English Español 韓国語
  • タイガースがカステヤーノスの放出を検討か

    2018.1.17 16:30 Wednesday

     デトロイト・フリー・プレスのアンソニー・フェネックによると、タイガースは昨季26本塁打、101打点とブレイクを遂げたニコラス・カステヤーノスの放出を検討しているようだ。すでに今オフに入って数球団とトレード交渉を行っているという。

     2010年のドラフトで全体44位指名を受けてタイガースに入団したカステヤーノスは、マイナー時代から将来の主軸打者として大きな期待を背負ってきた。2016年に打率.285、18本塁打、OPS.827と自己最高の成績をマークすると、昨季は打率.272、26本塁打、101打点、OPS.811と主軸打者に相応しい成績を残すなどブレイク。101打点はリーグ9位にランクインし、10三塁打はリーグ最多の数字だった。

     カステヤーノスは今オフ初めて年俸調停権を取得し、日本時間1月13日に年俸605万ドルの1年契約でタイガースと合意したが、タイガースはカステヤーノスの打撃力を高く評価する一方で、守備力に疑問を感じている。レギュラー定着1年目の2014年に三塁で守備防御点-30というとんでもない数字を叩き出したカステヤーノスは、その後も平均を大きく下回る数字しか残すことができず、ジャイマー・キャンデラリオの台頭もあって昨季終盤にライトへコンバート。しかし、ライトでもわずか173イニングで守備防御点-7を記録し、守備のセンスに欠けることを改めて印象付ける結果となってしまった。

     打撃面での貢献を守備で打ち消してしまうだけでなく、打撃面でもフリースインガーの傾向があり、セイバーメトリクス全盛の時代では評価されにくいタイプの選手と言えるカステヤーノス。しかし、25本塁打&100打点を期待できる打撃力と25歳という若さは大きな魅力であり、少なくともあと3シーズン保有できることを考えても、トレード市場では人気を集めるはずだ。アル・アビラGMは昨年12月のウィンター・ミーティングの際にカステヤーノスとの契約延長交渉に取り組んでいることを示唆していたが、今のところ交渉に進展はなし。これもカステヤーノスのトレードが検討される一因となっているのではないだろうか。


     関連動画

  • 外野のさらなるアップグレードを目指すジャイアンツ

    2018.1.17 15:30 Wednesday

     アンドリュー・マカッチェンをパイレーツから獲得し、ようやく外野に新戦力を加えることに成功したジャイアンツだが、まだセンターにぽっかりと穴が空いている。ジャイアンツはここに比較的安価で守備力の高い選手を加えることを目指しているようだ。

     マカッチェンをライトに入れ、ハンター・ペンスをライトからレフトに移すことによって外野の両翼が固まったジャイアンツ。マカッチェンとエバン・ロンゴリアの加入により課題の一つであった打線のアップグレードには成功したが、ロンゴリアの交換要員としてディナード・スパンをレイズへ放出したため、正中堅手が不在となっている。

     フリーエージェント市場を眺めると、ロイヤルズからフリーエージェントとなったロレンゾ・ケインが魅力的なオプションとして市場に残っているものの、ジャイアンツがケインを獲得するとぜいたく税の課税対象となる上限額を超えてしまう可能性が極めて高い。そうした事情もあり、ESPNのジェリー・クラスニックによると、ジャイアンツはジャロッド・ダイソン、ジョン・ジェイ、キャメロン・メイビンといったケインよりも安価な契約で獲得できる選手の獲得を目指しているという。

     このなかでジャイアンツが獲得筆頭候補に挙げていると見られるのがダイソンだ。昨季のスパンはセンターで守備防御点-27という拙守を披露し、チームの大きな弱点となっていた。打線のアップグレードとともに外野の守備力向上が今オフの課題となっていたジャイアンツにとって、俊足好守のダイソンはまさにうってつけの存在と言える。準レギュラーという立ち位置ながら、ここ4シーズンのセンターでの守備防御点は+13→+6→+9→+10の高水準。外野3ポジション合計では+13→+11→+19→+15と4年連続でプラス2ケタの守備防御点をマークしており、外野の守備力アップに貢献してくれることは間違いないだろう。また、6年連続26盗塁以上のスピードもダイソンの魅力の一つである。

     ダイソンとは違い、ジェイやメイビンの守備力は平均レベルだが、昨季のスパンと比較すれば誰が加入しても大幅な守備力アップとなる。ジャイアンツは外野の守備力向上というもう一つの課題をクリアすることができるのか。今後の動向に注目だ。


     関連ニュース

  • 異例の移籍市場にも動揺を見せないドンブロウスキー 

    2018.1.17 14:30 Wednesday

     30年近くにわたってフロントオフィスで働いてきたデーブ・ドンブロウスキー(レッドソックス野球部門社長)の目にも、極端に動きが遅い今オフの移籍市場は異常なものとして映っている。しかし、ドンブロウスキーは動揺することなく、チームに必要な補強を成し遂げることを目指している。

     ドンブロウスキーは今オフの移籍市場について「移籍市場の動きがこんなに遅いのは今まで見たことがない」と語る。スプリング・トレーニングのスタートがおよそ1ヶ月後に迫っているにもかかわらず、ダルビッシュ有、ジェイク・アリエタ、エリック・ホズマー、J.D.マルティネスといった大物フリーエージェント選手はいまだ市場に残ったまま。ゲリット・コール(パイレーツ→アストロズ)やアンドリュー・マカッチェン(パイレーツ→ジャイアンツ)のトレードが決まり、ジェイ・ブルースがメッツと3年契約を結ぶなど、ここにきて多少の動きは出始めているものの、移籍市場は異例のスローペースである。

     しかし、ドンブロウスキーの補強方針に変わりはない。昨季リーグ最少の168本塁打に終わったレッドソックスは、打線の核となるスラッガーの獲得を目指しており、ドンブロウスキーは昨季45本塁打を記録したマルティネスの動向を追い続けている。ドンブロウスキーは具体的な選手名を挙げてはいないものの、ターゲットがマルティネスであることは誰の目にも明らか。すでに5年契約をオファーしたとの報道もある。マルティネスにはダイヤモンドバックスも関心を示しているが、その他の球団が獲得に動いているという具体的な話は出ておらず、実質的に一騎打ちの状況。ドンブロウスキーは市場が動き始めるのを辛抱強く待ち続ける構えだ。

     マルティネスの代理人を務めるスコット・ボラスは好条件を引き出す敏腕代理人として知られるが、ドンブロウスキーにはボラスと取引してきた経験もある。「ボラスは(好条件を引き出すために)選手の契約を遅らせることをいとわない。過去にもそうした例はいくつもあった」とドンブロウスキー。ボラス側との我慢比べのような状態が続いているが、百戦錬磨のドンブロウスキーがボラスの策に屈するようなことはないはず。長打力不足に泣いたレッドソックスにとって悲願とも言えるスラッガーの獲得に向けて、ドンブロウスキーの手腕が試されることになりそうだ。


     関連ニュース

  • ブリュワーズがアリエタ&ムスターカスの獲得に興味

    2018.1.17 12:00 Wednesday

     シリウスXMのジム・ボウデンによると、ブリュワーズはフリーエージェントのジェイク・アリエタとマイク・ムスターカスの獲得に、引き続き興味を持っているようだ。ボウデンはブリュワーズが正三塁手のトラビス・ショウをトレードで放出する可能性があることも併せて伝えている。

     ブリュワーズが今オフ、先発投手の補強を目指していることは周知の事実だが、すでにヨーリス・チャシーンとヨバニ・ガヤードを獲得。チェイス・アンダーソンとザック・デイビーズを合わせてすでに先発ローテーションの4枠が埋まり、昨年9月に右肩の手術を受けたジミー・ネルソンが戦列に復帰するまでは、ジュニア・ゲラやブレント・スーターらが先発5番手の座を争うという図式が固まりつつあった。しかし、ネルソンの戦列復帰時期はいまだ不透明であり、ブリュワーズはカブスやカージナルスと地区優勝を争うためにも、アリエタ獲得の可能性を捨ててはいないようだ。

     2015年にサイ・ヤング賞を受賞し、昨季は14勝10敗、防御率3.53をマークしたアリエタ。直近3シーズンで54勝をマークしているこの右腕がブリュワーズに加われば、大きな戦力アップとなることは間違いないが、アリエタにはカブスとカージナルスも興味を示していることが先日報じられていた。カージナルスはすでに主力級の補強を終えたと見られており、アリエタ獲得に動く可能性は低いものの、優勝争いをする前に、ナ・リーグ中部地区の3球団によるアリエタ争奪戦が繰り広げられる可能性もある。

     また、ブリュワーズはムスターカス獲得の可能性も探っているという。ブリュワーズには昨季31本塁打を放った正三塁手のショウがいるものの、彼をヤンキース、ブレーブス、メッツなどへ放出し、三塁を空ける可能性があるとボウデンは伝えている。しかし、ムスターカスよりショウのほうが若く、年俸も安いため、2022年まで保有可能なショウを放出するというのはあまり現実的な話ではない。アリエタの件はともかく、こちらに関しては噂程度に捉えておくのが得策かもしれない。


     関連ニュース

  • パイレーツ・ハリソン 勝利を目指さないならトレードを希望

    2018.1.17 11:30 Wednesday

     ゲリット・コールをアストロズ、アンドリュー・マカッチェンをジャイアンツへ放出し、投打の軸を失う形となったパイレーツ。今季は来季以降に向けてチームの立て直しを図るシーズンになると見られるが、「チームがポストシーズン進出を目指さないのであれば」という条件付きで正二塁手のジョシュ・ハリソンがトレードを希望しているようだ。

     2015年4月に4年2730万ドル+球団オプション2年で契約を延長したハリソンは、最大で2020年までパイレーツとの契約を残している。パイレーツは投打の主力選手を放出し、来季以降に向けてチームの立て直しを図る方針を明確にしているが、ハリソンはポストシーズン進出を目指さないチームで戦うことを望んでいない。「野球はビジネスだ」と投打の主力を放出したトレードに理解を示しつつも、「俺は勝ちたい。俺は優勝を目指したい。今季も来季もその先も、俺はワールドシリーズ制覇を目指したいんだ」と再建の一部にはなりたくないとの意思をはっきりと示した。

     ニール・ハンティントンGMはチームが「rebuild(再建)」に向かうことを否定。今オフの一連の動きを「retool(準備)」と呼んでいる。「再建というものは少なくとも5年、あるいはそれ以上の期間を見込んだ動きを意味すると私は考えている。現在のパイレーツは戦う態勢が整っているし、2013年のように戦前の予想を覆す可能性もあると思う」と語るハンティントンは、すでにハリソンと話し合いの場を設け、チームの方針について説明したようだ。

     コールとのトレードでパイレーツがアストロズから獲得した選手の顔ぶれを見ると、パイレーツが数年以内に再び優勝争いができるチームを作り上げようとしていることは明白。「rebuild」ではなく「retool」を目指しているというハンティントンの言葉に嘘はないはずだ。そのためには当然、チーム最古参であるハリソンの力が必要だが、「retool」を進めるチームの動きはハリソンの目にどう映っているのか。ハリソン以外の選手の動向も含め、今後のパイレーツの動きに注目が集まる。


     関連ニュース


     関連動画

  • 44歳・イチロー オファーがなければ日本球界復帰を検討か

    2018.1.17 11:00 Wednesday

     マーリンズから球団オプションの行使を拒否され、フリーエージェントとなったイチロー。スプリング・トレーニング開始までおよそ1ヶ月となった現在も、去就に関する具体的な話は聞こえてこない。MLB.comのバリー・M・ブルームはイチローが日本球界復帰を検討する可能性があることを伝えている。

     44歳のイチローは今オフ、メジャー30球団の大半に対して売り込みをかけたと見られている。しかし今のところ、いずれの売り込みも成功には至っていない。通算3080安打の実績を誇るとはいえ、すでに44歳。レギュラーとしての起用は難しく、控え外野手兼代打要員となるベテラン選手の就職活動が長引くのは当然のことだが、あまりに手応えのない状況に不安を感じる部分もあるのだろう。イチローの代理人を務めるジョン・ボッグスは「それを考えたくはないけれど」と前置きしつつも、メジャー球団からのオファーが得られなかった場合に、イチローが日本でキャリアを終える可能性があることを明らかにした。

     マーリンズから契約更新を拒否されたあと、ボッグスはマリナーズ、パドレスと話し合いの場を設けたという。しかし、収穫はなかった。両球団ともイチロー獲得とは別の道を選択したのだ。「最初は、マリナーズがイチローを呼び戻そうとするのではないかという期待があった」とボッグスは語る。ところが、マリナーズは新たな正中堅手としてマーリンズからディー・ゴードンを獲得し、これに弾き出される形でギレルモ・ヘレディアが控え外野手に。マリナーズにイチローの居場所はなくなった。

     ボッグスは「イチローがチームにもたらす影響力を考えれば、彼に出場機会を与えようとするチームは現れるはずだ」と信じている。「メッツと契約できるという期待があったけど、メッツはジェイ・ブルースと契約した。レッズがビリー・ハミルトンを放出すればチャンスがあると思っていたけど、いまだ放出には至っていない。我々は次のチャンスを待ち続けるだけさ」

     プロ野球の春季キャンプはメジャーより早く、2月1日にスタートする。もしイチローが日本球界復帰を本格的に検討しているのであれば、残された時間はそれほど多くはない。


     関連ニュース

  • ジャイアンツ 新加入のマカッチェンをライトで起用へ

    2018.1.17 10:30 Wednesday

     パイレーツからアンドリュー・マカッチェンを獲得したジャイアンツは、2013年のナ・リーグMVPを右翼手として起用する方針であることを明らかにした。これに伴い、昨季まで正右翼手を務めていたハンター・ペンスはレフトに回ることになる。

     マカッチェンは日本時間1月17日に行われた入団記者会見で「ライトでプレイするのを楽しみにしている」と語り、長年慣れ親しんだセンターからライトへポジションを変えることに前向きな姿勢を示した。「僕がライトを守れば、セイバーメトリクスの指標が悪いと批判されることもなくなるだろうね」とマカッチェンは冗談を交えて話したが、そこからは自身の守備力に対して批判的な人々を見返してやろうという強い意志も感じられた。

     マカッチェンの中堅手としての守備力が低下していることもあり、パイレーツは1年前に外野の守備位置シャッフルを検討。マカッチェンがセンターからライト、グレゴリー・ポランコがライトからレフト、スターリング・マーテイがレフトからセンターに回ってシーズン開幕を迎えた。ところが、開幕直後にマーテイが禁止薬物の使用により80試合の出場停止処分を科され、マカッチェンは再びセンターへ。結局、マーテイの復帰後もマカッチェンがセンターを守り続けることとなった。右翼手としての出場は13試合のみだったが、限られた出場機会のなかで守備防御点+2を記録。中堅手として出場したときよりもはるかに良い数字が出ており、新天地での右翼手転向にも不安はない。

     また、マカッチェンの右翼手転向により、キャリアの大半を右翼手として過ごしてきたペンスはレフトに回ることになった。アストロズでメジャーデビューを果たした2007年こそ中堅手としての出場が大半を占めたペンスだが、その後の10シーズンはほぼライト一筋。レフトを守ったのはマイナー時代の2006年が最後である。ブルース・ボウチー監督はすでにペンスにコンタクトを取り、左翼手転向について了承を得ているという。「ペンスはどこでも守ってやるというくらいに、マカッチェンの加入に興奮していたよ」とボウチーは話しており、ポジション変更はスムーズに進みそうだ。

     現在ジャイアンツは中堅手の獲得を目指しており、ロレンゾ・ケインらが獲得候補に挙げられている。昨季は攻守両面でチームの弱みとなっていた外野だが、中堅手の補強が実現すれば、今季はチームの強みへと変貌を遂げることになりそうだ。


     関連ニュース

  • 右肩の手術から順調な回復を見せるブリュワーズ・ネルソン

    2018.1.16 18:30 Tuesday

     ヨーリス・チャシーンとヨバニ・ガヤードという2人のベテラン右腕を先発ローテーションに加えたブリュワーズに明るいニュースが飛び込んできた。昨年9月に右肩の手術を受けたエース格のジミー・ネルソンが当初の予定よりも早く回復し、今週中に投球練習を再開する予定となっているのだ。

     昨季がフルシーズン3年目となったネルソンは、4月こそ防御率5.34と出遅れたものの、その後は安定したピッチング。9月中旬に故障者リスト入りしてシーズンを終えるまでに29試合に先発して175回1/3を投げ、12勝6敗、防御率3.49、199奪三振という素晴らしい成績をマークした。故障によりシーズン最後の3~4先発をフイにしてしまったものの、防御率はリーグ8位、奪三振はリーグ9位にランクインし、サイ・ヤング賞の投票でも5位票を1票獲得。エースへの成長を予感させるシーズンとなった。

     9月中旬に右肩の手術を受け、当初はスプリング・トレーニングが始まるころに投球練習を再開できる予定となっていたが、右肩は予想以上のスピードで順調に回復。日本時間1月20日に手術後初めて投球練習を行う予定となっている。「この数週間、投球練習を再開するのを本当に楽しみにしていたんだ。思っていたよりも早く戦列に戻れるんじゃないかな」とネルソン自身も手応えを感じており、復帰時期が早まる可能性は十分にある。復帰時期については選手・球団とも明言を避けているが、「復帰に向けてしっかり取り組んでいくつもりだよ。遅かれ早かれ、復帰の日はやってくるはずさ」とネルソンは戦列復帰に向けての意欲を力強く口にした。

     ブリュワーズの先発ローテーションはエース格のネルソンを欠くなか、チャシーンとガヤードの両ベテラン右腕が加入し、昨季12勝のチェイス・アンダーソン、昨季17勝のザック・デイビーズと合わせて4番手まではほぼ確定。ネルソンが復帰するまでの間、5番手の座をジュニア・ゲラ、ブレント・スーター、ブランドン・ウッドラフらが争うことが予想されている。ネルソンが復帰すれば同地区ライバルのカブスやカージナルスにも劣らない先発ローテーションが完成するだけに、ネルソンが順調に回復しているというニュースは7年ぶりのポストシーズン進出を目指すブリュワーズにとって朗報であるに違いない。


     関連ニュース

  • ポジションを失うもレギュラー復帰を目指すグリチック

    2018.1.16 17:30 Tuesday

     スティーブン・ピスコッティとマグネウリス・シエラがトレードで放出されるなか、今季もカージナルスの一員としてプレイすることが確実なランドール・グリチック。しかし、今季は4番手外野手という扱いでのスタートとなる。グリチックは「失望している」としつつも、レギュラー復帰を目指している。

     今オフ、打線の核となる強打者の獲得が急務となっていたカージナルスは、マーリンズからマーセル・オズーナを獲得した。グリチック、ピスコッティ、シエラのほかにもトミー・ファム、デクスター・ファウラー、ホゼ・マルティネス、ハリソン・ベイダーらを抱え、外野手が人員余剰気味となっていたところへオズーナが加入。シエラとピスコッティが放出されたことによりチーム内での居場所を確保した形のグリチックだが、レフトにオズーナ、センターにファム、ライトにファウラーが入るため、レギュラーの座を失った。

     グリチックは「もちろん、レギュラーの座を失うのは残念なことだ。昨季は好不調の波が大きすぎて、コンスタントに実力を発揮できなかった。チームは強打者を必要としていて、獲得したのは外野手だった。チームにとっては良いことだけど、僕にとってはそうではない。でも、僕は努力し続けるだけだよ」と語り、失ったレギュラーの座を取り戻すことに意欲を見せた。

     2年連続で20本塁打以上を放っているように、グリチックの長打力はチーム内ではトップクラス。グリチックがしっかり結果を残していれば、そもそも強打者の補強は必要なかったのである。カージナルスがグリチックを放出しなかったのは、外野3ポジションを守れる点を評価しているのはもちろんのこと、グリチックの才能が本格開花する可能性に賭けた部分もあるのだろう。今季開幕時点でまだ26歳。グリチックにはまだ時間が残されている。

     「しっかり準備をして、いつもと同じようにシーズンの開幕を迎えるつもりだよ。与えられたチャンスを最大限に活用して、レギュラーに返り咲きたいね」と語るグリチック。チーム屈指の長打力を秘めた右のスラッガーが才能を開花させれば、ポストシーズン返り咲きを目指すカージナルスの戦いはグッと楽になるはずだ。


     関連ニュース

  • 新天地での先発ローテ入りを目指すマスグローブ

    2018.1.16 15:30 Tuesday

     ゲリット・コールの交換要員の一人としてアストロズからパイレーツへ移籍することが決まったジョー・マスグローブ。25歳の若手右腕はトレードの報を受けた際にショックを受けたと言うが、すぐに頭を切り替え、新天地での先発ローテーション入りに意欲を見せている。

     マスグローブは「最初はショックだった。トレードなんて全く予想していなかったから」とジェフ・ルーノウGMからトレードの連絡を受けた瞬間を振り返った。「頭をクリアにして状況を整理するには少し時間が掛かったよ。でも、次の日の朝には状況を受け入れることができていたし、トレードを前向きに考えられるようになった」とマスグローブの目はすでに新天地での活躍を見据えている。

     マスグローブはパイレーツで先発ローテーションの一角を担うことが予想されている。メジャーデビューを果たした2016年に10先発を含む11試合に登板して4勝4敗、防御率4.06をマークしたマスグローブだが、昨季は開幕ローテーション入りを果たしながらも15先発で4勝8敗、防御率6.12と結果を残せず、リリーフへ配置転換。リリーフでは速球とスライダーのコンビネーションが威力を発揮し、23試合で防御率1.44、被打率.196と好投した。この数字を見る限り、適性はリリーフにありそうだが、マスグローブは「リリーフで学んだことを先発で活かせると思う」と語る。パイレーツのニール・ハンティントンGMも「メジャーの舞台で成功している先発投手に似ている。先発の適性はあると思うよ」と先発投手としての活躍に期待を寄せている。

     トレードが決まったあと、パイレーツのクリント・ハードル監督やレイ・シアリッジ投手コーチ、先発右腕のイバン・ノバなどから連絡をもらったというマスグローブ。ただし、真っ先に連絡してきたのはアストロズのチームメイトであるチャーリー・モートンだったそうだ。元パイレーツのモートンはマスグローブに、シアリッジのほか、ブルペン捕手のヒーベルト・アンドレイド、ブルペンコーチのエウクレイデス・ロハスらが揃うパイレーツのスタッフは素晴らしいということを伝えたという。「とても楽しみだよ。心機一転頑張りたいね」と新天地での意気込みを口にしたマスグローブの活躍に期待したい。


     関連ニュース


     関連動画

  • デウィット・オーナー「カージナルスの大きな補強は完了した」

    2018.1.16 14:30 Tuesday

     日本時間1月16日、カージナルスの筆頭オーナーであるビル・デウィットJr.は会見のなかで今オフの大きな補強が完了したとの考えを示した。デウィットは現在のチームのロースターを「strong(強い」かつ「improved(改善された)」と表現。今オフの補強に満足している様子だった。

     デウィットは「今からスプリング・トレーニングまでの間に、大きな動きがあるとは思っていない。ジョン・モゼリアック野球部門社長とマイケル・ガーシュGMは獲得すべき選手を見つけ、彼らを獲得するという素晴らしい仕事をしてくれた」と語り、マーセル・オズーナ、マイルズ・マイコラス、ルーク・グレガーソンらを獲得した今オフの動きに満足感を示した。

     デウィットの発言が事実であるならば、カージナルスはエリック・ホズマーやグレッグ・ホランド、ジェイク・アリエタといったフリーエージェント選手の獲得には動かないことになる。昨季はクローザーの不振により苦戦を強いられたため、今オフは一線級のクローザーの獲得に動くことが噂されていたが、「クローザーというのはハードな仕事なんだ。クローザーの歴史を見てみると、長年にわたって活躍が保証されることはない」とデウィットはクローザー獲得に大枚をはたくことに否定的。現時点では、新加入のグレガーソンがクローザーを務めることになると見られている。

     デウィットはさらに、ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)やマニー・マチャド(オリオールズ)といった契約最終年を迎えるスター選手を獲得するために多数の有望株を放出することに対しても否定的な考えを示した。「1年の戦いのために、将来の重要な戦力を放出することはできない。それはわが組織の目標ではないんだ。我々は毎年ポストシーズン進出を狙えるチームであり続けたいんだよ」

     今後、動きがあるとすれば、やや層の薄いリリーバーを数名加えることくらいだろう。ヤディアー・モリーナ、アダム・ウェインライトといったチームの軸は変わらないが、トミー・ファム、ルーク・ウィーバーらが台頭し、今季はトップ・プロスペクトのアレックス・レイエスも戦列に戻ってくる。新旧の才能豊かな選手たちが上手く噛み合えば、宿敵・カブスを上回って3年ぶりにポストシーズンへ返り咲くことも不可能ではない。21世紀を代表する常勝軍団の逆襲に期待したい。


     関連ニュース

  • ブルージェイズがベテラン・グランダーソンと1年契約

    2018.1.16 12:30 Tuesday

     今オフここまであまり目立った動きのなかったブルージェイズが36歳のベテラン外野手、カーティス・グランダーソンと1年契約で合意に至ったことが明らかになった。現時点では球団からの正式発表はないものの、契約条件は年俸500万ドル+出来高になると見られている。

     球団の看板選手として長年活躍してきたホゼ・バティースタに別れを告げたブルージェイズは、外野手の補強が必要となっていた。一時はジェイ・ブルースの獲得に乗り出していることが報じられていたが、ブルースはメッツと契約。市場に様々なオプションが残るなか、ブルージェイズは通算319本塁打の実績を誇るベテラン外野手をチームに迎え入れることを選択した。

     昨季がメッツとの契約最終年となったグランダーソンは111試合に出場して打率.228、19本塁打、OPS.815をマークしたあと、8月中旬にトレードでドジャースへ移籍。ドジャースでは36試合で打率.161、7本塁打、OPS.654に終わったが、シーズントータルでは26本塁打を放ち、直近11シーズンで10度目の20本塁打以上となった。ここ数年、打率の低下傾向に歯止めがかからなくなっているものの、71四球を選び、打率.212に対して出塁率.323をマーク。.228と極端に低かったBABIPが上向けば、率系のスタッツは改善が期待できる(通算BABIPは.292)。

     今オフのブルージェイズの主な動きはトレードでカージナルスからアレドミス・ディアス、パドレスからヤンハービス・ソラーテを獲得し、二遊間のテコ入れをしたことくらい。故障がちな二遊間(デボン・トラビスとトロイ・トゥロウィツキー)をサポートする体制は整ったが、それ以外の部分でなかなか補強が進んでいなかった。チーム内に1番打者タイプの選手が少ないため、優れた選球眼を誇り、1番打者としての経験が豊富なグランダーソンは1番打者として起用されることが予想されるが、打率の低下傾向を考えるとベストの選択肢とは言えない。他にも補強すべきポイントは残っており、ブルージェイズは今後も補強の可能性を模索していくことになるだろう。


     関連動画

  • マカッチェン放出のパイレーツが左腕・リベロと4年契約

    2018.1.16 12:00 Tuesday

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、パイレーツはリリーフ左腕のフェリペ・リベロと契約を延長することで合意に至ったようだ。現時点では球団からの正式発表はないが、契約内容は4年2200万ドル+球団オプション2年(各1000万ドル)になるとローゼンタールが伝えている。

     ここ数日でエースのゲリット・コール、看板選手のアンドリュー・マカッチェンを放出し、再建に向かうことが濃厚となっているパイレーツだが、今回のリベロとの契約延長は4年以内にもう一度勝てるチームを作り上げる意思の表れと言えるだろう。この4年契約はスーパー2の対象であるリベロの調停期間4年分をカバーし、球団オプションを全て行使すればリベロのフリーエージェントを2年遅らせることができる。早ければ2021年まで、遅くとも2023年までに再建を完了させ、ワールドシリーズ制覇を狙えるチームを作り上げる。球団フロントのそんな意思が感じられる動きとなった。

     昨季のリベロは73試合に登板して5勝3敗21セーブ14ホールド、防御率1.67の好成績をマーク。平均98マイルを超える速球を武器に、被打率.171、奪三振率10.51と相手打者を圧倒し、与四球率も前年の3.86から2.39へと大幅に改善された。今や球界でもトップクラスのリリーバーとなっており、再建に突入するパイレーツにおいて、チームの核の一人として見なされたことも十分に理解できる。

     今オフのパイレーツは同地区のカブスやカージナルス、ブリュワーズが戦力を充実させるなかで、これらのチームに対抗するのか、数年後を見据えて再建に取り組むのかを決めかねていた。しかし、コールとマカッチェンの放出により再建へ向かうことが明確となり、リベロとの契約延長はその第一歩になったと言える。コールとのトレードでアストロズから獲得したコリン・モランやジョー・マスグローブ、マイケル・フェリスは即戦力に近い若手選手であり、ここからもパイレーツが「短期的な再建」を見据えていることがうかがえる。ジョシュ・ハリソンやイバン・ノバにも放出の可能性が取り沙汰されており、パイレーツの今後の動きにも注目だ。


     関連ニュース

  • ナショナルズ 便利屋・ケンドリックと2年700万ドルで再契約

    2018.1.16 11:30 Tuesday

     日本時間1月16日、ナショナルズがユーティリティ・プレイヤーのハウィー・ケンドリックと再契約を結ぶことで合意に至ったことが明らかになった。現時点では球団からの正式な発表はないものの、総額700万ドルの2年契約であることが報じられている。

     2016年11月にダリン・ラフ、ダーネル・スウィーニーとの1対2のトレードでフィリーズへ移籍したケンドリックは昨季、4月中旬と6月下旬に故障者リスト入りしたため、フィリーズでは39試合のみの出場に終わったが、打率.340、2本塁打、OPS.851の好成績をマーク。7月下旬にナショナルズへ加入すると、52試合で打率.293、7本塁打、OPS.837とここでも好成績を残し、貴重なユーティリティ・プレイヤーとしてチームの地区優勝に貢献した。シーズン通算の成績は91試合に出場して打率.315、9本塁打、12盗塁、OPS.844。打率は自己2番目、OPSは自己ベストの数字となった。

     今オフのナショナルズは主力野手の流出がほとんどなかった一方、ケンドリックのほか、ホゼ・ロバトン、アダム・リンド、スティーブン・ドリューなど控え選手が軒並みフリーエージェントとなり、控え選手の補強が急務となっていた。リンドの穴埋めとしてマット・アダムスを獲得し、内外野を守れるケンドリックと再契約。ロバトンの穴埋めにはペドロ・セベリーノ、ドリューの穴埋めにはウィルマー・ディフォーがおり、控え外野手のブライアン・グッドウィンと合わせ、控え選手の補強は完了した印象を受ける。

     膝の手術を受けたダニエル・マーフィーは開幕に間に合う見込みとなっているが、もしマーフィーが出遅れるようなら、ケンドリックが代役の最有力候補となるだろう。また、正中堅手に予定されるマイケル・テイラーが昨季ほどの活躍を見せられないようであれば、アダム・イートンがレフトからセンターへ回り、ケンドリックがレフトに入る布陣も考えられる。いずれにしても、ケンドリックとの再契約がナショナルズに大きなプラスとなることだけは間違いなさそうだ。


     関連ニュース

  • ヤディアー・モリーナ 2020年シーズン終了後に現役引退へ

    2018.1.16 11:00 Tuesday

     ゴールドグラブ賞を8度受賞するなど、球界屈指の名捕手として知られるヤディアー・モリーナ(カージナルス)。昨年4月に結んだ3年6000万ドルの契約が今季からスタートするが、この契約が満了を迎える2020年シーズン終了後に現役を引退するつもりであることを明らかにした。

     日本時間1月16日、モリーナは「あと3年だ。それでおしまいさ」と語り、カージナルスとの契約を全うしたうえでキャリアに終止符を打つ意向であることを明言。今年7月に36歳の誕生日を迎えるモリーナは、2020年シーズン終了時には38歳になっており、2020年シーズン終了後の現役引退は極めて現実味のある話である。昨年4月にカージナルスとの契約を延長した際、「あと何年プレイしたいか」と尋ねられたモリーナは「今のところはあと4年かな」と答えていた。2020年限りでの現役引退は、そのときから頭のなかにあったのだろう。

     過去9シーズンのうち8シーズンで捕手として128試合以上に先発出場するなど、30代半ばを迎えながらも年齢的な衰えを感じさせないモリーナ。2016年は3年ぶりの打率3割をマークし、昨季は自己2位の18本塁打、自己最多の82打点を叩き出すなど、攻守両面でチームに不可欠な戦力であり続けている。若手有望株のカーソン・ケリーが虎視眈々と正捕手の座をうかがっているものの、モリーナは「身体の状態はとても良いよ。全く問題ない。あと3年、この状態をキープできるといいね」とその座を譲るつもりはない。自身の後継者としてケリーを育てつつ、あと3年、不動の正捕手として君臨し続けるに違いない。

     そんなモリーナが残り3年のキャリアで目指すのは、2011年以来となるチャンピオン・リングの獲得だ。「10月もしくは11月に(ワールドシリーズの)トロフィーを掲げるのを待ちきれないよ。あと3回、ワールドシリーズを制覇したいね」とモリーナ。ともに戦ってきたチームメイトは次々にチームを去り、若手選手が中心のチーム構成となりつつあるが、ホームベースの後ろにモリーナが座っている限り、カージナルスは常勝軍団であり続けるはずだ。


     関連ニュース

  • パイレーツの看板選手・マカッチェンがジャイアンツ移籍

    2018.1.16 10:30 Tuesday

     外野手補強を目指していたジャイアンツがようやく補強を実現させた。日本時間1月16日、ジャイアンツはブライアン・レイノルズ、カイル・クリックの2選手とインターナショナル・ボーナスプール50万ドルとのトレードで、パイレーツから2013年ナ・リーグMVPのアンドリュー・マカッチェンを獲得した。

     ジャイアンツがマカッチェンの獲得を検討していたことは昨年11月の時点で報じられていたが、当初はジャンカルロ・スタントン(マーリンズからヤンキースへ移籍)の獲得に失敗した際のバックアップ・プランに過ぎなかった。しかし、スタントンはジャイアンツへの移籍を拒否。ジャイアンツは「プランB」へシフトせざるを得なかった。

     野球部門副社長のブライアン・セイビアンは「我々が打線の強化を目指していたということは隠す必要のない事実である」と語り、「十分な実績を誇る選手を獲得できるチャンスがあるなら、それをモノにしない手はないよ」とマカッチェン獲得を喜んだ。なお、マカッチェンの今季年俸1450万ドルのうち、パイレーツが250万ドルを負担し、ジャイアンツの負担分は1200万ドルとなっている。

     ボビー・エバンスGMは「アンドリュー(・マカッチェン)は素晴らしい選手であり、我々の打線に違いをもたらしてくれるだろう。彼を獲得できて光栄だし、彼がジャイアンツのユニフォームを着るのが楽しみだよ」とマカッチェンの加入を歓迎。ブルース・ボウチー監督も「アンドリューはフィールド上ではダイナミックな選手であり、クラブハウスではリーダーとなってくれるはずだ」と期待を寄せる。

     同じく新加入のエバン・ロンゴリアとともに打線強化の切り札として期待されるマカッチェンに対し、パイレーツが獲得したのは若手2選手。レイノルズは球団別プロスペクト・ランキングでジャイアンツの4位にランクインしていた22歳の外野手であり、昨季はA+級で打率.312、10本塁打、OPS.826をマークした。クリックは同16位の速球派右腕であり、2011年のドラフトで全体49位指名を受けた元トップ・プロスペクト。昨季リリーフに本格転向してからは好成績を残しており、新天地での飛躍が期待されている。


     関連ニュース

  • MLBネットワークが遊撃手・三塁手のトップ10を発表

    2018.1.15 18:30 Monday

     各ポジションの現時点でのトップ10を発表するMLBネットワークの人気企画「Top 10 Right Now!」は今年で8回目を迎えた。5週間にわたって各ポジションのトップ10が発表されていくが、先陣を切って日本時間1月14日に遊撃手と三塁手のトップ10が発表された。

     このランキングは過去2シーズンのパフォーマンスのほか、Statcastのデータや旧来の指標による攻撃面・守備面での成績、そしてMLBネットワークのリサーチ・チームによる分析を総合的に評価して決定される。まずは遊撃手のトップ10を見てみよう。

     

    遊撃手トップ10
    1. カルロス・コレア(アストロズ)
    2. コリー・シーガー(ドジャース)
    3. フランシスコ・リンドーア(インディアンス)
    4. トレイ・ターナー(ナショナルズ)
    5. アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)
    6. ジーン・セグーラ(マリナーズ)
    7. ポール・デヨング(カージナルス)
    8. エルビス・アンドルース(レンジャーズ)
    9. トレバー・ストーリー(ロッキーズ)
    10. ティム・ベッカム(レイズ)

     

     昨季のワールドシリーズ進出チームであるアストロズとドジャースの正遊撃手が1位と2位を独占。コレアとシーガーはともに23歳だが、28歳のシモンズ、29歳のアンドルース、27歳のベッカムを除く7人が25歳以下と、若手選手がズラリと並ぶランキングとなった。トップ10全員が20代であり、年を重ねてから一線級で活躍するのが難しいポジションであるとも言えそうだ。では、続いて三塁手のトップ10を見てみよう。

     

    三塁手トップ10
    1. クリス・ブライアント(カブス)
    2. ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
    3. ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)
    4. ジャスティン・ターナー(ドジャース)
    5. アンソニー・レンドン(ナショナルズ)
    6. エイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ)
    7. ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    8. マニー・マチャド(オリオールズ)
    9. アレックス・ブレグマン(アストロズ)
    10. カイル・シーガー(マリナーズ)

     

     2年連続でブライアントが1位に輝いた。球界を代表するスター選手が数多く名を連ねるポジションであり、アレナード、ドナルドソン、ベルトレイ、マチャドなど、錚々たる面々がランクイン。新たにトップ10入りを果たしたのはアストロズのワールドシリーズ制覇に貢献したブレグマン、メジャー最多の56二塁打を放ったインディアンスのラミレスの2人だけである。なお、残りのポジションのランキング発表予定は以下の通りとなっている(すべて日本時間)。

     

    1月21日(日)右翼手&二塁手
    1月28日(日)左翼手&捕手
    2月4日(日)一塁手&先発投手
    2月11日(日)救援投手&中堅手

  • 30本塁打&30盗塁を目指すカージナルス・ファム

    2018.1.15 17:30 Monday

     昨季ブレイクを果たし、レギュラーに定着しただけでなく、リーグを代表する外野手へ成長を遂げたトミー・ファム(カージナルス)。不動のレギュラーとして開幕を迎えるファムの今季の目標は「150試合に出場して守備力を向上させること」、そして「30本塁打&30盗塁を達成すること」だ。

     昨季のファムはAAA級で開幕を迎え、5月上旬にメジャー昇格。昇格直後の活躍でマイク・マシーニー監督のハートをキャッチすると、そのままレギュラーに定着し、最終的には128試合に出場して打率.306、23本塁打、73打点、25盗塁、OPS.931という素晴らしい成績をマークした。飛躍を遂げたファムだが、慢心することなくすでに今季に目を向けており、今季の目標として「150試合に出場し、スピードの改善により守備力を向上させること」を挙げている。さらに、将来的には球団史上初となる30本塁打&30盗塁の達成を目指しているという。

     昨季128試合で23本塁打&25盗塁をマークし、球団史上6人目となる20本塁打&20盗塁を達成したことを考えると、30本塁打&30盗塁は十分に射程圏内だろう。しかし、ファムは「試合の全ての面で貢献したいんだ。野球というスポーツではあらゆる側面から選手は評価される。打撃ばかりが注目されがちだけど、僕たちは守らないといけないし、走らないといけない。それらをしっかりこなして、それを証明することができれば、本当に特別な選手になれると信じているんだ」と語り、あくまでも走攻守全ての面で貢献することが重要であると強調する。昨季のファムは各種の守備指標でも優秀な数字をマークしており、今季の活躍次第ではメジャーを代表するオールラウンド・プレイヤーとして認知されることになるだろう。

     昨季は主にレフトを守ったが、今季は新加入のマーセル・オズーナがレフトに入り、ファムはセンターに回ることになる。予定されている打順は2番か3番。まさに「攻守の要」としてレギュラー2年目のシーズンを迎えるファムは自身が掲げる目標を達成し、スターダムへとのし上がることができるのか。今季の活躍に注目したい。


     関連ニュース

  • 「防御率0.00の男」・オルソン 好投の秘訣を探る

    2018.1.15 16:30 Monday

     1シーズンで1000人以上の選手がプレイするメジャーリーグでは、ほとんど注目されずに好成績を残した選手も少なからず存在する。インディアンスのリリーフ左腕、マット・オルソンは昨季30試合に登板して20イニングを投げ、防御率0.00をマークした。オルソンの好投の秘訣を探ってみる。

     まずはオルソンの紹介から始めよう。2013年のドラフトでマリナーズから7巡目(全体207位)指名を受けてプロ入りしたオルソンは、2015年にメジャーデビュー。11試合に登板して1勝1敗、防御率5.40をマークした。しかし、同年12月にマリナーズからDFAとなりドジャースへトレードされると、翌2016年1月にはヤンキースへ再トレード。同年6月にヤンキースからDFAとなり、ウエーバーでロイヤルズへ移籍するも、同年7月にロイヤルズから再びDFAとなってウエーバーでインディアンスに加入した。ところが、同年8月にはインディアンスからDFAとなり、40人枠を外れてAAA級へ降格。この年はヤンキースで1試合に登板しただけだった(防御率6.75)。インディアンス傘下のAAA級でプレイを続けていたオルソンは、昨年7月におよそ1年ぶりのメジャー昇格。そこから30試合に登板し、防御率0.00という快挙を成し遂げた。

     過去にメジャーで防御率0.00をマークした投手のうち、オルソンの30試合は最多、20イニングは2番目の数字。投球回については1908年にフィリーズのアール・ムーアが26イニングで防御率0.00をマークしているが、登板試合数は1994年のエリック・ガンダーソン(メッツ)と2008年のマイク・ヒンクリー(ナショナルズ)の14試合が最多であり、オルソンの数字が群を抜いていることがわかる。

     オルソンの好投には、テリー・フランコーナ監督による適切な起用が大きく寄与している。オルソンは30試合のうち18試合で1イニング未満。うち10試合は打者1人と対戦しただけだった。しかも、54.5%は左打者との対戦であり、これは左腕で5番目の数字。フランコーナによる徹底的なワンポイント起用がオルソンの好投を生んだと言っても過言ではないだろう。

     また、カーブを効果的に使えていたことも大きい。オルソンのフォーシームは平均89マイル程度に過ぎず、全投球の40%以上をカーブが占めている。カーブの使用割合はメジャー6位の数字であり、被打率.167としっかり機能していた。また、「バレル」に該当する打球を一度も打たれないなど、強い打球をあまり打たれなかったこともデータからは読み取れる。自身の特徴をしっかり把握し、それを生かすピッチングを心掛けたことが防御率0.00に繋がったと言えそうだ。

     今季のインディアンスは強力ブルペンからブライアン・ショウ(ロッキーズ)ら数名が抜けた。今季も防御率0.00をキープすることはおそらく不可能だが、オルソンが昨季以上に重要な役割を担うことは間違いなさそうだ。


     関連ニュース

  • コール放出がパイレーツに与える影響とは

    2018.1.15 15:30 Monday

     アストロズへゲリット・コールを放出し、ジョー・マスグローブ、コリン・モラン、マイケル・フェリス、ジェイソン・マーティンの4選手を獲得したパイレーツ。エースを放出した今回のトレードはパイレーツにどのような影響を与えるのだろうか。

     まず、コールが抜けた先発ローテーションはジェイムソン・タイオンとイバン・ノバの両右腕を軸として、新加入のマスグローブ、昨季8勝のチャド・クール、同7勝のトレバー・ウィリアムスの5人で形成されるだろう。左腕のスティーブン・ブロールト、AAA級で9勝2敗、防御率1.93をマークしたタイラー・グラスナウらも候補となるが、この両投手はブルペンの一員として開幕を迎える可能性もある。また、トップ・プロスペクトのミッチ・ケラーも早ければ今季中、遅くとも来季の早い段階でメジャーへ昇格してくるはずだ。

     では、ブルペンはどうか。現時点でクローザーのフェリペ・リベロ、セットアッパーのダニエル・ハドソンとジョージ・コントスという勝ちパターンは確立しており、新加入のフェリスが重要な役割を担う可能性は低い。奪三振率13.13をマークしながら防御率5.63と、投げているボールの質に結果が伴っていない感のあるフェリスだが、名投手コーチとして知られるレイ・シアリッジのもとで才能を開花させるかもしれない。

     モランが加入した三塁手事情はどうだろう。昨季に引き続き、今季もデービッド・フリーズが正三塁手を務める予定となっていたが、モランが正三塁手に抜擢される可能性が高い。昨季はAAA級で打率.308、18本塁打、OPS.916をマークし、メジャーでも7試合のみの出場ながら打率.364、1本塁打、OPS1.235と結果を残しており、ブレイク候補の一人となりそうだ。これによりフリーズは一塁と三塁のバックアップに回ることになるが、モランは左打者であり、モランとフリーズによるプラトーンが形成される可能性もある。

     コールのトレードに関しては見返りの物足りなさを指摘する声も挙がっているが、獲得に成功したアストロズだけでなく、獲得を狙っていたと言われるヤンキースもトップ・プロスペクトの放出を拒んだことが報じられている。意中のプロスペクトを手に入れられないなかで、パイレーツはチーム作りに必要な即戦力(かつ保有可能年数の長い選手)を獲得できるアストロズとのトレードを選択したのだろう。今回のトレードが再建期突入への狼煙となるのか。今後は同じくトレードでの放出が噂されるアンドリュー・マカッチェンやジョシュ・ハリソンの動向に注目が集まることになりそうだ。


     関連ニュース

« Previous PageNext Page »