English Español 韓国語
  • 【戦評】アレナード サイクル決めるサヨナラ弾!

    2017.6.19 12:50 Monday

     やはりこの男はスーパースターだ。2年連続二冠王&4年連続ゴールドグラブ賞のノーラン・アレナード(ロッキーズ)がサヨナラ本塁打でサイクルヒットを達成するという離れ業をやってのけた。

     「ここ(クアーズ・フィールド)はどんどん賑やかになっている。今までで一番賑やかかもね」とアレナードは、快進撃を続けるチームに対する声援が日々大きくなっていることを実感している。「ファンやその他の人々は僕たちの快進撃がホンモノなんだということを感じ始めていると思うよ」とチームを5連勝に導いた立役者は誇らしげに語った。

     1回裏の第1打席で三塁打、4回裏の第2打席でシングルヒットを放ったアレナードは、6回裏の第3打席に放った勝ち越しタイムリーツーベースでサイクル達成に王手をかけた。7回裏の第4打席こそ空振り三振に倒れたものの、1点差に迫った9回裏一死一、三塁の場面で回ってきた第5打席。球場中からのサヨナラ勝ちへの期待に、アレナードは最高の形で応えてみせた。ジャイアンツの守護神、マーク・マランソンの初球を振り抜いた打球はそのままレフトスタンドへ。本拠地クアーズ・フィールドは割れんばかりの大歓声に包まれた。

     サイクルヒットはウィル・マイヤーズ(パドレス)、トレイ・ターナー(ナショナルズ)、カルロス・ゴメス(レンジャーズ)に次いで今季メジャー4人目。早くも昨季の3人を上回り、2010年以降では最多タイとなった。また、マイヤーズ、ターナー、アレナードの3人はクアーズ・フィールドでサイクルヒットを達成。これでクアーズ・フィールド(1995年開場)でのサイクル達成は通算17度目となり、現行の球場ではフェンウェイ・パーク(1912年開場)と並ぶ最多タイ記録となった。さらに、サヨナラ本塁打でサイクルヒットを決めたのは2010年7月31日のカルロス・ゴンザレス(ロッキーズ)以来7年ぶり、史上5人目の快挙となっている。

     ロッキーズはこれで5連勝。7連勝中のダイヤモンドバックス、3連勝中のドジャースがともに直近10試合で9勝1敗と好調をキープしている中、ナ・リーグ西部地区の首位をキープしている。自慢の三塁守備でも今季ここまで僅か1失策と素晴らしい成績を残しているアレナード。このまま攻守両面でチームを牽引し、球団史上初の地区優勝に導けば、クアーズ・フィールドにこだまする「MVP」コールは現実のものとなるに違いない。

  • 【戦評】ダルビッシュを攻略しマリナーズ快勝

    2017.6.19 12:19 Monday

     ダルビッシュ有(レンジャーズ)の立ち上がりを攻め、初回に4点を先制したマリナーズが7-3で快勝したこの試合。何より輝いたのは、ここ最近湿りがちだったカイル・シーガーのバットだった。

     昨季は6ヶ月連続で5本塁打を放ち、自己最多の30本塁打。デビュー以来、3→20→22→25→26→30と毎年本塁打を増やし、チームの主力選手として順調に成長してきた男が、今季は開幕からなかなか調子が上がらず、苦しいシーズンを送っている。しかし、今季は出場したほぼ全ての試合で4番または5番打者として起用されるなど、スコット・サービス監督からの信頼は揺るがない。

     「シーガーは大活躍だったね」とサービス監督は試合後、シーガーの活躍を絶賛した。1回表、ダルビッシュから無死一、二塁のチャンスを作ったマリナーズ打線だったが、3番ロビンソン・カノーと4番ネルソン・クルーズが連続三振。嫌なムードが立ち込めていた。しかし、シーガーがそのムードを払拭する。カウント3-0からの甘い速球を逃さず捉え、フェンス直撃の先制タイムリーツーベース。これでカウント3-0からの通算成績は20打数8安打(打率.400、5二塁打、3本塁打)となった。「カウント3-0というのは投手を追い詰められる数少ないチャンスなんだ。ファウルにならずヒットにできたのはラッキーだったね」とシーガーは自身の先制打を振り返った。シーガーの先制打の後、マリナーズはパスボールと6番ダニー・バレンシアの7号ツーランで3点を追加し、一挙4点を先制。好投手ダルビッシュを相手に大きな4点を手に入れた。

     シーガーはさらに3回表にダルビッシュから一塁線を破るタイムリーツーベース、8回表にも3番手ダリオ・アルバレスからレフトへのタイムリーツーベースを放ち、3安打3打点の大活躍。「昨日までの2日間もしっかりスイングできていたけど、運がなかった。今日は幸運なことに、野手がいないところに打球が飛んでくれたんだ」と謙虚に話したが、今日の2安打を含めてダルビッシュとの通算対戦成績は32打数12安打(打率.375)。これは20打席以上対戦がある選手の中では3番目に高い数字となっている。

     「最初の2試合で点を取りすぎて今日は疲れていた」(エルビス・アンドルース遊撃手)というレンジャーズに快勝し、なんとかスイープを回避したマリナーズ。開幕前の目標だった地区優勝はほぼ絶望的なものになっているが、ワイルドカード圏内まで2.5ゲーム差とポストシーズン進出の可能性はまだ十分に残っている。カノー、クルーズとともに中軸を形成するシーガーが本格的に復調すれば、チームにとってこの上なく頼もしい戦力になることは間違いないだろう。

  • 【戦評】フィリップスが2試合連続サヨナラ打

    2017.6.19 11:49 Monday

     またしてもこの男が試合を決めた。経験豊富なベテラン二塁手、ブランドン・フィリップス(ブレーブス)が2試合連続のサヨナラタイムリー。フィリップスの通算9度目となるサヨナラ打で、ブレーブスはマーリンズを抜いて地区2位タイに浮上した。

     9回裏一死一、三塁からの二遊間への打球。マーリンズの二遊間がしっかり連携して処理していれば、試合は延長戦に突入していたかもしれない。「飛び込んでおくべきだったよ」とマーリンズの遊撃手、JTリドルはサヨナラの一打を振り返ったが、そんなリドルの後悔も虚しく、打球は綺麗に二遊間を抜けていった。

     マイク・フォルティネビッチ(ブレーブス)とホゼ・ウーレイナ(マーリンズ)の両先発で始まったこの試合。両投手が好投を続け、5回までゼロ行進が続いた。6回表に5番ジャスティン・ボーアの2点タイムリーでマーリンズが均衡を破ったが、7回裏にブレーブスが一挙4得点で逆転に成功。しかし、マーリンズは8回表に4番マーセル・オズーナの18号ツーランで追い付いた。

     「昨日も今日も勝つチャンスがある試合だった。昨日は一時4点をリードしていたけど、それを守ることができなかった。今日はウーレイナが良いピッチングをしてくれた。追加点を取るチャンスはあったけど、追加点を取れなかった」とマーリンズのドン・マティングリー監督は接戦を落としての連敗にガックリ。今日の試合に関しては、先制した後にも、追い付いた後にも、点を取るチャンスはあっただけに、チームの拙攻を悔やんでも悔やみきれない結果となってしまった。

     9回表のマーリンズの攻撃をクローザーのジム・ジョンソンがしっかり抑え、その裏にサヨナラという理想的な流れで勝負を決めたブレーブス。シーズンオフに補強したショーン・ロドリゲスが交通事故でシーズン絶望となり、緊急補強で獲得したフィリップスだったが、今季ここまで打率.306、4本塁打、7盗塁、OPS.782と持ち味をしっかり発揮し、若手選手が多いチームにも好影響を与えている。チームとの契約は今季限り。有望株オジー・アルビーズが控えており、来季はロドリゲスも戻ってくるため、フィリップスが来季以降もブレーブスでプレイする可能性は限りなく低いと言わざるを得ない。しかし、フィリップスがブレーブスで過ごす時間はチームにとっても、そしてフィリップス本人にとっても、決して無駄にはならないだろう。

  • 【戦評】1番リゾーの勢いが止まらない カブス5割復帰

    2017.6.19 11:19 Monday

     1番打者に起用されてからの5試合で打率.409、5本塁打、OPS1.367。デクスター・ファウラー(カージナルス)の退団後、1番打者不在に苦しんでいたカブス打線は、アンソニー・リゾーという最強の1番打者を見つけたようだ。

     「俺は自分の仕事をしようとしただけさ。1人の父親として、父の日に投げられるなんて本当に素晴らしいね」と語ったジョン・ラッキーが、6回2安打1失点と先発の役割を十二分に果たしたこの試合。カブス打線は序盤から効果的に得点し、ラッキーをはじめとした投手陣に援護点をプレゼントした。

     1回表、1番リゾーが二塁打を放ってチャンスメイクすると、3番ウィルソン・コントレラスのタイムリー二塁打であっという間に先制。3回表には9番ジョン・ジェイ、1番リゾーの連打と2番イアン・ハップの四球で無死満塁のチャンスを作り、再び3番コントレラスがタイムリー2塁打を放ってリードを3点に広げる。高出塁率を誇る1番リゾーが出塁し、中軸がそれを返すという攻撃パターンがしっかりと機能した。

     しかし、2014年から3年連続30本塁打以上、今季もすでに15本塁打を放っているリゾーの魅力は高出塁率だけではない。7回表、先頭の9番ジェイがヒットで出塁すると、パイレーツの2番手ウェイド・ルブラン(元西武)の速球を豪快に右中間へと叩き込んだ。「僕たちは以前より良い野球ができているし、打線も以前より良く打てている。ロードで勝ち越せたのは良かったよ」と試合後に語ったリゾー。この一発は通算150号の記念すべき一発となった。また、9回表には2番ハップに8号ソロが飛び出し、ハップはキャリア最初の31試合で8本塁打以上を記録した球団史上4人目の選手となった(ほかの3人はマンディ・ブルックス、ボブ・スピーク、カイル・シュワーバー)。

     リゾーが出塁し、中軸がそれを返す。さらにはリゾー自身が得点を叩き出す。主砲をリードオフマンに抜擢するという「奇策」がハマりつつあるカブス。再び勝率を5割に戻し、ワールドシリーズ連覇を目指す王者の反撃が本格的に幕を開けようとしている。

  • 【戦評】前田が投打に活躍 ドジャース逃げ切り

    2017.6.19 10:40 Monday

     スポット先発の機会を与えられた前田健太(ドジャース)が、投打にわたる活躍でチームのレッズ3連戦スイープに大きく貢献した。

     チームが日本時間6月10日から20連戦中ということもあって、先発ローテーションの5投手に通常より1日長い休養を与えるためにスポット先発に起用された前田。数少ないチャンスでしっかり結果を残していくしかない立場にいる前田が、しっかり結果を残した。最初の3イニングは1人の走者も許さないパーフェクト投球。特に3回裏は4球で三者凡退に抑えるなど、レッズ打線の拙攻にも助けられ、順調にアウトを積み重ねていった。

     課題はやはり打順が1巡した後のピッチング。4回裏、先頭の1番ビリー・ハミルトンにヒットを打たれてこの試合初めての出塁を許すと、3番ジョーイ・ボットーが四球、4番アダム・デュバルがヒットで一死満塁のピンチを迎える。ここで5番スコット・シェブラーに押し出しの死球を与え、初失点。さらに5番エウヘニオ・スアレスの痛烈な打球がライトを襲ったが、これをヤシエル・プイーグが好捕し、三塁走者のタッチアップも許さない。「プイーグのプレイが大きかった」と前田が振り返ったように、この回を最少失点で凌いだ前田は5イニングを3安打1失点に抑え、スポット先発としての役割を十分に果たした。

     この日の前田は得意のバッティングでも結果を残し、2回表二死二、三塁の場面でレフトへ2点タイムリーツーベースを放ってチームに先制点をもたらした。ドジャースは3回までに5得点で前田を援護。6回表には3番ジャスティン・ターナーに3号スリーランが飛び出し、試合を決めたかに思われた。

     しかし、6回裏以降、ブルペン陣がズルズルと失点し、8回裏が終わった時点で8-7と1点差。ドジャースは守護神ケンリー・ジャンセンを起用せざるを得なかった。ジャンセンは圧巻の投球を見せ、4番デュバルを三塁へのファウルフライに打ち取ると、5番シェブラー、6番スアレスから連続三振を奪って試合終了。この試合でも四球を与えなかったジャンセンは、開幕からの無四球による最多奪三振記録を50へと伸ばしている。

     試合後、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は前田のピッチングについて「今日の前田は積極的だったね。我々が事前に話していたようにストライクゾーンをしっかり攻めていた。(5回で降板させたのは)彼のスタミナを心配していたし、ブルペンを信頼していたんだ」と語ったが、前田の今後の役割については明言を避けた。

  • 【戦評】オリオールズ打線爆発!相手右腕を最短KO

    2017.6.18 12:15 Sunday

     前日の試合でカージナルス打線の猛攻を浴びたオリオールズが、5本塁打を含む15安打15得点の猛攻でカージナルスに仕返し。通算141勝の実績を誇るベテラン右腕に自己最短ノックアウトの屈辱を味わわせた。

     1回裏に3番アダム・ジョーンズの12号ソロ、4番マーク・トランボの9号ソロと2者連続弾で逆転に成功したオリオールズは、2回裏に打線が爆発。一死一、三塁のチャンスで9番J.J.ハーディが2点タイムリーツーベースを放ってリードを3点に広げると、二死後に2番マニー・マチャドが13号ツーランを放って6-1。さらに、死球とヒットで二死一、二塁のチャンスを作ると、ここで5番トレイ・マンシーニに2点タイムリーツーベースが飛び出した。

     カージナルスの先発アダム・ウェインライトはマンシーニにタイムリーを浴び、リードを7点に広げられたところで降板。この日は1.2イニングしか投げられず、2イニング持たなかったのは通算268度目の先発にして初の屈辱となった。なお、2番手タイラー・ライオンズが6番ジョナサン・スコープにタイムリーを浴び、カージナルスはこの回大量7失点。ウェインライトにはこの試合9失点が記録され、3被本塁打とともに自己ワーストタイ記録となってしまった。

     カージナルス打線も9番ポール・デヨングに3号ツーラン、5番ヤディアー・モリーナに7号ソロ、2番デクスター・ファウラーに12号スリーランが飛び出すなど本塁打攻勢で応戦したものの、2回裏の7失点をカバーするには至らず。オリオールズ打線はその後も6番スコープに2本塁打が飛び出すなど攻撃の手を緩めることなく、15安打15得点の猛攻でカージナルスを圧倒した。

     オリオールズのバック・ショウォルター監督は「ウェインライトは良い投手だし、カージナルスには良い投手が揃っている。打線が協力し合って良い攻撃をしてくれたね」と猛打を見せた自軍の打線を称賛。1.2回9失点でノックアウトされたウェインライトは「良い打線と対戦する時、特に打者有利の球場で対戦する時、ボールを真ん中に投げてしまったら打たれるのは当然さ。それが今日起きてしまった」と自己最悪とも言える投球を振り返っていた。

  • 二刀流選手 グリーンのレッズ入団は18歳になってから

    2017.6.17 12:20 Saturday

     先週まで3日間にわたり行われたドラフト会議は全体で1215人が指名され、その内訳は投手660人 捕手99人 内野手246人 外野手205人となった。ドラフト以前から二刀流選手として大きな注目を集めていたハンター・グリーンはレッズが全体2番目で指名。しかし、すぐには契約せずに8月17日の誕生日以降の入団となる見通しとなった。

     グリーンは17歳の高校生で投手兼遊撃手として活躍。投げれば最速164キロの直球、バットを持てば137mの特大の本塁打を打つことからアメリカではあの大谷翔平(北海道日本ハム)以上の逸材という呼び声も高い。ちなみに彼が在籍しているノートルダム高校は野球の名門校として有名でOBにはジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)らがいる。

     ドラフト直前、レッズのディック・ウィリアムズGMはグリーン本人と彼の両親とで食事をしたという。その中でウィリアムズGMはハンターが既に選手として成熟している選手であることに感動を覚えたそうで「高いレベルでプレーする環境を提供することが彼への贈り物さ」と話していた。一方でハンター自身もプレーに対しての考え方が謙虚で「野球は失敗のスポーツ。何度失敗してもそれは成長するためのプロセスだ」と言っている。

     ハンターは既に7歳からメジャーリーグが若手育成のために運営している「MLBアーバンユースアカデミー」に参加していた。ここでは登録制ではあるが、誰でも野球の指導を受けることができる。中には家庭環境の事情で満足にプレーできない場合でもこの施設を利用することで才能を開花させる可能性もある。既にレッズもアカデミーを持っており、人材育成に積極的な球団だ。

     全米が注目したグリーンのレッズ入団。その実現はもう少し時間を要するが、いつの日かメジャーの大舞台で躍動する姿を見られる日もそう遠くはないだろう。

  • 【戦評】ジャイアンツ8点差を追い付くもサヨナラ負け

    2017.6.16 16:39 Friday

     終盤3イニングで大量8点のビハインドを追い付き、ロッキーズの絶対的守護神グレッグ・ホランド(ロッキーズ)に今季初のセーブ失敗をもたらしたものの、ジャイアンツの反撃は勝利にはあと一歩届かなかった。

     先発のマット・ムーアが3イニングで11安打を浴び、8失点でノックアウトされたこの試合。ジャイアンツは2回表に押し出しで1点を返したとはいえ、3回終了時点で1-8と7点ビハインド。敗色濃厚の試合となっていた。6回裏に3番ノーラン・アレナードのタイムリーツーベースで1点を追加され、点差は8点に。しかし、ここからジャイアンツの反撃が始まった。

     7回表、先頭の2番エドゥアルド・ヌニェスが内野安打で出塁すると、一死後、3番バスター・ポージーが9号ツーランを左中間へ叩き込む。これで6点差。ところが、ジャイアンツ打線はハムストリングを痛めたヌニェスと足首を痛めたポージーをこの回限りで失ってしまう。

     8回表、ポージーに代わってマスクを被った9番ニック・ハンドリーが2号ソロを放つと、代打で登場した投手タイ・ブラックがタイムリーを放ち4点差。さらに、二死一、二塁から6番ブランドン・クロフォードが5号スリーランを放ち、1点差に詰め寄る。

     そして9回表。ロッキーズは今季メジャー最多の23セーブをマークし、セーブ成功率100%をキープしている守護神ホランドをマウンドへ送ったが、ジャイアンツは一死二、三塁のチャンスを作ると、2番ゴーキース・ヘルナンデスがしっかり犠牲フライを打ち上げ、ついに試合を振り出しに戻す。さらに3番ブランドン・ベルトが敬遠され、一打勝ち越しのチャンスでブルース・ボウチー監督は投手のジェフ・サマージャを代打に送る。カウント2-2からの5球目だった。外角低めへの投球が後ろに逸れる間に、三塁走者のディナード・スパンが本塁を狙ったものの、間一髪タッチアウト。ジャイアンツは同点にこそ追い付いたものの、勝ち越すことができなかった。

     このプレイが試合の流れを変えてしまったのか、9回裏、ジャイアンツは6番手ハンター・ストリックランドがあっさり打たれてサヨナラ負け。主力野手を試合中に2人失い、投手を2度も代打に送る執念を見せたジャイアンツだったが、劇的な逆転勝利を手に入れることはできなかった。

  • 【戦評】いよいよエンジン全開!?カブレラがサヨナラ弾

    2017.6.16 16:08 Friday

     ファン、チームメイト、監督・コーチ、球団スタッフ、誰もが待ち望んでいた本塁打が、誰もが必要としていた場面で飛び出した。日本時間5月21日以来、6月に入って初となるミゲル・カブレラ(タイガース)の一発が、終盤までもつれた試合にピリオドを打った。

     「感触は良かったけど、打球の行方を見るまで確信はできなかったよ」とカブレラは振り返ったが、右方向へのカブレラらしい一発だった。ジャスティン・バーランダー(タイガース)とアレックス・カッブ(レイズ)の両先発が苦しみながらも試合を作り、終盤まで接戦が続いたこの試合。7回裏にタイガースが相手のタイムリーエラーで1点を勝ち越したものの、直後の8回表にスティーブン・スーザJr.に12号ソロが飛び出してレイズが同点に追い付いた。

     9回表、タイガースはクローザーのジャスティン・ウィルソンを投入してレイズの攻撃をゼロに抑えると、その裏、一死一塁の場面で主砲カブレラに打席が回ってきた。今季は4月下旬に右股関節痛で故障者リスト入りするなど開幕からなかなか調子が上がらず、5月末の時点で打率.260、5本塁打と「現役最強打者」らしからぬ成績に留まっていた。6月に入って少しずつ打撃の状態は上向いてきたものの、なかなか一発が出ない。気が付けは最後に本塁打を打ってから1ヶ月近くになろうとしていた。

     カブレラも寄る年波には勝てないのか……そんなことを考えたファンも少なくないはずだ。しかし、カブレラの打棒は決して衰えてはいなかった。誰もが待ち望んでいた一発が、最高の場面で飛び出した。この一発で4試合連続マルチヒットとなり、打率は.280まで上昇。OPSも.823まで上がってきた。それでも「物足りない」と言われてしまうのは「現役最強打者」の証。ようやく本来の姿を取り戻しつつある「現役最強打者」が、まだ半分以上残っている2017年シーズンを面白くしてくれるに違いない。

  • 【戦評】新人ピベッタが好投!ケリーがセールから決勝打!

    2017.6.16 15:05 Friday

     「あんなに素晴らしい投手と対戦したのは初めてだったから、本当に興奮したよ。僕はなんとか彼に立ち向かおうとした。彼が素晴らしいピッチングをするのはわかっていたし、実際にそうなった。僕もできる限り彼のようなピッチングをしようと心掛けたんだ。これが今日、僕がしたことさ」とルーキー右腕ニック・ピベッタは自身のピッチングを振り返った。

     好打者がズラリを顔を並べるレッドソックス打線に臆することなく立ち向かい、7回を投げて打たれたヒットは僅か4本。連打を許さなかった一方で9つの三振を奪い、無失点に抑えてみせた。2回表二死満塁の場面ではハウィー・ケンドリックが見事な好守を見せ、無失点。「あのプレイはとても大きかった。あれが抜けていれば1点か2点は入っていただろうからね」とピベッタが語ったように、ルーキー右腕の好投をバックも好守で盛り立てた。

     好投を続けるピベッタに援護点をプレゼントしたいフィリーズ打線だったが、レッドソックスの先発クリス・セールの前に7回まで僅か3安打に封じられてしまう。そして8回裏、一死から8番アンドリュー・ナップがヒットで出塁すると、投手パット・ニーシェックの打順でピート・マッカニン監督はタイ・ケリーを代打に送る。「僕はああいう場面で打席に立つとき、そんなにプレッシャーを感じないんだ。ああいう打席は選手として誰もが経験したいと思うよ」とケリー自身が振り返ったように、試合を左右するかもしれない場面での起用にも関わらず、ケリーは落ち着いていた。セールの102球目、真ん中付近のスライダーを捉えた打球はレフト線へのタイムリーツーベース。ついにフィリーズが貴重な1点を手に入れた。

     「セールのような好投手から打てるのは気分が良いね。どうかわからないけど、たぶん今夜はいつもより多くの友人が僕に連絡してくるんじゃないかな」と決勝打のケリー。一方、10奪三振1失点の好投ながら完投負けとなったセールは「この試合で一番悪い球を、投げてはいけない場面で投げてしまった」と痛恨の一球を悔やんでいた。

  • 【戦評】好投ベリオスを女房役ジメネスが援護

    2017.6.16 12:46 Friday

     5月中旬のメジャー昇格以来好投を続けるホゼ・ベリオスを、クリス・ジメネスがキャリア初の1試合2本塁打で援護。ツインズがバッテリーの活躍でマリナーズに快勝した。

     ベリオスは8回5安打6奪三振2失点の好投で今季6勝目(1敗)。防御率は2.74まで向上した。7回までに94球を投げていたが、8回のマウンドにも上がり、マリナーズ打線を三者凡退に抑えて自己最長となる8イニングを投げ切った(108球も自己最多)。「ベリオスはしっかり8回を投げ切ってくれた。明日から3日間で4試合を戦わないといけないから、ブルペンは本当に大助かりだよ」とポール・モリター監督はベリオスの好投を絶賛した。

     そんなベリオスを打線もしっかり援護。初回に7号先制ツーランを放ったエドゥアルド・エスコバーは3安打2打点の活躍を見せ、これで直近8試合は31打数18安打(打率.581)と絶好調だ。さらにベリオスの女房役ジメネスも初回に2号スリーランを放ってリードを5点に広げると、3回裏にも3号ソロを放ち、キャリア初となる1試合2本塁打を記録。今季すでに5試合(!)に登板するなど、大量ビハインド時の敗戦処理役としてもチームに貢献する2番手捕手が、好投を続ける若き右腕にこれ以上ない援護をプレゼントした。

     再建期にあるツインズの躍進を開幕前に予想する者は少なかった。しかし現在、ツインズは優勝候補インディアンスを差し置いてア・リーグ中部地区の首位を走っている。24歳の主砲ミゲル・サノー、23歳の右腕ベリオスら若手選手の活躍がチームの躍進を牽引していることは間違いないが、ジメネスのような「縁の下の力持ち」がチームを支えていることも忘れてはいけないだろう。

  • 【戦評】「遅れてきた大砲」デービッドソンが4試合連発!

    2017.6.16 12:13 Friday

     「ベースボール・アメリカ」のプロスペクト・ランキングTOP100に4度、名を連ねたことのある元有望株が開花のときを迎えている。2009年ドラフト全体35位指名でプロ入りしたマット・デービッドソン(ホワイトソックス)が、チームでは4年ぶりとなる4試合連続本塁打を記録。マイナー通算133本塁打の長打力をメジャーの舞台でも発揮し始めている。

     「一生懸命やってきた成果が出ているよ。2週間ほど調子が良くなかったんだけど、4試合連続で良い試合を送れている。良い時期と悪い時期があるのは理解しているし、それを乗り越えていくのも楽しいよね」とデービッドソンは初の本格的なメジャー生活に充実感を滲ませる。4試合連続本塁打のうち3本はソロだが、一昨日の試合で放った一発はキャリア初の満塁本塁打だった。

     これでチームトップを走る本塁打数は14まで増えた。ホゼ・アブレイユ、トッド・フレイジャー(ともに10本塁打)といった強打者を上回るペースで本塁打を量産しているのだ。「彼は素晴らしいよ」とリック・レンテリア監督も予想外の戦力の出現に満足している様子。「彼は自分が打てる球だけをしっかり打とうとしている。特定のゾーンに狙いを定めて、自分にできることだけをやろうとしているんだ」

     4試合連続本塁打はチームでは2013年のアレックス・リオス以来4年ぶりだが、同一カード4連戦での4戦連発となると2010年のポール・コナーコまで遡る。もし次の試合でも本塁打を打てば、チームでは2012年のA.J.ピアジンスキー以来7人目(8度目)の快挙となる。「選手としてまだ成長中だよ」と謙虚に語るデービッドソンだが、その長打力がチームに欠かせないものになりつつあることだけは間違いなさそうだ。

  • 故障者続出のメッツ ハービーとウォーカーが戦線離脱

    2017.6.16 11:00 Friday

     打倒・ナショナルズの一番手と目されながら、昨日時点で首位ナショナルズとは8.5ゲーム差。4つの借金を抱えるなど苦しい戦いが続くメッツだが、さらなる悪いニュースがチームを襲った。

     右広背筋の部分断裂で戦列を離れているノア・シンダーガードの回復状況について、サンディ・アルダーソンGMは再検査の結果、当初チームが期待していたほどスムーズに回復していないことを明らかにした。これにより、少なくともさらに4週間は投げられないことが濃厚となり、戦列復帰は最短でも8月下旬になると見られている。苦しい戦いが続くメッツは、レギュラーシーズンのおよそ3分の2をエース抜きで戦うことになってしまったのである。

     さらに、昨日の試合で負傷交代したマット・ハービーとニール・ウォーカーについて、両者とも数週間の戦線離脱が確実となった。4イニングを投げたところで降板したハービーは、試合中に球速が大幅に低下。球団は降板理由を「肩の疲労」と発表していたが、MRI検査とCTスキャンの結果、「骨折ではない。打撲でもない。骨が炎症を起こす可能性がある。骨折と打撲の中間のような感じ」(アルダーソンGM)という症状であることが発覚したようだ。

     バント後に一塁へ走った際に左ハムストリングを押さえて倒れこんだウォーカーは、同箇所を断裂していることが明らかになった。5月1日以降、打率.319、7本塁打と好調でメッツ打線を牽引していただけに、ウォーカーの離脱はチームにとって大きな痛手となりそうだ。

     クローザーのジューリス・ファミリア、正遊撃手アズドゥルバル・カブレラ、チームリーダーのデービッド・ライトらも故障者リスト入りしており、主砲ヨエニス・セスペデスのコンディションも万全ではない。満身創痍のメッツがナショナルズとのゲーム差を縮め、地区優勝争いに加わっていくのは非常に難しい状況になったと言わざるを得ないだろう。

  • ベリンジャー ホームラン競争参戦に前向き

    2017.6.16 10:34 Friday

     ドジャースの新鋭コディ・ベリンジャー。4月25日にメジャー初昇格を果たしたが、それ以降、ベリンジャー(18本塁打)以上の本塁打を放っている選手は1人もいない。

     そして、ベリンジャーはオールスター・ゲームの前日に開催されるホームラン・ダービーへの参戦について前向きな姿勢を見せている。ドジャースはオールスター・ブレイク直後に敵地マイアミでのマーリンズ戦を控えているため、イベント当日に今年のオールスター開催地であるマイアミに滞在している可能性が高いというのだ。

     「ホームラン・ダービーに参加できれば素晴らしいよね」とベリンジャーは語る。「(もし参加するなら)父が投手を務めることになるだろう。オフの間はいつも父が投げてくれているからね。彼は優秀な打撃投手だよ」

     ベリンジャーの父クレイはヤンキースとエンゼルスで計4シーズン、プレイした元メジャーリーガーである。もし、親子でのホームラン・ダービー参戦が実現すれば、2011年のホームラン・ダービーでロビンソン・カノー(当時ヤンキース)が父ホゼとともに参戦し、優勝したことを多くの人に連想させることになるだろう。

     「そうなれば良いな。父にとっては再びメジャーの舞台に立てることになるし、きっと素晴らしい経験になるだろうからね」とベリンジャーは親子で立つ夢の舞台を待ちきれない様子。ベリンジャー親子のホームラン・ダービー参戦が実現すれば、今年のホームラン・ダービーの目玉の一つになりそうだ。

     

    ◆その他のドジャース情報

    前田健太が日本時間6月19日のレッズ戦で先発予定

     チームが20連戦中ということもあって、5人の先発ローテーション投手に1日ずつ休養を与えるため、前田がスポット・スターターとして先発の機会を与えられることに。日本時間6月10日の前回登板では4イニングを1失点に抑えてメジャー初セーブを記録。先発ローテーション復帰に向けて自身の価値をアピールする大きなチャンスとなりそうだ。

    ジェアー・ジャージェンスが80試合出場停止

     オランダ代表の一員として今春のWBCに出場したジャージェンス。今季はドジャース傘下AAA級でプレイし、11試合に登板して4勝3敗、防御率4.64を記録していた。マイナーリーグの薬物規定に違反したとして、MLB機構から80試合の出場停止処分を受けたことが発表されている。

  • クレメンス、A-Rodらの親族がドラフト指名を受ける

    2017.6.16 10:00 Friday

     日本時間6月15日、3日間にわたるMLBドラフトが終了した。全体1位指名(ツインズ)の栄誉にあずかったのはジェイセラ・カトリック高校のロイス・ルイス遊撃手だった。「二刀流」として注目を集めていたノートルダム高校のハンター・グリーン投手は全体2位でレッズが指名。パドレスから全体3位指名を受けたホワイトビル高校のマッケンジー・ゴア投手も含め、上位3人がすべて高校生というのは1990年以来27年ぶりのことだった。また、MLBドラフトでは例年、現役メジャーリーガーや元メジャーリーガーの親族が指名を受けて話題になる。ここではそうした「親族選手」をチェックしておこう。


    トレバー・ロジャース/左投手(マーリンズ1巡目)
    20本塁打以上を3度記録し、メジャー通算132本塁打を放ったコディ・ロスのいとこ。

    ギャビン・シーツ/一塁手(ホワイトソックス2巡目)
    1987年に31本塁打94打点をマークし、1992年には大洋でプレイして打点王に輝いたラリー・シーツの息子。

    ジョー・デュナンド/遊撃手(マーリンズ2巡目)
    メジャー歴代4位となる696本塁打を放ったアレックス・ロドリゲスの甥。

    ジェイコブ・ゴンザレス/三塁手(ジャイアンツ2巡目)
    2001年に57本塁打142打点をマークし、2001年のワールドシリーズ第7戦でサヨナラ打を放ったルイス・ゴンザレスの息子。

    ドールトン・バーショ/捕手(ダイヤモンドバックス2巡目)
    パイレーツなどで8シーズンにわたってプレイし、2004年にフィリーズで暫定監督(2試合)を務めたゲーリー・バーショの息子。

    マック・セローラー/右投手(レッズ5巡目)
    1989年の全体1位指名選手で、メジャー通算78勝をマークしたベン・マクドナルドの甥。

    バディ・ケネディ/三塁手(ダイヤモンドバックス5巡目)
    メジャー通算1623安打の実績を誇り、1984年には近鉄でもプレイしたドン・マネーの孫。冬の間はマイク・トラウト(エンゼルス)とトレーニングを積む。

    ドルトン・ガスリー/遊撃手(フィリーズ6巡目)
    15シーズンにわたって計8球団で765試合に登板したマーク・ガスリーの息子。

    マーセル・レンテリア/右投手(メッツ6巡目)
    2000年に15勝をマークするなど、10シーズンで通算57勝を挙げたギル・ヘレディアの親族。

    チェイス・ピンダー/外野手(カージナルス7巡目)
    今季ここまで8本塁打を放っているチャド・ピンダー(アスレチックス)の弟。

    ライリー・オブライエン/右投手(レイズ8巡目)
    1950年代にパイレーツなどで6シーズンにわたってプレイしたジョニー・オブライエンの孫。

    ケーシー・クレメンス/一塁手(ブルージェイズ8巡目)
    史上最多となる7度のサイ・ヤング賞を獲得した大投手ロジャー・クレメンスの息子。

    ジョーダン・レン/外野手(レッドソックス10巡目)
    ブレーブスなどでGMを務め、現在はレッドソックスの球団副社長に就任しているフランク・レンの息子。

    ジェイコブ・ベリンダ/左投手(ブレーブス10巡目)
    パイレーツなどで12シーズンにわたってプレイし、通算79セーブを挙げたスタン・ベリンダの甥。

    デミトリウス・シムズ/遊撃手(マーリンズ14巡目)
    NFLシカゴ・ベアーズのTEディオン・シムズの弟。

    コール・ベリンジャー/右投手(パドレス15巡目)
    今季メジャーデビューを果たし、豪快なスイングで本塁打を量産しているコディ・ベリンジャー(ドジャース)の弟。

    ライアン・リッジ/捕手(ヤンキース20巡目)
    アストロズ、フィリーズでクローザーを務め、通算225セーブをマークしたブラッド・リッジのいとこ。

    ジェイク・カズンズ(ナショナルズ20巡目)
    NFLワシントン・レッドスキンズのQBカーク・カズンズのいとこ。

    ジャスティン・モーハード/捕手(ブレーブス22巡目)
    1961年から2シーズン、一塁手としてカブスでプレイしたモー・モーハードの孫。

    コルビー・ボートルズ(タイガース22巡目)
    NFLジャクソンビル・ジャガーズのQBブレイク・ボートルズの弟。

    グンナー・ホルター/遊撃手(ブルージェイズ22巡目)
    タイガースなどでユーティリティ・プレイヤーとして活躍したシェーン・ホルターの息子。

    ジャモリ・ブラッシュ/一塁手(ナショナルズ23巡目)
    2015年にマイナーで32本塁打を放った長打力が魅力のジャバリ・ブラッシュ(パドレス)の弟。

    ニック・バライカ/遊撃手(パイレーツ24巡目)
    昨季メジャーデビューを果たし、今季は控え内野手として4本塁打を放っているパット・バライカ(ロッキーズ)の弟。兄クリスは元メジャーリーガー、兄マットは元マイナーリーガー。

    アーロン・アシュビー/左投手(レンジャーズ25巡目)
    14シーズンで4度の2桁勝利を含む通算98勝をマークしたアンディ・アシュビーの息子。

    JJ・ミューノ/遊撃手(ホワイトソックス27巡目)
    2015年にメッツで17試合に出場したダニエル・ミューノ(マリナーズ)のいとこ。

    ダレン・ベイカー/遊撃手(ナショナルズ27巡目)
    ダスティ・ベイカー監督(ナショナルズ)の息子。2002年のワールドシリーズ第5戦で生還したJ.T.スノーに抱えられた男の子(当時3歳)として有名。

    コール・パーシバル/右投手(エンゼルス31巡目)
    エンゼルスでクローザーとして活躍し、通算358セーブをマークしたトロイ・パーシバルの息子。

    リッキー・ネグロン/ユーティリティ(ブレーブス34巡目)
    ヤンキースで特別コンサルタントを務めているレイ・ネグロンの息子。

    クーパー・ゴルビー/捕手(アスレチックス35巡目)
    マーリンズでスカウトを務めているスコット・ゴルビーの息子。

    トレイ・クルーズ/遊撃手(アストロズ35巡目)
    アストロズなどで19シーズンにわたって活躍し、通算2251安打を放ったホゼ・クルーズの孫。ブルージェイズ時代の2001年に34本塁打32盗塁を記録するなど、通算204本塁打を放ったホゼ・クルーズJr.の息子。

    タイラー・クールボー/遊撃手(オリオールズ36巡目)
    1995年に阪神で22本塁打を放ち、現在はオリオールズで打撃コーチを務めているスコット・クールボーの息子。

    ペイトン・グラビン/左投手(エンゼルス37巡目)
    5度の最多勝を含む通算305勝をマークし、サイ・ヤング賞に2度輝いた殿堂入り左腕トム・グラビンの息子。

    JJ・シュワーツ/捕手(レイズ38巡目)
    1993年にホワイトソックスで41試合に登板して2勝を挙げたジェフ・シュワーツの息子。

    モンタエ・ブラッドショウ/外野手(ロイヤルズ38巡目)
    1995~1996年にカージナルスでプレイし、現在はロイヤルズのマイナー打撃コーディネーターを務めているテリー・ブラッドショウの息子。

    ダニエル・アルフォンゾ/三塁手(メッツ38巡目)
    1999年から2年連続で打率3割&25本塁打をクリアした好打者エドガルド・アルフォンゾ(元巨人)の息子。

    ジェイク・ブーン/遊撃手(ナショナルズ38巡目)
    2001年に141打点で打点王に輝き、マリナーズのシーズン116勝に大きく貢献したブレット・ブーンの息子。ジェイクがプロ入りしてメジャー昇格を果たせば、四代にわたるメジャーリーガーとなる。

    ジョー・サンチェス/左投手(ブレーブス39巡目)
    ブレーブスでスカウトを務めているルー・サンチェスの甥。

    ローガン・ホワイト/捕手(ドジャース39巡目)
    パドレスでGMのシニア・アドバイザーを務めているローガン・ホワイトの息子(同名)。

  • 【戦評】どうしたミラー まさかの4失点

    2017.6.15 15:47 Thursday

     アンドリュー・ミラーがおかしい。つい2日前まで防御率0.29という驚異的な数字をマークしていた難攻不落の「ミラー城」が2試合連続で落城してしまった。

     昨日の試合でコディ・ベリンジャーに今季初被本塁打となる勝ち越し弾を浴び、今季初黒星を喫したミラー。しかし、テリー・フランコーナ監督からの信頼は変わらず、この試合でも同点の8回表に2番手としてマウンドへ送り込まれた。ところが、一死後に「左腕キラー」のエンリケ・ヘルナンデスに外角への速球をライトスタンドへ運ばれ、まさかの2試合連続被弾。またしてもドジャースに勝ち越しを許してしまう。その後、内野安打と2四球で一死満塁のピンチを招くと、5番ヤスマニ・グランダルを遊撃への併殺打に打ち取ったかと思われたものの、二塁エリック・ゴンザレスが二塁ベースを踏んでいないと判定され、2点目。ここでミラーは降板となったが、代わった3番手ザック・マカリスターが6番クリス・テイラーに2点タイムリーを浴び、ミラーには4失点が記録された。

     「ヘルナンデスはここ最近、とても良い打席を送っている」とドジャースのデーブ・ロバーツ監督はミラーから勝ち越し弾を放った「左腕キラー」の活躍を絶賛。今季のヘルナンデスは右投手に対して1本塁打、OPS.638に終わっているものの、左投手に対しては5本塁打、OPS1.038と流石の成績を残している。「ミラーは間違いなく球界最高の投手の一人だ。昨日の試合でヘルナンデスはミラーを打てなかったけど、打席の内容は良かった。今日はやり返したね。良い球を良いスイングでしっかり打ち返した。脱帽だよ」とロバーツ監督のヘルナンデスへの称賛の言葉は止まらなかった。

     インディアンスの先発コリー・クルーバーに7回4安打10奪三振2失点と抑えられていただけに、ドジャースにとっては大きな勝利となった。一方、2試合続けてミラーが打たれ、痛い連敗を喫したインディアンス。「彼だって人間なんだよ。彼は信じられないくらい素晴らしい投手だし、状態だって悪くない。今日はただ、左投手を非常に得意にしている打者が左投手をしっかり攻略した、というだけのことさ」とフランコーナ監督はミラーへの変わらぬ信頼を口にしたが、2試合連続の「ミラー城」の落城は今後の投手起用に少なからず影響を与えることになるかもしれない。


  • 【戦評】ベッツが大暴れ!レッドソックス3連勝

    2017.6.15 15:19 Thursday

     一時は打率が2割5分台まで落ち込むなど、今季あまり元気がなかったムーキー・ベッツにようやく当たりが戻ってきた。

     舞台を昨日までのボストンからフィラデルフィアに移しての対フィリーズ3戦目。昨日までの2試合はペドロイアとベニンテンディのサヨナラ打で決着したが、この試合で主役となったのはボウリングの名手、いや、昨季ア・リーグMVP投票2位にランクインしてスーパースターの仲間入りを果たしたベッツだった。

     「4時間以内に試合を終わらせることができて嬉しいよ」と今日の勝利を振り返ったベッツ。2試合連続で4時間以上の延長戦となったボストンでの2試合は少なからず両軍の選手の身体にダメージを与えているのだろう。しかし、そんなダメージもベッツには全く関係なかった。1回表の第1打席でレフト前ヒットを放ったベッツは3番ザンダー・ボガーツのタイムリーで先制のホームを踏むと、2回表の第2打席でフェンス直撃のタイムリーツーベース、4回表の第3打席で10号ソロを放ち、あっという間にサイクルヒットに王手をかける。6回表の第4打席は空振り三振に倒れ、迎えた9回表の第5打席。三塁打が出ればサイクル達成となるこの打席でベッツはこの試合2本目となる11号ソロを放った。「サイクル超え」となる4安打3打点の大活躍。これでここ3試合で2度目の4安打となり、打率は約3週間ぶりに2割8分台まで回復。6月の月間打率は3割を超えた(.309)。

     今季のベッツは昨季同様に守備面でも素晴らしいプレイを連発しており、昨日の時点でのDRS(守備防御点)+14は両リーグの全外野手の中でトップの数字。全ポジションでもノーラン・アレナード(ロッキーズ)が三塁で記録している+15に次ぐメジャー2位の数字となっている。この試合でも5回裏にハウィー・ケンドリックが放ったライトへの難しい打球を見事にダイビングキャッチ(Statcastによると捕球可能性は32%)。昨季のMLB最優秀守備選手の実力を見せつけた。

     昨季の活躍を考えると物足りない成績に終わっているベッツだが、25三振を上回る31四球を選ぶなど、選手としてのレベルは確実に上がっている。今の勢いを維持できれば、昨季惜しくも届かなかった30本塁打&30盗塁も決して夢ではない。勝利時のダンスでファンを楽しませるベッツが試合中のプレイでもファンを喜ばせる場面が増えれば、レッドソックスが激戦区のア・リーグ東部地区を制する可能性もグッと高まるに違いない。


  • エドウィン・ジャクソン メジャー記録へあと1つ

    2017.6.15 14:49 Thursday

     日本時間6月12日、オリオールズは4日前にメジャーへ昇格させたばかりのエドウィン・ジャクソンをDFA。2日後にジャクソンはマイナー降格ではなくFAになることを選択した。これまで数多くの球団でプレイしてきたジャクソンは、オリオールズがなんと12球団目。オクタビオ・ドーテルが持つメジャー記録まであと1つに迫っているのだ。そのジャクソンのメジャー生活を簡単に振り返ってみたい。

     父エドウィン・シニアが米軍の料理人だった関係で西ドイツで生まれたジャクソンは、その後ジョージア州コロンバスで幼少期を過ごし、2001年のドラフトでドジャースから6巡目(全体190位)指名を受けてプロ入りする。

     

    1球団目:ドジャース

     2003年9月9日、20歳の誕生日にメジャーデビューを果たしたジャクソンはこの年、メジャーで4試合(うち3先発)に登板して2勝1敗、防御率2.45の好成績をマーク。その活躍が評価され、2004年のシーズン開幕前には「ベースボール・アメリカ」で全体4位のプロスペクトとして評価されるようになる。しかし、2004年、2005年の2シーズンで僅か4勝しか挙げられず、メジャー定着を果たせないまま2006年1月にダニス・バイエズ、ランス・カーター(元オリックス)の2投手との交換でチャック・ティファニーとともにデビルレイズ(現レイズ)へとトレードされた。

    2球団目:デビルレイズ(レイズ)

     デビルレイズ1年目の2006年は自己最多の23試合(うち1先発)に登板。翌2007年はチームが根気よく先発として使い続け、5勝15敗、防御率5.76という悲惨な成績ながらメジャー初完封を記録するなど貴重な経験を積む。チーム名がデビルレイズからレイズに変わった2008年、ジャクソンは先発ローテーションの一角として自己最多の183.1イニングを投げ、14勝11敗、防御率4.42という自己ベストの成績をマーク。ポストシーズンでの先発の機会は与えられなかったが、自身初の2桁勝利をマークするなど充実のシーズンを送った。しかし、同年12月にマット・ジョイス(現アスレチックス)とのトレードでタイガースへ移籍することとなった。

    3球団目:タイガース

     先発ローテーションの一角として期待されたジャクソンは、さらなる成長を遂げ、自身初の200イニング(214イニング)をクリアして防御率3.62、161奪三振など多くの部門で自己最高の成績をマーク。オールスターにも初めて選ばれた。ところがそのオフ、またしてもトレード要員となり、タイガース、ダイヤモンドバックス、ヤンキースの三角トレードでジャクソンはダイヤモンドバックスへと放出された(カーティス・グランダーソン、イアン・ケネディ、マックス・シャーザーらがこの三角トレードに関わっている)。

    4球団目:ダイヤモンドバックス

     まだ26歳ということもあり、新天地ダイヤモンドバックスでのさらなる飛躍を期待されたジャクソンだったが、21先発で6勝10敗、防御率5.16と期待を裏切ってしまう(なお、6月25日の古巣レイズ戦でノーヒッターを達成。149球を投げて8四球という大荒れのピッチングだった)。ダイヤモンドバックスが下位に低迷していたこともあり、7月末にデービッド・ホルムバーグ(現ホワイトソックス)、ダニエル・ハドソン(現パイレーツ)の2投手との交換でホワイトソックスへとトレードされた。

    5球団目:ホワイトソックス

     ホワイトソックスに加入したジャクソンはシーズン残りの2ヶ月で11試合に先発し、4勝2敗、防御率3.24と移籍前とは打って変わって安定した成績をマーク。翌2011年も開幕から先発ローテーションの一角としてコンスタントに投げ続け、7月下旬までの19先発で7勝7敗、防御率3.92とまずまずの成績を残していた。そして前年同様にトレード・デッドラインでの放出要員となり、ジェイソン・フレイザー、ザック・スチュワートとの交換でマーク・ティーエンとともにブルージェイズへ放出される。しかし、ブルージェイズ在籍時間は数時間のみ。同日にコルビー・ラスマス(現レイズ)ら4選手との交換でドーテルら3選手と共にカージナルスへトレードされた(ブルージェイズでのメジャー出場はないため、所属球団数にはカウントされていない)。

    6球団目:カージナルス

     ポストシーズン争いを繰り広げていたカージナルスに加入したジャクソンは移籍後の13試合(うち12先発)で5勝2敗、防御率3.58の好成績をマークしてチームのワイルドカード獲得に貢献。ポストシーズン初先発も経験し、地区シリーズで1勝を挙げてチームのワールドシリーズ制覇に貢献した。このオフ、初めてFA権を取得したジャクソンは翌年2月にナショナルズと1年1100万ドルで契約を結んだ。

    7球団目:ナショナルズ

     新天地ナショナルズでも前年まで4年連続180イニング以上というイニング・イーターぶりを発揮し、189.2イニングを投げて5年連続となる2桁勝利(10勝11敗、防御率4.03)をマーク。チームが地区優勝を果たしたため、2年連続でポストシーズンでの登板機会を与えられたが、地区シリーズで古巣カージナルスに打ち込まれ、チームも地区シリーズ敗退となってしまった。このオフ再びFAとなったジャクソンは、5年連続2桁勝利&180イニング以上という実績を評価され、カブスと4年5200万ドルという大型契約を結んだ。

    8球団目:カブス

     大型契約を手に入れて気合い十分で臨んだ2013年シーズンだったが、気合いが空回りしたのか、過去5シーズンのようなピッチングができず、両リーグワーストとなる18敗を喫してしまう(8勝、防御率4.98)。翌2014年は不振がさらに深刻さを増し、6勝15敗、防御率6.33という惨憺たる成績に。4年契約の3年目となった2015年は開幕からリリーフでの起用が続き、契約を1年半残して7月末に解雇された。結果的にカブスが結んだ4年契約は大失敗。このころからジャクソンは不良債権の代名詞の一つのように扱われるようになる。

    9球団目:ブレーブス

     カブスから解雇された翌月、ジャクソンはブレーブスと契約を結んだ。ブレーブスでもリリーフでの起用が続き、メジャー初セーブを記録するなど24試合で防御率2.92、被打率.167とまずまずのピッチングを披露。しかし、ブレーブスから再契約を望む声は掛からなかった。

    10球団目:マーリンズ

     再びFAとなったジャクソンだったが、カブスとの契約がまだ残っていることもあり、他球団はジャクソンをメジャー最低年俸で雇うことができる。そこに目を付けたのがマーリンズだった。あわよくば先発ローテーションに入ってくれれば、との思惑もあったはずだが、ジャクソンはその期待を見事に裏切り、リリーフで8試合に登板しただけ。0勝1敗、防御率5.91という成績で6月上旬に解雇される。

    11球団目:パドレス

     それから半月後、とにかく投げられる投手を探していたパドレスがジャクソンに救いの手を差し伸べた。パドレスに加入したジャクソンは2014年以来となる先発のマウンドに立つ機会を与えられたが、13先発で5勝6敗、防御率5.89に終わり、オフにFAとなってパドレスを去ることになった。

    12球団目:オリオールズ

     そして今季は4月にオリオールズと契約。AAA級では12試合(うち1先発)に登板して2セーブ、防御率3.10と何とも言えない微妙な成績に留まっていたが、契約破棄条項が契約に含まれていたため、オリオールズはジャクソンのメジャー昇格を決断した。メジャー歴代2位タイとなる12球団目でのプレイとなったジャクソンだが、3試合で防御率7.20と全く通用せず、僅か4日後にはDFAとなり、マイナー降格を拒否して再びFAとなった。

     

     メジャー記録はドーテルの13球団。この記録に並ぶためにはこれまでにプレイ経験のない球団と契約を結び、メジャーで登板することが必要になるが、投手不足に苦しむオリオールズから放出されてしまったということもあって、ジャクソンの今後を楽観視する声は非常に少ないのが実情だ。15年のメジャー生活で12球団という驚異的なペースで移籍を経験してきたジャクソンだが、ここ数年のピッチングを見る限り、ジャクソンのキャリアが終わりに近付いていることは間違いない。今はただ、自分を必要としてくれるチームが現れることを待つしかなさそうだ。


  • 【戦評】グランダーソンが通算300本塁打達成!

    2017.6.15 11:51 Thursday

     人格者として知られるベテラン外野手の記念すべき一発が試合を決めた。慈善活動への熱心な取り組みが評価され、昨年ロベルト・クレメンテ賞を受賞したカーティス・グランダーソン(メッツ)。開幕から低打率に苦しんでいたベテランの通算300号となる記念の一発が決勝弾となった。

     序盤、試合の流れは完全にカブスのものだった。1回表、前日の試合に続いて1番に起用されたアンソニー・リゾーが2試合連続となる先頭打者本塁打を放つと、2番イアン・ハップも続いて2者連続本塁打でカブスが2点を先制。1番打者としてキャリア最初の2試合でともに先頭打者本塁打を放ったのは2014年6月のディディ・グレゴリウス(当時ダイヤモンドバックス)以来3年ぶり、カブスの選手が2試合連続で先頭打者本塁打を放ったのは2010年7月のタイラー・コルビン以来7年ぶり、カブスが2者連続本塁打で試合をスタートしたのは2009年5月(アルフォンゾ・ソリアーノ&ライアン・テリオー)以来8年ぶりという記録づくめの攻撃で、カブスが試合の主導権を握った。

     カブスは4回表にカイル・シュワーバーの12号特大ツーランが飛び出し、4-1とさらにリードを広げる。ところがその裏、試合の流れが変わり始める。2安打と1四球で一死満塁のチャンスを作ったメッツは、ここで先発マット・ハービーを諦め、なんと投手のスティーブン・マッツを代打に起用。すると、マッツがその期待に応え、三遊間の深いところへのタイムリー内野安打を放って1点を返すと、1番フアン・ラガレスが犠牲フライを放ち、メッツは1点差に詰め寄る。

     6回裏には1番ラガレスがカブスの2番手ペドロ・ストロップからタイムリースリーベースを放ち、ついに同点。そして8回裏、この回先頭のグランダーソンがライトへ通算300号となる7号ソロを放つなど、メッツが3点を勝ち越して試合を決めた。メッツは先発ハービーが4回4失点で降板したものの、4人のリリーバーが5回を無失点に抑えて勝利に大きく貢献。一方、カブスは先発マイク・モンゴメリーが5回3失点(自責点2)と試合を作ったが、3人のリリーバー全員が失点し、3回6失点と試合を壊してしまった。


  • 【戦評】ブレーブス打線がロアークを攻略し大勝

    2017.6.15 11:22 Thursday

     上位打線が機能したブレーブスがナショナルズの先発タナー・ロアークを攻略し、ナショナルズ投手陣に16安打を浴びせて快勝。2番ブランドン・フィリップスが4安打3打点の大活躍で、ブレーブス打線を牽引した。

     「序盤にリードをもらえるのは良いことだね。先発投手にとっては大きなことだよ」とブレーブスの先発フリオ・テーランが振り返ったように、ブレーブス打線は序盤から猛攻を見せた。1回表、いきなり3連打で2点を先制したブレーブスは、一死後に5番マット・アダムスがタイムリーを放って3点目。不調に苦しむテーランに3点の援護をプレゼントする。7番ブライアン・グッドウィンに4号ツーランを浴びて1点差に迫られた直後の3回表には、相手のエラーと6番カート・スズキの4号ツーランで再び3得点。6-2とリードを広げ、テーランを援護した。

     「点を取り続けたいんだよ。何点取っても安全なんてことはないんだから」とブライアン・スニッカー監督。その言葉の通り、ブレーブス打線はその後も攻撃の手を緩めなかった。5回裏に5番アダムスの犠牲フライでリードを5点に広げると、ロアークは5回7失点でノックアウト。7回裏にはナショナルズのリリーフ陣に猛攻を浴びせ、1番エンダー・インシアーテ、2番フィリップスの連続タイムリーなどで大量6点を追加した。

     スニッカー監督は「ロアークはいつも我々にとってタフな投手だよ。今日は初回に3点を取ったけど、彼から3点取った試合なんて覚えてないな。彼からこんなに点を取れたのは、たぶん初めてじゃないかな」とロアーク攻略に満足げ。1番インシアーテが3安打2打点、2番フィリップスが4安打3打点、3番ニック・マーケイキスが3安打1打点と、上位打線が見事に機能したブレーブスが首位ナショナルズとの3連戦に勝ち越した。


« Previous PageNext Page »