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  • 大谷所属のエンゼルス ウーテンが打撃コーチ補佐に就任

    2018.11.26 11:45 Monday

     日本時間11月26日、大谷翔平が所属するエンゼルスは、2002年にワールドシリーズを制したときのチームの一員であるショーン・ウーテンが打撃コーチ補佐に就任することを発表した。今季終了後にマイク・ソーシア監督が退任し、ブラッド・オースマスが新監督に就任したエンゼルスは、コーチング・スタッフの組閣作業を進めており、ウーテンは投手コーチのダグ・ホワイト、打撃コーチのジェレミー・リードに続いて3人目となる。

     ウーテンは現在46歳。今季はリードとともにエンゼルスのマイナー組織で若手選手の指導を担当し、打撃コーディネーター補佐を務めていた。ソーシア監督のもとでは、過去3シーズンにわたってポール・ソレントが打撃コーチ補佐を務めていたが、ウーテンはそのポジションに取って代わることになった。

     現役時代のウーテンは、捕手、一塁手、三塁手としてエンゼルスで4シーズン、フィリーズとレッドソックスで各1シーズンの計6シーズンにわたってメジャーでプレイ。メジャー2年目の2001年には79試合に出場して打率.312、8本塁打、32打点、OPS.798の好成績を残し、チームがワールドシリーズを制した2002年にも49試合で打率.292、3本塁打、19打点、OPS.773をマークしたが、自己最多の98試合に出場した2003年は打率.243、7本塁打、32打点、OPS.653と成績を落とし、そのオフにフィリーズへ移籍した。その後、フィリーズ、レッドソックス、ツインズ、パドレス、メッツと毎年のように移籍を繰り返し、2008年にはパドレスに復帰したが、2005年を最後にメジャー復帰を果たすことはできず、2008年限りで現役を引退。メジャーでの通算成績は267試合に出場して打率.272、18本塁打、86打点、OPS.711となっている。

     来季は指名打者に専念することが確実となっている大谷は、リード打撃コーチとウーテン打撃コーチ補佐の指導を受けながら、メジャー2年目のさらなる活躍を目指す。

  • ヤンキースがマチャド獲得のためにスタントン放出を検討か

    2018.11.26 11:20 Monday

     ブライス・ハーパーとともに今オフの移籍市場における目玉選手に位置付けられているマニー・マチャド。打倒・レッドソックスを目指すヤンキースにとって、ハーパーやマチャドのような大物選手は非常に魅力的な存在である。外野のレギュラーが固定されていることを考えると、ハーパーよりもマチャドのほうがヤンキースにフィットする存在であると言えるだろう。そして、マチャド獲得の資金を用意するために、ジャンカルロ・スタントンの放出に動く可能性があることが指摘されている。

     ボストン・グローブのニック・カファルドは、スタントン獲得に興味を示す可能性のある球団としてドジャース、ジャイアンツ、フィリーズを挙げている。ドジャースは打線の核を獲得するようなインパクトのある補強を必要としており、スタントンがドジャースを移籍先の希望の1つに挙げていたことも報じられている。長年、長打力不足に苦しんでいるジャイアンツにとって、スタントンは念願の長距離砲だ。そして、フィリーズはハーパーとマチャドの獲得に向けて積極的であることが報じられているが、スタントン獲得が選択肢の1つとなっていても決して不思議ではない。

     スタントンは2億6000万ドルという巨額の契約を残しているが、これもトレードに向けてそれほど大きなハードルとはならないだろう。なぜならば、ハーパーとマチャドはいずれも総額3億ドルを超えるような超大型契約が予想されており、スタントンを獲得するほうが「お買い得」となる可能性もあるからである。一方、ヤンキースはスタントンを放出することにより、マチャドを獲得するための資金的余裕を作ることができるだろう。

     ヤンキースは正遊撃手のディディ・グレゴリアスがトミー・ジョン手術を受け、来季の開幕に間に合わない可能性が高いため、マチャドを獲得して遊撃に据えたい意向を持っていることが報じられている(グレゴリアス復帰後はマチャドを三塁へ移す)。マチャド獲得に向けてスタントン放出という大きな動きが実現するのか。今後の動向に注目だ。

  • 外野に空きがないヤンキース それでもハーパーを獲得すべき?

    2018.11.26 10:50 Monday

     今オフの移籍市場における最大の目玉であるブライス・ハーパー。総額3~4億ドルという超大型の契約規模が予想されているが、以前からハーパー獲得の大本命と見られていたヤンキースは、昨年のオフシーズンにマーリンズとの大型トレードを成立させてジャンカルロ・スタントンを獲得しており、外野に空きがない状態である。しかし、MLB公式サイトのジム・デュケットは、「ハーパーのような選手が獲得可能であるならば、空きポジションのことは忘れて獲得に動くべきである」と主張する。

     ヤンキースは今オフ、正左翼手のブレット・ガードナーと再契約を結んでおり、左翼にガードナー、中堅にアーロン・ヒックス、右翼と指名打者を兼任する形でスタントンとアーロン・ジャッジという布陣でレギュラーが固まっている。一部ではヤンキースがハーパーを一塁手として獲得する可能性が取り沙汰されているが、デュケットはハーパーの一塁転向には懐疑的だ。むしろ、現有戦力をトレードしてハーパーのポジションを空けるのが現実的な選択肢であると考えている。

     1つ目の選択肢は正中堅手のヒックスをトレードで放出することだ。今オフの移籍市場でヒックスを上回るクオリティの中堅手はA.J.ポロックくらいしか見当たらず、ヒックスは人気物件となる可能性を秘めている。ヒックスを放出すれば、ガードナーを左翼から中堅に回し、スタントンとジャッジを左翼と指名打者で併用することによって、ハーパーのために右翼のポジションを空けることができる。

     2つ目の選択肢はガードナーを控えに回してしまうことだ。控えとしてはやや高価な戦力となってしまうものの、これにより左翼が空き、スタントンとジャッジを右翼から左翼に移してハーパーのために右翼を空けることができる。この場合、クリント・フレイジャーやジャコビー・エルズベリーの出番が完全になくなってしまうため、両者のトレード話が浮上することになるだろう。

     ジャッジ、スタントン、ハーパーが名を連ねる豪華なラインナップは実現するのか。ヤンキースの今後の動きには、球界から大きな注目が集まっている。

  • フリーエージェント市場の「お買い得」候補はラウリー

    2018.11.25 10:35 Sunday

     ブライス・ハーパー、マニー・マチャド、パトリック・コービンといった大物選手たちが注目を集めている今オフのフリーエージェント市場だが、昨オフのマイルズ・マイコラス(カージナルス)やヨーリス・チャシーン(ブリュワーズ)のような「お買い得」物件となる可能性のある選手たちもいる。MLB公式サイトのアンドリュー・サイモンは、自身の記事のなかで今オフの「お買い得」候補を紹介し、その筆頭としてアスレチックスからフリーエージェントとなったジェッド・ラウリーの名前を挙げている。

     若くしてスターの座に登り詰めたハーパーとマチャドを筆頭に、サイ・ヤング賞経験者のダラス・カイケル、大物クローザーのクレイグ・キンブレル、自己最高のシーズンを過ごしたばかりのコービンらが市場を賑わせている今オフだが、これらの大物選手が大型契約を手にして活躍するのはある意味当然のこと。より効率的なチーム強化をするためには、今季のマイコラスやチャシーンのような「お買い得」物件を発掘することがチームにとって重要となる。

     現在34歳のラウリーは、今季アスレチックスで自己最多の157試合に出場して打率.267、23本塁打、99打点、OPS.801の好成績をマーク。初めてオールスター・ゲームに選出され、ア・リーグのMVP投票でも得票したほどの活躍ぶりだった。故障に泣かされ続けてきたキャリアだったが、アスレチックスでプレイした直近2シーズンはいずれも153試合以上に出場。選球眼も優秀で、「打てる二塁手」として魅力的な存在となっている。

     特に、直近2シーズンでは、FanGraphsによると、ハーパーが記録したWAR8.3を上回るWAR8.5を記録。直近2シーズンの働きに限れば、今オフの目玉選手であるハーパーを上回っているのである。メジャー11年のうち、アスレチックス在籍の4年間はいずれも規定打席に到達しているものの、他球団でプレイした7年間は100試合未満の出場に終わるなど、健康面に不安は残るものの、二塁手の補強を目指すチームにとって魅力的な存在であることは間違いなさそうだ。

  • ベイダー台頭のカージナルス 外野手補強に消極的か

    2018.11.25 10:20 Sunday

     カージナルスは今オフのフリーエージェント市場において、ブライス・ハーパーやマイケル・ブラントリーといった大物外野手の獲得に動く可能性が取り沙汰されている。しかし、2018年シーズン、カージナルスの外野には俊足好守の24歳、ハリソン・ベイダーが台頭。外野手よりも内野手の補強に動く可能性が高くなっているようだ。

     カージナルスの外野は現在、正左翼手にマーセル・オズーナ、正中堅手にベイダーがおり、右翼はベテランのデクスター・ファウラーと若手のタイラー・オニールが出場機会を分け合う見込みとなっている。正右翼手としてハーパーやブラントリーを獲得するという選択肢もあるが、ここ数年にわたってチームの補強ポイントとなっている三塁手の獲得に動き、打線のグレードアップを図るのがベターな選択肢だと言えるだろう。

     地元紙セントルイス・ポスト・ディスパッチのベン・フレデリックソンは、カージナルスがベイダーをチームの新たなスター候補生の1人と位置付けており、多くの出場機会を与える方針であることを伝えている。実際、ベイダーは新たなオルタネイト・ユニフォームを披露する際のモデルに選ばれており、NHLセントルイス・ブルースの試合にもチームを代表して参加した。さらに、最新のカージナルス・マガジンの表紙にも選ばれている。

     今季のベイダーは、BABIP.358という幸運に恵まれたこともあり、打率.264、12本塁打、OPS.756と期待以上の打撃成績を残すことができた。この水準を来季以降も維持できるかどうかは未知数だが、ハイレベルな守備と走塁のおかげで、データサイト・FanGraphsが算出しているWARでは3.5を記録。レギュラー選手として文句なしの数字である。

     となるとやはり、カージナルスの補強ポイントは強打の内野手ということになる。2015年ア・リーグMVPのジョシュ・ドナルドソンらが補強のメイン・ターゲットとなるのではないだろうか。

  • カージナルス前監督のマシーニーがロイヤルズのアドバイザーに就任

    2018.11.24 06:50 Saturday

     日本時間11月24日、ロイヤルズはカージナルス前監督のマイク・マシーニーが選手育成部門の特別アドバイザーに就任したことを発表した。48歳のマシーニーは、スカウティングや選手育成を含めた球団運営の様々な面でロイヤルズをサポートすることになるようだ。

     ロイヤルズのデイトン・ムーアGMは「マイク(・マシーニー)が我々の組織の一員となる機会を得ることができたのは、非常に素晴らしいことだ」と語り、マシーニーの加入を歓迎した。「ベストの野球人を雇うというのが常に我々のポリシーだ。マイクは選手と監督の両方で球界に貢献してきた人物だし、彼の豊富な知識は我々の組織をより良いものにしてくれるだろう。彼が我々の組織にもたらすであろう新たな可能性を、私はとても楽しみにしているよ」とムーアはマシーニーへの期待を口にした。

     マシーニーは現役時代はメジャーを代表する好守の捕手として活躍し、ブリュワーズ、ブルージェイズ、カージナルス、ジャイアンツの4球団で計13シーズンにわたってプレイ。カージナルス時代の2004年にはリーグ優勝を経験し、ワールドシリーズに出場した。2000年、2003年、2004年、2005年と4度のゴールドグラブ賞を受賞し、2003年には捕手では史上3人目となる守備率10割を達成(捕手として100試合以上に出場した選手に限る)。2002年から2004年にかけてマークした252試合連続無失策と1565守備機会連続無失策はメジャー記録となっている。

     2012年から今季途中まではカージナルスの監督を務め、就任初年度から4年連続でポストシーズンに進出。これはメジャー史上初の快挙だった。今季は開幕から93試合(47勝46敗)を消化したところで解任されたものの、チームを率いたすべてのシーズンで白星が先行。通算1065試合で勝率.555(591勝474敗)をマークしている。マシーニーはカージナルスの監督に就任する前にカージナルスの選手育成部門で特別アシスタントを務めた経験があり、来季限りでの退任が予想されているロイヤルズのネッド・ヨスト監督の後任有力候補に躍り出たと言っても良さそうだ。

  • 西武・菊池雄星のポスティング申請日が12月3日に決定

    2018.11.24 06:30 Saturday

     メジャーリーグの各球団は、まもなく日本球界屈指の左腕、菊池雄星(西武)の獲得レースを開始する。ジャパン・タイムスによると、菊池の所属球団である埼玉西武ライオンズは、12月3日にポスティング制度利用の申請を行うことを決定したようだ。

     西武がポスティング制度の利用を申請すると、ただちに菊池はメジャーリーグ全球団との契約交渉が可能になる(交渉期間は30日)。もし菊池がいずれかの球団と契約すれば、その契約総額に応じた譲渡金が西武に対して支払われる。逆に、契約が成立しなければ、菊池は西武に残留することになる。

     昨オフにポスティング制度を利用してエンゼルスへ移籍した大谷翔平は23歳以下だったため、メジャーリーグの規定に従ってアマチュア・フリーエージェントとしてインターナショナル・ボーナスプールの制限内でメジャーリーグの球団と契約する必要があったが、菊池はその制限の対象とはならない。MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、今オフのフリーエージェント市場における先発投手のなかで、菊池がパトリック・コービン、ダラス・カイケル、ネイサン・イバルディ、J.A.ハップに次いで5番目に高額な契約を結ぶと予想している。

     MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは今年8月、「菊池は常時92~94マイルの速球を投げ、球速は最速96マイルに達する。日本球界の左腕のなかではこれほどの球速を誇る投手は珍しく、複数のメジャーリーグのスカウトは菊池がメジャーリーグで先発ローテーションの2番手を担うだけのポテンシャルを秘めていると信じている」と菊池を評価した。前述のローゼンタールの予想と合わせて考えると、メジャーリーグの各球団からの菊池に対する評価の高さがうかがえる。

     菊池は2017年にいずれも自己ベストとなる16勝、防御率1.97、217奪三振をマークし、最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得(奪三振はリーグ2位)。今季は14勝、防御率3.08、153奪三振とやや成績を落としたが、それでも3部門すべてでリーグ2位にランクインした。日本球界屈指の左腕を獲得するのはどの球団か。いよいよ菊池のメジャーリーグ挑戦が本格的にスタートする。

  • 大谷翔平がセンセーショナルなルーキーイヤーを振り返る

    2018.11.23 06:55 Friday

     ア・リーグの新人王に選出された大谷翔平(エンゼルス)は日本時間11月22日、東京都内で記者会見を行い、センセーショナルな活躍を見せた1年目のシーズンを振り返った。メジャーでも本格的な二刀流にチャレンジし、強烈なインパクトを残した大谷は現在、トミー・ジョン手術のリハビリに取り組んでいる。大谷は、日米の野球の違いについて「野球や文化を含め、すべてが違っていた。パワーも技術もスピードも、総合的にレベルが高いと感じた」と語った。

     スプリング・トレーニングで大谷が苦戦していた時期、世間では大谷のメジャーへの適応について様々な議論が行われていた。「キャンプのとき、メンタルの部分も含め、なかなか思い通りにプレイできなかった。(イチローは)僕のために時間を作ってくれた。そこからメンタルの部分でも技術的にも、より良い形でシーズンに入っていくことができた。(イチローには)すごく感謝している」と、大谷は日本人メジャーリーガーの大先輩・イチローの存在が大きかったことを明らかにした。

     大谷は投手として10先発で51回2/3を投げ、4勝2敗、防御率3.31、63奪三振をマーク。一方、打者としては104試合で打率.285、22本塁打、OPS.925というハイレベルな成績を残した。1人の選手が同一シーズンに「投手として10登板&打者として20本塁打以上」をクリアするのは、あのベーブ・ルース以来のことだった。

     トミー・ジョン手術を受けたことにより、来季は打者としてのプレイに専念することになり、本格的な二刀流の再開は2020年まで待たねばならない。しかし、大谷は「手術後、すべてがすごく順調。最初の1ヶ月ほどは思い通りに右手が使えなくて苦労したけど、今はそれほど不自由することはない。手術を受けて良かったと思っている」とリハビリ生活が順調に進んでいることを明らかにした。

     元ヤンキースの松井秀喜が「日本人としては初めてのホームランバッター」と評するほどの逸材である大谷。打者としてのプレイに専念する来季、どのような成績を残すのか。そして、二刀流が復活する2020年以降、どのような活躍を見せてくれるのか。今後も大きな注目を集めることになりそうだ。

  • キンブレルがFAのRソックス 新守護神はイバルディ?

    2018.11.23 06:30 Friday

     ポストシーズンの見事な活躍でレッドソックスのワールドシリーズ制覇に大きく貢献し、フリーエージェント市場で注目を集める投手の1人となっているネイサン・イバルディ。もちろん、イバルディ獲得に興味を示す球団の大半は、先発投手としてイバルディを獲得することを目指している。しかし、WEEIのジョン・ライダーとスティーブ・バックリーは、レッドソックスがイバルディと再契約を結び、クローザーとして起用するのが最善の選択肢ではないかと主張している。

     ライダーはWEEIのナイトラジオにおいてレッドソックスの来季のクローザーについて語り、「私はネイサン・イバルディが魅力的だと思う」とコメント。「イバルディは(レッドソックスの)クローザーになるだろうか。ジョー・ケリーはどうだろう。彼も現在はフリーエージェントだけど、(ケリーを)その役割(=クローザー)で信用できるとは思えないんだ」と話した。

     バックリーが「(ケリーを)贔屓チームのクローザーにしたいとは思わないよね。イバルディはどうかな」と付け加えると、ライダーは「イバルディは完璧な存在であるように見える。100マイルに達する速球を投げるのだからね」とイバルディを絶賛。「クローザーのなかには巧みな投球術で効率よく打者を打ち取っていく投手がいることも知っているけど、私は速球派のクローザーが好きなんだ。試合の終盤に100マイルの速球を投げられる投手は魅力的だよね」とイバルディをクローザーとして起用する案をプッシュした。

     イバルディはレギュラーシーズンでは通算8試合しかリリーフ登板の経験がなく、9回に投げたのはそのうち3試合だけ。メジャー1年目の2011年(ドジャースに在籍)にホールドを1つ記録しているだけで、セーブどころかセーブ機会すら1つもない。しかし、ライダーが言うように、100マイルに達する速球は非常に魅力的であり、クレイグ・キンブレルが要求する大型契約に応えることができないと見られるレッドソックスにとって、イバルディのクローザー起用は代替案の一つとなる可能性がある。クローザー・イバルディが実現する可能性は、イバルディがクローザー転向を受け入れるか、そして、イバルディがどれほどレッドソックス残留にこだわるか次第と言えそうだ。

  • レイズが今季30本塁打の長距離砲・クロンをDFAに

    2018.11.22 13:10 Thursday

     レイズは2年連続でチームの主力打者を放出する決断をした。ルール5ドラフトに向けてロースター整理を進めるなかで、レイズは今季チーム最多の30本塁打を放ったC.J.クロンをDFAに。昨オフにオールスター選手のコリー・ディッカーソンをDFAとしてパイレーツへ放出したのに続き、今オフもチーム構想から外れることが濃厚な主力打者を自ら手放すことになった。

     ディッカーソンに代わる指名打者として今年2月にエンゼルスからレイズに加入したクロンは、自己最多の140試合に出場して打率.253、30本塁打、74打点、OPS.816をマーク。昨季まで3年連続で16本塁打どまりだったが、ついに殻を破り、一気にシーズン30本塁打の大台に到達した。レイズはクロン以外に15本塁打以上を放った選手がおらず、チーム唯一の長距離砲として存在感を発揮していた。

     レイズのチェイン・ブルームGMはクロンのDFAを決断したことについて「今季のクロンの働きと、チームに対する貢献ぶりを考えると、今回の決断は難しいものだった」とコメント。「クロンが我々のチームに戻ってくることについてドアを閉ざしているわけではないけれど、出場機会を必要としている選手がたくさんいることを考えると、クロンと再契約するのはチーム状況に合わないと思う。今季の彼のパフォーマンスを軽視するわけではないけれど、(チーム内の戦力で)彼の穴を埋めることはできると思っている」と自身の見解を語った。

     今季のクロンの年俸はおよそ230万ドル。今オフが年俸調停の2年目となり、さらなる昇給が見込まれていた。長打力は魅力的だが、それ以外の面での貢献はほとんど期待できないクロンを、今季以上の年俸でスモール・マーケット球団のレイズが抱えておくのはチーム編成に支障をきたしてしまう。レイズがクロンのDFAを決断したのは、決して理解できない話ではない。

     「我々の選手たちが力を合わせることでクロンの貢献分の穴を埋めることはできると思っている」とのブルームの言葉には、独自路線でレッドソックスやヤンキースに対抗できるチームを作り続けている自軍のチーム編成能力への自信がうかがえた。

  • マーリンズがロースター整理のなかでディートリックをDFAに

    2018.11.22 12:30 Thursday

     各球団がルール5ドラフトに向けて40人枠外の選手をプロテクトするために40人枠の整理を進めるなか、マーリンズはツインズとマイナー選手同士のトレードを成立させ、三塁手のブライアン・シェイルズを放出して右腕のニック・アンダーソンを獲得。アンダーソンの枠を空けるために、チーム最古参プレイヤーであるデレク・ディートリックがDFAとなり、40人枠から外された。

     マーリンズが獲得したアンダーソンは28歳の右腕であり、今季はAAA級で4先発を含む39試合に登板して8勝2敗、防御率3.30をマーク。戦力層の薄いマーリンズでは、メジャーデビューを果たすチャンスが大いにありそうだ。一方、マーリンズが放出したシェイルズは2014年のドラフトで4巡目指名を受けた三塁手であり、今季はAA級で打率.258、10本塁打、49打点をマークしていた。

     ディートリックは2013年にメジャーデビューを果たした29歳のユーティリティ・プレイヤーであり、今季は主に左翼手として149試合に出場し、打率.265、16本塁打、45打点、出塁率.330、長打率.421をマークしたレギュラー選手だった。マーリンズファンからの人気も高かったディートリックは死球が多いことでも知られており、今季は21死球。通算では93死球をマークしている。

     マーリンズの外野には有望株のルイス・ブリンソンやモンテ・ハリソンを筆頭に、アイザック・ギャロウェイ、オースティン・ディーン、マグネウリス・シエラと若い選手が多く、一塁手のギャレット・クーパーも左翼を守ることができるため、人員過剰の状態となっていた。チーム再建を進めるなかで、若手選手を優先的に起用する方針のため、すでに年俸調停権を取得しているディートリックがDFAの憂き目にあうこととなった。

     DFAとなった選手はただちに25人枠と40人枠から除外され、7日以内にトレードされるか、リリース(解雇)されるか、ウエーバーに置かれることになる。パンチ力を有したユーティリティ・プレイヤーであるため、ディートリックの獲得に興味を示す球団はゼロではないと見られる。

  • レッズが守護神・イグレシアスと新たな3年契約を締結

    2018.11.22 12:00 Thursday

     日本時間11月22日、レッズはクローザーのライセル・イグレシアスと3年2410万ドルの契約を結んだことを発表した。キューバ出身のイグレシアスは2014年にレッズと7年3200万ドルの契約を結んでいたが、その契約のなかで、メジャー登録日数が3年を超えて年俸調停権を取得した際には契約を破棄して年俸調停に移行できる権利が保証されていた。レッズはそれに対応する形で、イグレシアスと年俸調停権を有する3年間をカバーする契約を結び直した格好だ。なお、イグレシアスがフリーエージェント市場に出るのが最短で2021年オフである点は変わらない。

     今回、新たに3年契約を結び直したことにより、レッズは今後3年間、オフシーズンがやってくるたびにイグレシアスの年俸額を心配する必要はなくなった。もし、イグレシアスが今回の3年契約にサインせず、年俸調停に移行することも選択しなかった場合、2019年と2020年の年俸はそれぞれ570万ドル、2021年は年俸調停の最終年となり、レッズとの交渉のうえで年俸額が定められるはずだったが、レッズのニック・クロールGMとイグレシアスの代理人であるバリー・プレイバーが交渉をまとめたことにより、プレイに集中できる環境が整った。

     クロールは「私はバリーに連絡し、双方が今回の契約を成立させたがっていると感じていた。だから、契約について話し合いを行い、とてもスムーズに交渉が進み、数週間のうちに契約をまとめることができた」と語り、相思相愛であったことを強調。メジャーデビュー以降、21先発を含む184試合に登板して防御率2.97の好成績をマークし、今季も66試合で2勝5敗30セーブ、防御率2.38を記録したクローザーを少なくともあと3年キープできることになった。

     イグレシアスは「これは素晴らしい機会だ。レッズが僕を信頼し、信用してくれていることに感謝している。レッズは僕の第二の故郷だし、今回の契約を成立させたいと思っていた」と契約更新を喜んだ。複数イニングに跨る登板も苦にしない右腕は、デービッド・ベル新監督を迎えるレッズにおいて、来季以降も大きな戦力となるに違いない。

  • 名三塁手・ベルトレイが現役引退を表明 将来の殿堂入り濃厚

    2018.11.21 17:40 Wednesday

     日本時間11月21日、レンジャーズのエイドリアン・ベルトレイ三塁手が今季限りでの現役引退を表明した。ベルトレイは球団がリリースした声明文のなかで「熟慮とたくさんの眠れない夜を重ねた結果、人生を通して取り組んできたこと、つまり、野球という私が愛するゲームをプレイすることから引退するという決断をしました」とコメント。メジャーでの21シーズン目、レンジャーズでの8シーズン目を終えたベルトレイは、シーズン終了時に今季限りでの現役引退の可能性があることを示唆していたが、家族との相談を経て、最終的な決断を下した。

     ベルトレイは歴代14位となる通算2933試合に出場し、同16位の3166安打、同24位の1707打点、同30位の477本塁打を記録。3000安打と400本塁打を達成した史上唯一の三塁手であるだけでなく、通算安打数と通算打点数は三塁手歴代最多、通算本塁打数はマイク・シュミット(548本塁打)とエディ・マシューズ(512本塁打)に次ぐ三塁手歴代3位の数字である。また、三塁守備の名手としても知られており、ゴールドグラブ賞を5度、プラチナグラブ賞を2度獲得。将来的なアメリカ野球殿堂入りが有力視されている。

     レンジャーズのジョン・ダニエルズGMは「エイドリアンは私がともに仕事をする機会を得た人物のなかでベストの1人だ。彼は殿堂入りに値する選手であり、夫であり、父親だ。彼はレンジャーズの球団組織が新たなレベルに達するのを手助けしてくれたよ」とベルトレイの功績を称え、名三塁手の引退を惜しんだ。

     ベルトレイはもう一度、ワールドシリーズでプレイすることを望んでいたが、タイミングの悪いことに、レンジャーズは2年連続で負け越しており、再建モードに突入している。ドジャース、マリナーズ、レッドソックスでもプレイ経験があるベルトレイだが、レンジャーズ以外でプレイすることには興味を示しておらず、チームが再建に向けて若返りを進めていることもベルトレイの決断を後押ししたのかもしれない。

     ベルトレイは現役期間中、レンジャーズで自己最長の8シーズンにわたってプレイしており、殿堂入りの際にはレンジャーズの帽子を選択する可能性が高い。もしベルトレイの殿堂入りが実現すれば、レンジャーズの選手としてはノーラン・ライアンとイバン・ロドリゲスについで史上3人目となる。

     1994年7月7日(現地時間)にドジャースと契約し、19歳のとき(1998年)にメジャーデビューを果たしてから20年。アメリカ国外出身選手としては史上最多の3166安打を放ち、誰からも愛された名三塁手が、惜しまれながらグラウンドを去る。

  • 4月の月間最優秀新人・ビヤヌエバがDFAに 日本球界移籍へ

    2018.11.21 16:10 Wednesday

     確固たる正三塁手が不在のパドレスだが、レギュラー候補の1人が予期せぬ形で正三塁手レースから脱落することになった。今季20本塁打を放った27歳のクリスチャン・ビヤヌエバが、ルール5ドラフト用のプロテクトに関するロースター整理のなかでDFAとなり、40人ロースターから抹消。その後、日本プロ野球の読売ジャイアンツへ移籍することが発表された。

     ビヤヌエバは2008年8月、17歳とのときにレンジャーズと契約し、2012年7月にライアン・デンプスターとのトレードでカイル・ヘンドリックスとともにカブスへ移籍。カブスではメジャー昇格を果たすことはできず、2016年オフにフリーエージェントとなり、マイナー契約でパドレスに加入した。

     昨年9月にメジャーデビューを果たし、12試合で打率.344、4本塁打、OPS1.094の猛打を見せると、今季は開幕直後の日本時間4月4日のロッキーズ戦で3本塁打を放つ活躍を見せるなど、3~4月に打率.321、8本塁打、OPS1.103の好成績をマークして月間最優秀新人に選出。その後、5月は7本塁打を放ちながら打率.170、6月は打率.206、7月は打率.182と不振が続いたが、8月に打率.356と盛り返した。8月下旬に右手中指の骨折で今季終了となり、シーズン通算成績は打率.236、20本塁打、OPS.750。メジャー定着を果たしたばかりの新人選手がDFAとなり、新天地を日本に求めるのは極めて異例と言える。

     ビヤヌエバの退団により、パドレスはウィル・マイヤーズが正三塁手の筆頭候補となっているが、マイヤーズについてはマリナーズとのトレード交渉が行われていることが報じられている。また、マイヤーズを外野に残すためにフランミル・レイエスまたはハンター・レンフローのトレードが行われる可能性を指摘するメディアもある。

     昨オフ、チーム内に不在だった正遊撃手候補とフリーエージェントで獲得(フレディ・ギャルビス)したように、今オフのパドレスはフリーエージェント市場ないしトレード市場で正三塁手候補の獲得を目指すことになりそうだ。

  • フィリーズがロリンズ、アトリー、ハワードの引退セレモニーを開催

    2018.11.21 14:50 Wednesday

     フィリーズは、自軍の黄金時代を築いたジミー・ロリンズ、チェイス・アトリー、ライアン・ハワードの引退セレモニーを来季中に本拠地シチズンズバンク・パークで開催することを発表した。ロリンズの引退セレモニーは現地時間5月4日、アトリーは同6月21日、ハワードは同7月14日に開催。また、同8月2~4日の3日間には、来季で2009年のリーグ優勝から10年となるのに合わせて、当時の選手をはじめとする関係者が集結する予定となっている。

     ロリンズは17シーズンにわたるメジャー生活のうち15シーズンをフィリーズで過ごし、球団史上最多となる通算2306安打を記録(キャリア通算は2455安打)。チームが地区優勝を果たした2007年には打率.296、30本塁打、41盗塁の大活躍でナ・リーグMVPに選出された。2000年代のメジャーリーグを代表する遊撃手としてオールスター・ゲームに3度選出され、ゴールドグラブ賞を4度、シルバースラッガー賞を1度受賞。2015年はドジャース、2016年はホワイトソックスでプレイし、今年3月にはフィリーズの一員として引退することを希望していることが報じられていた。

     アトリーは16シーズンにわたるメジャー生活のうち12シーズン半をフィリーズで過ごし、オールスター・ゲーム選出6度、シルバースラッガー賞4度などの輝かしい実績を残して「2000年代最高の二塁手」と呼ばれた。2015年途中からの3シーズン半をドジャースで過ごし、今年7月に今季限りでの現役引退を表明。2008年のワールドシリーズ制覇を祝したパレードの際のスピーチは、フィラデルフィアのスポーツの歴史において最も象徴的な瞬間の一つとして記憶されている。

     ハワードはフィリーズ一筋で現役生活を終えた9人の選手のうちの1人である(メジャーで7シーズン以上のプレイ経験がある選手に限る。ハワードは2017年4月にブレーブス、同年8月にロッキーズとマイナー契約を結ぶもメジャー昇格はならず)。2005年に新人王、2006年にMVPを受賞し、この年は球団史上最多となるシーズン58本塁打を記録。オールスター・ゲーム選出3度、シルバースラッガー賞1度などの実績を残し、今年9月4日(現地時間)に現役引退を正式に表明した。

     黄金期を築いた選手たちがフィラデルフィアに帰ってくる3日間、シチズンズバンク・パークは大いに沸くことになりそうだ。

  • ア・リーグ本塁打王のデービスがエドガー・マルティネス賞を受賞

    2018.11.21 13:00 Wednesday

     日本時間11月21日、メジャーリーグ機構は今季のエドガー・マルティネス賞(最優秀指名打者賞)の受賞者を発表し、ア・リーグ最多の48本塁打を放ったアスレチックスのクリス・デービスが選出された。アスレチックスの選手が同賞を受賞するのは、1984年のデーブ・キングマン、1989年のデーブ・パーカーに次いで3人目。なお、最優秀指名打者賞として設立されたこの賞は、2004年9月に指名打者の地位を確立する活躍を見せたエドガー・マルティネス(元マリナーズ)の功績を称えて「エドガー・マルティネス賞」に改称された。

     今季のデービスは指名打者として139試合に出場し、打率.247、46本塁打、118打点、出塁率.328、長打率.555を記録。リーグ4位の97勝をマークし、ワイルドカードを獲得したチームの躍進に大きく貢献した。100打数以上のア・リーグの指名打者のなかでは、得点(93)、安打(132)、塁打(297)、二塁打(25)、本塁打、打点がいずれも最多であり、長打率は3位にランクイン。打点王に輝いたJ.D.マルティネス(レッドソックス)は指名打者として93試合に出場し、打率.297、27本塁打、79打点をマークしたが、指名打者としての出場機会の少なさが災いし、エドガー・マルティネス賞の投票では次点に終わった。

     「クラッシュ(Khrush)」の愛称で知られるデービスは、2016年2月にアスレチックスに加入し、今季は自己最多かつメジャー最多の48本塁打、自己最多かつリーグ2位の123打点を叩き出す大活躍。アスレチックスの選手がメジャー最多の本塁打を放つのは、1996年にマーク・マグワイアが52本塁打を放って以来22年ぶり、球団史上7人目(12度目)のことだった。また、シーズン48本塁打は、1932年のジミー・フォックス(58本塁打)、1996年のマグワイア(52本塁打)、1987年のマグワイア(49本塁打)に次いで球団歴代4位タイの数字であり、3年連続で40本塁打&100打点をクリアしたのは、メジャー全体で2006~2009年(4年連続)のライアン・ハワード以来9年ぶり、史上22人目の快挙。特に今季の後半戦は64試合で27本塁打を放つ大活躍を見せ、主砲としてチームの快進撃を牽引した。

  • カムバック賞の受賞者が発表 アはプライス、ナはベンタース

    2018.11.21 12:35 Wednesday

     日本時間11月21日、メジャーリーグ機構は今季のカムバック賞の受賞者を発表し、ア・リーグはデービッド・プライス(レッドソックス)、ナ・リーグはジョニー・ベンタース(ブレーブス)が選出された。各リーグから1名ずつが選出されるこの賞は、事前に各球団から1名ずつ、合計30名の候補者が選出され、MLB公式サイトで各球団の番記者を務める30名の記者によって受賞者が決定される仕組みとなっている。

     昨季は故障の影響で16試合(うち11先発)のみの登板にとどまったプライスは、今季30試合に先発して16勝7敗、防御率3.58をマーク。シーズン16勝以上は11年のキャリアで5度目であり、クオリティ・スタート18度はチーム最多だった。また、6イニング以上を無失点に抑えた試合が6度あり、これはサイ・ヤング賞のファイナリストとなったジャスティン・バーランダー(アストロズ)の9度、コリー・クルーバー(インディアンス)の8度に次いでリーグ3位タイの数字。日本時間5月18日から9月27日にかけてはホームでの13先発連続で自責点3以下に抑えたが、これはレッドソックスでは2000~2001年のペドロ・マルティネスが18先発連続を記録して以来であり、左腕に限れば1916年のベーブ・ルースが16先発連続を記録して以来のことだった。ポストシーズンでも先発としての自身初勝利をマークするなど、チームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献。レッドソックスでは2011年のジャコビー・エルズベリー、2016年のリック・ポーセロに続く3人目の受賞者となった。

     一方のベンタースは、2012年のワイルドカード・ゲームで登板して以降、メジャーの舞台から姿を消していたが、その後の2度のトミー・ジョン手術(通算2度目と3度目)を経て、6年ぶりにメジャー復帰。レイズとブレーブスで合計50試合に登板して5勝2敗3セーブ、防御率3.67をマークしたが、シーズン途中で古巣ブレーブスへ移籍したため、28試合に登板したブレーブスの一員としてナ・リーグでの受賞となった。一時はブレーブスの絶対的セットアッパーとして君臨し、2011年にはオールスター・ゲームにも選出されたベンタースだが、相次ぐ故障により完全に忘れられた存在に。ブレーブスの受賞者は2010年のティム・ハドソンに続く2人目だが、メジャー復帰までの壮絶な道のりを考えると、この上なくカムバック賞に相応しい存在であると言えるだろう。

  • 2019年ドラフト 戦力均衡ラウンドの指名順が確定

    2018.11.21 11:25 Wednesday

     今季メジャー最低勝率に終わったオリオールズが全体1位指名権を持つ2019年のドラフト。その後、今季の勝率が低い順にロイヤルズ、ホワイトソックス、マーリンズ、タイガースと指名が続いていく。今年のドラフトで1巡目指名のカーター・スチュワートと契約できなかったブレーブスにその補償として全体9位の指名権が与えられているように、一部の例外はあるものの、基本的には完全なウエーバー方式が採られている。そして、1巡目指名後と2巡目指名後に用意されている戦力均衡ラウンドAとBの指名順も確定した。

     戦力均衡ラウンドの指名権は、球団の収入がメジャー全体で少ない方から10番目まで、もしくは市場規模がメジャー全体で小さい方から10番目までに該当するチームに対して与えられ、収益と勝率を考慮して2017年にAグループに6チーム、Bグループに8チームが振り分けられた。今年はその2グループが入れ替えられてAが8チーム、Bが6チームとなり、2019年は再びAが6チーム、Bが8チームとなる。

     戦力均衡ラウンドAは全体34~40位の指名権が与えられており、マーリンズ、レイズ、レッズ、パイレーツ、アスレチックス、ブリュワーズ、ツインズの順に指名する(全体37位のパイレーツは今年のドラフトでガナー・ホグランドとの契約に失敗したことによる補償指名権)。一方、戦力均衡ラウンドBは全体71~78位の指名権が与えられており、ロイヤルズ、オリオールズ、パイレーツ、パドレス、ダイヤモンドバックス、ロッキーズ、インディアンス、カージナルスという順番になっている。

     なお、戦力均衡ラウンドを含むドラフトの指名権は、クオリファイング・オファーを提示されながらも拒否してフリーエージェント市場に出た選手の契約状況によって変化する可能性があり、確定するのは該当するフリーエージェント選手6人の契約が決定してからになる。ちなみにその6人は、ダラス・カイケル、パトリック・コービン、A.J.ポロック、ヤスマニ・グランダル、ブライス・ハーパー、クレイグ・キンブレルという顔ぶれだ。

  • マリナーズの左腕・パクストンがヤンキースへ電撃トレード!

    2018.11.20 13:20 Tuesday

     エース級の先発投手の獲得を狙っていたヤンキースが、エース級のポテンシャルを秘めた左腕を獲得する電撃トレードを成立させた。日本時間11月20日、ヤンキースは有望株左腕のジャスタス・シェフィールド、右腕のエリック・スワンソン、外野手のドム・トンプソン・ウィリアムスをマリナーズへ放出し、今季ノーヒッターを達成したジェームス・パクストンを獲得。2年連続で2ケタ勝利をマークし、今季は自身初の200奪三振もクリアした左腕が、ヤンキースに加わることになった。

     現在30歳のパクストンは、今季28試合に先発して160回1/3を投げ、11勝6敗、防御率3.76、208奪三振を記録。故障が多く、まだ規定投球回到達の経験はないものの、通算奪三振率9.54を誇り、日本時間5月9日のブルージェイズ戦でノーヒッターを達成するなど、健康時のパフォーマンスは間違いなくエース級である。今オフ、ヤンキースは先発ローテーションの前半(1番手~3番手)を担える投手を複数獲得することを目指していたが、まずはその第1弾としてパクストンの獲得に成功した。

     ヤンキースは先日、ベテラン左腕のCCサバシアと再契約を結んだが、ブライアン・キャッシュマンGMは「我々はCC(サバシア)と再契約を結んだけど、さらに先発投手を2人獲得したいと考えている。エース級の投手をチームに加えることができたらいいね」とコメント。要するに、ヤンキースはパクストン獲得後も先発投手の補強を続ける方針であり、パトリック・コービンとJ.A.ハップの両左腕がトップ・ターゲットになっていると見られている。

     マリナーズに加わる3人のうち、目玉となるのはシェフィールドだ。MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで全体31位、左腕部門4位にランクインするほどの有望株であり、今季はAA級とAAA級で合計25試合(うち20先発)に登板して7勝6敗、防御率2.48、奪三振率9.54をマーク。9月にはメジャーデビューも果たした。スワンソンはマイナー3階級で合計24試合(うち22先発)に登板して8勝2敗、防御率2.66の好成績をマークした25歳の右腕。トンプソン・ウィリアムスはマイナー2階級合計で100試合に出場して打率.299、22本塁打、20盗塁、OPS.909をマークした23歳の外野手である。

  • 2019年の殿堂入り投票対象者が発表 652セーブのリベラが登場

    2018.11.20 12:30 Tuesday

     日本時間11月20日、全米野球記者協会(BBWAA)の投票によって決定されるアメリカ野球殿堂入りの、2019年の投票対象者が発表された。今回から投票対象者となったのは20人。歴代最多652セーブをマークしたマリアーノ・リベラ(元ヤンキース)や2度のサイ・ヤング賞を獲得したロイ・ハラデイ(元ブルージェイズなど)、強打の一塁手として活躍したトッド・ヘルトン(元ロッキーズ)らが今回から投票対象者に名を連ねている。投票結果は日本時間1月23日にMLBネットワークの生放送で発表される予定である。

     今回から投票対象者となった20人のうち、初年度での殿堂入りが有力視されているのがリベラだ。クローザーは殿堂入り投票で苦戦する傾向があるものの、歴代最多の通算652セーブ、ポストシーズン通算防御率0.70という驚異的な成績は、「一発合格」での殿堂入りに相応しいと言えるだろう。歴代最高のクローザーであるリベラがどれほどの得票率を叩き出すか注目だ。

     同じく今回から投票対象者と20人のうち、程度の大小の差こそあるものの、将来的な殿堂入りの可能性があると見られているのがハラデイ、ヘルトン、アンディ・ペティット(元ヤンキースなど)の3名だ。ハラデイは通算203勝と数字的には少し物足りないものの、2000年代最高の投手であったことに疑いの余地はなく、サイ・ヤング賞を2度受賞。ヘルトンは1900年以降、通算5000打席以上で打率.300、出塁率.400、長打率.500をクリアした19人のうちの1人だが、本拠地が打者有利のクアーズ・フィールドである点がマイナス材料とされている。ペティットはポストシーズンで歴代最多の19勝をマークしているが、キャリア通算防御率3.85では殿堂入りは厳しいか。

     また、今回の投票での殿堂入りが期待されているのがエドガー・マルティネス(元マリナーズ)だ。今回がラストチャンスとなるマルティネスは、指名打者の地位を確立した名打者として知られており、9度目のチャレンジとなった前回は得票率70.4%を記録(殿堂入りラインは75%)。近年は得票率の上昇傾向が続いており、ラストチャンスで念願の殿堂入りを果たす可能性は十分にありそうだ。

    ●殿堂入り投票対象者
    エドガー・マルティネス(10度目)
    フレッド・マグリフ(10度目)
    ラリー・ウォーカー(9度目)
    ロジャー・クレメンス(7度目)
    バリー・ボンズ(7度目)
    カート・シリング(7度目)
    サミー・ソーサ(7度目)
    マイク・ムシーナ(6度目)
    ジェフ・ケント(6度目)
    ゲーリー・シェフィールド(5度目)
    ビリー・ワグナー(4度目)
    マニー・ラミレス(3度目)
    オマー・ビスケル(2度目)
    スコット・ローレン(2度目)
    アンドリュー・ジョーンズ(2度目)
    マリアーノ・リベラ(初)
    ロイ・ハラデイ(初)
    トッド・ヘルトン(初)
    アンディ・ペティット(初)
    ランス・バークマン(初)
    ロイ・オズウォルト(初)
    ミゲル・テハーダ(初)
    プラシド・ポランコ(初)
    ケビン・ユーキリス(初)
    デレク・ロウ(初)
    フレディ・ガルシア(初)
    バーノン・ウェルズ(初)
    テッド・リリー(初)
    トラビス・ハフナー(初)
    ジェイソン・ベイ(初)
    マイケル・ヤング(初)
    ジョン・ガーランド(初)
    ダレン・オリバー(初)
    フアン・ピエーレ(初)
    リック・アンキール(初)

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