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  • 各ポジションの通算最多打点記録保持者たち

    2020.5.17 14:35 Sunday

     日本時間5月17日、メジャーリーグ公式サイトのトーマス・ハリガンは、各ポジションの通算最多打点記録保持者を特集する記事を公開した。ここではその顔触れをチェックしてみよう。

     ハリガンの特集記事では、該当ポジションで通算出場試合数の3分の2以上に出場した選手が対象となっている。また、外野手はポジションにかからわず、通算出場試合数の3分の2以上に外野手として出場していれば対象となり、外野のなかで最も出場試合数が多いポジションに振り分けられている。よって、「そのポジションでの出場時に記録した打点数」ではないことにご注意いただきたい。

     各ポジションの通算最多打点記録保持者は以下の通り(打点が公式記録となった1920年以降が対象)。

    捕手
    ヨギ・ベラ 1430打点
    (現役最多:ヤディアー・モリーナ 916打点)

    一塁手
    アルバート・プーホルス 2075打点
    (現役最多:同上)

    二塁手
    ジェフ・ケント 1518打点
    (現役最多:ロビンソン・カノー 1272打点)

    三塁手
    エイドリアン・ベルトレイ 1707打点
    (現役最多:エバン・ロンゴリア 1015打点)

    遊撃手
    カル・リプケンJr. 1695打点
    (現役最多:エルビス・アンドルース 629打点)

    左翼手
    バリー・ボンズ 1996打点
    (現役最多:ライアン・ブラウン 1128打点)

    中堅手
    ウィリー・メイズ 1903打点
    (現役最多:マット・ケンプ 1010打点)

    右翼手
    ハンク・アーロン 2297打点
    (現役最多:ニック・マーケイキス 1031打点)

    指名打者
    デービッド・オルティス 1768打点
    (現役最多:大谷翔平 123打点)
    ※該当する現役選手は大谷とヨルダン・アルバレスのみ

    投手
    レッド・ラフィング 273打点
    (現役最多:アダム・ウェインライト 71打点)

     ちなみに、通算出場試合数の3分の2以上という条件にこだわらず、純粋に「そのポジションで出場したときに記録した打点数」を見た場合、最多記録保持者は以下のようになる(1920年以降が対象。リサーチにはBaseball-ReferenceのPlay Indexを使用しているため、1972年以前の数値には不完全な部分がある。カッコ内は現役最多)。

    捕手:イバン・ロドリゲス 1290打点(モリーナ 904打点)
    一塁手:ルー・ゲーリッグ 1800打点(プーホルス 1372打点)
    二塁手:ケント 1389打点(カノー 1235打点)
    三塁手:ベルトレイ 1594打点(ロンゴリア 960打点)
    遊撃手:リプケン 1328打点(アンドルース 613打点)
    左翼手:ボンズ 1892打点(ブラウン 834打点)
    中堅手:メイズ 1816打点(アダム・ジョーンズ 848打点)
    右翼手:アーロン 1532打点(マーケイキス 1002打点)
    指名打者:オルティス 1568打点(エドウィン・エンカーナシオン 530打点)
    投手:ラフィング 189打点(ウェインライト 68打点)

  • ごく短期間にトップクラスの輝きを放った「ガラスの右腕」

    2020.5.17 13:45 Sunday

     2000年以降、1試合18奪三振以上を記録した投手はわずか4人しかいない。2001年5月8日のランディ・ジョンソン(対レッズ、20奪三振)、2015年5月13日のコリー・クルーバー(対カージナルス、18奪三振)、2016年5月11日のマックス・シャーザー(対タイガース、20奪三振)の3人はいずれもサイ・ヤング賞の受賞経験があり、多くのメジャーリーグ・ファンに知られた存在だ。この3人と比べると、残りの1人はあまり知られていない存在と言えるかもしれない。

     その男の名はベン・シーツ。2004年5月16日、当時ブリュワーズに在籍していたシーツはブレーブス打線から18個の三振を奪い、3安打1失点で完投勝利をマークした。最後の9個のアウトのうち、実に8個が三振。最後は5連続三振で試合を締めくくった。

     1999年のドラフト全体10位指名でブリュワーズに入団したシーツの知名度が急上昇したのは、2000年のシドニー五輪がきっかけだった。キューバとの決勝戦で3安打完封をマークし、アメリカの金メダル獲得の立役者となったのだ。しかし、メジャーデビューからの3年間(2001~2003年)はいずれも11勝をマークしたとはいえ防御率4点台。それほど目立つ存在ではなかった。

     ところが、メジャー4年目の2004年は、4月10日のアストロズ戦で自身初の2ケタ奪三振をマークすると、5月16日には前述の1試合18奪三振を記録。6月13日のアストロズ戦では「イマキュレイト・イニング」(1イニングで三者連続3球三振)を達成した。最終的には34先発(5完投)で237イニングを投げ、12勝14敗、防御率2.70、264奪三振をマーク。地区最下位というチーム状況もあり、勝ち星は伸びなかったが、K/BBは8.25(1900年以降で当時歴代6位)という高水準であり、現在の評価基準であればサイ・ヤング賞の有力候補となってもおかしくなかった(実際の投票ではわずか1ポイントで8位タイ)。

     キャリアハイのシーズンを過ごしたシーツは、翌年4月に4年3850万ドルでブリュワーズとの契約を延長。当時の球団史上最高額の契約だった。しかし、2005年から4年連続で3点台の防御率をマークし、2ケタ勝利も3度記録したものの、相次ぐ故障により規定投球回到達は1度だけ。2008年に198.1イニングを投げて3完封を含む13勝9敗、防御率3.09、158奪三振をマークしたのが最後の輝きとなった。

     ただし、その2008年も故障によりポストシーズンでは登板できず、2009年は全休となった。2010年はアスレチックスで4勝9敗、防御率4.53に終わり、2011年はトミー・ジョン手術により再び全休。ブレーブスでプレーした2012年は9先発にとどまり、この年限りでユニフォームを脱いだ。

     メジャー10年間での通算成績は94勝96敗、防御率3.78、1325奪三振。2004年に放った輝きは間違いなくトップクラスだっただけに、2005年以降の相次ぐ故障が惜しまれる。余談だが、「ガラスのエース」だったシーツは、広島や阪神で活躍したアンディ・シーツのいとこである。

  • 元アスレチックス監督のハウ 新型コロナ感染で集中治療室へ

    2020.5.17 12:45 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトのマニー・ランダワは、アストロズ、アスレチックス、メッツの3球団で監督を務め、1976年から1982年までアストロズで内野手としてプレーしたアート・ハウが新型コロナウイルスに感染して集中治療室に入っていることを伝えた。ハウがヒューストンの「KPRC-TV」に語ったところによると、5月3日に初期症状を認識し、その後の数日間、症状が改善せず、救急車で病院へ運ばれたという。

     ハウは「寒気がして、葉っぱが震えるような感じで身体全体が震えていたんだ。検査を受けて陽性反応が出て、その翌日には自宅で隔離された。その後も同じように寒気が続いて、味覚を失って、全身のだるさを感じていた」とこれまでの過程を説明。その一方で「人生で一度も経験したことがないことだったよ。でも、今は少し良くなってきたと思っている」と徐々に快方へ向かっていることを明らかにした。

     ハウは現在73歳。1974年にパイレーツでメジャーデビューし、アストロズでプレーした1976年からの7年間のうち、1977~1982年の6年間は毎年100試合以上に出場した。現役最後の2年間はカージナルスでプレーし、1985年限りで引退。その後、1989年から1993年までアストロズの監督を務めて392勝418敗(勝率.484)、1996年から2002年までアスレチックスの監督を務めて600勝533敗(勝率.530)を記録し、2000年と2002年にはアメリカン・リーグ西部地区で地区優勝を果たした。

     特に、2000年からの3年間は296勝189敗(勝率.610)という強さを発揮し、3年連続でポストシーズンに出場(2001年はワイルドカード)。その実績を評価され、2003年から2004年までメッツでも監督を務めた(137勝186敗、勝率.424)。

     アストロズは「アストロズ・ファミリーは、元選手かつ元監督のアート・ハウのスピーディな回復を祈っています」、アスレチックスは「元監督のアート・ハウにポジティブな気持ちを送ります」と球団公式Twitterで発信し、新型コロナウイルスと戦うハウへエールを送った。

  • 最強チーム決定戦第2弾の開催が決定 64チームが頂点を目指す

    2020.5.16 15:55 Saturday

     シミュレーション企画「MLBドリーム・ブラケット」の第2弾の開催が決定した。全30球団の「オールタイム・チーム」にニグロリーグ選抜と現役U-25選抜を加えた32チームで競われた第1弾では、メジャー最多の世界一27度を誇るヤンキースが優勝。第2弾では、1998年のヤンキースや2001年のマリナーズのように単年シーズンの単独チームによって「最強チーム」を決める戦いが行われる。

     今大会では、第1弾と同様にシミュレーション・ソフト「Out of the Park Baseball 21」を使用。全30球団から2年ずつ、合計60チームが選出され、そこに1994年のモントリオール・エクスポズとニグロリーグの3チーム(1931年のホームステッド・グレイズ、1935年のピッツバーグ・クロフォーズ、1942年のカンザスシティ・モナクス)を加えた合計64チームが頂点を目指す。

     なお、ニグロリーグの3チームを除くチームは第二次世界大戦後から選出。また、同一チームから近い年代を2つ選出するのは避けられており、たとえば1954年、2010年、2012年、2014年に世界一となったジャイアンツからは、1954年と2012年が選ばれた。

     参加する全64チームのなかには、ワールド・チャンピオンが34チームもあり、レギュラーシーズン100勝以上も18チーム。各チームのロースターには、その年のMVPが23人、サイ・ヤング賞が14人、最優秀監督賞が17人、殿堂入り選手が92人含まれている。

     第1弾で優勝したヤンキースからは、ともに世界一となった1961年と1998年が登場。ただし、1970年のオリオールズ(108勝)や1995年のインディアンス(144試合で100勝)といった強敵もおり、勝ち上がるのは容易ではない。また、メジャー歴代最多タイの116勝をマークした2001年のマリナーズにも注目だ。

     ナ・リーグに目を向けると、1975年レッズの「ビッグ・レッド・マシン」が、最強二枚看板を擁する2001年ダイヤモンドバックスと対戦する可能性がある。「ビリー・ゴートの呪い」を打ち破った2016年のカブス、「ベイビー・シャーク」のリズムに乗って世界一となった2019年のナショナルズなど、近年のワールド・チャンピオンも参戦する。

     今大会の開催期間は5月21日から6月9日まで(現地時間)。参加する全64チームのロースターはこちら(https://www.mlb.com/news/mlb-dream-bracket-2-rosters)で確認できるので、事前にチェックしておくと、今大会をより楽しめるはずだ。

  • MVPを受賞できなかった名選手 ジーター、グウィンらが選出

    2020.5.16 12:50 Saturday

     MVPやサイ・ヤング賞を受賞するためには、選手自身の活躍はもちろん、タイミングも非常に重要となる。過去の名選手のなかには、アウォード受賞に相応しい活躍を見せながらも、最後までアウォードと縁のなかった選手も存在する。メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンスは、過去のスター野手のなかからMVPを受賞できなかった名選手を15人ピックアップし、紹介している。

     1位に選ばれたのは、ヤンキースのスター遊撃手として長年にわたって活躍したデレク・ジーターだ。5度のワールドシリーズ制覇を経験し、オールスター・ゲームMVPとワールドシリーズMVP(ともに2000年)を受賞しているジーターだが、レギュラーシーズンMVPとは最後まで縁がなかった。MVP投票では、3位以内に3度(1998年、2006年、2009年)ランクイン。最も惜しかったのが2006年で、ジャスティン・モーノーに14ポイント差の2位に終わった。

     2位はジャイアンツ一筋22年のキャリアで通算511本塁打を放ったメル・オット。オットが活躍した時代には、まだサイ・ヤング賞がなく、カストロビンスは「サイ・ヤング賞が当時存在していれば、オットはMVPを受賞できていたかもしれない」と述べている。

     3位は2度の本塁打王を含む通算512本塁打を放ったエディ・マシューズ。2度の本塁打王のシーズンにそれぞれMVP投票2位となっているが、1953年はロイ・キャンパネラ、1959年はアーニー・バンクスに敗れ、受賞はならなかった。

     4位のアル・ケーライン、5位のトニー・グウィン、6位のウェイド・ボッグス、7位のエディ・マレーはいずれも通算3000安打以上。8位のロベルト・アロマー、9位のジョニー・マイズ、10位のマイク・ピアッツァ、11位のオジー・スミスもアメリカ野球殿堂入りを果たしている名選手だ。

     12位から15位には、近年までプレーしていた選手が並んでおり、マニー・ラミレスが12位、エイドリアン・ベルトレイが13位、デービッド・オルティスが14位、ジム・トーメイが15位にランクイン。その他、トップ15圏外の選手としては、エドガー・マルティネス、マーク・マグワイア、デーブ・ウィンフィールドらの名前が挙げられている。

  • 球団史上最高の右翼手は誰だ!? MLB公式サイトの番記者が選出

    2020.5.15 17:20 Friday

     メジャーリーグ公式サイトでは、レギュラーシーズンの開幕延期によって試合がない期間を利用し、各球団の「オールタイム・チーム」を決定する企画を実施している。捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、左翼手、中堅手に続く第8弾として、各球団の番記者が球団史上最高の右翼手を決定するファン投票をTwitterで実施中(それぞれの番記者のツイートから投票可能)。ファン投票の結果とは別に、それぞれの番記者が球団の歴代右翼手のなかからトップ5を選出して紹介している。

    アメリカン・リーグ東部地区

    オリオールズ
    【1位】フランク・ロビンソン(1966-71)
    移籍1年目の1966年に打率.316、49本塁打、122打点で三冠王。レギュラーシーズンとワールドシリーズの両方でMVP。
    【2位】ケン・シングルトン(1975-84)
    【3位】ニック・マーケイキス(2006-14)
    【4位】マーブ・レッテンマンド(1968-73)
    【5位】レジー・ジャクソン(1976)

    レッドソックス
    【1位】ドワイト・エバンス(1972-90)
    ゴールドグラブ賞8度は球団歴代最多。ストライキによる短縮シーズンの1981年は22本塁打で本塁打王(4人がタイ)。
    【2位】ムーキー・ベッツ(2014-19)
    【3位】ジャッキー・ジェンセン(1954-59,61)
    【4位】トロット・ニクソン(1998-2007)
    【5位】トニー・コニグリアロ(1964-67,69-70,75)

    ヤンキース
    【1位】ベーブ・ルース(1920-34)
    1927年の60本塁打を筆頭に在籍15年間で10度の本塁打王。7度のワールドシリーズで15本塁打を放ち、4度の世界一。
    【2位】ポール・オニール(1993-2001)
    【3位】デーブ・ウィンフィールド(1981-90)
    【4位】ロジャー・マリス(1960-66)
    【5位】レジー・ジャクソン(1977-81)

    レイズ
    【1位】スティーブン・スーザJr.(2015-17)
    2017年に右翼手としては球団歴代2位となる30本塁打を記録(1位は2019年オースティン・メドウズの33本塁打)。
    【2位】マット・ジョイス(2009-14)
    【3位】オースティン・メドウズ(2018-現在)
    【4位】ベン・グリーブ(2001-03)
    【5位】ウィル・マイヤーズ(2013-14)

    ブルージェイズ
    【1位】ホゼ・バティースタ(2008-17)
    在籍10年間で記録した288本塁打は球団歴代2位、766打点は同3位、OPS.878は同4位の数字。2度の本塁打王。
    【2位】ジェシー・バーフィールド(1981-89)
    【3位】ジョー・カーター(1991-97)
    【4位】ショーン・グリーン(1993-99)
    【5位】アレックス・リオス(2004-09)

    アメリカン・リーグ中部地区

    ホワイトソックス
    【1位】マグリオ・オルドニェス(1997-2004)
    在籍8年間で打率.307、OPS.889の好成績をマーク。1999年から4年連続で「打率3割・30本塁打・100打点」を達成。
    【2位】ジャーメイン・ダイ(2005-09)
    【3位】フロイド・ロビンソン(1960-66)
    【4位】アレックス・リオス(2009-13)
    【5位】アビサイル・ガルシア(2013-18)

    インディアンス
    【1位】マニー・ラミレス(1993-2000)
    長打率.592は球団歴代1位の数字。長打率とOPSは1999年から2年連続リーグ1位で、1999年には147試合で165打点。
    【2位】シューレス・ジョー・ジャクソン(1910-15)
    【3位】エルマー・フリック(1902-10)
    【4位】ロッキー・コラビト(1955-59,65-67)
    【5位】秋信守(2006-12)

    タイガース
    【1位】アル・ケーライン(1953-74)
    1955年に打率.340で歴代最年少首位打者。オールスター・ゲーム選出18度、ゴールドグラブ賞10度、通算3007安打。
    【2位】ハリー・ハイルマン(1914,16-29)
    【3位】サム・クロフォード(1903-17)
    【4位】カーク・ギブソン(1979-87,93-95)
    【5位】ジム・ノースラップ(1964-74)

    ロイヤルズ
    【1位】ダニー・タータブル(1987-91)
    移籍1年目の1987年に自己最多の34本塁打。1991年には打率.316、31本塁打、OPS.990の好成績でオールスター・ゲーム選出。
    【2位】ジャーメイン・ダイ(1997-2001)
    【3位】アル・コーウェンズ(1974-79)
    【4位】ジム・アイゼンライク(1987-92)
    【5位】ジェフ・フランクーア(2011-13)

    ツインズ
    【1位】トニー・オリーバ(1962-76)
    1964年に史上初のルーキー首位打者となり、これを含めて首位打者3度。この年を含め、リーグ最多安打も5度記録。
    【2位】ボブ・アリソン(1958-70)
    【3位】マイケル・カダイアー(2001-11)
    【4位】トム・ブラナンスキー(1982-88)
    【5位】マックス・ケプラー(2015-現在)

    アメリカン・リーグ西部地区

    アストロズ
    【1位】ジョージ・スプリンガー(2014-現在)
    160本塁打とOPS.849はキャリアの大部分を右翼手としてプレーした選手としては球団歴代1位の数字。
    【2位】テリー・プール(1977-90)
    【3位】リチャード・ヒダルゴ(1997-2004)
    【4位】ハンター・ペンス(2007-11)
    【5位】ケビン・バス(1982-89,93-94)

    エンゼルス
    【1位】ティム・サーモン(1992-2006)
    1993年に31本塁打を放ち、満票で新人王を受賞。この年を含め、シーズン30本塁打以上5度、通算299本塁打を記録。
    【2位】ブラディミール・ゲレーロ(2004-09)
    【3位】コール・カルフーン(2012-19)
    【4位】レジー・ジャクソン(1982-86)
    【5位】ボビー・ボンズ(1976-77)

    アスレチックス
    【1位】レジー・ジャクソン(1967-75,87)
    本塁打と打点の二冠に輝いた1973年にMVPを受賞。1975年にも本塁打王。269本塁打は球団歴代3位の数字。
    【2位】ホゼ・カンセコ(1985-92,97)
    【3位】ビング・ミラー(1922-26,28-34)
    【4位】エルマー・バロ(1940-43,46-56)
    【5位】トニー・アーマス(1977-82)

    マリナーズ
    【1位】イチロー(2001-12,18-19)
    2001年にMVPと新人王をダブル受賞。この年から10年連続で打率3割、200安打、オールスター・ゲーム選出、ゴールドグラブ賞。
    【2位】ジェイ・ビューナー(1988-2001)
    【3位】ミッチ・ハニガー(2017-現在)
    【4位】レオン・ロバーツ(1978-80)
    【5位】ホゼ・ギーエン(2007)

    レンジャーズ
    【1位】フアン・ゴンザレス(1989-99,2002-03)
    1996年と1998年にMVPを受賞。本塁打王2度、打点王1度。372本塁打と1180打点は球団歴代1位の数字。
    【2位】ルーベン・シエラ(1986-92,2000-01,03)
    【3位】ネルソン・クルーズ(2006-13)
    【4位】ジェフ・バローズ(1972-76)
    【5位】秋信守(2014-現在)

    ナショナル・リーグ東部地区

    ブレーブス
    【1位】ハンク・アーロン(1954-74)
    右翼手としてスタメン出場2134試合は球団歴代ダントツ。在籍21年間で3600安打、733本塁打、2202打点を記録。
    【2位】デービッド・ジャスティス(1989-96)
    【3位】ジェイソン・ヘイワード(2010-14)
    【4位】ゲーリー・シェフィールド(2002-03)
    【5位】トミー・ホームズ(1942-51)

    マーリンズ
    【1位】ジャンカルロ・スタントン(2010-17)
    球団記録の59本塁打、132打点をマークした2017年に本塁打、打点の二冠を獲得し、MVPを受賞。在籍8年間で267本塁打。
    【2位】ゲーリー・シェフィールド(1993-98)
    【3位】マーク・コッツェイ(1997-2000)
    【4位】フアン・エンカーナシオン(2002-05)
    【5位】ジェレミー・ハーミッダ(2005-09)

    メッツ
    【1位】ダリル・ストロベリー(1983-90)
    252本塁打は球団歴代1位の数字。1983年に新人王、1988年に本塁打王、1984年から7年連続オールスター・ゲーム選出。
    【2位】マイケル・コンフォート(2015-現在)
    【3位】ラスティ・スタウブ(1972-75,81-85)
    【4位】ロン・スワボダ(1965-70)
    【5位】カーティス・グランダーソン(2014-17)

    フィリーズ
    【1位】ボビー・アブレイユ(1998-2006)
    在籍9年間で打率.303、195本塁打、254盗塁、出塁率.416、OPS.928を記録。1999年から7年連続で「20-20」以上を達成。
    【2位】ジョニー・キャリソン(1960-69)
    【3位】チャック・クライン(1928-33,36-39,40-44)
    【4位】ギャビー・クラバス(1912-20)
    【5位】ジェイソン・ワース(2007-10)

    ナショナルズ
    【1位】ブラディミール・ゲレーロ(1996-2003)
    1999年からの4年間でオールスター・ゲーム選出4度、シルバースラッガー賞3度。2002年には39本塁打、40盗塁を記録。
    【2位】ブライス・ハーパー(2012-18)
    【3位】ラリー・ウォーカー(1989-94)
    【4位】ラスティ・スタウブ(1969-71)
    【5位】ジェイソン・ワース(2011-17)

    ナショナル・リーグ中部地区

    カブス
    【1位】サミー・ソーサ(1992-2004)
    3度のシーズン60本塁打以上はメジャー史上唯一。本塁打王2度、打点王2度。1998年に自己最多の66本塁打でMVPを受賞。
    【2位】アンドレ・ドーソン(1987-92)
    【3位】ビル・ニコルソン(1939-48)
    【4位】カイカイ・カイラー(1928-35)
    【5位】フランク・シュルト(1904-16)

    レッズ
    【1位】フランク・ロビンソン(1956-65)
    1956年に38本塁打で新人王。打率.323、37本塁打、124打点、22盗塁、OPS1.015をマークした1961年にはMVPを受賞。
    【2位】ケン・グリフィー(1973-81,88-90)
    【3位】ジェイ・ブルース(2008-16)
    【4位】ウォーリー・ポスト(1949-57,60-63)
    【5位】デーブ・パーカー(1983-87)

    ブリュワーズ
    【1位】クリスチャン・イェリッチ(2018-現在)
    2018年に打率.326、36本塁打、110打点、22盗塁、OPS1.000でMVPを受賞。打率、長打率、OPSは同年から2年連続リーグ1位。
    【2位】シクスト・レスカーノ(1974-80)
    【3位】ジェロミー・バーニッツ(1996-2001)
    【4位】コリー・ハート(2004-12)
    【5位】ロブ・ディアー(1986-90)

    パイレーツ
    【1位】ロベルト・クレメンテ(1955-72)
    1961年から12年連続ゴールドグラブ賞。首位打者4度、通算3000安打。「ロベルト・クレメンテ賞」にその名を残すレジェンド。
    【2位】ポール・ウェイナー(1926-40)
    【3位】デーブ・パーカー(1973-83)
    【4位】カイカイ・カイラー(1921-27)
    【5位】パッシー・ドノバン(1892-99)

    カージナルス
    【1位】スタン・ミュージアル(1941-63)
    3026試合出場、3630安打、1949得点、725二塁打、177三塁打、475本塁打、1950打点、6134塁打、1605四球はいずれも球団記録。
    【2位】イノス・スローター(1938-53)
    【3位】ブライアン・ジョーダン(1992-98)
    【4位】ジョージ・ヘンドリック(1978-84)
    【5位】J・D・ドリュー(1998-2003)

    ナショナル・リーグ西部地区

    ダイヤモンドバックス
    【1位】ジャスティン・アップトン(2007-12)
    2005年ドラフトの全体1位指名で入団。2011年には打率.289、31本塁打、21盗塁、OPS.898でMVP投票4位にランクイン。
    【2位】ヘラルド・パーラ(2009-14)
    【3位】レジー・サンダース(2001)
    【4位】J・D・マルティネス(2017)
    【5位】ダニー・バウティスタ(2000-04)

    ロッキーズ
    【1位】ラリー・ウォーカー(1995-2004)
    首位打者3度。1997年に打率.366、49本塁打、33盗塁、OPS1.172でカナダ人初のMVP。2020年にカナダ人野手初の殿堂入り。
    【2位】カルロス・ゴンザレス(2009-18)
    【3位】ブラッド・ホープ(2004-10)
    【4位】マイケル・カダイアー(2012-14)
    【5位】ライアン・スピルボーグス(2005-11)

    ドジャース
    【1位】ディキシー・ウォーカー(1939-47)
    1940年からの8シーズンで7度の打率3割を記録。1944年に打率.357で首位打者、1945年に124打点で打点王のタイトルを獲得。
    【2位】ベーブ・ハーマン(1926-31,45)
    【3位】レジー・スミス(1976-81)
    【4位】カール・フリーロ(1946-60)
    【5位】ショーン・グリーン(2000-04)

    パドレス
    【1位】トニー・グウィン(1982-2001)
    20年間のキャリアを前後10年ずつに分けても、WAR、安打、得点、塁打、二塁打の各部門で球団歴代1位と2位を独占する。
    【2位】デーブ・ウィンフィールド(1973-80)
    【3位】ブライアン・ジャイルズ(2003-09)
    【4位】ウィル・ベナブル(2008-15)
    【5位】オリー・ブラウン(1969-72)

    ジャイアンツ
    【1位】メル・オット(1926-47)
    22年間のキャリアで2876安打、打率.304、511本塁打、1860打点、OPS.947を記録。本塁打王6度、1934年には打点王も獲得。
    【2位】マイク・ティアナン(1887-99)
    【3位】ボビー・ボンズ(1968-74)
    【4位】ロス・ヤングス(1917-26)
    【5位】ジャック・クラーク(1975-84)

  • モリーナ「史上最高の捕手として覚えておいてもらいたい」

    2020.5.15 13:40 Friday

     2020年がメジャーリーガーとして最後のシーズンとなるはずだったヤディアー・モリーナ(カージナルス)だが、新型コロナウイルスの影響により、来季以降も現役を続行する意向を固めている。日本時間5月15日、ESPNのマーリー・リベラはモリーナのインタビュー記事を公開。モリーナは自身のキャリアや将来のアメリカ野球殿堂入りの可能性について語っている。

     2020年シーズンが開催されるかどうかを尋ねられたモリーナは「そう信じている。シーズンが開催されるだろうと楽観的に考えているし、それが早く実現するように神に願っているよ」と回答。ただし、従業員やファンを含むすべての人々の健康と安全が第一であることを強調した。

     以前は2020年シーズン限りで現役を引退する意向を示していたが、新型コロナウイルスの影響により、今シーズンが通常より少ない試合数で開催されることが決定的となり、「今回のパンデミックによりすべてが変わった。やり残したことがあるように感じると思う」と引退の意思を撤回。カージナルスとの再契約を最優先としつつも、「彼らが契約してくれなければ、フリーエージェントになるつもりだ」と他球団でのプレーも視野に入れている。

     カージナルスとの契約延長交渉は、新型コロナウイルスの影響によってストップしている球界が再び動き始めてから再開する予定であり、モリーナは「カージナルスと代理人のメルビン・ロマンが合意に達すると確信している」とコメント。モリーナは2022年までの現役続行を希望しているが、この発言から判断する限り、残りのキャリアもカージナルスで過ごす可能性が高そうだ。

     また、2010年のオールスター・ゲームの際に、殿堂入り選手のデーブ・ウィンフィールドが「モリーナが9番を打っているのは『イージーアウト』だからだ。(オールスターの打線のなかで)『イージーアウト』はモリーナしかいない」と発言したことがモチベーションとなっていたことも明らかにした。「確かに以前は守備的な捕手だった。でも今では、攻守両面で貢献できる選手だと思っている」とモリーナ。ウィンフィールドはその後のモリーナの活躍を見て、今日に至るまで謝罪を続けているという。

     また、将来の殿堂入りについては「自分のことを史上最高の捕手の1人だと思っている。それは数字にも表れている」と自信を見せ、残りのキャリアで成し遂げたいこととして「カージナルスで勝ち続けることだ。今年と次の2年、合計3年のなかで僕が目指すのは優勝だけだよ。他のことは考えていない」と断言。最後に、100年後にどのように覚えておいてもらいたいかを尋ねられ、「史上最高の捕手として、だね」と誇らしげに語った。

  • 各球団最高のデビューシーズン 2001年イチローも選出

    2020.5.15 12:50 Friday

     ルーキーがメジャーデビューしたシーズンで活躍したり、トレードやフリーエージェントで獲得したばかりの選手が新天地ですぐに活躍したりするのを見るのは、野球ファンにとって非常に楽しいことである。メジャーリーグ公式サイトでは、各球団の番記者が担当チームにおける「最高のデビューシーズン」を選出。ルーキーのみならず、トレードやフリーエージェントで移籍してきた選手も含め、その球団で過ごす1年目のシーズンが対象となっている。

     マリナーズ担当のグレッグ・ジョンズ記者は、2001年のイチローを選出。27歳でメジャーリーグに挑戦したイチローは、首位打者と盗塁王のタイトルを獲得しただけでなく、同一シーズンにオールスター・ゲーム先発出場、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞、新人王、MVPの5つを手にしたのは史上初の快挙だった(MVPと新人王の同時受賞は史上2人目)。ジョンズは「イチローがメジャーリーグでの最初のシーズンに成し遂げたことを超えるのは難しい」と述べている。

     現役選手では、ブルージェイズでジョシュ・ドナルドソン(現ツインズ)、インディアンスでアンドリュー・ミラー(現カージナルス)、ホワイトソックスでホゼ・アブレイユ、ナショナルズでブライス・ハーパー(現フィリーズ)、カージナルスでアルバート・プーホルス(現エンゼルス)、ロッキーズでトレバー・ストーリーが選出されている。30人の番記者が選んだ選手とその成績は以下の通り。

    アメリカン・リーグ東部地区

    オリオールズ:フランク・ロビンソン(1966年)
    155試合 打率.316 49本塁打 122打点 8盗塁 OPS1.047
    レッズからトレードで加入し、三冠王でMVP。ドジャースをスイープしたワールドシリーズでもMVPに輝いた。

    レッドソックス:テッド・ウィリアムス(1939年)
    149試合 打率.327 31本塁打 145打点 2盗塁 OPS1.045
    ルーキーらしからぬ猛打で打点王となり、MVP投票4位。64三振に対して107四球を選んだ(出塁率.436)。

    ヤンキース:ベーブ・ルース(1920年)
    142試合 打率.376 54本塁打 135打点 14盗塁 OPS1.379
    レッドソックスからの移籍を機に打者に専念し、本塁打と打点の二冠王。ルースの本塁打数を上回ったチームはフィリーズだけだった。

    レイズ:カルロス・ペーニャ(2007年)
    148試合 打率.282 46本塁打 121打点 1盗塁 OPS1.037
    伸び悩んでいた元有望株がデビルレイズ移籍を機に開花。本塁打や打点などの各部門で球団シーズン記録を塗り替えた。

    ブルージェイズ:ジョシュ・ドナルドソン(2015年)
    158試合 打率.297 41本塁打 123打点 6盗塁 OPS.939
    アスレチックスからトレードで加入し、打点王でMVP。22年ぶりのポストシーズン進出の立役者となった。

    アメリカン・リーグ中部地区

    ホワイトソックス:ホゼ・アブレイユ(2014年)
    145試合 打率.317 36本塁打 107打点 3盗塁 OPS.964
    キューバから加入し、満票で新人王を受賞。6年6800万ドルという球団史上最高額(当時)の大型契約に応える活躍を見せた。

    インディアンス:アンドリュー・ミラー(2016年)
    26試合 4勝0敗3セーブ 防御率1.55 29.0回 46三振 2四球
    シーズン途中にヤンキースからトレードで加入し、圧巻のピッチングを披露。リーグ優勝決定シリーズではMVPとなった。

    タイガース:マーク・フィドリッチ(1976年)
    31試合 19勝9敗0セーブ 防御率2.34 250.1回 97三振 53四球
    29先発で24完投を記録し、最優秀防御率のタイトルを獲得。新人王となり、オールスター・ゲームでも先発した。

    ロイヤルズ:ダニー・タータブル(1987年)
    158試合 打率.309 34本塁打 101打点 9盗塁 OPS.931
    マリナーズからトレードで加入し、当時の球団記録に迫る34本塁打を記録。3番打者として見事な活躍を見せた。

    ツインズ:トニー・オリーバ(1964年)
    161試合 打率.323 32本塁打 94打点 12盗塁 OPS.916
    史上初の新人首位打者となり、新人王を受賞。ただし、1962年に9試合、1963年にも7試合に出場しており、厳密にはメジャー3年目。

    アメリカン・リーグ西部地区

    アストロズ:ロジャー・クレメンス(2004年)
    33試合 18勝4敗0セーブ 防御率2.98 214.1回 218三振 79四球
    41歳のシーズンながら自身7度目のサイ・ヤング賞を受賞。両リーグでの受賞は史上4人目の快挙となった。

    エンゼルス:ブラディミール・ゲレーロ(2004年)
    156試合 打率.337 39本塁打 126打点 15盗塁 OPS.989
    エクスポズからの移籍1年目でMVPを受賞する大活躍。2018年新人王の大谷翔平もゲレーロには及ばなかった。

    アスレチックス:フランク・トーマス(2006年)
    137試合 打率.270 39本塁打 114打点 0盗塁 OPS.926
    終わった選手と思われていた元MVPが新天地で大暴れ。カムバック賞を受賞し、MVP投票でも4位にランクインした。

    マリナーズ:イチロー(2001年)
    157試合 打率.350 8本塁打 69打点 56盗塁 OPS.838
    不動のリードオフマンとして史上最多タイの116勝をマークしたマリナーズを牽引。MVPと新人王をダブル受賞した。

    レンジャーズ:ジョシュ・ハミルトン(2008年)
    156試合 打率.304 32本塁打 130打点 9盗塁 OPS.901
    レッズからトレードで加入し、打点王のタイトルを獲得。ホームラン・ダービー1回戦では28本ものアーチを架けた。

    ナショナル・リーグ東部地区

    ブレーブス:ロジャース・ホーンスビー(1928年)
    140試合 打率.387 21本塁打 94打点 5盗塁 OPS1.130
    在籍期間は1年だけだが、そのインパクトは強烈。打率.387、出塁率.498、長打率.632はいずれもリーグ1位だった。

    マーリンズ:イバン・ロドリゲス(2003年)
    144試合 打率.297 16本塁打 85打点 10盗塁 OPS.843
    正捕手として圧倒的な存在感を発揮し、チームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献。リーグ優勝決定シリーズではMVPに輝いた。

    メッツ:ドワイト・グッデン(1984年)
    31試合 17勝9敗0セーブ 防御率2.60 218.0回 276三振 73四球
    19歳の新人が奪三振王となり、新人王を受賞。新人記録の53本塁打を放った昨年のピート・アロンゾもグッデンには及ばない。

    フィリーズ:ロイ・ハラデイ(2010年)
    33試合 21勝10敗0セーブ 防御率2.44 250.2回 219三振 30四球
    ブルージェイズからトレードで加入し、最多勝でサイ・ヤング賞。レギュラーシーズンで完全試合、地区シリーズでノーヒッターを達成。

    ナショナルズ:ブライス・ハーパー(2012年)
    139試合 打率.270 22本塁打 59打点 18盗塁 OPS.817
    19歳でメジャーデビューし、オールスター・ゲーム選出。新人王を受賞し、MVP投票でも2ポイント(30位タイ)を獲得した。

    ナショナル・リーグ中部地区

    カブス:エド・ロイルバック(1905年)
    34試合 18勝14敗1セーブ 防御率1.42 291.2回 152三振 73四球
    防御率1.42は規定投球回以上の新人投手ではベストの数字(1900年以降)。29先発で28完投をマークした。

    レッズ:フランク・ロビンソン(1956年)
    152試合 打率.290 38本塁打 83打点 8盗塁 OPS.936
    20歳でメジャーデビューし、38本塁打を放って満票で新人王を受賞。今回の企画で2球団からの選出はロビンソンだけ。

    ブリュワーズ:ロリー・フィンガース(1981年)
    47試合 6勝3敗28セーブ 防御率1.04 78.0回 61三振 13四球
    カージナルスからトレードで加入。両リーグ最多の28セーブを挙げ、MVPとサイ・ヤング賞をダブル受賞した。

    パイレーツ:ホーナス・ワグナー(1900年)
    135試合 打率.381 4本塁打 100打点 38盗塁 OPS1.007
    打率.381、45二塁打、22三塁打、長打率.573、OPS1.007はいずれも両リーグ1位。この年は遊撃ではなく外野を守っていた。

    カージナルス:アルバート・プーホルス(2001年)
    161試合 打率.329 37本塁打 130打点 1盗塁 OPS1.013
    一塁、三塁、左翼、右翼と4つのポジションを守りながら新人離れした強打を発揮。満票で新人王に選出された。

    ナショナル・リーグ西部地区

    ダイヤモンドバックス:ランディ・ジョンソン(1999年)
    35試合 17勝9敗0セーブ 防御率2.48 271.2回 364三振 70四球
    防御率と奪三振の二冠に輝き、自身2度目のサイ・ヤング賞。チームを創設2年目でのポストシーズン進出に導いた。

    ロッキーズ:トレバー・ストーリー(2016年)
    97試合 打率.272 27本塁打 72打点 8盗塁 OPS.909
    開幕戦でのザック・グレインキーからの2発を含め、最初の6試合で7本塁打。「鮮烈デビュー」という点で最高峰の選手と言える。

    ドジャース:ジャッキー・ロビンソン(1947年)
    151試合 打率.297 12本塁打 48打点 29盗塁 OPS.810
    盗塁王のタイトルを獲得し、新人王を受賞。しかし、初の黒人メジャーリーガーとしての功績の大きさは数字だけでは計れない。

    パドレス:ケビン・ブラウン(1998年)
    36試合 18勝7敗0セーブ 防御率2.38 257.0回 257三振 49四球
    「優勝請負人」に異名に違わず、見事な活躍を披露。エースとしてチームを14年ぶり2度目のリーグ優勝へと導いた。

    ジャイアンツ:バリー・ボンズ(1993年)
    159試合 打率.336 46本塁打 123打点 29盗塁 OPS1.136
    本塁打と打点の二冠に輝き、2年連続3度目のMVP受賞。前年90敗のチームを103勝の強豪へと変貌させた(ただし地区2位)。

  • メッツが名三塁手・ライトを獲得するまでの軌跡を振り返る

    2020.5.14 16:00 Thursday

     2000年に15勝を挙げてカージナルスとのリーグ優勝決定シリーズではMVPとなり、ワールドシリーズ進出に大きく貢献した左腕マイク・ハンプトンがフリーエージェントでロッキーズへ流失した際に得た補償指名権でメッツが名三塁手のデービッド・ライトを獲得したことはよく知られているが、メッツのライト獲得までのプロセスはどこから始まっているのだろうか。メッツがライトを獲得するまでの軌跡を振り返ると、今から53年前、1967年のドラフトにたどり着いた。

     1967年6月、メッツはドラフト全体4位でジョン・マトラックを指名した。マトラックは1972年に15勝10敗、防御率2.32の好成績で新人王を受賞。この年から5年連続で2ケタ勝利をマークするなど、メッツでプレーした7年間で82勝を挙げた。

     1977年12月、メッツは四角トレードでマトラックをレンジャーズへ放出。11人もの選手が動いたこのトレードで、メッツはマトラックのほかにジョン・ミルナーも放出(パイレーツへ)し、ブレーブスからウィリー・モンタニェス、レンジャーズからトム・グリーブとカイル・ヘンダーソンを獲得した。メッツにとって大失敗に終わったこのトレードは、メジャー史上初の四角トレードだった。

     1978年12月、メッツは1年前に獲得したばかりのグリーブをキム・シーマンとセットでカージナルスへ放出し、ピート・ファルコンを獲得。ファルコンは4年間で26勝を挙げ、ファルコンがフリーエージェントでブレーブスへ流出した際にメッツは補償指名権を得た。この指名権を使い、メッツは1983年のドラフト全体20位でスタン・ジェファーソンを指名した。

     ジェファーソンは1986年にメジャーデビューを果たしたが、同年12月、メッツはパドレスとの大型トレードを敢行し、ジェファーソン、ケビン・アームストロング、ケビン・ブラウン(注:通算211勝の右腕ではない)、ショーン・エイブナー、ケビン・ミッチェル(元ダイエー)の5人を放出。アダム・ジング、ケビン・マクレイノルズ、ジーン・ウォルターの3人を獲得した。マクレイノルズはメッツの期待に応えて6年間で122本塁打を放ち、自己最多の99打点をマークした1988年にはMVP投票で3位となった。

     1991年12月、メッツはマクレイノルズ、グレッグ・ジェフリーズ、キース・ミラーの3人をロイヤルズへ放出し、ビル・ペコタとブレット・セイバーヘイゲンを獲得。主力級の野手3人を放出して元サイ・ヤング賞右腕のセイバーヘイゲンを獲得したメッツだったが、セイバーヘイゲンは相次ぐ故障により3年半で29勝どまり。決して成功とは言えないトレードだった。なお、ミラーはその後、ライトの代理人かつ最も信頼できる友人の1人として活躍することになる。

     1995年7月、メッツはセイバーヘイゲンと後日指名選手(デーブ・スワンソン)をロッキーズへ放出し、フアン・アセベドとアーニー・グーチを獲得。さらに1998年12月、グーチとトッド・ハンドリーをドジャースへ放出し、ロジャー・セデーニョとチャールズ・ジョンソンを獲得した。

     セデーニョは1999年に打率.313、66盗塁をマークする活躍を見せたが、エースの獲得を目指したメッツは同年12月にセデーニョ、オクタビオ・ドテル、カイル・ケッセルの3人をアストロズへ放出。ハンプトンとデレク・ベルを獲得した。

     そして、2000年オフにフリーエージェントとなったハンプトンがロッキーズと8年1億2100万ドルの超大型契約を結び、メッツは2001年のドラフトにおける全体38位の指名権を獲得。メッツのほか、カブスもライトを狙っていたと言われているが、カブスは全体2位でマーク・プライアーを指名したあと、2巡目まで指名権がなく、メッツは全体18位でアーロン・ハイルマン、全体38位でライトを指名することに成功した。

     その後のライトの活躍は詳しく述べるまでもないだろう。オールスター・ゲーム選出7度、シルバースラッガー賞2度、ゴールドグラブ賞2度などチームの看板選手として活躍したライトは、通算1777安打、打率.296、242本塁打、970打点、196盗塁、OPS.867という成績を残して2018年シーズン限りで現役を引退。1967年から始まる52年間の「トランザクション・ツリー」は幕を下ろした。なお、ライトの通算WAR49.2(Baseball-Reference版)は球団史上2位、野手では球団史上1位の数字となっている。

  • 若手三塁手のデバースとモンカダ あなたはどちらを選ぶ?

    2020.5.14 12:50 Thursday

     リーグを代表する若きスター三塁手となったラファエル・デバース(レッドソックス)とヨアン・モンカダ(ホワイトソックス)。もし自分のチームに今後5年間保有できるとしたら、あなたはどちらを選ぶだろうか。メジャーリーグ公式サイトのマット・ケリーは、かつてレッドソックスのマイナーでともにプレーした両者を特集する記事を公開し、両者を比較している。

     現在23歳のデバースはメジャー3年目の昨季、156試合に出場して打率.311、32本塁打、115打点、8盗塁、OPS.916の好成績をマーク。54二塁打はリーグ最多、359塁打はメジャー最多の数字であり、MVP投票では12位にランクインした。

     一方、現在24歳のモンカダはメジャー4年目の昨季、二塁から三塁へコンバートされ、132試合に出場して打率.315、25本塁打、79打点、10盗塁、OPS.915とこちらも好成績をマーク。三振の数は前年の217(メジャー最多)から154へと大きく減少した。

     データサイト「FanGraphs」が算出しているWARを見ると、デバースは5.9、モンカダは5.7を記録。内野手としては、デバースがノーラン・アレナード(ロッキーズ)と並ぶ6位タイ、モンカダは9位の数字だった。

     デバースは打撃の確実性でモンカダに勝っており、三振率はモンカダの27.5%に対してデバースが17.0%、空振り率はモンカダの31.0%に対してデバースが24.0%という数字になっている。実際、「ZiPS」による今後3年間の成績予想でも、モンカダの打率.273、81本塁打、出塁率.342、長打率.493に対してデバースは打率.292、134本塁打、出塁率.347、長打率.544と全ての部門で上回っている。

     しかし、「ZiPS」が予想した今後3年間のWARはデバースが12.7、モンカダが12.0とほぼ互角。打撃面での差を埋めているのは、デバースとモンカダのスピードの差であると思われる。メジャーでは2018年の12盗塁が最多となっているモンカダだが、マイナーでは2015年に81試合で49盗塁、2016年に106試合で45盗塁を記録。このスピードをメジャーでも発揮できれば「30-30」を達成することも決して不可能ではないはずだ。

     ちなみに、三塁守備については意外なことに両者ともハイレベル。「Statcast」のデータをもとに算出される「OAA」では、昨季デバースは+7、モンカダも+5を記録している。打撃の総合力で勝るデバースと、パワーとスピードのコンビネーションが魅力のモンカダ。ともにまだ20代前半であり、今後のさらなる成長と活躍が楽しみだ。

  • ドラフト1巡目予想 全体1位はトーケルソンで変わらず

    2020.5.14 11:55 Thursday

     日本時間5月14日、メジャーリーグ公式サイトのジム・キャリスは、今年のドラフト1巡目の指名予想を公開した。ジョナサン・マヨによる前回の予想から3週間近くが経過したが、全体1位指名権を持つタイガースはアリゾナ州立大のスペンサー・トーケルソン一塁手を指名するとの予想で変わらなかった。なお、アストロズはサイン盗みのペナルティにより1巡目の指名権がなく、今回の予想は全体29位までとなっている。

     タイガースが全体1位で指名すると予想されたトーケルソンは、強打が魅力の大学生一塁手である。広角に長打を打てるトーケルソンに対する評価は高く、大学生一塁手としては2001年の全体5位でレンジャーズに指名され、通算409本塁打を記録したマーク・テシェイラ以来の逸材とする声もある。キャリスは「まだタイガースは全体1位で指名する選手を決定していないが、トーケルソンを指名しなければ他球団は驚くだろう」と述べている。

     全体2位のオリオールズはバンダービルト大のオースティン・マーティン外野手兼三塁手、全体3位のマーリンズはテキサスA&M大のエイサ・レイシー投手、全体4位のロイヤルズはジョージア大のエマーソン・ハンコック投手を指名するとの予想。ここまでの4人は、メジャーリーグ公式サイトが公開しているドラフト候補ランキングの上位4人と一致する。

     なお、全体29位までの指名予想は以下の通り。メジャーリーグ公式サイトではこれらの29選手を含むドラフト候補200人分のスカウティング・レポートを公開しているので、ぜひ参考にしていただきたい(https://www.mlb.com/prospects/2020/draft/)。

    ※学校名の後ろの順位はメジャーリーグ公式サイトのドラフト候補ランキングにおける順位を表す。

    1位 タイガース スペンサー・トーケルソン一塁手(アリゾナ州立大:1位)
    2位 オリオールズ オースティン・マーティン外野手兼三塁手(バンダービルト大:2位)
    3位 マーリンズ エイサ・レイシー投手(テキサスA&M大:3位)
    4位 ロイヤルズ エマーソン・ハンコック投手(ジョージア大:4位)
    5位 ブルージェイズ ザック・ビーン外野手(スプルース・クリーク高:6位)
    6位 マリナーズ ニック・ゴンザレス遊撃手兼二塁手(ニューメキシコ州立大:5位)
    7位 パイレーツ ヘストン・ケアスタッド外野手(アーカンソー大:9位)
    8位 パドレス マックス・マイヤー投手(ミネソタ大:8位)
    9位 ロッキーズ リード・デトマーズ投手(ルイビル大:7位)
    10位 エンゼルス ロバート・ハッセル外野手(インディペンデンス高:16位)
    11位 ホワイトソックス パトリック・ベイリー捕手(ノースカロライナ州立大:17位)
    12位 レッズ オースティン・ヘンドリック外野手(ウエスト・アレゲニー高:13位)
    13位 ジャイアンツ ギャレット・ミッチェル外野手(カリフォルニア大ロサンゼルス校:12位)
    14位 レンジャーズ ギャレット・クローシュ投手(テネシー大:18位)
    15位 フィリーズ ケイド・キャバリ投手(オクラホマ大:22位)
    16位 カブス タイラー・ソダーストロム捕手(ターロック高:19位)
    17位 レッドソックス ミック・エイベル投手(ジェズイト高:10位)
    18位 ダイヤモンドバックス ピート・クロウ=アームストロング外野手(ハーバード・ウエストレイク高:20位)
    19位 メッツ カルメン・ムロジンスキー投手(サウスカロライナ大:21位)
    20位 ブリュワーズ コール・ウィルコックス投手(ジョージア大:23位)
    21位 カージナルス エド・ハワード遊撃手(マウント・カーメル高:15位)
    22位 ナショナルズ スレイド・チェッコーニ投手(マイアミ大:31位)
    23位 インディアンス ディロン・ディングラー捕手(オハイオ州立大:24位)
    24位 レイズ ジャレッド・ケリー投手(レフュリオ高:11位)
    25位 ブレーブス ニック・ビツコ投手(セントラル・バックス・イースト高:14位)
    26位 アスレチックス ボビー・ミラー投手(ルイビル大:26位)
    27位 ツインズ ニック・ロフティン遊撃手(ベイラー大:36位)
    28位 ヤンキース オースティン・ウェルズ捕手(アリゾナ大:27位)
    29位 ドジャース ジャスティン・フォスキュー二塁手(ミシシッピ州立大:32位)

  • カージナルスの大黒柱・モリーナの後継者は誰だ!?

    2020.5.13 15:15 Wednesday

     2000年以降の20年間で負け越したシーズンが1度(2007年)しかなく、ポストシーズン進出13度、リーグ優勝4度、ワールドシリーズ制覇2度と安定した強さを誇っているカージナルス。その強豪チームを正捕手として牽引しているのが2004年途中にメジャーデビューしたヤディアー・モリーナだ。今年7月に38歳の誕生日を迎えるモリーナだが、来季以降の現役続行に意欲を示しており、カージナルスとの契約延長が有力視される。しかし、いずれモリーナにも引退のときはやってくる。そのときモリーナの後継者として正捕手の座を引き継ぐのは誰なのだろうか。

     まず、モリーナの偉大さを示すデータを紹介しよう。エリアス・スポーツ・ビューロー社の調査によると、モリーナのメジャーデビュー以降、モリーナが捕手としてスタメン出場した試合でカージナルスは勝率.567、防御率3.69を記録。それ以外の試合の勝率.527、防御率4.11と大差がついている。

     5度の打率3割を記録し、2013年にシルバースラッガー賞を受賞するなど、打撃面でもチームに貢献してきたモリーナだが、ゴールドグラブ賞9度、プラチナグラブ賞4度、通算盗塁阻止率40.2%を誇る名捕手の存在は、やはり特に守備面においてチームに大きなプラスをもたらしている。

     そのモリーナの後継者として大きな期待を背負っていたのがカーソン・ケリー(1994年生まれ)だ。三塁手としてプロ入りしたケリーだが、2014年から捕手に転向。もともと肩は強かったが、たゆまぬ努力の結果、捕手としての能力が飛躍的に向上し、2017年シーズン開幕前の「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体39位にランクインするなど、モリーナの後継者と目されるようになった。

     ところが、2017年まで総額7500万ドルの5年契約を結んでいたモリーナは、同年4月に3年6000万ドルで2020年まで契約を延長。2016年の時点でメジャーデビューを果たしていたケリーの「モリーナの後継者」としてのキャリアは雲行きが怪しくなった。マイナーでは2割8分台の打率をマークしていたケリーだが、メジャーでは限られた出場機会のなかで打率1割台に終わり、モリーナから出場機会を奪うには至らず。結局、2018年オフにルーク・ウィーバーらとともにポール・ゴールドシュミットとのトレードでダイヤモンドバックスへ放出され、昨年は自己最多の111試合に出場して18本塁打、OPS.826、盗塁阻止率31.9%をマークした。

     ケリー放出後のカージナルスで「モリーナの後継者」として1番手の位置にいるのがアンドリュー・キズナー(1995年生まれ)だ。ケリー同様、もともと三塁手だったキズナーは、大学時代に捕手へ転向。安定した守備力と確実性の高い打撃力を武器に、2018年にはAAA級へ到達し、昨年メジャーデビューを果たした。

     各媒体のプロスペクト・ランキングでは、ケリーほどの高評価は得られておらず、フレーミングを含めた捕球面での課題が指摘されている。マイナー通算打率.303が示すように、現時点では「打撃優位の捕手」と認識されており、メジャーで正捕手を務めるためには守備力アップが急務となりそうだ。キズナー自身は「ヤディは今の地位にたどり着くまで16年かかった。誰が後を継ぐとしても時間は必要だし、プレッシャーは感じていない」と「モリーナの後継者」に意欲を見せるが、今季限りで3年契約が終了するモリーナの契約延長が成立すれば、ケリー同様にトレードでの放出が現実味を帯びてくる。

     モリーナの契約延長が有力視されていることを考えると、「MLB Pipeline」の最新のプロスペクト・ランキングで球団4位のイバン・ヘレーラ(2000年生まれ)や同15位のフリオ・ロドリゲス(1997年生まれ)が現実的な後継者候補と言えるかもしれない。

     ロドリゲスがメジャーの正捕手となるためには打撃面でのレベルアップが必要不可欠であり、このままいけばせいぜい「安定した守備力を持つ控え捕手」といったところ。ただし、モリーナもメジャー定着後に打撃力をアップさせてシルバースラッガー賞を受賞するほどの打者となっており、ロドリゲスにもその可能性がないわけではない。

     しかし、やはり「モリーナの後継者」の最有力候補はヘレーラだろう。キズナーやロドリゲスと比べて攻守のバランスが取れており、昨季は19歳ながら早くもA+級でプレー。アリゾナ秋季リーグにも参加し、10試合で打率.324をマークしたほか、三振の数(4)を上回る四球(5)を選んだ。打撃面と比較すると、守備面の成長は少し遅れているものの、着実に向上中。このまま期待通りに成長すれば、攻守のバランスが取れた、モリーナとは異なるタイプの正捕手が誕生することになるかもしれない。

     「MLB Pipeline」では、ヘレーラのメジャー昇格時期を2022年と予想しており、モリーナが40歳となる2022年までの現役続行を希望していることを考えると、理想的なタイミングとなる。2004年にモリーナが前任者のマイク・マシーニー(カージナルス前監督)から正捕手の座を引き継いだように、2022年にはモリーナからヘレーラへのバトンタッチが行われるかもしれない。なお、カージナルスとマイク・シルト監督の契約は2022年までとなっており、2023年からモリーナ監督のもとでヘレーラが正捕手を務める可能性もありそうだ。

  • ナ・リーグのDH導入で得をするのはドジャースやカージナルス?

    2020.5.13 12:55 Wednesday

     2020年レギュラーシーズンの開幕に向けて、100年以上の歴史を持つ2リーグ制の再編やポストシーズン出場枠の拡大のほか、両リーグでの指名打者制の導入など様々な案が浮上していることが現地メディアによって報じられている。データサイト「FanGraphs」では、ナショナル・リーグにも指名打者制が導入された場合の影響について分析。ナ・リーグのなかではドジャースやカージナルスなど、野手の層が厚いチームにメリットがあると考えられている。

     ナ・リーグに指名打者制が導入された場合、もともとレギュラーだった選手が指名打者を務めるのであれば、本来は控えだった選手がレギュラー1人分の出場機会を得ることになる。

     たとえば、ドジャースはマックス・マンシーが指名打者を務めると仮定すれば、クリス・テイラー、A・J・ポロック、エンリケ・ヘルナンデス、マット・ビーティといった準レギュラー選手の出場機会が増加することが予想される。彼らは他球団なら十分にレギュラーが務まるレベルの選手であり、指名打者制の導入はドジャースにとってプラスに作用するだろう。

     カージナルスはマット・カーペンターが指名打者を務める可能性が高い。その場合、三塁と外野を兼任することが予想されていたトミー・エドマンが三塁のレギュラーとなり、外野でタイラー・オニールやディラン・カールソンの出場機会を確保することもできる。ベテランを指名打者に固定し、有望な若手の出場機会を増やせるため、カージナルスにとってもメリットは大きい。

     ほかにも、ロッキーズはダニエル・マーフィーを指名打者に置くことで一塁にライアン・マクマーン、二塁にブレンダン・ロジャースを固定することができるし、レッズはダブついている外野手のうち1人を指名打者に回すことができる。ブリュワーズも一塁転向が濃厚となっていたライアン・ブラウンを指名打者で起用できるようになる。

     このように、ナ・リーグの球団にもメリットが大きいように見える指名打者制の導入だが、2リーグ制を再編してアメリカン・リーグの球団と同地区で戦う場合、そのメリットは限定的なものになるという。なぜなら、ア・リーグの球団が指名打者制を考慮してチーム編成を行っているのに対し、ナ・リーグの球団はそうしたチーム編成を行っていないからだ。

     ア・リーグにはヨルダン・アルバレス(アストロズ)、J・D・マルティネス(レッドソックス)、ネルソン・クルーズ(ツインズ)など、ほとんど指名打者に固定されているスラッガーが多数存在する。ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)、大谷翔平(エンゼルス)、ホルヘ・ソレアー(ロイヤルズ)、エドウィン・エンカーナシオン(ホワイトソックス)、フランミル・レイエス(インディアンス)らもこれに該当するだろう。

     一方、ナ・リーグにはそのような選手は存在しない。守備に難を抱えるスラッガーがいたとしても、その選手にはレギュラーポジションが与えられており、そのスラッガーを指名打者に回すのであれば、本来は控えだった選手をレギュラーとして起用せざるを得ないのだ。

     指名打者制に合ったチーム編成を行っているア・リーグと、そうでないナ・リーグ。2リーグ制の再編によって両リーグのチームが同地区で戦う場合、この点がア・リーグの球団にアドバンテージをもたらすことになりそうだ。

  • 各球団が手放してしまった未来のスター選手たち

    2020.5.13 11:45 Wednesday

     メジャーリーグの世界では、トレードなどで移籍した選手が新天地で飛躍を遂げ、スター選手へと成長するのは決して珍しいことではない。たとえば、ライン・サンドバーグはフィリーズで13試合に出場したあとカブスへトレードされ、殿堂入りの名二塁手へと成長した。メジャーリーグ公式サイトでは、メジャー昇格を果たせないまま他球団へ移籍し、スター選手へと成長した選手を各球団から1人ずつ選出している。

     レッドソックスからはジェフ・バグウェルが選出。「アストロズ一筋」というイメージが強いバグウェルだが、地元レッドソックスに入団したあと1990年シーズン途中にベテラン救援右腕ラリー・アンダーセンとのトレードでアストロズへトレードされている。バグウェルは翌1991年に新人王となり、殿堂入りへのキャリアを歩み始めた。

     マリナーズからはデービッド・オルティスが選出。オルティスが2002年オフにツインズを解雇され、レッドソックスに拾われたことは比較的よく知られているが、オルティスはツインズへ移籍する前、マリナーズに在籍していた。マリナーズのマイナーで強打を発揮していたオルティスだが、デーブ・ホリンズを獲得するトレードの後日指名選手としてツインズへ放出されている。

     ドジャースからはロベルト・クレメンテが選出。1954年、19歳のときにドジャースと契約したクレメンテはAAA級で目立った活躍をできず、同年オフのルール5ドラフトでパイレーツへ移籍することになった。クレメンテはその後パイレーツで3000本のヒットを積み重ねただけでなく、慈善活動にも積極的に取り組み(1972年12月31日に事故死)、「ロベルト・クレメンテ賞」にその名を残すことになる。

     なお、各球団から選出された選手は以下の通り(カッコ内は次点の選手)。

    アメリカン・リーグ東部地区

    オリオールズ
    ジェイソン・ワース(ジョシュ・ヘイダー)

    レッドソックス
    ジェフ・バグウェル(ピー・ウィー・リース)

    ヤンキース
    フレッド・マグリフ(ウィリー・マギー)

    レイズ
    ボビー・アブレイユ(ジョシュ・ハミルトン)

    ブルージェイズ
    マイケル・ヤング(ノア・シンダーガード)

    アメリカン・リーグ中部地区

    ホワイトソックス
    フェルナンド・タティスJr.(ジオ・ゴンザレス)

    インディアンス
    クリス・アーチャー(ペドロ・ゲレーロ)

    タイガース
    ジョン・スモルツ(カール・ハッベル)

    ロイヤルズ
    マーク・エリス(ウィル・マイヤーズ)

    ツインズ
    レジー・スミス(ジェイ・ベル)

    アメリカン・リーグ西部地区

    アストロズ
    ヨハン・サンタナ(ベン・ゾブリスト)

    エンゼルス
    パトリック・コービン(マイク・クレビンジャー)

    アスレチックス
    ダレル・エバンス(ネルソン・クルーズ)

    マリナーズ
    デービッド・オルティス(デレク・ロウ、ジェイソン・バリテック)

    レンジャーズ
    エドウィン・エンカーナシオン(カイル・ヘンドリックス)

    ナショナル・リーグ東部地区

    ブレーブス
    アダム・ウェインライト(エルビス・アンドルース)

    マーリンズ
    エイドリアン・ゴンザレス(ヨハン・サンタナ)

    メッツ
    ネルソン・クルーズ(スコット・カズミアー)

    フィリーズ
    カルロス・カラスコ(トビー・ハラー)

    ナショナルズ
    クリフ・リー、ブランドン・フィリップス、グレイディ・サイズモア(トニー・フィリップス)

    ナショナル・リーグ中部地区

    カブス
    ジョシュ・ドナルドソン(グレイバー・トーレス)

    レッズ
    トレバー・ホフマン(ジョニー・マイズ)

    ブリュワーズ
    マイケル・ブラントリー(ジェイク・オドリッジ)

    パイレーツ
    ジェイ・ビューナー(レッド・フェイバー)

    カージナルス
    セシル・クーパー(デービッド・ペラルタ)

    ナショナル・リーグ西部地区

    ダイヤモンドバックス
    カルロス・ゴンザレス(ダンズビー・スワンソン)

    ロッキーズ
    ショーン・フィギンス(ブラッド・オースマス)

    ドジャース
    ロベルト・クレメンテ(カルロス・サンタナ)

    パドレス
    コリー・クルーバー(トレイ・ターナー)

    ジャイアンツ
    ルイス・カスティーヨ(フランシスコ・リリアーノ)

  • 各球団の「ベスト・インターナショナル契約」 岩村、大谷らが選出

    2020.5.12 17:15 Tuesday

     現在のメジャーリーグにおいて、フリーエージェント、トレード、ドラフトのほかにインターナショナル・フリーエージェントも各球団にとって不可欠な戦力補強の場となっている。日本時間5月12日、メジャーリーグ公式サイトでは各球団のこれまでの「ベスト・インターナショナル契約」を紹介する特集記事を公開。また、各球団の番記者がチームごとにトップ5を選出している。

     レイズでは岩村明憲が1位に選ばれた。レイズが球団史上初のリーグ優勝を果たした2008年は不動の「1番・二塁」として打率.274、出塁率.349、OPS.729をマーク。日本時代のような豪快なバッティングは見られなかったが、在籍した3シーズンで打率.281と安定した働きを見せた。

     また、エンゼルスでは大谷翔平が1位となった。2018年の開幕前には「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体1位となり、投打にわたる活躍で新人王を受賞。トミー・ジョン手術を受けたため、昨年は指名打者に専念したが、今年は再び二刀流での活躍に注目が集まっている。

     日本人選手では、岩村と大谷のほかに、松坂大輔がレッドソックスの5位、松井秀喜がヤンキースの5位、井口資仁がホワイトソックスの5位、田口壮がカージナルスの4位、大塚晶文がパドレスの3位にランクイン。マリナーズではイチローが2位、岩隈久志が5位にランクインした。

     各球団のトップ5は以下の通り。

    アメリカン・リーグ東部地区

    オリオールズ
    【1位】デニス・マルティネス(先発投手・ニカラグア)
    【2位】ジョナサン・スコープ(二塁手・キュラソー)
    【3位】陳偉殷(先発投手・台湾)
    【4位】シドニー・ポンソン(先発投手・アルバ)
    【5位】エドゥアルド・ロドリゲス(先発投手・ベネズエラ)

    レッドソックス
    【1位】ザンダー・ボガーツ(遊撃手・アルバ)
    【2位】ラファエル・デバース(三塁手・ドミニカ共和国)
    【3位】ヨアン・モンカダ(三塁手・キューバ)
    【4位】ハンリー・ラミレス(一塁手・ドミニカ共和国)
    【5位】松坂大輔(先発投手・日本)

    ヤンキース
    【1位】マリアーノ・リベラ(救援投手・パナマ)
    【2位】バーニー・ウィリアムス(外野手・プエルトリコ)
    【3位】ロビンソン・カノー(二塁手・ドミニカ共和国)
    【4位】オーランド・ヘルナンデス(先発投手・キューバ)
    【5位】松井秀喜(外野手・日本)
    【6位】ゲーリー・サンチェス(捕手・ドミニカ共和国)

    レイズ
    【1位】岩村明憲(二塁手・日本)
    【2位】アレックス・コロメイ(救援投手・ドミニカ共和国)
    【3位】ローランド・アローホ(先発投手・キューバ)
    【4位】ヨニー・チリーノス(先発投手・ベネズエラ)
    【5位】ワンダー・フランコ(遊撃手・ドミニカ共和国)

    ブルージェイズ
    【1位】カルロス・デルガド(一塁手・プエルトリコ)
    【2位】トニー・フェルナンデス(遊撃手・ドミニカ共和国)
    【3位】ブラディミール・ゲレーロJr.(三塁手・ドミニカ共和国)
    【4位】ケルビム・エスコバー(先発投手・ベネズエラ)
    【5位】ロベルト・オスーナ(救援投手・メキシコ)

    アメリカン・リーグ中部地区

    ホワイトソックス
    【1位】ルイス・アパリシオ(遊撃手・ベネズエラ)
    【2位】マグリオ・オルドニェス(外野手・ベネズエラ)
    【3位】ホゼ・アブレイユ(一塁手・キューバ)
    【4位】ルイス・ロベルト(外野手・キューバ)
    【5位】井口資仁(二塁手・日本)

    インディアンス
    【1位】ホゼ・ラミレス(三塁手・ドミニカ共和国)
    【2位】ビクトル・マルティネス(指名打者・ベネズエラ)
    【3位】バートロ・コローン(先発投手・ドミニカ共和国)
    【4位】ボビー・アビラ(二塁手・メキシコ)
    【5位】ルイス・ティアント(先発投手・キューバ)

    タイガース
    【1位】エウヘニオ・スアレス(三塁手・ベネズエラ)
    【2位】フランシスコ・コルデロ(救援投手・ドミニカ共和国)
    【3位】アビサイル・ガルシア(外野手・ベネズエラ)
    【4位】フアン・エンカーナシオン(外野手・ドミニカ共和国)
    【5位】フェルナンド・ロドニー(救援投手・ドミニカ共和国)

    ロイヤルズ
    【1位】サルバドール・ペレス(捕手・ベネズエラ)
    【2位】ケルビン・ヘレーラ(救援投手・ドミニカ共和国)
    【3位】ヨルダノ・ベンチュラ(先発投手・ドミニカ共和国)
    【4位】アダルベルト・モンデシー(遊撃手・ドミニカ共和国)
    【5位】カルロス・フェブレス(二塁手・ドミニカ共和国)

    ツインズ
    【1位】トニー・オリーバ(外野手・キューバ)
    【2位】カミロ・パスカル(先発投手・キューバ)
    【3位】ゾイロ・ベルサイエス(遊撃手・キューバ)
    【4位】グラント・バルフォア(救援投手・オーストラリア)
    【5位】ミゲル・サノー(三塁手・ドミニカ共和国)

    アメリカン・リーグ西部地区

    アストロズ
    【1位】ホゼ・アルトゥーベ(二塁手・ベネズエラ)
    【2位】ボビー・アブレイユ(外野手・ベネズエラ)
    【3位】セザー・セデーニョ(外野手・ドミニカ共和国)
    【4位】ヨハン・サンタナ(先発投手・ベネズエラ)
    【5位】テリー・プール(外野手・カナダ)

    エンゼルス
    【1位】大谷翔平(指名打者/先発投手・日本)
    【2位】フランシスコ・ロドリゲス(救援投手・ベネズエラ)
    【3位】エリック・アイバー(遊撃手・ドミニカ共和国)
    【4位】アービン・サンタナ(先発投手・ドミニカ共和国)
    【5位】ケンドリス・モラレス(指名打者・キューバ)

    アスレチックス
    【1位】バート・キャンパネリス(遊撃手・キューバ)
    【2位】ミゲル・テハーダ(遊撃手・ドミニカ共和国)
    【3位】ヨエニス・セスペデス(外野手・キューバ)
    【4位】ロベルト・プアソン(遊撃手・ドミニカ共和国)
    【5位】トニー・バティースタ(三塁手・ドミニカ共和国)

    マリナーズ
    【1位】エドガー・マルティネス(指名打者・プエルトリコ)
    【2位】イチロー(外野手・日本)
    【3位】フェリックス・ヘルナンデス(先発投手・ベネズエラ)
    【4位】オマー・ビスケル(遊撃手・ベネズエラ)
    【5位】岩隈久志(先発投手・日本)

    レンジャーズ
    【1位】フアン・ゴンザレス(外野手・プエルトリコ)
    【2位】イバン・ロドリゲス(捕手・プエルトリコ)
    【3位】ルーベン・マテオ(外野手・ドミニカ共和国)
    【4位】ジュリクソン・プロファー(二塁手・キュラソー)
    【5位】ノマー・マザーラ(外野手・ドミニカ共和国)

    ナショナル・リーグ東部地区

    ブレーブス
    【1位】アンドリュー・ジョーンズ(外野手・キュラソー)
    【2位】ロナルド・アクーニャJr.(外野手・ベネズエラ)
    【3位】オジー・アルビーズ(二塁手・キュラソー)
    【4位】ハビー・ロペス(捕手・プエルトリコ)
    【5位】リコ・カーティ(外野手・ドミニカ共和国)

    マーリンズ
    【1位】ミゲル・カブレラ(一塁手・ベネズエラ)
    【2位】ルイス・カスティーヨ(二塁手・ドミニカ共和国)
    【3位】マーセル・オズーナ(外野手・ドミニカ共和国)
    【4位】アレックス・ゴンザレス(遊撃手・ベネズエラ)
    【5位】エドガー・レンテリア(遊撃手・コロンビア)

    メッツ
    【1位】ホゼ・レイエス(遊撃手・ドミニカ共和国)
    【2位】エドガルド・アルフォンゾ(二塁手・ベネズエラ)
    【3位】カルロス・ゴメス(外野手・ドミニカ共和国)
    【4位】ネルソン・クルーズ(指名打者・ドミニカ共和国)
    【5位】オクタビオ・ドテル(救援投手・ドミニカ共和国)
    【6位】アメッド・ロサリオ(遊撃手・ドミニカ共和国)

    フィリーズ
    【1位】ファージー・ジェンキンス(先発投手・カナダ)
    【2位】フリオ・フランコ(遊撃手・ドミニカ共和国)
    【3位】カルロス・ルイーズ(捕手・パナマ)
    【4位】ジョージ・ベル(外野手・ドミニカ共和国)
    【5位】フアン・サミュエル(二塁手・ドミニカ共和国)

    ナショナルズ
    【1位】ブラディミール・ゲレーロ(外野手・ドミニカ共和国)
    【2位】ラリー・ウォーカー(外野手・カナダ)
    【3位】フアン・ソト(外野手・ドミニカ共和国)
    【4位】アンドレス・ガララーガ(一塁手・ベネズエラ)
    【5位】ビクトル・ロブレス(外野手・ドミニカ共和国)

    ナショナル・リーグ中部地区

    カブス
    【1位】カルロス・ザンブラーノ(先発投手・ベネズエラ)
    【2位】ウィルソン・コントレラス(捕手・ベネズエラ)
    【3位】スターリン・カストロ(二塁手・ドミニカ共和国)
    【4位】カルロス・マーモル(救援投手・ドミニカ共和国)
    【5位】グレイバー・トーレス(遊撃手・ベネズエラ)

    レッズ
    【1位】トニー・ペレス(一塁手・キューバ)
    【2位】デーブ・コンセプシオン(遊撃手・ベネズエラ)
    【3位】アロルディス・チャップマン(救援投手・キューバ)
    【4位】ジョニー・クエイト(先発投手・ドミニカ共和国)
    【5位】ライセル・イグレシアス(救援投手・キューバ)

    ブリュワーズ
    【1位】テディ・ヒゲーラ(先発投手・メキシコ)
    【2位】シクスト・レスカーノ(外野手・プエルトリコ)
    【3位】デーブ・ニルソン(捕手・オーストラリア)
    【4位】ビル・カストロ(救援投手・ドミニカ共和国)
    【5位】アルシデス・エスコバー(遊撃手・ベネズエラ)

    パイレーツ
    【1位】アラミス・ラミレス(三塁手・ドミニカ共和国)
    【2位】スターリング・マーテイ(外野手・ドミニカ共和国)
    【3位】マニー・サンギーエン(捕手・パナマ)
    【4位】トニー・ペーニャ(捕手・ドミニカ共和国)
    【5位】パスカル・ペレス(先発投手・ドミニカ共和国)

    カージナルス
    【1位】ホゼ・クルーズ(外野手・プエルトリコ)
    【2位】スタン・ハビアー(外野手・ドミニカ共和国)
    【3位】カルロス・マルティネス(先発投手・ドミニカ共和国)
    【4位】田口壮(外野手・日本)
    【5位】フェルナンド・サラス(救援投手・メキシコ)

    ナショナル・リーグ西部地区

    ダイヤモンドバックス
    【1位】ミゲル・モンテロ(捕手・ベネズエラ)
    【2位】金炳賢(救援投手・韓国)
    【3位】カルロス・ゴンザレス(外野手・ベネズエラ)
    【4位】エンダー・インシアーテ(外野手・ベネズエラ)
    【5位】ヘラルド・パーラ(外野手・ベネズエラ)

    ロッキーズ
    【1位】ウバルド・ヒメネス(先発投手・ドミニカ共和国)
    【2位】フアン・ウリーベ(遊撃手・ドミニカ共和国)
    【3位】ヨーリス・チャシーン(先発投手・ベネズエラ)
    【4位】マニー・コーパス(救援投手・パナマ)
    【5位】ネイフィ・ペレス(遊撃手・ドミニカ共和国)

    ドジャース
    【1位】ロベルト・クレメンテ(外野手・プエルトリコ)
    【2位】ペドロ・マルティネス(先発投手・ドミニカ共和国)
    【3位】エイドリアン・ベルトレイ(三塁手・ドミニカ共和国)
    【4位】フェルナンド・バレンズエラ(先発投手・メキシコ)
    【5位】ケンリー・ジャンセン(救援投手・キュラソー)

    パドレス
    【1位】ロベルト・アロマー(二塁手・プエルトリコ)
    【2位】ベニト・サンティアゴ(捕手・プエルトリコ)
    【3位】大塚晶文(救援投手・日本)
    【4位】フランミル・レイエス(外野手・ドミニカ共和国)
    【5位】オリバー・ペレス(救援投手・メキシコ)

    ジャイアンツ
    【1位】フアン・マリシャル(先発投手・ドミニカ共和国)
    【2位】オーランド・セペダ(一塁手・プエルトリコ)
    【3位】フェリペ・アルー(外野手・ドミニカ共和国)
    【4位】マティ・アルー(外野手・ドミニカ共和国)
    【5位】パブロ・サンドバル(三塁手・ベネズエラ)

  • レジェンドと同姓同名 「じゃない方」の選手たち

    2020.5.12 12:30 Tuesday

     日本時間5月12日、メジャーリーグ公式サイトのマイケル・クレアは「じゃない方芸人」ならぬ「じゃない方メジャーリーガー」を特集する記事を公開した。1993年と1994年に2年連続でMVPに輝いたフランク・トーマスじゃない方のフランク・トーマス、といった具合に、レジェンドと同姓同名のメジャーリーガーを紹介している。

     「ビッグ・ハート」として各球団の投手に恐れられたフランク・トーマスは、1993年から2年連続でMVPを受賞するなど、メジャー19年間で2468安打、打率.301、521本塁打、1704打点、OPS.974をマークし、有資格初年度の2014年に得票率83.7%でアメリカ野球殿堂入りを果たした。

     一方、「じゃない方」のフランク・トーマスもメジャー生活16年でオールスター・ゲームに3度選出されるなど、決して悪い選手ではなく、パイレーツ時代の1953年からメッツ時代の1962年までの10年間でシーズン20本塁打以上を9度記録。30本塁打以上を3度、100打点以上も2度マークし、通算286本塁打という成績を残している。

     オリオールズやカブスなどでプレーしたホゼ・バティースタは、通算312試合(うち49先発)に登板して32勝42敗3セーブ、防御率4.62を記録。カブス時代の1993年には58試合(うち7先発)に登板して10勝3敗2セーブ、防御率2.82という自己最高の成績をマークした。

     1980年代前半には2人のランディ・ジョンソンがプレーしており、1958年生まれのランディ・ジョンソンは1982年にツインズで89試合に出場して10本塁打を放ったが、この年限りでメジャーから姿を消し、メジャーでプレーしたのは2シーズンだけだった。一方、1956年生まれのランディ・ジョンソンはブレーブスで1982年から3年間プレーし、合計204試合に出場。1987年からの2年間は来日して広島でプレーし、1987年は規定打席不足ながら打率.319の好成績をマークした。

     パドレスなどでプレーしたペドロ・マルティネスは、ドミニカ共和国出身のサウスポー。パドレスでメジャーデビューした1993年に32試合で防御率2.43、翌1994年も48試合(うち1先発)で防御率2.90の好成績をマークしたが、その後は目立った活躍はできなかった。

     現在はブレーブスとドジャースにウィル・スミスという選手が在籍しているが、著名な俳優の存在を考えると、2人まとめて「じゃない方」のウィル・スミスと言えるかもしれない。ブレーブスのウィル・スミスは、昨季ジャイアンツで63試合に登板して6勝0敗34セーブ、防御率2.76の好成績をマークし、メジャー7年目でオールスター・ゲーム初選出。3年4000万ドルの契約で今季からブレーブスに加入した。一方、ドジャースのウィル・スミスは昨季、最初の25試合で10本塁打という鮮烈なデビューを飾り、最終的には54試合に出場して15本塁打、OPS.907を記録。今季は正捕手定着が期待されている。

  • 2008年マーリンズの大記録 内野手4人が25本塁打以上

    2020.5.12 11:30 Tuesday

     2008年9月12日、ホルヘ・カントゥは2試合連発となる25号ソロ本塁打を放った。この日までにマイク・ジェイコブスが32本塁打、ダン・アグラが30本塁打、ハンリー・ラミレスが29本塁打を放っており、マーリンズは史上初となる「内野のレギュラー4人全員が25本塁打以上」という快挙を達成。現在に至るまで、これを達成したチームは2008年のマーリンズだけである。

     正二塁手のアグラが7月27日に25本塁打に到達し、正遊撃手のラミレスも7月31日、正一塁手のジェイコブスも8月10日に25本塁打をクリア。フレディ・ゴンザレス監督らはカントゥが25本塁打に到達すれば史上初の快挙となることを把握しており、カントゥ自身も記録達成のプレッシャーを感じていたという。

     8月9日に20本塁打に到達したあと、翌日からの25試合で3本塁打とペースを落としたが、9月9日からの8試合で6本塁打を量産。9月12日のナショナルズ戦でシャイロン・マルティスから放った一発が快挙達成の本塁打となった。

     この年、ラミレスは33本塁打、ジェイコブスとアグラは32本塁打を放ったが、カントゥは29本塁打でシーズンを終了し、惜しくも内野手4人が30本塁打以上とはならなかった。8月19日のジャイアンツ戦で会心の当たりを放ったものの、その打球は左翼フェンスから少し上に飛び出した車の広告に跳ね返されて二塁打となっており、カントゥはそれを今でも悔しく思っているという。

     なお、この記録に迫るチームが現れていないわけではなく、昨年のアストロズは一塁ユリ・グリエルと二塁ホゼ・アルトゥーベが31本塁打、三塁アレックス・ブレグマンが41本塁打を放ったものの、遊撃カルロス・コレアは故障離脱の影響もあって21本塁打どまり。同じく昨年のツインズも一塁C・J・クロンが25本塁打、三塁ミゲル・サノーが34本塁打を放ったが、二塁ジョナサン・スコープは23本塁打、遊撃ホルヘ・ポランコは22本塁打に終わった。

     現在オリオールズのベンチコーチを務めるゴンザレスは「当時はそれほど特別なことだとは思っていなかった。でも、あれ以外にまだ一度も達成されていないんだ」と誇らしげに語る。果たして、史上2度目の快挙を成し遂げるチーム、さらには2008年のマーリンズも達成できなかった「30本塁打以上の内野手カルテット」を誕生させるチームは現れるだろうか。

  • メジャー17年で107勝 14球団でプレーしたジャクソン

    2020.5.11 14:30 Monday

     長いキャリアを1つのチームで全うするのは特別なことである。近年ではカル・リプケンJr.(オリオールズ)、トニー・グウィン(パドレス)、チッパー・ジョーンズ(ブレーブス)、デレク・ジーター(ヤンキース)らがその代表例と言えるだろう。一方、その対極とも言えるキャリアを過ごしている選手も存在する。その代表格が17年のメジャー生活で歴代最多となる14球団でプレーしてきたエドウィン・ジャクソン(ダイヤモンドバックス)だ。

     2003年9月9日、20歳の誕生日にドジャースでメジャーデビューを果たしたジャクソンは、2006年1月にデビルレイズ(現レイズ)へトレードされ、その後も2008年12月にレイズからタイガース、2009年12月にタイガースからダイヤモンドバックス(ヤンキースを含む三角トレード)、2010年7月にダイヤモンドバックスからホワイトソックスと毎年のようにトレードを経験。2011年7月にはホワイトソックスからブルージェイズへトレードされ、1試合もブルージェイズでプレーしないまま、その日のうちにカージナルスへ再トレードされた。

     2011年オフにフリーエージェントとなったあとは、ナショナルズ、カブス、ブレーブス、マーリンズ、パドレス、オリオールズ、ナショナルズ(2度目)、アスレチックスと移籍を繰り返し、昨年5月には金銭トレードでアスレチックスからブルージェイズへ移籍。ブルージェイズで初めて登板したことにより「異なる14球団でプレー」というメジャー新記録を樹立した。その後、古巣のタイガースへ戻り、現在はこれまた古巣のダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んでいる。

     チームを代表する「フランチャイズ・プレーヤー」として活躍することは、もちろん多くのメジャーリーガーの目標であるが、移籍を繰り返すのは多くのチームから必要とされている証でもある。ジャクソンは2008年から2012年まで5年連続で2ケタ勝利をマークするなど通算107勝を挙げており、アスレチックスでプレーした2018年には17先発で6勝3敗、防御率3.33と存在感を発揮。すでに36歳となったジャクソンだが、先発投手の頭数が不足しているチームにとっては貴重な戦力なのだ。

     ちなみに、ジャクソンが更新するまでメジャー記録を保持していたのは、1999年から2013年にかけて13球団でプレーしたリリーフ右腕のオクタビオ・ドテル。通算141勝の右腕マイク・モーガン、通算61勝の左腕ロン・ビローン、通算265本塁打のマット・ステアーズ(元中日)の3人は12球団でプレーしている。

     ここ数年の選手では、通算247勝のバートロ・コロンが2018年に自身11球団目となるレンジャーズでプレーしたのを最後にメジャーの舞台から離れており、通算327セーブのフェルナンド・ロドニーが昨年ナショナルズでプレーして自身11球団目となった。現在フリーエージェントのロドニーだが、すでに43歳という年齢を考えると、ジャクソンの記録を更新するのは難しいかもしれない。また、タイラー・クリッパード(ツインズ)は昨年まで9球団でプレーし、今年は自身10球団目となるツインズと契約。こちらはまだ35歳であり、記録更新のチャンスはありそうだ。

  • 契約金1000万ドルで作る最強チーム MLB公式サイトが特集

    2020.5.11 13:15 Monday

     2012年以降のドラフトでは、10巡目までの指名順位ごとに契約金の目安が設定されるようになり、各チームは10巡目までに指名した選手に支払う契約金を目安の合計金額以内に収める必要がある。昨年のドラフトでは、10巡目までに指名した選手に対して1球団あたり平均1000万ドル強が支払われていた。メジャーリーグ公式サイトでは4人のライターが過去20年間のドラフトで指名されて入団した選手の実際の契約金をもとに、契約金1000万ドル以内で10人の選手(野手は各ポジション1人の合計8人、投手は左右1人ずつ)を指名する「仮想ドラフト」を実施。以下ではその結果を紹介する。

     今回の仮想ドラフトでは、マイク・ローゼンバーム、ジェイソン・ラットリフ、ジョナサン・マヨ、ジム・キャリスが完全ウエーバー制で指名を行った。奇数ラウンドでは前述の順番、偶数ラウンドではその逆の順番で指名を行っている(一部、指名権をトレードしている)。指名された40人の選手は以下の通り。

    1巡目
    1位 マイク・トラウト(外野手・121万5000ドル)
    2位 ジェイコブ・デグロム(右腕・9万5000ドル)
    3位 ポール・ゴールドシュミット(一塁手・9万5000ドル)
    4位 イアン・キンズラー(二塁手・3万ドル)

    2巡目
    5位 ジョーイ・ボットー(一塁手・60万ドル)
    6位 ベン・ゾブリスト(外野手・5万5000ドル)
    7位 ムーキー・ベッツ(外野手・75万ドル)
    8位 ノーラン・アレナード(三塁手・62万5000ドル)

    3巡目
    9位 ラッセル・マーティン(捕手・4万ドル)
    10位 コディ・ベリンジャー(外野手・70万ドル)
    11位 ヤディアー・モリーナ(捕手・32万5000ドル)
    12位 アンドレルトン・シモンズ(遊撃手・52万2000ドル)

    4巡目
    13位 ジャンカルロ・スタントン(外野手・47万5000ドル)
    14位 ダスティン・ペドロイア(二塁手・57万5000ドル)
    15位 マーカス・セミエン(遊撃手・13万ドル)
    16位 クリフ・リー(左腕・27万5000ドル)

    5巡目
    17位 J・D・マルティネス(外野手・3万ドル)
    18位 クリスチャン・イェリッチ(外野手・170万ドル)
    19位 クレイトン・カーショウ(左腕・230万ドル)
    20位 ザック・グレインキー(右腕・247万5000ドル)

    6巡目
    21位 チェイス・アトリー(二塁手・178万ドル)
    22位 ブレット・ガードナー(外野手・21万ドル)
    23位 J・T・リアルミュート(捕手・60万ドル)
    24位 ジャスティン・バーランダー(右腕・312万ドル)

    7巡目
    25位 トレバー・ストーリー(遊撃手・91万5000ドル)
    26位 フランシスコ・リンドーア(遊撃手・290万ドル)
    27位 フレディ・フリーマン(一塁手・40万9500ドル)
    28位 クリス・セール(左腕・165万6000ドル)

    8巡目
    29位 ロレンゾ・ケイン(外野手・9万5000ドル)
    30位 マット・チャップマン(三塁手・175万ドル)
    31位 アーロン・ジャッジ(外野手・180万ドル)
    32位 ジョシュ・ドナルドソン(三塁手・65万2000ドル)

    9巡目
    33位 ジョージ・スプリンガー(外野手・252万5000ドル)
    34位 ジョン・レスター(左腕・100万ドル)
    35位 マックス・シャーザー(右腕・300万ドル)
    36位 アンソニー・リゾー(一塁手・32万5000ドル)

    10巡目
    37位 ブライアン・マッキャン(捕手・75万ドル)
    38位 デービッド・ライト(三塁手・96万ドル)
    39位 ジェフ・マクニール(二塁手・5万ドル)
    40位 ジェイソン・ヘイワード(外野手・170万ドル)

     各チームの指名選手は以下の通り。

    マイク・ローゼンバーム(総額988万7000ドル)
    4位 イアン・キンズラー(二塁手・3万ドル)
    5位 ジョーイ・ボットー(一塁手・60万ドル)
    9位 ラッセル・マーティン(捕手・4万ドル)
    16位 クリフ・リー(左腕・27万5000ドル)
    17位 J・D・マルティネス(外野手・3万ドル)
    24位 ジャスティン・バーランダー(右腕・312万ドル)
    25位 トレバー・ストーリー(遊撃手・91万5000ドル)
    32位 ジョシュ・ドナルドソン(三塁手・65万2000ドル)
    33位 ジョージ・スプリンガー(外野手・252万5000ドル)
    40位 ジェイソン・ヘイワード(外野手・170万ドル)

    ジェイソン・ラットリフ(総額995万4500ドル)
    2位 ジェイコブ・デグロム(右腕・9万5000ドル)
    7位 ムーキー・ベッツ(外野手・75万ドル)
    10位 コディ・ベリンジャー(外野手・70万ドル)
    18位 クリスチャン・イェリッチ(外野手・170万ドル)
    23位 J・T・リアルミュート(捕手・60万ドル)
    26位 フランシスコ・リンドーア(遊撃手・290万ドル)
    27位 フレディ・フリーマン(一塁手・40万9500ドル)
    30位 マット・チャップマン(三塁手・175万ドル)
    34位 ジョン・レスター(左腕・100万ドル)
    39位 ジェフ・マクニール(二塁手・5万ドル)

    ジョナサン・マヨ(総額945万ドル)
    3位 ポール・ゴールドシュミット(一塁手・9万5000ドル)
    6位 ベン・ゾブリスト(外野手・5万5000ドル)
    11位 ヤディアー・モリーナ(捕手・32万5000ドル)
    14位 ダスティン・ペドロイア(二塁手・57万5000ドル)
    15位 マーカス・セミエン(遊撃手・13万ドル)
    19位 クレイトン・カーショウ(左腕・230万ドル)
    22位 ブレット・ガードナー(外野手・21万ドル)
    31位 アーロン・ジャッジ(外野手・180万ドル)
    35位 マックス・シャーザー(右腕・300万ドル)
    38位 デービッド・ライト(三塁手・96万ドル)

    ジム・キャリス(総額991万8000ドル)
    1位 マイク・トラウト(外野手・121万5000ドル)
    8位 ノーラン・アレナード(三塁手・62万5000ドル)
    12位 アンドレルトン・シモンズ(遊撃手・52万2000ドル)
    13位 ジャンカルロ・スタントン(外野手・47万5000ドル)
    20位 ザック・グレインキー(右腕・247万5000ドル)
    21位 チェイス・アトリー(二塁手・178万ドル)
    28位 クリス・セール(左腕・165万6000ドル)
    29位 ロレンゾ・ケイン(外野手・9万5000ドル)
    36位 アンソニー・リゾー(一塁手・32万5000ドル)
    37位 ブライアン・マッキャン(捕手・75万ドル)

  • サイ・ヤングの「24イニング連続被安打0」達成から116年

    2020.5.11 11:55 Monday

     116年前の1904年、当時ボストン・アメリカンズ(現レッドソックス)に在籍していたサイ・ヤングは4度の登板に跨って「24イニング連続被安打0」のメジャー記録を打ち立てた。その記録が達成されてから現在に至るまで、20人がアメリカの大統領を務め、2度の世界大戦が勃発し、球界のみならず日常生活も大きく変化したが、ヤングの記録を更新する投手は現れていない。

     1904年4月25日、ヤングは6回裏の先頭打者にヒットを許したが、続く2イニングを無安打無失点に抑え、8イニングを6安打2失点(自責点0)で完投。ただし、試合には0対2で敗れた。5日後の4月30日にはリリーフで7イニングを投げて無安打無失点に抑え、現在のセーブを記録(当時はセーブの概念はなかった)。その5日後の5月5日にはアメリカン・リーグ史上初の完全試合を達成した。そして、5月11日の試合では15イニングを無失点に抑えて完封勝利をマークしたが、7回表に二塁打を浴びて連続無安打記録は終了。4度の登板に跨ったヤングの記録は2+7+9+6で合計24イニング連続被安打0となった。

     1938年6月にはジョニー・バンダー・ミーア(当時レッズ)が史上唯一となる2試合連続ノーヒッターを達成したが、連続無安打記録は21イニングでストップ。ナショナル・リーグ新記録を樹立したものの、ヤングには及ばなかった。

     ヤングが記録を打ち立てた1904年はいわゆるデッドボール時代(飛ばないボールの時代)であり、現在の球界とは事情が異なる部分もある。エリアス・スポーツ・ビューロー社によると、球団拡張が始まった1961年からの「エクスパンション時代」では1977年にデニス・エカーズリー(当時インディアンス)が記録した21イニング連続被安打0が最長であるという。

     エカーズリーに次ぐ2位には5人の投手が並んでおり、1973年のノーラン・ライアン(当時エンゼルス)、1974年のスティーブ・バスビー(当時ロイヤルズ)、1986年のマイク・スコット(当時アストロズ)、1996年のドワイト・グッデン(当時ヤンキース)、そして2015年のマックス・シャーザー(ナショナルズ)が16イニング連続被安打0をマーク。今後、ヤングの記録を塗り替える投手は現れるのだろうか。

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