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  • スタントン 連続試合本塁打ストップも62本塁打を目指す

    2017.8.17 12:30 Thursday

     7試合連続本塁打はならなかったジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)だが、本塁打王レースで両リーグトップを走るスラッガーは気落ちすることなく、さらなる高みを目指している。スタントンが今季目指すのはズバリ、62本塁打だ。

     8-1で勝利した日本時間8月17日のジャイアンツ戦で本塁打を打つことができず、シングルヒット2本のみの4打数2安打に終わったスタントンは試合後、ベーブ・ルースとロジャー・マリスの本塁打記録を目指していることを明らかにした。ルースは1927年に60本塁打を放ち、マリスは1961年に61本塁打を放ってルースの記録を更新。もちろん、メジャー記録は2001年にバリー・ボンズが記録した73本塁打である。

     「ベーブ・ルースやロジャー・マリス、その他のスラッガーのビデオを見ながら育った僕にとって、61本塁打というのは常に目にしてきた数字なんだ」とスタントン。直近36試合で23本塁打を放ち、今季ここまで44本塁打を放っているスタントンだが、60本塁打に到達するためには今季の残り43試合で16本塁打が必要になる。

     マーリンズのドン・マティングリー監督は到達可能な数字であるとの見解を示した。「毎年、選ばれた男っていうのがいるんだよ。スタントンは今、まさにその男だと思う。故障せずに試合に出場し続けられるか、というのが彼にとっての問題だった。プレイし続けられるなら、十分に可能性はあるんじゃないかな」。スタントンは現時点でシーズン60本塁打ペース。ボンズの73本塁打を超えるのは不可能だとしても、ルースの60本塁打やマリスの61本塁打を超える可能性は十分に残されている。

     現在27歳のスタントンはここまでのキャリアで通算252本塁打を放っている。今回は6試合連続本塁打でストップしてしまったが、この先のキャリアでメジャー記録の8試合連続本塁打に挑戦するチャンスは何度も訪れるだろう。8試合連続本塁打は1956年のデール・ロング、1987年のマティングリー、1993年のケン・グリフィーJr.の3人が達成している。また、7試合連続本塁打を達成したのも2002年のジム・トーメイ、2004年のボンズ、2006年のケビン・メンチの3人だけだ。いつか、スタントンがこの記録を超える日がやってくるかもしれない。


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  • ブルージェイズがハウエルをDFA モンテロ戦列復帰

    2017.8.17 12:06 Thursday

     ブルージェイズがミゲル・モンテロの戦列復帰に伴ってJ.P.ハウエルをDFAした。貴重なリリーフ左腕としてレイズとドジャースでブルペンの一角を担ってきたハウエルだが、新天地ブルージェイズで本来のピッチングを見せることはできなかった。

     年俸300万ドルの1年契約でブルージェイズに加入したハウエルは、今季ここまで16試合に登板して1勝1敗、防御率7.36。6奪三振を上回る7四球を与えるなど不安定なピッチングに終始し、左肩の故障で2度にわたって戦列を離れていた。2008年からの8シーズン(2010年は全休)で平均62試合に登板して防御率2.81をマークした実績を買われ、ブルペンの一角を担うことを期待されていたものの、その期待に応えることはできなかった。

     この動きは股関節を痛めて故障者リスト入りしていたモンテロと祖父の死により死別リスト入りしていたドミニク・リオーンの戦列復帰に伴うもの。この2選手の枠を空けるために、ブルージェイズはハウエルとともにマイク・オールマンもDFAしている。ハウエルはウエーバー公示され、ブルージェイズはトレードを模索しているが、7日以内にトレードがまとまらなければブルージェイズはハウエルを解雇するか、マイナーへ降格させるかのいずれかを選択することになる。

     ジョン・ギボンズ監督は「複数イニングを投げられる投手が必要だった」と語り、ハウエルでなくリオーンを選択した意図を明らかにした。「難しい決断だった。でも、ハウエルに複数イニングを任せるわけにはいかないからね」と本来のピッチングができずにいたハウエルを責めるようなことはなく、あくまでもチーム事情による措置であることを強調した。

     34歳のハウエルはこれまでの実績や、左腕であることを考えると、少なからず需要はあると思われる。しかし、今季の低調なパフォーマンスを見る限り、今季と同じような条件(1年300万ドルのメジャー契約)を得るのは難しいだろう。来季はマイナー契約からのスタートになりそうだ。


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  • 不調のチャップマン 監督はクローザー継続を明言

    2017.8.17 11:28 Thursday

     本来の投球をできずに苦しんでいるアロルディス・チャップマン(ヤンキース)だが、ジョー・ジラルディ監督は「彼は私のクローザーであり続けるだろう」と引き続きクローザーとして起用していくことを明言。また、故障者リスト入りを回避できる見込みであることも明らかにした。

     日本時間8月16日のメッツ戦、3点リードの9回表に登板したチャップマンはアメッド・ロサリオに2号ツーランを浴びたものの、なんとかリードを守り抜き、16セーブ目をマークした。最後の打者となったフアン・ラガレスの一塁ゴロでベースカバーに入った際に、明らかに故障を抱えているような走り方をしていたチャップマン。右ハムストリングが張っていたとのことだが、ジラルディ監督によるとMRI検査を受ける予定はなく、現時点では故障者リスト入りを回避できる見込みとなっている。

     「何度も言うけど、私は彼が復調してくれると信じている」とジラルディ監督はチャップマンへの変わらぬ信頼を口にした。チャップマンは故障者リストからの戦列復帰後、23試合に登板して3勝2敗9セーブ、防御率4.09と不安定なピッチングを続けている。ジラルディ監督はチャップマンの不振が故障によるものではなく、メカニクス的な問題によるものであると考えているようだが、絶対的守護神の不振が続くようであれば、シーズン終盤、そしてポストシーズンの戦いに向けて大きな不安材料となってしまう。

     ブルペンにはデリン・ベタンセス、デービッド・ロバートソンといった実力者も控えており、目先の勝利を優先するのであれば彼らをクローザーに配置転換する手もあるだろう。しかし、ジラルディ監督は今後の厳しい戦いを勝ち抜いていくためにはチャップマンの力が必要だと考えている。指揮官の期待に応えることはできるのか。チャップマンの奮起に期待したい。


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  • 通算150勝のウィーバーが現役引退を表明

    2017.8.17 11:04 Thursday

     12年のメジャー生活で150勝をマークし、最多勝2度、最多奪三振1度、オールスター選出3度など輝かしいキャリアを送ったジェレッド・ウィーバー(パドレス)が現役引退を表明した。34歳のウィーバーは今季パドレスに加入したが、9先発で0勝5敗、防御率7.44に終わり、左腰の炎症により5月中旬に故障者リスト入りしていた。

     「野球から身を引くことに決めた」とウィーバーはTwitterで現役引退を宣言した。「マウンドに戻るために努力していたけど、僕の身体がそれを許してくれなかった」と故障が現役引退を決断した理由であることも明らかにしている。

     2004年のドラフトでエンゼルスから1巡目(全体12位)指名を受けてプロ入りしたウィーバーは、2006年にメジャーデビュー。その年から2014年まで9年連続で11勝以上をマークし、2010年に最多奪三振、2012年と2014年に最多勝のタイトルを手にした。ノビのあるフォーシームを武器とするフライボール・ピッチャーで、2011年はサイ・ヤング賞投票で2位、2012年には3位にランクインしたが、近年は球速が急激に低下。速球の威力が低下して被本塁打が増加し、2015年は防御率4.64、2016年は防御率5.06と衰えを隠せなくなっていた。

     兄のジェフもタイガースなどで11年間プレイした元メジャーリーガーであり、5度の2桁勝利を含む通算104勝をマーク。弟のジェレッドは兄を超える150勝をマークし、兄が出場できなかったオールスター・ゲームにも3度選出されたが、兄が2006年のカージナルス時代に経験したワールドシリーズ制覇を経験することはできなかった。

     エンゼルス時代の同僚であるマイク・トラウトは「彼は身体を望むようにできなかったんだね。でも、素晴らしい競争者だった。エンゼルスにいた時の彼は凄かったよ。全盛期は本当に支配的な投手だった。リーグで最高の投手の一人だった。彼には今、家族や子供がいる。家族が彼にとってどんなに大切かを僕は知っているよ。家族のために決断をしたんだろうね」とのコメントを残している。


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  • バーランダー&スタントン トレードの可能性は消えていない

    2017.8.17 10:33 Thursday

     ウエーバーを介さないトレードは7月末で終了したが、ウエーバーを介したトレードは8月以降も可能であり、今もなお、大型トレード成立の可能性は残されている。多くのスター選手にトレードの噂が浮上する中、特に注目されているのがジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)とジャスティン・バーランダー(タイガース)の2人だ。

     1961年のロジャー・マリス以来、最年少での60本塁打到達を目指しているスタントン。昨季のサイ・ヤング賞投票で2位にランクインし、直近8先発で防御率2.55をマークしているバーランダー。すでに両者ともウエーバーを通過し、他球団とのトレード交渉が可能な状況となっており、マーリンズとタイガースはそれぞれ自軍のスター選手の放出に向けて動き始めているとの報道もある。

     スタントンは2018年からの10年間で2億9500万ドルという莫大な金額の契約が残っており、スタントンがウエーバー公示された際にクレームする球団が現れなかったことを考えると、この超大型契約をそのまま引き受ける意思がある球団は存在しないと判断していいだろう。マーリンズ側が残り契約をどれだけ負担するかが、トレード成立のキーポイントとなりそうだ。

     ジェイソン・ワースが今季終了後、ブライス・ハーパーが来季終了後にフリーエージェントとなるナショナルズ、長打力不足に苦しむジャイアンツ、ジョシュ・ハミルトンの大型契約から解放されるエンゼルスなどがスタントンの移籍先候補として挙げられている。また、スタントンは全球団に対するトレード拒否権を持っているものの、ワールドシリーズ制覇を狙える球団へのトレードであればトレード拒否権を破棄するだろうと見られている。スタントンはポストシーズン出場の経験がなく、チームとしてタイトルを勝ち取った経験は今年3月のワールド・ベースボール・クラシック優勝くらいしかないからだ。

     一方、バーランダーはアストロズ移籍の可能性が盛んに取り沙汰されている。アストロズは7月末のトレード・デッドラインで有力先発投手の獲得に失敗し、8月はリーグ最悪の4勝10敗に沈んでいる。ポストシーズンを勝ち抜くために、バーランダーのような支配的な先発投手を加えておきたいに違いない。

     トレード交渉が大きく進展したという情報はないものの、交渉を進める中でタイガースとアストロズはお互いのチーム事情を理解し始めており、トレード成立が現実的になりつつあるとの報道もある。ただし、バーランダーには年俸2800万ドルの契約があと2年残っており、アストロズのジェフ・ルーノウGMは8月末までに何らかの動きがある可能性は「かなり低い」と発言。ここにきてバーランダーは今季終了までタイガースに残る可能性が高くなった。

     8月中にトレードが成立しなくとも、現在のトレード交渉をベースとしてオフシーズンに交渉が再度活発化する可能性もある。スタントン、バーランダーといったスター選手が来季どの球団のユニフォームを着ているのか。今後の動向に注目だ。


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  • 【戦評】スタントン6戦連発もジャイアンツが逆転勝利

    2017.8.16 16:37 Wednesday

     ジャイアンツのエース、マディソン・バムガーナーも本塁打量産中のジャンカルロ・スタントンの餌食となってしまった。しかし、バムガーナーには打者顔負けの打撃力がある。バムガーナーは自らのバットで1点を取り返し、試合終盤には味方打線が奮起して逆転に成功。スタントンの本塁打ショーに沸くマイアミの雰囲気に呑まれることなく、今季3勝目をマークした。

     バムガーナーは初回、クリスチャン・イェリッチのタイムリー二塁打で先制を許し、ディナード・スパンの8号ツーランで逆転した直後の3回裏にはスタントンの44号ソロとJ.T.リアルミュートの犠牲フライで逆転を許すなど、試合序盤は「らしくない」ピッチングが続いていた。4回裏にはA.J.エリスに3号ソロを浴び、クオリティ・スタートすら消滅。しかし、勝利への執念は消えていなかった。

     5回表、二塁打で出塁したライダー・ジョーンズが次打者の内野ゴロの間に三進し、一死三塁でバムガーナーに打席が回ってきた。バムガーナーはカウント1-2と追い込まれたものの、5球目のチェンジアップを捉え、あわや同点ツーランかというタイムリー。メジャー通算16本塁打を誇る強打のエースが1点差に詰め寄るタイムリーを放ち、試合の流れを引き戻した。

     バムガーナーが6イニングを投げ抜いて先発投手の役割を果たすと、7回表に打線が爆発。バムガーナーの代打として出場したカルロス・モンクリーフのタイムリーを含む4連打で田澤純一から3点を奪い、逆転に成功した。8回表にはジョーンズの2号ソロ、9回表には内野ゴロと相手のエラーによって計3点を追加し、終わってみれば9-4で快勝。「今夜は打線がとても良かった」とバムガーナーは味方打線の頑張りを称えたが、味方打線の奮起を導いたのは間違いなくバムガーナーの一打だった。

     一方、マーリンズは「彼と対戦するのはいつも楽しいし、楽しみなんだ」とバムガーナーに言わしめたスタントンが6試合連続となる本塁打を放ったものの、田澤が一死も取れずにノックアウトされるなど、リリーフ陣が踏ん張れずに逆転負け。ポストシーズン進出の可能性はほとんどなく、スタントンの本塁打量産ばかりが注目される寂しい後半戦となってしまっている。


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  • ブルージェイズが左腕・アンダーソンとマイナー契約

    2017.8.16 12:55 Wednesday

     ブルージェイズがベテラン左腕、ブレット・アンダーソンとマイナー契約を結んだ。7月末にカブスを解雇されフリーエージェントとなっていたアンダーソンは、今週後半にAAA級バッファローに合流する予定となっている。

     アンダーソンは数日前にブルージェイズと契約合意に達していたが、身体検査を受けていたため、公式発表までに時間を要したようだ。健康ならば先発3番手クラスの活躍が期待できるアンダーソンだが、ここ2シーズンは故障続きで計10試合に登板しただけ。ブルージェイズがアンダーソンの健康状態に関して慎重になるのもうなずける。ジョン・ギボンズ監督はアンダーソンがAAA級バッファローの先発ローテーションに加わる予定であることを明言した。

     2009年にアスレチックスでメジャーデビューを果たしたアンダーソンは、この年いきなり11勝をマーク。しかし、その後は故障続きで、規定投球回に到達したのはデビューイヤーの2009年とドジャース時代の2015年の2度だけ。なお、この2015年には自己最多の180.1イニングを投げて10勝9敗、防御率3.69をマークしている。今季はカブスの先発5番手として期待されていたものの、6先発で防御率8.18と期待を裏切り、腰痛により5月上旬に故障者リスト入り。7月下旬にDFAを経て解雇された。今季の年俸は350万ドルだが、カブスに支払い義務があるため、ブルージェイズは最低保証年俸のみでアンダーソンを雇うことができる。

     ギボンズ監督は「彼は良い投手だ」とアンダーソンを評価する一方で、「でも、健康でいられないんだ」とコンディション面を不安視。まずはAAA級でプレイさせ、コンディションを見極める方針だ。ブルージェイズは現在、アーロン・サンチェスが故障者リスト入りしており、また、7月末にフランシスコ・リリアーノをアストロズへ放出したため、マルコ・エストラーダ、マーカス・ストローマン、J.A.ハップの主力3投手のほかにクリス・ロウリーとニック・テペッシュの両右腕が先発ローテーションの一角を担っている状況。ジョー・ビアジーニがAAA級から昇格して先発ローテーションに加わる見込みだが、サンチェスは戦列復帰後、先発ではなくリリーフで起用される見込みであり、いずれにしても先発の頭数が不足している。アンダーソンのコンディションが良好であれば、エストラーダ、ストローマン、ハップに続く先発4番手としてローテーションの一角を担うことになりそうだ。

     来季以降の契約を見つけるために、アンダーソンにとっても貴重なアピール機会となるはず。ベテラン左腕の奮起に期待したい。


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  • ドジャースがハッチャーをアスレチックスへ放出

    2017.8.16 12:27 Wednesday

     トレード・デッドラインでブルペンの補強に成功したドジャースが、インターナショナルFAの契約ボーナスプールとの交換でクリス・ハッチャーをアスレチックスへ放出した。日本時間8月16日に両球団からトレード成立が発表された。

     2014年12月にディー・ゴードンらとの4対3のトレードでエンリケ・ヘルナンデス、オースティン・バーンズらとともにマーリンズからドジャースへ加入したハッチャー。2015年は49試合で防御率3.69とまずまずの成績を残したが、昨年は37試合で防御率5.53、今季も26試合で防御率4.66と安定感を欠き、7月下旬には胸部の炎症で故障者リスト入りしていた(日本時間8月14日に戦列復帰)。フリーエージェントの権利を得るのは最速でも2019年シーズン終了後であり、アスレチックスにとってはメジャー経験のあるローコストな戦力となる。

     また、ドジャースはハッチャー放出に伴ってロブ・セゲディンを60日間の故障者リストから戦列に復帰させた。セゲディンは4月中旬にメジャー昇格を果たしたものの、右足の親指を痛めて2試合に出場しただけで故障者リスト入り。ルーキー級とAAA級で計10試合にリハビリ出場し、打率.333(33打数11安打)をマークして戦列復帰の準備が整ったと判断されたようだ。内外野を守れるセゲディンの復帰により、ドジャースのベンチはさらに厚みが増すことになった。

     さらに、腰の違和感により戦列を離れているエイドリアン・ゴンザレスは、デーブ・ロバーツ監督によると日本時間8月19日から始まるデトロイトでのタイガース3連戦の間に戦列復帰を果たす予定となっている。


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  • グリエル 初のフルシーズンに適応中

    2017.8.16 11:59 Wednesday

     キューバ時代に野球選手が獲得できるあらゆるアウォードを手に入れたユリエスキー・グリエル(アストロズ)。世界的なスター選手であった彼は今季メジャーリーグで初のフルシーズンを過ごしているが、新たな環境にしっかり適応し、結果を残している。

     グリエルはキューバと日本で野球をプレイしてきた。その経験がなければ、チームメイトのカルロス・コレアが毎日いつテレビゲームをやりたがるかを理解することは難しかっただろう。「キューバにいたときは試合が始まる午後6時より前に遊んでいた。今は試合の前に遊ぶことができる。それは午前中のこともあれば、夜になることもある。コレアはいつも準備ができているんだ。彼はスケジュールをよく知っている」。試合開始時間が日によって大きく変動するメジャーリーグのスケジュールに、グリエルがしっかり適応している様子がうかがえる。

     162試合のレギュラーシーズンを戦うのも、グリエルにとっては初めての経験だ。「キューバでは1シーズンで90試合をプレイしていた。3試合戦って、休みが1日あるんだ。メジャーリーグでは12連戦を戦うことだってある。大きな違いだよ」とグリエル。「オフシーズンの間に長いシーズンに向けて準備をしなければならない。投手のレベルは世界最高だ。彼らのボールは大きく変化するし、速球ばかりが来るなんてこともない。これも違いだよね」

     グリエルに関して変わらないものが1つある。強い打球を打つ能力だ。Statcastのデータによると、彼の打球の平均初速は時速89.4マイル。250以上の打球がある156選手の中で27位にランクインしている。初速が時速95マイルを超える「強い打球」を打つ割合は42.9%であり、156選手中20位。7月1日以降に限定すれば、その割合は46.9%まで上昇し、100以上の打球がある101選手の中で9位の数字である。強い打球を打ち続けるグリエルは今季ここまで104試合に出場し、打率.293、15本塁打、OPS.805をマーク。7月には月間最優秀新人に選出され、31二塁打はすでに球団の新人記録を更新している。

     グリエルは「シーズンは過酷だし、スプリング・トレーニングも過酷だ」と語る。「監督が必要なときに休養を与えてくれる。ベンチにも素晴らしい選手が揃っているから、主力が休んでもプレイの質が落ちないんだ。監督は良い仕事をしていると思うし、本当に素晴らしいチームだよ。開幕時と同じような状態ではないけど、(大きな疲労を感じることなく)普通のコンディションでプレイできている」

     グリエルはすでに104試合に出場しているが、これは自己最多の数字だ。キューバと日本でプレイした2013年から2014年にかけての1年間では152試合(キューバ90試合、日本62試合)に出場したが、キューバのシーズン終了から日本のシーズン開幕の間に1ヶ月の休息期間が含まれていた。

     「シーズンの長さにしても、対戦する投手にしても、すべてが彼にとっては新しい。彼はメジャーリーグによく適応しているし、スケジュールをしっかり理解しているよ」とA.J.ヒンチ監督はグリエルの適応能力を称賛している。ア・リーグ最高勝率をマークしているアストロズに不可欠な戦力となったグリエル。162試合のレギュラーシーズンを終えると、次は初めてのポストシーズンの戦いが待っている。彼の豊富な経験は短期決戦において大いに生かされるに違いない。


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  • ペドロイア 左膝の症状は改善も復帰時期は未定

    2017.8.16 11:20 Wednesday

     日本時間8月9日に戦列復帰を果たしたものの、左膝の炎症が再発し、わずか1試合に出場しただけで故障者リストに逆戻りとなったダスティン・ペドロイア(レッドソックス)。日を追うごとに症状は改善しているが、戦列復帰の見込みは立っていない。

     ジョン・ファレル監督は「日に日に良くなっているよ」とペドロイアの状態について語ったが、現時点では故障箇所である左膝を強化するトレーニングに集中する予定となっており、その他の野球の練習については現時点では未定だという。前回の故障者リスト入りの際には最短の10日間で戦列復帰を果たしたが、球団は今回はより慎重なアプローチをとる予定だ。シーズン途中に加入したエドゥアルド・ヌニェスが代役二塁手として機能しており、ペドロイアの復帰を焦る必要はないという判断もあるのだろう。

     「復帰時期についてはわからないよ。今回は10日間より長く掛かるだろうね」とファレル監督は復帰時期の明言を避けた。今季打率.303をマークし、守備でもわずか1失策と抜群の安定感を見せているチームリーダーの離脱は地区優勝を争うチームにとって大きな痛手となっているはずだが、ラファエル・ディバースの活躍によりヌニェスを二塁に回すことができ、レッドソックスはペドロイア不在の穴を感じさせない戦いを続けている。そのような状況で中途半端な状態で復帰するよりも、万全の状態で戦列復帰を果たす方がチームのためになるのは明白だ。

     「現時点で(復帰時期を)明言するのは難しいね。彼が日に日に良くなっているのは知っているよ。彼のことはよく知っているし、彼はできるだけ早く復帰したいと思っているはずだ。でも、現時点では復帰時期はわからないね」とファレル監督。まずは故障箇所を万全の状態にすること。そして、万全の状態でグラウンドに戻ってきたペドロイアはワールドシリーズ制覇を目指すチームにとって、この上なく大きな戦力となるはずだ。


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  • バーランダーのアストロズ移籍は実現するのか

    2017.8.16 10:57 Wednesday

     アストロズが獲得を狙っていると報じられているジャスティン・バーランダー(タイガース)。バーランダーが先発する日本時間8月16日のレンジャーズ戦には婚約者であるケイト・アップトンだけでなく、アストロズのスカウトが視察に訪れる予定となっているが、先週から続いているトレード交渉において今のところ大きな前進はないようだ。アストロズはポストシーズンに向けての戦力補強として2011年のMVP&サイ・ヤング右腕を手に入れることができるのだろうか。

     バーランダーの今季年俸は2800万ドル。2018年と2019年も年俸2800万ドルの契約が残っており、2019年のサイ・ヤング賞投票で5位以内に入れば2020年の年俸2200万ドルの契約が自動で更新されるオプションも付いている。また、全球団に対するトレード拒否条項も含まれており、高額年俸とトレード拒否条項の2つがトレード成立に向けての大きな障壁となっているのだ。

     タイガースはバーランダーの残り年俸の一部を負担しなくとも、トップ・プロスペクトと交換できるだけの価値がバーランダーにあると信じている。しかし、資金に余裕があり、トップ・プロスペクトを放出できるチームはすでにダルビッシュ有(ドジャース)、ホゼ・キンターナ(カブス)、ソニー・グレイ(ヤンキース)と先発投手の補強を終えており、バーランダー獲得を狙っているアストロズは残り年俸の全額負担を避けたいと考えている。

     アストロズはダラス・カイケル、コリン・マクヒュー、マイク・ファイアーズ、ランス・マカラーズJr.、チャーリー・モートンといった先発投手が少なくとも来季まで保有可能であり、バーランダーが必要なのはとりあえず今季の残りだけという状況なのだ。アストロズとしてはトップ・プロスペクトの放出はやむを得ないにしても、バーランダーの残り年俸を全て負担するような状況は避けたい。一方、タイガースは自軍が年俸を負担することなしにバーランダーを放出したい。こうしたミスマッチがトレードの成立を阻んでいる。

     失速気味とはいえポストシーズン進出はほぼ確実なアストロズにとって、試合を支配できるバーランダーのような投手は喉が出るほど欲しい存在だ。しかし、来季以降も高額年俸で雇い続けたいかどうかは別の話。ポストシーズンに出場するためには8月末までにロースターに加わっている必要がある。今月中にバーランダーのトレードは実現するのか。今後の動向に注目していきたい。


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  • 【戦評】4投手のリレーでDバックスがアストロズ打線を零封

    2017.8.15 16:17 Tuesday

     メジャートップのチーム打率.287、673得点、188本塁打、OPS.845を誇るアストロズとメジャー2位のチーム防御率3.56を誇るダイヤモンドバックスの対戦は、エースのザック・グレインキーを筆頭とした4投手がアストロズの強力打線を零封したダイヤモンドバックスに軍配が上がった。3カード連続で負け越すなど失速気味のチームについてトーリ・ロブロ監督は「試合中に集中力を欠く瞬間がある」と苦言を呈していたが、この試合ではそのような瞬間は一度も訪れなかった。

     ダイヤモンドバックスは2回裏にダニエル・デズカルソとケテル・マーテイの連続二塁打で幸先よく先制。なかなか追加点を奪えない中、この1点をグレインキーが6回表まで無失点に抑える好投で守り抜いた。すると、6回裏にポール・ゴールドシュミットとJ.D.マルティネスに連続二塁打が飛び出し、貴重な追加点をゲット。グレインキーは7回二死からデレク・フィッシャーにヒットを打たれたところで降板となったが、アストロズの強力打線相手に6.2回無失点という見事なピッチングを見せ、エースとしての重責をしっかりと果たした。

     7回表の最後のアウトを2番手のホルヘ・デラローサが奪い、8回表はセットアッパーのアーチー・ブラッドリー、9回表はクローザーのフェルナンド・ロドニーが無失点に抑えて試合終了。アストロズ打線に計7安打を許した一方で12三振を奪い、得点圏に走者を進めたのは2度だけ。ロブロ監督は「彼はエースがすべきことをやってくれている。彼は連敗ストッパーであり、いかなる連敗も止めてくれるんだ」とグレインキーの好投を絶賛したが、リリーバー3人も含め、登板した全4投手が自らの役割を果たした会心の勝利だった。

     強豪アストロズ相手の勝利により、ダイヤモンドバックスはロッキーズと並んでナ・リーグ西部地区2位タイとワイルドカード首位タイをキープ。地区首位のドジャースとは17.5ゲームの大差がついており、地区優勝は絶望的な状況だが、ワイルドカード・ゲームの本拠地開催権を手にするために、まだまだ気の抜けない戦いが続いていきそうだ。


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  • シンダーガード、ファミリアらが戦列復帰へ前進

    2017.8.15 12:28 Tuesday

     先発ローテーション、ブルペンにおける主力投手を欠いた状態でシーズンの大半を戦うことを強いられ、すでにポストシーズン争いから撤退してしまった今季のメッツ。ノア・シンダーガード、ジューリス・ファミリア、マット・ハービーといった主力投手が、それぞれ戦列復帰に向けて前進している。

     右広背筋の部分断裂によって5月上旬から戦列を離れているシンダーガードは、日本時間8月16日に戦線離脱後初めてマウンドでの投球練習を行う予定となっている。過去4週間は平坦なグラウンドでの投球を続けており、マウンドでの投球開始は大きな前進だ。今季は5試合に先発して1勝2敗、防御率3.29。今季中に戦列復帰を果たし、来季に繋がる登板を経験しておきたいところだろう。

     右肩の血栓を取り除く手術を受け、5月中旬から戦列を離れているファミリアは、日本時間8月16日にルーキー級でのリハビリ登板を開始する。ファミリアはリハビリのためにマイナーで30日間プレイすることが可能だが、それほど多くの期間は必要でないと見られている。昨季リーグ最多の51セーブをマークしたファミリアだが、今季は11試合で3セーブどまり。戦列復帰後は現在クローザーを務めているA.J.ラモスに代わって再びクローザーを務める見込みである。

     右肩の故障によって6月中旬から戦列を離れているハービーは、すでにマイナーでのリハビリ登板を開始しており、今週中にメッツのコーチ陣の前で投球練習を行う予定となっている。最初のリハビリ登板はA級で行われたが、投球練習の様子を見て、次回のリハビリ登板をどの階級で行うかを決める予定だ。すでにリハビリ登板の段階まで進んでいるハービーが3人の中で最も早く戦列復帰を果たすのではないだろうか。

     上記の3人はいずれも今季中に戦列復帰を果たす予定であり、彼らが離脱前と変わらないパフォーマンスを見せることが、来季に向けての明るい材料となるだろう。


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  • アンドリュー・ミラー 日本時間土曜日に戦列復帰の見込み

    2017.8.15 11:46 Tuesday

     日本時間8月9日から23連戦を戦っているインディアンス。現在はアウェイ13連戦の真っ最中だが、テリー・フランコーナ監督によると日本時間8月19日から始まるカンザスシティでのロイヤルズ3連戦で、戦線離脱中のアンドリュー・ミラーが戦列に復帰できるようだ。

     右膝蓋腱炎により日本時間8月3日から故障者リスト入りしているミラー。チームがタンパベイでレイズとの4連戦を戦っていた最中に、トロピカーナ・フィールドで2度のブルペン・セッションを行い、フランコーナ監督からリハビリ登板への「GOサイン」が出された。フランコーナ監督はミラーがAAA級コロンバスに合流し、日本時間8月17日にリハビリ登板を行う予定であることを明らかにした。

     「ここ数日間、彼がボールを投げている様子はとても良かったよ」とフランコーナ監督。「彼も自身の投球フォームに関して手応えを感じているようだ」と、右膝の状態の悪化が投球フォームに悪影響を与えていたミラーが、本来の投球フォームを取り戻しつつあることを示唆した。なお、ミラーはクリーブランドの球団施設で練習をした後、AAA級コロンバスに合流する予定となっている。

     フランコーナ監督は「リハビリ登板をした直後にチームに合流するのは難しいだろう」と話し、ミラーが日本時間8月16日から始まるミネソタでのツインズ3連戦でチームに合流する可能性を否定した。「全てが予定通りに進めば、金曜日にミラーが合流することになるだろうね」とフランコーナ監督が話したように、カンザスシティでのロイヤルズ3連戦で戦列復帰を果たす可能性が高まっている。

     今季ここまで46試合に登板して4勝3敗2セーブ、防御率1.67、奪三振率13.00、被打率.141と例年通りの支配的なピッチングを見せていたミラー。フランコーナ監督はミラーの復帰後、登板のペースをある程度コントロールしていく方針を明らかにしているが、ミラーの復帰によりメジャートップの救援防御率2.99を誇るブルペン陣がさらに安定感を増すことは間違いない。2年連続の地区優勝、そして悲願のワールドシリーズ制覇に向けて、この上なく頼もしい戦力がいよいよ戻ってくる。


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  • ブラジル出身の速球派右腕・ビエイラがメジャー初昇格

    2017.8.15 11:18 Tuesday

     ワイルドカード争いに参戦中ながら投手陣に故障者が相次いでいるマリナーズ。苦しい台所事情となっている投手陣を救うべく、球団期待のプロスペクト右腕が初のメジャー昇格を果たした。

     その右腕の名はチアゴ・ビエイラ。ブラジル・サンパウロ出身の24歳で、2010年11月にマリナーズと契約してプロ入りした。2013年までは先発投手として育成されていたが、2014年からリリーフに専念。常時97~100マイルを計測する速球が最大の武器であり、MLB公式サイトのスカウティング・レポートによると最速102マイル、一部メディアの報道では最速104マイルを計測したとの情報もある。今年7月には初めてフューチャーズ・ゲームにも選出された。

     2015年はA級で防御率6点台という未熟な投手だったが、Aアドバンス級でプレイした昨年、34試合に登板して1勝0敗8セーブ、防御率2.84と急成長。44.1イニングで53三振を奪った一方、与四球を18個に抑え、投手として成熟しつつあることをアピールした。今季はAA級で開幕を迎え、29試合に登板して2勝3敗2セーブ、防御率3.72を記録。7月中旬にはAAA級へ昇格し、ここでは7試合に登板して2セーブ、防御率3.18をマークしている。

     マイナー通算与四球率4.62という制球難は大きな課題であり、球速のわりにマイナー通算奪三振率7.49と平凡だが、ここ2シーズンで急成長を遂げており、伸びしろも十分。マリナーズは昨季、6月上旬に昇格したエドウィン・ディアスが威力抜群の速球とスライダーを武器に瞬く間にクローザーに定着したが、ビエイラにも同様のサクセス・ストーリーを期待しているのではないだろうか。課題の制球難さえ克服できればトップ・セットアッパーが務まるだけのポテンシャルを秘めているビエイラ。メジャーの舞台でどのようなピッチングを見せてくれるのか楽しみだ。


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  • ベテラン左腕・サバシア 最短日数で戦列復帰の見込み

    2017.8.15 10:55 Tuesday

     田中将大とCCサバシアが戦線を離脱し、ソニー・グレイとハイメ・ガルシアを補強したにもかからわず苦しい先発ローテ事情となっているヤンキース。ジョーダン・モンゴメリーとルイス・セッサをマイナーから再昇格させて急場をしのいでいるが、日本時間8月12日に右膝の炎症で故障者リスト入りしたサバシアは、最短日数で戦列に復帰できる見込みとなっている。

     サバシアは日本時間8月15日に本拠地ヤンキー・スタジアムで行われるメッツとの「サブウェイ・シリーズ」の試合前にブルペンでの投球練習を行った。投球動作や投球内容に大きな問題はなく、故障者リストからの復帰が可能となる日本時間8月20日のレッドソックス戦で戦列復帰を果たすのではないかと見られている。「(故障者リスト入りから)数日経過してキャッチボールをしてみたけど、状態は良かった。実際にマウンドに上がってみるまではわからないけどね。とりあえずボールを投げることはできたよ」とベテラン左腕の表情は明るかった。

     戦列復帰までにもう一度ブルペンでの投球練習を行う予定となっているが、全てが予定通りに進めば日本時間8月20日のレッドソックス戦で先発のマウンドに上がることになるだろう。ローテーションの順番通りにいけばその試合では田中の代役として先発ローテ入りしたセッサが先発する予定だが、サバシアがセッサと入れ替わる形で先発ローテーションに復帰することになる。

     今季ここまで19試合に先発して9勝5敗、防御率4.05をマークしているサバシア。膝の不調を訴えて日本時間8月9日のブルージェイズ戦を3イニングで降板した際には現役引退が頭をよぎったというが、MRI検査では異常が見つからず、また、妻アンバーからの支えもあって、通算232勝を誇る左腕の心が折れることはなかった。4年ぶりの2桁勝利まであと1勝。チームのポストシーズン進出のために、ベテラン左腕が再びマウンドに戻ってくる。


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  • 第19週のMVPはロサリオとスタントン

    2017.8.15 10:28 Tuesday

     第19週(8月7日~8月13日)の週間最優秀選手が発表され、ア・リーグはエディ・ロサリオ(ツインズ)、ナ・リーグはジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)が選出された。

     ロサリオは打率.444(27打数12安打)、4本塁打、9打点、OPS1.484の好成績でチームを牽引し、自身初の週間MVP受賞となった。10得点と27塁打はリーグトップ、4本塁打は同トップタイ、長打率1.000は同2位、9打点は同2位タイ、12安打は同3位タイ、打率.444は同5位の好成績。ハイメ・ガルシア、ブランドン・キンツラーらを放出しながらもワイルドカード争いに踏みとどまるチームの原動力となっており、ツインズの選手としては第4週のミゲル・サノーに続いて今季2人目の受賞となった。出場した7試合のうち6試合でヒットを放ち、うち4試合でマルチヒット。日本時間8月8日のブリュワーズ戦では2本塁打を含む3安打2打点、同12日のタイガース戦では1本塁打を含む3安打3打点の活躍を見せた。すでに24二塁打と16本塁打は自己記録を更新しており、打率.296、出塁率.337、長打率.503、OPS.839はいずれも自己ベストの数字。7月下旬以降は5番を打つことも多くなっており、今やチームに不可欠な戦力となっている。

     スタントンは打率.333(27打数9安打)、6本塁打、11打点、OPS1.416の好成績をマークし、日本時間8月14日のロッキーズ戦で放った本塁打でマーリンズの球団シーズンタイ記録(42本塁打)と通算250本塁打を同時に達成。2016年7月以来、自身5度目の週間MVPに輝いた。6本塁打、11打点、28塁打はいずれもメジャートップ、長打率1.037は同2位の数字。マーリンズの選手が週間MVPを受賞するのはJ.T.リアルミュート(第1週)、マーセル・オズーナ(第2週)、エディンソン・ボルケス(第9週)に続いて今季4人目であり、ドジャースと並んでメジャー最多となっている。出場した7試合のうち本塁打が出なかったのは日本時間8月10日のナショナルズ戦だけで、翌日から4試合連続本塁打を継続中。8月は12試合で9本塁打と驚異的なペースで本塁打を量産しており、後半戦28試合で16本塁打、直近33試合で21本塁打と歴史的なハイペースを維持している。シーズン50本塁打どころか60本塁打も視野に入っており、量産体制をどこまで維持できるか注目したい。


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  • 第19週の最優秀ブルペンはツインズ

    2017.8.14 16:58 Monday

     MLB公式サイトでは今季から週ごとに独自の計算方法で「週間最優秀ブルペン」を選出している。第19週の最優秀ブルペンにはツインズが選出された。

     計算方法は至ってシンプル。以下のルールに従ってポイントを加減していくだけである(合計100ポイントで優秀だと考えられている)。
    ・1アウト=+1.5ポイント
    ・1奪三振=+1.5ポイント
    ・1セーブ=+5ポイント
    ・1被安打=-2ポイント
    ・1自責点=-4ポイント
    ・1非自責点=-2ポイント
    ・1与四球=-1ポイント
    ・1セーブ失敗=-5ポイント

     

     第19週のツインズは30.2回(=92アウト)で32奪三振、3セーブを記録し、被安打24、自責点7、非自責点1、与四球4、セーブ失敗1で合計114ポイントを獲得。7月末にクローザーのブランドン・キンツラーをナショナルズへ放出しながらも、その他のリリーバーが奮闘し、開幕19週目にして初の「最優秀ブルペン」選出となった。チーム最多の4試合に登板したのはタイラー・ダフィー、ライアン・プレスリー、トレバー・ヒルデンバーガーの3人。ダフィーは5.2イニングを1失点(自責点0)、プレスリーは5イニングを無失点に抑え、ヒルデンバーガーは乱打戦となった日本時間8月13日のタイガース戦でホゼ・イグレシアスにツーランを浴びたものの、3.2イニングで6三振を奪い、同14日のタイガース戦ではメジャー初セーブを記録した。バディ・ボシャーズ、アラン・ブーズニッツ、テイラー・ロジャースの3人も各2試合に登板して無失点。クローザーを固定しない中で、チームで唯一2度のセーブ機会を与えられたマット・ベライルは防御率7.71と安定感を欠いた。なお、獲得ポイント数の2位はエンゼルスとメッツ(93ポイント)、4位はブリュワーズ(81.5ポイント)だった。

     

    各週の最優秀ブルペン
    第1週 ロッキーズ(98ポイント)
    第2週 レッズ(119.5ポイント)
    第3週 アストロズ(132.5ポイント)
    第4週 エンゼルス(100.5ポイント)
    第5週 インディアンス(125ポイント)
    第6週 エンゼルス②(80.5ポイント)
    第7週 アストロズ②(106ポイント)
    第8週 ドジャース①(126ポイント)
    第9週 マーリンズ(124.5ポイント)
    第10週 マリナーズ(87ポイント)
    第11週 レッドソックス(106.5ポイント)
    第12週 ドジャース②(120.5ポイント)
    第13週 ジャイアンツ(116ポイント)
    第14週 ブリュワーズ(101.5ポイント)
    第15週 オールスター週のため発表なし
    第16週 ヤンキース(112ポイント)
    第17週 カブス(118.5ポイント)
    第18週 ヤンキース②(99ポイント)
    第19週 ツインズ(114ポイント)
    (丸印は受賞回数)


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  • 【戦評】エンゼルス6連勝でワイルドカード2位をキープ

    2017.8.14 16:32 Monday

     5月末にメジャー昇格を果たして以来、安定したピッチングを続けている新人右腕パーカー・ブライドウェルが日本時間8月14日のマリナーズ戦でも6回1失点の好投。エンゼルスはワイルドカード争いのライバルであるマリナーズとの4連戦をスイープし、今季最長の6連勝でワイルドカード2位の座をキープした。

     「打線はよく振れているし、そのリードをしっかり守り抜くことができている。(ワイルドカード争いを勝ち抜くためには)良い野球をしなければならないけど、今はそれができていると思うよ」とマイク・ソーシア監督は自軍の戦いぶりに手応えを感じている。ブライドウェルは登板した12試合のうち9試合を2失点以下に抑え、登板した12試合でチームは11勝1敗。3点リードの9回裏には同じく新人右腕のキーナン・ミドルトンがマウンドに上がり、1点を失いながらもリードを守り切った。主力投手に故障者が続出する中で、新人投手の頑張りもチームがワイルドカード争いに参戦する原動力の一つとなっている。

     打線は1点ビハインドの3回表にC.J.クロンの9号ソロで同点に追い付き、5回表にはアンドレルトン・シモンズの犠牲フライとマーティン・マルドナードの2点タイムリーで計3点を勝ち越し。僅か6安打に抑えられる中で効率よく得点を叩き出し、好投する投手陣に十分な援護点をプレゼントした。

     マイク・トラウト以外にスーパースターと呼べる選手はいないものの、名手アンドレルトン・シモンズが打撃面でも自己最高のシーズンを送り、アルバート・プーホルスが打撃不振に苦しみながらも72打点をマークするなど、「仕事人」たちが自身の役割をしっかり果たしている。投手陣も頼りない先発陣をブレイク・パーカー、ユスメイロ・ペティートら地味ながらも実力十分のブルペン陣が支え、確実に試合を作っている。タイラー・スキャッグスが戦列復帰を果たし、アンドリュー・ヒーニーもそれに続こうとしており、外部から補強せずとも内部の人材による戦力アップが期待できるのも明るい材料だ。

     フリーエージェントによる大型契約の失敗が続き、球団傘下のプロスペクトが枯渇する中で、「終わった球団」と見る向きもあったエンゼルス。熾烈なワイルドカード争いを勝ち抜き、3年ぶりのポストシーズン進出を果たすことができるのか。今後の戦いに注目したい。


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  • アストロズがブルペン補強 クリッパード獲得

    2017.8.14 15:48 Monday

     7月末のトレード・デッドラインで地味な動きに終始し、選手から不満の声も聞こえ始めていたアストロズが補強に動いた。後日指名選手または金銭との交換で、ホワイトソックスからリリーフ右腕のタイラー・クリッパードを獲得した。

     7月中旬にトッド・フレイジャー、デービッド・ロバートソンらとの4対3のトレードでヤンキースからホワイトソックスへ移籍したクリッパードにとっては、これが今季2度目のトレード。トレード成立が正式発表する前に自身のTwitterアカウントのプロフィール欄を更新し、アストロズの一員となったことを明らかにした。

     アストロズはウィル・ハリス、トニー・シップ、マイケル・フェリースとブルペンに故障者が続出。クリス・デベンスキーは47試合で62.1イニングを投げるなど酷使気味になっており、7月末に補強したフランシスコ・リリアーノは4試合で0勝2敗、防御率6.75と期待外れ。7月1日以降の救援防御率4.73はリーグワースト2位の数字であり、補強が急務となっていた。

     クリッパードは今季ヤンキースで40試合に登板して防御率4.95ながら、ホワイトソックス移籍後は11試合で防御率1.80と安定。2010年から7年連続で69試合以上に登板し、リーグ最多ホールドを3度記録するなど実績も豊富であり、ブルペン補強の切り札として白羽の矢が立ったようだ。

     アストロズはクリッパード獲得以降も他球団とのトレードを模索し、さらなる補強を検討している模様。8月に入って3勝9敗と急失速したチームを立て直すことができるのか。再建期からチーム作りを進めてきたジェフ・ルーノウGMが正念場を迎えている。


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