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  • ヤンキースがブーンの監督就任を正式に発表

    2017.12.5 12:26 Tuesday

     2003年にヤンキースをワールドシリーズへ導いた男が再びヤンキースに戻ってくる。ヤンキースは日本時間12月5日、球団33代目監督にアーロン・ブーンが就任したことを正式に発表した。契約期間は3年。2021年の契約は球団が選択権を持つオプションになっているという。

     「ヤンキースの監督としてもう一度ピンストライプのユニフォームに袖を通すなんて、言葉では言い表せないほど光栄だよ」と監督就任の喜びを語ったブーン。「私のことを信頼してくれたスタインブレナー一家とブライアン・キャッシュマンGMに感謝したい。ヤンキースは球団史に残る黄金期に突入しつつあると確信しているし、その一部になれることにワクワクしている。監督としての仕事を始めるのを待ちきれないし、もう仕事はスタートしているんだ」

     ブーンは2003年途中にレッズからヤンキースへ移籍し、同年のリーグ優勝決定シリーズ第7戦でティム・ウェイクフィールド(レッドソックス)からワールドシリーズ進出を決めるサヨナラ本塁打を放った。同年オフ、バスケットボールをして遊んでいる最中に左膝の靱帯を断裂する重傷を負い、契約違反として解雇されてしまったが、ニューヨークではチームをワールドシリーズに導く劇的な一発を放った男として記憶されている。ヤンキースでプレイ経験のある監督は球団史上18人目であり、また、監督やコーチの経験が全くない監督は1946年のビル・ディッキー以来72年ぶりとなった。

     ブーン一家はメジャー屈指の野球一家として知られており、祖父・レイ、父・ボブ、兄・ブレットはいずれも元メジャーリーガー。3世代でメジャーリーガーを輩出したのはブーン一家が史上初である。また、ボブはレッズ(1995~1997年)とロイヤルズ(2001~2003年)で監督を務めた経験があり、親子でメジャーリーグの監督を務めるのはジョージとディックのシスラー親子、ボブとジョエルのスキナー親子に次いで史上3組目となった。

     ヤンキースで28シーズンにわたってベンチコーチなどを務めたロブ・トムソンがフィリーズへ流出した一方、投手コーチのラリー・ロスチャイルドはヤンキース残留が決定。来季のヤンキースは3月に45歳の誕生日を迎える新指揮官のもと、2009年以来9年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指す。


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  • 2017年の「バレル王」はジャッジ 2位はスタントン

    2017.12.5 11:51 Tuesday

     近年、注目を浴びるようになった新指標「バレル」。歴代最多の6105本塁打が飛び交った今季、「バレル」に該当する打球は打率.826、長打率2.889を記録し、その6割以上が本塁打となった。そして、最も多くの「バレル」を記録したのはヤンキースの新人スラッガーだった。

     そもそも「バレル」とは何なのか。簡単に説明すると、「打率.500以上かつ長打率1.500以上を記録する打球の初速と発射角度に該当する打球」である。打球の初速により発射角度の幅は変化するが、大まかな目安としては「初速が時速98マイル以上かつ発射角度が26~30度の打球」ということになる。「バレル」の測定はStatcastが導入された2015年に開始され、昨季は打率.822、長打率2.386を記録。今季はそれをさらに上回った(打率.826、長打率2.889)。

     そして、今季の「バレル王」はアーロン・ジャッジ(ヤンキース)だった。ジャッジは昨季のミゲル・カブレラ(タイガース)の77度を大きく上回る87度の「バレル」を記録(ポストシーズンでも5度)。これは「バレル」の測定が開始されて以降、史上最多の数字となった。ジャッジの全打球のうち、実に4分の1以上が「バレル」となったが、この割合はもちろん両リーグ最高。ポストシーズンを含めた今季の56本塁打のうち、「バレル」でなかったのは1本だけだった。6月には今季最速となる初速121.1マイルの本塁打と、飛距離495フィートの本塁打を記録。「バレル王」に相応しい活躍ぶりだった。

     2位は76度のジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)。故障がちだった2015年は45度、昨季は44度に終わっていたが、自己最多の159試合に出場した今季、一気に数字を伸ばした。スタントンは「バレル」に該当する打球で打率.920、長打率3.213をマーク。その7割近くが本塁打となった。

     3位には67度のクリス・デービス(アスレチックス)、4位には60度のJ.D.マルティネス(ダイヤモンドバックス)とネルソン・クルーズ(マリナーズ)がランクイン(マルティネスはポストシーズンでも1度)。上位の顔ぶれを見てもわかるように、メジャーを代表する強打者は「バレル」を量産している。「バレル」をいかに増やすかが活躍のカギを握っていると言っても過言ではないだろう。

  • 大谷&スタントンの両獲りを目指すジャイアンツ

    2017.12.5 11:21 Tuesday

     今オフの話題を独占している大谷翔平(北海道日本ハム)とジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)。この2人を両獲りする可能性を残すチームが1つだけ存在する。今季、両リーグワーストタイの64勝98敗に終わったサンフランシスコ・ジャイアンツである。

     ジャイアンツは大谷争奪戦の一次審査を突破した7球団に名を連ねており、スタントン獲得の最有力候補と言われる2球団のうちの一つでもある。スタントン獲得レースの対抗馬であるカージナルスは大谷争奪戦から脱落し、スタントンの第一希望と報じられているドジャースは大谷争奪戦の一次審査を突破したものの、ぜいたく税の問題もあってスタントン獲得レースには消極的だ。両獲りの可能性を残すのはジャイアンツだけであると断言しても間違いではないだろう。

     大谷は二刀流を実現するために指名打者制を採用しているア・リーグの球団を希望するのではないかとの見方もあったが、一次審査を突破した7球団のうち、ア・リーグの球団はエンゼルス、マリナーズ、レンジャーズの3つだけ。エンゼルスにはアルバート・プーホルス、マリナーズにはネルソン・クルーズというスター級の指名打者がおり、大谷を指名打者として起用する際には彼らを他のポジションへ移さなければならない。ひょっとすると、大谷は指名打者制という要素をあまり重視していないのかもしれない。となると、ナ・リーグ所属のジャイアンツにも獲得のチャンスは十分にある。

     ジャイアンツがスタントンを欲しがる理由は明白だ。各地で本塁打が乱れ飛んだ今季、ジャイアンツは両リーグ最少の128本塁打に終わった。チーム本塁打王は18本塁打のブランドン・ベルトであり、20本塁打以上の打者は皆無。それどころか、バリー・ボンズが現役ラストイヤーの2007年に28本塁打を放って以降、この数字を超えた打者は現れていないのである(2013年のハンター・ペンスの27本塁打が最多)。ジャイアンツにとってスタントンは、チームの長年の課題である長打力不足を解消するための切り札なのだ。

     2010年からの5シーズンで3度のワールドシリーズ制覇を成し遂げたジャイアンツは、再びワールドシリーズ制覇を狙えるチームを作り上げることを目指している。大谷とスタントンの両獲りにより、大型補強を成功させることはできるのだろうか。


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  • 大谷争奪戦の一次審査突破は7球団 面会一番手はジャイアンツ

    2017.12.5 10:46 Tuesday

     書類選考による一次審査の結果、直接交渉するチームをジャイアンツ、エンゼルス、カブス、ドジャース、マリナーズ、パドレス、レンジャーズの7球団に絞り込んだ大谷翔平。現地の報道によると、7球団の先陣を切ってジャイアンツが大谷と面会の場を設けたようだ。

     NBCスポーツによると、ジャイアンツは日本時間12月5日にロサンゼルスで大谷と面会。ジャイアンツからは球団副社長のブライアン・セイビアンのほか、ボビー・エバンスGM、ブルース・ボウチー監督、球宴捕手であり元ナ・リーグMVPのバスター・ポージーなど豪華な面々が大谷との面会に参加したという。ボウチー監督は大谷の二刀流について、300~400打席程度の出場機会を与えることを考えていると発言。「来年のスケジュールを考慮すると、これまでよりも二刀流はやりやすくなると思うよ。新しいスケジュールを見てごらん。休みが増えているからね」とボウチー監督は二刀流に対して肯定的な姿勢を見せている。

     ジャイアンツはジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)の獲得にも積極的に動いており、今オフの主役2人を両獲りする可能性も出てきた。今季は両リーグワーストタイの64勝98敗に終わるなど、まさに屈辱のシーズン。2010年から2014年までの5年間で3度のワールドシリーズ制覇を成し遂げた栄光を取り戻すためにも、狙った獲物は逃さないという覚悟がうかがえる。

     一次審査を突破した7球団のうち、最も多くのインターナショナル・ボーナスプールを残しているのはレンジャーズ(353万ドル)。ジャイアンツは前年にインターナショナル・ボーナスプールの上限額を超過したペナルティにより、一人の選手に対して最大30万ドルしか提示できないというハンデを背負っている。しかし、レンジャーズ同様に300万ドル以上のインターナショナル・ボーナスプールを残していたヤンキースやツインズが一次審査で脱落したように、大谷が金銭面の条件を重視していないことは明白だ。来季はメジャーを代表する捕手であるポージーとバッテリーを組む大谷の姿が見られるかもしれない。


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  • カムバック賞にムスターカスとホランドが選出

    2017.12.4 18:25 Monday

     日本時間12月2日、メジャーリーグ機構が選出する今季のカムバック賞の受賞者が発表され、ア・リーグはマイク・ムスターカス(ロイヤルズ)、ナ・リーグはグレッグ・ホランド(ロッキーズ)が選出された。なお、両選手とも現在はフリーエージェントとなっている。

     両者とも今季は、故障で長期欠場した昨季からの見事な復活を遂げたシーズンとなった。右膝前十字靭帯断裂により昨季わずか27試合のみの出場に終わったムスターカスは、今季148試合に出場して打率.272、38本塁打、85打点、OPS.835をマーク。球団のシーズン本塁打記録を更新するなどキャリアハイのシーズンを過ごし、ファイナル・ボートで自身2度目のオールスター・ゲーム選出も果たした。ホランドはトミー・ジョン手術のリハビリにより昨季を無所属で過ごし、今年1月下旬にロッキーズと契約。61試合に登板して3勝6敗41セーブ、防御率3.61をマークし、ケンリー・ジャンセン(ドジャース)と並んで最多セーブのタイトルを獲得しただけでなく、開幕から2ヶ月連続で月間最優秀救援投手に選出される活躍で3年ぶりにオールスター・ゲームにも選出された。

     「グラウンドに戻ってきたかったんだ」と語ったのはムスターカス。「カンザスシティや(リハビリ施設のある)フロリダでたくさんのリハビリに取り組み、フルシーズン活躍できるように準備してきたんだ。復活を手助けしてくれた人々には感謝しきれないよ。僕はただ、もう一度チームメイトと一緒に野球をしたかった。彼らのおかげでそれを実現できたんだ」とリハビリをサポートしてくれた球団トレーナーらへの感謝を口にした。

     メジャーリーグ機構が選出するカムバック賞は各球団から1人ずつ、計30人の候補者が選出され、そこからMLB.comの番記者30人によって最終的な受賞者が決定される。昨季はリック・ポーセロ(レッドソックス)とアンソニー・レンドン(ナショナルズ)が選出されたが、ムスターカスとホランドはいずれも球団史上初のカムバック賞受賞者となった。


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  • パドレスがプレラーGMと3年間の契約延長

    2017.12.4 17:52 Monday

     日本時間12月4日、パドレスはA.J.プレラーGMとの契約を3年間延長したことを発表した。これによりプレラーは少なくとも2022年までパドレスのGMを務めることになる。チーム再建に取り組み、マイナー組織の立て直しに成功したことなどが評価された格好だ。

     オーナーのロン・ファウラーは「A.J.(プレラー)は精力的な働き者であり、球界において最も明晰な頭脳の持ち主の一人である。我々は彼が球団を正しい方向へ導くのに適切な人物であるということに何の疑いも持っていない。ここ数年間でA.J.と彼のスタッフはマイナー組織を球界でも有数のものに作り替えてくれた。今後、有望株たちの才能が次々に開花していくだろう。我々はサンディエゴにワールドシリーズ制覇をもたらすという共通の目標に向かって取り組んでいくよ」とプレラーへの信頼を口にした。

     「これは私自身だけでなく、球団全体、チーム全体にとって大きなことだよ。我々の向かっている方向が正しいということをオーナーが認めてくれたということだからね」とプレラー。8月にはアンディ・グリーン監督の契約が2021年まで延長されており、ウィル・マイヤーズ、マニュエル・マーゴ、ハンター・レンフロー、オースティン・ヘッジスといった主力選手を筆頭に、大半の選手が2022年まで球団の保有下にある。グリーンとプレラーのコンビはマイヤーズ、マーゴといった顔ぶれを中心として、ワールドシリーズ制覇を狙えるチーム作りを進めていくことになるだろう。

     プレラーは2014年オフにマイヤーズのほか、マット・ケンプ(現ブレーブス)、ジャスティン・アップトン(現エンゼルス)、クレイグ・キンブレル(現レッドソックス)などを獲得する大型補強に打って出た。しかし、これが大失敗。するとプレラーはすぐに再建モードへと舵を切り、これらの選手との交換で若手有望株を獲得した。それが現在の充実したマイナー組織に繋がっているのである。充実したマイナー組織を抱えるパドレスの未来は間違いなく明るい。プレラー率いるパドレスの数年後が楽しみだ。


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  • ブルージェイズが元球宴遊撃手・ディアスを獲得

    2017.12.4 16:36 Monday

     二遊間のバックアップを務めることのできる内野手を探していたブルージェイズが、若手外野手のJ.B.ウッドマンとの交換でカージナルスからアレドミス・ディアスを獲得するトレードを成立させた。ディアスはデビューイヤーの昨季、オールスター・ゲームに選出されている元球宴遊撃手である。

     ディアスはメジャーデビューを果たした昨季、111試合に出場して打率.300、17本塁打、65打点、OPS.879の好成績をマーク。同僚のマット・カーペンターの代替選手としてオールスター・ゲームに選出され、新人王投票では5位にランクインした。しかし、今季は攻守ともに精彩を欠き、6月下旬にマイナー降格。シーズン終盤になってメジャー再昇格を果たしたものの、今季は79試合で打率.259、7本塁打、20打点、OPS.682に終わった。正遊撃手の座を新人のポール・デヨングに奪われ、三塁や左翼を守ることもあった。

     ブルージェイズは二塁のデボン・トラビスと遊撃のトロイ・トゥロウィツキーが故障がちなこともあり、彼らのバックアップ要員となり得る内野手を探していた。「我々の最優先課題は内野手の層を厚くすることだ。必要なときに出場するだけでなく、内野の複数ポジションを守りながら常時出場するような選手が得られればベターだね」とロス・アトキンスGMは語っていたが、その条件にピタリと当てはまるのがディアスだった。

     元球宴遊撃手のディアスとはいえ、レギュラーの座は確約されていない。しかし、トラビスとトゥロウィツキーがともに故障なくシーズンを過ごすとは考えにくく、三塁や外野で出場する可能性があることも考慮すれば、ディアスにはレギュラー級の出場機会が与えられる可能性もあるだろう。「できれば毎日試合に出たい。だから二塁や三塁の練習もしたんだ」と語るディアス。2022年まで保有可能な点もブルージェイズにとっては大きな魅力となる。

     一方、カージナルスへ移籍するウッドマンは22歳の外野手。2016年のドラフトでブルージェイズから2巡目(全体57位)指名を受けて入団し、今季はA級で96試合に出場して打率.240、7本塁打、45打点、OPS.699をマークした。414打席で157三振を喫したようにまだ粗削りな素材であり、メジャー昇格までにはしばらく時間が掛かりそうだ。


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  • トレード候補のイグレシアス レッズ残留を希望

    2017.12.4 15:21 Monday

     メジャー3年目の今季、クローザーとして28セーブ、防御率2.49の好成績をマークしたライセル・イグレシアス(レッズ)。チームが再建中ということもあり、今オフはトレードの噂が絶えないが、イグレシアス自身はレッズでプレイし続けることを希望しているようだ。

     「トレードの噂については全く気にしていないよ」とイグレシアスは語る。「俺はオフシーズンの間に自分がやるべきことをやるだけさ。もしチームが俺をトレードすることを決めたなら、チームから連絡が来るだろう。今、俺がやるべきことは来季に向けてできるだけパワーアップして、万全の状態で来季を迎えることだよ」

     昨季終盤にクローザーとしての適性を見出されたイグレシアスは、クローザーとして今季の開幕を迎えた。今季は63試合すべてにリリーフで登板し、3勝3敗28セーブ、防御率2.49をマーク。終盤に疲れが見えたものの、6月上旬まで防御率0点台、9月中旬まで防御率1点台をキープし、クローザーとしての役割を全うした。2イニング以上を投げて記録したセーブが8度もあり、これはメジャー最多の数字。1イニングを超えるセーブも12度あり、これはケンリー・ジャンセン(ドジャース)と並んでメジャー最多タイの数字である。これらの数字が示すように、イグレシアスの貢献度の大きさは計り知れない。

     また、イグレシアスはレッズに入団する際に総額2700万ドルの7年契約を結んでいるが、年俸調停権を得た時点でこれを破棄し、年俸調停に移行する権利を有している。しかし、イグレシアスはこの権利を行使する素振りすら見せない。「このことについて代理人と話をしたけど、来季に向けての準備に集中することに決めたんだ」とイグレシアスは語る。レッズとの契約はあと3年残っており、2018年の年俸は450万ドル、2019年と2020年は500万ドル。非常にリーズナブルな契約であることも他球団からの関心を集める要因の一つとなっているが、イグレシアス自身はレッズ残留を希望している。「シンシナティでとても快適に過ごしているよ。第二の故郷のようなものだね。残りのキャリアをシンシナティで過ごすことができるといいな」

     来季はシンシナティを愛するイグレシアスのさらなる活躍に期待したい。


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  • レッズのNo.1有望株・センゼル 複数ポジションに挑戦

    2017.12.4 14:39 Monday

     レッズが誇るトップ・プロスペクト、ニック・センゼルがスプリング・トレーニングの開始を待たずして早くも来季に向けての準備を始めている。出場機会を得るために本職の三塁のほか、二塁や遊撃、そして外野の両コーナーにもチャレンジする方針だ。

     2016年のドラフトで全体2位指名を受けたセンゼルはMLB公式サイトの球団別プロスペクト・ランキングでレッズの1位にランクインし、全体のランキングでも8位に名を連ねている。今季はA+級で開幕を迎え、62試合に出場したあとAA級へ昇格。AA級では57試合に出場して打率.340、10本塁打、OPS.973の好成績をマークした。早ければ来季中にもメジャーデビューを果たすものと見られるが、センゼルはメジャー昇格に備えて守れるポジションを増やすことに取り組んでいる。

     現在、レッズの三塁にはエウヘニオ・スアレスがおり、球団はスアレスのパフォーマンスに満足している。二塁にはスクーター・ジェネット、遊撃にはホゼ・ペラザ、左翼にはアダム・デュバル、右翼にはスコット・シェブラーがレギュラーとして起用される見込みだが、センゼルは守れるポジションを増やすことにより出場機会を増加させることを狙っている。二塁と遊撃は高校時代や大学時代に守った経験があるそうだが、外野にチャレンジするのは今回が初めてだという。

     「チャンスを得られるのは素晴らしいことだよ。外野の両コーナーは守ったことがないけど、チャンスを得られるのであれば挑戦するだけさ。精一杯頑張るよ」とセンゼル。ブライアン・プライス監督は「各ポジションに優れた選手がいて、どの選手を起用すべきか迷うのは素晴らしいことだよ」と戦力の充実に手応えを感じている。「もっと彼(=センゼル)のことをよく知って、どこのポジションが最もフィットするかを見極めないといけない」としつつも、殿堂入り遊撃手のバリー・ラーキンと比較し、「メジャーで遊撃手を務めることができる選手だと思う」と高い評価を与えている。

     来季はAAA級で開幕を迎えることが予想されているセンゼル。しかし、守れるポジションが増え、スプリング・トレーニングでアピールに成功すれば、開幕ロースターに名を連ねる可能性もゼロではないかもしれない。


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  • メジャー復帰を目指すマイコラスに10球団以上が興味?

    2017.12.4 12:18 Monday

     日本プロ野球の巨人で3シーズンを過ごしたマイルズ・マイコラスが来季のメジャーリーグ復帰を目指している。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、日本で好成績を残した29歳の右腕には少なくとも10球団からのオファーが届いているようだ。

     マイコラスは2012年にパドレスでメジャーデビューを果たし、この年は25試合すべてにリリーフで登板して防御率3.62をマーク。翌2013年は2試合のみの登板に終わり、同年オフにアレックス・ディッカーソンとのトレードでジェフ・デッカーとともにパイレーツへ移籍した。しかし、その1ヶ月後にクリス・マギネスとのトレードでレンジャーズへ移籍。2014年はレンジャーズで10試合に先発し、2勝5敗、防御率6.44という成績を残した。

     2015年に巨人へ加入したマイコラスは、いきなり13勝3敗、防御率1.92の好成績をマーク。3年目の今季も14勝8敗、防御率2.25という素晴らしい成績を残し、3年間の通算成績は62試合に登板して31勝13敗、防御率2.18という極めて優れたものとなっている。マイコラスはメジャー復帰の意思を示しており、古巣のレンジャーズなどが獲得に動いていることが報じられている。

     少なくとも10球団が興味を示していることを考えると、マイコラスがメジャー契約を手にする可能性は非常に高い。メジャー1年目はリリーバーとしてまずまずの成績を残したマイコラスだが、日本球界で過ごした3年間を経てスターターとして成長を遂げたマイコラスが先発ローテーションの座を手中に収める可能性は十分にある。また、マイコラス獲得を狙う各球団はマイコラスのことを先発ローテーション候補と見なしているはずだ。

     広島で2年間プレイし、メジャー復帰後の6シーズンで4度の2ケタ勝利を含む計65勝を挙げたコルビー・ルイスの例もある。大物先発投手に手を出す余裕のない球団にとって、マイコラスはお買い得な獲得候補となるかもしれない。


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  • カージナルスがロンゴリア獲得に興味か

    2017.12.4 12:00 Monday

     アレックス・コロメイ(レイズ)の獲得に向けてトレード交渉を行っているカージナルスだが、この2球団間のトレードに大物三塁手が含まれる可能性が出てきた。その大物三塁手とはもちろん、レイズ史上最高のスター選手であるエバン・ロンゴリアだ。

     強打者とクローザーの補強が今オフの課題となっているカージナルス。強打者の部門ではジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)の獲得を目指しており、クローザーの部門ではコロメイの獲得を狙っている。しかし、カージナルスがスタントン獲得に失敗した場合、打線の補強と三塁のグレードアップを両立できるロンゴリアをコロメイとともに獲得する大型トレードに動く可能性が浮上している。

     シーズン終了後に32歳の誕生日を迎えたロンゴリアは今季、156試合に出場して打率.261、20本塁打、86打点、OPS.737をマーク。OPSは.724に終わった2014年に次いでキャリアで2番目に低い数字であり、決して満足のいくシーズンではなかったが、10年のキャリアで9度目となる20本塁打、8度目となる80打点はなんとかクリアした。三塁の守備では昨季キャリアワーストの-9まで悪化した守備防御点が今季は+11へと回復。かつての好守を取り戻した感がある。

     カージナルスは来季、三塁にマット・カーペンターないしジェッド・ジョーコを起用する見込みだが、ロンゴリアを獲得するのであればこの2人のいずれかがトレード要員に含まれる可能性が高い。また、人員余剰気味の外野からランドール・グリチックないしスティーブン・ピスコッティあたりもトレード要員となるだろう。

     2年連続でポストシーズン進出を逃し、「打倒・カブス」を目標にポストシーズン返り咲きを目指して積極的に動いている今オフのカージナルス。現時点ではスタントン獲得が最優先事項となっているが、その裏ではスタントン獲得に失敗した場合の「プランB」もしっかり準備しているようだ。カージナルスは最終的にどのような動きに出るのか。今後の動向に注目だ。


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  • スタントンのトレードは本人の決断待ち

    2017.12.4 11:21 Monday

     ジャンカルロ・スタントンのトレードについて、マーリンズはジャイアンツ、カージナルスと基本的な枠組みで合意に達したようだ。あとはスタントンがトレード拒否権を破棄して移籍を受け入れる決断をするだけ。スタントンはどのような決断を下すのだろうか。

     日本時間12月4日、複数のソースがマーリンズとジャイアンツ、カージナルスの間でトレードの基本的な枠組みが合意に達したことを報じた。この2球団はいずれもオフシーズン当初からスタントン獲得に積極的な姿勢を貫いてきた。スタントンの代理人と両球団が面会した際にスタントンも同席し、それぞれの編成担当者から熱意を直接伝えられたと見られている。スタントンの第一希望はドジャースであることがすでに報じられているが、今回の面会を経て、スタントンの心境に変化が生まれた可能性もある。

     ジャイアンツが提示しているトレード要員には球団2位のプロスペクトであるクリス・ショウ(外野手兼一塁手)、同3位のタイラー・ビーディ(右投手)、同4位のヘリオット・ラモス(外野手)が含まれていると見られている。また、正二塁手のジョー・パニックが含まれる可能性もあるようだ。

     一方、カージナルスはマーリンズが欲している有望な若手投手を多数抱えており、球団3位のプロスペクトであるジャック・フラハティ(右投手)や同9位のサンディ・アルカンタラ(右投手)を中心としたトレード要員を提示していると見られている。また、スタントンの残り契約に関してジャイアンツを上回る金額を負担する意思を示したとの報道もあり、打線の核を必要とするカージナルスの本気度がうかがえる。

     ドジャースも引き続きマーリンズと連絡を取り合っているようだが、ぜいたく税の問題もあり、トレード交渉に大きな進展はない模様。マーリンズがスタントンの残り契約の大部分を負担することを移籍先の球団に求めている以上、ドジャースへの移籍は実現しない可能性が高い。残り10年2億9500万ドルという契約を残すスタントンだが、2020年オフにオプトアウトできる権利を有している。ジャイアンツまたはカージナルスで3シーズンを過ごし、2020年オフにフリーエージェントとなってドジャースと契約するというプランも選択肢の一つとなるかもしれない。


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  • 大谷争奪戦からヤンキースなどが脱落 マリナーズが最有力?

    2017.12.4 10:38 Monday

     大谷翔平(北海道日本ハム)の獲得に向けて、大谷側が要求した質問書を提出した各球団。その「書類審査」の結果が各球団へ伝えられ、マリナーズやジャイアンツが次のステップに進んだ一方、ヤンキース、ツインズ、レッドソックスなどが争奪戦から脱落したようだ。

     日本時間12月4日、「書類審査」の結果が次々と明らかになった。大谷獲得に積極的な姿勢を見せていたヤンキースやツインズのほか、ブルージェイズ、ダイヤモンドバックス、アスレチックス、メッツ、ブリュワーズ、パイレーツ、レッドソックスと少なくとも9球団が「書類審査」を通過できなかったことが判明。この9球団以外に、そもそも大谷獲得に積極的でなかった球団もあり、「書類審査」の段階で大谷の移籍先はかなり絞られたと言える。

     ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは「落胆しているよ」とコメント。大谷側はヤンキースに対して、ヤンキースが提出した書類は素晴らしいものだったが、西海岸の球団でないこと、大都市の球団であることなどが大谷の希望に合致しなかったことを伝えたようだ。大谷の希望は「西海岸の球団であること」と「大都市の球団でないこと」を満たす球団であることが確実となった。

     また、300万ドル以上のインターナショナル・ボーナスプールを残すヤンキースとツインズが争奪戦から脱落したことにより、大谷のなかで契約金など金銭面の条件は優先順位が低いことが改めて強調される形となっている。金銭面の条件よりも、自らが望む環境でプレイすることを最優先に考えているということだろう。

     現時点で大谷獲得の有力候補と見られているのはマリナーズとジャイアンツ。ともに西海岸に本拠地を置く球団である。特にマリナーズは今後の契約交渉に現役の主力選手や球団を代表するOB選手を出席させることを示唆するなど、極めて積極的な姿勢を示しており、大谷獲得の最有力候補に挙げる声も多い。パドレスやドジャースなども「書類審査」を通過したと見られており、日本時間12月23日の契約交渉期限まで激しい争奪戦が継続されることになりそうだ。


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  • ロッキーズが抑えのデービス&ブリットンに興味

    2017.12.3 21:09 Sunday

     8年ぶりにポストシーズン進出を果たしたロッキーズでは今オフ、抑えとして活躍したグレッグ・ホランドがFAになったことで新たな守護神候補を探している。今オフの獲得候補として名前が挙がっているのがウェイド・デービス(カブス)とザック・ブリットン(オリオールズ)の2人だ。

     カブス移籍1年目となったデービスは新たな抑えとした活躍し、59試合に出場して4勝2敗32セーブ 防御率2.30の成績を残した。ナショナルズとのナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)第5戦ではキャリア初となる7アウトクロージングを経験したが、ポストシーズンでは5試合で4セーブも防御率4.26と安定感を欠いた。不完全燃焼のシーズンに終わったが、通算79セーブの実績はクローザー不足の球団にとって魅力的な選手の1人だ。

     一方のブリットンは開幕当初は登板していたものの、4月中旬と5月初旬に2度の故障者リスト(DL)入りをして本来の投球ができずに苦しむ時期もあった。7月に復帰を果たすと日本時間7月24日のアストロズ戦で55連続セーブ成功のア・リーグ記録を樹立した。しかし、その1ヶ月後のアスレチックス戦では3被安打 2失点と打たれこの連続セーブ記録は「60」でストップした。最終的には38試合に登板して2勝1敗15セーブ 防御率2.89の成績だった。記録が途切れたとはいえ、ブリットンの実力を評価する球団は多い。オリオールズは彼をトレード候補に挙げているという。

     FOXスポーツのジョン・モロシ記者によると「ロッキーズは抑えに空きがあるためデービスとブリットンに興味を持っている」とのこと。チームのジェフ・ブリディッジGMも「抑えの補強はキーポイントになる」と話していたことからホランドに続く実績がある投手をロッキーズは探している。果たしてデービスとブリットンのどちらを狙うのだろうか。もし、獲得に成功できればチームにとって心強い味方になる。今後の動向に注目だ。


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  • ホワイトソックスがW.カスティーヨを獲得

    2017.12.2 09:20 Saturday

     12月に突入し、FA市場も活気づいている。選手としては1日でも早く来季の契約を済ませたいところだろう。日本時間12月2日、ホワイトソックスがオリオールズからFAとなっていたウェリントン・カスティーヨと2年契約を結んだ。

     今季、ダイヤモンドバックスから入団したカスティーヨはこれまで正捕手を務めていたマット・ウィータースの後釜として期待された。開幕前にはドミニカ共和国代表の一員としてWorld Baseball Classicにも出場し、打てる捕手としてチームをけん引した。その後、シーズンが始まると5月には右肩など2度の故障でマイナー落ちを経験するも6月から復帰。後半戦は打率.313 12本塁打 28打点と活躍し、本来の打撃を取り戻した。最終成績は96試合で打率.282 20本塁打 53打点でシーズン終了後はFAとなり新天地を探していた。

     今回、カスティーヨは2年1500万ドル、3年目は800万ドルの球団オプション付きで契約。ホワイトソックスのリック・ハーンGMは「カスティーヨの獲得はチームを短期、長期の両方の観点でみても大きな力になる。彼は近年、活躍している捕手の1人であり若い投手はもちろん、捕手にも大きな影響を与えることだろう」と新戦力に大きな期待をしている。

     既にカスティーヨ本人も自身の役割を自覚しており「ホワイトソックスは若い選手が多い。彼らと共にプレーするのが楽しみだよ。ぜひ彼らの力になりたいね」と話す。特に今季、チームの正捕手争いは25歳のオマー・ナルバエスと29歳のケバン・スミスの2人で繰り広げられ、ナルバエズは90試合で2本塁打、一方のスミスは87試合で4本塁打だった。この2人に長打力が加われば来季の打線は強力になるだろう。カスティーヨは捕手としてのリードだけではなく、自慢の打撃も伝授していく。


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  • 本職以外のポジションを守った選手によるオールスター・チーム

    2017.12.1 18:44 Friday

     162試合という長い戦いのなかでは試合展開やアクシデントなどにより、本来のポジションではない守備位置に就く選手もいる。MLB公式サイトの「Cut4」ではそうした「本職以外のポジションを守った選手」によるオールスター・チームを紹介している。

     投手はスクーター・ジェネット(レッズ)。1試合4本塁打を記録するなど今季ブレイクを遂げたジェネットは8月14日のカブス戦で敗戦処理として登板し、1イニングを投げた。サイドハンドからの投球で敗戦処理としての役割を果たし、「1試合4本塁打&投手として登板」を同一シーズンに経験した史上初の選手となった。

     捕手はアンドリュー・ロマイン(タイガース)。ポストシーズン争いが決着し、消化試合となった9月30日のツインズ戦でメジャー17年ぶりとなる「1試合9ポジション出場」を達成した。なお、ロマインは弟・オースティン(ヤンキース)から譲り受けたキャッチャーミットでキャリア初の捕手としての出場を乗り切った。

     一塁はブライアン・ミッチェル(ヤンキース)。4月30日のオリオールズ戦でミッチェルは9回表に登板し、1イニングを無失点に抑えた。するとヤンキースは9回裏に2点を奪って同点に追い付き、試合は延長戦へ。ジョー・ジラルディ監督は10回表にアロルディス・チャップマンを投入したが、延長戦が続く可能性を考慮してミッチェルに一塁を守らせる決断をした。ミッチェルは11回表に再びマウンドに上がったが、二死一、二塁から連続タイムリーを浴びて3失点。敗戦投手となった。

     二塁はチェイス・ヘッドリー(ヤンキース)。7月22日のマリナーズ戦、9回表に追い付いたヤンキースは内野手が足りなくなり、一塁に捕手のオースティン・ロマインを置き、遊撃には二塁からロナルド・トレイエスを回し、空いた二塁にヘッドリーを入れた。ヘッドリーはメジャー通算1350試合目にして初めての二塁手としての出場だった。

     三塁はトラビス・ダーノウ(メッツ)。内野手に故障者が続出し、メッツは8月16日のヤンキース戦で捕手のダーノウを内野手として起用せざるを得なかった。相手打者の左右に応じてアズドゥルバル・カブレラと守備位置を入れ替えたため、ダーノウの守備位置は公式記録には「3B-2B-3B-2B-3B-2B-3B-2B-3B-2B-3B-2B-3B-2B-3B-2B-3B-2B-3B」と記録されている。

     遊撃はジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)。トロイ・トゥロウィツキーの故障離脱により、ジョン・ギボンズ監督は好守の三塁手であるドナルドソンを遊撃で起用することを決断した。8月中旬から後半にかけてスタメンで2試合、試合途中から2試合、遊撃を守り、合計18イニング、6度の守備機会を無失策で終えている。

     左翼はホゼ・レイエス(メッツ)、中堅はフレディ・ギャルビス(フィリーズ)、右翼はハビアー・バイエズ(カブス)と外野3ポジションにはいずれも遊撃手(ないし二塁手)が名を連ねた。レイエスはアメッド・ロサリオ、ギャルビスはJ.P.クロフォードというトップ・プロスペクトにポジションを明け渡すために外野へ回った形。バイエズは外野手が足りなくなり、ジョー・マドン監督の依頼を受けて右翼の守備に就いた。

     今回はオールスター・チームということで9人を紹介するにとどまったが、他にも意外なポジションの守備に就いた選手はたくさんいる。守備のスタッツを眺めながら、そのような選手を探してみるのも面白いかもしれない。

  • 明日に迫るノンテンダー期限 近年の事例を振り返る

    2017.12.1 17:33 Friday

     年俸調停権を有している選手へ契約をテンダー(提示)する期限が日本時間12月2日に迫っている。2002年オフにデービッド・オルティスがツインズから契約をテンダーされず、レッドソックスと契約した例は有名だが、ここでは近年の事例を振り返ってみたい。

     メジャーを代表する捕手として活躍しているラッセル・マーティン(ブルージェイズ)は2010年オフにドジャースとの契約交渉が決裂し、ノンテンダーFAとなった。その後、ヤンキースで2年、パイレーツで2年、ブルージェイズで3年プレイし、所属したチームは2011年から2016年まで6年連続でポストシーズンに進出。パンチ力と選球眼を兼ね備えた打撃と優秀なフレーミング技術を誇る守備の両面でチームに大きく貢献し、メジャーを代表する捕手としての地位を不動のものとしている。

     メジャーを代表するスラッガーとして活躍するエドウィン・エンカーナシオン(インディアンス)もノンテンダーを経験した選手の一人である。21本塁打を放った2010年オフにブルージェイズからDFAとなり、ウエーバーでアスレチックスへ移籍。しかし、アスレチックスはエンカーナシオンに対して契約をテンダーせず、エンカーナシオンはブルージェイズと再契約を結んだ。すると、エンカーナシオンは2012年に42本塁打、110打点と大ブレイク。2012年から今季まで6年連続で34本塁打以上を放ち、同期間に100打点以上も5回記録している。

     ドジャースで主軸打者として活躍しているジャスティン・ターナーも2013年オフにノンテンダーを経験した。メッツで控え内野手として3年間プレイしたターナーだが、メッツは年俸の上昇を嫌って契約をテンダーせず。ターナーは翌2014年2月にマイナー契約でドジャースに加入した。すると、移籍1年目に規定打席不足ながら打率.340をマークする活躍を見せ、そのまま正三塁手に定着。直近2年はいずれもMVP投票で10位以内にランクインするなど、リーグを代表する好選手へと成長を遂げた。

     これらの事例が示すように、元所属球団から契約提示を拒否されたノンテンダーFAのなかにスター級の才能が眠っていることは多々ある。今オフ、ノンテンダーから新たなドラマが生まれるかもしれない。

  • 成長を遂げたトゥイバイララ 来季はブルペンのキーマンか

    2017.12.1 16:22 Friday

     今オフのカージナルスは中軸を任せることのできる強打者(現在のターゲットはマーリンズのジャンカルロ・スタントン)のほか、試合終盤を任せることのできるリリーバーの獲得を目指している。しかし、ひょっとすると来季のクローザーは現有戦力から誕生するかもしれない。

     サム・トゥイバイララはカリフォルニア州出身の25歳。マイナー・オプションがなくなった状態で来季を迎えるため、来季トゥイバイララを25人枠から外してマイナーへ降格させる際にはウエーバーを経由させる必要がある。ウエーバーにかけると他球団へ流出してしまう可能性があるが、カージナルスがトゥイバイララをウエーバーにかける可能性は極めて低い。なぜなら、この25歳右腕は今季急成長を遂げ、37試合に登板して防御率2.55という好成績を残したからだ。

     昨季までのトゥイバイララは速球の威力こそあるものの、それ以外の球種を有効に使えず、制球力にも不安を抱えていたため、メジャーとAAA級を往復する日々が続いていた。しかし、今季は制球が安定し、カーブを有効に使えるようになり、ピッチングの安定感が急激に増した。「一年前と比べるとはるかに成長しているよ。速球に少し動きが加わっているし、変化球も安定しつつある。順調に成長しているね」とマイク・マシーニー監督も若き救援右腕の成長に目を細める。

     カージナルスは今季終盤、トゥイバイララをより重要度の高い場面でテストした。最終8登板で打たれたヒットは5本、許した得点は1点だけであり、与えた四球はゼロ。期待以上のピッチングを見せたと言っていいだろう。「どの球種でもストライクを取れるようになったということを証明できたと思う。今季は打者を攻めることができたし、四球を減らすこともできた。四球を減らすことができたのは大きな進歩だよ。いつまでも簡単に歩かせるわけにはいかないからね」とトゥイバイララ自身も手応えを感じている。

     2015年にAAA級で17セーブ、防御率1.60、今季もAAA級で6セーブ、防御率1.27をマークしており、クローザーの適性はある。さらなる成長を遂げれば、メジャーの舞台でもクローザーとして十分に活躍できるはずだ。2018年シーズンのカージナルスは、トゥイバイララがブルペンのキーマンとなるかもしれない。


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  • 有望株・ロサリオが師匠・レイエスのメッツ復帰を希望

    2017.12.1 15:41 Friday

     メッツの有望株、アメッド・ロサリオ以上にホゼ・レイエスのメッツ復帰を望んでいる人間はいないだろう。ロサリオは今季、スプリング・トレーニングとメジャーに昇格した8月以降の大半をレイエスとともに過ごした。そして現在、フリーエージェントとなった「師匠」のメッツ復帰を誰よりも望んでいる。

     「もちろん、彼(=レイエス)がいてくれるなら大きなことだよ。僕にとってだけではなく、チーム全体にとって大きいと思う。彼はたくさんのエネルギーをもたらしてくれる男だからね」とロサリオはレイエスについて語る。ドミニカ共和国出身のロサリオは、レイエスに憧れて成長してきた。彼ら2人が初めて顔を合わせたのは、昨季レイエスが出場停止処分からの戦列復帰に向けてAA級で調整を進めていたときだ。今年のスプリング・トレーニングでも長い時間を共有し、ロサリオのメジャー昇格以降も多くの時間をともに過ごした。

     しかし、来季のメッツは球団有数の有望株であるロサリオを正遊撃手として起用する方針だ。アズドゥルバル・カブレラやマット・レイノルズなど、ほかにも遊撃を守ることのできる内野手はおり、必ずしもレイエスを呼び戻す必要はない。ただし、レイエスはメッツでキャリアを終えたいという希望を持っており、メッツが契約してくれるのであれば年俸の引き下げに応じる可能性は高い。レイエスは遊撃のほかに二塁や三塁を守ることができ、今季は外野守備にも挑戦。15本塁打、24盗塁を記録するなどパンチ力とスピードにも顕著な衰えは見られず、ユーティリティ・プレイヤーとして呼び戻すことを検討する価値はあるだろう。

     一方、ロサリオもレイエスのことばかりを気にしている場合ではない。今季メジャーでは46試合に出場して打率.248、4本塁打、7盗塁、OPS.665をマークしたが、170打席で選んだ四球は3つだけ。「調整が必要だ。おそらくこれがメジャーに昇格した際に最も大変なことなんだろうね」とロサリオも自身の課題を把握しており、来季の活躍に向けて重要なオフシーズンを過ごすことになりそうだ。


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      10月10日 2017年メッツ名場面集

  • レッドソックス ユーキリスら5人の球団殿堂入りが決定

    2017.12.1 14:53 Friday

     日本時間12月1日、レッドソックスはデレク・ロウ、ケビン・ユーキリス、マイク・ローウェル、バック・フリーマン、アル・グリーンの5名が球団殿堂入りを果たしたことを発表した。ロウは2004年、ユーキリスとローウェルは2007年のワールドシリーズ制覇時に主力選手として活躍した。

     「とても光栄だし、とても恐縮だし、ちょっと驚いているよ」と語ったのはユーキリス。チームが「バンビーノの呪い」を解き、86年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げた2004年にメジャーデビューを果たし、2007年は打率.288、16本塁打、83打点、OPS.843をマークしたようにすでに主力選手へと成長していた。2008年からは3年連続で打率.300、OPS.950をクリアするなど打線の軸として活躍。レッドソックスでプレイした9シーズンで打率.287、133本塁打、564打点、OPS.875をマークした。ユーキリスは「まだ信じられないよ」と驚きを隠せない様子ながらも、球団殿堂入りの喜びを噛み締めていた。

     シンカーを武器に活躍したロウは、1997年7月末にヒースクリフ・スローカムとのトレードでジェイソン・バリテックとともにレッドソックスへやってきた。将来の主力投手と正捕手を同時に獲得したこのトレードは、球団史上最高のトレードの一つに数えられている。リリーバーとして頭角を現し、2000年には42セーブで最多セーブのタイトルを獲得したが、2002年に先発転向。いきなり21勝を挙げ、ドジャースを経てブレーブスでプレイした2010年まで9年連続で2ケタ勝利を記録。2002年4月には本拠地フェンウェイ・パークでノーヒッターを達成した。レッドソックスで過ごした8シーズンの通算成績は384試合(うち111先発)で70勝55敗85セーブ、防御率3.72となっている。

     強打の三塁手として活躍したローウェルは、2005年オフにハンリー・ラミレスらとの3対4のトレードでジョシュ・ベケットらとともにレッドソックスに加入。これを機にユーキリスは三塁から一塁へ本格コンバートされることになった。レッドソックス2年目の2007年は打率.324、21本塁打、120打点、OPS.879という素晴らしい成績を残し、ワールドシリーズではMVPを受賞。地区シリーズやリーグ優勝決定シリーズでも好成績を残しており、間違いなく世界一の立役者の一人だった。レッドソックスでプレイした5シーズンで打率.290、80本塁打、374打点、OPS.814をマークしている。

     フリーマンは1890年代末から1900年代にかけて活躍した好打の外野手。1903年に本塁打王、1902年と1903年に打点王に輝くなど、レッドソックスでプレイした7シーズンで打率.286、48本塁打、504打点、OPS.781をマークした。グリーンは主にフェンウェイ・パークのインフォメーション・ブースで44年間にわたって活躍した球団職員であり、元選手以外では今回唯一の選出となった。


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