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  • MLB公式サイト「ダルビッシュの開幕投手はほぼ間違いない」

    2021.3.21 11:00 Sunday

     日本時間3月21日、ダルビッシュ有(パドレス)は実戦形式の練習に登板し、5回途中まで打者18人に対して被安打2、奪三振8、与四球1と順調な仕上がりをアピールした。本番を想定したルーティーンで登板に臨み、予定された4イニングをスムーズに投げ終えたため、ラリー・ロスチャイルド投手コーチに志願して5回も続投。今春最多となる64球を投じた。まだ開幕投手は発表されていないが、自身2度目の開幕投手を務めることが確実視されている。

     ローテーションの順番では、この日はダルビッシュがオープン戦に登板する予定だったが、パドレスは過去2先発の内容に満足しており、開幕ロースター入りを争う有望株ライアン・ウェザースに先発のチャンスを与えることを選択。ダルビッシュはチームメイトを相手にした実戦形式の練習で投げることになった。それでも緊張感を失うことなく、見事なピッチングを披露。レンジャーズ時代の2017年以来4年ぶり2度目となる開幕投手の座をほぼ手中に収めた。

     今春のダルビッシュは中5日のスケジュールで調整を進めており、次回登板は日本時間3月27日のマリナーズ戦が有力。そこから中5日でダイヤモンドバックスとの開幕戦(日本時間4月2日)となる。メジャーリーグ公式サイトは「パドレスはまだ正式に開幕投手を発表していないが、ダルビッシュが開幕投手を務めるのはほぼ間違いない」と伝えており、ダルビッシュも「あと何年、野球ができるかわからないし、ラストチャンスかもしれないので」と意欲を見せる。

     2017年のインディアンスとの開幕戦では7回途中まで98球を投げ、被安打4(うち被本塁打1)、奪三振4、与四球5、失点4という内容で降板。勝利投手の権利を持っていたが、チームが逆転負けを喫したため、白星を手にすることはできなかった。ダルビッシュは当時を振り返り、「今は全くレベルが違う投手になっている」と語る。この4年間で大きな進化を遂げたダルビッシュは開幕戦のマウンドでどんなピッチングを見せてくれるだろうか。

  • ロイヤルズの開幕投手は右腕・ケラー 2年ぶり2度目の大役

    2021.3.21 10:00 Sunday

     日本時間3月21日、ロイヤルズのマイク・マシーニー監督は本拠地カウフマン・スタジアムで行われるレンジャーズとの開幕戦(日本時間4月2日)に25歳の右腕、ブラッド・ケラーが先発することを発表した。ケラーが開幕投手を務めるのは2019年に続いて2年ぶり2度目。昨季も開幕投手を務めることが有力視されていたが、7月中旬に新型コロナウイルスに感染して故障者リストに登録され、8月上旬まで戦列復帰できなかった。

     過去に開幕投手を経験しているケラーだが、開幕投手に指名される瞬間の興奮は何度経験しても変わらないようだ。「(その興奮が)消えることはないよ。本当に興奮した。監督から伝えられた瞬間に笑顔になった。シーズンの良いスタートを切るために、チームが僕を信頼してくれているということだから嬉しいよ」とケラー。指揮官には「キミは我々を正しい方向へ導いてくれる男だと思う」と伝えられたという。

     昨季のケラーは新型コロナウイルスに感染した影響で出遅れたものの、9試合に先発して54.2イニングを投げ、5勝3敗、防御率2.47、35奪三振の好成績をマーク。9月13日(現地時間)のパイレーツ戦では相手打線を5安打に抑え、わずか2奪三振ながら自身初の完封勝利を記録した。2017年オフのルール5ドラフトで加入して以来、2018年はメジャー定着、2019年は初の規定投球回、2020年は防御率2点台と毎年着実に成長を遂げている。

     なお、マシーニーは開幕ローテーションの顔ぶれも発表。スケジュールの都合上、5人目の先発投手が4月中旬まで不要のため、4人制ローテーションで開幕を迎える。ケラー、マイク・マイナー、ブレイディ・シンガー、ダニー・ダフィーの4人がこの順番で登板していくという。先発5番手のクリス・ブービッチは日本時間3月20日にマイナー降格となったが、5人目の先発投手が必要となるタイミングで昇格する見込みとなっている。

  • ファーム組織トップ10が発表 1位は昨季リーグ王者のレイズ

    2021.3.20 13:00 Saturday

     主にプロスペクト(若手有望株)の情報を扱う「MLB Pipeline」は2021年シーズン開幕時点のファーム組織ランキング・トップ10を発表した。1位に選ばれたのは昨季アメリカン・リーグ優勝を果たしたレイズ。2020年のシーズン開幕時点とシーズン途中に続いて3期連続の1位となり、「チームの勝利と若手有望株の充実」を見事に両立している。2位にはタイガース、3位にはマリナーズと再建中のチームがランクインした。

    「MLB Pipeline」では2015年からシーズン開幕時点とシーズン途中にファーム組織ランキングを発表している。2015年の開幕時点に1位だったカブスは翌2016年、2015年のシーズン途中に1位だったレッドソックスは2018年にワールドシリーズ制覇を達成。2016年の開幕時点に1位だったドジャースは黄金期を築いており、2016年のシーズン途中に1位だったブリュワーズ、2017年の開幕時点に1位だったブレーブス、2017年のシーズン途中に1位だったホワイトソックスはいずれも昨年ポストシーズンに進出した。

     さらに2018年から2019年にかけて4期連続で1位を独占したパドレスは大型補強と若手有望株の成長が見事に融合し、昨年ついに14年ぶりのポストシーズン進出を達成。今季はさらに戦力をアップさせ、「打倒・ドジャース」を狙える態勢を整えている。これらの事実からもわかるように、ファーム組織の充実はその後のチームの躍進に直結しているのである。

     通常、勝負モードのチームは若手有望株を犠牲にして戦力補強を行い、再建チームのチームは逆に主力選手を放出して若手有望株を蓄えるため、ファーム組織ランキングの上位には再建中のチームが名を連ねることが多い。よって、2年連続でポストシーズンに進出し、昨季はリーグ優勝を成し遂げたレイズがファーム組織ランキングの1位に君臨しているのは極めて異例のことだ。限られた予算のなかで「チームの勝利と若手有望株の充実」を両立しているレイズのフロント陣の手腕は見事と言うほかない。

     レイズはプロスペクト・ランキング・トップ100にワンダー・フランコ(1位)、ルイス・パティーニョ(19位)、ランディ・アロザレーナ(34位)、ビダル・ブルハーン(50位)、ブレンダン・マッケイ(72位)、シェーン・マクラナハン(84位)、ゼイビアー・エドワーズ(85位)、シェーン・バズ(90位)と8人がランクイン。ファーム組織からの若手有望株の供給はしばらくのあいだ、止まることはなさそうだ。

     2位のタイガースは史上初めてプロスペクト・ランキングの全体25位以内に5人がランクインしたチームとなった。しかし、スペンサー・トーケルソン(3位)、ケーシー・マイズ(11位)、ライリー・グリーン(21位)、タリク・スクーバル(24位)、マット・マニング(25位)の5人に続く層がレイズと比べて見劣りするため、2位にとどまった。

     3位のマリナーズはジャレッド・ケレニック(4位)とフリオ・ロドリゲス(5位)の2人を筆頭に、エマーソン・ハンコック(31位)、ローガン・ギルバート(33位)、ジョージ・カービー(92位)、テイラー・トラメル(100位)とトップ100に6人がランクイン。彼らがメジャーの戦力へと成長したとき、2001年以来のポストシーズン進出が実現するかもしれない。

     なお、4位から10位までは以下のようになっている。

    4位 マーリンズ
    5位 オリオールズ
    6位 パドレス
    7位 ブルージェイズ
    8位 パイレーツ
    9位 ダイヤモンドバックス
    10位 ロイヤルズ

  • ヤンキース監督 スタントンは「健康なら特別なシーズンになる」

    2021.3.20 12:00 Saturday

     ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)は4年前の2017年、マーリンズで159試合に出場して打率.281、59本塁打、132打点、OPS1.007という驚異的な成績を残し、MVPに輝いた。ところが、ヤンキース移籍後は1年目こそ158試合に出場して38本塁打を放ったものの、故障により2年目は18試合、3年目の昨季は23試合しか出場できなかった。アーロン・ブーン監督は「もし彼が健康なら特別なシーズンになるだろう」と期待を口にする。

     ステロイド使用の噂がない選手で1シーズンに最も多くの本塁打を打った選手といえば、ロジャー・マリス(1961年に61本塁打)とベーブ・ルース(1927年に60本塁打)。その2人に続くのが2017年に59本塁打を放ったスタントンである。MVPを受賞した直後、2017年12月にマーリンズからヤンキースへ移籍してきたスタントンは、2018年に38本塁打、100打点を記録したものの、自己ワーストとなる211個もの三振を喫し、それ以降は満足に出場できないシーズンが続いている。

     移籍後唯一健康に過ごした2018年も、ポストシーズンでは5試合で打率.238、1本塁打、1打点、OPS.654と低調。マーリンズ時代に13年3億2500万ドルという超大型契約を結んでいるため、スタントンは金額に見合う働きをしない「不良債権」として扱われることが増えている。しかし、昨年のポストシーズンではワイルドカード・シリーズから地区シリーズにかけて5試合連続本塁打(合計6本塁打)を記録。「健康ならば…」と夢を見させてくれる存在であることも事実である。

     そんなスタントンについて、ブーンは「故障がなければ活躍できることを昨年のポストシーズンで証明してくれた。もし彼が健康なら特別なシーズンになるだろう。いろんな点でMVPを獲ったときよりも優れた打者になっていると思う」と語り、再びMVP級の活躍を見せることに期待を寄せている。2017年に新人記録(当時)の52本塁打を放ったあと、故障に苦しむシーズンが続くアーロン・ジャッジについても同様だ。

     スタントンとジャッジの大砲コンビがMM砲(ミッキー・マントルとマリス)の再来になることを期待するヤンキース・ファンは少なくない。この2人が故障なくシーズンを過ごすことができれば、ヤンキースが2年ぶりの地区優勝、そして12年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げる確率はグッと高まるはずだ。

  • 通算136勝右腕 元巨人・ジョンソンは「殿堂入りすべき」と主張

    2021.3.20 11:30 Saturday

     メッツが最後にワールドシリーズを制したのは35年前の1986年。この年のメッツは投打ともに圧倒的な戦力を誇り、リーグ1位の得点・打率・防御率を記録してシーズン108勝をマークした。ポストシーズンでもアストロズ、レッドソックスとの熱戦を制し、17年ぶり2度目のワールドシリーズ制覇。先発ローテーションの一角を担っていたロン・ダーリングは当時のデービー・ジョンソン監督(元巨人)について「アメリカ野球殿堂入りすべき」と主張している。

     ダーリングはメッツなどで13年間にわたって活躍し、通算136勝をマークした右腕だ。1986年は15勝6敗、防御率2.81の好成績を残してチームの世界一に貢献。ドワイト・グッデン、ボブ・オヒーダ、シド・フェルナンデスらと強力ローテーションを形成した。現在は解説者を務めているが、当時を振り返り「あの年は世界一になるか失敗かの二択だった。デービーが全ての責任を負い、私たちを世界一に導いてくれた。選手全員がデービーに感謝している」と語る。

     強力投手陣に加え、打線にもダリル・ストロベリー、キース・ヘルナンデス、ゲーリー・カーターといったタレントが揃っていたが、チームに自信を持たせたのはジョンソンだった。「デービーの指導がなければ、私は成功できなかったかもしれない。彼の最大の強みは才能を見抜く目を持っていたことだ。そして、その才能を最大限に引き出す素晴らしい手腕も持っていた」とダーリング。相手投手との相性を考えて打線を組むなど、「常に時代の一歩先を行っていた」という。

     ジョンソンはメッツのほか、レッズ、オリオールズ、ドジャース、ナショナルズでも監督を務め、ドジャース以外の4球団をポストシーズンへ導いている。監督通算1372勝1071敗(勝率.562)をマークし、1997年と2012年には最優秀監督賞を受賞。ダーリングは「私は彼をジョー・トーレに匹敵する監督だと思っている」と絶賛する。

    「ジョーはヤンキースの監督としては成功したけど、他球団ではそれほど成功していない。デービーはどの球団でも成功した。デービーを殿堂入りさせるための議論をすべきだと思う」とダーリングは主張する。監督通算1372勝は歴代31位と特筆すべきほどの数字ではないが、勝率.562は通算1000勝以上で10位という高水準。ベテランズ委員会の選考では得票率75%をクリアできず、落選が続いているが、ジョンソンが殿堂入りする日はやってくるのだろうか。

  • がん治療から復帰のオ軍・マンシーニが待望のオープン戦初アーチ

    2021.3.20 11:00 Saturday

     ステージ3の結腸がんの治療を終え、戦列復帰を果たしたトレイ・マンシーニ(オリオールズ)に待望のオープン戦初アーチが飛び出した。日本時間3月20日に行われたパイレーツとのオープン戦、「2番・一塁」でスタメン出場したマンシーニは4回表の第3打席でパイレーツ3番手のエドガー・サンタナが投じたスライダーを捉え、左中間スタンドに飛び込むソロ本塁打。この日は4打数2安打1打点の活躍を見せ、11対9の勝利に貢献した。

     昨年9月中旬にがん治療を終えたマンシーニは、スプリング・トレーニング開始前からキャンプ地でのトレーニングを行い、トレーニングに関して特別な制限も設けられていない。日本時間3月1日のパイレーツ戦での復帰初打席ではスタンディングオベーションで迎えられ、「泣きそうになった」と感激した様子を見せたマンシーニ。それから10試合に出場して打率.321、1本塁打、2打点、OPS.762と上々の結果を残している。

     ブランドン・ハイド監督はとにかくマンシーニが健康にスプリング・トレーニングを過ごすことだけを望んでいた。「トレイは見事に私の期待に応えてくれている。私は彼が毎日健康でいてくれることを望んでいる。そして今、彼は健康だ」とハイド。「彼は身体的にも精神的にも状態が良い。毎日、翌日の出場について彼に確認するんだけど、いつも『準備OK』と返事が返ってくるんだ。シーズン中もこれが続くといいね」と指揮官の表情も明るかった。

     現在29歳のマンシーニは2017~18年に2年連続で24本塁打を放ち、2019年は154試合に出場して打率.291、35本塁打、97打点、OPS.899とブレイク。チームMVPに選出されるなど、名実ともに「チームの顔」へと成長した。ところが、病魔に襲われ、昨季を全休。今季は復活を目指す大事なシーズンとなる。完全な再建モードということもあり、見どころの少ない今季のオリオールズにおいて、ファンの注目はマンシーニのバットに集まることになりそうだ。

  • オリオールズの開幕投手はミーンズ 昨季は肩の疲労で大役逃す

    2021.3.20 10:30 Saturday

     日本時間3月20日、オリオールズのブランドン・ハイド監督は2年連続でジョン・ミーンズを開幕投手に指名した。ミーンズは昨季も開幕投手を務める予定だったが、4ヶ月にわたる長期中断の影響により開幕直前に左肩の疲労で故障者リスト入り。開幕戦で投げることはできなかった。よって、開幕投手を務めるのは今回が初めて。日本時間4月2日に行われるレッドソックスとの開幕戦でエドゥアルド・ロドリゲスとの投げ合いに臨む。

     ハイドはミーンズに開幕投手決定を伝えたときの様子について「彼は今年こそ開幕戦で投げると意気込んでいたよ。開幕投手に決定したことを知らされてとても嬉しそうだった」とコメント。「開幕投手に決定したという素晴らしいニュースを選手に伝えるのは、いつだって監督にとって特別な瞬間だね。2年前、彼はロングリリーフの候補に過ぎなかった。今では4つの球種を操るホンモノの先発投手に成長してくれた」とミーンズの成長を喜んだ。

     現在27歳のミーンズは2018年9月にメジャーデビューし、1試合だけ登板。ハイドが語ったように、2019年はロングリリーフからのスタートとなったが、シーズン序盤に先発ローテーション入りを果たし、12勝11敗、防御率3.60をマークしてオールスター・ゲームに初選出され、新人王投票では2位にランクインした。昨季は10試合に先発して2勝4敗、防御率4.53を記録。被弾が多く、防御率は4点台になってしまったが、奪三振率(7.03→8.66)と与四球率(2.21→1.44)がともに前年から向上するなど、成長の跡を示した。

     今季のオリオールズ先発陣で計算できる投手はミーンズだけ。2番手以降はディーン・クレーマーとキーガン・エイキンの新人コンビ、マイナー契約からの復活を目指すフェリックス・ヘルナンデスとマット・ハービーのベテランコンビが入る見込みとなっており、その他の候補もウェイド・ルブラン、ホルヘ・ロペス、ブルース・ジマーマンなど苦しい顔ぶれだ。昨季の最終4登板で防御率1.52と好投したミーンズには頼れるエースへの飛躍が求められるシーズンとなりそうだ。

  • レッズの開幕投手はカスティーヨ 2019年以来2年ぶり2度目

    2021.3.20 10:00 Saturday

     日本時間3月20日、レッズのデービッド・ベル監督はカージナルスとの開幕戦(日本時間4月2日)にルイス・カスティーヨが先発することを発表した。カスティーヨは2019年にも開幕投手を務めており、2年ぶり2度目の大役となる。今年のオープン戦ではここまで2試合に登板(ともに先発)。5イニングを投げて1勝0敗、防御率0.00、被安打3、奪三振3、与四球3とシーズン開幕に向けて順調な仕上がりをアピールしている。

     現在28歳のカスティーヨは昨季12試合に先発して70イニングを投げ、4勝6敗、防御率3.21、89奪三振を記録。打線の援護に恵まれない試合が多く、8月末の時点で0勝5敗、防御率4.10と苦しいシーズンになっていたが、9月11日(現地時間)のカージナルス戦で2安打1失点の完投勝利をマークするなど、9月は4勝1敗、防御率2.20と盛り返した。今年1月にはヤンキースへのトレード決定という誤報が拡散されるハプニングもあったが、レッズ先発陣の柱としてメジャー5年目のシーズンを迎える。

     初めて開幕投手を務めた2019年は、勝利投手にはなれなかったものの、パイレーツを相手に6回途中まで被安打2、奪三振8、与四球3、失点1の好投。この年は4月の月間MVPに選出されるなど、前半戦で8勝3敗、防御率2.29の好成績を残してオールスター・ゲーム初選出を果たし、シーズン通算でも190.2イニングを投げて15勝8敗、防御率3.40、226奪三振というキャリアハイのシーズンを過ごした。今季はエースとしてこれを上回る活躍が期待される。

     レッズは昨季の先発陣からトレバー・バウアー(ドジャース)とアンソニー・ディスクラファーニ(ジャイアンツ)が抜け、カスティーヨとともに先発の軸となるはずのソニー・グレイは背中を痛めて開幕に間に合うか微妙な状況。グレイが間に合わない場合は、カスティーヨ、タイラー・マーリー、ウェイド・マイリー、マイケル・ロレンゼン、テジェイ・アントーンの5人が開幕ローテーションを形成することになりそうだ。

  • 今季の盗塁王予想 球界を代表するスピードスターがズラリ

    2021.3.19 17:00 Friday

     メジャーリーグ公式サイトではサラ・ラングス、デービッド・アドラー、ジェイソン・カターニア、マット・ケリー、トーマス・ハリガンの5人が今季の両リーグの盗塁王を予想している。昨季はアダルベルト・モンデシー(ロイヤルズ)が24盗塁でア・リーグ1位、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)が15盗塁でナ・リーグ1位となり、それぞれ自身初のタイトルを獲得。同サイトのライター5人の予想には、球界を代表するスピードスターがズラリを名を連ねている。

     ア・リーグはラングスがモンデシーの連覇を予想。昨季は両リーグ最多の24盗塁を記録し、過去3年間の99盗塁もメジャートップ。2年連続盗塁王となれば、同僚のウィット・メリフィールド(2017~18年)以来、2年連続両リーグ最多盗塁となれば、現レッズのディー・ストレンジ・ゴードン(2014~15年)以来ということになる。

     ラングス以外の4人は、アドラーがルイス・ロバート(ホワイトソックス:昨季9盗塁)、カターニアがメリフィールド(昨季12盗塁)、ケリーがマイルズ・ストロー(アストロズ:昨季6盗塁)、ハリガンがディラン・ムーア(マリナーズ:昨季12盗塁)の名前を挙げた。

     一方のナ・リーグは、ストーリーの連覇を予想した者はいなかった。ケリーはロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)の2年ぶりのタイトル獲得を予想。昨季は8盗塁にとどまったが、2019年は37盗塁を記録し、史上5人目となる「40-40」の達成まであと一歩に迫った。昨季は四球が増えて自己ベストの出塁率.406をマークしており、今季は盗塁を試みるチャンスが大幅に増える可能性もある。

     アクーニャJr.以外には、ハリガンがトレイ・ターナー(ナショナルズ:昨季12盗塁)、カターニアがフェルナンド・タティスJr.(パドレス:昨季11盗塁)、アドラーがクリスチャン・パチェ(ブレーブス:昨季0盗塁)、ラングスがムーキー・ベッツ(ドジャース:昨季10盗塁)のタイトル獲得を予想している。

  • パドレス・ラメット スロー調整でシーズン出遅れが濃厚に

    2021.3.19 15:00 Friday

     昨季サイ・ヤング賞の投票で4位にランクインする活躍を見せ、パドレスのエースへと成長したディネルソン・ラメットは、シーズン開幕が2週間に迫った現時点でまだオープン戦のマウンドに立っていない。右肘の故障で昨年のポストシーズンを欠場し、慎重に調整を進めているのがその理由だ。すでに紅白戦で登板する段階には達しているものの、首脳陣は調整を急がせない方針のため、シーズン開幕を故障者リストで迎えることになりそうだ。

     現在28歳のラメットはメジャー3年目のシーズンとなった昨季、12試合に先発して69イニングを投げ、3勝1敗、防御率2.09、93奪三振の好成績をマーク。サイ・ヤング賞の投票ではトレバー・バウアー、ダルビッシュ有、ジェイコブ・デグロムに次ぐ4位にランクインした。しかし、シーズン終盤に右肘を痛め、ポストシーズンを欠場。スプリング・トレーニングでは故障の再発がないようにスロー調整を強いられている。

     日本時間3月19日には紅白戦で登板し、初めて複数イニングを投げた。ジェイス・ティングラー監督は「球速は出ていたけど、制球力があまり良くなかった。でも、ボールの威力自体は良かったから安心したよ」とコメント。次回登板はオープン戦(もしくは練習試合)になるとみられており、無理をせず、戦列復帰へのステップを1つずつ確実にこなしていくことになる。

     今季のパドレスは10月の戦いを見据えており、1年間を通した戦いを考えたときに、ラメットがシーズン序盤を欠場するのは決して悪い話ではない。無理をして早期復帰するよりも、万全の状態で10月を迎えてくれるほうがチームとしては助かるからだ。よって、開幕時点では故障者リストに登録し、コンディションが整った状態で戦列復帰させることになりそうだ。

     ラメットの出遅れが濃厚となり、ダルビッシュ、ブレイク・スネル、ジョー・マスグローブ、クリス・パダックに次ぐ先発5番手は若手左腕エイドリアン・モレホンが最有力。ただし、ライアン・ウェザースとマッケンジー・ゴアの有望株コンビもその座を狙っており、シーズン開幕までの2週間で引き続き競争が繰り広げられる。

  • メッツに痛手 新戦力・カラスコが肉離れで6~8週間離脱へ

    2021.3.19 13:00 Friday

     今オフ、フランシスコ・リンドーアとともにインディアンスからメッツへ移籍した先発右腕カルロス・カラスコは右肘痛により調整が遅れていたが、別の故障で開幕絶望が確定してしまった。レギュラーシーズン開幕に間に合うことを目指して調整を続けていたカラスコだが、練習中に右ハムストリングを断裂。複数のメディアが報じたところによると、カラスコは6~8週間の戦線離脱が見込まれているという。

     現在33歳のカラスコは3月上旬から右肘痛に悩まされていたが、症状は深刻ではなく、開幕に間に合うとみられていた。ルイス・ロハス監督は日本時間3月19日、「カラスコは先発ローテーションの1周目に間に合うだろう」と発言。ところが、実戦形式の打撃練習に登板したあと、コンディショニング・ドリルのスプリントを行っていた際にアクシデントが発生し、メッツは少なくとも4月下旬までカラスコを欠くことが決定的となってしまった。

     カラスコはインディアンスでプレーした11年間で88勝73敗2セーブ、防御率3.77を記録。2015~18年には4年連続で2ケタ勝利を達成し、白血病を乗り越えて戦列復帰を果たした2019年にはカムバック賞を受賞した。昨季は12試合に先発して68イニングを投げ、3勝4敗ながら防御率2.91、82奪三振の好成績をマーク。選手投票により決定するカムバック賞を受賞した。

     カラスコはエースのジェイコブ・デグロムに次ぐ先発2番手に予定されていただけに、6~8週間の離脱はメッツにとって大きな痛手となる。3~5番手に予定されていたマーカス・ストローマン、タイワン・ウォーカー、デービッド・ピーターソンの序列が1つずつ繰り上がり、5番手はジョーイ・ルケーシーとジョーダン・ヤマモトの2人による競争になるとみられる。

     ストローマンは「かなりショックだよ。カラスコが一生懸命にトレーニングしている様子を見てきたからね。僕たちのローテーションには彼が必要なんだ」と落胆した様子を見せた。しかし、その一方で「僕たちのチームは層が厚い。(ローテーションの4~5番手を争う)ヤマモト、ルケーシー、ピーターソンは他のチームでも十分にローテーションを担える投手だ」と自軍の戦力への自信も口にしている。

  • ヤンキースの先発5番手争い 最有力候補は昨季全休のヘルマン

    2021.3.19 12:00 Friday

     レギュラーシーズン開幕が2週間後に迫っているなか、ヤンキースでは開幕ロースター26人の枠をめぐって熾烈な競争が続いている。アーロン・ブーン監督は「投手13人・野手13人」のロースター構成で開幕を迎える方針を明言。これにより、開幕ロースター入りをめぐる争いは「先発ローテーションの最後の1枠(=先発5番手)」「ブルペンの最後の2枠」「控え野手の最後の2枠」という3つのポイントに注目が集まっている。

     先発5番手の候補となっているのはドミンゴ・ヘルマン、デイビー・ガルシア、マイケル・キング、ヨーリス・チャシーンの4人。このうち、現時点でフロントランナーと目されているのがDV規定違反による出場停止処分で昨季を全休したヘルマンだ。ブーンはヘルマンが本調子を取り戻すまでに少し時間がかかると考えていたようだが、ヘルマンはここまでオープン戦3試合に先発して9イニングを投げ、被安打5、奪三振13、与四球1、無失点とほぼ完璧なピッチングを披露。ゲリット・コール、コリー・クルーバー、ジェイムソン・タイオン、ジョーダン・モンゴメリーに次ぐ先発5番手の座を手中に収めつつある。

     今季は60試合制から162試合制に戻るシーズンのため、開幕ローテーションの5人で1年を通してローテを回せる可能性は低い。よって、例年より多くの先発投手が必要となり、ヤンキースは開幕ローテーションから漏れた投手をブルペンに配置転換するのではなく、マイナーに降格させて先発投手としての調整を続けさせたいと考えている。ガルシア(オープン戦8イニングで防御率2.25)、キング(同9イニングで防御率4.00)、チャシーン(同6.2イニングで防御率5.40)の3人はヘルマンとの競争に敗れた場合、マイナーで待機することになりそうだ。

     なお、ブルペンの最後の2枠はオープン戦で好投しているルーカス・リットキー、ニック・ネルソン、カイル・ベアクロー、ニック・グッディ、タイラー・ライオンズらが候補。一方、4枠のうちカイル・ヒガシオカとブレット・ガードナー以外の2枠が未定の控え野手は、ジェイ・ブルース、マイク・トークマン、デレク・ディートリック、マイク・フォード、サイロ・エストラーダ、タイラー・ウェイド、クリス・ギテンスらによる争いとなっている。

  • マーリンズの開幕投手は25歳・アルカンタラ 2年連続2度目

    2021.3.19 11:00 Friday

     レギュラーシーズン開幕まで残り2週間となった日本時間3月19日、マーリンズは今季の開幕投手がサンディ・アルカンタラに決定したことを発表した。アルカンタラは昨季に続いて自身2度目の開幕投手となり、2年以上連続で大役を務めるのは球団史上9人目(2018~19年のリチャード・ウレーニャ以来)。日本時間4月2日の開幕戦は昨季のアメリカン・リーグ王者であるレイズとの対戦が予定されており、タイラー・グラスナウと投げ合うことになる。

     現在25歳のアルカンタラは昨季キャリア初の開幕投手を務め、フィリーズを相手に7回途中3安打2失点(自責点1)の好投でシーズン初白星をマーク。ところが、その後は新型コロナウイルス感染で約1ヶ月にわたって故障者リスト入りし、8月末の復帰登板ではレイズに5回途中6安打8失点(自責点5)と打ち込まれた。9月は全5先発でクオリティ・スタートを記録するなど、防御率2.30と好投。シーズン通算では7先発で3勝2敗、防御率3.00とエースに相応しい活躍を見せた。

     日本時間3月18日には今年のオープン戦で4度目の登板に臨み、メッツを相手に5回3安打、9奪三振、無失点の快投を披露。4先発で12.2イニングを投げ、被安打7、奪三振19、失点2(自責点0)と順調な仕上がりをアピールしており、2年連続2度目の開幕投手に指名された。「今季再び開幕投手と務めさせてもらえるのは素晴らしい機会だ」とアルカンタラ。「状態はとても良いし、体調も万全だと思っている」と自身のコンディションへの手応えを口にした。

     今季のマーリンズは25歳のアルカンタラのほか、同じく25歳のパブロ・ロペスとエリーサー・ヘルナンデス、23歳のトレバー・ロジャース、22歳のシクスト・サンチェスという非常に若い先発ローテーションでシーズン開幕を迎えることが予想されている。そして、その柱として期待されるのがアルカンタラである。「投手陣のリーダーになりたい」と意気込む25歳の右腕が開幕戦でどんなピッチングを見せるか注目だ。

  • ブリュワーズの開幕投手がウッドラフに決定 前田との投げ合いへ

    2021.3.19 10:00 Friday

     前田健太が開幕投手を務めるツインズと開幕戦で対戦するブリュワーズの開幕投手がブランドン・ウッドラフに決定した。ブリュワーズのエースへと成長したウッドラフが開幕投手を務めるのは2年連続2度目。ブリュワーズでの2年連続開幕投手はヨバニ・ガヤード(2010~14年=5年連続は球団記録)以来となる。初の大役を務めた昨季はカブスを相手に5回4安打2失点と力投したものの、3安打完封のカイル・ヘンドリックスに投げ負けた。

     現在28歳のウッドラフは昨季キャリアで初めてシーズンを通して先発ローテーションを守り、13試合に先発して73.2イニングを投げ、3勝5敗ながら防御率3.05、91奪三振の好成績をマーク。9月11日(現地時間)のカブス戦で7回1安打、12奪三振、無失点、同26日のカージナルス戦で8回2安打、10奪三振、無失点の快投を見せるなど、「負けられない一戦」での勝負強さが光った。

     13先発は昨季メジャー最多タイであり、被打率.204はリーグ4位、WHIP(0.99)とK/BB(5.06)は同5位、奪三振率11.12は同7位、防御率3.05は同9位にランクイン。打線の援護に恵まれず、白星は増えなかったが、質量ともにエースに相応しい働きを見せた。ウッドラフは「昨季、初めて開幕投手に指名されたのは大事件だった。それは今季も変わらない。シーズンの最初の試合に先発できるのは、いつだって大変な名誉だよ。軽く考えたりすることはない」と開幕投手としての責任感を口にする。

     ブリュワーズでは5年連続で大役を務めたガヤード以降、カイル・ローシー、ウィリー・ペラルタ、ジュニア・ゲラ、チェイス・アンダーソン、ヨーリス・チャシーンと毎年開幕投手が変わっており、ウッドラフは久々に誕生したエースということになる。ちなみに、開幕投手の回数ではベン・シーツの6度が球団史上最多となっている。

     クレイグ・カウンセル監督は開幕2戦目に昨季ブレイクしたコービン・バーンズが先発することも併せて発表。今季もウッドラフとバーンズの両右腕が先発ローテーションの軸となり、4年連続のポストシーズン進出を目指すチームの戦いを牽引していく。

  • カ軍の有望株三塁手 名二塁手・ペドロイアからの指導が実現

    2021.3.18 18:00 Thursday

     カージナルスのプロスペクト三塁手、ノーラン・ゴーマンは自軍へのノーラン・アレナードの加入が決まった際、インスタグラムのストーリーに「ダスティン・ペドロイアがどこにいるかを知っている人はいますか? 彼に二塁の守り方を教えてもらうことはできますか?」と投稿したが、これはジョークではなかったようだ。ゴーマンによると、テキストメッセージを通してペドロイアとつながることができ、二塁守備について指導を受けたという。

     二塁手として4度のゴールドグラブ賞を受賞し、2度の世界一に貢献したペドロイア以上に「二塁守備のお手本」に相応しい存在はほとんどいないだろう。ゴーマンはペドロイアから受けたアドバイスについて「メールのやり取りをするだけでは多くのことを理解するのは難しい。でも、たくさん二塁の守備に就くことで、プレーを慌てることなく、ダブルプレーの際に最初のアウトを確実に取り、走者から自分を守ることができるようになる。単純なことだけど、そうした小さなことが彼を偉大な選手にしたんだ」と語る。

     日本時間3月17日に行われた練習試合では、実際に二塁守備を経験。エース右腕のジャック・フラハティのバックを守り、三塁アレナードから始まるダブルプレーを処理するなど、初めての二塁守備を無難にこなした。「中継プレー、一塁や三塁に走者がいるときの守備位置など、様々なことを学んでいるところだ」と語るゴーマン。内野守備のスペシャリストであるホゼ・オケンド・コーチとの二人三脚で日々、守備練習に取り組んでいる。メジャー昇格の可能性を広げるべく「あらゆるグラブを用意した」と外野守備にも意欲を見せる。

     カージナルスとアレナードの契約は2027年まで続くため、ゴーマンがメジャー昇格後に三塁を守る可能性は低い(注:アレナードは今季終了後と来季終了後にオプトアウト可能)。ゴーマンはメジャー昇格後を見据えて「できるだけチームに貢献したい。もし二塁を守ることでチームに貢献できるなら、僕は喜んで二塁を守るよ」とポジション変更に前向きな姿勢を示している。そんなゴーマンの姿勢をマイク・シルト監督は「全くエゴがない」と高く評価。今後はオープン戦でも二塁を守る機会があるかもしれない。

     「彼(=ペドロイア」と連絡を取ることができて嬉しい」と感激した様子を見せたゴーマンだが、これはあくまでも出発点に過ぎない。このまま二塁守備をモノにしていくのか。あるいは強肩を生かすために外野へコンバートされるのか。メジャーの舞台で自慢の豪打を発揮するとき、ゴーマンはどのポジションを守っているだろうか。

  • 豪華投手陣のドジャース 開幕ローテーションはどうなる?

    2021.3.18 16:00 Thursday

     サイ・ヤング賞のトレバー・バウアーが加入し、昨季メジャー断トツの防御率3.02をマークした投手陣がさらに強化された今季のドジャース。スプリング・トレーニングでは開幕ロースター入りや開幕ローテーション入りをめぐって熾烈な競争が繰り広げられている。先発ローテーションの5枠に対して候補は7人。メジャーリーグ公式サイトでドジャースの番記者を務めるフアン・トリビオは開幕ローテーションの争いの状況を伝えている。

     今季のドジャースには7人の先発候補がいる。開幕投手を務めることが決まっているクレイトン・カーショウを筆頭に、ウォーカー・ビューラー、バウアー、デービッド・プライス、フリオ・ウリアス、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリンという顔ぶれだ。カーショウ、ビューラー、バウアーの3人は先発ローテーション入りが当確だが、残りの2枠を4人が争う状況となっている。

     このうち、新型コロナウイルスへの感染を懸念して昨季の出場を辞退したプライスは、元サイ・ヤング賞投手という実績から考えて、先発4番手の最有力候補とみられていた。しかし、プライスは「もしチームがワールドシリーズを連覇するために必要であればブルペンに回ることを受け入れる」とリリーフ起用に前向きな姿勢を示している。これは必ずしもプライスがブルペンの一員として開幕を迎えることを意味するわけではないが、首脳陣にとっては選択肢が増えることになる。

     ウリアス、メイ、ゴンソリンの若手トリオのうち、現時点でプライスとともに開幕ローテーション入りが有力視されているのはウリアスだ。ただし、昨年のポストシーズンではリリーフで好投し、ワールドシリーズ制覇に大きく貢献。プライスとウリアスの2人をブルペンに回し、昨季の新人王投票で4位と5位にランクインしたゴンソリンとメイを先発で起用する可能性も十分にある。

     7人のうち、開幕ローテーションから漏れた2人はブルペンの一員として開幕を迎えることになるが、今季は60試合制から162試合制に戻るシーズンとなるため、年間を通して5人だけでローテーションを回すのは現実的な話ではない。7人全員が先発のマウンドに立ち、ワールドシリーズ連覇を目指すドジャースの戦いを牽引していくことになるだろう。

  • 今オフ積極補強のメッツ 番記者が開幕戦のラインナップを予想

    2021.3.18 14:00 Thursday

     今オフのメッツはインディアンスとのトレードでフランシスコ・リンドーアを獲得し、フリーエージェント市場ではジェームス・マッキャン、ジョナサン・ビヤー、アルバート・アルモラJr.、ケビン・ピラーらを補強。野手の層が一気に厚くなった。ベンチにもレギュラークラスの野手が控える豪華な陣容となったが、メジャーリーグ公式サイトではメッツの番記者を務めるアンソニー・ディコーモが開幕戦のラインナップを予想している。

     ディコーモが予想したラインナップは以下の通り。

    (中)ブランドン・ニモ
    (遊)フランシスコ・リンドーア
    (右)マイケル・コンフォート
    (一)ピート・アロンゾ
    (左)ドミニク・スミス
    (二)ジェフ・マクニール
    (三)J・D・デービス
    (捕)ジェームス・マッキャン
    (投)ジェイコブ・デグロム

     1番については、ルイス・ロハス監督がニモのほか、マクニールも候補に挙げている。両者とも左打ちのため、相手先発投手が左腕のときには両打ちのリンドーアや右打ちのピラーがリードオフマンを務める可能性もありそうだ。2番はリンドーアが最有力。過去には長距離砲のアロンゾを2番で起用したケースもあり、左腕に対してリンドーア、アロンゾという1・2番コンビが起用されるケースも出てくるだろう。

     中軸は3番・コンフォート、4番・アロンゾ、5番・スミスという予想。ニモとリンドーアが1・2番を打つと仮定すれば、3番はコンフォート、スミス、マクニールの3人が候補になるが、そのなかでディコーモは最も完成度の高い打者であるコンフォートをチョイスした。3番が左打ちのコンフォートのため、4番は右打ちのアロンゾ。5番には左打ちのスミスが入るとの予想だが、左腕に対して右打ちのデービスが起用されるケースもありそうだ。

     どの打順もこなせるマクニールは消去法で6番に入る形となった。左打ちのマクニールに続いて、7番は右打ちのデービス、8番は右打ちのマッキャン。もちろん、このラインナップが162試合を通して固定されるわけではなく、打順が入れ替わったり、控え選手が起用されたりするケースは出てくる。いずれにしても相手投手にとって上位から下位まで気の抜けない強力打線となるはずだ。

  • アストロズ左腕・バルデス 骨折した左手薬指の手術を回避へ

    2021.3.18 12:00 Thursday

     日本時間3月18日、アストロズは左手薬指を骨折している先発左腕フランベル・バルデスが手術を回避できる見込みであることを発表した。バルデスは日本時間3月3日のオープン戦初登板でフランシスコ・リンドーア(メッツ)の打球を受け、左手薬指を骨折。手術を受けた場合は今季を全休する可能性があることが報じられていた。ロサンゼルスで医師の診察を受けた結果、患部にハッキリと治癒の跡が見られたため、手術は必要ないと判断されたようだ。

     手術による今季全休を回避できたことはアストロズにとって朗報と言えるが、戦列復帰時期の見込みは立っておらず、当然ながら開幕にも間に合わない。患部が完全に治癒したあと、ピッチングを再開し、肘や肩のスタミナ作りをしていくことになるため、戦列までには相当な時間がかかる。今季全休の可能性は低くなったが、依然としてシーズンの大部分を欠場する可能性が高いと言えるだろう。

     現在27歳のバルデスは今季がメジャー4年目の左腕。昨季は11試合(うち10先発)に登板して70.2イニングを投げ、5勝3敗、防御率3.57、76奪三振の好成績をマークした。ポストシーズンでも4試合(うち3先発)に登板して3勝1敗、防御率1.88と好投するなど、先発ローテーションの中心的存在へと急成長。今季はエースとしての働きが期待されていたが、長期離脱を強いられることになってしまった。

     なお、アストロズはすでにジェイク・オドリッジを獲得してバルデスの穴を埋めている。ただし、3月に入ってからの契約となり、まだオープン戦で登板していないため、開幕には間に合わない見込み。また、クリスチャン・ハビアーもチーム合流前の隔離期間の影響で調整が遅れている。開幕投手のザック・グレインキー、ランス・マカラーズJr.、ホゼ・ウルキディの3人は開幕ローテーション入りが確実だが、オドリッジとハビアーが間に合わない場合は、ルイス・ガルシアやブランドン・ビーラックといった若手投手が代役候補になるとみられている。

  • Rソックスの開幕投手はロドリゲス キャンプ開始前に決定

    2021.3.18 11:00 Thursday

     日本時間3月18日、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は本拠地フェンウェイ・パークで行われるオリオールズとの開幕戦(日本時間4月2日)にエドゥアルド・ロドリゲスが先発することを発表した。コーラはスプリング・トレーニング開始前に開幕投手を決め、すでにロドリゲスへ伝えていたようだ。ロドリゲスは2019年に自己最多の19勝を挙げ、昨季は開幕投手を務めることが決まっていたが、新型コロナウイルスに起因する心筋炎で全休。改めてキャリア初の大役を手にした。

     ロドリゲスはこの日、ツインズとのオープン戦に先発して5回2安打1失点の好投を披露。コーラは「彼のベストの登板の1つだった。彼が健康なら活躍できるということは知っている。強力打線を相手に51球で5イニングを投げ抜いた」とロドリゲスのピッチングを絶賛し、「開幕投手を発表するのはタイミングの問題だった」とロドリゲスが開幕投手を務めることを正式に発表した。

     ロドリゲスは「コーラ監督の口から発表してほしい」と考え、自身が開幕投手に決まっていることを知っているにもかかわらず、周囲に対して「知らないフリ」を貫いた。この日の登板後、開幕投手について尋ねられたロドリゲスは「もし開幕投手を務める機会があるなら嬉しい。誰もがキャリアで1度はやってみたいことだからね。もし今季務めさせてもらえるなら本当にありがたいよ」と話していた。

     昨季は心筋炎により全休したが、今年のオープン戦はここまで3試合に先発して11.2イニングを投げ、2勝0敗、防御率2.31、14奪三振と順調な調整ぶりをアピールしている。心配された体調面も今のところは全く問題なさそうだ。昨季はクリス・セールとロドリゲスの両左腕を欠き、投手陣がリーグ14位の防御率5.58と崩壊したレッドソックス。2019年に19勝6敗、防御率3.81、213奪三振の好成績を残した左腕の復活は何よりの戦力補強となるに違いない。

  • 昨季リーグ優勝のレイズ 開幕投手は新エースのグラスナウ

    2021.3.18 10:00 Thursday

     日本時間3月18日、レイズのケビン・キャッシュ監督は今季の開幕投手をタイラー・グラスナウが務めることを発表した。グラスナウはこの日、古巣パイレーツとのオープン戦に先発したが、その試合前に監督室に呼ばれ、キャッシュから「キミが開幕投手だ」と直接伝えられたという。レイズは今オフ、チャーリー・モートンがフリーエージェントとなってブレーブスへ移籍し、ブレイク・スネルをトレードでパドレスへ放出。グラスナウには新エースとしての期待がかかる。

     現在27歳のグラスナウは今回がキャリア初の大役となる。昨季は11試合に先発して57.1イニングを投げ、5勝1敗、防御率4.08、91奪三振を記録。ポストシーズンでも6試合に先発した。メジャー6年間で15試合以上に先発したシーズンは1度もない(パイレーツ時代の2017年の13先発が自己最多)が、モートンとスネルが抜けた今季は先発ローテーションの柱としての働きが求められる。

     キャッシュは「タイラーがここ数年で投げているボールを見ると、彼はこの機会(=開幕投手)に相応しいと思う。我々が自信を持ってマウンドへ送り出せる投手だ」とコメント。2018年途中にパイレーツからレイズへ移籍したあと、2年半で34試合に先発して173.2イニングを投げ、12勝7敗、防御率3.32、231奪三振をマークしている右腕への信頼を口にした。

     先発ローテーションの残りの顔ぶれについて、キャッシュは言及を避けたが、メジャーリーグ公式サイトでレイズの番記者を務めるアダム・ベリーは「(2番手以降は)ライアン・ヤーブロー、マイケル・ワカ、リッチ・ヒル、クリス・アーチャーがこの順番で先発ローテーションに名を連ねるだろう」と予想している。球団史上2度目のリーグ優勝を成し遂げた昨季から先発陣の顔ぶれは大きく変わることになるが、ローテーションの柱としてグラスナウが本格ブレイクできるか注目したい。

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