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  • タイガースの有望株に明暗 トーケルソン開幕ロースター入り決定

    2022.4.3 03:04 Sunday

     タイガースのアル・アビラGMは、2020年のドラフト全体1位で指名した期待のスラッガー、スペンサー・トーケルソンが開幕ロースター入りすることを発表した。「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングで全体4位にランクインしているトーケルソンは、正一塁手としての起用が予定されている。一方、同ランキングで全体5位のライリー・グリーンも開幕ロースター入りが有力視されていたが、オープン戦で右足に自打球を当て、検査の結果、骨折が判明。有望株2人の明暗がはっきりと分かれる結果になった。

     現在22歳のトーケルソンはプロデビューを飾った昨季、A+級からスタートしてAA級を経てAAA級まで到達し、合計121試合に出場して打率.267、30本塁打、91打点、出塁率.383、OPS.935を記録。プロ入り当初に予定されていた三塁へのコンバートは頓挫し、本職の一塁に戻ることになったが、今春のオープン戦でも出塁率.406と完成度の高い打撃を披露し、見事に開幕ロースター入りを勝ち取った。守備面の評価は高くないものの、早い段階から自慢の打撃力を発揮することができれば、間違いなく新人王レースにも絡んでくるだろう。

     一方、正一塁手として起用されるトーケルソンと同様に、正中堅手としての起用が見込まれていたグリーンは、日本時間4月2日のヤンキースとのオープン戦でゲリット・コールと対戦した際に自打球で骨折。オープン戦では11試合に出場して打率.429、2本塁打、出塁率.500、OPS1.548という猛アピールを見せ、開幕ロースター入りをほぼ手中に収めていただけに、悔やまれる故障離脱となった。

     A・J・ヒンチ監督によると、手術は必要ではないようだ。タイガースにとって幸いなのは、グリーンはまだロースターの40人枠に登録されていないため、メジャーの故障者リストに登録する必要がないこと。よって、故障離脱しているあいだも無駄にサービスタイムを消費することはなく、全治6~8週間と目されるグリーンの回復を待って、改めてメジャー昇格の時期を判断していくことになる。

  • エンゼルスがアップトンのDFAを決断 今季の年俸は2800万ドル

    2022.4.3 02:44 Sunday

    「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、エンゼルスは5年契約の最終年を迎えていた34歳のベテラン外野手、ジャスティン・アップトンのDFAを決断したようだ。今春のアップトンは一塁守備にも意欲を見せ、オープン戦では7試合に出場して打率.333、3本塁打、11打点、OPS1.407の好成績をマーク。しかし、エンゼルスはチーム内にアップトンの居場所はないと判断した。なお、アップトンの今季の年俸は2800万ドルだが、これはエンゼルスに負担義務がある。

     エンゼルスではブランドン・マーシュ、ジョー・アデルという2人の若手外野手が台頭。この2人に出場機会を与えるためにアップトンはレギュラーポジションを剥奪され、左打ちの正一塁手ジャレッド・ウォルシュと併用する右打ちの一塁手として起用することも検討されていた。ところが、エンゼルスはシーズン開幕まで1週間を切ったタイミングでアップトンのDFAを決断。ロースターの貴重な1枠をアップトンではなく他の選手に与えるほうがチームにとって好ましいと判断したのだろう。

     エンゼルスが高額年俸選手を契約最終年に放出するのは昨季のアルバート・プホルス(現カージナルス)に続いて2年連続となる。エンゼルスは昨年5月、10年契約の最終年を迎えていた年俸3000万ドルのプホルスのDFAを決断。プホルスはその後FAとなり、ドジャースがメジャー最低年俸だけを負担する形でプホルスを拾った。エンゼルスから正式にリリースされ、アップトンがFAになったあとであれば、他球団はメジャー最低年俸だけを負担してアップトンを獲得できる。オープン戦で好成績を残しているため、興味を示す球団は出てくるかもしれない。

     なお、エンゼルスは開幕ローテーションを担う6人が決定。有望株リード・デトマーズが先発6番手争いを制し、開幕戦から大谷翔平、パトリック・サンドバル、ノア・シンダーガード、ホセ・スアレス、マイケル・ロレンゼン、デトマーズの順に先発する。

  • 公式サイトが新人王予想 ナは鈴木誠也、アはウィットJr.が最有力

    2022.4.2 12:44 Saturday

     2022年のレギュラーシーズン開幕が迫るなか、メジャーリーグ公式サイトでは今季の新人王予想を公開。若手有望株の情報を扱う「MLBパイプライン」のスタッフによる投票で各リーグのトップ5が選出され、ナ・リーグは鈴木誠也(カブス)、ア・リーグはボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)が1位に選ばれた。5年8500万ドルの大型契約でカブスに加入した鈴木だが、ここまでオープン戦5試合に出場して放った安打は本塁打1本のみ。メジャーに早期適応し、期待通りに新人王を手にすることはできるだろうか。

     メジャーリーグ公式サイトは鈴木がナ・リーグの1位に選ばれたことについて「これは間違いなく才能と機会が出会った結果である。日本プロ野球で9シーズンプレーした鈴木は、カブスでレギュラーとしてプレーする予定であり、その実力も比較的知られている」とコメント。「この男は打てる。昨季は広島で38本塁打を放ち、4シーズン連続で打率3割、出塁率4割、長打率5割以上を記録している。また、日本プロ野球で通算100個以上の盗塁もマークしている」と日本球界での実績を紹介し、「彼はプロスペクト・ランキングにはランクインしていないが、それは日本での経験によるものであり、能力がないからではない」と付け加えた。鈴木に次ぐ2位タイにはブライソン・ストット(フィリーズ)とオニール・クルーズ(パイレーツ)が選ばれ、4位にハンター・グリーン(レッズ)、5位にジョーイ・バート(ジャイアンツ)が名を連ねた。

     ア・リーグの1位にはロイヤルズの正三塁手として開幕を迎えることが決定的なウィットJr.が選出。「MLBパイプライン」が公開しているプロスペクト・ランキングでも全体1位に選ばれた球界屈指の有望株である。ウィットJr.に次ぐ2位はフリオ・ロドリゲス(マリナーズ)、3位はスペンサー・トーケルソン(タイガース)、4位はライリー・グリーン(タイガース)、5位はアドリー・ラッチマン(オリオールズ)と2位以下にも各球団の超有望株がランクイン。この5人はそのまま「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングの全体トップ5であり、豪華な新人王争いが繰り広げられることになりそうだ。

  • 「MLBネットワーク」の選手ランキング 昨季圏外の大谷が1位に

    2022.4.2 12:10 Saturday

    「MLBネットワーク」は各ポジションの現役選手トップ10に続いて、メジャー全体の現役選手トップ100を発表し、1位には昨季トップ100圏外だった大谷翔平(エンゼルス)が選ばれた。「23度の先発登板で防御率3.18を記録すると同時に46本塁打、26盗塁、OPS.965をマークした男と争うことなどできない。だからこそ、彼はア・リーグMVPに選ばれ、このリストでも1位に選ばれた」と昨季の大活躍を高く評価。マイク・トラウトが2位に入り、エンゼルス勢がトップ2を占めた。

    「MLBネットワーク」が選出した現役選手トップ100は以下の通り(チーム名の後ろは昨季の順位を表す)。

    1位 大谷翔平(エンゼルス:圏外)
    2位 マイク・トラウト(エンゼルス:1位)
    3位 フェルナンド・タティスJr.(パドレス:6位)
    4位 フアン・ソト(ナショナルズ:5位)
    5位 ブライス・ハーパー(フィリーズ:22位)
    6位 ムーキー・ベッツ(ドジャース:2位)
    7位:ジェイコブ・デグロム(メッツ:3位)
    8位 ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ:圏外)
    9位 フレディ・フリーマン(ドジャース:4位)
    10位 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス:7位)

    11位 アーロン・ジャッジ(ヤンキース:21位)
    12位 マックス・シャーザー(メッツ:28位)
    13位 トレイ・ターナー(ドジャース:26位)
    14位 カルロス・コレア(ツインズ:56位)
    15位 ホセ・ラミレス(ガーディアンズ:19位)
    16位 ゲリット・コール(ヤンキース:11位)
    17位 ウォーカー・ビューラー(ドジャース:40位)
    18位 マニー・マチャド(パドレス:18位)
    19位 ノーラン・アレナド(カージナルス:13位)
    20位 マーカス・セミエン(レンジャーズ:73位)

    21位 コリー・シーガー(レンジャーズ:24位)
    22位 ラファエル・デバース(レッドソックス:65位)
    23位 ザンダー・ボガーツ(レッドソックス:25位)
    24位 コービン・バーンズ(ブリュワーズ:圏外)
    25位 ザック・ウィーラー(フィリーズ:圏外)
    26位 マット・オルソン(ブレーブス:44位)
    27位 ポール・ゴールドシュミット(カージナルス:32位)
    28位 ホセ・アルトゥーベ(アストロズ:55位)
    29位 アレックス・ブレグマン(アストロズ:17位)
    30位 カイル・タッカー(アストロズ:圏外)

    31位 ティム・アンダーソン(ホワイトソックス:27位)
    32位 ボー・ビシェット(ブルージェイズ:57位)
    33位 ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ:20位)
    34位 オースティン・ライリー(ブレーブス:圏外)
    35位 マックス・マンシー(ドジャース:45位)
    36位 ニック・カステヤノス(フィリーズ:圏外)
    37位 シェーン・ビーバー(ガーディアンズ:12位)
    38位 ブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ:圏外)
    39位 バイロン・バクストン(ツインズ:91位)
    40位 ワンダー・フランコ(レイズ:圏外)

    41位 スターリング・マルテ(メッツ:圏外)
    42位 タイラー・オニール(カージナルス:圏外)
    43位 ブライアン・レイノルズ(パイレーツ:圏外)
    44位 セドリック・マリンズ(オリオールズ:圏外)
    45位 ホセ・アブレイユ(ホワイトソックス:31位)
    46位 ヨーダン・アルバレス(アストロズ:圏外)
    47位 ロビー・レイ(マリナーズ:圏外)
    48位 マックス・フリード(ブレーブス:70位)
    49位 フリオ・ウリアス(ドジャース:圏外)
    50位 ルイス・ロバート(ホワイトソックス:94位)

    51位 ランス・リン(ホワイトソックス:75位)
    52位 サルバドール・ペレス(ロイヤルズ:82位)
    53位 ウィル・スミス(ドジャース:50位)
    54位 J・T・リアルミュート(フィリーズ:33位)
    55位 ヤスマニ・グランダル(ホワイトソックス:49位)
    56位 ブランドン・ラウ(レイズ:53位)
    57位 オジー・オルビーズ(ブレーブス:72位)
    58位 ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ:圏外)
    59位 リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス:58位)
    60位 ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ:95位)

    61位 ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース:97位)
    62位 ピート・アロンソ(メッツ:66位)
    63位 ジェシー・ウィンカー(マリナーズ:圏外)
    64位 ジャスティン・ターナー(ドジャース:46位)
    65位 テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ:圏外)
    66位 クリス・ブライアント(ロッキーズ:62位)
    67位 ハビアー・バイエズ(タイガース:61位)
    68位 フランシスコ・リンドーア(メッツ:15位)
    69位 トレバー・ストーリー(レッドソックス:16位)
    70位 アンソニー・レンドン(エンゼルス:8位)

    71位 ランディ・アロザレーナ(レイズ:100位)
    72位 ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス:48位)
    73位 ジェイク・クロネンワース(パドレス:圏外)
    74位 ケビン・ゴーズマン(ブルージェイズ:圏外)
    75位 フレディ・ペラルタ(ブリュワーズ:圏外)
    76位 ジョーイ・ボットー(レッズ:圏外)
    77位 マイケル・ブラントリー(アストロズ:36位)
    78位 ユリ・グリエル(アストロズ:圏外)
    79位 J・D・マルティネス(レッドソックス:98位)
    80位 カイル・シュワーバー(フィリーズ:圏外)

    81位 ウィリー・アダメス(ブリュワーズ:圏外)
    82位 ヨアン・モンカダ(ホワイトソックス:90位)
    83位 マット・チャップマン(ブルージェイズ:23位)
    84位 サンディ・アルカンタラ(マーリンズ:圏外)
    85位 ルーカス・ジオリト(ホワイトソックス:69位)
    86位 ジャック・フラハティ(カージナルス:68位)
    87位 ランス・マカラーズJr.(アストロズ:圏外)
    88位 ジョナサン・インディア(レッズ:圏外)
    89位 ブランドン・ベルト(ジャイアンツ:圏外)
    90位 ネルソン・クルーズ(ナショナルズ:42位)

    91位 アダム・ウェインライト(カージナルス:圏外)
    92位 ジャスティン・バーランダー(アストロズ:圏外)
    93位 クレイトン・カーショウ(ドジャース:38位)
    94位 DJ・ラメイヒュー(ヤンキース:14位)
    95位 クリス・テイラー(ドジャース:圏外)
    96位 ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ:77位)
    97位 ホセ・ベリオス(ブルージェイズ:圏外)
    98位 マーカス・ストローマン(カブス:圏外)
    99位 コディ・ベリンジャー(ドジャース:10位)
    100位 クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ:9位)

  • メッツ・デグロム 最大4週間のシャットダウンで開幕投手回避へ

    2022.4.2 05:29 Saturday

     日本時間4月2日、メッツはエース右腕のジェイコブ・デグロムがMRI検査を受けた結果、肩甲骨にストレス反応があり、その部分に炎症が起きていることが判明したことを明らかにした。ただちに最大4週間のシャットダウン(投球停止)が決定され、シャットダウン期間の終了後に再び検査を行う予定だという。新加入のマックス・シャーザーとの「最強先発1~2番手コンビ」が大きな注目を集めていたデグロムだが、開幕投手を回避することが確定。昨季に続いて長期離脱となる可能性も出てきた。

     キャッチボール中に右肩の張りを訴え、日本時間4月2日のオープン戦の登板を回避したデグロムだが、MRI検査によって肩甲骨付近の炎症が明らかになり、開幕投手を回避することが正式に決定した。メッツは「最大4週間のシャットダウン」と発表しているが、4週間のシャットダウン後に再検査を行い、その後の治療計画を決めるのであれば、少なくとも1カ月以上の戦線離脱は確実。2014年6月にマイケル・ワカ(当時カージナルス)が右肩のストレス反応で離脱したときは戦列復帰まで3カ月弱を要した。最悪の場合、デグロムは前半戦を棒に振ることになるかもしれない。

     昨季のデグロムは15試合に先発して92イニングを投げ、7勝2敗、防御率1.08、146奪三振を記録。オールスター・ブレイク明けに右前腕の張りで故障者リスト入りし、そのままシーズンを終えた。今年のオープン戦は2度の先発登板で合計5イニングを投げ、1勝0敗、防御率1.80、10奪三振と好投していたが、シーズン開幕を目前にして無念の離脱。シャーザーとの最強コンビ形成は当分のあいだ、お預けとなる。

     メッツのバック・ショウォルター監督は開幕投手の代役を検討し始めていたことを明らかにしており、シャーザーがデグロムに代わって開幕投手を務めることが有力。シャーザー、クリス・バシット、カルロス・カラスコ、タイワン・ウォーカーに次ぐ先発5番手にはタイラー・メギルやデービッド・ピーターソンが起用されることになるだろう。

  • キンブレル放出のWソックス クローシェがトミー・ジョン手術濃厚

    2022.4.2 03:45 Saturday

     ホワイトソックスはAJ・ポロックとのトレードでクレイグ・キンブレルをドジャースへ放出したばかりだが、さらにブルペンの戦力を失うことになりそうだ。リック・ハーンGMによると、MRI検査の結果、ギャレット・クローシェの靭帯にダメージがあることが判明。「トミー・ジョン手術が必要になる可能性が高い」という。新戦力のジョー・ケリーも昨年のポストシーズンで上腕二頭筋を痛めた影響で開幕に間に合わない可能性があり、シーズン序盤はブルペンの層が薄い状態での戦いを強いられることになるかもしれない。

     現在22歳のクローシェは2020年ドラフト1巡目(全体11位)指名でプロ入り。同年9月に早くもメジャーデビューを果たし、昨季は54試合に登板して54回1/3を投げ、3勝5敗、14ホールド、防御率2.82、65奪三振をマークした。ハーンGMは「予備段階のMRI検査の結果はあまりよくなかった。靭帯にいくらかのダメージがあり、トミー・ジョン手術が必要になる可能性が高い」とコメント。「予備段階の検査であり、数日以内にセカンドオピニオンを求める予定だ。現時点では状況はいいとは言えないけれどね」と付け加えた。

     ホワイトソックスは過去にクリス・セールなどがそうであったように、将来的にクローシェを先発に回すプランを持っているが、トミー・ジョン手術を受けることになれば2022年シーズンの全休は確実。当然、先発転向のスケジュールも遅れることになる。

     リアム・ヘンドリックス、キンブレル、クローシェ、アーロン・バマーがいるところにケンドール・グレイブマンとケリーを補強し、メジャー屈指の充実度を誇るブルペンが完成したホワイトソックスだったが、わずか数時間のうちにキンブレルとクローシェを失うことに。左右のセットアッパーであるバマーとグレイブマン、クローザーのヘンドリックスという勝ちパターンの継投は依然として強力だが、中継ぎの層は一気に薄くなった。開幕に間に合わない可能性があるケリーの早期復帰が望まれる。

  • Dバックスが先発右腕メリル・ケリーと契約延長 2年1800万ドル

    2022.4.2 02:25 Saturday

     日本時間4月2日、ダイヤモンドバックスは先発右腕メリル・ケリーとの契約を延長したことを発表した。「アリゾナ・リパブリック」のニック・ピエコロ記者によると、ケリーに保証されるのは2年1800万ドルで2025年の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっている。内訳はサインボーナスが100万ドル、2023年と2024年の年俸が各800万ドル、2025年は700万ドルの球団オプション(またはバイアウト100万ドル)。昨年11月に球団オプションが行使され、今季は年俸525万ドルでプレーすることが決まっていた。

     現在33歳のケリーは、2015年から4年間韓国プロ野球のSKワイバーンズで活躍し、メジャー未経験ながら2018年12月にダイヤモンドバックスと2年550万ドル+球団オプション2年で契約。先発ローテーションの一角として期待通りの働きを見せたため、2年連続で球団オプションが行使されて現在に至っている。

     メジャー1年目の2019年は183回1/3を投げて13勝14敗、防御率4.42を記録。翌年は故障に泣き、5試合のみの先発にとどまったが、3勝2敗、防御率2.59と好投した。昨季は27試合に先発して158イニングを投げ、7勝11敗、防御率4.44、130奪三振をマーク。投球イニング数はチーム最多、勝利数もマディソン・バムガーナーと並んでチーム最多タイの数字だった。

     トーリ・ロブロ監督は「メリルを表現する言葉は一貫性だ。とにかく頑丈で頼りになる」とコメント。再建期のチームにおいて、比較的故障が少なく、多くのイニングの消化を計算できることが高く評価されているようだ。今季はバムガーナー、ザック・ギャレン、ルーク・ウィーバー、ザック・デービースとともに先発ローテーションを形成することが予想されている。

     なお、ダイヤモンドバックスは先日ケテル・マルテと5年7600万ドルで契約を延長したばかり。ケリーは2024年まで契約が残るバムガーナーとともに、再建期の先発ローテーションを支えていくことになりそうだ。

  • ドジャースがクローザー確保 ポロックとの交換でキンブレル獲得

    2022.4.2 01:43 Saturday

     日本時間4月2日、ドジャースはAJ・ポロックをホワイトソックスに放出し、クレイグ・キンブレルを獲得するトレードが成立したことを発表した。守護神ケンリー・ジャンセンがFAとなってブレーブスと契約し、クローザーが空席となっていたドジャースだが、現役最多372セーブの実績を誇る大物クローザーの獲得に成功。一方、ホワイトソックスはレギュラーが固まっていなかった右翼に昨季OPS.891をマークした強打者を加え、さらに打線を強化した。

     現在33歳のキンブレルは、昨季カブスとホワイトソックスで合計63試合に登板して4勝5敗24セーブ、6ホールド、防御率2.26を記録。2019~20年の不振を脱したが、クローザーとして起用されたカブスでは防御率0.49と好調だったのに対し、リアム・ヘンドリックスにつなぐセットアッパーを務めたホワイトソックスでは防御率5.09と不本意な成績に終わった。新天地ドジャースではジャンセンの後釜としてクローザーを務めるとみられるが、まだ33歳であることを考えると、今後は過去2人しかいない500セーブや600セーブの大台到達にも期待がかかる。

     現在34歳のポロックは、昨季ドジャースで117試合に出場して打率.297、21本塁打、69打点、9盗塁、OPS.891を記録。短縮シーズンの2020年にも16本塁打を放ってOPS.880の好成績を残しており、平均を大きく上回る攻撃力を期待できる選手である。ホワイトソックスはティム・アンダーソン、ルイス・ロバート、ホセ・アブレイユ、エロイ・ヒメネス、ヤスマニ・グランダルらが並ぶ強力打線のなかで右翼だけレギュラー不在だったが、ポロックの獲得で確固たる正右翼手を確保することに成功した。

     なお、今回のトレードに金銭は含まれないという。今季終了後にFAとなるキンブレルの年俸は1600万ドル、ポロックは今季の年俸が1000万ドルで来季は1000万ドルの選手オプション(またはバイアウト500万ドル)となっている。

  • 30球団中20球団の開幕投手が決定 マリナーズは新加入の左腕・レイ

    2022.4.1 11:12 Friday

     レギュラーシーズン開幕が1週間後に迫るなか、各球団の開幕投手が続々と発表されている。日本時間4月1日にはホセ・ベリオス(ブルージェイズ)、ジョン・ミーンズ(オリオールズ)、シェーン・ビーバー(ガーディアンズ)、ジョー・ライアン(ツインズ)、ロビー・レイ(マリナーズ)、ダルビッシュ有(パドレス)が開幕投手に指名され、これで30球団中20球団の開幕投手が決定。ただし、ジェイコブ・デグロム(メッツ)は右肩の張りを訴え、同2日のオープン戦の登板を回避する可能性があるようだ。

     すでに発表された20球団の開幕投手は以下の通り。

    オリオールズ:ジョン・ミーンズ(2年連続2度目)
    【2021年成績】26試合 6勝9敗 防御率3.62 146回2/3 134奪三振

    レッドソックス:ネイサン・イバルディ(3年連続3度目)
    【2021年成績】32試合 11勝9敗 防御率3.75 182回1/3 195奪三振

    レイズ:シェーン・マクラナハン(初)
    【2021年成績】25試合 10勝6敗 防御率3.43 123回1/3 141奪三振

    ブルージェイズ:ホセ・ベリオス(2年ぶり3度目)
    【2021年成績】32試合 12勝9敗 防御率3.52 192回 204奪三振

    ガーディアンズ:シェーン・ビーバー(3年連続3度目)
    【2021年成績】16試合 7勝4敗 防御率3.17 96回2/3 134奪三振

    タイガース:エドゥアルド・ロドリゲス(初)
    【2021年成績】32試合 13勝8敗 防御率4.74 157回2/3 185奪三振

    ロイヤルズ:ザック・グレインキー(2年連続6度目)
    【2021年成績】30試合 11勝6敗 防御率4.16 171回 120奪三振

    ツインズ:ジョー・ライアン(初)
    【2021年成績】5試合 2勝1敗 防御率4.05 26回2/3 30奪三振

    アストロズ:フランバー・バルデス(初)
    【2021年成績】22試合 11勝6敗 防御率3.14 134回2/3 125奪三振

    エンゼルス:大谷翔平(初)
    【2021年成績】23試合 9勝2敗 防御率3.18 130回1/3 156奪三振

    マリナーズ:ロビー・レイ(初)
    【2021年成績】32試合 13勝7敗 防御率2.84 193回1/3 248奪三振

    レンジャーズ:ジョン・グレイ(4年ぶり3度目)
    【2021年成績】29試合 8勝12敗 防御率4.59 149回 157奪三振

    ブレーブス:マックス・フリード(2年連続2度目)
    【2021年成績】28試合 14勝7敗 防御率3.04 165回2/3 158奪三振

    メッツ:ジェイコブ・デグロム(4年連続4度目)
    【2021年成績】15試合 7勝2敗 防御率1.08 92回 146奪三振

    フィリーズ:アーロン・ノラ(5年連続5度目)
    【2021年成績】32試合 9勝9敗 防御率4.63 180回2/3 223奪三振

    レッズ:タイラー・マーリー(初)
    【2021年成績】33試合 13勝6敗 防御率3.75 180回 210奪三振

    ブリュワーズ:コービン・バーンズ(初)
    【2021年成績】28試合 11勝5敗 防御率2.43 167回 234奪三振

    ドジャース:ウォーカー・ビューラー(初)
    【2021年成績】33試合 16勝4敗 防御率2.47 207回2/3 212奪三振

    パドレス:ダルビッシュ有(2年連続3度目)
    【2021年成績】30試合 8勝11敗 防御率4.22 166回1/3 199奪三振

    ジャイアンツ:ローガン・ウェブ(初)
    【2021年成績】27試合 11勝3敗 防御率3.03 148回1/3 158奪三振

  • パドレスがパイレーツの球宴外野手・レイノルズの獲得を検討か

    2022.4.1 10:41 Friday

    「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、パドレスとパイレーツが最近になってブライアン・レイノルズのトレード交渉を行っていたようだ。パドレスが放出する交換要員として、クリス・パダックとライアン・ウェザースの名前が挙げられている。ただし、レイノルズのトレードについては、パイレーツが対価としてマーリンズのカリル・ワトソンやマックス・マイヤー、マリナーズのフリオ・ロドリゲスといった超有望株を求めていたとの報道があり、パダックとウェザースを軸とした対価でトレードを成立させるのは困難とみられる。

    「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」のケビン・エイシー記者によると、パドレスがレイノルズについてのトレード交渉を行うのは「新しいことではない」という。レイノルズは以前からトレード候補に挙げられており、パドレスのほかにも複数の球団が興味を示していることが報じられてきた。ただし、エイシー記者は「交換要員の具体的な名前が浮上したのは、トレード交渉が進展していることを示しているのかもしれない」と付け加えている。

     現在27歳のレイノルズは昨季159試合に出場して打率.302、24本塁打、90打点、OPS.912の好成績を残し、自身初のオールスター・ゲーム選出。今オフ「スーパー2」として年俸調停権を取得したばかりであり、パイレーツは2025年まであと4シーズン保有できる。当然、慌てて放出する必要はなく、パイレーツがレイノルズを安売りすることは考えられない。

     パドレスは外野手の層が非常に薄く、ロースターの40人枠内にトレント・グリシャム、ウィル・マイヤーズ、ジュリクソン・プロファー、マット・ベイティの4人しかいない。また、フェルナンド・タティスJr.の離脱によって低下した攻撃力をカバーしたいとの思惑もあるとみられる。これまでのパイレーツ側の要求を見ると、CJ・エイブラムスのような超有望株の放出なしにレイノルズを獲得するのは不可能だと思われるが、パドレスはレイノルズ獲得に動くのだろうか。

  • ツインズが開幕投手に新人右腕ライアンを抜擢 球団史上53年ぶり

    2022.4.1 09:36 Friday

     日本時間4月1日、ツインズのロッコ・バルデリ監督は今季の開幕投手を発表したが、その大役に指名されたのはメジャー通算5試合の登板経験しかない新人右腕ジョー・ライアンだった。エクスパンション時代(1961年以降)において、メジャーでの最初の6登板以内に開幕投手を務めるのは1973年ロイヤルズのスティーブ・バスビー、1986年レンジャーズのホセ・グーズマンに次いでライアンが3人目。ツインズで新人投手が開幕戦に先発するのは1969年のトム・ホール以来53年ぶりとなった。

     現在25歳のライアンは昨年9月にメジャーデビューを果たし、5試合に先発して26回2/3を投げ、2勝1敗、防御率4.05、30奪三振を記録。まだ新人王の資格を残している。もともとはレイズ傘下にいた有望株だが、アメリカ代表の一員として東京五輪に出場していた昨年7月にネルソン・クルーズとのトレードでツインズに加入。デビュー2戦目で7回裏一死まで完全試合を継続してメジャー初勝利を挙げ、デビュー4戦目には7者連続三振を含む11個の三振を奪う快投を見せた。今年のオープン戦では2試合に先発し、5イニングを3安打無失点に抑えている。

     バルデリ監督は「彼は開幕戦に先発する機会を勝ち取ったんだ」とコメント。「彼を初めてみた日から素晴らしいピッチングをしていたし、キャンプでの状態もいい。大役が舞い込んでくるのはしっかり準備をしているからなんだ」と付け加えた。ライアンに開幕投手を告げたあと、2人はハグを交わしたという。

     ツインズの先発ローテーションにはソニー・グレイ(2度)、クリス・アーチャー(4度)、ディラン・バンディ(2度)と開幕投手の経験がある投手が3人もいるが、最有力候補とみられたグレイは調整が遅れており、バルデリ監督は実績よりも現在の状態を優先してライアンの抜擢を決めた。実績のある3人の右腕を獲得したツインズだが、今季ツインズのエースとなるのは25歳の新人右腕なのかもしれない。

  • ブルージェイズの開幕投手はベリオス 菊池は先発5番手で開幕へ

    2022.4.1 09:12 Friday

     日本時間4月1日、ブルージェイズのチャーリー・モントーヨ監督は2022年シーズンの開幕投手をホセ・ベリオスに任せることを発表した。ベリオスはツインズ時代に開幕投手を2度(2019~20年)務めているが、昨季途中にブルージェイズへ移籍したため、ブルージェイズの開幕投手を務めるのは今回が初めて。「シーズンの最初の日に投げる機会を得られてとても嬉しい。家族も楽しみにしてくれていると思う」とベリオス。昨年11月には7年1億3100万ドルの長期契約を結んでおり、エースとしての活躍が期待される。

     昨季のベリオスはツインズとブルージェイズで合計32試合に先発して192イニングを投げ、12勝9敗、防御率3.52、204奪三振を記録。2ケタ勝利は自身4度目、200奪三振は自身2度目であり、防御率はメジャー6年間で自己ベストの数字だった。短縮シーズンの2020年を除き、直近のフルシーズン3年はいずれも32試合に先発して192イニング以上を消化。これだけコンスタントな働きを期待できる投手は、メジャー全体を見渡してもそれほど多くない。

     ブルージェイズには5年1億1000万ドルで加入したケビン・ゴーズマン、過去2シーズン開幕投手を務めた柳賢振(リュ・ヒョンジン)と他の開幕投手候補もいたが、モントーヨ監督は「彼は素晴らしい投手だ。精神面も素晴らしい」とベリオスに大役を任せることを選択。「彼が登板するときはいつも勝つチャンスを与えてくれる。いつも言っているが、私が投手に求めるのはそれだけさ」とエース右腕への信頼を口にした。

     ベリオス以降は、ゴーズマンが2番手、柳が3番手に入り、メジャー2年目のアレック・マノア、3年3600万ドルで加入した菊池雄星と続く。ネイト・ピアソンやロス・ストリップリングがブルペン待機できるほど、先発投手の層は厚くなった。なお、ブルージェイズは本拠地でのレンジャーズ3連戦でシーズンをスタート。先発5番手の菊池は敵地でのヤンキース4連戦の2戦目に登板予定だ。

  • パドレスの開幕投手はダルビッシュに決定 2年連続3度目の大役

    2022.4.1 08:49 Friday

     日本時間4月1日、パドレスのボブ・メルビン監督は2022年シーズンの開幕投手をダルビッシュ有が務めることを発表した。ダルビッシュはパドレスに加入した昨季も開幕投手を務めており、2年連続の開幕投手はパドレスでは2012~13年のエディンソン・ボルケス以来。レンジャーズ時代の2017年と合わせて自身3度目の大役となった。「難しい選択ではなかった。ジョー・マスグローブの昨季の成績を考えると、少し迷ったけれどね」とメルビン監督。なお、パドレスは日本時間4月8日の開幕戦でダイヤモンドバックスと対戦する。

     メルビン監督はスプリング・トレーニング序盤の時点でダルビッシュとマスグローブの2人を開幕投手に挙げていた。昨季の成績ではマスグローブが上回るものの、オープン戦ではダルビッシュのほうが安定したピッチングを見せており、指揮官はダルビッシュに開幕戦のマウンドを託すことを決めた。昨季のダルビッシュは30試合に先発して166回1/3を投げ、8勝11敗、防御率4.22、199奪三振を記録。前半戦は7勝3敗、防御率3.09と好調だったが、後半戦は1勝8敗、防御率6.16と苦しいピッチングが続いた。

     メルビン監督はアスレチックスの監督として、長年ダルビッシュと対戦してきた。今季はダルビッシュのピッチングを味方として見る初めての機会だが、「彼は投球の仕方や戦い方を知っているだけでなく、自分が何をすべきか、どうすればよくなるかを理解している。ボールに上手くスピンをかけることができるし、投球のコンセプトをとてもよく理解している。常によくなることを求めているんだ」とダルビッシュの姿勢に感銘を受けたようだ。

     なお、メルビン監督は開幕2戦目以降の先発投手には言及しなかった。「マスグローブにも後日ご褒美を与えたい」と話しており、日本時間4月15日のホーム開幕戦に先発できるよう、開幕2戦目ではなく開幕3戦目にマスグローブを持ってくる可能性もあるとみられている。ブレイク・スネルとマイク・クレビンジャーも開幕ローテーション入りが当確。最後の1~2枠をクリス・パダック、ニック・マルティネス、マッケンジー・ゴア、ライアン・ウェザースらが争う状況となっている。

  • 「大谷ルール」の導入が正式に決定 延長戦のタイブレーク制も復活

    2022.4.1 08:25 Friday

     日本時間4月1日、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は2022年シーズンから導入される新しいルールを発表した。まず、指名打者(DH)のルールが改正され、DHと先発投手に同じ選手を起用できるようになった。その選手はDHと先発投手で別人とみなされるため、片方だけ交代しても試合に出場し続けることができる。また、日本時間5月2日までアクティブロースターが26人から28人に拡大されることも決定。さらに、延長戦を無死二塁から開始するタイブレーク制も復活することが決まった。

     DHのルール改正は「大谷翔平ルール」と呼ばれている。DHと先発投手に同じ選手を起用することが可能になり、降板後もDHとして試合に出場し続けることができる。同じように、DHで代打を送られても先発投手として続投できる。ただし、これは先発投手のみに適用されるルールであり、途中出場の選手がDHと投手を兼ねることはできない。エンゼルスの大谷は降板後も外野の守備に就くことなく打席に立つことが可能になり、ユニバーサルDHの導入と合わせて、昨季よりも打席数が増加することが期待される。

     ロックアウトの影響でスプリング・トレーニングが短縮されたことを考慮し、開幕からの約1カ月間(日本時間4月8日から5月2日まで)はアクティブロースターが26人から28人に拡大される(ダブルヘッダーでは29人)。この期間中は投手の人数制限(最大13人)や野手登板の制限は適用されない。投手と二刀流選手は日本時間5月2日までの期間は10日間の故障者リストに登録できる(それ以降は15日間のみ)。また、今季からマイナー降格回数が5回までに制限されるが、日本時間5月2日までの降格はカウントされないことになった。

     過去2シーズンに続いて、延長戦のタイブレーク制が採用されることも決定。各イニングが無死二塁から開始される。スプリング・トレーニングが短縮されたため、選手の健康と安全を守るために一度は廃止が決まったタイブレーク制を復活させることになった。

  • プホルス効果? カージナルスが一挙15得点など大量29得点で大勝

    2022.3.31 14:17 Thursday

     日本時間3月31日、アルバート・プホルスが2011年以来11年ぶりにカージナルスのラインナップに戻ってきた。プホルスは「4番・DH」でスタメン出場し、4回表の第3打席で古巣復帰後初安打を記録。直後に代走を送られ、3打数1安打でベンチに退いた。プホルスが出場した効果があったのか、カージナルスは1回表と2回表に各4点を奪うなど、序盤から打線が爆発。8回表には打者19人を送り込む猛攻で一挙15得点を記録し、終わってみればナショナルズを相手に29対8で大勝を収めた。

     プホルスは試合後、「本物の試合に出ることができてよかった。メジャーの投手と対戦すると競争心が湧いてくるし、ヤディ(=ヤディアー・モリーナ)たちと一緒にプレーできるのはいい気分だね。今年は素晴らしい時間を過ごせたらいいなと思っている」とコメント。1回表無死満塁の第1打席はショートゴロ併殺打(三塁走者が生還)、2回表一死1・2塁の第2打席はサードファウルフライに倒れたものの、4回表一死走者なしの第3打席でライト前ヒットを放ち、古巣復帰初戦を飾った。

     カージナルスはプホルスの併殺打のあと、ポール・デヨング、モリーナ、ハリソン・ベイダーの3連打が飛び出して1回表に4点を先制。2回表はデヨングの1号3ランなどで4点を追加した。4回表にポール・ゴールドシュミットの3号ソロなどでさらに3点を追加し、6回表にはモリーナがプホルス復帰を祝う1号2ラン。この時点で大量13点をリードした。

     そして、8回表にはナショナルズの有望株ケイド・キャバリらに猛攻を浴びせ、8本のタイムリー、2つの押し出し四死球などで一挙15得点の超ビッグイニングが完成。28対8で迎えた9回表にコナー・キャペルがタイムリーを放ち、1試合29得点の猛打ショーを締めくくった。絶好調のゴールドシュミットは4打数4安打の大暴れで、オープン戦の打率は.526、OPSは1.644に上昇。デヨングは3打数3安打5打点の大活躍だった。

  • コンフォート未契約は右肩故障の影響 代理人のボラス氏が明らかに

    2022.3.31 11:57 Thursday

     FA市場に売れ残った唯一の有力選手となっているマイケル・コンフォートだが、代理人を務めるスコット・ボラス氏がその理由を明かした。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者がボラス氏から得た情報によると、コンフォートは自主トレーニング中の1月に右肩を負傷。その故障が癒えてから契約交渉を行うことをコンフォートが望んだため、獲得に興味を示す球団との契約交渉が中断されていたという。すでに右肩の状態は回復しており、先週から契約交渉が再開されているようだ。

     現在29歳のコンフォートは、昨季メッツで125試合に出場して打率.232、14本塁打、55打点、OPS.729を記録。2017年から3年連続で27本塁打以上を放ち、短縮シーズンの2020年には打率.322、9本塁打、OPS.927の好成績をマークしたが、FAになるタイミングで大幅に成績が悪化してしまった。メッツからのクオリファイング・オファーを受諾し、1年契約で残留して今季の活躍により自身の価値を立て直すという選択肢もあったが、コンフォートはクオリファイング・オファーを拒否。ところが、現在に至るまで契約先が見つからない状況が続いている。

     ボラス氏は「経済面の問題ではないかとすべての人が思っている。でも、それは違う。彼の状態が通常に戻るのを待っていたんだ」とあくまでもコンフォート自身の希望で契約交渉を中断していたことを強調。ダイビングキャッチを試みた際に痛めた右肩の状態が回復するのを待ち、先週から各球団との契約交渉を再開したことを明らかにした。これが事実なのか、あるいは顧客の価値を落とさないためのボラス氏の戦略なのかは定かではない。

     メジャーリーグ公式サイトは「開幕まであと1週間しか残っておらず、コンフォートの市場は急速に活性化するかもしれない」と伝えているが、大半の球団がシーズン開幕に向けた戦力補強を完了しているのも事実。ドラフト指名権を手放してまでコンフォート獲得に動く球団は現れるのだろうか。

  • レッズの有望株ハンター・グリーン 開幕ローテーション入りが決定

    2022.3.31 11:26 Thursday

     レッズのデービッド・ベル監督は開幕5戦目までの先発投手を発表し、「MLBパイプライン」が公開しているプロスペクト・ランキングで球団1位・全体22位の有望株ハンター・グリーンが日本時間4月11日の開幕4戦目(対ブレーブス)に先発することが決まった。2017年ドラフト全体2位指名の有望株であるグリーンだが、メジャーの舞台は未経験。開幕ローテーション入りを勝ち取り、「まだ言葉が見つからないよ」と興奮しつつも「待ち望んでいた。このために多くの努力をした」と誇らしげに話した。

     現在22歳のグリーンは、昨季AA級とAAA級で合計21試合に登板して106回1/3を投げ、10勝8敗、防御率3.30、139奪三振をマーク。昨年11月にロースターの40人枠に登録され、今年のオープン戦では2試合に登板して3イニングを無失点に抑えている。先発ローテーションの一角を担うルイス・カスティーヨとマイク・マイナーが故障で開幕に間に合わないため、メジャー未経験ながらも開幕ローテーションに抜擢されることになった。

     グリーンは「監督から開幕ローテーション入りを告げられたときは泣かなかったけれど、両親に電話したときは泣いちゃったよ」とコメント。「とても特別な瞬間だった。多くの努力をしてきたからね。僕も泣いたし、両親も泣いたよ」と待望のメジャーデビューを家族とともに喜んだ。一方、ニック・クロールGMは「選手の準備ができているなら、マイナーに引き留めるのではなく、チームの勝利のためにチャンスを与えたい」と積極的に有望株を起用していく方針を明らかにしている。

     タイラー・マーリーが開幕投手を務めることはすでに発表されていたが、ブレーブスとの開幕4連戦にはマーリー、レイベル・サンマーティン、ブラディミール・グティエレス、グリーンが先発することが決定。オフを1日挟み、ガーディアンズとのホーム開幕戦には再びマーリーが先発する。また、日本時間4月14日の開幕6戦目には、グリーンと同じくメジャー未経験の有望株ニック・ロドロが抜擢される可能性があるようだ。

     主力放出で戦力ダウンしたレッズだが、グリーンやロドロといった有望株の活躍次第では、ポストシーズン争いに加わることも不可能ではないかもしれない。

  • ロイヤルズ復帰の38歳・グレインキー 球団史上最年長の開幕投手に

    2022.3.31 11:04 Thursday

     ロイヤルズのマイク・マシーニー監督は、2022年シーズンの開幕投手をザック・グレインキーが務めることを発表した。グレインキーは38歳168日で開幕戦のマウンドに上がることになり、これは1998年に36歳で開幕投手を務めたティム・ベルチャーの球団史上最年長を大きく更新する。また、グレインキーは2010年にロイヤルズで開幕投手を務めており、メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、同じチームで12年ぶりに開幕投手を務めるのはメジャー新記録だという。

     グレインキーは昨季終了後にアストロズからFAとなり、1年1300万ドルで古巣ロイヤルズと契約。2010年以来12年ぶりの古巣復帰となった。昨季はアストロズで30試合(うち29先発)に登板して171イニングを投げ、11勝6敗、防御率4.16、120奪三振を記録。通算勝利数を219に伸ばして通算投球イニング数も3000の大台を突破(3110イニング)し、通算3000奪三振まであと191に迫っている。開幕投手はロイヤルズ時代に1度、ダイヤモンドバックス時代に3度、昨季アストロズでも務めており、自身6度目となる。

     マシーニー監督によると、グレインキーが正式にロイヤルズと契約するより前、契約交渉のために会った時点でグレインキーに開幕投手を任せることを決めていたという。指揮官はグレインキーに若手が多い投手陣のリーダーとして大きな期待を寄せており、「彼に開幕戦のマウンドに上がってほしい。彼こそ相応しい男なんだ」と全幅の信頼を口にする。

     ロイヤルズの先発投手陣にはブラッド・ケラー(26歳)、ブレイディ・シンガー(25歳)、クリス・ブービッチ(24歳)、カルロス・ヘルナンデス(25歳)、ダニエル・リンチ(25歳)、ジャクソン・コワー(25歳)とグレインキーより一回り以上若い選手がズラリと並ぶ。もはや全盛期のようなパフォーマンスは期待できないグレインキーだが、グレインキーが残す成績以上に、若手投手たちがグレインキーから得るものは多いはずだ。

  • アストロズの開幕投手は左腕・バルデス 大谷翔平との投げ合いへ

    2022.3.31 10:39 Thursday

     アストロズのダスティ・ベイカー監督は今季の開幕ローテーションを発表し、左腕フランバー・バルデスが自身初の開幕投手を務めることになった。開幕カードはエンゼルスとの4連戦であり、バルデスはエンゼルスの開幕投手である大谷翔平と投げ合うことに。なお、エンゼルス4連戦にはバルデス、ジェイク・オドリッジ、ジャスティン・バーランダー、ホセ・ウルキディがこの順番で先発し、オフを1日挟んでダイヤモンドバックスとの開幕5戦目にはルイス・ガルシアが先発予定となっている。

     現在28歳のバルデスは昨季、オープン戦で指を骨折した影響でシーズン最初の2カ月を欠場したものの、22試合に先発して134回2/3を投げ、11勝6敗、防御率3.14、125奪三振を記録。ポストシーズンでは不安定なピッチングが目立ったが、レッドソックスとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦では8回3安打1失点という好投を見せ、ワールドシリーズ進出を引き寄せる大きな1勝をマークした。また、2020年のポストシーズンでは4度の先発で3勝1敗、防御率1.88の好成績を残している。

     ベイカー監督は「彼は大舞台に強い投手であり、開幕投手という大役に圧倒されることはないだろう」とコメント。ロックアウトの影響でスプリング・トレーニングが短縮されたことを考慮し、先発投手陣にはしばらくのあいだ、球数制限やイニング制限を設ける予定であり、クリスチャン・ハビアーはロングリリーフ要員としてブルペンで待機する。ランス・マカラーズJr.が屈筋腱を痛めて出遅れており、日本時間4月23日からスタートする34日間で33試合を戦うハードスケジュールの期間は、ハビアーを先発に回して6人制ローテで乗り切る可能性もあるとみられている。

     アストロズは2013年からア・リーグ西部地区に加わったが、低迷したチーム再建期も含め、開幕戦は1度も負けておらず9連勝中。バルデスが大谷との投げ合いを制し、その連勝を10に伸ばすことができるか注目だ。

  • 昨季王者・ブレーブスの開幕投手はフリード 2年連続2度目の大役

    2022.3.31 10:18 Thursday

     21世紀初となるワールドシリーズ連覇を目指す今季のブレーブス。ブライアン・スニッカー監督は、連覇に向けた長い戦いのスタートとなる日本時間4月8日のレッズとの開幕戦のマウンドを左腕マックス・フリードに託すことを決めた。「簡単な決断ではなかった」と指揮官はフリードとチャーリー・モートンの二択で迷ったことを明かしたが、26年ぶりの世界一を決めたワールドシリーズ第6戦で勝利投手となったフリードが2年連続2度目の大役を務めることに。モートンは開幕2戦目に先発する予定だ。

     現在28歳のフリードは、昨季28試合に先発して165回2/3を投げ、14勝7敗、防御率3.04、158奪三振を記録。特に後半戦は「マダックス」(=100球未満での完封勝利)を2度マークするなど、14度の先発で8勝2敗、防御率1.74という素晴らしい成績を残した。ポストシーズンでは打ち込まれる試合もあったものの、地区シリーズとワールドシリーズで1勝ずつを挙げて26年ぶりの世界一に貢献。メジャー5年間で通算40勝18敗(勝率.690)と非常に高い勝率を誇っている。

     スニッカー監督は比較的早い段階で開幕投手の候補をフリードとモートンの2人に絞っていた。「グレッグ・マダックス、トム・グラビン、ジョン・スモルツがいたときと同じようなものだ。どの選択肢を選んでも間違いにはならない」と話していたように、最後の最後まで迷ったようだが、ワールドシリーズ第1戦で右足に打球を受けて骨折したモートンに無理をさせないため、フリードに2年連続2度目の大役を任せることを決めた。

     レイズ時代の2020年に開幕投手を務めた経験があるモートンは開幕2戦目に先発する予定。先発ローテーションの3番手以降にはイアン・アンダーソン、カイル・ライト、ワスカル・イノアが入る見込みだ。26年ぶりの世界一を決めたあと「すべてを出し切ろうと思った」と話していたフリード。ワールドシリーズ連覇に向けた新たなチャレンジがまもなく幕を開ける。

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