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  • 【戦評】パクストンまたも快投 球団史上初の月間6勝

    2017.7.31 16:00 Monday

     フェリックス・ヘルナンデスが全盛期を過ぎてから絶対的なエースと呼べる存在がいなかったマリナーズ。どうやらエース不在の日々は終わりを告げたようだ。

     ヘルナンデスに代わる新たなエースの名はジェームズ・パクストン。7月はここまで5戦5勝。早くも自身初の2桁勝利に到達した速球派左腕である。前回登板となった日本時間7月25日のレッドソックス戦では7回、被安打4、奪三振10、無四球、無失点の快投。そのパクストンが日本時間7月31日のメッツ戦でも安定したピッチングを見せた。

     初回は一死からホゼ・レイエスにヒットを打たれたものの、ヨエニス・セスペデスのセンターフライで二塁へのタッチアップを狙ったレイエスをジャロッド・ダイソンが刺してダブルプレイ。2回はヒットと四球で一死一、二塁のピンチを背負ったものの、カーティス・グランダーソンをライトライナー、トラビス・ダーノウを空振り三振に抑えた。3回は2安打で二死一、二塁となったが、ジェイ・ブルースをショートゴロに打ち取り、この回も無失点。4回は先頭のウィルマー・フローレスにヒットを打たれたものの、その後の3人から2三振を奪うなど、後続をしっかり抑えた。5回は二死からレイエスに死球を与えたが、セスペデスを空振り三振に斬って取り、無失点を継続。6回は先頭のブルースにヒットを打たれながらも、4回同様にその後の3人から2三振を奪うなど後続を抑え、結局6回まで三塁を一度も踏ませず、メッツ打線をゼロに封じ込めた。

     「パクストンは素晴らしい1ヶ月だった」とスコット・サービス監督。「7月は6勝0敗でチームを牽引してくれた。今日はベストのピッチングではなかったけど、速球がよく走っていて、要所をきちんと抑えていたね」と毎回のように走者を出しながらも6イニングを無失点で乗り切ったパクストンのピッチングに一定の評価を与えた。

     打線は初回にネルソン・クルーズが21号スリーランを放って先制点を叩き出すと、その後も効果的に加点し、パクストンに十分な援護点をプレゼント。4月下旬に戦力外となり、マリナーズ傘下のマイナー球団でプレイしていたレオニス・マーティンは、メジャー復帰後の初試合で今季初本塁打を含む2安打の活躍を見せた。

     パクストンが記録した月間6勝はマリナーズ史上初の快挙。月間6勝&40奪三振をクリアした左腕はメジャー史上7人目(8度目)となった。7月は6先発で6勝0敗、防御率1.37という素晴らしい成績をマーク。月間MVPは5先発で3勝1敗、防御率1.04をマークしたクリス・セール(レッドソックス)との争いになると思われるが、月間6勝のインパクトを考えるとパクストンの初受賞が濃厚だろう。

     新エースの好投により、マリナーズは再び勝率5割復帰。勝率5割のラインでの一進一退の戦いが続いているが、ワイルドカード圏内まではまだ3.5ゲーム差。パクストンがエース級のピッチングを続けていけば、おのずと16年ぶりのポストシーズン進出が見えてくるはずだ。


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  • エイドリアン・ベルトレイ 通算3000安打達成!

    2017.7.31 13:13 Monday

     史上31人目の通算3000安打まであと1本に迫っていたエイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ)が日本時間7月31日に行われたオリオールズ戦で1安打を記録し、昨年のイチロー(マーリンズ)に続いて通算3000安打の金字塔に到達した。

     2回裏の第1打席で空振り三振に倒れたベルトレイは、4回裏一死一塁で回ってきた第2打席でオリオールズ先発のウェイド・マイリーがカウント3-0から投じた内角へのフォーシームを捉え、三塁線を破るタイムリー二塁打を放った。チームメイトに加えて家族がベルトレイに駆け寄り、本拠地グローブライフ・パーク・イン・アーリントンは祝福ムードに包まれた。

     1998年6月24日、当時19歳でメジャーデビュー(当時はドジャース所属)を果たしたベルトレイは今季がメジャー20年目。デビュー当初は大型三塁手として期待されながらも伸び悩み、三塁守備でもエラーを量産していたが、2004年に打率.334、48本塁打、121打点、OPS1.017と大ブレイク。5年6400万ドルの大型契約でマリナーズへ移籍した。

     マリナーズでは投手有利の本拠地セーフコ・フィールドに苦戦しながらも3年連続25本塁打以上(2006~2008年)、3年連続85打点以上(2005~2007年)を記録するなど一定の成績を残していたが、移籍当初の期待の大きさから不良債権として批判を浴びることもあった。契約最終年となった2009年はレギュラー定着後自己最少となる8本塁打に終わり、1年900万ドルでレッドソックスへ移籍した。

     レッドソックスでプレイした2010年は、2004年の輝きを取り戻したかのように打撃好調で、打率.321、28本塁打、102打点、OPS.919の好成績をマーク。毎年安定した成績を残す現在のベルトレイの原形はこの年に作られたと言ってもいいだろう。この年の好成績が高く評価され、ベルトレイは5年8000万ドルの大型契約を得てレンジャーズへ移籍する。

     その後の活躍は周知の通り。レンジャーズでは昨季までの6シーズンで打率3割と30本塁打を4度、100打点を3度記録し、オールスター選出3度、シルバースラッガー賞2度、ゴールドグラブ賞3度、プラチナグラブ賞2度と、すでに30代中盤~後半に突入しながらも全盛期と呼ぶに相応しい活躍を見せてきた。

     そして3000安打到達がかかった今季。右ふくらはぎ痛で2ヶ月ほど出遅れたものの、戦列復帰後は例年通りの活躍を見せ、日本時間7月31日、ついに大台に到達した。なお、ドミニカ共和国出身の選手では史上初となる3000安打となった。

     「ファンや家族を待たせたくなかったんだ」と振り返ったベルトレイ。「カウントが3-0になって打つべきかどうか迷ったけど、次に良い球が来ると思ったんだ。ストライクゾーンに来たら振ると決めた。そしてヒットになったんだ」

     「今日ヒットを打った後に起こった出来事は、僕の人生の中でベストだよ。何が起こっているのかわからなかったから、どんな気持ちになればいいのかもわからなかった。家族とともにこの瞬間を過ごせて本当に良かったよ」と快挙達成後のセレモニーについて振り返ったベルトレイだが、今季の活躍を見る限り、現役引退はまだ当分先の話。ここからどれだけのヒットを積み重ねていくのか。ベルトレイの今後の活躍に期待したい。


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  • ロッキーズが実力派捕手・ルクロイを獲得

    2017.7.31 12:40 Monday

     昨年途中のレンジャーズ加入後、ダルビッシュ有と21試合でバッテリーを組んだジョナサン・ルクロイが後日指名選手1名とのトレードでロッキーズへ放出された。ロッキーズはチームの弱点の1つであったポジションにオールスター選出2度を誇る実力派捕手を加えることに成功した。

     2012年に打率.320、2014年にリーグ最多の53二塁打、昨年は2球団合計で24本塁打と好打の捕手として知られるルクロイだが、今季はゴロの打球が急増し、77試合で打率.242、4本塁打、OPS.635と打撃成績が急激に悪化。また、捕手としての特長であったフレーミングの数値も昨季あたりから悪化し始めており、今季はメジャーワーストクラスの数値まで落ち込んでいる。

     現在ポストシーズン争いに参戦しているロッキーズは、先発ローテーションを形成する5投手のうち4人が新人(カイル・フリーランド、アントニオ・センザテラ、ヘルマン・マルケス、ジェフ・ホフマン)という事情もあり、若手投手を引っ張ることのできる経験豊富な捕手を欲していた。現在は正捕手がトニー・ウォルターズ、2番手捕手がベテランのライアン・ハニガンという布陣で戦っているが、ルクロイの加入によりルクロイとウォルターズの併用、あるいはルクロイを正捕手に据える形で戦っていくことになるだろう。

     昨年8月、レンジャーズはトップ・プロスペクトの一人であるルイス・ブリンソンを含む3選手をブリュワーズへ放出してルクロイとジェレミー・ジェフレスを獲得。ルクロイの不振により、獲得から1年後に後日指名選手1名とのトレードでルクロイを放出することになった。ルクロイは今季終了後にフリーエージェントとなるため、自身の価値を証明するために若手投手陣を好リードしていくことはもちろん、打撃面でも復調をアピールしておきたいところだろう。

     今季は不振に苦しんでいるとはいえ、メジャー有数の実力派捕手を手に入れたロッキーズ。ルクロイの加入が今後のロッキーズの戦いにどのような影響を与えるのか注目だ。


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  • ハイメ・ガルシア今月2度目のトレードでヤンキースへ

    2017.7.31 12:14 Monday

     ソニー・グレイ(アスレチックス)の獲得に向けてトレード交渉を続けているヤンキースだが、先発ローテーションのグレードアップのためにツインズから左腕ハイメ・ガルシアを獲得した。ガルシアは日本時間7月25日にブレーブスからツインズへ放出されたばかりだが、チームがポストシーズン争いから脱落した影響で、1週間足らずのうちに再びトレードされることになった。

     ジョー・ジラルディ監督は「我々は経験豊富な投手を探していた。そしてガルシアはメジャーでの経験が豊富な投手だ。彼の加入で選手層は厚くなる。何が起こるかわからないから層が厚いのは良いことだよ」と語ってガルシアの加入を歓迎するとともに、日本時間8月4日のインディアンス戦で新天地デビューさせる予定であることを明らかにした。

     ガルシアのツインズでの登板は1試合だけ。日本時間7月29日のアスレチックス戦に先発して6.2回3失点と試合を作り、ア・リーグでの初勝利をマークした。今季はブレーブスとツインズで計19試合に先発し、5勝7敗、防御率4.29という成績を残している。

     マイケル・ピネイダがトミー・ジョン手術で離脱したヤンキースは現在、田中将大、ルイス・セベリーノ、CCサバシア、ジョーダン・モンゴメリーの4投手が先発1~4番手を担い、5番手にはルイス・セッサまたはケイレブ・スミスが起用されているが、ガルシアの加入により先発ローテーションの5人が固定されることになる。さらにグレイの獲得に成功すれば、グレイ、田中、セベリーノ、サバシア、ガルシアという強力な先発ローテーションが完成し、疲れが見える新人モンゴメリーに休養を与えることも可能になるだろう。

     ヤンキースからツインズへ移籍するのはザック・リッテルとディートリック・エンスの2投手。リッテルは昨年11月にジェームズ・パゾスとのトレードでマリナーズから加入してきた21歳の右腕。今季はAアドバンス級で11先発を含む13試合に登板して9勝1敗、防御率1.77の好成績をマークした後、AA級へ昇格し、ここでも7先発で5勝0敗、防御率2.05と好投を続けている。エンスは2012年のドラフト19巡目指名で入団した26歳の左腕で、今季はAAA級で7試合に先発して1勝1敗、防御率2.29をマークしている(ほかにルーキー級で1試合に登板)。


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  • ロイヤルズがメルキー・カブレラを獲得

    2017.7.31 11:51 Monday

     ロイヤルズがA.J.パケットとアンドレ・デービスの2選手を放出し、ホワイトソックスからメルキー・カブレラと金銭を獲得した。

     カブレラは今季ホワイトソックスで98試合に出場して打率.295、13本塁打、56打点、OPS.771をマーク。また、外野守備では9補殺を記録しており、これは両リーグ最多タイの数字となっている。2011年にロイヤルズで1年だけプレイした際には、155試合に出場して打率.305、18本塁打、87打点、20盗塁、OPS.809の好成績をマークしており、当時の再現に期待がかかる。

     デイトン・ムーアGMは「我々にとって完璧な補強だよ」とカブレラの加入を歓迎する。「彼はウチの選手のことをよく知っている。打線強化に貢献してくれるはずさ」

     スイッチヒッターであるカブレラはアレックス・ゴードン、ホルヘ・ボニファシオ、ブランドン・モスらとともにレフト、ライト、指名打者の3ポジションで起用されることになると見られているが、ネッド・ヨスト監督はカブレラを主にライトで起用する構想を明らかにしている。

     カブレラは「チームが試合に勝つ手助けをしたいね。そのために僕を獲得したんだと思うから。チームに貢献できるといいな」と通訳を介して語り、古巣でもある新天地での活躍を誓った。

     カブレラの古巣復帰をロイヤルズの選手たちも歓迎している。アルシデス・エスコバーが「良い選択だと思うよ。彼が打てることはみんな知っている。クラブハウスでも良いヤツだし、チームのためにプレイできる選手だしね」と語れば、ゴードンも「彼はチームを大いに助けてくれるはずさ。今季は素晴らしいシーズンを送っているしね。彼のことは僕たちもよく知っている。彼はいつも笑顔なんだ。クラブハウスにエネルギーをくれるヤツだよ」と語り、カブレラ加入は大歓迎といった様子だった。

     ホワイトソックスへ移籍するのは若手投手2名。パケットは昨年のドラフト2巡目指名で入団した22歳の右腕であり、今季はAアドバンス級で20試合に先発して9勝7敗、防御率3.90をマークしている。一方、デービスは2015年のドラフト8巡目指名で入団した左腕であり、今季はA級で18試合に先発して5勝4敗、防御率4.83をマークしている。


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  • トレード期限まであと18時間 どうなるダルビッシュ

    2017.7.31 11:00 Monday

     ウエーバーを介さないトレードの締切期限(日本時間8月1日午前5時)まであと18時間となった。続々とトレード決定の情報が流れてくる中、ダルビッシュ有(レンジャーズ)やソニー・グレイ(アスレチックス)のトレード交渉が続けられている。放出濃厚と言われているダルビッシュはどこへ行くことになるのだろうか。

     レンジャーズはダルビッシュのトレードについて、ヤンキースとドジャースと交渉中であると見られている。他に少なくとももう1チームがダルビッシュ争奪戦に加わっているとの情報もあり、ダルビッシュのトレード決定はグレイの移籍先が決まってからになるだろうと見る向きもある。

     今季終了後にフリーエージェントとなるダルビッシュに対して、グレイは2019年オフまでフリーエージェントにならないため、少なくともあと2年以上は保有可能である。そのため今季のポストシーズン進出を目指す球団のみならず、来季以降を見据えた補強を目指す球団もグレイ争奪戦に参戦しており、グレイの移籍先が決まらないことにはダルビッシュのトレード交渉も決着しないだろうというのが大方の見方となっている。

     また、レンジャーズは希望通りの見返りが得られないのであれば無理にダルビッシュを放出しない可能性もあり、さらに放出するにせよキープするにせよ、ダルビッシュがフリーエージェントになった後に再契約するを望んでいる。ただし、ダルビッシュがフリーエージェントとして他球団へ流出した場合の見返りと、ダルビッシュをトレードして得られる見返りを比較した場合に、トレードで得られる見返りのほうが上質である可能性が極めて高く、よほどのことがなければダルビッシュがトレードで放出されるのは確実だろう。

     ヤンキースへ移籍して田中将大とともに先発ローテーションを形成するのか。ドジャースへ移籍して前田健太の同僚となるのか。それともこの2球団以外のどこかへ移籍するのか。残り18時間、トレード交渉の行方から目の離せない状況が続きそうだ。


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  • 野球殿堂入り式典が開催 レインズら5名が殿堂入り

    2017.7.31 10:49 Monday

     日本時間7月31日、ニューヨーク州クーパーズタウンにあるアメリカ野球殿堂で2017年の野球殿堂式典が開催され、今回殿堂入りを果たしたティム・レインズ、ジェフ・バグウェル、イバン・ロドリゲス、ジョン・シャーホルツ、バド・シーリグの5名がスピーチを行った。

     それぞれ殿堂入りまでに要した時間は異なっており、殿堂入りまでに歩んできた道のりも様々だが、野球界に大きく貢献し、最終的には野球人なら誰もが夢見る野球殿堂に辿り着いた点は5名全員に共通している。

     捕手として史上最多となる13度のゴールドグラブ賞を受賞し、レンジャーズ時代の1999年にはMVPに輝いたロドリゲスは「誰も他人の夢を奪うことはできないんだ」と語った。「他の男の子たちと同じくらい背が伸びるようにロープにぶらさがっていた背の低い男の子がいたんだ。その男の子は大きな夢を持って、プエルトリコからやってきた」と、約175cmという低身長をハンデとせず、強肩強打の名捕手として2003年にはマーリンズを世界一へ導いた男は自身のキャリアを振り返った。

     「選手だったときには考えもしなかったことだよ」と語ったのは、アストロズで15シーズンにわたってプレイし、1991年新人王、1994年MVP、通算449本塁打など輝かしい実績を残したバグウェルだ。「僕たちは殿堂入りするためにプレイしているわけじゃない。僕たちは野球が大好きで、勝ちたいからプレイしているんだ」と、メジャー昇格前にアストロズへトレードされ、メジャー昇格後はアストロズ一筋を貫いてきた強打者は誇らしげに語っていた。

     シーリグは83歳の誕生日当日に式典を迎えることになった。最初はブリュワーズのオーナー、その後はコミッショナーとして半世紀にわたって野球界に貢献し、労使協調、技術革新、収益分配、戦力均衡、ワイルドカード導入など様々な面からメジャーリーグを発展させてきた男は、殿堂入りした人物が多数出席する中、「みなさんの前に立たせていただいているのは光栄です。今、ここに立っていられることを恐れ多く思っています」と殿堂入りの喜びを語った。

     ロイヤルズGM時代の1985年とブレーブスGM時代の1995年にワールドシリーズ制覇を成し遂げ、常勝軍団・ブレーブスを築き上げたシャーホルツは「私は野球が大好きだ。生涯を通じて、野球が大好きだった。私の父が私に野球への愛を教えてくれたんだ」と野球への愛情を語っていた。また、ジョージ・ブレット、ジョン・スモルツ、ボビー・コックスといった選手・監督たちへの感謝も忘れなかった。

     そして、資格最終年で念願の殿堂入りを果たしたレインズは「私は長い間、ずっと待っていた。そしてついにこの日がやってきたんだ」と殿堂入りの喜びを感慨深げに語った。通算出塁率.385、808盗塁を記録し、理想の一番打者として長年にわたって活躍したレインズ。「私の父は一日に8~10時間働き、家に帰ってきてから庭で私たちと遊んでくれた。父は私たちに一生懸命努力することを教えてくれたんだ。そして、母は私たちに一生懸命努力をさせてくれた」と両親への感謝を語っていた。

     「夢は叶うんだ」とロドリゲスは言った。来年以降も続々と野球を愛する者たちの夢が叶う瞬間がやってくるはずだ。


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  • ベルトレイ 史上31人目の通算3000安打到達なるか

    2017.7.30 09:45 Sunday

     現地時間7月31日までとなっているトレード期限。昨日はハウィ・ケンドリックがナショナルズ、金賢洙(キム・ヒョンス)がフィリーズ、ジェレミー・ヘリクソンがオリオールズなど1日にして複数の選手の移籍が決まった。まだ時間はあり、メジャーリーグでは期限の数分前に新たなトレードが発表される場合もある。ダルビッシュ有(レンジャーズ)の移籍先に注目が集まる中で彼のチームメイトであるエイドリアン・ベルトレイの史上31人目となる通算3000安打到達が目前に迫っている。

     イチロー(マーリンズ)に次ぐ史上31人目の大記録にあと「2」となっているベルトレイは今季は出だしからつまずいていた。去る3月にWorld Baseball Classicにドミニカ共和国代表として出場したが、以前から痛めていた右ふくらはぎの影響で満足いくプレーができず開幕直前にになって故障者リスト入りしていた。その後、リハビリを重ねて日本時間5月30日のレイズ戦で「4番・三塁」で出場すると今季初打席で右翼への安打を放ち復活をアピールした。

     復帰後は8試合連続安打をはじめ、通算450本塁打達成などとてつもない速さで安打を量産したベルトレイ。前半戦で35試合に出場し打率.283 36安打 7本塁打と5月末からのプレーながらレンジャーズ打線をけん引していた。オールスター明けもその勢いは衰えることなく、日本時間7月25日のマーリンズ戦では今季初の1試合4安打を放っており7月の月間打率は.354となっている。シーズン開始時点で「2942」から始まった通算安打数も49試合の出場で56本を積み重ねた。

     そして迎えた本日、日本時間7月30日のオリオールズ戦でベルトレイは「4番・三塁」として出場している。初回に迎えた第1打席では2死三塁の場面で打席に立つと相手先発のケビン・ゴーズマンと対戦。カウント0-1から2球目のスプリットを引っかけて遊ゴロに倒れた。この打席では安打こそ出なかったが、まだ試合は始まったばかりであり、この試合での通算3000安打達成の可能性は十分にある。トレード戦線と同時に本日のレンジャーズ戦の行方にも注目だ。


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  • スプリンガーが故障者リスト入り

    2017.7.29 07:51 Saturday

     ア・リーグ西地区首位を走るアストロズは左腕エースのダラス・カイケルとリリーフ右腕のウィル・ハリスが復帰し、地区優勝に向けて盤石の布陣となった。しかし、彼らに代わって主に1番打者として活躍していたジョージ・スプリンガーが故障者リストに入ることが決まった。

     スプリンガーは去る日本時間7月25日に行われたフィリーズ戦、2回裏の守備時にトミー・ジェセフが放った打球を処理しようとした際に大腿四頭筋を痛めて途中交代していた。その後は2試合連続で欠場していたものの、本人によれば痛みはひどくなく「大丈夫だ」と話している。現在の予定では日本時間8月5日のブルージェイズ戦から復帰する見込みだ。

     昨年、自身初の全試合出場を果たしたスプリンガーは今季も好調を維持し、前半戦では先頭打者弾9本を含む、27本塁打を放って打線をけん引した。後半戦突入後は一発こそないものの、打率.313 出塁率.415と高い数字を記録している。

     現在、野手で故障者リスト入りしているのはスプリンガーのほかにカルロス・コレア、コリン・モラン、アレックス・ブレグマン3人だ。コレアは指の故障で日本時間7月20日に受けた手術は無事に成功。彼の復帰時期は9月上旬と言われている。一方でモランは顔面骨折で8月中、ブレグマンは右太ももの痛みで戦線に復帰する予定だ。

     7月のアストロズは13勝7敗 勝率.650と勝ち越しており、打率.327はメジャー全体トップの数字を誇っている。チームにはコレアらレギュラー野手陣が抜けたとしても選手層の厚さでカバーしている強さがある。今回、新たにスプリンガーが抜けたことは痛い出来事だが、多くのファンは1日でも早い彼の復帰を待っている。


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  • 【戦評】ゴッドリー好投&マルティネス満塁弾でDバックス快勝

    2017.7.28 17:00 Friday

     先発ザック・ゴッドリーの好投に新加入のJ.D.マルティネスがバットで応えた。4回表無死満塁という大チャンスで巡ってきた第2打席でカージナルス先発のルーク・ウィーバーの速球を捉え、逆方向への20号グランドスラム。マルティネスの一発がこの試合唯一の得点となり、ダイヤモンドバックスはカージナルス4連戦の初戦を制した。

     ゴッドリーのピッチングは見事だった。初回の一死一、二塁のピンチを併殺打で切り抜けると、その後はカージナルス打線に連打を許さず、ピンチらしいピンチは6回裏の一死一、二塁だけ。この場面もランドール・グリチックを二塁ゴロ、ハリソン・ベイダーを空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。「シンカーのコマンドが素晴らしかったし、カーブも狙ったところに投げられていた」と女房役のクリス・アイアネッタはゴッドリーのピッチングを絶賛した。「今日はスライダーも非常に良かった。カウントを取ることもできたし、ボール球にして空振りを取ることもできていた」

     カージナルスのマイク・マシーニー監督も「ゴッドリーは全てが良かったね。おそらく、我々が今季対戦した投手の中で最も鋭く、最も威力のある変化球だったんじゃないかな。カーブも良かったし、今日は全ての球種をしっかりコントロールできていた」と完敗を認め、ゴッドリーのピッチングを素直に称えていた。

     そんなゴッドリーに援護点が生まれたのは4回表。今季初先発のウィーバーの前に序盤3イニングは無得点に終わっていたダイヤモンドバックス打線だが、この回先頭のA.J.ポロックが二塁打を放って出塁すると、ジェイク・ラムとポール・ゴールドシュミットが四球を選んで無死満塁の大チャンスを作る。そしてここで打席に入ったマルティネスがライトスタンドへ貴重な一発を叩き込んだ。「そんなに悪い球ではなかったけど、決して良い球でもなかった」とウィーバーはマルティネスへの一球を振り返ったが、試合終了までにスコアボードに刻まれた「0」以外の数字はこの「4」だけ。ウィーバーにとっては悔いの残る、ダイヤモンドバックスにとっては非常に大きな一発だった。また、マルティネスは移籍前にタイガースでも満塁本塁打を放っており、1シーズンに両リーグで満塁本塁打を放った史上4人目の選手となった(1996年のグレッグ・ボーン、2000年のウィル・クラーク、2015年のヨエニス・セスペデス)。

     ゴッドリーとマルティネスの活躍によりダイヤモンドバックスは3位ロッキーズとの差を1.5ゲームに広げた。首位ドジャースとは12ゲームの大差がついており、地区優勝はほぼ絶望的な状況。一方、ワイルドカード争いではトップを走っているものの、まだ安心できるゲーム差ではない。ポストシーズン進出に向けて、しばらくの間は気の抜けない戦いが続きそうだ。


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  • 【戦評】連日のドラマ 延長10回ピアースのサヨナラ満塁弾

    2017.7.28 16:00 Friday

     「切れるな!入ってくれ!」そんな声が聞こえてきそうな表情で、スティーブ・ピアースは打球の行方を見つめていた。打球は切れることなく、レフトポール際へスタンドイン。ブルージェイズが二日連続で劇的なサヨナラ勝ちを収めた瞬間だった。

     2点差を最終回にひっくり返した前日に続き、この日もブルージェイズは常に追う展開を強いられた。初回に3点を先制され、その裏にジョシュ・ドナルドソンの10号ソロでまず1点。5回裏にはケンドリズ・モラレスの19号ソロで1点差に迫り、6回裏にジャスティン・スモークのタイムリーでようやく同点に追い付いた。ところが8回表にマーカス・セミエンにタイムリーを打たれて勝ち越しを許し、1点ビハインドで9回裏の攻撃を迎えていた。

     アスレチックスは前のイニングからブレイク・トライネンが続投。しかし、先頭打者のモラレスが低めのシンカーを見事に捉え、センターへ20号同点ソロを叩き込んだ。前日の試合でサヨナラ本塁打を放ったヒーローが連日の殊勲打。「彼はまさにクラッチヒッターだよ。1球目に空振りしたボールとほとんど同じボールだったのに。彼は昨日も、そして今日も僕たちをやっつけたんだ」と打たれたトライネンもモラレスの勝負強さを褒め称えるしかなかった。

     10回表のアスレチックスの攻撃を守護神ロベルト・オスーナが三者凡退に抑え、10回裏のブルージェイズの攻撃。アスレチックスはトライネンに替えてリアム・ヘンドリックスをマウンドへ送り出した。ところが、二死を取ったとはいえ、3四球を与えて満塁。ここでこの試合4打数ノーヒットのピアースに打順が回ってきた。ファウル→ボール→ファウルでカウント1-2と追い込まれた後、ボールを2球見送ってフルカウント。ピアースは6球目のやや高めに浮いた速球を見逃さなかった。ピアースが捉えた打球は失速することなくグングン伸びていき、大歓声に包まれながらレフトポール際に着弾。ピアースのこの試合の初安打は延長戦に決着をつける9号サヨナラ満塁本塁打となった。

     ジョン・ギボンズ監督、マーカス・ストローマン、ラッセル・マーティンが退場処分となるハプニングもあったこの試合だが、「僕たちはみんなで力を合わせたんだ。ブルペンは素晴らしい仕事をしてくれた。そしてそれが勝利に繋がったんだ。素晴らしい一日になったね」とピアースが語ったように、ブルペンが粘り、打線が勝負強さを発揮し、チーム一丸となって勝ち取った勝利だった。なお、2試合連続でサヨナラ本塁打が飛び出したのは球団史上初の快挙である。


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  • 【戦評】ナショナルズが4者連続アーチ含む8本塁打で完勝

    2017.7.28 15:30 Friday

     デイゲームだったのは残念だが、首都ワシントンD.C.のナショナルズ・パークで夏に相応しい花火大会が開催された。ナショナルズはメジャー史上8度目となる4者連続本塁打、メジャー最多タイとなる1イニング5本塁打を含む計8本塁打を放ち、対するブリュワーズも2本塁打。両軍合わせて10本塁打はナ・リーグ記録にあと1本と迫る数字だった。

     「信じられないよ」とナショナルズのダスティ・ベイカー監督が振り返ったのは3回裏の自軍の攻撃だ。ブライアン・グッドウィン、ウィルマー・ディフォー、ブライス・ハーパー、ライアン・ジマーマンが4者連続でアーチを架け、一死後にアンソニー・レンドンにも一発が飛び出した。「何か特別なことができる打線なんだよ」とハーパーは胸を張ったが、予想以上の本塁打連発にベンチもお祭り騒ぎだった。

     1回裏にハーパー、4回裏にジマーマンとホゼ・ロバトンが本塁打を放ち、4回までに8本塁打。メジャー初先発のマイケル・ブレイゼックに6本塁打、2番手ウィリー・ペラルタに2本塁打を浴びせ、1試合8本塁打でエクスポズ時代の球団記録に並んだ(ワシントン移転後では新記録)。滅多打ちを喰らったブレイゼックは「僕は投げられる球種を全部投げたよ。そして彼らは全部打ち返したんだ。キツかったよ」とお手上げ状態だった。

     先発したマックス・シャーザーは4回までに15点という大量援護を得て、6回1失点で12勝目。この日は9個の三振を奪ったが、この日8個目の三振で6年連続となる200奪三振に到達した。打撃でも1安打2四球で全打席出塁。3回裏の4者連発の口火を切ったのはシャーザーが選んだ四球だった。「シャーザーに与えた四球で少しイライラしてしまった。イニングの先頭打者、それも投手に四球を与えるなんて一番避けたいことだからね」とブレイゼックはシャーザーに与えた四球に後悔を滲ませた。。

     また、この試合で2本塁打を放ったジマーマンは通算237本塁打となり、ワシントンD.C.を本拠地とする球団での通算本塁打記録に並んだ(フランク・ハワードと同数)。「以前、彼(=ハワード)と話をする機会があったんだ。彼の数字に並べたのはとても光栄だよ。僕はずっとこのチームでプレイしているけど、とても特別なことだよ」

     夏の昼間に開催された花火大会。リーグ最高打率&最多得点を誇る強力ナショナルズ打線の破壊力をまざまざと見せつけた試合となった。


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  • ヤンキースに朗報 ヒックスが来週リハビリ出場開始へ

    2017.7.28 11:30 Friday

     故障離脱中のアーロン・ヒックスとタイラー・オースティンは、来週後半、ヤンキースがおよそ1週間にわたってホームを離れるタイミングでマイナーでのリハビリ出場を開始するようだ。ジョー・ジラルディ監督も「ヒックスとオースティンは我々がホームを離れるときにリハビリ出場に向かう計画だよ」と話している。

     ジラルディ監督はヒックスの復帰可能時期について「明言するのは難しい」と話している。ヒックスはスイッチヒッターであり、両打席で本来の感覚を取り戻す必要があるためだ。ヒックスは右腹斜筋を痛めて6月下旬から戦列を離れているが、腹斜筋はスイングをする際に重要な部位であり、回復に時間が掛かると言われている。たとえ打撃練習のボールを打つことができても、試合で時速90マイル台後半のボールを打つとなると力の入り具合が変わってくるのだ。

     ヒックスは故障箇所に関して「状態は良いよ」と話しており、今週末にも打撃練習を開始する予定となっている。「試合を待っているよ。筋肉の強さを取り戻すために、たくさんトレーニングをした。かなりの我慢が必要だったね」

     今季のヒックスは開幕から打撃好調で、故障離脱までに60試合に出場して打率.290、10本塁打、37打点、OPS.913の好成績をマーク。アーロン・ジャッジやスターリン・カストロとともに好調なチームを牽引していただけに、ヒックスが万全の状態で戦列に戻ってくるようならヤンキースにとって大きな戦力アップとなる。

     一方、オースティンは左足首の骨折により開幕から長期離脱していたが、6月下旬に戦列復帰。しかし、右ハムストリングを痛めて戦列復帰のわずか5日後に再び故障者リスト入りしていた。「思っていたよりも時間が掛かってしまった。回復は順調だし、これ以上トラブルが起こらないことを祈るよ」と話すオースティンは、正一塁手を目指して再びポジション争いに参戦することになりそうだ。


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  • ドジャース エース級先発投手の獲得に自信

    2017.7.28 11:00 Friday

     クレイトン・カーショウの離脱により先発投手の獲得が噂されているドジャースは、7月末のトレード期限までにダルビッシュ有(レンジャーズ)、ソニー・グレイ(アスレチックス)、ジャスティン・バーランダー(タイガース)といった一線級のスターターを獲得できると自信を持っているようだ。

     ドジャースは現在、バーランダーよりもダルビッシュ、グレイの獲得交渉に重きを置いている。また、複数年保有可能なグレイにはポストシーズン進出を目指す球団のほかにもブレーブスなどが触手を伸ばしており、獲得レースにおける競争相手はダルビッシュの方が少ないと見られている。

     レンジャーズは現時点ではダルビッシュを放出する意思があるのかどうかを明らかにしていないが、昨日のマーリンズ戦での大敗によりワイルドカード圏内から4.5ゲーム差となっており、ポストシーズン争いからは脱落気味。今月の残り4試合の戦いぶりによっては一気にダルビッシュのトレードが加速する可能性もある。

     新労使協定により、レンジャーズがダルビッシュを放出せずにシーズン終了後にフリーエージェントとして流出した場合、レンジャーズが得られるのは最高でも2018年ドラフトにおける3巡目の前の補償指名権(おそらく全体70位台)となる。ダルビッシュを放出すればこの補償指名権で得られる選手よりも優れたプロスペクトを獲得できることは確実であり、レンジャーズがポストシーズン進出を諦めればダルビッシュは高確率で放出されることになるだろう。

     また、アスレチックスはグレイとのトレードでセンターを守れるトップ・プロスペクトの獲得を望んでいる。アレックス・ベルドゥーゴ(ドジャース)、ビクター・ロブレス(ナショナルズ)、エステバン・フロリアル(ヤンキース)らがこれに該当するが、アスレチックスの要求を受け入れ、グレイを獲得する球団は現れるだろうか。

     バーランダーに関しては残り2シーズン、各2800万ドルという高額年俸がトレードの大きな障壁となっている。ドジャースはバーランダーの登板を視察しているものの、2018年の贅沢税を削減したい(あるいはゼロにしたい)と考えており、ダルビッシュやグレイに比べるとバーランダー獲得は現実的ではない。

     他にも、ポストシーズン争いから脱落寸前のツインズがアービン・サンタナと先日獲得したばかりのハイメ・ガルシアを放出する可能性があるという情報も出てきており、トレード期限の7月末まで、各球団の先発投手獲得レースは続くことになりそうだ。


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  • レイズが戦力補強 2件のトレードが成立

    2017.7.28 10:30 Friday

     ア・リーグ東部地区3位ながら地区優勝、ワイルドカードを狙える位置につけるレイズが2件のトレードを成立させ、ホワイトソックスからリリーフ左腕のダン・ジェニングス、メッツから左打ちの強打者ルーカス・デューダを獲得した。

     「この2選手は我々のクラブにおいて重要な役割を担い、戦力アップに貢献してくれると思うよ」とチェイム・ブルーム野球部門上級副社長は語った。「シーズンのこの時期になって良いポジションにいるのであれば、チームをより良くするための様々な選択肢を探すのは当然のことだ。獲得する選手がどれくらいチームに貢献してくれるかを検討して、それに対して対価を支払わなければならない。今回の2つのトレードは我々の構想にピッタリ合致したんだよ」

     今季メッツで75試合に出場して打率.246、17本塁打、OPS.879をマークしているデューダはチームに長打力をもたらし、指名打者または一塁手として起用されることになる。ブルーム上級副社長は「彼は基本的には指名打者になると思う。一塁にはローガン・モリソンがいるからね。モリソンは素晴らしい仕事をしてくれている」と語り、基本的には指名打者にデューダ、一塁にモリソンを起用する構想を明らかにしている。

     一方、今季ホワイトソックスで48試合に登板して3勝1敗、防御率3.45をマークしているジェニングスは対左打者のスペシャリストとして起用されることになりそうだ。今季は左打者を被打率.169に封じており、チームに欠けていたリリーフ左腕として期待は大きい。ケビン・キャッシュ監督は「彼には左打者退治をお願いすることになるだろう。右打者も抑えられると思うけど、彼が必要になるのは試合終盤に左打者が続く場面だ」と語っており、ジェニングスには左打者キラーとしての働きが求められている。

     また、この2件のトレードで、レイズはホワイトソックスへケーシー・ギレスピー、メッツへドリュー・スミスを放出している。ギレスピーはジャイアンツのコナー・ギレスピーを兄に持つ24歳の一塁手。2014年のドラフト1巡目(全体20位)指名選手であり、今季はAAA級で95試合に出場して打率.227、9本塁打、OPS.653という成績を残している。スミスは今年4月にトレードでタイガースからレイズに加入した23歳のリリーフ右腕。今季はマイナー3階級で計31試合に登板して1勝2敗7セーブ、防御率1.60をマークしている。


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  • 【戦評】マーリンズ球団新22得点 ダルビッシュ10失点

    2017.7.27 17:29 Thursday

     マーリンズ打線がレンジャーズ先発のダルビッシュ有を攻略。マーリンズはその後も攻撃の手を緩めることなく、2003年7月1日のブレーブス戦で記録した20得点の球団記録を更新する22得点の猛攻でレンジャーズに大勝した。

     ディー・ゴードンの初球先頭打者本塁打が猛攻開始の合図となった。初回はゴードンとクリスチャン・イェリッチのソロで2得点。4回表にはイチローのタイムリー二塁打、マーセル・オズーナの3点タイムリー三塁打などでダルビッシュをノックアウトし、一挙9得点。7回以降もレンジャーズ投手陣に襲い掛かり、終盤3イニングで11点を追加した。先発全員安打どころか先発全員打点を達成する猛攻で、オズーナとデレク・ディートリックは5打点の大暴れ。ゴードンの1号先頭打者アーチ、イェリッチの11号ソロ、J.T.リアルミュートの11号ツーラン、ジャンカルロ・スタントンの両リーグトップに立つ33号ソロと計4本塁打が飛び出した。

     「10点取られたけど22点も取ったね」とドン・マティングリー監督は今日の試合を振り返った。「よくある試合の一つだよ。レンジャーズにとっては難しい試合だったと思う。投手の消耗を避けるために野手を投げさせるのはよくあること。野手を投げさせる側じゃなくてよかったよ」と、9回表のマウンドに控え捕手のブレット・ニコラスを送り出したレンジャーズの起用法に理解を示した。

     一方、レンジャーズのジェフ・バニスター監督は「今夜に限って言えば、攻撃面ではよく点を取ったけど、それ以上に投手陣が点を取られてしまったね」と敵将同様に今日の試合を振り返った。「こういう日もあるさ。今日は派手にやられてしまったけど、明日は試合がない。切り替えて次の試合に臨めると思うよ」と、すでに次なる戦いを見据えていた。

     ゴードンがホゼ・フェルナンデスに捧げた一発以来となる本塁打を放ち、イチローはダルビッシュからタイムリー二塁打を放ったほか、ニコラスの時速45.1マイル(約72.6km/h)の超遅球をレフトへ弾き返して今季3度目のマルチ安打を達成。それ以外にも、レンジャーズのエイドリアン・ベルトレイが9号ソロを含む3安打を放った後、オンデック・サークルを移動させて退場処分を受けるなど、見どころやハプニングの多い試合だったが、記録上は「マーリンズの1勝、レンジャーズの1敗」である。バニスター監督のコメントにもあったように、両チームはこの大味な試合から頭を切り替えて、次の試合に臨むことになるだろう。

     ダルビッシュは4回途中10失点でノックアウトされ、今季9敗目(6勝)。防御率は一気に4点台(4.01)まで悪化した。今日のピッチングがトレード市場にどのような影響を与えるのか。今日の試合に関する様々な要素の中で、おそらくこの点が最も注目を浴びているのではないだろうか。


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  • ストラスバーグ故障者リスト入り フェッディ昇格へ

    2017.7.27 16:39 Thursday

     ナショナルズは当初、スティーブン・ストラスバーグが故障者リスト入りを回避できるであろうことを示唆していたが、ダスティ・ベイカー監督は日本時間7月27日のブリュワーズ戦の試合後、ストラスバーグが故障者リスト入りする予定であると語った。

     ストラスバーグの故障者リスト入りは前回登板の翌日に遡って適用されると見られており、ストラスバーグが最短の日数で復帰できるのであれば、先発登板を1度回避するだけになる。ストラスバーグは日本時間7月26日に平坦なグラウンドでボールを投げており、右前腕の状態はそれほど深刻ではない。ナ・リーグ東部地区において2位ブレーブスに12.5ゲーム差をつけ、地区優勝がほぼ確実という状況になっているため、ポストシーズンの戦いを見据えてストラスバーグに無理をさせない判断をしたということだろう。「9月にストラスバーグがいないという状況は望ましくない。彼は過去のケガのことを意識しているし、とても気にしているんだ」と試合前にベイカー監督は話していた。

     ストラスバーグの故障者リスト入りに伴い、ナショナルズはMLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで球団3位にランクインしているエリック・フェッディを日本時間7月30日のロッキーズ戦で先発させる方針だ。2014年のドラフトでナショナルズから全体18位指名を受けてプロ入りしたフェッディは24歳の右腕。今季はAA級で開幕を迎え、7先発を含む17試合に登板して3勝3敗、防御率3.04を記録。6月中旬にはAAA級へ昇格し、ここでは4先発を含む10試合に登板して1勝1敗、防御率5.57。2階級合計で27試合(うち11先発)に登板して4勝4敗、防御率3.72、奪三振率8.03、与四球率2.44という成績を残している。

     ブルペンが崩壊していたというチーム事情もあって、フェッディは一時リリーバーとしての調整を進めていたが、7月に入って先発へ復帰。AAA級での初先発では一死も取れず6失点でノックアウトされてしまったが、続く3先発では計11.2イニングを投げて3失点(防御率2.31)。日本時間7月20日の登板ではAAA級昇格後最長の5イニングを投げて2失点に抑えている。ストラスバーグの穴を埋めるのは容易なことではないが、スプリング・トレーニング時にベイカー監督はフェッディの能力を高く評価しており、期待は大きい。

     チャーリー・ブラックモン、ノーラン・アレナードといった強打者を揃えるロッキーズ打線を相手に、フェッディがどのようなピッチングを見せてくれるのか。有望株のメジャーデビュー戦に注目が集まっている。


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  • ブレーブス 有望株・スワンソンがAAA級降格へ

    2017.7.27 13:09 Thursday

     ブレーブスは日本時間7月27日の試合後、ダンズビー・スワンソンとアーロン・ブレアをAAA級グウィネットへ降格されたことを発表した。正遊撃手として期待され、新人王候補に挙げる声もあったスワンソンだが、その大きな期待に応えることはできず、出直しを強いられることになった。

     2015年のドラフトでダイヤモンドバックスから全体1位指名を受けてプロ入りし、同年12月にシェルビー・ミラーらとの3対2のトレードでエンダー・インシアーテ、ブレアとともにブレーブスに加入したスワンソン。プロ2年目となった昨年8月にメジャーデビューを果たし、38試合に出場して打率.302、3本塁打、OPS.803の好成績をマークしたため、今季は正遊撃手&新人王候補として期待されていたが、ここまで95試合に出場して打率.213、6本塁打、OPS.599と不振に苦しんでいた。

     スワンソンは4月の月間打率が.156、5月が.216と開幕から調子が上がらず、6月に.306と復調したかに思われたものの、7月は.125の大不振。ヨハン・カマルゴが台頭してきたこともあり、7月に入ってからはスタメンの座を明け渡すことも多くなっていた。

     スワンソンは昨季、Aアドバンス級からAA級を経て、飛び級でメジャーへ昇格。AAA級を経験せず、AA級でも84試合で打率.261、OPS.745と満足のいく成績を残せていなかったため、メジャー昇格は時期尚早ではないかという声も上がっていた。メジャー昇格後に結果を残したため、一時的にそのような声は聞かれなくなっていたものの、今季の成績を見る限り、やはりメジャー昇格は時期尚早だったのだろう。

     今後はAAA級で実戦経験を積みながら、主に打撃面でメジャーで通用する技術を身につけていくことになる。挫折を経験せずにスーパースターの座へ登り詰めていく選手など滅多にいないだけに、スワンソンにもこの挫折を乗り越え、スター選手へと成長を遂げてくれることを期待したい。


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  • ロッキーズがリリーフ右腕・ニーシェックを獲得

    2017.7.27 12:49 Thursday

     トレード市場の注目株の1人だったパット・ニーシェック(フィリーズ)が若手3選手とのトレードでロッキーズへ移籍することが決定した。ロッキーズは守護神グレッグ・ホランドが安定したピッチングを続けているものの、救援防御率4.53はリーグ12位とブルペン全体としては安定感を欠いており、ポストシーズン進出に向けて弱点を補強した形となった。

     今年9月に37歳の誕生日を迎えるニーシェックは、今季ここまで43試合に登板して3勝2敗1セーブ、防御率1.12の好成績をマーク。その好投が認められ、カージナルス時代の2014年以来3年ぶりにオールスター・ゲームに選出された(フィリーズから唯一)。防御率のみならず、被打率.199、奪三振率10.04、与四球率1.12など各部門で素晴らしい成績を残しており、新天地ではホランドへ繋ぐセットアッパーを任されることになりそうだ。ゴロ率が低いフライボール・ピッチャーであるため、「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドが本拠地になる点に不安は残るが、豊富な経験を生かして適応していくことだろう。

     ロッキーズからフィリーズへ移籍するのはホゼ・ゴメス、J.D.ハンマー、アレハンドロ・レケーナの3選手。ゴメスはベネズエラ出身の20歳の遊撃手で、今季はA級で81試合に出場して打率.324、4本塁打、18盗塁、OPS.811をマークしている。ハンマーは昨年のドラフトで24巡目指名を受けてプロ入りした23歳のリリーフ右腕。今季はA級とAアドバンス級で計36試合に登板し、4勝2敗13セーブ、防御率2.36をマークしている。レケーナはベネズエラ出身の20歳の先発右腕で、今季はA級で19試合に先発して8勝3敗、防御率2.85をマークしている。


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  • 名手・キアマイアーがリハビリ出場開始へ

    2017.7.27 12:27 Thursday

     日本時間6月8日のホワイトソックス戦で一塁へ滑り込んだ際に右腰を骨折して戦列を離れているケビン・キアマイアー(レイズ)が、日本時間7月28日からAアドバンス級でリハビリ出場を開始することになった。

     キアマイアーは2015年から2年連続でゴールドグラブ賞を受賞し、2015年にはプラチナグラブ賞も獲得している球界屈指の名センター。今季は故障離脱するまでに62試合に出場し、打率.258、7本塁打、10盗塁、OPS.737をマークしていた。

     現在60日間の故障者リストに登録されているキアマイアーは、日本時間6月10日に故障者リストに登録されたため、復帰できるのは早くても日本時間8月9日となる。マイナーでのリハビリ出場が順調に進めば、復帰可能になる日に戦列に戻ることになるだろう。

     キアマイアーの離脱後、主にマレックス・スミスがセンターで起用され、スミスの休養日にはピーター・ボアジャスが出場している。スミスは今季47試合に出場して打率.289、2本塁打、15盗塁、OPS.758、ボアジャスは60試合に出場して打率.250、4本塁打、3盗塁、OPS.736とキアマイアーに引けを取らない成績を残しているが、センターの守備力では名手キアマイアーに遠く及ばない。キアマイアーの復帰は特に守備面において、チームにとって大きな戦力アップとなるに違いない。

     レイズは現在、ア・リーグ東部地区で首位レッドソックスと2.5ゲーム差、2位ヤンキースと1.5ゲーム差の地区3位につけている。ワイルドカードのみならず地区優勝も狙える位置にいるだけに、名手キアマイアーが戻ってくるのは心強い限りだろう。ゴールドグラブ賞争いではバイロン・バクストン(ツインズ)に後れを取っているキアマイアーだが、チームをポストシーズンに導く好プレイを続けていけば、3年連続の受賞も夢ではないかもしれない。


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