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  • ロッキーズGMが電撃辞任 フィーセルが球団社長に昇格

    2021.4.27 10:00 Tuesday

     日本時間4月27日、ロッキーズはゼネラルマネージャー(GM)兼取締役副社長を務めていたジェフ・ブライディッチが辞任することについて、球団側とブライディッチ側の双方が合意に達したことを発表した。2010年から取締役副社長兼最高執行責任者(COO)を務め、ロッキーズ在籍26年目となるグレッグ・フィーセルが球団社長兼COOへと昇格し、ブライディッチに代わって今年7月のオールスター・ゲーム開催も含め、野球運営部門のトップを務めることになった。

     ブライディッチは2004年にロッキーズの野球運営部門に加わり、野球運営部門のシニア・ディレクター、選手育成部門のシニア・ディレクターを経て、2014年10月にGMへ昇格。今季がGMとして迎える7シーズン目だった。ロッキーズを球団史上唯一の2年連続ポストシーズン進出(2017~18年)へ導いたGMだが、2015年7月のトロイ・トゥロウィツキー放出、今年2月のノーラン・アレナード放出などでファンの反感を買い、大きな批判を受けていた。

     ロッキーズは暫定GMを登用して今季を乗り切る方針を明らかにしており、暫定GMの決定までのあいだはフィーセルがその役割を担うことになる。今季終了後、正式なGM探しを開始する見込みとなっている。

     ブライディッチは「球団の将来についてディック(・モンフォート・オーナー)やグレッグ・フィーセルと話し合った結果、新しいリーダーシップ体制が必要ということが明らかになった。今回の決断はロッキーズと私にとってベストの方法になるだろう」とのコメントを発表。また、オーナーの球団運営に関するビジョンやロッキーズの球団スタッフの素晴らしさを称え、チームを支え続けてくれたファンへの感謝を述べた。

     ブライディッチの最大の功績はヘルマン・マルケス、カイル・フリーランドらを育て、球団史上最高の充実度とも言われる先発投手陣を築いたことだろう。しかし、その一方でウェイド・デービス(3年5200万ドル)、ジェイク・マギー(3年2700万ドル)、ブライアン・ショウ(3年2700万ドル)、イアン・デズモンド(5年7000万ドル)、ダニエル・マーフィー(2年2400万ドル)らの補強はことごとく失敗。2年連続ポストシーズン進出のあとは、2年連続で地区4位に沈んでいた。

  • 第4週の週間MVP アはガルシア、ナはタティスJr.とバムガーナー

    2021.4.27 09:00 Tuesday

     日本時間4月27日、2021年シーズン第4週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはアドリス・ガルシア(レンジャーズ)、ナ・リーグはフェルナンド・タティスJr.(パドレス)とマディソン・バムガーナー(ダイヤモンドバックス)が選出された。ガルシアは打率.333、4本塁打、9打点、長打率.875の好成績をマーク。タティスJr.はドジャース4連戦で大暴れし、バムガーナーはブレーブスを相手に7イニング制ダブルヘッダーの参考記録ながらノーヒッターを達成した。

     ガルシアは日本時間4月20日のエンゼルス戦で今季2号アーチを放つと、同22日のエンゼルス戦で3号、同24日のホワイトソックス戦では4号と5号を連発。メジャー初本塁打(今季1号)から3号まで、3本連続でチームにリードをもたらす本塁打(勝ち越し弾または逆転弾)となっており、これは1979年のビリー・サンプル、2012~13年のジュリクソン・プロファーに続いて球団史上3人目の快挙である。週間MVPはキャリア初受賞となった。

     タティスJr.は7試合で打率.385、5本塁打、7打点、4盗塁、9得点の活躍。5本塁打はドジャース4連戦の第2~4戦で放ったものであり、第2戦でクレイトン・カーショウから2本塁打、第3戦でトレバー・バウアーから2本塁打を放ち、2試合連続でサイ・ヤング賞経験者から2本塁打を放つという史上初の快挙を成し遂げた。週間MVPは自身2度目。パドレスからの選出はエリック・ホズマーとジョー・マスグローブに続いて今季早くも3人目である。

     バムガーナーは日本時間4月26日のブレーブスとのダブルヘッダー第2試合に先発し、ヒットを1本も許さないまま7イニングを投げ抜いた。週間MVPを受賞するのはジャイアンツ時代の2015年以来6年ぶり2度目。なお、ダイヤモンドバックスはダブルヘッダー第1試合でザック・ギャレンが1安打完封をマークしており、ダブルヘッダーの2試合で相手チームを1安打以下に抑えた史上初のチームとなった。

  • パワー・ランキング更新 好調のアスレチックスが2位に急上昇

    2021.4.26 15:30 Monday

     日本時間4月26日、メジャーリーグ公式サイトでは各球団のここまでの戦いを反映した最新のパワー・ランキングが公開された。開幕から約1ヶ月が経過し、メジャー最高勝率はドジャース。しかし、ドジャースが所属するナ・リーグ西部地区はジャイアンツがパドレスを上回る好成績を残しており、「ドジャースとパドレスの2強」という予想通りの展開とはなっていない。一方、ア・リーグではロイヤルズがリーグ最高勝率をマーク。そうした各球団の戦いぶりがライター9人の投票で決まるパワー・ランキングにも反映されつつある。

     ドジャースはパドレス4連戦に1勝3敗と負け越したが、パワー・ランキング1位をキープ。15勝7敗、勝率.682はメジャー最高成績となっている。2位にはアスレチックスが前回の15位から急浮上。日本時間4月26日のオリオールズ戦に1対8で敗れ、連勝は13でストップしたが、開幕6連敗を喫したチームとは思えないほどの快進撃を見せ、14勝8敗、勝率.636でア・リーグ西部地区の首位に立っている。連勝中は81得点に対して36失点と相手チームを圧倒した。

     ドジャースに次ぐ2位をキープしていたパドレスは3位に後退。しかし、故障者リストから戦列復帰したフェルナンド・タティスJr.が直近6試合で打率.435(23打数10安打)、5本塁打、6打点と調子を上げており、スーパースター候補生の復調とともにここから勢いを増していく可能性がある。4位のレッドソックスは前回の3位から1ランクダウン。14勝9敗、勝率.609でア・リーグ東部地区の首位に立っているが、4戦4勝のエドゥアルド・ロドリゲス以外が先発する試合では勝率5割前後にとどまっている。

     強力ローテーションを誇るブリュワーズは5位をキープ。日本時間4月26日のカブス戦は6対0で快勝したが、エースのブランドン・ウッドラフが6回無失点の好投を見せ、今季は5先発で防御率1.55、WHIP0.72と素晴らしい成績を残している。チーム全体の先発防御率2.22は依然としてメジャー1位である。

     この5球団に続く6位以下のランキングは以下のようになっている(カッコ内は前回の順位)。

    6 ホワイトソックス(10)
    7 ロイヤルズ(20)
    8 メッツ(8)
    9 レイズ(9)
    10 ブレーブス(7)
    11 カージナルス(13)
    12 ヤンキース(11)
    13 ツインズ(6)
    14 アストロズ(12)
    15 ブルージェイズ(17)
    16 ジャイアンツ(18)
    17 エンゼルス(14)
    18 レッズ(4)
    19 フィリーズ(16)
    20 カブス(22)
    21 マリナーズ(21)
    22 インディアンス(19)
    23 マーリンズ(23)
    24 ダイヤモンドバックス(29)
    25 パイレーツ(27)
    26 ナショナルズ(24)
    27 オリオールズ(26)
    28 レンジャーズ(28)
    29 タイガース(25)
    30 ロッキーズ(30)

  • タティスJr.が今日も2発 ボンズに次ぐ史上2人目の快挙も達成

    2021.4.25 13:00 Sunday

     フェルナンド・タティスJr.(パドレス)が日本時間4月24日のドジャース戦に続いて同25日の同カードでも2本塁打を放った。2試合連続の複数本塁打は1972年のネイト・コルバート、1995年のケン・カミニティ、2001年のライアン・クレスコ、2007年のブライアン・ジャイルズに次ぐ球団史上5人目の快挙。また、ビジター球団の選手がドジャー・スタジアムで2試合連続の複数本塁打を記録するのは2002年4月2~3日(現地時間)のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)に次ぐメジャー史上2人目の快挙となっている。

     前日の試合でクレイトン・カーショウから2打席連続アーチを放ったタティスJr.は、今日の試合ではトレバー・バウアーと対戦。1回表の第1打席で左中間への5号先頭打者アーチを放ち、一塁ベースを回ったところで自軍ベンチに向かって片目を隠す仕草を見せた。これは今年のオープン戦でバウアーがパドレスを相手に片目をつぶって投球したことに対抗したものである。

     3回表の第2打席では空振り三振に倒れたタティスJr.だが、2対2の同点で迎えた6回表の第3打席ではバウアーからセンターへの6号勝ち越しソロ。前日に続いて2試合連続の2本塁打となった。タティスJr.は現在22歳112日であり、2試合連続の複数本塁打を達成した選手としてはコディ・ベリンジャー(2017年:21歳335日)とジョージ・スコット(1966年:22歳44日)に次ぐ史上3番目の年少記録となっている。

     また、同一シーズンにサイ・ヤング賞経験者を相手に1試合複数本塁打を複数回マークしたのは1966年のフェリペ・アルー(バーン・ロウとサンディ・コーファックス)、1980年のゴーマン・トーマス(ジム・パーマーとロン・ギドリー)、1982年のロビン・ヨーント(ゲイロード・ペリーとパーマー)、1997年のケン・グリフィーJr.(デービッド・コーンとロジャー・クレメンス)、2018年のマニー・マチャド(CCサバシアとコリー・クルーバー)に次ぐ史上6人目の快挙。ただし、2試合連続はタティスJr.が唯一である。また、1シーズンで3度マークした選手はいないため、タティスJr.は今季、メジャー新記録を達成するチャンスがありそうだ。

  • ナショナルズ低迷ならシャーザーがトレード要員になる可能性も

    2021.4.23 16:30 Friday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドはマックス・シャーザー(ナショナルズ)が「第2のジャスティン・バーランダー(アストロズ)」になる可能性があると指摘する。これはサイ・ヤング賞を複数回受賞し、ワールドシリーズのチャンピオンリングも手にして将来のアメリカ野球殿堂入りが有力視されているというキャリアの類似性を指しているわけではない。2017年8月末にバーランダーがタイガースからアストロズへトレードされたように、シャーザーにも今夏トレードの可能性があるというのだ。

     ナショナルズはまだ今季16試合を消化しただけだが、7勝9敗でナ・リーグ東部地区の最下位に沈んでいる(ただし首位とは1ゲーム差に過ぎない)。フアン・ソトとスティーブン・ストラスバーグが故障者リスト入りし、パトリック・コービンは防御率10点台、ジョー・ロスとエリック・フェッディは防御率5点台という状況。このまま調子が上がらず、低迷が続くようであれば、今季が契約最終年であるシャーザーのトレード放出が現実味を帯びてくるというわけだ。

     今季のシャーザーはここまで4試合に登板して25イニングを投げ、1勝1敗、防御率1.80、33奪三振の好成績をマーク。ア・リーグ球団の幹部のなかには「彼は実力を発揮しており、2017年のバーランダーよりも良い位置にいる。バーランダーはトレード前の2年ほど、あまり良いピッチングをしていなかった」と指摘する者もいる。「シャーザーはバーランダーと同じように、先発ローテーションの1番手として強大なインパクトを与える力を持っている」とシャーザーの実力は高く評価されている。

     シャーザーはサービスタイム10年以上かつ同一球団在籍5年以上の選手が手にするトレード拒否権を持っているため、トレードを拒否することも可能だが、シャーザーに近い関係者は「マックスは競争者であり、勝つチャンスのあるチームへの移籍は受け入れるだろう」と話している。シャーザーの今季の年俸は3500万ドルであり、7月末にトレードでシャーザーを獲得するチームは年俸の3分の1にあたる1200万ドル前後を負担する必要があるが、「彼がトレード市場の人気者になるのは間違いない」との声すら上がっている。

     フェインサンドはシャーザーの獲得に動く可能性があるチームとしてエンゼルス、アスレチックス、カージナルス、ジャイアンツ、ヤンキースの5球団をリストアップ。シャーザーはこれらのチームへ移籍し、「第2のバーランダー」としてチームをワールドシリーズ制覇へ導くことになるのだろうか。

  • トラウト左肘死球で途中交代 明日の試合には出場可の見込み

    2021.4.23 15:30 Friday

     日本時間4月23日、エンゼルスはアストロズ戦に2対8で敗れたが、この試合の4回表にマイク・トラウトが左肘に死球を受け、5回裏の守備からベンチへ退くというアクシデントがあった。エンゼルスはトラウトの状態について「左肘の打撲」と発表。試合後、トラウトは「状態は良くなっているよ。治療を受けて、明日の試合には出場できたらいいなと思っている」と話しており、現時点では明日の試合には出場できる見込みとなっている。

     トラウトは4回表の第2打席でアストロズ先発のクリスチャン・ハビアーが投じた93.1マイル(約149.8キロ)のフォーシームを左肘に受けた。かなり痛がった様子を見せたトラウトだが、試合後には「肘あてのどこにも当たっていないような感じがしたけれど、映像を確認したら肘あてがとても役に立っていたことがわかった」とコメント。5回裏の守備からスコット・シェブラーとの交代でベンチへ退いたが、肘あてのおかげで重傷を回避することができたようだ。

     5回表が終了した時点で0対7とアストロズに大量リードを許していたこともあり、ジョー・マドン監督はトラウトをベンチに下げ、治療に専念させることを選択。マドンはこの交代が故障の予防措置であったことを認めており、トラウトには「氷で冷やして明日に備えたらどうだ」と声を掛けたという。マドンは試合後、「ひと晩でどれくらい回復するかはわからないけれど、今のところ、彼は明日の試合でプレーできると思う」と語った。

     MVP3度の実績を誇るトラウトは、今季ここまでチームの全17試合に出場して打率.393(56打数22安打)、5二塁打、6本塁打、12打点、出塁率.521、OPS1.325と絶好調。OPS.963の大谷翔平や同1.004のジャレッド・ウォルシュとともにエンゼルス打線を牽引している。好スタートを切りながらもここ最近は失速気味のエンゼルスにとって、トラウトが故障離脱するような事態になれば大ダメージは避けられなかっただけに、1試合を途中交代するだけの軽傷で済みそうなのは朗報と言えそうだ。

  • パドレスに朗報 ラメットIL入りも長期離脱は回避の見込み

    2021.4.23 10:30 Friday

     パドレスに朗報だ。日本時間4月22日のブリュワーズ戦に先発したディネルソン・ラメットは右前腕の張りを訴えて2イニングを投げただけで降板し、同23日には10日間の故障者リストに登録されたが、検査の結果、肘や前腕に炎症は見られず、同24日に投球プログラムを再開できることになった。ジェイス・ティングラー監督は「ラメットは治療を受けているが、今のところは非常に状態がいいとの報告を受けている」とコメント。心配された長期離脱は回避できそうだ。

     ラメットはメジャー3年目の昨季、12試合に先発して3勝1敗、防御率2.09、93奪三振の好成績をマークしてサイ・ヤング賞投票で4位にランクイン。先発ローテーションの中心的存在へと成長を遂げた。しかし、レギュラーシーズン最終登板で右肘の内側側副靭帯を痛め、ポストシーズンを欠場。今春はスロー調整を強いられ、レギュラーシーズンの最初の3週間を欠場することになった。

     そうして迎えた今季初登板は1回表の先頭打者にヒットを許したあと、3者連続三振を奪うなど、2回29球を投げて被安打1、奪三振4、与四球1、失点0と上々のピッチング。ところが、2イニングを投げ終えたところで右前腕の張りを訴え、早期降板となった。ティングラーによると、ラメットが慎重な調整を行ってきたなかで、故障の再発が懸念される事態に陥ったのは今回が初めてだったという。「明日の投球時にはより多くの情報が得られると思う。ひとまず様子を見てみよう」と指揮官は話している。

     パドレスは現時点ではラメットが最短の10日間で戦列復帰できると楽観的に考えており、MRI検査を受けさせる予定もないという。ラメットが順調に投球プログラムを消化し、戦列復帰することができれば、ダルビッシュ有、ブレイク・スネル、ジョー・マスグローブ、クリス・パダックとともに形成する強力ローテーションがいよいよ本格的に始動することになる。

     なお、パドレスは日本時間4月23日から敵地ドジャー・スタジアムでのドジャース4連戦がスタート。ペトコ・パークでの3連戦は1勝2敗と負け越しただけに、1つでも多くの勝利を手にしておきたいところだ。

  • 明日先発の大谷 打席には立たず、75球前後に制限の予定

    2021.4.20 09:30 Tuesday

     エンゼルスの大谷翔平は日本時間4月21日のレンジャーズ戦で今季2度目の登板予定となっているが、「2番・投手」でスタメン出場した前回登板とは異なり、今回は投手に専念することになった。メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスを担当するレット・ボリンガー記者は「大谷が75球前後に制限される予定であること」「ケガの予防のためにラインナップには入らないこと」「登板翌日の打者出場は様子を見て決める予定であること」を伝えている。

     大谷が今季唯一登板したのは日本時間4月5日のホワイトソックス戦。この日は「2番・投手」でスタメン出場して第1打席で先制の2号ソロを放ち、4回まで相手打線を無得点に抑えた。ところが、5回表に二死満塁のピンチを招くと、暴投と振り逃げ(捕逸)、捕手マックス・スタッシの悪送球で3失点。本塁上で走者と交錯するシーンもあり、球数が92球に達していたため、このイニングを投げ切れずにマウンドを降りた。大谷に記録された自責点は1で、今季の防御率は1.93となっている。

     今季の大谷は登板した翌日に代打で出場したのを除いて、すべての試合に2番打者としてスタメン出場しており、ここまで全13試合に出場して打率.333、3二塁打、2三塁打、4本塁打、12打点、2盗塁、OPS1.076という素晴らしい活躍を見せている。先発ローテーションの2周目は右手中指のマメの影響で登板を回避したが、ブルペンでの投球練習では「登板に問題なし」との判断が下された。ジョー・マドン監督によると、マメの再発による早期降板に備え、ロングリリーフの投手を待機させる予定となっているようだ。

     なお、レンジャーズとの3連戦は日本時間4月20日からスタートし、その初戦には「2番・DH」でスタメン出場することがすでに発表されている。レンジャーズは有原航平が先発予定となっており、北海道日本ハムファイターズでチームメイトだった2人の直接対決には大きな注目が集まりそうだ。

  • 第3週の週間MVPはノーヒッター・ロドンと絶好調のアクーニャJr.

    2021.4.20 09:00 Tuesday

     日本時間4月20日、2021年シーズン第3週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはカルロス・ロドン(ホワイトソックス)、ナ・リーグはロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)が選出された。ロドンは同15日のインディアンス戦で9回一死まで完全試合を継続し、球団史上20度目のノーヒッターを達成。一方のアクーニャJr.は7試合に出場して打率.385、1二塁打、1三塁打、3本塁打、8打点、1盗塁、13得点、7四球、出塁率.515、長打率.846と絶好調だった。

     ロドンはメジャー7年目にして週間MVPを初受賞。ホワイトソックスではシーズン第1週にイェルミン・メルセデスが週間MVPを受賞しており、シーズンのこれほど早い時期にホワイトソックスから2人の受賞者が誕生するのは2011年のシーズン第1週にカルロス・クエンティン、第2週にポール・コナーコが受賞して以来のことである。

     与死球1つで完全試合を逃したロドンだが、日本時間4月10日にノーヒッターを達成したジョー・マスグローブ(パドレス)も同様に与死球1つで惜しくも快挙達成を逃しており、これは史上5人目、6人目の珍事。ロドンは2014年ドラフト全体3位指名でホワイトソックスに入団したあと、故障に悩まされるシーズンが続き、昨季終了後にはノンテンダーFAも経験していたが、今季はここまで2試合に先発して2勝0敗、防御率0.00とようやく本格開花のときを迎えようとしている。

     一方、メジャー4年目のアクーニャJr.は23歳の若さながら早くも通算3度目の受賞となった。今季7本塁打はメジャー最多の数字であり、開幕13試合で長打14本は1959年のハンク・アーロンと並ぶ球団史上最多タイ記録となっている。

     今季はここまで16試合に出場して打率.419、7本塁打、16打点、3盗塁、OPS1.373と絶好調。日本時間4月21日のカブス戦で腹部を痛め、状態が心配されたものの、検査の結果、軽症であることが判明し、故障者リスト入りは回避できることになった。

  • 最新のパワー・ランキング トップ5に3球団が新規ランクイン

    2021.4.19 15:00 Monday

     日本時間4月19日、メジャーリーグ公式サイトでは各球団のここまでの戦いを反映した最新のパワー・ランキングが公開された。レッドソックス、ロイヤルズ、マリナーズがア・リーグ各地区の首位に立ち、ヤンキースがリーグ最低勝率に沈むなど、予想外の展開となっているシーズン序盤。ナ・リーグではレッズがメジャー2位の得失点差(+24)を記録する快進撃を見せている。9人のライターの投票で決まるパワー・ランキングにも大きな変動があった。

     1位ドジャース、2位パドレスは前回から不変だったが、3位には前回20位のレッドソックスが大幅ランクアップ。オリオールズに開幕3連敗を喫したあと、13試合で10勝をマークした快進撃が高く評価された。その戦いを支えているのは安定感のあるブルペンで、救援防御率3.03はメジャー6位の好成績。また、勝利した10試合のうち6試合で7得点以上を記録するなど、打線の頑張りも目立っている。

     4位は前回8位のレッズ。チーム合計24本塁打はブレーブス(25本塁打)に次ぐメジャー2位の数字であり、好調な打線がチームの快進撃を支えている。開幕から不調だったジョーイ・ボットーがこの1週間は23打数10安打(打率.435)、3本塁打、7打点と好調で、球団史上3人目となる300本塁打まであと2本。また、日本時間4月18日のインディアンス戦ではライナーを好捕し、トリプルプレーを完成させた。

     5位にはブリュワーズが前回の14位から大幅ランクアップ。特に先発陣の好調ぶりが目立ち、先発防御率2.07はメジャー1位の数字となっている。エースのブランドン・ウッドラフが防御率2.12と安定しているのに加え、昨季急成長を遂げたコービン・バーンズは防御率0.49、WHIP0.22と驚異的なピッチング。フレディ・ペラルタにも覚醒の予感が漂っており、強力ローテーションは今後の他球団の脅威となりそうだ。

     6位以下のランキングは以下のようになっている(カッコ内は前回の順位)。

    6 ツインズ(4)
    7 ブレーブス(6)
    8 メッツ(10)
    9 レイズ(9)
    10 ホワイトソックス(7)
    11 ヤンキース(3)
    12 アストロズ(5)
    13 カージナルス(13)
    14 エンゼルス(11)
    15 アスレチックス(17)
    16 フィリーズ(15)
    17 ブルージェイズ(12)
    18 ジャイアンツ(22)
    19 インディアンス(19)
    20 ロイヤルズ(21)
    21 マリナーズ(24)
    22 カブス(18)
    23 マーリンズ(23)
    24 ナショナルズ(16)
    25 タイガース(25)
    26 オリオールズ(26)
    27 パイレーツ(30)
    28 レンジャーズ(28)
    29 ダイヤモンドバックス(27)
    30 ロッキーズ(29)

  • エンゼルス・大谷 今季2度目の先発は日本時間21日に決定

    2021.4.19 04:00 Monday

     日本時間4月19日、エンゼルスは大谷翔平が同21日に本拠地エンゼル・スタジアムで行われるレンジャーズ戦に先発する予定であることを発表した。大谷は同18日にブルペンで30球を投じ、ジョー・マドン監督はこれを踏まえて次回登板を決定する方針を明らかにしていた。エンゼルスはツインズ戦2試合が延期となったため、大谷の登板も後ろにずれ込む可能性があったが、レンジャーズ3連戦でディラン・バンディ、大谷、ホゼ・キンターナの3人が先発することになった。

     大谷が今季唯一登板したのは日本時間4月5日のホワイトソックス戦。この日は「2番・投手」でスタメン出場して第1打席で先制の2号ソロを放ち、4回まで相手打線を無得点に抑えた。ところが、5回表に二死満塁のピンチを招くと、暴投と振り逃げ、捕手マックス・スタッシの悪送球で3失点。本塁上で走者と交錯するシーンもあり、球数が92球に達していたため、このイニングを投げ切れずにマウンドを降りた。大谷に記録された自責点は1で、今季の防御率は1.93となっている。

     今季の大谷は登板した翌日に代打で出場したのを除いて、すべての試合に2番打者としてスタメン出場しており、今季2度目の登板となる日本時間4月21日も「2番・投手」でスタメンに名を連ねる可能性がある。先発ローテーションの2周目は右手中指のマメの影響で登板を回避したが、ブルペンでの投球練習では「登板に問題なし」との判断が下されたようだ。マドンによると、マメの再発による早期降板に備え、ロングリリーフの投手を待機させる予定となっているという。

     打者としてはここまで全13試合に出場して打率.333、3二塁打、2三塁打、4本塁打、12打点、2盗塁、OPS1.076という素晴らしい活躍を見せている大谷。今季2度目のマウンドでもバッターボックスと同様の輝きを見せることができるか注目だ。なお、3連戦の初戦ではレンジャーズの有原航平が先発予定となっており、打者・大谷との対決が実現するかもしれない。

  • ナショナルズ・ストラスバーグ 右肩の炎症で戦線離脱

    2021.4.19 02:30 Monday

     日本時間4月19日、ナショナルズはスティーブン・ストラスバーグを右肩の炎症により10日間の故障者リストに登録したことを発表した(同16日にさかのぼって適用)。現在32歳のストラスバーグは今季ここまで2試合に先発して0勝1敗、防御率6.30という成績。同8日のブレーブス戦では6回1安打無失点と好投したが、同14日のカージナルス戦では3本塁打を浴び、5回途中8安打8失点(自責点7)でノックアウトされていた。

     ストラスバーグは2019年シーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してFAとなり、ナショナルズと7年2億4500万ドルで再契約。しかし、昨季は右手根管の神経炎によりわずか2試合しか登板できなかった(0勝1敗、防御率10.80)。今季はマックス・シャーザーに次ぐ先発2番手として復活が期待されていただけに、故障離脱はナショナルズにとって大きな痛手となる。

     ナショナルズはストラスバーグのほか、左脇腹を痛めているワンダー・スエロの故障者リスト入りも発表。故障離脱した2人に代わってパオロ・エスピーノとライン・ハーパーの2人がメジャー昇格を果たした。現在34歳のエスピーノは昨季3年ぶりにメジャーへ昇格して2試合に登板。日本時間4月19日のダイヤモンドバックス戦でストラスバーグに代わって先発を務めることになっている(記事執筆時点ですでに試合は始まっており、1回表にジョシュ・ロハスに1号先頭打者アーチを被弾)。

     現在32歳のハーパーはツインズでメジャーデビューした2019年に61試合で4勝2敗1セーブ、12ホールド、防御率3.81をマークしたものの、ナショナルズへ移籍した昨季は23試合で1勝0敗、1ホールド、防御率7.61と低調だった。ナショナルズが日本時間4月7日に5日遅れの開幕を迎えたときにメジャー昇格を果たしたが、登板機会がないまま3日後に降格。今季すでに8試合に登板しているスエロに代わってブルペンの一角を担うことになりそうだ。

  • 通算319本塁打のブルース 今日の試合をもって現役引退へ

    2021.4.19 02:00 Monday

     メジャー14年間で通算319本塁打を放ったジェイ・ブルース(ヤンキース)は日本時間4月19日のレイズ戦をもって現役を引退することを表明した。現在34歳のブルースは2005年のドラフトでレッズから1巡目(全体12位)指名を受けてプロ入り。レッズ、メッツ、インディアンス、マリナーズ、フィリーズ、ヤンキースと6球団で14年間プレーし、オールスター・ゲームに3度、シルバースラッガー賞に2度選出された。今季はここまで10試合に出場して打率.118、1本塁打、3打点、OPS.466にとどまっている。

     ブルースは「素晴らしい14シーズンを過ごし、私は野球から引退するという非常に難しい決断を下しました。大人になったら野球選手になりたいと思っていましたが、その夢を叶えることができ、一生の思い出というのが控えめな表現になるくらいの経験ができました。このスポーツは私が求めていた以上のものを私に与えてくれました」と述べ、現役引退を表明した。

    「私が最も大切にしているのは(これまでに出会ってきた)人々です。私が長年にわたって築いてきた人々との関係はクラブハウスのなかにとどまりません。チームメイト、コーチ、トレーナー、クラブハウスのスタッフ、ファン、そして現在の私を作ってくれた数え切れないほどの人々に感謝しています」とブルース。「シンシナティ・レッズのみなさん、テキサス州ボーモント出身の18歳の若者を信じてくれてありがとうございました。生涯の夢を追いかけることを許してくれたことに永遠に感謝します。また、私をチームの一員として迎えてくれたニューヨーク・メッツ、クリーブランド・インディアンス、シアトル・マリナーズ、フィラデルフィア・フィリーズ、ニューヨーク・ヤンキースにも感謝しています」と所属した各球団への感謝を述べた。

     そして「この14シーズンで訪れたすべての場所が特別であり、私と私の家族はその道中で助けてくれたり、もてなしてくれたりしたことにとても感謝しています。私はずっと野球を愛してきました。これからもずっと(野球の)ファンであり続けるでしょう。ありがとうございました」と引退発表の声明文を締めくくった。

  • ツインズにコロナ陽性者発生 エンゼルス戦2試合が延期に

    2021.4.18 11:00 Sunday

     日本時間4月18日と19日に予定されていたツインズ対エンゼルスの2試合が延期となった。ツインズのロッコ・バルデリ監督によると、チーム内で過去2日間のうちに選手2名、スタッフ1名の新型コロナウイルス陽性が判明したという。また、選手2名のうち1名がカイル・ガーリック外野手であることも明らかにされている。追加の検査と感染経路の特定を行うために、大谷翔平が所属するエンゼルスとの2試合を延期することが決定された。

     ツインズではアンドレルトン・シモンズ内野手が新型コロナウイルス陽性によりチームを離脱しているが、新たに発生した陽性者がシモンズを経由して感染した可能性は低いとみられている。シモンズは日本時間4月14日からチームを離れており、新たに発生した陽性者とシモンズが接触した形跡はほとんど見当たらないという。また、スタッフ1名の陽性が判明したのは昨日、ガーリックの陽性が判明したのは今日であることも明らかになっている。

     メジャーリーグでは今季、ナショナルズで新型コロナウイルスのクラスターが発生し、開幕からの4試合が延期に。日本時間4月7日にブレーブスとの開幕戦を迎えることができたものの、多くの主力選手を欠いた状態でのシーズン開幕を強いられた。また、アストロズは現在、ホゼ・アルトゥーベ、アレックス・ブレグマン、ヨルダン・アルバレス、マーティン・マルドナード、ロベル・ガルシアの5名が理由非公表で故障者リスト入りしており、厳しい戦いを強いられている。

     大谷は日本時間4月18日にブルペンで30球を投じ、ジョー・マドン監督は早ければ同21日のレンジャーズ戦で登板する可能性があることを示唆していた。しかし、ツインズ戦2試合に先発予定だったホゼ・キンターナとアレックス・カッブの2人がそのままレンジャーズ戦にスライドする可能性があり、そうなれば大谷の登板も後ろにずれ込むことになる。登板日の確定までにはもう少し時間がかかりそうだ。

  • ブレーブスの36歳・カズマーJr. 12年206日ぶりのメジャー復帰

    2021.4.18 10:00 Sunday

     パドレス時代の2008年にメジャーで1シーズンだけプレーしたショーン・カズマーJr.(ブレーブス)が長いマイナー生活を経て、実に12年206日ぶりにメジャーの舞台へ戻ってきた。カズマーJr.が最後にメジャーの試合に出場したのは2008年9月23日(現地時間)。それから12年以上が経過し、カズマーJr.は日本時間4月18日にメジャー昇格を果たし、カブス戦の5回表に代打で出場した(一死1塁で4-6-3の併殺打)。

     現在36歳のカズマーJr.は久しぶりのメジャー復帰を果たした試合後、「いろんな感情が込み上げてきた。もちろん(試合に負けたのは)求めていた結果ではなかったし、勝つことができればよかったと思うけれど(メジャー復帰を果たせて)いい気分だ。ここに居られて嬉しいし、もう少し長くここに居られたらいいなと思う」とコメント。妻と両親も観戦に訪れており、「2度目のメジャーデビュー」のような一戦となった。

     メジャーリーグの歴史を遡ってみても、12年以上ものスパンを空けて試合に出場した選手は多くない。公式記録を扱う「エリアス・スポーツ・ビューロー」によると、カズマーJr.より長いスパンを空けてメジャーの試合に出場したのは、1936年にインディアンス、1949年にセントルイス・ブラウンズ(現オリオールズ)でプレーしたラルフ・ワインガーナー(13年14日)が最後だという。1900年以降では、カズマーJr.の12年206日は9位にランクインする。

     ブライアン・スニッカー監督は「私がこれまでに(マイナーも含めて)監督を務めてきたなかで最高の瞬間の1つかもしれない。2008年の次が2021年なんて冗談みたいだよね。でも、彼はよりよい選手になっている。毎年スプリング・トレーニングで素晴らしい活躍をしてきた」とコメント。カズマーJr.はオープン戦で2019年は打率.414、今年も打率.409の好成績を残しており、メジャー復帰を諦めずに続けてきた努力がついに実ったのだった。

  • タティスJr.が戦列復帰 ベリンジャーは亀裂骨折が判明

    2021.4.17 09:00 Saturday

     日本時間4月17日、今季最も注目されるカードの1つであるドジャース対パドレスが今季初対戦を迎える。パドレスは左肩の亜脱臼で故障者リスト入りしていたフェルナンド・タティスJr.がドジャースとの今季初対戦を前に戦列復帰。最短の10日間で戦列に戻ってきた。一方、ドジャースのコディ・ベリンジャーは左ふくらはぎの打撲で故障者リスト入りしているが、腓骨を亀裂骨折していることが判明。戦列復帰にはしばらく時間がかかりそうだ。

     タティスJr.は今季5試合に出場して打率.167(18打数3安打)、1本塁打、1打点、OPS.619を記録。日本時間4月6日のジャイアンツ戦で空振り三振に倒れた際に左肩を負傷し、10日間の故障者リストに登録されていた。パドレスはトレント・グリシャムがハムストリングを痛めて開幕から1週間ほどを欠場していたため、今季初めてグリシャムとタティスJr.の1・2番コンビが揃ったことになる。グリシャムはタティスJr.の復帰について「彼は試合の流れを変える力を持った男だ。彼が戻ってきてくれるのは嬉しいよ」と話している。

     ベリンジャーは今季4試合に出場して打率.211(19打数4安打)、0本塁打、2打点、OPS.654を記録。日本時間4月6日のアスレチックス戦で内野安打を放った際に一塁ベース上で相手投手に左ふくらはぎを蹴られる形となり、当初は「打撲」との診断で10日間の故障者リストに登録されていた。しかし、デーブ・ロバーツ監督は直近の検査で左腓骨の亀裂骨折が判明したことを明らかにし、「数日で復帰できるようなものではない」と話している。

     今季注目のドジャースとパドレスの対戦は4月中に7試合も組まれている。まず日本時間4月17日からパドレスの本拠地ペトコ・パークで3連戦を戦い、同23日からはドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムで4連戦を戦う予定。なお、注目の今季初対戦はドジャースがウォーカー・ビューラー、パドレスが有望株ライアン・ウェザースの先発予定となっている。

  • メジャー最後はリベラ 各球団最後の背番号「42」は誰?

    2021.4.16 18:00 Friday

     現地時間4月15日、メジャーリーグは今年もジャッキー・ロビンソン・デーを迎えた。ジャッキー・ロビンソンのメジャーデビューから50年後、1997年4月15日にロビンソンの背番号「42」は全球団共通の永久欠番となったが、その時点で背番号「42」をつけていた選手に限り、それ以降も「42」の使用が認められた。そして、2013年限りでヤンキースのマリアーノ・リベラが引退したことにより、背番号「42」の現役選手はゼロに。ここでは各球団で最後に背番号「42」をつけた選手を紹介する。

    オリオールズ:レニー・ウェブスター(1997~99年)
    正捕手クリス・ホイルズの控えとして1998年には自己最多の108試合に出場。メジャー12年間で5球団に在籍したが、背番号「42」をつけたのはオリオールズ時代だけだった。

    レッドソックス:モー・ボーン(1991~98年)
    打点王のタイトルを獲得した1995年にMVPを受賞した強打者。エンゼルス、メッツでも背番号「42」をつけた。「42」を背負った最後のアフリカ系アメリカ人選手でもある。

    ヤンキース:マリアーノ・リベラ(1995~2013年)
    ロビンソンとともに背番号「42」の代名詞と言える偉大なクローザー。歴代最多の652セーブを記録し、2019年には史上唯一となる満票でのアメリカ野球殿堂入りを果たした。

    レイズ:該当者なし

    ブルージェイズ:ゼイビアー・ヘルナンデス(1989年)
    メジャーデビューした1989年に1シーズンだけ背番号「42」をつけたリリーフ右腕。同年オフにルール5ドラフトでアストロズへ移籍。それ以降「42」を背負うことはなかった。

    ホワイトソックス:スコット・ラフコーン(1996年)
    1991年ドラフト全体25位で指名された右腕。マイナーでは好成績を残したが、メジャーでは5年間で通算0勝8敗に終わった。メジャー4年目の1996年に背番号「42」をつけた。

    インディアンス:マイケル・ジャクソン(1997~99年)
    インディアンスとツインズの2球団で最後の背番号「42」となったリリーフ右腕。1998年は69試合に登板して40セーブ、防御率1.55の好成績。メジャー17年間で1005試合に登板した。

    タイガース:ホゼ・リマ(2001~02年)
    メジャー通算89勝の先発右腕。最初のタイガース在籍時(1994~96年)は背番号「32」だったが、アストロズ移籍後に「42」をつけ、タイガース復帰後も引き続き「42」を背負った。

    ロイヤルズ:トム・グッドウィン(1995~97年)
    メジャー通算369盗塁を記録した俊足の外野手。ロイヤルズ移籍2年目の1995年から1997年7月にディーン・パーマーとのトレードでレンジャーズへ移籍するまで背番号「42」をつけた。

    ツインズ:マイケル・ジャクソン(2002年)
    インディアンスでプレーしたあと、アストロズに所属した2001年は背番号「38」をつけていたが、ツインズへ移籍した2002年は再び「42」に。58試合に登板して防御率3.27を記録した。

    アストロズ:ホゼ・リマ(1997~2001年)
    1996年12月にタイガースからトレードで加入し、1998年に16勝、1999年には自己最多の21勝をマーク。しかし、2000年開場の新球場とは致命的に相性が悪く、同年は48本塁打を浴びた。

    エンゼルス:モー・ボーン(1999~2000年)
    レッドソックスからFAとなり、6年8000万ドルの大型契約で加入。2年連続で30本塁打、100打点をクリアしたが、2001年は故障で全休し、同年12月にメッツへトレードされた。

    アスレチックス:バディ・グルーム(1996~97年)
    メジャー生活14年のリリーフ左腕。タイガース時代の1992~95年にも背番号「42」をつけた。アスレチックスでプレーした4年間(1996~99年)はいずれも70試合以上に登板した。

    マリナーズ:ブッチ・ハスキー(1999年)
    2度のシーズン20本塁打を記録した外野手。1995~98年にメッツで背番号「42」をつけていたため、マリナーズへトレードされた1999年も引き続き「42」を背負うことができた。

    レンジャーズ:マーク・サグモエン(1997年)
    1997年にメジャーで1年だけプレーした外野手兼一塁手。奇しくも1997年4月15日にメジャーデビューした。出場した21試合で放った唯一の本塁打はランニング本塁打だった。

    ブレーブス:アーマンド・レイノーソ(1991~92年)
    メジャー12年間で3度の2ケタ勝利を含む68勝を挙げた右腕。デビューしたブレーブスで2年間、球団拡張ドラフトで移籍したロッキーズで4年間、背番号「42」をつけた。

    マーリンズ:デニス・クック(1997年)
    メジャー15年間で665試合に登板したリリーフ左腕。レンジャーズ時代の1995~96年とマーリンズでプレーした1997年に背番号「42」をつけ、マーリンズの世界一に貢献した。

    メッツ:モー・ボーン(2002~03年)
    レッドソックス、エンゼルス、メッツと12年間のメジャー生活で一貫して背番号「42」をつけた。2002年は26本塁打を放ったが、膝の故障が悪化して翌年が現役最後のシーズンとなった。

    フィリーズ:トビー・ボーランド(1994~96年)
    メジャーで9年間プレーしたリリーフ右腕。メジャーデビューした1994年から3年間、背番号「42」をつけた。1995年に50試合、1996年には自己最多の69試合に登板した。

    ナショナルズ(エクスポズ):カーク・リーター(1993~96年)
    ジャイアンツ移籍後、1997~2003年に7年連続2ケタ勝利をマークした技巧派左腕。1993年のメジャーデビューからジャイアンツ移籍後の1997年途中まで背番号「42」をつけた。

    カブス:デーブ・スミス(1991~92年)
    アストロズ時代にクローザーとして活躍した右腕。カブスでは2年間で17セーブ、防御率4.94に終わり、引退した。カブスでは1992年のスミスを最後に誰も背番号「42」をつけなかった。

    レッズ:ロジャー・サルケルド(1996年)
    マリナーズで2年間、レッズで1年間だけプレーした先発右腕。1995年途中にトレードでマリナーズからレッズへ移籍し、1996年は8勝5敗、防御率5.20をマークした。

    ブリュワーズ:スコット・カール(1995~99年)
    1996年から4年連続2ケタ勝利をマークした先発左腕。1995年のメジャーデビューから背番号「42」をつけ、1999年12月にロッキーズへトレードされるまで「42」を背負い続けた。

    パイレーツ:ジェイソン・シュミット(1996~97年)
    ジャイアンツ移籍後にリーグ有数の先発投手へと成長を遂げた右腕。パイレーツに加入した1996年途中から背番号「42」をつけていたが、永久欠番化により「22」に変更した。

    カージナルス:ホゼ・オリーバ(1995年)
    自慢の長打力をメジャーで発揮できなかった三塁手。1996年はAAA級で31本塁打、1997年はCPBLの兄弟エレファンツで25本塁打を放ったが、1997年12月に交通事故により死亡した。

    ダイヤモンドバックス:該当者なし

    ロッキーズ:アーマンド・レイノーソ(1993~96年)
    球団創設時の球団拡張ドラフトで加入し、1年目に自己最多の12勝をマーク。在籍4年間で30勝を挙げた。メッツ、ダイヤモンドバックスでは背番号「42」をつけなかった。

    ドジャース:レイ・ラム(1969年)
    ロビンソンの背番号「42」は1972年に永久欠番となったが、ドジャースで「42」を背負ったのはロビンソンが最後ではない。1969年にデビューしたラムが1年だけ「42」を背負った。

    パドレス:ペドロ・マルティネス(1993~94年)
    殿堂入りの名投手ではなく、メジャー5年間で通算122試合に登板したリリーフ左腕。デビューした1993年に32試合で防御率2.43、翌年は48試合に登板して防御率2.90をマークした。

    ジャイアンツ:カーク・リーター(1996~97年)
    ジャイアンツ在籍10シーズンで記録した105勝はマディソン・バムガーナーに抜かれるまで左腕によるサンフランシスコ移転後の球団記録だった。2000年には新球場の初戦で先発した。

  • アストロズ 好守のベテラン捕手・マルドナードと契約延長へ

    2021.4.14 09:50 Wednesday

     日本時間4月14日、メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドはアストロズとマーティン・マルドナードの契約延長が成立目前であることを伝えた。マルドナードは今季終了後にFAとなる予定だったが、1年+オプション1年で契約延長。これによりマルドナードは少なくとも2022年まで、最大で2023年までの契約を手にすることになる。なお、2023年のオプションは条件をクリアすれば自動的に更新されるベスティング・オプションとなっているようだ。

     現在34歳のマルドナードは今季がメジャー11年目のシーズン。エンゼルス時代の2017年にゴールドグラブ賞を受賞するなど、ハイレベルな守備力を持つ捕手として知られている。守備とは対照的に打撃は得意ではなく、通算成績は打率.217、OPS.644に過ぎず、昨季は47試合に出場して打率.215、6本塁打、24打点、OPS.728を記録。今季は日本時間4月13日の試合が終了した時点で32打数3安打(打率.094)というスロースタートになっている。

     アストロズは今年1月にジェイソン・カストロと2年契約を結んでいるため、マルドナードとの契約延長が成立すれば、来季も引き続きマルドナードとカストロのベテラン捕手コンビでシーズンを戦うことになる。ちなみに、併用されている2人の捕手がともに通算400試合以上の出場経験を誇るのはアストロズのほかにナショナルズ(ヤン・ゴームスとアレックス・アビラ)だけである。

     ジャスティン・バーランダーとザック・グレインキーの両先発右腕、救援右腕のジョー・スミス、正遊撃手のカルロス・コレアなど、多くの主力選手が今季終了後にFAとなるアストロズ。ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)らを失った今オフに続いて、来オフも戦力ダウンが心配されるが、マルドナードとの契約延長が成立目前となったことにより、少なくとも捕手の補強を心配する必要はなくなったと言えそうだ。

  • マリナーズの先発左腕・パクストン 手術を受けて今季終了へ

    2021.4.14 06:00 Wednesday

     日本時間4月14日、マリナーズのスコット・サービス監督は左前腕を痛めているジェームス・パクストンが手術を受け、シーズン終了となる見込みであることを明らかにした。今季初登板の試合で左肘の違和感を訴えて早期降板したパクストンにはトミー・ジョン手術が推奨されていたが、パクストンは同手術を回避すべくセカンド・オピニオンを希望。同13日に医師の診察を受けた結果、手術を受けることを決断したが、トミー・ジョン手術であるかどうかは明らかにされていない。

     現在32歳のパクストンは2013~18年にマリナーズ、2019~20年にヤンキースでプレーし、2017年から3年連続で2ケタ勝利をマーク。しかし、故障が多いため規定投球回到達の経験は1度もなく、年俸850万ドルの1年契約で古巣・マリナーズに復帰した今季は6人制ローテーションがコンディション管理の面で有利に作用するのではないかとの希望的観測もあった。ところが、残念ながらわずか1試合に登板しただけでシーズン終了となりそうだ。

     当初はマルコ・ゴンザレスに次ぐ先発2番手として期待されていただけに、パクストンの離脱はマリナーズにとって大きな痛手となる。また、2020年は5試合、今季はわずか1試合しか登板しておらず、今後のキャリアを考えると、パクストン自身にとっても大きな痛手となることは間違いない。今年11月に33歳の誕生日を迎え、1年契約のため今季終了後にFAとなるものの、2年間ほとんどまともに投げていない投手にメジャー契約をオファーするチームが現れる可能性は低く、来季はマイナー契約からの再出発が濃厚。キャリア続行の危機に立たされることになる。

     慣れ親しんだ古巣・マリナーズで復活を目指したパクストン。しかし、わずか1.1イニング、24球を投げただけでシーズン終了。完全復活に向けたチャレンジは予想以上に早く、残念な形で幕を閉じることになってしまった。

  • 前アストロズのレディック Dバックスとマイナー契約へ

    2021.4.13 10:30 Tuesday

     日本時間4月13日、昨季終了後にアストロズからFAとなっていたジョシュ・レディックがダイヤモンドバックスとマイナー契約で合意したことが明らかになった。まだ球団からの正式発表は行われていないが、レディックは自身のインスタグラムに「ネクスト・チャプター」とのキャプションを添えてダイヤモンドバックスのロゴを投稿している。なお、レディックがメジャーへ昇格した場合の年俸は75万ドルであることが報じられている。

     現在34歳のレディックは2017年から昨季まで4年間アストロズでプレーし、正右翼手として2017年のワールドシリーズ制覇や2019年のリーグ優勝に貢献。しかし、昨季は7年ぶりにOPSが.700を下回るなど、56試合に出場して打率.245、4本塁打、23打点、OPS.693と不本意な成績に終わった。また、アスレチックス時代の2012年にゴールドグラブ賞を受賞した経験のある守備面でも、守備防御点が前年の+10から-3に急降下。攻守両面で年齢による衰えが指摘されるようになっている。

     ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は、レディックとの契約がまだ正式発表されていないこともあって具体的な言及を避けた。ただし、レディックが2010年にレッドソックス傘下AAA級ポータケットでプレーしていたとき、ロブロが監督を務めていたという縁があり、「彼はとてもエキサイティングな選手だった。エネルギーと集中力を持ち、情熱的にプレーしていた。彼が我々のチームに加わってくれるのであれば非常に嬉しい」と話している。

     レディックは正式契約後、まず新型コロナウイルスの検査などメジャーリーグ機構により定められた手続きを行う必要がある。その後、ダイヤモンドバックスの代替トレーニング地であるアリゾナ州スコッツデールに合流し、メジャー昇格に向けてトレーニングを開始。故障者の発生など、メジャー昇格の機会を待つことになる。

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