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  • グリフィーJr.がメッツへ移籍していたらマリナーズ佐々木は誕生せず?

    2021.12.27 10:00 Monday

     日本時間12月27日、メジャーリーグ公式サイトのマイケル・クレア記者は「もしケン・グリフィーJr.がトレードを拒否せずメッツへ移籍していたら?」という特集記事を公開した。1999年オフ、マリナーズとメッツのあいだでグリフィーJr.を含むトレードが決まりかけたものの、グリフィーJr.はトレード拒否権を行使。最終的にはマイク・キャメロン、ブレット・トムコら4選手とのトレードでかつて父(ケン・グリフィーSr.)が活躍したレッズへ移籍することになったのだった。

     マリナーズはメッツとのトレードが成立すれば、グリフィーJr.との交換でオクタビオ・ドテル、アーマンド・ベニテス、ロジャー・セデーニョの3選手を獲得する予定だったと言われている。メッツは実際にはドテルとセデーニョを含む3選手とのトレードでアストロズからマイク・ハンプトンとデレク・ベルを獲得。ハンプトンの活躍により2000年シーズンはリーグ優勝を果たした。これを踏まえ、クレア記者はグリフィーJr.がメッツへ移籍していた場合、メッツは2000年にワールドシリーズへ進出できなかったと予想している。

     クレア記者の「妄想」はここからさらに広がっていく。メッツが獲得しなかったハンプトンはダイヤモンドバックスへ移籍。これはダイヤモンドバックスがカート・シリングの獲得に動かないことを意味する。よって、2001年シーズンのダイヤモンドバックス世界一も実現しない。また、メッツはハンプトンがFAでロッキーズへ流出した際の補償指名権でデービッド・ライトを指名したが、この指名権はダイヤモンドバックスが得ることになるため、クレア記者の「妄想」の世界ではライトはダイヤモンドバックスに入団する。

     さらに、クレア記者はシリングが2000年シーズン途中にカージナルスへ移籍すると予想。ダリル・カイル、アンディ・ベネス、シリングら強力先発陣を擁したカージナルスはメッツを破ってワールドシリーズへ進出し、ヤンキースの3連覇を阻止することになる。また、カージナルスはシリング獲得の際にJ・D・ドリューとマット・モリスをフィリーズへ放出。1997年ドラフト全体2位でのフィリーズからの指名を拒否したドリューだったが、クレア記者の「妄想」では結局フィリーズへ移籍することになる。

     そして、クレア記者は最後に「マリナーズはシーズン116勝の最多記録を樹立できなかった」と予想。グリフィーJr.がメッツに移籍していたら、2001年にチーム3位のWARを記録したキャメロンはチームに加わっておらず、ドテルとベニテスを獲得したことにより、2001年にリーグ2位の45セーブをマークした佐々木主浩の獲得にも動いていないと思われるからだ。

     なお、現実の世界でも、クレア記者の「妄想」の世界でも、マリナーズ、レッズ、メッツの3球団はグリフィーJr.のトレード後にチャンピオンリングを手にしていない(マリナーズはグリフィーJr.のトレード前を含めてもワールドシリーズ進出0回)。現実と異なる仮定をしようとも「決して変わらないものもある」とクレア記者は記事を締めくくっている。

  • 今季各球団でブレイクした有望株 エンゼルスは右腕・ダニエルが選出

    2021.12.25 12:00 Saturday

     プロスペクト(若手有望株)の情報を専門的に扱う「MLBパイプライン」では、サム・ダイクストラ、ジョナサン・マヨ、ウィリアム・ボアの3人が各球団の「今季ブレイクしたプロスペクト」を選出する特集記事を公開した。同サイトは今季開幕前に各球団の「今季ブレイクするプロスペクト」を予想していたが、予想が的中したのは30球団中4球団だけ。レッドソックス、ブルージェイズ、アストロズ、マリナーズを除く26球団は、開幕前の予想とは異なる選手が選出された。

     エンゼルスはジョーディン・アダムス外野手(22歳)のブレイクが予想されていたが、A+級で71試合に出場して打率.217、5本塁打、27打点、18盗塁、OPS.600と今一つの成績。28四球に対して116三振を喫し、出塁率が3割に届かない(.290)など、打撃の粗さが目立った1年だった。「今季ブレイクしたプロスペクト」に選ばれたのはデービス・ダニエル投手(24歳)。2019年ドラフト7巡目指名で入団し、トミー・ジョン手術のリハビリを経てプロデビューした今季は、A+級の9先発で防御率2.31、AA級の9先発でも防御率2.68の好成績をマークした。AAA級では5試合(うち4先発)で防御率10.29と打ち込まれたが、3階級合計で114回2/3を投げ、4勝7敗、防御率3.92、154奪三振を記録。与四球率2.67と制球も安定していた。

     各球団の開幕前の予想と今回選出されたプロスペクトは以下の通り(カッコ内は「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングにおける現在の順位を表す)。

    ◆オリオールズ
    予想:グナー・ヘンダーソン遊撃手兼三塁手(球団4位)
    今回:カイル・ストワーズ外野手(球団11位)

    ◆レッドソックス
    予想:ニック・ヨーク二塁手(球団4位/全体96位)
    今回:同上

    ◆ヤンキース
    予想:オスワルド・ペラザ遊撃手(球団3位/全体58位)
    今回:アンソニー・ボルピー遊撃手(球団1位/全体15位)

    ◆レイズ
    予想:JJ・ゴス投手(球団13位)
    今回:タージ・ブラッドリー投手(球団6位)

    ◆ブルージェイズ
    予想:ガブリエル・モレノ捕手(球団1位/全体32位)
    今回:同上

    ◆ホワイトソックス
    予想:マシュー・トンプソン投手(球団7位)
    今回:ロミー・ゴンザレス遊撃手(球団20位)

    ◆ガーディアンズ
    予想:ジョージ・バレーラ外野手(球団2位/全体63位)
    今回:ローガン・アレン投手(球団10位)

    ◆タイガース
    予想:パーカー・メドウズ外野手(球団17位)
    今回:ライアン・クライドラー遊撃手(球団10位)

    ◆ロイヤルズ
    予想:アレック・マーシュ投手(球団14位)
    今回:MJ・メレンデス捕手(球団4位/全体67位)

    ◆ツインズ
    予想:ケオニー・キャバコ遊撃手(球団11位)
    今回:ホゼ・ミランダ内野手(球団8位)

    ◆アストロズ
    予想:ハンター・ブラウン投手(球団3位)
    今回:同上

    ◆エンゼルス
    予想:ジョーディン・アダムス外野手(球団3位)
    今回:デービス・ダニエル投手(球団21位)

    ◆アスレチックス
    予想:ロバート・プアソン遊撃手(球団10位)
    今回:ローレンス・バトラー一塁手兼外野手(球団23位)

    ◆マリナーズ
    予想:ノエルビ・マーテイ遊撃手(球団2位/全体11位)
    今回:同上

    ◆レンジャーズ
    予想:マキシモ・アコスタ遊撃手(球団10位)
    今回:オーウェン・ホワイト投手(球団27位)

    ◆ブレーブス
    予想:フレディ・ターノック投手(球団12位)
    今回:スペンダー・ストライダー投手(球団10位)

    ◆マーリンズ
    予想:ナシーム・ヌニェス遊撃手(球団13位)
    今回:ジェイク・エダー投手(球団7位)

    ◆メッツ
    予想:ジェイレン・パーマー三塁手兼遊撃手(球団16位)
    今回:マット・ビエントス三塁手(球団6位)

    ◆フィリーズ
    予想:フランシスコ・モラレス投手(球団5位)
    今回:ローガン・オホッピー捕手(球団11位)

    ◆ナショナルズ
    予想:ジャセル・アントゥーナ遊撃手(球団8位)
    今回:ケイド・キャバリ投手(球団1位/全体39位)

    ◆カブス
    予想:ジェイソン・サンタナ遊撃手(圏外)
    今回:ケイレブ・キリアン投手(球団14位)

    ◆レッズ
    予想:リース・ハインズ三塁手(球団7位)
    今回:ホゼ・バレーロ遊撃手(プロスペクト・ランキング卒業)

    ◆ブリュワーズ
    予想:アントワン・ケリー投手(球団10位)
    今回:ジョーイ・ウィーマー外野手(球団21位)

    ◆パイレーツ
    予想:クイン・プリースター投手(球団2位/全体49位)
    今回:ロアンシー・コントレラス投手(球団6位)

    ◆カージナルス
    予想:イバン・ヘレーラ捕手(球団7位)
    今回:ジョーダン・ウォーカー三塁手(球団3位/全体57位)

    ◆ダイヤモンドバックス
    予想:ウィルダード・パティーニョ外野手(球団24位)
    今回:ライン・ネルソン投手(球団5位)

    ◆ロッキーズ
    予想:エルクリス・オリバレス投手(球団14位)
    今回:エゼキエル・トバー遊撃手(球団11位)

    ◆ドジャース
    予想:マイケル・ブッシュ二塁手(球団3位/全体75位)
    今回:アンディ・パヘス外野手(球団5位/全体100位)

    ◆パドレス
    予想:メイソン・トンプソン投手(プロスペクト・ランキング卒業)
    今回:イーサン・エリオット投手(球団12位)

    ◆ジャイアンツ
    予想:アレクサンダー・キャナリオ外野手(カブス12位)
    今回:ルイス・マトス外野手(球団3位/全体77位)

  • 韓国ロッテの右腕・ストレイリー 3年ぶりのメジャー復帰を目指す

    2021.12.25 11:00 Saturday

    「スポーツグリッド」のクレイグ・ミッシュ記者によると、韓国プロ野球のロッテ・ジャイアンツで2年連続2ケタ勝利をマークした先発右腕ダン・ストレイリーは、ロッテからの残留オファーを拒否し、2019年以来3年ぶりとなるメジャー復帰を目指しているようだ。ただし、ロックアウトによりメジャーの今後の動きは不透明であり、新型コロナウイルスのパンデミックの影響を考慮してロッテ残留を選択した昨オフと同様に、ストレイリーがメジャー以外でのプレーを選択する可能性は残されている。

     現在33歳のストレイリーは2012年にアスレチックスでメジャーデビューし、翌2013年には10勝8敗、防御率3.96をマーク。続く2年間は低迷したものの、レッズに移籍した2016年に自己最多の191回1/3を投げて14勝8敗、防御率3.76という好成績を残すと、2017年はマーリンズで10勝9敗、防御率4.26を記録し、この年の170奪三振はキャリアハイの数字となった。しかし、2018年以降は不振が続き、2019年はオリオールズで14試合(うち8先発)に登板して防御率9.82と自己ワーストの成績。2020年からは活躍の場を韓国に移し、2020年は15勝、今季も10勝をマークした。

     ストレイリーは「常にメジャーを目指してプレーしてきた。ユニフォームを着ている者は誰でもメジャーの舞台でプレーすることを夢見ているんだ」とメジャー復帰が第1希望であることを明言。「メジャーでキャリアを終えたいと思っている。メジャーの舞台で投げているところを息子に見せたいんだ」と付け加えた。

     ストレイリーによると、ここ数年で映像や分析マシンを使用しながらピッチングの改良に取り組み、チェンジアップの改善や速球の球速アップなど、ほとんどすべての球種に変化を加えたという。昨オフはエンゼルス、レッズ、ジャイアンツなどがストレイリーに興味を示していたが、今オフも先発投手を必要としている球団からのオファーが届くかもしれない。

  • メッツ ロックアウト明けにマクニールまたはスミスの放出を検討か

    2021.12.25 10:00 Saturday

     ロックアウト前にマックス・シャーザーだけでなく、スターリング・マーテイ、マーク・キャナ、エドゥアルド・エスコバーを獲得したメッツ。野手3人の加入と出場停止処分明けのロビンソン・カノーの復帰により野手は人員過多となっており、地元紙「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマ記者によると、今季不振だったジェフ・マクニールまたはドミニク・スミスのトレード放出が検討されているようだ。11月の時点で複数の球団がマクニールに興味を示していたとの報道もあり、ロックアウト明けにトレード交渉が本格化するとみられる。

     現在29歳のマクニールは、メジャーデビューした2018年から3年連続で3割を超える高打率をマークしたものの、今季は120試合に出場して打率.251、7本塁打、35打点、OPS.679と自己最悪の成績。5月に左ハムストリングを痛め、万全のコンディションで試合に出られなかったことも影響した。巧みなバットコントロールや内外野の複数ポジションをこなすユーティリティ性は健在で、メッツが放出に踏み切るのであれば、多くの球団が興味を示すことは間違いない。FAになるのは2024年オフ。保有可能期間はあと3年残っている。

     一方のスミスは現在26歳。2019年に89試合で打率.282、11本塁打、OPS.881、2020年も50試合で打率.316、10本塁打、OPS.993と本格ブレイクの兆しを見せていたが、今季は145試合に出場して打率.244、11本塁打、OPS.667と低調なパフォーマンスに終始した。打率が大きく低下したのは、他球団による研究が進み、守備シフトを敷かれる打席が増えたことが影響しているとみられる。マクニール同様、FAになるのは2024年オフである。

     この2人に加えて現在28歳のJ・D・デービスも出場機会減が予想されており、トレード要員となる可能性がある。もし新しい労使協定でユニバーサルDH(両リーグDH制)が導入された場合、野手のレギュラーポジションが1つ増えるため、メッツがマクニール、スミス、デービスのうち何人を放出するかはユニバーサルDHの動向次第だろう。ロックアウト直前の移籍市場を大いに盛り上げたメッツは、ロックアウト明けも注目の存在になりそうだ。

  • 優秀なメジャーリーガーを輩出している大学 MLB公式サイトが特集

    2021.12.24 14:00 Friday

     メジャーリーグ公式サイトのポール・カセラ記者は、優秀なメジャーリーガーを輩出している大学のトップ10を独自に選出して紹介する特集記事を公開した。カセラ記者は「完全に主観的なランキング」と前置きしているが、輩出したメジャーリーガーの人数だけでなく、殿堂入り選手やオールスター選手の人数など、様々な要素を考慮し、また直近の成功例が多いほど有利になるようになっているという。ちなみに、カセラ記者が選んだトップ10のうち6校から殿堂入り選手が輩出されている。

     1位にはアリゾナ州立大学が選ばれた。殿堂入り選手はレジー・ジャクソンだけだが、通算762本塁打のメジャー記録を持つバリー・ボンズを筆頭に、イアン・キンズラー、ダスティン・ペドロイア、サル・バンドー、リック・マンデー、ボブ・ホーナーといった好選手を次々に輩出。ポール・ロデューカ、ジェイソン・キプニス、アンドレ・イーシアーらもオールスター・ゲーム選出の経験がある。質量ともに1位に相応しい顔ぶれと言えるだろう。

     2位は南カリフォルニア大学。ランディ・ジョンソン、トム・シーバーと2人の殿堂入り投手を輩出し、マーク・マグワイア、フレッド・リン、デーブ・キングマン、バリー・ジート、ブレット・ブーン、アーロン・ブーンらも同校の出身である。3位はミシガン大学。殿堂入り選手はチャーリー・ゲーリンジャー、バリー・ラーキン、ジョージ・シスラーの3人で、ビル・フリーハン、ジム・アボット、スティーブ・ハウ、現役ではリッチ・ヒル、ジェイク・クロネンワースらを輩出している。

     4位のバンダービルト大学は殿堂入り選手こそいないものの、近年はデービッド・プライス、ソニー・グレイ、ウォーカー・ビューラー、ダンズビー・スワンソン、ブライアン・レイノルズといった好選手を次々に輩出。5位のルイジアナ州立大学も殿堂入り選手を輩出していないが、DJ・レメイヒュー、アレックス・ブレグマン、ケビン・ゴーズマン、アーロン・ノラらが現役で活躍中だ。

     6位はロジャー・クレメンスを生んだテキサス大学オースティン校(殿堂入り0人)、7位はミネソタ大学(殿堂入りはポール・モリターとデーブ・ウィンフィールドの2人)、8位はトニー・グウィンを生んだサンディエゴ州立大学(殿堂入りはグウィンだけ)、9位はカリフォルニア州立大学ロングビーチ校(殿堂入り0人だがジェイソン・ジアンビ、エバン・ロンゴリア、トロイ・トゥロウィツキーらを輩出)、そして10位には選手層こそ薄いものの、エディ・コリンズとルー・ゲーリッグという2人の殿堂入り選手を輩出したコロンビア大学がランクインした。

  • 各球団の通算最多出場選手は名選手がズラリ MLB公式サイトが特集

    2021.12.24 11:00 Friday

     メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチ記者は、各球団の通算最多出場選手を紹介する特集記事を公開した。出場試合数が多いということは、長年にわたって戦力として活躍したことの証であり、往年の名選手がズラリと並んでいる。ちなみに、1つの球団で通算3000試合以上に出場した選手は、オリオールズのカル・リプケンJr.(3001試合)、レッドソックスのカール・ヤストレムスキー(3308試合)、ブレーブスのハンク・アーロン(3076試合)、カージナルスのスタン・ミュージアル(3026試合)の4人だけである。

     レイッチ記者が紹介している通算最多出場選手は、本拠地を移転したことがある球団については「現在の本拠地に移転したあとの出場試合数」が対象となっている。本拠地移転前も含めた出場試合数で別の選手がトップの場合、その選手の名前も記載している。各球団の通算最多出場選手は以下の通り。

    オリオールズ:カル・リプケンJr.(3001試合)
    レッドソックス:カール・ヤストレムスキー(3308試合)
    ヤンキース:デレク・ジーター(2747試合)
    レイズ:エバン・ロンゴリア(1435試合)
    ブルージェイズ:トニー・フェルナンデス(1450試合)

    ホワイトソックス:ルーク・アプリング(2422試合)
    ガーディアンズ:テリー・ターナー(1619試合)
    タイガース:アル・ケーライン(2834試合)
    ロイヤルズ:ジョージ・ブレット(2707試合)
    ツインズ:ハーモン・キルブリュー(1939試合)※1

    ※1 キルブリューは本拠地移転前も含めると2329試合

    アストロズ:クレイグ・ビジオ(2850試合)
    エンゼルス:ギャレット・アンダーソン(2013試合)
    アスレチックス:リッキー・ヘンダーソン(1704試合)※2
    マリナーズ:エドガー・マルティネス(2055試合)※3
    レンジャーズ:マイケル・ヤング(1823試合)

    ※2 本拠地移転前も含めるとバート・キャンパネリス(1795試合)がトップ
    ※3 2位はイチロー(1861試合)

    ブレーブス:チッパー・ジョーンズ(2499試合)※4
    マーリンズ:ルイス・カスティーヨ(1128試合)
    メッツ:エド・クレインプール(1853試合)
    フィリーズ:マイク・シュミット(2404試合)
    ナショナルズ:ライアン・ジマーマン(1799試合)

    ※4 本拠地移転前も含めるとハンク・アーロン(3076試合)がトップ

    カブス:アーニー・バンクス(2528試合)
    レッズ:ピート・ローズ(2722試合)
    ブリュワーズ:ロビン・ヨーント(2856試合)
    パイレーツ:ロベルト・クレメンテ、ホーナス・ワグナー(ともに2433試合)
    カージナルス:スタン・ミュージアル(3026試合)

    ダイヤモンドバックス:ルイス・ゴンザレス(1194試合)
    ロッキーズ:トッド・ヘルトン(2247試合)
    ドジャース:ビル・ラッセル(2181試合)※5
    パドレス:トニー・グウィン(2440試合)
    ジャイアンツ:ウィリー・マッコビー(2256試合)※6

    ※5 本拠地移転前も含めるとザック・ウィート(2322試合)がトップ
    ※6 本拠地移転前も含めるとウィリー・メイズ(2857試合)がトップ

  • ドジャース ロックアウト前にベリンジャーと年俸1700万ドルで合意

    2021.12.24 10:00 Friday

    「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、ドジャースはロックアウト突入前にコディ・ベリンジャーと年俸調停を回避して1年1700万ドルで合意していたようだ。ベリンジャーは「スーパー2」として2019年オフから年俸調停の権利を取得しており、2019年の60万5000ドルから2020年は1150万ドル、今季は1610万ドルと大幅昇給していたが、今回は90万ドルの微増にとどまった。新しい労使協定でFAの資格が変わらなければ、2023年オフにFAとなる予定である。

     現在26歳のベリンジャーは、メジャーデビューした2017年に当時のナ・リーグ新人記録となる39本塁打を放ち、オールスター・ゲームに選出されただけでなく、満票で新人王を受賞。MVP投票でも9位にランクインした。メジャー3年目の2019年には打率.305、47本塁打、115打点、15盗塁、OPS1.035という素晴らしい成績を残し、2度目のオールスター・ゲーム選出を果たしただけでなく、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞、そしてMVPを初受賞。自己最高のシーズンを過ごし、スーパースターの仲間入りを果たした。

     ところが、メジャー5年目のシーズンとなった今季は95試合に出場して打率.165、10本塁打、36打点、3盗塁、OPS.542と大不振。4月、6月、9月と3度にわたって戦列を離れるなど、2019年MVPの面影はなく、データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出する総合指標WARは-1.5に終わった。ブレーブスとのリーグ優勝決定シリーズで打率.412をマークするなど、ポストシーズンでは意地を見せたが、「ノンテンダーFAになるのではないか」と予想する声すらあり、年俸がほとんど上がらなかったのは当然と言える。

     年俸1700万ドルの元MVP選手として迎えることになる来季。もし2年連続で極度の大不振に陥るようであれば、来オフのノンテンダーFAが現実のものとなる可能性は十分にある。ベリンジャーにとって正念場のシーズンとなりそうだ。

  • 注目の殿堂入り投票 現時点で判明分の得票率トップはオルティス

    2021.12.23 12:00 Thursday

     今回(2022年度)のアメリカ野球殿堂入り投票はバリー・ボンズ、ロジャー・クレメンス、カート・シリング、サミー・ソーサの4人がラストイヤーを迎えるため、「ステロイド時代の総決算」という意味を持つ投票として大きな注目を集めている。記者投票は年内いっぱいで締め切られるが、すでに投票を終えて投票先を公開している記者もおり、現時点で匿名3人を含む記者53人分の投票先が判明。有資格初年度のデービッド・オルティスが記者45人から票を獲得し、得票率84.9%でトップに立っている。

     殿堂入りには得票率75%以上が必要だが、現時点で75%以上の得票率を記録しているのはオルティス(84.9%)、ボンズ(77.4%)、クレメンス(77.4%)の3人。5度目の挑戦となるスコット・ローレンが73.6%で当選ラインに肉薄している一方、前回、前々回と2回連続で得票率70%以上を記録したシリングは69.8%にとどまっている。トッド・ヘルトン(56.6%)、ビリー・ワグナー(52.8%)、アンドリュー・ジョーンズ(50.9%)も過半数の支持を集めているが、有資格初年度のアレックス・ロドリゲスは49.1%と支持が伸びず、前々回に52.6%を記録したオマー・ビスケルはDV問題やセクハラ問題の影響で11.3%と大幅に支持を失っている。

     レッドソックスの主砲として活躍したオルティスは、通算2408試合に出場して2472安打、632二塁打、541本塁打、1768打点、OPS.931、オールスター・ゲーム選出10回、シルバースラッガー賞7回、本塁打王1回、打点王3回と実績は文句なし。「バンビーノの呪い」に苦しんでいたレッドソックスを呪いから解放し、2004年、2007年、2013年と3度のワールドシリーズ制覇に導いた点も高く評価されている。2004年のリーグ優勝決定シリーズと2013年のワールドシリーズでMVPに選出されるなど、ポストシーズン通算85試合で17本塁打、61打点、OPS.947の好成績を残している。

     ただし、ほぼDH専任でキャリアを過ごしたため、データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出する通算WARは55.3に過ぎない。「史上最高のDH」として最優秀指名打者賞にも名前を残すエドガー・マルティネスはオルティスを上回る68.4を記録したにもかかわらず、殿堂入りに10年を要したため、「オルティスが有資格初年度で殿堂入りするのは過大評価ではないか」との声があるのも事実だ。また、2003年にステロイド使用が報じられたことがあるものの、その陽性者リスト自体の信用性が低く、メジャーリーグ機構でさえ「あの報告書に基づいてオルティスをステロイド使用者と見なすべきではない」との声明を出しており、ステロイド問題はオルティスの得票率にほとんど影響を与えないと考えられている。

     ほぼDH専任だったためWARは低いものの、記録にも記憶にも残る活躍を見せ、「ボストンの英雄」となったオルティス。このまま75%以上の得票率を維持し、有資格初年度でクーパーズタウンに迎えられることになるのだろうか。

  • 超大型契約を望むコレア シーガーの契約規模を上回るのは困難か

    2021.12.23 11:00 Thursday

     今オフのFA市場における最大の注目選手であるカルロス・コレアは超大型契約を望んでおり、コリー・シーガーがレンジャーズと結んだ10年3億2500万ドルを超える規模の契約を欲しているとみられる。しかし、コレアは非常に故障の多い選手でもあり、各球団はコレアに10年契約をオファーすることを躊躇っている模様。たとえば9年契約の場合、シーガーの契約総額を超えるには年平均3611万ドルが必要だが、これは野手史上最高額となる。よって、コレアがシーガー以上の契約を手に入れるのは困難であると考えられている。

     ロックアウト突入前、アストロズ、カブス、ブレーブス、タイガース、レッドソックス、ドジャース、ヤンキースなどがコレア獲得に興味を示していることが報じられていた。このうち、タイガースはハビアー・バイエズと契約し、有望な若手遊撃手がマイナーに控えるヤンキースは大物遊撃手の獲得を回避することが濃厚となっている。アストロズは6年を超えるオファーを提示する意思がないことが報じられており、ブレーブスは資金力を考えるとコレア獲得は現実的な話ではない。また、ドジャースはシーガーが流出したものの、今季途中にトレイ・ターナーを補強しているため、シーガーの穴は現有戦力で埋めることができる。

     つまり、コレアの獲得候補球団はカブスとレッドソックスくらいしかいないということになる。コレアと同じプエルトリコ出身のアレックス・コーラが監督を務めるレッドソックスは、正遊撃手ザンダー・ボガーツが来季終了後にオプトアウト(契約破棄)できる権利を有しているため、ボガーツ流出に備えてコレア獲得を検討する可能性がある。ボガーツは近い将来、遊撃から別のポジションへコンバートされることが確実視されており、もしボガーツがオプトアウトの権利を行使しなかったとしても、それほど大きな問題にはならないだろう。

     一方、カブスは今季途中に主力選手を大量放出して再建モードに突入したかと思われたものの、今オフはウェイド・マイリー、ヤン・ゴームス、マーカス・ストローマンらを獲得。ジェッド・ホイヤー編成本部長は大規模な再建を行うことを否定しており、短期間で戦力の再構築を行い、再び勝負モードに突入することを目指していると思われる。コレアを獲得するだけの資金力を持っているが、10年契約には前向きではなく、契約年数で折り合いがつくかどうかがポイントとなる。

     いずれにせよ、コレア獲得にはかなりの資金が必要なため、多くの球団を巻き込んだ大規模な争奪戦になることは考えにくい。シーガー以上の契約を望むコレアだが、自身の希望を満たすオファーを得るのは難しそうだ。

  • パイレーツに球団史上初の女性コーチが誕生 キャラハン育成コーチ

    2021.12.23 10:00 Thursday

     パイレーツに球団史上初めて、ユニフォームを着た女性コーチが誕生することになった。まだ球団からの正式発表は行われていないものの、球団関係者によると、ケイトリン・キャラハンがフロリダ州ブラデントンの球団施設を拠点とする育成コーチに就任することが決定したという。キャラハンも自身のSNSアカウントで育成コーチ就任を報告している。メジャーでは近年、女性コーチや女性GMが次々に誕生。パイレーツにも球団史上初の女性コーチが誕生し、女性登用の流れは今後も続いていきそうだ。

     キャラハンは「ピッツバーグ・パイレーツの育成コーチの職を引き受けたことを発表できて興奮しています」とのコメントを発表。さらに「(選手育成コーディネーターの)マイケル・チャーナウと(マイナーの技術・映像コーディネーターの)マーク・ローシュが11月に私をフロリダで連れていき、この素晴らしいオファーを提示してくれました。ありがとうございます。私はこれまでに出会ったすべてのコーチ、スタッフ、選手から影響を受けています。この組織の一員として働くことが楽しみです」と記している。

     ボストン大学時代にソフトボール選手として活躍したキャラハンは、2017~18年に大学の夏季野球チームであるケープコッド・リーグのブリュスター・ホワイトキャップスでGM補佐を務め、2019年はヤンキース傘下のスタテンアイランド・ヤンキースで野球運営部門のアシスタントに就任。直近2年間はレッズのマイナーで技術・映像部門のインターンとして働いていた。これらの経験と実績を評価され、今回パイレーツでユニフォームを着る育成コーチとして採用されることになった。

     ジャイアンツでは昨季、アリッサ・ナッケンがメジャー史上初の女性コーチとなり、レッドソックスではビアンカ・スミスがマイナーのコーチに就任して史上初の黒人女性コーチが誕生。さらに、マーリンズではキム・アングがGMに就任し、北米4大スポーツ史上初の女性GMが誕生した。女性登用の流れが続くことを望む関係者は多く、今後も各球団で優秀な女性スタッフが重要な役割を担っていくことになると思われる。

  • 殿堂入り投票ノミネート30名 各選手の「知っておくべきデータ」

    2021.12.22 15:00 Wednesday

     2022年度のアメリカ野球殿堂入り投票は年内いっぱいで締め切られ、日本時間1月26日に結果発表が行われる。今回、投票用紙に名前が掲載されている候補者は30名。アレックス・ロドリゲス、デービッド・オルティスら13名が初登場し、カート・シリング、バリー・ボンズ、ロジャー・クレメンス、サミー・ソーサの4名はラストチャンスとなる10年目を迎える。メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモン記者は30名の候補者全員について「知っておくべきデータ」を1つずつ厳選し、紹介している。

    ボビー・アブレイユ:通算250本塁打以上かつ400盗塁以上を記録した6人のうちの1人(他の5人はクレイグ・ビジオ、バリー・ボンズ、ボビー・ボンズ、リッキー・ヘンダーソン、ジョー・モーガン)。

    バリー・ボンズ:22年のキャリアを前半11年と後半11年に分けると、前半のWAR(ベースボール・リファレンス版)83.6はケン・グリフィーJr.(83.8)のすぐ下、野手史上37位に相当し、後半の79.1はジョー・ディマジオ(79.2)のすぐ下、野手史上42位に相当する。

    マーク・バーリー:2001年から現役ラストイヤーまで15年連続で30試合以上に先発して198回2/3以上を投げ、15年連続2ケタ勝利を記録。故障者リスト入りは1度もなかった。

    ロジャー・クレメンス:サイ・ヤング賞を史上最多の7度受賞。他のどの右腕2人の受賞回数を合計しても超えられない。

    カール・クロフォード:2000年以降、123三塁打はメジャー2位、480盗塁は同4位、シーズン45盗塁以上7度はフアン・ピエール(8度)に次ぐ同2位。

    プリンス・フィルダー:2006~13年の8年間で1283試合出場はメジャー最多、724四球は同2位、283本塁打と860打点は同4位。

    トッド・ヘルトン:2000年以降、球場補正を加えて算出された「OPS+」で160以上を4度記録した5人のうちの1人(他の4人はバリー・ボンズ、ミゲル・カブレラ、アルバート・プーホルス、マイク・トラウト)。

    ライアン・ハワード:MVPを受賞した2006年に58本塁打、149打点を記録。同一シーズンに58本塁打以上かつ149打点以上を記録した打者は他にジミー・フォックス、ベーブ・ルース、サミー・ソーサの3人だけ。

    ティム・ハドソン:本塁打が量産された時代にグラウンドボール投手として活躍。9イニングあたりの通算被本塁打0.71本は1995年以降に2000イニング以上を投げた65人の投手でベストの数字。

    トリー・ハンター:中堅手としてゴールドグラブ賞を9度受賞(2001年から9年連続)。これはウィリー・メイズ(12度)、ケン・グリフィーJr.(10度)、アンドリュー・ジョーンズ(10度)に次ぐ回数。

    アンドリュー・ジョーンズ:「Total Zone Runs」という守備指標で通算253を記録。メジャー史上、これを上回るのは名三塁手ブルックス・ロビンソン(293)だけ。

    ジェフ・ケント:二塁手として史上最多の351本塁打を放っただけでなく、前記録保持者のライン・サンドバーグに74本もの大差をつけた。

    ティム・リンスカム:メジャー最初の3シーズンで複数のサイ・ヤング賞を受賞した史上唯一の投手(2008年から2年連続受賞)。

    ジャスティン・モーノウ:カナダ出身の選手のうち、MVPを受賞した3人のうちの1人、首位打者に輝いた2人のうちの1人、唯一のホームラン・ダービー王者。

    ジョー・ネイサン:35セーブ以上かつ防御率2.00未満を5度記録。これは満票で殿堂入りしたマリアーノ・リベラ(9度)に次ぐ史上2位。

    デービッド・オルティス:現役ラストイヤーの2016年にメジャートップの長打率.620とOPS1.021を記録。48二塁打、38本塁打、127打点は現役最終年のメジャー記録。

    ジョナサン・パペルボン:ポストシーズン初登板から17試合連続無失点は史上4人しか達成していない快挙。この17試合で26イニングを無失点に抑え、相手打者をOPS.339に封じた。

    ジェイク・ピービー:サイ・ヤング賞を受賞した2007年に19勝、防御率2.54、240奪三振で投手三冠を獲得。1940年以降のナ・リーグで投手三冠を達成したのは他にクレイトン・カーショウ、ランディ・ジョンソン、ドワイト・グッデン、スティーブ・カールトン、サンディ・コーファックスの5人だけ。

    アンディ・ペティット:メジャー1年目から9年連続でポストシーズンに出場するなど、通算44先発、276回2/3、19勝はいずれもポストシーズンのメジャー記録。

    A・J・ピアジンスキー:捕手として100試合以上に出場したシーズンが14度もあり、捕手として史上7位となる通算出場イニング16335回1/3を記録。

    マニー・ラミレス:通算9774打席でOPS.996を記録。これより多い打席数でOPS.996以上をマークしたのはバリー・ボンズ、ベーブ・ルース、テッド・ウィリアムスの3人だけ。

    アレックス・ロドリゲス:異なる2つのポジションで通算本塁打数トップ15にランクイン(遊撃手として344本塁打は2位、三塁手として287本塁打は14位)。

    スコット・ローレン:DHも含め、三塁以外のポジションを守ったことが1度もない。通算出場イニング17479回1/3はすべて三塁手として記録したものであり、「Total Zone Runs」は三塁手史上6位となる140をマーク。

    ジミー・ロリンズ:MVPを受賞した2007年に史上唯一となる20三塁打、30本塁打、40盗塁を達成。

    カート・シリング:奪三振と与四球の比率でリーグ1位を5度記録したが、すべて34歳以降のシーズン。34歳以降に700イニング以上を投げた投手のなかで奪三振と与四球の比率(K/BB)6.50はダントツの数字。

    ゲーリー・シェフィールド:1996年に42本塁打、142四球、66三振を記録。1955年以降、シーズン40本塁打以上で四球と三振の比率がこれより優秀だった打者はバリー・ボンズだけ。

    サミー・ソーサ:2001年に史上7位となる425塁打を記録。1948年にスタン・ミュージアルが429塁打をマークして以来の数字だった。

    マーク・テシェイラ:メジャー最初の9年間で314本塁打、1017打点を記録。最初の9年間の数字としては本塁打数、打点数ともに史上5位。

    オマー・ビスケル:45歳の誕生日を迎えてから遊撃手として出場した史上唯一の選手。40歳以降に遊撃手として266試合に出場したが、1950年以降、他の全選手を合計しても292試合だけ。

    ビリー・ワグナー:30試合以上に登板した13シーズンで防御率が2.85を超えたことが1度もなかった。ライブボール時代(1920年以降)において通算防御率2.31は750イニング以上の投手でマリアーノ・リベラに次ぐ2位、WHIP0.998はリベラ(1.000)をわずかに上回ってベストの数字である。

  • ぜいたく税が確定 ドジャース3265万ドル、パドレス129万ドル

    2021.12.22 11:00 Wednesday

     AP通信によると、今季の全球団の給与支払額は40億5000万ドルとなり、過去最高額を記録した2017年(42億5000万ドル)から4.6%減少し、2015年(39億ドル)以降では最少となったようだ。そんななか、ドジャースはメジャー史上2位となる年俸総額2億6200万ドルを記録(1位は2015年ドジャースの2億9100万ドル)し、3265万ドルものぜいたく税を課されることに。ドジャース以外にぜいたく税のペナルティを科されたのはパドレスだけだった。

     シーズンの年俸総額とぜいたく税の計算に使用する年俸総額の計算方法は異なっており、たとえば4年4000万ドルで契約して4年間の年俸が850万ドル、950万ドル、1050万ドル、1150万ドルとなっている場合でも、ぜいたく税の計算上は4年×1000万ドルで均等に配分される。また、年俸だけでなく、契約ボーナスや出来高などで獲得したボーナスも含まれる。今季のぜいたく税の上限額は2億1000万ドルだったが、ドジャースとパドレスの2球団がこれを超過。フィリーズ(2億940万ドル)、ヤンキース(2億840万ドル)、メッツ(2億770万ドル)、レッドソックス(2億760万ドル)、アストロズ(2億660万ドル)の5球団は辛うじて上限額以内に収めた。

     ドジャースはぜいたく税の計算に使用する年俸総額が2億8560万ドルとなり、これは2015年の2億9790万ドルに次ぐ史上2番目の金額。ぜいたく税の金額は3264万9965ドルとなり、2003年にぜいたく税の制度が導入されて以降の通算支払額は1億8200万ドルに達し、これはヤンキース(3億4800万ドル)に次ぐメジャー2位となっている。また、パドレスはぜいたく税の計算に使用する年俸総額が2億1650万ドルで上限額を超過し、129万3478ドルのぜいたく税を支払うことになった。

     さらに、ドジャースは上限額を4000万ドル以上超過してしまったため、来年のドラフトでもペナルティを科される。最も高い順位の指名権が10個後退するため、全体30位で指名する予定だったドジャースの最初の指名権は全体40位となる。

  • タイガースの一塁ベースコーチが49歳で急死 死因は公表されず

    2021.12.22 10:00 Wednesday

     日本時間12月22日、タイガースは一塁ベースコーチのキメラ・バーティーが49歳で急死したことを発表した。現役時代に俊足の外野手としてメジャーで6年間プレーしたバーティーは、パイレーツとフィリーズで指導者として活躍し、今季から外野守備走塁インストラクターとしてタイガースに加入。シーズン途中の7月16日(現地時間)には一塁ベースコーチに任命され、先日発表された来季のコーチングスタッフにも名を連ねていた。なお、バーティーの死因は公表されていない。

     タイガースのA・J・ヒンチ監督は「球界の多くの人々と同様に、私はキメラの訃報に大きなショックを受けています。今年のスプリング・トレーニングのときから彼が選手のために尽くすコーチであることは明らかで、新人から10年以上のベテランまで、誰とでも深い関係を築くことのできる不思議な能力を持っていました」とコメント。「私は彼の無私の精神と適応力を誇りに思っていましたし、(それが評価されて)彼は素早くメジャーのコーチングスタッフに加わりました。彼は野球と人生における明るい未来を楽しみにしていたと思います。球界は素晴らしい男を失いました。そして、それ以上に重要なのは、彼の家族が愛する婚約者、父、息子を失ってしまったということです」とバーティーの死を悼み、バーティーの家族を思いやった。

     バーティーは1993年ドラフト1巡目(全体11位)指名でオリオールズに入団し、1996年にタイガースでメジャーデビュー。この年は110試合に出場して打率.253、1本塁打、14打点、20盗塁、OPS.612をマークしたが、翌年以降はこれを超える成績を残すことができなかった。パイレーツの球団組織でインストラクターとして活躍し、2017~19年には一塁ベースコーチを経験。2020年はフィリーズで走塁とバントのインストラクターを務め、今季からタイガースに加わり、来季もコーチを務める予定だった。

     来年7月に50歳の誕生日を迎えるはずだったバーティー。婚約者のテリーさんと3人の子供(24歳と21歳の息子と15歳の娘)を残して49歳という若さでこの世を去った。

  • レッズがバウアーズとマイナー契約 秋山のライバルになる可能性も

    2021.12.21 11:30 Tuesday

     日本時間12月21日、レッズはマリナーズからFAとなったジェイク・バウアーズとマイナー契約を結んだことを発表した。現在26歳のバウアーズは2017年と2018年に「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキング全体トップ100にランクインするなど、大きな期待を背負った有望株だったが、ブレイクすることなく現在に至っている。一塁と外野の両翼を主戦場とするバウアーズは、同じ左打者である秋山翔吾にとって、開幕ロースター争いにおけるライバルとなる可能性もありそうだ。

     2013年ドラフト7巡目指名でパドレスに入団したバウアーズは、2014年12月の大型三角トレードでレイズへ移籍。2018年にメジャーデビューを果たし、96試合に出場して打率.201、11本塁打、48打点、6盗塁、OPS.700を記録したが、同年12月に再び三角トレードでインディアンスへ放出された。

     2019年は自己最多の117試合に出場したが、打率.226、12本塁打、43打点、3盗塁、OPS.683と期待はずれの成績に終わり、レギュラー定着には至らず。ただし、6月14日(現地時間)のタイガース戦で5打数4安打4打点の大活躍を見せ、サイクル安打を達成した。この前日には大谷翔平(エンゼルス)がサイクル安打を達成しており、2日連続の達成はメジャー史上107年ぶり3度目のことだった。

     2020年はメジャーでの出場がなく、今季は6月10日(現地時間)にインディアンスからマリナーズへトレード。2球団合計で115試合に出場したが、打率.209、4本塁打、19打点、6盗塁に終わり、OPS.566は自己ワーストの数字だった。

     レッズは主砲ニック・カステヤーノスがオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してFAとなり、外野が1枠空いている状況。TJ・フリードル、アリスティデス・アキーノ、ニック・センゼル、秋山らがレギュラー争いを繰り広げることになるが、招待選手として参加するスプリング・トレーニングでの活躍次第では、バウアーズがこの争いに割って入る可能性は十分にある。新しい労使協定でユニバーサルDH(両リーグでのDH制)が採用されるようであれば、バウアーズがロースター入りするチャンスはさらに広がるだろう。

     レッズでは今季、タイラー・ネークインがマイナー契約からレギュラーの座を勝ち取り、秋山の出場機会を奪った。バウアーズが新天地でポテンシャルを開花させることができれば、「第2のネークイン」が誕生する可能性は十分にある。

  • アスレチックス新監督・コッツェイ 大学では二刀流選手として活躍

    2021.12.21 10:30 Tuesday

     アスレチックスの新監督に就任することが決まったマーク・コッツェイは、現役時代は強肩好打の外野手として活躍し、メジャー17年間で通算1784安打を記録。アスレチックス時代の2004年には打率.314、15本塁打、OPS.829の好成績を残し、MVP投票でアレックス・ロドリゲスと並ぶ14位タイにランクインした。しかし、コッツェイはカリフォルニア州立大学フラトン校時代にはリリーフ左腕としても活躍。メジャーリーグ公式サイトのポール・カセラ記者は、コッツェイの大学時代の「二刀流」での活躍を紹介している。

     大学時代に走攻守三拍子揃ったオールラウンドな外野手として活躍しただけでなく、リリーフ左腕としてマウンドに上がることもあったコッツェイ。その才能が大きな注目を集めたのは1995年のカレッジ・ワールドシリーズの決勝戦だった。コッツェイはこの試合で打者として2本塁打、5打点の活躍を見せ、投手として最後の5アウトを記録。チームをタイトル獲得へと導いた。ただし、コッツェイは決してこの試合だけの「一発屋」ではなかった。

     大学2年生のシーズン(1995年)は打者として打率.422、21本塁打、90打点、15盗塁、投手として11セーブ、防御率0.31という素晴らしい成績をマーク。アマチュア最高の選手に贈られるゴールデンスパイク賞を受賞し、カレッジ・ワールドシリーズでは最優秀選手に選ばれただけでなく、前年に続いて2年連続で大会ベストナイン入りを果たした。大学3年生のシーズンにも打率.402、20本塁打、91打点、20盗塁、OPS1.284の好成績を残し、1996年ドラフト1巡目(全体9位)指名でマーリンズに入団。その後の活躍はご存知の通りだ。

     コッツェイは2014年にオマハ大学野球殿堂入り。また、カレッジ・ワールドシリーズのレコードブックにもその名を残しており、同大会での通算打率.517(29打数15安打)は歴代1位タイ、長打率1.103は歴代ダントツの数字となっている(2位のマーシャル・マクドゥーガルは.881)。さらに、カレッジ・ワールドシリーズで複数の満塁本塁打を放った選手はコッツェイが史上唯一である。

     メジャーでは大学時代ほどの大活躍こそできなかったものの、選手やコーチとしての実績は十分。今度は監督としてアスレチックスをどのように率いていくか注目したい。

  • アスレチックス新監督はコッツェイ メジャー生活17年の元外野手

    2021.12.21 10:00 Tuesday

     2011年途中から今季まで監督を務めたボブ・メルビンがパドレスへ移籍し、後任探しを進めていたアスレチックスの新監督がマーク・コッツェイに決まったようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者が第一報を伝えた。アスレチックスはメルビンが築き上げた「勝利の伝統」を継承できる監督を求めていたとみられるが、2016年からメルビンのもとでコーチを務めてきたコッツェイはまさにうってつけの存在。三塁ベースコーチからの内部昇格で球団史上31人目の監督に就任することになった。

     現在46歳のコッツェイは、現役時代は強肩好打の外野手としてアスレチックスでの4年間(2004~07年)を含め、メジャーで17年間プレー。2013年限りで引退し、2014年はパドレスのフロントオフィスで特別アシスタント、2015年はパドレスの打撃コーチを務めた。2016年からベンチコーチとしてアスレチックスに加わり、2017~20年はクオリティコントロールコーチを担当。今季は三塁ベースコーチを務め、監督業は今回が初めてとなる。

     アスレチックスは新監督探しの1次面接を開始した時点で候補者を6人に絞っていたが、その6人はいずれもメジャーでの監督経験がなかった。6人のうちコッツェイを含む3人が自軍のコーチだったことからも、アスレチックスがメルビン路線の継承を重視していたことがうかがえる。コッツェイは近年、タイガース、アストロズ、ジャイアンツなど他球団の監督候補にも名前が挙がっていたが、ついにメジャーの監督を任されることになった。

     コッツェイにとってコーチングスタッフの編成が監督として最初の仕事になる。今季のコーチングスタッフの大半は来季も契約が残っているが、ベンチコーチのライアン・クリステンソンはメルビンのあとを追ってパドレスへ移籍。コッツェイは自身の「右腕」となるベンチコーチを探す必要がある。なお、打撃コーチのダレン・ブッシュとブルペンコーチのマーカス・ジェンセンもコッツェイとともに新監督候補となっていた。

  • クオリファイングオファー エンゼルスはドラフト2巡目指名権を喪失

    2021.12.20 13:00 Monday

     ロックアウトにより動きがストップしている今オフの移籍市場だが、クオリファイングオファーを提示された14選手のうち9選手がすでに来季の所属チームを決めている。ブランドン・ベルトは同オファーを受諾してジャイアンツに残留し、ライセル・イグレシアス(エンゼルス)、クリス・テイラー(ドジャース)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)の3人は元所属球団と再契約。残りの5選手は別の球団へ移籍したため、これに伴うドラフト指名権の補償と喪失が発生している。ここではその状況を整理しよう。

     提示されたクオリファイングオファーを拒否して他球団と契約したのはコリー・シーガー(ドジャース→レンジャーズ)、マーカス・セミエン(ブルージェイズ→レンジャーズ)、ロビー・レイ(ブルージェイズ→マリナーズ)、エドゥアルド・ロドリゲス(レッドソックス→タイガース)、そしてノア・シンダーガード(メッツ→エンゼルス)の5選手だ。

     まず、選手が流出したドジャース、ブルージェイズ、レッドソックス、メッツの4球団について見ていく。ブルージェイズ、レッドソックス、メッツの3球団は収益分配金を受け取っておらず、ぜいたく税も支払っていないため、2巡目と3巡目のあいだに行われる「戦力均衡ラウンドB」のあとに補償指名権を得る(ブルージェイズは2つ)。ドジャースはぜいたく税の対象となる年俸総額の上限をオーバーしているため、与えられる補償指名権は4巡目のあとになる。

     次に、選手を獲得したレンジャーズ、マリナーズ、タイガース、エンゼルスについて見ていく。マリナーズとタイガースは収益分配金を受け取る側の球団であり、クオリファイングオファー選手の獲得に伴うペナルティは「3番目に高い順位の指名権の喪失」となる。一方、レンジャーズとエンゼルスは収益分配金を受け取っておらず、ぜいたく税も支払っていないため、ペナルティは「2番目に高い順位の指名権の喪失」となる(さらに国際ボーナスプール50万ドルも失う)。ただし、レンジャーズはシーガーとセミエンを獲得したため、2番目と3番目に高い順位の指名権を失うことになる。

     シンダーガード以外の4選手はいずれも5年以上の長期契約を結んだが、エンゼルスはシンダーガードとの1年契約と引き換えにドラフト2巡目指名権を手放した。今回の契約は「シンダーガードをドラフト2巡目指名に相当する若手有望株とのトレードで獲得した」と考えることもできるが、年俸2100万ドルという大金を投じていることも事実であり、シンダーガードが復活できなかった場合のダメージは大きい。仮に来季エンゼルスが低迷したとしても、シンダーガードさえ活躍すれば、シンダーガードをシーズン途中にトレードすることで若手有望株を補充することも可能なだけに、エンゼルスにとってシンダーガードの働きは大きなポイントとなるだろう。

     なお、カルロス・コレア、フレディ・フリーマン、トレバー・ストーリー、ニック・カステヤーノス、マイケル・コンフォートの5選手がまだ市場に残っている。

  • 1試合2満塁弾は過去13人 1イニング2発はタティス父が史上唯一

    2021.12.20 12:00 Monday

     メジャーリーグ公式サイトのトーマス・ハリガン記者は「1試合に2本の満塁本塁打を放った選手」を特集する記事を公開した。1936年5月24日のトニー・ラゼリ(ヤンキース)から2009年7月27日のジョシュ・ウィリングハム(ナショナルズ)まで合計13人が「1試合2満塁弾」の快挙を達成しているが、「1イニング2満塁弾」は1999年4月23日のフェルナンド・タティス(カージナルス)がメジャー史上唯一の達成者となっている。

     1999年4月23日、敵地ドジャー・スタジアムで行われたドジャース戦、タティスは2点ビハインドで迎えた3回表無死満塁のチャンスで打席に入り、ドジャース先発の朴賛浩(パク・チャンホ)から逆転グランドスラム。カージナルスは一死後に3点を追加し、再び満塁のチャンスを作ると、マーク・マグワイアはライトフライに倒れたものの、タティスが再びパクからグランドスラムを放ち、一挙11得点のビッグイニングを完成させた。1イニングに同じ投手から2本の満塁弾。タティスの前後にこの快挙を達成した選手はおらず、ハリガン記者は「おそらく二度と起こらないだろう」と記している。

     ちなみに、タティスの快挙から22年が経過した今年4月23日、タティスの息子であるフェルナンド・タティスJr.(パドレス)が敵地ドジャー・スタジアムで行われたドジャース戦で2本のアーチを放って大きな話題に(1イニング2本ではなかったが、2本ともクレイトン・カーショウから)。メジャーリーグの公式ツイッターが「4月23日はフェルナンド・タティスの日」とツイートするほどだった。

     なお、「1試合2満塁弾」を達成した13人は以下の通り。

    トニー・ラゼリ(ヤンキース) 1936年5月24日アスレチックス戦
    ジム・テイバー(レッドソックス) 1939年7月4日アスレチックス戦
    ルディ・ヨーク(レッドソックス) 1946年7月27日ブラウンズ戦
    ジム・ジェンタイル(オリオールズ) 1961年5月9日ツインズ戦
    トニー・クロニンガー(ブレーブス) 1966年7月3日ジャイアンツ戦
    ジム・ノースラップ(タイガース) 1968年6月24日インディアンス戦
    フランク・ロビンソン(オリオールズ) 1970年6月26日セネタース戦
    ロビン・ベンチュラ(ホワイトソックス) 1995年9月4日レンジャーズ戦
    クリス・ホイルズ(オリオールズ) 1998年8月14日インディアンス戦
    フェルナンド・タティス(カージナルス) 1999年4月23日ドジャース戦
    ノマー・ガルシアパーラ(レッドソックス) 1999年5月10日マリナーズ戦
    ビル・ミラー(レッドソックス) 2003年7月29日レンジャーズ戦
    ジョシュ・ウィリングハム(ナショナルズ) 2009年7月27日ブリュワーズ戦

  • 今後5年の殿堂入り投票 イチローは2025年7月に殿堂入りスピーチか

    2021.12.20 10:00 Monday

     2022年度のアメリカ野球殿堂入り投票の結果は2022年1月25日(現地時間)に「MLBネットワーク」の番組内で発表される予定だ。ここで得票率75%をクリアした候補者は2022年7月24日(現地時間)にクーパーズタウンで行われるセレモニーで殿堂入りスピーチをすることになる。メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモン記者は2023年度以降の5年間の殿堂入り投票を展望する特集記事を公開。2025年度の殿堂入り投票で初登場するイチローは一発合格が確実視されている。

     サイモン記者は2025年度の殿堂入り投票における「初登場のトップ候補者」としてイチローとCC・サバシアの2人をピックアップ。「この2人が2025年7月に殿堂入りスピーチをしているところを想像するのは非常に簡単だ。イチローは2018年に15試合、2019年に2試合だけ出場したため殿堂入り投票に参加するのが遅れたが、殿堂入りするかどうかではなく、いつ殿堂入りするかが問題だ。メジャー通算3000本以上の安打を放って球界に大きなインパクトを与え、圧倒的な選択肢となっている。サバシアは現役最終年に250勝と3000奪三振をクリアして殿堂入りの可能性を高めた。サイ・ヤング賞を受賞していることなども殿堂入りを後押しするだろう」と記している。

     なお、サイモン記者が紹介している今後5年間の注目選手は以下の通り。

    2023年
    【初登場のトップ候補者】カルロス・ベルトラン
    【初登場の主な候補者】マット・ケイン、ジャコビー・エルズベリー、ジョン・ラッキー、フランシスコ・ロドリゲス、ジェレッド・ウィーバー、ジェイソン・ワース
    【ラストチャンスの候補者】ジェフ・ケント

    2024年
    【初登場のトップ候補者】エイドリアン・ベルトレイ、ジョー・マウアー、チェイス・アトリー
    【初登場の主な候補者】ホゼ・バティースタ、バートロ・コローン、エイドリアン・ゴンザレス、マット・ホリデイ、ビクトル・マルティネス、ホゼ・レイエス、デービッド・ライト
    【ラストチャンスの候補者】ゲーリー・シェフィールド

    2025年
    【初登場のトップ候補者】イチロー、CC・サバシア
    【初登場の主な候補者】カーティス・グランダーソン、フェリックス・ヘルナンデス、イアン・キンズラー、ダスティン・ペドロイア、ハンリー・ラミレス、トロイ・トゥロウィツキー、ベン・ゾブリスト
    【ラストチャンスの候補者】ビリー・ワグナー

    2026年
    【初登場のトップ候補者】ライアン・ブラウン
    【初登場の主な候補者】秋信守(チュ・シンス)、エドウィン・エンカーナシオン、アレックス・ゴードン、マット・ケンプ、ニック・マーケイキス、ハンター・ペンス
    【ラストチャンスの候補者】マニー・ラミレス

    2027年
    【初登場のトップ候補者】バスター・ポージー
    【初登場の主な候補者】ジェイ・ブルース、ウェイド・デービス、ジョーダン・ジマーマン
    【ラストチャンスの候補者】アンドリュー・ジョーンズ、スコット・ローレン

  • ヤンキース&メッツの監督経験者 ショウォルターが史上5人目に

    2021.12.19 12:00 Sunday

     日本時間12月19日、メッツの新監督がバック・ショウォルターに決定したことが報じられたが、通算1551勝という実績に加え、メッツと同じニューヨークを本拠地とするヤンキースで監督経験があることが決め手になったとみられている。ヤンキースとメッツの2球団で監督経験がある人物はそれほど多くなく、メジャーの歴史をさかのぼってもケーシー・ステンゲル、ヨギ・ベラ、ジョー・トーレ、ダラス・グリーンの4人だけ。ヤンキースで黄金期の礎を築いたショウォルターは、メッツでどんな采配を見せるのだろうか。

     ステンゲルは1962年に誕生したメッツの初代監督である。ヤンキースでは12年間でチームを10度のリーグ優勝と7度のワールドシリーズ制覇に導いたが、戦力が極端に不足していたメッツでは1年目に史上ワースト記録の120敗(40勝、勝率.250)を喫するなど3年連続109敗以上と低迷。4年目のシーズン途中に辞任した。

     ヤンキースの名捕手として知られるベラは、ヤンキースとメッツの両方でリーグ優勝を経験している唯一の監督である。1963年限りで現役引退すると、翌1964年はヤンキースの監督に就任してリーグ優勝。しかし、わずか1シーズンで解任され、1965年はステンゲル率いるメッツに選手兼任コーチとして加入した。1972年からメッツの監督を務め、1973年にリーグ優勝を果たしたが、1975年途中に解任。1984年から再びヤンキースの指揮を執ったものの、翌1985年に開幕16試合で6勝10敗に終わると解任された。

     トーレは1977年途中からメッツの監督を務めたが、1度もシーズン勝ち越しを記録できず、1981年限りで解任。ところが、ブレーブスとカージナルスの監督を経て、1996年にショウォルターの後任としてヤンキースの監督に就任すると、2000年までの5年間で4度のワールドシリーズ制覇、2007年限りで退任するまで12年連続ポストシーズン進出という黄金期を築き上げた。

     グリーンは1989年にヤンキースの監督を務めたが、56勝65敗と低迷してシーズン途中で解任。1993年途中からメッツの監督に就任したものの、勝率5割以上のシーズンは1度もなく、1996年途中に解任となった。

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