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  • イチローが草野球デビュー 4打数3安打&16奪三振の活躍

    2019.12.2 11:25 Monday

     日本時間12月1日、イチローが草野球デビューを果たし、「KOBE CHIBEN」の一員として智辯和歌山の教職員チーム「和歌山智辯」と対戦した。打者として4打数3安打1四球、投手として131球を投げて被安打6、奪三振16で無四球完封をマークする活躍を見せたことを、MLB公式サイトでも伝えている。

     46歳となったイチローだが、まだ野球に対する情熱は失われていないようだ。オリックス時代の本拠地であるほっともっとフィールド神戸(当時はグリーンスタジアム神戸)で背番号「1」のユニフォームを身につけてプレイしたイチローは、投打にわたる大活躍でチームを牽引。慣れない軟式球でもイチローの輝きは健在だった。

     イチローは、マーリンズ時代の2015年、レギュラーシーズンの最終戦で「1度はメジャーのマウンドに立ってみたい」という夢を叶えた。今年3月の東京ドームでの開幕シリーズ2連戦を最後に表舞台から退いたが、130km/hを超えていたと見られる速球を武器に、草野球デビュー戦で見事なピッチングを披露。打たれた6本のヒットについては「普通に打たれた。わざとじゃない」と振り返った。

     試合後、ジャパンタイムズに対して「まだまだいける。肩、肘は全く問題ない。めちゃくちゃ楽しかった。またやりたい」とコメント。新しい草野球チームを作って監督兼任で全国制覇し、将来的には「イチロー杯」争奪リーグ戦を作りたいという夢を持っているそうで、その夢の実現に向けて、草野球本格参戦への第一歩となった。

     「和歌山智辯」の監督を務め、自身も「四番・DH」で出場した藤田清司理事長は「あの球は草野球の人間には打てない」と脱帽。「うちのチーム全員が、世界のイチローさんと出会ったことが思い出。本当に楽しかった」と夢のような時間を振り返った。イチローは「来年もまたやりたい」と話しており、「KOBE CHIBEN」と「和歌山智辯」の再戦が実現する可能性もありそうだ。

  • キプニスFAのインディアンス ムスターカス獲得に動く可能性

    2019.12.1 14:35 Sunday

     今季ブリュワーズで35本塁打を放ったマイク・ムスターカスは、アンソニー・レンドン、ジョシュ・ドナルドソンとともに三塁手補強を目指すチームのターゲットとなっている。しかし、二塁も守れるユーティリティ性を示したことにより、三塁手以外の補強を目指すチームが獲得に動く可能性もあるようだ。「Cleveland.com」のポール・ホインズは、ムスターカスがインディアンスの補強ターゲットとなる可能性があることを伝えている。

     正二塁手のジェイソン・キプニスがフリーエージェントとなったインディアンスは内野手の補強が必要となっており、ホインズはムスターカスがインディアンスのチーム事情にフィットすると指摘する。ムスターカスの加入によって、キプニスの穴埋めと打線の破壊力アップを同時に達成できるというわけだ。ムスターカスをキプニスの代わりにそのまま二塁に置くこともできるが、インディアンスがムスターカスを獲得する場合、正三塁手のホゼ・ラミレスを二塁に回し、ムスターカスを本職の三塁に置くことになるだろう。

     ムスターカスはブリュワーズとの年俸1100万ドルの相互オプションを破棄しており、ホインズによると、これ以上の金額をムスターカスが望むのであれば、インディアンスの予算では獲得不可能だという。しかし、ムスターカスは2年連続でフリーエージェントとなりながらも満足のいくオファーを得られず、いずれの年もオプション付きの1年契約に落ち着いている。今オフは三塁手補強を必要としているチームが多いため、ムスターカスにも複数年契約のオファーが与えられると見られるが、ホインズは「単年契約であればインディアンスにも獲得のチャンスがある」と指摘する。

     ホインズは「1月や2月までムスターカスの契約が決まらなければ、インディアンスにも獲得のチャンスは十分にある」と記しているが、ウィンター・ミーティングが行われる12月に、ムスターカス争奪戦はどのような動きを見せるのだろうか。

  • ハメルズ退団のカブス 先発左腕・カイケルの獲得を検討か

    2019.12.1 13:35 Sunday

     カブスは今季の先発ローテーションを担った5人の投手のうち、契約の残っているジョン・レスターとカイル・ヘンドリックスのほか、ダルビッシュ有はオプトアウトの権利を行使せずに残留が決定し、ホゼ・キンターナも球団側が契約オプションを行使。契約満了を迎えたコール・ハメルズのみが退団となり、その穴を埋める補強が必要となっている。ジ・アスレチックのパトリック・ムーニーによると、カブスはトップクラスのフリーエージェント選手には関心を示しておらず、元サイ・ヤング賞投手のダラス・カイケルが獲得候補となる可能性があるようだ。

     ムーニーによると、カブスはフリーエージェント市場の目玉であるゲリット・コールとスティーブン・ストラスバーグの争奪戦には加わっていないという。さらに、ザック・ウィーラー、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、マディソン・バムガーナーといった「2番手グループ」の投手の獲得にも関心を示していないと見られることを伝えている。

     ただし、ムーニーは「カブスは先発投手の補強が必要であることを認識している」として、「カイケルは彼らが獲得を目指している投手のタイプに合致する」と記し、カブスがハメルズの穴埋め役としてカイケルの獲得に動く可能性があると指摘。アストロズ時代の2015年にサイ・ヤング賞を受賞したカイケルは、その後も計算できるイニングイーターとして活躍を続けており、カブスが先発4~5番手を任せるにはうってつけの存在と言える。31歳となった今季は、6月にブレーブスと契約し、19先発で8勝8敗、防御率3.75をマークした。

     カブスのセオ・エプスタイン野球部門社長は「先発投手は、今オフのフリーエージェント市場でとても層の厚い部門だ。たくさんの選択肢がある。もしかしたら、リリーフ投手以上に選択肢があるかもしれない。(補強には)競争相手もいるわけだから、広い視野を持つ必要があるね」と語り、選択肢が豊富な先発投手市場を広い視野で見ていく方針を明言。デービッド・ロス新監督を迎えたカブスは、先発ローテーションの残り1枠に誰を獲得するのだろうか。

  • ベッツ放出難航のRソックス ブラッドリーJr.もトレード要員に

    2019.12.1 11:45 Sunday

     年俸総額削減のために、スター外野手のムーキー・ベッツの放出を画策しているレッドソックスだが、高額年俸や交換要員の要求の高さがネックとなり、トレード成立の見込みは立っていない。そんななか、「MLB Trade Rumors」は別の外野手の名前をトレード要員として挙げている。2016年にオールスター・ゲーム選出、2018年にゴールドグラブ受賞の実績を誇るジャッキー・ブラッドリーJr.だ。

     現在29歳のブラッドリーJr.は、ベッツと同様に来季終了後にフリーエージェントとなる。年俸は今季の855万ドルから来季は1100万ドル前後まで上昇することが予想されており、ベッツを放出できないようであれば、レッドソックスはブラッドリーJr.を放出して年俸総額削減を図る可能性が高いと見られている。

     メジャー4年目の2016年にレギュラー定着を果たしたブラッドリーJr.は、打率.267、26本塁打、87打点、9盗塁、OPS.835をマークしてオールスター・ゲームに選出。しかし、その後は打率が毎年低下し、今季は自己ワーストの155三振を喫するなど、打撃面では期待に応える働きを見せることができていない。

     一方、2014年(+15)、2016年(+11)、2017年(+10)と3度も「プラス2ケタ」の守備防御点を記録した守備面に対する評価は依然として高く、2018年にゴールドグラブ賞を初受賞。今季もファインプレイを連発して中堅手部門のファイナリスト3名に名を連ねた。2018年のリーグ優勝決定シリーズでMVPに輝くなど、意外性も秘めており、獲得に興味を示すチームは少なくないはずだ。

     ベッツに比べると年俸が安く、交換要員もトップ級のプロスペクトは必要でないと見られるため、他球団が手を出しやすい人材であることは間違いない。フリーエージェント市場の中堅手は有力な人材が少なく、ブラッドリーJr.はスターリング・マーテイ(パイレーツ)とともに、中堅手の補強を目指すチームのメインターゲットとなるかもしれない。

  • ヤンキースがアスレチックス・トライネンの獲得に興味を示す

    2019.11.30 15:00 Saturday

     アダム・オッタビーノ、ザック・ブリットン、アロルディス・チャップマンとメジャー有数の強力ブルペンを誇るヤンキースだが、そこにさらなる剛腕を加えることを検討しているようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、ヤンキースはブレイク・トライネン(アスレチックス)の獲得に興味を示しているという。2018年に38セーブ、防御率0.78という驚異的なシーズンを過ごしたトライネンだが、今季は右肩痛の影響もあって不本意な成績に終わった。

     ローゼンタールがジ・アスレチックで公開した記事によると、アスレチックスは年俸総額の削減を考えており、そのなかでトライネンの放出を検討しているという(トライネンの今季の年俸は640万ドル。来季が調停3年目)。2018年のトライネンは、不動のクローザーとして素晴らしい活躍を見せ、68試合に登板して80回1/3を投げ、9勝2敗、38セーブ、防御率0.78、100奪三振、被打率.158、WHIP0.83をマーク。オールスター・ゲームに初選出されたほか、月間最優秀救援投手を2度受賞した。しかし、右肩痛に悩まされた今季は、フライ率やハードヒット率が急上昇し、防御率は0.78から4.91、被打率は.158から.257、奪三振率は11.20から9.05へと大幅に悪化。57試合で6勝5敗、16セーブ、3ホールド、防御率4.91という成績に終わった。

     これまでの実績を考えると、アスレチックスがトライネンの放出に動くのであれば、獲得を希望するチームは必ず現れると見られる。不本意な1年を過ごし、フリーエージェントまであと1年であることから、獲得に必要な交換要員もトップクラスの有望株は必要でないことが予想され、ヤンキースを含む複数球団の争奪戦に発展する可能性もある。もしヤンキースが獲得に成功し、トライネンが2018年のような輝きを取り戻せば、すでに強力なヤンキースのブルペンはさらに強化され、他球団にとって大きな脅威となるだろう。

  • マリナーズ・ナルバエスがトレード要員に 今季22本塁打の捕手

    2019.11.30 14:15 Saturday

     今オフは、各球団が捕手市場で迅速な動きを見せている。徐々に獲得可能な捕手が減少していくなか、トレード市場で獲得可能な捕手が新たに登場した。MLB公式サイトでマリナーズの番記者を務めるグレッグ・ジョンズは、マリナーズが有望株一塁手のエバン・ホワイトと長期契約を結んだことにより、今季22本塁打を放った好打の捕手、オマー・ナルバエスがトレード要員となっていることを伝えている。

     ホワイトとの長期契約は、マリナーズがホワイトを早ければ来季の開幕から正一塁手として起用することを考えていることの証である。これにより、一塁でプラトーン起用される可能性のあったダニエル・ボーグルバックとオースティン・ノラはそれぞれ指名打者、控え捕手の役割に専念できる。マリナーズには、正捕手候補として今季18本塁打のトム・マーフィーがおり、ノラが控え捕手に専念できることによって、ナルバエスは余剰戦力となったというわけだ。

     では、なぜマーフィーではなくナルバエスがトレード要員となっているのか。ナルバエスはマーフィーより1歳年下で、メジャーでの実績でも勝っているが、マリナーズは今季のマーフィーの活躍を高く評価している。75試合で18本塁打を放った打撃面だけでなく、守備面やリーダーシップの面でも評価が高い。ナルバエスは依然として守備面に不安を抱えており、マリナーズは正捕手を任せるにはマーフィーのほうが適任であると判断したようだ。また、マーフィーがまだ調停前であるのに対し、ナルバエスが調停1年目を迎えることも影響していると見られる。

     ジョンズは、レイズがマイク・ズニーノとのプラトーン要員としてナルバエスの獲得に動く可能性があることを指摘。また、ブリュワーズ、ロッキーズ、パイレーツなどが捕手の補強を必要としていることを伝えている。アストロズとエンゼルスも正捕手不在だが、ジョンズはマリナーズがナルバエスを同地区の球団には放出しないとの予想だ。

     トレード市場ではナルバエスのほか、ウィルソン・コントレラス(カブス)やジェームス・マッキャン(ホワイトソックス)にも放出の噂があり、フリーエージェント市場にはまだロビンソン・チリーノス、ジェイソン・カストロ、オースティン・ロマインらが残っている。今後も捕手市場の動きから目が離せない。

  • 通算92本塁打のボーアがNPB・阪神と契約 強打の左打者

    2019.11.30 13:40 Saturday

     シーズン20本塁打を3度記録するなど通算92本塁打の実績を誇る左打ちのスラッガーが、海を渡って日本プロ野球に参戦することが決まった。日本時間11月29日、阪神タイガースの谷本修球団本部長は、ジャパンタイムズに対してジャスティン・ボーアと契約合意に至ったことを発表。チームに欠けていた長距離砲として「四番・一塁」を任せると見られている。

     今季のボーアは年俸250万ドルの1年契約でエンゼルスに加入し、大谷翔平の同僚としてプレイした。しかし、マーリンズ時代に見せたような輝きを放つことはできず、52試合で打率.172、8本塁打、26打点、OPS.623という寂しい成績に。マイナーで過ごした期間も長く、AAA級では49試合に出場して打率.316、17本塁打、43打点、OPS1.104と格の違いを見せつけた。

     ボーアの自己ベストのシーズンはマーリンズ時代の2017年であり、この年は108試合に出場して打率.289、25本塁打、83打点、OPS.902の好成績をマーク。前半戦だけで20本塁打を放ち、ホームラン・ダービーにも出場した。このほか、2015年に23本塁打、2018年にも20本塁打を放っており、メジャー6シーズンでの通算成績は559試合に出場して433安打、打率.253、92本塁打、303打点、OPS.794となっている。

     ボーアの最大の弱点は左投手を打てないことであり、メジャー通算では右投手に対して打率.260、84本塁打、OPS.833をマークしているものの、左投手に対しては打率.217、8本塁打、OPS.630に終わっている。今季の8本塁打もすべて右投手から放ったものであり、キャリアを通して右打者と併用されるケースがほとんどだった。また、一塁の守備も決して上手ではなく、守備防御点でプラスの数値を記録したシーズンは一度もない。カブスのマイナーにいた2012年に3試合だけ左翼を守った経験があるものの、基本的には一塁専門の選手である。

     欠点は少なくないが、シーズン20本塁打を3度記録している長打力は非常に魅力的。まだ31歳であり、日本プロ野球に適応できれば不動の四番打者としての活躍を見せてくれることだろう。

  • 投票受付中の「オールMLBチーム」 一芸特化の4チームを選出

    2019.11.29 18:30 Friday

     史上初の試みとなる「オールMLBチーム」のファン投票が、日本時間12月4日午前7時まで行われている(24時間につき1回投票可能)。投票対象はノミネートされている90名(野手60名・投手30名)だが、MLB公式サイトではノミネートされている野手60名のなかから「パワー」「スピード」「打率」「守備」の4つに着目した「一芸特化」の4チームを選出している。各チームの顔ぶれは以下の通り。

    ◆パワー特化チーム

    ※本塁打の平均飛距離トップの選手を選出

    捕手:ゲーリー・サンチェス(ヤンキース:417フィート)
    一塁:ピート・アロンゾ(メッツ:414フィート)
    二塁:ジョナサン・ビヤー(オリオールズ:412フィート)
    三塁:マット・チャップマン(アスレチックス:408フィート)
    遊撃:トレバー・ストーリー(ロッキーズ:414フィート)
    外野:マイク・トラウト(エンゼルス:419フィート)
    外野:ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス:418フィート)
    外野:チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ:412フィート)
    DH:ホルヘ・ソレアー(ロイヤルズ:414フィート)

    ◆スピード特化チーム

    ※スプリント・スピードがトップの選手を選出

    捕手:J.T.リアルミュート(フィリーズ:28.7フィート/秒)
    一塁:ユリ・グリエル(アストロズ:27.6フィート/秒)
    二塁:オジー・アルビーズ(ブレーブス:28.6フィート/秒)
    二塁:ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ:28.6フィート/秒)
    二塁:ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ:28.6フィート/秒)
    三塁:クリス・ブライアント(カブス:28.2フィート/秒)
    遊撃:トレバー・ストーリー(ロッキーズ:29.2フィート/秒)
    外野:ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス:29.4フィート/秒)
    外野:マイク・トラウト(エンゼルス:29.2フィート/秒)
    外野:コディ・ベリンジャー(ドジャース:28.8フィート/秒)
    DH:ホルヘ・ソレアー(ロイヤルズ:27.0フィート/秒)

    ◆打率特化チーム

    ※打率がトップの選手を選出

    捕手:クリスチャン・バスケス(レッドソックス:打率.276)
    一塁:ユリ・グリエル(アストロズ:打率.298)
    二塁:DJ・レメイヒュー(ヤンキース:打率.327)
    三塁:アンソニー・レンドン(ナショナルズ:打率.319)
    遊撃:ティム・アンダーソン(ホワイトソックス:打率.335)
    外野:クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ:打率.329)
    外野:ケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス:打率.329)
    外野:ジェフ・マクニール(メッツ:打率.318)
    DH:ヨルダン・アルバレス(アストロズ:打率.313)

    ◆守備特化チーム

    ※外野以外は守備防御点(DRS)、外野は「Outs Above Average(OAA)」がトップの選手を選出

    捕手:ロベルト・ペレス(インディアンス:DRS+29)
    一塁:マット・オルソン(アスレチックス:DRS+13)
    二塁:オジー・アルビーズ(ブレーブス:DRS+8)
    三塁:マット・チャップマン(アスレチックス:DRS+18)
    遊撃:トレバー・ストーリー(ロッキーズ:DRS+17)
    外野:ジョージ・スプリンガー(アストロズ:OAA+8)
    外野:ムーキー・ベッツ(レッドソックス:OAA+7)
    外野:コディ・ベリンジャー(ドジャース:OAA+7)
    外野:マックス・ケプラー(ツインズ:OAA+7)
    DH:選出なし

  • 「2010年代最高の選手」トップ10 MLB公式サイトが選出

    2019.11.29 17:35 Friday

     2019年のシーズンが終了し、2010年にスタートした「2010年代」が残り1ヶ月で幕を閉じようとしている。MLB公式サイトでは、ウィル・レイッチが「2010年代最高の選手」と題してトップ10を選出。データサイトの「Baseball Reference」や「FanGraphs」が算出しているWARを重視しつつも、各選手が残した実績や球界に与えたインパクトなどを考慮したうえでのランキングとなっている。

     文句なしの1位に選出されたのは、大谷翔平の同僚として日本でもお馴染みのマイク・トラウト(エンゼルス)。3度のアメリカン・リーグMVP、7度のシルバースラッガー賞、8度のオールスター・ゲーム選出と残してきた実績も圧倒的だが、メジャー定着が2012年であるにも関わらず、2010年代の通算WARでは2位に13以上の大差をつけている。トラウトがナンバーワンであることに異論を挟む余地はないだろう。

     2位から4位には、クレイトン・カーショウ(ドジャース)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)、マックス・シャーザー(ナショナルズ)と通算56以上のWARを記録した好投手3人がWARの順番にランクイン。カーショウは2011年、2013年、2014年の3度、バーランダーは2011年と2019年の2度、シャーザーは2013年、2016年、2017年の3度、3人で合計8度のサイ・ヤング賞を受賞している。

     5位から8位には、2010年代のメジャーリーグを代表する野手が並ぶ。5位のジョーイ・ボットー(レッズ)の2010年代の通算出塁率.428は、あのケン・グリフィーJr.(元マリナーズなど)のキャリアハイを上回っている。6位のエイドリアン・ベルトレイ(元レンジャーズなど)は2018年限りで引退するまで、攻守両面でハイレベルな活躍を続けた。7位のミゲル・カブレラ(タイガース)は2012年に三冠王の偉業を成し遂げた。8位のバスター・ポージー(ジャイアンツ)は若き正捕手として2010年、2012年、2014年とチームを3度のワールドシリーズ制覇に導いた。

     9位には、メジャー屈指の奪三振マシンとして活躍を続けているクリス・セール(レッドソックス)、10位には小さな身体から快打を連発しているホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)がランクイン。2010年代の通算WARでは、ロビンソン・カノー(メッツ)がアルトゥーベを大きく上回っているが、レイッチは「(身体が小さい)彼の成功は、野球がみんなのものであることを思い出させてくれた」として、アルトゥーベをトップ10の最後の枠に選出した。

  • ヤンキースからDFAのバード ウエーバーを通過してFAに

    2019.11.29 16:25 Friday

     ヤンキースの将来の主砲として期待された男がウエーバーを通過し、フリーエージェントとなった。日本時間11月28日にヤンキースが発表した。グレッグ・バードは、ルール5ドラフトから有望株をプロテクトする際のロースター整理でDFAとなり、ウエーバーに置かれていたが、AAA級への降格を受け入れる代わりにフリーエージェントとなることを選択した。

     現在27歳のバードは、メジャーデビューを果たした2015年に46試合で11本塁打、31打点、OPS.871をマークし、将来の主砲として期待されるようになった。ところが、翌2016年を故障により全休し、2017年も48試合で打率.190、9本塁打、OPS.710と期待外れのシーズンに。しかし、この年のポストシーズンでは3本塁打を放つ活躍を見せ、いよいよ本格ブレイクかと注目を集めた。

     本格ブレイクを期待された2018年は、またしても故障に悩まされ、82試合で打率.199、11本塁打、38打点、OPS.672という冴えない成績に。ただし、結果的にこの年の82試合出場がバードにとっての自己最多となり、今季は故障による長期離脱で10試合しか出場できず、打率.171、1本塁打、OPS.550という自己最悪の成績に終わった。

     ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは、バードについて「彼は健康に過ごすことさえできれば、素晴らしいスイングをすることができる選手なんだ」と話していたが、相次ぐ故障に苦しんだバードはその期待に応えることができなかった。「彼にどんな能力があるかを我々は知っている。しかし、残念ながら故障が相次いだせいで、彼は現在に至るまで、その能力を発揮することができなかった」とキャッシュマン。その能力の高さは誰もが認めるところであるだけに、故障の多さが悔やまれる。

     ヤンキースでは大成できなかったものの、素晴らしい才能を持っているバード。27歳の「ガラスのスラッガー」に次のチャンスを与える球団は現れるだろうか。

  • 今季24本塁打&40盗塁のオリオールズ・ビヤーがウエーバーに

    2019.11.29 15:55 Friday

     今季、オリオールズで見事な活躍を見せたジョナサン・ビヤーだが、来季は他球団でプレイすることが濃厚となった。日本時間11月28日、ビヤーのトレード交渉が不調に終わったオリオールズは、ビヤーをウエーバーに置いたことが報じられた。ウエーバーで獲得を希望する球団が現れなかった場合、ビヤーはフリーエージェントとなることが確実視されている。

     今季のビヤーは、全162試合に出場して打率.274、24本塁打、40盗塁、OPS.792をマーク。111得点、176安打、5三塁打、24本塁打、73打点、291塁打、WAR4.0などの各部門でキャリアハイを更新し、20本塁打&40盗塁を達成した今季唯一の選手となった。そうした活躍もあり、「MLB Trade Rumors」は年俸調停3年目となるビヤーの来季の年俸を1040万ドルと予想しているが、これがトレードでの獲得を希望する球団が現れなかった最大の理由になっていると見られる。

     獲得を希望する球団が現れず、ビヤーがウエーバーを通過した場合、オリオールズはビヤーと再交渉を行う意思もあるようだが、ビヤーはオリオールズとの再交渉よりもフリーエージェントになることを選択する可能性が高い。オリオールズとしても、チーム再建の初期段階である現時点で、ビヤーは必要不可欠な戦力というわけではなく、無理に引き留めるようなことはしないだろう。なお、オリオールズは、先発右腕のディラン・バンディに関するトレード交渉を行っていることも報じられている。

     複数年契約を結んでいるのはクリス・デービスとアレックス・カッブの2人だけで、年俸調停3年目となるビヤーのほか、年俸調停2年目を迎えるバンディとクローザーのマイケル・ギブンズにも放出の可能性があるオリオールズ。今年のドラフト全体1位で指名した大型捕手、アドリー・ラッチマンがメジャーに昇格すると予想される2021~2022年ごろまでに、どのようなチーム作りをしていくのだろうか。

  • 来オフFAのベッツ 来季もRソックスでのプレイが濃厚か

    2019.11.29 14:45 Friday

     今オフのトレード市場において、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)、クリス・ブライアント(カブス)らとともに最大の注目株の1人となっているムーキー・ベッツ(レッドソックス)。同僚のJ.D.マルティネスがオプトアウトの権利を行使せず残留を決めたことにより、トレードでの放出が確実視されていたものの、専門家たちはベッツが来季もレッドソックスでプレイする可能性が高いと考えているようだ。

     レッドソックスは、オーナーや球団社長が来季の年俸総額をぜいたく税の対象とならない2億800万ドル以内に抑える方針であることを明言しており、新たにチーフ・ベースボール・オフィサーに就任したチェイム・ブルームは、ベッツの放出を含む難しい決断を強いられている。ベッツはレッドソックスとの契約延長に前向きではなく、1年後にフリーエージェント市場に出て自身の価値を試したい意向であり、今オフ中にレッドソックスがベッツを放出することが確実視されていた。

     しかし、ESPNが行った合計15名の専門家(MLB球団のエグゼクティブによる匿名の投票を含む)による投票では、リンドーア、ブライアント、ベッツの3人のなかで来季を新天地で迎える可能性が最も高い選手にリンドーア(8票)が選出され、1票差でブライアント(7票)が続いた。つまり、ベッツには1票も入らなかったのである。専門家たちはフリーエージェントとなる前のラストイヤーも、ベッツがレッドソックスでプレイすると考えているというわけだ。

     ベッツのトレードが成立しないと考えられている理由としては、まずベッツの高額年俸が挙げられる。今季の年俸が2000万ドルだったベッツは、さらなる昇給が予想されており、1人の選手に2500万ドルを超えるような年俸を支払うことのできるチームは限られる。また、契約延長に否定的で1年後にフリーエージェントとなるのが確実な選手に対して、他球団が複数の有望株を交換要員として差し出すことに乗り気でないことも、トレード成立への障壁となっている。

     「ベッツを高額年俸で1年だけ保有すること」に対して、他球団がどれほどの価値を見出すことができるか。これがトレード成立に向けての大きなポイントとなりそうだ。

  • パイレーツ・マーテイ メッツへの移籍に前向きな発言

    2019.11.29 14:10 Friday

     今オフ、中堅手の補強を検討しているメッツは、MLBネットワークのジョン・ヘイマンによって、スターリング・マーテイ(パイレーツ)の獲得に興味を示していることが報じられている。具体的なトレード交渉について、現時点では何も情報は出てきていないものの、少なくともマーテイ自身は、再建期に突入するパイレーツからメッツへ移籍することを前向きに捉えているようだ。

     日本時間11月29日、ドミニカ共和国出身のリポーターであるエクトル・ゴメスは、自身のTwitterでスペイン語でのマーテイのインタビューについてツイートした。そのなかで、マーテイは「メッツには(優勝争いに必要な)あらゆるものが揃っている。メッツでプレイすることは、僕にとって素晴らしい機会になると思う」と語り、メッツへの移籍に対する前向きな姿勢を明確にした。

     右打ちかつハイレベルな守備力を誇るマーテイは、左打者偏重のメッツ外野陣のニーズにフィットする存在であり、フリーエージェント市場に有力な中堅手がいないことを考えると、メッツの中堅手補強のメインターゲットとなるのは不思議なことではない。ただし、ヘイマンはメッツのほかにもカブス、レッズ、パドレスなどが中堅手を欲しており、マーテイの獲得に動く可能性があることを伝えている。

     また、パイレーツはようやく新監督がデレク・シェルトンに決定し、来季以降に向けてのチーム編成の動きを本格的に開始する。シェルトンがマーテイを必要な戦力であると判断すれば、放出への動きはトーンダウンする可能性がある。

     さらに、来季の年俸は1150万ドルと安価で、2021年も年俸1250万ドルの球団オプションとなっているため、パイレーツとしては今オフ中に慌てて放出する必要がないのも事実。走攻守三拍子揃ったオールラウンドな中堅手を残り2年、比較的安価で保有できるとなれば、獲得には相当な対価が必要になることが予想されるが、メッツはどう動くのだろうか。

  • 動き続ける捕手市場 ナショナルズがゴームスと再契約

    2019.11.28 14:45 Thursday

     日本時間11月28日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ナショナルズは今季終了後に契約オプションを破棄したヤン・ゴームスと2年1000万ドルで再契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ESPNのジェフ・パッサンが第一報を報じた。なお、現時点では球団からの正式な発表は行われていない。

     現在32歳のゴームスは今季で6年2350万ドルの契約が満了し、来季の契約は年俸900万ドルの球団オプションとなっていたが、ナショナルズがこれを破棄。フリーエージェントとなっていた。しかし、2年1000万ドルでの再契約で合意に至ったことにより、ナショナルズは来季も引き続きカート・スズキとゴームスの2人を主戦捕手として併用することが確実になった。

     インディアンスからナショナルズにトレードで加入した今季、ゴームスは97試合に出場して打率.223、12本塁打、43打点、2盗塁、OPS.704をマーク。打率.266、16本塁打、OPS.762を記録した2018年に比べると打撃成績は全体的に悪化したものの、守備防御点+5を記録するなど安定した守備力は健在だった。

     ポストシーズンでは2本の二塁打を放ち、打率.241をマーク。球団史上初のワールドシリーズ進出を決めたリーグ優勝決定シリーズ第4戦(対カージナルス)では初回に2点タイムリーを放ち、チームの勝利に貢献した。

     なお、今オフはヤスマニ・グランダルがホワイトソックスと4年契約を結んだのをきっかけとして捕手市場が予想以上のスピードで動いており、ゴームスのほかにもトラビス・ダーノウ(ブレーブスと契約)、スティーブン・ボート(ダイヤモンドバックスと契約)、ダスティン・ガーノウ(アストロズと契約)らがすでに契約を決めている。ロビンソン・チリーノスやジェイソン・カストロといった実力派捕手がまだ市場に残っているものの、捕手補強を目指す球団はトレードでの捕手獲得も視野に入れることになりそうだ。

  • マリナーズがブルペン補強 右腕・エドワーズJr.と1年契約

    2019.11.28 14:00 Thursday

     日本時間11月28日、マリナーズがフリーエージェントのリリーフ右腕、カール・エドワーズJr.と1年95万ドル+出来高50万ドルで合意したことが報じられた。出来高は登板試合数に応じて25万ドル、試合完了数に応じて25万ドルが設定されているという。なお、今回の契約は1年契約だが、エドワーズJr.は来季が年俸調停期間の1年目となるため、マリナーズは2022年シーズンまでエドワーズJr.を保有することができる。

     今オフ、マリナーズのジェリー・ディポートGMは、ロースターに大きな変更を加えないことを示唆していたが、補強を行う可能性のあるエリアとして投手を挙げていた。すでに、ケンドール・グレイブマンと1年契約を結んだことが発表されているが、エドワーズJr.はそれに続く投手補強となる。

     現在28歳のエドワーズJr.は、2015年にカブスでメジャーデビューを果たし、2016年には36試合に登板してチームのワールドシリーズ制覇に貢献。2017年は73試合で25ホールド、防御率2.98、2018年は58試合で23ホールド、防御率2.60をマークし、ブルペンの中心的存在の1人となっていた。しかし、今季は20試合で防御率5.87と精彩を欠き、7月にブラッド・ウィークとのトレードでパドレスへ放出。パドレスでは2試合で防御率32.40に終わった。

     ワールドシリーズ制覇を経験し、ブルペンの中心的存在となり、大不振で放出されるという、ジェットコースターのようなキャリアを送ってきたエドワーズJr.は、まだ28歳でありながら、メジャーデビューしたばかりの若手選手が多いマリナーズではベテランの部類に入る。エドワーズJr.は「面白いよね。君はベテランだよ、って言われたんだ。まだ28歳になったばかりなのに」と笑った。

     今季は大不振に陥り、自己最悪のシーズンとなったものの、カブスでセットアッパーを担った実績があることも事実。28歳のリリーフ右腕が新天地マリナーズで復活を遂げることを期待したい。

  • パイレーツ・シェルトン新監督が誕生 全球団の監督が決定

    2019.11.28 13:15 Thursday

     日本時間11月28日、パイレーツは球団41代目の監督にデレク・シェルトンを任命したことを発表した。レギュラーシーズン最終戦を前にクリント・ハードルを解任したパイレーツは、約2ヶ月にわたって新監督探しを続けていたが、今季ツインズでベンチコーチを務めていたシェルトンに大役を任せることを決定。シェルトンがメジャーで監督を務めるのは初めてとなる。

     パイレーツは、監督のほか、GMと球団社長もシーズン終了後に解任し、完全なる新体制で来季以降の戦いに臨むことになった。すでにトラビス・ウィリアムスが球団社長、ベン・チェリントンがGMに就任することは決定していたが、唯一空席となっていた監督の座もようやく決定。ここから戦力補強やチーム再建に向けて、本格的に動き始めることになる。

     捕手としてプロ入りしたシェルトンは、肘の故障によりわずか2年でマイナーリーガーとしてのキャリアを終え、1997年にヤンキースのマイナーで指導者としてのキャリアをスタート。ルーキー級では監督を務めた経験もあり、その後、インディアンスの打撃コーチ、レイズの打撃コーチ、ブルージェイズのクオリティコントロール・コーチなどとして、メジャーでも指導者としての経験を積んできた。2018年からはツインズに加わり、2018年はポール・モリター監督、2019年はロッコ・バルデリ監督のもとでベンチコーチを務めた。バルデリは「彼はトップからボトムまで、すべての物事に関わっていた」と語っており、メジャーでの監督経験はないものの、その手腕には期待が集まっている。

     現在49歳のシェルトンは「僕と僕の家族は、パイレーツに加わる機会を得られたことに興奮しているし、歴史のある球団の一員となれることを光栄に思っている。面接を受けるなかで、関わりを持ったすべての人から球団を立て直したい、成功したいという情熱を感じることができた」とコメント。バルデリが「彼は、私がすべての面において信頼できる人物だった」と語るシェルトンが、パイレーツの監督としてどのようにその手腕を発揮していくか注目したい。

     なお、パイレーツの監督が決定したことにより、全30球団の監督が決定。新監督はシェルトンのほか、デービッド・ロス(カブス)、カルロス・ベルトラン(メッツ)、ジョー・ジラルディ(フィリーズ)、ジェイス・ティングラー(パドレス)、ゲーブ・キャプラー(ジャイアンツ)、マイク・マシーニー(ロイヤルズ)、ジョー・マドン(エンゼルス)の合計8人となった。

  • パドレスが左腕・ポメランツを4年3400万ドルで獲得

    2019.11.28 12:35 Thursday

     日本時間11月28日、パドレスはフリーエージェントの左腕、ドリュー・ポメランツと4年3400万ドルの契約を結んだことを発表した。ポメランツは2016年にパドレスで17試合に先発して8勝7敗、防御率2.47の好成績を残して自身唯一となるオールスター・ゲーム選出を果たしており、4年ぶりの古巣復帰となる。なお、メジャー通算140試合の先発経験があるポメランツだが、今季リリーフの適性を示したことにより、パドレスはリリーフで起用する方針だ。

     関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、総額3400万ドルの内訳は、契約ボーナスが800万ドル、2020年の年俸が400万ドル、2021年の年俸が600万ドル、2022年と2023年の年俸が各800万ドルとなっているようだ。今季はジャイアンツとブリュワーズでプレイして防御率4.85に終わったポメランツだが、リリーフでは28試合で防御率1.88という好成績を残した。

     パドレスのA.J.プレラーGMは「我々は、ポメランツのことを試合終盤を任せることのできる投手と考えている。(クローザーの)カービー・イエーツと、左右の強力なリリーフコンビを形成してくれるだろう」とコメント。「ここ数ヶ月の彼の活躍は本当にインパクトがあったし、ブルペンの大きな戦力になると思ったから獲得したんだ」と今後の活躍に期待を寄せた。

     縦に大きく割れるカーブは従来から評価が高かったが、リリーフに回って速球の威力を取り戻したことにより、決め球であるカーブがより効果的に機能するようになった。その結果、今季リリーフで登板した28試合では合計28回2/3を投げ、防御率1.88、50奪三振、被打率.165という驚異的な成績をマーク。プレラーはこの活躍を見て、セットアッパーとしての獲得を決めた。

     メジャー通算9年間では、242試合(うち140先発)に登板して46勝58敗、5セーブ、26ホールド、防御率4.04をマーク。オールスター・ゲームに選出された2016年に11勝を挙げたほか、レッドソックスでのフルシーズン1年目となった2017年には自己最多の17勝を記録している。

  • ブリュワーズとパドレスでトレード 有望株ウリアスらが移籍

    2019.11.28 12:10 Thursday

     日本時間11月28日、ブリュワーズとパドレスの間で最大5選手が移籍するトレードが成立した。このトレードはMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによって最初に報じられ、ブリュワーズは今季開幕時点で「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体16位にランクインしていたルイス・ウリアス内野手のほか、エリック・ラウアー投手、後日指名選手1名または金銭を獲得。パドレスにはトレント・グリシャム外野手とザック・デービース投手が移籍する。

     今回のトレードにより、ブリュワーズは複数のポジションを守ることのできる有望な内野手(ウリアス)を獲得し、長年右腕偏重となっていた先発ローテーションに左腕(ラウアー)を加えることに成功した。一方、パドレスは外野3ポジションを守ることのできる若手選手(グリシャム)と、実績のある先発投手(デービース)の獲得に成功。両軍が獲得した選手はいずれも若く、今後のさらなる成長も期待できる。

     ブリュワーズのデービッド・スターンズ野球部門社長は、今回のトレードについて「優勝争いをするチームと再建中のチームによるトレードではない。両軍とも、来季は優勝争いをすることを目指しているんだ。お互いのニーズに合った、良いトレードになったと思っている」とコメント。若手選手(ウリアス、グリシャム)と先発投手(ラウアー、デービース)を、お互いのニーズに合わせて交換する形となった。

     ブリュワーズは、正遊撃手のオーランド・アルシアが期待に応えるパフォーマンスを見せることができておらず、ウリアスはアルシアと正遊撃手の座を争うことが予想される。また、マイク・ムスターカスがフリーエージェントとなって三塁も空いており、トラビス・ショウが復調できないようであれば、ウリアスが三塁を守る機会も増えそうだ。スターンズは「ウリアスは二塁、三塁、遊撃の3ポジションを高いレベルで守ることができる」と評価している。

     一方、パドレスへ移籍するグリシャムは、クリスチャン・イェリッチの故障離脱後に代役として奮闘し、メジャー1年目の今季は51試合でOPS.738をマーク。ワイルドカード・ゲームではフアン・ソト(ナショナルズ)のライト前タイムリーを後逸してチーム敗退の原因を作ってしまったものの、パドレスはグリシャムの才能を高く評価しているようだ。なお、スターンズは「今回のトレードは(痛恨のエラーを喫した)グリシャムをチームから追放するためのものではない」と断言している。

     ブリュワーズへ移籍するラウアーは24歳の左腕で、メジャー2年目の今季は8勝10敗、防御率4.45をマーク。パドレスへ移籍するデービースは26歳の右腕で、2017年に自己最多の17勝を挙げ、今季は自身3度目の2ケタ勝利となる10勝7敗、防御率3.55を記録した。

  • 今季13勝のギブソン 3年3000万ドルでレンジャーズへ

    2019.11.28 11:35 Thursday

     レンジャーズが先発ローテーションに実績十分の右腕を加えることに成功したようだ。日本時間11月28日、関係者によると、レンジャーズはフリーエージェントの先発右腕、カイル・ギブソンと3年3000万ドルの契約を結ぶことで合意。現時点で球団からの正式な発表はなく、身体検査完了後に契約が正式に発表される見込みとなっている。

     現在32歳のギブソンは、今季ツインズで34試合(うち29先発)に登板して13勝7敗、防御率4.84、160奪三振をマーク。防御率は5点近い数字だったが、9イニング平均7.14点(160イニング以上の投手のなかでリーグ5位)という打線の強力な援護を得て、自己最多タイの13勝を記録し、メジャー7年間で5度目となる2ケタ勝利をマークした。

     平均93.3マイルのシンカーを軸にピッチングを組み立てるギブソンは、リーグ有数のグラウンドボール・ピッチャーとして知られており、今季はゴロ率51.4%(160イニング以上の投手のなかでリーグ2位)を記録。メジャー定着後の6シーズンで記録したゴロ率52.6%はメジャーで7番目に高く、同期間の136併殺打はメジャー最多の数字となっている。

     今オフのレンジャーズは、少なくとも1人、可能であれば2人の先発投手を獲得することを目指しており、まずはギブソンの獲得に成功。ギブソンは、マイク・マイナーとランス・リンという左右のダブルエースとともに先発ローテーションを形成する。チーム内にはジョー・パランボ、ブロック・バーク、コルビー・アラードといった若手投手もいるものの、彼らにマイナーで実戦経験を積む時間を与えるために、ベテラン投手をもう1人加える可能性がある。

     また、レンジャーズは三塁手の補強を今オフの最優先課題としており、フリーエージェント市場の大物三塁手であるアンソニー・レンドンとジョシュ・ドナルドソンのどちらかを獲得することが有力視されている。

  • エンゼルス・大谷 マウンドから投球可能に エプラーGMが明言

    2019.11.27 13:45 Wednesday

     9月中旬に左膝の手術を受けた大谷翔平(エンゼルス)は、順調に回復してマウンドからの投球練習を再開することができるようになったようだ。日本時間11月27日、エンゼルスのビリー・エプラーGMが明言した。

     左膝の手術により9月中旬に今季を終えた大谷は、昨年10月に受けたトミー・ジョン手術からのリハビリのプロセスを、あと3~4週間ほど残していると見られる。投球練習を再開したあと、強度を上げていった際に左膝の違和感が大きくなり、手術を受けることを決断したため、トミー・ジョン手術からのリハビリは一時中断。手術から約2ヶ月を経て、投球練習再開にゴーサインが出たことにより、再びリハビリを進めていくことになる。

     メジャー1年目の2018年に、メジャーリーグに「二刀流」旋風を巻き起こしてアメリカン・リーグの新人王に選出された大谷は、今季を指名打者専任で過ごし、来季はいよいよマウンド復帰のシーズンとなる。今季は106試合に出場し、打率.286、20二塁打、5三塁打、18本塁打、62打点、12盗塁、OPS.848をマーク。打率、安打、打点、盗塁などの部門で1年目を上回る数字を残した。

     来季の大谷は、1週間のうちに投手として1試合に登板、指名打者として3~4試合に出場することが予想されているが、エンゼルスは大谷を先発ローテーションのなかにどのように組み込んでいくかについて、大谷のリハビリが完全に終了するまで決定しない方針だ。大谷はメジャー1年目の2018年に、投手として10試合に先発して51回2/3を投げ、4勝2敗、防御率3.31、63奪三振をマークした。

     また、エンゼルスは大谷が投手として来季の開幕に間に合うかどうかも現時点では明言していない。ただし、トミー・ジョン手術からのリハビリさえ無事に終了すれば、通常のオフシーズンを過ごすことができる見込みであり、スプリング・トレーニングには万全の状態で臨むことができそうだ。

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