号ソロなどで6回までに5点を奪ってスネルを援護。6対1と5点リードで迎えた最終回にホゼ・アブレイユの3号スリーランなどで4点を失ったものの、アレックス・コロメイがオマー・ナルバエスをライトライナーに打ち取り、なんとか逃げ切った。開幕11試合で3勝8敗と苦しい戦いの続くレイズだが、本格ブレイクを期待されるスネルの好投はチームにとって明るい材料となったに違いない。

  • 5回4失点のリチャードが自らスリーランを放ち勝利投手に

    2018.4.10 18:30 Tuesday

    【パドレス7-6ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

     日本時間4月10日に行われたパドレス対ロッキーズの一戦は、「打者天国」と呼ばれるロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドでの試合に相応しい点の取り合いとなった。パドレス先発のクレイトン・リチャードはイアン・デズモンドとクリス・アイアネッタに本塁打を浴びるなど、5回4失点と今一つのピッチングに終わったものの、4回表にロッキーズのエース右腕であるジョン・グレイから通算3本目のホームランとなる1号スリーラン。自らのバットで追加点を叩き出したリチャードは、今季3先発目にしてようやく今季初勝利をマークした。

     リチャードは2年連続通算3本目の本塁打について「ラッキーだったよ。バットにボールが向かってきた感じだね。彼(=グレイ)は球威のあるタフなピッチャーだから、僕はただラッキーだっただけだよ」とコメント。とはいえ、一挙5得点のビッグイニングを作った直後の4回裏にアイアネッタの1号スリーランで3点を返されただけに、この一発が大きかったことは間違いない。

     6回裏にはカルロス・ゴンザレスがレフトへの大飛球を放ち、一旦はコリー・スパンジェンバーグのグラブに収まったように見えたものの、ボールがグラブからこぼれてスタンドインするという珍しいプレイもあった。外野席最前列のファンが打球に触れたようにも見え、パドレスのアンディ・グリーン監督は激しく抗議したものの、リプレイ検証の結果、判定はホームランに。パドレスは1点差に詰め寄られ、猛抗議のグリーンは退場を命じられた。

     6回終了時点で7対6という点の取り合いとなり、1点リードで終盤を迎えたパドレスは、7回裏無死一、二塁のピンチでセットアッパーのクレイグ・スタメンを投入。スタメンが打者6人をパーフェクトに封じて期待に応えると、最終回はクローザーのブラッド・ハンドが3者連続三振で試合を締めくくった。グリーンは「彼の存在は非常に大きい。厳しい状況で強打者を迎えたにも関わらず、素晴らしい仕事をしてくれたよ」と7回裏のピンチでノーラン・アレナード、トレバー・ストーリー、デズモンドを抑えたスタメンに最大級の賛辞を贈っていた。

  • バーランダー7回無失点 アストロズが完封リレーで3連勝

    2018.4.10 17:00 Tuesday

    【アストロズ2-0ツインズ】@ターゲット・フィールド

     試合開始時の気温が1℃という悪条件の中で行われた日本時間4月10日のアストロズ対ツインズの一戦は、「ロースコアの試合になると思った」とアストロズのA.J.ヒンチ監督が予想したように、1点を争う投手戦が展開された。アストロズ先発のジャスティン・バーランダーが7回無失点の好投を見せれば、ツインズ先発のランス・リンも負けじと5回無失点。勝負の行方はリリーフ陣に託されることになったが、アストロズのリリーフ陣が終盤の2イニングを無失点に抑えた一方、ツインズのリリーフ陣は6回表にJ.D.デービス、8回表にマーウィン・ゴンザレスにタイムリーを浴び、計2失点。勝負強さを見せつけたアストロズが寒空の下で行われた一戦を制し、3連勝となった。

     ヒンチは「メジャーリーグにはたくさんの素晴らしい投手がいるけれど、厳しい状況のなかで彼よりも良いピッチングができる投手を私はほとんど知らないよ」と7回無失点の好投を見せたバーランダーを絶賛した。「彼は必要なときにギアを上げることができるんだ」とヒンチが語るように、1点を先制してもらった直後の6回裏無死一、三塁の場面でジョー・マウアーとミゲル・サノーを空振り三振、エディ・ロサリオをセカンドフライに抑えてピンチを脱出。「同点までならOK」と考えてもおかしくない場面で圧巻のピッチングを見せ、ツインズに試合の主導権を渡さなかった。

     アストロズはリードを2点に広げた直後の8回裏にも一死満塁のピンチを迎えたものの、ここでブラッド・ピーコックに代わって登板したクリス・デベンスキーがロサリオをショートへの併殺打に打ち取って無失点。勝負どころで最高の結果を残し、最後までリードを守り抜いた。

     これで開幕から9勝2敗となったアストロズは、1972年に並ぶ球団史上最高タイの好スタート。昨年、球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げながら、勝利への意欲は衰える気配を全く見せていない。2年連続のワールドシリーズ制覇に向けて、視界は良好と言って良さそうだ。

  • Dバックス・ゴッドリーが7回無失点の好投でジャイアンツ打線圧倒

    2018.4.10 16:00 Tuesday

    【ダイヤモンドバックス 2-1 ジャイアンツ】@AT&Tパーク

     現在、ナ・リーグ西地区首位を走るダイヤモンドバックスは日本時間4月10日からジャイアンツとの3連戦に臨む。大事な初戦の先発マウンドを託されたのは連勝を狙うザック・ゴッドリー。武器のカーブで相手打線を翻弄する彼の投球スタイルはこの日も冴えてチームを勝利に導く原動力となった。

     日本時間4月4日のドジャース戦で今季初登板を飾ったゴッドリーは7回4安打1失点と安定した投球をみせて勝利投手となっている。そんな彼を今回も援護したい打線は初回に相手先発、デレク・ホランドの立ち上がりを攻めてポール・ゴールドシュミットのスリーベースとA.J.ポロックの犠牲フライで2点を先制した。チームは幸先の良いスタートを切り、ゴッドリーはその裏に2つの三振を奪うなど3者凡退で抑えた。その後もカーブでジャイアンツ打線に的を絞らせず、3回裏には3者連続三振を奪うなど4回終了時には既に8奪三振と安定感抜群の投球を披露していた。最終的には7回4安打9奪三振無失点で降板した。

     一方で初回に失点したホランドも2回以降は立ち直り、ヒットは初回に許した2本のみで6回まで8奪三振と先発としての役割を果たしてマウンドを降りた。ゴッドリーを打ちあぐねていたジャイアンツ打線は8回裏に2番手・平野佳寿が登板すると得点チャンスをつくる。この回の先頭打者のブランドン・クロフォードがツーベースで出塁すると進塁打を挟み1死三塁とする。ここで打席に立ったグレゴリー・ポランコの内野ゴロの間にジャイアンツが1点を返すが反撃もここまで。平野は失点するも3ホールド目を記録している。

     最終回はアーチー・ブラッドリーが締めてダイヤモンドバックスが2対1で接戦を制した。これでチームは8勝2敗、2位・ロッキーズとは3.5ゲーム差となり開幕から好調を維持し続けている。

  • 好調・メッツが6連勝 球団史上最高タイ8勝1敗の好スタート

    2018.4.10 15:30 Tuesday

    【メッツ4-2マーリンズ】@マーリンズ・パーク

     メッツの快進撃が止まらない。日本時間4月10日のマーリンズ戦では、2回表にエイドリアン・ゴンザレスのタイムリーなどで2点を先制し、3回表にはジェイ・ブルースのタイムリーで1点を追加。先発のノア・シンダーガードは6回2失点(自責点1)と試合を作り、7回表にアメッド・ロサリオのタイムリーでリードを2点に広げたあと、開幕第1~2週の最優秀ブルペンに選出されたリリーフ陣が終盤の3イニングを無失点に抑えた。これでメッツは6連勝となり、開幕9試合で8勝1敗。1985年と2006年に並ぶ球団史上最高タイの好スタートとなっている。

     試合を締めくくって今季5セーブ目をマークしたジューリス・ファミリアが「素晴らしいよね」と話せば、2安打1打点の活躍を見せたロサリオも「とても良い感じだよ。このまま故障者が出なければ、(優勝の)チャンスがあると思うよ」とチームの好調ぶりに手応えを感じている。各選手が揃ってチームの好調ぶりを口にするほど、現在のメッツはチーム状態が良いのだ。

     この日はマーリンズ(9安打)より少ない6安打しか打てなかったものの、6安打のうち5安打と3つの四球を得点した3イニングに集中させ、少ない好機を生かして効率よく得点。逆に、マーリンズには4回以降、毎回のようにチャンスを作られたものの、投手陣がピンチで踏ん張り、同点・逆転を許さなかった。3回裏には左中間へのヒットで二塁を狙ったブラクストン・リーを、レフトのヨエニス・セスペデスが強肩を生かしてアウトにするなど、投手陣の頑張りを好守でバックアップ。あらゆる歯車がガッチリと噛み合った状態となっている。

     明日、日本時間4月11日の同カードでは、今季2先発で2勝0敗、防御率1.54と好調のジェイコブ・デグロムが先発予定。打線とブルペンがデグロムをしっかりサポートすることができれば、球団史上初となる9勝1敗の好スタートを実現させる可能性はかなり高そうだ。

  • カージナルスの新戦力・ホランドが大乱調 4四球で決勝点を献上

    2018.4.10 14:30 Tuesday

    【ブリュワーズ5-4カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

     9回裏にブリュワーズ5番手のマット・アルバースから1点をもぎ取り、同点に追い付いたカージナルスは、延長10回表のマウンドにこの日メジャーへ昇格してきたばかりの新戦力、グレッグ・ホランドを送り込んだ。昨季はロッキーズでリーグ最多タイとなる41セーブを挙げ、通算186セーブをマークしているホランドには、ブルペン補強の切り札として大きな期待がかけられていたが、新天地での初登板はまさかの大乱調。対戦した最初の2人を四球で歩かせ、送りバントで一死二、三塁となったあと、マニー・ピーニャを敬遠して一死満塁となり、オーランド・アルシアにストレートの四球を与えて押し出しで決勝点を献上してしまった。

     カージナルスにとっては想定外の展開だったのかもしれない。1点ビハインドの9回裏に無死満塁のチャンスを作ったカージナルスは、ヤディアー・モリーナに代走を送り、投手の打順でグレッグ・ガルシアを起用するなど、控え選手を惜しみなく投入。一気に逆転サヨナラを狙った。ところが、ガルシアはセンターへの浅いフライに終わり、デクスター・ファウラーの犠牲フライで同点に追い付くのが精一杯。10回表に控え捕手のフランシスコ・ペーニャを守備に就かせた時点で控え野手はいなくなり、4対4の同点の場面でホランドの今季初登板の機会が巡ってきた。

     開幕直前にカージナルスと契約したためオープン戦での登板機会がなかったホランドは、Aアドバンス級で2試合に調整登板し、メジャーへ昇格。ところが、調整不足の影響か制球が不安定で四球を連発。送りバントで1アウトこそ記録したものの、敬遠を含む4つの四球を与え、ブリュワーズに決勝点を献上した。

     一方のブリュワーズはクローザーのコリー・クネーベルを故障で欠いており、1点リードの9回裏にはアルバースが登板。不運な形で無死満塁のピンチを背負い、ファウラーの犠牲フライで同点に追い付かれてしまったものの、「1点で凌げば勝つチャンスはあると思っていた」とアルバースが語ったように、カージナルスの反撃を同点で留めたことがチームの勝利に繋がった。

     不運な形でピンチを背負いながらも最少失点で凌いだアルバースと、調整不足を露呈して自滅したホランド。両投手のコンディションの差が、そのまま両チームの明暗を分ける形となった。

  • 最終回のピンチを凌いだレイズがようやく連敗ストップ

    2018.4.10 11:00 Tuesday

    【レイズ5-4ホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

     開幕戦でレッドソックスを相手に劇的な逆転勝利を収めて以降、8連敗の泥沼にハマっているレイズ。「我々には勝利が必要だ、と試合前に話していたんだ」とケビン・キャッシュ監督が語ったように、そろそろ連敗を止めておきたいところだった。キャッシュの「とにかく1つ勝てて良かったよ。決して簡単な試合ではなかったけどね」との言葉通り、日本時間4月10日のホワイトソックス戦は最後まで試合の行方が分からない接戦となったが、クローザーのアレックス・コロメイがなんとか1点のリードを守り抜き、レイズは開幕戦以来となる今季2勝目をマークした。

     レイズは1点リードの9回裏、スイープを喫したレッドソックスとの3試合で2度のセーブ失敗を記録したコロメイをマウンドへ送り込んだ。昨季のセーブ王でありながら、今季3試合に登板した時点でセーブに2度失敗し、防御率は15点台。この試合でも先頭のホゼ・アブレイユに四球を与え、ニッキー・デルモニコのヒットと暴投で無死二、三塁の大ピンチを背負ってしまう。しかし、ここからセーブ王の意地を見せ、後続3人をいずれも内野ゴロに抑えて1点のリードを守り抜いた。

     6回途中4失点(自責点3)ながら今季初勝利をマークしたクリス・アーチャーは「彼はオールスター選手なんだぜ。昨季のセーブ王だし、複数年にわたって好成績を残してきた。野球のシーズンは長いから調子が悪くなることだってある。俺たちは彼を信頼しているよ。疑う人もいるかもしれないけどね。彼がしっかり試合を締めくくってくれたことに驚きはないよ」とコロメイへの変わらぬ信頼を口にした。

     打線では「8番・ライト」で先発出場したマレックス・スミスが4回表の勝ち越し打を含む4安打2盗塁の大活躍。「2番・二塁」のジョーイ・ウェンドルは今季初本塁打を含む2安打を放ち、打率.348と好調を維持している。開幕10試合で2勝8敗とスタートダッシュに失敗したレイズだが、ここからの巻き返しに期待したい。

  • ドジャースが延長戦制すも大黒柱・カーショウはまたも勝てず

    2018.4.9 17:30 Monday

    【ドジャース2-1ジャイアンツ(延長10回)】@AT&Tパーク

     ドジャースとジャイアンツのライバル対決3連戦は、日本時間4月7日の初戦が雨天延期となり、1勝1敗で幕を閉じた。日本時間4月9日の第3戦はクレイトン・カーショウ(ドジャース)対タイ・ブラック(ジャイアンツ)という開幕戦と同じ顔合わせとなり、両投手とも1失点の好投。試合は1対1の同点のまま延長戦に突入し、延長10回表に代打で登場したカイル・ファーマーのタイムリー二塁打が決勝点となった。なお、ファーマーは昨年7月末のジャイアンツ戦でメジャー初打席初安打となるサヨナラ2点タイムリー二塁打を放っており、打席に入る際にはその一打を覚えているジャイアンツ・ファンからブーイングで迎えられた。

     「ブーイングをされるのは大好きだよ。自分が正しいことをしているという証だからね」とファーマーは語る。延長10回表に先頭打者のコディ・ベリンジャーが二塁打を放ったドジャースは、二死一、二塁の場面でファーマーを代打に起用。ファーマーは期待に応えてライトオーバーのタイムリー二塁打で決勝点を叩き出した。デーブ・ロバーツ監督は「彼はこの球場で短い時間しか過ごしていないのに、チームにとって大きなヒットを2本も打っている。偶然かどうかはわからないけれど、彼はこういう場面が好きみたいだね。(重要な場面で登場するのを)全く恐れていないんだよ」とファーマーの勝負強さを称賛した。

     今季3度目の先発となったカーショウは、8回途中まで1失点の好投を見せながら、またしても勝つことができなかった。打線の援護がほとんどなく、リリーフ陣に勝ち星を消されたケースもあるなか、カーショウはチームメイトに対する不満を全く口にせず、「いつものケンリー(・ジャンセン)が戻ってきたね。僕たちにとって本当に明るい材料だよ」と開幕から不安定な投球が続いていた守護神の復調を喜んだ。0勝2敗ながら防御率は1.89をマークしており、投打の歯車が噛み合うようになれば、自ずと勝ち星はついてくるはずだ。

  • 2年目左腕・ニューカムを3本塁打で援護したブレーブスが快勝

    2018.4.9 17:00 Monday

    【ブレーブス4-0ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

     再建途上でまだ勝負モードには切り替わっていないとの見方が大半を占めているブレーブスが、2013年以来5年ぶりとなる開幕から3カード連続勝ち越しの好スタートを切った。日本時間4月9日のロッキーズ戦では2年目左腕のショーン・ニューカムが強力打線を相手に6回無失点の好投。「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドで先発投手が6イニング以上を無失点に抑え、9奪三振以上かつ無四球をマークしたのは史上3人目の快挙だった。開幕シリーズで対戦したフィリーズはともかく、ナショナルズとロッキーズは昨季ポストシーズンに進出した強豪チームであり、ブレーブスの好スタートをまぐれの一言で片付けるのは失礼だろう。

     ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は、ニューカムの好投について「これが我々全員が探し求めていたものだよ」と嬉しそうに話した。オープン戦の5先発で防御率2.35、被打率.158、WHIP0.91という好成績を残し、開幕ローテーションの座を手中に収めたニューカムだったが、日本時間4月3日の今季初登板(対ナショナルズ)では5回途中までに4つの四球を与え、6失点(自責点5)で敗戦投手に。昨季は19先発で無四球の試合が一度もなかったが、今日の試合では見事な快投を披露した。

     4回まで無得点に封じられていたブレーブス打線は、好投を続けるニューカムを援護しようと奮起し、5回表にオジー・アルビーズのタイムリー二塁打で1点を先制。6回表にはニック・マーケイキスとダンズビー・スワンソンに2者連続本塁打が飛び出し、7回表にアルビーズの3号ソロでリードを4点に広げた。終盤3イニングは3人のリリーバーがロッキーズの攻撃を1安打に封じ、4投手による完封リレーが完成。ロッキーズ3連戦の勝ち越しが決定した(2勝1敗)。

     ニューカムによると、第3の球種であるチェンジアップを上手く使えたことが、今日の好投に繋がったという。エース級のポテンシャルを秘める24歳の左腕が本格開花を遂げれば、若手有望株を多数擁するブレーブスの未来はさらに明るくなりそうだ。

  • 3連戦の打率1割台のアストロズ モートンの好投で3連戦勝ち越し

    2018.4.9 15:00 Monday

    【パドレス1-4アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

     アストロズのA.J.ヒンチ監督は「この3連戦、我々は攻撃面ではほとんど何もできなかった。でも、3連戦に勝ち越すことはできた」とパドレスとの3連戦を振り返った。1972年の球団記録に並ぶ8勝2敗の好スタートを切ったアストロズだが、パドレス3連戦でのチーム打率は.174どまり。3試合でわずか6点しか奪えなかった。しかし、投手陣が頑張りを見せるなかで、勝つために最低限必要な得点を奪い、2勝1敗で勝ち越し。ヒンチが「攻撃面ではベストの3連戦とは言えなかった」と語るなかでもしっかり勝ち越せるのが、昨年のワールドシリーズ王者の強さなのだろう。

     3連戦の勝ち越しを決めたこの試合で勝利の立役者となったのは、チャーリー・モートンとマックス・スタッシのバッテリーだ。先発のモートンは2回表に二死一、三塁、4回表に二死一、二塁、6回表に一死満塁のピンチを背負ったものの、失点は6回表一死満塁から内野ゴロの間に失った1点だけ。しかも、この回のピンチにはハンター・レンフローのエラーが絡んでおり、モートンは今季2先発で計12イニングを投げて自責点ゼロを継続している(2勝0敗、防御率0.00)。

     「8番・捕手」で先発出場したスタッシは、モートンとのバッテリーで3度にわたるピンチを凌いだだけでなく、5回裏一死二、三塁のチャンスで回ってきた第2打席でタイソン・ロスのスライダーを捉え、レフトスタンドへ先制スリーランを叩き込んだ。4回までロスの前にわずか1安打に封じられていただけに、この試合の最初のチャンスをモノにしたスタッシの一発は、試合の流れを変えたという点でも大きな意味を持つ一発となった。

     アストロズは1点を返された直後の6回裏にジョシュ・レディックの3号ソロで再びリードを3点に広げ、7回以降はウィル・ハリス、ジョー・スミス、ブラッド・ピーコックが無失点リレー。危なげのない試合運びでパドレス3連戦の勝ち越しを決めた。

  • キンターナが6回無失点の好投 カブスがロード9試合を勝ち越し

    2018.4.9 14:30 Monday

    【カブス3-0ブリュワーズ】@ミラー・パーク

     開幕からロードでの戦いが続いていたカブスが、ロード9試合の最終戦となる日本時間4月9日のブリュワーズ戦に3対0で快勝。ロード9試合を5勝4敗と勝ち越して明日の本拠地開幕戦を迎えることになった。先発のホゼ・キンターナは6イニング、87球を投げ、ブリュワーズ打線を散発3安打に抑える快投。キンターナの後はジャスティン・ウィルソン、カール・エドワーズJr.、ブランドン・モローが計3イニングをパーフェクトに抑え、4投手による完封リレーを完成させた。なお、ブリュワーズを得意としているキンターナは、この日の快投により、対ブリュワーズの通算成績(5試合)を3勝1敗、防御率0.75としている。

     敵地ミラー・パークで得意のブリュワーズ相手に6回無失点の好投で勝利投手となったキンターナは、試合後「ミラー・パークでプレイし続けたいんじゃないの?」と尋ねられ、「そんなことはないよ。ホーム(のリグリー・フィールド)に戻りたいよ」と答えた。キンターナは昨年9月にミラー・パークでのブリュワーズ戦で3安打完封をマーク。今回も敵地で見事なピッチングを見せたが、明日に控える本拠地開幕戦を待ちわびている様子だった。

     好投するキンターナに打線も援護点をプレゼント。4回表にベン・ゾブリストの1号ソロで先制すると、5回表にはキンターナが送りバントを決めて作った二死二塁のチャンスでアルバート・アルモーラJr.がタイムリー二塁打を放ち、リードを2点に広げた。さらに、7回表には一死一、二塁の場面でキンターナの代打として登場したトミー・ラステラの打球が相手のエラーを誘い、3点目をゲット。この3点をリリーフ陣が最後まで守り抜いた。

     カブスのジョー・マドン監督は「ブリュワーズは(左腕のキンターナに対して)右打者を並べてきたね。でも、キンターナにとっては大した問題ではない。彼が自分のボールをしっかり投げられているとき、打者の左右は関係ないんだ。今日はとても良いピッチングをしてくれたよ」とキンターナのピッチングを絶賛していた。

  • 新天地初登板のファイアーズが6回無失点 タイガースが接戦制す

    2018.4.9 13:00 Monday

    【タイガース1-0ホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

     昨年12月にタイガースと契約し、今季は開幕から故障者リストに入っていたマイク・ファイアーズが、日本時間4月9日のホワイトソックス戦で今季初登板。味方打線が初回にミゲル・カブレラの犠牲フライで1点を先制しながらも、なかなか追加点を奪えないという状況のなかで、6イニングを3安打無失点に抑える好投を見せ、新天地デビューを見事に白星で飾った。

     「相手打者が嫌がるところへ投げようと意識していたんだ」とファイアーズは自身のピッチングを振り返った。味方打線が1点を先制してくれた直後の1回裏に、アビサイル・ガルシアのヒットと2つの四死球で一死満塁のピンチを背負ったが、「自分のピッチングをして、味方の守備力を信じようと心掛けた」と語ったように、ニッキー・デルモニコをショートライナー、ウェリントン・カスティーヨをショートゴロに抑えて無失点。初回のピンチを凌いだことで波に乗り、3回から6回にかけて打者11人を連続で打ち取る好投を披露した。

     タイガース打線はレオニス・マーティンが放った2安打のみに終わり、ファイアーズにさらなる援護点をプレゼントすることはできなかったものの、ファイアーズの降板後はアレックス・ウィルソン、ダニエル・スタンプ、ジョー・ヒメネス、シェーン・グリーンの4投手が無失点リレーを展開。初回にもぎとった1点を守り抜いた。

     昨季のファイアーズは7月末の時点で3点台の防御率をキープしていたものの、8月に防御率7.44、9月に防御率16.00と大崩れ。シーズン通算の防御率5.22は10試合以上に先発したシーズンでは自己最悪の数字だった。それだけに、復活をアピールできた今日の登板についてファイアーズは「大きな先発登板だよ」と語る。ブリュワーズ時代の2014年に71.2イニングのみの登板ながら防御率2.13をマークし、翌2015年には規定投球回をクリアして3点台の防御率を記録したファイアーズ。この右腕が本来の姿を取り戻せば、若きエースのマイケル・フルマーとともに先発ローテーションの軸となってくれるはずだ。

  • ダルビッシュに勝敗つかずもカブスが最終回に鮮やかな逆転勝利

    2018.4.8 13:00 Sunday

    【カブス 5-2 ブリュワーズ】@ミラー・パーク

     今年はエンゼルスの大谷翔平をはじめ多くの日本人選手達の活躍が期待される。その中でも注目の1つとしてはカブスに移籍したダルビッシュ有の登板だ。日本時間4月8日に行われたブリュワーズ戦では6回を投げて2安打1失点と好投するも勝敗はつかず、またも今季初勝利はお預けとなった。

     前回登板のマーリンズ戦では5回途中4失点と安定感を欠いたダルビッシュ。今季2度目の登板となった今試合ではでは立ち上がりこそ四球からの暴投で2死二塁のピンチも後続を抑えて無失点スタートと上々のスタートを切った。その後も武器のスライダーが冴えわたり、オフに大型補強を敢行したブリュワーズ打線に的を絞らせない圧巻の投球を披露した。4回裏の投球では先頭打者のエリック・テームズにスライダーをライトスタンドへと運ばれるもこの日の失点はこの1失点のみで6回までわずかクオリティスタート(6回3自責点以下)も達成してリリーフ陣に後を託した。この日のダルビッシュは94球でブリュワーズ打線から9奪三振と安定していた。

     ダルビッシュの好投に応えたいカブス打線だったが相手先発、ザック・デイビーズの前に三振の山を築いてしまう。それでも6回表に先頭打者として打席に立ったクリス・ブライアントが同点弾を放ち1対1とするのがやっとの状態。デイビーズもダルビッシュに負けじと6回4安打1失点8奪三振と好投をみせた。試合は8回にブリュワーズが1点追加し迎えた9回表のカブスの攻撃。ビクター・カラティーニのヒットをきっかけに1死満塁のチャンスをつくるとベン・ゾブリスト、イアン・ハップの連続タイムリーで逆転に成功すると代打で登場した投手のジョン・レスターがダメ押しのスクイズを決めて5対2と逆転勝利を収めた。

     ダルビッシュにこそ勝ちは付かなかったが、最終回に劇的な逆転勝ちを収めたカブス。この結果があるのも先発のダルビッシュが試合をつくったことが要因として挙げられるだろう。次回登板こそは3度目の正直でカブス移籍後初勝利を飾りたい。

  • ボガーツの満塁弾などで10得点したレッドソックスが7連勝

    2018.4.8 12:00 Sunday

    【レイズ 3-10 レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

     ア・リーグ東地区首位を走っているレッドソックスの勢いが止まらない。日本時間4月8日を迎えるまでに4月は負けなしであり、昨年、地区優勝を果たしながらも世界一の座に届かなかった悔しさを晴らしているかのようにスタートダッシュに成功している。そしてレイズとの同地区対決でも現在の勢いそのままに強さを発揮した。

     この日のレッドソックスの先発はリック・ポーセロ。前回登板となったトロピカーナ・フィールドでのレイズ戦では5回1/3を投げて1失点と好投し、今季初勝利を飾っている。昨年は200投球回を達成するも17敗を喫し巻き返しに燃えるシーズンを過ごしている。今回は本拠地のフェンウェイ・パークで前回勝利したレイズに立ちはだかるが、立ち上がりから1死一・三塁のピンチを迎えるとブラッド・ミラーにタイムリーツーベースを浴びて初回から2点を失ってしまう。それでも崩れることなく後続を抑えてこの回を最小失点で切り抜けた。

     ポーセロを援護したいレッドソックスは初回からレイズ先発、ジェイク・ファリアに襲いかかる。先頭打者のムーキー・ベッツがツーベースで出塁すると四球とヒットでいきなり無死満塁のチャンスを迎える。ここで打席に立ったJ.D.マルティネスがあわや満塁弾かという大きな犠牲フライを放って1点を返すとその後も連打で初回だけで4得点と一気に逆転し試合の主導権を握った。続く2回裏の攻撃では四球で走者をためて2死満塁の場面をつくるとザンダー・ボガーツがファリアのフォーシームを左中間スタンドへと運び満塁弾を放って序盤で8対2と大量リードとなった。

     味方の強力援護で立ち直ったポーセロはその後、武器のスライダーやチェンジアップらを駆使してレイズ打線に的を絞らせず試合を有利に進めたことで8回途中6安打3失点と先発としての役割を十分に果たしてマウンドを降りた。奪三振数は「7」を数え、緩急を使った投球が冴えわたった。打線も彼の好投に応えて7回裏にマルティネスとラファエル・デバースの本塁打でさらに2点を追加し10対3とレッドソックスが圧勝した。

     一方でレイズは初回に幸先よく先制するも先発のファリアが2回途中8失点と大炎上。打線も2回以降はわずか3安打しか打てず投打ともに精彩を欠いた試合となった。開幕から連敗に苦しむチームとしては次戦では勝利を掴みたいところだ。

  • 大谷の3試合連続弾を口火にエンゼルスが逆転勝利

    2018.4.7 18:00 Saturday

    【アスレチックス9-13 エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

     二刀流ルーキー・大谷翔平の活躍によりチームもファンも盛り上がりを見せているエンゼルスは日本時間4月7日のアスレチックス戦に臨んだ。開幕戦以来の対決は本拠地であるエンゼル・スタジアムに戦いの場を移した。この日は両軍合わせ27安打が飛び出す乱打戦が展開され、ホームのエンゼルスが試合を制した。

     打者としての出場が続く大谷はこの日も「8番・DH」としてスタメン出場。これまで記録している本塁打はいずれも走者がいる場面で巡ってきており、この試合でも1打席1打席に注目が集まっていた。一方で対抗するアスレチックスは負けじと初回からジェド・ローリーの本塁打で先制すると続く2回表にはマット・ジョイスとマーカス・セミエンの2者連続本塁打など7安打でこの回終了時には6対0と大量リードした。エンゼルスの先発、パーカー・ブリッドウェルは2回途中6失点と試合をつくることができなかった。

     序盤から苦しい展開となったエンゼルスの雰囲気を変えたのは大谷のバットだった。2回裏に2死走者なしの場面で打席に立つと相手先発、ダニエル・ゴセットと対戦。3球目のツーシームをスタンドへと運んで3試合連続本塁打を記録した。大谷の一発で息を吹き返したエンゼルスは4回裏にアンドレルトン・シモンズやルイス・バルブエナらのタイムリーで5対6と1点差に詰め寄った。その後は両軍ともに打ちまくり7回表終了時にはアスレチックスが9対7でリードしていた。

     試合の流れが一変したのは7回裏のエンゼルスの攻撃。先頭打者のシモンズの出塁をきっかけに2死二・三塁のチャンスをつくると相手のエラー間に同点に追いつくと走者一・二塁とチャンスが続くエンゼルスは3番打者のジャスティン・アップトンが6番手・ブレイク・トライネンから勝ち越し3ランを放ち11対9と勝ち越しに成功した。8回裏にも1点を追加したエンゼルスはそのまま逃げ切り13対9で試合を決めた。

     この日の大谷は4打数1安打2打点の活躍。チームの逆転勝ちへのきっかけをつくったことは大きく、打者・大谷の存在は日が経つごとに貴重なものとなっている。

  • レイが5四球出しながら6回1失点の力投 平野はホールドを記録

    2018.4.6 18:00 Friday

    【ダイヤモンドバックス3-1カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

     4万6000人を超える大観衆が詰めかけたカージナルスの本拠地開幕戦。ダイヤモンドバックス先発のロビー・レイは、昨年7月にこの球場での試合で頭部に打球が直撃するアクシデントに見舞われ、およそ1ヶ月にわたって戦列を離れることになってしまったが、「あれは過去に起こったことであり、自分のなかではもう終わったことだよ」と本人が語るように、レイのピッチングには全く影響を与えなかった。5つの四球を与え、6イニングを投げ切るのに98球を要したものの、カージナルス打線をわずか2安打に抑える一方で9つの三振を奪う力投。レイの後を継いだリリーフ陣もカージナルス打線を完璧に抑え、ダイヤモンドバックスは4連勝となった。

     ダイヤモンドバックスは今季初登板となったカージナルス先発のアダム・ウェインライトの立ち上がりを攻め、2回表に一死満塁のチャンスを作ってレイの犠牲フライとデービッド・ペラルタのタイムリーで2点を先制。4回表にはペラルタが再びタイムリー二塁打を放ち、リードを3点に広げた。

     レイは4回裏に2つの四球で一死一、二塁のピンチを背負い、ヤディアー・モリーナにタイムリー二塁打を浴びて1点を返されたものの、ポール・デヨングを見逃し三振、ヤイロ・ムニョスを空振り三振に抑えてピンチを脱出。5回裏と6回裏は先頭打者を四球で歩かせたが、後続をしっかり抑え、6イニングを投げ切った。

     7回裏は平野佳寿がマウンドに上がり、デヨングを空振り三振、ムニョスをショートゴロ、代打のグレッグ・ガルシアをキャッチャーフライに抑える好投。その後はアンドリュー・チェイフィン、アーチー・ブラッドリー、ブラッド・ボックスバーガーのリレーでリードを守り抜いた。

     6勝1敗の好スタートを切ったトーリ・ロブロ監督は「ブルペンは今季の成功のカギを握る部分の一つだ。彼らは今のところ、非常に素晴らしい仕事をしてくれている」と終盤の3イニングを完璧に抑えたリリーフ投手陣の働きを絶賛。2点リードの7回裏を三者凡退に抑えた平野には今季2ホールド目が記録された。

  • ポランコが勝ち越し弾含む3打点 好調・パイレーツが快勝

    2018.4.6 17:00 Friday

    【レッズ2-5パイレーツ】@PNCパーク

     昨季、レッズの先発投手陣はパイレーツを除くナ・リーグの球団に対して防御率5.98という悲惨な数字に終わったが、パイレーツ相手には防御率2.65という好成績をマークしていた。そこで、パイレーツはレッズの先発投手陣を攻略するために、速球を待ち、早いカウントから積極的に打って出ることを徹底。この戦略が上手くハマり、1対1の同点で迎えた5回裏に一挙4得点を挙げて勝ち越しに成功した。なかでも「2番・ライト」で先発出場したグレゴリー・ポランコは3回裏に同点の犠牲フライ、5回裏に勝ち越しの2号ツーランを放ち、計3打点を叩き出す活躍。パイレーツは5対2でレッズに勝利し、今季の成績を5勝1敗とした。

     打席で考えすぎる傾向があったポランコにとって、「積極的に打っていけ」という指示は欠点の克服に一役買っているようだ。3回裏一死一、三塁のチャンスではカウント1-0からの2球目と3球目をいずれもファウルとし、4球目のチェンジアップをセンターへ運んで同点の犠牲フライ。5回裏には無死一塁の場面で初球のツーシームを捉え、センターへ勝ち越しの2号ツーランを叩き込んだ。

     ポランコは「僕は失敗を恐れていない。空振りするのを恐れていないし、アウトになるのも恐れていない。とにかく自分の才能を信じて、良いスイングをするだけだよ。自分がヒットを打てるということは知っている。大事なのは自信なんだ」と自身の心境の変化について語る。失敗を恐れず、積極的にスイングするようになったことが、ここまでOPS1.162という好成績につながっているようだ。

     パイレーツはポランコが勝ち越しツーランを放ったあと、コリー・ディッカーソンのタイムリー三塁打と相手のエラーで2点を追加し、この回一挙4点を勝ち越し。先発のスティーブン・ブロールトが5回1失点と好投し、リリーフ陣もレッズの反撃を1点に留めた。

     投打の中心選手をトレードで放出したにも関わらず、5勝1敗という好スタートを切ったパイレーツ。ポランコら主力選手が才能をフルに開花させるようなら、熾烈な優勝争いが予想されるナ・リーグ中部地区において台風の目となるかもしれない。

  • レスターが6回無失点の好投 打線も8得点でカブスが完勝

    2018.4.6 12:30 Friday

     【カブス 8-0 ブリュワーズ】@ミラー・パーク

     待ちに待ったカブスのエースの今季初勝利は敵地・ミラー・パークで行われているブリュワーズ戦で訪れた。日本時間4月6日の試合で今季2度目の先発登板となったジョン・レスターは6回3安打無失点と好投し、打線も2桁13安打8得点と爆発。アウェイの試合でブリュワーズを圧倒した。

     レスターは開幕投手を任された前回登板のマーリンズ戦で制球が定まらず、4回途中4失点と勝敗こそつかなかったが、先発としては不本意な成績に終わっていた。今季初勝利を狙った今回のブリュワーズ戦では初回に2死から3番打者のライアン・ブラウンへの四球をきっかけに2死二塁のピンチを招くが後続を抑えて上々の立ち上がりをみせた。その後も走者こそ背負うものの、武器のフォーシームやチェンジアップらを駆使しブリュワーズ打線に的を絞らせず、投球回を増やしていく。6回裏の最後の投球では2死からブラウンに二塁打を浴びて初回と同様の状況になるも次打者のトラビス・ショーを見逃し三振に抑えてマウンドを譲った。

     一方でエースを援護したいカブス打線は2回表、先頭打者のウィルソン・コントレラスのヒットで出塁したのをきっかけに1死一・三塁のチャンスをつくるとハビアー・バイエズが相手先発、ブレント・スーターのフォーシームをセンターへと運び2点を先制。その後は相手のミスやアディソン・ラッセルの二塁打などで7回終了時までに5対0と試合の主導権を握った。8回表にはベン・ゾブリストのタイムリー、そして守備から途中出場となったジェイソン・ヘイワードが9回表に勝利を決定づける一発を放ち、カブスは8対0と快勝した。

     本拠地で勝利を目指したブリュワーズだったが、先発のスーターが5回5失点と試合をつくることができず、打線もヘスス・アギラルが3安打と奮起したが終わってみれば打線はわずかに4安打と寂しい結果となった。また、昨年の守護神であるコリー・クネーベルが4番手として登板するものの、途中で左太ももを負傷する不運に見舞われた。今後はMRI検査を受けて故障の程度が明らかになるという。

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