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  • ルール5ドラフトが終了 全体1位は23歳外野手・レイエス

    2017.12.15 12:02 Friday

     ウィンター・ミーティング最終日となった日本時間12月15日にルール5ドラフトが行われ、メジャーリーグ・フェイズでは15球団から計18人の選手が指名を受けた。指名された選手の大半は投手だったが、全体1位でタイガースから指名を受けたのはダイヤモンドバックス傘下に所属していた23歳の外野手、ビクトル・レイエスだった。

     ルール5ドラフトの対象となるは18歳以下で入団し5年が経過した選手と19歳以上で入団し4年が経過した選手。これらの選手が他球団から指名されるのを避けるためにはメジャーの40人枠に登録する必要があり、40人枠から漏れた選手は他球団が指名可能となる。ルール5ドラフトのメジャーリーグ・フェイズで指名した選手は翌シーズンの全期間、メジャーの25人枠に登録する必要があり(故障者リストに登録することはできる)、25人枠から外す場合には元の所属チームへ返還しなければならない。また、ルール5ドラフトで指名した選手をトレードすることも可能である。

     タイガースから全体1位指名を受けたレイエスは今季ダイヤモンドバックス傘下AA級でプレイした23歳の外野手。126試合に出場して打率.292、4本塁打、51打点、18盗塁、OPS.731をマークしたように俊足と巧打がウリの選手である。外野3ポジションを守ることができるため、控え外野手としてメジャーで1年間プレイすることになるだろう。ジャイアンツは全体2位で右腕のフリアン・フェルナンデス、フィリーズは全体3位で右腕のニック・バーディを指名。メジャーリーグ・フェイズで指名された18選手のうち、投手兼外野手のアンソニー・ゴーズを含めると15選手が投手だった。なお、メジャーリーグ・フェイズで指名された18選手は以下の通り。

     

    1巡目
    1位 タイガース ビクトル・レイエス外野手
    2位 ジャイアンツ フリアン・フェルナンデス投手
    3位 フィリーズ ニック・バーディ投手(パイレーツへトレード)
    4位 ホワイトソックス カルロス・トッシ外野手(レンジャーズへトレード)
    5位 レッズ ブラッド・ケラー投手(ロイヤルズへトレード)
    6位 メッツ バーチ・スミス投手(ロイヤルズへトレード)
    7位 ブレーブス アニエロ・ゴメス投手
    8位 パイレーツ ジョーダン・ミルブレイス投手
    9位 オリオールズ ネスター・コルテス投手
    10位 マーリンズ エリーザー・ヘルナンデス投手
    11位 マリナーズ マイク・フォード内野手
    12位 エンゼルス ルーク・バード投手
    13位 ツインズ タイラー・キンリー投手
    14位 ダイヤモンドバックス アルバート・スアレス投手
    15位 アストロズ アンソニー・ゴーズ投手兼外野手

     

    2巡目
    16位 オリオールズ ペドロ・アラウホ投手
    17位 マーリンズ ブレット・グレーブス投手

     

    3巡目
    18位 オリオールズ ホゼ・メサ投手

  • 通算300セーブのベテラン右腕・ロドニーがツインズへ

    2017.12.15 11:21 Friday

     来季もポストシーズン進出を目指すべくクローザーを探していたツインズは、ひとまず通算300セーブの実績を誇るフェルナンド・ロドニーを獲得することでクローザーの補強を完了した。身体検査を経て1年契約が正式に発表される見込みとなっている。

     今季のロドニーは新天地・ダイヤモンドバックスでクローザーを務め、61試合に登板して5勝4敗39セーブ、防御率4.23をマーク。日本時間9月23日のマーリンズ戦でマークした今季39セーブ目で史上28人目となる通算300セーブを達成した。日本時間4月27日のパドレス戦で5失点の大炎上を喫するなど4月は6セーブを挙げながらも防御率12.60と大乱調だったが、5月以降は防御率2.38と安定。特に5月と6月は2ヶ月連続で自責点ゼロを継続するなど絶好調だった。来年3月に41歳の誕生日を迎えるロドニーだが、年齢的な衰えの兆候は見られず、来季も試合を締めくくったあとに弓を引くポーズが何度も見られるはずだ。現地の報道によると、今回の契約は年俸450万ドルの1年契約。出来高により年俸は最大600万ドルまで上昇し、2019年の球団オプションも付属しているという。

     今季のツインズは7月末のトレード・デッドラインでクローザーのブランドン・キンツラーをナショナルズへ放出。その後はトレバー・ヒルデンバーガー、アラン・ブーズニッツら若手投手を起用しながらなんとかやりくりをしていた。ホールド王のテイラー・ロジャースはいるものの、クローザー経験のあるグレン・パーキンスやキンツラー放出後にクローザーを務めたマット・ベライルはフリーエージェントとなっており、ロドニー以外が全員20代という若いブルペンに経験豊富なベテランリリーバーを加えておきたいところだろう。サッド・レバインGMは右腕・左腕にかかわらず、今後もブルペンの補強を進めていく方針を明らかにしており、リリーバーを少なくともあと1~2人獲得することになりそうだ。


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  • カブスがさらなるブルペン補強 右腕・シーシェックを獲得

    2017.12.15 10:44 Friday

     投手陣の補強を進めているカブスにまた一人、実績のあるリリーバーが加わることになった。日本時間12月15日、カブスが通算121セーブの実績を誇るリリーフ右腕、スティーブ・シーシェックと2年契約で合意に至ったことが明らかになった。

     今季のシーシェックは故障者リストで開幕を迎え、5月中旬に戦列復帰。マリナーズで23試合に登板して防御率3.15、被打率.183をマークしたあと7月下旬にレイズへトレードされ、移籍後は26試合で防御率1.09、被打率.153と見事なピッチングを披露した。シーズントータルでは49試合に登板して3勝2敗1セーブ15ホールド、防御率2.01、被打率.167の好成績をマーク。防御率は3試合にしか登板しなかったデビューイヤー(2010年)を除けば自己ベストの数字だった。

     今オフのカブスはすでに右腕のブランドン・モローと左腕のダリオ・アルバレスをブルペンに加えており、ブルペンの補強はシーシェックが3人目。フリーエージェントとなったクローザーのウェイド・デービスとの再契約を模索しているが、デービスが他球団へ流出した場合、モローがクローザーとなり、シーシェックはセットアッパーを務めることになるだろう。

     セオ・エプスタイン野球部門社長は「先発投手市場はフリーエージェントにおいてもトレードにおいても少しスロースタートになっていると感じている。我々は辛抱強く(補強に)取り組むつもりだよ。先発とリリーフの両面で補強の可能性を探っていく」と話しており、今後も引き続き投手の補強を進めていくことになりそうだ。先発ローテーションからはジェイク・アリエタとジョン・ラッキーが抜け、タイラー・チャットウッドを3年契約で獲得したものの、まだ1枠空いている状況。獲得候補としてはアレックス・カッブの名前が浮上している。

     同地区のカージナルスも積極的に補強を進めており、地区王者のカブスも決してうかうかしてはいられない。まずはアリエタに代わる先発投手の獲得とクローザーの確保が最優先の課題となるだろう。


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      10月26日 2017年カブス名場面集

  • ナショナルズがキンツラーと再契約 強力ブルペンを維持

    2017.12.14 18:35 Thursday

     日本時間12月14日、ナショナルズが今季途中に加入し、シーズン終了後にフリーエージェントとなった救援右腕、ブランドン・キンツラーと2年契約で合意に至ったことが明らかになった。キンツラーとの再契約によりナショナルズは今季途中に獲得した3投手による勝ちパターンの継投を来季も維持できることになった。

     今季のキンツラーはツインズのクローザーとして開幕から安定したピッチングを続け、ツインズでは45試合に登板して2勝2敗28セーブ、防御率2.78をマーク。自身初のオールスター・ゲーム選出も経験した。7月末にトレードでナショナルズに加入すると、同じく途中加入のライアン・マドソン、ショーン・ドゥーリトルとともに勝ちパターンの継投を形成し、主に7回を担当するセットアッパーとして27試合に登板して10ホールド、防御率3.46をマーク。シーズントータルでは自己最多の72試合に登板し、4勝3敗29セーブ、防御率3.03という成績だった。

     今季のナショナルズは当初から不安視されていたブルペンが開幕から機能せず、チームの大きな穴となっていた。7月末のトレード・デッドラインでツインズからキンツラー、アスレチックスからマドソンとドゥーリトルを獲得し、ようやく勝ちパターンの継投が確立。勝ちパターンが確立されたことにより、チームの戦いに安定感がもたらされた。キンツラーとの再契約により7回・キンツラー、8回・マドソン、9回・ドゥーリトルの継投を来季も維持できることになり、今季前半戦のように勝てる試合を落とすケースは激減するはずだ。

     ナショナルズの次なる補強ターゲットはおそらく先発投手。先発5番手のジョー・ロスが今年7月にトミー・ジョン手術を受け、その後はベテランのエドウィン・ジャクソンでなんとか凌いでいたものの、現時点ではチームに数少ない穴となっている。エリック・フェッディら若手投手を抜擢するのも一つの選択肢だが、ワールドシリーズ制覇を目指す以上、補強に動くのではないだろうか。アダム・リンド、スティーブン・ドリュー、ハウィー・ケンドリックらの退団により控え野手の層も薄くなっており、こちらも補強が必要な状況となっている。


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  • ピスコッティがアスレチックスへ 難病患う母のもとでプレイ可能に

    2017.12.14 17:26 Thursday

     日本時間12月14日、MLBネットワークのジョン・ヘイマンはカージナルスとアスレチックスの間でトレードが合意に達したことを報じた。アスレチックスはマイナー2選手を放出し、カージナルスから好打の外野手、スティーブン・ピスコッティを獲得する見込みである。

     現時点で両球団からの正式な発表はなく、アスレチックスからカージナルスへ移籍するマイナー2選手も明らかになっていないが、現地の報道を見る限り、トレードが合意に達したことは間違いない。マーセル・オズーナの獲得により外野がさらに人員過剰となったカージナルスと、クリス・デービスを指名打者に固定するために外野手を欲していたアスレチックスの利害が一致。トレード交渉は以前から行われていたが、カージナルスのオズーナ獲得が決定し、トレード交渉が合意に向けて加速した格好だ。

     現在26歳のピスコッティはメジャー定着1年目となった昨季、153試合に出場して打率.273、22本塁打、85打点、OPS.800をマーク。今季開幕直前には6年3375万ドルで契約を延長するなど主軸打者としての活躍を期待されていたが、今季は故障の影響もあって107試合で打率.235、9本塁打、39打点、OPS.708に終わった。トミー・ファムの台頭やオズーナの加入によりすでに定位置を失っており、メジャー3年目を終えたばかりでありながらアスレチックスへトレードされることとなった。

     なお、今回のトレードには戦力補強以外の意味合いも込められていることが報じられている。ピスコッティはカリフォルニア州プレザントン出身。プレザントンで暮らすピスコッティの母・グレッチェンが今年のはじめに難病の筋萎縮性側索硬化症を患っており、ピスコッティは今回のトレードにより母のもとでプレイすることが可能になった。カージナルスはピスコッティのトレード交渉を開始するにあたり、プレザントン近郊に本拠地を置くアスレチックスまたはジャイアンツへのトレードを最優先に考えていたという。

     トレードに関しては戦力面での損得ばかりが語られがちだが、今回のトレードがカージナルスとアスレチックスの両球団のみならず、ピスコッティの家族にとっても幸せなものとなることを祈るばかりである。


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  • リリーバーの契約が続々決定 アストロズはスミスを獲得

    2017.12.14 16:33 Thursday

     今季のワールドシリーズ王者であるアストロズが収穫なしでウィンター・ミーティングを終えることはなかった。日本時間12月14日、アストロズは救援右腕のジョー・スミスと2年契約で合意に至ったことを発表。明日、本拠地ミニッツメイド・パークで入団記者会見が行われる予定となっている。

     現在33歳のスミスはサイドハンドの救援右腕。2007年にメッツでメジャーデビューを果たして以降、37試合のみの登板に終わった2009年を除いて少なくとも53試合以上に登板しており、2007年~2017年の698登板はメジャー全体で最多の数字である。今季は1年契約でブルージェイズに加入し、7月末に古巣インディアンスへ移籍。2球団合計で59試合に登板し、3勝0敗1セーブ22ホールド、防御率3.33と例年通りの安定したパフォーマンスを披露した。

     アストロズのジェフ・ルーノウGMは「我々は投手の補強、特にブルペンの補強を最優先に考えている」と語っていたが、まずはスミスを獲得することにより今季限りでフリーエージェントとなりカージナルスと契約したルーク・グレガーソンの穴を埋めた格好だ。ルーノウは「先発投手を1~2人ブルペンに回すことも考えている」とも語っており、さらなるブルペンの補強を行わない可能性を示唆したが、ブルペンの左腕不足は深刻。計算できるリリーフ左腕がトニー・シップしかいないという状況であり、フェルナンド・アバッド、ホルヘ・デラローサ、ブライアン・ダンシング、フランシスコ・リリアーノらをターゲットとしてリリーフ左腕の補強に動くことになるだろう。

     「我々は3年前、(ルーク・)グレガーソンと(パット・)ニーシェックに投資をした。2年前には(ケン・)ジャイルズを獲得する大型トレードを成立させた。これからもブルペンを最重要視していくつもりだよ。この方針はきっと変わらないだろう」とルーノウ。打線と先発ローテーションに大きな穴はなく、ブルペンの充実度がワールドシリーズ連覇のカギを握っていると言っても良さそうだ。


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  • マリナーズが救援右腕・ニカシオと2年契約で合意

    2017.12.14 16:00 Thursday

     マリナーズのジェリー・ディポートGMは実績のあるセットアッパーの獲得を目指していたが、日本時間12月14日、ディポートのセットアッパー探しが終了した。マリナーズは救援右腕のフアン・ニカシオと2年1700万ドルで契約合意に至ったようだ。

     現時点ではマリナーズからの公式発表はないものの、MLBネットワークのボブ・ナイチンゲールによると、マリナーズとニカシオは総額1700万ドルの2年契約を結ぶことで合意。現在ニカシオは故郷のドミニカ共和国へ帰国しており、身体検査を受けたうえで早ければ来週前半にも正式に契約が発表される見込みとなっている。

     ニカシオは今季、パイレーツで65試合、フィリーズで2試合、カージナルスで9試合に登板。シーズントータルではナ・リーグ最多となる76試合に登板し、5勝5敗6セーブ22ホールド、防御率2.61の好成績をマークした。今季はマイナー時代も含めてキャリアで初めてリリーフに専念し、先発登板は1度もなし。カージナルス移籍後はクローザーを務め、4度のセーブ機会をすべて成功させた。

     ニカシオについてはカージナルスも再契約に向けて積極的に動いており、ニカシオ自身もカージナルスへの復帰願望を口にしていたが、最終的にはマリナーズが争奪戦に勝利。ディポートはニカシオとの契約についてコメントを避けたものの、「我々は90マイル台後半の速球を投げることができ、なおかつ複数イニングをこなす能力のあるリリーバーを少なくとも2枚、できれば3枚揃えるつもりだ。現代の野球ではそれが必要なんだ」とブルペンの重要性を語った。90マイル台後半の速球とスライダーを武器とするニカシオはまさにディポートが求めていた戦力であり、クローザーのエドウィン・ディアスへ繋ぐセットアップを担うことになるだろう。

     マリナーズのブルペンはディアス、ニカシオのほか、ニック・ビンセント、デービッド・フェルプス、マーク・ゼプチンスキー、ジェームズ・パゾスと頭数は揃っており、ダン・アルタビラら若手投手やショーン・アームストロングら新戦力も控えている。今オフの補強によりグッと層が厚くなったブルペンはマリナーズの大きな武器となるかもしれない。


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  • マーリンズがボルケスを解雇 マイナー契約で復帰の可能性も

    2017.12.14 15:33 Thursday

     日本時間12月14日、マーリンズはトミー・ジョン手術により来季の大半を欠場することが確実となっているエディンソン・ボルケスを解雇したことを発表した。今年6月にノーヒッターを達成したボルケスだが、8月にトミー・ジョン手術。マーリンズは40人枠に空きを作るためにこの右腕を解雇することを決断した。

     先発ローテーションの一角として2年2200万ドルでマーリンズに迎え入れられたボルケスは移籍1年目の今季、17試合に先発して4勝8敗、防御率4.19をマーク。開幕7連敗を喫したあと、5月下旬からの7先発で4勝1敗、防御率3.02と持ち直したが、7月上旬に左膝痛で故障者リスト入りし、その後右肘の故障が発覚してトミー・ジョン手術を受けることになった。

     マイケル・ヒル野球部門社長はボルケスの代理人と面会し、リハビリのためにマイナー契約で再契約を結ぶことに前向きであることを伝えたという。「我々はボルケスと再契約を結び、キープしておきたいと考えている。リハビリの経過を観察し、来年の夏の終わりごろに彼のコンディションを見極めたいね」とヒルは再契約に向けて動くことを明言。なお、2年契約を結んでいたボルケスの来季年俸は1300万ドル。マーリンズはボルケスを解雇したものの、来季年俸については支払いの義務がある。

     ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)、ディー・ゴードン(マーリンズ)、マーセル・オズーナ(カージナルス)を次々に放出し、年俸総額の削減を進めているマーリンズにとって、ボルケスの年俸1300万ドルは大きな負担であるに違いない。多少の不良債権であれば年俸の一部を負担したうえでトレードすることも可能だが、投げることすらできないボルケスの場合はそのような手段を取ることはできないからだ。「我々は連絡を取り続けることに合意した。願わくば彼と再契約を結び、リハビリを続けることができたらいいね」とヒルは語ったが、マーリンズは少しでも元が取れることを祈っているに違いない。


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  • メッツがブルペン補強 右腕・スウォーザックと2年契約

    2017.12.14 14:30 Thursday

     ブルペンの補強を目指していたメッツは今季飛躍を遂げたアンソニー・スウォーザックと2年1400万ドルで契約合意に至った。サンディ・アルダーソンGMはスウォーザックの獲得により今オフのブルペン補強が完了したことを示唆している。

     メッツは今オフの最優先事項としてリリーバーの補強を挙げていた。ブライアン・ショウ(ロッキーズと契約)やトミー・ハンター(フィリーズと契約)と交渉していることが報じられていたが、いずれも獲得に失敗。最終的に、今季ブレイクを果たしたスウォーザックに2年契約を与えることで獲得に成功した。

     今季のスウォーザックはホワイトソックスとのマイナー契約から開幕ロースター入りを果たし、5月中旬まで防御率0.00を維持するなど期待以上の好投を披露。ホワイトソックスでは41試合に登板して防御率2.23、被打率.216の好成績を残し、7月下旬にナ・リーグ中部地区で優勝争いを繰り広げていたブリュワーズに加入した。移籍後も29試合で防御率2.48、被打率.202と安定したピッチングに変化はなく、シーズントータルでは70試合で6勝4敗2セーブ27ホールド、防御率2.33というキャリアハイの成績を残した。

     ツインズ時代の2013年にロングリリーバーとして96イニングを投げ、防御率2.91をマークした実績こそあるものの、ミドルリリーバーとしての実績は実質1年だけ。ブリュワーズのデービッド・スターンズGMが「リリーバーというものは一般的に評価が難しいんだ。今季のスウォーザックのように予想されなかったシーズンを過ごす選手もいるからね」と語るように、好成績を残したリリーバーが翌年も引き続き好成績を残す保証はなく、逆もまたしかりである。メッツがスウォーザックに与えた2年契約はある種のギャンブルとも言えるだろう。

     アルダーソンはジューリス・ファミリアを絶対的なクローザーとは見なしておらず、ファミリアとスウォーザックにAJラモスとジェリー・ブレビンスを加えた4投手によるクローザー争いが繰り広げられる可能性が高い。現時点でハッキリしているのは、スウォーザックがファミリア、ラモス、ブレビンスとともにメッツの勝ちパターンを担うであろうことだけである。


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      10月10日 2017年メッツ名場面集

  • 大谷に頼もしい味方 エンゼルスがキンズラーを獲得!

    2017.12.14 13:04 Thursday

     大谷翔平を獲得し、一気に勝負モードへと向かっているエンゼルスはチーム最大の穴となっていた二塁にオールスター・ゲーム選出4度の実績を誇るベテランを加えることに成功した。日本時間12月14日、エンゼルスはマイナー2選手との交換でタイガースからイアン・キンズラーを獲得した。

     現在35歳のキンズラーはメジャー通算234本塁打&225盗塁の実績を誇り、2016年にはゴールドグラブ賞を受賞。走攻守三拍子揃ったメジャーを代表する二塁手である。今季は自己ワーストの打率.236&OPS.725に終わったものの、22本塁打&14盗塁とパワー&スピードは健在。トレード市場で最も実績のある二塁手であり、エンゼルスのほかにもメッツ、ブリュワーズなどが獲得に興味を示していた。

     エンゼルスはキンズラーの来季年俸1100万ドルを全額負担。その一方で、タイガースが獲得した2選手はトロイ・モンゴメリー(外野手・エンゼルス有望株ランキング20位)とウィルケル・ヘルナンデス(右腕・同24位)であり、エンゼルスが年俸を全額負担する代わりに交換要員のランクは抑えられた感がある。キンズラーの移籍拒否リストにはエンゼルスも含まれていたが、キンズラーがエンゼルスへの移籍を受諾し、トレードは成立に至ったようだ。

     キンズラーはメジャー屈指の名手、アンドレルトン・シモンズと二遊間コンビを組むことになり、30球団トップクラスの守備力を誇る二遊間コンビが完成した。捕手は今季ゴールドグラブ賞を初受賞したマーティン・マルドナード、センターにはメジャー最高のオールラウンド・プレイヤーであるマイク・トラウトがおり、この強力なセンターラインは大谷にとって頼もしい味方となるはずだ。

     エンゼルスの次なる補強ターゲットは二塁同様に穴となっていた三塁だ。現時点ではルイス・バルブエナが正三塁手の筆頭候補となっているが、現地の報道によるとエンゼルスはよりハイグレードな三塁手を獲得すべく動いているようだ。ワールドシリーズ王者のアストロズが君臨するア・リーグ西部地区だが、エンゼルスだけでなくマリナーズやレンジャーズもポストシーズン進出を目指して補強を進めており、来季要注目の地区となりそうな気配が漂っている。


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  • ロッキーズが救援左腕・マギーと3年契約で再契約へ

    2017.12.14 11:50 Thursday

     先日、ブライアン・ショウと契約したばかりのロッキーズがブルペンのさらなるグレードアップに成功した。MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ロッキーズは今季終了後にフリーエージェントとなったジェイク・マギーと3年契約+オプション1年の再契約を結ぶことで合意に至ったようだ。

     今季がロッキーズ2年目となったマギーは防御率4.73、被打率.301に終わった昨季の不振を脱し、62試合に登板して0勝2敗3セーブ20ホールド、防御率3.61、被打率.224をマーク。主に8回を担当するセットアッパーとして活躍し、チームのワイルドカード獲得に貢献した。レイズ時代の2012年には69試合に登板して防御率1.95、2014年には73試合に登板して防御率1.89をマークした実績もあり、故障さえなければメジャーでも有数の実力を誇るリリーフ左腕である。マギーとの再契約により、ロッキーズはマギー&ショウという強力な左右のセットアッパー・コンビを確立することに成功した。

     ロッキーズの次なる補強ターゲットは間違いなくクローザーだ。今季トミー・ジョン手術からの復活を遂げ、セーブ王&カムバック賞に輝いたグレッグ・ホランドとの再契約が目前に迫っているとの報道もあるが、まだ正式な契約合意には至っていない。フリーエージェント市場にはホランドのほかにもウェイド・デービスらがおり、アレックス・コロメイ(レイズ)、ザック・ブリットン(オリオールズ)らもトレード市場を賑わせている。ホランドを第一候補としつつも、フリーエージェント市場とトレード市場の両面でクローザー獲得の可能性を探っていくことになりそうだ。

     絶対的なクローザーの獲得にさえ成功すれば、マギー、ショウを合わせた3人で勝ちパターンの継投は完成。ほかにもアダム・オッタビーノ、マイク・ダン、スコット・オバーグ、クリス・ラシンとブルペンのコマは揃っており、若手投手がズラリと並ぶ先発ローテーションをサポートする体制は整いつつある。一塁、外野などクローザー以外にもまだ補強すべき箇所は残っているが、順調に補強を進めるロッキーズは来季も面白い存在となりそうだ。


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  • ツインズが2年1000万ドルで右腕・ピネイダを獲得

    2017.12.14 11:28 Thursday

     ツインズの今オフ初めての目立った補強は2019年シーズンの戦いを見据えたものとなった。日本時間12月14日、ツインズは今年7月中旬にトミー・ジョン手術を受けたばかりの先発右腕、マイケル・ピネイダと2年1000万ドルで契約したことを発表した。

     今季ヤンキースで17試合に先発して8勝4敗、防御率4.39をマークしたピネイダは7月中旬にトミー・ジョン手術を受け、来季のほとんどを欠場することが確実となっている(全休の可能性もあり)。しかし、ツインズはピネイダのポテンシャルを高く評価。2018年が年俸200万ドル、2019年が年俸800万ドルという総額1000万ドルの2年契約を用意し、2019年シーズンに向けてピネイダと契約することを決断した。

     「興奮しているよ」と話したのはツインズのポール・モリター監督。「(2年契約の)最初の1年を犠牲にしてリハビリに取り組んでもらうことになる。彼のポテンシャルに期待してリスクを取る決断をしたんだよ。健康なときの彼の素晴らしさは我々全員が知っているからね」と2019年シーズンのピネイダの活躍に期待を寄せる。一方、チーフ・ベースボール・オフィサーのデレク・フォルビーも「誰にでも調子の良いときと悪いときはある。ピネイダは調子が良いとき、どの投手にも負けないピッチングを見せてくれるんだ。2019年に彼がさらなる成長を見せる可能性は十分にあると思うよ」とエース級の素質を秘めるピネイダへの期待を口にした。

     若手選手の成長もあり、今季は期待以上の快進撃でワイルドカードを獲得したツインズだが、急成長中の若手選手が顔を揃える打線はともかく、投手陣は先発・ブルペンを問わず質量ともに不足している。ダルビッシュ有の獲得を目指しているとの報道もあり、来季以降も継続して優勝争いに加わるために補強が行われることは間違いない。そして2019年には、そこにトミー・ジョン手術からの完全復活を遂げたピネイダが加わることになるはずだ。


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  • カージナルスが有望株4人を放出し強打のオズーナを獲得!

    2017.12.14 10:56 Thursday

     ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)に移籍を拒否されたカージナルスがついに念願の強打者獲得に成功した。日本時間12月14日、カージナルスはサンディ・アルカンタラ、マグネウリス・シエラら若手有望株4人をマーリンズへ放出し、マーセル・オズーナを獲得するトレードで合意に至った。

     カージナルスからマーリンズへ移籍するのは22歳右腕のアルカンタラ、21歳外野手のシエラ、22歳右腕のザック・ギャレン、23歳左腕のダニエル・カスターノの4人。カージナルスは投手と外野手に人材を豊富に抱えており、余剰気味の人材をトレード要員として補強を目指していたが、まさにその通りのトレード内容となった。アレックス・レイエス、ジャック・フラハティ、ルーク・ウィーバー、ダコタ・ハドソンといったトップ・プロスペクトたちを放出することなくオズーナを獲得できた点は評価されてしかるべきだろう。

     オズーナは今季、自己最高のシーズンを過ごし、打率.312、37本塁打、124打点と打撃3部門で自己ベストを更新。シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞をダブル受賞するなど、リーグを代表する左翼手に成長した。少なくともあと2シーズン、2019年まで保有可能である点も大きな魅力であり、これでカージナルスは左翼にオズーナ、中堅にトミー・ファム、右翼にデクスター・ファウラーと強力な外野陣が完成。ランドール・グリチックやスティーブン・ピスコッティといった余剰戦力をトレード要員としてさらなる補強に動くことも可能になった。

     「我々は豊富な人材を有しており、ペイロールの余裕もある。これら2つが組み合わされば、大いに役立つだろう。そして、我々には明確な補強ポイントがあるんだ」とジョン・モゼリアック野球部門社長は話していたが、その人材を駆使して補強ポイントの1つである強打者の獲得に成功した格好だ。すでにマイルズ・マイコラス、ルーク・グレガーソンらを獲得しているカージナルスだが、モゼリアックはもう1つの補強ポイントであるクローザーを含め、さらなる補強に動くことを明言している。覇権奪回を目指すカージナルスの大型補強はまだ幕を開けたばかりなのかもしれない。


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  • ゴードンのセンター転向に自信を見せるサービス監督

    2017.12.13 18:48 Wednesday

     マーリンズからナ・リーグ盗塁王のディー・ゴードンを獲得したマリナーズは、この俊足巧打の二塁手を中堅手として起用する方針だ。スコット・サービス監督はゴードンが「ゴールドグラブ級のセンターになる可能性がある」と大きな期待を寄せている。

     ロビンソン・カノーという絶対的な正二塁手を有するマリナーズがゴードンを獲得したというニュースは驚きとともに伝えられた。カノーを一塁へコンバートするのではないか、との憶測も流れたが、「マリナーズはゴードンを中堅手として起用する方針だ」との情報が出たことで再び球界を驚かせた。2015年にゴールドグラブ賞を受賞した経験のある二塁手を外野手として獲得するチームがあろうとは誰も予想していなかったからである。

     しかし、サービスはゴードンのセンター転向に自信を見せる。「ディー・ゴードンはすでに実績のあるメジャーリーガーであり、オールスター・ゲームの出場経験もある。我々は彼に守備位置の変更をお願いし、彼はそれを受け入れてくれた。昨日すでにフライを捕る練習をしていたし、新たなポジションに慣れるために努力しているみたいだよ。彼はゴールドグラブ級のセンターを目指しているんだ」とサービスが語ったように、ゴードンはすでにセンター転向に向けて動き始めている。

     ゴードンはマリナーズOBの殿堂入り選手、ケン・グリフィーJr.に外野守備の指導を受ける計画を立てているという。ゴードンが抜群のスピードと身体能力を持っていることは周知の事実だが、それにゴードンの向上心が加わればサービスの言うようにゴールドグラブ級のセンターになることも夢ではないのかもしれない。

     また、ゴードンはカノーとともにプレイすることをとても楽しみにしている。「ロビンソン(・カノー)と一緒にプレイすることは僕の夢だったんだ。彼のような素晴らしい二塁手になるために努力してきたんだよ。もし僕が他の誰かのためにポジションを変えるとしたら、それはロビー(=カノーの愛称)のためだね」とゴードン。すでにサービスはゴードンを1番、ジーン・セグーラを2番で起用する方針を明らかにしており、来季は出塁したゴードンをカノーが打って還すシーンがしばしば見られるに違いない。

     大谷翔平の獲得に失敗したマリナーズだが、ゴードンのセンター転向が上手くハマれば、同地区の他球団にとって脅威の存在となるはずだ。ゴールドグラブ級のセンターを目指すゴードンの頑張りに期待したい。


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  • ナショナルズがアリエタに興味 超強力ローテ完成の可能性

    2017.12.13 17:53 Wednesday

     先発5番手を必要としているナショナルズだが、先発5番手クラスの投手を獲得する代わりにエース級の先発投手を先発ローテーションに加える可能性が出てきた。MLB.comのマーク・フェインサンドによると、ナショナルズはジェイク・アリエタの獲得に興味を示しているようだ。

     ナショナルズがアリエタに興味を持つのは決して不思議なことではない。アリエタの代理人を務めているスコット・ボラスはナショナルズと関わりが深く、ボラスのクライアントがナショナルズと契約してきた歴史がある。ボラスはすでにナショナルズを含む数球団へアリエタに関する情報を送付したようだ。マイク・リゾーGMが「我々は情報を収集している段階だ。彼は素晴らしい投手だけど、まだ何かが起こるような段階ではない」と語ったように、ナショナルズがどれくらい真剣にアリエタ獲得を検討しているかは不透明だが、獲得に興味を持っていることだけは間違いない。

     仮にアリエタがナショナルズに加入すれば、マックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグとともに強力な三本柱が形成されるだけでなく、ジオ・ゴンザレス、タナー・ロアークも含めてメジャーリーグの歴史に残る強力な先発ローテーションが完成する。しかし、ナショナルズはすでにシャーザー、ストラスバーグの2人と総額3億ドルを超える契約を結んでおり、ここに総額1億ドル以上の大型契約を要求するであろうアリエタを加えるのは現実的ではないかもしれない。

     今オフの課題は先発ローテーションの層を厚くすることであるとリゾーは明言している。現時点での先発5番手候補はA.J.コールとエリック・フェッディだが、少なくともこの2投手をサポートできるベテラン投手を一人加えておきたいところだろう。「我々はどちらにもオープンだよ」とリゾーはエース級の先発投手の獲得に動く可能性を否定していないが、現実的には先発4~5番手クラスの投手を狙うことになるはず。しかし、この予想が外れたとき、他球団の脅威となる超強力な先発ローテーションが完成することになる。


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  • オズーナ争奪戦 フロントランナーはカージナルス

    2017.12.13 16:31 Wednesday

     ジャンカルロ・スタントンのトレードが決着したマーリンズのもとにはマーセル・オズーナ、クリスチャン・イェリッチへの獲得オファーが届いている。MLB公式サイトでマーリンズの番記者を務めるジョー・フリサロによると、オズーナ争奪戦ではカージナルスが先頭を走っているようだ。

     今オフの最優先事項として強打者の獲得を挙げているカージナルス。スタントン争奪戦にも加わり、マーリンズと球団間でトレード合意に達するなど積極的に動いていたが、スタントン本人からのトレード承諾を得ることができず、スタントン争奪戦から脱落した。

     フリーエージェント市場よりもトレード市場での強打者獲得を目指しているカージナルスの次なるターゲットはオズーナ。今季のオズーナは打率.312、37本塁打、124打点、OPS.924という素晴らしい成績を残し、シルバースラッガー賞を初受賞した。27歳と年齢的にも選手としてのピークを迎えつつあり、あと2年保有できる点も大きな魅力。カージナルスのほかにもナショナルズ、レンジャーズ、ロッキーズ、ブルージェイズなどがオズーナ獲得に興味を示しているが、マーリンズの補強ポイントである先発投手に多数の有望株を抱えるカージナルスがフロントランナーとなっている。

     カージナルスはイェリッチの獲得にも興味を示しているが、マーリンズは残り保有年数が少ないオズーナの放出を好んでいる。カージナルスとマーリンズはすでにスタントンのトレード交渉においてお互いのニーズや放出可能な選手を把握しており、交渉がスムーズに進められる点もカージナルスにとって大きなメリットとなっている。カージナルスのマイケル・ガーシュGMは「まだゴールラインではないけど、進展はあったよ」と語っており、新戦力獲得に向けて手応えを感じているようだ。

     現時点で外野が飽和状態となっているカージナルスがオズーナ獲得に成功すれば、ランドール・グリチックやスティーブン・ピスコッティが玉突き人事で放出される可能性が高い。オズーナ獲得はトレード・ラッシュの幕開けとなる可能性もあるだけに、カージナルスの動向から目が離せない日々が続きそうだ。


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  • カブスがモロー&スマイリーと2年契約

    2017.12.13 15:30 Wednesday

     日本時間12月13日、カブスはブランドン・モロー、ドリュー・スマイリーの2投手とそれぞれ2年契約を結んだことを発表した。モローは試合終盤の重要な場面を担うリリーバーとして、今年7月にトミー・ジョン手術を受けたスマイリーは2019年シーズンの先発ローテーション候補として期待されている。

     今季ドジャースで見事な活躍を見せたモローは2020年のベスティング・オプションが付いた総額2100万ドルの2年契約で合意に至った。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、モローの年俸は2018年、2019年とも900万ドルとなっており、2020年の契約は年俸1200万ドルのベスティング・オプションまたは300万ドルのバイアウトだという。ジェッド・ホイヤーGMは「モローは試合終盤を担うリリーバーだよ」と重要な役割を任せる方針であることを明らかにした。「彼は今季ドジャースで8回を担当し、素晴らしい仕事をしていた。彼がチームに来てくれることに興奮しているよ。もし明日シーズンが開幕するなら彼がクローザーだね」とホイヤーは語ったが、カブスは引き続きクローザーの獲得を模索しており、モローは今季同様に8回を担当するセットアッパーとして起用される可能性が高そうだ。

     一方のスマイリーは今年1月にレイズからマリナーズへ移籍し、3月のワールド・ベースボール・クラシックではアメリカ代表の一員として活躍。しかし、その後は左肘の故障により開幕を故障者リストで迎え、7月にはトミー・ジョン手術を受けてシーズン全休となった。シーズン終了後にマリナーズからノンテンダーFAとなっていたが、「この動きは2019年に向けてのものだ」とホイヤーが語るように、カブスはスマイリーの復活を期待して2年契約で迎え入れた。ホイヤーは「来季終盤にブルペンの一員として貢献してくれるかもしれない」とも語っており、トミー・ジョン手術からの順調な回復が望まれる。スマイリーが契約先を決めるにあたり、レイズ時代の恩師でもあるジョー・マドン監督とジム・ヒッキー投手コーチの存在も大きかったようだ。なお、スマイリーの契約は総額1000万ドルで、最大700万ドルのインセンティブが設定されている。

     来季だけでなく将来を見据えた補強を進めるカブス。来季以降もナ・リーグ中部地区はカブスを中心として地区優勝争いが繰り広げられることになりそうだ。


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      10月26日 2017年カブス名場面集

  • カーショウがウォーレン・スパーン賞を受賞 史上最多タイ4度目

    2017.12.13 14:29 Wednesday

     最も優秀なパフォーマンスを見せた左腕に贈られる「ウォーレン・スパーン賞」の受賞者が発表され、クレイトン・カーショウ(ドジャース)が2014年以来3年ぶり4度目の受賞。同賞創設初年度から4年連続で受賞したランディ・ジョンソンと並んで史上最多受賞者となった。

     「ウォーレン・スパーン賞」は左腕史上最多となる通算363勝を挙げたウォーレン・スパーンの功績を称えてオクラホマ・スポーツ博物館によって1999年に創設された賞であり、その年に最も優秀なパフォーマンスを見せた左腕に贈られる。創設初年度の1999年から4年連続でランディ・ジョンソンが受賞し、ヨハン・サンタナが2度(2004年、2006年)、CCサバシアが3度(2007年から3年連続)受賞するなど、メジャーを代表する左腕が受賞者リストに名を連ねてきた。カーショウは2011年に初受賞したあと、2013年と2014年にも連続受賞しており、今回が史上最多タイとなる4度目の受賞となった。

     今季のカーショウは腰痛により7月下旬から1ヶ月以上にわたって戦列を離れたため27試合のみの登板に終わったものの、18勝4敗、防御率2.31、202奪三振の好成績をマーク。最多勝と最優秀防御率の二冠に輝いたほか、勝率.818やK/BB6.73もリーグトップの数字だった。しかし、175回という投球イニング数の少なさが災いし、4度目のサイ・ヤング賞受賞はならなかった(サイ・ヤング賞の投票ではナショナルズのマックス・シャーザーに次いで2位)。

     ポストシーズンではワールドシリーズ第7戦でのリリーフ登板を含む6試合に登板し、3勝0敗、防御率3.82、被打率.179をマーク。ダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第1戦で4本塁打を浴び、アストロズとのワールドシリーズ第5戦では5回途中6失点でノックアウトされたが、その他の4登板はいずれも相手打線を2点以内に封じ、チームのリーグ優勝に貢献した。まだ29歳ながらすでに様々なタイトルを手にしているカーショウ。来季の目標はもちろん、今季あと一歩届かなかったワールドシリーズ制覇だろう。


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  • オリオールズがマチャドのトレード交渉を開始か

    2017.12.13 12:32 Wednesday

     オリオールズは来季終了後にフリーエージェントとなるマニー・マチャドの処遇に頭を悩ませている。現在、オリオールズとマチャドの間で契約延長に関する交渉は行われておらず、今後も契約延長が成立する可能性は低い。オリオールズはマチャドがフリーエージェントになる前に放出することを選択するのだろうか。

     現在のメジャーリーグはウィンター・ミーティングの真っ最中。オリオールズのダン・デュケット野球部門副社長のもとにはマチャドの獲得を希望するトレードのオファーが複数球団から届いているようだ。「マニー(・マチャド)に関心を示している球団は多く、複数の球団が面会することを希望している。だから我々はこの件について、いくつかの球団と面会の場を設けたんだ」とデュケットはマチャドのトレードについて複数の球団と話し合ったことを明らかにした。

     デュケット自身はマチャドの放出を望んでおらず、今オフ中に戦力を整えたうえで、来季は再び優勝争いに加わりたいという希望を持っている。マチャドのほか、アダム・ジョーンズ、ザック・ブリットンといった主力選手が契約最終年を迎え、バック・ショウォルター監督とデュケット自身も来季がラストイヤーとなる可能性があるからだ。現オーナーのピーター・アンジェロスのもとではスター選手の放出をなるべく回避してきたという過去もあり、オリオールズがマチャド放出をどこまで真剣に考えているかは定かではない。ただし、長期的な視点でチームの将来を考えれば、マチャドとの交換で有望な若手投手を獲得するという選択肢も捨てがたいのは事実である。

     問題は、1年後にフリーエージェントとなるマチャドを獲得する対価として複数人の有望株を放出することを他球団が躊躇する可能性があることだろう。よほど契約延長に自信のある球団でなければ、1年後にフリーエージェントとなるマチャドを今、若手有望株を犠牲にしてまで獲得する必要はないのである(1年後にフリーエージェント市場で獲得すればいい)。また、マチャドが遊撃手としてプレイすることを希望しているという事情もある。ヤンキース、フィリーズ、カージナルスなどが興味を示していることが伝えられているマチャド争奪戦。いったいどのような結末を迎えるのだろうか。


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  • フィリーズが再びブルペン補強 右腕・ハンターを獲得へ

    2017.12.13 11:56 Wednesday

     昨日、ベテラン右腕のパット・ニーシェックと2年契約を結んだばかりのフィリーズが再びブルペンの補強に動いた。MLB公式サイトでフィリーズの番記者を務めるトッド・ゾレッキーによると、フィリーズはトミー・ハンターとの契約合意が目前に迫っているようだ。

     フィリーズは才能豊かではあるものの、まだ確実に計算できる戦力となっていない先発投手陣をサポートするために、ブルペンを強化する方針を明らかにしている。昨日、今年7月にトレードで放出したニーシェックを呼び戻したばかりだが、今度は今季レイズで自己ベストの防御率をマークした右腕を獲得することに成功したようだ。

     現在31歳のハンターは今年3月にレイズと契約。マイナー契約からのスタートとなったが、開幕ロースター入りを勝ち取り、最終的には61試合に登板して3勝5敗1セーブ26ホールド、防御率2.61の好成績をマークした。防御率だけでなく、被打率.202やWHIP0.97、奪三振率9.82なども自己ベストを更新。キャリアハイのシーズンを過ごしたと言っても過言ではないだろう。

     現時点では、フィリーズの来季の先発ローテーションはアーロン・ノラ(24歳)、ジェラッド・アイコフ(27歳)、ビンス・ベラスケス(25歳)、ニック・ピベッタ(24歳)、ベン・ライブリー(25歳)という顔ぶれになりことが予想されているが、規定投球回をクリアした経験があるのはノラ(2017年)とアイコフ(2016年)の2人だけ。各投手がフルシーズン働けるかどうかは全くの未知数であり、フィリーズはこれらの若手先発投手の負担を減らすためにブルペンの層を厚くすることを目指している。たとえ先発投手が5イニングしか投げられなくとも、ブルペンの層が厚ければ残りの4イニングをブルペンで担うことが可能になるというわけだ。

     ニーシェックとハンターの加入により、ブルペンが大幅に戦力アップしたフィリーズ。若手選手がズラリと並ぶ打線と先発ローテーションの出来次第では、今季のツインズやブリュワーズのように期待以上の快進撃を見せる可能性もありそうだ。


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