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  • カブスがNLDS初戦を完封リレーで勝利

    2017.10.7 18:28 Saturday

     日本時間10月7日、ナ・リーグでも地区シリーズ(NLDS)が開幕した。最初に対戦したのはカブスとナショナルズで第1戦は3対0でカブスが完封リレーで勝利を収めた。試合はカイル・ヘンドリックスとスティーブン・ストラスバーグによる投手戦が展開された。

     2年連続の世界一を目指すカブスは後半戦の防御率2.19と抜群の安定感を誇ったヘンドリックス。一方のナショナルズは今季15勝を挙げたストラスバーグによる好投手同士の投げ合い。注目の立ち上がり、まず最初にマウンドに立ったストラスバーグは2者連続三振を含む3人の打者を簡単に抑えた。対するヘンドリックスは2番のブライス・ハーパーの右安により出塁を許すも後続を抑えてこちらも無失点で切り抜けた。この後、エンジンがかかった両投手は走者を出すも得点を許さず、5回までは試合の行方がどちらに転ぶのかわからない状態だった。

     試合が動いたのは6回表のカブスの攻撃。5回終了まで8奪三振とほぼ完ぺきな投球な披露していたストラスバーグを攻める。先頭打者のハビアー・バイエズが三塁を守るアンソニー・レンドンの失策で出塁するとヘンドリックスの送りバントで1死二塁のチャンスをつくる。その後、2死となるが2番打者のクリス・ブライアントが右安を放ち、ついに均衡が破れた。続くアンソニー・リゾも適時打を放ってこの回、カブスは2得点を挙げた。リゾは8回表の攻撃でも2死三塁から二塁打を打ち、3点目をもぎとった。

     3点差を追うナショナルズはヘンドリックスが7回で降板した後も2番手のカール・エドワーズJr.を打ち崩せず、試合は最終回へ。9回裏のマウンドにはカブスの守護神、ウェイド・デービスが立った。打順は4番のダニエル・マーフィーから始まったが二ゴロ、続くライアン・ジマーマンが三振に倒れて簡単に2死となった。そして最後の打者はジェイソン・ワース。反撃ののろしをあげたいところだったが、2球目のフォーシームを打つも打球は捕手、ウィルソン・コントレラスのミットに収まって試合終了となった。

     先発のヘンドリックスは7回 2被安打 無失点。一方のストラスバーグも7回 3被安打 10奪三振 2失点と両投手とも好投したが、6回の得点が明暗を分けた試合となった。明日の第2戦はジョン・レスターとジオ・ゴンザレスが先発予定。果たして両左腕がどのような投球を披露するのか、次戦も好試合になりそうだ。


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  • 延長13回の死闘を制したインディアンスが2連勝

    2017.10.7 14:30 Saturday

     連日白熱した試合が展開される地区シリーズ。ア・リーグのヤンキースとインディアンスによる第1戦では今季メジャーNo.1のチーム防御率3.30を誇るインディアンス投手陣がヤンキース打線を4対0と完封した。そして迎えた日本時間10月7日の第2戦は延長13回に及ぶ死闘となり、インディアンスが9対8とサヨナラ勝ちを収めた。

     この日の先発はCCサバシアとコリー・クルーバー。サバシアはこれまでのポストシーズンで通算19試合に登板して9勝5敗の成績を残している。一方のクルーバーは6試合で4勝1敗と両者ともに勝ち越している投手同士の対戦となった。このように相性がよいことから投手戦が予想されたが、初回から両チームとも点の取り合いとなる。

     立ち上がりのクルーバーは初回、1死を取ったものの、2番のアーロン・ジャッジに四球を与えてしまい、走者を背負ってしまう。そして続くゲーリー・サンチェスに2ランを打たれていきなり2点を失った。対するサバシアも味方の失策がきっかけとなり1死満塁のピンチを招く。ここで打席に立つのは5番のカルロス・サンタナ。3球目のフォーシームを打たれてこちらも2点を失うという乱打戦を予感させる攻防となった。

     その後、インディアンス打線は1点を勝ち越すも今年のサイ・ヤング賞候補にも挙げられているクルーバーがピリッとせず、3回表にはスターリン・カストロの適時打で3対3の同点にされると2死一・二塁からアーロン・ヒックスに3ランが飛び出してこの回のみで4失点。3回途中、7被安打 6失点で無念の降板となった。エースをKOしたヤンキース打線は5回表にも2点を加えて一時は8対3とリードを広げた。

     地区優勝を果たしたインディアンスはこのまま黙っている訳にはいかない。6回裏から怒涛の攻撃が始まる。先頭打者のサンタナが四球で出塁すると1死を取られたところでサバシアは降板する。ここで代わったばかりのチャド・グリーンを攻め立てて2死満塁のチャンスをつくる。ここで打席にはフランシスコ・リンドーア。2球目のスライダーを捉えるとボールは右翼スタンドへ飛び込む満塁弾となり、一気に1点差に詰め寄った。これで勢いに乗ったチームは8回裏に1点を加えて8対8の同点のまま延長戦に突入した。

     両チームとも決定打に欠き、試合は延長13回裏に突入。この回のマウンドにはヤンキースの6番手、デリン・ベタンセスがいた。対するインディアンスは先頭打者のオースティン・ジャクソンが四球で出塁し、すかさず盗塁を決めて無死二塁とする。ここでヤン・ゴームズが10球目のスライダーを打ってその打球は左安となりジャクソンは一気にホームインとなり9対8でサヨナラ勝ちとなった。

     試合時間は5時間8分。延長13回に及んだ死闘は両軍合わせて14人の投手が登板した。ポストシーズンでは投手起用が試合の流れを左右するだけに第3戦以降の起用法が注目の1つとなるだろう。2敗と追い込まれたヤンキースは次回は本拠地で田中将大が先発予定。一方のインディアンスは今季18勝のカルロス・カラスコの名前が発表されている。果たして勝利を手にするのはどちらになるだろうか。


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  • アストロズが連日の2桁安打でレッドソックスを圧倒

    2017.10.7 13:15 Saturday

     日本時間10月7日、レッドソックス対アストロズの地区シリーズ第2戦が行われ、アストロズが前日に続き2桁12安打8得点を挙げて8対2で勝利を収めた。これでチームは2連勝となりリーグ優勝決定シリーズ(ALCS)進出に王手をかけた。

     前日の試合ではアストロズ打線がア・リーグ奪三振王のクリス・セールから7得点と勢いをつけた。そして迎えた今回の試合では今季17勝を挙げたドリュー・ポメランツを迎え撃つ。第1戦では初回から得点した強力アストロズ打線はこの第2戦も同様に相手先発の立ち上がりを攻め立てた。3番のホゼ・アルトゥーベが2死から左安で出塁すると続く4番のカルロス・コレアがカウント2-2から8球目のフォーシームを打ち、これが先制2ランとなって幸先のよいスタートを切った。打線はその後も3回裏の攻撃ではジョージ・スプリンガーの本塁打やアルトゥーベの適時打などで1対4とリードを広げ、ポメランツを3回途中、5被安打4失点で降板させた。

     一方のアストロズの先発、ダラス・カイケルは初回に2死二・三塁のピンチを招くも後続を抑えて無失点。その後は2回表にジャッキー・ブラッドリーJr.に適時打を浴びて1点を失うも崩れることなく5回2/3を96球、3被安打 7奪三振 1失点と先発としての役割を果たしてリリーフ陣にマウンドを譲った。

     このまま負ける訳にはいかないレッドソックスは6回裏にレギュラーシーズンでは先発の一角を担っていたエドゥアルド・ロドリゲスを登板させて失点を防ぎにいった。先頭打者のマーウィン・ゴンザレスが遊撃への内野安打で出塁すると、続くブライアン・マッキャンが死球で一塁へ歩いたところでアディソン・リードにスイッチした。この回から登板したロドリゲスもリードもアストロズ打線を抑えられず、4失点を喫して1対8と流れを変えることはできなかった。打線も最終回に1点を返すのがやっとで前日と同スコアで試合終了となった。

     この地区シリーズでアストロズのチーム打率は脅威の.343 長打率.686 16得点を記録している。このままの勢いで次のステージへと駒を進めるのか、それともレッドソックスが巻き返しをするのか次の戦いに大きな注目が集まる。


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  • マイナー落ちを経験したシュワーバーがNLDSに挑む

    2017.10.6 13:02 Friday

     日本時間10月7日から始まるナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)のカブス対ナショナルズはカイル・ヘンドリックスとスティーブン・ストラスバーグが先発することになった。カブス打線は今季、防御率2.52と安定感を誇るストラスバーグを打ち崩さなければならない。その中でカイル・シュワーバーは好調さを維持してNLDSに挑む。

     シュワーバーといえば昨年のワールドシリーズで5試合に出場し17打数 7安打 打率.412とチームの世界一に貢献した大型打者だ。レギュラーシーズンでは故障の影響もあり、無安打だった男の大活躍には多くのファンが驚いた。そして迎えた今季はジョー・マドン監督の戦略もあり1番打者に大抜擢され飛躍が期待された。しかしなかなか低打率からは抜け出せず、一時期はマイナー落ちも味わった。それでもマイナーから復帰した65試合では打率.255 18本塁打 31打点と好調を維持してポストシーズンに突入することになった。

     マドン監督はシュワーバーにマイナー落ちを通告したときのことについて「シュワーバーを直接、監督室に呼んで直接マイナー行きを伝えた。そうすると彼は打撃不振に喘ぐ状況を理解していることもあってすぐに納得したよ」と振り返った。その後はマイナーで11試合に出場し打率.343 4本塁打 9打点と打ちまくり、日本時間7月7日にメジャー復帰を果たしている。

     今季は30本塁打を放ったが打率.211と打撃に課題を残したシュワーバー。昨年のワールドシリーズのような活躍ができればチームの2年連続の世界一に向けて大きな戦力となるだろう。まずはキャリア初対戦となるストラスバーグを打ち込むことで勢いに乗りたいところだ。


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  • ワールドシリーズ連覇を目指すカブスが登場!NLDSプレビュー

    2017.10.6 12:59 Friday

     日本時間10月6日にア・リーグの地区シリーズが開幕し、ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)が1試合3本塁打を記録するなど、初日から華やかな試合が展開された。ア・リーグに遅れること一日、ナ・リーグでも地区シリーズが開幕する。ナショナルズとカブス、ドジャースとダイヤモンドバックスが激突する地区シリーズの見どころをお届けする。

     ナショナルズの本拠地ナショナルズ・パークで開幕するナショナルズ対カブスの地区シリーズ。レギュラーシーズンでは7試合対戦し、ナショナルズが4勝3敗と勝ち越した。ナショナルズは得点数・防御率ともにリーグ3位、カブスは得点数がリーグ2位、防御率がリーグ4位と両者とも投打に充実の戦力を誇っている。ナショナルズはレギュラーシーズン最終週に戦列復帰を果たしたばかりのブライス・ハーパーがどの程度本調子を取り戻しているかがポイント。ハーパー不在の期間は白星を重ねつつも得点力の低下が見られたため、ハーパーが本来の打棒を発揮するようであればカブスにとっては大きな脅威となる。また、2015年のポストシーズンでカブス相手に驚異の打棒を発揮したダニエル・マーフィーのバッティングにも注目だ。一方のカブスは先発投手陣のクオリティに不安を抱える。第1戦からカイル・ヘンドリックス、ジョン・レスター、ホゼ・キンターナ、ジェイク・アリエタの順で先発予定だが、彼らがナショナルズ打線に打ち込まれるようであれば苦しくなる。クリス・ブライアントを中心に若手打者が並ぶ打線は少しでも多くの得点を叩き出し、投手陣を援護したいところだ。

     ロッキーズとのワイルドカード・ゲームを制して地区シリーズに進出したダイヤモンドバックスは、再び同地区対決に臨む。レギュラーシーズンの直接対決19試合では両リーグ最高勝率を記録したドジャース相手にダイヤモンドバックスが11勝8敗と勝ち越し。ダイヤモンドバックスにはドジャースに対する苦手意識は全くない。ダイヤモンドバックスにとっての誤算はワイルドカード・ゲームにロビー・レイを投入せざるを得なくなってしまったこと。今季ドジャースに対して3勝0敗、防御率2.27、奪三振率15.06の好成績を残しているレイを第1戦に起用したいところだったが、それは事実上不可能となった。トーリ・ロブロ監督はレイを中2日で第2戦に先発させる構想があることを明らかにしているが、いずれにしてもレイのコンディションが万全でないことはダイヤモンドバックスにとっては痛手であり、ドジャースにとっては朗報である。ドジャースはシーズン終盤の大失速からどの程度復調できているかがポイント。第3戦に先発予定のダルビッシュ有や、ブルペンの一員としてロースター入り濃厚の前田健太の活躍にも注目したい。

  • 【戦評】盤石の試合運び インディアンスが完封リレーで快勝

    2017.10.6 12:29 Friday

     アストロズ対レッドソックスに続いて、インディアンス対ヤンキースの地区シリーズがインディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールドで開幕し、トレバー・バウアーの好投もあってインディアンスが4-0で快勝。これでもか、と言わんばかりにリーグ最多102勝をマークした強さを見せつけた試合だった。

     コリー・クルーバーを中4日で回すという戦略から第1戦のマウンドをバウアーに任せたインディアンス。この起用がズバリとはまった。バウアーは速球とカーブのコンビネーションでヤンキース打線を翻弄し、6回表一死までノーヒッターを継続する見事なピッチングを披露。ヤンキースの得点源であるアーロン・ジャッジを3打席連続三振に封じるなど、6.2イニングを投げて打たれたヒットはわずか2本。8三振を奪う好投で先発の役割を十二分に果たしてみせた。

     打線ではジェイ・ブルースが大活躍。2回裏の第1打席で二塁打を放ち、無死満塁となった後にロベルト・ペレスの併殺打の間に先制のホームを踏むと、4回裏に1号ツーラン、5回裏に犠飛を放ってチームの全得点に絡む活躍を見せた。バウアーの好投をセンターのジェイソン・キプニスらが好守で盛り立て、バウアー降板後はアンドリュー・ミラーとコディ・アレンが盤石のリレー。点差以上の実力差を感じさせる試合運びで、インディアンスが初戦を制した。

     ヤンキースはジャッジが4打席4三振と完璧に封じられ、3番のゲーリー・サンチェスと4番のディディ・グレゴリウスも4打数ノーヒット。インディアンス3投手の前にわずか3安打に抑え込まれ、反撃の糸口すら掴むことができず、文字通りの完敗だった。

     バウアーで初戦を取ったインディアンスは、第2戦のマウンドに満を持してエースのクルーバーを送り込む。負ければ王手をかけられるヤンキースとしてはなんとかタイに持ち込んでヤンキー・スタジアムへ戻りたいところだが、クルーバーを攻略するのは容易ではない。投手陣の頑張りに期待するしかなさそうだ。


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  • ナショナルズ NLDS初戦の先発はストラスバーグに決定

    2017.10.6 11:57 Friday

     マックス・シャーザーのコンディションが不透明な中、日本時間10月7日にカブスとの地区シリーズの初戦を迎えるナショナルズ。ダスティ・ベイカー監督は第1戦の先発にスティーブン・ストラスバーグを起用することを発表した。

     ナショナルズはレギュラーシーズンの最終登板で右ハムストリングを痛めたシャーザーの回復が思うように進んでおらず、第1戦に先発できないことがほぼ確実となっていた。ベイカー監督はシャーザーのコンディション回復を最優先に考えており、シャーザーは準備が整えば第2戦、第2戦に間に合わない場合は第3戦に先発すると見られている。第2戦と第3戦のうち、シャーザーが先発しないほうの試合ではジオ・ゴンザレスが先発予定だ。

     第1戦の先発を任されるストラスバーグは今季28試合に先発して15勝4敗、防御率2.52、204奪三振の好成績をマーク。8月は3先発で防御率0.86、9月は5先発で防御率0.83とシーズン終盤に調子を上げ、35イニング連続無失点の球団新記録も樹立した(9月は月間MVPを受賞)。2012年には投球イニング制限のため、ポストシーズンで登板することなくシーズンを終えており、過去のポストシーズンでの登板は2014年の地区シリーズでの1試合だけ。満を持して自身2度目となるポストシーズンのマウンドに臨む。

     「またポストシーズンで投げる機会を得られてワクワクしているよ」と心境を語ったストラスバーグ。「なかなか得られる機会ではないからね。このチャンスを最大限に生かして良いピッチングをしたいと思っているよ」と意気込んだ。

     ナショナルズの地区シリーズでの先発ローテーションはシャーザーのコンディション次第になる。「シャーザーが第2戦で先発できるなら、中4日で第5戦に投げてもらうこともできる」とベイカー監督は話しているが、シャーザーに無理をさせない方針を明らかにしており、少なくとも地区シリーズではストラスバーグを中心に先発ローテーションは回っていくことになる。リーグ3位の防御率2.52をマークした右腕にとって、先発ローテーションの軸を務めるのはそれほど難しいタスクではないはずだ。


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  • ツインズを躍進に導いたモリター監督が続投へ

    2017.10.6 11:26 Friday

     昨季103敗を喫したツインズをワイルドカードでのポストシーズン進出に導き、「前年100敗からのポストシーズン進出」という史上初の快挙を成し遂げたポール・モリター監督。3年契約が今季限りで終了するものの、来季も続投することが確実となった。

     2014年11月に3年契約でツインズの監督に就任したモリターは、今季が契約最終年。ワイルドカード・ゲームでヤンキースに敗れ、契約最終年のシーズンを終えたが、チーフ・ベースボール・オフィサーのデレク・フォルビー、サッド・レバインGMと会談の場を設け、契約延長に合意したと見られている。球団からの公式発表は現時点ではないものの、日本時間10月7日に記者会見が開かれると予想されている。

     昨季から26個の白星を上積みしたツインズ。躍進を遂げた球団を率いたモリターは今季のア・リーグ最優秀監督の有力候補に挙げられている。「前年100敗からのポストシーズン進出」は史上初の快挙だったが、「ドラフトで全体1位指名をした年にポストシーズン進出」というのも2008年のレイズ以来9年ぶりのことだった。ツインズは7月末にハイメ・ガルシアやブランドン・キンツラーを放出し、ポストシーズン進出を諦めたかのように思われたが、モリターは選手のモチベーション維持に尽力。8月に20勝10敗という快進撃を見せ、それがワイルドカード獲得に繋がった。主力選手の一人であるブライアン・ドージャーは「僕は100%、彼に戻ってきてほしいと思っているよ」と指揮官への信頼を口にする。

     アービン・サンタナ、ドージャー、ジョー・マウアーといった主力選手が実力を発揮しただけでなく、ホゼ・ベリオス、バイロン・バクストン、ホルヘ・ポランコといった若手選手の成長もあってポストシーズンに進出できるチームとなったツインズ。選手の能力を引き出すのにモリターの手腕が一役買ったことは間違いない。選手たちが信頼を寄せる指揮官の続投により、来季のツインズはさらに面白いチームになりそうだ。


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  • 【戦評】アストロズ打線がセールを攻略し初戦を制す

    2017.10.6 10:55 Friday

     チームOPS.823を誇り、両リーグ最多の896得点を叩き出したアストロズ打線がア・リーグ奪三振王のクリス・セールを攻略。西部地区王者のアストロズと東部地区王者のレッドソックスが激突する地区シリーズは、アストロズの快勝で幕を開けた。

     試合は初回から動いた。1回裏、アストロズはアレックス・ブレグマンとホゼ・アルトゥーベの二者連続本塁打で2点を先制。レッドソックスは2回表にサンディ・レオンのタイムリー、4回表にラファエル・ディバースの犠飛が出て一度は同点に追い付いたものの、直後の4回裏にアストロズがマーウィン・ゴンザレスのタイムリー二塁打で2点を勝ち越した。さらにアストロズは5回裏にアルトゥーベが2本目のホームランを放ち、6回裏にはセールが無死二、三塁のピンチを作って降板した後、一死満塁からブライアン・マッキャンのタイムリーで2点を追加。7回裏にはアルトゥーベのこの日3本目となるトドメの一発が飛び出した。

     「今日は打線全員がしっかり仕事をしてくれたね。良い打席のない打者は一人もいなかった。我々の攻撃力を証明できたんじゃないかな」とA.J.ヒンチ監督はセールを攻略した打線の働きを絶賛。「このような大舞台では試合の流れを引き寄せる一打が必要だ。上位から下位までしっかり役割を果たしてくれた。良い打席を過ごそう、というのが我々のテーマの一つなんだ」

     6回2失点と先発の役割を果たしたアストロズのジャスティン・バーランダーとは対照的に、セールは6回途中7失点でノックアウト。ブレグマンに1本、アルトゥーベに2本の計3本塁打を浴びた。「俺たちは戦い続けるだけだよ。今日の試合は俺の責任だ。敗戦の全ての責任は俺にある。でも、俺以外に24人の選手がいる。彼らがきっと明日、勝ってくれるはずさ」とセールは自身のピッチングを悔やみつつも、チームメイトへの信頼を口にした。

     第1戦に続いてアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで行われる第2戦にはダラス・カイケル(アストロズ)とドリュー・ポメランツ(レッドソックス)の両左腕が先発予定。アストロズが王手をかけるのか、それともレッドソックスが意地を見せてタイに戻すのか。白熱した好ゲームを期待したい。


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  • アルトゥーベ ポストシーズン史上9人目の1試合3本塁打

    2017.10.6 10:25 Friday

     日本時間10月6日、ア・リーグの地区シリーズが開幕した。西部地区を制したアストロズが東部地区王者のレッドソックスを本拠地ミニッツメイド・パークに迎えた第1戦は、強力アストロズ打線がクリス・セールを攻略。なかでもホゼ・アルトゥーベが凄まじい輝きを放った。

     「3番・二塁」で先発出場したアルトゥーベは1回裏の第1打席で高めの速球を左中間スタンドへ叩き込み、先制本塁打を放ったアレックス・ブレグマンに続く二者連続の一発。3回裏の第2打席ではショートへの併殺打に倒れたが、5回裏の第3打席で再びセールの速球を捉え、またしても左中間スタンドへホームランを突き刺した。

     さらにアルトゥーベは7回裏の第4打席でも代わったばかりのオースティン・マドックスからレフトスタンドへの一発を放ち、なんと1試合3本塁打の大暴れ。ポストシーズンでの1試合3本塁打は史上9人目(ベーブ・ルースが2度記録しているため史上10度目)、二塁手としては2002年のリーグ優勝決定シリーズ第5戦で3本塁打を放ったアダム・ケネディ(当時エンゼルス)に次ぐ史上2人目の快挙を成し遂げた。

     「3本もホームランを打てたのは本当に良かったよ」と試合を振り返ったアルトゥーベ。「大切なのは今日の試合に勝てたということだ。ホームでの最初の試合に勝つことができた。今日の試合ではとても良いプレイができたと思うよ。チーム全員が大きなエネルギーを持ってプレイしていた。オフェンス面もディフェンス面も良かったね。これが僕たちなんだ。明日も良いゲームをしたいね」

     難敵・セールを攻略し、最高のスタートを切ったアストロズ。その快勝劇の中心にいたのは、間違いなくアルトゥーベだった。

     

    ポストシーズン1試合3本塁打
    ①ベーブ・ルース(ヤンキース:1926年ワールドシリーズ第4戦)
    ②ベーブ・ルース(ヤンキース:1928年ワールドシリーズ第4戦)
    ③ボブ・ロバートソン(パイレーツ:1971年リーグ王者決定シリーズ第2戦)
    ④レジー・ジャクソン(ヤンキース:1977年ワールドシリーズ第6戦)
    ⑤ジョージ・ブレット(ロイヤルズ:1978年リーグ王者決定シリーズ第3戦)
    ⑥アダム・ケネディ(エンゼルス:2002年リーグ王者決定シリーズ第5戦)
    ⑦エイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ:2011年地区シリーズ第4戦)
    ⑧アルバート・プーホルス(カージナルス:2011年ワールドシリーズ第3戦)
    ⑨パブロ・サンドバル(ジャイアンツ:2012年ワールドシリーズ第1戦)
    ⑩ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ:2017年地区シリーズ第1戦)


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  • 3勝先取の短期決戦がいよいよ開幕!ALDSプレビュー

    2017.10.5 15:03 Thursday

     ア・リーグはヤンキース、ナ・リーグはダイヤモンドバックスがそれぞれワイルドカード・ゲームを制し、地区シリーズへ駒を進めた。そしていよいよ日本時間10月6日にア・リーグの地区シリーズが開幕する。アストロズとレッドソックス、インディアンスとヤンキースが激突する地区シリーズの見どころをお届けする。

     アストロズ対レッドソックスの対戦は、ジャスティン・バーランダーとクリス・セールの投げ合いで幕を開ける。レギュラーシーズンでは7度対戦し、アストロズが4勝、レッドソックスが3勝。今シリーズでも熱い戦いが予想される。アストロズの魅力は何と言ってもリーグ最強の攻撃陣。896得点、打率.282、OPS.823などあらゆる部門でリーグトップの数字を残し、2ケタ本塁打11人を抱える打線は驚異の破壊力を誇る。投手陣にはバーランダーとダラス・カイケルという左右のダブルエースがおり、クリス・デベンスキーからケン・ジャイルズへ繋ぐ勝ちパターンも確立。次のラウンドへ進めるかどうかはその他の投手の頑張りにかかっていると言えそうだ。一方のレッドソックスは長打力不足に苦しみながらも投手力を中心とした安定感のある戦いぶりで東部地区を制した。セールとドリュー・ポメランツの両左腕はともに17勝をマークしたが、彼らに続く先発投手に不安が残る。ブルペンに回るデービッド・プライスの出番が多くなるかもしれない。絶対的守護神のクレイグ・キンブレルまで繋ぐことができれば勝利はほぼ確実なだけに、ジョン・ファレル監督の継投が勝負を左右することになりそうだ。

     インディアンス対ヤンキースの対戦は、インディアンス優勢と見る向きが多い(レギュラーシーズンではインディアンス5勝、ヤンキース2勝)。8月から9月にかけてリーグ新記録の22連勝を記録するなど、シーズン終盤に調子を急激に上げたインディアンス。リーグ3位の818得点を誇る打線も強力だが、リーグトップの防御率3.30をマークした投手陣は先発陣もブルペン陣も質量ともに充実しており、大量失点を喫するような展開は考えにくい。絶対的エースのコリー・クルーバーを第1戦ではなく第2戦に先発させる戦略が裏目に出ることさえなければ、次のラウンドへ進む可能性は非常に高い。ワイルドカード・ゲームを制したヤンキースはその勢いのままに昨季のリーグ王者を撃破したいところ。先発陣の質では劣るものの、ブルペン陣はインディアンスに勝るとも劣らない戦力を揃えており、ブルペン勝負に持ち込むのも一つの戦い方だろう。打線は兎にも角にもアーロン・ジャッジ次第。この若き主砲が抑え込まれてしまうと得点力が半減するだけに、ワイルドカード・ゲームのような活躍を期待したいところである。

  • 【戦評】1903年以来の三塁打4本!Dバックスが乱打戦を制す

    2017.10.5 14:34 Thursday

     今季ホームで52勝(メジャー2位)と本拠地チェイス・フィールドで圧倒的な強さを見せたダイヤモンドバックスにロッキーズが食い下がり、壮絶な乱打戦となったナ・リーグのワイルドカード・ゲーム。ポストシーズンでは1903年以来114年ぶりとなる1試合4三塁打を放ったダイヤモンドバックスがなんとかリードを守り抜き、ドジャースと対戦する地区シリーズへ駒を進めた。

     「誰もブラッドリーが三塁打を打つなんて思っていなかっただろう。このようなことが起こるんだ。だから野球は面白いんだよ」とロッキーズのバド・ブラック監督は試合を振り返った。「誰にも予想なんてできないんだ。だから野球の試合はこんなにも面白いのさ」

     初回にポール・ゴールドシュミットのスリーランで幸先よく先制したダイヤモンドバックスは、2回裏にケテル・マーテイのタイムリー三塁打、3回裏にダニエル・デズカルソのツーランで計3点を追加し、3回までに6点をリード。先発のザック・グレインキーが好投していたこともあり、試合は決まったかに思われた。

     しかし、4回表にロッキーズ打線がジョナサン・ルクロイのタイムリー二塁打などで4得点。先発のジョン・グレイを1.1イニングで降板させて継投に切り替えたロッキーズと同様、ダイヤモンドバックスも5回表から先発左腕のロビー・レイを投入するなど、一戦必勝の投手リレーを繰り広げ、ポストシーズンらしい雰囲気の中で試合は進んでいった。

     7回表にロッキーズがチャーリー・ブラックモンのスクイズで1点差に迫ったが、その裏、ダイヤモンドバックスは投手のアーチー・ブラッドリーがまさかの2点タイムリー三塁打。8回表にはノーラン・アレナードとトレバー・ストーリーの連続本塁打で再び1点差となったものの、8回裏にダイヤモンドバックスがA.J.ポロックのタイムリー三塁打などで3点を追加し、ロッキーズを突き放した。

     ダイヤモンドバックスが11-7と4点をリードして迎えた9回表。ロッキーズはダイヤモンドバックスのクローザー、フェルナンド・ロドニーからカルロス・ゴンザレスがタイムリーを放って意地を見せたものの、最後はアレナードが二塁ゴロに倒れて試合終了。打撃戦を制したダイヤモンドバックスがドジャースへの挑戦権を手に入れた。

     ナ・リーグ西部地区の1位と2位が激突する地区シリーズは日本時間10月7日、ドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムで幕を開ける。


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  • カブスが臨むNLDS初戦の先発はヘンドリックス

    2017.10.5 11:54 Thursday

     日本時間10月7日から始まるナ・リーグの地区シリーズ(以下、NLDS)でナショナルズと対戦するカブス。大事な初戦の先発投手はカイル・ヘンドリックスと発表された。昨年のワールドシリーズ第7戦で先発した男は今回、チームのポストシーズン初戦の先発マウンドを任されることになった。

     ヘンドリックスは前半戦こそ11試合で4勝3敗 防御率4.09と思うような成績を残すことができなかったが、後半戦からは安定し13試合で3勝2敗と勝ち星は伸びなかったものの、防御率2.19とエース格というべき活躍をした。今季の通算成績は7勝5敗 防御率3.03を記録した。ちなみにヘンドリックスはこれから臨むポストシーズンでも安定しており、通算7試合に登板して1勝1敗 防御率2.38と良い数字を誇っている。

     ジョー・マドン監督は「ヘンドリックスは私をはじめ、コーチ陣みんなのお気に入りさ。試合のつくり方を知っているし、彼のマウンドさばきや直球やチェンジアップなど投げるボールをみているととても楽しいんだ」と大きな信頼を寄せている。大事な初戦を任された本人には緊張しているような様子はなく「色々なことで注目を浴びることになるけどそれは僕にとって関係ないんだ。ただ任されたことを遂行するだけさ」と話している。

     既にカブスはNLDSの予告先発を発表しており、ヘンドリックスの後はジョン・レスターとホゼ・キンターナ、そしてジェイク・アリエタと続いていく。再び、世界一に輝くための第一歩となるNLDS初戦に勝利して良い流れを引き寄せたいところだ。


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  • レンジャーズ・ダニエルズGM「再建はしない」と明言

    2017.10.5 11:44 Thursday

     地区優勝を果たしたアストロズに23ゲームの大差をつけられ、78勝84敗で地区3位タイに終わったレンジャーズ。ジョン・ダニエルズGMは今オフのチームの方針について「再建ではない」と明言し、来季のワールドシリーズ制覇を目指すチーム作りを進めていくことを強調した。

     「我々は勝つことを望んでいる。いつもそのように考えているよ。才能のある選手を揃えながら勝つチームを作る計画がある。それについて私は非常に自信を持っているんだ」とダニエルズGM。今季は過去9シーズンで2度目となる負け越しに終わったものの、レギュラーシーズン最後の2週間までワイルドカード争いに踏みとどまっていた。適切に戦力補強を行えば、すぐにワールドシリーズ制覇を狙えるチームを作ることができると判断しているのだろう。

     今オフのレンジャーズの最優先課題は投手陣の整備だ。来季の戦力として確実に計算できるのは先発陣がコール・ハメルズとマーティン・ペレスの2人、ブルペン陣はキーオニー・ケラ、マット・ブッシュ、ジェイク・ディークマン、アレックス・クラウディオの4人。「投手陣の半分は入れ替えることになる」とダニエルズGMが語るように、先発ローテーションの過半数、ブルペンの半分近くが空席となっている。特に先発ローテーションの整備は急務。今オフのフリーエージェント市場には7月末に放出したダルビッシュ有のほか、ジェイク・アリエタ、アンドリュー・キャッシュナー、アレックス・カッブ、ランス・リン、ジェイソン・バルガスらが名を連ねるが、メジャーリーグ挑戦が確実視される大谷翔平も当然ながら獲得候補の一人である。シーズンを通して先発ローテーションを守り、30試合以上に先発したのはペレスだけであり、計算できる先発投手を少なくとも2人は加えておきたいところだろう。しかし、ダニエルズGMが「需要は多いのに供給が乏しい」と語るように、計算できる先発投手の獲得は容易ではない。予算とのバランスを見ながら、最善の選択をすることになりそうだ。

     先発投手以外にも数多くの補強ポイントを抱えるレンジャーズは今オフ、どのような動きを見せるのか。ダニエルズGMの手腕に注目したい。


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  • アルトゥーベ&コレア アストロズ二遊間コンビの友情

    2017.10.5 11:14 Thursday

     地区シリーズ開幕を翌日に控えた日本時間10月5日、アストロズのスター選手コンビ、ホゼ・アルトゥーベとカルロス・コレアが記者会見に登場した。そこで語られたのはレッドソックスのエース、クリス・セール対策ではなく、二遊間コンビの間の友情についてだった。

     レッドソックスとの地区シリーズ開幕を明日に控え、メディアの前に登場したアルトゥーベとコレア。リーグ奪三振王のセールに対するアプローチについて語るのではなく、ボストンのクラムチャウダーよりヒューストンのバーベキューが優れていると主張するわけでもなく、この2人のスター選手が語ったのは友情についてだった。彼らは今までも、そしてこれからも永遠に親友であり続けると宣言。コレアは次のように話している。

     「僕たちはたくさん喧嘩をする。2日前にも飛行機で喧嘩をしたよ。でも5分もすれば『君のことが大好きなんだ』ってなっちゃうんだ。喧嘩をしても、5分後には何事もなかったかのように再び会話をしている。あなたがたにはほんの一部しか見えていないかもしれないけれど、僕たちの関係はどんどん深まっているんだ。(オーナーの)ジム(・クレイン)が彼と10年以上の契約を結んで、彼と一緒に長い間このチームでプレイできればいいな、と思っているよ」

     グラウンド上やベンチ内での様子を見ているだけでも、両者の仲の良さや信頼関係の強さはうかがえる。今回の記者会見での発言も、決して驚くような内容ではない。リーグを代表するスター選手同士がお互いのことを理解し、信頼していることがアストロズの強さを支えていると言っても過言ではないだろう。

     史上初となる4年連続200安打を達成し、打率.346、24本塁打、32盗塁、OPS.957の好成績で2年連続3度目の首位打者に輝いたアルトゥーベ。故障離脱がありながらも打率.315、24本塁打、84打点、OPS.941の好成績をマークしたコレア。明日から始まるレッドソックスとの地区シリーズでも、この仲良しコンビがチームを牽引してくれるはずだ。


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  • シャーザー 復帰に向けてのブルペン投球回避

    2017.10.5 11:09 Thursday

     ナ・リーグの地区シリーズ(NLDS)でカブスと対戦予定のナショナルズ。日本時間10月7日から始まる初戦の先発はスティーブン・ストラスバーグが濃厚とされている。今季、4人が2桁勝利を挙げる強力先発陣を形成したチームだが現在、勝ち頭であるマックス・シャーザーの体の状態が心配されている。

     シャーザーはレギュラーシーズン最終登板となった日本時間10月1日のパイレーツ戦で右太ももを痛めて4回途中で降板していた。その後は故障者リスト(DL)入りはせずに患部の様子をみている。今後の復帰に向けて本日はブルペン投球を行う予定だったものの、これを回避してキャッチボールなどで体を動かすだけとなった。

     マイク・リゾ―GMによると「シャーザーを何戦目で起用させるかはまだ決めていない。それは彼の気持ち次第だよ。シャーザー本人にプレーオフで投げる気持ちがあればいいんだ」と話し明言を避けた。もし延期されたブルペン投球が明日、日本時間10月6日にできればその分、プレーオフ復帰時期が早まる可能性もある。チームとしてはシャーザーの体の状態が100%に近い状態で戻ってきてほしいところ。今季はチーム先発陣の中でトップとなる16勝を挙げ、4年連続250奪三振以上を記録するなど彼が登板するだけでも相手チームに脅威を与えることができる投手の1人だ。

     果たしてシャーザーの復帰はいつ頃になるだろうか。痛めている右太ももの状態との相談になるがブルペン投球が無事に終了できれば本人にとって復帰への大きな一歩になるはずだ。


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  • クルーバーはなぜ第2戦に回ったのか

    2017.10.5 10:51 Thursday

     昨季1勝届かずワールドシリーズ制覇を逃したインディアンスは明日からヤンキースとの地区シリーズを戦う。すでにインディアンスは第5戦までの先発予定投手を発表しているが、絶対的エースのコリー・クルーバーを第1戦ではなく第2戦に先発させるという驚きの決断をした。この決断の裏にはいったい何があったのか。

     第1戦にトレバー・バウアー、第2戦にクルーバー、第3戦にカルロス・カラスコを先発させるというプランがあることをクルーバーが初めて耳にしたのは数週間前のことだ。テリー・フランコーナ監督はクルーバーとの話し合いの場を設け、このプランについて説明した。第1戦に先発した投手は第3戦以降にリリーフで待機したり、中3日で第4戦に先発したりすることができる。この役割に最も適した投手がバウアーであるとフランコーナ監督は判断した。そしてそれ以上に、クルーバーが第2戦で先発すれば通常と同じ中4日で第5戦に先発できるということを強調した。クルーバーはこの説明を聞き、プランを受け入れる旨をフランコーナ監督に伝えたという。

     クルーバーは今季29試合に先発して18勝4敗、防御率2.25、265奪三振という素晴らしい成績をマーク。最多勝と最優秀防御率の二冠に輝き、サイ・ヤング賞の最有力候補に挙げられている。特に6月1日に故障者リストから戦列に戻って以降は15勝2敗、防御率1.62と圧巻のピッチング。その男がエゴを捨て、「チームに勝つチャンスがあり、僕に投げてほしいと言われればいつでも投げるよ」とチーム第一の姿勢を見せているのである。

     昨季のポストシーズンではクルーバーは6試合に先発したが、うち3試合は中3日での登板だった。この3試合ではクルーバーは15イニングで7失点。その他の3試合では19.1イニングで防御率0.00をマークしただけに、中3日での登板がクルーバーのピッチングに悪影響を及ぼしていることは明白だった。そうしたこともあり、インディアンスはクルーバーになるべく中4日のルーティーンを維持してもらいたいと考えている。その第一歩が地区シリーズ第2戦での先発というわけだ。

     「これがベストの選択だと思うよ」と語るのは野球部門社長のクリス・アントネッティ。「勝ち進んでいけば、クルーバーに短い間隔での登板を頼むかもしれない」と今後の投手起用については含みを持たせたが、中4日のルーティーンを維持し、万全の状態でマウンドに上がる絶対的エースは対戦相手にとって大きな脅威となるに違いない。


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  • ヤンキース ALDS初戦はグレイ 田中は第3戦で先発か

    2017.10.5 10:24 Thursday

     日本時間10月5日、ヤンキースは明日から始まるア・リーグ地区シリーズ(以下ALDS)の第1戦にソニー・グレイ、第2戦にCCサバシアを先発させることを発表した。ヤンキース対インディアンスの地区シリーズはレギュラーシーズンの勝率で上回るインディアンスの本拠地、プログレッシブ・フィールドで開幕する。

     敵地で行われる第1戦と第2戦。インディアンスはすでに第5戦までの先発予定投手を発表しているが、ヤンキースもワイルドカード・ゲームの勝利から一夜明け、ひとまず第2戦までの先発予定投手を発表した。第1戦はグレイとトレバー・バウアーによる投げ合い。第2戦はベテラン左腕のサバシアとエース右腕のコリー・クルーバーというマッチアップとなっている。

     ワイルドカード・ゲームのロースターには入らず、第2戦までの先発予定にも名前がない田中将大は本拠地ヤンキー・スタジアムに移っての第3戦で先発することが濃厚。クルーバーらと並ぶリーグ最多タイの18勝を挙げたカルロス・カラスコとの対戦になる。今季の田中はホームで9勝5敗、防御率3.22と安定したピッチングを見せている一方、アウェイでは4勝7敗、防御率6.48とめった打ち状態。おそらくジョー・ジラルディ監督は田中を敵地ではなく、本拠地で先発させることを選択したのだろう。

     そして第4戦ではワイルドカード・ゲームでわずか1/3回ノックアウトとなったルイス・セベリーノがジョシュ・トムリンと投げ合う予定。第5戦はグレイとクルーバーの対戦になりそうだ(3勝先取のため、第4戦と第5戦は必要な場合のみ行われる)。

     球場との相性を考慮した結果とはいえ、セベリーノ、グレイ、サバシアに次ぐ先発4番手としてポストシーズンを迎えることになった田中。本拠地で7回15奪三振無失点と好投したレギュラーシーズン最終登板のピッチングを再現し、指揮官の信頼を取り戻してもらいたいところである。


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  • ドジャースへの挑戦権を手にするのは?NLWCGプレビュー

    2017.10.4 15:08 Wednesday

     ア・リーグに続いてナ・リーグでも日本時間10月5日にワイルドカード・ゲームが行われる。リーグ3位の勝率を残しながらドジャースの存在によってワイルドカードに回らざるを得なかったダイヤモンドバックスと、苦しみながらもワイルドカード争いを制し、8年ぶりのポストシーズン進出を果たしたロッキーズが激突する一戦の見どころをお届けする。

     ダイヤモンドバックスは2011年以来6年ぶり、ロッキーズは2009年以来8年ぶりのポストシーズン。同じナ・リーグ西部地区に所属する2球団が、同じくナ・リーグ西部地区を制したドジャースへの挑戦権をかけてダイヤモンドバックスの本拠地チェイス・フィールドで激突する。ダイヤモンドバックスはエースのザック・グレインキー、ロッキーズはこちらもエースのジョン・グレイが先発予定となっている。

     「10月に野球をするのは特別だね」とポストシーズン進出を喜んだのはダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督。監督就任1年目でチームをポストシーズンに導いた指揮官は「エネルギーを作り出す必要はない。一年のこの時期にはすでにエネルギーは作られているからね。選手たちにはいつも通りにやろうと言っているよ」と平常心で戦うことを強調した。

     ポストシーズン経験者が少ないのもこの試合の特徴だ。ロッキーズが前回ポストシーズンへ出場した2009年の戦いを経験しているのはカルロス・ゴンザレスだけ。MVP候補に挙げられているノーラン・アレナードやチャーリー・ブラックモンにもポストシーズン出場経験はない。しかし、ブラックモンは「何も問題ないと思っているよ。ポストシーズンを経験したことのない選手ばかりだけど、オールスターのような大舞台を経験している選手はいるからね」と経験値の少なさを不安視していない。

     グレインキーは今季ホームで18試合に先発し、13勝1敗、防御率2.87と圧倒的な強さを発揮した。打者有利と言われる本拠地球場だが、被打率.209、K/BB5.70という見事なピッチング。夏場以降にやや調子を落としたのが不安材料だが、ポストシーズンでの経験も豊富であり、しっかり試合を作ってくれるはずだ。一方のグレイは7月下旬から13試合連続で3失点以下を継続中。こちらも試合を早々に壊してしまうような事態は考えにくい。試合序盤から点の取り合いとなったア・リーグのワイルドカード・ゲームとは異なり、投手戦が展開される可能性もありそうだ。

     打線のキーマンはポール・ゴールドシュミット、J.D.マルティネス(ともにダイヤモンドバックス)、ブラックモン、アレナード(ともにロッキーズ)といったMVP級の活躍を見せた選手たち。彼らが相手エース攻略の口火を切りたいところだろう。「僕たちは相手チームの全てを知っている。でも、彼らも僕たちの全てを知っている。決戦だね。タフな試合になると思うよ」とアレナードが語ったように、同地区のライバル同士による熱い試合が繰り広げられることは間違いない。

  • 【戦評】一戦必勝のALWCGを制したのはヤンキース!

    2017.10.4 14:26 Wednesday

     2017年のメジャーリーグはいよいよポストシーズンに突入。日本時間10月4日に行われたヤンキース対ツインズのワイルドカード・ゲームでポストシーズンは幕を開けた。負ければシーズン終了となる一発勝負のワイルドカード・ゲーム。両先発投手が序盤で早々に降板する中、試合を制したのはヤンキースだった。

     1回表、ツインズはブライアン・ドージャーの先頭打者アーチで先制すると、一死一塁からエディ・ロサリオも一発を放ち、いきなり3点を先制。さらにエドゥアルド・エスコバーとマックス・ケプラーが連打で一死二、三塁のチャンスを作り、ヤンキース先発のルイス・セベリーノをわずか1/3イニングでマウンドから引きずり下ろした。しかし、ヤンキースはその裏、ツインズ先発のアービン・サンタナから一死一、三塁のチャンスを作ると、遊撃手としては球団史上初めてポストシーズンで4番に座ったディディ・グレゴリウスがライトスタンドへスリーランを叩き込んで同点。初回の攻防は乱打戦を予感させた。

     2回裏、打者2巡目に突入したヤンキースは二死走者なしからブレット・ガードナーが一発を放って勝ち越しに成功。ツインズは3回表、ゲッツー崩れの間に同点に追い付いたが、ヤンキースはその裏、ツインズ2番手のホゼ・ベリオスから二死二塁のチャンスを作るとグレッグ・バードがタイムリーを放ち、再び1点を勝ち越した。

     ヤンキースは4回裏にアーロン・ジャッジが弾丸ライナーでレフトスタンドに突き刺さるツーランを放ち、2点を追加。7回裏には二死満塁からアーロン・ヒックスが押し出し四球を選び、リードを4点に広げた。

     両軍の明暗を分けたのは戦前から指摘されていたブルペンのクオリティ。ツインズはサンタナが2回4失点で降板した後、2番手のベリオスが3点を失い、3番手のトレバー・ヒルデンバーガーも1失点。一方、ヤンキースはセベリーノが1/3回で降板したにもかかわらず、緊急登板となったチャド・グリーンが好リリーフでピンチを切り抜け2回1失点。3番手のデービッド・ロバートソンは自己最長の3.1回を無失点で乗り切り、トミー・ケインリーは2.1回、アロルディス・チャップマンも最終回の1イニングを無失点に抑えた。

     「素晴らしいね」と試合を振り返ったのは4回裏のツーランを含む2安打2打点の活躍を見せたジャッジ。試合前にベンチコーチのロブ・トムソンが「もし序盤でリードされても心配するな。俺たちの試合をしようぜ」とチームを盛り上げてくれたそうだ。ジャッジは「ブルペンがよく頑張ってくれたおかげだよ」と、8.2回1失点という見事なパフォーマンスを見せたブルペン陣を労うことも忘れなかった。

     チームの強みの一つであるブルペンをフル稼働し、一戦必勝のワイルドカード・ゲームを制したヤンキース。自慢の強力ブルペン陣はこの先の戦いにおいても大きな武器となるはずだ。次はリーグ最高勝率を誇るインディアンスとの地区シリーズ。ワイルドカードからの「下剋上」に期待したい。


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