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  • パイレーツ・ハリソン 勝利を目指さないならトレードを希望

    2018.1.17 11:30 Wednesday

     ゲリット・コールをアストロズ、アンドリュー・マカッチェンをジャイアンツへ放出し、投打の軸を失う形となったパイレーツ。今季は来季以降に向けてチームの立て直しを図るシーズンになると見られるが、「チームがポストシーズン進出を目指さないのであれば」という条件付きで正二塁手のジョシュ・ハリソンがトレードを希望しているようだ。

     2015年4月に4年2730万ドル+球団オプション2年で契約を延長したハリソンは、最大で2020年までパイレーツとの契約を残している。パイレーツは投打の主力選手を放出し、来季以降に向けてチームの立て直しを図る方針を明確にしているが、ハリソンはポストシーズン進出を目指さないチームで戦うことを望んでいない。「野球はビジネスだ」と投打の主力を放出したトレードに理解を示しつつも、「俺は勝ちたい。俺は優勝を目指したい。今季も来季もその先も、俺はワールドシリーズ制覇を目指したいんだ」と再建の一部にはなりたくないとの意思をはっきりと示した。

     ニール・ハンティントンGMはチームが「rebuild(再建)」に向かうことを否定。今オフの一連の動きを「retool(準備)」と呼んでいる。「再建というものは少なくとも5年、あるいはそれ以上の期間を見込んだ動きを意味すると私は考えている。現在のパイレーツは戦う態勢が整っているし、2013年のように戦前の予想を覆す可能性もあると思う」と語るハンティントンは、すでにハリソンと話し合いの場を設け、チームの方針について説明したようだ。

     コールとのトレードでパイレーツがアストロズから獲得した選手の顔ぶれを見ると、パイレーツが数年以内に再び優勝争いができるチームを作り上げようとしていることは明白。「rebuild」ではなく「retool」を目指しているというハンティントンの言葉に嘘はないはずだ。そのためには当然、チーム最古参であるハリソンの力が必要だが、「retool」を進めるチームの動きはハリソンの目にどう映っているのか。ハリソン以外の選手の動向も含め、今後のパイレーツの動きに注目が集まる。


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  • 44歳・イチロー オファーがなければ日本球界復帰を検討か

    2018.1.17 11:00 Wednesday

     マーリンズから球団オプションの行使を拒否され、フリーエージェントとなったイチロー。スプリング・トレーニング開始までおよそ1ヶ月となった現在も、去就に関する具体的な話は聞こえてこない。MLB.comのバリー・M・ブルームはイチローが日本球界復帰を検討する可能性があることを伝えている。

     44歳のイチローは今オフ、メジャー30球団の大半に対して売り込みをかけたと見られている。しかし今のところ、いずれの売り込みも成功には至っていない。通算3080安打の実績を誇るとはいえ、すでに44歳。レギュラーとしての起用は難しく、控え外野手兼代打要員となるベテラン選手の就職活動が長引くのは当然のことだが、あまりに手応えのない状況に不安を感じる部分もあるのだろう。イチローの代理人を務めるジョン・ボッグスは「それを考えたくはないけれど」と前置きしつつも、メジャー球団からのオファーが得られなかった場合に、イチローが日本でキャリアを終える可能性があることを明らかにした。

     マーリンズから契約更新を拒否されたあと、ボッグスはマリナーズ、パドレスと話し合いの場を設けたという。しかし、収穫はなかった。両球団ともイチロー獲得とは別の道を選択したのだ。「最初は、マリナーズがイチローを呼び戻そうとするのではないかという期待があった」とボッグスは語る。ところが、マリナーズは新たな正中堅手としてマーリンズからディー・ゴードンを獲得し、これに弾き出される形でギレルモ・ヘレディアが控え外野手に。マリナーズにイチローの居場所はなくなった。

     ボッグスは「イチローがチームにもたらす影響力を考えれば、彼に出場機会を与えようとするチームは現れるはずだ」と信じている。「メッツと契約できるという期待があったけど、メッツはジェイ・ブルースと契約した。レッズがビリー・ハミルトンを放出すればチャンスがあると思っていたけど、いまだ放出には至っていない。我々は次のチャンスを待ち続けるだけさ」

     プロ野球の春季キャンプはメジャーより早く、2月1日にスタートする。もしイチローが日本球界復帰を本格的に検討しているのであれば、残された時間はそれほど多くはない。


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  • ジャイアンツ 新加入のマカッチェンをライトで起用へ

    2018.1.17 10:30 Wednesday

     パイレーツからアンドリュー・マカッチェンを獲得したジャイアンツは、2013年のナ・リーグMVPを右翼手として起用する方針であることを明らかにした。これに伴い、昨季まで正右翼手を務めていたハンター・ペンスはレフトに回ることになる。

     マカッチェンは日本時間1月17日に行われた入団記者会見で「ライトでプレイするのを楽しみにしている」と語り、長年慣れ親しんだセンターからライトへポジションを変えることに前向きな姿勢を示した。「僕がライトを守れば、セイバーメトリクスの指標が悪いと批判されることもなくなるだろうね」とマカッチェンは冗談を交えて話したが、そこからは自身の守備力に対して批判的な人々を見返してやろうという強い意志も感じられた。

     マカッチェンの中堅手としての守備力が低下していることもあり、パイレーツは1年前に外野の守備位置シャッフルを検討。マカッチェンがセンターからライト、グレゴリー・ポランコがライトからレフト、スターリング・マーテイがレフトからセンターに回ってシーズン開幕を迎えた。ところが、開幕直後にマーテイが禁止薬物の使用により80試合の出場停止処分を科され、マカッチェンは再びセンターへ。結局、マーテイの復帰後もマカッチェンがセンターを守り続けることとなった。右翼手としての出場は13試合のみだったが、限られた出場機会のなかで守備防御点+2を記録。中堅手として出場したときよりもはるかに良い数字が出ており、新天地での右翼手転向にも不安はない。

     また、マカッチェンの右翼手転向により、キャリアの大半を右翼手として過ごしてきたペンスはレフトに回ることになった。アストロズでメジャーデビューを果たした2007年こそ中堅手としての出場が大半を占めたペンスだが、その後の10シーズンはほぼライト一筋。レフトを守ったのはマイナー時代の2006年が最後である。ブルース・ボウチー監督はすでにペンスにコンタクトを取り、左翼手転向について了承を得ているという。「ペンスはどこでも守ってやるというくらいに、マカッチェンの加入に興奮していたよ」とボウチーは話しており、ポジション変更はスムーズに進みそうだ。

     現在ジャイアンツは中堅手の獲得を目指しており、ロレンゾ・ケインらが獲得候補に挙げられている。昨季は攻守両面でチームの弱みとなっていた外野だが、中堅手の補強が実現すれば、今季はチームの強みへと変貌を遂げることになりそうだ。


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  • 右肩の手術から順調な回復を見せるブリュワーズ・ネルソン

    2018.1.16 18:30 Tuesday

     ヨーリス・チャシーンとヨバニ・ガヤードという2人のベテラン右腕を先発ローテーションに加えたブリュワーズに明るいニュースが飛び込んできた。昨年9月に右肩の手術を受けたエース格のジミー・ネルソンが当初の予定よりも早く回復し、今週中に投球練習を再開する予定となっているのだ。

     昨季がフルシーズン3年目となったネルソンは、4月こそ防御率5.34と出遅れたものの、その後は安定したピッチング。9月中旬に故障者リスト入りしてシーズンを終えるまでに29試合に先発して175回1/3を投げ、12勝6敗、防御率3.49、199奪三振という素晴らしい成績をマークした。故障によりシーズン最後の3~4先発をフイにしてしまったものの、防御率はリーグ8位、奪三振はリーグ9位にランクインし、サイ・ヤング賞の投票でも5位票を1票獲得。エースへの成長を予感させるシーズンとなった。

     9月中旬に右肩の手術を受け、当初はスプリング・トレーニングが始まるころに投球練習を再開できる予定となっていたが、右肩は予想以上のスピードで順調に回復。日本時間1月20日に手術後初めて投球練習を行う予定となっている。「この数週間、投球練習を再開するのを本当に楽しみにしていたんだ。思っていたよりも早く戦列に戻れるんじゃないかな」とネルソン自身も手応えを感じており、復帰時期が早まる可能性は十分にある。復帰時期については選手・球団とも明言を避けているが、「復帰に向けてしっかり取り組んでいくつもりだよ。遅かれ早かれ、復帰の日はやってくるはずさ」とネルソンは戦列復帰に向けての意欲を力強く口にした。

     ブリュワーズの先発ローテーションはエース格のネルソンを欠くなか、チャシーンとガヤードの両ベテラン右腕が加入し、昨季12勝のチェイス・アンダーソン、昨季17勝のザック・デイビーズと合わせて4番手まではほぼ確定。ネルソンが復帰するまでの間、5番手の座をジュニア・ゲラ、ブレント・スーター、ブランドン・ウッドラフらが争うことが予想されている。ネルソンが復帰すれば同地区ライバルのカブスやカージナルスにも劣らない先発ローテーションが完成するだけに、ネルソンが順調に回復しているというニュースは7年ぶりのポストシーズン進出を目指すブリュワーズにとって朗報であるに違いない。


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  • ポジションを失うもレギュラー復帰を目指すグリチック

    2018.1.16 17:30 Tuesday

     スティーブン・ピスコッティとマグネウリス・シエラがトレードで放出されるなか、今季もカージナルスの一員としてプレイすることが確実なランドール・グリチック。しかし、今季は4番手外野手という扱いでのスタートとなる。グリチックは「失望している」としつつも、レギュラー復帰を目指している。

     今オフ、打線の核となる強打者の獲得が急務となっていたカージナルスは、マーリンズからマーセル・オズーナを獲得した。グリチック、ピスコッティ、シエラのほかにもトミー・ファム、デクスター・ファウラー、ホゼ・マルティネス、ハリソン・ベイダーらを抱え、外野手が人員余剰気味となっていたところへオズーナが加入。シエラとピスコッティが放出されたことによりチーム内での居場所を確保した形のグリチックだが、レフトにオズーナ、センターにファム、ライトにファウラーが入るため、レギュラーの座を失った。

     グリチックは「もちろん、レギュラーの座を失うのは残念なことだ。昨季は好不調の波が大きすぎて、コンスタントに実力を発揮できなかった。チームは強打者を必要としていて、獲得したのは外野手だった。チームにとっては良いことだけど、僕にとってはそうではない。でも、僕は努力し続けるだけだよ」と語り、失ったレギュラーの座を取り戻すことに意欲を見せた。

     2年連続で20本塁打以上を放っているように、グリチックの長打力はチーム内ではトップクラス。グリチックがしっかり結果を残していれば、そもそも強打者の補強は必要なかったのである。カージナルスがグリチックを放出しなかったのは、外野3ポジションを守れる点を評価しているのはもちろんのこと、グリチックの才能が本格開花する可能性に賭けた部分もあるのだろう。今季開幕時点でまだ26歳。グリチックにはまだ時間が残されている。

     「しっかり準備をして、いつもと同じようにシーズンの開幕を迎えるつもりだよ。与えられたチャンスを最大限に活用して、レギュラーに返り咲きたいね」と語るグリチック。チーム屈指の長打力を秘めた右のスラッガーが才能を開花させれば、ポストシーズン返り咲きを目指すカージナルスの戦いはグッと楽になるはずだ。


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  • 新天地での先発ローテ入りを目指すマスグローブ

    2018.1.16 15:30 Tuesday

     ゲリット・コールの交換要員の一人としてアストロズからパイレーツへ移籍することが決まったジョー・マスグローブ。25歳の若手右腕はトレードの報を受けた際にショックを受けたと言うが、すぐに頭を切り替え、新天地での先発ローテーション入りに意欲を見せている。

     マスグローブは「最初はショックだった。トレードなんて全く予想していなかったから」とジェフ・ルーノウGMからトレードの連絡を受けた瞬間を振り返った。「頭をクリアにして状況を整理するには少し時間が掛かったよ。でも、次の日の朝には状況を受け入れることができていたし、トレードを前向きに考えられるようになった」とマスグローブの目はすでに新天地での活躍を見据えている。

     マスグローブはパイレーツで先発ローテーションの一角を担うことが予想されている。メジャーデビューを果たした2016年に10先発を含む11試合に登板して4勝4敗、防御率4.06をマークしたマスグローブだが、昨季は開幕ローテーション入りを果たしながらも15先発で4勝8敗、防御率6.12と結果を残せず、リリーフへ配置転換。リリーフでは速球とスライダーのコンビネーションが威力を発揮し、23試合で防御率1.44、被打率.196と好投した。この数字を見る限り、適性はリリーフにありそうだが、マスグローブは「リリーフで学んだことを先発で活かせると思う」と語る。パイレーツのニール・ハンティントンGMも「メジャーの舞台で成功している先発投手に似ている。先発の適性はあると思うよ」と先発投手としての活躍に期待を寄せている。

     トレードが決まったあと、パイレーツのクリント・ハードル監督やレイ・シアリッジ投手コーチ、先発右腕のイバン・ノバなどから連絡をもらったというマスグローブ。ただし、真っ先に連絡してきたのはアストロズのチームメイトであるチャーリー・モートンだったそうだ。元パイレーツのモートンはマスグローブに、シアリッジのほか、ブルペン捕手のヒーベルト・アンドレイド、ブルペンコーチのエウクレイデス・ロハスらが揃うパイレーツのスタッフは素晴らしいということを伝えたという。「とても楽しみだよ。心機一転頑張りたいね」と新天地での意気込みを口にしたマスグローブの活躍に期待したい。


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  • デウィット・オーナー「カージナルスの大きな補強は完了した」

    2018.1.16 14:30 Tuesday

     日本時間1月16日、カージナルスの筆頭オーナーであるビル・デウィットJr.は会見のなかで今オフの大きな補強が完了したとの考えを示した。デウィットは現在のチームのロースターを「strong(強い」かつ「improved(改善された)」と表現。今オフの補強に満足している様子だった。

     デウィットは「今からスプリング・トレーニングまでの間に、大きな動きがあるとは思っていない。ジョン・モゼリアック野球部門社長とマイケル・ガーシュGMは獲得すべき選手を見つけ、彼らを獲得するという素晴らしい仕事をしてくれた」と語り、マーセル・オズーナ、マイルズ・マイコラス、ルーク・グレガーソンらを獲得した今オフの動きに満足感を示した。

     デウィットの発言が事実であるならば、カージナルスはエリック・ホズマーやグレッグ・ホランド、ジェイク・アリエタといったフリーエージェント選手の獲得には動かないことになる。昨季はクローザーの不振により苦戦を強いられたため、今オフは一線級のクローザーの獲得に動くことが噂されていたが、「クローザーというのはハードな仕事なんだ。クローザーの歴史を見てみると、長年にわたって活躍が保証されることはない」とデウィットはクローザー獲得に大枚をはたくことに否定的。現時点では、新加入のグレガーソンがクローザーを務めることになると見られている。

     デウィットはさらに、ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)やマニー・マチャド(オリオールズ)といった契約最終年を迎えるスター選手を獲得するために多数の有望株を放出することに対しても否定的な考えを示した。「1年の戦いのために、将来の重要な戦力を放出することはできない。それはわが組織の目標ではないんだ。我々は毎年ポストシーズン進出を狙えるチームであり続けたいんだよ」

     今後、動きがあるとすれば、やや層の薄いリリーバーを数名加えることくらいだろう。ヤディアー・モリーナ、アダム・ウェインライトといったチームの軸は変わらないが、トミー・ファム、ルーク・ウィーバーらが台頭し、今季はトップ・プロスペクトのアレックス・レイエスも戦列に戻ってくる。新旧の才能豊かな選手たちが上手く噛み合えば、宿敵・カブスを上回って3年ぶりにポストシーズンへ返り咲くことも不可能ではない。21世紀を代表する常勝軍団の逆襲に期待したい。


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  • ブルージェイズがベテラン・グランダーソンと1年契約

    2018.1.16 12:30 Tuesday

     今オフここまであまり目立った動きのなかったブルージェイズが36歳のベテラン外野手、カーティス・グランダーソンと1年契約で合意に至ったことが明らかになった。現時点では球団からの正式発表はないものの、契約条件は年俸500万ドル+出来高になると見られている。

     球団の看板選手として長年活躍してきたホゼ・バティースタに別れを告げたブルージェイズは、外野手の補強が必要となっていた。一時はジェイ・ブルースの獲得に乗り出していることが報じられていたが、ブルースはメッツと契約。市場に様々なオプションが残るなか、ブルージェイズは通算319本塁打の実績を誇るベテラン外野手をチームに迎え入れることを選択した。

     昨季がメッツとの契約最終年となったグランダーソンは111試合に出場して打率.228、19本塁打、OPS.815をマークしたあと、8月中旬にトレードでドジャースへ移籍。ドジャースでは36試合で打率.161、7本塁打、OPS.654に終わったが、シーズントータルでは26本塁打を放ち、直近11シーズンで10度目の20本塁打以上となった。ここ数年、打率の低下傾向に歯止めがかからなくなっているものの、71四球を選び、打率.212に対して出塁率.323をマーク。.228と極端に低かったBABIPが上向けば、率系のスタッツは改善が期待できる(通算BABIPは.292)。

     今オフのブルージェイズの主な動きはトレードでカージナルスからアレドミス・ディアス、パドレスからヤンハービス・ソラーテを獲得し、二遊間のテコ入れをしたことくらい。故障がちな二遊間(デボン・トラビスとトロイ・トゥロウィツキー)をサポートする体制は整ったが、それ以外の部分でなかなか補強が進んでいなかった。チーム内に1番打者タイプの選手が少ないため、優れた選球眼を誇り、1番打者としての経験が豊富なグランダーソンは1番打者として起用されることが予想されるが、打率の低下傾向を考えるとベストの選択肢とは言えない。他にも補強すべきポイントは残っており、ブルージェイズは今後も補強の可能性を模索していくことになるだろう。


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  • マカッチェン放出のパイレーツが左腕・リベロと4年契約

    2018.1.16 12:00 Tuesday

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、パイレーツはリリーフ左腕のフェリペ・リベロと契約を延長することで合意に至ったようだ。現時点では球団からの正式発表はないが、契約内容は4年2200万ドル+球団オプション2年(各1000万ドル)になるとローゼンタールが伝えている。

     ここ数日でエースのゲリット・コール、看板選手のアンドリュー・マカッチェンを放出し、再建に向かうことが濃厚となっているパイレーツだが、今回のリベロとの契約延長は4年以内にもう一度勝てるチームを作り上げる意思の表れと言えるだろう。この4年契約はスーパー2の対象であるリベロの調停期間4年分をカバーし、球団オプションを全て行使すればリベロのフリーエージェントを2年遅らせることができる。早ければ2021年まで、遅くとも2023年までに再建を完了させ、ワールドシリーズ制覇を狙えるチームを作り上げる。球団フロントのそんな意思が感じられる動きとなった。

     昨季のリベロは73試合に登板して5勝3敗21セーブ14ホールド、防御率1.67の好成績をマーク。平均98マイルを超える速球を武器に、被打率.171、奪三振率10.51と相手打者を圧倒し、与四球率も前年の3.86から2.39へと大幅に改善された。今や球界でもトップクラスのリリーバーとなっており、再建に突入するパイレーツにおいて、チームの核の一人として見なされたことも十分に理解できる。

     今オフのパイレーツは同地区のカブスやカージナルス、ブリュワーズが戦力を充実させるなかで、これらのチームに対抗するのか、数年後を見据えて再建に取り組むのかを決めかねていた。しかし、コールとマカッチェンの放出により再建へ向かうことが明確となり、リベロとの契約延長はその第一歩になったと言える。コールとのトレードでアストロズから獲得したコリン・モランやジョー・マスグローブ、マイケル・フェリスは即戦力に近い若手選手であり、ここからもパイレーツが「短期的な再建」を見据えていることがうかがえる。ジョシュ・ハリソンやイバン・ノバにも放出の可能性が取り沙汰されており、パイレーツの今後の動きにも注目だ。


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  • ナショナルズ 便利屋・ケンドリックと2年700万ドルで再契約

    2018.1.16 11:30 Tuesday

     日本時間1月16日、ナショナルズがユーティリティ・プレイヤーのハウィー・ケンドリックと再契約を結ぶことで合意に至ったことが明らかになった。現時点では球団からの正式な発表はないものの、総額700万ドルの2年契約であることが報じられている。

     2016年11月にダリン・ラフ、ダーネル・スウィーニーとの1対2のトレードでフィリーズへ移籍したケンドリックは昨季、4月中旬と6月下旬に故障者リスト入りしたため、フィリーズでは39試合のみの出場に終わったが、打率.340、2本塁打、OPS.851の好成績をマーク。7月下旬にナショナルズへ加入すると、52試合で打率.293、7本塁打、OPS.837とここでも好成績を残し、貴重なユーティリティ・プレイヤーとしてチームの地区優勝に貢献した。シーズン通算の成績は91試合に出場して打率.315、9本塁打、12盗塁、OPS.844。打率は自己2番目、OPSは自己ベストの数字となった。

     今オフのナショナルズは主力野手の流出がほとんどなかった一方、ケンドリックのほか、ホゼ・ロバトン、アダム・リンド、スティーブン・ドリューなど控え選手が軒並みフリーエージェントとなり、控え選手の補強が急務となっていた。リンドの穴埋めとしてマット・アダムスを獲得し、内外野を守れるケンドリックと再契約。ロバトンの穴埋めにはペドロ・セベリーノ、ドリューの穴埋めにはウィルマー・ディフォーがおり、控え外野手のブライアン・グッドウィンと合わせ、控え選手の補強は完了した印象を受ける。

     膝の手術を受けたダニエル・マーフィーは開幕に間に合う見込みとなっているが、もしマーフィーが出遅れるようなら、ケンドリックが代役の最有力候補となるだろう。また、正中堅手に予定されるマイケル・テイラーが昨季ほどの活躍を見せられないようであれば、アダム・イートンがレフトからセンターへ回り、ケンドリックがレフトに入る布陣も考えられる。いずれにしても、ケンドリックとの再契約がナショナルズに大きなプラスとなることだけは間違いなさそうだ。


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  • ヤディアー・モリーナ 2020年シーズン終了後に現役引退へ

    2018.1.16 11:00 Tuesday

     ゴールドグラブ賞を8度受賞するなど、球界屈指の名捕手として知られるヤディアー・モリーナ(カージナルス)。昨年4月に結んだ3年6000万ドルの契約が今季からスタートするが、この契約が満了を迎える2020年シーズン終了後に現役を引退するつもりであることを明らかにした。

     日本時間1月16日、モリーナは「あと3年だ。それでおしまいさ」と語り、カージナルスとの契約を全うしたうえでキャリアに終止符を打つ意向であることを明言。今年7月に36歳の誕生日を迎えるモリーナは、2020年シーズン終了時には38歳になっており、2020年シーズン終了後の現役引退は極めて現実味のある話である。昨年4月にカージナルスとの契約を延長した際、「あと何年プレイしたいか」と尋ねられたモリーナは「今のところはあと4年かな」と答えていた。2020年限りでの現役引退は、そのときから頭のなかにあったのだろう。

     過去9シーズンのうち8シーズンで捕手として128試合以上に先発出場するなど、30代半ばを迎えながらも年齢的な衰えを感じさせないモリーナ。2016年は3年ぶりの打率3割をマークし、昨季は自己2位の18本塁打、自己最多の82打点を叩き出すなど、攻守両面でチームに不可欠な戦力であり続けている。若手有望株のカーソン・ケリーが虎視眈々と正捕手の座をうかがっているものの、モリーナは「身体の状態はとても良いよ。全く問題ない。あと3年、この状態をキープできるといいね」とその座を譲るつもりはない。自身の後継者としてケリーを育てつつ、あと3年、不動の正捕手として君臨し続けるに違いない。

     そんなモリーナが残り3年のキャリアで目指すのは、2011年以来となるチャンピオン・リングの獲得だ。「10月もしくは11月に(ワールドシリーズの)トロフィーを掲げるのを待ちきれないよ。あと3回、ワールドシリーズを制覇したいね」とモリーナ。ともに戦ってきたチームメイトは次々にチームを去り、若手選手が中心のチーム構成となりつつあるが、ホームベースの後ろにモリーナが座っている限り、カージナルスは常勝軍団であり続けるはずだ。


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  • パイレーツの看板選手・マカッチェンがジャイアンツ移籍

    2018.1.16 10:30 Tuesday

     外野手補強を目指していたジャイアンツがようやく補強を実現させた。日本時間1月16日、ジャイアンツはブライアン・レイノルズ、カイル・クリックの2選手とインターナショナル・ボーナスプール50万ドルとのトレードで、パイレーツから2013年ナ・リーグMVPのアンドリュー・マカッチェンを獲得した。

     ジャイアンツがマカッチェンの獲得を検討していたことは昨年11月の時点で報じられていたが、当初はジャンカルロ・スタントン(マーリンズからヤンキースへ移籍)の獲得に失敗した際のバックアップ・プランに過ぎなかった。しかし、スタントンはジャイアンツへの移籍を拒否。ジャイアンツは「プランB」へシフトせざるを得なかった。

     野球部門副社長のブライアン・セイビアンは「我々が打線の強化を目指していたということは隠す必要のない事実である」と語り、「十分な実績を誇る選手を獲得できるチャンスがあるなら、それをモノにしない手はないよ」とマカッチェン獲得を喜んだ。なお、マカッチェンの今季年俸1450万ドルのうち、パイレーツが250万ドルを負担し、ジャイアンツの負担分は1200万ドルとなっている。

     ボビー・エバンスGMは「アンドリュー(・マカッチェン)は素晴らしい選手であり、我々の打線に違いをもたらしてくれるだろう。彼を獲得できて光栄だし、彼がジャイアンツのユニフォームを着るのが楽しみだよ」とマカッチェンの加入を歓迎。ブルース・ボウチー監督も「アンドリューはフィールド上ではダイナミックな選手であり、クラブハウスではリーダーとなってくれるはずだ」と期待を寄せる。

     同じく新加入のエバン・ロンゴリアとともに打線強化の切り札として期待されるマカッチェンに対し、パイレーツが獲得したのは若手2選手。レイノルズは球団別プロスペクト・ランキングでジャイアンツの4位にランクインしていた22歳の外野手であり、昨季はA+級で打率.312、10本塁打、OPS.826をマークした。クリックは同16位の速球派右腕であり、2011年のドラフトで全体49位指名を受けた元トップ・プロスペクト。昨季リリーフに本格転向してからは好成績を残しており、新天地での飛躍が期待されている。


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  • MLBネットワークが遊撃手・三塁手のトップ10を発表

    2018.1.15 18:30 Monday

     各ポジションの現時点でのトップ10を発表するMLBネットワークの人気企画「Top 10 Right Now!」は今年で8回目を迎えた。5週間にわたって各ポジションのトップ10が発表されていくが、先陣を切って日本時間1月14日に遊撃手と三塁手のトップ10が発表された。

     このランキングは過去2シーズンのパフォーマンスのほか、Statcastのデータや旧来の指標による攻撃面・守備面での成績、そしてMLBネットワークのリサーチ・チームによる分析を総合的に評価して決定される。まずは遊撃手のトップ10を見てみよう。

     

    遊撃手トップ10
    1. カルロス・コレア(アストロズ)
    2. コリー・シーガー(ドジャース)
    3. フランシスコ・リンドーア(インディアンス)
    4. トレイ・ターナー(ナショナルズ)
    5. アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)
    6. ジーン・セグーラ(マリナーズ)
    7. ポール・デヨング(カージナルス)
    8. エルビス・アンドルース(レンジャーズ)
    9. トレバー・ストーリー(ロッキーズ)
    10. ティム・ベッカム(レイズ)

     

     昨季のワールドシリーズ進出チームであるアストロズとドジャースの正遊撃手が1位と2位を独占。コレアとシーガーはともに23歳だが、28歳のシモンズ、29歳のアンドルース、27歳のベッカムを除く7人が25歳以下と、若手選手がズラリと並ぶランキングとなった。トップ10全員が20代であり、年を重ねてから一線級で活躍するのが難しいポジションであるとも言えそうだ。では、続いて三塁手のトップ10を見てみよう。

     

    三塁手トップ10
    1. クリス・ブライアント(カブス)
    2. ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
    3. ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)
    4. ジャスティン・ターナー(ドジャース)
    5. アンソニー・レンドン(ナショナルズ)
    6. エイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ)
    7. ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    8. マニー・マチャド(オリオールズ)
    9. アレックス・ブレグマン(アストロズ)
    10. カイル・シーガー(マリナーズ)

     

     2年連続でブライアントが1位に輝いた。球界を代表するスター選手が数多く名を連ねるポジションであり、アレナード、ドナルドソン、ベルトレイ、マチャドなど、錚々たる面々がランクイン。新たにトップ10入りを果たしたのはアストロズのワールドシリーズ制覇に貢献したブレグマン、メジャー最多の56二塁打を放ったインディアンスのラミレスの2人だけである。なお、残りのポジションのランキング発表予定は以下の通りとなっている(すべて日本時間)。

     

    1月21日(日)右翼手&二塁手
    1月28日(日)左翼手&捕手
    2月4日(日)一塁手&先発投手
    2月11日(日)救援投手&中堅手

  • 30本塁打&30盗塁を目指すカージナルス・ファム

    2018.1.15 17:30 Monday

     昨季ブレイクを果たし、レギュラーに定着しただけでなく、リーグを代表する外野手へ成長を遂げたトミー・ファム(カージナルス)。不動のレギュラーとして開幕を迎えるファムの今季の目標は「150試合に出場して守備力を向上させること」、そして「30本塁打&30盗塁を達成すること」だ。

     昨季のファムはAAA級で開幕を迎え、5月上旬にメジャー昇格。昇格直後の活躍でマイク・マシーニー監督のハートをキャッチすると、そのままレギュラーに定着し、最終的には128試合に出場して打率.306、23本塁打、73打点、25盗塁、OPS.931という素晴らしい成績をマークした。飛躍を遂げたファムだが、慢心することなくすでに今季に目を向けており、今季の目標として「150試合に出場し、スピードの改善により守備力を向上させること」を挙げている。さらに、将来的には球団史上初となる30本塁打&30盗塁の達成を目指しているという。

     昨季128試合で23本塁打&25盗塁をマークし、球団史上6人目となる20本塁打&20盗塁を達成したことを考えると、30本塁打&30盗塁は十分に射程圏内だろう。しかし、ファムは「試合の全ての面で貢献したいんだ。野球というスポーツではあらゆる側面から選手は評価される。打撃ばかりが注目されがちだけど、僕たちは守らないといけないし、走らないといけない。それらをしっかりこなして、それを証明することができれば、本当に特別な選手になれると信じているんだ」と語り、あくまでも走攻守全ての面で貢献することが重要であると強調する。昨季のファムは各種の守備指標でも優秀な数字をマークしており、今季の活躍次第ではメジャーを代表するオールラウンド・プレイヤーとして認知されることになるだろう。

     昨季は主にレフトを守ったが、今季は新加入のマーセル・オズーナがレフトに入り、ファムはセンターに回ることになる。予定されている打順は2番か3番。まさに「攻守の要」としてレギュラー2年目のシーズンを迎えるファムは自身が掲げる目標を達成し、スターダムへとのし上がることができるのか。今季の活躍に注目したい。


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  • 「防御率0.00の男」・オルソン 好投の秘訣を探る

    2018.1.15 16:30 Monday

     1シーズンで1000人以上の選手がプレイするメジャーリーグでは、ほとんど注目されずに好成績を残した選手も少なからず存在する。インディアンスのリリーフ左腕、マット・オルソンは昨季30試合に登板して20イニングを投げ、防御率0.00をマークした。オルソンの好投の秘訣を探ってみる。

     まずはオルソンの紹介から始めよう。2013年のドラフトでマリナーズから7巡目(全体207位)指名を受けてプロ入りしたオルソンは、2015年にメジャーデビュー。11試合に登板して1勝1敗、防御率5.40をマークした。しかし、同年12月にマリナーズからDFAとなりドジャースへトレードされると、翌2016年1月にはヤンキースへ再トレード。同年6月にヤンキースからDFAとなり、ウエーバーでロイヤルズへ移籍するも、同年7月にロイヤルズから再びDFAとなってウエーバーでインディアンスに加入した。ところが、同年8月にはインディアンスからDFAとなり、40人枠を外れてAAA級へ降格。この年はヤンキースで1試合に登板しただけだった(防御率6.75)。インディアンス傘下のAAA級でプレイを続けていたオルソンは、昨年7月におよそ1年ぶりのメジャー昇格。そこから30試合に登板し、防御率0.00という快挙を成し遂げた。

     過去にメジャーで防御率0.00をマークした投手のうち、オルソンの30試合は最多、20イニングは2番目の数字。投球回については1908年にフィリーズのアール・ムーアが26イニングで防御率0.00をマークしているが、登板試合数は1994年のエリック・ガンダーソン(メッツ)と2008年のマイク・ヒンクリー(ナショナルズ)の14試合が最多であり、オルソンの数字が群を抜いていることがわかる。

     オルソンの好投には、テリー・フランコーナ監督による適切な起用が大きく寄与している。オルソンは30試合のうち18試合で1イニング未満。うち10試合は打者1人と対戦しただけだった。しかも、54.5%は左打者との対戦であり、これは左腕で5番目の数字。フランコーナによる徹底的なワンポイント起用がオルソンの好投を生んだと言っても過言ではないだろう。

     また、カーブを効果的に使えていたことも大きい。オルソンのフォーシームは平均89マイル程度に過ぎず、全投球の40%以上をカーブが占めている。カーブの使用割合はメジャー6位の数字であり、被打率.167としっかり機能していた。また、「バレル」に該当する打球を一度も打たれないなど、強い打球をあまり打たれなかったこともデータからは読み取れる。自身の特徴をしっかり把握し、それを生かすピッチングを心掛けたことが防御率0.00に繋がったと言えそうだ。

     今季のインディアンスは強力ブルペンからブライアン・ショウ(ロッキーズ)ら数名が抜けた。今季も防御率0.00をキープすることはおそらく不可能だが、オルソンが昨季以上に重要な役割を担うことは間違いなさそうだ。


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  • コール放出がパイレーツに与える影響とは

    2018.1.15 15:30 Monday

     アストロズへゲリット・コールを放出し、ジョー・マスグローブ、コリン・モラン、マイケル・フェリス、ジェイソン・マーティンの4選手を獲得したパイレーツ。エースを放出した今回のトレードはパイレーツにどのような影響を与えるのだろうか。

     まず、コールが抜けた先発ローテーションはジェイムソン・タイオンとイバン・ノバの両右腕を軸として、新加入のマスグローブ、昨季8勝のチャド・クール、同7勝のトレバー・ウィリアムスの5人で形成されるだろう。左腕のスティーブン・ブロールト、AAA級で9勝2敗、防御率1.93をマークしたタイラー・グラスナウらも候補となるが、この両投手はブルペンの一員として開幕を迎える可能性もある。また、トップ・プロスペクトのミッチ・ケラーも早ければ今季中、遅くとも来季の早い段階でメジャーへ昇格してくるはずだ。

     では、ブルペンはどうか。現時点でクローザーのフェリペ・リベロ、セットアッパーのダニエル・ハドソンとジョージ・コントスという勝ちパターンは確立しており、新加入のフェリスが重要な役割を担う可能性は低い。奪三振率13.13をマークしながら防御率5.63と、投げているボールの質に結果が伴っていない感のあるフェリスだが、名投手コーチとして知られるレイ・シアリッジのもとで才能を開花させるかもしれない。

     モランが加入した三塁手事情はどうだろう。昨季に引き続き、今季もデービッド・フリーズが正三塁手を務める予定となっていたが、モランが正三塁手に抜擢される可能性が高い。昨季はAAA級で打率.308、18本塁打、OPS.916をマークし、メジャーでも7試合のみの出場ながら打率.364、1本塁打、OPS1.235と結果を残しており、ブレイク候補の一人となりそうだ。これによりフリーズは一塁と三塁のバックアップに回ることになるが、モランは左打者であり、モランとフリーズによるプラトーンが形成される可能性もある。

     コールのトレードに関しては見返りの物足りなさを指摘する声も挙がっているが、獲得に成功したアストロズだけでなく、獲得を狙っていたと言われるヤンキースもトップ・プロスペクトの放出を拒んだことが報じられている。意中のプロスペクトを手に入れられないなかで、パイレーツはチーム作りに必要な即戦力(かつ保有可能年数の長い選手)を獲得できるアストロズとのトレードを選択したのだろう。今回のトレードが再建期突入への狼煙となるのか。今後は同じくトレードでの放出が噂されるアンドリュー・マカッチェンやジョシュ・ハリソンの動向に注目が集まることになりそうだ。


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  • ヤンキース エルズベリーの年俸半額負担に前向きな姿勢

    2018.1.15 14:30 Monday

     ぜいたく税の税率リセットを目指すヤンキースは今季の年俸総額を1億9700万ドル以下に抑える方針を明確にしている。そのために余剰戦力となっているジャコビー・エルズベリーを放出したいヤンキースは、年俸の少なくとも半額を負担したうえで放出することに前向きな姿勢を示している。

     エルズベリーはヤンキースと総額1億5300万ドルの7年契約を結んでおり、球団オプションを含めると2021年まで契約が残っている。今季を含めた契約残り3年間の年俸は各年2100万ドル以上。ジャンカルロ・スタントンの放出やアーロン・ヒックスの成長により「5番手外野手」という扱いになっているエルズベリーにこの金額を支払ったうえでロースターに残すのはとにかく無駄が多すぎる。半額を負担してでも放出し、ロースターの枠を空けたいというのがヤンキースの本音だろう。

     しかし、トレード成立に向けてはいくつかの障壁がある。1つ目は仮にヤンキースが年俸の半額を負担したとして、年俸1000万ドルで現在のエルズベリーを欲しがるチームがあるのかという点だ。昨季のエルズベリーは112試合に出場して打率.264、7本塁打、22盗塁、OPS.750を記録。Baseball Reference版のWARは1.7だった。これはアーロン・アルテール(フィリーズ)やマレックス・スミス(レイズ)と同じ数字であり、オースティン・ジャクソン(インディアンス)やホゼ・ピレラ(パドレス)のほうが数字は上。要するに年俸調停権取得前の若手選手やフリーエージェント市場において単年契約で獲得できるような中堅選手でも残せるような数字しか、現在のエルズベリーは残せないのである。そのエルズベリーに今後3年間で3000万ドルを支払いたい球団は本当に存在するのだろうか。

     そして、2つ目はエルズベリーが全球団に対するトレード拒否権を有しているという点である。つまり、エルズベリーは自らの去就を自分の意志で決められるのだ。エルズベリーがヤンキース残留を希望すればヤンキースはそれを受け入れざるを得ないし、意中の球団以外へのトレードはエルズベリーが拒否できる。エルズベリーがトレード拒否権を放棄してもよいと考える球団もあるようだが、それらの球団がエルズベリーを欲するとは限らない。トレード拒否権の存在は間違いなくトレード成立に向けての最大の障壁となるはずだ。

     エルズベリー自身はレギュラー返り咲きを目指しており、「5番手外野手」というポジションに甘んじるつもりはない。しかし、球団から重要な戦力として見なされていないことも事実である。球団は、そしてエルズベリー自身は、去就に関してどのような決断を下すのか。今後の動向を見守りたい。


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  • パドレスがオールスター左腕・ハンドと契約延長

    2018.1.15 12:00 Monday

     日本時間1月14日、パドレスは昨季オールスター・ゲーム初出場を果たしたリリーフ左腕、ブラッド・ハンドと3年+球団オプション1年で契約を延長したことを発表した。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、今回の3年契約は総額1800万~2000万ドル程度になるようだ。

     2016年4月にマーリンズからDFAされてウエーバーにかけられ、パドレスに加入したハンド。移籍1年目の2016年に82試合に登板して4勝4敗1セーブ21ホールド、防御率2.92、被打率.195の好成績をマークすると、昨季はシーズン途中でクローザーに抜擢され、72試合で3勝4敗21セーブ16ホールド、防御率2.16、被打率.191と前年を上回る素晴らしい活躍を見せた。再建期のパドレスがハンドと契約延長を結んだことは、パドレスがハンドを再建完了後もチームに必要な戦力と見なしていることの証であると言えるだろう。

     ハンドは「とても興奮しているよ。言葉では言い表せないね。球界では何が起こるかわからない。2年前、パドレスは僕に活躍の場を与えてくれたし、僕のなかに何かを見出してくれた。本当に感謝しているんだ」と語り、自らの才能を引き出してくれたパドレスとの契約延長を喜んだ。A.J.プレラーGMは「間違いなく、彼は大きな舞台で力を発揮できる男だ。この2年間、彼は球界でベストのリリーバーの一人だった。チームのために様々な役割をしっかりこなしてくれたよ」と、オールスター左腕に最大級の賛辞を贈った。

     昨夏、トレードによる放出の可能性が取り沙汰されたハンドだが、今回の契約延長後も他球団からの関心がなくなるわけではない。その点については本人も自覚しており、「トレードの噂を最優先に考えたことなんて一度もない。僕がいつも言っているように、トレードは僕がコントロールできないものだからね。今回の契約延長はトレードの可能性がなくなったことを意味するわけではない。今後もトレードの噂が出続けることは覚悟しているよ」とコメント。しかし、与えられた役割に集中する姿勢は今後も変わらない。

     「これからメジャーに昇格してくるであろうプロスペクトたちの活躍を見るのが本当に楽しみだよ」とハンドが語るように、パドレスは球界屈指のマイナー組織を抱えている。その才能豊かな若手投手たちを、ハンドがリーダーとして牽引してくれるはずだ。


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  • カージナルスのブルペン補強は終了か 有望株・レイエスに期待

    2018.1.15 11:30 Monday

     フリーエージェント市場にグレッグ・ホランド、トレード市場にアレックス・コロメイ(レイズ)といった一流クローザーが残るなか、カージナルスのジョン・モゼリアック野球部門社長はブルペン補強が完了したと考えているようだ。2015年にアストロズで31セーブをマークしたルーク・グレガーソンがクローザーを務めると見られている。

     昨季のカージナルスはクローザーの呉昇桓(オ・スンファン)が2016年ほどの安定感を発揮できず、その他のリリーバーも勝負どころで痛打を喰らうことが続出し、接戦をことごとく落とす結果となった。それが2年連続ポストシーズン逸の最大の原因となり、今オフはブルペンの補強、特にクローザーの獲得が急務となっていた。今オフのブルペン補強はフリーエージェント市場でグレガーソンと契約したことくらいだが、モゼリアックは「次のステップへ成長しようとしている投手が多くいる」とこれ以上の補強については消極的。2015年にアストロズのクローザーとして31セーブを挙げ、通算66セーブの実績を誇るグレガーソンがクローザーを務めることになりそうだ。

     グレガーソンのほか、タイラー・ライオンズ、ブレット・シーセル、マット・ボーマンらが中心になると見られるカージナルスのブルペンだが、もう一人、非常に楽しみな人材がいる。昨年2月にトミー・ジョン手術を受け、昨季を全休したアレックス・レイエスだ。現在23歳のレイエスは2016年8月にメジャーデビューを果たし、12試合(うち5先発)に登板して4勝1敗1セーブ、防御率1.57の好成績をマーク。メジャーデビュー直後からエース級の才能をフルに発揮し、昨季は先発ローテーションの一角を担うことが期待されていた。チームは5月初旬ごろの戦列復帰を期待しており、時速100マイルを超える速球を武器とするプロスペクト右腕がブルペンの大きな武器となる可能性は十分にある。

     レイエス自身も「先発であれ、リリーフであれ、とにかく僕は投げたいんだ。僕はチームを助けるためにここにいる。どんな場面で投げるとしても、僕は役割を全うするだけだよ」と語っており、トミー・ジョン手術からの復帰1年目をリリーバーとして過ごすことにも前向き。この有望株右腕が今季のカージナルス投手陣のキーマンであると言っても過言ではないだろう。


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  • 復活目指すエイドリアン・ゴンザレスがメッツと契約

    2018.1.15 11:00 Monday

     USAトゥデイ・スポーツによると、ブレーブスを解雇されてフリーエージェントとなっていたエイドリアン・ゴンザレスはメッツと契約合意に至ったようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマンが契約成立は身体検査の結果待ちであることを報じているが、契約条件などの詳細については現時点では明らかになっていない。

     現在35歳のゴンザレスはレギュラーに定着した2006年から11年連続で156試合に出場していたが、昨季は右肘痛と腰の違和感による2度の故障者リスト入りを経験し、出場は71試合のみ。故障の影響もあって打率.242、3本塁打、30打点と不本意な成績に終わり、OPS.642はキャリアワーストの数字だった。昨年12月には年俸総額の調整を目的としたトレードにより、マット・ケンプとのトレードでスコット・カズミアー、ブランドン・マッカーシー、チャーリー・カルバーソンとともにドジャースからブレーブスへ移籍。トレード成立の2日後にブレーブスを解雇され、フリーエージェントとなっていた。

     メッツの一塁には22歳の有望株、ドミニク・スミスがいるものの、メジャーデビューを果たした昨季は49試合に出場して9本塁打を放った一方、打率.198、OPS.658とメジャーレベルの投手に大苦戦。メッツはスミスがメジャーレベルの投手に適応できるまでのサポート要員を探しており、オールスター・ゲーム選出5度、シルバースラッガー賞2度、ゴールドグラブ賞4度、打点王1度の実績を誇るベテラン一塁手に白羽の矢が立った格好だ。ゴンザレスの加入により、スプリング・トレーニングでのパフォーマンス次第ではスミスがAAA級で開幕を迎える可能性も十分にありそうだ。

     2006年から11年連続で18本塁打以上、2007年から10年連続で90打点以上をマークしていたゴンザレスにとっては復活をかけたシーズンとなる2018年。新天地・メッツで健在ぶりをアピールできるか注目したい。


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