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  • メッツが正二塁手としてケンドリック獲得を検討か

    2018.1.9 15:30 Tuesday

     二塁手の補強を目指しながらもまだ実現には至っていないメッツ。フリーエージェント市場とトレード市場の両面で補強の可能性を模索し、数多くの名前が獲得候補として浮上しているが、ニューヨーク・ポストによると、メッツはハウィー・ケンドリックを正二塁手の候補の一人として見なしているようだ。

     現在34歳のケンドリックは2010年代前半にエンゼルスの正二塁手として活躍し、ドジャース移籍1年目の2015年も正二塁手として起用されていた。しかし、2016年からは外野手(主にレフト)としての出場が増え、昨季の二塁手としての出場は15試合(129イニング)のみ。二塁手というよりは内外野兼用のユーティリティ・プレイヤーとして存在感を増している(昨季はレフトで62試合、二塁で15試合、一塁で4試合、ライトで3試合に出場)。

     昨季はフィリーズで39試合に出場して打率.340、2本塁打、8盗塁、OPS.851の好成績を残したあと、7月下旬にナショナルズへ移籍。ナショナルズでは52試合で打率.293、7本塁打、4盗塁、OPS.837と好調を維持し、シーズントータルでは91試合に出場して打率.315、9本塁打、12盗塁、OPS.844の好成績をマークした。出場数は9年ぶりに100試合を割ったものの、打率が3割を超えたのはエンゼルスの2008年以来9年ぶり。メジャー通算打率.291、マイナー通算打率.358を誇る打撃力を遺憾なく発揮したシーズンとなった。

     2015年に二塁手としての守備力が急激に低下し、翌年から外野にコンバートされたという経緯があるため、正二塁手としてどこまでやれるかは未知数だが、昨季のような打撃力を二塁手として発揮できるのであればチームにとっては大きな武器となる。万が一、正二塁手失格となったとしても、内外野の複数ポジションを守れるユーティリティ・プレイヤーとして起用することができるため、獲得を検討する価値はあるだろう。

     なお、メッツは現時点ではウィルマー・フローレスが正二塁手の筆頭候補となっているが、ケンドリックなど正二塁手候補が加入すれば、フローレスは内野全ポジションのバックアップに回ることになりそうだ。


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  • ナショナルズが先発右腕・リンの獲得を検討か

    2018.1.9 14:30 Tuesday

     すでに今季の予想年俸総額がぜいたく税の課税対象となる1億9700万ドルを超えているナショナルズだが、チームに数少ない穴となっている先発5番手の補強を検討している。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、カージナルスからフリーエージェントとなったランス・リンが獲得候補に挙がっているようだ。

     ナショナルズは先発5番手のジョー・ロスが昨年7月にトミー・ジョン手術を受け、現時点では24歳のエリック・フェッディまたは26歳のA.J.コールが先発5番手の筆頭候補となっている。フェッディは2014年ドラフト全体18位指名の有望株であり、コールも昨季メジャーで防御率3.81とまずまずの成績を残したが、今季こそ悲願のワールドシリーズ出場&制覇を目指すチームの先発5番手としては物足りなさは否めない。そこで、マックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグ、ジオ・ゴンザレス、タナー・ロアークという強力な先発四本柱とともに先発ローテーションを形成する存在としてリンの名前が浮上しているというわけだ。ゴンザレスは今季終了後、ロアークも来季終了後にフリーエージェントとなるため、予算面を度外視すればリンを複数年契約で獲得することはチームにフィットしないわけではない。

     選手の契約状況を詳細に扱う「Cot’s Baseball Contracts」によると、今季のナショナルズの予想年俸総額はすでに2億140万ドルに達している。昨季は年俸総額の上限を超過して143万ドルの罰金を支払ったナショナルズだが、今季はペナルティ率が20%から30%に上昇する。また、年俸総額が2億1700万ドルを超えてしまうとペナルティ率はさらに上昇するため、予算面を考慮するとリンの獲得は現実的ではないかもしれない。

     トミー・ジョン手術の影響で2016年シーズンを全休し、昨季が実戦復帰1年目となったリンだが、33先発で11勝8敗、防御率3.43とまずまずの成績をマーク。被本塁打27本は自己ワーストの数字だったが、被打率.223は自己ベスト(規定投球回以上のシーズンのみ)の数字であり、極めて順調な実戦復帰のシーズンとなった。リンにはナショナルズのほか、レンジャーズ、ブリュワーズ、オリオールズなども興味を示しており、メジャー通算防御率3.38を誇る速球派右腕を巡って争奪戦が繰り広げられている。


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  • 先発投手補強を目指すオリオールズがキャッシュナーと面会

    2018.1.9 12:00 Tuesday

     先発ローテーションが2枠しか確定していないオリオールズは今オフ、先発投手を3人獲得することを目指しているものの、まだ補強は実現していない。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、オリオールズは獲得候補の一人であるアンドリュー・キャッシュナーとの面会の場を設けたようだ。

     昨季のキャッシュナーは1年契約で加入したレンジャーズで復活を遂げ、28先発で11勝11敗、防御率3.40をマーク。166回2/3を投げて2年ぶりに規定投球回に到達し、防御率3.40はリーグ9位の好成績だった。しかし、奪三振率4.64はキャリア平均よりも大幅に低く、BABIP.266(規定投球回以上の投手でリーグ2番目の低さ)という幸運に助けられた面があることは否めない。とはいえ、2ケタ勝利&防御率3点台という好成績を残したことは事実であり、キャッシュナーは複数年契約を模索していると見られている(昨年は年俸1000万ドルの1年契約)。

     オリオールズは今オフ、クリス・ティルマン、ウェイド・マイリー、ウバルド・ヒメネス、ジェレミー・ヘリクソンの4投手が揃ってフリーエージェントとなり、昨季の先発ローテーションからチームに残っているのは昨季13勝のディラン・バンディと同11勝のケビン・ゴーズマンの2人だけという状況。チーム内にはガブリエル・イノア(メジャー通算3勝)、マイク・ライト(同6勝)、ミゲル・カストロ(同3勝)、アレック・アッシャー(同4勝)といった先発候補はいるものの、いずれもメジャーでの実績は皆無に近く、極めて貧弱な顔ぶれとなっている。

     一時、オリオールズはマニー・マチャドとのトレードで先発投手を2人獲得することを目指していたが、契約最終年を迎えるマチャドに先発投手2人を差し出す球団はなく、トレードは成立しなかった。今後はフリーエージェント市場でキャッシュナーのような、比較的安価な先発投手を数名獲得することがメインの動きとなりそうだ。


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  • カブス、ナショナルズ、アストロズがホランド獲得を狙う

    2018.1.9 11:30 Tuesday

     ウェイド・デービスが3年5200万ドルでロッキーズと契約したあと、クローザー獲得を目指す球団の視線はグレッグ・ホランドに注がれている。フリーエージェント市場に残されたベストのクローザーであるこの右腕には、ワールドシリーズ制覇を目指す3球団が興味を示しているようだ。

     ボストン・グローブのニック・カファードによると、ホランド獲得レースにはデービスの前所属球団であるカブスのほか、球団初のワールドシリーズ進出&制覇を目指すナショナルズが興味を示しているという。さらに、MLBネットワークのジョン・ヘイマンはアストロズがホランド獲得に動く可能性があることを報じている。

     トミー・ジョン手術からの復活を遂げた昨季のホランドは、ケンリー・ジャンセン(ドジャース)とともにリーグ最多タイの41セーブをマークし、自身初のタイトルを獲得。61試合に登板して3勝6敗41セーブ、防御率3.61の成績で3年ぶりのオールスター・ゲーム選出を果たしただけでなく、カムバック賞にも選出された。8月に防御率13.50という大不振に陥ったため、シーズン通算の防御率は3点台になってしまったものの、4月~6月と9月はいずれも1点台、7月も2点台前半の防御率をマーク。絶対的クローザーとして君臨したロイヤルズ時代の実力が健在であることを印象付けた。

     カブスは今オフ、すでにブランドン・モローとスティーブ・シーシェックをブルペンに加えているが、デービス、ヘクター・ロンドン、上原浩治、ブライアン・ダンシングが抜けた穴は完全には埋まっていない。モローが暫定クローザーとなっているものの、ホランドのような一流クローザーを加え、モローをセットアップに回すのが理想の形だろう。

     ナショナルズは昨夏、ショーン・ドゥーリトル、ライアン・マドソン、ブランドン・キンツラーを獲得してブルペンの立て直しに成功し、フリーエージェントとなったキンツラーと再契約。すでに強固なブルペンを形成しているが、ワールドシリーズ制覇に向けてブルペンのさらなるアップグレードを目論んでいる。

     そして、ヘイマンが獲得候補の一つに挙げているアストロズだが、すでにケン・ジャイルズというクローザーがいる。しかし、ジャイルズは昨年のポストシーズンで防御率11.74の大不振に陥り、A.J.ヒンチ監督は先発投手をブルペンに回して試合の最後を任せざるを得なかった。そうした事情もあり、アストロズがホランドの獲得に動く可能性があるとヘイマンは分析しているようだ。


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  • 加熱するイェリッチ争奪戦 再建中の球団も続々参戦

    2018.1.9 11:00 Tuesday

     クリスチャン・イェリッチ(マーリンズ)の獲得レースにはワールドシリーズ制覇を目指す球団から再建中の球団まで、数多くの球団が名乗りを上げている。マーリンズはイェリッチの放出をそれほど急いでいないが、これらの球団が提示するオファー次第では一気にトレード交渉が進展する可能性もゼロではない。

     ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)、ディー・ゴードン(マリナーズ)、マーセル・オズーナ(カージナルス)を次々に放出し、今オフの目標であった年俸総額の削減に成功したマーリンズ。しかし、球団のこの動きに対して正捕手のJ.T.リアルミュートやレギュラー外野手でただ一人チームに残されたイェリッチらが不満を持ち、トレードを要求していることが報じられている。マーリンズは適切なオファーがあれはリアルミュートやイェリッチを放出する意思があることを明らかにしており、すでにイェリッチ獲得レースには数多くの球団が参戦している。

     ボストン・グローブのニック・カファードはイェリッチ獲得を目指している球団としてナショナルズ、ブルージェイズ、ジャイアンツ、レンジャーズ、フィリーズ、ブレーブスの6球団を挙げている。また、MLBネットワークのケン・ローゼンタールはパドレスとホワイトソックスがマーリンズと連絡を取り合っていることを報じており、少なくとも8球団がイェリッチ獲得レースに加わっていることになる。

     イェリッチはオプションを含めれば2022年まで比較的安価な契約が残っており、マーリンズとしてはこの一流外野手を慌てて放出する必要は全くない。そのため、スタントンやオズーナのトレード以上の対価を要求することが予想されており、マーリンズの要求に見合うオファーを提示する球団が現れるかどうかがトレード成立に向けてのカギとなりそうだ。

     昨季のマーリンズ外野陣はリーグトップとなるWAR16.1(FanGraphs版)を記録。この数字からもわかるように、左翼・オズーナ、中堅・イェリッチ、右翼・スタントンの外野陣は球界トップクラスのパフォーマンスを見せていた。この3人が全員放出されるような事態になれば、球団内外からのさらなる批判は避けられないはず。チーム編成の指揮を執るデレク・ジーターはどのような決断を下すのだろうか。


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  • アストロズがゲリット・コール獲得レースに参戦へ

    2018.1.9 10:30 Tuesday

     アストロズのジム・クレイン・オーナーは日本時間1月9日、チームがエース級の先発投手の獲得に向けて積極的に動いていることを明らかにした。フリーエージェント市場のみならずトレード市場にも目を向けており、ゲリット・コール(パイレーツ)の獲得レースにも加わっているようだ。

     ジャスティン・バーランダー、ダラス・カイケル、ランス・マカラーズJr.を中心とした球界有数の先発ローテーションを擁するアストロズだが、クレインは自軍の充実したファーム組織を利用してエース級の先発投手を獲得する意思があることを明言。MLB.comのジョン・ポール・モロシによると、アストロズはコールのトレードについてすでにパイレーツに問い合わせており、ヤフー・スポーツのジェフ・パッサンは両軍の間でトレード交渉が行われていることを報じている。パッサンは有望外野手のデレク・フィッシャーを交換要員の軸として挙げており、さらにコール獲得のためには球団1位のプロスペクトであるカイル・タッカー(外野手)と同2位のフォレスト・ウィットリー(右腕)のいずれかを交換要員に含める必要があると提案している。

     昨季のコールは決して満足のいくシーズンではなかったものの、自身2度目となる200イニングを突破(203イニング)し、12勝12敗、防御率4.26、196奪三振をマーク。フリーエージェントとなるのは早くても2019年オフであり、少なくともあと2年保有できる点も魅力である。

     「我々は常にチームのアップグレードを目指している。紙の上では球界でベストのチームと言われているけれど、それでタイトルを獲得できるわけではないからね」とクレイン。コールのほかにもフリーエージェント市場のダルビッシュ有やジェイク・アリエタ、トレード市場のクリス・アーチャー(レイズ)など獲得可能な先発投手は多く、様々な要素を考慮しながらエース級の先発投手の獲得を目指すことになりそうだ。

     プロスペクトを出し惜しみしなければアーチャーやコールの獲得も決して不可能ではないアストロズ。バーランダー、カイケルとともに先発三本柱を形成するのはいったい誰になるのだろうか。


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  • ツインズがC.ティルマンの獲得に興味か

    2018.1.8 19:25 Monday

     この数日で選手のトレードやFA市場に動きがあったメジャーリーグ。今オフは例年よりも市場の動きが遅いと言われているがこれから加速しそうな兆しだ。そのような中、ツインズがクリス・ティルマン(オリオールズ)の獲得に興味をもっているという。

     現在29歳のティルマンは昨季、24試合に登板して1勝7敗 防御率7.84の成績を残した。シーズン開幕時は右肩の故障で出遅れたものの、5月に復帰しローテーションの一角を担っていた。しかし、初登板となった日本時間5月8日のホワイトソックス戦で勝利して以降、1度も勝つことができなかった。途中でリリーフも兼任するようになり、リリーフとして5試合に登板した。

     「1500ESPN」のダレン・ウルフソン氏によると「ツインズがもうすぐ30歳を迎えるティルマンの獲得に興味をもっている。今オフ、チームは彼の動向についてチェックをした」と自身のTwitterで伝えている。ティルマンは一昨年まで4年連続2桁勝利を挙げていたが昨年は一転して成績が落ち込んだ。現在、ツインズはアービン・サンタナやホゼ・ベリオスに続く3番手の先発投手になりうる選手を探している。既にダルビッシュ有の獲得にも動いているという話もあるが、ティルマンも候補に挙げているという。

     4年連続2桁勝利を挙げていた期間は200投球回も2度達成し、スタミナがあることも証明している。現在、FA市場に出ているダルビッシュやほかの投手と比べるとネームバリューは劣るものの、ティルマンが2016年までの投球ができればツインズにとって心強い味方になると予想されている。

     巻き返しを狙うティルマンは栄光を取り戻すことができるか、彼の去就に注目だ。


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  • パドレスが牧田和久と2年契約

    2018.1.7 18:55 Sunday

     日本時間1月7日、メジャーリーグに挑戦する日本人選手の移籍先が決定した。パドレスが牧田和久(埼玉西武)と2年契約を結んだと発表した。

     33歳の牧田は球界でも貴重なサブマリンとして活躍。昨年は58試合で防御率2.30を記録し、投手陣を支えた。特に評価されている点として過去2年の安定感にあり、この期間では108試合に出場して10勝4敗 防御率1.91だった。

     今回はポスティングシステムを使っての移籍で契約金は400万ドルとなった。パドレスは昨季、リリーフ陣が不調で防御率は4.49(ナ・リーグ12位)に終わり、早急な補強が必要だった。まさに牧田の獲得は足りないピースを埋めることになり、チームから大いに期待されている。

     これまで大塚晶則と井口資仁が選手として在籍。現在は斎藤隆と野茂英雄がフロント入りしており、牧田をサポートする体制も整っている。果たして牧田は新天地のサンディエゴでどのような活躍をみせるのか。同地区のライバルとなる前田健太(ドジャース)や平野佳寿(ダイヤモンドバックス)と投げ合う可能性もあり、ナ・リーグ西地区の戦いに注目が集まる。


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  • パドレスが牧田和久と契約間近か

    2018.1.6 09:30 Saturday

     日本時間1月5日は三角トレードが発表され、球界に大きな動きがあった。例年よりもオフの移籍の動きが遅いと言われているものの、これから徐々に変化があることだろう。その中で牧田和久の移籍先はパドレスが有力だと移籍情報サイト「MLBトレード・ルーモア」が伝えている。

     牧田は埼玉西武の貴重なサブマリンとして昨年は58試合に出場して3勝3敗28ホールド 防御率2.30の成績を残した。プロ1年目からチームの守護神を務め、時には先発もこなすスイングマンとして活躍し、侍ジャパンの一員としても世界を相手に戦った。

     「Yahooスポーツ」のジェフ・パッサン記者も自身のTwitterを通じて「パドレスが日本のサブマリン、牧田との契約に大きな関心を示している」と伝えており、ポスティングシステムを使って移籍を目指す牧田にとって大きなニュースとなっている。本人は既に渡米してメディカルチェックを済ませているという。

     「トレード・ルーモア」によれば年末には入札の意思を示した球団が発表される予定だったが、その詳細は明らかにされなかった。レンジャーズなどが興味を示していると言われていた中でパドレスが埼玉西武が設定した金額と一致し、現在の交渉は最終段階に入っている模様だ。

     このままパドレス入団となれば昨年、ナ・リーグ西地区4位に終わったチームに大きな力を与えることになるだろう。球界でも貴重なサブマリンはリリーフだけではなく、時には先発としても起用できるため出場機会も多くなる。昨年はNPBからメジャーに挑戦する選手がいなかったが既に大谷翔平(エンゼルス)と平野佳寿(ダイヤモンドバックス)の移籍が決まっており、2018年も多くの日本人選手の活躍を見ることができそうだ。


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  • 新たなチャレンジ 三塁守備の準備を進めるコザート

    2018.1.5 16:30 Friday

     球界最高の遊撃守備を誇るアンドレルトン・シモンズを擁するエンゼルスに3年契約で加入したザック・コザート。2011年のメジャー昇格以降、遊撃一筋でプレイしてきたベテラン内野手は今季新たなポジションに挑戦する。そして、新天地での戦いに向けて、すでに三塁守備の準備に取り掛かっている。

     「マイナーのA級でプレイしていたときに、たぶん5試合だけ二塁を守ったことがあるんだ(実際は通算7試合)。でも、三塁は間違いなく一度も守ったことがないね」とコザート。メジャー昇格後、一度も遊撃以外のポジションに就いていない32歳のベテラン内野手にとって、2018年は新天地で新たなポジションに挑戦する、まさに「チャレンジの年」となる。

     コザートは球団フロントでビリー・エプラーGMの特別補佐を務めているエリック・シャベス、レッズ時代のチームメイトであるスコット・ローレンという2人の名三塁手にコンタクトを取り、すでに三塁守備の練習を開始している。堅実な遊撃守備に定評があったコザートだけに、遊撃から三塁へのコンバートにそれほど大きな支障はないように思われるが、「アングルが全然違うね。二塁へ送球するときの角度とか、バットに当たったボールが飛んでくる様子とかも全部違うよ」と戸惑う部分もあるようだ。また、エプラーはすでに守備シフトを多用することをコザートに伝えており、その場合にはコザートは本来のポジションである遊撃付近を守ることが多くなるという。

     また、昨季のコザートは打率.297、24本塁打、OPS.933と打撃面でキャリアハイの成績を残し、自身初のオールスター・ゲームにファン投票で選出された。昨季途中に加入し、今オフ契約を延長したジャスティン・アップトン、日本から鳴り物入りで入団した大谷翔平、タイガースからトレードで加入したイアン・キンズラーらとともに打線の破壊力アップに貢献してくれるに違いない。これらの新戦力がマイク・トラウト、アルバート・プーホルスという両主砲と上手く融合すれば、ワールドシリーズ王者のアストロズを上回る強力打線を形成することも夢ではないはずだ。

     「ジョーイ・ボットーとプレイすることを上回るのは難しいと思うけど、僕はエンゼルスへ行き、おそらく世界最高の選手(=トラウト)と一緒にプレイするんだ。アルバート(・プーホルス)とは彼がカージナルスにいたときに敵として対戦したから、彼がどんなに素晴らしい選手かは知っているよ」とコザートは両主砲について語る。エプラーが思い描く「三塁・コザート」がしっかり機能すれば、今季のエンゼルス打線は非常に魅力的なものになりそうだ。


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  • 今季のレッドソックスは捕手3人体制で開幕か

    2018.1.5 15:30 Friday

     昨季のレッドソックスは正捕手としてクリスチャン・バスケスとサンディ・レオンの2人を併用し、ポストシーズンを含む全試合でこの2人が先発マスクを被った。しかし、今季はブレイク・スワイハートのマイナー・オプションが切れているという事情もあり、捕手3人体制で開幕を迎える可能性があるようだ。

     昨季のレッドソックスはバスケスが85試合、レオンが77試合で先発マスクを被り、この2人以外に捕手として出場したのはスワイハートだけだった(4試合、12イニング)。2015年のトミー・ジョン手術から完全復活を遂げたバスケスは盗塁阻止率42%と自慢の強肩を発揮しただけでなく、打撃面でも急成長を遂げ、打率.290、5本塁打、OPS.735をマーク。2016年に打率.310、7本塁打、OPS.845という予想外の好成績をマークしたレオンは打率.225、7本塁打、OPS.644と打撃成績を大幅に悪化させたものの、安定した守備力でクリス・セールの信頼を勝ち取り、セールが登板した214回1/3のうち209イニングでマスクを被った。

     スワイハートはすでにマイナー・オプションが切れており、レッドソックスがスワイハートをマイナーへ降格されるためにはスワイハートをウエーバーにかけ、他球団にクレームされるリスクを負わなくてはならない。そうした事情があるからこそ、捕手3人体制という話が浮上しているわけだが、スワイハートは単なる控え捕手ではない。捕手のほかに一塁やレフトを守ることもできるし、打撃面では指名打者が務まるだけのポテンシャルも秘めているのだ。要するに、スワイハートを単なる「3番手捕手」と考えるべきではない。「捕手もできるユーティリティ・プレイヤー」とでも呼ぶべきだろう。

     また、昨季までレッドソックスの指揮を執ったジョン・ファレル監督は先発投手との相性を考え、バスケスとレオンを併用することを好んだが、新監督のアレックス・コーラが同様のスタイルを採用するとは限らない。場合によってはバスケスが正捕手としての地位を確立し、スワイハートが控え捕手、レオンが放出されるという可能性もあるのだ。このあたりはコーラがスプリング・トレーニングの状況を見ながら、最終的な決断を下すことになるだろう。


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  • 元オールスター外野手・ゴンザレスに3球団がオファーを提示か

    2018.1.5 14:30 Friday

     ESPNのリポートによると、オールスター・ゲーム選出3度、シルバースラッガー受賞2度、ゴールドグラブ受賞3度の実績を誇るカルロス・ゴンザレスにアストロズ、パドレス、ジャイアンツの3球団がオファーを提示しているようだ。

     通算215本塁打、OPS.857の実績を誇るゴンザレスだが、昨季は右肩痛で3年ぶりの故障者リスト入りを経験するなど不本意なシーズンを過ごし、打率.262、14本塁打、57打点、OPS.762はいずれも100試合以上に出場したシーズンでは自己ワーストの数字だった。しかし、9月に限れば打率.377、6本塁打、16打点、OPS1.250の好成績をマーク。その打棒が健在であることをアピールし、チームのワイルドカード獲得に貢献した。ホームで打率.323、OPS.923の好成績をマークしたのに対し、アウェイで打率.203、OPS.606に終わったのも例年同様の傾向だ。

     3球団のチーム事情を眺めてみると、アストロズはカルロス・ベルトランが引退し、左打席から長打を期待できる打者が不足気味。対右投手時はセンターにジョージ・スプリンガー、ライトにゴンザレス、対左投手時はセンターにジェイク・マリズニック、ライトにスプリンガーという変則的なプラトーンを描いていると見られる。

     パドレスはエリック・ホズマーの獲得を目指していることが報じられており、ホズマーを獲得できればウィル・マイヤーズを外野へ再コンバートするため外野手の補強は必要なくなる。しかし、マイヤーズも含めて外野のレギュラー候補はほとんどが右打者であり、左のパワーバットであるゴンザレスの獲得を検討する価値はあるだろう。

     ジャイアンツはフリーエージェントのジェイ・ブルースやアンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)など外野手の補強を目指しており、ゴンザレスも補強候補の一人になっていると見られる。ライトにはハンター・ペンスがいるため、ペンスとプラトーン的な起用になるか、あるいはゴンザレスが4年ぶりにレフトを守ることになるはずだ。

     そして、ゴンザレスの獲得を検討する球団の懸念点は「クアーズ・フィールドを離れてもゴンザレスは活躍できるのか」ということだろう。「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドでは通算打率.329、OPS.999をマークしているゴンザレスだが、山を下れば平均レベルの打者。各球団はこのあたりの事情を考慮に入れながら、ゴンザレスとの契約を模索していくことになりそうだ。

  • ホワイトソックスが三角トレードでブルペン補強

    2018.1.5 12:30 Friday

     日本時間1月5日、ホワイトソックス、ロイヤルズ、ドジャースの間で三角トレードが成立し、ホワイトソックスはロイヤルズからリリーフ右腕のホアキム・ソリア、ドジャースからリリーフ左腕のルイス・アビランを獲得してブルペンを強化することに成功した。

     今回の三角トレードではまずロイヤルズとドジャースの間で2対2のトレードが成立。ロイヤルズはソリアとスコット・アレキサンダーをドジャースへ放出し、ドジャースからエリック・メヒアとトレバー・オークスを獲得した。その後、ホワイトソックスとドジャースの間でトレードが成立し、ドジャースはアビランと金銭のほか、獲得したばかりのソリアをホワイトソックスへ放出してジェイク・ピーターを獲得。最終的にはホワイトソックスがソリア、アビラン、金銭、ロイヤルズがメヒア、オークス、ドジャースがアレキサンダー、ピーターを獲得する形となった。

     今回のトレードに関わった6選手のうち、メヒア、オークス、ピーターはメジャー経験のないマイナーリーガー。メヒアはドミニカ共和国出身の23歳の遊撃手で、昨季はマイナー3階級で合計127試合に出場して打率.278、8本塁打、28盗塁、OPS.741をマークした。オークスは2014年のドラフトでドジャースから7巡目(全体219位)指名を受けた24歳の先発右腕で、昨季はマイナー3階級で合計19試合(うち18先発)に登板して4勝3敗、防御率3.83をマーク。ピーターは同じく2014年のドラフトでホワイトソックスから7巡目(全体198位)指名を受けた24歳の二塁手で、昨季はマイナー2階級で合計120試合に出場して打率.279、13本塁打、11盗塁、OPS.761をマークした。

     メジャーでの実績があるのはソリア、アビラン、アレキサンダーの3投手。ソリアはロイヤルズなどでクローザーを務めた経験があり、通算573試合に登板して204セーブ、防御率2.86を記録している元オールスター右腕である。アビランはブレーブスとドジャースで活躍し、通算329試合に登板して73ホールド、防御率2.97をマーク。アレキサンダーは昨季メジャー定着を果たし、58試合で防御率2.48、ゴロ率73.8%をマークした。

     再建に向かっているロイヤルズは主力リリーバーを2人放出することでメジャー経験のない若手選手を2人獲得。ドジャースはアビランとマイナーリーガー2人を放出したが、アレキサンダーの獲得でアビランの穴を埋め、控え内野手候補となる若手選手を手に入れた。そしてホワイトソックスはマイナーの内野手1人を放出して実績のあるリリーバーを2人獲得。ホワイトソックスは再建の真っ只中であり、ソリアとアビランが開幕から好投するようであれば、7月末のトレード・デッドラインまでに若手有望株とのトレードで放出することになるとの見方が強まっている。いずれにしても、各球団の思惑がしっかりと反映されたトレードと言えるだろう。


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  • ダルビッシュ獲得を諦めないツインズ 新天地はどこだ!?

    2018.1.5 11:30 Friday

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、先発ローテーションのアップグレードを今オフの最優先課題として掲げるツインズは、フリーエージェント市場におけるベストの先発投手であるダルビッシュ有と連絡を取り続けているようだ。ダルビッシュの新天地はどこになるのだろうか。

     ツインズのダルビッシュへの関心はウィンター・ミーティングのはるか前から伝えられていた。ツインズのサッド・レバインGMはダルビッシュがメジャーリーグへ挑戦した際にレンジャーズのダルビッシュ獲得に貢献した人物であり、ツインズのGMに就任する前はレンジャーズのGM補佐を務めていたという縁がある。しかし、ミッド・マーケット球団であるツインズにとって年平均2000万~2500万ドルの長期契約が必要になるであろうダルビッシュを獲得するのは非常に負担が大きく、他球団との争奪戦では劣勢を強いられる可能性が高い。

     ツインズのほかにはカブス、アストロズ、レンジャーズ、ドジャース、ヤンキースなどが獲得候補として挙げられており、カブスとアストロズは先月すでにダルビッシュとの面会を行っている。レンジャーズのジョン・ダニエルズGMもダルビッシュと面会したことが報じられているが、これは公式のものではなく、個人的なものであったとの見方が強い。ドジャースとヤンキースについてはぜいたく税の問題があり、年俸総額を1億9700万ドル以内に収めることができる見通しが立たない限りはダルビッシュ獲得に乗り出すことはないだろう。

     また、ヘイマンは適正価格であればヤンキースが本格的にダルビッシュ獲得に乗り出す可能性があることを報じている。しかし、今季の推定年俸総額はすでに1億7000万ドル近くに達しており、二塁手と三塁手の補強がまだ完了していないことを考えると、ジャコビー・エルズベリーなどの高額年俸選手を放出することなしにダルビッシュを獲得するのは難しいだろう。現時点ではゲリット・コール(パイレーツ)をトレードで獲得する、あるいはアレックス・カッブなどダルビッシュより安価な投手を獲得する可能性の方が高いと言えそうだ。

     まだまだゴールが見えないダルビッシュ争奪戦。今オフのフリーエージェント市場におけるベストの先発投手を手に入れるのはいったいどのチームだろうか。


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  • インディアンスが右腕・サラザーの放出を検討か

    2018.1.5 11:00 Friday

     今オフの先発投手のトレード市場ではゲリット・コール(パイレーツ)やクリス・アーチャー(レイズ)が注目株となっているが、MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、インディアンスがダニー・サラザーの放出を検討しているようだ。

     日本時間1月12日に28歳の誕生日を迎えるサラザーは、昨季19先発を含む23試合に登板して5勝6敗、防御率4.28を記録。右肩痛と右肘炎症で2度にわたって故障者リストに入ったため不本意なシーズンとなってしまったが、奪三振率12.67は自己最高の数字だった。メジャー3年目の2015年に初めて規定投球回に到達し、30先発で185回を投げて14勝10敗、防御率3.45、195奪三振をマーク。翌2016年は右肘の故障に苦しみながらも25先発で11勝6敗、防御率3.87をマークした。コンディション面に不安は残るものの、通算奪三振率10.51を誇る力強いピッチングは魅力的であり、インディアンスが本格的にオファーを受け付けるようであれば注目株の一人となりそうだ。

     インディアンスはサラザー不在の間にマイク・クレビンジャーが台頭し、昨季は21先発を含む27試合に登板して12勝6敗、防御率3.11の好成績をマーク。サイ・ヤング賞右腕のコリー・クルーバー、最多勝右腕のカルロス・カラスコ、昨季17勝のトレバー・バウアーという三本柱にクレビンジャーと制球力抜群のジョシュ・トムリンを加えた5人で先発ローテーションを形成できるため、サラザー放出はそれほど大きなダメージにはならない。サラザーが残留する場合はサラザーとクレビンジャーのどちらかがロングリリーフに回ることになるだろう。

     他球団の視点から見ると、サラザー獲得にはコールやアーチャーを獲得する場合ほどの対価を必要としないため、手を出しやすい物件であると言える。ここ2シーズンは肩や肘に故障が相次いでおり、獲得には多少のリスクも伴うが、健康時のピッチングは折り紙付き。多くの球団による争奪戦が繰り広げられることになるかもしれない。


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  • ホワイトソックスはイェリッチを獲得すべきなのか

    2018.1.5 10:00 Friday

     マーリンズが放出を検討しているクリスチャン・イェリッチ。通常であればポストシーズン進出を目指す球団が獲得候補となるはずだが、MLB.comのフィル・ロジャースは「イェリッチを獲得すべき球団」として意外な球団名を挙げている。その球団とは、再建真っ只中のホワイトソックスである。

     ロジャースは再建に成功したカブスの例を挙げてホワイトソックスのイェリッチ獲得を主張している。カブスは2011年オフにトレードでパドレスからアンソニー・リゾーを獲得。リゾーは2012年途中からレギュラーに定着し、そこにクリス・ブライアント、ハビアー・バイエズ、アディソン・ラッセル、カイル・シュワーバー、ウィルソン・コントレラスら有望株が加わることで現在のチームが形成された。リゾーは優れた打撃力、安定した守備力を誇るだけでなく、リーダーシップを兼ね備えたチームリーダーである。ロジャースはイェリッチがホワイトソックスでその役割を担うことができると主張する。

     イェリッチも攻守両面でハイレベルな能力を持つオールラウンド・プレイヤーであり、アメリカ代表の一員として第4回ワールド・ベースボール・クラシックを制するなど、「勝利」の味も知っている。イロイ・ヒメネス、マイケル・コペック、ルイス・ロベルトなど豊富な有望株を有するホワイトソックスがイェリッチをリーダーとして常勝軍団へ変貌していくことをロジャースは期待しているのだ。

     そして、ロジャースはイェリッチ獲得のためであれば多大な犠牲を支払うべきであると考えている。ティム・アンダーソン、ルーカス・ジオリト、カルロス・ロドンといったすでにメジャー昇格を果たしている若手選手のなかから1人を軸として、ブレイク・ラザフォード、ディラン・シーズ、アレック・ハンセンら全体100位に入るプロスペクトをパッケージに含め、そこにその他の有望株を絡めればイェリッチを獲得可能だと提案。ロジャースが提案するトレード・パッケージはジオリト(またはアンダーソン)、シーズ、ラザフォード、ザック・コリンズの4人だ。

     もちろん、パッケージのクオリティはホワイトソックスがマーティン・プラド、ブラッド・ジーグラー、田澤純一といったマーリンズの高額年俸選手を引き取ることで下がる可能性もあるだろうし、ここまで大判振る舞いしなくてもトレードが成立する可能性もある。いずれにしても、ホワイトソックスが再建を成し遂げるためにはチームリーダーが必要であり、イェリッチはその役割に相応しい存在であるとロジャースは考えているのである。


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  • ジャイアンツがマカッチェン獲得に乗り出す

    2018.1.5 09:30 Friday

     外野のグレードアップを目指すジャイアンツはビリー・ハミルトン(レッズ)のみならず、アンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)の獲得にも興味を示し、トレード交渉を行っているようだ。しかし、ジャイアンツは有望株のさらなる放出には消極的であり、それがトレード成立に向けての大きな障壁となっている。

     今オフのジャイアンツは攻守両面で外野のグレードアップを目指している。ライトにはハンター・ペンスがいるものの、レフトは昨季からレギュラー不在の状況であり、センターのディナード・スパンはエバン・ロンゴリアとのトレードでレイズへ放出。レギュラーの座が2枠も空いている状況だ。スパンは昨季、外野手ではチーム最高となるOPS.756をマークしたが、守備防御点は-27と大きな穴となっていた。打撃面はもちろんだが、守備面でのグレードアップも急務となっているのである。

     守備面でのグレードアップを目指すのであればハミルトンが適任だろう。4年連続56盗塁以上(4年連続盗塁数リーグ2位)の俊足を誇り、守備防御点は4年連続で+8以上を記録。打撃力ではスパンに及ばないものの、走攻守をトータルで見れば大きなグレードアップになるはずだ。一方、打撃面でのグレードアップを重視するのであればマカッチェンの獲得は理想的。センターの守備力はスパンと同程度まで低下しているものの、28本塁打、OPS.849をマークした打撃力はジャイアンツに必要だ。極端な長打力不足に喘いだチーム状況を考えると、マカッチェンのほうがチーム状況に合致していると言えるだろう。

     しかし、ハミルトンとマカッチェンのいずれを獲得するにしても、トレード成立に向けて大きな障壁がある。それはジャイアンツが有望株の放出に前向きでないという点だ。ジャイアンツは今オフすでにロンゴリアとのトレードで球団1位の有望株だったクリスチャン・アローヨを放出。有望株のさらなる放出を回避したいと考えている。クリス・ショウ、タイラー・ビーディ、ヘリオット・ラモスがジャイアンツの有望株上位3人だが、レッズとパイレーツはともに少なくとも3人のうち1人、場合によっては3人のうち2人を要求する可能性が高い。ジャイアンツがこれらの有望株をキープすることを選択すれば、トレード交渉は破談に終わるだろう。

     なかなか思うように進まないジャイアンツの外野手補強。スプリング・トレーニング開始まで1ヶ月半ほどとなったが、どのような結末を迎えるのだろうか。


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  • レンジャーズ&ブリュワーズがロレンゾ・ケイン獲得に興味

    2018.1.5 08:30 Friday

     フリーエージェント市場におけるベストの中堅手であるロレンゾ・ケインに興味を示しているのは外野手の補強を目指す球団だけではない。外野3ポジションの顔ぶれがすでに固まったと見られているレンジャーズとブリュワーズもケインの獲得に興味を示しているようだ。

     今オフ、レンジャーズとブリュワーズはともに投手陣のアップグレードを最優先課題として補強を進めている。レンジャーズの外野はレフトにウィリー・カルフーン、センターにデライノ・デシールズ、ライトにノマー・マザーラが入る布陣が予定されており、秋信守(チュ・シンス)は指名打者。ドリュー・ロビンソン、ライアン・ルア、そしてルール5ドラフトで加入したカルロス・トッシらが控えの枠を争う構図だ。一方のブリュワーズはレフトにライアン・ブラウン、センターにキーオン・ブロクストン、ライトにドミンゴ・サンタナが入り、有望株コンビのブレット・フィリップスとルイス・ブリンソンもレギュラーの座をうかがっている。両球団とも必ずしもケインを獲得する必要はなく、両球団のケインへの関心の度合いは投手補強の進捗と連動しながら変化していくことになりそうだ。

     しかし、直近4シーズンで打率3割を3度も記録し、今季も打率.300、15本塁打、26盗塁、OPS.803の好成績を残したケインの加入はどの球団にとっても戦力アップとなることは間違いない。特にレンジャーズはフルシーズン1年目を迎えるカルフーンがどこまでやれるかは未知数であり、デシールズもケインと比較すると物足りない。ケインの加入は外野の大幅なグレードアップに繋がるはずだ。また、ケインは2004年のドラフトでブリュワーズから17巡目(全体496位)指名を受けてプロ入りし、2010年7月にブリュワーズでメジャーデビューを果たしており、ケインがブリュワーズと契約すれば実に7年ぶりの古巣復帰となる。ブリュワーズがケインを獲得した場合には昨季30本塁打のサンタナをトレード要員として先発投手の補強に動くことになりそうだ。

     なお、ケインはロイヤルズからクオリファイング・オファーを提示されており、新労使協定の取り決めに従って、レンジャーズがケインを獲得した場合は2番目に高順位のドラフト指名権とインターナショナル・ボーナスプール50万ドル、ブリュワーズがケインを獲得した場合は3番目に高順位のドラフト指名権を失うことになる。


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  • 強力ブルペントリオ抱えるナショナルズがホランド獲得を狙う

    2018.1.4 18:30 Thursday

     ブランドン・キンツラーとの再契約に成功し、昨季後半戦に形成した3投手による勝ちパターンを維持したナショナルズだが、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ナショナルズはブルペンのさらなる補強を目指しているようだ。

     ナショナルズの補強ターゲットとなっているのは昨季、ケンリー・ジャンセン(ドジャース)と並んでナ・リーグのセーブ王に輝いたグレッグ・ホランド。トミー・ジョン手術により2016年シーズンを棒に振ったホランドは、昨年1月に1年契約でロッキーズに加入した。すると、4月から2ヶ月連続で月間最優秀リリーバーに選出されるなど華麗な復活を遂げ、最終的には61試合に登板して3勝6敗41セーブ、防御率3.61をマーク。オールスター・ゲームに選出されたほか、ナ・リーグのカムバック賞を受賞した。

     ヘイマンによると、ナショナルズはウェイド・デービスの獲得も検討していたが、デービスはホランドの穴埋め役としてロッキーズと3年契約。市場からオプションが一つ消えたことにより、ナショナルズはホランド獲得を急いでいるようだ。ナショナルズのマイク・リゾーGMは1年前、ホランドがロッキーズと契約した際にもホランドとの契約を熱望していたという。もしナショナルズがホランドの獲得に成功すれば、キンツラー、ライアン・マドソン、ショーン・ドゥーリトル、ホランドと一流リリーバーがズラリと並ぶ豪華なブルペンが完成する。

     現時点でも非常に強固な勝ちパターンを擁しているナショナルズだが、ホランド獲得を目指す姿勢は球団史上初のワールドシリーズ制覇への「本気度」の表れと言えるだろう。2014年と2015年のロイヤルズ、2016年と2017年のインディアンス、2017年のヤンキースのように、ここ数年間のポストシーズンでは強力なブルペンを擁するチームが存在感を発揮している。ブルペンの充実はワールドシリーズを制覇するために不可欠な要素の一つとなりつつあるのである。

     なお、ヘイマンはナショナルズにフィットし得るリリーバーとしてアディソン・リードの名前も挙げている。デービスを失ったカブス、ブルペン整備が課題となっているカージナルス、ザック・ブリットンをアキレス腱断裂で欠くオリオールズなど、ナショナルズ以外にもクローザー市場に目を向けている球団は多く、ホランド争奪戦は今後熾烈さを増していくことになりそうだ。


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  • イェリッチ マーリンズ残留の場合はレフト再転向か

    2018.1.4 17:00 Thursday

     マーリンズがトレードのオファーを受け付けているクリスチャン・イェリッチだが、トレードが成立せずマーリンズに残留する場合は昨季のセンターから2016年まで主に守ったレフトへ再コンバートされる可能性があるようだ。

     現時点でマーリンズの40人枠に登録されている外野手はイェリッチを含めて3人。イェリッチ以外の2人は昨季AA級でプレイしたブラクストン・リー(24歳)と昨季カージナルスでメジャーデビューを果たしたマグネウリス・シエラ(21歳)である。リーは昨季AA級で20盗塁、シエラは昨季A+級とAA級で計20盗塁をマーク。ともに俊足を誇るだけでなく、外野守備も高く評価されており、イェリッチよりもセンターに適した人材だと言える。

     ジャンカルロ・スタントンをヤンキース、マーセル・オズーナをカージナルスへ放出したマーリンズは彼らの穴を埋める外野手を探しており、長打力のある外野手を両翼に加えることができれば、イェリッチは引き続きセンターを守ることになるだろう。仮に外野手の補強が1人だけに留まり、リーないしシエラをレギュラーに据える場合はイェリッチがレフトに戻る可能性が高い。イェリッチにとってレフトは2014年にゴールドグラブ賞を受賞した慣れ親しんだポジションであり、再コンバートに支障はないはずだ。

     なお、内野手登録のデレク・ディートリックやマーティン・プラドも外野を守ることができるため、24歳のブライアン・アンダーソンを三塁のレギュラーに抜擢し、レフトにプラド、ライトにディートリックを起用するのも一つの方法である。ひとまず現時点ではイェリッチのレフト再転向はオプションの一つといった位置付けだろう。

     打率.300、20本塁打、90打点を期待できる好打者のイェリッチにはカージナルス、フィリーズ、ブレーブス、ダイヤモンドバックスなど少なくとも15球団が興味を示していると報じられており、イェリッチが今季の開幕戦をマーリンズの一員として迎えるかどうかは不透明である。3ヶ月後、イェリッチが他球団のユニフォームに身を包んでレフトを守っている可能性も十分にありそうだ。


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