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  • マグリフは500本塁打にあと7 マイルストーンに迫った男たち

    2020.6.15 11:45 Monday

     メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモンは日本時間6月14日、通算500本塁打や300勝といったマイルストーンをあと少しで逃した選手を特集する記事を公開した。通算493本塁打でキャリアを終えたフレッド・マグリフは、あと7本で逃した500本塁打を達成していれば、アメリカ野球殿堂に名を連ねることができていたかもしれない。

     あと少しでマイルストーン到達を逃した選手の代表格は、通算493本塁打、1995打点でキャリアを終えたルー・ゲーリッグだろう。「鉄人」と呼ばれたゲーリッグが難病に冒され、キャリア終了を強いられたのはあまりにも有名な話だ。「今日、私は地球上で最も幸せな男です」という引退スピーチで知られるゲーリッグだが、もし難病に冒されることがなければ、通算500本塁打と2000打点のみならず、3000安打(実際は2721安打)も達成できたに違いない。

     ゲーリッグ以外の殿堂入り選手では、「ミスター・タイガー」として知られるアル・ケーラインが通算399本塁打、498二塁打でキャリアを終了。14度目の挑戦となる2011年にようやく殿堂入りを果たしたバート・ブライレブン(通算287勝)は、300勝を達成していれば、スムーズに殿堂入りできたことだろう。

     ゲーリッグと同じ通算493本塁打を記録したマグリフは、2002年にカブスで30本塁打を放ったが、2003年はドジャースで13本塁打、2004年はデビルレイズで2本塁打に終わり、500本塁打に届かなかった。殿堂入り投票では最大で得票率39.8%(2019年)に終わり、記者投票での殿堂入り資格を喪失。500本塁打以上の選手は、現役選手、まだ投票対象になっていない選手、ステロイド使用疑惑のある選手を除いて全員が殿堂入りを果たしており、全盛期の2シーズン(1994~95年)がストライキにより短縮されたことが惜しまれる。

     「トミー・ジョン手術」に名を残すトミー・ジョンは、通算288勝で26年間にわたるキャリアを終えた。300勝以上の投手はロジャー・クレメンスを除く全員が殿堂入りを果たしており、ジョンは300勝には到達していないものの、球界における功績の大きさを考えると、近いうちにベテランズ委員会による選考で「救済」されても決して不思議ではない。

     このほか、通算399本塁打のアンドレス・ガララーガ、398本塁打のデール・マーフィー、596二塁打のルイス・ゴンザレス、1999安打のイアン・キンズラー、1999奪三振のビリー・ピアース、1988奪三振のヨハン・サンタナが紹介されている。

  • ネイサンは29セーブ 延長戦の最多記録保持者たち

    2020.6.15 10:40 Monday

     日本時間6月15日、最初のプロ野球チームであるシンシナティ・レッドストッキングスが初めての延長戦(現地時間1870年6月14日)を戦ってから150年が経過した。これを記念して、メジャーリーグ公式サイトではマット・ケリーが延長戦に関する特集記事を紹介。そのなかで安打、本塁打、セーブなどの各部門における最多記録保持者が紹介されている。

     延長戦で最多(1920年以降)の「サヨナラ打点」を記録しているのはアンドレ・ドーソン(17打点)だ。ドーソンはカブス時代の1990年5月22日、レッズのルー・ピネラ監督によって1試合に5度も敬遠された。このなかには12回裏二死1・2塁、14回裏二死2塁、16回裏一死1・3塁での敬遠も含まれており、ドーソンは「サヨナラ打点」をさらに増やすことができていたかもしれない(試合は16回裏にドーソンの次打者デーブ・クラークのサヨナラタイムリーでカブスが勝利)。

     延長戦で最多(1961年以降)の安打を放っているのはピート・ローズで83本。最大の犠牲者となったのはカージナルスで、延長戦でローズに12本の安打を献上している。

     延長戦で最多の本塁打を放っているのはウィリー・メイズで22本。このなかには1963年7月2日のブレーブス戦で、両軍無得点で迎えた16回裏にブレーブス先発のウォーレン・スパーンから放ったサヨナラ本塁打も含まれている(ジャイアンツ先発のフアン・マリシャルは16イニング完封勝利)。なお、メイズは現役期間中に1回から16回までの各イニングで少なくとも1本塁打を放っており、これは史上唯一の記録である。

     延長戦で最多の満塁本塁打を放っているのはカルロス・リーで3本。最初の1本は、ホワイトソックス時代の2001年6月8日に同じシカゴに本拠地を置くカブスを相手に記録。残りの2本はアストロズへ移籍してから打ったものであり、2007年と2010年にともにロッキーズ戦で放った。

     延長戦で最多(1961年以降)の奪三振を記録しているのはグース・ゴセージとトレバー・ホフマンで166個。両者ともパドレスでプレーした経験があるが、ゴセージがパドレスで記録したのは166個のうち37個だけ。一方のホフマンは166個のうち165個をパドレス時代に記録している。

     延長戦で最多のセーブを記録しているのはジョー・ネイサンで29個。延長戦でのセーブ失敗は2度だけだが、2度とも最後のオールスター・ゲーム選出イヤーとなったレンジャーズ時代の2013年に記録。2004年にツインズでクローザーに定着してから、レンジャーズ移籍1年目の2012年まで、延長戦でのセーブ失敗は1度もなかった。

  • 球団史上最高の救援投手は誰だ!? MLB公式サイトの番記者が選出

    2020.6.14 16:25 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトでは、レギュラーシーズンの開幕延期によって試合がない期間を利用し、各球団の「オールタイム・チーム」を決定する企画を実施している。捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、左翼手、中堅手、右翼手、指名打者、先発右腕、先発左腕に続く第12弾は救援投手だ。各球団の番記者が歴代の救援投手のなかからトップ5を選出して紹介している。

    アメリカン・リーグ東部地区

    オリオールズ
    【1位】グレッグ・オルソン(1988-93)
    1989年からの5年間で320試合に登板して160セーブ、防御率2.26をマーク。160セーブは球団史上最多。
    【2位】ザック・ブリットン(2011-18)
    【3位】ティッピー・マルティネス(1976-86)
    【4位】ダレン・オデイ(2012-18)
    【5位】ストゥ・ミラー(1963-67)

    レッドソックス
    【1位】ジョナサン・パペルボン(2005-11)
    219セーブは球団史上最多。2007年のワールドシリーズでは3セーブを記録してチームの世界一に大きく貢献。
    【2位】ディック・ラダッツ(1962-66)
    【3位】ボブ・スタンリー(1977-89)
    【4位】上原浩治(2013-16)
    【5位】クレイグ・キンブレル(2016-18)

    ヤンキース
    【1位】マリアーノ・リベラ(1995-2013)
    メジャー史上最多の652セーブを記録。2019年に史上初となる得票率100%でアメリカ野球殿堂入り。
    【2位】グース・ゴセージ(1978-83,89)
    【3位】スパーキー・ライル(1972-78)
    【4位】ジョニー・マーフィー(1932,34-43,46)
    【5位】デーブ・リゲッティ(1979,81-90)

    レイズ
    【1位】ジェイク・マギー(2010-15)
    球団史上最多の297試合に登板。2012年に69試合で防御率1.95、2014年には73試合で防御率1.89をマーク。
    【2位】アレックス・コロメイ(2013-18)
    【3位】フェルナンド・ロドニー(2012-13)
    【4位】ロベルト・ヘルナンデス(1998-2000)
    【5位】グラント・バルフォア(2007-10,14-15)

    ブルージェイズ
    【1位】トム・ヘンキー(1985-92)
    217セーブは球団史上最多。在籍8年間で防御率が3点台以上になったのは1986年(防御率3.35)の1度だけ。
    【2位】デュエイン・ウォード(1986-95)
    【3位】マーク・アイクホーン(1982,86-88,92-93)
    【4位】ポール・クアントリル(1996-2001)
    【5位】ケーシー・ジャンセン(2006-07,09-14)

    アメリカン・リーグ中部地区

    ホワイトソックス
    【1位】ボビー・シグペン(1986-93)
    1990年に当時のメジャー新記録となる57セーブ。ホワイトソックスで200セーブ以上(201)を記録した唯一の投手。
    【2位】ボビー・ジェンクス(2005-10)
    【3位】ロベルト・ヘルナンデス(1991-97)
    【4位】キース・フォーク(1997-2002)
    【5位】ホイト・ウィルヘルム(1963-68)

    インディアンス
    【1位】コディ・アレン(2012-18)
    149セーブは球団史上最多。2013年からの6年間で429試合に登板し、防御率2.93、奪三振率11.74をマーク。
    【2位】ダグ・ジョーンズ(1986-91,98)
    【3位】アンドリュー・ミラー(2016-18)
    【4位】ホゼ・メサ(1992-98)
    【5位】レイ・ナーレスキー(1954-58)

    タイガース
    【1位】ジョン・ヒラー(1965-80)
    WAR31.0(Baseball-Reference版)は救援投手ではリベラ、ウィルヘルム、ゴセージに次ぐメジャー史上4位。
    【2位】ウィリー・ヘルナンデス(1984-89)
    【3位】アウレリオ・ロペス(1979-85)
    【4位】トッド・ジョーンズ(1997-2001,06-08)
    【5位】ホゼ・バルベルデ(2010-13)

    ロイヤルズ
    【1位】ダン・クイゼンベリー(1979-88)
    238セーブはモンゴメリー(304)に次ぐ球団史上2位。1982年からの4年連続を含め、最多セーブ5回。
    【2位】ジェフ・モンゴメリー(1988-99)
    【3位】グレッグ・ホランド(2010-15)
    【4位】ウェイド・デービス(2013-16)
    【5位】ホアキム・ソリア(2007-11,16-17)

    ツインズ
    【1位】ジョー・ネイサン(2004-09,11)
    通算377セーブはメジャー史上8位。通算セーブ成功率89.13%はリベラ(89.07%)やホフマン(88.77%)を上回る。
    【2位】リック・アギレラ(1989-99)
    【3位】グレン・パーキンス(2006-17)
    【4位】エディ・グアルダード(1993-2003)
    【5位】テイラー・ロジャース(2016-現在)

    アメリカン・リーグ西部地区

    アストロズ
    【1位】ビリー・ワグナー(1995-2003)
    225セーブは球団史上最多。通算422セーブは左腕ではフランコ(424)に次ぐメジャー史上2位。
    【2位】デーブ・スミス(1980-90)
    【3位】ブラッド・リッジ(2002-07)
    【4位】ジョー・サンビート(1976-84)
    【5位】ウィル・ハリス(2015-19)

    エンゼルス
    【1位】トロイ・パーシバル(1995-2004)
    316セーブは球団史上最多。捕手から投手へ転向し、2002年のワールドシリーズでは胴上げ投手となった。
    【2位】フランシスコ・ロドリゲス(2002-08)
    【3位】スコット・シールズ(2001-10)
    【4位】ブライアン・ハービー(1987-92)
    【5位】ブレンダン・ドネリー(2002-06)

    アスレチックス
    【1位】デニス・エカーズリー(1987-95)
    320セーブは球団史上最多。MVPとサイ・ヤング賞を同時受賞(1992年)した救援投手はメジャー史上3人だけ。
    【2位】ロリー・フィンガース(1968-76)
    【3位】ヒューストン・ストリート(2005-08)
    【4位】アンドリュー・ベイリー(2009-11)
    【5位】グラント・バルフォア(2011-13)

    マリナーズ
    【1位】エドウィン・ディアス(2016-18)
    2018年にメジャー史上2位タイの57セーブ。50セーブ以上かつ100奪三振以上はガニエとディアスの2人だけ。
    【2位】佐々木主浩(2000-03)
    【3位】ジェフ・ネルソン(1992-95,2001-03,05)
    【4位】J・J・プッツ(2003-08)
    【5位】アーサー・ローズ(2000-03,08)

    レンジャーズ
    【1位】ネフタリ・フェリース(2009-15)
    2010年に新人王を受賞。2010~11年の2年間で72セーブを記録し、チームのリーグ連覇に大きく貢献。
    【2位】ジョン・ウェッテランド(1997-2000)
    【3位】ジェフ・ラッセル(1985-92,95-96)
    【4位】ジョー・ネイサン(2012-13)
    【5位】フランシスコ・コルデロ(1999-2006)

    ナショナル・リーグ東部地区

    ブレーブス
    【1位】クレイグ・キンブレル(2010-14)
    186セーブは球団史上最多。2011年からの4年間でメジャー最多の185セーブ(2位はパペルボンの137セーブ)。
    【2位】マイク・レムリンジャー(1999-2002,06)
    【3位】ジーン・ガーバー(1978-87)
    【4位】エリック・オフラハティ(2009-13,16-17)
    【5位】グレッグ・マクマイケル(1993-96,2000)

    マーリンズ
    【1位】ロブ・ネン(1993-97)
    108セーブは球団史上最多。1997年のポストシーズンでは4セーブを記録し、球団史上初の世界一に貢献。
    【2位】スティーブ・シーシェック(2010-15)
    【3位】アントニオ・アルフォンセカ(1997-2001,05)
    【4位】AJ・ラモス(2012-16)
    【5位】アーマンド・ベニテス(2004)

    メッツ
    【1位】ジョン・フランコ(1990-2004)
    276セーブは球団史上最多。21年間のキャリアで記録した通算424セーブは左腕ではメジャー史上最多。
    【2位】ジェシー・オロスコ(1979-87)
    【3位】タグ・マグロー(1965-74)
    【4位】アーマンド・ベニテス(1999-2003)
    【5位】ジューリス・ファミリア(2012-18,19-現在)

    フィリーズ
    【1位】タグ・マグロー(1975-84)
    チームが世界一となった1980年に自己ベストの防御率1.46を記録。ワールドシリーズでは胴上げ投手に。
    【2位】ジム・コンスタンティ(1948-54)
    【3位】ブラッド・リッジ(2008-11)
    【4位】ジョナサン・パペルボン(2012-15)
    【5位タイ】ロン・リード(1976-83)
    【5位タイ】ライアン・マドソン(2003-11)

    ナショナルズ
    【1位】ジェフ・リアドン(1981-86)
    152セーブは球団史上最多。1985年にメジャー最多の41セーブ。通算367セーブはメジャー史上10位。
    【2位】ティム・バーク(1985-91)
    【3位】ショーン・ドゥーリトル(2017-現在)とダニエル・ハドソン(2019-現在)
    【4位】マイク・マーシャル(1970-73)
    【5位】タイラー・クリッパード(2008-14)

    ナショナル・リーグ中部地区

    カブス
    【1位】リー・スミス(1980-87)
    180セーブは球団史上最多。通算478セーブはリベラ(652)とホフマン(601)に次ぐメジャー史上3位。
    【2位】ブルース・スーター(1976-80)
    【3位】ペドロ・ストロップ(2013-19)
    【4位】カルロス・マーモル(2006-13)
    【5位】ドン・エルストン(1953,57-64)

    レッズ
    【1位】アロルディス・チャップマン(2010-15)
    メジャー1年目の2010年にピッチトラッキング開始(2008年)以降メジャー最速となる105.8マイルを計測。
    【2位】ロブ・ディブル(1988-93)
    【3位】ダニー・グレイブス(1997-2005)
    【4位】ジェフ・ブラントリー(1994-97)
    【5位】ジョン・フランコ(1984-89)

    ブリュワーズ
    【1位】ダン・プリーサック(1986-92)
    133セーブは球団史上最多。防御率3.21は500イニング以上の投手のなかで球団史上1位。
    【2位】ロリー・フィンガース(1981-85)
    【3位】ジョシュ・ヘイダー(2017-現在)
    【4位】ジェレミー・ジェフレス(2010,14-19)
    【5位】ジョン・アックスフォード(2009-13)

    パイレーツ
    【1位】ロイ・フェイス(1953-68)
    186セーブは球団史上最多。1959年には18勝1敗10セーブでメジャー史上最高となる勝率.947を記録。
    【2位】ケント・テカルビー(1974-85)
    【3位】デーブ・ジュスティ(1970-76)
    【4位】マーク・マランソン(2013-16)
    【5位】マイク・ウィリアムス(1998-2003)

    カージナルス
    【1位】ジェイソン・イズリングハウゼン(2002-08)
    217セーブは球団史上最多。2004年にはリーグ最多の47セーブ。メッツ在籍の2011年に通算300セーブ達成。
    【2位】ブルース・スーター(1981-84)
    【3位】リー・スミス(1990-93)
    【4位】トッド・ウォーレル(1985-89,92)
    【5位】アル・ラボスキー(1970-77)

    ナショナル・リーグ西部地区

    ダイヤモンドバックス
    【1位】金炳賢(1999-2003,07)
    WAR8.3(Baseball-Reference版)は救援投手では球団史上1位。クローザーとして2001年の世界一に貢献。
    【2位】ブラッド・ジーグラー(2011-16,18)
    【3位】ホゼ・バルベルデ(2003-07)
    【4位】J・J・プッツ(2011-14)
    【5位】アーチー・ブラッドリー(2015-現在)

    ロッキーズ
    【1位】ブライアン・フエンテス(2002-08)
    クローザー定着の2005年から3年連続オールスター・ゲーム選出。この年からの4年間で111セーブを記録。
    【2位】ラファエル・ベタンコート(2009-13,15)
    【3位】アダム・オッタビーノ(2012-18)
    【4位】ヒューストン・ストリート(2009-11)
    【5位】スティーブ・リード(1993-97,2003-04)

    ドジャース
    【1位】ケンリー・ジャンセン(2010-現在)
    通算301セーブはキンブレル(346)に次いで現役2位。2009年に貧打の強肩捕手からリリーバーに転向。
    【2位】エリック・ガニエ(1999-2006)
    【3位】クレム・ラビン(1950-60)
    【4位】ジム・ブリュワー(1964-75)
    【5位】ジェイ・ハウエル(1988-92)

    パドレス
    【1位】トレバー・ホフマン(1993-2008)
    通算500セーブを達成したのはメジャー史上でホフマン(601)とリベラ(652)の2人だけ。1998年に53セーブ。
    【2位】ヒース・ベル(2007-11)
    【3位】グース・ゴセージ(1984-87)
    【4位】マーク・デービス(1987-89,93-94)
    【5位】ロリー・フィンガース(1977-80)

    ジャイアンツ
    【1位】ロブ・ネン
    206セーブは球団史上最多。在籍した5年間で40セーブ以上を4度も記録(1999年のみ37セーブ)。
    【2位】ゲーリー・ラベル(1974-84)
    【3位】ロッド・ベック(1991-97)
    【4位】セルジオ・ロモ(2008-16)
    【5位】ブライアン・ウィルソン(2006-12)

  • MLB機構が声明文を発表 「選手会の交渉拒否に失望している」

    2020.6.14 12:20 Sunday

     メジャーリーグ機構は日本時間6月14日、メジャーリーグ選手会が2020年シーズン開幕に向けての交渉の打ち切りを通告してきたことを受け、声明文を発表した。そのなかで「メジャーリーグ選手会がプレー再開について、誠意ある交渉を行わない選択をしたことに失望している」と述べ、一方的に交渉を打ち切った選手会の姿勢を批判した。

     声明文は「我々は、新型コロナウイルスの感染拡大によって引き起こされた非常に困難な状況のなかで、選手、球団、そしてファンに平和的な解決策を提供するために3度の提案を行ってきたが、メジャーリーグ選手会がプレー再開について、誠意ある交渉を行わない選択をしたことに失望している」という一文からスタート。これは、対案の提示を拒否したうえで、2020年シーズンのスケジュールを確定させることを要望した選手会の姿勢を批判したものだ。

     さらに「選手会は、3月26日の合意はファンの前でプレーが再開された場合にのみサラリー全額が支払われるというものであり、選手へのサラリーを支払うために必要な数十億ドルのチケット収入が得られない場合には再交渉が行われることが前提になっている、ということを理解している」と述べ、無観客開催の場合にはサラリーの再交渉が行われるべきであると主張。「無観客で2020年シーズンを開催する場合に得られる収入を、事実上すべて受け取る権利があるという選手会の姿勢は、球団や、この非常に困難な状況のなかで我々と各球団が経済的に支援している何千人もの球界関係者にとってフェアではない」と選手会の姿勢を痛烈に批判した。

     そして「3月の合意内容を守ることを拒否した選手会の姿勢を踏まえ、各球団のオーナーと協議を行ったうえで、ファンのためにベースボールを再開するためのベストの道筋を決定する予定だ」とし、機構側の権限によって2020年シーズンのスケジュールを確定させることを示唆した。

     USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールは「メジャーリーグ機構は対案のオファーを行わない。ロブ・マンフレッド・コミッショナーの手に託された」と伝えており、2020年シーズン開幕の行方はマンフレッドの決断次第ということになりそうだ。

  • 選手会が機構側の最新オファーを拒否 シーズン日程の確定を要望

    2020.6.14 11:30 Sunday

     ESPNのジェフ・パッサンによると、メジャーリーグ選手会は2020年シーズンについて、メジャーリーグ機構からの最新オファーを拒否したうえで、対案を提示する代わりに2020年シーズンのスケジュールを確定させることを要望したようだ。最終的な決定権は機構側にあるため、50試合前後でのシーズン開催の可能性も取り沙汰されるなか、機構側がどのようなスケジュールを組むか注目される。

     メジャーリーグ選手会のトニー・クラーク専務理事は、日本時間6月14日に声明文を発表。そのなかで選手たちがプレーしたがっていることを明言した。さらに「残念ながら、これ以上の交渉は無意味だろう。仕事に戻るときが来た。いつ、どこへ行けばよいか我々に教えてほしい」と述べ、2020年シーズンのスケジュールを確定させることを求めた。

     3月時点での合意により、2020年シーズンのスケジュールについての最終的な決定権は機構側にある。選手会は100%の日割り給与を求める姿勢を崩しておらず、機構側は100%の日割り給与を支払えるところまで試合数を減らす可能性が高い。50試合前後でのシーズン開催が有力視されているのはそのためだ。

     ESPNが入手した情報によると、選手会は機構側に対し、6月15日(日本時間16日)までにスケジュールを確定させることを求めたようだ。ただし、新型コロナウイルスに対応する健康と安全の保障についても両者は合意できておらず、シーズンのスケジュールが確定したところですぐに「スプリング・トレーニング第2弾」を開始できるとは限らない。

     機構側はシーズン開幕前に「スプリング・トレーニング第2弾」を3週間行うことを想定しているが、新型コロナウイルスの状況次第では、そのプランが変更を強いられる可能性は十分にある。実際、40人ロースターに登録されている複数の選手が最近、新型コロナウイルスに感染したとの情報もある。

     また、機構側が極端に少ない試合数でのスケジュールを組んだ場合、選手会が仲裁機関への苦情申し立てを行う可能性もあるという。3月時点の合意は「機構側はあらゆることを考慮したうえで、できるだけ多くの試合を開催するために最大限努力すべき」と定めているからだ。

     両者の交渉が合意に達する気配が見られないまま、6月も半分が終了しようとしている。2020年シーズンは無事に開幕を迎えることができるのだろうか。

  • 「◯-Rod AからZまで揃う説」を検証してみた

    2020.6.13 13:35 Saturday

     歴代4位の696本塁打を放ち、3度のMVP(2003年、2005年、2007年)に輝いたアレックス・ロドリゲスは「A-Rod」の愛称で親しまれたが、「◯-Rod」はAからZまで揃うのだろうか。データサイト「Baseball-Reference」を用いて検証してみた結果、メジャー経験者どころかマイナー経験者を含めてもAからZまでを揃えることはできなかった。

    A-Rod
    これは本家のアレックス・ロドリゲスしかいないだろう。禁止薬物使用などにより批判を受けることも多かったが、マリナーズ、レンジャーズ、ヤンキースの3球団で22年間プレーし、通算3115安打、696本塁打、2086打点など輝かしいキャリアを過ごした。

    B-Rod
    ブライアン・ロドリゲスはマイナー通算7シーズンで39勝59敗、防御率4.43を記録。メジャー昇格を果たすことはできず、2018年から日本ハムでプレーしており、昨年は6勝をマークした。

    C-Rod
    カルロス・ロドリゲスは内野のユーティリティとして1991年にヤンキース、1994~95年にレッドソックスでプレー。1994年は自己最多の57試合に出場し、打率.287、OPS.726をマークした。

    D-Rod
    殿堂入り捕手のイバン・ロドリゲスの息子として知られるデレック・ロドリゲス(ジャイアンツ)は、メジャーデビューした2018年に6勝4敗、防御率2.81の好成績をマーク。昨年は6勝11敗、防御率5.64に終わった。

    E-Rod
    エドゥアルド・ロドリゲス(レッドソックス)は昨年、自己最多の19勝をマーク。トミー・ジョン手術を受けたクリス・セールに代わるエース左腕として今年も活躍が期待される。

    F-Rod
    フェリックス・ロドリゲスは2000年代前半にジャイアンツの中継ぎエースとして活躍。2001年には自己最多の80試合に登板して9勝1敗、32ホールド、防御率1.68の好成績をマークした。

    G-Rod
    ギレルモ・ロドリゲスは2007年にメジャーデビューを果たし、ジャイアンツで39試合に出場して打率.253、1本塁打、OPS.683を記録。2009年にはオリオールズで7試合に出場した。

    H-Rod
    ヘンリー・ロドリゲスは1990年代に左の大砲として活躍。エクスポズ時代の1996年にはメジャー最多の160三振を喫したものの、自己最多の36本塁打、103打点をマークしてオールスター・ゲームに選出された。

    I-Rod
    真っ先に思い浮かぶのは殿堂入りの名捕手であるイバン・ロドリゲス。レンジャーズとヤンキースで本家「A-Rod」とチームメイトになった。1999年MVP、シルバースラッガー賞7度、ゴールドグラブ賞13度など輝かしい実績を誇り、2017年にアメリカ野球殿堂入り。

    J-Rod
    ジョエリー・ロドリゲスは昨年、中日ドラゴンズで64試合に登板して41ホールド、防御率1.64の好成績を残し、2年550万ドルでレンジャーズと契約。メジャー通算では38試合に登板して防御率5.40。

    K-Rod
    イニシャルはKではないものの、相手打者から次々に三振を奪うことから「K-Rod」の愛称で親しまれたフランシスコ・ロドリゲスを選ばざるを得ない。2008年に歴代最多の62セーブを記録し、歴代4位となる通算437セーブをマーク。先日、メジャー復帰を目指していることが報じられた。

    L-Rod
    ルイス・ロドリゲスは2000年代後半にツインズやパドレスで内野のユーティリティとして活躍。2005年から2009年まで平均73試合に出場し、少なくとも内野の3ポジション(二塁・三塁・遊撃)を守った。

    M-Rod
    マニー・ロドリゲスは2018年のドラフトでメッツから10巡目指名を受けてプロ入り。昨年はA+級で114試合に出場し、打率.242、1本塁打、14盗塁、OPS.627をマークした。

    N-Rod
    ネリオ・ロドリゲスは1990年代後半から2000年代前半にかけてメジャーで5年間プレーし、通算32試合に登板して4勝を記録。2003年には近鉄で7試合に登板したが、3勝2敗、防御率6.61に終わった。

    O-Rod
    オマー・ロドリゲスは2017年8月にロイヤルズと契約。昨年はドミニカ共和国のサマー・リーグで52試合に出場し、打率.272、2本塁打、17打点、OPS.737をマークした。

    P-Rod
    パコ・ロドリゲスはメジャー2年目の2013年にドジャースで76試合に登板し、防御率2.32の好成績をマーク。その後は故障に泣いた。本名は「スティーブン・フランシス・ロドリゲス」。

    Q-Rod
    「Q Rodriguez」で検索した結果、イミー・クエイポ・ロドリゲスのみが該当。キューバに属する「青年の島」出身の選手で、2010年のドラフトでドジャースから27巡目指名を受けてプロ入り。2010~11年にルーキー級で合計32試合に登板した。

    R-Rod
    リッチ・ロドリゲスはリリーフ左腕として8球団で13シーズンにわたってプレー。60試合以上に登板したシーズンが6度あり、ジャイアンツ時代の1997年には自己最多の71試合に登板した。

    S-Rod
    ショーン・ロドリゲスは2016年にパイレーツで140試合に出場して打率.270、18本塁打、OPS.859をマークしたが、故障などの影響によりその後は低迷。現在はマーリンズとマイナー契約を結んでいる。

    T-Rod
    トニー・ロドリゲスは1996年にメジャーデビューを果たし、レッドソックスで27試合に出場して打率.239を記録。1998年以降は独立リーグや台湾球界などでもプレーし、2005年まで現役を続けた。

    U-Rod
    イニシャルがUの選手のうち、マイナーでの出場数が最も多いウリセス・ロドリゲスを選出。1984~85年にツインズのマイナーでプレーし、通算89試合に出場して4本塁打を放った。

    V-Rod
    ビクトル・ロドリゲスは1984年にオリオールズで11試合、1989年にツインズで6試合に出場。出場機会は少なかったが、メジャー通算28打数12安打で打率.429、OPS1.036をマークした。

    W-Rod
    ワンディ・ロドリゲスは2000年代後半から2010年代前半にかけてアストロズなどで活躍し、5度の2ケタ勝利を含む通算97勝をマーク。2009年には自己最多の14勝を挙げた。

    X-Rod
    「X Rodriguez」で検索した結果、プロ経験者ではホゼ・X・ロドリゲスのみが該当。2006年にホワイトソックスのマイナーで53試合に出場した。アマチュア選手では、2016~17年にノースカロライナ州のファイファー大でゼイビアー・ロドリゲスという選手がプレーしていた形跡がある。

    Y-Rod
    ヨーマン・ロドリゲスは2014年にメジャーデビューを果たし、レッズで11試合に出場。メジャー経験はこの1年限りで、近年は母国ベネズエラのウィンター・リーグなどでプレーを続けている。

    Z-Rod
    「Z Rodriguez」で検索した結果、ザクリー・ロドリゲスのみが該当したが、残念ながらプロ経験者ではない。2017年にコネチカット州のサザン・コネチカット州立大でプレーしていた形跡がある。

  • 北米独立リーグは現地7月3日開幕へ 観客は25~33%程度に制限

    2020.6.13 11:50 Saturday

     AP通信によると、メジャーリーグとマイナーリーグが完全にシャットダウンされている一方で、北米の独立リーグは観客の収容人数に制限をかけたうえで現地時間7月3日(日本時間7月4日)にシーズンを開幕する方針を固めたようだ。

     北米の独立リーグの1つであるアメリカン・アソシエーションは、アメリカとカナダの各地に本拠地を置く12球団で構成されているが、このうち6球団で2020年シーズンを開始することを決めた。

     ミネソタ州のセントポール・セインツとサウスダコタ州のスーフォールズ・カナリーズはスーフォールズ・スタジアム、カナダ・マニトバ州のウィニペグ・ゴールドアイズとノースダコタ州のファーゴ・ムーアヘッド・レッドホークスはニューマン・アウトドア・フィールド、イリノイ州のシカゴ・ドッグスとウィスコンシン州のミルウォーキー・ミルクメンはボールパーク・コモンズでホームゲームを開催する。残りの6球団は2020年シーズンは営業しないという。

     ホームチームとして試合を開催する球団は、球場のキャパシティのおよそ25~33%にあたるチケットを販売することが可能となっており、現地時間9月10日まで60試合制でシーズンが行われる。6球団のうち上位2球団が優勝決定シリーズに進出し、3勝先取の最大5試合制で優勝チームを決定する。

     試合は原則として前述の3つの球場で行われるが、政府の規制緩和が進めば、それぞれの球団の本拠地球場で試合を開催できる可能性もある。シーズン開幕に向けたトレーニングは現地時間6月25日に開始され、およそ1週間のトレーニング期間を経て、いよいよアメリカに「ベースボール」が戻ってくる。

     シーズンに参加しない6球団に所属する選手については、ドラフトのプロセスを経て、シーズンに参加する6球団に分配されることになっている。なお、前述の3つの球場は、各州の規制緩和によって一部の観客を入れることが許可されているため、メイン会場として選択されたようだ。

  • MLB機構が選手会に新たな提案 返答期限は現地時間14日

    2020.6.13 11:00 Saturday

     ESPNのジェフ・パッサンによると、メジャーリーグ機構は2020年のシーズン開催について、メジャーリーグ選手会に対して新たな提案を行ったようだ。今回の提案には72試合制でのシーズン開催、最大80%の日割り給与などが盛り込まれているが、選手会は依然として100%の日割り給与を求めていると見られる。機構側は選手会に対して現地時間6月14日(日本時間15日)までの返答を求めている。

     日本時間6月13日に機構側が選手会に対して提案した内容は、72試合制でシーズンを開催し、日割り給与の70%を保証するというものだ。ポストシーズンが無事に開催された場合、さらに10%が増額され、選手会は日割り給与の80%を得ることができる。さらに、ポストシーズン出場枠を10球団から16球団へ拡大することにより、ポストシーズン出場チームには追加で5000万ドルが支払われ、選手会がトータルで得る金額は本来の83%に相当するという。

     また、今回の提案には、クオリファイング・オファーの制度を有効にするか無効にするかの選択権を選手会に与える、ロースター枠をシーズン最初の2週間は30人、次の2週間は28人に拡大する(本来は26人)といった項目も含まれている。

     選手会が要求する「100%の日割り給与」は依然として達成されていないものの、前回の提案と比較すると、保証される金額も、ポストシーズン開催時に得られる最大の金額も増額されており、少なくとも機構側は選手会に譲歩する姿勢を見せている。

     パッサンによると、機構側が今回提案した金額は、100%の日割り給与を支払う場合の50試合分(ポストシーズン開催時の増額分も含めると62試合分)に相当するという。交渉が合意に至らず、ロブ・マンフレッド・コミッショナーの裁量で試合数を決定してシーズンを開幕する場合、やはり50試合前後での開催が現実的と言えそうだ。

     機構側は7月中旬に開幕することを想定しているが、そのためには数日以内に交渉が合意に達することが必要であり、残された時間は多くない。さらに交渉が長引くようであれば、「8月開幕のシーズン50試合制」が現実味を帯び始めるだろう。

  • ドラフト終了 クルーズは親子3世代のメジャーリーガーを目指す

    2020.6.12 12:45 Friday

     日本時間6月12日、ドラフト2日目が行われ、全体38位のディロン・ディングラー捕手(タイガース)から全体160位のシェイ・ウィットコーム遊撃手(アストロズ)まで合計123人の選手が指名を受けた。なお、各球団はドラフトから漏れた選手たちを日本時間8月2日までの期間に最大2万ドルの契約金で獲得することが可能となっている(人数制限なし)。

     「MLB Pipeline」が公開しているドラフト候補ランキングの上位選手では、12位のジャレッド・ケリー投手がホワイトソックス2巡目(全体47位)、23位のコール・ウィルコックス投手がパドレス3巡目(全体80位)、24位のディングラーがタイガース2巡目(全体38位)、29位のクリス・マクマーン投手がロッキーズ2巡目(全体46位)、30位のケーシー・マーティン遊撃手がフィリーズ3巡目(全体87位)で指名を受けた。

     また、タイガースは3巡目(全体73位)でライス大のトレイ・クルーズ遊撃手を指名。クルーズの父はブルージェイズなどで12年間プレーし、通算204本塁打を放ったホゼ・クルーズJr.であり、祖父のホゼ・クルーズもアストロズなどで19年間プレーして通算2251安打を記録した名選手だった。

     1947年生まれのホゼは、1951年生まれのトミー、1953年生まれのヘクターとともに「クルーズ3兄弟」として知られている。1973年には3人全員がカージナルスに在籍し、3月のオープン戦ではトミーが「1番・ライト」、ヘクターが「2番・レフト」、ホゼが「3番・センター」でスタメン出場し、外野の3ポジションと打線の1~3番を3兄弟で占めた。トミーは1980~1985年に日本ハムでプレーして通算120本塁打を記録。ヘクターも1983年に巨人でプレーし、58試合で4本塁打を放った。

     祖父や父はいずれも外野手として活躍したが、ライス大で遊撃手としてプレーしたトレイは二塁転向が予想されている。ベル一家、ブーン一家、コールマン一家、ヘアーストン一家に続く「親子3世代」のメジャーリーガーが誕生するか注目だ(タイガースのマイナーにはロジャー・クレメンスの息子コディも在籍している)。

  • カブスが203センチ&105マイルの大型左腕・リトルを4巡目で指名

    2020.6.12 11:30 Friday

     日本時間6月12日、現地ではドラフト2日目が行われており、カブスは4巡目(全体117位)でサン・ジャシント短大のルーク・リトル投手を指名した。リトルは今年5月にSNSで105マイルの剛速球を投げている映像を投稿し、「今回のドラフトで最速のスピードを誇る左腕」として注目を集めていた。

     最速105マイル(約169キロ)というスピードばかりが注目されるリトルだが、6フィート8インチ(約203センチ)という高身長も魅力の1つである。昨年メジャーでプレーした選手のうち、身長6フィート8インチ以上は5人だけ。最高身長はブラッド・ウィーク(カブス)の6フィート9インチ(約206センチ)だった。

     大型左腕のリトルについて「MLB Pipeline」は「長いイニングを投げる登板では、速球のスピードは93~96マイル。短いイニングの登板では100マイルに到達することができ、2020年のドラフト候補の左腕のなかで最高球速はトップ」と紹介している。

     ドラフト中継のなかで、メジャーリーグ公式サイトのジム・キャリスはリトルについて「将来的にはブルペンで使われることになるだろう。メカニクスや第2の球種を磨く必要がある」と評価した。さらに、近年のカブスがウィークやローワン・ウィックといった大型リリーバーの育成に成功していることを付け加え、リトルの成長にも期待を寄せている。

     6フィート10インチ(約208センチ)の高身長を誇り、通算303勝、4875奪三振、サイ・ヤング賞5回という圧倒的な実績を残して2015年にアメリカ野球殿堂入りを果たしたランディ・ジョンソンは「ビッグ・ユニット」という愛称で親しまれた。リトルが順調に成長してメジャーの舞台で活躍したときには、偉大な左腕の愛称をもじって「リトル・ユニット」という愛称で呼ばれることになるかもしれない(カブスの番記者を務めるジョーダン・バスティアンは記事のタイトルに「リトル・ユニット」という表現を用いている)。

  • 5巡目指名も侮れない! 5巡目指名からスターとなった選手たち

    2020.6.12 10:50 Friday

     今年のドラフトは新型コロナウイルスの影響によって例年の40巡から5巡へと大幅に規模が縮小された。今年のドラフトにおける「最下位指名」となる5巡目だが、決して侮ることはできない。過去のドラフトを遡ってみると、5巡目指名で入団した選手のなかから殿堂入り選手やMVP受賞者など、多くのスター選手が誕生しているのだ。

     5巡目指名からの最大の出世頭は、通算808盗塁のティム・レインズ(1977年エクスポズ5巡目)だろう。メジャー定着を果たした1981年から6年連続で70盗塁以上をマークし、そのうち最初の4年間は盗塁王のタイトルを獲得。43歳まで現役を続け、2017年にアメリカ野球殿堂入りを果たした。

     優勝請負人として3チームでワールドシリーズ制覇を経験し、通算254勝を挙げて2018年に殿堂入りを果たしたジャック・モリスは1976年にタイガースから5巡目指名を受けてプロ入り。タイガースはその前年の1975年にも通算2369安打を放った名遊撃手ルー・ウィテカーを5巡目で指名している。

     他にも通算385本塁打のドワイト・エバンス(1969年レッドソックス5巡目)、通算176勝のデーブ・スティーブ(1978年ブルージェイズ5巡目)、通算424セーブのジョン・フランコ(1981年ドジャース5巡目)、2006年MVPのライアン・ハワード(2001年フィリーズ5巡目)、1996年サイ・ヤング賞のパット・ヘントゲン(1986年ブルージェイズ5巡目)などがいる。

     現役選手では、2018年MVPのムーキー・ベッツ(2011年レッドソックス5巡目・現ドジャース)が最大のスター選手だ。2015年サイ・ヤング賞のジェイク・アリエタ(2007年オリオールズ5巡目・現フィリーズ)、2年連続35本塁打のマックス・マンシー(2012年アスレチックス5巡目・現ドジャース)、本塁打王2度のクリス・デービス(2006年レンジャーズ5巡目・現オリオールズ)らも5巡目からの出世組。タイラー・グラスノー(2011年パイレーツ5巡目・現レイズ)、キャバン・ビジオ(2016年ブルージェイズ5巡目)といったスター候補生たちの成長にも期待したい。

  • ドラフト1日目が終了 全体1位指名は強打のトーケルソン

    2020.6.11 11:50 Thursday

     日本時間6月11日、2日間にわたるドラフトの1日目が行われ、1巡目で29人、戦力均衡ラウンドAで8人、合計37人の選手が指名された。全体1位指名権を持つタイガースは、アリゾナ州立大の強打の一塁手、スペンサー・トーケルソンを指名。2巡目から5巡目までの指名は明日、日本時間6月12日に行われ、全体38位から160位まで合計123人の選手が指名される予定となっている。

     タイガースは大方の予想通り、トーケルソンを全体1位で指名した。高校時代にドラフトで指名されず、大学生としてドラフト全体1位で指名されたのは1972年のデーブ・ロバーツ以来のこと。「右打ちの一塁手として史上初の全体1位指名」となるか注目されていたが、アナウンスされたポジションは三塁だった。

     オリオールズは全体2位でアーカンソー大のヘストン・ケアスタッド外野手を指名し、多くの関係者を驚かせた。各メディアのモックドラフト(指名予想)では、バンダービルト大のオースティン・マーティン遊撃手を指名することが確実視されていた。

     全体3位の指名権を持つマーリンズは、各メディアのモックドラフトでテキサスA&M大のエイサ・レイシー投手を指名することを予想されていたが、ミネソタ大のマックス・マイヤー投手を選択。今年のドラフトは波乱に満ちたスタートとなった。

     全体4位以降は、レイシー(ロイヤルズ)、マーティン(ブルージェイズ)、ジョージア大のエマーソン・ハンコック投手(マリナーズ)、ニューメキシコ州立大のニック・ゴンザレス遊撃手(パイレーツ)と順当な指名が続き、時折サプライズ指名も交えながら、全体37位までの指名が終了。ドラフト1日目の結果は以下のようになった。

    1巡目(順位は全体)

    1位:タイガース
    スペンサー・トーケルソン三塁手(アリゾナ州立大)

    2位:オリオールズ
    ヘストン・ケアスタッド外野手(アーカンソー大)

    3位:マーリンズ
    マックス・マイヤー投手(ミネソタ大)

    4位:ロイヤルズ
    エイサ・レイシー投手(テキサスA&M大)

    5位:ブルージェイズ
    オースティン・マーティン遊撃手(バンダービルト大)

    6位:マリナーズ
    エマーソン・ハンコック投手(ジョージア大)

    7位:パイレーツ
    ニック・ゴンザレス遊撃手(ニューメキシコ州立大)

    8位:パドレス
    ロバート・ハッセル三世外野手(インディペンデンス高)

    9位:ロッキーズ
    ザック・ビーン外野手(スプルース・クリーク高)

    10位:エンゼルス
    リード・デトマーズ投手(ルイビル大)

    11位:ホワイトソックス
    ギャレット・クローシュ投手(テネシー大)

    12位:レッズ
    オースティン・ヘンドリック外野手(ウエスト・アレゲニー高)

    13位:ジャイアンツ
    パトリック・ベイリー捕手(ノースカロライナ州立大)

    14位:レンジャーズ
    ジョーダン・フォスキュー二塁手(ミシシッピ州立大)

    15位:フィリーズ
    ミック・エイベル投手(ジェズイト高)

    16位:カブス
    エド・ハワード遊撃手(マウント・カーメル高)

    17位:レッドソックス
    ニック・ヨーク二塁手(アーチビショップ・ミッティ高)

    18位:ダイヤモンドバックス
    ブライス・ジャービス投手(デューク大)

    19位:メッツ
    ピート・クロウ=アームストロング外野手(ハーバード・ウエストレイク高)

    20位:ブリュワーズ
    ギャレット・ミッチェル外野手(カリフォルニア大ロサンゼルス校)

    21位:カージナルス
    ジョーダン・ウォーカー三塁手(ディケイター高)

    22位:ナショナルズ
    ケイド・キャバリ投手(オクラホマ大)

    23位:インディアンス
    カーソン・タッカー遊撃手(マウンテン・ポインテ高)

    24位:レイズ
    ニック・ビツコ投手(セントラル・バックス・イースト高)

    25位:ブレーブス
    ジャレッド・シュスター投手(ウェイク・フォレスト大)

    26位:アスレチックス
    タイラー・ソダーストロム捕手(ターロック高)

    27位:ツインズ
    アーロン・サバト一塁手(ノースカロライナ大)

    28位:ヤンキース
    オースティン・ウェルズ捕手(アリゾナ大)

    29位:ドジャース
    ボビー・ミラー投手(ルイビル大)

    戦力均衡ラウンドA

    30位:オリオールズ
    ジョーダン・ウエストバーグ遊撃手(ミシシッピ州立大)

    31位:パイレーツ
    カルメン・マジンスキー投手(サウスカロライナ大)

    32位:ロイヤルズ
    ニック・ロフティン遊撃手(ベイラー大)

    33位:ダイヤモンドバックス
    スレイド・セッコーニ投手(マイアミ大)

    34位:パドレス
    ジャスティン・ラング投手(リャノ高)

    35位:ロッキーズ
    ドリュー・ロモ捕手(ザ・ウッドランズ高)

    36位:インディアンス
    タナー・バーンズ投手(オーバーン大)

    37位:レイズ
    アリカ・ウィリアムス遊撃手(アリゾナ州立大)

  • コミッショナーがシーズン開催に自信 「100%開催される」

    2020.6.11 10:30 Thursday

     ESPNのアルデン・ゴンザレスによると、メジャーリーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは、2020年シーズンが開催されることを確信しているようだ。シーズン開催のためには、現在行われているメジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会の交渉が合意に達する必要があるが、数週間にわたる交渉を経て、まだ両者間の合意は成立していない。しかし、マンフレッドは「2020年シーズンは100%開催される」と発言している。

     マンフレッドによると、メジャーリーグ機構は選手会からの「完全な日割り給与でのシーズン89試合制」という提案に対し、速やかに対案を提示する予定だという。両者間の大きな溝を生む原因となっているサラリー面の問題について、選手会の意向を受け、大きな動きがあることを示唆した。ただし、100%の日割り給与を支払うのは困難であること、シーズン89試合制が現実的でないことなどについても言及しており、どこまで選手会に譲歩するかは不透明だ。

     選手会は依然として3月時点での合意を盾に取り、試合数に応じた100%の日割り給与を求めている。一方、メジャーリーグ機構は無観客でのシーズン開幕が濃厚となっていることを受け、選手会がサラリー面で譲歩することを望んでいる。これまでの交渉のなかでは、両者とも譲歩する姿勢をほとんど見せていない。

     3月時点での合意によると、両者が合意できなかった場合、マンフレッドは選手会に100%の日割り給与を保証したうえで、任意の試合数でシーズンを開催することができる。マンフレッドは「そうする必要がある場合、その権利を行使することになるだろう」と語っている。また、この場合はシーズン48試合制での開催になる可能性が高いことが報じられている。

     しかし、マンフレッドの権限でシーズン開催を強行した場合、選手会から大きな反発があることは間違いない。その場合、現在の労使協定は2021年シーズン終了後に失効するため、新たな労使協定の交渉にも悪影響を及ぼすことになりそうだ。

  • 全体1位はトーケルソンかマーティンか タイガースの決断に注目

    2020.6.10 12:25 Wednesday

     今年のドラフトは日本時間6月11日から2日間にわたって行われる。全体1位指名権を持つタイガースのアル・アビラGMは、ドラフト前日に電話でのメディア対応を行わず、全体1位で指名する予定の選手を明らかにしなかった。投手に多くの有望株を抱えるタイガースは、全体1位で野手を指名することが有力視されており、候補はスペンサー・トーケルソン一塁手(アリゾナ州立大)とオースティン・マーティン外野手兼三塁手(バンダービルト大)の2人に絞られたと見られている。

     アビラは「我々が誰を指名するか教えることはできない」と語り、候補を1人に絞ったのか、複数の候補をチェックしているのか、といったことについても明らかにしなかった。「ドラフト当日までのあいだにいろんなことが起こり得る。当日になっても、指名は午後7時(現地時間)なのだから、丸1日の時間がある。ドラフト当日に何かが起こり、我々の考え方が変わる可能性もある。先走って『この選手を指名するよ』と教えることはできない。だからこそ、モックドラフトという文化があるのだろう」と指名候補への言及を避けた。

     専門家によるモックドラフト(指名予想)では、ほぼ満場一致でタイガースがトーケルソンを指名することが予想されている。しかし、タイガースのスカウト部長であるスコット・プレイスは「多くのモックドラフトは一方的な視点からの予想に過ぎない。何人もの優れた選手がいるのだから、指名する選手を決めるのはモックドラフトに書かれているほど簡単ではない」と語っている。

     とはいえ、ケーシー・マイズ、マット・マニング、タリク・スクーバルなど多くの有望な投手を抱えている以上、タイガースの狙いが野手であることは間違いない。なかでも、トーケルソンは2023年まで契約を残すミゲル・カブレラの後継者として理想的な存在だ。モックドラフトのほとんどがトーケルソンの全体1位指名を予想しているのは、こうしたタイガースのチーム事情を考慮した結果だろう。

     今年のドラフトは、日本時間6月11日午前8時から1日目の指名(全体37位まで)が行われ、2日目の指名(2巡目から5巡目まで)は日本時間6月12日午前6時にスタートする。全体1位はトーケルソンかマーティンか。タイガースの決断に注目だ。

  • 選手会が89試合制提案も機構側は難色 シーズン開幕の行方は?

    2020.6.10 11:35 Wednesday

     ESPNのジェフ・パッサンによると、メジャーリーグ選手会は日本時間6月10日、メジャーリーグ機構に対して89試合制でのシーズン開催、完全な日割り給与、ポストシーズン出場枠の拡大などを提案した。選手会は当初、114試合制でのシーズン開催を要求しており、試合数を減らすことで機構側へ歩み寄る姿勢を示した形。しかし、機構側は本来のレギュラーシーズン最終日である日本時間9月28日以降にレギュラーシーズンの試合を開催することに前向きではなく、交渉が合意に達する可能性は低いと見られている。

     ESPNのカール・ラベックによると、機構側は「選手たちの健康面を考慮すると、レギュラーシーズンを9月27日(現地時間)以降まで引き延ばすことは起こりえない。60~70試合でのシーズン開催の可能性は残されているが、サラリー面の問題が依然として解決していない」と話しているという。機構側は日本時間6月9日、76試合制でのシーズン開催と日割り給与の最大75%を支払うことを選手会へ提案していた。

     ESPNのジェシー・ロジャースによると、今回の選手会の提案は日本時間7月11日から10月12日までのシーズン89試合制。2020年と2021年のポストシーズン出場枠を16チーム(各リーグ8チーム)に拡大することも盛り込まれている。

     また、ポストシーズンを無観客で開催する場合、選手会へ支払われる分配金は最低5000万ドルとしている。これは機構側が選手会へ提案した内容と同じ金額だ。

     「ハイリスク」の選手の扱いについては、選手会は選手自身が「ハイリスク」の場合だけでなく、「ハイリスク」の家族と一緒に暮らしている選手がプレーしないことを選択した場合にもサラリーとサービスタイムを保証することを求めている。一方、機構側は選手自身が「ハイリスク」の場合のみに限定したい意向だ。

     選手会はさらに、レギュラーシーズンとポストシーズンの両方で試合中継の機能拡大に協力する姿勢を示している。これは試合中のマイク装着など、無観客開催のなかでファンを楽しませる試みが想定される。

     この2日間で機構側と選手会の双方が「譲歩」の姿勢を示したものの、依然として両者間には大きな溝がある。もし両者が合意できなければ、最終的にはロブ・マンフレッド・コミッショナーの裁量でスケジュールを決定できるため、関係者のあいだで噂されている「完全な日割り給与での48試合制」が現実味を帯びてくるかもしれない。

  • ドラフト全体1~30位の「最高の指名」 MLB公式サイトが特集

    2020.6.9 12:10 Tuesday

     アメリカ野球殿堂入りを果たした選手のなかには、全体1390位指名から殿堂入り選手へと成長したマイク・ピアッツァのような存在もいるが、やはり野球選手としての成功率はドラフト1巡目で指名された選手のほうが高い。メジャーリーグ公式サイトのジョー・トレーザは、過去のドラフトの全体1~30位で指名された選手のなかから順位ごとに「最高の指名」を選出する特集記事を公開した。

     記事のなかでトレーザが紹介している「最高の指名」とその他の候補者は以下の通り。

    全体1位
    アレックス・ロドリゲス(1993年マリナーズ)

    その他の候補者
    チッパー・ジョーンズ、ケン・グリフィーJr.、ジョー・マウアー、ブライス・ハーパー、スティーブン・ストラスバーグ

    全体2位
    レジー・ジャクソン(1966年アスレチックス)

    その他の候補者
    ジャスティン・バーランダー、ウィル・クラーク、ジョシュ・ベケット、クリス・ブライアント

    全体3位
    ロビン・ヨーント(1973年ブリュワーズ)

    その他の候補者
    ポール・モリター、エバン・ロンゴリア、マット・ウィリアムス、マニー・マチャド

    全体4位
    デーブ・ウィンフィールド(1973年パドレス)

    その他の候補者
    バリー・ラーキン、ケビン・ブラウン、サーマン・マンソン

    全体5位
    バスター・ポージー(2008年ジャイアンツ)

    その他の候補者
    ドワイト・グッデン、デール・マーフィー、マーク・テシェイラ、ライアン・ブラウン

    全体6位
    バリー・ボンズ(1985年パイレーツ)

    その他の候補者
    デレク・ジーター、ゲーリー・シェフィールド、ザック・グレインキー、アンソニー・レンドン

    全体7位
    クレイトン・カーショウ(2006年ドジャース)

    その他の候補者
    フランク・トーマス、トロイ・トゥロウィツキー、プリンス・フィルダー

    全体8位
    トッド・ヘルトン(1995年ロッキーズ)

    その他の候補者
    フランシスコ・リンドーア、ジム・アボット

    全体9位
    ケビン・エイピアー(1987年ロイヤルズ)

    その他の候補者
    バリー・ジート、マイケル・カダイアー、ロン・ダーリング、ハビアー・バイエズ

    全体10位
    マディソン・バムガーナー(2007年ジャイアンツ)

    その他の候補者
    テッド・シモンズ、マーク・マグワイア、ロビン・ベンチュラ、ティム・リンスカム

    全体11位
    マックス・シャーザー(2006年ダイヤモンドバックス)

    その他の候補者
    アンドリュー・マカッチェン、ジョージ・スプリンガー、グレッグ・ルジンスキー

    全体12位
    ノマー・ガルシアパーラ(1994年レッドソックス)

    その他の候補者
    カーク・ギブソン、ビリー・ワグナー、ジェレッド・ウィーバー、ヤスマニ・グランダル

    全体13位
    マニー・ラミレス(1991年インディアンス)

    その他の候補者
    クリス・セール、ポール・コナーコ、フランク・タナナ

    全体14位
    ジェイソン・バリテック(1994年マリナーズ)

    その他の候補者
    ティノ・マルティネス、デレク・リー、ホゼ・フェルナンデス、ジェイソン・ヘイワード

    全体15位
    ジム・ライス(1971年レッドソックス)

    その他の候補者
    チェイス・アトリー、クリス・カーペンター、スコット・カズミアー

    全体16位
    ランス・バークマン(1997年アストロズ)

    その他の候補者
    ショーン・グリーン、ランス・パリッシュ、ニック・スウィッシャー

    全体17位
    ロイ・ハラデイ(1995年ブルージェイズ)

    その他の候補者
    コール・ハメルズ、ゲーリー・マシューズ、ブラッド・リッジ

    全体18位
    コリー・シーガー(2012年ドジャース)

    その他の候補者
    ウィリー・ウィルソン、R・A・ディッキー、ソニー・グレイ

    全体19位
    ロジャー・クレメンス(1983年レッドソックス)

    その他の候補者
    ボビー・グリッチ、マイク・ソーシア

    全体20位
    マイク・ムシーナ(1990年オリオールズ)

    その他の候補者
    CC・サバシア、トリー・ハンター、ボブ・ウェルチ

    全体21位
    リック・サトクリフ(1974年ドジャース)

    その他の候補者
    トッド・ウォーレル

    全体22位
    クレイグ・ビジオ(1987年アストロズ)

    その他の候補者
    ラファエル・パルメイロ、チェット・レモン、ジェイソン・ワース

    全体23位
    モー・ボーン(1989年レッドソックス)

    その他の候補者
    ジェイソン・ケンドール、ジャコビー・エルズベリー、クリスチャン・イェリッチ

    全体24位
    ロンデル・ホワイト(1990年エクスポズ)

    その他の候補者
    チャド・ビリングスリー、ウォーカー・ビューラー

    全体25位
    マイク・トラウト(2009年エンゼルス)

    その他の候補者
    チャック・ノブロック、マット・ケイン、マット・チャップマン

    全体26位
    アラン・トラメル(1976年タイガース)

    その他の候補者
    デーブ・ヘンダーソン、ダン・プリーサック

    全体27位
    バイダ・ブルー(1967年アスレチックス)

    その他の候補者
    リック・ポーセロ、トッド・ジョーンズ

    全体28位
    リー・スミス(1975年カブス)

    その他の候補者
    チャールズ・ジョンソン

    全体29位
    ジョージ・ブレット(1971年ロイヤルズ)

    その他の候補者
    アダム・ウェインライト

    全体30位
    マイク・シュミット(1971年フィリーズ)

    その他の候補者
    デービッド・ウェルズ

  • フィリーズの剛腕・ドミンゲスがトミー・ジョン手術へ

    2020.6.9 11:15 Tuesday

     フィリーズの救援右腕セランソニー・ドミンゲスがトミー・ジョン手術を受ける予定であることが明らかになった。ドミンゲスはすでに手術を受けるためにドミニカ共和国からアメリカへ入国しており、隔離期間が終了したあと、今月中に手術を受ける予定となっている。

     ドミンゲスの長期離脱はフィリーズにとって痛手となるが、予想されていなかったものではない。ドミンゲスは昨年右肘を痛め、いずれ手術が必要になると考えられていた。当初は手術を受けない治療法を選択し、今年のオープン戦で登板できるところまで回復していたが、新型コロナウイルスの感染拡大によってスプリング・トレーニングが中断される前に右肘の状態が悪化。結局、手術を受ける決断をするに至った。

     ドミンゲスは手術を受けるために数週間前からアメリカへの入国を試みていたものの、数週間にわたって入国できない状況が続いていたという。トミー・ジョン手術からの戦列復帰には通常12~18ヶ月を要するため、今月中に手術を受けたとしても、戦列復帰は早くても来季中盤以降、最悪の場合は2022年まで復帰できない可能性もある。

     新型コロナウイルスの感染拡大によってスプリング・トレーニングが中断されていなければ、ドミンゲスは3月中に手術を受けることができたかもしれない。フィリーズのチームドクターによる最初の診断は「トミー・ジョン手術が必要かもしれない」というものだったが、ドミンゲスと球団はセカンド・オピニオンを求めることで一致。ところが、セカンド・オピニオンを得る前にドミンゲスが帰国してしまったため、手術は6月まで延期されることになった(ドミンゲスの帰国には球団も同意していた)。

     ドミンゲスは平均98マイルの速球と威力抜群のスライダーを武器に、デビューイヤーの2018年は53試合に登板して2勝5敗、16セーブ、14ホールド、防御率2.95、奪三振率11.48という好成績をマーク。しかし、昨季は故障の影響もあり、27試合で3勝0敗、9ホールド、防御率4.01、奪三振率10.58と成績を落としていた。

  • MLB機構が選手会に新たな案を提示 76試合制でのシーズン開催

    2020.6.9 10:45 Tuesday

     ESPNのジェフ・パッサンによると、メジャーリーグ機構は2020年シーズンの開催についてメジャーリーグ選手会に新たな案を提示したようだ。今回の案は76試合制でのシーズン開催となっており、選手たちはこれまでに機構が提示した案よりも多くのサラリーを受け取れる可能性があるという。しかし、確実に保証されるサラリーは以前の案よりも減少しており、選手会が今回の案を受け入れる可能性は低いと見られている。

     今回の案では、76試合制でシーズンを開催し、選手には日割り給与の最大75%を支払うという仕組みになっている。選手会は最大で約14億3200万ドル(約1547億3400万円)を得ることができ、このうち9億8900万ドルが保証され、残りの4億4300万ドルはポストシーズンが無事に開催された場合に支払われるという。

     機構は新型コロナウイルスの第2波を警戒し、9月末までにレギュラーシーズン、10月までにポストシーズンを終了させたい意向。しかし、選手会は11月までプレーしてできるだけ多くの試合を消化したい意向を示していた。

     また、今回の案では機構の裁量によってポストシーズン出場枠を各リーグ8チーム(合計16チーム)に拡大することができ、「ハイリスク」と認定された選手については今季プレーせずにサラリーとサービスタイムを得ることができるという。

     さらに、フリーエージェントとなる選手が移籍先を見つけやすいように、クオリファイング・オファー対象選手獲得に伴うドラフト指名権の喪失をなくし、クオリファイング・オファー対象選手が流出した球団に補償指名権を与えるのみにすることも盛り込まれている。

     選手会専務理事のトニー・クラークがESPNに語ったところによると、クラークは選手たちが対案を取りまとめるのを待っている状況。当初希望していた114試合制を実現するのは難しく、また、選手会もそれを理解しており、次の案には114試合制は含まれないという。100%の日割り給与を求める方針は変わらないようだ。

     関係者によると、機構は選手会に水曜日(日本時間の木曜日)までに対案を提示することを求めている。当初報じられていた独立記念日(7月4日)のシーズン開幕は絶望的な状況となっており、「日割り給与を100%保証して50試合前後で開催するのが最も現実的」との声も上がっているが、シーズン開幕に向けて両者は前進することができるのだろうか。

  • グリフィーがパイレーツ? ドラフトのルールがMLBの歴史を変えた

    2020.6.8 14:00 Monday

     現在のドラフト制度では、前年のメジャー最低勝率チームに全体1位指名権が与えられているが、2004年までは各リーグの最低勝率チームに交互に与えられていた。これにより、マリナーズはケン・グリフィーJr.(1987年)とアレックス・ロドリゲス(1993年)を全体1位で指名することに成功。これ以外にもメジャー最低勝率のチームが全体1位指名権を得られなかったケースは多数ある。現在と同様にメジャー最低勝率チームに全体1位指名権が与えられていれば、メジャーの歴史は大きく変わっていた可能性があるというわけだ。

     ジ・アスレチックのスティーブン・J・ネスビットによると、旧制度下でメジャー最低勝率チームが全体1位で指名できなかったケースは25度もある。たとえば、1965年の第1回ドラフトでアスレチックスはリック・マンデーを全体1位で指名したが、前年のメジャー最低勝率チームはアスレチックス(.352)ではなくメッツ(.327)だった。

     全体1位指名権を各リーグの最低勝率チームに交互に与えるというルールにより、マリナーズは1987年のドラフトでグリフィー、1993年のドラフトでロドリゲスの獲得に成功。現在のルールでは、1987年はパイレーツ、1993年はドジャースに全体1位指名権が与えられるはずだった。

     同様に、1989年のメジャー最低勝率チームはタイガースだったが、1990年のドラフトではブレーブスに全体1位指名権が与えられ、チッパー・ジョーンズを指名。タイガースは全体2位で現在のメジャーリーグ選手会専務理事であるトニー・クラークを指名した。

     2001年のドラフトでは、ツインズが全体1位で地元出身のジョー・マウアーを指名したが、前年のメジャー最低勝率はカブスだった(カブスは全体2位でマーク・プライアーを指名)。ちなみに、ネスビットは旧制度下での「最大の勝者」にマリナーズを挙げている。

     では、2005年以降も旧制度が続いていたら、どうなっていたのか。2008年と2010年にア・リーグ最低勝率を記録したマリナーズは2009年と2011年のドラフトで全体1位指名権を与えられ、スティーブン・ストラスバーグとゲリット・コールを指名することが可能だった(2009年は全体2位でダスティン・アクリー、2011年は全体2位でダニー・ハルツェンを指名)。

     フェリックス・ヘルナンデス、ストラスバーグ、コールという先発三本柱を揃えたマリナーズは、ひょっとすると球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げるチャンスがあったかもしれない。旧制度下での「最大の勝者」がマリナーズである一方、制度変更による「最大の敗者」もマリナーズであるのは非常に興味深い。

  • もしアレックス・ロドリゲスがドジャースに指名されていたら…

    2020.6.8 12:20 Monday

     現在のドラフト制度では、全体1位指名権は前年のメジャー最低勝率のチームに与えられるが、2004年までは各リーグの最低勝率のチームに交互に与えられていた。そのため、必ずしもメジャー最低勝率のチームが全体1位指名権を持っていたわけではなかった。1992年はドジャースがメジャー最低勝率だったが、1993年のドラフトではア・リーグ最低勝率のマリナーズが全体1位指名権を獲得してアレックス・ロドリゲスを指名。メジャーリーグ公式サイトのマイケル・クレアは、現在のドラフト制度と同様に、メジャー最低勝率のドジャースが全体1位指名権を持ち、ロドリゲスを指名した場合の「ifストーリー」を紹介している。

    【1】ドジャースは歴代屈指のスター軍団となっていた

     1990年のドジャースは、1992年のエリック・ケアロスから始まり、マイク・ピアッツァ、ラウル・モンデシー、野茂英雄、トッド・ホワンズワースと5年連続で新人王を輩出。ここにロドリゲスが加われば、驚異的なスター軍団となっていたことだろう。

    【2】ドジャースは「ナ・リーグのヤンキース」になっていた

     ロドリゲスがマリナーズの正遊撃手として活躍した1995~2000年、ドジャースではホゼ・オファーマン、グレッグ・ギャグニー、ホゼ・ビスカイーノ、マーク・グルジラネック、アレックス・コーラなどが遊撃手を務めた。彼らに代わってロドリゲスが入れば、首位から1ゲーム差の1996年と2ゲーム差の1997年は地区優勝、ワイルドカード圏内から7ゲーム差の1998年と8ゲーム差の2000年はワイルドカードでポストシーズンに進出できていた可能性がある。

    【3】1997年の世界一はドジャースだった

     ロドリゲスがOPS.652のギャグニーに代わって正遊撃手を務めていれば、1997年のドジャースは地区優勝し、地区シリーズでマーリンズ、リーグ優勝決定シリーズでブレーブス、ワールドシリーズでインディアンスを破って1988年以来9年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げていただろう。

    【4】ランディ・ジョンソンはドジャースに加入していた

     1998年途中にジョンソンはマリナーズからアストロズへトレードされたが、ドジャースがイスマエル・バルデスとウィルトン・ゲレーロをトレード要員としてジョンソンの獲得を狙っているという噂があった。ドジャースはロドリゲスがいればエクスポズからグルジラネックを獲得する必要はないため、ジョンソンの交換要員にテッド・リリーを加えることができる。これによりジョンソンのドジャース移籍が成立していた可能性がある。

    【5】ケビン・ブラウンはダイヤモンドバックスと契約していた

     ジョンソンがドジャースへ移籍し、ドジャースと契約を延長していたと仮定すれば、1998年オフにドジャースがブラウンを獲得することはなく、ブラウンはダイヤモンドバックスと契約していただろう(現実の世界ではダイヤモンドバックスがジョンソンと契約)。ブラウンは2001年に故障で成績を落としており、ダイヤモンドバックスのワールドシリーズ制覇は実現していなかったかもしれない。

    【6】FAとなったロドリゲスはメッツと契約した

     ドジャースによって2000年のワイルドカード獲得を阻まれたメッツは、同年オフのロドリゲス獲得に全力を注ぎ、歴代最高額でロドリゲスと契約しただろう(現実の世界では総額2億5200万ドルでレンジャーズと契約)。これはロドリゲスとピアッツァがメッツで再びチームメイトとなることを意味する。

    【7】ロドリゲスはレッドソックスへトレードされた

     有望株ホゼ・レイエスのメジャー昇格の準備が整ったメッツは、現実の世界で2003年オフにレンジャーズがロドリゲスをヤンキースへ放出したように、ロドリゲスのトレードを検討するだろう。メッツが同じニューヨークに本拠地を置くヤンキースへスター選手を放出する可能性は低く、ロドリゲスはレッドソックスへ移籍することになったと思われる。

    ●クレアの三角トレード案
    メッツ獲得:マニー・ラミレス、ジョン・レスター、金銭
    レッドソックス獲得:ロドリゲス、マグリオ・オルドニェス、ブランドン・マカーシー
    ホワイトソックス獲得:ノマー・ガルシアパーラ、スコット・ウィリアムソン

     このトレードが成立していれば、レッドソックスが世界一となった2004年と2007年、ホワイトソックスが世界一となった2005年のチャンピオンリングの行方が変わっていたかもしれない。以上の内容はクレアによる「ifストーリー」に過ぎないが、これも開幕延期で試合がない期間の楽しみ方の1つと言えるだろう。

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