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  • 先発投手・大谷が登板前に2打席 1900年以降でメジャー初の珍事

    2022.4.21 08:59 Thursday

     日本時間4月21日、エンゼルスの大谷翔平は敵地ミニッツメイド・パークでのアストロズ戦で今季3度目の先発登板に臨んでいる。アストロズ先発のジェイク・オドリッジの乱調もあり、エンゼルスは1回表の攻撃で打者11人を送り込んで6点を先制。メジャーリーグの公式記録を扱うエライアス・スポーツ・ビューロー社によると、先発投手がマウンドに上がる前に2度打席に立つのは、少なくとも1900年以降でメジャー初の珍事となった。

     1回表のエンゼルスは先頭の大谷が四球で出塁し、テイラー・ウォードのヒットとジャレッド・ウォルシュの四球で無死満塁のチャンス。ここでアンソニー・レンドンの押し出し四球とブランドン・マーシュのタイムリーでまず2点を先制した。

     マックス・スタッシとジョー・アデルは二者連続三振に倒れたが、タイラー・ウェイドの押し出し四球で3点目。投手がオドリッジから2番手ブレイク・テイラーに代わったものの、アンドリュー・ベラスケスのファーストゴロが一塁ユリ・グリエルのエラーを誘い、タイムリーエラーで4点目が入った。

     そして、打順が1巡して大谷に戻り、左翼フェンスを直撃する2点タイムリー二塁打。ウォードがセカンドフライに倒れ、ようやくエンゼルスの攻撃が終了した。

     1989年8月3日(現地時間)のアストロズ戦でレッズの先発投手トム・ブラウニングが初回に2度打席に立ったケースがあったものの、レッズは裏の攻撃(打者20人を送り込んで大量14得点)だったため、ブラウニングはすでにマウンドに上がっていた。マウンドに上がる前に2度打席に立った先発投手は、少なくとも1900年以降では大谷が初めてとなった。

  • 「ホットな新人」の1位はカブス・鈴木誠也 MLB公式サイトが選出

    2022.4.20 07:32 Wednesday

     メジャーリーグ公式サイトはシーズン開幕から現在までに見事な活躍を見せた「ホットな新人ランキング」を発表し、1位にはスティーブン・クワン(ガーディアンズ)を抑えて鈴木誠也(カブス)が選出された。この特集はメジャーリーグ公式サイトにおいてプロスペクト(若手有望株)の情報を専門に扱う「MLBパイプライン」が担当。今後は2週間ごとに更新され、「もちろん、次回の更新時には(現在のランキングと)全く異なる名前が並んでいる可能性もある」と記されている。

     鈴木はここまで10試合に出場して打率.429(28打数12安打)、2二塁打、4本塁打、11打点、出塁率.564、長打率.929、OPS1.493の好成績をマーク。その活躍をメジャーリーグ公式サイトは「スズキが残したNPBでの素晴らしい数字がアメリカでどのように変化するのか、不安な点もあった。まだその不安は残っているが、ここまでのところ、気に入らない点を見つけるのは難しいだろう」と評価している。39打席で9四球を記録する一方、9三振を喫しているが、「現代の野球において特別多いわけではなく、特に2試合に1本のペースで本塁打を打っている現状を考えれば、大きな問題にはならない」と問題視しなかった。

     2位にはメジャーデビューから116球連続で空振りなしという驚異のバットコントロールで注目を集めたクワンがランクイン。開幕からの勢いはややトーンダウンした感があるものの、8試合に出場して打率.385(26打数10安打)、2二塁打、1三塁打、0本塁打、5打点、出塁率.541、長打率.538、OPS1.079と十分すぎるほどの活躍を見せ、8四球に対してわずか2三振という数字も光っている。

     3位はスペンサー・ストライダー(ブレーブス)、4位はマット・ブラッシュ(マリナーズ)、5位はハンター・グリーン(レッズ)、6位はジョーイ・バート(ジャイアンツ)、7位はジョー・ライアン(ツインズ)、8位はセス・ビアー(ダイヤモンドバックス)、9位はジェレミー・ペーニャとホセ・シリ(ともにアストロズ)、10位はスペンサー・トーケルソン(タイガース)となっている。

  • ロッキーズが先発左腕・フリーランドと5年6450万ドルで契約延長

    2022.4.20 07:13 Wednesday

     日本時間4月20日、ロッキーズは先発左腕カイル・フリーランドと2027年の条件つき選手オプションが付属した5年契約を結んだことを発表した。5年間の総額は6450万ドルで、フリーランドが2026年シーズンに170イニング以上を投げた場合、フリーランドには1700万ドルの選手オプションが与えられる。5年6450万ドルの内訳は、今季の年俸が700万ドル、来季が1050万ドル、2024年が1500万ドル、2025年と2026年が各1600万ドルとなっている。

     現在28歳のフリーランドは、来季終了後にFAとなる予定だったため、今回の5年契約はFA前の2年間とFA後の3年間をカバーするものとなる。フリーランドはコロラド州デンバー出身で、ロッキーズにとっていわゆる「ご当地選手」であり、相思相愛だったとみられる。

     フリーランドはメジャーデビューした2017年にいきなり11勝を挙げる活躍を見せ、2018年には17勝7敗、防御率2.85、173奪三振というキャリアハイの好成績をマーク。サイ・ヤング賞の投票では4位にランクインした。しかし、2019年と2021年は故障もあって不本意な成績に終わり、健康にプレーした2020年も2勝どまり(60試合制の短縮シーズン)。今季もここまで2試合に先発して0勝2敗、防御率10.00に終わっている。

     ビル・シュミットGMは「我々はカイルとずっと話し合ってきた。デンバーにおける彼の将来を保証する契約をまとめることができて嬉しい。今後5年間、彼がロッキーズのユニフォームを着てくれるのはワクワクするね」とのコメントを発表。5年契約を結んだ以上、フリーランドにはその期待に応える活躍が求められる。

     ロッキーズは今オフ、ジョン・グレイがFAとなって4年5600万ドルでレンジャーズへ移籍したものの、ヘルマン・マルケスとは5年4300万ドル、アントニオ・センザテラとは5年5050万ドルの契約を結んでおり、オプションも含めると少なくとも2024年まではこの先発三本柱をキープできる。その間にポストシーズン返り咲きを狙える戦力を整えたいところだ。

  • 左腕・ワトソンと元サイ・ヤング賞投手・アリエタが現役引退を表明

    2022.4.19 09:22 Tuesday

     2022年シーズンが開幕し、各球団がスケジュールを消化していくなか、2人のベテラン投手がユニフォームを脱ぐことを決断した。1人はパイレーツなどで活躍した救援左腕トニー・ワトソン。もう1人は2015年にナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したジェイク・アリエタだ。ワトソンは現役続行を望んでいたものの、肩のコンディションが万全ではなく、現役引退を決断。かつてカブスの絶対的エースとして活躍したアリエタも近年は衰えが顕著となっており、「このゲームから離れるべきときが来た」とキャリアに終止符を打った。

     現在36歳のワトソンは、昨季エンゼルスとジャイアンツで合計62試合に登板して7勝4敗、19ホールド、防御率3.92を記録。60試合以上に登板したシーズンはメジャー11年間で9度目だった。防御率が4点台以上になったシーズンは1度しかなく、通算689試合に登板して防御率2.90を記録。パイレーツ時代には2年連続で防御率1点台(2014~15年)をマークしたこともあり、2014年にはオールスター・ゲームにも選出された。昨季までに積み上げた通算246ホールドは歴代1位の数字となっている(注:ホールドが公式記録になったのは1999年)。

     一方、同じく現在36歳のアリエタは、昨季カブスとパドレスで合計24試合に登板して5勝14敗、防御率7.39を記録。防御率はメジャー12年間で自己ワーストの数字だった。全盛期は2013年途中~2017年の第1次カブス時代であり、特に2015年には22勝6敗、防御率1.77、236奪三振の好成績でサイ・ヤング賞を受賞。翌2016年は18勝を挙げ、オールスター・ゲームに選出された。しかし、この活躍は長くは続かず、2ケタ勝利を記録したのはフィリーズ移籍1年目の2018年が最後。カブス時代の2016年にワールドシリーズ制覇、2015年と2016年に合計2度のノーヒッターを経験し、メジャー通算115勝をマークした。

  • ガーディアンズ・ラミレスとカブス・鈴木誠也が週間MVPに選出

    2022.4.19 07:08 Tuesday

     日本時間4月19日、開幕第2週の週間MVPが発表され、アメリカン・リーグはホセ・ラミレス(ガーディアンズ)、ナショナル・リーグは鈴木誠也(カブス)が選出された。ラミレスは昨年9月以来、自身5度目の受賞となり、ラミレス以外のガーディアンズ(インディアンス)の野手が受賞したのは2018年6月のエドウィン・エンカーナシオンが最後。一方、今季カブス入団の鈴木はもちろん初受賞であり、カブスからの選出は昨年9月のフランク・シュウィンデル以来となった。

     ラミレスは6試合に出場して23打数11安打、打率.478、2二塁打、1三塁打、2本塁打、11打点、出塁率.519、長打率.913、OPS1.432の大活躍。期間中の27打席で1度も三振しなかった。日本時間4月13日のレッズ戦は5打数3安打6打点の活躍でチームの勝利に貢献。翌日の試合でも4打数3安打3打点の活躍を見せた。日本時間4月16日のジャイアンツ戦では通算1000安打を達成。開幕8試合目までに15安打、15打点を記録したが、打点が公式記録となった1920年以降、開幕からの8試合で15安打以上かつ15打点以上を記録した選手は、1977年のミッチェル・ペイジ、2019年のコディ・ベリンジャー、2021年のJ・D・マルティネスに続いて4人目となった。

     鈴木は6試合に出場して17打数7安打、打率.412、2二塁打、3本塁打、5打点、出塁率.546、長打率1.059、OPS1.604の好成績をマーク。日本時間4月13日のパイレーツ戦ではメジャー移籍後初のマルチ本塁打を達成した。打点が公式記録となった1920年以降、最初の22打席以内に10打点以上を叩き出したのは球団史上初めて。また、メジャーデビューから9試合連続出塁を継続し、1打数以上の8試合ではすべて安打を記録しているが、日本人選手ではデビューから9試合連続安打をマークした2008年の岩村明憲に次ぐ記録となっている。この快進撃がどこまで続くか注目だ。

  • オリオールズのエース左腕・ミーンズ 今季残り試合全休の可能性も

    2022.4.17 09:31 Sunday

     オリオールズはエース左腕のジョン・ミーンズを左肘痛のため10日間の故障者リストに登録した(日本時間4月15日にさかのぼって適用)。2年連続2度目の開幕投手を務めたミーンズだったが、今季2度目の登板で前腕の張りを訴え、4回51球を投げただけで降板。今後の予定はまだハッキリしていないが、見通しは厳しいままであり、球団は当分のあいだミーンズを欠いた状態で戦うことに備えているという。ミーンズが今季再び登板する可能性を尋ねられたブランドン・ハイド監督は「わからない」と言葉を濁した。

     現在28歳のミーンズは2019年に12勝11敗、防御率3.60をマークし、オールスター・ゲーム初選出。昨年5月にノーヒッターを達成するなど、チーム再建中のオリオールズにおいて先発ローテーションの中心的存在となっている。過去に肩の疲労で故障者リスト入りしたことはあるものの、肘に問題が生じたのは今回が初めて。それだけに球団も慎重になっており、ハイド監督は「彼がすぐに復帰することについては疑問符がつく。すぐに復帰できるとは思っていない」と話している。

     MRI検査の結果、肘の状態に問題があることが認められ、ハイド監督によると複数の医者にセカンドオピニオンを求める方針だという。ミーンズは「フラストレーションが溜まるのは間違いない。前腕を痛めたことは1度もなかったからね。いつも小さな問題があったのは肩だった。前腕はこれまでに異常がなかったから少し心配だよ」と自身の状態についてコメントした。

     オリオールズはミーンズに加えてディーン・クレーマーも故障で戦列を離れており、開幕ローテーションの5人中2人をすでに欠く事態となっている。クレーマーの代役にはスペンサー・ワトキンスが起用される予定だが、ミーンズの代役も用意しなければならない。ミーンズの故障者リスト入りに伴ってトラビス・レイキンスSr.がメジャーに呼ばれたものの、先発候補とはみなされていない。ミーンズの離脱により、ジョーダン・ライルズ、タイラー・ウェルズ、ブルース・ジマーマンらが形成する先発ローテーションはさらに弱体化してしまった。

  • マドン監督が14年ぶりの奇策 満塁の場面でコリー・シーガーを敬遠

    2022.4.16 11:38 Saturday

     エンゼルスのジョー・マドン監督は常識にとらわれない型破りな采配をすることで知られているが、日本時間4月16日のレンジャーズ戦で14年ぶりの奇策が飛び出した。1点ビハインドの4回裏一死満塁の場面でレンジャーズの強打者コリー・シーガーをなんと申告敬遠。右腕オースティン・ウォーレンが左打者のシーガーと対戦することを避け、右打者のミッチ・ガーバー、アドリス・ガルシアとの勝負を選択した。このあと、犠飛とボークで2点を追加されたが、エンゼルスは直後の5回表に5点を奪い、逆転に成功している。

     メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスを担当するレット・ボリンガー記者によると、満塁で敬遠された打者は1950年以降では、1998年のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)、2008年のジョシュ・ハミルトン(レンジャーズ)に次いでシーガーが3人目。ハミルトンは2008年8月17日(現地時間)のレイズ戦で満塁の場面で敬遠されたが、このときにレイズの監督を務めていたのがマドンだった。レイズは4点リードの9回裏二死満塁の場面でハミルトンを敬遠。次打者マーロン・バードを空振り三振に仕留め、7対4で勝利した。

     ボンズが満塁で敬遠されたのは1998年5月28日(現地時間)のダイヤモンドバックス戦だった。ダイヤモンドバックスがボンズを敬遠したのは2点リードの9回裏二死満塁の場面。ここでボンズを敬遠して1点差に詰め寄られたが、次打者ブレント・メインをライトライナーに打ち取り、8対7で接戦をモノにした。

     なお、レンジャーズの発表によると、満塁で敬遠された打者はシーガーがメジャー史上7人目だという(アメリカ野球学会の調査で判明している分だけ)。シーガーはジャッキー・ロビンソン・デーという記念の試合で満塁敬遠を記録したが、7人のうち4人はジャッキー・ロビンソンのメジャーデビュー(1947年4月15日:現地時間)よりも前の話。ジャッキー・ロビンソンのメジャーデビューから75周年を迎えたが、その75年間で満塁敬遠を記録したのはボンズ、ハミルトン、そしてシーガーの3人だけである。

  • 4月15日はジャッキー・ロビンソン・デー 各球団最後の「42」は?

    2022.4.16 07:56 Saturday

     現地時間4月15日(日本時間4月16日)はジャッキー・ロビンソン・デーであり、各球団の全選手・コーチが背番号「42」のユニフォームを着用してプレーすることになっている。ジャッキー・ロビンソン・デーが制定されたのは2004年、ケン・グリフィーJr.の提案から背番号「42」の着用が始まったのは2007年、各球団の全選手・コーチが着用するようになったのは2009年からだが、ロビンソンのメジャーデビュー50周年にあたる1997年には背番号「42」が全球団共通の永久欠番となった。

     ただし、背番号「42」が全球団共通の永久欠番となった時点で背番号「42」を背負っていた選手に限り、その後も着用が認められた(移籍後もOK)ため、1997年限りで全球団から背番号「42」の選手が姿を消したわけではない。ヤンキースの守護神マリアーノ・リベラが2013年シーズン限りで現役を引退したのを最後に、メジャーリーグから背番号「42」の選手がいなくなった。

     各球団で背番号「42」を最後に背負った選手は以下の通り(ドジャースでは1972年にジャッキー・ロビンソンの背番号「42」が永久欠番となった)。

    オリオールズ:レニー・ウェブスター(1997~99年)
    レッドソックス:モー・ボーン(1991~98年)
    ヤンキース:マリアーノ・リベラ(1995~2013年)
    レイズ:なし
    ブルージェイズ:ゼイビアー・ヘルナンデス(1989年)

    ホワイトソックス:スコット・ラフコーン(1996年)
    ガーディアンズ:マイク・ジャクソン(1997~99年)
    タイガース:ホセ・リマ(2001~02年)
    ロイヤルズ:トム・グッドウィン(1995~97年)
    ツインズ:マイク・ジャクソン(2002年)

    アストロズ:ホセ・リマ(1997~2001年)
    エンゼルス:モー・ボーン(1999~2000年)
    アスレチックス:バディ・グルーム(1996~97年)
    マリナーズ:ブッチ・ハスキー(1999年)
    レンジャーズ:マーク・サグモエン(1997年)

    ブレーブス:アーマンド・レイノソ(1991~92年)
    マーリンズ:デニス・クック(1997年)
    メッツ:モー・ボーン(2002~03年)
    フィリーズ:トビー・ボーランド(1994~96年)
    ナショナルズ:カーク・リーター(1993~96年)

    カブス:デーブ・スミス(1991~92年)
    レッズ:ロジャー・サルケルド(1996年)
    ブリュワーズ:スコット・カール(1995~99年)
    パイレーツ:ジェイソン・シュミット(1996~97年)
    カージナルス:ホセ・オリバ(1995年)

    ダイヤモンドバックス:なし
    ロッキーズ:アーマンド・レイノソ(1993~96年)
    ドジャース:レイ・ラム(1969年)
    パドレス:ペドロ・マルティネス(1993~94年)
    ジャイアンツ:カーク・リーター(1996~97年)

  • パイレーツがレイノルズとの年俸調停を回避 2年1350万ドルで合意

    2022.4.15 06:52 Friday

     日本時間4月15日、パイレーツはオールスター外野手のブライアン・レイノルズとの年俸調停を回避し、2年契約を結んだことを発表した。金額は球団から公式発表されていないが、メジャーリーグ公式サイトでパイレーツを担当するジャスティス・デロスサントス記者が関係者から得た情報によると、2022年と2023年の年俸は各675万ドル、2年総額1350万ドルだという。レイノルズはサービスタイムがまだ3年に達していないものの、「スーパー2」として今季から年俸調停権を得ていた。

     現在27歳のレイノルズは、昨季159試合に出場して打率.302、24本塁打、90打点、5盗塁、出塁率.390、OPS.912の好成績をマーク。「2年目のジンクス」で打率1割台に低迷した前年の不振を脱し、自身初のオールスター・ゲーム選出を果たしただけでなく、MVP投票で11位にランクインするほどの活躍を見せた。メジャーデビューした2019年には打率.314を記録し、新人王投票4位となった。

     レイノルズがFAとなるのは4年後の2025年シーズン終了後。今回の2年契約は今季と来季の年俸を現時点で確定させるだけのものであり、レイノルズのFA時期には影響を与えない。パイレーツとレイノルズは今季の年俸について合意できず、レイノルズが490万ドルを希望していたのに対し、球団側は425万ドルを提示していたが、今回の2年契約によって年俸調停を回避し、来季までの年俸が確定することになった。

     レイノルズは2016年ドラフト2巡目でジャイアンツから指名を受けてプロ入り。2018年1月にジャイアンツがアンドリュー・マカッチェンをトレードで獲得する際、カイル・クリックとともにパイレーツに移籍してきた。今後、パイレーツがさらなる長期契約を模索する可能性もあるが、レイノルズが今後も活躍を続けた場合、パイレーツの予算規模では十分な契約をオファーできず、FAになる前にトレードで放出される可能性もありそうだ。

  • ブルージェイズ・ヘルナンデス故障者リスト入り 加藤豪将が再昇格

    2022.4.15 06:03 Friday

     日本時間4月15日、ブルージェイズは前日の試合でスイングの際に左脇腹を痛めたテオスカー・ヘルナンデスを10日間の故障者リストに登録したことを発表。それに伴い、加藤豪将がメジャー再昇格を果たした。加藤はプロ入り10年目にして初めて開幕ロースターに登録され、開幕2戦目に代走で出場してメジャーデビューしたものの、ブラッドリー・ジマーの加入に伴ってAAA級バッファローへ降格。しかし、故障者の発生によって再びメジャーの舞台でプレーするチャンスが訪れた。

     現在27歳の加藤は、オープン戦で14試合に出場して打率.333、1本塁打、3打点、2盗塁、出塁率.370、OPS.912の好成績を残し、自身初の開幕ロースター入りを勝ち取った。メジャーでの実績があるグレッグ・バードらがライバルとなっていたが、オープン戦での好成績に加え、本職の二塁を中心に内外野の様々なポジションを守れるユーティリティ性が決め手になったとみられている。

     AAA級降格後は1試合だけ出場し、5打数0安打ながら2打点を記録。昨季はパドレス傘下AAA級エルパソで114試合に出場し、打率.306、8本塁打、42打点、8盗塁、出塁率.388、OPS.862をマークした。現時点ではブルージェイズにとって、野手に故障者が発生した場合にマイナーから昇格させる選手のファーストチョイスとなっている。

     今オフの労使交渉で定められた新しい労使協定のルールによって、マイナーオプションを持つ選手を1シーズンにマイナーへ降格させることのできる回数は最大5回に制限された(6回目以降はウエーバー公示が必要なため、他球団に獲得されるリスクを伴う)。加藤はメジャーデビュー直後の降格によって、すでに5回のうちの1回を消化していることになる。

     正捕手ダニー・ジャンセンと正右翼手(兼DH)のヘルナンデスを故障で欠くブルージェイズは、本来DHをメインで務めるはずのアレハンドロ・カークがマスクを被り、外野の準レギュラー的な立場であるライメル・タピアの出場機会も増えている。これに伴い、キャバン・ビジオやサンティアゴ・エスピナルがスタメン出場する機会も増え、控えの内野手の層が薄くなっているため、それを加藤の再昇格によってカバーする狙いがあるとみられる。

  • パイレーツ対カージナルスが延期 現地6月14日にダブルヘッダーへ

    2022.4.12 07:48 Tuesday

     日本時間4月12日、パイレーツ対カージナルスの開幕シリーズ4連戦の最終戦は悪天候のために延期が決定された。日本時間6月15日(現地時間6月14日)にダブルヘッダーが開催され、第1試合は日本時間午前2時15分、第2試合は同8時45分プレーボール予定となっている(第1試合が今日の振替という扱い)。前日の試合で5打数0安打4三振に終わった筒香嘉智は、発表されていたスタメンに名前がなかった。パイレーツはザック・トンプソン、カージナルスはダコタ・ハドソンが先発予定だった。

     予期せぬオフ日が生まれたことにより、両球団は先発ローテーションに変更を加えた。カージナルスは先発5番手に速球派リリーフ右腕のジョーダン・ヒックスが名を連ねていたが、カージナルスのオリバー・マーモル監督はエースのアダム・ウェインライトを予定通りに登板させることを優先。よって、ヒックスが先発予定だった日本時間4月13日のロイヤルズ戦に今日からのスライドでハドソン、翌14日には予定通りにウェインライトが先発し、ヒックスはハドソンが先発する試合でブルペン待機となった。ヒックスの先発デビューは日本時間4月17日のブリュワーズ戦(4連戦の3戦目)が予定されている。

     一方のパイレーツは、今日先発予定だったトンプソンを日本時間4月14日のカブス戦に回し、明日のホーム開幕戦(対カブス)には予定通りにホセ・キンタナが先発する。カブス2連戦のあとにスタートするナショナルズ4連戦ではJT・ブルベイカー、ミッチ・ケラー、ブライス・ウィルソン、キンタナの順に先発予定となっている。

     開幕シリーズ4連戦の最終戦が延期となったことにより、パイレーツとカージナルスの開幕シリーズはパイレーツ1勝、カージナルス2勝で終了。開幕戦はカージナルスが9対0で完勝、オフを1日挟んで2戦目もカージナルスが6対2で勝利したが、3戦目はパイレーツ打線がカージナルス先発のスティーブン・マッツを攻略し、9対4で逆転勝利を収めた。

  • アストロズ・ブレグマンとカージナルス・アレナド 週間MVPに選出

    2022.4.12 07:26 Tuesday

     日本時間4月12日、今季最初の週間MVPが発表され、アメリカン・リーグはアレックス・ブレグマン(アストロズ)、ナショナル・リーグはノーラン・アレナド(カージナルス)が選出された。ブレグマンは2018年に1度だけ受賞経験があり、今回がキャリア2度目の受賞。アストロズでは2019年9月のゲリット・コール(現ヤンキース)以来となった。一方のアレナドはキャリア7度目の受賞だが、カージナルス移籍後では初めて。カージナルスからの選出は昨年9月のハリソン・ベイダー以来である。

     アストロズの正三塁手を務めるブレグマンは、エンゼルス4連戦で打率.429(14打数6安打)、2本塁打、6打点、出塁率.429、長打率.857、OPS1.286の好成績をマーク。開幕から2試合連続で本塁打を放ち、チームの勝利に貢献したが、シーズン最初の2試合で本塁打を放つのは2年連続だった。開幕4戦目では逆転の2点タイムリーを放ち、アストロズは開幕4連戦を3勝1敗で勝ち越し。ブレグマンはスタメン出場した3試合でいずれも2安打2打点を記録する活躍を見せた。

     カージナルスの正三塁手を務めるアレナドは、パイレーツ戦3試合に出場して打率.500(12打数6安打)、2本塁打、7打点、出塁率.538、長打率1.250、OPS1.788の大活躍。打点、長打率、塁打(15)はいずれもリーグ単独トップの数字であり、本塁打と二塁打(3)でもリーグ最多タイを記録した。開幕から3試合連続で2打点以上を叩き出したが、これは1998年にマーク・マグワイアが開幕から4試合連続2打点以上を記録して以来、球団史上2人目の快挙。特に開幕2戦目は3本の二塁打を含む4打数4安打3打点の大暴れだった。

     なお、受賞者の2人以外には、打率.800をマークした新人スティーブン・クワン(ガーディアンズ)、7イニングを無安打に抑える快投を見せたショーン・マナイア(パドレス)らが候補に挙がっていた。

  • Rソックスの2年目右腕ウィットロック 4年1875万ドルで契約延長

    2022.4.11 01:40 Monday

     日本時間4月11日、レッドソックスはメジャー2年目の救援右腕ギャレット・ウィットロックと2023~26年の4年契約を結んだことを発表した。2027年と2028年の球団オプションが付属していることも併せて発表されている。「MassLive.com」のクリス・コティーロ記者によると、4年間の総額は1875万ドル。オプションは2027年が825万ドル(またはバイアウト100万ドル)、2028年が1050万ドル(またはバイアウト50万ドル)となっているようだ。

     現在25歳のウィットロックは2020年12月のルール5ドラフトでヤンキースからレッドソックスへ移籍。昨年4月にメジャーデビューを果たし、昨季は46試合に登板して73回1/3を投げ、8勝4敗2セーブ、14ホールド、防御率1.96、81奪三振という大活躍を見せた。2023年からの4年契約はFA権を取得するまでの期間をすべてカバーするものであり、2年分の球団オプションはFA権取得直後の2年間にあたる。

    「ボストン・スポーツ・ジャーナル」のショーン・マクアダム記者によると、1875万ドルの内訳はサインボーナス100万ドル、2023年100万ドル、2024年325万ドル、2025年525万ドル、2026年725万ドル、2027年の球団オプションのバイアウト100万ドル。2年分の球団オプションが行使された場合、6年間の総額は3650万ドルとなるが、投球イニング数の条件などをクリアすることによって、ウィットロックは6年間で最大4450万ドルを得ることができるという。

     2017年ドラフト18巡目でヤンキースから指名を受けてプロ入りし、2019年7月にはトミー・ジョン手術を受けたウィットロックだが、ルール5ドラフトでヤンキースの宿敵・レッドソックスへ移籍したことによって人生が一変。メジャー1年目からチームに必要不可欠の戦力となっただけでなく、少なくとも2026年までの契約を保証されることになった。

  • ブルージェイズ・加藤豪将がマイナー降格 新加入のジマーを登録

    2022.4.11 01:12 Monday

     日本時間4月11日、ブルージェイズは加藤豪将を傘下AAA級バッファローへ降格させたことを発表した。2日前にガーディアンズとのトレードで獲得したばかりのブラッドリー・ジマーをアクティブロースターに登録したことに伴う措置となる。加藤はオープン戦で打率.333の好成績を残し、プロ10年目にして初の開幕ロースター入り。日本時間4月10日に行われた開幕2戦目(対レンジャーズ)で代走として途中出場し、メジャーデビューを果たしたばかりだった。

     加藤は今季初めてロースターの40人枠に登録されたばかりのため、まだマイナーオプションを3つ残している。今回のマイナー降格でそのオプションが1つ消費されることになるが、1シーズンで消費されるオプションは1つだけ。これまではシーズン中に回数の制限なくメジャーとマイナーを行き来することが可能だったが、新しい労使協定ではマイナー降格は1シーズン5回までに制限された。6回目以降はウエーバーを経由する必要があり、他球団に獲得されるリスクを伴うことになる。

     開幕早々にマイナー降格となった加藤だが、最大5回のマイナー降格のまだ1回目であり、メジャーで再びプレーするチャンスがなくなったわけではない。アクティブロースターのなかに左打ちの内野手はキャバン・ビジオだけという状況であり、ビジオが故障したり不振に陥ったりした際には、再びメジャーから声が掛かる可能性が高い。そのときに備え、マイナーでしっかり結果を残していくことが重要となる。

     加藤と入れ替わりでアクティブロースターに登録されたジマーは、昨季インディアンス(現ガーディアンズ)で99試合に出場して打率.227、8本塁打、35打点、15盗塁、OPS.669をマーク。加藤とは異なり、もうマイナーオプションが残っていないため、マイナー降格の際には他球団へ流出するリスクを伴う。加藤のようにオプションが残っている選手は、チーム事情に合わせてメジャーとマイナーを行き来するケースが多くなる。

  • ガーディアンズがクラセ、ラミレスに続いてストローと契約延長

    2022.4.10 11:22 Sunday

     日本時間4月10日、ガーディアンズは正中堅手マイルズ・ストローとの契約延長を発表した。球団から具体的な金額は明かされていないものの、5年2500万ドル+球団オプション2年であることが報じられている。「めちゃくちゃ嬉しいよ。この球団はフロントオフィスからスタッフ、チームメイト、そしてファンに至るまで本当に素晴らしい。この球団のことが気に入っていなければ契約延長には応じないよ」とストロー。ガーディアンズの契約延長はエマニュエル・クラセ、ホセ・ラミレスに続いて3人目となった。

     現在27歳のストローは昨年7月にフィル・メイトンとのトレードでアストロズからインディアンス(当時)へ移籍。昨季は2球団合計で158試合に出場し、打率.271、4本塁打、48打点、30盗塁、OPS.697をマークした。ガーディアンズはマイケル・ブラントリーの退団後、外野のレギュラーをなかなか固定できない状況が続いており、ストローは久々に登場したレギュラー外野手である。

     テリー・フランコーナ監督は「我々の(フロントオフィスの)スタッフはいい仕事をしてくれていると思う。ストローに我々のチームの正中堅手になってほしいと思っていたが、(契約延長によって)そうなりそうだ。彼は喜んでいると思うし、我々も同じだよ」とコメント。ストローは昨季インディアンス加入後の60試合で打率.285、出塁率.362、OPS.739、13盗塁をマークしたが、今季以降も引き続き「1番・センター」としての活躍が期待されている。

     ガーディアンズは多くの若手有望株を抱えており、今季から続々とそうした若手有望株たちがメジャーデビューを果たしていく。契約を延長した守護神クラセ、主砲ラミレス、正中堅手ストローは、そうした若手有望株たちが成長を遂げていくなかでチームの核となることを期待された選手たちだ。契約延長によって「少しリラックスしてプレーできるし、自分らしいプレーができると思う」と語ったストロー。今季はどんな活躍を見せてくれるだろうか。

  • エンゼルス大谷翔平 直筆サイン販売開始!イチロー×大谷の希少なダブルサインも登場

    2022.4.10 00:00 Sunday

    大谷翔平 直筆サイングッズ販売開始

    MLB新シーズン開幕に合わせて、MLB公式オンラインショップではエンゼルス大谷翔平選手の直筆サインアイテムを追加。前回入荷では即完売となった、貴重なメモラビリアが14モデルが数量限定の入荷。さらに目玉として、イチロー氏と大谷翔平選手2名の直筆サインが入ったボールとバットが登場。NIKE MLB 2022のアパレルも発売開始し、順次ラインナップ追加予定となっている。

     MLB公式オンラインショップ https://www.mlbshop.jp/ja/

  • 開幕ロースターにアメリカ国外出身選手は275人 史上2番目の多さ

    2022.4.9 11:10 Saturday

     日本時間4月9日、メジャーリーグ機構は今季の開幕ロースターにアメリカ50州以外の出身選手が275人登録されていたことを発表した。この275人は21の国・地域の出身であり、日本出身の7人(大谷翔平、鈴木誠也、筒香嘉智、ダルビッシュ有、菊池雄星、前田健太、澤村拓一)も含まれている。アクティブロースターが28枠に拡大されていることもあり、国外出身選手が275人というのは過去2番目の多さ。アクティブロースターが30人に拡大されていた2020年の291人に次ぐ数字となった。

     今回の集計は各球団の開幕時点のアクティブロースター28人(合計840人)と故障者リストや制限リストに登録されていた選手(合計135人)が対象。合計975人の28.2%にあたる275人がアメリカ国外出身の選手だった。これらの選手の出身地は21の国・地域に分散しており、これは2018年と並んで過去最多である。1995年にメジャーリーグ機構が詳細データを発表するようになってから、毎年ドミニカ共和国が最多人数を開幕ロースターに送り込んでいる(アメリカは除く)。

     今季の内訳は以下の通り。

    ドミニカ共和国 99人
    ベネズエラ 67人
    キューバ 23人(過去最多タイ)
    プエルトリコ 16人
    メキシコ 13人
    カナダ 12人
    コロンビア 10人(過去最多)
    日本 7人
    パナマ 6人
    キュラソー 5人(過去最多タイ)
    韓国 4人
    バハマ 3人(過去最多)
    アルバ 1人
    オーストラリア 1人
    ブラジル 1人
    ドイツ 1人
    ホンジュラス 1人
    オランダ 1人
    ニカラグア 1人
    台湾 1人
    バージン諸島 1人

     チーム別に見ると、アストロズが16人で最多。ナショナルズが15人、ツインズ、パドレスが13人、マーリンズが12人、ブレーブス、レッズ、タイガース、ブルージェイズが11人で続く。また、出身の国・地域の数ではパドレスの8が最多となっている(アメリカは除く)。

  • カブスの開幕2戦目は雨天中止 現地5月30日にダブルヘッダー開催

    2022.4.9 10:03 Saturday

     日本時間4月9日、鈴木誠也が所属するカブスはブリュワーズとの開幕カード2戦目が予定されていたが、雨天中止となった。この試合は日本時間5月31日(現地時間5月30日)に振り替えられ、ダブルヘッダーとして消化されることが決まった。なお、今日先発予定だったジャスティン・スティール(カブス)とブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)はそのまま明日にスライドして先発予定。3戦目に先発予定だったマーカス・ストローマン(カブス)とフレディ・ペラルタ(ブリュワーズ)が4戦目にスライドするとみられる。

     開幕戦に「6番・ライト」でスタメン出場した鈴木は、2回裏の第1打席で四球を選んで出塁し、5回裏の第2打席では逆転のきっかけとなるメジャー初安打。6回裏の第3打席でも四球を選び、8回裏の第4打席は見逃し三振に倒れたものの、3打席連続出塁をマークする好スタートを切った。カブスは3対3の同点で迎えた7回裏にイアン・ハップの2点タイムリー二塁打で勝ち越しに成功。5対4で昨季の地区王者・ブリュワーズを破って白星スタートとなった。

     開幕戦で2打数1安打3出塁の活躍を見せたこともあり、鈴木は今日の試合では「5番・ライト」でのスタメン出場が予定されていた。カブスはこのほか、新戦力のクリント・フレイジャーが「1番・DH」、同じく新戦力のジョナサン・ビヤーが「6番・遊撃」でスタメン出場する予定だった。相手先発のウッドラフが明日にスライドするため、今日予定されていたスタメンがそのまま使われる可能性が高そうだ。

     なお、今季のカブスは二遊間にニック・マドリガル、ニコ・ホーナー、ビヤー、アンドレルトン・シモンズ(故障中)と人材が集中しており、デービッド・ロス監督がこれらの選手をどのように起用するか注目されている。ホーナーは開幕戦で本塁打を放ったものの、今日はベンチスタートの予定だった。マドリガルとホーナーはともに昨季故障に悩まされた選手であり、ロス監督は各選手に適度な休養を与えるため、ローテーションのような形での起用を考えているのかもしれない。

  • マリナーズが正遊撃手・クロフォードと契約延長 5年5100万ドル

    2022.4.9 09:22 Saturday

     日本時間4月9日、マリナーズは正遊撃手J・P・クロフォードと5年5100万ドルで契約を延長したことを発表した。ジェリー・ディポートGMは移籍市場で大物遊撃手の補強が噂されるなか、クロフォードが今後も正遊撃手を務める予定であることを明言してきたが、今回の契約延長はその発言を裏付けるものとなった。クロフォードとの5年契約は今季からスタート。クロフォードは今季が年俸調停期間1年目のシーズンであり、今回の5年契約は年俸調停期間の3年とFA権取得後の2年をカバーするものとなる。

     現在27歳のクロフォードは、2018年12月にジーン・セグーラとのトレードでフィリーズからマリナーズに加入。2020年にゴールドグラブ賞を受賞して正遊撃手としての地位を確立し、昨季は自己最多の160試合に出場して打率.273、9本塁打、54打点、OPS.715をマークした。安定した守備力に加え、優れた選球眼を持ち、さらにリーダーシップを含めた人間性の面でも高い評価を受けている。

     クロフォードは「僕はシアトルが大好きなんだ」とコメント。「初めてこのユニフォームを着たときからシアトルが好きだ。ずっとこのチームでプレーしたいと思っている。だから、契約延長という機会を得ることができて本当に嬉しいよ」と契約延長を喜んだ。昨季限りでカイル・シーガーが引退したということもあり、今季からはチームリーダー的な役割を担うことも期待されている。また、マリナーズが今オフ、大物内野手の獲得に動かなかったことについては「僕を信用してくれたことに感謝したい」と語った。

     ディポートGMはクロフォードとの契約延長について「ようやく契約延長を実現させることができたが、当初からそれほど時間はかからないと思っていた」とコメント。「(契約延長の交渉は)選手が残りのキャリアのすべて、あるいは大部分をこのチームで過ごすことに興味を持っているかどうかを見極めるだけでいいんだ。J・Pにとっては、それは簡単な決断だったみたいだね」とクロフォードが契約延長に前向きだったことを明らかにした。

  • ジャッジの契約延長は合意せず 7年2億ドル超のオファーを拒否

    2022.4.9 08:53 Saturday

     日本時間4月9日、ヤンキースはレッドソックスとの開幕戦を迎え、ジョシュ・ドナルドソンのタイムリーでサヨナラ勝ちを収めたが、シーズン開幕が交渉期限となっていたアーロン・ジャッジとの契約延長は合意に至らなかった。ブライアン・キャッシュマンGMが明らかにした。キャッシュマンGMによると、ヤンキースは7年2億1350万ドルの契約をオファーしたものの、ジャッジ側は首を縦に振らなかったという。なお、ジャッジは今季の年俸も球団とのあいだで合意できていない。

     以前から「生涯ヤンキース」を希望していることを明言してきたジャッジだが、シーズン開幕がタイムリミットとなっていた契約延長は実現しなかった。キャッシュマンGMは「複数年契約をまとめることができなかった。我々はアーロン・ジャッジにこれからもニューヨーク・ヤンキースの選手でいてもらいたいと思っている。シーズン終了後、FA市場で改めて交渉を行うつもりだ」とコメント。ヤンキースのオファーは年平均3050万ドルの7年契約であり、年平均の金額では野手として球団史上最高額となるものだった。

     一方のジャッジは「今季は年俸調停権を持っている年であり、それに集中するつもりだ。僕は(FAになる前に)もう1年プレーしなければならない。契約延長はいいことだけれど、僕には集中しなければならないもっと大切なことがある」と語り、2022年シーズンが最優先であることを強調。今季の年俸について、球団側が1700万ドルを提示しているのに対し、ジャッジ側は2100万ドルを希望しており、年俸調停突入が確実な情勢となっている。

     ジャッジ側はヤンキースとの契約延長について、外野手として史上最大クラスの超大型契約を目指していたとみられている。外野手の超大型契約としては、マイク・トラウトの12年4億2650万ドル、ムーキー・ベッツの12年3億6500万ドル、ブライス・ハーパーの13年3億3000万ドル、ジャンカルロ・スタントンの13年3億2500万ドルなどが挙げられるが、ジャッジも総額3億ドル超の契約を狙っているのではないだろうか。

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