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  • ロッキーズ・呉昇桓が韓国球界への復帰を検討か

    2018.10.18 17:00 Thursday

     今季73試合に登板して自己最多の21ホールドをマークし、防御率2.63という安定した成績を残した呉昇桓(ロッキーズ)。70試合以上に登板したことにより来季の契約は保証されているものの、36歳のベテラン右腕は韓国球界への復帰を検討しているようだ。

     今季の呉はブルージェイズで48試合に登板したあと、7月下旬にマイナー2選手とのトレードでロッキーズへ移籍。ロッキーズでは25試合に登板してシーズン通算73登板となり、「70試合以上に登板すれば来季年俸は250万ドル」という成績に応じた契約オプションが自動更新された。呉が韓国球界への復帰を希望する場合には球団側と契約破棄に関して合意に至る必要があり、また、ロッキーズは呉が契約破棄を希望した場合、ブルペンの戦力ダウンは避けられない。なお、ジェフ・ブリディッチGMは現時点ではこの件についてコメントを発表していない。

     呉は日本で2年間プレイしたあと、メジャーリーグへ挑戦し、メジャー3年間で211試合に登板して13勝12敗42セーブ42ホールド、防御率2.78をマーク。カージナルス時代にはクローザーも務め、韓国球界史上屈指のリリーバーの実力がメジャーの舞台でも通用することを証明してみせた。しかし、「日本とアメリカで5シーズンを過ごして少し疲れているんだ」と語っており、異国でのプレイに少なからずストレスを感じている様子。「一人では決められないことだから、来季について代理人に相談するよ」とも語っているが、韓国球界への復帰を最優先に考えているようだ。

     ロッキーズは今季セットアッパーとして大車輪の働きを見せたアダム・オッタビーノがシーズン終了後にフリーエージェントとなるため、呉が流出すれば信頼できるリリーフ右腕を2人も失うことになる。スコット・オバーグ、ウェイド・デービスの両右腕とともにバド・ブラック監督が信頼を置いていたベテラン右腕の流出は、今オフのロッキーズの補強戦略に大きな影響を与えることになるかもしれない。

  • 打者1人で降板のブリュワーズ・マイリー 第6戦で再び先発へ

    2018.10.18 15:40 Thursday

     ブリュワーズの「奇策」は実らなかった。ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦、ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督は中3日で先発したウェイド・マイリーを打者1人だけで降板させ、2番手のブランドン・ウッドラフに長いイニングを任せる「オープナー戦法」を採用。しかし、2対5で敗れ、ドジャースに王手をかけられた。マイリーは逆王手を目指す第6戦で再び先発する予定となっている。

     地区シリーズ第3戦で5回途中無失点、リーグ優勝決定シリーズ第2戦で6回途中無失点と好投を続けていたマイリーは、中3日でリーグ優勝決定シリーズ第5戦の先発のマウンドへ。先頭打者のコディ・ベリンジャーに四球を与え、右打者のジャスティン・ターナーを打席に迎えたところでウッドラフにマウンドを託して降板した。

     マイリーは事前に「今回の登板は通常と違ったものになる」と伝えられており、カウンセルは予定通りの交代であったことを明言。左腕マイリーを先発に起用することでドジャースに対左腕用のラインナップを組ませ、右腕ウッドラフで抑え込むという狙いがあったようだ。しかし、確かにドジャースは左腕キラーのデービッド・フリースを3番に起用するなどマイリーを意識した打線を組んできたものの、左打者のベリンジャーを1番、マックス・マンシーを5番に起用し、右打者のブライアン・ドージャーやヤシエル・プイーグをベンチスタートにするなどカウンセルの狙い通りになったとは言い難い結果に。6回裏にウッドラフがマンシーに勝ち越しタイムリーを浴び、代打で出てきたドージャーとプイーグが打点を挙げるなど、ブリュワーズの「奇策」は上手く機能しなかった。

     2勝3敗と追い込まれたブリュワーズだが、オフを1日挟んで第6戦から試合の舞台は本拠地ミラー・パークに戻る。「予定通り」に第6戦の先発に臨むマイリーは今ポストシーズン無失点を継続しており、ドジャース優勢の流れを変える好投が期待される。なお、過去にリーグ優勝決定シリーズで3試合に先発した投手は5人だけ。マイリーは史上6人目の投手となる予定だ。

  • WS進出王手のRソックス 第5戦はプライスが先発 セールは第6戦へ

    2018.10.18 14:55 Thursday

     アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦を制し、3連勝でワールドシリーズ進出に王手をかけたレッドソックス。本来第5戦に先発予定だったクリス・セールは体調不良の影響により第6戦に回り、第5戦には中3日でデービッド・プライスが先発することになった。

     リーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発したセールは、登板翌日に胃の不調を訴えて入院。症状は軽く、すぐに退院できたものの、登板間の調整が1日遅れたことにより第5戦には先発できないことが確実視されていた。「彼は弱っていたし、体重も落ちていた。彼には追加の調整日が1日ないし2日必要になるだろう。第6戦に先発することになると思うよ」とアレックス・コーラ監督。第2戦に先発登板したプライスは第4戦でブルペン待機となっていたものの、登板機会は巡ってこなかったため、そのまま中3日で第5戦の先発を任されることが決定した。

     ポストシーズンを大の苦手としているプライスは、ヤンキースとの地区シリーズ第2戦で先発するも、2本塁打を浴びて2回途中3失点で降板。チームも2対6で敗れた。リーグ優勝決定シリーズ第2戦でも5回途中4失点でマウンドを降りたが、打線が奮起してチームは7対5で勝利。プライスはポストシーズン通算11試合に先発しているが、プライスが先発した試合でチームが勝利したのはこの試合が初めてだった。

     「自身がポストシーズンで先発した試合でチームが勝てない」というジンクスをようやく破ったプライス。とはいえ、ポストシーズンでマークした通算2勝はいずれもリリーフ登板で記録したものであり、「ポストシーズン未勝利」という状況は変わっていない。球界を代表する先発左腕がポストシーズンでの先発初勝利を挙げるようなピッチングを見せることができれば、その試合が終わるころにはミニッツメイド・パークのグラウンドにレッドソックスの選手たちによる歓喜の輪が広がっているはずだ。

  • エンゼルスが本拠地のリース契約を破棄 移転の可能性も

    2018.10.17 18:30 Wednesday

     エンゼルスは日本時間10月17日、アナハイム市との本拠地球場のリース契約を破棄する意向を明らかにした。これによりエンゼルスは2020年以降の新球場建設または本拠地移転を検討する可能性もあるようだ。

     エンゼルスによると、2019年シーズンは引き続きエンゼル・スタジアムを本拠地球場とする。しかし、2020年以降の新たなリース契約についてエンゼルスとアナハイム市が合意に至らなければ、アナハイムから別の都市へ本拠地を移転する可能性もあるという。エンゼルス広報のマリー・ガービーによると、エンゼルスは日本時間11月7日に行われる市長選のあとに新市長と面会し、今後の選択肢について議論をする予定となっている。

     エンゼルス球団社長のジョン・カルピーノは声明文のなかで「将来のことを考えてみると、我々には現行のリース契約で可能なものを超えるハイクオリティな体験をファンに提供する能力が必要である」とコメント。「ファンのために、そして将来のために、あらゆる選択肢を検討してベストの選択をすることが重要である」と決意を示した。

     1966年に開場したエンゼル・スタジアムは、現行の本拠地球場のなかでは1912年開場のフェンウェイ・パーク、1914年開場のリグリー・フィールド、1962年開場のドジャー・スタジアムに次いで4番目に古い球場となっている。エンゼルスが契約破棄をしなければ、現行の契約は2029年まで続く予定だったが、エンゼルスは球団の将来やファンのことを第一に考えて大きな決断をした格好だ。

     エンゼルスは近年、南カリフォルニアに新たな球場を建設することを検討しており、アナハイム市との交渉が不調に終われば、本拠地を移転したうえでの新球場建設に踏み切る可能性もありそうだ。トミー・ジョン手術を受けた大谷翔平がメジャーのマウンドに戻ってくる2020年には、エンゼルスの本拠地はエンゼル・スタジアムではない別の球場になっているかもしれない。

  • マーリンズ本拠地の巨大オブジェの撤去が決定 地元紙報じる

    2018.10.17 18:00 Wednesday

     マーリンズは本拠地マーリンズ・パークのセンター左に置かれている「ホームラン・フューチャー」と呼ばれる巨大なオブジェが撤去されることが明らかになった。MLB公式サイトでマーリンズの番記者を務めるジョー・フリサロによると、マイアミ・デイド郡の「公共の場における芸術に関する委員会」では満場一致で巨大オブジェを球場の外へ移転するマーリンズの計画に賛成。このニュースは地元紙のマイアミ・ヘラルドが一番乗りで報じている。

     マーリンズの選手がホームランを放った際に電飾や花火でそれを祝う仕掛けとなっているこのオブジェは今後、球場外の新たな名物となる。マーリンズはオブジェが置かれていたエリアに新たな観戦スペースを設けることを計画しており、若いファンをターゲットとして12ドル以下の安い価格でチケットが用意される見込みである。

     マイアミ・デイド郡では公共の場における芸術が保護されており、マーリンズはオブジェが球場内にあり、チケットを購入したファンだけが楽しめるのではなく、球場外に移転した方がより多くの人々に楽しんでもらえると主張。マーリンズのこの主張はオブジェを設計したニューヨークに拠点を置くアーティスト、レッド・グルームスの反対を受け、グルームスが作品を放棄した場合にはオブジェの価値が下がる危険性があったため、問題は複雑化。最終的にはグルームスがこの作品から自分の名前を削除することを選択した場合、マーリンズが郡に対して最大250万ドルを支払って補償するすることで合意に至ったとマイアミ・ヘラルドは伝えている。

     マーリンズの最高経営責任者であるデレク・ジーターは、先月マーリンズがニューヨークでメッツと対戦した際にグルームスと面会したことが報じられており、その際に「ホームラン・フューチャー」の移転についての話し合いが行われたようだ。

  • 39歳のアンキールが6年ぶりのメジャー復帰を目指す

    2018.10.17 16:50 Wednesday

     カージナルスは通常、フリーエージェント選手に対する関心を明らかにしないことがほとんどだ。しかし、日本時間10月17日、ジョン・モゼリアック野球部門社長は例外的にある選手について言及した。その選手とは、2013年限りで現役を引退したリック・アンキールである。

     今年8月、アンキールは元メジャーリーガーが参加するエキシビジョン・ゲームで登板し、その後、39歳にして投手として現役復帰を目指す意向であることを明らかにした。アンキールは今回が現役復帰のラストチャンスと考えているようだが、アンキールが現役復帰を目指すことを予想していた者は全くいなかった。

     メジャー2年目の2000年に11勝7敗、防御率3.50、194奪三振という好成績を残してナ・リーグの新人王投票で2位にランクインしたアンキールだが、同年のポストシーズンで深刻な制球難に陥り、翌年以降もそれを克服できず。その後は打力と強肩を生かすために外野手に転向し、2008年には25本塁打を放つ活躍を見せた。2013年限りで現役を引退し、現在はカージナルスのブロードキャスト・チームに所属しているが、メジャーのマウンドに立ったのは2004年が最後であり、どこまで通用するかは全くの未知数である。

     モゼリアックは数週間前にアンキールと話し合いの場を設けたことを認めており、「(アンキールの今後について)良いディスカッションができたよ」とコメント。今オフにも再度話し合いの場を設けることになっており、古巣復帰が実現する可能性もありそうだ。

  • ロッキーズ FA主力3選手の穴埋めは球団内部の若手に期待か

    2018.10.16 17:40 Tuesday

     来季は3年連続となるポストシーズン進出を目指すことになるであろうロッキーズだが、今オフはフリーエージェントとなる主力選手の穴埋めに動かなければならない。地元紙デンバー・ポストのパトリック・ソーンダースは、球団内部の若手選手が穴埋め要員になる可能性が高いと考えているようだ。

     今オフのロッキーズは正二塁手のDJレメイヒュー、正右翼手のカルロス・ゴンザレス、そしてセットアッパーとして見事な活躍を見せたアダム・オッタビーノがフリーエージェントとなる。ソーンダースはロッキーズがレメイヒュー、オッタビーノと再契約を結ぶ可能性は低いと見ており、また、昨オフには再契約を結んだゴンザレスとも、仮に本人が再契約を望んだとしても、再契約を見送る可能性が高いと分析している。

     これによりロッキーズは「正二塁手」「正右翼手」「セットアッパー」という大きな穴を3つ抱えることになるが、近年のロッキーズはイアン・デズモンド、ウェイド・デービス、ブライアン・ショウ、ジェイク・マギーなどフリーエージェント市場で次々に大型契約を締結しており、来季の年俸総額の大部分を彼らが占めている。また、来季終了にフリーエージェントとなるノーラン・アレナードとの契約延長交渉も控えているため、今オフのフリーエージェント市場では大型補強に動かないだろうというのがソーンダースの見解だ。

     となると、球団内部の若手選手たちに大きな期待がかけられることになる。デービッド・ダール、ライアン・マクマーン、ギャレット・ハンプソン、ブレンダン・ロジャース、ライメル・タピアといった選手たちがレメイヒューやゴンザレスに代わって出場機会を得ることになると見られており、彼らの働きがチームの浮沈を左右することになるだろう。また、今季のショウは防御率5.93、マギーは防御率6.49と大きく期待を裏切っており、両者が本来のピッチングを取り戻せば、オッタビーノの抜けた穴をカバーすることは十分に可能なのではないだろうか。

  • Dバックスがゴールドシュミットを含む主力選手の放出を検討か

    2018.10.16 16:10 Tuesday

     ロッキーズ、ドジャースと三つ巴の地区優勝争いを繰り広げながらも9月に失速し、地区3位で今季を終えたダイヤモンドバックス。今オフ、ダイヤモンドバックスは主砲のポール・ゴールドシュミットを含む主力選手に対するトレードのオファーに耳を傾ける用意があるようだ。

     ESPNのバスター・オルニーは、ダイヤモンドバックスがゴールドシュミットの放出に動く際に起こり得る問題について指摘している。それは「一塁に空きのあるチームがほとんどない」ということだ。たとえば、カブスにはアンソニー・リゾー、ブレーブスにはフレディ・フリーマンという不動の正一塁手がおり、レッドソックスのミッチ・モアランド、インディアンスのヨンダー・アロンゾ、ナショナルズのライアン・ジマーマン、ロッキーズのイアン・デズモンドもまだ契約を残している。アストロズにはユリ・グリエル、アスレチックスにはマット・オルソン、ドジャースにはコディ・ベリンジャーがおり、これらのチームも無理に一塁のアップグレードに動く必要はない。

     そこでオルニーがゴールドシュミットを獲得するチームの候補として挙げているのがヤンキースだ。現在、ヤンキースにはルーク・ボイトとグレッグ・バードという一塁手がいるものの、ボイトは今季途中に加入してからの大活躍を来季も継続できる保証はなく、バードはコンディション不良に悩まされるシーズンが続いている。「打率3割・30本塁打・100打点」前後の働きを確実に期待できるゴールドシュミットの加入は、打倒・レッドソックスや打倒・アストロズを目指すヤンキースにとって大きな戦力アップとなるに違いない。

     また、オルニーはゴールドシュミットが来季終了後にフリーエージェントとなることにも言及し、本塁打の出やすいヤンキー・スタジアムでプレイすることはゴールドシュミットにとってプラスになることも指摘している。メジャー屈指の一塁手がヤンキースに加わる可能性はあるのか。今後の動向に注目したい。

  • ブレーブスがスニッカー監督と契約延長 2年+オプション1年

    2018.10.16 15:00 Tuesday

     日本時間10月16日、ブレーブスはブライアン・スニッカー監督との契約を延長したことを発表した。契約期間は2年で、2021年の契約は球団に選択権のあるオプションとなっているという。1977年からブレーブス一筋で球界に居続けている男の「ブレーブス生活」はまだまだ続くことになりそうだ。

     スニッカーは来季でブレーブスの監督として4シーズン目、フルシーズンの監督としては3シーズン目を迎える。今季はチームを5年ぶりの地区優勝に導き、再建途上と目されていたチームの快進撃は全米を驚かせた。今季の躍進を支えた主力選手のほとんどがチームに残留する見込みであり、来季以降、スニッカーは再建を終えて勝負モードへと移行しつつあるチームを率いていくことになる。

     1977年から4シーズンにわたってブレーブス傘下のマイナー球団でプレイしたスニッカーは、その後、ブレーブスの組織内で監督やコーチを歴任。2007~2013年に三塁ベースコーチを務めたあと、2014年からはAAA級グウィネットの監督を務め、2016年には途中解任されたフレディ・ゴンザレスの後任として監督代行に就任して2017年から正式にブレーブスの監督となった。ブレーブスの監督としては計448試合で221勝227敗を記録。今季はナ・リーグの最優秀監督賞の有力候補の一人となっている。

     「このチームにより長くいることができ、このチームの一員で居続けられる機会を得ることができたのは本当に嬉しい。我々が進もうとしている道を私はとても気に入っているからね。フロントもチームも再び良い状態になりつつある。その兆しは数年前から感じていたよ」と契約延長の喜びを語ったスニッカー。ブレーブス愛に溢れた男が、ブレーブスを再び常勝軍団へと育て上げていくことだろう。

     なお、ブレーブスは投手コーチのチャック・ヘルナンデスが今季限りで退団することが確定。後任については球団の内外を問わず、幅広い選択肢のなかから適任者を探す予定である。

  • ブリュワーズ・アルシアが好調 兄は今季日本でプレイ

    2018.10.16 12:55 Tuesday

     ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦を制し、2勝1敗と一歩リードしたブリュワーズ。第3戦では7回表に飛び出したオーランド・アルシアの2ラン本塁打が貴重な追加点となった。アルシアは今ポストシーズンで早くも3本塁打を放ち、下位打線ながらチームの得点源となっている。

     メジャー2年目の昨季、153試合に出場して正遊撃手に定着し、打率.277、15本塁打、53打点、14盗塁、OPS.731をマークしたアルシアだったが、さらなる成長が期待された今季は開幕から絶不調。打率が1割台に落ち込んだ5月下旬に5日間のマイナー降格を経験し、6月末に再び打率が1割台に落ち込むと、今度は25日間にわたってマイナーでの再調整を強いられた。AAA級では22試合で打率.341と格の違いを見せつけ、打率.197に終わった前半戦に対して後半戦は打率.290と復調したものの、シーズン通算では打率.236、3本塁打、30打点、7盗塁、OPS.576と各部門で前年から成績が悪化。期待はずれのシーズンとなってしまった。

     しかし、ポストシーズンに突入すると、ロッキーズとの地区シリーズ第3戦で9回表にソロ本塁打を放ち、スイープでのリーグ優勝決定シリーズ進出に貢献。ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズでは、第2戦の5回裏に先制のソロ本塁打を放ち、今日の第3戦でも7回表にリードを4点に広げる2ラン本塁打を放って早くもレギュラーシーズンの本塁打数(3本)に並んだ。ポストシーズンでの5安打のうち3本が本塁打と短期決戦に欠かせないラッキーボーイ的存在となっており、ポストシーズンでの3本塁打はポール・モリターとテッド・シモンズに並ぶ球団史上2位タイの数字である(1位はプリンス・フィルダーの4本)。

     ちなみにアルシアの兄は今季北海道日本ハムファイターズでプレイしたオズワルド・アルシア。北海道日本ハムは福岡ソフトバンクホークスとのクライマックスシリーズ・ファーストステージに敗れて今季の戦いを終えてしまったが、オズワルドも弟オーランドの活躍を喜んでいることだろう。

  • タイガース・ジマーマンとスチュワートの手術成功 オフは静養へ

    2018.10.16 11:00 Tuesday

     オフは来季に向けての準備期間となる。故障持ちの選手は治すことを最優先に春季キャンプに向けて準備を進めていく。タイガースは投手のジョーダン・ジマーマンと外野手のクリスティン・スチュワートがそれぞれ筋肉の手術を受けたことを発表した。

     タイガース移籍3年目を迎えたジマーマンは今季も先発ローテーションの一角として25試合に登板し7勝8敗 防御率4.52の成績を残した。タイガースに来てからはまだ2桁勝利を挙げられていないものの、通算94勝を記録した右腕への信頼は厚い。今季途中は右肩の故障もあり戦線離脱するも6月に復帰、その後は今季最終登板となった日本時間9月29日のブリュワーズ戦では股間に痛みを感じていたという。

     スチュワートは今季からメジャーデビューを果たした24歳の外野手。開幕当初は3Aスタートでも自慢の長打力が評価されて昇格すると17試合に出場して打率.267 2本塁打 10打点の成績を記録した。9月中に試合に出場していたものの、シーズン終了後に体に異変を覚えて手術を受けた。無事に手術は終了し、じっくり静養することになる。

     今回の2人の手術は無事に成功し、来年の春季キャンプには間に合う見込みとなっている。ジマーマンは先発、スチュワートはレフトのレギュラーとしての活躍が期待されており、チーム巻き返しの原動力となる。今季は地区3位ながらも大きく負け越し悔しいシーズンを送った。2人のプレーが来季のチームを変えてくれるかもしれない。まずはオフの時間を使って体を万全な状態に戻していく。

  • ジャイアンツが名スカウト・マクラウド氏に興味か

    2018.10.16 10:00 Tuesday

     今季、ナ・リーグ西地区4位に終わったジャイアンツは来季に向けて動き出している。新たにフロントに迎える人材候補としてカブスのスカウト兼選手育成部門の副部長を務めるジェイソン・マクラウド氏に興味を持っていることが報じられた。

     これはラジオ番組の「シカゴスポーツ レイディオステーション670」が伝えたもので、まだジャイアンツ、カブスの両球団からは本件については言及されていない。ジャイアンツは先月、ボビー・エバンスGMが解任されたことを受けて新たなGM候補を探している。チームのラリー・ベール会長は外部から人材を招聘する考えを明かしている。

     マクラウド氏の選手の才能を見抜く力はとても高く、レッドソックス時代にはダスティン・ペドロイアをカブスではクリス・ブライアントを見出し、ペドロイアとブライアントはそれぞれ新人王とリーグMVPに選出される活躍をみせた。カブスのフロント入りする前はレッドソックスで6年間働いており経験や実績は十分だ。カブスでは2016年の世界一にも貢献しておりその手腕は高く評価されている。

     まだジャイアンツ球団から正式オファーは受けていない状態だが、以前は他球団のGM候補として名前が挙げられたことがある。マクラウド氏の能力を高評価している球団は多く、条件面によってはカブスから移籍する可能性もある。まずは今後の動向に注目だ。

  • 体調不良で離脱のセール ALCS第3戦前には復帰へ

    2018.10.16 09:00 Tuesday

     アストロズとレッドソックスによるア・リーグのリーグ優勝決定戦はここまで2戦を終えて1勝1敗のタイとなっている。レッドソックスは前回の試合で勝利したが、初戦では先発のクリス・セールが4回で降板する予想外の結果となり敗れた。その原因として彼自身の健康状態が挙げられていた。

     本拠地のフェンウェイ・パークで行われた第1戦はジャスティン・バーランダーと投げ合ったセールだったが。4回を投げて86球、1安打2失点の成績だったものの、4与四球と不安定な内容だった。アレックス・コーラ監督は彼の健康状態については言及していなかったものの、実際にセールの降板は胃の痛みが関係していたという。セールはその後、大事をとって入院していた。

     チームによるとセールは日本時間10月17日の試合前には復帰するという。現在のローテーション通りならば第5戦で先発する予定だが、実際にはセール自身の体調と相談となる。ワールドシリーズ進出のためにはあと3勝しなければならないレッドソックスとしてはエースがベンチ入りするだけでも心強い。今シリーズで再び彼が登板するかどうかはコーラ監督の決断次第だ。

  • ドジャース・カーショウにオプトアウト行使の可能性?

    2018.10.15 18:35 Monday

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ドジャースのクレイトン・カーショウが今季終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してフリーエージェントとなる可能性があるようだ。カーショウは2014年シーズン前に結んだ7年契約が残り2年となっている。

     現在30歳のカーショウはメジャーで過ごした11シーズンでMVP1回(2014年)、サイ・ヤング賞3回(2011年、2013年、2014年)、オールスター・ゲーム選出7回(2011~2017年)、最優秀防御率5回(2011~2014年、2017年)、最多勝3回(2011年、2014年、2017年)、最多奪三振3回(2011年、2013年、2015年)など輝かしい成績を残してきた。2014年シーズンの開幕前にはドジャースと7年総額2億1500万ドルという超大型契約を結び、今季はその5年目。近年はコンディション面での不安が目立ち、21先発に終わった2016年、27先発に終わった2017年に続いて今季も26先発にとどまった。そのなかで9勝5敗、防御率2.73、155奪三振という成績を残したが、投手としてのピークを過ぎ、下り坂に差し掛かり始めていることも否定できないだろう。

     ドジャースとの契約は残り2年7000万ドルとなっているが、パフォーマンスが下り坂であることを考えると、オプトアウトの権利を行使してフリーエージェントとなった際にこれを上回る契約を得られる可能性は極めて低い。しかし、2年よりも長い契約を得られる可能性は十分にあり、カーショウは自身の現状を冷静に分析したうえで、減俸を受け入れたうえでの3年以上の契約を望んでいるのかもしれない。現行契約が満了を迎える2020年オフにはカーショウはすでに32歳になっており、今オフを3年以上の契約を得られるラストチャンスと捉えている可能性もありそうだ。

     ただし、カーショウがオプトアウトの権利を行使したからといってそれは必ずしも他球団への移籍を意味するわけではなく、ドジャースとの再契約が有力視されている。

  • グレゴリアス離脱によりヤンキースのマチャド獲りが加速か

    2018.10.15 17:00 Monday

     ヤンキースが今季終了後にフリーエージェントとなるマニー・マチャド(ドジャース)の獲得に動く可能性は以前から取り沙汰されていたが、正遊撃手のディディ・グレゴリアスがトミー・ジョン手術を受けることにより、その動きが加速する可能性が出てきた。覇権奪回を目指すヤンキースの大型補強は実現するのだろうか。

     ヤンキースは3年連続で20本塁打以上を放っている正遊撃手のグレゴリアスがトミー・ジョン手術を受けることが確定。手術後に戦列復帰に向けてのタイムテーブルが決定されることになるが、アーロン・ブーン監督が来季の大半でグレゴリアスがプレイできると楽観視する一方、ブライアン・キャッシュマンGMは来夏までグレゴリアス抜きで戦わなければならない可能性に言及している。

     そこで注目されるのが、ヤンキースのマチャド獲得への動きである。ヤンキースがマチャド獲得に興味を持っているのは以前から報じられている通りだが、グレゴリアスの離脱により三塁手ではなく遊撃手としてマチャドを獲得する可能性も出てきた。三塁手としてはゴールドグラブ賞を2度受賞しているマチャドだが、今季オリオールズでは遊撃手として守備防御点マイナス18を記録するなど遊撃守備には不安を抱えている。しかし、ドジャース移籍後は同プラス6と劇的に改善されており、グレゴリアス復帰まで遊撃のポジションに入ることに支障はないだろう。

     また、グレゴリアスは来季終了後にフリーエージェントとなる予定であり、ヤンキースはマチャド獲得によりグレゴリアス退団後の遊撃手を確保することもできる。また、グレゴリアスのトミー・ジョン手術からの回復がスムーズにいかなかった場合の保険にもなるだろう。マチャド自身も遊撃手としてのプレイを好んでおり、遊撃手としての出場機会を与えることができることは契約交渉を進めるうえでポジティブに作用する可能性がある。

     しかし、グレゴリアスの戦列復帰後、マチャドとグレゴリアスを同時に出場させるためには正三塁手に定着したミゲル・アンドゥハーを別のポジションへ移すか、トレードで放出する必要がある。ヤンキースはそのあたりの事情を慎重に見極めながら、マチャドとの契約交渉を進めていくことになりそうだ。

  • レッズがレイズコーチのバルデッリと面接 監督候補12人目

    2018.10.15 15:40 Monday

     新監督候補との一次面接を進めているレッズが12人目の候補者としてレイズでコーチを務めるロッコ・バルデッリと面接を行っていたことが明らかになった。ディック・ウィリアムス野球部門社長によると、今週中に候補者を絞り込み、二次面接を進めていく予定となっているようだ。

     現在37歳のバルデッリは、レイズのケビン・キャッシュ監督のもとでフィールド・コーディネーターを務めている。2000年のドラフトで当時のデビルレイズから全体6位指名を受けてプロ入りし、メジャーデビューを果たした2003年に打率.289、11本塁打、78打点、27盗塁の好成績をマークして新人王投票で3位にランクイン。新人王争いでは松井秀喜のライバルとなった(松井は2位。受賞者はアンヘル・ベローア)。2005年以降はコンディション面の問題が相次ぎ、2009年にレッドソックスへ移籍したあと、翌2010年にレイズへ復帰してこの年限りで現役を引退。2011年からの4年間はレイズの野球部門特別補佐を務め、2015年からの3年間は一塁ベースコーチを務めた。そして今季から現職に就任し、現在に至っている。

     レッズはすでにジム・リグルマン監督代行のほか、ジョン・ファレル(レッドソックス前監督)、ジョー・ジラルディ(ヤンキース前監督)、デービッド・ベル(ジャイアンツ選手育成部門副社長)、ブラッド・オースマス(タイガース前監督)、ヘンスリー・ミューレン(ジャイアンツ・ベンチコーチ)、チャーリー・モントーヨ(レイズ・ベンチコーチ)、トム・プリンス(パイレーツ・ベンチコーチ)、パット・ケリー、ビリー・ハッチャー、フレディ・ベナビーデス(いずれもレッズ・コーチ)との面接を終えており、面接を行ったことが明らかになったのはバルデッリが12人目。このなかから新監督が誕生する可能性が高い。

     ウィリアムスGMは今週中に候補者との二次面接を行う予定であることを明言。大幅に候補者を絞り込み、本格的な選考に突入していく方針であることを明らかにしている。

  • ブリュワーズOBのフィルダー氏 NLCSの始球式に登場

    2018.10.14 13:30 Sunday

     日本時間10月13日から始まったナ・リーグ優勝決定シリーズは本拠地にドジャースを迎えたブリュワーズが6-5で勝利し大事な初戦を獲った。チームは9月下旬から破竹の12連勝を飾っており勢いが止まらない。さらなる連勝を目指して臨む第2戦の試合前には始球式にレジェンドOBが駆けつけた。それはプリンス・フィルダー氏だ。

     フィルダー氏は2002年のドラフト会議でブリュワーズから1巡目指名(全体7番目)を受けて入団すると2005年にはメジャーデビューを果たし初年度は39試合で2本塁打を放った。その後はチームの主力として打棒を奮い、2007年にはシーズン50本塁打を皮切りにブリュワーズでは5年連続30本塁打以上を放つなどチームに欠かせない存在となった。その後はタイガース、レンジャーズと渡り歩き2016年オフを限りに引退すると自ら料理番組を立ち上げるなど第2の人生を送っている。

     ブリュワーズ現監督のクレイグ・カウンセル監督とは2007年から5年間、チームメイトとしてプレーした。フィルダー氏は「彼(カウンセル監督)は共にプレーしていた時、よく助けてくれた。性格的にも穏やかでいつも素晴らしい仕事をしていると思うよ」と称賛している。ブリュワーズは2011年にカージナルスとリーグ優勝決定シリーズで対戦したが、2勝4敗で敗退している。フィルダー氏はその時以来となるリーグ優勝決定シリーズの場に登場したことになる。

     始球式ではライアン・ブラウンが捕手を務め、フィルダー氏が投げたボールは見事にストライクとなった。2016年に首の故障が原因で引退したが、現在は調子がよいという。レジェンドの登場に盛り上がりを見せたミラー・パークだったが、ブリュワーズは惜しくも敗れてしまった。これで対戦成績は1勝1敗、フィルダー氏も古巣の躍進を応援しているはずだ。

  • ヤンキースのグレゴリウスがトミー・ジョン手術へ

    2018.10.13 10:30 Saturday

     地区シリーズで敗れたヤンキースは来季に向けて動き出した。既に補強候補選手の名前を挙げるなど着々と準備を進めている。そんな中で正遊撃手であるディディ・グレゴリウスの右尺骨側靭帯の損傷が発覚し、トミー・ジョン手術を受けることになった。

     グレゴリウスは今季もチームの正遊撃手として活躍し、レギュラーシーズンでは134試合に出場して打率.268 27本塁打 86打点の成績を残した。4月の月間MVPやキャリアハイの本塁打数を記録するも途中、かかとの打撲やサヨナラ勝ちのホームイン時に手首を痛めるなど体の不安もあった。日本時間10月13日、MRI検査を受けたグレゴリウスは右尺骨側靭帯の損傷と診断され、今回の決断に至った。

     これを受けてブライアン・キャッシュマンGMは「これから復帰に向けてのタイムテーブルを決めることになるが、来夏の復帰が望ましい」と話しており、アーロン・ブーン監督も「彼(グレゴリウス)はシーズン中の早い時期に戻ってくることになるだろう。そうすれば多くの出場機会を得ることができる」と今回のトミー・ジョン手術について楽観視しているようだ。この手術は投手が受けるのが一般的だが、グレゴリウスのように野手でも手術可能であることを球界内で新たな選択肢としたいとしている。

     ヤンキースは今オフの補強候補の1人としてドジャースのマニー・マチャドの名前を挙げており、もし加入となればシーズン序盤は穴をカバーすることができる。もう1つの選択肢としてグレイバー・トーレスを遊撃手として起用する方法がある。実際にグレゴリウスが8月に離脱した際にはトーレスが遊撃を守っていた。現時点では構想の段階であり正式決定ではないが、チームとしては来季に向けて1つでも多くの引き出しを持っておいたほうがよいだろう。グレゴリウスのトミー・ジョン手術はこれから。順調な回復を願いたい。

  • 明日からリーグ優勝決定シリーズ 勝ち抜くのはどこだ!?

    2018.10.12 18:10 Friday

     いよいよ明日、リーグ優勝決定シリーズが開幕する。先陣を切るナ・リーグは中部地区王者のブリュワーズと西部地区王者のドジャースが対戦。一方、1日遅れで開幕するア・リーグは東部地区王者のレッドソックスと西部地区王者にして昨季の覇者であるアストロズが激突する。地区シリーズでホームフィールド・アドバンテージを有していたチームが順当に勝ち上がってきたため、リーグ優勝決定シリーズでは極めてハイレベルな戦いが繰り広げられることが予想されている。

     地区シリーズでロッキーズをスイープしたブリュワーズは、0.64というチーム防御率が示すように投手陣が絶好調。失点したのは地区シリーズ第1戦でセーブに失敗したジェレミー・ジェフレスだけという状況だ。リーグ優勝決定シリーズ第1戦の先発はジオ・ゴンザレス。第2戦と第3戦に先発予定のウェイド・マイリーとヨーリス・チャシーンは地区シリーズでも安定したピッチングを見せているため、今季のポストシーズン初登板となるゴンザレスが好投するようであれば、一気に優位に立てるだろう。打線ではヘスス・アギラーとロレンゾ・ケインに元気がなかったのが不安材料だが、得点力不足に苦しむ様子は見られない。ラッキーボーイ的存在となっているエリック・クラッツにも注目したい。

     一方のドジャースは3勝1敗でブレーブスを撃破。地区シリーズ第3戦に先発したウォーカー・ビューラーが5失点を喫したものの、それを除けば投手陣は総じて安定。地区シリーズ第2戦で8回2安打無失点の快投を見せたクレイトン・カーショウが先陣を切り、第2戦以降は柳賢振(リュ・ヒョンジン)、ビューラー、リッチ・ヒルの順に先発予定となっている。打線は打率こそ低いものの、両リーグ最多タイの8本塁打を放つなど効率よく点を取ることで低打率をカバーしており、それがブリュワーズの強力投手陣に対しても通用するかどうかが大きなポイントとなりそうだ。本来なら中軸を担うはずのコディ・ベリンジャーに全く当たりが出ていないのが気になるところ。

     レッドソックスは同地区ライバルでもあるヤンキースを3勝1敗で破り、リーグ優勝決定シリーズに進出。108勝のレッドソックス、103勝のアストロズという極めてハイレベルな対戦が実現することになった。打線はJ.D.マルティネスを中心にまずまず機能しており、地区シリーズ4試合で打率.188に終わったムーキー・ベッツに当たりが戻れば得点力はさらに向上するはず。投手陣ではリーグ優勝決定シリーズ第2戦の先発を任されるデービッド・プライスとクローザーのクレイグ・キンブレルが精彩を欠いているのが不安材料。初戦先発のクリス・セールが崩れるようであれば、一気にシリーズの流れを持っていかれてしまうかもしれない。

     インディアンスをスイープしたアストロズは、打線が打率.327、8本塁打、OPS1.037と絶好調。アレックス・ブレグマン、マーウィン・ゴンザレス、ジョージ・スプリンガーといった面々が猛打を振るっており、元気のないカルロス・コレアが復調すれば手のつけられない打線になりそうだ。ただし、スプリンガーは昨季のリーグ優勝決定シリーズで不振に陥っており、地区シリーズ同様の活躍ができるか注目したい。投手陣も実力は十分。リーグ優勝決定シリーズで第1戦に先発予定のジャスティン・バーランダー、第2戦に先発予定のゲリット・コールはいずれも地区シリーズで好投して勝利投手となっており、敵地での開幕となるリーグ優勝決定シリーズでも同様の働きが期待される。ワールドシリーズ2連覇に向けて、今のところ視界は良好と言えそうだ。

  • ヤンキース 今オフのトップターゲットは左腕・コービンか

    2018.10.12 16:35 Friday

     ポストシーズン敗退から2日が経過し、ヤンキースの周辺では来季に向けての補強の噂が聞こえ始めている。先発投手の補強が急務と目されるなか、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによるとダイヤモンドバックスからフリーエージェントとなるパトリック・コービンがヤンキースのトップターゲットとなる可能性があるようだ。

     現在29歳のコービンは、今季ダイヤモンドバックスでキャリアベストのシーズンを過ごした。勝ち星(11勝)は自己ベスト(2013年と2017年の14勝)に届かなかったものの、自身2度目の200投球回を達成し、防御率3.15、246奪三振、WHIP1.05はいずれも自己ベストを大幅に更新。2014年のトミー・ジョン手術からようやく完全復活を遂げ、2013年以来自身2度目となるオールスター・ゲーム選出も果たした。

     ダイヤモンドバックスはコービンに対してクオリファイング・オファー(今オフの提示額は1790万ドル)を提示する可能性が高いと見られており、コービンと契約する球団はクオリファイング・オファーに関するルールに従って来年のドラフトにおける指名権を犠牲にすることになる。

     コービンはニューヨーク州出身であり、以前からヤンキースでプレイすることに興味を示してきた選手である。今季のヤンキースはジョーダン・モンゴメリーの故障離脱やソニー・グレイの不振により先発ローテーションの後半部分に不安を抱え、防御率3点台をマークした田中将大やCCサバシアも規定投球回には届かなかった。シーズン途中にJ.A.ハップやランス・リンを補強して先発ローテーションを立て直したものの、覇権奪回に向けて補強は急務。今オフの先発投手市場における目玉の一人であり、なおかつヤンキース・ファンでもあるコービンの獲得にヤンキースが動く可能性は高いと言えるだろう。

     また、ヘイマンによると、ヤンキースはハップやサバシアとの再契約も選択肢の一つと考えているようだ。来季の先発ローテーションはルイス・セベリーノと田中の2枠しか埋まっておらず、今オフの先発投手市場でヤンキースがどのような動きを見せるのか注目される。

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