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  • エンゼルス 4番打者レンドンが左股関節痛で故障者リスト入り

    2021.4.13 10:00 Tuesday

     日本時間4月13日、エンゼルスは正三塁手のアンソニー・レンドンを左股関節痛により10日間の故障者リストに登録したことを発表した。レンドンは同11日のブルージェイズ戦で送球の際に左股関節を痛め、翌日の試合はスタメンから外れていた(試合は雨天中止)。同13日になっても痛みが消えないため、故障者リスト入りが決定。レンドン離脱中は主にホゼ・ロハスが三塁に入る見込みで、控え内野手としてジャック・メイフィールドがメジャーへ昇格している。

     レンドンは今季ここまで8試合に出場して打率.290、1本塁打、3打点、OPS.766を記録。欠場した1試合を除き、すべての試合に「4番・三塁」でスタメン出場していた。ジョー・マドン監督は「(最短の)10日間で復帰できることを期待しているけれど、こういうことについてタイムリミットを定めたくない。まずは様子見だね」と慎重なコメント。「ロハスの出場機会が増えるだろう。メイフィールドは試合終盤の守備固めで使うことになるかな」とも話している。

     エンゼルスでは日本時間4月10日の試合で二塁へのスライディングの際に左足を痛めて負傷交代していたデクスター・ファウラーが左膝の前十字靭帯を断裂していることが判明。復帰までには6~9ヶ月を要するため、今季中の戦列復帰は絶望となっている。同13日の試合ではフアン・ラガレスがファウラーに代わって右翼に入る予定だったが、試合開始45分前に左ふくらはぎの張りでスタメン変更。ジャレッド・ウォルシュが一塁から右翼に回り、一塁にはアルバート・プーホルスが入った。

     開幕9試合で6勝3敗と2014年以来7年ぶりのポストシーズン進出に向けて上々のスタートを切ったエンゼルスだが、ここにきて主力野手に故障者が続出。投手陣はリーグ12位の防御率5.27と相変わらず不安定で、同5位の48得点、同3位の13本塁打を記録している打線がチームを支えているだけに、レンドン離脱の期間は踏ん張りどころとなりそうだ。

  • 第2週の週間MVPは好調マルティネスと無安打投球マスグローブ

    2021.4.13 09:30 Tuesday

     日本時間4月13日、2021年シーズン第2週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはJ・D・マルティネス(レッドソックス)、ナ・リーグはジョー・マスグローブ(パドレス)が選出された。マルティネスは同12日のオリオールズ戦で球団史上25人目の1試合3本塁打を記録するなど開幕から打棒好調。一方のマスグローブは同10日のレンジャーズ戦で球団創設53年目で初となるノーヒッターの快挙を成し遂げた。

     昨季は自己ワーストの打率.213に終わるなど不振を極めたマルティネスだが、今季はここまで8試合に出場して打率.472、5本塁打、16打点、OPS1.583の好成績をマーク。第2週が終了した時点で安打(17)、二塁打(7)、本塁打、打点、塁打(39)はいずれもメジャートップの数字となっている。開幕8試合で長打12本はリーグ記録、開幕8試合連続長打は史上3人目の快挙である。

     日本時間4月12日のオリオールズ戦では3本のアーチを含む6打数4安打4打点の大活躍。マルティネスはタイガース時代とダイヤモンドバックス時代にも1試合3本塁打を記録しており、異なる3チームで達成するのはジョニー・マイズ、デーブ・キングマン、アレックス・ロドリゲス、マーク・テシェーラに次いで史上5人目となった。

     現行の30球団で唯一ノーヒッター未経験だったパドレスだが、球団創設53年目にしてついにマスグローブが達成。日本時間4月10日のレンジャーズ戦、112球を投げて許した走者は死球による1人だけで、10個の三振を奪う見事なピッチングだった。

     ちなみに、与死球1つで完全試合を逃した投手はメジャー史上5人目。また、マスグローブは今季からパドレスに加わっているが、所属球団での最初の2先発のうちにノーヒッターを達成したのは1900年以降の現代野球では8人目という珍しい記録になった(2007年のクレイ・バックホルツ以来)。

  • Rソックス対ツインズが延期に ミネソタの黒人射殺事件の影響

    2021.4.13 09:00 Tuesday

     日本時間4月13日に予定されていたレッドソックス対ツインズの試合はミネソタ州ブルックリンセンターで発生した黒人射殺事件に対する抗議活動の影響により開催延期が決定した。ミネソタ州では日本時間4月12日、20歳の黒人男性ダンテ・ライトさんが警官に射殺される事件が発生。これに対する抗議活動が繰り広げられており、ツインズだけでなく、NBAのミネソタ・ティンバーウルブズとNHLのミネソタ・ワイルドもホームゲームを延期している。

     ツインズは「我々は昨日ブルックリンセンターで発生した悲劇的な出来事とその後の事態の進展に関する追加の詳細な情報を受けて、ファン、スタッフ、選手、そして地域社会にとって今日の試合を開催しないことが最善の方法であると判断しました」との声明を発表。メジャーリーグ機構やミネソタ州の関係者との協議の結果、試合の開催延期を決定したという。なお、振替の開催日はまだ発表されていない。

     ツインズは今日から本拠地ターゲット・フィールドでレッドソックスとの4連戦を戦う予定だったが、今回の事件とそれに対する抗議活動は残りの3試合にも影響を与える可能性があるとみられている。ツインズは抗議活動の状況を見ながらメジャーリーグ機構や地方自治体と連携を取り、試合の開催について判断する方針だ。対戦相手のレッドソックスのアレックス・コーラ監督は「我々はホテルでメジャーリーグ機構やツインズからの連絡を待っている。詳細はわからない」と話している。

     また、ヤンキースのアーロン・ブーン監督によると、アーロン・ヒックスは黒人が射殺されたこの事件への抗議の意味を込めて、日本時間4月13日のブルージェイズ戦を欠場することを決めたという。ヒックスは2008年のドラフトでツインズから1巡目(全体14位)指名を受けてプロ入りし、メジャーデビューからの3年間はツインズでプレー。ミネソタへの想いが今回の決断につながったようだ。

  • 今季最初のパワー・ランキング 好調のレッズが一気にトップ10入り

    2021.4.12 15:00 Monday

     日本時間4月12日、メジャーリーグ公式サイトは2021年シーズン開幕後、最初のパワー・ランキングを公開した。トップ3の顔ぶれは開幕直前のランキングと変わらず、ドジャース、パドレス、ヤンキースの3球団。開幕から打線が好調で快進撃を見せているレッズが19位から11ランクアップの8位となり、一気にトップ10入りを果たした。一方、開幕6連敗を喫するなどスタートダッシュに失敗したアスレチックスは12位から17位へと5ランクダウンしている。

     1位のドジャースは開幕10試合で8勝2敗と前評判通りの順調なスタート。日本時間4月12日にはクレイトン・カーショウがマックス・シャーザー(ナショナルズ)との投げ合いを制し、先発投手は直近8試合で6勝0敗、防御率1.61という素晴らしいパフォーマンスを見せている。

     2位のパドレスは日本時間4月10日のレンジャーズ戦でジョー・マスグローブが球団史上初のノーヒッターを達成。スター遊撃手のフェルナンド・タティスJr.を欠くなかでも敵地でのレンジャーズ3連戦をスイープし、開幕10試合で7勝3敗を記録してドジャースに食らいついている。

     3位のヤンキースは開幕9試合で4勝5敗と低調なスタート。ブルージェイズとの開幕カードに1勝2敗と負け越したあと、オリオールズ3連戦には2勝1敗と勝ち越したが、レイズ3連戦には再び1勝2敗で負け越してしまい、波に乗れない戦いが続いている。

     4位ツインズは開幕直前の6位から2ランクアップ。開幕9試合で5勝4敗は特筆すべきほどの成績ではないが、4位だったブレーブスと5位だったホワイトソックスがともに9試合で4勝5敗と負け越しているため、相対的に順位が上がった形となった。

     5位には開幕直前のランキングで11位だったアストロズが急浮上。開幕カードのアスレチックス4連戦を35得点、9失点と圧倒してスイープし、開幕9試合で6勝3敗の好スタートを切った。日本時間4月14日のタイガース戦では3月に獲得したジェイク・オドリッジが初登板の予定となっている。

     6位以下のランキングは以下の通り(カッコ内は前回の順位)。

    6 ブレーブス(4)
    7 ホワイトソックス(5)
    8 レッズ(19)
    9 レイズ(8)
    10 メッツ(7)
    11 エンゼルス(17)
    12 ブルージェイズ(9)
    13 カージナルス(10)
    14 ブリュワーズ(13)
    15 フィリーズ(18)
    16 ナショナルズ(15)
    17 アスレチックス(12)
    18 カブス(14)
    19 インディアンス(16)
    20 レッドソックス(20)
    21 ロイヤルズ(24)
    22 ジャイアンツ(22)
    23 マーリンズ(21)
    24 マリナーズ(23)
    25 タイガース(25)
    26 オリオールズ(29)
    27 ダイヤモンドバックス(26)
    28 レンジャーズ(27)
    29 ロッキーズ(28)
    30 パイレーツ(30)

  • TJ手術濃厚のパクストン セカンド・オピニオンを求める意向

    2021.4.11 12:00 Sunday

     左前腕を痛め、トミー・ジョン手術が推奨されていることが報じられているジェームス・パクストン(マリナーズ)だが、まだ手術を受ける決心はついていないようだ。スコット・サービス監督によると、パクストンはセカンド・オピニオンを求める意向を示しているという。パクストンは日本時間4月7日の古巣復帰後初登板で左肘の違和感を訴え、2回途中わずか24球を投げただけで降板。翌日には左前腕痛により10日間の故障者リストに登録された。

     今季のマリナーズはマルコ・ゴンザレス、菊池雄星、クリス・フレクセン、ジャスタス・シェフィールド、パクストン、ジャスティン・ダンの6人で先発ローテーションを形成し、シーズンをスタート。当初、パクストンは開幕2戦目に登板予定だったが、菊池とローテの順番を入れ替える形で開幕5戦目に回った。パクストンの離脱中はロングリリーフとしてブルペンに待機しているニック・マーガビシャスやエルジェイ・ニューサムが代役を務めるとみられるが、有望株ローガン・ギルバートの昇格が検討されるかもしれない。

     現在23歳のギルバートは2018年のドラフト1巡目(全体14位)指名で入団し、「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで球団4位・全体30位・右腕9位にランクインしている有望株。コリー・クルーバー(ヤンキース)やジェイコブ・デグロム(メッツ)を輩出したステッソン大学の出身であり、先発2番手クラスのポテンシャルを秘める逸材として今季中のメジャーデビューが確実視されている。

     昨年はマイナーのシーズンが開催されなかったため、代替トレーニング地で1年を過ごしたが、プロ1年目の2019年はマイナー3階級で合計26試合に先発して135イニングを投げ、10勝5敗、防御率2.13、165奪三振の好成績をマーク。パクストンのトミー・ジョン手術が決定すれば、ギルバートの昇格時期に関する議論が本格化することになりそうだ。

  • 髭を剃ったヤンキース・オドーア 「誰かわからない」と話題に

    2021.4.11 10:30 Sunday

     7シーズンにわたってレンジャーズの正二塁手として活躍したルーグネッド・オドーアは、日本時間4月7日にヤンキースへトレードされ、同11日にアクティブ・ロースターへ登録された。ヤンキースには長髪と髭を禁止する伝統的なルールがあり、オドーアも自慢の髭をきれいに剃り落としてチームに合流。メジャーリーグ公式サイトなどの各メディアでは髭を剃ったオドーアが「誰かわからない」と話題になっている。新天地で心機一転、オドーアはかつての輝きを取り戻すことができるだろうか。

     現在27歳のオドーアは2014年にメジャーデビューし、いきなり114試合に出場。翌2015年は120試合に出場して打率.261、16本塁打、61打点、OPS.781をマークし、2016年には打率.271、33本塁打、88打点、OPS.798の好成績を残して完全に正二塁手に定着した。この活躍が認められ、2017年3月には6年4950万ドル+オプション1年の契約延長をゲット。この契約は2頭の馬が贈られたことでも話題になった。

     しかし、その後は成績が低迷。2017年は30本塁打を放ったものの、打率.204、OPS.649と不振にあえぎ、2018年は打率.253、OPS.750とやや盛り返したが、今度は本塁打が18本にとどまった。2019年も自己最多の93打点をマークしたとはいえ、打率.205、30本塁打、OPS.722と褒められた成績ではなく、昨季は38試合に出場して打率.167、10本塁打、30打点、OPS.622に終わった。メジャー7年のキャリアを誇りながらも攻守両面での粗さは改善される気配がなく、レンジャーズは今季、オドーアから正二塁手の座を剥奪することを決定していた。

     ヤンキースでは二塁と三塁を中心に内野のバックアップを務める見込みとなっており、自慢の強打の復活に期待がかかる。髭を剃って「別人」となったオドーア。実際のプレーでも別人のような安定した働きを期待したいところだ。

  • フロリダ開幕のブルージェイズ 今季途中からバッファロー移動か

    2021.4.10 14:00 Saturday

     日本時間4月10日、ブルージェイズ傘下AAA級のバッファロー・バイソンズは2021年シーズンをニュージャージー州トレントンを本拠地として開幕する予定であることを発表した。本来の本拠地であるニューヨーク州バッファローのセーレン・フィールドではメジャー公式戦を開催するための準備としてリノベーションが進められており、ブルージェイズは昨季の本拠地としたバッファローを今季途中から再び本拠地にする可能性が高まっている。

     ブルージェイズは現時点で、日本時間5月25日までのホームゲーム22試合をフロリダ州ダニーデンのTDボールパークで開催することが決定している。それ以降については何も発表されていないが、新型コロナウイルスのパンデミックのなかでアメリカとカナダの国境をまたぐ移動には制限が設けられており、「今季中にトロントのロジャース・センターで公式戦を開催」という目標は変わらないものの、バッファローへの移動が濃厚とみられる。ちなみに、ブルージェイズは昨季セーレン・フィールドで開催した26試合で17勝9敗の好成績を収めた。

     現在行われているリノベーションで最も大きな変化は、フィールド内に設置されていたブルペンが外野フェンスの外側へ移設されること。また、右翼フェンスの向こう側に新しい打撃ケージを建設し、球場内のトレーニングルームとクラブハウスの施設を改修するという。さらに、LED電球の交換や2本の仮設電柱の新設といった照明器具のアップグレードも行われるようだ。

     昨季は本拠地トロントのロジャース・センターが使えないなかで60試合制の短縮シーズンを32勝28敗(ア・リーグ東部地区3位)で乗り切り、2016年以来4年ぶりのポストシーズン進出を達成したブルージェイズ。今季は開幕8試合で3勝5敗とやや出遅れているが、「本拠地使用不可」というハンデを乗り越え、2年連続でポストシーズンに駒を進めることはできるだろうか。

  • 昨季全休のプライス WS優勝リングを競売にかけて全額寄付へ

    2021.4.10 10:00 Saturday

     日本時間4月10日、昨季ワールドシリーズを制したドジャースの優勝リング授与セレモニーが行われ、新型コロナウイルスのパンデミックのなかで出場辞退を選択したデービッド・プライスにも優勝リングが授与された。しかし、そのリングはプライスの手元には残らない見込みだ。プライスは優勝リングをオークションに出して売却し、全額を「プレイヤーズ・アライアンス」(黒人選手が立ち上げた組織)に寄付する意向を示している。

     プライスは「プレイヤーズ・アライアンス」において重要な役割を担う選手の1人である。この組織は「野球界の多様性の軌道修正」を目的として、有色人種のコミュニティにより多くのリソースを提供することを目指し、現役および過去の黒人選手が構成するもの。プライスは自身の優勝リングを売却することで得た資金をこの組織の活動に生かしたいと考えているようだ。

    「プレイヤーズ・アライアンス」は設立以来、4170万ドルを黒人のコミュニティに寄付してきた。また、オフシーズンには33都市を回り、100万ドル相当の野球用具をアメリカ国内の有色人種のコミュニティに届ける活動も行った。プライスが優勝リングを売却することにより得た資金もこうした活動に使用されるとみられる。

     昨季を全休したプライスは、今季はチームに復帰し、ドジャースの一員としてプレーしている。スプリング・トレーニングではダスティン・メイ、トニー・ゴンソリンの両若手右腕と開幕ローテーション入りを争ったものの、ドジャースはメイを先発5番手に起用することを決定。プライスはブルペンの一員として開幕を迎えた。プライスは以前から「フリオ・ウリアスやメイがより多くの先発登板の機会を得られるようにリリーフで投げる意思がある」といった趣旨の発言をしており、チーム第一の姿勢を見せている。

     今季ここまで2試合に登板して防御率12.27、被打率.474と打ち込まれているが、長いシーズンのなかでプライスの力が必要になるときは必ずやってくるはずだ。

  • ドジャースが優勝リング授与セレモニー イチローも映像で登場

    2021.4.10 09:00 Saturday

     日本時間4月10日、ドジャースは本拠地開幕戦となるナショナルズ戦の試合開始前に、2020年ワールドシリーズ制覇の優勝リング授与セレモニーを開催した。ドジャースの選手たちは特別なユニフォームとキャップを着用し、アルファベット順にグラウンドへ登場。なかでも、エース左腕のクレイトン・カーショウにはひときわ大きな歓声が送られた。また、各選手の紹介映像にはイチローが登場し、エドウィン・リオスにメッセージを届けた。

     ドジャースの選手たちがグラウンドへ登場する際、各選手が憧れてきた選手からの祝福メッセージを収録した映像が流された。たとえば、ムーキー・ベッツはジミー・ロリンズ、コディ・ベリンジャーはチェイス・アトリー、フリオ・ウリアスはデービッド・オルティスといった具合だ。そして、リオスにメッセージを届けたのはイチロー。スペイン語のメッセージで「僕はワールドシリーズ制覇の経験がないから、あなたのリングを僕にください」とジョークを飛ばし、場内を沸かせた。

     また、ウォーカー・ビューラーの紹介映像を担当したブロンソン・アローヨは「Wonderwall」(Oasisの曲)を演奏。デーブ・ロバーツ監督は今年1月に亡くなったトミー・ラソーダ(1988年ドジャース世界一のときの監督)の娘であるローラ・ラソーダさんに紹介され、グラウンドに姿を見せた。グラウンドに登場した選手、コーチ、スタッフはアンドリュー・フリードマン編成本部長とスタン・カステン球団社長から優勝リングを受け取り、それぞれが嬉しそうな笑顔を見せていた。

     試合はドジャース先発のビューラーが6回無失点と好投し、6回裏にジャスティン・ターナーの2号ソロで奪った1点を守り抜いてドジャースが1対0で勝利。好投したビューラーが1勝目(0敗)、最後を締めくくったコリー・クネーベルが2セーブ目をマークし、決勝弾を浴びたルイス・アビランに1敗目(0勝)が記録された。

  • マリナーズの先発左腕・パクストン トミー・ジョン手術が濃厚に

    2021.4.9 13:00 Friday

     日本時間4月7日の今季初登板(対ホワイトソックス)で左肘の違和感を訴え、早期降板したジェームス・パクストン(マリナーズ)だが、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、トミー・ジョン手術を受けることを勧められているようだ。パクストンはMRI検査の結果、左前腕痛により10日間の故障者リスト入り。今季初登板は1回1/3を投げただけで降板していた。トミー・ジョン手術を受けた場合、今季中の戦列復帰は絶望となる。

     昨季終了後にヤンキースからFAとなり、1年850万ドルの契約で古巣のマリナーズに戻ってきたパクストン。しかし、わずか1試合に登板しただけでシーズン終了となる可能性が出てきた。当初は開幕2戦目に先発予定だったものの、ローテーションの順番を菊池雄星と入れ替える形で開幕5戦目のホワイトソックス戦に先発。ところが、2回表先頭のヨアン・モンカダに四球を与え、暴投と内野ゴロで一死3塁のピンチを招いたところで左肘の違和感を訴えて降板。投球数はわずか24球だった。

     今季のマリナーズはマルコ・ゴンザレス、菊池、クリス・フレクセン、ジャスタス・シェフィールド、パクストン、ジャスティン・ダンの6人が開幕ローテーションを形成。健康時にはエース級のパフォーマンスが期待できるだけに、パクストンがシーズン開幕早々に離脱するのはマリナーズにとって大きな痛手となる。パクストンの穴はニック・マーガビシャスやエルジェイ・ニューサムが埋めることになるとみられるが、格落ちの感は否めない。

     また、マリナーズは日本時間4月9日に行われたツインズ戦に2対10で大敗。先発のゴンザレスが5回途中9安打7失点と炎上し、今季初黒星を喫した。過去3年間、先発の柱として安定した活躍を見せてきたゴンザレスだが、今季は開幕からの2先発で合計12失点、防御率10.45と打ち込まれている。ゴンザレスが不振、パクストンが離脱という状況において、菊池にはより一層の活躍が求められることになりそうだ。

  • 明日から古巣・カージナルス戦 ウォン「とても楽しみだ」

    2021.4.8 14:00 Thursday

     今季からブリュワーズに加入したコルテン・ウォンは日本時間4月9日からセントルイスで古巣・カージナルスとの3連戦(厳密には9日、11日、12日の3試合)を迎える。昨季終了後にオプション更新を拒否されてFAとなり、2年1800万ドル+オプション1年でブリュワーズと契約したウォン。カージナルスの本拠地開幕戦は、カージナルスで育ったウォンにとって移籍後初めてセントルイスで古巣を相手にプレーする試合となる。

     オプション拒否という形で慣れ親しんだカージナルスを去ることになったウォン。FAとなったあと、「カージナルスはウォンとの再契約を検討している」との報道もあったが、実際のところ、カージナルスは再契約に積極的な姿勢をほとんど見せなかったようだ。その結果、ウォンはFAとなった当初から興味を示してくれたブリュワーズへ移籍することを決断した。

    「あるチームから放出されるとき、僕は自分がどれだけ優れているかを知っているのに、彼らは僕の実力が十分ではないと考えたのではないか、という気持ちになる。この気持ちはセントルイスに戻ってくるたびに頭に浮かぶと思う。でも、その気持ちがもっと頑張ろうというモチベーションにもなるんだ」とウォン。「最高の相手と戦うことになる。彼らが失ったものを見せに行くのがとても楽しみだよ」と古巣との戦いに心を燃やしている。

     今季はキャリアで初めて、カージナルスの本拠地開幕戦をビジター側のダグアウトから眺めることになる。「アダム・ウェインライトが投げて、ヤディアー・モリーナが捕る。おそらく僕が最初に打席に入ることになるだろう。その魔法のような光景をビジター側から眺めることができるのは素晴らしいことだ。特別な時間になると思う。とても楽しみだ」とウォンはその光景をすでにイメージしているようだ。

    「最初の打席ではセントルイスの素晴らしいファンから声援を受けることになると思うけれど、その後はカージナルスとブリュワーズというライバル関係に戻る。それでいいんだ。僕はセントルイスで過ごす時間を楽しんだし、セントルイスのファンも、セントルイスの街も本当に素晴らしかった。良いことも悪いこともたくさんあったけれど、彼らは僕を信じ続けてくれたんだ。彼らと対戦できるのが本当に楽しみだよ」とウォンは語る。

     日本時間4月8日のカブス戦は脇腹の張りのためスタメンから外れたものの、クレイグ・カウンセル監督は「心配するようなものではない」と話しており、ウォンは「1番・二塁」として古巣・カージナルスとの一戦に臨むことになりそうだ。

  • ブレーブス・ソローカ 右肩の炎症で戦列復帰が先延ばしに

    2021.4.8 12:00 Thursday

     昨年8月の右アキレス腱断裂からの戦列復帰を目指しているマイク・ソローカ(ブレーブス)だが、右肩の炎症により2週間のシャットダウンを強いられることになった。ソローカは日本時間4月7日に代替トレーニング地での紅白戦に登板。1イニングを投げたところで右肩の違和感を訴え、降板した。検査の結果、構造的なダメージはなかったものの、2週間のシャットダウンが決定。早ければ4月中旬とみられていた戦列復帰は先延ばしされることになった。

     ブライアン・スニッカー監督は「(ソローカを)心配しているよ。彼は復帰に向けて一生懸命にトレーニングに取り組んできた。大変なこともたくさん経験してきたと思う。でも、なかなか計画通りにはいかないものだね。物事には常に上手くいかないことがある」とコメント。戦列復帰を目指して日々トレーニングに取り組んできたソローカの心情を思いやった。

     ブレーブスは開幕からの2カードを敵地で戦い、日本時間4月10日から本拠地トゥルイスト・パークでの7連戦を迎える。その後、再び遠征に出て、同24日からホームに戻ってくるが、この2度目のホーム7連戦でソローカが復帰できると期待する声もあった。右アキレス腱には異常がなく、右肩のコンディションが回復次第、戦列復帰に向けた調整を再開することになる。指揮官は「物事が起こるのは必ず何か理由があるからだ、と彼には伝えた。彼は一生懸命にトレーニングを続けるだろうし、どんな結末が待っているかは誰にもわからないよ」と話している。

     現在23歳のソローカはメジャー2年目の2019年に29先発で174.2イニングを投げ、13勝4敗、防御率2.68、142奪三振の好成績をマーク。オールスター・ゲームに選出されたほか、新人王投票で2位、サイ・ヤング賞投票で6位にランクインし、昨季は開幕投手を務めた。ソローカ復帰までのあいだは、引き続きブライス・ウィルソンやウアスカル・イノアがその穴を埋めることになるとみられる。

  • アスレチックス 新守護神のローゼンタールが長期離脱濃厚に

    2021.4.8 11:30 Thursday

     アスレチックスが1年1100万ドルで獲得した新守護神、トレバー・ローゼンタールが新天地デビューを飾るのはかなり先になりそうだ。ローゼンタールは日本時間4月7日にテキサス州ダラスのグレッグ・パール医師を訪問。この医師は肩のスペシャリストとして知られており、ローゼンタールは胸郭出口症候群の手術を受けることを検討しているという。右肩の炎症により10日間の故障者リストに登録されているローゼンタールだが、手術を受ければ3~4ヶ月間にわたって長期離脱することになる。

     ボブ・メルビン監督は日本時間4月8日のドジャース戦の試合開始前に「手術が検討されている。彼は今、手術を受けるかどうかを熟考しているところだ」とコメント。「おそらく彼は身近な人々と相談しているんじゃないかな。近いうちに決断が下されるだろう」とローゼンタールの現状について説明した。

     球界トップクラスのクローザーであるリアム・ヘンドリックス(ホワイトソックスへ移籍)を失ったアスレチックスは、2月に1年1100万ドルでローゼンタールと契約。スモールマーケット球団のアスレチックスとしてはかなりの好条件であり、球界を驚かせた。ところが、スプリング・トレーニングでは股関節を痛めて調整が遅れ、オープン戦は4試合に登板しただけ(防御率2.25)。さらに、シーズン開幕直前には右肩の炎症により故障者リストに登録された。

     メルビンは「最終的には彼自身の決断になる。現時点では、何が勧められているのか私は知らない。グループとして話し合っていくことになるかもしれないね」と語る。なお、ローゼンタール不在のあいだは剛球左腕のジェイク・ディークマンがセーブ機会の大部分を担当することが予想されている。

     現在30歳のローゼンタールは昨季ロイヤルズとパドレスで合計23試合に登板して1勝0敗11セーブ、防御率1.90、奪三振率14.45の好成績をマーク。今季はヘンドリックスに代わる新守護神として期待されていた。

  • ヤンキースがオドーア獲得 年俸はほぼ全額レンジャーズが負担

    2021.4.7 15:30 Wednesday

     日本時間4月7日、ヤンキースはマイナー2選手(アントニオ・カベーヨとジョシュ・ストワーズ)+金銭とのトレードでレンジャーズからルーグネッド・オドーアを獲得したことを発表した。オドーアは2年2700万ドル分の契約を残しているが、ヤンキースが負担するのはメジャー最低保証年俸のみで、ほぼ全額をレンジャーズが負担するという。現在27歳のオドーアはレンジャーズの戦力構想から外れ、シーズン開幕日にDFAとなっていた。

     オドーアはシーズン30本塁打以上を3度マークするなど、強打の二塁手として活躍。ところが、攻守両面で粗いプレーが目立ち、2019年は30本塁打、93打点を記録したものの、打率.205、出塁率.283に終わり、昨季は38試合に出場して打率.167、10本塁打、30打点、OPS.622という自己最悪のシーズンを過ごした。レンジャーズはオドーアから正二塁手の座を剥奪することを決断。今季は三塁へコンバートされ、レギュラー争いからの再スタートとなっていた。

     アーロン・ブーン監督は「彼が過去に見せてきた才能を引き出す手助けをしたい。ヤンキー・スタジアムでは左打席からのパワーが生きると思う。ヤンキースの環境と文化に慣れ、今まで以上に才能を発揮してほしい」とコメント。オドーアの復活とさらなる成長に期待を寄せた。

     オドーアは新型コロナウイルスの検査など、必要な手続きが完了次第、メジャーのロースターに加わる見込み。主に二塁DJ・レメイヒューと三塁ジオ・ウルシェラのバックアップを務めるとみられる。ブレット・ガードナーとマイク・トークマンが控える外野に比べ、内野の控えは充実しているとは言えなかっただけに、オドーアが復活すればヤンキースにとって理想的な補強となる。

     ヤンキースはオドーアの獲得に伴い、ロースターの枠を空けるためにサイロ・エストラーダをDFAとしたことを発表。また、マイケル・キングが代替トレーニング地へ降格となっている。

  • ブレーブスがブリュワーズとのトレードでアルシアを獲得

    2021.4.7 11:00 Wednesday

     日本時間4月7日、ブレーブスはチャド・ソボーカ、パトリック・ワイジェルの2投手とのトレードでブリュワーズからオーランド・アルシアを獲得したことを発表した。ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は「彼がトレード要員になっていると聞いて少し驚いた。選手層を厚くする良い補強になった」とコメント。アルシアは代替トレーニングへの降格が発表されており、AAA級の本拠地球場でトレーニングしながら出番を待つことになる。

     現在26歳のアルシアはかつてトップ・プロスペクトとして期待され、2017年から2020年まで4年連続で遊撃手として開幕スタメンに名を連ねた。ところが、ブリュワーズは今季、ルイス・ウリアスを正遊撃手として起用しており、アルシアは三塁へコンバート。遊撃も兼任し、内野のユーティリティのような扱いとなっていた。

     昨季は59試合に出場して打率.260、5本塁打、20打点、2盗塁を記録。二塁打を10本放つなどコンスタントに長打が出たため、長打率.416とOPS.734は自己ベストを更新した。今季はここまで4試合に出場して11打数1安打(打率.091)、OPS.182にとどまっている。ポテンシャル的には単なる内野のユーティリティ以上の存在になれる可能性があり、スニッカーは「今回のトレードは我々にとって本当に良いものになったと思う」とアルシア獲得を喜んだ。

     ソボーカは27歳の救援右腕で、2018年にメジャーデビューして14試合で防御率1.88を記録。2019年は自己最多の32試合に登板したものの、防御率6.21と成績を悪化させ、昨季はわずか4登板で防御率12.27に終わった。今季はメジャーでの登板はない。

     ワイジェルは26歳の先発右腕で、昨年9月にメジャーデビュー。1試合に登板して0.2イニングを投げ、被安打2、与四球3、失点2という数字が残っている。ソボーカ同様、今季はメジャーでの登板はない。

  • 元エンゼルス監督のソーシアがアメリカ代表の監督に就任

    2021.4.7 10:00 Wednesday

     日本時間4月7日、東京五輪出場を目指すアメリカ代表の監督にマイク・ソーシアが就任したことが発表された。アメリカはまだ東京五輪出場が決まっておらず、6月上旬にフロリダでアメリカ大陸予選を戦う。ソーシアは「今年アメリカ代表を率いることができるのは非常に光栄だし、とてもワクワクしている。アメリカ代表のユニフォームを着られるのが楽しみだ。人生に1度の経験だと思うし、アメリカ代表に金メダルをもたらしたいね」と意気込みを語った。

     現在62歳のソーシアが国際舞台で指揮を執るのは今回が初めて。2000年から2018年まで19シーズンにわたってエンゼルスの監督を務め、1650勝1428敗(勝率.536)を記録。2002年にはワイルドカードでポストシーズンに進出して球団史上唯一のワールドシリーズ制覇を達成し、選手と監督の両方でワールドシリーズ制覇を経験するという史上17人目の快挙を成し遂げた。2002年と2009年に最優秀監督賞を受賞している。

     現役時代はドジャースの正捕手として活躍。ソーシアの現役時代にドジャースで監督を務めていたのが2000年のシドニー五輪でアメリカ代表の監督として金メダルを獲得したトミー・ラソーダだった。ソーシアによると、ラソーダが泣いている姿を目撃したのは金メダルを獲得したときだけだったという。恩師の姿を見て、国を代表して戦うことの意味を実感した。なお、ソーシアはメジャーの監督に復帰する意思がないことを明言している。

     アメリカ代表は6月の予選でドミニカ共和国、プエルトリコ、ニカラグアと同じグループAに所属。グループAとグループB(カナダ、コロンビア、キューバ、ベネズエラ)の上位2ヶ国がスーパー・ラウンドに進出し、4ヶ国中1位となったチームが東京五輪の出場権を獲得する。2位と3位のチームはオーストラリア、中国、台湾、オランダが出場する最終予選に加わり、出場権の最後の1枠をかけた戦いに臨むことになる。

  • パドレス・タティスJr.が左肩亜脱臼 空振り三振で負傷して交代

    2021.4.6 14:30 Tuesday

     日本時間4月6日、フェルナンド・タティスJr.(パドレス)はジャイアンツ戦の3回裏、第2打席でアンソニー・ディスクラファーニが投じたナックルカーブを強振して空振り三振に倒れた際、左肩を負傷。スイング直後、グラウンドにうずくまり、ベンチへ退いて4回表の守備から金河成(キム・ハソン)と交代した。球団の発表によると、タティスJr.は左肩の亜脱臼で負傷交代したという。スター遊撃手の離脱はパドレスにとって大きな痛手となりそうだ。

     球界を代表するスーパースターへと成長することを期待されているタティスJr.は現在22歳。メジャー最初の2シーズンで143試合に出場し、打率.301、39本塁打、98打点、27盗塁、OPS.956をマークした。今季は開幕戦で1安打を放ったあと、2試合連続無安打に終わったが、日本時間4月5日のダイヤモンドバックス戦、3点ビハインドの9回裏に1号ソロ。今日の試合には「2番・遊撃」でスタメン出場していた。

     タティスJr.はこれまでのキャリアのなかでも左肩の痛みに悩まされる場面が目立ち、今年のオープン戦でもヘッドスライディングした際に左肩を痛め、試合を欠場したことがあった(このときは軽症で2日後に復帰)。また、マイナー時代の2018年に左手親指を骨折、メジャーデビューした2019年にはハムストリングや背中を痛めるなど、故障の多い選手でもある。

     パドレスは今年2月にタティスJr.と14年総額3億4000万ドルという超大型契約を締結。球団の現在、そして将来を担うスーパースターとしてタティスJr.に大きな期待をかけていた。地区8連覇中かつ昨季王者のドジャースの牙城を崩すにはタティスJr.の活躍が必要不可欠であり、タティスJr.の故障離脱がパドレスにとって大ダメージとなることは間違いない。明日、再検査が行われる予定となっており、復帰予定時期などの詳細は現時点では不明。もし長期離脱となれば、空席となる遊撃にはキムが起用されることになるだろう。

  • 大谷翔平の「7つの驚異的な事実」 MLB公式サイトが特集

    2021.4.6 14:00 Tuesday

     日本時間4月6日、全米中継された大谷翔平(エンゼルス)の投打にわたる活躍に全米が熱狂した。20世紀以降、「2番・投手」でスタメン出場したのは1902年のワッティ・リーと1903年のジャック・ダンリービーの2人だけ。「2番・投手」でのスタメン出場は、実に118年ぶりとなる珍事だったのだ。メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスは大谷が「2番・投手」で出場した試合から「7つの驚異的な事実」を紹介している。

    【1】この試合で大谷は101マイルの速球を投げ、初速115.2マイル・飛距離451フィートの本塁打を放った。それぞれの数字だけを見ても素晴らしい記録だが、同じ試合で100マイル以上の速球を投げ、初速110マイル以上の打球を放ったのは、スタットキャストが導入された2015年以降では大谷が初めて。ちなみに、打球の初速のハードルを105マイルまで下げると、ノア・シンダーガード(8度)とアロルディス・チャップマン(1度)の2人が過去に記録している。

    【2】同じ試合で100マイル以上の速球を投げ、初速100マイル以上の本塁打を放ったのは、大谷以前にはシンダーガード(3度)だけだった。ちなみに、シンダーガードは3度のうち、2016年5月11日の試合では初速100マイル以上の本塁打を2本打っている。

    【3】大谷は100マイル以上の速球を9球投げたが、ピッチ・トラッキングが開始された2008年以降、エンゼルスでは2番目に多かった。ちなみに、最多は2008年6月25日にアービン・サンタナが記録した10球。2008年以降、エンゼルスで100マイル以上を計測した先発投手はサンタナと大谷の2人だけである。

    【4】大谷は自己最速タイの101.1マイルを記録。先発投手では今季メジャー最速となった。また、本塁打の初速115.2マイルも今季の全本塁打のなかで最速。ただし、本塁打の初速は日本時間4月6日にツインズのネルソン・クルーズ(116.6マイル)によって更新された。

    【5】大谷の球速101.1マイルと打球の初速115.2マイルはともに試合に出場した全選手のなかで最速だった。スタットキャスト導入後、1人の選手が両部門でトップに立ったケースはこれで11度目。最後に達成したのは2019年5月29日のシンダーガード(球速100.4マイルと打球の初速108.4マイル)だった。

    【6】大谷の本塁打は今季最速だっただけでなく、投手が放った打球としては、2017年にマディソン・バムガーナーが放った112.5マイルの本塁打を上回る新記録となった。また、スタットキャスト導入後、エンゼルスの選手が放った最速の本塁打でもある。

    【7】上記6つはスタットキャストに関する記録ばかりだが、最後に歴史的なスタッツも紹介しておく。ア・リーグでDH制が採用されたのは1973年からであり、ア・リーグの先発投手がア・リーグのチームを相手に本塁打を放ったのは、1972年シーズン最終日のロリック・ハリソンが最後だった。よって、大谷はDH制導入後、ア・リーグのチームを相手に初めて本塁打を放ったア・リーグの先発投手ということになる。また、20世紀以降、打順1番または2番でスタメン出場した投手が本塁打を放つのは史上初の快挙だった。

  • 今季の球宴はクアーズ・フィールドで開催へ 1998年以来2度目

    2021.4.6 11:30 Tuesday

     日本時間4月6日、「ESPN」のバスター・オルニーは関係者から得た情報として、今季のオールスター・ゲームの開催地にロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドが選ばれたことを伝えた。今季のオールスター・ゲームはブレーブスの本拠地トゥルイスト・パークでの開催が予定されていたが、メジャーリーグ機構はジョージア州で投票制限の州法が成立したことを受け、開催地の変更を決断。クアーズ・フィールドでの開催は1998年以来23年ぶり2度目となる。

     今年のオールスター・ゲームは日本時間7月14日にトゥルイスト・パークで開催される予定だった。ところが、ジョージア州で投票制限の州法が成立したことにより、事態が急変。この州法は「黒人など人種的少数派の投票を阻害するものだ」として反発の声が広がっており、ジョー・バイデン大統領も「人種差別的でアメリカらしくない。憲法への攻撃だ」と非難している。それを受け、メジャーリーグ機構は日本時間4月3日にオールスター・ゲームの開催地をアトランタ以外へ変更することを決めたことを発表していた。

     ロブ・マンフレッド・コミッショナーはオールスター・ゲームの開催地変更について、メジャーリーグの選手たちや、昨年の「ジョージ・フロイド事件」のあとに結成された「プレーヤーズ・アライアンス」(黒人選手の組織)と話し合いを実施。その結果、「スポーツとしての価値を示すベストの方法」として開催地の変更が決定された。

     クアーズ・フィールドは1995年に完成したロッキーズの本拠地球場。標高1マイル(約1600メートル)の地点にあり、圧倒的に打者有利な環境のため「打者天国」と呼ばれている。1998年に初めてオールスター・ゲームが開催され、打撃戦の末にア・リーグが13対8で勝利。アレックス・ロドリゲス、ロベルト・アロマー、バリー・ボンズの3人に本塁打が飛び出し、アロマーがMVPを受賞した。また、この年のホームラン・ダービーではケン・グリフィーJr.が優勝している。

  • 第1週の週間MVPはメルセデスとホズマー ともに打率6割台

    2021.4.6 10:00 Tuesday

     日本時間4月6日、2021年シーズン第1週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはイェルミン・メルセデス(ホワイトソックス)、ナ・リーグはエリック・ホズマー(パドレス)が選出された。メルセデスは1900年以降では史上初となる「開幕から8打数連続安打」を達成し、3試合に出場して14打数9安打(打率.643)の大活躍。一方のホズマーも3試合で11打数7安打(打率.636)とメルセデスに匹敵する高打率をマークした。

     メルセデスはマイナー通算2397打席を経験している28歳の新人捕手。開幕戦は出場機会がなかったが、「8番・DH」でスタメン出場した開幕2戦目で二塁打1本を含む5打数5安打4打点の大活躍を見せると、翌日は6番に打順が上がり、二塁打1本、本塁打1本を含む4打数3安打2打点。「開幕から8打数連続安打」は1900年以降の現代野球では史上初の快挙となった。

     開幕4連戦のうち3試合に出場して打率.643、1本塁打、6打点、OPS1.643の好成績をマーク。昨季までメジャーでの出場が1試合だけだったメルセデスが週間MVPを受賞するのはもちろん初めてである。ホワイトソックスでは短縮シーズンの昨季、ホゼ・アブレイユとルーカス・ジオリトの2人が週間MVPに選ばれており、それ以来の受賞となった。

     ホズマーはロイヤルズ時代の2017年に受賞経験があり、キャリア通算2度目、ナ・リーグでは初の受賞。開幕戦で二塁打1本、本塁打1本を含む4打数3安打3打点の活躍を見ると、翌日も2号2ランを含む3打数3安打3打点を記録し、開幕3試合で打率.636、2本塁打、6打点、OPS2.030の好成績を残した。

     パドレスは昨季、短縮シーズンの10週間で延べ3人の週間MVPを輩出(フェルナンド・タティスJr.が1度、マニー・マチャドが2度受賞)。大型補強を経て臨む今季は何人の週間MVPが誕生するか注目だ。

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