English Español 韓国語
  • ブルージェイズが元阪神・ドリスと正式契約 1年100万ドル

    2020.2.9 12:45 Sunday

     日本時間2月9日、ブルージェイズは契約合意が報じられていたラファエル・ドリスと正式に1年契約を結んだことを発表した。ドリスの今季の年俸は100万ドルで、来季の契約は年俸150万ドルの球団オプションとなり、出来高も設定されているようだ。ドリスが最後にメジャーでプレイしたのはカブス時代の2013年であり、日本プロ野球の阪神タイガースで過ごした4シーズンを経て、7年ぶりのメジャー復帰となる。

     ドミニカ共和国出身のドリスは現在32歳で、メジャーでは2011年から3年間カブスでプレイし、合計40試合に登板して2勝4敗、4セーブ、3ホールド、防御率5.48、奪三振率5.08、与四球率5.28を記録。2014年と2015年はマイナーで過ごし、2016年1月に阪神に加入した。

     阪神では入団1年目の2016年に34試合で防御率2.12をマークし、翌2017年には63試合で37セーブ、防御率2.71の活躍を見せて最多セーブのタイトルを獲得。その後も2018年に55試合で防御率2.85、昨季は56試合で防御率2.11と2点台の防御率をキープし続けた。昨年11月末までに阪神との契約がまとまらなかったため、12月に入って自由契約選手として公示され、ブルージェイズと契約。昨季阪神でともにプレイしたピアース・ジョンソン(パドレス)と同様にメジャー復帰を決断した。

     今季のブルージェイズのブルペンは、ロースター入りが当確と見られているのがクローザーのケン・ジャイルズとロングリリーバーとして昨季52試合に登板したサム・ガビーリオの2人しかおらず、スプリング・トレーニングでは若手からベテランまで多数の投手による激しい競争が繰り広げられることが予想される。ドリスやアンソニー・バース(元北海道日本ハムファイターズ)はもちろんのこと、読売ジャイアンツから加入した山口俊も開幕ローテーション争いに敗れた場合には、この競争に加わることになるだろう。

     なお、ブルージェイズはドリスとの正式契約に伴い、ロースターの枠を空けるためにブレイビック・バレーラ内野手をDFAとしている。

  • パドレスがトレードでレイズから救援右腕・パガーンを獲得

    2020.2.9 12:15 Sunday

     日本時間2月9日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、パドレスとレイズとの間でトレードが成立し、パドレスはマニュエル・マーゴ外野手とローガン・ドリスコル捕手の2人をレイズへ放出し、昨季レイズで20セーブを挙げたエミリオ・パガーン投手を獲得したようだ。昨季メジャー最多の41セーブをマークしたカービー・イエーツを擁するパドレスにパガーンが加わり、ブルペンはさらに強固なものとなった。

     現在28歳のパガーンは、メジャー3年目となった昨季66試合に登板して70イニングを投げ、4勝2敗、20セーブ、8ホールド、防御率2.31、96奪三振の好成績をマーク。2017年にマリナーズでメジャーデビューしたあと、毎年トレードによる移籍を経験しており、2018年はアスレチックスでプレイした。まだ年俸調停の権利を取得しておらず、パドレスはあと4年保有可能である。

     現在25歳のマーゴは、メジャー4年目の昨季151試合に出場して打率.234、12本塁打、37打点、20盗塁、OPS.691を記録。守備面では高い身体能力を発揮しているものの、打撃面では伸び悩みが続いている。中堅手として左打者のケビン・キアマイアーとのプラトーン起用が想定されるが、マーゴが右翼ないし左翼を守る機会が増えれば、筒香嘉智の外野手としての出場機会に影響を与えるかもしれない。今季が年俸調停期間1年目で、レイズはあと3年保有できる。

     現在22歳のドリスコルは、2019年ドラフトの戦力均衡ラウンドBにおいてパドレスが全体73位で指名した捕手で、昨季はA級ショートシーズンで39試合に出場して打率.268、3本塁打、20打点、OPS.797を記録した。

     パドレスは今オフ、ドリュー・ポメランツとピアース・ジョンソンを獲得してクレイグ・スタメンとの再契約にも成功。さらにパガーンが加わったことにより、守護神・イエーツを擁するブルペンは質量ともに充実の陣容となっている。

  • Rソックスが2年1000万ドルでベニンテンディと契約延長

    2020.2.9 11:40 Sunday

     日本時間2月9日、レッドソックスは25歳の若手外野手、アンドリュー・ベニンテンディとの年俸調停を回避して2年契約を結ぶことで合意に達した。関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、2年間の総額は1000万ドルで、今季の年俸が340万ドル、来季の年俸が640万ドルになっているという。ベニンテンディが今季が年俸調停期間1年目であり、今回の2年契約は年俸調停期間の2年目までをカバーするものとなる。

     現在25歳のベニンテンディは、2016年8月にメジャーデビューを果たし、この年は34試合に出場して打率.295、2本塁打、14打点、1盗塁、OPS.835を記録。翌2017年に定位置を獲得し、151試合に出場して打率.271、20本塁打、90打点、20盗塁、OPS.776をマークし、新人王投票ではアーロン・ジャッジ(ヤンキース)に次ぐ2位にランクインした。チームがワールドシリーズ制覇を成し遂げた2018年は自己最高のシーズンを過ごし、148試合に出場して打率.290、16本塁打、87打点、21盗塁、OPS.830の好成績。メジャー4年目となった昨季はやや成績を落とし、138試合で打率.266、13本塁打、68打点、10盗塁、OPS.774を記録した。

     不動の正左翼手として2015年ドラフト全体7位指名の高評価に相応しい活躍を見せているベニンテンディだが、打撃面・走塁面のみならず守備面でもハイレベルな実力を発揮しており、過去3年間で記録した32補殺は外野手全体で最多の数字である。また、2018年のアストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦、2点リードの9回表二死満塁のピンチでアレックス・ブレグマンが放ったヒット性の当たりをダイビングキャッチしてチームを救ったのは記憶に新しいところだ。

     なお、ベニンテンディとの契約がまとまったことにより、レッドソックスで年俸調停の可能性を残しているのは先発左腕のエドゥアルド・ロドリゲスのみとなった。

  • 大型トレードはツインズ撤退濃厚に 前田移籍も消滅か

    2020.2.9 11:25 Sunday

     ムーキー・ベッツとデービッド・プライスの2人がレッドソックスからドジャースへ移籍する予定の三角トレードからツインズが撤退することが濃厚となった。ツインズは今回のトレードでレッドソックスへ有望株右腕のブルスダル・グラテロルを放出し、ドジャースから前田健太を獲得する予定だったが、グラテロルの身体検査において問題が発生。耐久性に懸念があると判断したレッドソックスが追加の有望株をツインズに要求したため、トレード成立は暗礁に乗り上げていた。

     グラテロルは「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで球団3位・全体83位にランクインする有望株であり、レッドソックスは将来的に先発ローテーションの一角を担うことを期待していたようだ。しかし、身体検査において耐久性への懸念が発覚し、レッドソックスは「将来的に先発で使うのは難しく、リリーフ起用が濃厚」と判断。これを受けてツインズに「球団トップ10クラスの有望株」をもう1人要求したものの、ツインズは応じなかった。

     スター外野手のベッツを放出する予定のレッドソックスの立場からすると、それに見合うだけの対価がほしいというのは理解できる。しかし、今回の三角トレードでツインズが獲得する予定となっているのは前田だけであり、先発3番手クラスの投手に球団トップ10クラスの有望株2人を放出するわけにはいかないというツインズの姿勢は当然だろう。レッドソックスとドジャースによる純粋な2球団間のトレードではなく、ツインズを含む三角トレードになったことが招いた結果と言えるかもしれない。

     今後はドジャースがグラテロルに代わる若手有望株を用意するか、プライスの残り契約の負担割合を増やす形で解決が図られると見られる。可能性は低いものの、ツインズ以外の球団を交えた三角トレードに発展する可能性もあるようだ。少なくとも現時点では、前田がドジャースからツインズへ移籍する可能性は限りなくゼロに近い状態となった。また、エンゼルスがドジャースからジョク・ピーダーソンらを獲得するトレードも、ベッツを含む大型トレードの成立待ちとなっている。

  • ベッツ&プライス含む大型トレード ツインズ除外の可能性も

    2020.2.8 13:30 Saturday

     日本時間2月5日にムーキー・ベッツとデービッド・プライスがレッドソックスからドジャースへ移籍する大型の三角トレードが合意に達したことが報じられたものの、このトレードは依然として正式発表には至っていない。日本時間2月8日にはツインズがこの三角トレードから除外される可能性が浮上する事態となっている。今後の交渉内容次第では、前田健太(ドジャース)のツインズ移籍は白紙に戻される可能性がありそうだ。

     今回の三角トレードでは、ドジャースがレッドソックスからベッツとプライスに加えて金銭、ツインズがドジャースから前田を獲得し、レッドソックスにはドジャースからアレックス・ベルドゥーゴ、ツインズから有望株右腕のブルスダル・グラテロルが移籍する予定になっていた。しかし、トレード成立前の身体検査の段階で、グラテロルに関して問題が発生。レッドソックスがグラテロルの故障歴などから「将来的に先発で起用するのは難しく、リリーフで使うことになる」と判断し、追加の選手または金銭を要求したため、トレードは暗礁に乗り上げている。

     レッドソックスとドジャースは今回のトレードを成立させたいと考えており、なんとかしてトレードをまとめる方向で動いている。MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、今回のトレードは「成立しない可能性よりも成立する可能性のほうが高い」という。また、MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、レッドソックスとドジャースがツインズを除外してトレードを成立させる可能性があることに言及。純粋な2球団間のトレードとするか、あるいはツインズ以外のチームを加える形での三角トレードとする可能性があるようだ。

     今回のトレードは、レッドソックスが若手有望株の獲得を希望し、若手有望株の放出に消極的なドジャースが自軍の若手有望株の代わりにツインズからグラテロルを引っ張ってくることによって合意に達したと見られる。よって、ドジャースが自軍の若手有望株の放出を決断するか、ツインズ以外のチームからグラテロルに代わる若手有望株を引っ張ってくることができれば、一気に成立に向かうだろう。今後の交渉次第ではあるものの、前田がドジャースに残留する可能性はゼロではなさそうだ。

  • ジャイアンツがペンスと1年契約 2年ぶりの古巣復帰

    2020.2.8 12:30 Saturday

     人気者のパブロ・サンドバルと再契約を結んだジャイアンツが、もう1人、サンフランシスコの人気者をチームに呼び戻した。日本時間2月8日、ジャイアンツはフリーエージェントのベテラン外野手、ハンター・ペンスと1年300万ドル+出来高で契約を結んだことを発表。2018年限りでジャイアンツを退団し、昨季はレンジャーズでプレイしたペンスだが、2年ぶりにジャイアンツのユニフォームを着ることになった。

     ジャイアンツのファーハン・ザイディ野球部門社長は「ハンターを呼び戻すことができて嬉しいよ。彼はベテランとして経験やリーダーシップをこのチームにもたらしてくれると思うし、それは若手選手たちにとって大きな財産になると思う。ハンターが加わることで選手層が厚くなるし、左腕と対戦するときのオプションも増えるよね」と語り、37歳のベテラン外野手の復帰を歓迎した。

     ペンスはジャイアンツの一員として2012年と2014年のワールドシリーズ制覇に貢献したものの、度重なる故障もあって2015年以降はパフォーマンスが低下。2018年限りでジャイアンツとの契約が終了し、もう二度とジャイアンツでプレイすることはないと思われていた。しかし、生まれ故郷のテキサスに本拠地を置くレンジャーズにマイナー契約で加入した昨季、83試合で打率.297、18本塁打、59打点、6盗塁、OPS.910と復活を遂げ、5年ぶり4度目のオールスター・ゲーム選出。さらに、「Sporting News」が選出するアメリカン・リーグのカムバック賞を受賞した。

     年齢的にもレギュラーとしてのフル出場は難しいと思われるが、ペンスのエネルギッシュなプレイは停滞が続くチームに好影響を与えるに違いない。また、昨季は左腕に対して打率.327、8本塁打、OPS1.015の好成績を残しており、マディソン・バムガーナー(ダイヤモンドバックス)、クレイトン・カーショウ(ドジャース)など好左腕が多い地区において、対左腕要員として貴重な戦力となりそうだ。

  • モラレスが現役引退を表明 通算213本塁打のスラッガー

    2020.2.8 12:00 Saturday

     日本時間2月8日、通算213本塁打の実績を誇るケンドリズ・モラレスは、ESPNのマーリー・リベラによるインタビューのなかで現役引退を正式に発表した。モラレスは「キューバ時代から長い間、野球をプレイしてきたことによって家族と過ごす時間の多くを犠牲にしてきた。それが引退を決断した理由の一つなんだ」と語り、家族と過ごす時間を大切にするために現役引退を決断したことを明らかにした。

     2004年にキューバから亡命したモラレスは、ドミニカ共和国の居住権を取得してエンゼルスと契約。2006年にメジャーデビューを果たし、2009年には打率.306、34本塁打、108打点、OPS.924の好成績をマークしてアメリカン・リーグのMVP投票で5位にランクインした。翌2010年もチームの主砲として活躍を続けていたが、5月29日(現地時間)に放ったサヨナラ満塁本塁打をきっかけにキャリアが暗転。大喜びでホームベースに飛び込んだモラレスは左足首骨折の重傷を負い、2010年シーズンの残りと2011年シーズンを棒に振ることになった。

     2012年に戦列復帰を果たし、エンゼルス、マリナーズ、ツインズ、ロイヤルズ、ブルージェイズでプレイした2018年までの7年間でシーズン20本塁打以上を6度記録。ロイヤルズ時代の2015年に106打点、2016年に30本塁打をマークしたが、2009年ほどの好成績を残すシーズンは訪れなかった。なお、2015年はキャリア唯一のワールドシリーズ制覇を経験しただけでなく、シルバースラッガー賞とエドガー・マルティネス賞(最優秀指名打者賞)を受賞している。

     35歳で開幕を迎えた昨季は、アスレチックスとヤンキースの2球団合計で53試合のみの出場に終わり、打率.194、2本塁打、12打点、OPS.566と自己ワーストの成績に低迷。13シーズンの通算成績は1289安打、打率.265、213本塁打、740打点、OPS.780となっている。

  • ドジャースが便利屋・テイラーと契約延長 2年1340万ドル

    2020.2.8 11:00 Saturday

     日本時間2月8日、ドジャースは内外野の複数ポジションを守るユーティリティ・プレイヤーであるクリス・テイラーとの年俸調停を回避し、2年契約を結んだことを発表した。関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、2年間の総額は1340万ドルで、今季の年俸が560万ドル、来季の年俸が780万ドルになっているという。今回の2年契約はテイラーの年俸調停期間の最後の2年間をカバーするものとなる。

     現在29歳のテイラーは、昨季124試合に出場して打率.262、12本塁打、52打点、8盗塁、OPS.794を記録。左前腕の骨折で7月中旬から1ヶ月以上にわたって戦列を離れたため、3年ぶりに規定打席到達を逃したものの、左翼の56試合を筆頭に、遊撃39試合、二塁20試合、中堅20試合、三塁6試合、右翼3試合と内外野の6ポジションを守り、ユーティリティ・プレイヤーとしてチームに不可欠な戦力となっていた。

     マリナーズ時代の2014年にメジャーデビューを果たし、47試合で打率.287をマークして将来の正遊撃手候補と期待されるようになったテイラーだが、その後は伸び悩みが続き、2016年6月にザック・リーとのトレードでドジャースへ移籍。すると、翌2017年に大ブレイクを遂げ、140試合に出場して自身初の規定打席に到達し、打率.288、21本塁打、72打点、17盗塁、OPS.850の好成績を残して周囲を驚かせた。この年はリーグ優勝決定シリーズでOPS1.248をマークし、MVPに選出されている。

     自己最多の155試合に出場した2018年は打率.254、17本塁打、63打点、9盗塁、OPS.775と少し成績を落としたが、レギュラーとしては及第点。昨季も含めた直近3シーズンの働きにより、複数ポジションを守れる選手が多く名を連ねるドジャース打線を象徴する存在となった感がある。なお、テイラーは今季が年俸調停期間2年目のシーズンであり、フリーエージェントとなるのは2021年オフで変わらない。

  • パクストン離脱のヤンキース 開幕ローテーション争いが激化

    2020.2.7 11:35 Friday

     昨季チーム2位かつ自己最多の15勝をマークし、今季もエース左腕としての活躍を期待されていたジェームス・パクストンが腰の手術によって3~4ヶ月離脱することになったヤンキースでは、先発5番手を予定されていたJ.A.ハップが4番手に繰り上がり、開幕ローテーションの最後の1枠をめぐって熾烈な競争が繰り広げられることが確実となっている。ブライアン・キャッシュマンGMは、ジョーダン・モンゴメリーなど複数の投手の名前を先発5番手候補に挙げている。

     今オフ、ヤンキースはハップをトレードで放出する可能性が取り沙汰されていたが、キャッシュマンによると、パクストン離脱に備えた「保険」としてハップの放出には動かなかったようだ。結果的にその判断が奏功した形となったが、ゲリット・コール、田中将大、ルイス・セベリーノ、ハップに続く先発5番手が不在となり、モンゴメリー、ルイス・セッサ、ジョナサン・ロアイシガ、マイケル・キング、そして有望株のデイビー・ガルシアらが先発5番手候補となっている。

     最有力候補と見られるのがトミー・ジョン手術から復帰するモンゴメリーで、メジャー1年目の2017年に29先発で9勝7敗、防御率3.88をマークした実績がある。アーロン・ブーン監督は、モンゴメリーについて「彼はメジャーレベルで自身の実力を証明している」と語り、その実力を認めている。先発5番手候補のなかで唯一の左腕であることも強みとなるかもしれない。

     セッサは昨季43試合すべてにリリーフで登板したものの、メジャー通算19試合の先発経験がある。ロアイシガは昨季15試合のうち4試合に先発したが、リリーフ11試合で防御率3.20をマークしたのに対し、先発4試合では防御率6.75と打ち込まれた。昨季メジャーデビューを果たしたキングは、2018年にマイナー3階級合計で11勝5敗、防御率1.79の好成績をマーク。20歳のガルシアは昨季の時点ですでにAAA級へ到達しており、昨季はマイナー3階級合計で防御率4.28ながら奪三振率13.34を記録してポテンシャルの高さを見せつけた。

  • オズーナ失ったカージナルス打線 課題は「1番」と「4番」

    2020.2.7 11:05 Friday

     カージナルスは昨季までの2年間、主に4番打者として活躍したマーセル・オズーナがブレーブスと1年1800万ドルの契約を結び、チームを去った。しかし、その穴を埋めるような補強は施しておらず、球団首脳は現有戦力の復調や成長に期待する方針を明言している。また、昨季は確固たるリードオフマンを確立できなかったことも課題となっていた。今季のカージナルスは「1番打者の不在」と「4番打者の流出」という2つの課題に、どのように対応していくのだろうか。

     昨季のカージナルスは、期待通り、もしくはそれ以上の活躍を見せたと言える選手がコルテン・ウォンと新人のトミー・エドマンしかいなかった。その結果、チーム得点はリーグ10位に低迷。安定した投手力とメジャー最高レベルの守備力、ハイレベルな機動力を武器に4年ぶりの地区優勝を成し遂げたものの、得点力アップが今オフの課題となった。しかし、今オフは得点力アップにつながるような補強をせず、主軸打者のオズーナとホゼ・マルティネスが流出。さらなる得点力の低下が懸念されている。

     懸念される得点力の低下については、ポール・ゴールドシュミットとマット・カーペンターの復調、デクスター・ファウラーとポール・デヨングのシーズンを通した活躍などである程度カバーできると考えているようだ。ゴールドシュミットは移籍1年目で自己ワースト級の成績に終わり、カーペンターもまさかの大不振。この2人が本来の実力を発揮するだけで、得点力は飛躍的に向上するはずだ。

     オズーナ流出によってレギュラー不在となった左翼は、タイラー・オニール、レーン・トーマスなど複数の若手選手を競わせる方針であり、チームで最高の有望株と評価されているディラン・カールソンのメジャー昇格も期待される。「4番」については、昨季30本塁打のデヨングのほか、ゴールドシュミットやオニールが候補に挙がっている。

     また、昨季のカージナルスの1番打者は、メジャーワースト2位の打率.216に終わり、OPS.663に至ってはメジャーワーストの数字だった。こちらについては、カーペンターやファウラーが期待通りの活躍を見せれば、大幅な成績向上が期待できるはず。また、昨季自己ベストのシーズンを過ごしたウォンを1番に繰り上げることも検討されている。

  • カージナルスがウエーバーで22歳の左腕・サンチェスを獲得

    2020.2.7 10:40 Friday

     日本時間2月7日、カージナルスはウエーバーでマリナーズからリカルド・サンチェスを獲得したことを発表した。ベネズエラ出身の左腕であるサンチェスは現在22歳で、マリナーズが平野佳寿と契約した際にロースターから押し出される形でDFAとなっていた。なお、カージナルスはロースターの枠を空けるために、25歳の内野手であるラモン・ウリアスをDFAとしている。

     サンチェスは2013年にインターナショナル・フリーエージェントとして契約金58万ドルでエンゼルスと契約。2015年1月にカイル・クビッツァ、ネイト・ハイアットとのトレードでブレーブスへ移籍し、2018年11月にブレーブスからDFAとなったあと、金銭トレードでマリナーズへ移籍していた。これまでにプレイした階級はAA級が最高で、昨季はAA級で27試合に先発して146イニングを投げ、8勝12敗、防御率4.44、135奪三振をマーク。最速94マイルの速球、縦に割れるカーブ、チェンジアップの3球種を投げ分ける投球スタイルである。

     昨季4年ぶりの地区優勝を果たしたカージナルスは今オフ、あまり積極的に動いておらず、メジャーレベルでは韓国球界から金廣鉉(キム・グァンヒョン)、マーリンズからオースティン・ディーンを獲得し、アダム・ウェインライト、マット・ウィータースと再契約を結んだのが目立つ程度。このほか、レイズからはホゼ・マルティネス、ランディ・アロザレーナとのトレードで有望株左腕のマシュー・リベラトーレを獲得している。

     一方、DFAとなったウリアスは、2017年にメキシカン・リーグでOPS1.011の大活躍を見せ、翌2018年にカージナルスと契約。2018年はAA級とAAA級の2階級合計で打率.300、13本塁打、OPS.872を記録したが、昨季は成績が大幅ダウン。内野のユーティリティ枠は、トミー・エドマン、ジャイロ・ムニョス、エドムンド・ソーサなどライバルが多く、カージナルスで出場機会を確保できる見込みは立っていなかった。

  • ドジャースが大砲・マンシーと契約延長 3年2600万ドル

    2020.2.7 10:10 Friday

     「遅咲きのスラッガー」として知られるドジャースのマックス・マンシーは、日本時間2月7日、年俸調停を回避して2023年の球団オプションが付属した3年契約を結んだ。2018年に27歳でメジャー定着を果たしたマンシーは、今季が年俸調停期間1年目となるが、今回の3年契約はマンシーの年俸調停期間をフルにカバーする形となる。球団オプションが行使された場合、マンシーがフリーエージェントとなるのは予定より1年遅い2023年オフとなる。

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、今回の3年契約の総額は2600万ドルで、2023年の契約は年俸1300万ドルの球団オプションまたはバイアウト150万ドルになっているという。2600万ドルの内訳は、契約ボーナス450万ドル、今季の年俸100万ドル、来季の年俸750万ドル、2022年の年俸1150万ドル、2023年のバイアウト150万ドルであることが明らかになっている。

     マンシーがアスレチックスを解雇されたあと、2017年4月にドジャースと契約したとき、決して大きなニュースにはならなかった。しかし、マンシーはドジャースで長距離砲としての才能を開花させ、2018年は137試合に出場して打率.263、35本塁打、79打点、OPS.973と大ブレイク。快調なペースで本塁打を量産したことを評価され、ホームラン・ダービーにも出場した。昨季は141試合に出場して打率.251、35本塁打、98打点、OPS.889を記録し、前年の活躍がフロックでないことを証明。オールスター・ゲーム初選出も果たした。

     2年連続で35本塁打以上を放っているスラッガーでありながら、複数ポジションを守れるユーティリティ性も持ち合わせており、昨季は一塁手として42試合、二塁手として62試合、三塁手として26試合にスタメン出場。今季は正一塁手としての起用が有力視されるものの、正二塁手に予定されるギャビン・ラックスのパフォーマンスや正三塁手のジャスティン・ターナーのコンディションを見ながら、二塁や三塁を守るケースもありそうだ。

  • ベッツ、前田含む三角トレードは未成立 再調整の可能性も

    2020.2.7 09:50 Friday

     レッドソックスがムーキー・ベッツとデービッド・プライスをドジャースへ放出する大型の三角トレードは、レッドソックスがツインズから獲得するブルスダル・グラテロルの身体検査において問題が発覚し、まだ正式発表には至っていないようだ。MLB公式サイトのマーク・フェインサンドは、3球団が三角トレードの成立に向けて「いくつかの問題に取り組んでいる」ことを伝えており、トレードは日本時間2月7日に完了する見込みである。しかし、トレードが確実に成立する保証はないという。

     MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、グラテロルの故障歴などを確認したレッドソックスは、この有望株右腕について「先発投手ではなくリリーフ投手として起用することになる」と判断したようだ。トレード市場では先発投手のほうがリリーフ投手よりも価値が高いため、当初グラテロルを先発投手と見なしていたレッドソックスは、グラテロルがリリーフ投手に「格落ち」したことを受けて、追加の交換要員や金銭を要求する可能性があるという。これがトレード完了に向けての障壁になっていると見られる。

     今回のトレードでは、ドジャースがレッドソックスからベッツとプライスに加えて金銭、ツインズがドジャースから前田健太を獲得し、レッドソックスにはドジャースからアレックス・ベルドゥーゴ、ツインズからグラテロルが移籍する予定となっている。ローゼンタールは、この三角トレードが成立する見込みであることを報じているが、トレードに含まれる交換要員が現時点で報じられているものから変更される可能性についても言及している。

     現在21歳のグラテロルは「MLB Pipeline」が公開しているプロスペクト・ランキング全体トップ100で83位にランクインしている有望株右腕で、昨年9月にメジャーデビュー。メジャーでは10試合すべてにリリーフで登板したが、マイナーでは通算51試合のうち41試合に先発している。ツインズが前田獲得のために放出する有望株右腕が、今回のトレード成立のカギを握っているようだ。

  • ベッツは何番を打つ? MLB公式サイトがドジャース打線を予想

    2020.2.6 14:00 Thursday

     昨季のナショナル・リーグMVP、コディ・ベリンジャーらを擁し、リーグ最強の打線と評価されていたドジャースだが、2018年アメリカン・リーグMVPのムーキー・ベッツを獲得したことにより、その地位は揺るぎないものとなった。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、ベッツが加わってさらに破壊力を増した打線でどのような打順を組むのだろうか。MLB公式サイトのマット・ケリーは、3つのパターンを想定してロバーツが組むであろう打順を予想している。

     ベースボール・アメリカのJJ・クーパーは、ドジャース打線には直近3年間でWAR5.0以上を記録したことのある打者が5人もいることを指摘している。データサイト「Baseball Reference」によると、ベリンジャーは2019年に9.0、コリー・シーガーは2017年に5.7、マックス・マンシーは2019年に5.7、ジャスティン・ターナーは2017年に5.8、そしてベッツは2017年から6.4→10.9→6.8を記録。昨季WAR5.0以上を記録した打者がメジャー全体で23人しかいないことを考えると、「WAR5.0クラスの打者」を5人も抱えているのは驚異的である。

     ケリーが予想したドジャース打線の打順は以下の通り。【1】ベッツがレッドソックス時代と同様にリードオフマンを務める場合、【2】ベリンジャーとベッツを上位で並べる場合、【3】ベッツに中軸を打たせる場合の3パターンが想定されている。

    パターン【1】
    右 ベッツ(右)
    一 マンシー(左)
    三 ターナー(右)
    中 ベリンジャー(左)
    左 ポロック(右)
    遊 シーガー(左)
    二 ラックス(左)
    捕 スミス(右)

    パターン【2】
    中 ベリンジャー(左)
    右 ベッツ(右)
    三 ターナー(右)
    一 マンシー(左)
    左 ポロック(右)
    遊 シーガー(左)
    二 ラックス(左)
    捕 スミス(右)

    パターン【3】
    左 ポロック(右)
    三 ターナー(右)
    右 ベッツ(右)
    中 ベリンジャー(左)
    一 マンシー(左)
    捕 スミス(右)
    遊 シーガー(左)
    二 ラックス(左)

     個々の選手の能力が高いだけでなく、レギュラーに右打者4人、左打者4人と左右のバランスが取れているのもドジャース打線の特徴の一つ。クリス・テイラーやキケ・ヘルナンデスといったレギュラー級の実力を持ったユーティリティ・プレイヤーもベンチに控えており、メジャー最強打線の一つであることは間違いないだろう。

  • 次なる大型トレードはカブス・ブライアントか 複数球団が関心

    2020.2.6 13:00 Thursday

     今オフのうちにトレードされる「過去のMVP受賞者」はムーキー・ベッツが最後ではないかもしれない。「ESPN 1000 in Chicago」のデービッド・カプランによると、ナショナル・リーグの複数の球団がクリス・ブライアントの獲得に関心を示し、カブスへの問い合わせを行っているようだ。ブライアントはメジャーデビューを果たした2015年に新人王を受賞し、翌2016年にMVPに選出されている。

     ぜいたく税の対象となる年俸総額の計算方法では、カブスは今季の年俸総額がぜいたく税の対象ラインとなる2億800万ドルを超過する見込みであり、補強が必要でありながらも身動きの取れない状況が続いている。そのため、オフシーズン当初からブライアント放出の可能性が取り沙汰されていたものの、意図的にデビューを遅らされた2015年の扱いをめぐってブライアントが球団と揉めていたため、トレード放出に向けた動きが進展しなかった。裁定の結果、ブライアントは「フリーエージェントまで残り2年」であることが確定したため、カブスはトレード放出に向けて本格的に動き始めることが可能になった。

     カプランはどの球団がブライアント獲得に興味を示しているかを明らかにしなかったが、ブレーブス、ナショナルズ、フィリーズの東部地区3球団のほか、ベッツとデービッド・プライスを獲得して戦力アップに成功したドジャースもさらなる補強のためにブライアント獲得に動く可能性があると見られている。また、ブライアントとノーラン・アレナードの1対1の交換トレードについて交渉を行っていたことが報じられているロッキーズも無視できない存在だ。

     現在28歳のブライアントは、昨季147試合に出場して打率.282、31本塁打、77打点、OPS.903の好成績をマーク。カブスがポストシーズン進出を目指すうえで必要不可欠な戦力だが、1860万ドルという年俸がチームの重荷となっている。補強資金を捻出するためにブライアント放出が実現する可能性があると見られており、カブスの決断に注目が集まっている。

  • 前田獲得のツインズ 有望株・グラテロル放出を決断した理由とは

    2020.2.6 12:20 Thursday

     レッドソックス、ドジャース、ツインズによる三角トレードが合意に達し、ツインズは有望株右腕のブルスダル・グラテロルをレッドソックスへ放出してドジャースから前田健太を獲得する見込みであることが報じられている。現在21歳のグラテロルは「MLB Pipeline」が公開しているプロスペクト・ランキング全体トップ100で83位にランクインしている有望株であり、前田を獲得する対価として大きすぎると指摘する声もある。この点について、MLB公式サイトでツインズの番記者を務めるパク・ドゥヒョンが自身の見解を示している。

     グラテロルは平均99マイル、最速102マイルに達する速球が最大の武器であり、「MLB Pipeline」による選手評価では、速球は最高ランクの「80」との評価を受けている。昨季はマイナー3階級合計で18試合(うち11先発)に登板して7勝0敗1セーブ、防御率1.92の好成績をマークし、9月にメジャー昇格。メジャーでは10試合すべてにリリーフで登板して1勝1敗、1ホールド、防御率4.66を記録し、ポストシーズンでも1イニングを無失点に抑えた。

     ツインズはグラテロルを今季はリリーバーとして起用し、将来的に先発に再転向させるプランを明らかにしていたが、前田を獲得するためにこの有望株右腕をレッドソックスへ放出することを決断した。

     その理由として、パクはまず、ツインズには計算できる先発投手が必要だったことを挙げている。グラテロルは将来的にはローテーションの中心を担う先発投手に成長する可能性があるものの、即戦力の先発投手として計算することはできない。また、比較的故障が多く、80イニング以上を投げたシーズンが1度しかないことも不安視されている。ツインズの先発投手陣のうち、ジェイク・オドリッジ、リッチ・ヒル、ホーマー・ベイリーはいずれも1年契約のため、比較的安価で4年間も保有できる前田はツインズにとって非常に魅力的な存在だったのだ。

     パクはさらに、グラテロルを放出しても、ツインズには有望な先発投手がいることを指摘している。ジョーダン・バラゾビッチは「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングでグラテロルとほぼ同順位の86位にランクイン。このほか、トップ100圏外ではあるものの、速球派右腕のヨアン・デュランもおり、両者は来季中のメジャー昇格が予想されている。彼らの存在もツインズのグラテロル放出を後押ししたと見られる。

  • 年俸総額削減成功のRソックス 次なる補強はプイーグ?

    2020.2.6 11:45 Thursday

     レッドソックスはムーキー・ベッツとデービッド・プライスをドジャースへ放出するトレードが合意に達したことにより、今季の年俸総額をぜいたく税の対象ラインとなる2億800万ドル以内に抑えるという目標を達成することが確実となった。MLB公式サイトは、今回のトレードによってレッドソックスに補強資金が生まれ、なおかつ外野のレギュラー3人がいずれも左打者となったことを踏まえ、ヤシエル・プイーグの獲得が検討される可能性があることに言及している。

     正右翼手のベッツを放出したレッドソックスだが、その対価として獲得したアレックス・ベルドゥーゴをそのまま右翼に入れることにより、右翼の穴を埋めることはできる。しかし、正左翼手のアンドリュー・ベニンテンディ、正中堅手のジャッキー・ブラッドリーJr.、そして正右翼手に予定されるベルドゥーゴはいずれも左打者であり、理想としては右打ちの外野手を補強しておきたいところ。MLB公式サイトはプイーグについて「少なくとも紙の上ではレッドソックスにフィットする存在である」と指摘する。

     ところが、レッドソックスはベッツとの「セット売り」でプライスを放出しており、先発ローテーションの空席1枠を埋める必要がある。ブランドン・ワークマンがクローザーを務める予定のブルペンの層も決して厚いとは言えず、補強の優先度としては外野手よりも投手のほうが高そうだ。今季終了後にブラッドリーJr.がフリーエージェントになるとはいえ、プイーグ獲得に動く可能性はそれほど高くないのではないだろうか。

     レッドソックスは今回のトレードによりベッツの年俸2700万ドルの削減に成功。プライスについては、残り3年9600万ドルのうちの半分をドジャースが負担する見込みとなっている。ぜいたく税の対象ラインとなる2億800万ドルまで1600万ドルほどの余裕が生まれたが、レッドソックスが今回のトレードで捻出したこの補強資金をどのように使うか注目したい。

  • ヤンキースの左腕・パクストン 腰の手術で3~4ヶ月離脱へ

    2020.2.6 11:10 Thursday

     昨季は歴史的な故障者続出と戦いながらリーグ優勝決定シリーズまで進出したヤンキースだが、今季も故障によって主力投手の1人を開幕から欠くことが決定的となった。日本時間2月6日、ヤンキースは先発左腕のジェームス・パクストンが腰の手術を受けて復帰までに3~4ヶ月を要する見込みであることを発表。ブライアン・キャッシュマンGMは、パクストンが最初に異変を訴えたのが昨年9月であることを明らかにした。

     現在31歳のパクストンは、ヤンキース加入1年目の昨季29試合に先発して150回2/3を投げ、15勝6敗、防御率3.82、186奪三振をマーク。15勝はマリナーズ時代の2017年に記録した12勝を上回る自己最多の数字だった。ポストシーズンでも3試合に先発して1勝を挙げたが、キャッシュマンによると、パクストンはレギュラーシーズン終盤から腰の治療を受けており、治療によって腰の状態に回復が見られたため、ポストシーズンでも投げさせることを決めたようだ。

     シーズン終了後、複数の医者から手術を受けない治療法を勧められ、パクストンは今季に向けての準備を進めていた。パクストンは4~6週間前にも球団へ腰の違和感を訴えていたものの、そのときも手術を受けない治療法を勧められていたようだ。しかし、腰の状態が快方へ向かうことはなく、最終的には手術を受けることを決断した。なお、パクストンは今季終了後にフリーエージェントとなる予定だ。

     キャッシュマンによると、ヤンキースがJ.A.ハップをトレードで放出しなかったのはパクストン離脱に備えた保険的な意味合いもあるそうで、ゲリット・コール、ルイス・セベリーノ、田中将大、ハップの4人の先発ローテーション入りはほぼ当確。5番手の座をジョーダン・モンゴメリーを中心に、複数の若手投手が争うことになりそうだ。なお、DV規定違反によって出場停止処分を受けているドミンゴ・ヘルマンは6月に復帰予定であり、その頃にはヘルマンとパクストンを加えた強力ローテーションが完成する。

  • トレード続報 ピーダーソン&ストリップリングがエンゼルスへ

    2020.2.6 10:50 Thursday

     日本時間2月6日午前10時半時点で、ドジャース、レッドソックス、ツインズによる三角トレード、ドジャースとエンゼルスのトレードはいずれも正式発表されていない。ドジャースが若手内野手のルイス・レンヒフォ、エンゼルスが長距離砲のジョク・ピーダーソンを獲得するトレードには続報が入っており、エンゼルスが先発もリリーフもこなせる便利屋右腕のロス・ストリップリングを獲得する見込みであることが明らかになった。

     当初、ドジャースとエンゼルスのトレードはピーダーソンとレンヒフォの1対1の交換になると見られていた。しかし、ESPNのジェフ・パッサンが複数の選手を含むトレードに発展していることを報じ、エンゼルスはピーダーソンのほかに「メジャーの先発投手1人」と「プロスペクト1人」、ドジャースはレンヒフォのほかに「プロスペクト1人」を獲得する見込みであることが伝えられていた。

     そして日本時間2月6日、USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールは、エンゼルスがピーダーソンとストリップリングを獲得し、ドジャースにはレンヒフォのほかに「プロスペクト2人」が移籍する見込みであることを伝えている。前日にパッサンが報じたトレードの内容から多少の変化があり、ナイチンゲールによると、トレードに含まれる交換要員はまだ流動的であるという。

     現在30歳のストリップリングは、2018年にオールスター・ゲームに選出されたように、先発ローテーションの一角を担うだけの実力がある投手でありながら、ドジャースのチーム事情もあって先発とリリーフを兼任するシーズンが続いていた。昨季は先発で15試合、リリーフで17試合に登板して合計90回2/3を投げ、4勝4敗、3ホールド、防御率3.47、93奪三振をマーク。エンゼルスでは大谷翔平、アンドリュー・ヒーニー、グリフィン・キャニング、フリオ・テーラン、ディラン・バンディとともに先発ローテーションを形成することになりそうだ。

  • ピーダーソンとレンヒフォの交換は複数トレードに発展へ

    2020.2.5 14:10 Wednesday

     日本時間2月5日、ドジャース、レッドソックス、ツインズによる大型の三角トレードが合意に達し、ドジャースはレッドソックスからムーキー・ベッツ、デービッド・プライス、金銭を獲得する見込みとなっている。ベッツの加入により外野に余剰人員が発生したドジャースは、昨季36本塁打のジョク・ピーダーソンをエンゼルスへ放出して若手二塁手のルイス・レンヒフォを獲得する見込みであることが報じられているが、ロサンゼルスに本拠地を置く2球団によるトレードは1対1ではなく、複数の選手を巻き込んだ形へ発展しているようだ。

     ジ・アスレチックでエンゼルスを担当するファビアン・アルダーヤによると、ドジャースはピーダーソンのほかに「メジャーの先発投手1人」と「プロスペクト1人」をエンゼルスへ放出し、レンヒフォのほかに「プロスペクト1人」を獲得する見込みであるという。ドジャースからエンゼルスへ移籍する「メジャーの先発投手1人」はプライスでないことが確認されている。

     現在27歳のピーダーソンは、昨季ドジャースで149試合に出場していずれも自己ベストとなる打率.249、36本塁打、74打点、OPS.876をマーク。しかし、36本塁打はすべて右腕から放ったものであり、エンゼルスでも右打者との併用でプラトーン起用される可能性が高い。なお、ピーダーソンは今季終了後にフリーエージェントとなる。

     一方、ドジャースが獲得するレンヒフォは、昨年4月にメジャーデビューを果たした22歳の二塁手で、昨季エンゼルスで108試合に出場して打率.238、7本塁打、33打点、OPS.685を記録。マイナー時代は二塁と遊撃のほか、三塁と外野3ポジションを守った経験もあり、内外野兼用のユーティリティなスイッチヒッターとして新天地でも重宝されそうだ。

     また、ドジャースからエンゼルスへ移籍する「プロスペクト1人」はドミニカ共和国出身のアンディ・パヘスであることが報じられている。パヘスは19歳の外野手で、昨季はルーキー級での63試合で打率.298、19本塁打、55打点、OPS1.049をマークした。

« Previous PageNext Page »