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  • 37歳のベテラン救援右腕・スミスがツインズへ 通算1000登板を目指す

    2022.3.21 11:11 Monday

     日本時間3月21日、ツインズはマリナーズからFAとなっていた37歳のベテラン救援右腕、ジョー・スミスと1年契約を結んだことを発表した。「スター・トリビューン」のフィル・ミラー記者はスミスの年俸が250万ドルであることを伝えている。2日後に38歳の誕生日を迎えるスミスは、現役最多のメジャー通算832登板を誇るが、史上16人しか達成していない通算1000登板を目指すことを宣言。なお、ツインズはロースターの枠を空けるために、トミー・ジョン手術明けの前田健太を60日間の故障者リストに登録した。

     スミスは昨季、アストロズとマリナーズで合計50試合に登板し、4勝4敗、4ホールド、防御率4.99を記録。2020年シーズンの出場を辞退したことが影響したのか、防御率はメジャー14年間で最悪の数字(防御率4点台は初めて)だったが、マリナーズ移籍後は23試合で防御率2.00と復調した。メジャー通算では832試合に登板し、54勝33敗30セーブ、214ホールド、防御率3.09をマークしている。

     そんなスミスが目指しているのが、通算1000登板のマイルストーンだ。「僕は投げられるときはいつでも投げるということにプライドを持っている。あと2日で38歳だなんて信じられないし、まだまだ投げられるよ。投げるのはとても楽しいし、大好きだね」とスミス。70試合以上に登板したのはエンゼルス時代の2015年が最後だが、今季68試合に登板して900登板に到達できれば、目標とする1000登板のマイルストーン達成は一気に現実味を帯びてくる。

     スミスがメジャーデビューしたのはメッツ時代の2007年。カージナルスとの開幕戦、6対1で快勝した試合に3番手として登板して打者3人と対戦し、アルバート・プホルスに四球を与えたところで降板した。ちなみに、その試合のメッツの先発は殿堂入り左腕のトム・グラビン、最後を締めくくったのは殿堂入り候補のビリー・ワグナーだった。

  • ブレーブス移籍のジャンセン 「このユニフォームを着るのは最高だ」

    2022.3.21 10:44 Monday

     長年ドジャースのクローザーとして活躍してきたケンリー・ジャンセンは1年1600万ドルの契約でブレーブスに加わることになった。「幼い頃はフレッド・マグリフの大ファンだった」というジャンセンは、同郷のアンドリュー・ジョーンズが活躍したことや、兄アードリーがブレーブスと契約したこともあって、ブレーブスのファンとして育った。「ブレーブスは私にとって全てが始まった場所だ。メジャーリーガーになるという夢はここから始まった。このユニフォームを着るのは最高だよ」とブレーブスへの移籍を喜んでいる。

     ヤンキー・スタジアムで行われた1996年のワールドシリーズ第1戦、当時19歳のアンドリュー・ジョーンズが第1打席から2打席連続アーチを放ったとき、当時9歳のジャンセンは故郷キュラソーの島で大いに刺激を受けていた。「メジャーリーグでプレーするのは素晴らしいことだ」と感じ、ブレーブスでプレーすることが究極の夢となったのだ。それから四半世紀以上が経過した今、ジャンセンの夢は現実となった。

    「今はブレーブスのファンに再び優勝をもたらすにはどうすればいいかを考えているよ。試合に勝つためにできることは何でもする」とジャンセン。ブレーブスから地元球団のドジャースへ移籍したフレディ・フリーマンとは逆に、ドジャースからブレーブスに加入することになったが、幼少期からファンだったこともあり、「最終的にブレーブスがオファーしてくれたから、私にとっては簡単な決断だった」という。

     唯一、心残りなのは、幼い頃にスプリング・トレーニングやターナー・フィールド(当時のブレーブスの本拠地)に連れていってくれたジオバニー・ビセイザ(アンドリュー・ジョーンズの担当スカウト)にブレーブスのユニフォーム姿を見せられなかったことだ。ビセイザは昨年、ブレーブスがワールドシリーズ制覇する数日前に亡くなってしまった。「去年、彼は『君はFAになる。君がブレーブスのユニフォームを着ている姿を私の娘が見ることほど嬉しいことはない』と言っていた」とジャンセン。ブレーブス移籍で自身の夢を叶えると同時に、ビセイザへの恩返しも実現した。

     ブレーブスは今季、4月18~20日(現地時間)にドジャー・スタジアムでドジャースと対戦する。「感情的にならなければいいなと思っているけれど、とても感情的になってしまうだろうね」と語るジャンセンは、元チームメイトやフリーマンを相手にどんなピッチングを見せるのだろうか。ちなみに、本拠地トゥルイスト・パークではこれまでの登場曲「カリフォルニア・ラブ」の代わりに「ウェルカム・トゥ・アトランタ」を使用する予定である。

  • ベイカー親子がメンバー表を交換 ナ軍・マルティネス監督の粋な演出

    2022.3.21 09:59 Monday

     日本時間3月21日に行われたナショナルズ対アストロズのオープン戦は3対2でナショナルズが勝利したが、この試合前には親子によるメンバー表交換が行われた。アストロズのダスティ・ベイカー監督とメンバー表を交換したのは、昨年ドラフト10巡目指名でナショナルズに入団したダレン・ベイカー。実は、これは1993~94年にジャイアンツの選手としてダスティの下でプレーしたナショナルズのデーブ・マルティネス監督が企画した粋な演出だった。ダスティは息子の登場に驚きながらも笑顔でハグを交わした。

     マルティネスはこの「サプライズ演出」のために、ダレンを試合開始まで1時間を切ったところでマイナーキャンプから呼び寄せた。「みんな知っているように、私はダスティのことが大好きだからね。親子2人が一緒にいるところを見られて良かったよ」とマルティネス。この演出について、ダスティは「驚いたけれど、流石はデーブ・マルティネスだね。彼は私の下でプレーした選手だ。本当に素晴らしい経験になったよ」と驚きつつも大喜びだった。

     一方のダレンは「アストロズとの試合に出場することは全く考えていなかった」というが、6回裏の守備から二塁手として途中出場。7回表の第1打席でライトへのヒットを放つと、8回表無死2・3塁、ルシアス・フォックスのタイムリー二塁打で2対2の同点に追いついた直後の第2打席ではセンターへの犠飛でチームを勝利に導く決勝点を叩き出した。「2ストライクに追い込まれてからしっかりランナーを返したのが印象的だった。やられたね」とダスティは息子のバッティングを称えた。

     ダレンといえば、2002年のワールドシリーズでバットボーイを務め(当時3歳)、本塁付近で選手と交錯しそうになったところをJ・T・スノーに間一髪で助けられたことで有名だ。このプレーがきっかけで、メジャーリーグではバットボーイの年齢制限が設けられることになった。あれから20年。オープン戦とはいえ、ダレンは父と同じグラウンドに立ち、決勝犠飛を放ってみせた。次は父がメジャーの監督を務めているあいだにメジャーのグラウンドに立つことを期待したい。

  • ストーリーがRソックスと6年1億4000万ドルで合意 二塁起用が濃厚

    2022.3.21 00:00 Monday

    「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、レッドソックスはロッキーズからFAとなっていたトレバー・ストーリーと6年1億4000万ドルで契約合意に至ったようだ。4年目のシーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)できる権利が付属しており、ストーリーがオプトアウトの権利を行使した場合、レッドソックスは7年目のオプションを行使し、オプトアウトを無効にすることもできるという。その場合、7年間の総額は1億6000万ドルになるようだ。

     現在29歳のストーリーは、昨季ロッキーズで142試合に出場して打率.251、24本塁打、75打点、20盗塁、OPS.801を記録。右肘の故障を抱えながらのプレーとなり、不本意な成績に終わったものの、2018年に37本塁打&27盗塁、2019年に35本塁打&23盗塁をマークした実績があり、短縮シーズンの2020年には11本塁打&15盗塁で盗塁王のタイトルを獲得した。2018~19年は2年連続でオールスター・ゲームに選出され、シルバースラッガー賞も受賞している。

     レッドソックスの遊撃にはザンダー・ボガーツがいるため、ストーリーは今季二塁を守ることになるとみられる。ただし、ボガーツは今季終了後にオプトアウトできる権利を有しており、ボガーツが今季限りでレッドソックスを去ることになった場合、ストーリーは来季から遊撃に戻ることになるだろう。「ESPN」のマーリー・リベラ記者によると、アレックス・コーラ監督はボガーツを正遊撃手として起用することを明言しているという。

     レッドソックスは今オフ、リッチ・ヒル、マイケル・ワカ、ジェイク・ディークマンらを獲得したものの、野手陣はハンター・レンフローとのトレードでブリュワーズからジャッキー・ブラッドリーJr.を獲得したくらいしか大きな動きがなかった。しかし、ここにきてFA市場に残った数少ない大物であるストーリーの獲得に成功。昨季レギュラーを固定できず苦しんだ二塁の穴をしっかりと埋めた。

  • 有力FA選手の契約が次々に決定 残る大物はストーリーとコンフォート

    2022.3.20 13:44 Sunday

     メジャーリーグの移籍情報を扱う「MLBトレード・ルーマーズ」は昨年11月、今オフのFA選手トップ50を公開し、各選手が得る契約規模の予想を行った。それから4カ月以上が経過し、ロックアウト解除後に市場がハイペースで動いたこともあり、FA選手トップ50のうち、依然として市場に残っているのはトレバー・ストーリーとマイケル・コンフォートの2人だけとなっている。ここでは「MLBトレード・ルーマーズ」が予想した契約規模と各選手が実際に得た契約を整理してみよう。

    1位:カルロス・コレア
    【予想】10年3億2000万ドル
    【実際】3年1億530万ドル+オプトアウト2つでツインズ移籍

    2位:コリー・シーガー
    【予想】10年3億500万ドル
    【実際】10年3億2500万ドルでレンジャーズ移籍

    3位:フレディ・フリーマン
    【予想】6年1億8000万ドル
    【実際】6年1億6200万ドルでドジャース移籍

    4位:クリス・ブライアント
    【予想】6年1億6000万ドル
    【実際】7年1億8200万ドルでロッキーズ移籍

    5位:ケビン・ゴーズマン
    【予想】6年1億3800万ドル
    【実際】5年1億1000万ドルでブルージェイズ移籍

    6位:マーカス・セミエン
    【予想】6年1億3800万ドル
    【実際】7年1億7500万ドルでレンジャーズ移籍

    7位:ロビー・レイ
    【予想】5年1億3000万ドル
    【実際】5年1億1500万ドル+オプトアウト1つでマリナーズ移籍

    8位:トレバー・ストーリー
    【予想】6年1億2600万ドル
    【実際】未契約

    9位:マックス・シャーザー
    【予想】3年1億2000万ドル
    【実際】3年1億3000万ドル+オプトアウト1つでメッツ移籍

    10位:ニック・カステヤーノス
    【予想】5年1億1500万ドル
    【実際】5年1億ドルでフィリーズ移籍

    11位:マーカス・ストローマン
    【予想】5年1億1000万ドル
    【実際】3年7100万ドル+オプトアウト1つでカブス移籍

    12位:ハビアー・バイエズ
    【予想】5年1億ドル
    【実際】6年1億4000万ドル+オプトアウト1つでタイガース移籍

    13位:スターリング・マルテ
    【予想】4年8000万ドル
    【実際】4年7800万ドルでメッツ移籍

    14位:エドゥアルド・ロドリゲス
    【予想】5年7000万ドル
    【実際】5年7700万ドル+オプトアウト1つでタイガース移籍

    15位:カイル・シュワーバー
    【予想】4年7000万ドル
    【実際】4年7900万ドルでフィリーズ移籍

    16位:クリス・テイラー
    【予想】4年6400万ドル
    【実際】4年6000万ドルでドジャース残留

    17位:ライセル・イグレシアス
    【予想】4年6000万ドル
    【実際】4年5800万ドルでエンゼルス残留

    18位:カルロス・ロドン
    【予想】1年2500万ドル
    【実際】2年4400万ドル+オプトアウト1つでジャイアンツ移籍

    19位:ジョン・グレイ
    【予想】4年5600万ドル
    【実際】4年5600万ドルでレンジャーズ移籍

    20位:鈴木誠也
    【予想】5年5500万ドル
    【実際】5年8500万ドルでカブス移籍(譲渡金1462万5000ドル)

    21位:アンソニー・リゾ
    【予想】3年4500万ドル
    【実際】2年3200万ドル+オプトアウト1つでヤンキース残留

    22位:アンソニー・ディスクラファーニ
    【予想】3年4200万ドル
    【実際】3年3600万ドルでジャイアンツ残留

    23位:ジャスティン・バーランダー
    【予想】2年4000万ドル
    【実際】1年2500万ドル+選手オプション1年でアストロズ残留

    24位:アビサイル・ガルシア
    【予想】3年3600万ドル
    【実際】4年5300万ドルでマーリンズ移籍

    25位:ホルヘ・ソレア
    【予想】3年3600万ドル
    【実際】3年3600万ドル+オプトアウト2つでマーリンズ移籍

    26位:アレックス・ウッド
    【予想】3年3000万ドル
    【実際】2年2500万ドルでジャイアンツ残留

    27位:スティーブン・マッツ
    【予想】3年2700万ドル
    【実際】4年4400万ドルでカージナルス移籍

    28位:ケンドール・グレイブマン
    【予想】3年2700万ドル
    【実際】3年2400万ドルでホワイトソックス移籍

    29位:ケンリー・ジャンセン
    【予想】2年2600万ドル
    【実際】1年1600万ドルでブレーブス移籍

    30位:マーク・キャナ
    【予想】2年2400万ドル
    【実際】2年2650万ドルでメッツ移籍

    31位:カイル・シーガー
    【予想】2年2400万ドル
    【実際】現役引退

    32位:マイケル・コンフォート
    【予想】1年2000万ドル
    【実際】未契約

    33位:クレイトン・カーショウ
    【予想】1年2000万ドル
    【実際】1年1700万ドルでドジャース残留

    34位:菊池雄星
    【予想】2年2000万ドル
    【実際】3年3600万ドルでブルージェイズ移籍

    35位:エドゥアルド・エスコバー
    【予想】2年2000万ドル
    【実際】2年2000万ドルでメッツ移籍

    36位:ブランドン・ベルト
    【予想】1年1840万ドル(クオリファイング・オファー受諾)
    【実際】クオリファイング・オファーを受諾してジャイアンツ残留

    37位:ノア・シンダーガード
    【予想】1年1840万ドル(クオリファイング・オファー受諾)
    【実際】1年2100万ドルでエンゼルス移籍

    38位:コリー・クネーベル
    【予想】2年1800万ドル
    【実際】1年1000万ドルでフィリーズ移籍

    39位:アレックス・カッブ
    【予想】2年1600万ドル
    【実際】2年2000万ドルでジャイアンツ移籍

    40位:ザック・グレインキー
    【予想】1年1500万ドル
    【実際】1年1300万ドルでロイヤルズ移籍

    41位:エディ・ロサリオ
    【予想】2年1500万ドル
    【実際】2年1800万ドルでブレーブス残留

    42位:ヘクター・ネリス
    【予想】2年1500万ドル
    【実際】2年1700万ドルでアストロズ移籍

    43位:ジョナサン・ビヤー
    【予想】2年1400万ドル
    【実際】1年600万ドルでカブス移籍

    44位:マーク・マランソン
    【予想】2年1400万ドル
    【実際】2年1400万ドルでダイヤモンドバックス移籍

    45位:ライアン・テペラ
    【予想】2年1200万ドル
    【実際】2年1400万ドルでエンゼルス移籍

    46位:コリー・クルーバー
    【予想】1年1200万ドル
    【実際】1年800万ドルでレイズ移籍

    47位:ネルソン・クルーズ
    【予想】1年1200万ドル
    【実際】1年1500万ドルでナショナルズ移籍

    48位:ダニー・ダフィー
    【予想】1年1000万ドル
    【実際】1年300万ドルでドジャース残留

    49位:ヤン・ゴームス
    【予想】2年1000万ドル
    【実際】2年1300万ドルでカブス移籍

    50位:アンドリュー・ヒーニー
    【予想】1年600万ドル
    【実際】1年850万ドルでドジャース移籍

  • コレア獲得のためにヤンキースを利用 ツインズフロントの見事な手腕

    2022.3.20 12:47 Sunday

     今オフのFA市場の目玉と言われながらもなかなか契約が決まらなかったカルロス・コレアを手に入れたのは、誰もが予想しなかったチームだった。日本時間3月19日、ツインズがコレアと3年1億530万ドルの契約を結ぶことで合意したことが報じられたのだ。ツインズがコレア獲得の資金を捻出できたのは、ヤンキースとのトレードでジョシュ・ドナルドソンの残り2年5000万ドルを丸ごと引き取ってもらうことに成功したから。言ってみれば、ツインズはコレア獲得のためにヤンキースを上手く利用したことになる。

     ツインズは日本時間3月14日にヤンキースとの大型トレードを成立させ、ゲーリー・サンチェスとジオ・ウルシェラを獲得。控え捕手のベン・ロートベット、前日にレンジャーズから獲得したばかりだったアイザイア・カイナーファレファ、そして2年5000万ドル分の契約を残していたドナルドソンを放出し、さらなる戦力補強のための資金捻出に成功した。この時点でツインズの戦力補強はまだ十分でなく、「遊撃手と投手の補強が必要だ」との声が上がっていた。

     しかし、いくら補強資金の捻出に成功したとはいえ、ツインズのコレア獲得を予想する者はいなかった。実際、ツインズが正遊撃手として獲得を目指したのはトレバー・ストーリーだったと言われている。ところが、コレアよりもストーリーのほうが競合相手が多く、それに伴ってストーリーの価格も上昇。そこで、ツインズのフロントオフィスは、毎年シーズン終了後にオプトアウトの権利をつけるという荒業でコレアとの3年契約をまとめ上げた。こうして誰もが予想しなかったツインズのコレア獲得が実現したというわけだ。

     ツインズは将来の正遊撃手候補として2017年ドラフト全体1位指名のロイス・ルイスが控えており、コレアが3年契約を全うすることなくオプトアウトで退団したとしても、それほどダメージは大きくない。このあたりのチーム事情はヤンキースも同様であり、トップ・プロスペクトのアンソニー・ボルピーが将来の正遊撃手候補として期待されている。3年契約で獲得できるのであれば、ヤンキースもコレアが欲しかったのではないだろうか。

     コレアが市場から消えたことにより、オフシーズン開始時に「遊撃手ビッグ5」と言われていた5人のうち、まだ市場に残っているのはストーリーだけとなった。そして今、ストーリー獲得の有力候補に挙げられているのは、コレア獲得のためにツインズに利用されたヤンキースである。

  • 5年契約の最終年を迎えたアップトン 一塁の守備にもチャレンジ予定

    2022.3.20 11:15 Sunday

     現在34歳のジャスティン・アップトン(エンゼルス)にとって、今季は非常に重要なシーズンとなる。2017年オフに結んだ5年1億600万ドルの大型契約のラストイヤーを迎えるからだ。近年は故障で満足にプレーできないシーズンが続いており、直近3シーズンの合計384試合のうち、出場できたのは約半分の194試合だけ。打率は2割台前半、OPSも7割台前半に低迷しており、守備面でも精彩を欠いている。今季はレギュラーの座さえ保証されていない立場だが、チームに貢献するために、必要とされる役割を受け入れる姿勢を見せている。

     現在のアップトンは端的に言えば「打てない守れない高給取りのベテラン外野手」である。今季の年俸は2800万ドルだが、近年のパフォーマンスから考えて、この金額に見合うだけのパフォーマンスは期待できない。さらに、全球団に対するトレード拒否権を持っており、エンゼルスとしては年俸を全額負担して解雇するか、なんとかチーム内での使い道を見つけるしかないのが実情だ。

     そんな状況のなかで検討されているのが、アップトンを一塁手として起用するプランだ。正一塁手のジャレッド・ウォルシュが左打者のため、右打者のアップトンが一塁を守れるようであれば、相手の先発投手が左腕のときにウォルシュをスタメンから外して休養を与えることができる。ジョー・マドン監督は「我々は彼に一塁を練習させている。優秀な左腕と対戦するときに、ウォルシュに休養を与える機会があるだろうからね」とコメント。「一塁を守れるなら、アップトンの起用法も広がる」と付け加えた。

     もちろん、あくまでもアップトンは外野手であり、左打者のブランドン・マーシュとのプラトーン起用がメインになるとみられる。とはいえ、控え一塁手が不在という状況のなかで、アップトンが一塁を守れるようになれば、チームにとっては大きなプラスとなる。実は、昨年8月にもアップトンの一塁起用が検討されたことがあったものの、一塁手としての出場が実現しないままアップトンが故障し、シーズンが終わってしまった。

    「チームが必要とする場所なら、どこでもプレーしたいと思っている」と一塁守備への挑戦に意欲を見せるアップトン。チームの将来を考えると、左翼にマーシュ、右翼にジョー・アデルが定着し、アップトンが控えの外野手兼一塁手として彼らをサポートする形が理想なだけに、34歳のベテランがその役割を受け入れる姿勢を見せているのはエンゼルスにとって朗報と言えそうだ。

  • マドン監督 1番大谷、2番トラウト、3番レンドンの可能性を示唆

    2022.3.20 10:48 Sunday

     エンゼルスのジョー・マドン監督によると、開幕戦のラインナップについて、上位打線をどのように組むかはまだ決まっていないようだが、大谷翔平をリードオフマンに起用し、2番にマイク・トラウト、3番にアンソニー・レンドンが入る打線を組む可能性があることを示唆した。他のリードオフマン候補には、デービッド・フレッチャーやブランドン・マーシュの名前も挙げられている。マドン監督は「アンソニーがいることで全てが違ってくる」と語り、打線を組むうえでレンドンがキーマンであることを強調した。

     昨季はトラウトが36試合、レンドンが58試合しか出場できず、マドン監督は満足に打線を組むことができなかった。そんななか、大谷は2番打者として117試合にスタメン出場したほか、1番打者としても23試合、3番打者としても6試合にスタメン出場。1番打者として出場した23試合では6本塁打、出塁率.388、OPS.931を記録し、リードオフマンとしての適性を示した。

     そうした昨季の実績も踏まえ、マドン監督は「2番・大谷」を基本線としながらも、今季も引き続き「1番・大谷」から始まる打線を組むことを検討しているようだ。「ショウヘイが1番を打つ可能性はある。アンソニーがいる限り、いろんな状況が変わってくる。まだ決めていないけれどね。(1番打者候補には)マーシュやデービッドもいる。私はショウヘイが2番を打つのが好きだけれど、1番を打つのも好きなんだ。アンソニーがいることで全てが違ってくる」とマドン監督。大谷の打順に関わらず、大谷、トラウト、レンドンの3人を並べる方針は変わらないようだ。

     大谷が2番を打つ場合は、1番にフレッチャーやマーシュが入り、大谷が1番を打つ場合は、9番にフレッチャーやマーシュが入るとみられる。そのため、大谷がどちらの打順に入ったとしても、フレッチャー(もしくはマーシュ)から大谷、トラウト、レンドンに回るという流れは変わらない。果たして、マドン監督は開幕戦で大谷にどちらの打順を任せるのだろうか。

  • カブスが左腕スマイリー獲得を発表 1年525万ドル+オプション1年

    2022.3.20 10:14 Sunday

     日本時間3月20日、カブスはブレーブスからFAとなっていた32歳の先発左腕ドリュー・スマイリーと2023年の相互オプションが付属した1年契約を結んだことを発表した。契約条件の詳細は公式発表されていないが、今回の1年契約でスマイリーには525万ドル(今季の年俸425万ドル+来季オプションのバイアウト100万ドル)が保証されることが報じられている。また、成績に応じて250万ドル分の出来高が設けられているようだ。スマイリーは先発4~5番手を争うことが予想されている。

     スマイリーは昨季ブレーブスで29試合(うち23先発)に登板して126回2/3を投げ、11勝4敗、防御率4.48、117奪三振を記録。メジャー8年目にして自身初となる2ケタ勝利をマークしたが、不安定なピッチングが目立って9月に先発ローテーションから外され、ポストシーズンでも先発登板の機会は与えられなかった。カブスに在籍するのは今回が初めてではなく、トミー・ジョン手術からのリハビリ中だった2017年12月にマイナー契約。しかし、カブスでメジャーの試合に登板することはなく、2018年11月にレンジャーズへトレードされた。

     今季のカブスの先発ローテーションは、カイル・ヘンドリックス、マーカス・ストローマン、ウェイド・マイリーの3人が中心。ここにアレック・ミルズとキーガン・トンプソンの両右腕、スマイリーとジャスティン・スティールの両左腕が加わることになるが、ロックアウトの影響でスプリング・トレーニングが短縮されていることを考慮し、トミー・ホットビー投手コーチは1試合に複数の先発投手を起用する「ピギーバック」を採用することも検討しているようだ。この場合、たとえば右腕ミルズと左腕スマイリーで合計6イニングを消化するようなやり方が考えられる。

     メジャー8年間で規定投球回到達が1度しかなく、フルシーズンを乗り切るスタミナ面に不安を抱えるスマイリーにとって、「ピギーバック」の採用はむしろプラスに作用する可能性もある。先発とリリーフの両方をこなせるスマイリーはカブスの投手運用のカギを握る存在となるかもしれない。

  • マーリンズがWSMVPソレア獲得へ 3年3600万ドルで合意との報道

    2022.3.20 09:49 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、マーリンズはブレーブスからFAとなっていた昨年のワールドシリーズMVP、ホルヘ・ソレアと3年3600万ドルで契約合意に至ったようだ。今季終了後と来季終了後にオプトアウト(契約破棄)できる権利が付属していることが報じられている。今季のマーリンズは外野とDHのレギュラー候補が非常に多いメンバー構成となっており、ソレアも右翼とDHを兼任しながら打線の中軸を担うことになりそうだ。

     現在30歳のソレアは、昨季ロイヤルズとブレーブスで合計149試合に出場し、打率.223、27本塁打、70打点、OPS.749を記録。ブレーブス移籍後に復調し、ワールドシリーズでは6試合で打率.300(20打数6安打)、3本塁打、6打点、OPS1.191の活躍を見せ、MVPに選ばれた。キャリアハイのシーズンはロイヤルズ時代の2019年で、全162試合に出場して打率.265、48本塁打、117打点、OPS.922の好成績をマーク。本塁打王のタイトルを獲得した。また、昨年のほかに、カブス時代の2016年にもワールドシリーズ制覇を経験している。

     ロックアウト明けの補強プランをめぐる考え方の違いから、最高経営責任者を務めていたデレク・ジーターが辞任する事態となったマーリンズ。補強予算縮小の影響もあったのか、ジーターが獲得を望んでいたと言われるニック・カステヤーノス(フィリーズと5年1億ドルで合意)こそ獲得できなかったものの、ソレアを獲得して何とか体裁を整えた。ソレアの年俸は今季が1200万ドル、来季が1500万ドル、2024年が900万ドルであることが報じられている。

     今季のマーリンズはソレア、アビサイル・ガルシア、ヘスス・サンチェス、ブライアン・デラクルーズ、ギャレット・クーパーと外野のレギュラー候補が非常に多く、正一塁手のヘスス・アギラーも含め、DHを上手く活用しながら各選手の出場機会を確保していくことになるだろう。ソレア、ガルシア、ジョーイ・ウェンドルらの加入で野手の層は厚みを増しており、若手先発投手陣の出来次第では、激戦が予想されるナ・リーグ東部地区において「台風の目」となるかもしれない。

  • コレアがツインズへ! オプトアウト付きの3年1億530万ドルで合意

    2022.3.19 15:09 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、ツインズはアストロズからFAとなっていたカルロス・コレアと3年1億530万ドルで契約合意に至ったようだ。今季終了後と来季終了後にオプトアウト(契約破棄)できる権利が付属していることが報じられている。また、年平均3510万ドルは内野手としては史上最高額となった。ロックアウト解除後、各球団が遊撃手の補強を完了するなかで、アストロズとの再契約の可能性も取り沙汰されていたが、ツインズがFA市場の目玉を手に入れることになった。

     現在27歳のコレアは、昨季アストロズで148試合に出場し、打率.279、26本塁打、92打点、OPS.850を記録。遊撃の守備では守備防御点+20をマークし、自身初のゴールドグラブ賞とプラチナグラブ賞を受賞した。攻守両面で素晴らしい活躍を見せた結果、「ベースボール・リファレンス」が算出する総合指標WARでは自己ベストの7.2を記録。これは大谷翔平(エンゼルス)の9.1、マーカス・セミエン(昨季ブルージェイズ、現レンジャーズ)の7.3に次ぐリーグ3位の好成績だった。

     そうした好成績を引っ提げてFA市場に出たコレアは、同じ遊撃手のコリー・シーガーがレンジャーズと10年3億2500万ドルの超大型契約を結んだこともあって、総額3億5000万ドル規模の10年契約を求めていることが報じられた。ところが、ヤンキースがトレードでアイザイア・カイナーファレファ、カブスがFAのアンドレルトン・シモンズを獲得するなど、コレア獲得候補と言われていた球団は次々に遊撃手の補強を完了。高額の1年契約でアストロズに残留する可能性すら取り沙汰されていたが、最後にツインズがサプライズ補強を見せた。

     ツインズは昨季の正遊撃手シモンズがFAとなって退団し、レンジャーズからトレードで獲得したカイナーファレファもすぐさまヤンキースへ放出。遊撃手の補強が必要となり、球団史上最高額のFA契約でコレアを手に入れた。地区優勝した2020年から一転、昨季は地区最下位に沈んだが、今オフはゲーリー・サンチェス、ジオ・ウルシェラ、ソニー・グレイ、ディラン・バンディらを補強。そこにコレアを加え、2年ぶりのポストシーズン返り咲きを目指す。

  • フィリーズが強打者カステヤーノス獲得へ 5年1億ドルで合意との報道

    2022.3.19 12:55 Saturday

     カイル・シュワーバーの獲得に成功したばかりのフィリーズが、さらに打線をグレードアップしたようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者によると、フィリーズはオプトアウト権を行使してレッズからFAとなっていたニック・カステヤーノスと5年1億ドルで契約合意。昨季ナ・リーグMVPに輝いたブライス・ハーパーを筆頭に、強打者がズラリと並ぶ強力打線が完成した。ディフェンス面に不安は残るものの、2人のスラッガーを新たに加えた強力打線は他球団の投手陣にとって大きな脅威となりそうだ。

     今月30歳になったばかりのカステヤーノスは、昨季レッズで138試合に出場して打率.309、34本塁打、100打点、OPS.939の好成績をマーク。特に前半戦は同僚のジェシー・ウィンカー(現マリナーズ)と首位打者争いを繰り広げ、自身初のオールスター・ゲーム選出を果たした。シーズン終了後には自身初のシルバースラッガー賞を受賞し、「オールMLB」のセカンドチームにも選出。ナ・リーグMVP投票では12位にランクインした。

     フィリーズは今週、シュワーバーと4年7900万ドルで合意したばかり。ハーパーは強打者の補強を望んでいたが、そのハーパーの希望に応えるかのように、左右のスラッガーを打線に加えることに成功した。カステヤーノスは右翼が本職だが、フィリーズの右翼にはハーパーがいるため、DHと左翼をシュワーバーとシェアすることが有力。ただし、有望株ブライソン・ストットが昇格して遊撃に入り、遊撃から押し出されたディディ・グレゴリアスがDHに入る場合、左翼シュワーバー、中堅ハーパー、右翼カステヤーノスという超攻撃型布陣が採用されるケースが出てくる可能性もある。

     フィリーズは昨季メジャーワーストの守備防御点を記録し、その課題は依然として解決されていない。シュワーバーとカステヤーノスを獲得したことにより、圧倒的な攻撃力でディフェンス面のマイナスをカバーしていく戦い方になるのではないだろうか。

  • グレインキー獲得失敗のタイガース ピネダと1年550万ドルで合意

    2022.3.19 12:00 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、ザック・グレインキー(ロイヤルズ)の争奪戦に敗れたことが報じられているタイガースは、ツインズからFAとなっていた先発右腕マイケル・ピネダと1年550万ドル+出来高250万ドルで契約合意に至ったようだ。タイガースはここ数日、さらなる先発投手獲得に乗り出していたが、グレインキー争奪戦に敗れ、フランキー・モンタスとショーン・マネイア(ともにアスレチックス)のトレード交渉も不調。アル・アビラGMはピネダを獲得することで先発ローテーションを完成させた。

     現在33歳のピネダは、昨季ツインズで22試合(うち21先発)に登板して9勝8敗、防御率3.62を記録。若い頃はハイペースで三振を奪う剛腕として鳴らしたが、昨季は109回1/3で88奪三振、21与四球という数字が示すように、安定した制球力を武器に打たせて取るピッチングを展開する技巧派へとシフトしつつある。キャリアを通して故障の多い選手で、規定投球回をクリアしたのはマリナーズ時代の2011年とヤンキース時代の2016年の2度だけ。昨季も3度故障者リスト入りし、規定投球回には遠く及ばなかった。

     タイガースはケーシー・マイズ、タリク・スクーバル、マット・マニングと若手有望株が台頭しているものの、先発の頭数が不足。ロックアウト前にエドゥアルド・ロドリゲスと5年契約を結び、エースを確保したが、アビラGMはさらなる補強を目指していた。ロイヤルズと1年1300万ドルで契約したグレインキーには、それに匹敵するくらいのオファーを提示していたものの、グレインキーが古巣ロイヤルズへの復帰を選択したため、争奪戦に敗北。アスレチックスのモンタスとマネイアについては、トレード交渉で相手側の希望を満たす条件を提示できなかったようだ。

     そして、最終的にはピネダを獲得して先発投手補強を完了することに。ロドリゲス、マイズ、ピネダ、スクーバル、マニングの5人で開幕ローテーションを形成し、タイラー・アレクサンダーがロングリリーフ、マイナー契約のチェイス・アンダーソンとウィリー・ペラルタは故障者発生に備えたデプス要員としてスタンバイすることになりそうだ。

  • ブレーブスが右腕ジャンセン獲得を発表 年俸1600万ドルの1年契約

    2022.3.19 11:29 Saturday

     日本時間3月19日、ブレーブスはドジャースからFAとなっていたケンリー・ジャンセンと1年1600万ドルで契約したことを発表した。昨季26年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたブレーブスに通算350セーブの実績を誇るベテランクローザーが加わることに。ドジャースはブレーブスの主砲フレディ・フリーマンと6年1億6200万ドルの大型契約を結んだが、逆にブレーブスはドジャース黄金期を支えてきた守護神を獲得。2020年王者・ドジャースと2021年王者・ブレーブスの対戦は今季最大の注目カードとなりそうだ。

     現在34歳のジャンセンは、昨季ドジャースで69試合に登板して69イニングを投げ、4勝4敗38セーブ、防御率2.22、86奪三振を記録。2018年から3年連続で防御率が3点台となり、自慢のカッターの球速も落ちるなど、年齢からくる衰えが懸念されていたものの、昨季は復活を遂げ、全盛期に近い好成績をマークした。メジャー12年間では通算701試合に登板して37勝26敗350セーブ、防御率2.37を記録。通算350セーブはクレイグ・キンブレル(ホワイトソックス:通算372セーブ)に次ぐ現役2位の数字である。

     昨季のブレーブスは、左腕ウィル・スミスがクローザーを務め、37セーブを記録したものの、7敗を喫し、防御率も3.44と全幅の信頼を置くには至らなかった。ジャンセンを獲得したことでスミスをセットアッパーに回すことができ、ジャンセンにつなぐまでの中継ぎ陣はスミス、タイラー・マツェック、ルーク・ジャクソン、A・J・ミンター、新加入のコリン・マクヒューと非常に層の厚い布陣となる。

     フリーマンこそ退団したものの、その代役としてトレードで獲得したマット・オルソンと8年契約を結び、エディ・ロサリオとの再契約、マクヒューとジャンセンの獲得など、抜け目のない的確な補強を展開しているブレーブス。今世紀初のワールドシリーズ連覇に向けて、着々と戦力を整えている。

  • レイズがドジャースとトレード 27歳の左打ち外野手・レイリーを獲得

    2022.3.19 11:13 Saturday

     日本時間3月19日、レイズはドジャースにマイナー右腕のタナー・ドッドソンを放出し、27歳の外野手ルーク・レイリーを獲得する1対1のトレードが成立したことを発表した。ドジャースはフレディ・フリーマン、ダニー・ダフィー、ジミー・ネルソン、タイラー・アンダーソンと次々にFA選手と契約しており、今回のトレードはロースターの40人枠に空きを作るための動きとなる。一方、レイリーを獲得したレイズは、ロースターの枠を空けるために右腕ヨニー・チリーノスを60日間の故障者リストに登録している。

     2016年ドラフト7巡目指名でドジャースに入団したレイリーは、2018年7月にブライアン・ドージャーとのトレードでローガン・フォーサイス、デビン・スメルツァーとともにツインズへ移籍。ところが、2020年2月にツインズが前田健太を獲得する際の交換要員となり、ドジャースに戻ってきた。そして、昨季メジャーデビューを果たし、33試合に出場して打率.182、2本塁打、4打点、OPS.538を記録。マイナーではAAA級で72試合に出場し、打率.294、19本塁打、69打点、OPS.963の好成績を残した。

     レイズの外野陣はケビン・キアマイアー、ランディ・アロザレーナ、オースティン・メドウズ、マニュエル・マーゴ、ブレット・フィリップス、ジョシュ・ロウ、ビダル・ブルハーンと非常に層が厚いものの、キアマイアーとメドウズはトレード放出の可能性が取り沙汰されている。開幕までに故障者が発生する可能性もあり、レイリー獲得で外野手の層にさらに厚みを加えることになった。

     ドジャースが獲得したドッドソンは24歳の右腕で、2018年ドラフト2巡目指名でレイズに入団。プロ入り当初はセンターと投手を兼任する「二刀流」でプレーしていたが、新型コロナウイルスの影響でマイナーのシーズンが中止された2020年を経て、昨季は投手に専念しており、A+級とAA級で合計37試合に登板して5勝2敗4セーブ、防御率3.20を記録した。

  • 復活を目指すカーペンター 地元球団のレンジャーズとマイナー契約へ

    2022.3.19 10:51 Saturday

    「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、カージナルスからFAとなっていた36歳のベテラン、マット・カーペンターはレンジャーズとマイナー契約を結ぶことで合意したようだ。カーペンターは2018年に自己最多の36本塁打を放つ活躍を見せたものの、その後は守備シフトの普及もあって成績が急降下。昨季終了後、カージナルスからオプション行使を拒否され、キャリアで初めてFAとなっていた。テキサス州ガルベストン出身であり、地元球団のレンジャーズで復活を目指す。

     昨季のカーペンターは130試合で207打数しか出場機会がなかったことからもわかるように、代打中心の起用となり、打率.169、3本塁打、21打点、OPS.580と低迷。大不振だった2020年の成績(打率.186、4本塁打、24打点、OPS.639)をさらに下回った。代打には76度起用されたものの、打率.150、2本塁打、OPS.646と慣れない役割に苦戦。左投手も18打数1安打(打率.056)と全く打てなかった。

     不振が続くなか、カーペンターは今オフ、自身のスイングや打席でのアプローチを見直すことを決意し、30代後半になって復活を遂げたジョーイ・ボットー(レッズ)に相談。ボットーや元同僚のマット・ホリデイ、元マリナーズ打撃コーチのティム・レイカーらの助言を受けながら打撃改造に取り組み、ボットー同様にキャリア終盤での復活を目指している。それが成功する可能性もあり、レンジャーズにとってはローリスク・ハイリターンの契約と言えるだろう。

     レンジャーズは正三塁手候補の有望株ジョシュ・ヤングが左肩の手術で長期離脱となり、アイザイア・カイナーファレファはトレードで放出。三塁はアンディ・イバニェス、マイナー契約のチャーリー・カルバーソン、新加入のブラッド・ミラーらがレギュラー候補だが、流動的な状況。開幕までにアピールできればカーペンターにも十分にチャンスがある。DHも過去2シーズン低迷しているウィリー・カルフーンがレギュラー筆頭候補となっており、カーペンターが出場機会を勝ち取る可能性は決して低くないと思われる。

  • パドレスがヤンキースからボイトを獲得 2020年にメジャー最多本塁打

    2022.3.19 10:29 Saturday

     日本時間3月19日、パドレスはヤンキースへマイナー右腕のジャスティン・ラングを放出し、2020年にメジャー最多の22本塁打を放ったルーク・ボイトを獲得する1対1のトレードが成立したことを発表した。ヤンキースがアンソニー・リゾと再契約したため、「ここ数日は、何かが起こるだろうと覚悟していた」というボイト。左手首の骨折で3カ月の戦線離脱が決まっているフェルナンド・タティスJr.の穴を埋めるスラッガーとして、DHや対左投手用の一塁手を務めることになりそうだ。

     現在31歳のボイトは、2018年途中にカージナルスからヤンキースへトレードされ、移籍後39試合で14本塁打とブレイク。2019年は118試合で21本塁打を放ち、短縮シーズンの2020年には56試合で打率.277、22本塁打、52打点、OPS.948をマークし、本塁打王のタイトルを手にした。ところが、昨季は再三の故障離脱により68試合しか出場できず、打率.239、11本塁打、35打点、OPS.764と低迷。ヤンキースのDHにはジャンカルロ・スタントンがおり、リゾとの再契約で一塁も埋まったため、今季の戦力構想から外れていた。

     一方、タティスJr.を欠くパドレスにとっては、打線の中軸を担うスラッガーとしてチームにフィットする存在だ。ボブ・メルビン監督は「我々に非常にフィットする。彼はより多くの得点を生み出してくれるだろう。DHの務め方も知っているし、対左投手の試合では一塁を守ることもあると思う。彼の存在は、我々をより良いチームにしてくれるよ」とコメント。基本的には「4番・DH」でスタメンに名を連ねることになりそうだ。

     パドレスが放出したラングは、2020年ドラフト1巡目(全体34位)指名でプロ入りした20歳の右腕。2020年はマイナーのシーズンが開催されなかったため、昨季プロデビューを果たし、ルーキー級で9試合に先発して22イニングを投げ、0勝3敗、防御率6.95、29奪三振という成績を残した。

  • 有望株トップ100公開 3球団から最多の6人、1位はウィットJr.

    2022.3.18 16:08 Friday

     日本時間3月18日、メジャーリーグ公式サイトでは2022年シーズン開幕前のプロスペクト・ランキング・トップ100が公開された。1位に輝いたのはボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)。三塁のレギュラーとして開幕ロースター入りの可能性も取り沙汰されている。球団別ではマリナーズ、マーリンズ、パイレーツの6人が最多。ホワイトソックスとアストロズからは1人も選ばれなかった。100人の内訳は投手29人、野手71人。また、国内ドラフト選手74人、国際FA選手26人となっている。

     トップ100にランクインした選手は以下の通り。

    オリオールズ(5人)
    2位 アドリー・ラッチマン捕手
    6位 グレイソン・ロドリゲス投手
    64位 グナー・ヘンダーソン遊撃手
    66位 コルトン・カウザー外野手
    90位 DL・ホール投手

    レッドソックス(4人)
    14位 マルセロ・マイヤー遊撃手
    16位 トリストン・カサス一塁手
    55位 ニック・ヨーク二塁手
    85位 ジャレン・デュラン外野手

    ヤンキース(4人)
    8位 アンソニー・ボルピー遊撃手
    60位 オスワルド・ペラザ遊撃手
    61位 ジェイソン・ドミンゲス外野手
    96位 オースティン・ウェルズ捕手

    レイズ(5人)
    12位 シェーン・バズ投手
    50位 ジョシュ・ロウ外野手
    74位 タジ・ブラッドリー投手
    77位 ビダル・ブルハーン外野手
    91位 グレッグ・ジョーンズ遊撃手

    ブルージェイズ(3人)
    7位 ガブリエル・モレノ捕手
    38位 オレルビス・マルティネス遊撃手
    80位 ジョーダン・グロシャンズ遊撃手

    ホワイトソックス(0人)

    ガーディアンズ(5人)
    47位 ジョージ・バレラ外野手
    53位 ダニエル・エスピノ投手
    73位 ガブリエル・アリアス内野手
    84位 ブライアン・ロキオ内野手
    88位 タイラー・フリーマン内野手

    タイガース(3人)
    4位 スペンサー・トーケルソン一塁手
    5位 ライリー・グリーン外野手
    40位 ジャクソン・ジョーブ投手

    ロイヤルズ(4人)
    1位 ボビー・ウィットJr.遊撃手
    51位 MJ・メレンデス捕手
    62位 ニック・プラット一塁手
    72位 エイサ・レイシー投手

    ツインズ(4人)
    46位 ロイス・ルイス遊撃手
    52位 オースティン・マーティン外野手
    95位 ホゼ・ミランダ三塁手
    97位 ジョー・ライアン投手

    アストロズ(0人)

    エンゼルス(1人)
    21位 リード・デトマーズ投手

    アスレチックス(2人)
    56位 タイラー・ソダーストロム捕手
    59位 シェイ・ランジェリアーズ捕手

    マリナーズ(6人)
    3位 フリオ・ロドリゲス外野手
    11位 ノエルビ・マルテ遊撃手
    32位 ジョージ・カービー投手
    82位 エマーソン・ハンコック投手
    93位 ハリー・フォード捕手
    98位 マット・ブラッシュ投手

    レンジャーズ(5人)
    17位 ジャック・ライター投手
    29位 ジョシュ・ヤング三塁手
    48位 コール・ウィン投手
    83位 エゼキエル・デュラン内野手
    89位 ジャスティン・フォスキュー二塁手

    ブレーブス(1人)
    65位 マイケル・ハリス外野手

    マーリンズ(6人)
    25位 カリル・ワトソン遊撃手
    34位 エドワード・カブレラ投手
    35位 マックス・マイヤー投手
    41位 エウリー・ペレス投手
    58位 シクスト・サンチェス投手
    69位 J・J・ブレデイ外野手

    メッツ(3人)
    10位 フランシスコ・アルバレス捕手
    27位 ブレット・ベイティ三塁手
    78位 ロニー・マウリシオ遊撃手

    フィリーズ(2人)
    45位 ブライソン・ストット遊撃手
    81位 ミック・エイベル投手

    ナショナルズ(2人)
    39位 ケイド・キャバリ投手
    49位 ブレイディ・ハウス遊撃手

    カブス(2人)
    15位 ブレネン・デービス外野手
    92位 クリスチャン・ヘルナンデス遊撃手

    レッズ(4人)
    22位 ハンター・グリーン投手
    42位 ニック・ロドロ投手
    76位 エリー・デラクルーズ三塁手
    87位 マット・マクレーン遊撃手

    ブリュワーズ(2人)
    70位 サル・フレリック外野手
    100位 ジョーイ・ウィーマー外野手

    パイレーツ(6人)
    20位 ニック・ゴンザレス二塁手
    24位 ヘンリー・デービス捕手
    26位 オニール・クルーズ遊撃手
    54位 クイン・プリースター投手
    71位 ロアンシー・コントレラス投手
    79位 リオベル・ペゲーロ遊撃手

    カージナルス(3人)
    30位 ジョーダン・ウォーカー三塁手
    33位 ノーラン・ゴーマン二塁手
    43位 マシュー・リバトーア投手

    ダイヤモンドバックス(4人)
    18位 アレック・トーマス外野手
    19位 コービン・キャロル外野手
    23位 ジョーダン・ローラー遊撃手
    99位 ブレイク・ウォルストン投手

    ロッキーズ(1人)
    36位 ザック・ビーン外野手

    ドジャース(5人)
    28位 ディエゴ・カルタヤ捕手
    57位 ボビー・ミラー投手
    67位 マイケル・ブッシュ二塁手
    68位 アンディ・パヘス外野手
    94位 ミゲル・バルガス三塁手

    パドレス(4人)
    9位 CJ・エイブラムス遊撃手
    37位 ロバート・ハッセル外野手
    44位 ルイス・キャンプサーノ捕手
    86位 マッケンジー・ゴア投手

    ジャイアンツ(4人)
    13位 マルコ・ルシアーノ遊撃手
    31位 ジョーイ・バート捕手
    63位 ルイス・マトス外野手
    75位 カリル・ハリソン投手

  • フリーマン加入のドジャース MVP経験者が4人在籍は史上5度目

    2022.3.18 14:33 Friday

     ドジャースはブレーブスの看板選手として活躍してきたフレディ・フリーマンと6年1億6200万ドルの大型契約を結ぶことで合意したことが報じられている。フリーマンは短縮シーズンとなった2020年にナ・リーグMVPを受賞しており、2014年ナ・リーグMVPのクレイトン・カーショウ、2018年ア・リーグMVPのムーキー・ベッツ、2019年ナ・リーグMVPのコディ・ベリンジャーと合わせて4人のMVP経験者が同じチームに在籍することになる。メジャーリーグ公式サイトによると、これはメジャー史上5度目のことだという。

     ドジャースは昨季もMVP経験者が4人在籍していた。カーショウ、ベッツ、ベリンジャーは今季と同じ顔ぶれだが、昨季は5月にエンゼルスを解雇されたアルバート・プホルスが加入。プホルスはカージナルス時代にMVPを3度(2005年、2008年、2009年)受賞している。カーショウが投手のため、この4人が同じ試合に出場したケースは5度しかなかったが、ドジャースはその5試合で4勝1敗。なお、ドジャースはワイルドカード・ゲームと地区シリーズを勝ち抜いたものの、リーグ優勝決定シリーズで昨季王者のブレーブスに敗れた。

     1996年のレッドソックスには、1986年ア・リーグMVPのロジャー・クレメンス、1988年ア・リーグMVPのホゼ・カンセコ、1989年ナ・リーグMVPのケビン・ミッチェル、そして1995年にア・リーグMVPを受賞したばかりだったモー・ボーンが在籍。しかし、ミッチェルが27試合に出場しただけで故障し、7月末にはレッズへ放出されたため、4人が同じ試合に出場したケースは5度しかなかった(5戦全敗)。この年のレッドソックスは85勝77敗で地区3位に終わった。

     1982年のエンゼルスには、1973年ア・リーグMVPのレジー・ジャクソン、1975年ア・リーグMVPのフレッド・リン、1977年ア・リーグMVPのロッド・カルー、1979年ア・リーグMVPのドン・ベイラーが在籍。同じ試合に出場したケースは111度あり、60勝51敗だった。この年のエンゼルスは地区優勝して球団史上2度目のポストシーズン進出を成し遂げたが、リーグ優勝決定シリーズで敗退。ベイラーがシーズン終了後にFAとなり、MVPカルテット解散となった。

     メジャー史上初めて4人のMVP経験者が顔を揃えたのは、1978年のレッズだった。前年にジョージ・フォスターがナ・リーグMVPを受賞し、ジョニー・ベンチ(1970年と1972年にナ・リーグMVP)、ピート・ローズ(1973年ナ・リーグMVP)、ジョー・モーガン(1975年と1976年にナ・リーグMVP)とのMVPカルテットが完成。4人が同じ試合に出場したケースは99度あり、52勝47敗だった。シーズントータルでは92勝69敗を記録したが、惜しくも首位から2.5ゲーム差の地区2位。シーズン終了後にローズがFAとなり、メジャー史上初のMVPカルテットは1年限りで解散した。

     サンプル数が少ないとはいえ、MVPカルテットを擁した過去の4チームは、いずれもワールドシリーズ制覇を成し遂げていない。今季のドジャースのMVPカルテットは、チームを2年ぶりのワールドシリーズ制覇へ導くことができるだろうか。

  • オリオールズがコレアに興味か 「コレアは唯一の例外だ」と関係者

    2022.3.18 13:54 Friday

     チーム再建に突入してから浮上の兆しが見えないオリオールズ。今季もオリオールズが所属するア・リーグ東部地区は「4強1弱」の構図が予想されている。そんななか、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は、オリオールズのマーク・エライアスGMがアストロズ出身の人材であることに着目。オリオールズのチーム事情に詳しい関係者の話として「再建中のオリオールズがFA選手に複数年契約のオファーを出す可能性は低いが、コレアだけは唯一の例外になるかもしれない」ことを伝えている。

     オリオールズのエライアスGMは、2007年にカージナルスのスカウトに就任し、ジェフ・ルーノウがカージナルスのフロントオフィスから引き抜かれてアストロズのGMに就任した際、ともにカージナルスへ移籍してアマチュア担当のスカウト部長となった。アストロズが全体1位指名権を持っていた2012年のドラフトではコレア獲得に尽力し、デービッド・スターンズがブリュワーズに引き抜かれると、ルーノウをサポートするGM補佐に昇格。その後、2018年11月にオリオールズのGMに就任して現在に至る。

     つまり、エライアスは球界で最もコレアの魅力や価値を理解している人物の1人と言える。もちろん、オリオールズがコレアの希望通り、総額3億ドル以上の10年契約をオファーする可能性は限りなくゼロに近いが、シーズン開幕が近付くなかでコレアが希望条件を引き下げ、より短期で、より安価な契約に応じる姿勢を見せた場合、エライアスが獲得に動く可能性はゼロではないと考えられている。

     ローゼンタール記者は「エライアスは記者に対して再建中のオリオールズがFA選手に複数年契約のオファーを出す可能性は低いと伝え、コレア獲得のアイディアを否定したようだ」と記した一方、「しかし、オリオールズのチーム事情に詳しい関係者によると、もしオリオールズが適切だと判断するレベルまでコレアの価格が下がった場合、コレアは唯一の例外になるかもしれない」とも伝えている。

     オリオールズの今季の年俸総額は約6400万ドルに過ぎず、コレア獲得を実現するための資金は十分。誰もが予想しなかった移籍が実現する可能性はあるのだろうか。

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