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  • 年俸削減に動くレイズが1年400万ドルでゴメスと契約合意

    2018.2.22 09:00 Thursday

     MLB.comのジェシー・サンチェスによると、6年連続で12本塁打以上&13盗塁以上を継続している唯一の現役選手であるカルロス・ゴメスが年俸400万ドルの1年契約でレイズと合意に至ったようだ。レイズはスティーブン・スーザJr.の放出により、右翼手の補強を必要としていた。

     レイズは日本時間2月18日に先発右腕のジェイク・オドリッジをツインズへ放出し、エンゼルスからは金銭トレードでC.J.クロンを獲得して昨季のオールスター・ゲームに選出された指名打者のコリー・ディッカーソンをDFAに。さらに同21日にはヤンキース、ダイヤモンドバックスとの三角トレードで昨季30本塁打のスーザJr.をダイヤモンドバックスへ放出して年俸総額の削減を進めてきた。エリック・ニーンダーGMは先発投手(オドリッジ)と指名打者(ディッカーソン)については球団内に他の選択肢があったため主力の放出に踏み切った一方で、右翼手(スーザJr.)については補強が必要であることを認めていたが、早急にゴメスとの契約合意を取り付け、スーザJr.放出の穴を埋める形となった。

     昨季のゴメスはレンジャーズで打率.255、17本塁打、51打点、13盗塁、OPS.802をマーク。OPSが.800を超えたのはブリュワーズでプレイした2014年以来3年ぶりだったが、5月に右ハムストリング痛、8月には右肩の故障で離脱し、ここ6シーズンでは最少となる105試合にしか出場できなかった。故障が増えているのは懸念材料だが、2012年から6年連続で12本塁打以上&13盗塁以上をマークしており、30歳を過ぎた現在もパワーとスピードのコンビネーションは健在である。2013年にゴールドグラブ賞を獲得するなど、キャリアの大半を中堅手として過ごしてきたゴメスだが、レイズのセンターには名手のケビン・キアマイアーがいるため、今季はスーザJr.の穴埋め役としてライトを守ることになりそうだ。

     ディッカーソンとスーザJr.を放出したものの、クロンとゴメスの加入によりレギュラー陣の顔ぶれが概ね固まった感のあるレイズ。なお、二塁はダニエル・ロバートソンとジョーイ・ウェンドル、レフトはディナード・スパンとマレックス・スミスの競争になることが予想されている。


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  • 快足・メイビンがマーリンズと1年契約 8年ぶりの古巣復帰

    2018.2.22 08:30 Thursday

     日本時間2月22日、マーリンズは昨季ア・リーグ2位の33盗塁をマークした30歳の俊足外野手、キャメロン・メイビンと1年契約を結んだことを発表した。年俸は325万ドルであることが報じられており、2008年からの3シーズンをマーリンズで過ごしたメイビンは8年ぶりの古巣復帰となる。

     マーリンズが2005年ドラフト全体10位指名の元有望株に期待しているのは主力選手としての働きだけではない。昨季途中にアストロズへ移籍したメイビンは、カルロス・ベルトランやブライアン・マッキャンといったベテラン選手から、チームをまとめ上げる方法やリーダーシップについて様々なことを学んだという。主力選手の大半を放出し、経験の少ない若手選手がロースターに数多く名を連ねるマーリンズが、リーダーシップを身につけたメイビンに目を付けたのは当然の流れと言えるだろう。

     前回メイビンがマーリンズに所属していたとき、チーム名はまだ「フロリダ・マーリンズ」だった。当時は球界屈指の有望株と評価されていたメイビンだが、マーリンズではレギュラーに定着できず、2010年オフにパドレスへ移籍。翌2011年にナ・リーグ2位の40盗塁をマークして定位置を確保し、パドレス、ブレーブス、タイガース、エンゼルス、そしてアストロズで様々な経験を積んできた。「少し年を取ってマーリンズに戻ってきて、これまでの経験をチームに還元できるのは楽しみだよ。(他球団でプレイした)これまでのシーズンでいろんなことを学んできたからね。チームが正しい方向へ進めるように貢献できるといいね」とメイビンは語る。

     マーリンズの外野陣でドン・マティングリー監督にレギュラーの座を保証されているのは、レフトに入ると見られるデレク・ディートリックだけ。メイビンは正中堅手として起用される可能性が高いものの、ルイス・ブリンソン、ブラクストン・リー、マグネウリス・シエラといったプロスペクトの教育係としての役割も期待されているはずだ。主力選手の一人として、そして経験豊富なベテラン選手として、かつてのトップ・プロスペクトは新生・マーリンズに何をもたらすことができるのか。「チームリーダー・メイビン」の活躍に期待したい。


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  • 正一塁手としてメジャー4年目のシーズンに臨む長距離砲・ギャロ

    2018.2.21 17:00 Wednesday

     昨季ア・リーグ3位となる41本塁打を放ったジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)は、間違いなく数年後には正三塁手の座を手中に収めていることだろう。しかし、チームには名三塁手のエイドリアン・ベルトレイがおり、今季は正一塁手として開幕を迎えることがほぼ確実となっている。

     ギャロは昨季メジャー定着を果たし、145試合に出場して41本塁打、80打点、OPS.869を記録。打率.209、196三振とまだまだ課題は多いものの、すでにレンジャーズ打線に不可欠な戦力となっている。本来は三塁手のギャロだが、38歳のベテラン三塁手・ベルトレイは今もなお攻守の両面で高い水準を維持しており、両者を同時に起用するためにはギャロが他のポジションへ移らざるを得ない。ジェフ・バニスター監督は攻撃力を重視してラインナップを編成する方針を明らかにしており、ベルトレイとポジションが重なるギャロを正一塁手として起用する予定である。

     バニスターはギャロについて「ジョーイ(・ギャロ)は球界で最も守備力の高い一塁手になるだけの身体能力を持っていると思う」と語る。ギャロも「(一塁手として起用されるのは)素晴らしいことだと思うよ。一塁を守るのは大好きだからね。守備面でもチームに貢献できると思うし、内野の守備力向上にも貢献できると思っている。一塁は僕にとって、とても楽しいポジションさ」とフルタイムで一塁を守ることを前向きに捉えている。

     ギャロが置かれている状況は、2004年のマーク・テシェイラとよく似ている。昨季のギャロは三塁を72試合、一塁を59試合、レフトを18試合守ったが、三塁手としてプロ入りしたテシェイラもルーキーイヤーの2003年は一塁と外野を守っていた。当時のレンジャーズは二塁にアルフォンゾ・ソリアーノ、三塁にハンク・ブレイロック、遊撃にマイケル・ヤングという不動のレギュラーがいたため、翌2004年からテシェイラは一塁手に転向。その後、テシェイラが三塁に戻ることはなかった。

     しかし、テシェイラのようにギャロが一塁に永住することはないと見られている。バニスターが「ギャロが一塁を守るのは成長の過程の一環だ。彼は身体能力がとても高いから、三塁に戻ることもできると考えている」と語るように、ベルトレイが移籍または引退によりチームを去った後はギャロが正三塁手の座を手にする可能性が高い。

     今季、ギャロが一塁の守備に専念できるとしたら、それはベルトレイが健康にシーズンを過ごしていることを意味する。ギャロとベルトレイが同時にラインナップに名を連ねる試合が増えれば、昨季リーグ5位の799得点を叩き出したレンジャーズ打線はさらに破壊力を増すことになるだろう。


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  • ヤンキース・バード 初のフルシーズンに中軸打者として挑む

    2018.2.21 16:00 Wednesday

     ヤンキースのアーロン・ブーン新監督はアーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、ゲーリー・サンチェスらとともに打線の中軸を担う存在として25歳のグレッグ・バードに大きな期待を寄せている。故障に苦しむシーズンが続いているバードにとって、健康に過ごせるかどうかが活躍のカギとなりそうだ。

     日本時間2月21日、ブーンはバードについて「私は彼の存在をはっきりと認識しているよ。彼は優勝争いをするチームの中軸打者に相応しい選手だと思う。彼が健康を維持し、ベストの状態で居てくれれば、間違いなく打線の中軸候補になるだろう」と語り、打線の中軸を任せる方針であることを明らかにした。

     2015年8月にメジャーデビューを果たし、46試合で11本塁打、OPS.871をマークしたバードだが、右肩の手術により2016年シーズンを全休。昨季は開幕から正一塁手として起用されたものの、19試合で打率.100、1本塁打、OPS.450の大不振に喘いだ挙句、右足首の故障で長期離脱し、シーズントータルでは48試合の出場に留まった。しかし、戦列復帰後は29試合で8本塁打、OPS.891と結果を残しており、ポストシーズンでも3本塁打、OPS.921と活躍。健康であればしっかり数字を残せることを証明してみせた。

     ブライアン・キャッシュマンGMは昨夏、他球団から一塁手を獲得するトレードのオファーを受けた際、バードのポテンシャルを信じてオファーを断ったという。一塁手を補強しなかっただけでなく、バードの戦列復帰を急がせず故障が完治するのを辛抱強く待ち続けた判断は、戦列復帰後のバードの活躍を見る限り正解だったと言えるだろう。それくらい球団からの期待は大きいのである。

     バードのメジャー出場経験は2015年の46試合と昨季の48試合だけ。しかし、ブーンはジャッジまたはスタントンに2番を打たせる方針を固めるなかで、右打者が連続するのを避けるためにジャッジとスタントンの間、要するに3番にバードを据える方針だ。球団内にバード以外の有力な一塁手は見当たらず、バードが期待を裏切るような事態になれば、チームの構想が大きく狂う可能性もある。球団からの大きな期待を背負うバードの働きぶりが、今季のヤンキースの命運を握っていると言っても過言ではなさそうだ。


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  • レッズNo.1プロスペクトのセンゼルが遊撃守備に挑戦中

    2018.2.21 15:00 Wednesday

     将来を見据えて内外野のあらゆるポジションで経験を積む予定となっていたニック・センゼル(レッズ)だが、今回の春季キャンプでは遊撃と三塁の2ポジションに絞って練習を行うようだ。球団OBの殿堂入り遊撃手であるバリー・ラーキンが有望株の遊撃守備をサポートしている。

     2016年のドラフトで全体2位指名を受けてレッズに入団したセンゼルは、昨季A+級とAA級で計119試合に出場して打率.321、14本塁打、65打点、14盗塁、OPS.905の好成績をマークした。AA級昇格後に打撃成績を向上させており、今季はAAA級スタートが濃厚。早ければ今季中にもメジャーデビューを果たす可能性がある。

     しかし、センゼルの本来のポジションである三塁には昨季26本塁打、OPS.828をマークした26歳のエウヘニオ・スアレスがおり、スアレスがフリーエージェントとなるのは最速で2020年オフ。センゼルは他のポジションを守れるようにならなければ、メジャーでの出場機会を確保できないという状況にある。

     プロ入り後も三塁しか守っていないセンゼルについて、球団は当初、あらゆるポジションの練習を行わせる予定だったが、ブライアン・プライス監督が「必要以上にあれこれやらせたくない」と語ったように、方針を転換。レギュラーのホゼ・ペラザがまだ発展途上である遊撃に狙いを定めて守備練習を行わせることを決断した。

     バントシフトの練習で遊撃の守備に就いたセンゼルは「三塁では打球に向かって突進したり、バントを先読みしたりすることが大切だったけど、遊撃ではベースカバーに入ることや、決められた時に決められた場所にいることが大切になる」と役割の違いに戸惑いを見せつつも、「慣れてきたように思う。助けてくれる人がたくさんいるからね」とラーキンらの指導を受けながら少しずつ上達している。特にラーキンの指導はスムーズに耳に入っているようで、「彼は偉大な選手だ。彼の言うことなら何でも聞くよ」と語るほどである。

     「彼がいろいろなポジションを守れるようになれば、故障者が出たときや不調の選手がいるときに、出場機会を得られるだろう」とプライスはセンゼルに期待を寄せる。三塁以外のポジションへの適応がスムーズに進めば、球団No.1プロスペクトがメジャーへ昇格するチャンスはグッと広がるに違いない。


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  • ドナルドソンとの契約延長実現に自信を見せるアトキンスGM

    2018.2.21 14:30 Wednesday

     ジョシュ・ドナルドソンがブルージェイズとの契約延長交渉の打ち切りを宣言してから一夜明け、ロス・アトキンスGMはまだ2015年ア・リーグMVPとの契約延長の望みが絶たれたわけではないことを強調した。今後も契約延長の実現に向けて粘り強く交渉を続けていく構えである。

     今季終了後にフリーエージェントとなるドナルドソンは、昨季終了時にブルージェイズで長くプレイしたいという願望を持っていることを明らかにしており、今オフは球団側と数回にわたって契約延長に向けての話し合いを行ってきた。しかし、「僕たちは同じエリアや同じボールパークにおらず、議論を前進させることはできなかった」とドナルドソン側と球団側に熱量の差があり、本格的な交渉に発展しなかったことを明らかにし、「シーズンに集中したい」と契約交渉の打ち切りを宣言。今季終了後にフリーエージェント市場に打って出ることが確実となっていた。

     ところが、アトキンスは「私の考えでは、彼がブルージェイズの選手であり続けたいと思っているということに何の疑いもない」と契約延長の実現に自信を見せる。ドナルドソンがブルージェイズという球団組織やチームメイト、トロントの街を気に入っており、それらに対して義理や責任を感じているというのがその理由。また、昨オフ、エドウィン・エンカーナシオンの引き留めに失敗してインディアンスへ流出させてしまった反省を生かし、シーズン中はもちろんのこと、シーズン終了後にドナルドソンがフリーエージェントとなった場合にも、粘り強く交渉を続けていくつもりだという。「我々は(ドナルドソンとの契約延長に向けて)今後も取り組んでいくし、状況をチェックしていくよ」とアトキンスは意気込みを口にする。

     ブルージェイズへの残留願望を口にしていたドナルドソンの目には、今オフ、球団が契約延長について積極的な姿勢を見せなかったことはネガティブに映っているに違いない。今後の誠意ある交渉で、ドナルドソン側とのギャップを埋めることはできるのか。アトキンスの手腕が試されることになりそうだ。


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  • スーザ&ダイソンが加入 激戦区と化したDバックス外野陣

    2018.2.21 12:30 Wednesday

     J.D.マルティネスとの再契約に失敗したダイヤモンドバックスは2年750万ドルでジャロッド・ダイソンと契約し、日本時間2月21日にはトレードでスティーブン・スーザJr.を獲得。ダイヤモンドバックスの外野陣はレギュラー級5人がひしめく激戦区と化した。

     数日前まで、今季のダイヤモンドバックスの外野陣はレフトにヤズマニー・トマス、センターにA.J.ポロック、ライトにデービッド・ペラルタが入り、ソクラテス・ブリトー、ジェレミー・ヘーゼルベイカー、ラモン・フローレス(招待選手)、レイ・フエンテス(招待選手)らが控えの座を争う構図となっていた。しかし、マルティネスを逃したものの、ダイソンとスーザJr.が加入。2016年に31本塁打を放ったトマスでさえレギュラーの座が保証されないという激戦区に変貌を遂げた。

     トーリ・ロブロ監督は「競争になるだろうね。まだ何も決まっていないよ」と有力選手がひしめく外野陣にレギュラー争い&開幕ロースター争いを促すことを示唆。レギュラー確保が有力なポロックとペラルタに対し、昨季47試合のみの出場に留まったトマスは競争に飲み込まれる可能性が高いが、「毎年のスプリング・トレーニングと同じだよ。スプリング・トレーニングで仕事を勝ち取らないといけない。それは理解しているし、準備はできているよ」とスーザJr.やダイソンとのレギュラー争いに意欲を見せる。

     昨季のパフォーマンスから判断すれば、レイズで30本塁打を放ったスーザJr.がレギュラーに相応しいと言えるだろう(この場合はレフトにペラルタ、ライトにスーザJr.が入る布陣が有力)。しかし、主砲のポール・ゴールドシュミットが「トマスは僕たちの打線を引っ張ってくれる。2年前にそれは証明された。彼が健康でいることが必要だけどね」と語るように、トマスが健康であれば、その長打力は捨てがたい。ただし、スーザJr.は守備と走塁でも平均以上の能力を持っており、トマスにとって分が悪い競争であることは間違いない。競争によって各選手が最高のパフォーマンスを見せてくれることがチームにとってベストの展開と言えるが、この熾烈な競争はどのような結末を迎えるのだろうか。


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  • ドジャースがエース左腕との契約延長に向けて交渉開始

    2018.2.21 12:00 Wednesday

     今季終了後にオプトアウト(=契約破棄)できる権利を有するため、その去就が注目を集めているクレイトン・カーショウ(ドジャース)。ファーハン・ザイディGMは「彼は我々のフランチャイズ・プレイヤーだ」と語り、引き留めに向けて交渉を開始していることを明らかにした。

     カーショウは2014年から始まる7年2億1500万ドルの契約をドジャースと結んでおり、今季は7年契約の5年目となる。最初の4年間でMVP1回(2014年)、サイ・ヤング賞1回(2014年)、オールスター・ゲーム選出4回(2014~2017年)、最優秀防御率2回(2014年、2017年)、最多勝2回(2014年、2017年)、最多奪三振1回(2015年)と素晴らしい実績を残しており、オプトアウトの権利を行使してフリーエージェント市場に出れば、現行の契約(年俸は2019年が3200万ドル、2020年が3300万ドル)以上の好条件を得られる可能性は高い。

     投手の契約としては、契約総額で歴代2位(1位はデービッド・プライスの7年2億1700万ドル)、年平均額で歴代3位(1位はザック・グレインキーの3441万6666ドル、2位はプライスの3100万ドル)となっているカーショウの契約だが、これまでの活躍を考えると、今年3月に30歳の誕生日を迎えるカーショウが契約総額と年平均額の両方で投手歴代1位となる超大型契約を要求しても決して不思議ではない。「(オプトアプトは)一つの選択肢に過ぎないよ」と語るカーショウだが、オプトアウトの権利を行使してフリーエージェント市場に打って出る可能性は否定できないだろう。

     ただし、オプトアウトの権利を行使するか否かは今季のパフォーマンス次第とも言える。2010年からの4シーズンはいずれも32試合以上に先発して200イニング以上を投げていたのに対し、2014年以降の4シーズンで故障なく過ごしたのは2015年の1シーズンのみであり、残りの3シーズンは27先発以下&200イニング未満に終わっているという事実がある。カーショウが今季も故障に苦しむようであれば、各球団が超大型契約をオファーするのを躊躇する可能性が高く、オプトアウトの権利を行使しないという選択肢も浮上するはず。「今は健康を維持して投げることしか考えていない」とカーショウが語るように、自身のためにも、そして30年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すチームのためにも、今季は離脱することなく最高のパフォーマンスを見せてくれることを期待したい。


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  • パイレーツが金銭トレードで昨季AAA級31本塁打のブレンツを獲得

    2018.2.21 11:30 Wednesday

     日本時間2月21日、パイレーツは金銭トレードでレッドソックスからブライス・ブレンツを獲得した。J.D.マルティネスと5年契約で合意したことが報じられているレッドソックスが、40人枠に空きを作るためにブレンツの放出に動いたと見られている。

     2010年のドラフトでレッドソックスから1巡目(全体36位)指名を受けてプロ入りしたブレンツは、2014年に9試合、2016年に25試合のメジャー経験があり、通算90打席で打率.287、1本塁打、OPS.690をマークしている。昨季はメジャーでプレイする機会がなかったものの、AAA級で120試合に出場して打率.271、31本塁打、85打点、OPS.863をマーク。マイナー通算127本塁打を放っているが、昨季42四球に対して109三振を喫したように、粗い打撃が災いしてメジャー定着を果たせないまま29歳になってしまった。

     パイレーツは今オフ、長年にわたってチームの看板選手として活躍してきたアンドリュー・マカッチェンをジャイアンツへ放出し、センターにスターリング・マーテイ、ライトにはグレゴリー・ポランコがいるものの、レフトのレギュラーの座が空席となっている。内外野を守れるアダム・フレイジャーとショーン・ロドリゲス、昨季メジャーデビューを果たした24歳のジョーダン・ループロウ、昨季フィリーズで打率.301をマークした招待選手のダニエル・ナバらがレギュラー争いを繰り広げることが予想されているが、長打力が魅力のブレンツもこの争いに加わることになるだろう。

     今年12月に30歳の誕生日を迎えるブレンツにとって、外野のレギュラーがガッチリ固定されているレッドソックスからパイレーツへトレードされたのは、メジャー定着に向けての大きなチャンスと言える。年齢的に決して若くなく、今季メジャー定着を果たせないようだと日本球界や韓国球界への移籍も検討せざるを得ないだけに、パイレーツ移籍により巡ってきたメジャー定着のチャンスをしっかりモノにしたいところである。


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  • アリエタはどこへ行く 新天地候補はフィリーズ&ブリュワーズか

    2018.2.21 11:00 Wednesday

     ダルビッシュ有、エリック・ホズマー、J.D.マルティネスらの移籍先が決まるなか、元サイ・ヤング賞右腕のジェイク・アリエタはフリーエージェント市場に残された数少ない大物選手となっている。MLBネットワークのジョン・ヘイマンはアリエタの新天地としてブリュワーズを最有力候補に挙げているが、フィリーズもアリエタの獲得を検討しているようだ。

     打線にクリスチャン・イェリッチとロレンゾ・ケインを加え、2011年以来7年ぶりのポストシーズン進出を目指すブリュワーズは、ジミー・ネルソンの復帰予定時期が不透明なこともあり、先発投手の補強を検討している。エース級の先発投手を獲得する予算があることをマーク・アタナシオ・オーナーは明言しており、ダルビッシュの獲得に乗り出していたものの失敗。よりによって同地区ライバルのカブスにダルビッシュを攫われる結果となってしまった。カブスに対抗するためには、エース級の先発投手の獲得が必要不可欠。このブリュワーズのニーズに合致するのが、直近3シーズンで54勝(年平均18勝)をマークしているアリエタというわけだ。

     一方で、ヘイマンはフィリーズがアリエタ獲得の可能性を探っていることを報じている。アンディ・マクフェイル球団社長、マット・クレンタックGM、そして選手育成部門のディレクターであるジョー・ジョーダンはいずれもアリエタがオリオールズからドラフト指名を受けてプロ入りしたときにオリオールズに在籍していた人物であり、当時からアリエタを高く評価していたと言われている。しかし、ヘイマンによると、アリエタが長期の大型契約を求めているのに対し、フィリーズは短期の契約を好んでおり、両者の間にはギャップがあるという。衰えの兆候が見られるアリエタと長期契約を結ぶリスクを負う勇気がフィリーズにあるかどうかが、契約成立に向けてのポイントとなりそうだ。

     ヘイマンはこの2球団以外にナショナルズ、カージナルス、ツインズなどを獲得候補として挙げているが、ブリュワーズほどは現実的でないとしている。本格的にアリエタの獲得に乗り出している球団はそれほど多くなく、近いうちに移籍先が決まるのではないだろうか。


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  • ヤンキース、レイズ、Dバックスによる三角トレードが成立!

    2018.2.21 10:30 Wednesday

     日本時間2月21日、ヤンキース、レイズ、ダイヤモンドバックスの3球団による三角トレードが成立し、ヤンキースはダイヤモンドバックスから二塁と三塁を守れるブランドン・ドルーリー、ダイヤモンドバックスはレイズから昨季30本塁打を放ったスティーブン・スーザJr.を獲得した。

     ドルーリーは二塁と三塁に不安を抱えていたヤンキースのニーズを満たすのにうってつけの存在である。昨季は正二塁手としてプレイし、打率.267、13本塁打、63打点、OPS.764をマーク。元々は三塁手であり、さらに外野の両翼や一塁、遊撃を守ることもできるため、将来の正二塁手候補であるグレイバー・トーレス、同じく正三塁手候補であるミゲル・アンドゥハーがメジャーに定着するまではレギュラー格として起用され、その後は内外野兼用のユーティリティとして重宝されることになるだろう。

     スーザJr.はJ.D.マルティネスに代わる外野のスラッガーとして活躍を期待されている。メジャー定着3年目の昨季は急成長を遂げ、30本塁打、78打点、OPS.810など各部門で自己最高の成績をマーク。179三振を喫したように打撃の粗さが課題ではあるものの、84四球を選んだように選球眼は決して悪くなく、16盗塁と足を使える点も魅力である。新天地では正右翼手としての起用が濃厚だ。

     レイズはここ数日でジェイク・オドリッジをツインズへ放出し、昨季オールスター・ゲーム選出のコリー・ディッカーソンをDFA。さらにスーザJr.をダイヤモンドバックスへ放出することになり、本格的にチームの再建に乗り出した印象を受ける。今後は、オフシーズン当初から放出の可能性が取り沙汰されていたエースのクリス・アーチャーやクローザーのアレックス・コロメイの動向にも注目が集まりそうだ。


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  • ナショナルズ・ハーパーはFAに興味なし「今季に集中している」

    2018.2.20 16:30 Tuesday

     今季終了後にフリーエージェントとなるため大きな注目を集めているブライス・ハーパー(ナショナルズ)だが、来季以降のことは本人の頭のなかにないようだ。「俺はいつもと同じように、今年のシーズンに集中している。一生懸命プレイして勝利を手にすることが一番だ」と、悲願のワールドシリーズ制覇に向けて意気込みを口にした。

     春季キャンプのスタートを目前にして、メディア向けの記者会見に応じたハーパーは「2019年以降のことについて話すつもりはない」とフリーエージェントに関する質問をシャットアウト。周囲からの雑音を封じ、ワールドシリーズ制覇という大きな目標に向かって全力を注いでいく姿勢を明確にした。

     来オフはハーパーのほか、マニー・マチャド(オリオールズ)、ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)といった有力選手がフリーエージェントとなり、クレイトン・カーショウ(ドジャース)もオプトアウト(=契約破棄)の権利を行使して市場に出てくる可能性がある。そのなかでも、メジャー屈指の才能と若さを兼ね備えたハーパーは最大の注目株であり、2014年にジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)がマーリンズと結んだ13年3億2500万ドルの歴代最高額を更新することが確実視されている。

     しかし、ハーパーはまだナショナルズとの契約を1年残している。ハーパー以外にもダニエル・マーフィー、ジオ・ゴンザレス、ライアン・マドソンといった主力選手が今季終了後にフリーエージェントとなるため、ハーパーはナショナルズに残留するにしても他球団へ移籍するにしても、現在のメンバーとともにナショナルズで世界一を目指すのは今季がラストチャンスとなるのだ。「素晴らしいチームでプレイすることができているのはとても幸運なことだと思っている」とハーパーが語るように、ナショナルズは直近6シーズンで4度の地区優勝。ところが、いずれも地区シリーズで敗退し、ワールドシリーズどころかリーグ優勝決定シリーズにすら進めていないのが現実だ。

     メジャー30球団でワールドシリーズ出場経験がないのはナショナルズとマリナーズの2球団だけ。ハーパーはナショナルズを球団史上初のワールドシリーズ出場、そしてワールドシリーズ制覇へと導くことができるのか。友人のジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)が「今まで見たことがないくらいに集中している」という今季のハーパーは大活躍を見せてくれそうな予感がする。


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  • マリナーズの開幕投手はヘルナンデスら3投手による争いか

    2018.2.20 15:30 Tuesday

     現役投手では最長となる9年連続で開幕投手を務めているフェリックス・ヘルナンデスを擁するマリナーズだが、今季は「即決」というわけにはいかないようだ。スコット・サービス監督はオープン戦での各投手のピッチングを見たうえで開幕投手を決定する方針を明らかにした。

     直近11シーズンで開幕投手を10度務めているヘルナンデスだが、昨季は2度の故障者リスト入りがあり、16先発で6勝5敗、防御率4.36という不本意な成績に終わった。その一方で、ジェームス・パクストンは24先発で12勝5敗、防御率2.98と充実のシーズンを過ごし、昨年8月末にカージナルスから加入したマイク・リークも移籍後の5先発で3勝1敗、防御率2.53と好投。サービスはこの3投手のなかから開幕投手を選ぶ方針だ。

     「春季キャンプ、オープン戦でどのように物事が進むか見てみよう。もちろん、ある時点で決断をしてローテーションの順番を決めないといけないけどね。開幕投手に相応しい投手は何人かいると思っているよ」とサービス。「パクストンは昨季飛躍を遂げ、ローテーションを牽引してくれた。フェリックスがこれまでのキャリアで成し遂げてきたことは誰もが知っている。リークも新天地で見事なデビューを飾ってくれた。開幕投手を任せられる投手はたくさんいるんだよ」と、この3投手が開幕投手の候補であることを認めた。

     マリナーズは日本時間2月21日に野手陣が合流してチーム全体の練習がスタートし、日本時間2月24日には計32試合のオープン戦がスタートする。ヘルナンデス、パクストン、リークは最大で6試合に先発することが可能であり、サービスはオープン戦で各投手の状況を見極めたうえで、最終的な決断を下すことになる。ヘルナンデスが現役最長の記録を10年連続に伸ばすのか、勢いのあるパクストンが初の開幕投手を務めるのか、あるいはリークがメジャー9年目にして初の開幕投手を勝ち取るのか。マリナーズでは久しぶりとなる開幕投手争いの行方に注目だ。


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  • ドナルドソンの契約延長交渉は終了 シーズンに集中する意向

    2018.2.20 14:30 Tuesday

     2015年ア・リーグMVPのジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)が今季終了後にフリーエージェント市場へ打って出ることがほぼ確実となった。ドナルドソンはブルージェイズとの長期契約について、本格的な交渉に発展しなかったことを明らかにした。

     昨季終了時、ドナルドソンはブルージェイズと長期の契約延長を結び、ブルージェイズの中心選手として長くプレイしたい意向を示していた。日本時間2月16日に球団のマイナー施設でロス・アトキンスGMと面会するなど、オフシーズン中に契約延長について話し合う機会が設けられたようだが、球団側が具体的な条件をオファーするには至らず、本格的な交渉に発展しないまま両者の交渉は打ち切りとなった。

     「(契約条件の)おおまかな枠組みについては話に出ていたけど、具体的な条件は出てこなかった」と契約延長交渉を振り返ったドナルドソン。自身と球団側には契約延長について温度差があり、球団側が契約延長をあまり真剣に考えていないような印象を受けたという。「球団は僕を必要としていると思う。でなければ、この時期にこのような交渉の場を設けたりはしないだろうからね」とドナルドソンは語ったが、自分のため、そしてチームのために野球に集中することを決断し、少なくとも今季開幕までに契約延長に応じる可能性はほぼなくなった。

     昨季は4月中旬から1ヶ月強にわたって戦列を離れた影響で113試合の出場にとどまったものの、後半戦に24本塁打、OPS.992と爆発し、シーズントータルでは33本塁打、OPS.944とまずまずの働きぶり。打率.297、41本塁打、123打点、OPS.939の大活躍でア・リーグMVPに輝いた2015年から徐々に成績を落としてはいるものの、現在も球界を代表する三塁手であることに変わりはない。ひょっとすると、ブルージェイズが契約延長にあまり乗り気でなかったのは、現在32歳という年齢も影響しているのかもしれない。

     やや不本意なシーズンとなった昨季からの巻き返しを図る今季は、フリーエージェント直前の契約最終年となり、モチベーションを高めて大活躍するだけの条件は揃っている。ア・リーグMVPに輝いた2015年を上回るパフォーマンスが見られる可能性もありそうだ。


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  • メジャー復帰を目指すリンスカムにメジャー契約のオファーが届く

    2018.2.20 12:30 Tuesday

     SBネーションのグラント・ブリスビーによると、2016年以来2年ぶりのメジャー復帰を目指すティム・リンスカムのもとにメジャー契約のオファーが届いているようだ。リンスカムは日本時間2月16日にショーケース(公開練習)を開催し、視察に訪れたスカウトから高評価を得ていた。

     サイ・ヤング賞2度、オールスター・ゲーム選出4度、奪三振王3度など輝かしい実績を誇るリンスカムは、メジャー復帰に向けてシアトル郊外のトレーニング施設でショーケースを開催。およそ15球団、総勢20人前後のスカウトの前で最速93マイルの速球を投じるなど、全盛期に近いパフォーマンスを披露して高評価を得ていた。関係者の一人は「近いうちにオファーが届くと思う」とリンスカムのメジャー復帰が実現することを予想していたが、その通りの状況になりつつあるようだ。

     リンスカムは初のフルシーズンとなったメジャー2年目の2008年に18勝5敗、防御率2.62、265奪三振の好成績をマークしてサイ・ヤング賞を受賞。翌2009年も15勝7敗、防御率2.48、261奪三振で同賞を受賞し、フルシーズン1年目から2年連続でサイ・ヤング賞を受賞した史上初の投手となった。また、2008年から3年連続で奪三振王のタイトルを獲得し、2008年から7年連続2ケタ勝利をマークしてジャイアンツの3度のワールドシリーズ制覇(2010年、2012年、2014年)にも貢献している。しかし、股関節の故障などによって徐々に成績が悪化し、エンゼルスでプレイした2016年は9先発で2勝6敗、防御率9.16、被打率.395とボロボロ。全盛期に90マイル台中盤に達した速球の平均球速は88マイル台まで低下し、昨季はメジャーでプレイする機会を得られなかった。

     リンスカムについては「マイナー契約ならチャンスがあるかも」「リリーバーとして獲得する球団がありそう」など、様々な意見や推測が飛び交っており、現時点では具体的なオファーの内容は明らかになっていない。しかし少なくとも、今季リンスカムがメジャーのマウンドで投げる姿を見ることができる可能性が高いことだけは間違いなさそうだ。


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  • オリオールズが4人目のスターターを確保 ティルマンと再契約

    2018.2.20 12:00 Tuesday

     先日、アンドリュー・キャッシュナーを獲得して先発ローテーションの3枠目を埋めたばかりのオリオールズが、4人目のスターターの確保に成功した。日本時間2月20日、オリオールズはフリーエージェントとなったクリス・ティルマンと1年300万ドルで再契約を結ぶことで合意に至った。

     ティルマンのほか、ウェイド・マイリー(ブリュワーズとマイナー契約)、ウバルド・ヒメネス、ジェレミー・ヘリクソンがシーズン終了後にフリーエージェントとなり、先発ローテーションがケビン・ゴーズマンとディラン・バンディの2枠しか埋まっていない状態でスタートしたオリオールズのオフシーズン。マニー・マチャドとのトレードで複数の先発投手を獲得することを狙ったものの上手くいかず、今月に入るまで補強が実現しない状況が続いていた。しかし、日本時間2月16日にキャッシュナーと2年契約を結んだのに続き、2013年から4年連続で11勝以上を挙げたティルマンと再契約。ようやく今季の先発ローテーションの形が見えてきた。

     開幕投手候補のゴーズマンは「彼が戻ってきてくれて本当に嬉しいよ。そして、何よりも彼のリーダーシップは僕たちの大きな武器になると思う」とティルマンとの再契約を歓迎。ベテランリリーバーのダレン・オデイも「僕たちはティルマンが何をできるかを知っている。(ティルマンとの再契約は)素晴らしい動きだと思うよ」と喜びを口にした。

     昨季は24試合(うち19先発)に登板して1勝7敗、防御率7.84という自己最悪のシーズンを過ごしたティルマンだが、2012年からの5シーズンで65勝33敗、防御率3.81をマークしていることを考えると、今季は「バウンスバック(立ち直り・巻き返し)」の有力候補である。少なくとも、昨季のようなシーズンを繰り返すことは考えにくく、2ケタ勝利を期待できるはずだ。

     キャッシュナーの獲得、ティルマンとの再契約により、先発4番手までが確定したオリオールズだが、ダン・デュケット野球部門副社長は外部からのさらなる補強を示唆。一時は悲惨な状態となっていたオリオールズの先発ローテーションだが、開幕時には同地区の他球団に劣らない強固な先発ローテーションが形成されている可能性もありそうだ。


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  • ベテラン救援右腕・ベノワが1年100万ドルでナショナルズへ

    2018.2.20 11:30 Tuesday

     日本時間2月20日、ナショナルズはホアキン・ベノワと年俸100万ドルの1年契約を結ぶことで合意に至った。コーダ・グローバーが右肩痛を抱えていることが発覚したナショナルズは、実績豊富なベテラン右腕をブルペンに加え、デプスの強化に成功した。

     現時点では球団からの正式な発表はないものの、メジャー17年目のシーズンに臨む40歳のベテラン右腕がキャリア9球団目となるナショナルズに加入することになった。ナショナルズのキャンプ地にはすでにベノワのロッカーが用意されており、身体検査を経て正式に契約が発表される見込みだ。

     昨季のベノワはフィリーズで44試合に登板して防御率4.07をマークしたあと、7月末のトレードでパイレーツへ移籍。しかし、移籍後は左膝の炎症の影響もあって8試合にしか登板できず、防御率7.56と期待を大きく裏切った。シーズントータルでは52試合に登板し、8年連続の50登板以上はクリアしたものの、防御率4.65は右肩の故障からの復活を遂げた2010年以降では自己ワーストの数字。奪三振率が低下し、被本塁打率が悪化するなど、40歳を迎えて球威の衰えを隠せなくなりつつある。

     とはいえ、直近8シーズンで防御率3.00未満を6度もマークするなど、大崩れしない安定感は魅力的であり、ナショナルズは不本意なシーズンに終わった昨季からの巻き返しを期待しているようだ。また、ベノワの獲得はグローバーの状態に関するナショナルズの懸念の表れと言ってもいいだろう。

     グローバーは右肩の炎症により昨季を終えており、現在も同箇所の痛みに悩まされている。本人のコメントによると大事には至っていないようだが、開幕を万全の状態で迎えられるかどうかは不透明だ。幸いにもブランドン・キンツラーとの再契約、ベノワの獲得などによってブルペンの頭数は揃っており、ナショナルズは将来のクローザー候補であるグローバーを慎重に扱うことができる。経験豊富なベノワは、グローバーら若手投手のサポート役としても、大きな役割を果たすことになりそうだ。


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  • 鉄腕・モイランの古巣復帰が正式決定 ブレーブスと1年契約

    2018.2.20 11:00 Tuesday

     昨季メジャー最多の79試合に登板した鉄腕リリーバーが、3年ぶりにブレーブスに戻ってくることが正式に決定した。日本時間2月20日、ブレーブスは39歳のベテラン右腕、ピーター・モイランと年俸57万5000ドルの1年契約を結んだことを発表した。

     昨季のモイランはロイヤルズで79試合に登板し、勝ち星とセーブは1つもなかったものの、リーグ7位となる24ホールドを記録。サイドハンドの特性を生かして、ほとんど右打者専門で起用され、右打者を打率.161に封じ込めるなど自身の役割をしっかりと果たしたシーズンだった。80試合以上に登板したシーズンが3度(2007年、2009年、2010年)もあるモイランだが、意外なことにリーグ最多登板を記録したのは昨季が初めて。40歳の大台が近付きつつある現在も、鉄腕ぶりは健在である。

     オーストラリア出身のモイランは、2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシックでの活躍が認められて、大会後にブレーブスと契約。2006~2012年と2015年のシーズンをブレーブスでプレイしており、今回が3度目のブレーブス所属となる。2008年と2014年にトミー・ジョン手術、2011年に背中の手術を受けるなど、故障とともにキャリアを歩んできたモイランだが、通算460試合に登板して防御率3.00、被打率.237という成績は立派の一言。ロイヤルズでプレイした直近2シーズンはいずれも50試合以上に登板して3点台の防御率をマークしており、ブルペンの戦力として確実に計算できる存在である。

     なお、ブレーブスはモイランの加入に伴い、ドミニカ共和国出身の24歳右腕、マウリシオ・カブレラをDFAとした。2016年にメジャーデビューを果たし、41試合で5勝1敗6セーブ、防御率2.82の好成績をマークしてアロルディス・チャップマン(ヤンキース)に次ぐスピードボーラーとして注目を集めたカブレラだったが、昨季は右肘痛に苦しみ、メジャーでの登板機会はゼロ。AAA級では24試合で26回1/3を投げ、与四球25、防御率7.86とピッチングが完全に崩壊しており、戦力にならないと判断されたようだ。


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  • J.D.マルティネスを逃したDバックスが「もう一人のJD」を獲得

    2018.2.20 10:30 Tuesday

     レッドソックスとJ.D.マルティネスが契約合意に至ったとの報道が出た直後、マルティネスとの再契約を目指していたダイヤモンドバックスは「もう一人のJD」ことジャロッド・ダイソン(Jarrod Dyson:イニシャルがJD)と2年750万ドルで契約合意に達した。

     タイミングが偶然にも一致したため、「マルティネスを逃したダイヤモンドバックスがダイソンの獲得に動いた」との見方も出ているが、ダイヤモンドバックスはマルティネスと契約できる・できないに関わらず、ダイソンの獲得を検討していたようだ。MLB.comのマーク・フェインサンドによると、出場試合数と打席数による出来高が設定されているという。

     現在33歳のダイソンは、昨年1月にネイト・カーンズとの1対1のトレードで7シーズンを過ごしたロイヤルズからマリナーズへ移籍し、昨季は111試合に出場して打率.251、5本塁打(自己最多)、30打点(自己最多)、28盗塁、OPS.674を記録。センターを96試合(うち先発87試合)、レフトを12試合(すべて先発)守り、2ポジション合計で守備防御点+15をマークした。6年連続で26盗塁以上、4年連続で守備防御点+11以上(外野3ポジション合計)を記録しているように、打撃成績のわりにチームへの貢献度が高いのが特徴。自慢のスピードと好守は、ダイヤモンドバックスでも大きな武器となるはずだ。

     今季のダイヤモンドバックスはレフトにヤズマニー・トマス、センターにA.J.ポロック、ライトにデービッド・ペラルタが入る布陣が予定されているが、俊足好守のポロック、堅守のペラルタはともかく、トマスの守備には大きな不安が残る。ダイソンは主に守備固め要員としてトマスと交代で出場するケースが多くなることが予想されるが、右打者のトマスと左打者のダイソンでプラトーンを形成することも考えられる。なお、トマス、ポロック、ペラルタ、ダイソン以外に40人枠に登録されている外野手はソクラテス・ブリトーとジェレミー・ヘーゼルベイカーしかおらず、デプス強化のためにさらなる補強へ動く可能性もありそうだ。


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  • J.D.マルティネスがレッドソックスと5年1億1000万ドルの大型契約

    2018.2.20 10:00 Tuesday

     今オフのフリーエージェント市場において最高の打者と評価されていたスラッガーの新天地がようやく決まった。MLB.comのジョン・ポール・モロシによると、昨季45本塁打のJ.D.マルティネスはレッドソックスと総額1億1000万ドルの5年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。

     今オフの早い段階から相思相愛と目され、「周りが早くくっつけと思っているのになかなかくっつかない男女」のような状況に陥っていたマルティネスとレッドソックスだが、日本時間2月20日、無事に契約合意に至ったとの報道が出た。1億1000万ドルの内訳は明らかになっていないが、最初の2年で5000万ドル、最初の3年で7200万ドル(要するに3年目の年俸は2200万ドル)であることが報じられており、2年目終了後と3年目終了後にオプトアウト(=契約破棄)が可能だという。

     昨季のレッドソックスはリーグ6位の785得点を記録したものの、本塁打はリーグ最少の168本。デービッド・オルティスの現役引退による長打力の低下が顕著に数字に表れる結果となった。同地区ライバルのヤンキースがジャンカルロ・スタントンを獲得して打線を強化する一方で、レッドソックスはミッチ・モアランド、エドゥアルド・ヌニェスと再契約を結んだだけと、今オフは地味な動きに終始していたが、打率.303、45本塁打、104打点、OPS1.066という自己ベストのシーズンを過ごしたスラッガーの獲得により、ライバルと対等かそれ以上の打線が完成。上位から下位まで、ほとんど隙のない打線となった。

     レッドソックスはアンドリュー・ベニンテンディ、ジャッキー・ブラッドリーJr.、ムーキー・ベッツの3人で外野が固まっているため、マルティネスは主に指名打者を務めることになると見られる。それに伴い、指名打者のレギュラーに予定されていたハンリー・ラミレスは一塁でモアランドと併用されることになるだろう。デービッド・プライス、リック・ポーセロといった昨季期待を裏切った先発投手が復調すれば、念願のスラッガーを手に入れたレッドソックスがア・リーグ東部地区の本命であることは間違いなさそうだ。


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