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  • ジャッキー・ロビンソン・デー 悪天候により6試合が中止に

    2018.4.16 11:00 Monday

     現地時間4月15日の今日は、有色人種排除の方針が確立されていたメジャーリーグにおいて1900年以降初の黒人選手として1947年4月15日にメジャーデビューを果たしたジャッキー・ロビンソンの功績を称えて制定された「ジャッキー・ロビンソン・デー」である。年に1度、選手・監督・コーチ全員が背番号「42」を着用して試合に臨む記念すべき日だが、アメリカ中西部を襲った低温と悪天候により、予定されていた16試合のうちヤンキース対タイガースのダブルヘッダーを含む6試合が中止となってしまった。

     今季のメジャーリーグは開幕から降雨や降雪による試合中止が目立っており、記念すべき「ジャッキー・ロビンソン・デー」もその流れを免れることはできなかった。タイガースの本拠地コメリカ・パーク(デトロイト)で予定されていたヤンキース対タイガースのダブルヘッダーは、吹雪により中止が決定。日本時間6月5日にダブルヘッダーで行われることが決定した。

     インディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールド(クリーブランド)で行われる予定だったインディアンス対ブルージェイズの試合は、悪天候により2日連続で中止となった。両試合とも日本時間5月4日にダブルヘッダーで行われることが決定している。なお、インディアンスは日本時間4月18日からプエルトリコのサンフアンでツインズと2連戦を戦う予定となっている。

     ツインズの本拠地ターゲット・フィールド(ミネアポリス)で行われる予定だったホワイトソックス対ツインズの試合は、現地時間月曜の朝まで吹雪が止まないとの予報が出ているため、中止が決定。今回の4連戦のうち、予定通りに行われたのは初戦だけだった。中止となった3試合の開催日は現在調整中となっている。

     ロイヤルズの本拠地カウフマン・スタジアム(カンザスシティ)でのエンゼルス対ロイヤルズの試合では、エンゼルスの大谷翔平が先発予定だったが、低温により中止が決定。日本時間6月26日に延期されることになった。エンゼルスのマイク・ソーシア監督は大谷を日本時間4月18日のレッドソックス戦に先発させることを発表。2012年サイ・ヤング賞左腕のデービッド・プライスとの対戦が予定されている。

     カブスの本拠地リグリー・フィールド(シカゴ)で行われる予定だったブレーブス対カブスの試合も低温と降雨により中止となった。この試合は日本時間5月15日への延期が決定。前日には気温3度のなかで試合が行われたが、これは同球場では4年ぶりの寒さだったという。

     中止となった試合は、翌日以降の移動日や休養日に延期されており、該当の球団はシーズン中の休養日が減少することになる。シーズン序盤の悪天候が、今後の各チームの戦いに大きな影響を与えることになるかもしれない。

  • カブス打線が終盤に爆発 5点差の劣勢も一挙9得点で大逆転勝利

    2018.4.15 09:30 Sunday

    【ブレーブス 10-14 カブス】@リグリー・フィールド

     前日の試合でカブスはブレーブス相手にダルビッシュ有を先発させるも試合をつくることができずに敗れた。雪辱を果たしたいチームとしてはホームで連敗する訳にはいかない。日本時間4月15日の試合でも前日同様に序盤から苦しい展開になるも終盤での大逆転劇が待っていた。

     カブスの先発はローテーション通り、ホゼ・キンターナ。前回登板のブリュワーズ戦では6回無失点で今季初勝利を挙げており良いイメージで今回の登板を迎えた。しかし、この日はあいにくの雨模様で立ち上がりから制球が定まらず、試合開始早々にオジー・アルビーズに先頭打者弾を浴びてしまう。初回こそこの1点のみで乗り切るものの、なかなか投球が安定せず、2回には2死二塁から再びアルビーズと対戦し、この打席ではタイムリーツーベースを打たれるなど一挙に3失点。最終的には3回途中7失点と先発として試合をつくることができずに無念の降板となった。既に4回の攻防を終えたときにはカブスは2対10と大量リードを許し、敗戦ムード濃厚の状態に陥っていた。しかし2番手、エディ・バトラーらのロングリリーフが実を結び、終盤の打線の活性化に繋がっていく。

     7回までに5対10と追い上げをみせたカブスは8回裏、ついに打線が目覚める。先頭打者のジェイソン・ヘイワードが死球で出塁したのをきっかけに2死満塁のチャンスをつくるとウィルソン・コントレラスのタイムリーで1点を返すとブレーブスのリリーフ陣の制球が定まらず2者連続押し出しや暴投などで一挙に9得点を挙げて8回の攻防終了時には14対10とカブスが逆転に成功していた。最終回はブランドン・モローが無失点で締めて試合終了。スコアは14対10、両軍合わせて25安打24得点の打撃戦となっていた。

     一方で大逆転負けを喫したブレーブスはアルビーズとダンズビー・スワンソンの若手コンビが猛打賞、クリーンナップのフレディ・フリーマンやカート・スズキらも打撃好調で勝利目前となったものの、投手陣が総崩れで惜しい敗戦となった。

  • ナショナルズ・シャーザーが7回無失点と圧巻の投球で今季3勝目

    2018.4.15 09:00 Sunday

    【ロッキーズ 2-6 ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

     昨年地区優勝を果たしたナショナルズは開幕14戦で6勝8敗と勢いに乗り切れていないが、チームを勇気づけるのはエースの活躍が不可欠だ。ナショナルズのエースといえば球界を代表する投手の1人であるマックス・シャーザー。彼は日本時間4月15日に行われたロッキーズ戦で圧巻の投球をみせて勝利に貢献した。

     シャーザーは前回登板となったブレーブス戦で2安打10奪三振の完封勝利でシーズン2勝目を飾っており好調を維持している。迎えた今回のロッキーズ戦では初回に1死一塁からチャーリー・ブラックモンに出会い頭の一発を浴びて2点を失うスタートなるもここからがエースと言われる理由の1つ、驚異の修正能力を発揮した。被弾後はカルロス・ゴンザレス、イアン・デズモンドを2者連続三振に抑えてこの回を最小失点で乗り切る。続く2回には前の回から5者連続三振を記録し、7回を投げ切ったところで降板するまで許した安打は初回の本塁打のみで7回1安打11奪三振無失点と強打のロッキーズ打線を退けた。

     エースの好投に応えたい打線も序盤は相手先発、ジョン・グレイの前に無得点に抑えられるもチャンスを迎えたのは4回裏の攻撃。2死からシャーザーとバッテリーを組むマット・ウィータースが今季1号本塁打を放ち1点を返す。そして6回裏には先頭打者のウィルマー・ディフォのヒットをきっかけに1死二・三塁と走者を溜めると前打席で一発を放ったウィータースのタイムリーなどで5対2と逆転に成功した。次の回にもダメ押しの1点を追加したナショナルズはシャーザー降板後はライアン・マドソン、ショーン・ドゥーリトルの勝利の方程式で6対2と快勝した。

     一方のロッキーズはエースのグレイの先発やブラックモンの先制2ランと序盤は有利に試合を進めるも終わってみれば打線はわずかに2安打のみで精彩を欠いた。グレイは6回途中5失点で今季3敗目を喫した。ここまでわずか1勝と勝てていないがチームが浮上するためには彼の好投が必要不可欠だろう。

  • ドジャースの追撃及ばずDバックスが西地区10勝一番乗り

    2018.4.14 17:30 Saturday

    【ダイヤモンドバックス 8-7 ドジャース】@ドジャー・スタジアム

     昨年、世界一まであと一歩というところまで進んだドジャースは日本時間4月13日時点で4勝7敗となかなか調子が上がってこない。特に初回に点数を取られた場合は負けている傾向にあり、先発投手としてはこの流れを断ち切りたいところ。この重要な役割を担ったのは前田健太だったが、序盤から制球乱れを露呈し不安定な投球となってしまった。

     初回の前田の立ち上がりは先頭打者のデービッド・ペラルタに四球を与えると1死一・二塁のピンチを迎える。そして迎えたダニエル・デスカルソにタイムリーを打たれていきなり1点を失う。2回は3者凡退に抑えて立ち直ったかに見えたが、3回の投球ではこの回の先頭打者、ザック・グレインキーへの四球をきっかけに自らの悪送球も重なって無死満塁とピンチを広げた。その後のデスカルソの打席では2回の暴投と犠牲フライを打たれて3失点、勢いに乗ったダイヤモンドバックス打線を止めることができずにジャロッド・ダイソンにタイムリーツーベースを打たれたところで前田はマウンドを降りた。結果は3回途中5安打5失点、制球に苦しみ試合をつくることはできなかった。

     悪い流れを止めたいドジャース打線は初回、クリス・テイラーが先頭打者弾で1点を返すもグレインキーの前に6回まで2得点のみだったが、2対7で迎えた7回の攻撃で1死二・三塁と攻め立てる。その後はテイラーとコリー・シーガーの1、2番コンビの連続タイムリーなどで5対7と2点差に追い上げた。終盤から驚異的な追い上げをみせるドジャースに対してダイヤモンドバックスは8回表、ニック・アーメッドの一発で8対5と3点差にするが、その裏に代打、チェイス・アトリーのタイムリーで7対8と接戦となった。

     最終回にはダイヤモンドバックスの守護神、ブラッド・ボックスバーガーが抑えて試合終了。両軍合わせて21安打が飛び出す打撃戦は1点差でダイヤモンドバックスが逃げ切る形となった。先発、グレインキーは7回途中4失点も今季初勝利を挙げ、一方で前田も5失点で初黒星となり明暗が分かれた。これでダイヤモンドバックスはナ・リーグ西地区首位をキープし同地区で10勝一番乗りとなった。

  • ブレーブスがタッカーの3ランでカブス・ダルビッシュを撃破

    2018.4.14 16:30 Saturday

    【ブレーブス 4-0 カブス】@リグリー・フィールド

     今季からカブスに移籍したダルビッシュ有は2016年以来となるチームの世界一に向けて必要不可欠な存在として大きな期待がかけられている。しかし、開幕してから2試合でまだ勝ち星はついていない。日本時間4月14日に行われたブル―ブス戦で初勝利を目指すも途中から突如として崩れ、3度目の正直とはならなかった。

     ダルビッシュの初回の投球は簡単に2死をとったものの、3番打者のフレディ・フリーマンのヒットをきっかけに走者一・二塁のピンチを迎えるもカート・スズキをセカンドライナーに抑えて無失点で切り抜けた。それでも2回の投球では自らのけん制悪送球もあり、2死満塁と試練のときが続く。迎えたオジー・アルビーズを内野ゴロに仕留めるも立ち上がりは不安定な投球。そして4回までは無失点投球を続けるも5回にアルビーズにツーベースを浴びてからボークで三塁まで進塁を許す。制球に苦しみダルビッシュは暴投で失点するとさらに走者を二・三塁としてプレストン・タッカーに3ランを浴びてこの回のみで4点を失った。結局、5回もたず9安打4失点で早々にマウンドを降りることになった。

     一方のカブス打線も相手先発、アーロン・サンチェスの前に6回までわずか3安打に封じ込まれ、3回裏に迎えた2死満塁のチャンスもウィルソン・コントレラスがモノにすることができずに沈黙となった。カブス打線を抑えたサンチェスは開幕前に一時、ツインズに在籍するも慌ただしくブレーブスに移籍した経歴をもつ投手でこの日は6回6奪三振無失点と移籍後初勝利を掴んだ。

     ブレーブス打線も5回表にダルビッシュを打ち込んだ後は得点こそできなかったものの、終わってみれば2桁12安打を記録。3ランを放ったタッカーはこの日、4打数2安打3打点と結果を残した。今回の勝利でブレーブスは連勝、一方のカブスはホームで1勝3敗となり苦しい戦いが続いている。

  • 今季初先発・トロピアーノ好投 打線も15安打でエンゼルス5連勝

    2018.4.13 14:00 Friday

    【エンゼルス 7-1 ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

     現在、ア・リーグ西地区首位を走るエンゼルスは大谷翔平の加入もあり日本時間4月12日時点で4連勝と波に乗っている。大谷をはじめ、イアン・キンズラーやザック・コザートといった新戦力が活躍し、チームに好影響を与えている。本日から始まったロイヤルズ戦でもチームの勢いが止まることはなかった。

     エンゼルスにとって嬉しいニュースの1つに故障者リスト入りしていたキンズラーが戦列復帰し「1番・二塁」でのスタメン出場が挙げられる。そのキンズラーは復帰第1打席で相手先発、イアン・ケネディからあいさつ代わりの先頭打者本塁打を放ってエンゼルスに先制点をもたらした。一方で打線好調ではあるものの、先発投手陣のやりくりに苦労しているエンゼルスはこの日の先発マウンドに3Aから昇格してきたばかりの右腕、ニック・トロピアーノを送った。約2年ぶりの登板ということもあり緊張していたのか初回は1死一・二塁のピンチを迎えるもルーカス・デューダを併殺に抑えて無失点スタートを切った。

     トロピアーノが好投を続ける中、大谷はこの日「8番・DH」としてスタメン出場。2回表の最初の打席はケネディの投球の前に見逃し三振に倒れ、4回表の第2打席ではレフトフライと通算92勝右腕に苦戦を強いられていた。キンズラーの本塁打後は両軍ともに点が取れていなかったが、試合が動いたのは7回表のエンゼルスの攻撃時だった。1死からマイク・トラウトの出塁をきっかけに2死二・三塁のチャンスをつくるとコール・カルフーンが2点タイムリーを放ち3対0とリードを広げた。

     その後も走者を溜めて満塁としたところでロイヤルズは3番手、ブランドン・マウアーに交代。そして打席には大谷が立った。追い込まれながらもカウント1-2からの4球目のフォーシームをライト方向へと運ぶと打球は外野の間を抜けて大谷は一気に三塁へと到達しメジャー初の三塁打、走者一掃の3点タイムリーと結果を残した。7回の攻撃で一挙5点を奪ったエンゼルスは次の回にもトラウトの本塁打でさらにロイヤルズを突き放し、7対1で試合を決めた。

     一方のロイヤルズはケネディが初回に被弾後も6回まで投げ切り先発としての役割を果たしたが、打線も7回裏に2死一・二塁とトロピアーノを追い詰めるも後続が続かず、8回裏にデューダのタイムリーで1点を返すのがやっとだった。9安打を放つも好調エンゼルスの勢いを止めることができずに本拠地で痛い敗戦となってしまった。

  • 昨季30本塁打のレイノルズがナショナルズとマイナー契約へ

    2018.4.13 10:30 Friday

     日本時間4月13日、ナショナルズがマーク・レイノルズとマイナー契約を結ぶことで合意に達したことが明らかになった。まだ球団からの正式な発表はなく、身体検査を経て正式に契約が発表される見込みとなっている。

     昨季のレイノルズはロッキーズの正一塁手として148試合に出場し、打率.267、30本塁打、97打点、OPS.839をマーク。出場試合数はオリオールズ時代の2011年(155試合に出場)以来の多さであり、シーズン30本塁打を記録したのも同じく2011年(37本塁打)以来だった。リーグ4位の175三振と相変わらず三振は多かったが、97打点はダイヤモンドバックス時代の2008年に並ぶ自己2位タイの数字。30代中盤に突入し、近年は自慢の長打力に陰りが見え始めていたものの、昨季は自己ベストに近い成績をマークして実力健在を印象付けた。

     ところが、シーズン終了後にフリーエージェントとなると、なかなか買い手が見つからず、無所属のままシーズン開幕を迎えることに。各球団がレイノルズとの契約を躊躇するのには理由があり、昨季のレイノルズは「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドで打率.294、21本塁打、OPS.978をマークした一方、アウェイでは打率.242、9本塁打、OPS.703という平凡な成績に終わっているのである。また、レイノルズがレギュラーとしての起用を要求しているとの報道もあり、シーズンが開幕して2週間が経過したこのタイミングまで契約を得ることができなかった。

     ナショナルズにはすでにライアン・ジマーマンとマット・アダムスという2人の一塁手がおり、レイノルズは故障者発生などのアクシデントに備えてマイナーで待機することになると見られる。ただし、レイノルズは二塁、三塁、外野の両翼での出場経験もあるため、これらのポジションの控えとしてメジャーに呼ばれる可能性もゼロではない。なお、レイノルズは2003年から2004年にかけてバージニア大学でジマーマンとチームメイトだった過去があり、レイノルズがメジャー昇格を果たせば、両者は14年ぶりに同じチームでプレイすることになる。

  • アスレチックス打線爆発! 21安打16得点の猛攻で大勝

    2018.4.12 18:00 Thursday

    【アスレチックス16-6ドジャース】@ドジャー・スタジアム

     開幕からなかなか調子が上がらず、日本時間4月9日の試合が終了した時点で打率1割台の不振に喘いでいたクリス・デービス(アスレチックス)は、日本時間4月11日のドジャース戦の最後の2打席でいずれもヒットを放ち、復調のきっかけをつかんだと感じていたという。「(今日は今までと)違う僕を見られると思うよ」というデービスの言葉通り、デービスは初回の第1打席で初球をライトスタンドへ叩き込み、その後も快音を響かせて1本塁打を含む3安打2打点の活躍を見せた。デービスの活躍に触発されるかのようにその他の打者も快音を連発し、終わってみれば21安打16得点の猛攻でドジャース投手陣を粉砕した。

     アスレチックスは初回にデービスの2号ツーランで2点を先制すると、4回表には4本のタイムリーが飛び出して5点を追加し、ドジャース先発のアレックス・ウッドを4回途中7失点でノックアウト。その後、ドジャースの反撃に遭い、6回裏には9対4と5点差に迫られたものの、トレイス・トンプソンがヤシエル・プイーグの本塁打性の当たりを好捕するファインプレイを見せ、試合の流れを再び引き寄せた。

     7回表にマーカス・セミエンのタイムリーで1点、8回表にマット・チャップマンの4号ツーランで2点を追加し、9回表にはジェッド・ラウリーの3号スリーランなどでトドメの4得点。6回以降の4イニングだけでドジャースの3投手から9点を奪い、16対6で大勝した。

     デービスは「ずっと僕たちのペースで試合を進めることができた。パーティーみたいな感じだったね」と試合を振り返り、「これを続けていきたい」と今後に向けての意気込みを口にした。また、ボブ・メルビン監督は「大きなヒットがたくさんあった。不振に苦しんでいた選手が好投手から打てたのは大きいよ。21本もヒットが出るとは予想できなかったけどね」と予想外の大勝にニヤリ。「打線はチームの強みになると思う。層が厚くてどこからでも点が取れるからね」と誇らしげに話していた。

  • カブスが16安打13得点の猛攻で今季本拠地初勝利

    2018.4.12 13:30 Thursday

    【パイレーツ 5-13 カブス】@リグリー・フィールド

     ナ・リーグ中地区首位攻防戦は第2ラウンドを迎え、前日に惜敗したカブスがこの日は16安打13得点の猛打でパイレーツを圧倒した。試合序盤は乱打戦が展開され、流れがどちらに傾いてもおかしくない状態もパイレーツの隙をついたカブスが勢いに乗り、終わってみれば大勝となっていた。

     この日は前回登板で今季初勝利を飾ったジョン・レスターとここまで2勝無敗のスティーブン・ブロールトの投げ合いで始まった。初回こそ両者は無失点の立ち上がりをみせると2回には打撃戦の幕が開けた。まず2回表のパイレーツの攻撃では1死からデービッド・フリーズのセンター前ヒットをきっかけに走者一・二塁のチャンスをつくる。ここで打席に立ったのはショーン・ロドリゲスでレスターのシンカーを仕留めて3ランで先制した。3点を失ったカブスも負けていられない。その裏、先頭打者のベン・ゾブリストが出塁するとブロールトを攻めて無死満塁とするとまずは暴投で1点を返す。そして打席に立っていたハビアー・バイエズの3ランで一気に試合をひっくり返した。逆転を許したパイレーツも5回表に1点を返して4対4の同点のまま試合は中盤を迎えた。

     レスター、ブロールトの両者はともに5回4失点でマウンドを降りリリーフに後を託して降板。そしてこの投手交代から試合が動き出す。6回裏のカブスの攻撃では2番手、タイラー・グラスナウと対決。先頭打者のバイエズが振り逃げで出塁し、三盗も決めて1死三塁と勝ち越しのチャンスをつくった。その後は代打のトミー・ラステラのフィルダースチョイスの間に1点を勝ち越すとクリス・ブライアントのタイムリーツーベースなどでこの回で4得点し、試合の流れを呼び込んだ。続く7回裏にはイアン・ハップの一発などでさらに4点、8回裏はバイエズのこの日2本目の本塁打でチームは合計13得点となった。

     同点に追いついたパイレーツはフリーズの一発で1点を返すのがやっとであり、先制しながらも試合は打線は8安打5得点に封じこまれた。グラスナウが失点してからも後続の投手陣がカブス打線の勢いを止めることができなかった。しかし、今シリーズの対戦成績は1勝1敗となり明日で勝ち越しが決まる。予告先発はパイレーツがトレバー・ウィリアムズ、一方のカブスはカイル・ヘンドリックスと発表されている。

  • パクストンが6回10奪三振の力投 8回にシーガーが決勝弾

    2018.4.12 12:00 Thursday

    【マリナーズ4-2ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

     鷹が現れ、雪が降り、寒波に襲われたマリナーズのロード8試合(うち1試合は中止)は、ロイヤルズ3連戦の最終戦となった日本時間4月12日の試合に4対2で勝利し、4勝3敗の勝ち越しで終了した。先発のジェームス・パクストンは4回裏にパウロ・オーランドに同点2点タイムリー二塁打を浴びたものの、6イニングを投げて10三振を奪う力投。初回に犠牲フライで先制点を叩き出したカイル・シーガーは、2対2の同点で迎えた8回表に2号ツーランを放ち、この一発が決勝点となった。

     「長いロード遠征だった。良いロード遠征だった。寒いロード遠征だった」とスコット・サービス監督はサンフランシスコ、ミネソタ、カンザスシティで7試合を戦った9日間にわたるロード遠征を振り返った。ネルソン・クルーズ、マイク・ズニーノ、ライオン・ヒーリーといった主力野手を故障で欠きながらも、ロード7試合を4勝3敗で乗り切り、サービスは「良い形でホームに戻れるね」と満足げ。日本時間4月14日からはホーム7連戦から始まる17連戦がスタートするが、特に最初の10試合は同地区球団との対戦が組まれており、シーズン序盤の大きな山場となりそうだ。

     決勝弾を含む3打点を叩き出したシーガーは「今、チームは良い感じで戦うことができている。本当は故障者が戻ってくるまで日程をスキップできるといいんだけどね。でも、彼らがいないなかで勝利を手にする方法を見つけることができている。彼らなしで試合に勝つことができているのは素晴らしいことだよ」とチームの戦いぶりに手応えを感じている。主砲のクルーズや正捕手のズニーノが復帰すれば、さらに安定感のある戦いができるはずだ。

     故障者が続出するなか、開幕10試合で6勝4敗は悪くないスタートと言えるだろう。新戦力のディー・ゴードンがリードオフマンとして機能し、ロビンソン・カノーも打率4割超と好調を維持。故障者が復帰して役者が揃ったあとの戦いが楽しみだ。

  • 2本塁打などで3点先行のブリュワーズが1点差で逃げ切り

    2018.4.12 11:00 Thursday

    【ブリュワーズ3-2カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

     1勝1敗で迎えた3連戦の最終戦は、エルナン・ペレスとエリック・テームズのソロ本塁打などで5回までに3点を先行したブリュワーズが、カージナルスの反撃を2点に留めて1点差で逃げ切りに成功。先週の3連戦で負け越したリベンジを果たし、シーズン成績を7勝6敗として白星を先行させた。

     ブリュワーズにとって決して楽な試合展開ではなかった。2回表にペレスの1号ソロ、3回表にテームズの5号ソロで2点を先行し、5回表には一死二、三塁の場面でジョナサン・ビヤーの一塁ゴロの間に3点目を挙げたものの、本調子とは言えないカージナルス先発のアダム・ウェインライトの前に3点どまり。今季初先発のジュニア・ゲラが6回途中まで1失点と力投し、2点リードのまま最終回を迎えたものの、9回裏にジョシュ・ヘイダーがトミー・ファムに2号ソロを浴び、試合の行方はわからなくなった。

     クローザーのコリー・クネーベルを故障で欠くブリュワーズは、9回裏一死走者なしの場面でマット・アルバースを投入したものの、マーセル・オズーナとホゼ・マルティネスに連打を浴び、一死一、二塁のピンチ。しかし、ここでアルバースはコルテン・ウォンをセカンドフライ、代打のデクスター・ファウラーを空振り三振に抑え、なんとか1点のリードを守り抜いた。

     クレイグ・カウンセル監督はアルバース投入について「右打者が2人並んでいた(オズーナとJ.マルティネス)から右腕のアルバースをぶつけたかったんだ」と狙いを説明。結果的には右打者2人に連打を浴びることになってしまったが、後続を抑えたことに対して「彼は何球か素晴らしいボールを投げていたよ。特にファウラーに対するピッチングは良かったね」と一定の評価を与えた。

     カージナルスはウェインライトが7回3失点と力投したものの、打線がつながらず惜敗。2カード連続の負け越しとなり、今季ここまで5勝7敗と波に乗れない戦いが続いている。

  • オドリッジが強打のアストロズ相手に力投 今季初勝利をマーク

    2018.4.11 16:30 Wednesday

    【アストロズ1-4ツインズ】@ターゲット・フィールド

     気温4度という厳しいコンディションで行われたアストロズ対ツインズの一戦は、アストロズ先発のダラス・カイケルが与四球4、ツインズ先発のジェイク・オドリッジが与四球5と両先発が制球に苦戦。しかし、オドリッジは試合中盤からピッチングを立て直すことに成功し、最終的には6回1失点の好投を見せた。ツインズ打線は制球が定まらないカイケルの立ち上がりを攻め、2回までに3得点。リリーフ陣もアストロズの反撃をゼロに封じ、ツインズが4対1で勝利を収めた。

     3回までに5つの四球を与えるなど制球に苦しんでいたオドリッジだが、「3回以降は変化球を多投するようにしたんだ」とピッチングを修正し、6イニングを投げ切った。2回表に2つの四球で二死一、二塁のピンチを背負い、ジェイク・マリズニックにタイムリーを浴びたものの、この日の失点はこれだけ。5回表には先頭のアレックス・ブレグマンにヒットを浴びながらも牽制でアウトにし、続くホゼ・アルトゥーベにもヒットで出塁を許したものの、カルロス・コレアをショートへの併殺打に打ち取って事なきを得た。

     ポール・モリター監督は「序盤は苦しんでいたけれど、厳しいコンディションに対応する方法を見つけ、6イニングを投げ切ってくれたね。ダメージを最小限に抑えてくれたのは助かったよ」と語り、試合途中でピッチングを修正して強打のアストロズ打線を1点に抑えたオドリッジの力投を称賛。オドリッジから2安打を放ち、打率を.370に上昇させたアルトゥーベも「彼は本当に良いピッチングをしていた」と力投を称えていた。

     ツインズは初回にエドゥアルド・エスコバーの犠牲フライとロビー・グロスマンのタイムリー二塁打で2点を先制し、2回裏には一死満塁からジョー・マウアーが押し出し四球を選んで1点を追加。8回裏にはマウアーのタイムリーでリードを3点に広げ、クローザーのフェルナンド・ロドニーが試合を締めくくって2セーブ目をマークした。なお、マウアーはこの試合で2安打を放ち、通算2000安打まであと3本に迫っている。

  • 初回の先制攻撃で主導権を握ったドジャースが11安打4得点で快勝

    2018.4.11 15:30 Wednesday

    【アスレチックス 0-4 ドジャース】@ドジャー・スタジアム

     日本時間4月11日から本拠地に帰ってきたドジャースはアスレチックスとの2連戦に臨む。この試合前まで3勝6敗と開幕から低調なスタートではあるものの、ドジャー・スタジアムでの決戦を機にチームの調子を上げていきたいところだ。初回から打線が相手先発、ショーン・マネイアを攻め立て2点を取るとそのリードを保ったまま優位に試合を進めた。

     初戦の先発を任されたのは今季2試合目の先発となるリュ・ヒョンジン。前回のダイヤモンドバックス戦では5与四球と制球に苦しみ、勝敗こそつかなかったものの苦い登板となっていた。挽回したい今回のマウンドでは初回からカッターが冴えて四球で走者こそ許したが後続を連続三振に抑えて無難な立ち上がりとなった。その裏のドジャースの攻撃ではクリス・テイラーとコリー・シーガーの1・2番コンビがマネイアに2者連続本塁打を浴びせて幸先よく先制。試合開始早々、リュを強力援護した。

     援護点をもらったリュは回を追うごとに調子を上げ、緩急を使った投球でアスレチックス打線に的を絞らせず2回以降は3イニング連続3者凡退、5回2死までノーヒッターだった。スティーブン・ピスコッティにヒットを浴びるがこの日に打たれたのは1本のみで6回を最後にマウンドを降りるまで8奪三振無失点、課題の制球もわずか1与四球のみでまとめた。さらなる追加点がほしいドジャースは6回裏、先頭打者のマット・ケンプに今季第1号本塁打が飛び出し、ローガン・フォーサイスも無死一塁からタイムリーで続いてこの回に2点を追加し、4対0とリードを広げた。

     一方のアスレチックスはドジャース投手陣を打ちあぐねるも最終回に3番手、ロス・ストリップリングを攻めて1死一・二塁のチャンスをつくる。ここで対するはドジャースの守護神、ケンリー・ジャンセンだった。ジョナサン・ルクロイ、ピスコッティが打席に立つもジャンセンのカッターを打つことができず得点できないまま敗戦となった。アウェイではわずかに1勝と苦しんでいるアスレチックス。次戦では連勝中のドジャースの勢いを止めたいところだ。

  • 8番・ペレスの決勝弾でインディアンスが接戦を制し3連勝

    2018.4.11 11:30 Wednesday

    【タイガース1-2インディアンス】@プログレッシブ・フィールド

     開幕から2カード連続で負け越し、ここまでの10試合で5勝5敗となかなか波に乗れないインディアンスだが、直近4試合で3勝1敗と復調傾向。日本時間4月11日のタイガース戦では、タイガース先発のマシュー・ボイドの前に打線が7回までわずか3安打1得点に封じられたものの、先発のジョシュ・トムリンが負けじと5回無失点の好投。リリーフ陣もタイガースの反撃を最少失点で凌ぎ、8回裏に飛び出したロベルト・ペレスの1号勝ち越しソロによる1点のリードを守り抜いて2対1で接戦を制した。

     試合を決めたのは意外性を秘めた2番手捕手による一発だった。メジャー昇格以来、正捕手格のヤン・ゴームスとの併用が続いているペレスは、昨季自己最多の8本塁打、38打点をマークしたものの、今季はここまでゴームスが7試合でマスクを被っているのに対して3試合どまり。この日が今季4試合目の出場となった。シーズン最初の3試合では9打数ノーヒットに終わっていたが、この日は第1打席で四球を選び、第2打席でレフトへの今季初ヒット。そして、8回裏の先頭打者として迎えた第3打席で、タイガース2番手のアレックス・ウィルソンの代わり端を捉え、右中間スタンドへ1号勝ち越しソロを叩き込んだ。

     ペレスは守備面でも投手陣の好投を引き出し、失点はわずか1点だけ。タイガースの2番打者、ジャイマー・キャンデラリオに3本の二塁打を浴び、3本目の二塁打が同点タイムリーとなってしまったのは反省材料だが、先発のトムリンからセットアッパーのアンドリュー・ミラー、クローザーのコディ・アレンまで計6投手を好リードし、攻守にわたる活躍でチームを勝利に導いた。

     2016年のワールドシリーズでは正捕手として全7試合に出場し、なかでも初戦では2本塁打と意外性を発揮。今季もゴームスとの併用が続いているが、今日のような活躍を続けられるのであれば、出場機会はさらに増えていくことだろう。

  • 好調・パイレーツ打線が12安打8得点 先発・ノバは今季初勝利

    2018.4.11 11:00 Wednesday

    【パイレーツ8-5カブス】@リグリー・フィールド

     昨季はリーグ13位の668得点に終わったパイレーツ打線だが、今季は主軸打者のアンドリュー・マカッチェン(現ジャイアンツ)が抜けたにも関わらず、開幕からリーグトップクラスの得点力を発揮している。日本時間4月11日に行われたカブスの本拠地開幕戦では、カブス先発のタイラー・チャットウッドにスターリング・マーテイの2号ソロを含む9安打を浴びせ、5回までに5得点。7回表にはフランシスコ・セルベリの1号スリーランで3点を追加し、8対5で地区王者とのシーズン初戦を制した。

     「5番・レフト」で先発出場して3安打2打点の活躍を見せたコリー・ディッカーソンは自軍の打線について「僕たちの打線にはアウトにするのが難しい打者が揃っている。とても層の厚い打線だと思うよ」と語る。この日、先発出場した野手8人のうち、OPSが.800に満たないのは捕手のセルベリだけ。ジョシュ・ハリソン、ジョシュ・ベル、ディッカーソン、コリン・モラン、ジョーディ・マーサーと8人中5人が3割を超える打率をマークしており、開幕10試合での66得点は球団では1923年以来の高水準である。

     この強力打線は相手の先発投手を苦しめており、開幕戦でジョーダン・ジマーマン(タイガース)が6イニング、開幕第2戦でマイケル・フルマー(タイガース)が8イニングを投げたあと、パイレーツ打線を相手に5イニングを超えた先発投手は1人もいない。この日もカブス先発のチャットウッドは5イニングを投げ切るのに100球を要し、5回5失点で降板した。

     強力打線の援護に守られたイバン・ノバは、ハビアー・バイエズに2本のソロ本塁打を浴びたものの、7回3失点と先発の役割を十二分に果たし、今季初勝利をマーク。8回途中からは改名したばかりのフェリペ・バスケス(フェリペ・リベロから変更)が登板し、今季4セーブ目をマークした。

     これでパイレーツは開幕10試合で8勝2敗となり、球団では1992年以来の好スタート。マカッチェンやゲリット・コール(現アストロズ)を放出し、今季のポストシーズン進出を諦めたかに思われていたパイレーツだが、混戦が予想されるナ・リーグ中部地区の優勝争いを面白くしてくれそうだ。

  • 先発・スネルが好投したレイズが1点差で逃げ切り2連勝

    2018.4.11 10:30 Wednesday

    【レイズ6-5ホワイトソックス】@ギャランティード・レート・フィールド

     試合開始前、レイズのケビン・キャッシュ監督は報道陣に対して「ブレイク・スネルは特別な投手になる可能性を秘めているよ」と話していた。指揮官の期待に応えるように、日本時間4月11日のホワイトソックス戦に先発したスネルは、自己最多の114球を投げて6回1失点の好投。今季初勝利をマークした。ホワイトソックス打線をわずか1安打に抑えた一方で10個の三振を奪ったスネルの好投を見れば、冒頭の指揮官の言葉はグッと現実味を増したように感じられる。

     「6フィート5インチ(約196センチメートル)の左腕が95~96マイルの速球と4種類の変化球を投げるのを目にする機会はそれほど多くない。それらの球種をしっかり投げられるときは、彼は試合を支配できるんだ。あとはコンスタントにそういう投球ができるようになれば、彼は特別な投手になれるよ」というのがキャッシュのスネルに対する評価である。今日のスネルはバックの好守に支えられながらも、立ち上がりからホワイトソックス打線を圧倒し、許した安打は5回裏にタイラー・サラディーノに浴びた二塁打1本だけだった。

     好投したスネルは、自身のピッチングに手応えを感じつつも、「コマンドがあまり良くなくてフラストレーションが溜まったよ」と試合を振り返った。3回から4イニング連続で四球を与え、唯一の失点も四球絡み。「カウント0-2から3-2にしてしまったケースが5度もあった」とスネルが語ったように、結果として球数も増えてしまった。この点に関してはキャッシュも同意見で、ここに改善の余地があると考えているようだ。

     レイズ打線はジョーイ・ウェンドルの2点タイムリー、カルロス・ゴメスの2号ソロなどで6回までに5点を奪ってスネルを援護。6対1と5点リードで迎えた最終回にホゼ・アブレイユの3号スリーランなどで4点を失ったものの、アレックス・コロメイがオマー・ナルバエスをライトライナーに打ち取り、なんとか逃げ切った。開幕11試合で3勝8敗と苦しい戦いの続くレイズだが、本格ブレイクを期待されるスネルの好投はチームにとって明るい材料となったに違いない。

  • 5回4失点のリチャードが自らスリーランを放ち勝利投手に

    2018.4.10 18:30 Tuesday

    【パドレス7-6ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

     日本時間4月10日に行われたパドレス対ロッキーズの一戦は、「打者天国」と呼ばれるロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドでの試合に相応しい点の取り合いとなった。パドレス先発のクレイトン・リチャードはイアン・デズモンドとクリス・アイアネッタに本塁打を浴びるなど、5回4失点と今一つのピッチングに終わったものの、4回表にロッキーズのエース右腕であるジョン・グレイから通算3本目のホームランとなる1号スリーラン。自らのバットで追加点を叩き出したリチャードは、今季3先発目にしてようやく今季初勝利をマークした。

     リチャードは2年連続通算3本目の本塁打について「ラッキーだったよ。バットにボールが向かってきた感じだね。彼(=グレイ)は球威のあるタフなピッチャーだから、僕はただラッキーだっただけだよ」とコメント。とはいえ、一挙5得点のビッグイニングを作った直後の4回裏にアイアネッタの1号スリーランで3点を返されただけに、この一発が大きかったことは間違いない。

     6回裏にはカルロス・ゴンザレスがレフトへの大飛球を放ち、一旦はコリー・スパンジェンバーグのグラブに収まったように見えたものの、ボールがグラブからこぼれてスタンドインするという珍しいプレイもあった。外野席最前列のファンが打球に触れたようにも見え、パドレスのアンディ・グリーン監督は激しく抗議したものの、リプレイ検証の結果、判定はホームランに。パドレスは1点差に詰め寄られ、猛抗議のグリーンは退場を命じられた。

     6回終了時点で7対6という点の取り合いとなり、1点リードで終盤を迎えたパドレスは、7回裏無死一、二塁のピンチでセットアッパーのクレイグ・スタメンを投入。スタメンが打者6人をパーフェクトに封じて期待に応えると、最終回はクローザーのブラッド・ハンドが3者連続三振で試合を締めくくった。グリーンは「彼の存在は非常に大きい。厳しい状況で強打者を迎えたにも関わらず、素晴らしい仕事をしてくれたよ」と7回裏のピンチでノーラン・アレナード、トレバー・ストーリー、デズモンドを抑えたスタメンに最大級の賛辞を贈っていた。

  • バーランダー7回無失点 アストロズが完封リレーで3連勝

    2018.4.10 17:00 Tuesday

    【アストロズ2-0ツインズ】@ターゲット・フィールド

     試合開始時の気温が1℃という悪条件の中で行われた日本時間4月10日のアストロズ対ツインズの一戦は、「ロースコアの試合になると思った」とアストロズのA.J.ヒンチ監督が予想したように、1点を争う投手戦が展開された。アストロズ先発のジャスティン・バーランダーが7回無失点の好投を見せれば、ツインズ先発のランス・リンも負けじと5回無失点。勝負の行方はリリーフ陣に託されることになったが、アストロズのリリーフ陣が終盤の2イニングを無失点に抑えた一方、ツインズのリリーフ陣は6回表にJ.D.デービス、8回表にマーウィン・ゴンザレスにタイムリーを浴び、計2失点。勝負強さを見せつけたアストロズが寒空の下で行われた一戦を制し、3連勝となった。

     ヒンチは「メジャーリーグにはたくさんの素晴らしい投手がいるけれど、厳しい状況のなかで彼よりも良いピッチングができる投手を私はほとんど知らないよ」と7回無失点の好投を見せたバーランダーを絶賛した。「彼は必要なときにギアを上げることができるんだ」とヒンチが語るように、1点を先制してもらった直後の6回裏無死一、三塁の場面でジョー・マウアーとミゲル・サノーを空振り三振、エディ・ロサリオをセカンドフライに抑えてピンチを脱出。「同点までならOK」と考えてもおかしくない場面で圧巻のピッチングを見せ、ツインズに試合の主導権を渡さなかった。

     アストロズはリードを2点に広げた直後の8回裏にも一死満塁のピンチを迎えたものの、ここでブラッド・ピーコックに代わって登板したクリス・デベンスキーがロサリオをショートへの併殺打に打ち取って無失点。勝負どころで最高の結果を残し、最後までリードを守り抜いた。

     これで開幕から9勝2敗となったアストロズは、1972年に並ぶ球団史上最高タイの好スタート。昨年、球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げながら、勝利への意欲は衰える気配を全く見せていない。2年連続のワールドシリーズ制覇に向けて、視界は良好と言って良さそうだ。

  • Dバックス・ゴッドリーが7回無失点の好投でジャイアンツ打線圧倒

    2018.4.10 16:00 Tuesday

    【ダイヤモンドバックス 2-1 ジャイアンツ】@AT&Tパーク

     現在、ナ・リーグ西地区首位を走るダイヤモンドバックスは日本時間4月10日からジャイアンツとの3連戦に臨む。大事な初戦の先発マウンドを託されたのは連勝を狙うザック・ゴッドリー。武器のカーブで相手打線を翻弄する彼の投球スタイルはこの日も冴えてチームを勝利に導く原動力となった。

     日本時間4月4日のドジャース戦で今季初登板を飾ったゴッドリーは7回4安打1失点と安定した投球をみせて勝利投手となっている。そんな彼を今回も援護したい打線は初回に相手先発、デレク・ホランドの立ち上がりを攻めてポール・ゴールドシュミットのスリーベースとA.J.ポロックの犠牲フライで2点を先制した。チームは幸先の良いスタートを切り、ゴッドリーはその裏に2つの三振を奪うなど3者凡退で抑えた。その後もカーブでジャイアンツ打線に的を絞らせず、3回裏には3者連続三振を奪うなど4回終了時には既に8奪三振と安定感抜群の投球を披露していた。最終的には7回4安打9奪三振無失点で降板した。

     一方で初回に失点したホランドも2回以降は立ち直り、ヒットは初回に許した2本のみで6回まで8奪三振と先発としての役割を果たしてマウンドを降りた。ゴッドリーを打ちあぐねていたジャイアンツ打線は8回裏に2番手・平野佳寿が登板すると得点チャンスをつくる。この回の先頭打者のブランドン・クロフォードがツーベースで出塁すると進塁打を挟み1死三塁とする。ここで打席に立ったグレゴリー・ポランコの内野ゴロの間にジャイアンツが1点を返すが反撃もここまで。平野は失点するも3ホールド目を記録している。

     最終回はアーチー・ブラッドリーが締めてダイヤモンドバックスが2対1で接戦を制した。これでチームは8勝2敗、2位・ロッキーズとは3.5ゲーム差となり開幕から好調を維持し続けている。

  • 好調・メッツが6連勝 球団史上最高タイ8勝1敗の好スタート

    2018.4.10 15:30 Tuesday

    【メッツ4-2マーリンズ】@マーリンズ・パーク

     メッツの快進撃が止まらない。日本時間4月10日のマーリンズ戦では、2回表にエイドリアン・ゴンザレスのタイムリーなどで2点を先制し、3回表にはジェイ・ブルースのタイムリーで1点を追加。先発のノア・シンダーガードは6回2失点(自責点1)と試合を作り、7回表にアメッド・ロサリオのタイムリーでリードを2点に広げたあと、開幕第1~2週の最優秀ブルペンに選出されたリリーフ陣が終盤の3イニングを無失点に抑えた。これでメッツは6連勝となり、開幕9試合で8勝1敗。1985年と2006年に並ぶ球団史上最高タイの好スタートとなっている。

     試合を締めくくって今季5セーブ目をマークしたジューリス・ファミリアが「素晴らしいよね」と話せば、2安打1打点の活躍を見せたロサリオも「とても良い感じだよ。このまま故障者が出なければ、(優勝の)チャンスがあると思うよ」とチームの好調ぶりに手応えを感じている。各選手が揃ってチームの好調ぶりを口にするほど、現在のメッツはチーム状態が良いのだ。

     この日はマーリンズ(9安打)より少ない6安打しか打てなかったものの、6安打のうち5安打と3つの四球を得点した3イニングに集中させ、少ない好機を生かして効率よく得点。逆に、マーリンズには4回以降、毎回のようにチャンスを作られたものの、投手陣がピンチで踏ん張り、同点・逆転を許さなかった。3回裏には左中間へのヒットで二塁を狙ったブラクストン・リーを、レフトのヨエニス・セスペデスが強肩を生かしてアウトにするなど、投手陣の頑張りを好守でバックアップ。あらゆる歯車がガッチリと噛み合った状態となっている。

     明日、日本時間4月11日の同カードでは、今季2先発で2勝0敗、防御率1.54と好調のジェイコブ・デグロムが先発予定。打線とブルペンがデグロムをしっかりサポートすることができれば、球団史上初となる9勝1敗の好スタートを実現させる可能性はかなり高そうだ。

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