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  • パイレーツ戦とパドレス戦が悪天候で延期 明日ダブルヘッダー開催

    2022.5.4 07:39 Wednesday

     日本時間5月4日に予定されていたパイレーツ対タイガース(コメリカ・パーク)とパドレス対ガーディアンズ(プログレッシブ・フィールド)の2試合は悪天候のため延期となった。ともに明日(日本時間5月5日)にダブルヘッダーが開催される予定となっている。タイガースはダブルヘッダー第2試合で有望株アレックス・ファエドが先発投手としてメジャーデビューを飾る予定。また、パドレスは開幕から故障者リスト入りしていたマイク・クレビンジャーがダブルヘッダー第1試合に先発する予定となっている。

     パイレーツ対タイガースは、ダブルヘッダー第1試合の先発投手がディロン・ピータースとマイケル・ピネダ、第2試合がホセ・キンタナとファエドと発表されている。延期された今日の試合では、ブライス・ウィルソンとピネダが先発予定だったが、タイガースがピネダを明日の第1試合にスライドさせた一方、パイレーツはウィルソンをスライドさせるのではなく、今季ここまで3勝0敗、防御率0.00の好成績を残しているピータースを先発に立てた。

     明日メジャーデビューする予定のファエドは「MLBパイプライン」が公開している球団別プロスペクト・ランキングでタイガース16位にランクインしている26歳の右腕。2017年ドラフト1巡目(全体18位)指名でプロ入りしたが、トミー・ジョン手術で昨季を全休するなど出世が遅れていた。今季はリハビリを兼ねてマイナーA級で3試合に投げたあと、日本時間4月28日にAAA級で先発して5回4安打無失点の好投。ダブルヘッダーの27人目の登録選手として昇格し、メジャーデビューすることが決まった。

     パドレス対ガーディアンズは、ダブルヘッダー第1試合にクレビンジャーとザック・プリーサック、第2試合にマッケンジー・ゴアとカル・クアントリルが先発する予定。クレビンジャーは2020年8月にクアントリルらとのトレードでパドレスへ移籍しており、クレビンジャーとクアントリルはそれぞれ古巣相手の登板となる。

  • エンゼルスがアデルのマイナー降格を発表 ロハスがメジャー再昇格

    2022.5.4 07:15 Wednesday

     エンゼルスは日本時間5月4日から敵地ボストンのフェンウェイ・パークでレッドソックスとの3連戦がスタートするが、それに先立ってジョー・アデルを傘下AAA級ソルトレイクに降格させたことを発表した。代わりにメジャー再昇格を果たしたのはホセ・ロハス。なお、レッドソックス先発のマイケル・ワカがキャリアを通じて右打者よりも左打者を得意としているため、ジョー・マドン監督は今日の試合にブランドン・マーシュではなく、ジャック・メイフィールドを左翼手としてスタメン起用している。

     現在23歳のアデルはメジャー3年目の今季、ここまで19試合に出場して打率.231、3本塁打、9打点、1盗塁、OPS.673を記録。66打席で24三振を喫しているのに対し、四球を1つしか選べておらず、出塁率は打率をわずかに上回る程度(.242)。左翼手としても拙守が目立っており、攻守両面で未熟さを露呈していた。今後はAAA級ソルトレイクで常時出場しながら、打撃アプローチの改善と守備力の向上を目指すことになりそうだ。

     代わりにメジャー再昇格を果たしたロハスは現在29歳。メジャー2年目の今季はオープン戦の活躍が認められて開幕ロースター入りを果たしたものの、6試合に出場して打率.150、0本塁打、1打点、0盗塁、OPS.400と結果を残すことができなかった。開幕から故障者リスト入りしていたテイラー・ウォードが戦列復帰したのに伴い、日本時間4月17日にマイナー降格。AAA級ソルトレイクでは11試合に出場して打率.256、0本塁打、4打点、1盗塁、OPS.642と平凡な成績にとどまっている。

     マドン監督によると、アデルのマイナー降格は必ずしもマーシュのレギュラー固定を意味するわけではなく、引き続き相手投手との相性を考慮しながらスタメンを決めていく方針だという。レッドソックス先発のワカはキャリア通算で右打者に対して打率.275、OPS.781、左打者に対して打率.236、OPS.674と右腕ながら右打者よりも左打者を得意としており、マドン監督は左打者のマーシュではなく、右打者のメイフィールドをスタメンに組み込んだ。

  • 4月の各賞受賞者が決定 ナ・リーグの最優秀新人に鈴木誠也が選出

    2022.5.3 07:21 Tuesday

     日本時間5月3日、メジャーリーグ機構は4月の各賞受賞者を発表し、ナショナル・リーグの月間最優秀新人には鈴木誠也(カブス)が選出された。カブスは昨年8月と9月にフランク・シュウィンデルが同賞を受賞しており、3カ月連続で月間最優秀新人を輩出。鈴木が4月に記録したOPS.934は、カブスの新人による4月の成績としては歴代4位の好成績だった。なお、鈴木は開幕2週目にナ・リーグの週間MVPに選出されたが、カブスの選手が週間MVPを受賞するのも昨年9月のシュウィンデル以来だった。

     5年8500万ドルの大型契約でカブスに加入した鈴木は、21試合に出場して68打数19安打、打率.279、5二塁打、4本塁打、14打点、1盗塁、出塁率.405、長打率.529、OPS.934をマーク。メジャーデビューから9試合連続安打をマークし、1943年のアンディ・パフコと並ぶ球団タイ記録、2007年の岩村明憲(デビルレイズ)と並ぶ日本人タイ記録となった。カブスからは昨年8月と9月のシュウィンデルに加え、昨年6月にパトリック・ウィズダムも月間最優秀新人に選ばれており、直近5カ月でのべ4人の受賞者を輩出していることになる。

     4月の各賞受賞者と月間成績は以下の通り。

    ◆アメリカン・リーグ

    最優秀選手:ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)
    21試合 打率.342 7本塁打 28打点 0盗塁 OPS1.133

    最優秀投手:ローガン・ギルバート(マリナーズ)
    4先発 3勝0敗0セーブ 防御率0.40 22回1/3 22奪三振

    最優秀新人:スティーブン・クワン(ガーディアンズ)
    15試合 打率.354 0本塁打 7打点 0盗塁 OPS.959

    最優秀救援投手:ジョーダン・ロマノ(ブルージェイズ)
    12試合 1勝1敗10セーブ 防御率1.59 11回1/3 13奪三振

    ◆ナショナル・リーグ

    最優秀選手:ノーラン・アレナド(カージナルス)
    19試合 打率.375 5本塁打 17打点 0盗塁 OPS1.125

    最優秀投手:パブロ・ロペス(マーリンズ)
    4先発 3勝0敗0セーブ 防御率0.39 23回1/3 23奪三振

    最優秀新人:鈴木誠也(カブス)
    21試合 打率.279 4本塁打 14打点 1盗塁 OPS.934

    最優秀救援投手:ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)
    10試合 0勝0敗10セーブ 防御率0.00 9回1/3 15奪三振

  • ウォードとアダメスが開幕4週目の週間MVPに選出 ウォード初受賞

    2022.5.3 06:38 Tuesday

     日本時間5月3日、レギュラーシーズン4週目の週間MVPが発表され、アメリカン・リーグはテイラー・ウォード(エンゼルス)、ナショナル・リーグはウィリー・アダメス(ブリュワーズ)が選出された。ウォードはキャリア初の受賞であり、エンゼルスからの選出は昨年7月のデービッド・フレッチャー以来。一方、アダムスは昨年7月以来キャリア2度目の受賞であり、アダムス以外のブリュワーズの野手による受賞は2019年7月のケストン・ヒウラ以来となった。

     ウォードは7試合に出場して29打数13安打、打率.448、2二塁打、1三塁打、4本塁打、11打点、出塁率.484、長打率1.000、OPS1.484の好成績をマーク。全7試合でヒットを放ち、うち4試合でマルチ安打を記録した。日本時間4月26日のガーディアンズ戦では一昨年のサイ・ヤング賞投手シェーン・ビーバーから2本塁打を放ち、自身初のマルチ本塁打を記録するだけでなく、チームの全得点を1人で叩き出す活躍。その2日後の同カードでは二塁打、三塁打、本塁打を1本ずつ放って5打数3安打2打点の活躍を見せ、1試合で二塁打、三塁打、本塁打に加えて4得点をマークした史上2人目の選手となった(1958年のロジャー・マリス以来)。

     アダメスは7試合に出場して29打数9安打、打率.310、3二塁打、4本塁打、10打点、出塁率.375、長打率.828、OPS1.203を記録。日本時間4月27日のパイレーツ戦では自身初のマルチ本塁打をマークし、5打数4安打7打点の大活躍を見せた。1試合7打点は球団タイ記録であり、アダメスを含む11人の選手によって合計13度記録されているが、遊撃手に限れば2001年のホセ・ヘルナンデス以来球団史上2人目の快挙。現時点での今季5本塁打は遊撃手としてメジャー最多であり、ミドル・インフィールダー(二塁手と遊撃手)のなかでもオジー・オルビーズ(ブレーブス)の6本塁打に次ぐ数字となっている。

  • メッツがカノーのDFAを発表 今季年俸2400万ドル、契約は来季まで

    2022.5.3 00:55 Tuesday

     日本時間5月3日、アクティブ・ロースターの枠が28人から26人に縮小されるのに伴い、メッツは39歳のベテラン、ロビンソン・カノーをDFAしたことを発表した。薬物規定違反による出場停止処分が明けたカノーは、今季ここまで12試合に出場して打率.195(41打数8安打)、1本塁打、3打点、OPS.501と低調なパフォーマンス。メッツはカノーよりもドミニク・スミス、ルイス・ギヨーメ、J・D・デービスをロースターに残すことを選択した。なお、ヨアン・ロペスのマイナー降格も併せて発表されている。

     カノーは2018年12月のトレードでエドウィン・ディアスとともにマリナーズから加入。これは当時GMに就任したばかりのブロディ・バンワグネンが見せた最初の目立った動きだった。しかし、移籍1年目の2019年は故障もあって107試合で打率.256、13本塁打、39打点、OPS.736とキャリアワーストクラスの成績に低迷。コロナ禍の短縮シーズンで行われた2020年こそ49試合で打率.316、10本塁打、30打点、OPS.896と結果を残したが、昨季は出場停止で全休し、今季も復活できず、契約を2年近く残してメッツを去ることになった。

     かつては3000安打を狙えるペースで安打を積み重ね、強打の二塁手としてアメリカ野球殿堂入りも期待されたカノーだが、薬物規定違反で2度の出場停止処分を受けており、殿堂入りは絶望的。2005年のメジャーデビューから今季までの通算成績は2246試合に出場して2632安打、打率.302、335本塁打、1305打点、OPS.842となっている。オールスター・ゲーム選出8度、シルバースラッガー賞5度、ゴールドグラブ賞2度の実績を誇り、2011年にホームラン・ダービー優勝、2017年にオールスター・ゲームMVPに輝いただけでなく、ヤンキース時代の2009年にはワールドシリーズ制覇も経験した。

     メッツは今季ここまで16勝7敗でリーグ最高勝率と好調。カノーの契約は来季まであと2年残っており、メッツはカノーの2年間の年俸4800万ドルのうち4050万ドルを負担することになっているが、4000万ドル以上のお金を無駄にしてでも、アクティブ・ロースターにベストメンバー26人を揃えることを優先した。

  • ブルージェイズ・加藤豪将がAAA級降格 ロースター縮小に伴う措置

    2022.5.2 07:10 Monday

     日本時間5月2日、ブルージェイズは加藤豪将とボーデン・フランシスの2選手をAAA級バッファローへ降格させたことを発表した。ロックアウトの影響でスプリング・トレーニングが短縮されたことを考慮して開幕からアクティブ・ロースターが28枠に拡大されていたが、明日から従来の26枠に戻されることを受けての措置となる。なお、ロースター縮小と同時に、投手の登録人数も最大13人までに戻される予定だったが、メジャーリーグ機構と選手会の合意により、日本時間5月30日までは投手を最大14人登録できる。

     プロ10年目にして初の開幕ロースター入りを果たした加藤は、日本時間4月10日のレンジャーズ戦で代走としてメジャーデビューを果たしたものの、直後にAAA級降格。日本時間4月15日に再昇格し、日本時間4月28日のレッドソックス戦で記念すべきメジャー初安打となる二塁打を放った。ここまで8試合に出場して7打数1安打、打率.143、出塁率.400、長打率.286、OPS.686を記録。今後はAAA級で結果を残しながら再昇格の機会を待つことになる。

     メジャーリーグ公式サイトでブルージェイズを担当するキーガン・マシソン記者は、加藤について「加藤は開幕ロースター入りのあと、4月は数試合に出場し、4月27日(現地時間)にはメジャー初安打となる二塁打を記録した。彼の汎用性と守備力を考慮すると、必要性が生じたときにすぐにメジャー再昇格を果たす有力候補と言えるだろう」と記している。野手に欠員が生じた際のメジャー昇格のファースト・チョイスという位置付けは今後も変わらないと思われる。

     加藤とともにAAA級降格となったフランシスは、AAA級で開幕を迎え、日本時間4月26日、日本時間5月1日とここまでに2度のメジャー昇格を果たしている。日本時間4月28日のレッドソックス戦でメジャーデビューし、2/3回を投げて被安打1、奪三振1、与四球0で無失点。AAA級で先発ローテーションの一角を担い、加藤同様にメジャー再昇格の機会を待つ。

  • 前田健太の“謝罪”が話題に 「連勝を止めてしまいごめんなさい」

    2022.5.1 14:43 Sunday

     ツインズの前田健太がダグアウトに書き残した“謝罪文”が話題となっている。現在、フロリダ州フォートマイヤーズの球団施設でトミー・ジョン手術後のリハビリを行っている前田だが、ツインズがレイズの本拠地トロピカーナ・フィールドへ遠征に来たため、日本時間4月30日に行われた3連戦の初戦でダグアウトに姿を見せた。ところが、2011年以来の7連勝と好調だったツインズは、その日の試合に敗れて連勝がストップ。前田は「連勝を止めてしまいごめんなさい」という“謝罪文”をダグアウトに書き残した。

     自身がダグアウトに姿を見せた日に連勝がストップしてしまったことに責任を感じた前田は、ダグアウトの壁に手書きの“謝罪文”をテープで貼り付けておいた。その“謝罪文”には「連勝を止めてしまいごめんなさい。今日はダウアウトには現れません。 18前田健太」と書かれていた。

     ツインズは開幕12試合で4勝8敗とスタートダッシュに失敗したものの、日本時間4月22日のロイヤルズ戦に勝利すると、続くホワイトソックス3連戦とタイガース3連戦をスイープ。7連勝を記録するのは2011年6月の8連勝以来のことだった。ちなみに、前田がダグアウトに現れるのを“自重”した今日(日本時間5月1日)の試合では、レイズに9対1で快勝した。

     もちろん、前田がダグアウトに現れた日に連勝が止まったのは偶然であり、ロッコ・バルデリ監督は「彼は1カ月近くチームから離れていて、ダグアウトに入るのが待ちきれないのだろう。でも、それに関係なく、彼は勝つことだけを考えている。もし(チームの勝利が)彼がクラブハウスの奥に閉じこもることと関係しているのであれば、彼は喜んでそうするだろうね」とコメント。「彼はいい感覚を持っている。自分の役割を果たせば、何が起こるかを理解しているんだ。今日はそれ(=“謝罪文”を書き残しておくこと)が彼の役割だったんだよ」とチームの一員として役割を果たした前田を称えていた。

  • 「4月のオールスター・チーム」にトラウト、鈴木誠也らが選出

    2022.5.1 03:56 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチ記者は、両リーグの「4月のオールスター・チーム」を選出する特集記事を公開した。日本人選手では、ナショナル・リーグの外野手部門で鈴木誠也(カブス)が選出。このほか、両リーグ最多の9本塁打を放っているアンソニー・リゾ(ヤンキース)、両リーグ最多の28打点を記録しているホセ・ラミレス(ガーディアンズ)、両リーグ1位のOPS1.213をマークしているマイク・トラウト(エンゼルス)らが順当に選ばれた。

     鈴木は日本時間4月30日の試合が終了した時点で、20試合に出場して打率.292、4本塁打、14打点、1盗塁、出塁率.413、長打率.554、OPS.967を記録。打率はリーグ19位だが、出塁率はリーグ8位、長打率はリーグ7位にランクインしており、出塁率と長打率を合計したOPSでもリーグ8位に名を連ねている。OPSはナ・リーグの外野手でトップの数字であり、「4月のオールスター・チーム」のメンバーとして相応しい成績と言えるだろう。

     レイッチ記者が選出した両リーグの「4月のオールスター・チーム」は以下の通り。

    ◆ナショナル・リーグ
    捕手:J・T・リアルミュート(フィリーズ)
    一塁:C・J・クロン(ロッキーズ)
    二塁:ジャズ・チザムJr.(マーリンズ)
    三塁:ノーラン・アレナド(カージナルス)
    遊撃:フランシスコ・リンドーア(メッツ)
    外野:ジョク・ピーダーソン(ジャイアンツ)
    外野:鈴木誠也(カブス)
    外野:ニック・カステヤノス(フィリーズ)
    DH:ダニエル・ボーグルバック(パイレーツ)

    先発:パブロ・ロペス(マーリンズ)
    先発:カルロス・ロドン(ジャイアンツ)
    先発:カイル・ライト(ブレーブス)
    先発:コービン・バーンズ(ブリュワーズ)
    先発:マックス・シャーザー(メッツ)
    救援:ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)
    救援:デービッド・ベッドナー(パイレーツ)

    ◆アメリカン・リーグ
    捕手:ジョナ・ハイム(レンジャーズ)
    一塁:アンソニー・リゾ(ヤンキース)
    二塁:オーウェン・ミラー(ガーディアンズ)
    三塁:ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)
    遊撃:ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
    外野:マイク・トラウト(エンゼルス)
    外野:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    外野:バイロン・バクストン(ツインズ)
    DH:ヨーダン・アルバレス(アストロズ)

    先発:ジャスティン・バーランダー(アストロズ)
    先発:アレック・マノア(ブルージェイズ)
    先発:ジョー・ライアン(ツインズ)
    先発:ローガン・ギルバート(マリナーズ)
    先発:パトリック・サンドバル(エンゼルス)
    救援:アロルディス・チャップマン(ヤンキース)
    救援:ギャレット・ウィットロック(レッドソックス)

  • 元レッズ・秋山翔吾がパドレスとマイナー契約へ 米記者が伝える

    2022.5.1 03:36 Sunday

     レッズからリリースされたあと、無所属の状態が続いていた秋山翔吾がパドレスとマイナー契約を結ぶ見込みであることが日本時間5月1日、明らかになった。「ジ・アスレチック」でレッズを担当するC・トレント・ローズクランス記者が自身のツイッターで伝えた。パドレスは外野が本職ではないジュリクソン・プロファーが正左翼手を務め、正右翼手のウィル・マイヤーズは右手親指打撲で故障者リスト入り。外野の陣容は盤石とは言えず、マイナーでの成績次第では秋山にもチャンスがありそうだ。

     現在34歳の秋山は、2019年オフに埼玉西武ライオンズから海外FA権を行使し、3年2100万ドルでレッズと契約。球団史上初の日本人選手となった。メジャー1年目(2020年)はシーズン終盤に調子を上げ、シーズントータルでは54試合に出場して打率.245、0本塁打、9打点、7盗塁、出塁率.357、OPS.654をマーク。左翼手部門でゴールドグラブ賞のファイナリストにも選出された。

     さらなる活躍が期待されたメジャー2年目の昨季は、春季キャンプ中に夫人が事故に遭い、自身も左太もも裏の張りで故障者リスト入りしてシーズンをスタート。マイナー契約で加入したタイラー・ネークインの活躍でレギュラーポジションを失い、88試合に出場して打率.204、0本塁打、12打点、2盗塁、出塁率.282、OPS.535と前年を下回る不本意な成績に終わった。

     今季は契約最終年ということもあり、打撃改造を試みるなど、強い決意を持って春季キャンプに臨んでいたが、オープン戦で結果を残せず、開幕ロースターから漏れることが決定。マイナー降格を拒否し、FAとなったが、最終的にはメジャーで再びプレーするという希望を叶えるため、パドレスとのマイナー契約で米球界にとどまることを選択したようだ。

     レッズとの契約が今季まで残っているため、パドレスは最低保証年俸を支払うだけで秋山を獲得することが可能。今季の年俸800万ドルからパドレスが秋山に支払う金額を差し引いた残りはレッズが負担することになる。

  • ド軍・バウアーに2年間出場停止処分 バウアーは不服申し立て

    2022.4.30 07:13 Saturday

     日本時間4月30日、メジャーリーグ機構はDV規定に基づいてトレバー・バウアー(ドジャース)に2年間(324試合)の出場停止処分を科したことを発表した。バウアーはDV疑惑の調査中、休職処分でレギュラーシーズン99試合を欠場したが、この99試合は今回の出場停止処分の日数としてカウントされない。なお、バウアーはこの処分に対して不服申し立てを行うことを表明。DV規定に基づく出場停止処分に対して不服申し立てを行う史上初めての選手となる。

     2年間の出場停止処分が発表されたことに伴い、ドジャースは以下の声明を発表した。

    「本日、我々はメジャーリーグ機構がトレバー・バウアーの調査を終了し、コミッショナーが処分を決定したとの連絡を受けました。ドジャースの球団組織はこのような性質の疑惑を非常に真剣に受け止めており、家庭内暴力や性的暴行など、いかなる行為を容認したり、許容したりすることはありません。我々はメジャーリーグ機構の調査が始まって以来、全面的に協力してきました。メジャーリーグ機構のDV規定とコミッショナーによる同規定の施行を全面的に支持しています。我々はトレバーが不服申し立ての権利を持っていることを理解しています。したがって、そのプロセスが完了するまで、これ以上のコメントを差し控えさせていただきます」

     一方のバウアーは、自身のツイッターで「私はメジャーリーグのDV規定に違反したことを否定します。この処分を不服としており、不服申し立てが認められることを期待しています」と2年間の出場停止処分に対して不服申し立てを行うことを表明。バウアーの不服申し立てが認められず、2年間の出場停止処分が確定した場合、ドジャースと2023年シーズンまでの3年契約を結んでいるバウアーは、再びドジャースの選手としてプレーすることなく契約満了を迎えることになる。

     バウアーのDV疑惑について、刑事告訴は今年2月に取り下げられた。しかし、刑事告訴が取り下げられたあとにもDV規定に基づく処分が科された例は複数あり、ドジャースでも2019年8月にフリオ・ウリアスが20試合の出場停止処分を受けている。なお、2年間(324試合)の出場停止処分はDV規定に基づく処分としては史上最長となる。

  • ブレーブス・アクーニャJr.が戦列復帰! カブス戦にスタメン出場へ

    2022.4.29 02:40 Friday

     日本時間4月29日、ブレーブスは昨年7月から長期離脱中だったロナルド・アクーニャJr.をアクティブ・ロースターに復帰させ、アレックス・ディッカーソンをDFAしたことを発表した。アクーニャJr.は日本時間5月7日(現地時間5月6日)から始まるブリュワーズ3連戦での復帰が予定されていたが、その予定が1週間以上早められたことになる。ブレーブスは日本時間4月29日(現地時間4月28日)に本拠地トゥルイスト・パークでカブス3連戦の最終戦を戦うが、アクーニャJr.はその試合に右翼手としてスタメン出場する見込みだ。

     メジャーリーグ公式サイトによると、ブレーブスは今日(日本時間4月29日)のカブス戦でアクーニャJr.をスタメン起用したあと、敵地グローブライフ・フィールドに移動して行われる明日(日本時間4月30日)のレンジャーズ戦ではアクーニャJr.を休ませる予定。その翌日(日本時間5月1日)には再び右翼手としてスタメン起用し、それ以降はアクーニャJr.の仕事量を管理しながら、徐々にフル稼働へと近づけていく方針だ。当面のあいだ、ナイトゲームの翌日に行われるデーゲームは欠場する見込みであり、負担軽減のために指名打者としてスタメン出場するケースも出てくるとみられる。

     現在24歳のアクーニャJr.は昨季82試合に出場して打率.283、24本塁打、52打点、17盗塁、OPS.990をマーク。本塁打王と盗塁王の二冠を狙えるペースで数字を積み上げていたが、日本時間7月11日のマーリンズ戦で守備時に右膝前十字靭帯断裂の重傷を負い、ただちに故障者リストに登録された。日本時間4月20日から傘下AAA級グウィネットでのリハビリ出場を開始しており、6試合に出場して打率.368、出塁率.520、OPS.941を記録した。

     DFAされたディッカーソンはアクーニャJr.復帰までの穴埋め役として1年100万ドルの契約でブレーブスに加入。今季ここまで13試合に出場して打率.121、1本塁打、2打点、OPS.407に終わっていた。

  • 通算1087安打のジェイが現役引退 2011年にカージナルスでWS制覇

    2022.4.28 07:48 Thursday

     日本時間4月28日、カージナルスなどで活躍したジョン・ジェイが自身のインスタグラムを更新し、現役引退を表明した。「メジャーリーグでプレーしたことは、私にとって現実離れしたことだった。私の人生を変えたゲームから正式に引退するにあたって、私をここへ導く役割を果たしてくれたすべての人々に感謝したい」とコメント。2010年のメジャーデビューから昨季まで、メジャー12年間で通算1201試合に出場し、1087安打、打率.283、37本塁打、341打点、55盗塁、OPS.721という成績を残した。

     現在37歳のジェイは、2006年ドラフト2巡目指名でマイアミ大学からカージナルスに入団。アダム・オッタビーノ(1巡目)、アレン・クレイグ(8巡目)、トミー・ファム(16巡目)、ルーク・グレガーソン(28巡目)らが同期入団である。2010年にメジャーデビューを果たし、いきなり105試合に出場して打率.300をマーク。翌2011年には自己最多の159試合に出場して打率.297、10本塁打、37打点、6盗塁、OPS.768を記録し、レギュラーの外野手としてチームのワールドシリーズ制覇に貢献した。

     2012年は自己最高の打率.305をマークし、2014年にも規定打席不足ながら打率.303を記録するなど巧打の外野手として活躍していたが、2015年は手首の故障もあって79試合で打率.210と低迷。同年オフにジェッド・ジョーコとのトレードでパドレスへ放出されると、その後は毎年チームを移籍するジャーニーマンとなり、2016年はパドレス、2017年はカブス、2018年はロイヤルズとダイヤモンドバックス、2019年はホワイトソックス、2020年はダイヤモンドバックス、そして昨季はエンゼルスでプレーした。

     ポストシーズンにはカージナルス時代に5度(2011~15年)、カブス時代に1度(2017年)、合計6度出場し、通算67試合で打率.225、0本塁打、16打点、5盗塁、OPS.573に終わった。ただし、2014年のポストシーズン(リーグ優勝決定シリーズで敗退)では9試合で29打数14安打、打率.483、OPS1.088と気を吐いた。

  • メジャーリーグ機構とヤンキースが2017年の手紙について声明を発表

    2022.4.27 13:55 Wednesday

     日本時間4月27日、メジャーリーグ機構とヤンキースは「2017年の手紙」について声明を発表した。この手紙は、2017年9月にメジャーリーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーがヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMに宛てたものであり、これまで公開されていなかった。この手紙のなかで、マンフレッド・コミッショナーはキャッシュマンGMに対して、サイン盗み疑惑に関する調査結果を報告。ヤンキースは不正なサイン盗みではなく、ダグアウトの電話機の不適切な使用によって10万ドルの罰金を科された。

     マンフレッド・コミッショナーは2017年9月14日付けの手紙のなかで、ヤンキースのサイン盗み疑惑について調査した結果、2015年と2016年にビデオルームを使用してサインを解読し、それを二塁走者を介して打者に伝達していたことが判明したということをキャッシュマンGMに伝えた。ヤンキースはダグアウトの電話機の不適切な使用で10万ドルの罰金を科されることになったが、レッドソックスが主張していたように、「YESネットワーク」のカメラを使ってサイン盗みをしたという事実はなかった。

     この手紙のなかには、2017年シーズンにヤンキースがテクノロジーを活用してサイン盗みを行っていたという事実は含まれていない。マンフレッド・コミッショナーは2017年9月15日に電子機器によるサイン盗みに対して厳しい罰則を設けることを発表したが、ヤンキースがサイン盗みを行っていたのはそれ以前ということになる。それに対し、アストロズとレッドソックスは2017年9月15日以降のサイン盗みについて後日処分を受けている。

     メジャーリーグ機構は「ダグアウトの電話機を(チャレンジによる)プレー変更以外の情報の送信に使用することが禁止されていたため、ニューヨーク・ヤンキースは電話機の不適切な使用で罰金を科されました。ヤンキースは当時のサイン盗みの規則には違反していません」と説明。ヤンキースも「我々はサイン盗みでペナルティを受けたのではなく、電話機の不適切な使用でペナルティを受けました。当時はメジャーリーグ全体で多くの球団がサイン盗みを競争ツールとして活用していました。2017年9月15日にビデオルームの使用に関する規定が明確化されて以降、ヤンキースはその規定に違反していません」と述べた。

  • ブレーブス・アクーニャJr.がまもなく戦列復帰 リハビリ出場は順調

    2022.4.27 09:18 Wednesday

     昨年7月に右膝前十字靭帯断裂の重傷を負ったロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)の戦列復帰が近付いている。アクーニャJr.は日本時間4月20日(現地時間4月19日)からマイナーAAA級でのリハビリ出場をスタートしており、日本時間4月28日(現地時間4月27日)は右翼手として7イニング、翌日は右翼手として9イニング出場する予定になっている。その後もリハビリ出場を継続するとみられるが、具体的なプランは明らかにされていない。日本時間5月7日(現地時間5月6日)の戦列復帰が予定されているが、早まる可能性もありそうだ。

     現在24歳のアクーニャJr.はメジャー4年目の昨季、82試合に出場して打率.283、24本塁打、52打点、17盗塁、出塁率.394、OPS.990の好成績をマーク。本塁打王と盗塁王の二冠を狙えるペースで数字を積み上げ、自身2度目のオールスター・ゲームにも選出されたが、前半戦終了間際の試合で守備時に右膝を痛め、オールスター・ゲームだけでなく、後半戦も棒に振ることになった。

     今季も開幕から10日間の故障者リストに登録され、リハビリを継続。日本時間4月20日(現地時間4月19日)からAAA級グウィネットでのリハビリ出場をスタートした。現時点で5試合に出場して打率.357(14打数5安打)、1二塁打、1打点、3盗塁、出塁率.550、OPS.979をマーク。ブレーブスが定めた戦列復帰予定日まであと10日ほどとなっているが、リハビリ出場の最後の1週間はメジャー復帰後にフル稼働するための準備を整えていくことになる。

     現在のプランは日本時間5月7日(現地時間5月6日)からスタートする本拠地トゥルイスト・パークでのブリュワーズ3連戦から復帰するというもの。ただし、マイナーでのリハビリが順調に進めば、復帰時期が早まる可能性もある。メジャーリーグ公式サイトでブレーブスを担当するマーク・ボーマン記者は「(日本時間5月3日から敵地シティ・フィールドで行われる)来週のメッツ4連戦に間に合う可能性もありそうだ」と記している。

  • 5月29日まで投手を最大14人登録可能に MLB機構と選手会が合意

    2022.4.27 08:55 Wednesday

     日本時間4月27日、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は、選手の健康管理を継続するために、日本時間5月30日(現地時間5月29日)までアクティブ・ロースターに投手を最大14人まで登録できるようにすることで合意した。今季はロックアウトでスプリング・トレーニングが短縮された影響を考慮し、アクティブ・ロースターの枠が本来の26人から28人に拡大されて開幕を迎えたが、日本時間5月3日(現地時間5月2日)から26人に戻され、それと同時に投手も最大13人までに制限される予定だった。

     今回の合意では、日本時間5月3日(現地時間5月2日)からアクティブ・ロースターの枠が26人に戻されるという点に変更はない。投手の枠は日本時間5月30日(現地時間5月29日)まで最大14人とされ、日本時間5月31日(現地時間5月30日)からは本来のルールである最大13人までに制限される。ただし、大谷翔平(エンゼルス)は「二刀流選手」に分類されているため、投手の人数にカウントされない。よって、エンゼルスは大谷以外に投手13人を登録できることになる。

     また、日本時間5月3日(現地時間5月2日)から故障者リストのルール変更が予定通りに行われ、投手と二刀流選手は10日間の故障者リストではなく、15日間の故障者リストを使用していくことになる。日本時間5月3日(現地時間5月2日)以降に選手を故障者リストに登録した場合、日付をさかのぼって登録する場合ことはできるものの、離脱する最少の日数は故障者リスト入りが決定された日付に基づいて適用される。

     さらに、新しい労使協定で定められた1シーズンのオプション回数の制限(最大5回まで)は日本時間5月3日(現地時間5月2日)からカウントがスタートする。投手と二刀流選手をマイナーから再昇格させるために最低限必要な日数も10日から15日に変更される。

     なお、日本時間9月2日(現地時間9月1日)からアクティブ・ロースターの枠が28人に拡大される点に変更はない。

  • メッツ・デグロム 右肩の状態は改善も復帰時期は依然として不透明

    2022.4.26 14:44 Tuesday

     日本時間4月26日、メッツは開幕から故障者リスト入りしているジェイコブ・デグロムについて「肩甲骨のストレス反応がかなり癒えている」ことを明らかにした。チームドクターたちはデグロムが肩に負荷をかけたり、肩の強化を開始したりすることにゴーサインを出したという。これはデグロムが投球を再開する前に必要なプロセスである。ただし、デグロムがいつ投球を再開できるかについては依然として不透明な状況が続いており、戦列復帰の見込みは立っていない。戦列復帰までにはもうしばらく時間がかかりそうだ。

     デグロムはおよそ3週間後に再びMRI検査を受ける予定だが、デグロムが投球を再開しない限り、具体的な戦列復帰の見通しも立たないとみられている。もしデグロムが次のMRI検査を受けるまで投球を再開しないのであれば、少なくとも6月中旬までは戦列復帰できないことが確実。ただし、右肩の回復状況次第では、次のMRI検査を待たずに投球を再開できる可能性も残されている。

     デグロムは昨季の後半戦を全休し、昨年7月7日(現地時間)を最後にメジャーのマウンドに立っていない。今春のスプリング・トレーニングを健康な状態で迎えたものの、3月27日(現地時間)にオープン戦で2度目の登板をした際に右肩の違和感を訴えるようになった。MRI検査の結果、肩甲骨のストレス反応が判明。約1カ月のシャットダウンを経て、右肩の状態は改善しているようだが、全快には至っていない。

     2020年以降の27先発で160イニングを投げ、11勝4敗、防御率1.63、250奪三振を記録しているように、健康でさえいればメジャー最高の投手であることは間違いないデグロム。しかし、近年は故障が増え、稼働できない時期も多くなっている。メッツは絶対的エースを欠くなかでも、新加入のマックス・シャーザーらの活躍もあり、今季ここまで13勝5敗の好スタート。先発防御率2.29はドジャース(2.09)に次ぐメジャー2位の数字である。ここにデグロムが加われば「鬼に金棒」となるが、果たしてデグロムの戦列復帰はいつ実現するのだろうか。

  • 次の通算3000安打達成者は誰? 2020年代はカブレラのみの可能性も

    2022.4.26 07:36 Tuesday

     ミゲル・カブレラ(タイガース)が史上33人目の通算3000安打を達成し、次の達成者が誰になるかということに注目が集まっている。アルバート・プホルス(3308安打)、カブレラ(3002安打)に次ぐ現役3位の2631安打を放っているロビンソン・カノー(メッツ)はすでに39歳で、3000安打に届かない可能性が高く、1800安打以上を記録しているヤディアー・モリーナ(カージナルス)ら6選手も年齢や近年の衰えを考えると、3000安打達成の可能性は極めて低い。2020年代はカブレラが唯一の達成者となる可能性もありそうだ。

     現役選手でプホルス、カブレラ、カノーに次ぐのは、2116安打のモリーナ(39歳)、2035安打のジョーイ・ボットー(38歳)、1924安打のネルソン・クルーズ(41歳)、1875安打のエルビス・アンドルス(33歳)、1840安打のアンドリュー・マカッチェン(35歳)、1818安打のエバン・ロンゴリア(36歳)という顔ぶれ。いずれの選手もここから1000本前後の安打を積み重ねていくのは困難であると思われる。

     現役10位の1783安打を放っているホセ・アルトゥーベ(32歳)と現役12位の1723安打を放っているフレディ・フリーマン(32歳)にはまだ十分にチャンスがありそうだ。とはいえ、大台到達には1300本近い安打が必要であり、シーズン170安打ペースでもあと8シーズンを要する。40歳になるまで健康かつ安定してプレーし続けられるかどうかが大きなポイントとなる。アルトゥーベとフリーマンが大台に届かないようであれば、2020年代の達成者はカブレラのみということになるだろう。

     1446安打のマニー・マチャド(29歳)、1433安打のマイク・トラウト(30歳)、1287安打のブライス・ハーパー(29歳)、1260安打のザンダー・ボガーツ(29歳)らも上々のペースで安打を積み重ねているが、少なくともあと10シーズンくらいは現在のペースを維持する必要がある。2020年が新型コロナウイルスのパンデミックの影響で60試合制の短縮シーズンとなったことも大きく響いてくる。

     さらに若い世代では、791安打のカルロス・コレア(27歳)、629安打のオジー・オルビーズ(25歳)、616安打のラファエル・デバース(25歳)、500安打のフアン・ソト(23歳)、426安打のロナルド・アクーニャJr.(24歳)、392安打のブラディミール・ゲレーロJr.(23歳)らが候補になるが、彼らはまだ大台到達への道のりの3分の1にも到達していない。大きな期待をかけるのは時期尚早と言えるだろう。

  • カブレラ、フランス、ベリンジャーが開幕3週目の週間MVPに選出

    2022.4.26 07:12 Tuesday

     日本時間4月26日、開幕3週目の週間MVPが発表され、アメリカン・リーグはミゲル・カブレラ(タイガース)とタイ・フランス(マリナーズ)が同時受賞、ナショナル・リーグはコディ・ベリンジャー(ドジャース)が選出された。カブレラは2016年10月以来キャリア16度目の受賞で、タイガースでは昨年4月のスペンサー・ターンブル以来。フランスは初受賞で、マリナーズでは昨年7月のミッチ・ハニガー以来。ベリンジャーは2019年4月以来キャリア4度目の受賞で、ドジャースでは昨年10月のトレイ・ターナー以来となった。

     カブレラは日本時間4月24日のロッキーズとのダブルヘッダー第1試合でメジャー史上33人目の通算3000安打を達成。ベネズエラ出身の選手としては初、アメリカ国外出身の選手としては7人目の快挙達成となった。通算3000安打と500本塁打の両方を達成しているのは、カブレラを含めてメジャー史上7人だけ。ア・リーグでは1974年、ナ・リーグでは1973年から週間MVPの表彰がスタートしたが、キャリア16度目の受賞はマニー・ラミレスと並ぶ歴代最多記録となった。

     フランスは6試合に出場して打率.500(26打数13安打)、1二塁打、3本塁打、10打点、出塁率.552、長打率.885、OPS1.436の好成績をマーク。打点、出塁率、安打、得点(7)、塁打(23)はいずれもリーグ1位、打率もリーグ1位タイだった。日本時間4月24日のロイヤルズ戦では6打数5安打1本塁打5打点の大活躍。1試合で5安打以上かつ5打点以上は球団史上4人目の快挙だった。また、翌日の試合でも5打数3安打1本塁打2打点を記録。2試合合計で8安打以上かつ2本塁打以上は球団史上3人目となった。

     ベリンジャーは6試合に出場して打率.304(23打数7安打)、2二塁打、1三塁打、3本塁打、7打点、出塁率.304、長打率.870、OPS1.174をマーク。日本時間4月25日のパドレス戦で今季自身初となる1試合2本塁打を記録した。開幕15試合で7度のマルチ安打を記録し、今季ここまでOPS.915をマーク。4本塁打、32塁打、長打率.582は現時点でチーム1位の数字となっている。

  • 未契約のコンフォートが肩の手術で今季絶望に 来春の復帰を目指す

    2022.4.25 01:19 Monday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、契約が決まらずにFA市場に残ったままとなっているマイケル・コンフォートが肩の手術を受け、2022年シーズンを全休することが決まったようだ。コンフォートは昨季終了後、メッツからのクオリファイング・オファーを拒否してFA市場に打って出たものの、今年1月のトレーニング中に右肩を負傷。患部の回復を待ち、未契約の状態が続いていたが、結局手術を受けることになり、「浪人」することが確定した。

     現在29歳のコンフォートは2014年ドラフト1巡目(全体10位)指名でメッツに入団し、2017年から3年連続で27本塁打以上を記録するなど強打の外野手として活躍。2017年はオールスター・ゲームにも選出され、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で短縮シーズンとなった2020年も打率.322、9本塁打、31打点、OPS.927の好成績を残した。

     ところが、FAイヤーの昨季は125試合に出場して打率.232、14本塁打、55打点、OPS.729と低迷。右ハムストリングの故障で5月中旬から1カ月以上戦列を離れた影響もあり、不本意なシーズンを過ごした。それでもFA市場では代理人のスコット・ボラスの方針もあり、強気の姿勢を貫いていたが、契約が決まらないままロックアウトに突入。そのロックアウト期間中に右肩を負傷し、患部の回復後に各球団との契約交渉を再開したが、最終的には手術を受けて来季に備えることを選択した。

     関係者の話によると、コンフォートは来春のスプリング・トレーニングを健康な状態で迎えられる見込みだという。なお、今オフのクオリファイング・オファーは今年7月のドラフトが終了すれば効力を失うため、各球団が今年のドラフト以降にコンフォートと契約した場合、ドラフト指名権の補償や喪失は発生しない。

     メッツからの年俸1840万ドルのクオリファイング・オファーを蹴ったコンフォートは、結果的には無所属のまま1年を過ごすという「代償」を支払うことになってしまった。

  • 現地時間4月23日は「タティスの日」 史上唯一の快挙達成から23年

    2022.4.24 08:37 Sunday

     1999年4月23日(現地時間)にフェルナンド・タティス(当時カージナルス)が1イニング2満塁本塁打というメジャー史上唯一の快挙を成し遂げてから23年が経過した。昨年4月23日(現地時間)には息子のフェルナンド・タティスJr.(パドレス)が父の快挙達成の地であるドジャー・スタジアムで1試合2本塁打を記録。そうした経緯から4月23日は「フェルナンド・タティス・デー」と呼ばれるようになった。メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモン記者は1イニング2満塁本塁打について「2度と起こらないだろう」と伝えている。

     パドレスのスター遊撃手・タティスJr.の父として知られるタティスは、1999年4月23日(現地時間)のドジャース戦で、まずは3回表無死満塁で回ってきた第2打席でレフトへの満塁本塁打を放った。この回のカージナルスは打線がつながり、二死満塁で再びタティスの打順に。タティスはこの場面で今度は左中間への満塁本塁打を放ち、メジャーリーグの歴史にその名を刻むことになった。2本の満塁本塁打はいずれもドジャース先発の朴賛浩(パク・チャンホ)から打ったものだった。

     タティスの快挙について、当時のチームメイト、マーク・マグワイアは「宝くじに当たる可能性のほうが高い」と話していた。データサイト「ベースボール・リファレンス」によると、これまでにメジャーリーグの投手は通算400万イニング以上を投げているにもかかわらず、1イニング2満塁本塁打はたったの1回だけ。マグワイアの発言は冗談っぽく聞こえるものの、真実からそれほど離れていないのかもしれない。

     そもそも1イニングに満塁の場面で2度打席に立つことすら珍しい。メジャーリーグ公式サイトの調査によると、1916年から2021年までのあいだに同じ選手が1イニングに満塁で2度打席に立ったケースは127回あったという。そのうち、最初の打席で満塁本塁打を放ったケースはタティスを含めて9回だけ。その9回のうち、2度目の打席で再び満塁本塁打を放ったのは、もちろんタティスだけであり、最初の打席で満塁本塁打、2度目の打席で長打を放った選手すら1人もいない。

     また、サイモン記者は同じ投手が1イニングに2本の満塁本塁打を浴びることの珍しさにも言及している。1イニングに少なくとも13人の打者と対戦する必要があるからだ。2010年以降、1人の投手が1イニングに13人以上の打者と対戦したケースはわずか6回しかないという。サイモン記者は「パクの記録はタティスの記録よりもさらにアンタッチャブルであるように見える」と記している。

     1999年4月23日(現地時間)に誕生した2つの記録、「1イニング2満塁本塁打」と「1イニング2満塁”被”本塁打」は不滅の大記録として、今後もメジャーリーグの歴史に残り続けることになりそうだ。

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