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  • レッドソックスが昨年38本塁打のモリソンに興味

    2018.2.11 15:45 Sunday

     日本時間2月11日、ダルビッシュ有がカブスと契約合意に至ったという報道が出てこれまで停滞していたFA市場が動き出しそうな雰囲気がある。そんな中でレッドソックスがレイズからFAになっているローガン・モリソンに興味をもっているという。

     30歳のモリソンは強打の一塁手として昨年はヤンキースとの開幕戦で4打数3安打3打点と活躍し、田中将大からも本塁打を記録した。その後も故障もなく自己ベストとなる149試合に出場して打線をけん引した。1年通じての成績は打率.246 38本塁打 85打点だった。シーズン終了後はFAとなり新しい移籍先を探している。今オフのFA市場ではエリック・ホズマーやJ.D.マルティネスといった強打者達のような高評価こそ受けてはいないが、モリソンも38本塁打を記録した実績と武器を持っている。

     既にレッドソックスはマルティネスに対して5年1億ドルの契約を提示したと言われている。もし、彼との交渉が決裂した場合にはモリソン獲得という選択肢は十分にあり得る話だ。また、チームとしては同じ左打ちの一塁手であるミッチ・モアランドとも契約しているため起用法としては指名打者かモアランドとハンリー・ラミレスとの併用という形が有力のようだ。

     今回のモリソンについてはレッドソックスほかロイヤルズやレイズも獲得、再交渉に臨む可能性がある。一塁手の目玉としてはモリソンよりもホズマーとされていりものの、交渉次第によってはモリソン獲得に動く。昨年は最高の成績を記録したことで「今が旬」な選手であると言っても過言ではないだろう。現時点では他の選手の保険として考えられているようだが、モリソンは去就が決まるのならどのような役割でも辞さない覚悟だ。


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  • カブスがダルビッシュと6年契約で合意

    2018.2.11 14:45 Sunday

     今オフのFA市場で最大の目玉とされてきたダルビッシュ有の去就がついに決定した。争奪戦に勝利したのはカブスで6年総額1億2600万ドルで契約に合意したと複数メディアが報じている。

     長期化された大物選手の去就がついに決定する。カブスをはじめ、ツインズやレンジャーズ、ブリュワーズなど先発陣の補強を目指す各球団から獲得、交渉オファーを受けてきたダルビッシュは時には関係者と直接交渉に臨むなどして去就決定に向けて事を進めてきた。しかし、なかなか決定までには至らずスプリングトレーニング開始直前のこの時まで時間を要していた。

     現地の敏腕記者達からも多くの情報が伝えられている。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は「今回のダルビッシュとの契約には最大で1億5000万ドルに達するインセンティブが付いている」とし「ESPN」のジェリー・クラスニック記者によると「契約の中にはオプトアウトとトレード拒否権が含まれている」という。また、ローゼンタール記者はヤンキースはダルビッシュにオファーをしていなかったという情報も伝えている。

     このまま正式にカブス入団となればジョン・レスターやホゼ・キンターナ、カイル・ヘンドリックスらと共に球界屈指の先発陣を形成することになる。チームはジェイク・アリエタとジョン・ラッキーがFAになったことでオフの早い段階からダルビッシュに目をつけており、先日はツインズとの一騎打ちかとも報じられていた。また、チームにはレンジャーズ時代にダルビッシュの専属捕手だったクリス・ジメネスが在籍しており「もし、ダルビッシュが入団すればワールドシリーズを勝ち抜ける」と話している。こうした恋女房の存在も大きいだろう。

     今オフのFA市場で最大の契約になるとみられているダルビッシュ。昨年途中でドジャースに移籍し、世界一まであと少しというところまで進んだが最終戦で打たれてしまい、その夢は断たれた。今回移籍するカブスも2016年には世界一、昨年もリーグ優勝決定シリーズまで進出しており、再び頂点に立つ力を持っている。強力なチームメイト達と共にもう1度、ワールドチャンピオンを目指す。今後はメディカルチェックの結果を待って正式にカブス入団となる。


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  • ブルージェイズが先発右腕・キャッシュナー獲得に興味

    2018.2.10 17:00 Saturday

     オフは次のシーズンに向けて選手補強を行う時期ではあるが、今回はFAやトレードいった選手移籍市場の動きが遅く、スプリングトレーニング開始がすぐそこに迫っている中で未だに多くの選手の去就が決まっていない。そんな中でブルージェイズが先発のアンドリュー・キャッシュナーに興味をもっているという。

     31歳のキャッシュナーは昨年、レンジャーズの先発ローテーションの一角を担い2013年以来となる自身2度目の2桁勝利を挙げた。前半戦はわずかに4勝と苦しんだものの、後半戦になると調子を取り戻し、7勝を挙げて盛り返した。1年を通じての成績は28試合に登板して11勝11敗 防御率3.40だった。シーズン終了後はFAとなり新たな所属先を探している。

     地区4位と下位に沈んだブルージェイズはチーム打率.240と打線の不調に苦しんだが、先発防御率4.57とこれも上位に喰い込むことができなかった一因と考えられる。チームの先発陣で2桁勝利を挙げたのはマーカス・ストローマン(13勝)とJ.A.ハップ(10勝)、そしてマルコ・エストラーダ(10勝)の3人だけだった。上位に行くためにはもう1人、2桁を期待できる投手が欲しいところだろう。そこでキャッシュナーを候補の1人に挙げているのではないか。MLBネットワークのジョン・モロシ記者も「ブルージェイズはキャッシュナーや他の先発投手に興味をもっている。1年契約でベテラン投手の加入を望んでいる」と伝えている。

     昨年、キャッシュナーの平均球速は93マイルでゴロ率はリーグ平均を上回る48.6%を記録。レンジャーズの本拠地は打者有利な場所にも関わらず、好成績(防御率2.72)を残していた。こうした環境の変化にも対応できる彼の能力も複数球団が注目する理由の1つだろう。それでも今回はブルージェイズが「興味」を持っているだけでまだ正式に去就が決まった訳ではない。キャッシュナー自身も情報が飛び込んできたとはいえ、気が気でないだろう。


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  • ジャイアンツがスイングマンのD.ホランドとマイナー契約

    2018.2.10 16:00 Saturday

     日本時間2月15日からスタートするバッテリー間のスプリングトレーニング。未だに多くの選手の去就が決まっていない。既に未契約者を集めたトレーニングを行う計画があるなど珍しい事態となっている。開始日が迫る中、ジャイアンツはデレク・ホランドとマイナー契約を結んだ。

     31歳左腕のホランドはホワイトソックス移籍1年目となった昨年はチームの先発ローテーションの一角を担うも勝利に恵まれずにわずか7勝に終わった。再建を目指す中でチーム先発防御率5.09(ア・リーグ13位)と苦しむ中でも奮闘し、投手陣を支えた。1年通じての成績は29試合(26先発)に登板して7勝14敗 防御率6.20だった。レンジャーズ時代には3年連続2桁勝利を記録したが、2013年を最後に2桁勝利を挙げることができていない。

     この報道は「NBCスポーツベイエリア」のアレックス・パブロヴィック氏が伝えたもので「ホランドはメディカルチェックを終えてマイナー契約を結んだ」と自身のTwitterを通じて発表している。パブロヴィック氏によるとジャイアンツのボビー・エバンスGMが「彼は先発ローテーションにもブルペンにも入る準備ができている」と話しており、チームとしてはリリーフ投手探しを続けているという。

     ホランドは先発とリリーフの両方ができるスイングマンとして起用することができるため、チームにとっては選択肢が広がることだろう。しかし、ホランドは近年、度重なる故障の影響で本来の力を発揮できていない。昨年も平均球速がこれまでの93から94マイルだったのが91.1マイルに落ちていたことも懸念されていた。それでも現在のジャイアンツの先発陣はマディソン・バムガーナーをはじめ、ジョニー・クエイトやジェフ・サマージャ、タイ・ブラックやクリス・スクラットンと人数はいるが、まだローテーションが確定した訳ではない。ホランドの起用は不透明な状態ではあるものの、状況によって使い分けができるのは武器の1つといえるだろう。

     果たしてホランドはどのポジションで投げることになるのか。まずはマイナー契約からのスタートになるが、レンジャーズ時代のような輝きを取り戻すため新たな一歩を踏み出す。


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  • ブルージェイズが元セーブ王のアックスフォードとマイナー契約

    2018.2.10 15:30 Saturday

     チームにとって試合経験豊富な選手の加入はとても心強い。たとえ近年は満足に力を発揮できていなかったとしてもかつてのような輝きを取り戻してほしいところだ。ブルージェイズはセーブ王にも輝いたこともあるジョン・アックスフォードとマイナー契約を結んだ。

     34歳のカナダ出身右腕はメジャー2年目の2010年にブリュワーズで守護神に定着するとその翌年には74試合に登板し、46セーブを挙げてナ・リーグのセーブ王となった。その後も2016年までは60から70試合に登板するなどタフネスさをみせて各所属チームで力を発揮してきた。しかし、昨年はアスレチックスで故障の影響で出場機会を減らし、7月にはチームから解雇されていた。最終成績は22試合に登板して0勝1敗 防御率6.43だった。

     アックスフォードの武器は奪三振能力で通算奪三振率は10.23と高い数値を誇っている。しかし、その一方で制球力に難があり、通算与四球率は4.55と少し高めだ。それでもセーブ王に輝いた実績と493試合に登板したタフネスさはチームにとって大きな力となる。今回は招待選手としてメジャーのキャンプに参加することになるが、アピール次第では守護神やセットアップの有力候補に挙げられる可能性が高い。チームにはロベルト・オスーナをはじめ、ジョー・ビアジーニやアーロン・ループといったメジャーで実績を残しているリリーフ陣もいるためし烈な競争となる。

     開始が近づいているバッテリー間のスプリングトレーニング。今オフは多くの選手の去就が決まっていない中で、昨年7月を最後に所属先がなかったアックスフォードがギリギリで所属先を決めた。マイナー契約からのスタートとなるものの、多くの選手との競争を勝ち抜いてかつての栄光を取り戻してほしい。また新たな挑戦が始まろうとしている。


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  • レイズがベテラン右腕・ロモと1年275万ドルで再契約

    2018.2.10 15:00 Saturday

     2013年以来のポストシーズン進出を目指すレイズにとって心強いリリーフ投手が今季もチームのユニフォームに袖を通すことになった。レイズは通算570試合登板を誇るセルジオ・ロモと新たに1年275万ドルで再契約をした。

     ロモは昨年、ドジャース移籍1年目で勝利の方程式を担う活躍が期待されていたが、開幕当初から打たれる場面が多く力をなかなか発揮することができなかった。6月には左足首の故障により離脱。すぐに復帰するものの、ジャイアンツ在籍時のような安定した投球をすることができずに7月にはレイズに金銭トレードで移籍した。移籍後はこれまでの不調がウソだったかのような活躍で25試合に登板し2勝0敗 防御率1.47の成績を残した。1年通じては55試合で3勝1敗 防御率3.56だった。シーズン終了後はFAとなり、これまで去就が決まっていなかった。

     昨年のチームリリーフ防御率3.83(ア・リーグ4位)を記録したとはいえ、守護神のアレックス・コロメイにバトンをつなぐまでのリリーフ陣に対して不安の声が挙がっている。現時点ではダン・ジェニングスをはじめ、ホゼ・アルバラードやチャズ・ローといった選手達がいるが、ロモのような経験豊富な選手が1人加入するだけでもチームにとって心強い味方となる。昨年のロモはドジャース時代には打たれている印象が強かったが、シーズンを通じてみると奪三振率9.54と彼の武器は衰えてはいない。

     レイズ移籍後に安定感をみせたロモは果たして、今季は開幕からブルペンを支えることができるか。チームが昨年以上の成績を残すにはベテラン右腕の投球がカギを握っている。


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  • ツインズが欲するダルビッシュの「三振奪取能力」

    2018.2.9 18:30 Friday

     ダルビッシュ有に正式なオファーを提示したことが報じられているツインズ。メジャーでも有数の「三振奪取能力」を誇るダルビッシュだが、実はこれはツインズ投手陣に最も欠けているものである。ダルビッシュの加入はツインズ投手陣を大きく変貌させる可能性を秘めているのだ。

     ダルビッシュはメジャーデビュー以来、対戦した打者の29.7%から三振を奪っている。これは通算500イニング以上の先発投手としては歴代最高の数字であり、クリス・セール(レッドソックス:29.2%)、スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ:29.0%)、ランディ・ジョンソン(元ダイヤモンドバックスなど:28.6%)らを上回っている。ダルビッシュがメジャーデビューを果たした2012年以降に限定しても、マックス・シャーザー(ナショナルズ:30.4%)に次いでメジャー2番目となる数字だ。

     一方、ツインズはヨハン・サンタナとフランシスコ・リリアーノがチームを去って以降、「三振奪取能力」の高い先発投手が不在だった。2011年以降、ア・リーグの投手で「120イニング以上かつ三振率20%以上」をクリアしたのは、レイズが延べ22人で最多。インディアンスが同20人、タイガースが同16人、マリナーズが同15人と続くが、ツインズは同3人でリーグ最少である。ツインズの上がオリオールズ、レンジャーズ、ロイヤルズの同8人であることを考えると、ツインズの数字がいかに少ないかがわかるだろう。

     ツインズの3人の顔ぶれは、2011年のスコット・ベイカー(22.5%)、2014年のフィル・ヒューズ(21.8%)、2017年のホゼ・ベリオス(22.6%)。現在もチームに在籍しているヒューズは2015年以降、大きく三振率を低下させており、31歳という年齢を考えても今後の回復は望めないが、昨季ブレイクを果たしたベリオスはツインズに久々に現れた「三振奪取能力」の高い先発投手である。ダルビッシュが加わり、ベリオスとともに先発2本柱を形成すれば、「三振を取れない」というツインズ先発陣のイメージはガラッと変わる。ツインズにとってダルビッシュは、先発ローテーションの柱となるだけでなく、チームのイメージを大きく変える可能性を秘めた存在であると言えそうだ。


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  • ジャッジ&スタントンの左翼守備をサポートするウィリッツ

    2018.2.9 17:30 Friday

     ヤンキースは春季キャンプでアーロン・ジャッジとジャンカルロ・スタントンの左翼守備の適性を見極める方針だ。両選手に左翼守備を指導する責任を負うのは、マイナー組織から昇格し、今季から一塁ベースコーチ兼外野インストラクターに就任したレジー・ウィリッツである。

     ウィリッツは「ワクワクするね。(ジャッジとスタントンの共存について)誰もが問題であるかのように尋ねてくるけど、問題なんかではないんだよ。むしろ(指導する機会を与えられて)とても幸運だ」と語り、左翼守備の経験がほとんどない両選手への指導を心待ちにしている様子だった。

     中堅手としてヤンキースに入団したジャッジは、プロ入り後に右翼手に転向し、マイナーでの守備イニングはライトが2463回1/3、センターが74回、レフトが63回。メジャーでは守備に就いた1454回2/3がすべてライトでの出場である。一方のスタントンもマイナーではライトが2102回1/3、センターが408回、レフトが51回2/3となっており、メジャーではライト(8259回)以外の守備に就いたのは1イニング(センター)だけ。両者ともプロ野球選手としてのキャリアを右翼手として過ごしており、本格的に左翼守備に挑戦するのは今春が初めてとなる。

     ウィリッツは現役時代、外野3ポジションを守るスイッチヒッターとして活躍したが、「(右翼手が左翼守備に)慣れるまでには少し時間が掛かるだろうね」と語る。ライン際に切れていく打球はレフトとライトでは打球の回転が逆になるため、最初は対応に戸惑うだろう、というのがウィリッツの見立て。守備位置からの景色やスローイングの向きなどにも違いがあり、両選手は春季キャンプとオープン戦を利用して徐々に慣れていく必要がありそうだ。

     しかし、ウィリッツは両選手の守備能力を高く評価しており、左翼守備への適応についてはそれほど心配していない。両選手をレフトで起用できるようになれば、相手先発が左腕のときにブレット・ガードナーを控えに置くなどの柔軟な起用が可能になるだけに、両選手の左翼守備をサポートするウィリッツの責任は重大だ。


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  • 20歳にしてレギュラー候補 大きな期待を背負うアクーナ

    2018.2.9 15:30 Friday

     昨季はA+級からスタートしてAAA級まで駆け上がり、階級が上がるごとに成績を向上させていったロナルド・アクーナ(ブレーブス)。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで大谷翔平(エンゼルス)に次ぐ全体2位に選出された有望株は、20歳にしてすでにレギュラー候補として大きな期待を背負っている。

     2015年にブレーブスと契約したアクーナは、手首の故障により2016年シーズンの大半を欠場したものの、昨季はA+級で開幕を迎えて28試合で打率.287、3本塁打、14盗塁、OPS.814をマーク。5月上旬にAA級へ昇格すると、57試合で打率.326、9本塁打、19盗塁、OPS.895の好成績を残し、7月中旬にはAAA級への昇格が決定した。AAA級では54試合で打率.344、9本塁打、11盗塁、OPS.940とさらに成績を向上させ、最終的には3階級合計で打率.325、21本塁打、82打点、44盗塁、OPS.896という見事な成績をマーク。球界有数の有望株として見なされるようになった。

     開幕からの数週間をマイナーで過ごせばフリーエージェントを1年遅らせることができるため、ブレーブスがアクーナを開幕ロースターに登録する可能性は低いと見られている。しかし、招待選手として春季キャンプに参加するアクーナに対してブライアン・スニッカー監督は「彼をキャンプで毎日見られるのは非常に楽しみだ。彼は非常に才能のある若者だからね」と大きな期待を寄せており、オープン戦でのパフォーマンス次第では早期のメジャー昇格も十分に有り得る。主砲のフレディ・フリーマンも「彼が次なるアーロン・ジャッジになってくれるといいね」と語り、マット・ケンプの移籍によりチームに不足している「右のスラッガー」として期待しているほどだ。

     昨季のコディ・ベリンジャー(ドジャース)は4月下旬にメジャーへ昇格し、そこから猛打を発揮して満票でナ・リーグ新人王に輝いた。今季はアクーナが同じようなストーリーを描いてくれるかもしれない。


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  • DバックスがJ.D.マルティネスへ長期契約のオファーを提示か

    2018.2.9 14:30 Friday

     USAトゥデイのリポートによると、ダイヤモンドバックスがJ.D.マルティネスに対して長期契約のオファーを提示することを検討しているようだ。ダイヤモンドバックスはマルティネスに対して1年契約を提示していたことがすでに報じられており、短期と長期の両面で再契約の可能性を探っていると見られる。

     今オフのマルティネス獲得レースは常にレッドソックスが先頭を走っている状態であり、現在もなおレッドソックスはマルティネス獲得の最有力候補と見られている。ところが、レッドソックスが提示した5年1億2500万ドルのオファーに対してマルティネスは満足しておらず、「レッドソックスがオファーを引き上げなければ、マルティネスがレッドソックスと契約することはない」という話すら浮上しているほど。現在30歳の外野手にとって年平均2500万ドルの5年契約はかなりの好条件と言えるが、打率.303、45本塁打、104打点、OPS1.066という自己最高の成績を残した直後のオフシーズンなだけに、マルティネス(と代理人のスコット・ボラス)はさらなる好条件を手に入れられると踏んでいるのだろう。

     ダイヤモンドバックスはエースのザック・グレインキーと6年2億650万ドルの超大型契約を結んでいるほか、今季終了後にA.J.ポロックとパトリック・コービン、来季終了後にはポール・ゴールドシュミットのフリーエージェントが控えており、マルティネスに超大型契約をオファーするのは難しいと見られている。マルティネスと長期契約を結ぶのであれば、マルティネスが契約期間中に衰えるリスクを背負ったうえで、少なくともゴールドシュミットとの契約延長(ないし再契約)を諦める覚悟が必要だろう。

     となると、マルティネスがダイヤモンドバックスと契約する場合のシナリオは、やはり短期契約ということになる。レッドソックスがオファーを引き上げることなくマルティネス争奪戦から撤退するような展開になれば、現時点では対抗馬は見当たらないだけに、年平均の金額を引き上げた短期契約でダイヤモンドバックスが再契約に成功する可能性もあるのではないだろうか。


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  • 三塁手補強検討のブレーブスがヌニェス獲得レースに参戦か

    2018.2.9 12:30 Friday

     MLB.comのジェシー・サンチェスによると、ブレーブスがエドゥアルド・ヌニェスの獲得を検討しているようだ。ヌニェスにはレッドソックス、ヤンキース、レイズのア・リーグ東部地区3球団が興味を示していることが報じられていたが、三塁手の補強を検討しているブレーブスが新たに名乗りを上げる形となった。

     昨季のブレーブスは三塁手を固定できなかった。三塁手としての先発出場が最も多かったのは、40試合に先発出場したリオ・ルイーズ。39試合のアドニス・ガルシア、30試合のヨハン・カマルゴ、25試合のブランドン・フィリップス、16試合のフレディ・フリーマン、6試合のジェイス・ピーターソン、3試合のショーン・ロドリゲスとダニー・サンタナがこれに続き、途中出場で1試合だけ三塁を守ったチェイス・ダーノウを合わせると、計9選手が三塁の守備に就いたことになる。

     ブレーブスには将来の正三塁手候補として2015年ドラフト1巡目(全体41位)指名のオースティン・ライリーがおり、昨季はA+級とAA級で計129試合に出場して打率.275、20本塁打、74打点、OPS.786をマークしたが、メジャー昇格はもう少し先の話。現時点ではカマルゴと新加入のチャーリー・カルバーソンがレギュラーの座を争う見込みだが、ここに昨季打率.313、12本塁打、58打点、24盗塁、OPS.801の好成績をマークしたヌニェスが加われば大きな戦力アップとなることは間違いない。ヌニェスは三塁以外にも二塁と遊撃を守ることができるユーティリティ・プレイヤーであり、若手の二遊間コンビ(オジー・アルビーズ&ダンズビー・スワンソン)のサポート役としても重宝するだろう。

     再建が進み、若手選手が中心のチーム構成となりつつあるブレーブスだが、ヌニェスのように起用の幅が広い選手が加わるのはチームの大きな助けとなるはず。ようやく動き始めた感のあるヌニェスの市場。今後の動向に注目だ。


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  • 先発ローテーション定着に向けて準備を進める左腕・モンゴメリー

    2018.2.9 12:00 Friday

     直近2シーズンを先発・リリーフを兼任する「スイングマン」として過ごしたマイク・モンゴメリー(カブス)は現在、先発5番手の最有力候補と目されている。モンゴメリー自身は「スイングマン」という役割にやりがいを感じつつも、一つの役割に固定されることを望んでいるようだ。

     今オフのカブスは先発ローテーションからジェイク・アリエタとジョン・ラッキーが抜け、ロッキーズからフリーエージェントとなったタイラー・チャットウッドを獲得。カブスはダルビッシュ有の獲得を目指すなど、アリエタに代わる先発投手の補強を目指しているが、現時点では空席となっているもう1枠にモンゴメリーが入る予定となっている。

     昨季は先発とリリーフを4度も行き来することになったモンゴメリー。14度の先発登板で5勝5敗、防御率4.15、30度のリリーフ登板で2勝3敗3セーブ、防御率2.49とそれぞれ結果を残したが、「身体的な観点から言うと、(先発とリリーフを行き来するのは)しんどいよ。身体にも腕にも負担がかかる。先発した3日後にリリーフで登板したり、リリーフで複数イニングを投げたりというのは長期間やりたい仕事ではないよね」と本音を口にする。登板を打診され、「今日も投げられる」と快諾してはいるものの、その身体には確実にダメージが蓄積されていたようだ。

     球団の補強具合によっては再びブルペンに回る可能性もあるが、モンゴメリーは移籍の噂を逐一チェックしないようにしているという。「どんな役割でも投げられるように準備をする」と献身的な姿勢を見せつつも、シーズン途中で役割がコロコロ変わるのは避けたいというのが本音。「状況が変われば僕の役割も変わると思うけど、今は先発投手としての準備をしているよ」と1年間先発ローテーションを守ることが今季の目標だ。

     役割がコロコロ変わり、身体に負担がかかる状況のなかで投げ続けてきたモンゴメリーが一つの役割で投げ続けるとどんな成績を残すのか。今季の興味深いトピックの一つとなるかもしれない。


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  • 昨季ブレイクのグリーンの起用法は? ブーン監督の贅沢な悩み

    2018.2.9 11:30 Friday

     昨季リリーバーとして飛躍を遂げ、シーズン100奪三振を記録した球団史上8人目の救援投手となったチャド・グリーン(ヤンキース)。この右腕をスターターとして使うのか、それともリリーバーとして使うのか。アーロン・ブーン新監督は贅沢な悩みを抱えている。

     昨季のグリーンはジョーダン・モンゴメリーとの先発5番手争いに敗れ、AAA級で開幕。5月のメジャー昇格後はリリーバーとして起用され、昨季の40登板のうち、先発で起用されたのは1試合だけだった。複数イニングをこなせるリリーバーとしてジョー・ジラルディ前監督に重宝され、5勝0敗9ホールド、防御率1.83、被打率.147、奪三振率13.43という見事な成績をマーク。クローザー就任前年(1996年)のマリアーノ・リベラと比較する声が上がるほどの活躍ぶりだった。

     グリーンは「僕は人生を通して先発投手をやってきた」とスプリング・トレーニングでの先発5番手争いに意欲を見せる。現時点では昨季同様、モンゴメリーが最有力と見られているが、アダム・ウォーレンやルイス・セッサ、有望株のチャンス・アダムスも参戦する見込みであり、熾烈な争いが繰り広げられることになるだろう。ただし、グリーンは「どんな役割を任されるとしても、僕はしっかり準備をするよ」と先発に固執するつもりはなく、与えられた役割をしっかりこなす姿勢を示している。

     ブーンは「ワールドシリーズを制覇するためには、充実したブルペンが必要だ」と指摘し、「チャド・グリーンのように複数イニングを投げることができ、アウトを取るだけでなく試合を支配できる投手は、多くのフレキシビリティをもたらしてくれる」とグリーンを高く評価する。ブーンはグリーンを先発5番手争いに参加させる方針だが、心のなかではブルペンにいてほしいと思っているのかもしれない。

     昨季リリーバーとして好成績を残したグリーンの先発再転向を検討できるのは、それだけブルペンが充実している証拠でもある。贅沢な悩みを抱えるブーンは最終的にどのような決断を下すのか。オープン戦での「先発・グリーン」のピッチングに注目だ。


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  • 7~8球団が興味を示すリン 契約交渉は長期化する見込み

    2018.2.9 11:00 Friday

     トミー・ジョン手術からの復活を遂げ、例年通りに「2ケタ勝利&防御率3点台」をマークしたランス・リン。その安定感は市場でも高い評価を受けているが、まだ契約先が決まっていない。セントルイスの地元紙でカージナルスの番記者を務めるデリック・グールドによると、7~8球団がリンに興味を示しているようだ。

     メジャー定着を果たした2012年以降、トミー・ジョン手術により全休した2016年を除く5シーズンすべてで176イニング以上を投げ、11勝以上&防御率3.97以下をマークしているリンは、メジャー全体でも有数の「計算できる先発投手」である。ただし、ある球団首脳が「我々は彼を先発3~4番手クラスの投手と見なしている」と語るように、エース級と呼べるほどではなく、現在はダルビッシュ有やジェイク・アリエタといったエース級の契約が決まるのを待っている状況だ。ダルビッシュやアリエタを逃したチームが「次善の策」としてリンやアレックス・カッブの獲得に動くというのが一般的な見方である。

     グールドによると、リンに興味を示しているチームにはブリュワーズ、カブス、メッツ、ナショナルズ、オリオールズ、レイズ、ツインズが含まれているという。これらの球団のうち、ブリュワーズはジミー・ネルソン、ツインズはアービン・サンタナを開幕から欠くことが決定的となっており、先発投手の補強に向けて動いている。また、オリオールズは先発ローテーションが2枠しか埋まっておらず、先発投手の補強が急務。カブスとナショナルズは先発4番手まで確定しており、リンを加えることで先発ローテーションのさらなるアップグレードを目論んでいるようだ。メッツはコンディション面に不安を抱える投手が多く、リンのコンスタントな仕事ぶりを評価している模様。レイズは噂されるジェイク・オドリッジのトレードが実現した際に、リンの獲得に動く可能性がある。

     いずれにしても、リンの市場が動き始めるのはダルビッシュやアリエタの契約が決まってからになると見られており、リンの契約先が決まるまでにはもうしばらく時間が掛かりそうだ。


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  • ファンタジー向けの選手ランキング発表 エンゼルス・大谷は91位

    2018.2.9 10:30 Friday

     日本時間2月9日、MLB公式サイトは人気ゲーム「ファンタジー・ベースボール」向けの選手ランキングと各選手の成績予想を公開した。注目の大谷翔平(エンゼルス)は全体91位にランクイン。投手として12勝、指名打者として14本塁打を放つと予想されている。

     「ファンタジー・ベースボール」はメジャーリーガーを一定のルールのもとに編成して仮想のチームを作り、実際の成績をポイント化して総合ポイント等を競うゲームである。安定した活躍を期待できる選手はもちろんのこと、ブレイクを遂げて予想外の活躍を見せる選手を発掘することで優位に立つことができ、毎年シーズン開幕前には各メディアの選手ランキングや成績予想が公開される。

     全体1位に選出されたのは大谷の同僚であるマイク・トラウトで、打率.320、40本塁打、106打点、29盗塁、OPS1.073という素晴らしい成績を残すことが予想されている。トラウトのほか、ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)、ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)、トレイ・ターナー(ナショナルズ)、ムーキー・ベッツ(レッドソックス)、ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)、チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)、クレイトン・カーショウ(ドジャース)がこの順で全体トップ10にランクイン。大谷は投手として150イニングを投げ、12勝8敗、防御率3.30、165奪三振、指名打者として270打数で打率.259、14本塁打、38打点、OPS.804という予想になっており、全体91位に名を連ねた。

     なお、その他の日本人選手の順位と予想成績は以下のようになっている。

    ダルビッシュ有(フリーエージェント)
    全体50位:14勝10敗、防御率3.69、225奪三振

    田中将大(ヤンキース)
    全体70位:14勝9敗、防御率3.70、179奪三振

    前田健太(ドジャース)
    全体121位:11勝8敗、防御率3.72、160奪三振

    岩隈久志(マリナーズ)
    全体462位:7勝8敗、防御率4.39、90奪三振

    平野佳寿(ダイヤモンドバックス)
    全体473位:3勝2敗7セーブ、防御率3.63、45奪三振

    イチロー(フリーエージェント)
    全体767位:打率.267、1本塁打、2盗塁、OPS.667

    ※田澤純一(マーリンズ)、牧田和久(パドレス)、上原浩治(フリーエージェント)は掲載なし


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  • オドリッジとマクヒューがトレード市場で注目を集める

    2018.2.8 18:30 Thursday

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、ジェイク・オドリッジ(レイズ)とコリン・マクヒュー(アストロズ)の両右腕がトレード市場で他球団からの関心を集めているようだ。ローゼンタールは特にツインズとオリオールズが両右腕の動向を注視していることを伝えている。

     ツインズは昨季16勝を挙げたエースのアービン・サンタナが右手中指の手術を受け、回復までに10~12週間を要することが確定。昨季14勝のホゼ・ベリオスと同12勝のカイル・ギブソン以外に計算できる先発投手がおらず、2年連続のポストシーズン進出のために先発投手の補強が急務となっている。「1500 ESPN」のダレン・ウルフソンによると、ツインズはダルビッシュ有に対して正式な獲得オファーを提示したようだが、トレード市場での補強の可能性も探っている模様だ。

     一方のオリオールズは、昨季の先発防御率が両リーグワーストの5.70という悲惨な状態であり、さらに先発ローテーションからウバルド・ヒメネス、ウェイド・マイリー、クリス・ティルマン、ジェレミー・ヘリクソンと実績のある先発投手が4人も抜けた。昨季13勝のディラン・バンディと同11勝のケビン・ゴーズマンがいるとはいえ、先発ローテーションの残り3枠は実績が皆無に近い投手が入らざるを得ない状況。2ケタ勝利を期待できる両右腕は、是非とも獲得したい存在だろう。

     レイズは看板選手のエバン・ロンゴリアをトレードで放出したように変革期を迎えており、オドリッジのほか、クリス・アーチャーやアレックス・コロメイにもトレードの噂が絶えない。昨季は腰痛の影響もあって規定投球回に届かなかったオドリッジだが、過去4シーズンで120先発、40勝、防御率3.81をマークしている安定感は先発投手の補強を目指す各球団にとって大きな魅力となっている。

     マクヒューはゲリット・コールの加入により完全に先発ローテーションの構想から外れており、オフシーズンの早い段階からトレードの可能性が取り沙汰されていた。2015年に自己最多の19勝をマークするなど、2014年から3年連続2ケタ勝利の実績があり、先発投手不足のチームにとっては喉から手が出るほど欲しい存在だろう。

     ブリュワーズも人員過剰気味の外野手を駒としてトレードで先発投手の補強に動く可能性があり、停滞し続けているフリーエージェント市場をよそに、トレード市場が活性化する可能性もありそうだ。


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  • 野球は失敗のスポーツ 強打者・プーホルスの隠れた大記録

    2018.2.8 17:30 Thursday

     歴代最多三振のレジー・ジャクソン、歴代最多盗塁死のリッキー・ヘンダーソン、アウトになった打席が誰よりも多いピート・ローズ。彼らはいずれも球史に残る名選手である。「野球は失敗のスポーツ」とよく言うが、失敗を重ねられるのは試合に出場した選手だけ。いわば「勲章」のようなものである。殿堂入り確実と言われるアルバート・プーホルス(エンゼルス)も昨季、その「勲章」を手に入れた選手の一人だ。

     殿堂入りの名選手、ジョージ・ブレットはかつてこう言った。「人々はいつも”3000本もヒットを打つなんて素晴らしいですね”と言ってくるんだ。”違う。俺は7000回も失敗したんだ”って必ず言うんだけどね。でも、それは7000回もアウトになるほど僕が優れた選手だったっていうことなんだよ」

     試合に出なければ失敗はできない。試合に出続けなければ失敗を積み重ねることはできない。当たり前のことである。メジャーデビューを果たした2001年以来、コンスタントに数字を積み重ねてきたプーホルスは昨季、自身4度目となるリーグ最多併殺打を記録し、ついにカル・リプケンJr.を抜いて歴代最多併殺打記録保持者となった。

     プーホルスが歴史上の誰よりも多く併殺打を打ったからと言って、プーホルスの輝かしいキャリアの価値が低下するわけではない。通算3000安打まであと32本に迫っているプーホルスは、打率.305、614本塁打、1918打点、OPS.947という素晴らしい成績を残しているだけでなく、1146三振に対して1251四球を選んでいる。通算1000打席以上の現役選手で通算四球が通算三振を上回っているのは、なんとプーホルスだけである。

     では、対象を500打席以上まで拡大してみよう。プーホルスだけ。250打席ではどうか。プーホルスだけ。100打席以上まで対象を拡大したところでようやくザック・グラニット(ツインズ:通算9三振&12四球)が登場する。ちなみに、次に登場するのは通算11打席のブレイビック・バレーラ(カージナルス:通算0三振&1四球)だ。この数字を見るだけでも、プーホルスがいかに優れた打者であるかがお分かりいただけるはずだ。

     現在のペースを維持すれば、プーホルスの通算併殺打数は400を超え、最終的には450に迫ることが予想される。三振が増加し、インプレーの打球が減少している状況を考えると、永久に更新されない「不滅の記録」となる可能性すらある。しかし、プーホルスはそれを恥じる必要はない。チームに必要とされ、試合に出場し続けてきた証なのだから。


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  • サイ・ヤング賞2度のリンスカム 復帰に向けてショーケース開催へ

    2018.2.8 15:30 Thursday

     2016年にエンゼルスでプレイしたのを最後にメジャーの舞台から姿を消していた元サイ・ヤング賞投手のティム・リンスカムが、メジャー復帰に向けて日本時間2月16日にショーケース(公開練習)を開催する予定であることが明らかになった。

     現在、リンスカムはシアトル周辺にある「ドライブライン研究所」でメジャー復帰に向けてトレーニングを行っている。昨年12月にはアダム・オッタビーノ(ロッキーズ)がトレーニングに励むリンスカムの姿を自身のInstagramに投稿して話題となっていたが、リンスカムがメジャー復帰を目指しているのは事実だったようだ。「ドライブライン研究所」の設立者であるカイル・ボディのツイートにより、リンスカムのショーケース開催が正式に発表されたが、現時点ではどの球団のスカウトが出席するかは未定となっている。

     2007年にジャイアンツでメジャーデビューを果たしたリンスカムは、メジャー2年目の2008年に18勝5敗、防御率2.62、265奪三振、翌2009年に15勝7敗、防御率2.48、261奪三振の好成績を残し、2年連続でサイ・ヤング賞を受賞。その後も2014年まで7年連続で2ケタ勝利をマークし、ジャイアンツの3度(2010年・2012年・2014年)のワールドシリーズ制覇に貢献したが、ダイナミックな投球フォームで投げ続けた影響か、球速の低下と故障の多発が目立つようになり、エンゼルスと契約した2016年は9先発で2勝6敗、防御率9.16に終わっていた。

     2008年にサイ・ヤング賞を受賞したときには速球の平均球速が95マイルを超えていたが、2016年は88.4マイルまで低下。股関節の故障もピッチングに大きな影響を与えていた。リンスカムは投球フォームを股関節への負担が少ないものに変えていることを明らかにしており、投球フォームの改造により球速がどこまで回復するかが活躍のカギとなりそうだ。ショーケースでインパクトを残すことができれば、リリーバーとして獲得を検討する球団が現れるかもしれない。


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  • ロッキーズのオファーを拒否 セーブ王・ホランドはどこへ行く

    2018.2.8 14:30 Thursday

     トミー・ジョン手術からの復活を遂げ、ナ・リーグ最多タイの41セーブを記録して自身初のセーブ王に輝いたグレッグ・ホランド。昨季所属したロッキーズからのオファーを拒否したことが明らかになっているが、昨季のセーブ王は新天地としてどのチームを選択するのだろうか。

     選手オプション(年俸1500万ドル)を行使せず、ロッキーズからのクオリファイング・オファー(年俸1740万ドル)も拒否してフリーエージェント市場に打って出たホランドには、クローザー獲得を目指す球団からの関心が寄せられていた。なかでも、昨季ホランドが所属したロッキーズは守護神との再契約に向けて積極的に動いていたが、USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールによると、ホランドはロッキーズが提示した3年5200万ドルのオファーを拒否したという。結局、ロッキーズは同条件でウェイド・デービスと契約。3年5200万ドルは年平均では救援投手史上最高額の契約となった。

     ロッキーズからのオファーを拒否したことを考えると、ホランドは4年以上の長期契約を求めている可能性が高い。しかし、現在32歳で故障歴もあるリリーバーに対して4年以上の契約をオファーする球団が現れるとは考えにくく、最終的にホランドは妥協を強いられることになるだろう。

     ホランドを獲得する球団の候補としてはカブスとカージナルスが挙げられる。カブスは昨季クローザーとして君臨したデービスがフリーエージェントとなってロッキーズと契約し、現時点では新加入のブランドン・モローがクローザーを務める見込み。しかし、モローのクローザーとしての実績は皆無に近く、3年連続の地区優勝と2年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すのであれば、実績のあるクローザーを加えておきたいところだ。カージナルスはブルペンのアップグレードを今オフの目標の一つとして掲げ、ルーク・グレガーソンとドミニク・リオンを獲得。ジョン・モゼリアック野球部門社長はグレガーソンにクローザーを任せる意向を示しているが、「ポストシーズン返り咲きのためにはクローザーの補強が必要」と指摘する声も多い。クローザーに大型契約を与えるのを嫌うモゼリアックだが、条件次第ではホランド獲得に動く可能性はゼロではなさそうだ。


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  • ボラスと良好な関係のナショナルズ アリエタ獲得の可能性は?

    2018.2.8 13:00 Thursday

     ダルビッシュ有と並んでフリーエージェント市場における最高の先発投手と目されていたジェイク・アリエタの契約先がまだ決まらない。USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールは、代理人のスコット・ボラスがナショナルズと良好な関係を築いていることを指摘し、新天地候補としてナショナルズを挙げている。

     ナショナルズは先発3本柱のマックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグ、ジオ・ゴンザレス、主力打者のブライス・ハーパー、アンソニー・レンドン、正捕手のマット・ウィータースらがボラスのクライアントであり、メジャー30球団のなかでもボラスと良好な関係を築いている球団の一つである。ナイチンゲールはアリエタとナショナルズの間で具体的な交渉が行われている様子はないとしつつも、ボラスとトム・ワーナー・オーナーの関係の深さを考慮し、ナショナルズがアリエタの獲得に動く可能性があると指摘している。

     マイク・リゾーGMは先発5番手の座をA.J.コールやエリック・フェッディといった若手投手に競わせる方針を明らかにしているが、彼らが1年を通して先発ローテーションの一角を務めあげることができるかどうかは未知数。もしアリエタ獲得に成功すれば、シャーザー、ストラスバーグ、アリエタ、ゴンザレス、タナー・ロアークと続く先発ローテーションは、5人全員に15勝以上を期待でき、メジャーリーグの歴史上でも有数の強力ローテとなるだろう。

     アリエタにはこれまで、カブス、ブリュワーズ、カージナルスなどが興味を示していることが報じられてきた。カブスやブリュワーズは4年1億1000万ドル程度での契約を検討していたようだが、アリエタはより長期の契約を求めていると見られている。オフシーズン当初、ボラスは6年1億6000万ドル程度を交渉の開始地点として設定していた。この条件でオファーを提示する球団は現れそうにないが、アリエタは適切なオファーが出てくるのを待ち続けるつもりのようだ。

     「ダルビッシュが決まればアリエタも決まる」と言われているように、現在のアリエタはダルビッシュ争奪戦に敗れたチームが自身の獲得レースに加わるのを待っている状況。契約先が決まるにはもうしばらく時間が掛かりそうな気配だ。


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