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  • Dバックスが先発右腕メリル・ケリーと契約延長 2年1800万ドル

    2022.4.2 02:25 Saturday

     日本時間4月2日、ダイヤモンドバックスは先発右腕メリル・ケリーとの契約を延長したことを発表した。「アリゾナ・リパブリック」のニック・ピエコロ記者によると、ケリーに保証されるのは2年1800万ドルで2025年の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっている。内訳はサインボーナスが100万ドル、2023年と2024年の年俸が各800万ドル、2025年は700万ドルの球団オプション(またはバイアウト100万ドル)。昨年11月に球団オプションが行使され、今季は年俸525万ドルでプレーすることが決まっていた。

     現在33歳のケリーは、2015年から4年間韓国プロ野球のSKワイバーンズで活躍し、メジャー未経験ながら2018年12月にダイヤモンドバックスと2年550万ドル+球団オプション2年で契約。先発ローテーションの一角として期待通りの働きを見せたため、2年連続で球団オプションが行使されて現在に至っている。

     メジャー1年目の2019年は183回1/3を投げて13勝14敗、防御率4.42を記録。翌年は故障に泣き、5試合のみの先発にとどまったが、3勝2敗、防御率2.59と好投した。昨季は27試合に先発して158イニングを投げ、7勝11敗、防御率4.44、130奪三振をマーク。投球イニング数はチーム最多、勝利数もマディソン・バムガーナーと並んでチーム最多タイの数字だった。

     トーリ・ロブロ監督は「メリルを表現する言葉は一貫性だ。とにかく頑丈で頼りになる」とコメント。再建期のチームにおいて、比較的故障が少なく、多くのイニングの消化を計算できることが高く評価されているようだ。今季はバムガーナー、ザック・ギャレン、ルーク・ウィーバー、ザック・デービースとともに先発ローテーションを形成することが予想されている。

     なお、ダイヤモンドバックスは先日ケテル・マルテと5年7600万ドルで契約を延長したばかり。ケリーは2024年まで契約が残るバムガーナーとともに、再建期の先発ローテーションを支えていくことになりそうだ。

  • ドジャースがクローザー確保 ポロックとの交換でキンブレル獲得

    2022.4.2 01:43 Saturday

     日本時間4月2日、ドジャースはAJ・ポロックをホワイトソックスに放出し、クレイグ・キンブレルを獲得するトレードが成立したことを発表した。守護神ケンリー・ジャンセンがFAとなってブレーブスと契約し、クローザーが空席となっていたドジャースだが、現役最多372セーブの実績を誇る大物クローザーの獲得に成功。一方、ホワイトソックスはレギュラーが固まっていなかった右翼に昨季OPS.891をマークした強打者を加え、さらに打線を強化した。

     現在33歳のキンブレルは、昨季カブスとホワイトソックスで合計63試合に登板して4勝5敗24セーブ、6ホールド、防御率2.26を記録。2019~20年の不振を脱したが、クローザーとして起用されたカブスでは防御率0.49と好調だったのに対し、リアム・ヘンドリックスにつなぐセットアッパーを務めたホワイトソックスでは防御率5.09と不本意な成績に終わった。新天地ドジャースではジャンセンの後釜としてクローザーを務めるとみられるが、まだ33歳であることを考えると、今後は過去2人しかいない500セーブや600セーブの大台到達にも期待がかかる。

     現在34歳のポロックは、昨季ドジャースで117試合に出場して打率.297、21本塁打、69打点、9盗塁、OPS.891を記録。短縮シーズンの2020年にも16本塁打を放ってOPS.880の好成績を残しており、平均を大きく上回る攻撃力を期待できる選手である。ホワイトソックスはティム・アンダーソン、ルイス・ロバート、ホセ・アブレイユ、エロイ・ヒメネス、ヤスマニ・グランダルらが並ぶ強力打線のなかで右翼だけレギュラー不在だったが、ポロックの獲得で確固たる正右翼手を確保することに成功した。

     なお、今回のトレードに金銭は含まれないという。今季終了後にFAとなるキンブレルの年俸は1600万ドル、ポロックは今季の年俸が1000万ドルで来季は1000万ドルの選手オプション(またはバイアウト500万ドル)となっている。

  • 30球団中20球団の開幕投手が決定 マリナーズは新加入の左腕・レイ

    2022.4.1 11:12 Friday

     レギュラーシーズン開幕が1週間後に迫るなか、各球団の開幕投手が続々と発表されている。日本時間4月1日にはホセ・ベリオス(ブルージェイズ)、ジョン・ミーンズ(オリオールズ)、シェーン・ビーバー(ガーディアンズ)、ジョー・ライアン(ツインズ)、ロビー・レイ(マリナーズ)、ダルビッシュ有(パドレス)が開幕投手に指名され、これで30球団中20球団の開幕投手が決定。ただし、ジェイコブ・デグロム(メッツ)は右肩の張りを訴え、同2日のオープン戦の登板を回避する可能性があるようだ。

     すでに発表された20球団の開幕投手は以下の通り。

    オリオールズ:ジョン・ミーンズ(2年連続2度目)
    【2021年成績】26試合 6勝9敗 防御率3.62 146回2/3 134奪三振

    レッドソックス:ネイサン・イバルディ(3年連続3度目)
    【2021年成績】32試合 11勝9敗 防御率3.75 182回1/3 195奪三振

    レイズ:シェーン・マクラナハン(初)
    【2021年成績】25試合 10勝6敗 防御率3.43 123回1/3 141奪三振

    ブルージェイズ:ホセ・ベリオス(2年ぶり3度目)
    【2021年成績】32試合 12勝9敗 防御率3.52 192回 204奪三振

    ガーディアンズ:シェーン・ビーバー(3年連続3度目)
    【2021年成績】16試合 7勝4敗 防御率3.17 96回2/3 134奪三振

    タイガース:エドゥアルド・ロドリゲス(初)
    【2021年成績】32試合 13勝8敗 防御率4.74 157回2/3 185奪三振

    ロイヤルズ:ザック・グレインキー(2年連続6度目)
    【2021年成績】30試合 11勝6敗 防御率4.16 171回 120奪三振

    ツインズ:ジョー・ライアン(初)
    【2021年成績】5試合 2勝1敗 防御率4.05 26回2/3 30奪三振

    アストロズ:フランバー・バルデス(初)
    【2021年成績】22試合 11勝6敗 防御率3.14 134回2/3 125奪三振

    エンゼルス:大谷翔平(初)
    【2021年成績】23試合 9勝2敗 防御率3.18 130回1/3 156奪三振

    マリナーズ:ロビー・レイ(初)
    【2021年成績】32試合 13勝7敗 防御率2.84 193回1/3 248奪三振

    レンジャーズ:ジョン・グレイ(4年ぶり3度目)
    【2021年成績】29試合 8勝12敗 防御率4.59 149回 157奪三振

    ブレーブス:マックス・フリード(2年連続2度目)
    【2021年成績】28試合 14勝7敗 防御率3.04 165回2/3 158奪三振

    メッツ:ジェイコブ・デグロム(4年連続4度目)
    【2021年成績】15試合 7勝2敗 防御率1.08 92回 146奪三振

    フィリーズ:アーロン・ノラ(5年連続5度目)
    【2021年成績】32試合 9勝9敗 防御率4.63 180回2/3 223奪三振

    レッズ:タイラー・マーリー(初)
    【2021年成績】33試合 13勝6敗 防御率3.75 180回 210奪三振

    ブリュワーズ:コービン・バーンズ(初)
    【2021年成績】28試合 11勝5敗 防御率2.43 167回 234奪三振

    ドジャース:ウォーカー・ビューラー(初)
    【2021年成績】33試合 16勝4敗 防御率2.47 207回2/3 212奪三振

    パドレス:ダルビッシュ有(2年連続3度目)
    【2021年成績】30試合 8勝11敗 防御率4.22 166回1/3 199奪三振

    ジャイアンツ:ローガン・ウェブ(初)
    【2021年成績】27試合 11勝3敗 防御率3.03 148回1/3 158奪三振

  • パドレスがパイレーツの球宴外野手・レイノルズの獲得を検討か

    2022.4.1 10:41 Friday

    「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、パドレスとパイレーツが最近になってブライアン・レイノルズのトレード交渉を行っていたようだ。パドレスが放出する交換要員として、クリス・パダックとライアン・ウェザースの名前が挙げられている。ただし、レイノルズのトレードについては、パイレーツが対価としてマーリンズのカリル・ワトソンやマックス・マイヤー、マリナーズのフリオ・ロドリゲスといった超有望株を求めていたとの報道があり、パダックとウェザースを軸とした対価でトレードを成立させるのは困難とみられる。

    「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」のケビン・エイシー記者によると、パドレスがレイノルズについてのトレード交渉を行うのは「新しいことではない」という。レイノルズは以前からトレード候補に挙げられており、パドレスのほかにも複数の球団が興味を示していることが報じられてきた。ただし、エイシー記者は「交換要員の具体的な名前が浮上したのは、トレード交渉が進展していることを示しているのかもしれない」と付け加えている。

     現在27歳のレイノルズは昨季159試合に出場して打率.302、24本塁打、90打点、OPS.912の好成績を残し、自身初のオールスター・ゲーム選出。今オフ「スーパー2」として年俸調停権を取得したばかりであり、パイレーツは2025年まであと4シーズン保有できる。当然、慌てて放出する必要はなく、パイレーツがレイノルズを安売りすることは考えられない。

     パドレスは外野手の層が非常に薄く、ロースターの40人枠内にトレント・グリシャム、ウィル・マイヤーズ、ジュリクソン・プロファー、マット・ベイティの4人しかいない。また、フェルナンド・タティスJr.の離脱によって低下した攻撃力をカバーしたいとの思惑もあるとみられる。これまでのパイレーツ側の要求を見ると、CJ・エイブラムスのような超有望株の放出なしにレイノルズを獲得するのは不可能だと思われるが、パドレスはレイノルズ獲得に動くのだろうか。

  • ツインズが開幕投手に新人右腕ライアンを抜擢 球団史上53年ぶり

    2022.4.1 09:36 Friday

     日本時間4月1日、ツインズのロッコ・バルデリ監督は今季の開幕投手を発表したが、その大役に指名されたのはメジャー通算5試合の登板経験しかない新人右腕ジョー・ライアンだった。エクスパンション時代(1961年以降)において、メジャーでの最初の6登板以内に開幕投手を務めるのは1973年ロイヤルズのスティーブ・バスビー、1986年レンジャーズのホセ・グーズマンに次いでライアンが3人目。ツインズで新人投手が開幕戦に先発するのは1969年のトム・ホール以来53年ぶりとなった。

     現在25歳のライアンは昨年9月にメジャーデビューを果たし、5試合に先発して26回2/3を投げ、2勝1敗、防御率4.05、30奪三振を記録。まだ新人王の資格を残している。もともとはレイズ傘下にいた有望株だが、アメリカ代表の一員として東京五輪に出場していた昨年7月にネルソン・クルーズとのトレードでツインズに加入。デビュー2戦目で7回裏一死まで完全試合を継続してメジャー初勝利を挙げ、デビュー4戦目には7者連続三振を含む11個の三振を奪う快投を見せた。今年のオープン戦では2試合に先発し、5イニングを3安打無失点に抑えている。

     バルデリ監督は「彼は開幕戦に先発する機会を勝ち取ったんだ」とコメント。「彼を初めてみた日から素晴らしいピッチングをしていたし、キャンプでの状態もいい。大役が舞い込んでくるのはしっかり準備をしているからなんだ」と付け加えた。ライアンに開幕投手を告げたあと、2人はハグを交わしたという。

     ツインズの先発ローテーションにはソニー・グレイ(2度)、クリス・アーチャー(4度)、ディラン・バンディ(2度)と開幕投手の経験がある投手が3人もいるが、最有力候補とみられたグレイは調整が遅れており、バルデリ監督は実績よりも現在の状態を優先してライアンの抜擢を決めた。実績のある3人の右腕を獲得したツインズだが、今季ツインズのエースとなるのは25歳の新人右腕なのかもしれない。

  • ブルージェイズの開幕投手はベリオス 菊池は先発5番手で開幕へ

    2022.4.1 09:12 Friday

     日本時間4月1日、ブルージェイズのチャーリー・モントーヨ監督は2022年シーズンの開幕投手をホセ・ベリオスに任せることを発表した。ベリオスはツインズ時代に開幕投手を2度(2019~20年)務めているが、昨季途中にブルージェイズへ移籍したため、ブルージェイズの開幕投手を務めるのは今回が初めて。「シーズンの最初の日に投げる機会を得られてとても嬉しい。家族も楽しみにしてくれていると思う」とベリオス。昨年11月には7年1億3100万ドルの長期契約を結んでおり、エースとしての活躍が期待される。

     昨季のベリオスはツインズとブルージェイズで合計32試合に先発して192イニングを投げ、12勝9敗、防御率3.52、204奪三振を記録。2ケタ勝利は自身4度目、200奪三振は自身2度目であり、防御率はメジャー6年間で自己ベストの数字だった。短縮シーズンの2020年を除き、直近のフルシーズン3年はいずれも32試合に先発して192イニング以上を消化。これだけコンスタントな働きを期待できる投手は、メジャー全体を見渡してもそれほど多くない。

     ブルージェイズには5年1億1000万ドルで加入したケビン・ゴーズマン、過去2シーズン開幕投手を務めた柳賢振(リュ・ヒョンジン)と他の開幕投手候補もいたが、モントーヨ監督は「彼は素晴らしい投手だ。精神面も素晴らしい」とベリオスに大役を任せることを選択。「彼が登板するときはいつも勝つチャンスを与えてくれる。いつも言っているが、私が投手に求めるのはそれだけさ」とエース右腕への信頼を口にした。

     ベリオス以降は、ゴーズマンが2番手、柳が3番手に入り、メジャー2年目のアレック・マノア、3年3600万ドルで加入した菊池雄星と続く。ネイト・ピアソンやロス・ストリップリングがブルペン待機できるほど、先発投手の層は厚くなった。なお、ブルージェイズは本拠地でのレンジャーズ3連戦でシーズンをスタート。先発5番手の菊池は敵地でのヤンキース4連戦の2戦目に登板予定だ。

  • パドレスの開幕投手はダルビッシュに決定 2年連続3度目の大役

    2022.4.1 08:49 Friday

     日本時間4月1日、パドレスのボブ・メルビン監督は2022年シーズンの開幕投手をダルビッシュ有が務めることを発表した。ダルビッシュはパドレスに加入した昨季も開幕投手を務めており、2年連続の開幕投手はパドレスでは2012~13年のエディンソン・ボルケス以来。レンジャーズ時代の2017年と合わせて自身3度目の大役となった。「難しい選択ではなかった。ジョー・マスグローブの昨季の成績を考えると、少し迷ったけれどね」とメルビン監督。なお、パドレスは日本時間4月8日の開幕戦でダイヤモンドバックスと対戦する。

     メルビン監督はスプリング・トレーニング序盤の時点でダルビッシュとマスグローブの2人を開幕投手に挙げていた。昨季の成績ではマスグローブが上回るものの、オープン戦ではダルビッシュのほうが安定したピッチングを見せており、指揮官はダルビッシュに開幕戦のマウンドを託すことを決めた。昨季のダルビッシュは30試合に先発して166回1/3を投げ、8勝11敗、防御率4.22、199奪三振を記録。前半戦は7勝3敗、防御率3.09と好調だったが、後半戦は1勝8敗、防御率6.16と苦しいピッチングが続いた。

     メルビン監督はアスレチックスの監督として、長年ダルビッシュと対戦してきた。今季はダルビッシュのピッチングを味方として見る初めての機会だが、「彼は投球の仕方や戦い方を知っているだけでなく、自分が何をすべきか、どうすればよくなるかを理解している。ボールに上手くスピンをかけることができるし、投球のコンセプトをとてもよく理解している。常によくなることを求めているんだ」とダルビッシュの姿勢に感銘を受けたようだ。

     なお、メルビン監督は開幕2戦目以降の先発投手には言及しなかった。「マスグローブにも後日ご褒美を与えたい」と話しており、日本時間4月15日のホーム開幕戦に先発できるよう、開幕2戦目ではなく開幕3戦目にマスグローブを持ってくる可能性もあるとみられている。ブレイク・スネルとマイク・クレビンジャーも開幕ローテーション入りが当確。最後の1~2枠をクリス・パダック、ニック・マルティネス、マッケンジー・ゴア、ライアン・ウェザースらが争う状況となっている。

  • 「大谷ルール」の導入が正式に決定 延長戦のタイブレーク制も復活

    2022.4.1 08:25 Friday

     日本時間4月1日、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は2022年シーズンから導入される新しいルールを発表した。まず、指名打者(DH)のルールが改正され、DHと先発投手に同じ選手を起用できるようになった。その選手はDHと先発投手で別人とみなされるため、片方だけ交代しても試合に出場し続けることができる。また、日本時間5月2日までアクティブロースターが26人から28人に拡大されることも決定。さらに、延長戦を無死二塁から開始するタイブレーク制も復活することが決まった。

     DHのルール改正は「大谷翔平ルール」と呼ばれている。DHと先発投手に同じ選手を起用することが可能になり、降板後もDHとして試合に出場し続けることができる。同じように、DHで代打を送られても先発投手として続投できる。ただし、これは先発投手のみに適用されるルールであり、途中出場の選手がDHと投手を兼ねることはできない。エンゼルスの大谷は降板後も外野の守備に就くことなく打席に立つことが可能になり、ユニバーサルDHの導入と合わせて、昨季よりも打席数が増加することが期待される。

     ロックアウトの影響でスプリング・トレーニングが短縮されたことを考慮し、開幕からの約1カ月間(日本時間4月8日から5月2日まで)はアクティブロースターが26人から28人に拡大される(ダブルヘッダーでは29人)。この期間中は投手の人数制限(最大13人)や野手登板の制限は適用されない。投手と二刀流選手は日本時間5月2日までの期間は10日間の故障者リストに登録できる(それ以降は15日間のみ)。また、今季からマイナー降格回数が5回までに制限されるが、日本時間5月2日までの降格はカウントされないことになった。

     過去2シーズンに続いて、延長戦のタイブレーク制が採用されることも決定。各イニングが無死二塁から開始される。スプリング・トレーニングが短縮されたため、選手の健康と安全を守るために一度は廃止が決まったタイブレーク制を復活させることになった。

  • プホルス効果? カージナルスが一挙15得点など大量29得点で大勝

    2022.3.31 14:17 Thursday

     日本時間3月31日、アルバート・プホルスが2011年以来11年ぶりにカージナルスのラインナップに戻ってきた。プホルスは「4番・DH」でスタメン出場し、4回表の第3打席で古巣復帰後初安打を記録。直後に代走を送られ、3打数1安打でベンチに退いた。プホルスが出場した効果があったのか、カージナルスは1回表と2回表に各4点を奪うなど、序盤から打線が爆発。8回表には打者19人を送り込む猛攻で一挙15得点を記録し、終わってみればナショナルズを相手に29対8で大勝を収めた。

     プホルスは試合後、「本物の試合に出ることができてよかった。メジャーの投手と対戦すると競争心が湧いてくるし、ヤディ(=ヤディアー・モリーナ)たちと一緒にプレーできるのはいい気分だね。今年は素晴らしい時間を過ごせたらいいなと思っている」とコメント。1回表無死満塁の第1打席はショートゴロ併殺打(三塁走者が生還)、2回表一死1・2塁の第2打席はサードファウルフライに倒れたものの、4回表一死走者なしの第3打席でライト前ヒットを放ち、古巣復帰初戦を飾った。

     カージナルスはプホルスの併殺打のあと、ポール・デヨング、モリーナ、ハリソン・ベイダーの3連打が飛び出して1回表に4点を先制。2回表はデヨングの1号3ランなどで4点を追加した。4回表にポール・ゴールドシュミットの3号ソロなどでさらに3点を追加し、6回表にはモリーナがプホルス復帰を祝う1号2ラン。この時点で大量13点をリードした。

     そして、8回表にはナショナルズの有望株ケイド・キャバリらに猛攻を浴びせ、8本のタイムリー、2つの押し出し四死球などで一挙15得点の超ビッグイニングが完成。28対8で迎えた9回表にコナー・キャペルがタイムリーを放ち、1試合29得点の猛打ショーを締めくくった。絶好調のゴールドシュミットは4打数4安打の大暴れで、オープン戦の打率は.526、OPSは1.644に上昇。デヨングは3打数3安打5打点の大活躍だった。

  • コンフォート未契約は右肩故障の影響 代理人のボラス氏が明らかに

    2022.3.31 11:57 Thursday

     FA市場に売れ残った唯一の有力選手となっているマイケル・コンフォートだが、代理人を務めるスコット・ボラス氏がその理由を明かした。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者がボラス氏から得た情報によると、コンフォートは自主トレーニング中の1月に右肩を負傷。その故障が癒えてから契約交渉を行うことをコンフォートが望んだため、獲得に興味を示す球団との契約交渉が中断されていたという。すでに右肩の状態は回復しており、先週から契約交渉が再開されているようだ。

     現在29歳のコンフォートは、昨季メッツで125試合に出場して打率.232、14本塁打、55打点、OPS.729を記録。2017年から3年連続で27本塁打以上を放ち、短縮シーズンの2020年には打率.322、9本塁打、OPS.927の好成績をマークしたが、FAになるタイミングで大幅に成績が悪化してしまった。メッツからのクオリファイング・オファーを受諾し、1年契約で残留して今季の活躍により自身の価値を立て直すという選択肢もあったが、コンフォートはクオリファイング・オファーを拒否。ところが、現在に至るまで契約先が見つからない状況が続いている。

     ボラス氏は「経済面の問題ではないかとすべての人が思っている。でも、それは違う。彼の状態が通常に戻るのを待っていたんだ」とあくまでもコンフォート自身の希望で契約交渉を中断していたことを強調。ダイビングキャッチを試みた際に痛めた右肩の状態が回復するのを待ち、先週から各球団との契約交渉を再開したことを明らかにした。これが事実なのか、あるいは顧客の価値を落とさないためのボラス氏の戦略なのかは定かではない。

     メジャーリーグ公式サイトは「開幕まであと1週間しか残っておらず、コンフォートの市場は急速に活性化するかもしれない」と伝えているが、大半の球団がシーズン開幕に向けた戦力補強を完了しているのも事実。ドラフト指名権を手放してまでコンフォート獲得に動く球団は現れるのだろうか。

  • レッズの有望株ハンター・グリーン 開幕ローテーション入りが決定

    2022.3.31 11:26 Thursday

     レッズのデービッド・ベル監督は開幕5戦目までの先発投手を発表し、「MLBパイプライン」が公開しているプロスペクト・ランキングで球団1位・全体22位の有望株ハンター・グリーンが日本時間4月11日の開幕4戦目(対ブレーブス)に先発することが決まった。2017年ドラフト全体2位指名の有望株であるグリーンだが、メジャーの舞台は未経験。開幕ローテーション入りを勝ち取り、「まだ言葉が見つからないよ」と興奮しつつも「待ち望んでいた。このために多くの努力をした」と誇らしげに話した。

     現在22歳のグリーンは、昨季AA級とAAA級で合計21試合に登板して106回1/3を投げ、10勝8敗、防御率3.30、139奪三振をマーク。昨年11月にロースターの40人枠に登録され、今年のオープン戦では2試合に登板して3イニングを無失点に抑えている。先発ローテーションの一角を担うルイス・カスティーヨとマイク・マイナーが故障で開幕に間に合わないため、メジャー未経験ながらも開幕ローテーションに抜擢されることになった。

     グリーンは「監督から開幕ローテーション入りを告げられたときは泣かなかったけれど、両親に電話したときは泣いちゃったよ」とコメント。「とても特別な瞬間だった。多くの努力をしてきたからね。僕も泣いたし、両親も泣いたよ」と待望のメジャーデビューを家族とともに喜んだ。一方、ニック・クロールGMは「選手の準備ができているなら、マイナーに引き留めるのではなく、チームの勝利のためにチャンスを与えたい」と積極的に有望株を起用していく方針を明らかにしている。

     タイラー・マーリーが開幕投手を務めることはすでに発表されていたが、ブレーブスとの開幕4連戦にはマーリー、レイベル・サンマーティン、ブラディミール・グティエレス、グリーンが先発することが決定。オフを1日挟み、ガーディアンズとのホーム開幕戦には再びマーリーが先発する。また、日本時間4月14日の開幕6戦目には、グリーンと同じくメジャー未経験の有望株ニック・ロドロが抜擢される可能性があるようだ。

     主力放出で戦力ダウンしたレッズだが、グリーンやロドロといった有望株の活躍次第では、ポストシーズン争いに加わることも不可能ではないかもしれない。

  • ロイヤルズ復帰の38歳・グレインキー 球団史上最年長の開幕投手に

    2022.3.31 11:04 Thursday

     ロイヤルズのマイク・マシーニー監督は、2022年シーズンの開幕投手をザック・グレインキーが務めることを発表した。グレインキーは38歳168日で開幕戦のマウンドに上がることになり、これは1998年に36歳で開幕投手を務めたティム・ベルチャーの球団史上最年長を大きく更新する。また、グレインキーは2010年にロイヤルズで開幕投手を務めており、メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、同じチームで12年ぶりに開幕投手を務めるのはメジャー新記録だという。

     グレインキーは昨季終了後にアストロズからFAとなり、1年1300万ドルで古巣ロイヤルズと契約。2010年以来12年ぶりの古巣復帰となった。昨季はアストロズで30試合(うち29先発)に登板して171イニングを投げ、11勝6敗、防御率4.16、120奪三振を記録。通算勝利数を219に伸ばして通算投球イニング数も3000の大台を突破(3110イニング)し、通算3000奪三振まであと191に迫っている。開幕投手はロイヤルズ時代に1度、ダイヤモンドバックス時代に3度、昨季アストロズでも務めており、自身6度目となる。

     マシーニー監督によると、グレインキーが正式にロイヤルズと契約するより前、契約交渉のために会った時点でグレインキーに開幕投手を任せることを決めていたという。指揮官はグレインキーに若手が多い投手陣のリーダーとして大きな期待を寄せており、「彼に開幕戦のマウンドに上がってほしい。彼こそ相応しい男なんだ」と全幅の信頼を口にする。

     ロイヤルズの先発投手陣にはブラッド・ケラー(26歳)、ブレイディ・シンガー(25歳)、クリス・ブービッチ(24歳)、カルロス・ヘルナンデス(25歳)、ダニエル・リンチ(25歳)、ジャクソン・コワー(25歳)とグレインキーより一回り以上若い選手がズラリと並ぶ。もはや全盛期のようなパフォーマンスは期待できないグレインキーだが、グレインキーが残す成績以上に、若手投手たちがグレインキーから得るものは多いはずだ。

  • アストロズの開幕投手は左腕・バルデス 大谷翔平との投げ合いへ

    2022.3.31 10:39 Thursday

     アストロズのダスティ・ベイカー監督は今季の開幕ローテーションを発表し、左腕フランバー・バルデスが自身初の開幕投手を務めることになった。開幕カードはエンゼルスとの4連戦であり、バルデスはエンゼルスの開幕投手である大谷翔平と投げ合うことに。なお、エンゼルス4連戦にはバルデス、ジェイク・オドリッジ、ジャスティン・バーランダー、ホセ・ウルキディがこの順番で先発し、オフを1日挟んでダイヤモンドバックスとの開幕5戦目にはルイス・ガルシアが先発予定となっている。

     現在28歳のバルデスは昨季、オープン戦で指を骨折した影響でシーズン最初の2カ月を欠場したものの、22試合に先発して134回2/3を投げ、11勝6敗、防御率3.14、125奪三振を記録。ポストシーズンでは不安定なピッチングが目立ったが、レッドソックスとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦では8回3安打1失点という好投を見せ、ワールドシリーズ進出を引き寄せる大きな1勝をマークした。また、2020年のポストシーズンでは4度の先発で3勝1敗、防御率1.88の好成績を残している。

     ベイカー監督は「彼は大舞台に強い投手であり、開幕投手という大役に圧倒されることはないだろう」とコメント。ロックアウトの影響でスプリング・トレーニングが短縮されたことを考慮し、先発投手陣にはしばらくのあいだ、球数制限やイニング制限を設ける予定であり、クリスチャン・ハビアーはロングリリーフ要員としてブルペンで待機する。ランス・マカラーズJr.が屈筋腱を痛めて出遅れており、日本時間4月23日からスタートする34日間で33試合を戦うハードスケジュールの期間は、ハビアーを先発に回して6人制ローテで乗り切る可能性もあるとみられている。

     アストロズは2013年からア・リーグ西部地区に加わったが、低迷したチーム再建期も含め、開幕戦は1度も負けておらず9連勝中。バルデスが大谷との投げ合いを制し、その連勝を10に伸ばすことができるか注目だ。

  • 昨季王者・ブレーブスの開幕投手はフリード 2年連続2度目の大役

    2022.3.31 10:18 Thursday

     21世紀初となるワールドシリーズ連覇を目指す今季のブレーブス。ブライアン・スニッカー監督は、連覇に向けた長い戦いのスタートとなる日本時間4月8日のレッズとの開幕戦のマウンドを左腕マックス・フリードに託すことを決めた。「簡単な決断ではなかった」と指揮官はフリードとチャーリー・モートンの二択で迷ったことを明かしたが、26年ぶりの世界一を決めたワールドシリーズ第6戦で勝利投手となったフリードが2年連続2度目の大役を務めることに。モートンは開幕2戦目に先発する予定だ。

     現在28歳のフリードは、昨季28試合に先発して165回2/3を投げ、14勝7敗、防御率3.04、158奪三振を記録。特に後半戦は「マダックス」(=100球未満での完封勝利)を2度マークするなど、14度の先発で8勝2敗、防御率1.74という素晴らしい成績を残した。ポストシーズンでは打ち込まれる試合もあったものの、地区シリーズとワールドシリーズで1勝ずつを挙げて26年ぶりの世界一に貢献。メジャー5年間で通算40勝18敗(勝率.690)と非常に高い勝率を誇っている。

     スニッカー監督は比較的早い段階で開幕投手の候補をフリードとモートンの2人に絞っていた。「グレッグ・マダックス、トム・グラビン、ジョン・スモルツがいたときと同じようなものだ。どの選択肢を選んでも間違いにはならない」と話していたように、最後の最後まで迷ったようだが、ワールドシリーズ第1戦で右足に打球を受けて骨折したモートンに無理をさせないため、フリードに2年連続2度目の大役を任せることを決めた。

     レイズ時代の2020年に開幕投手を務めた経験があるモートンは開幕2戦目に先発する予定。先発ローテーションの3番手以降にはイアン・アンダーソン、カイル・ライト、ワスカル・イノアが入る見込みだ。26年ぶりの世界一を決めたあと「すべてを出し切ろうと思った」と話していたフリード。ワールドシリーズ連覇に向けた新たなチャレンジがまもなく幕を開ける。

  • 今季最強のブルペンはどのチーム? エンゼルスは6位にランクイン

    2022.3.30 12:36 Wednesday

     日本時間3月30日、メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンス記者は「今季最強の打線トップ10」、「今季最強の先発ローテーショントップ10」に続いて「今季最強のブルペントップ10」を選出する特集記事を公開した。1位は昨季のワールドシリーズ制覇を支えた強力ブルペンにケンリー・ジャンセンとコリン・マクヒューを加えたブレーブス。2位はリアム・ヘンドリックス、クレイグ・キンブレル、ケンドール・グレイブマンを擁するホワイトソックス。今オフ大幅にブルペンを強化したエンゼルスは6位にランクインした。

     カストロビンス記者が選出した「今季最強のブルペントップ10」とその主なメンバーは以下の通り。

    1位:ブレーブス
    ケンリー・ジャンセン(抑え)
    ウィル・スミス(左)
    タイラー・マツェック(左)
    コリン・マクヒュー
    A・J・ミンター(左)

    2位:ホワイトソックス
    リアム・ヘンドリックス(抑え)
    クレイグ・キンブレル
    ケンドール・グレイブマン
    アーロン・バマー(左)
    ジョー・ケリー

    3位:ブリュワーズ
    ジョシュ・ヘイダー(抑え:左)
    デビン・ウィリアムス
    ブルース・スーター(左)
    ブラッド・ボックスバーガー
    ジェイク・カズンズ

    4位:ヤンキース
    アロルディス・チャップマン(抑え:左)
    ジョナサン・ロアイシガ
    チャド・グリーン
    クレイ・ホームズ
    ワンディ・ペラルタ(左)

    5位:ジャイアンツ
    ジェイク・マギー(抑え:左)
    タイラー・ロジャース
    カミロ・ドバル
    ザック・リテル
    ドミニク・リオン

    6位:エンゼルス
    ライセル・イグレシアス(抑え)
    アーロン・ループ(左)
    ライアン・テペラ
    アーチー・ブラッドリー
    マイク・マイヤーズ

    7位:レイズ
    アンドリュー・キトレッジ(抑え)
    JT・シャギワ
    J・P・ファイアーアイゼン
    マット・ウィスラー
    ブルックス・レイリー(左)

    8位:ドジャース
    ブレイク・トライネン(抑え)
    ダニエル・ハドソン
    フィル・ビックフォード
    アレックス・ベシア(左)
    ブルスダー・グラテロル

    9位:ブルージェイズ
    ジョーダン・ロマノ(抑え)
    アダム・シンバー
    ティム・メイザ(左)
    イミ・ガルシア
    トレバー・リチャーズ

    10位:マリナーズ
    ポール・シーウォルド(抑え)
    ドリュー・ステッケンライダー
    ディエゴ・カスティーヨ
    セルジオ・ロモ
    ケン・ジャイルズ

  • マドン監督「ブルペンがPS進出の鍵」 総額9275万ドルの大型補強

    2022.3.30 12:20 Wednesday

     2014年以降7年連続でポストシーズン進出を逃しているエンゼルスだが、ジョー・マドン監督は「ブルペンはかなりよくなったと思っている」と今オフ総額9275万ドルを投じたブルペンの補強に手応えを感じ、「優秀なブルペンなくして成功を収めることはできない」と悲願のポストシーズン進出を実現するうえでブルペンの働きが鍵になるとの見解を示した。球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた2002年はブルペンが快進撃の立役者に。当時ベンチコーチだったマドン監督はその再現を狙っているようだ。

     今オフのエンゼルスは、先発投手陣にノア・シンダーガードとマイケル・ロレンゼンをそれぞれ1年契約で加えたが、補強のメインはブルペンだった。守護神ライセル・イグレシアスと4年5800万ドルで再契約しただけでなく、アーロン・ループと2年1700万ドル、ライアン・テペラと2年1400万ドル、アーチー・ブラッドリーと1年375万ドルで契約。この4人のリリーバーに総額9275万ドルもの資金を投入した。

     世界一に輝いた2002年は、先発投手陣が合計1007回2/3を投げて防御率4.00だったのに対し、ブルペンは合計444回2/3で防御率2.98を記録。クローザーのトロイ・パーシバルを中心に、ベン・ウェバー、ブレンダン・ドネリー、ルー・ポート、スコット・シールズらがブルペンを支え、シーズン終盤には新星フランシスコ・ロドリゲスも登場した。当時の経験を踏まえ、マドン監督はブルペンの重要性をしっかりと認識している。

     前述の4人以外には、昨季後半戦に防御率2.78を記録したマイク・マイヤーズ、昨季デビューして防御率1.77をマークしたオースティン・ウォーレン、25回2/3で38個の三振を奪ったホセ・キハダの開幕メンバー入りが確実。このほかに2~3人を加え、開幕ロースター28枠のうち、9~10枠はリリーフ投手によって占められる見込みだ。

     先発投手陣にも不安が残るものの、マイク・トラウトとアンソニー・レンドンが復活して大谷翔平、ジャレッド・ウォルシュらと強力な上位打線を形成すれば、ある程度の援護は与えられるはず。先発投手陣が持ちこたえた試合を確実にモノにし、勝利を積み重ねていくためには、何よりもブルペンの出来が重要になる。総額9275万ドルの補強が実を結ぶか注目だ。

  • レンジャーズの開幕投手はグレイ 指揮官「そのために契約した」

    2022.3.30 11:45 Wednesday

     レンジャーズのクリス・ウッドワード監督は、2022年シーズンの開幕投手を今オフ新加入した30歳右腕ジョン・グレイに任せることを発表した。グレイはロッキーズ時代の2017~18年にも開幕投手を務めており、自身3度目の大役となる。レンジャーズで同じ投手が2年以上連続で開幕投手を務めたのは、2006~09年のケビン・ミルウッドが最後。それ以降は、コール・ハメルズが2016年と2018年の2度務めているものの、2017年のダルビッシュ有も含め、13シーズン連続で前年と異なる投手が開幕投手を務めることになった。

     グレイは今オフ、ロッキーズからFAとなり、4年5600万ドルの契約でレンジャーズに加入。ウッドワード監督は「彼が開幕投手を務めるのは、チームにとって本当に重要なことだ。そのために彼と契約したのだからね。契約が決まったときから彼がエースになると思っていたし、彼もそう思っている。彼は優秀な投手であり、メジャーの舞台で数々の成功を収めてきた。もっと成長できると思うよ」と新加入の右腕を高く評価した。

     昨季のグレイはロッキーズで29試合に先発して149イニングを投げ、8勝12敗、防御率4.59、157奪三振を記録。投手に不利なクアーズ・フィールドを本拠地とするロッキーズでプレーしながらも2016年から4年連続で2ケタ勝利をマークした実績がある。移籍1年目で開幕投手に指名されたことについては「このチームが僕を信頼してくれているのは嬉しいことだ。若くて優秀な投手がたくさんいるけれど、そのなかで開幕投手を任せてもらえるのはとてもクールだね。開幕戦に投げられるのは嬉しいし、もちろん勝ちたいと思っている」と語った。

     今季のレンジャーズは、グレイ、マーティン・ペレス、デーン・ダニング、テイラー・ハーンの4人が先発ローテーションの1~4番手を担う見込み。5番手をめぐる競争は現在も続いている。グレイは先発ローテーションの柱として「彼は投手陣のリーダーだ」という指揮官からの信頼に応えることができるだろうか。開幕戦は敵地トロントでブルージェイズの強力打線と対戦する。

  • 昨季サイ・ヤング賞のブリュワーズ・バーンズ 自身初の開幕投手に

    2022.3.30 11:21 Wednesday

     ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督は、2022年の開幕投手をコービン・バーンズが務めることを発表した。バーンズは昨季サイ・ヤング賞を受賞した好投手であり、開幕投手に指名されるのは当然のように思えるが、カウンセル監督は開幕投手の決定にあたり、全く迷わなかったわけではないという。過去2年間、開幕投手を務めたブランドン・ウッドラフがいるからだ。それでも「サイ・ヤング賞を受賞した投手だからね」とバーンズに自身初の大役を任せることを決定。バーンズはその知らせを「クールなニュース」と表現した。

     現在27歳のバーンズはメジャー4年目の昨季、28試合に先発して167イニングを投げ、11勝5敗、防御率2.43、234奪三振の好成績をマーク。投球イニング数はやや物足りなかったが、開幕から58奪三振連続無四球のメジャー新記録、10者連続三振のメジャータイ記録、守護神ジョシュ・ヘイダーとの継投ノーヒッターなど圧巻のピッチングを続け、最優秀防御率のタイトルを獲得したのに加え、ザック・ウィーラー、マックス・シャーザーらとの争いを制してサイ・ヤング賞に輝いた。

     カウンセル監督によると、バーンズ、ウッドラフ、フレディ・ペラルタ、エイドリアン・ハウザー、エリック・ラウアーの5人が今季の開幕ローテーションを形成。今季のブリュワーズのローテーションはメジャーで1、2を争う強力なメンバーと評価されており、バーンズも「このチームでは、ローテーションの5人のうち、誰が開幕投手になってもおかしくない」と話している。

     わずか3年前、2019年シーズンには防御率8点台という大不振に苦しんだバーンズ。そこから球種別の投球割合を見直し、メンタル面を鍛えなおしてサイ・ヤング賞を受賞する投手へと成長を遂げた。バーンズと同じようなルートを辿った投手として「ロイ・ハラデイが思い浮かぶね」と話すカウンセル監督。「バーンズが急成長を遂げたのは、肉体的に成長したからではない。それ以外の部分をしっかりコントロールできるようになったんだ」と指揮官が評価するバーンズには、ハラデイのような殿堂入りのキャリアを歩む可能性が十分にある。まずは開幕戦での快投に期待したい。

  • レイズの開幕投手は剛球左腕・マクラナハン 「本当に大きな栄誉」

    2022.3.30 10:51 Wednesday

     レイズのケビン・キャッシュ監督は、2022年シーズンの開幕投手を24歳の剛球左腕シェーン・マクラナハンに任せることを発表した。1年前は開幕ロースター入りを逃し、同僚のデービッド・ヘスとともにフロリダ州ベニスのレンタルハウスのソファーでタイラー・グラスノウが先発する開幕戦を見ていたマクラナハンだが、メジャー2年目にして早くも大役を務めることが決定。「大きな意味がある。このチームのクラブハウスやロッカールームにはたくさんの才能が揃っているからね。本当に大きな栄誉だよ」と喜びを口にした。

     マクラナハンは2020年のポストシーズンでメジャーデビューしたが、レギュラーシーズンでの登板は昨季が初めて。メジャー1年目のシーズンは25試合に先発して123回1/3を投げ、10勝6敗、防御率3.43、141奪三振の好成績をマークした。今季のレイズは、コリー・クルーバー、ライアン・ヤーブロー、ドリュー・ラスムッセン、ルイス・パティーニョが先発ローテーションの一角を担うことが予想されているが、24歳のマクラナハンが若きエース左腕としてその先発陣を牽引していく。

    「努力は報われると思う。僕は自分ができると思うことを実現したいという考え方をずっと持っていて、自分ができることを見つけ始めたところだと思う。だから、これからまだまだたくさんのことを実現していきたい」とマクラナハン。開幕戦の相手はオリオールズだが、6歳までボルティモアに住んでいたマクラナハンはオリオールズファン、特にカル・リプケンJr.のファンとして育ったため、オリオールズを相手に務める開幕投手の大役はより一層特別なものとなるだろう。

     マクラナハンは球団史上15人目の開幕投手であり、レイズは4年連続で異なる投手が開幕戦に先発する。24歳345日での大役は、2007年に23歳68日で開幕投手を務めたスコット・カズミアー以来の若さであり、レイズがドラフト指名した投手がレイズの開幕投手を務めるのは、デウォン・ブラゼルトン(2005年)、ジェームス・シールズ(2008~10年、2012年)、デービッド・プライス(2011年、2013~14年)、ブレイク・スネル(2019年)に続いてマクラナハンが5人目だ。

  • ジャイアンツの開幕投手はウェブ 「めちゃくちゃ興奮している」

    2022.3.30 10:25 Wednesday

     ジャイアンツのゲーブ・キャプラー監督は、2022年シーズンの開幕投手をメジャー4年目の25歳右腕ローガン・ウェブに任せることを発表した。自身初の開幕投手に指名されたウェブは「めちゃくちゃ興奮している。家族もめちゃくちゃ興奮している。楽しみにしていたことだからね。この球団では非常に特別な男たちが開幕投手を務めてきた。自分もその一員だと言うことができるのはとてもクールだね」と大喜び。今季のジャイアンツは2009年以来13年ぶりにホームで開幕戦を戦うだけに、喜びもひとしおだ。

     ウェブはメジャー3年目の昨季、27試合(うち26先発)に登板して148回1/3を投げ、11勝3敗、1ホールド、防御率3.03、158奪三振の好成績をマーク。メジャー最初の2年間はいずれも防御率5点台だったが、目覚ましい成長を遂げ、ドジャースとの地区シリーズでも2度先発して1勝0敗、防御率0.61の快投を見せた。先発ローテーションのメンバーでは最年少だが、キャプラー監督は「たくさんの素晴らしい選択肢のなかから彼が開幕投手に選ばれたのは、チームメイトやコーチングスタッフからの信頼の表れだよ。大役に相応しいと思うし、投手陣のリーダーの1人だからね」と信頼を寄せる。

     今季のジャイアンツは、昨季の先発ローテーションからケビン・ゴーズマンとジョニー・クエトが抜けたものの、アンソニー・ディスクラファーニ、アレックス・ウッドとは再契約を結び、カルロス・ロドン、アレックス・カッブを新たに獲得。ウェブは「球界最高のローテーションになる可能性があると思う。心の底からそう信じているよ」と話している。その中心となるのがウェブであり、ホームで迎える開幕戦を多くの家族に見に来てもらいたいと考えているようだ。

     キャプラー監督は「これはローガン・ウェブにとって最後の開幕投手にはならない。私はそう確信しているよ」とコメント。指揮官が期待するように、自身初の開幕投手が真のエース誕生の第一歩となるか注目だ。

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