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  • 【戦評】後半戦好調のカブスがついに地区首位へ浮上

    2017.7.24 15:41 Monday

     後半戦のチーム打率.294と56得点はいずれもリーグ3位、19本塁打はリーグ最多タイ、チーム防御率3.56はリーグ4位と投打に勢いが出てきたカブスが、宿敵カージナルスとの3連戦に勝ち越し。ブリュワーズを勝率の差で上回ってゲーム差なしの地区首位に浮上した。後半戦に入って9試合で8勝1敗は、好調のドジャースやナショナルズすらを上回り、メジャートップの成績である。

     3連戦の初戦こそ8回表に大量9失点を喫して4-11で大敗し、後半戦開幕からの6連勝がストップしてしまったものの、第2戦は2本塁打で先制された直後の8回裏に3点を奪って逆転勝ち。勢いが出る勝ち方で3連戦の最終戦を迎えた。

     第3戦はホゼ・キンターナ(カブス)とマイケル・ワカ(カージナルス)の両先発で始まった。初回、カージナルスは先頭のマット・カーペンターが相手のエラーで出塁すると、二死後にジェッド・ジョーコの左中間を破る二塁打の間に本塁を狙ったが、カブス野手陣が連係プレイで先制点を阻止。しかし、カージナルスは続く2回表、レフト前ヒットで出塁したヤディアー・モリーナを一塁に置いて、ランドール・グリチックがセンター左へ12号先制ツーランを叩き込んだ。

     カブスは3回裏、先頭のアディソン・ラッセルが左中間への二塁打で出塁すると、二死後にジェイソン・ヘイワードがライトへのタイムリー二塁打を放って1点差。さらにクリス・ブライアントがライト線にポトリと落ちるタイムリーを放って試合を振り出しに戻した。

     ところが4回表、モリーナが二盗に失敗して二死走者なしとなったところでポール・デヨングが左中間へ12号ソロを放ち、カージナルスが勝ち越しに成功。しかし、カブスもその裏、カイル・シュワーバーがライトスタンドへ豪快な15号同点ソロを突き刺した。

     その後、試合が動いたのは6回裏。先頭のブライアントがレフトフェンス直撃の二塁打を放って出塁すると、一死後にウィルソン・コントレラスがレフトスタンド最前列に飛び込む15号ツーランを放ち、カブスが2点を勝ち越し。キンターナが6回3失点で降板すると、7回をヘクター・ロンドン、8回をカール・エドワーズJr.、9回をウェイド・デービスが無失点に抑え、宿敵相手の3連戦の勝ち越しを決めた。

     貯金が今季最大の5となったカブスのジョー・マドン監督は「我々は今まで走っていなかった。前半戦の間はずっと歩いていたんだ。ようやく少しずつ走り始めたね」とチームの復調に手応えを感じている様子。後半戦の先発防御率は2.41、9試合で7度のクオリティ・スタートと先発投手陣が安定したピッチングを続けていることが、チームの安定した戦いに繋がっている。新加入のキンターナが2戦2勝、防御率2.08と期待通りの活躍を見せていることも、チームにとっては明るい材料だ。

     一方のカージナルスはロード10連戦のうち9試合で一時リードを奪いながら、結局勝てたのは4試合だけ。勝負どころでの失点が目立ち、ズルズルと負けを重ねる状況が続いている。すでにパイレーツにも追い抜かれて地区4位へ後退。地区首位と4.5ゲーム差とはいえ、ポストシーズン進出は極めて厳しくなったと言わざるを得ない。

     「前半戦とは全然違うよ」とコントレラスが語るように、本格復調の気配が漂ってきたカブスと、「良いチーム相手に良い戦いをしてきたよ」というマイク・マシーニー監督の言葉が強がりにしか聞こえなくなりつつあるカージナルス。7月末のトレード期限に向けて、両チームは対照的な動きを取ることになりそうだ。


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  • ドジャースに痛手 大黒柱カーショウが戦線離脱へ

    2017.7.24 12:36 Monday

     今季ここまで両リーグ最多の15勝を挙げ、メジャー最高勝率を誇るドジャースの快進撃を支えてきたクレイトン・カーショウが故障者リストに登録されることになった。日本時間7月24日のブレーブス戦に先発したカーショウは右腰の張りを訴え、2回裏の打席で代打を送られて試合から退いていた。

     「昨日までは彼の体調は100%だった」とデーブ・ロバーツ監督。カーショウは2回表に入る前の投球練習の1球目を投じた際に痛みを感じたようだ。昨季、カーショウは椎間板ヘルニアで2ヶ月半にわたって戦列を離れたが、ロバーツ監督によると今回の症状は昨季のものとは違い、筋肉に関わるものだという。現時点では球団からの詳細な発表はなく、症状の程度や復帰予定時期などについての情報も不明である。

     また、ドジャースはすでにブランドン・マッカーシーが右手のマメの影響で故障者リスト入りすることを発表しており、先発投手2人が同時に戦列を離れることになる。日本時間7月25日のツインズ戦では戦列復帰する柳賢振(リュ・ヒョンジン)が先発する予定であり、同26日の同カードでは前田健太が先発のマウンドに上がるようだ。

     今季チーム内で先発数が最も多い2投手の離脱によりアレックス・ウッド、リッチ・ヒル、前田、柳に続く5人目の先発投手が足りなくなってしまったドジャース。AAA級からジャスティン・マスターソンやウィルマー・フォントを昇格させて急場をしのぐのか、それとも他球団からの補強に動くのか。今後のドジャースの動きに注目が集まる。


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  • ブリットン ア・リーグ新の55連続セーブ成功

    2017.7.24 11:54 Monday

     オリオールズの守護神ザック・ブリットンがトム・ゴードン(当時レッドソックス)を抜き、55セーブ機会連続成功のア・リーグ新記録を樹立した。ブリットンの記録がスタートしたのは2015年10月1日のブルージェイズ戦。そこから3シーズンに跨っての新記録樹立となった。

     日本時間7月24日に行われたオリオールズ対アストロズの一戦。激しい打ち合いとなったこの試合は、6回表にアストロズが4点を奪って逆転に成功したものの、オリオールズが7回裏にマーク・トランボの17号ソロで7-7の同点に追い付き、8回裏にジョナサン・スコープのタイムリーなどで2点を勝ち越して最終回を迎えていた。

     9回表のマウンドにはブリットン。7月上旬の戦列復帰後は非セーブ機会での登板が続いており、セーブ機会での登板は日本時間4月15日以来およそ3ヶ月ぶりとなった。ブリットンは先頭のユリエスキー・グリエルに速球を7球続けて空振り三振を奪うと、続くエバン・ギャティスには一転、スライダー3球で二者連続三振。マーウィン・ゴンザレスには四球を与えたが、最後はジョージ・スプリンガーを遊撃ゴロに抑えて今季6セーブ目をマークし、新記録を樹立した。

     「今日は投球フォームではなく、良い球を投げることに集中できた気がするよ」とブリットン。「ホームの観客の前で新記録を達成できて良かった。良いチーム相手に勝つこともできたしね。これが最後にならなければいいね」

     昨季まで3年連続で防御率2.00未満&35セーブ以上をクリアし、昨季は47セーブ(成功率100%)、防御率0.54という驚異的な成績でサイ・ヤング賞の候補にも挙がったブリットン。今季は左前腕痛による2度の故障者リスト入りがあり、防御率2.65、被打率.328と決して本調子ではないものの、バック・ショウォルター監督は「ブリットンの復帰によってブルペンの役割を固定できる」とブリットンの存在の大きさを語る。

     ブリットンの記録の上にあるのはエリック・ガニエ(当時ドジャース)による84セーブ機会連続成功のメジャー記録のみ。7月中のトレード放出も噂されるブリットンだが、ガニエの記録にどこまで迫れるか注目したい。


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  • GCLナショナルズがダブルヘッダーで連続ノーヒッター達成!

    2017.7.24 11:05 Monday

     ノーヒッターを達成することは素晴らしいことだ。1度達成するだけでも難しいノーヒッターを同じ日に2度達成するなんて普通では考えられない。しかし、ルーキー級のGCLナショナルズがダブルヘッダーで連続ノーヒッターという偉業をやってのけた。

     日本時間7月24日に行われたGCLナショナルズ対GCLマーリンズのダブルヘッダー(7イニング制)。GCLナショナルズは2試合で各2人、計4人の投手を使い、2試合連続で継投ノーヒッターを達成した。

     第1戦ではナショナルズ21位のプロスペクトであるホアン・バイエズが好投し、6回81球、被安打0、奪三振7、無失点。許した走者は1回裏二死から3番キャメロン・バラネックに与えた四球と、2回裏一死から6番デミトリウス・シムズに与えた死球の2人だけで、それ以降は打者14人をパーフェクトに抑えた。7回裏は2番手ホゼ・ヒメネスが四球、遊併、右飛に抑えて試合終了。無事に継投ノーヒッターを完成させた。

     第2戦では今年のドラフトで17巡目指名を受けてプロ入りしたばかりのジャレン・ジョンソンが先発(プロ2度目、プロ7登板目)。ジョンソンは2回表一死から5番ショーン・レイノルズに四球を与えたものの、二盗を阻止し、プロ入り後最長となる4イニングを打者12人で抑えた。5回表からは2番手ギルバート・チュが登板し、6回表二死からエラーによる出塁を許したが、3イニングで4つの三振を奪う見事なピッチング。結局、この試合でも最後までGCLマーリンズ打線にヒットを許さなかった。

     GCLマーリンズ打線はこの日、合計41打数無安打、13三振と散々な出来。貴重な走者も併殺打や盗塁失敗で無駄にしてしまい、GCLナショナルズ投手陣にプレッシャーを与えることができなかった。


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  • レッドソックスの有望株ディバースがメジャー昇格へ

    2017.7.24 10:37 Monday

     昨年8月2日にメジャー昇格を果たしたアンドリュー・ベニンテンディに続き、レッドソックスのトップ・プロスペクトが2年連続で真夏にデビューすることになりそうだ。レッドソックスのデーブ・ドンブロウスキー野球部門社長は日本時間7月24日の試合後、ラファエル・ディバースをメジャーに昇格させることを発表した。

     ディバースはドミニカ共和国出身の20歳の三塁手。2013年8月にレッドソックスと契約し、2014年はルーキー級、2015年はA級、2016年はAアドバンス級と順調にマイナーの階段を上り、今季はAA級で開幕を迎えた。ここで77試合に出場して打率.300、18本塁打、OPS.944としっかり結果を残し、フューチャーズ・ゲーム後にAAA級へ昇格。ここでも9試合に出場して打率.400、2本塁打、OPS1.047と好成績を残し、あとはメジャー昇格を待つのみとなっていた。

     ドンブロウスキー野球部門社長によると、MLB全体12位のプロスペクトであるディバースは明日(日本時間7月25日)から始まる敵地でのマリナーズ3連戦でメジャーのロースターに登録される見込み。ジョン・ファレル監督はディバースを先発出場させることを示唆しており、デビュー戦で2010年サイ・ヤング賞右腕のフェリックス・ヘルナンデスと対戦することになる。ドンブロウスキー野球部門社長は「彼に必要以上のプレッシャーをかけるつもりはない。彼はおそらく打線の下位を打つことになるだろう。自分らしく、彼のできることをやってくれればいいさ」と語っている。

     レッドソックスは三塁手の補強を目指してトッド・フレイジャーの獲得に動いていたが、同地区ライバルのヤンキースに攫われ、三塁手補強は失敗。また、パブロ・サンドバルをDFAの末にリリースした。現在は三塁をデベン・マレーロとブロック・ホルトの2人で賄うような形になっているが、今後は主にディバースが起用されることになりそうだ。まずはトレード期限までの1週間で、現段階のディバースがメジャーで通用するかを見極めることになる。「無理に三塁手を補強しなくて良かった」と思わせるような活躍に期待したい。


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  • カイケルのリハビリは順調に進行中

    2017.7.23 12:30 Sunday

     熱を帯びてきたメジャーリーグのトレード戦線も期限となる現地時間7月31日まで各チームが補強に向けて数多くの球団と交渉をしている最中だ。その一方でケガをからの復帰を目指してリハビリに励んでいる選手もいる。ダラス・カイケル(アストロズ)もその1人だ。

     カイケルは先発陣の中心選手として6月初旬までは無傷の9勝 防御率1.67と安定感抜群の投球をしていたが、首の違和感により故障者リスト入りした。その後、自身2度目となるオールスターにも選出されるもこれを辞退し、リハビリに取り組んでいる。アストロズ復帰にはまだ時間がかかるものの、復帰への第一歩として2Aチームに合流してマウンドに上がり、3回を投げて2安打無失点と上々の回復具合をみせていた。

     その後はショートシーズンAチームで2回目のリハビリ登板を迎えたカイケルは5回5被安打1失点、奪三振数は8つを数えた。失点こそしたが、2Aチームでの登板よりも投球回を増やしておりメジャー復帰へ向けて順調に階段を登っている。

     彼は日本時間7月24日のオリオールズ戦からアストロズに合流するという。カイケル本人によると「体の状態は85%」だそうで完全復活にはもう数日かかる見込みだ。「2カ月間、自分はチームのために何もできなかった」と悔しさみせるも「チームの攻撃を見ていてとて楽しい。自分も早く戻ってきたい」と早期復帰を向けて意気込んだ。

     現在のアストロズの先発陣は防御率3.86でア・リーグ1位の数字をキープしている。一方、投手陣全体でみてみるとカイケルが離脱する直前の61試合では防御率3.54だったのに対し、離脱後の35試合では防御率4.72と悪化している。もし彼が戦線復帰となればこの状況を変える大きな力となるだろう。カイケルの存在はチームにとってとても大きい。


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  • カージナルスが有望外野手のオニールを獲得

    2017.7.22 11:55 Saturday

     トレード期限まで10日ほどとなったメジャーリーグでは各チームとも弱点補強に向けて動いている。日本時間7月22日にはカブスがダルビッシュ有(レンジャーズ)の獲得に興味を示しているという報道が出るなど選手1人1人の動向に大きな注目が集まる。そのような中、ナ・リーグ中地区4位のカージナルスはマリナーズからタイラー・オニールをトレードで獲得した。

     オニールは2013年にマリナーズからドラフト3巡目(全体85番目)指名を受けた22歳の外野手。パワーが自慢で今季、3Aでは93試合で19本塁打を放った将来のクリーンアップ候補だ。また、2015年にはアドバンスドAで32本塁打を記録した実績を持ち、彼は今年のメジャー全体有望株ランキングで75位にランクインしている逸材でもある。

     一方でカージナルスが放出したのは先発左腕のマルコ・ゴンザレスでオニールがマリナーズに指名されたドラフトでカージナルスから1巡目指名を受けた投手だった。今年メジャーでは1試合のみに登板して勝敗はつかず。マイナーでは12試合でマウンドに上がり、6勝4敗 防御率2.78と安定した投球を披露していた。

     現在のカージナルスはナ・リーグ中地区4位で勝率.484(日本時間7月21日現在)とワイルドカード争いに加われていない。今後の戦いにもよるが現時点ではポストシーズン進出は厳しい状況にあるため、将来を見据えてオニールの獲得に踏み切ったかに見える。ちなみに今後は3Aメンフィスに合流し、試合に出場していくという。さっそくチーム内の有望株ランキング4位に入るなど首脳陣からのオニールへの期待が大きいことがうかがえる。

     チーム打率.256(ナ・リーグ8位)、113本塁打、長打率.421(共にナ・リーグ10位)など打線が不調のカージナルス。この状況を変えるためオニールが近々、メジャーに昇格し打線の起爆剤となるのか、今後の成長に注目だ。


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  • 【戦評】ワイルドカード争い4連戦はヤンキースが先勝

    2017.7.21 18:07 Friday

     アストロズ3連戦に勝ち越して勢いに乗るマリナーズが、ワイルドカード2位のヤンキースを本拠地セーフコ・フィールドに迎える4連戦。マリナーズが3勝1敗以上で勝ち越せば両チームの順位が入れ替わる重要なシリーズの初戦は、ルイス・セベリーノ(ヤンキース)とフェリックス・ヘルナンデス(マリナーズ)の両先発による緊迫した投手戦となった。

     ヤンキース先発のセベリーノは先発投手では今季メジャー最速となる時速101.2マイル(約162.9km/h)を計測するなど、パワフルなピッチングを展開し、毎回のように走者を出しながらもマリナーズ打線に得点を与えない。初回は二死一、二塁、4回は二死満塁のピンチを抑え、7イニングを投げて被安打8、奪三振6、与四球1で無失点。結局、降板するまでマリナーズ打線に得点を許さなかった。

     一方、マリナーズ先発のヘルナンデスもセベリーノに負けじと好投し、5回まで1安打ピッチング。しかし、6回表一死から通算対戦打率.364と相性の悪いブレット・ガードナーに16号ソロを浴びて先制を許してしまう。その後は気落ちすることなく力投を続け、7イニングを投げて打たれたヒットはわずか3本。奪三振9、与四球2、1失点という素晴らしい内容で、マウンドを後続に託した。

     そして8回表。マリナーズは2番手ジェームズ・パゾスが登板したが、ヒットとエラーで一死一、二塁のピンチを背負ってしまう。ここでスコット・サービス監督は3番手トニー・ジックを投入するも、ゲーリー・サンチェスに四球を与えて一死満塁。続くアーロン・ジャッジにタイムリーを浴び、ヤンキースのリードは2点に広がった。

     さらに9回表には4番手マックス・ポブシーが二死一、二塁のピンチを背負い、チェイス・ヘッドリーを二塁ゴロに打ち取ったものの、ロビンソン・カノーがこれを一塁へ悪送球。痛恨のミスによってヤンキースに決定的な2点を与えてしまった。

     カノーは9回裏にアロルディス・チャップマンからタイムリー二塁打を放って意地を見せたが、時すでに遅し。セベリーノが好投し、相手のミスにも助けられて試合終盤に効果的に加点したヤンキースが4連戦の大事な初戦を制した。

     「彼は自分がやるべきことを理解していたね」とヤンキースのジョー・ジラルディ監督はセベリーノの好投を絶賛。マリナーズのサービス監督も「両投手による素晴らしい投手戦だった。ヘルナンデスは本当に良かったと思うよ。今日の彼にはこれ以上求めるものはない。残念なことに、相手投手のほうがほんの少しだけ上回ってしまったね」と今日の試合を振り返った。

     なお、明日の第2戦はCCサバシア(ヤンキース)とアンドリュー・ムーア(マリナーズ)の両投手が先発予定となっている。


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  • 【戦評】オリオールズ ハメルズを攻略して4連戦スイープ

    2017.7.21 16:27 Friday

     先発のウェイド・マイリーが5回までに5点を失う苦しい展開となったオリオールズだが、レンジャーズのエース左腕コール・ハメルズを攻略して逆転勝ち。レンジャーズ4連戦をスイープし、ワイルドカード圏内との3.5ゲーム差をキープした。

     マイリーがマイク・ナポリに21号スリーランを浴びて4点ビハインドとなった直後の5回裏、オリオールズはアダム・ジョーンズの17号ツーランとマーク・トランボの16号ソロで1点差に迫る。続く6回裏には一死からの3連打で同点に追い付いてハメルズをノックアウトし、代わったジェレミー・ジェフレスからジョーンズがタイムリー二塁打を放って勝ち越しに成功。さらにジョナサン・スコープにも2点タイムリーが飛び出し、レンジャーズを突き放した。

     最終回にクローザーのザック・ブリットンが2点を失って9-7と2点差に迫られたものの、最後はエルビス・アンドルースをライトフライに打ち取って試合終了。ワイルドカード争いで似たような位置につけるチーム同士の対決を制し、4連戦スイープを完成させた。

     ハメルズは21イニング連続無失点&今季9先発負けなしを継続したままこの試合に突入したが、オリオールズ打線に3本塁打を浴びて7失点でノックアウト。連続無失点は今季ア・リーグ最長の24イニングで終了し、今季初黒星を喫した。「僕にはやらなきゃいけない仕事があったけど、今夜はそれをできなかった。とても落胆しているよ」とハメルズはガックリと肩を落とした。

     オリオールズのバック・ショウォルター監督は、ハメルズをノックアウトしたうえでの逆転勝ちについて「5月の途中まで好位置につけていたときのような感じだったね。願わくば、これがチームの復調のサインだといいんだけど」と語った。ポストシーズン進出を諦め、ブリットン、ブラッド・ブロックらブルペン陣の放出に動くのではないかという報道も出ているオリオールズだが、ワイルドカード圏内まではまだ3.5ゲーム差。7月末のトレード期限までの戦いぶりによっては、チームの方針がガラリと変わる可能性もある。ショウォルター監督が語ったように、このレンジャーズ4連戦がオリオールズにとって復調のきっかけとなるかもしれない。


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  • 【戦評】首位ブリュワーズをスイープ パイレーツ5割復帰

    2017.7.21 15:59 Friday

     首位ブリュワーズをカブスとカージナルスが追う展開かと思われたナ・リーグ中部地区に、思わぬ伏兵が現れた。前半戦を地区4位で終えたパイレーツが首位ブリュワーズとの4連戦をスイープして5連勝。最近13試合で11勝と絶好調で、およそ3ヶ月ぶりに勝率を5割に戻し、2位カブスまで2ゲーム差、首位ブリュワーズまで3ゲーム差に迫った。

     「俺たちは決して諦めない。これはゲームなんだ。何が起こるかなんてわからないんだよ」とアンドリュー・マカッチェンは語った。「俺が打率.200だったのはそんなに前の話じゃない。誰にも結果はわからない。俺たちはチームメイトを信じて、前を向いて、前進していくしかないんだ」

     ブリュワーズに逆転を許した直後の4回裏、パイレーツはグレゴリー・ポランコの9号ソロで同点に追い付いた。さらに5回裏にはジョシュ・ハリソンとマカッチェンにタイムリーが飛び出して2点を勝ち越し。6回途中2失点のジェイムソン・タイオンのあとをウェイド・ルブラン、ダニエル・ハドソン、フアン・ニカシオが無失点で繋ぎ、最後は防御率0点台のクローザー、フェリペ・リベロが締めくくった。

     「選手たちは1試合1試合を大切に、コツコツと戦っているよ」とクリント・ハードル監督。「勝率5割以下で地区優勝なんてできない。これからはより良い戦いをしていかないといけないね」と5割復帰にも気を緩めず、今後の戦いを見据えていたが、「我々は正しい方向へ向かっているよ。我々は良い野球ができている」とチームの状態に手応えを感じている様子だった。

     80試合の出場停止処分期間を終えたスターリング・マーテイが復帰し、ようやく役者が揃った感のあるパイレーツ。ブリュワーズに失速の気配が漂う中、ナ・リーグ中部地区の優勝争いはますます面白くなりそうだ。


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  • アストロズがソニー・グレイ獲得に向けて交渉中

    2017.7.21 11:52 Friday

     アストロズは昨オフからホワイトソックスとトレード交渉を続けてきた。しかし、ホワイトソックスは今月に入ってホゼ・キンターナをカブス、デービッド・ロバートソンらをヤンキースへ放出。それを受けてアストロズは現在、アスレチックスとのトレード交渉を本格化させているようだ。

     アストロズのジェフ・ルーノウGMは先発陣・ブルペン陣の戦力アップを目指している。ところが、キンターナやロバートソンの移籍先が決定した今、アストロズが獲得可能な選手の選択肢は徐々に限られつつある。

     現在のアストロズのメインターゲットはアスレチックスのエース右腕ソニー・グレイだ。今季は右肩痛で出遅れ、5月は防御率4.72と安定感を欠いたグレイだが、6月以降の9先発では7度のクオリティ・スタートを達成し、4勝2敗、防御率3.02と安定したピッチング。昨季(5勝11敗、防御率5.69)の不振を脱して本来の姿を取り戻したと言っても過言ではなく、アスレチックスにとってはグレイの価値が再び上昇した今がまさに「売り時」となっている。グレイにはアストロズのほか、ドジャース、カブス、ブリュワーズなども興味を示していると報じられており、アスレチックスのビリー・ビーン球団副社長を満足させられるパッケージを提示したチームが獲得に成功することになるだろう。

     その点では、アストロズは理想的な交渉相手だと言える。MLB Pipelineのプロスペクト・ランキングTOP100にはフランシス・マルテスをはじめとしてアストロズの選手が6人もランクインしており、アストロズはグレイの交換要員に相応しい若手有望株を多数抱えている。

     また、アストロズはタイガースのジャスティン・バーランダーとジャスティン・ウィルソンの獲得も検討しているようだ。しかし、バーランダーは全球団に対するトレード拒否権を持っており、トレード成立にはバーランダー自身の承諾が必要。また、2018年と2019年のバーランダーの年俸は2800万ドルとなっており、タイガース側がある程度の金額を負担する必要が出てくるだろう。こうした理由からバーランダーのトレードは現実的ではないと指摘する声も多い。

     エース左腕ダラス・カイケルの復帰まで、アストロズはランス・マカラーズJr.、チャーリー・モートン、マイク・ファイアーズ、ブラッド・ピーコック、ジョー・マスグローブの5人で先発ローテーションを形成することになる。すでにコリン・マクヒューの戦列復帰が決まっており、ここにカイケルが復帰してグレイが加われば、メジャー有数の先発ローテーションが完成する。アストロズのグレイ獲得は実現するのか。今後の動向に注目だ。


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  • ツインズがブレーブスのハイメ・ガルシア獲得へ

    2017.7.21 11:05 Friday

     先発投手の補強を目指していたツインズが、ブレーブスからハイメ・ガルシアを獲得するトレード交渉の最終段階に入ったようだ。ブレーブスはツインズから若手有望株1名を獲得し、1対1のトレードになると見られているが、現時点では両球団から正式な発表はない。

     31歳の左腕・ガルシアは昨年12月に8シーズンを過ごしたカージナルスからトレードでブレーブスに加入し、今季ここまで17試合に先発して3勝7敗、防御率4.33とやや期待外れのパフォーマンスに終わっていた。2桁勝利4度の実績を誇るが、故障が非常に多い投手であり、また、2014年以降与四球率が年々悪化しているのも気になるところである。

     ブレーブスは日本時間7月21日のAAA級の試合でアーロン・ブレアが先発を回避しており、ガルシアのトレードが成立すれば、ガルシアが先発予定となっている明日の試合でブレアが先発に起用されるものと見られている。

     ポストシーズン進出を目指すツインズはアービン・サンタナ(11勝6敗、防御率2.99)とホゼ・ベリオス(9勝3敗、防御率3.50)の両右腕が安定したピッチングを続けているものの、その他の投手に安定感がなく、先発防御率4.91はリーグワースト3位の数字。ヘクター・サンティアゴ、フィル・ヒューズ、トレバー・メイと故障者も相次いでおり、ポストシーズン進出に向けて先発投手の補強が急務となっていた。

     ガルシアは今季終了後にFAとなり、今季の残り年俸はおよそ485万ドル。このうちのどれだけをブレーブスが負担するかによって、ツインズからブレーブスへ移籍する若手有望株の質も変わることになるだろう。ツインズはポストシーズン争いをしているとはいえ再建途上であり、本来であれば半年限りの「レンタル選手」の補強は避けたいところだが、サンタナとベリオス以外に信頼できる先発投手がいないという状況の中、動かざるを得ないと判断したようだ。

     なお、先日ツインズに加入したバートロ・コローンとガルシアはともに今季からブレーブスに加わった選手。ガルシアのトレードが成立すれば、再びチームメイトとなる。


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  • ワイルドカード狙うマリナーズがフェルプスを獲得

    2017.7.21 10:34 Friday

     ア・リーグのワイルドカード争いに参戦しているマリナーズが若手4選手を放出してマーリンズから中継ぎ右腕デービッド・フェルプスを獲得した。クローザーのエドウィン・ディアスらブルペン陣が登板過多気味であり、彼らの負担を軽減するために実績あるリリーバーを加えた格好だ。

     フェルプス獲得のためにマリナーズが放出したのはブライアン・ヘルナンデス、ブランドン・ミラー、パブロ・ロペス、ルーカス・シラルディの4選手。マリナーズのマイナー組織に魅力的な若手有望株が少ないという事情もあり、マーリンズは「質」よりも「量」を重視する戦略をとったようだ。

     今季のフェルプスは44試合に登板して2勝4敗、防御率3.45を記録。自己ベストのシーズンを過ごした昨季(64試合、7勝6敗4セーブ、防御率2.28)に比べるとやや見劣りするが、今季最初の8登板で10失点を喫したのが影響しており、その後の36登板に限れば防御率2.19、被打率.195の好成績をマークしている。また、ナ・リーグの救援投手の中で投球イニング47は9位、18ホールドは2位タイの数字である。

     マリナーズのブルペン陣は直近51試合で両リーグトップの防御率2.65を記録。ディアスを中心にニック・ビンセント、スティーブ・シーシェック、トニー・ジック、マーク・ゼプチンスキーらが安定したピッチングを続けているが、先発陣に不安を抱えていることもあり、ブルペン陣の負担が増大していた。フェルプス獲得はブルペン陣の負担を軽減する狙いがあると見られている。

     7月末のトレード期限までまだ10日以上を残しており、今後ジェリー・ディポートGMは先発投手の補強に動くことになるだろう。ドリュー・スマイリーの今季全休が確定し、岩隈久志の復帰も遅れており、アンドリュー・ムーアとサム・ガビーリオの新人2投手を先発ローテーションに組み込まなければならない状況では、ワイルドカード争いを勝ち抜くには不安が残る。

     マリナーズは今日からヤンキースとの4連戦。マリナーズが3勝1敗以上で勝ち越せばワイルドカード争いでの順位が逆転するだけに、両チームの戦いから目が離せない。

    ●マーリンズが獲得した4選手

     ブライアン・ヘルナンデスは19歳の外野手。ベネズエラ出身で、2014年にインターナショナルFAとしてマリナーズと契約した。5ツール・プレイヤーに成長する可能性を秘めた選手であり、今季はAアドバンス級とAAA級で計31試合に出場して打率.259、2本塁打、OPS.718をマークしている。MLB Pipelineのプロスペクト・ランキングではマリナーズの6位にランクインしていた。

     ブランドン・ミラーは22歳の右腕。2016年にドラフト6巡目指名を受けてマリナーズに入団した。今季はA級で18試合に先発して9勝4敗、防御率3.65と安定したピッチング。同プロスペクト・ランキングではマリナーズの16位にランクインしていた。

     パブロ・ロペスは21歳の右腕。ベネズエラ出身で、2012年にインターナショナルFAとしてマリナーズと契約した。今季はAアドバンス級で18先発を含む19試合に登板し、5勝8敗、防御率5.04を記録。マイナー通算288.1イニングで39四球という制球力が光る。同プロスペクト・ランキングではマリナーズの22位にランクインしていた。

     ルーカス・シラルディは23歳の右腕。メジャー通算235試合に登板したカルビン・シラルディの息子であり、2014年にドラフト15巡目指名を受けてマリナーズに入団した。今季はリリーフに専念し、Aアドバンス級で28試合に登板して2勝1敗3セーブ、防御率4.58をマーク。37.1イニングで63三振を奪っており、制球難を克服できれば面白い存在になりそうだ。


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  • 【戦評】ドジャース11連勝 前田は5回1失点で8勝目

    2017.7.20 17:47 Thursday

     前田健太が5回1失点と先発の役割を果たし、クリス・テイラー、エンリケ・ヘルナンデスら右打者が左腕カルロス・ロドンを攻略。投打がガッチリと噛み合ったドジャースが連勝を今季最長の11に伸ばし、118年ぶりとなる「35戦31勝」を記録した。

     「我々は試合に勝てる、という我々が持っている自信はホンモノだよ」とドジャースのデーブ・ロバーツ監督は語る。6連勝→●→10連勝→●→○→●→3連勝→●→11連勝ときて直近35試合で31勝4敗。開幕95試合で66勝以上を記録したのは2001年のマリナーズ以来16年ぶり、ナ・リーグでは1970年のレッズ以来47年ぶりであり、これだけ勝っていれば「自信」が「確信」に変わっていくのも当然のことだろう。

     先発の前田は初回にメルキー・カブレラに12号ソロを浴びて1点を失ったものの、その後は走者を出しながらも要所をしっかり抑えて5回1失点。先発の役割をしっかり果たし、8勝目(4敗)をマークした。ロバーツ監督は「我々は話し合わなければならないね」と今後の前田の起用法については明言を避けたが、「彼をどこに配置するかは現時点ではわからない。でも、彼はチャンスを得るために、できることを全てやってくれているよ」と前田の好投に賛辞を贈った。

     この試合のドジャースは左腕ロドン対策として右打者をスタメンに多く並べたが、これが大当たり。1番に起用されたテイラーは先頭打者アーチを含む3安打2打点の活躍を見せ、7番に入ったヘルナンデスはロドンから2打席連続本塁打を放った。前日に規定打席に到達して首位打者に躍り出たジャスティン・ターナーも2安打1打点。右打者ながら昨季は左投手に打率.209、OPS.640と苦戦したが、今季は打率.442、OPS1.361とカモにしており、左投手に対する成績向上が今季の好成績を支えていると言っても過言ではない。

     やることなすことがすべて上手くいっている感のある現在のドジャース。このペースを維持するのは容易なことではないが、今季のドジャースには期待をしてしまうのも事実である。目指すは1988年以来のワールドシリーズ制覇。ドジャースの快進撃がどこまで続くのか注目だ。


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  • 【戦評】アレナードが5安打3本塁打7打点!ロッキーズ大勝

    2017.7.20 16:58 Thursday

     ようやくロッキーズ打線に勢いが戻ってきた。3本塁打を含む5安打7打点を記録したノーラン・アレナードの活躍に引っ張られるかのように打線が爆発し、5年ぶりとなる18得点でパドレスに大勝。打線は直近4試合で49得点と絶好調だ。

     初回からロッキーズ打線の勢いは止まらなかった。アレナードのタイムリーを攻撃開始の狼煙としていきなり3点を先制すると、2回にも再びアレナードがタイムリーを放って4-0。3回にはトレバー・ストーリーのタイムリー三塁打などで2点、4回にはアレナード、ストーリー、チャーリー・ブラックモンの本塁打などで6点を追加し、パドレス先発のクレイトン・リチャードをあっという間にノックアウトした。

     5回に再びアレナードの一発が飛び出し、6回にはアレナードが3イニング連発となる21号スリーラン。7回にライアン・ハニガンが犠牲フライを放ち、7イニング連続得点、計18得点の猛攻を締めくくった。ロッキーズの1試合18得点は2012年4月27日以来5年ぶり。また、1試合21安打も2014年9月17日以来3年ぶりであり、5選手が3安打以上を記録するという派手な猛打ショーでおよそ1ヶ月ぶりのスイープを飾った。

     3.2回10失点で屈辱のノックアウトを喫したリチャードは「責任を取らなくちゃいけないね。これも野球の一部だよ。でも、不幸なことに、今日は打ち損じの打球がヒットゾーンへ飛んでしまった。それがクアーズ・フィールドなんだけどね」と自身の不甲斐ない投球を受け入れつつも、悔しさを滲ませた。パドレスの主砲ウィル・マイヤーズは「彼は僕のお気に入りの選手の一人だよ。彼が打席に立つのを見るのは大好きさ」と敵味方の枠を超え、アレナードの活躍を称賛していた。

     4連勝となったロッキーズは直近10試合で2勝8敗と元気がないダイヤモンドバックスを抜いてナ・リーグ西部地区2位、ワイルドカード1位に浮上。ワイルドカード争いでは中部地区の3チーム(カブス、パイレーツ、カージナルス)が後ろから迫りつつあるが、噂される投手陣の補強に成功し、投手陣の失速を食い止めることさえできれば、自慢の強打を武器に8年ぶりのポストシーズンを戦うことができるはずだ。


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  • 【戦評】アストロズキラーの好投でマリナーズが3連戦勝ち越し

    2017.7.20 16:27 Thursday

     「アストロズ・キラー」のジェームズ・パクストンがまたしても好投し、マリナーズがアストロズとの3連戦に勝ち越し。勝率を再び5割に戻し、ワイルドカード2位のヤンキースまで1.5ゲーム差に迫った。

     パクストンがアストロズ戦で登板するのは今季3試合目。今季の初登板と2登板目がともにアストロズ戦だったが、そのときは6回無失点、7回無失点と好投し、アストロズ打線を相手に支配的なピッチングを披露していた。そして迎えた3ヶ月ぶりのアストロズ戦での登板。絶賛爆発中の強力打線相手に苦戦が予想されたが、全く危なげのないピッチングで喫した失点は犠牲フライによる1点だけ。メジャー最強打線を相手に連打を許さず、7回を投げて被安打6、奪三振7、与四球1、失点1という見事なピッチングで今季9勝目(3敗)をマークした。

     これで今季のアストロズ戦は3試合で20イニングを投げてわずか1失点(防御率0.45)。「彼は本当に素晴らしいよ。彼の腕の強さはリーグの左投手の中でトップクラスだ。変化球でストライクを取られると我々にとって厳しい展開になるということはわかっていたが、今日は彼の変化球が素晴らしかった」とアストロズのA.J.ヒンチ監督はパクストンの好投に脱帽といった様子だった。

     女房役を務めるマイク・ズニーノはアストロズ戦におけるパクストンの好投について、こう分析している。「彼は空振りを奪う能力を持っている。そしてアストロズはどんどん振ってくるチームだ。彼の空振りを奪う能力とアストロズ打線の特徴は相性が良いんだよ」

     パクストンが先制を許した直後の4回表、マリナーズはベン・ギャメルの5号ツーランで逆転に成功。6回と7回にも1点ずつを追加してアストロズを突き放し、8回以降はニック・ビンセント、マーク・ゼプチンスキー、エドウィン・ディアスの3投手による無失点リレーで試合を締めくくった。

     明日からはワイルドカード争いのライバルであるヤンキースとの4連戦。後半戦の開幕6試合で5勝1敗と勢いに乗るマリナーズがヤンキースをワイルドカード圏内から引きずり下ろし、一気に浮上していく可能性も十分にある。


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  • 新加入のJ.D.マルティネスが投球を手に受け途中交代

    2017.7.20 11:39 Thursday

     若手有望株3名とのトレードでタイガースからダイヤモンドバックスに加わった強打者J.D.マルティネス。日本時間7月20日のレッズ戦で新天地デビューを果たしたが、デビュー戦でのプレイは長くは続かなかった。

     「5番・ライト」で先発出場したマルティネスは4回表の第2打席でカウント1-2からの7球目、内角高めへの速球を左手に受けて途中交代。そのうえハーフスイングを取られて空振り三振となり、第1打席での三球三振と合わせて新天地デビュー戦は2打席2三振という結果に終わった。

     X線検査の結果、骨に異常はなく、左手甲の打撲とのこと。獲得したばかりのスラッガーが大事に至らず、ダイヤモンドバックスの関係者はホッと胸をなでおろしたことだろう。

     この日が新天地デビューとなったマルティネスは試合前、「まだいろいろと慣れないよ。これは現実なのか?って感じだね。(新天地に)慣れるには数日は掛かりそうだよ」とコメント。ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督はマルティネスの名前を正しく書けず、ラインナップ・カードを数回書き直したことを告白した一方、マルティネスを5番に置くのは簡単な決断だったと話していた。

     この日のダイヤモンドバックスはA.J.ポロックとデービッド・ペラルタ、ポール・ゴールドシュミットとジェイク・ラムの打順をそれぞれ入れ替えるなど、大幅な打順変更を敢行。ロブロ監督はここ最近、打順変更を検討していたことを明らかにしており、マルティネスの加入とともにそれを実行に移した形となった。4番にゴールドシュミット、5番にマルティネスを置いたことについては「初回が三者凡退で終わった場合、高い確率で無死一塁の場面でマルティネスに回すことができる。そうすれば点を取るチャンスが生まれるし、ビッグイニングにも繋がるだろうからね」とその狙いを説明している。

     新天地デビュー戦は残念ながら途中で退くことになってしまったが、マルティネスの強打はダイヤモンドバックスにとって大きな戦力となるに違いない。


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  • バートロ・コローンが現役引退を検討中?

    2017.7.20 11:01 Thursday

     日本時間7月19日のヤンキース戦でツインズ加入後初先発を果たしたバートロ・コローン。現役最年長のベテラン右腕は現役引退について考えつつも、現在はチームに貢献することに集中しているようだ。

     ヤンキース戦では4回まで1失点に抑えながら5回に崩れ、4回4失点で今季9敗目(2勝)を喫したコローン。「ツーシームをたくさん投げたけど、感触はとても良かった。この感触はアトランタで投げていたときにはなかったんだ」と新天地での初登板を振り返った。

     次回登板は日本時間7月25日のドジャース戦になる見込み。コローンはその試合が現役引退についての「決断を下すための決定的な要素」になると語っている。しかし、通算235勝のコローンはドミニカ共和国出身投手による最多勝利記録(フアン・マリシャルの243勝)を更新することを大きな目標の一つとしており、その目標を達成するために来季も現役を続行する考えも持っているようだ。

     「現役引退の話がどんな文脈から出てきたのかは知らないけど、野球界において44歳になったときに現役引退のことを考えるのは極めて普通のことだと思うよ」と42歳で現役を引退したポール・モリター監督は語る。「コローンと少し話をしたよ。彼は身体的には全く問題がない。来週月曜日(日本時間では火曜日)に投げる予定だし、彼はそれに向けて準備してくれるはずさ」

     今季はブレーブスで13試合、ツインズで1試合に登板して2勝9敗、防御率8.19に終わっているコローンだが、昨季はメッツでチーム最多の15勝を挙げ、5年連続で2桁勝利をマークしている。今季の不振が一時的なものなのか、年齢的な限界を迎えているのかは定かではないが、少なくとも現時点においてはコローンがツインズの貴重な戦力の一人であることだけは間違いない。メジャー最高勝率を誇るドジャースに対してどのようなピッチングを見せるのか注目だ。


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  • パブロ・サンドバルが古巣ジャイアンツ復帰へ

    2017.7.20 10:29 Thursday

     日本時間7月20日、レッドソックスからリリース(解雇)されFAとなったパブロ・サンドバルが、古巣ジャイアンツとマイナー契約を結ぶことが明らかになった。サンドバルは2014年シーズン終了後にFA権を取得し、レッドソックスと5年9500万ドル+オプション1年の大型契約を結んだものの、不振や故障で活躍できず、契約を2年以上残してリリースされていた。

     MLB.comのジェシー・サンチェスによると、サンドバルは古巣ジャイアンツとマイナー契約を結ぶことで合意した模様。現段階では球団からの正式な発表はないが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによるとサンドバルはAAA級サクラメントに合流する予定となっているようだ。

     メジャーに定着した2009年に打率.330、25本塁打、OPS.943の好成績を残し、正三塁手の座を不動のものとしたサンドバルは、2011年から2年連続でオールスター・ゲームに選出。2012年のワールドシリーズで打率.500、3本塁打、OPS1.654という素晴らしい活躍でMVPに選出されるなど、ポストシーズンでは通算39試合に出場して打率.344、6本塁打、OPS.935をマークしている。しかし、レッドソックス1年目となった2015年は126試合に出場して打率.245、10本塁打、OPS.658と期待外れの成績に終わり、昨季は左肩の手術を受けて出場は3試合だけ。今季は再び正三塁手として輝きを取り戻すことを期待されていたものの、2度の故障者リスト入りを経験し、打率.212、4本塁打、OPS.622と期待に応えることができなかった。

     一方、今季のジャイアンツは正三塁手を固定できず、エドゥアルド・ヌニェスの42試合を筆頭に7選手が先発出場。新人クリスチャン・アローヨや韓国出身の黄載鈞(ファン・ジェギュン)が起用された時期もあったが、活躍は長続きしなかった。三塁手のOPS.606はメジャーワーストの数字であり、サンドバルには三塁の攻撃力アップに貢献することが求められている。

     全盛期を過ごした古巣で復活を果たすことができるのか。「カンフー・パンダ」の復活を多くのファンが待っている。


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  • 【戦評】打線の援護をもらった新人センザテラが10勝目

    2017.7.19 17:39 Wednesday

     初回から3点ずつを取り合い、クアーズ・フィールドに相応しい荒れた試合となった日本時間7月19日のロッキーズ対パドレスの一戦。開幕から不振が続くカルロス・ゴンザレスが放った2本のタイムリーが貴重な得点を生み、打線の援護に恵まれたロッキーズ先発のアントニオ・センザテラは今季10勝目(3敗)をマークして両リーグ新人2桁勝利一番乗りとなった。

     ロッキーズは初回にセンザテラが3点を失ったものの、1回裏にマーク・レイノルズが20号スリーランを放ち、すぐさま同点に。レイノルズのシーズン20本塁打は2014年以来3年ぶり8度目。2011年以来6年ぶりとなるシーズン30本塁打も視野に入ってきた。

     センザテラは5回表にウィル・マイヤーズに17号ソロを浴びて勝ち越しを許したが、直後の5回裏、ロッキーズはDJレメイヒューの犠牲フライで同点に追い付くと、一死一、二塁の場面でゴンザレスがセンターへのツーベースを放って2点を勝ち越し。さらに二死後、アレクシー・アマリスタがライトへのタイムリーを放ち、7-4と3点をリードした。

     センザテラは5回4失点で降板し、6回表は2番手クリス・ラシンがマウンドへ。ところが、ラシンは連打と暴投で無死二、三塁のピンチを背負うと、エリック・アイバーに犠牲フライを打たれて2点差。二死後、マット・シーザーにレフト前ヒットを打たれて1点差に迫られてしまう。しかしロッキーズはその裏、二死一塁からヘラルド・パーラがツーベースを放ってリードを2点に広げると、ゴンザレスにもタイムリーが飛び出し再び3点差。その後は7回表に3番手ジョーダン・ライルズがカルロス・アスアヘにメジャー初本塁打となる1号ソロを浴びて1点を失ったが、8回表はジェイク・マギーが無失点、9回表は守護神グレッグ・ホランドが三者三振で締めくくり、9-7で乱打戦を制した。

     2本のタイムリーを放って3打点を叩き出したゴンザレスは「良い打線だよね。攻撃面ではこのチームには優秀な選手がたくさんいる。俺たちが点を取ればいつだって投手陣を楽にしてやれるんだ。素晴らしいことだよ」と語り、打線の力で勝ち取った勝利に満足げ。パドレスは四球、失策、暴投といったミスがことごとく失点に繋がり、アンディ・グリーン監督は「守備面でのミスが痛かった。我々にもチャンスはあったけど、それを生かすことができなかった」と悔しさを滲ませた。


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