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  • Rソックス対ドジャースの対戦は「先発重視」のシリーズとなるか

    2018.10.23 17:40 Tuesday

     レイズが「オープナー戦法」を先発ローテーションの一角として採用し、先発ローテーションの谷間に「ブルペン・ゲーム」を採用するチームが増えるなど、新たなトレンドが生まれた今季のメジャーリーグ。ポストシーズンでもブリュワーズを中心にブルペンに多くのイニングを任せる試合が目立ったが、先発4枚がしっかり確立している2球団が対戦するワールドシリーズはそのトレンドに逆行した「先発重視」のシリーズとなるかもしれない。

     ブリュワーズは地区シリーズ初戦で「オープナー」にブランドン・ウッドラフを起用し、リーグ優勝決定シリーズでも第5戦に先発したウェイド・マイリーを打者1人と対戦しただけで降板させるなど、先発投手の早期降板とブルペンへの依存が目立った。ワイルドカード・ゲームで敗退したアスレチックスも一発勝負の一戦でリアム・ヘンドリックスを「オープナー」として先発させ、球界に新たなトレンドが定着しつつあることを強烈に印象付けた。

     しかし、レッドソックスはクリス・セール、デービッド・プライス、ネイサン・イバルディ、リック・ポーセロ、ドジャースはクレイトン・カーショウ、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、ウォーカー・ビューラー、リッチ・ヒルの4人が先発ローテーションを形成して本来の先発投手の役割を果たしており、ワールドシリーズで「オープナー戦法」が採用される可能性は低い。もちろん、試合の流れを左右するような場面や負けられない一戦で先発投手をリリーフで投入するケースはあるかもしれないが、これはこれまでの短期決戦でも見られたポストシーズン特有の戦い方であり、新たなトレンドに影響されたものではない。100球を目処に長いイニングを任されるであろう先発投手たちがいかに自身の役割を果たすことができるかが、勝敗の行方を大きく左右することになるだろう。

     「オープナー戦法」、「ブルペン・ゲーム」など新たなトレンドが生まれたメジャーリーグだが、最終決戦であるワールドシリーズの舞台に駒を進めたのは頼れる先発投手を4枚揃えた2球団。時代は変わりつつあるとはいえ、先発投手の重要性は今後も変わらないのではないだろうか。

  • 今年のワールドシリーズは102年ぶりの再戦 歴代最長記録

    2018.10.23 16:15 Tuesday

     今年のワールドシリーズはレッドソックス対ドジャースという伝統球団同士の対戦となったが、両球団がワールドシリーズで対戦するのはドジャースが「ブルックリン・ロビンス」と名乗っていた1916年以来102年ぶりのことである。ワールドシリーズにおける「再戦」の間隔としては歴代最長記録を更新した。

     1903年にスタートしたワールドシリーズは、この年以降1904年を除いて毎年開催され、今回が114回目。レッドソックスは13回目、ドジャースは20回目の出場となり、レッドソックスは2013年以来5年ぶり、ドジャースは1988年以来30年ぶりの世界一を目指す。しかし、両球団とも豊富なワールドシリーズ出場経験を誇るわりに直接対決の機会はめったになく、これまでワールドシリーズで両球団が激突したのは1916年の一度だけ(4勝1敗でレッドソックスが世界一に)。ドジャースとしては昨年あと一歩届かず逃した世界一へ再チャレンジするとともに、102年越しのリベンジをかけた戦いとなるのである。

     これまでの最長記録はアスレチックス対ジャイアンツによる76年だった。1905年、1911年、1913年とワールドシリーズ誕生当初は頻繁に顔を合わせていた両球団だが、次の対戦は1989年。実に76年ぶりの対戦となった。この1989年のワールドシリーズはベイエリアを襲った大地震により10日間にわたって中断したが、黄金期を迎えていたアスレチックスがジャイアンツをスイープ。エース右腕のデーブ・スチュワートがMVPに選出された。

     これに次ぐのがヤンキース対フィリーズの59年。1950年以来59年ぶりの対戦となった2009年のワールドシリーズでは、ヤンキースとの契約最終年を迎えた松井秀喜が猛打を見せ、日本人選手としては初となるワールドシリーズMVPに輝いた。なお、これ以降はインディアンス対ブレーブスの47年(1948年→1995年)、タイガース対カージナルスの38年(1968年→2006年)、ヤンキース対ブレーブスの38年(1958年→1996年)と続いている。

  • ドジャース 第1戦の先発はカーショウ Rソックスと初対戦へ

    2018.10.23 15:25 Tuesday

     1988年以来30年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すドジャースは、第1戦にエース左腕のクレイトン・カーショウが先発する。また、デーブ・ロバーツ監督は第2戦に柳賢振(リュ・ヒョンジン)、第3戦にウォーカー・ビューラーが先発する予定であることを明らかにした。

     チャンピオンリングの重要性について問われたカーショウは「(ワールドシリーズを制してリングを手に入れることは)とても重要だよ」とワールドシリーズに向けての決意を口にした。メジャー通算153勝の実績を誇り、サイ・ヤング賞を3度受賞しているカーショウだが、106年の歴史を誇るフェンウェイ・パークのマウンドに立つのは今回が初めて。レギュラーシーズン、ポストシーズンを通じてレッドソックスと対戦するのも初めてである。

     「そのことについてはあまり気にしていないよ」と平常心を強調したカーショウ。今ポストシーズンではリーグ優勝決定シリーズ第7戦でのリリーフ登板を含む4試合(うち3先発)に登板し、2勝1敗、防御率2.37と安定したピッチングを続けており、ポストシーズンに対する苦手意識(通算防御率4.09)も克服しつつある。第1戦ではレッドソックスのエース左腕、クリス・セールとの投げ合いが予定されており、球界を代表する左腕同士の対決は、シリーズの流れを大きく左右する重要な一戦となりそうだ。

     なお、カーショウがリーグ優勝決定シリーズ第7戦にリリーフ登板したことを受けてワールドシリーズ第1戦の先発候補に挙がっていたリッチ・ヒルの名前は第3戦までの先発予定に挙がっておらず、第4戦の先発に回る可能性が高い。敵地で行われる第1戦に先発するカーショウは、スイープでシリーズが終了しなければ、本拠地ドジャー・スタジアムに舞台を移して行われる第5戦で2度目の先発登板に臨むことになるだろう。なお、注目のワールドシリーズ第1戦は日本時間10月24日午前9時9分プレイボール予定となっている。

  • Rソックス 第1戦の捕手はレオン ライトがWSロースター入りか

    2018.10.23 14:50 Tuesday

     レッドソックスとドジャースによるワールドシリーズがいよいよ明日開幕する。2018年シーズンのクライマックスとなるワールドシリーズの開幕を前に、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は第1戦のスタメン捕手にサンディ・レオンを起用すること、ワールドシリーズのロースターにスティーブン・ライトが名を連ねる可能性が高いことを明らかにした。

     レッドソックスはすでに第1戦の先発投手にクリス・セールを起用することを発表しており、コーラは第2戦にデービッド・プライスを先発させることも明らかにした。第3戦と第4戦はネイサン・イバルディとリック・ポーセロが起用される見込みだが、今のところ正式なアナウンスはなし。また、今回のポストシーズンではこれらの先発投手陣とバッテリーを組む捕手としてクリスチャン・バスケスが主に起用されているものの、コーラはセールが先発する第1戦では今季セールが先発した29試合のうち20試合でバッテリーを組んでいるレオンをスタメン起用する方針だ。

     セールは「彼と組むと投げやすいんだ。彼は一生懸命勉強しているし、熱心に練習している。走者を送球で刺すのも得意だしね。彼がマウンドに来てくれるとパニックになることもない」とレオンに全幅の信頼を置いており、コーラはセールの意向に従ってレオンのスタメン起用を決断したとみられる。ただし、レオンは攻守両面で精彩を欠くシーンが目立っており、セールの降板とともにレオンもベンチへ退くことになるだろう。レッドソックスは引き続きレオン、バスケス、ブレイク・スワイハートの捕手3人体制で戦う可能性が高く、レオンの打順で積極的に代打を起用することが可能である。

     また、当初は地区シリーズのロースターに登録されていながらも右膝の不調によりロースターを外れたライトがワールドシリーズのロースターに登録される見込みである。練習時にライトの様子を見たコーラは「大丈夫そうだね。よく動けていた」と語っており、コンディション面での不安は解消された模様。ライトは登板機会が減少しているブランドン・ワークマンまたはヒース・ヘンブリーに代わってロースター入りすることになりそうだ。

  • メッツの新GM候補が3人に絞られる 今月中にも最終決定か

    2018.10.23 12:40 Tuesday

     メッツはサンディ・アルダーソンに代わる新たなゼネラル・マネージャー(GM)の候補を3人に絞り、最終面接を開始した。現地の報道によると、最終候補者はチェイム・ブルーム、ダグ・メルビン、ブロディ・バンワグネンの3名。今月中にも新GMが決定する見込みだ。

     バンワグネンは球界における有力な代理人の一人であり、メッツではヨエニス・セスペデス、ジェイコブ・デグロム、トッド・フレイジャー、ティム・ティーボウ(マイナーリーガー)が彼の顧客である。他にはロビンソン・カノー(マリナーズ)やライアン・ジマーマン(ナショナルズ)といった有力選手もバンワグネンのもとで大型契約を手にしており、バンワグネンが代理人業を放棄してGMに転身する可能性を疑問視する声もある。しかし、かつてNBAの名選手コービー・ブライアントの代理人を務めていたロブ・ペリンカがNBAレイカーズのGMに就任した例もあり、バンワグネンがメッツのGMに就任する可能性を完全に否定することはできないだろう。

     ブルームは現在35歳であり、最終候補者3名のなかでは最も若い。現在はレイズで野球部門の上級副社長を務めており、90勝72敗という今季のレイズの躍進に一役買った人物である。今季のレイズはリリーフ投手を先発させる「オープナー戦法」を採用して成功を収めたが、ブルームは「オープナー戦法」の採用を推進した人物の一人。ブルームと接したことのある人物は「彼と少し話をしてみると、彼が本当に賢いということがわかるだろう」と語るほどであり、メッツのGMに就任すれば画期的なチーム編成を見せてくれるかもしれない。

     メルビンはレンジャーズとブリュワーズでGM経験があり、今季躍進を遂げたブリュワーズの基礎を築いた人物である。現在はブリュワーズでシニア・アドバイザーを務めており、2015年にブリュワーズのGMを退いた際には「GMの仕事は私より若い人々に適したものになりつつある」と語っていたが、GMとしての「再登板」に意欲を見せているようだ。

     ブレーブスとフィリーズが再建を終えつつあり、来季もナショナルズを含めた3球団による熾烈な優勝争いが予想されるナ・リーグ東部地区。新GMにはメッツをその争いに加わることのできるチームへ成長させることが求められる。

  • Dバックスが便利屋内野手・エスコバーと3年2100万ドルで合意

    2018.10.23 11:40 Tuesday

     9月の大失速によりポストシーズン進出を逃したダイヤモンドバックスが今オフ最初の契約を成立させた。日本時間10月23日、ダイヤモンドバックスがエドゥアルド・エスコバーと3年2100万ドルで契約合意に至ったことが明らかになった。

     今季のエスコバーはツインズで97試合、ダイヤモンドバックスで54試合の計151試合に出場し、打率.272、23本塁打、84打点、OPS.824をマーク。初めて規定打席に到達し、メジャー2位の48二塁打を放ったほか、本塁打、打点、OPSはいずれも自己ベストを更新した。ツインズではミゲル・サノー、ダイヤモンドバックスではジェイク・ラムと故障離脱した正三塁手の代役を務め、今季は三塁手としての出場がほとんどだったが、本来は三塁、遊撃、二塁、外野とあらゆるポジションをこなす「便利屋」。マイク・ヘイゼンGMが「オフの補強の最初のステップとしては素晴らしいものになった」と喜んだように、平均以上の打力を誇るユーティリティ・プレイヤーとしてチームにとって非常に重宝する存在だ。

     来季のエスコバーがどこを守るかは、今後のダイヤモンドバックスの動きに左右されることになる。もしダイヤモンドバックスが主砲のポール・ゴールドシュミットをフリーエージェントとなる前にトレードで放出することを決断すれば、ラムが一塁に回り、エスコバーは三塁に入る可能性が高い。また、好守の遊撃手であるニック・アーメッドをトレードした場合は、正二塁手のケテル・マーテイが遊撃に回り、エスコバーは主に二塁を守ることになるだろう。

     ヘイゼンは「彼は毎日ラインナップに名を連ねることになるだろう」と語っており、今季48本の二塁打を放った中距離砲がレギュラーとして起用されるのは確実。多くのポジションを守れるだけでなく、スイッチヒッターで投手の左右にもそれほど影響されない選手であるため、2年連続20本塁打以上の打力を維持できるのであれば、3年2100万ドルという価格以上の価値をチームにもたらしてくれるはずだ。

  • Rソックス WS第1戦の先発にエース左腕・セールを起用へ

    2018.10.22 18:35 Monday

     ア・リーグを制したレッドソックスとナ・リーグを制したドジャースによる対戦となった今年のワールドシリーズ。レッドソックスのアレックス・コーラ監督はワールドシリーズの先発ローテーションについて、第1戦にエース左腕のクリス・セールを先発させることを決めているようだ。

     アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発したあと、胃の不調を訴えて入院するなどコンディション面が不安視されているセール。リーグ優勝決定シリーズでは第6戦で2度目の先発に臨む予定だったが、セールの代わりに第5戦に繰り上がったデービッド・プライスの好投によりレッドソックスは4勝1敗でアストロズを破り、セールに2度目の登板機会は回ってこなかった。

     「彼の状態は良いし、登板できると思うよ。彼が我々のチームの第1戦の先発投手だ。リーグ優勝決定シリーズが第5戦で終わったおかげで休養も十分だし、登板する準備はできているはずさ」とコーラ。「彼は第1戦で先発するのを楽しみにしているよ。他の投手たちも素晴らしい仕事をしてくれているけど、我々のエースは彼なんだ」とエース左腕に対する全幅の信頼を口にする。

     今ポストシーズンのセールはヤンキースとの地区シリーズ第1戦で先発して6回途中2失点と好投し、ポストシーズン初勝利をマーク。第4戦では8回にセットアッパーとしてマウンドに上がり、1イニングをパーフェクトに抑えた。アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦では4四球と制球を乱し、4回2失点で降板となったものの、指揮官の言葉通り、頼れるエースであることに変わりはない。ポストシーズン通算の防御率は5.85という数字になっているものの、指揮官の期待に応え、チームを勢いに乗せるピッチングを見せてくれることだろう。

     なお、ワールドシリーズ第2戦の先発にはプライスの起用が有力視されているが、好投を続けているネイサン・イバルディを推す声もある。どのような先発ローテーションでドジャースとの対決に挑むのか、コーラの決断にも注目だ。

  • Rソックス DHなしの敵地ではベッツを二塁手として起用か

    2018.10.22 16:15 Monday

     日本時間10月24日に開幕するワールドシリーズ。レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークで2試合を戦ったあと、第3戦からの3試合はドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムへ舞台が移されるが、この3試合では指名打者制が採用されない。レッドソックスのアレックス・コーラ監督はJ.D.マルティネスを全試合でスタメン起用するためにムーキー・ベッツを二塁手として起用することを検討しているようだ。

     今季のマルティネスはリーグ最多の130打点を叩き出すなど、打率.330、43本塁打、OPS1.031と移籍1年目にして主砲として申し分ない働きを見せた。指名打者として93試合に先発出場し、外野手としての先発出場はレフトが27試合、ライトが18試合。しかし、レッドソックスのレフトにはアンドリュー・ベニンテンディ、ライトには首位打者のベッツがおり、センターにはリーグ優勝決定シリーズMVPのジャッキー・ブラッドリーJr.もいるため、リーグ有数の外野トリオをスタメン起用したいのであれば、マルティネスをスタメンから外さざるを得ない状況だ。

     ところが、コーラは打線の要として不可欠な戦力であるマルティネスを全試合でスタメン起用することを明言。つまり、ドジャー・スタジアムで行われる第3戦からの3試合ではマルティネスは外野の守備に就くことになる。となると、外野トリオのいずれか1人がポジションを追われることになるが、コーラはベッツの二塁起用というオプションを検討しているという。

     ベッツの二塁起用について「彼はすでにレギュラーシーズン中に二塁を守っている。だから可能性はあると思うよ」と語ったコーラ。二塁は併殺時に走者のスライディングを受けるなど、故障のリスクが高いポジションでもあり、指揮官には打線のキーマンの1人であるベッツに無理をさせたくないという気持ちもあるようだが、リーグ優勝決定シリーズで元気のなかったイアン・キンズラーやブロック・ホルトに代わってベッツが二塁に入れば、指名打者制が採用されないことによる打線の戦力ダウンを最低限にとどめることができる。

     今季は1試合(6イニング)だけだが、マイナー時代は二塁手としてプレイし、メジャーデビューを果たした2014年にも14試合で二塁を守っているベッツ。走攻守三拍子揃ったリードオフマンの二塁起用は果たして実現するのだろうか。

  • ベルとジラルディが除外 レンジャーズ新監督候補は6人に

    2018.10.22 15:00 Monday

     レッズとエンゼルスが新監督の就任を発表するなか、レンジャーズは今季限りで解任となったジェフ・バニスターの後任探しを続けている。チームを率いるのに最適の人物を慎重に選考するため、レンジャーズは新監督の決定を急がない方針だ。

     レンジャーズの新監督の座を巡っては、ここ数週間のうちに8人の候補者が面接を受けたことが報じられている。そのなかからデービッド・ベルがレッズの新監督に就任することが決まり、前ヤンキース監督のジョー・ジラルディは今後の選考を辞退。MLBネットワークの職にとどまることが有力視されている。これにより現時点で明らかになっているレンジャーズの新監督候補者は6人に。その6人とは、暫定監督のドン・ワカマツ、ファームディレクターのジェイス・ティングラー、カブス・ベンチコーチのブランドン・ハイド、フィリーズ・三塁ベースコーチのダスティ・ワーサン、アストロズ・ベンチコーチのジョー・エスパーダ、レイズ・フィールドコーディネーターのロッコ・バルデッリという顔ぶれである。

     また、数球団で新監督候補に挙げられていたブラッド・オースマスはマイク・ソーシアの後任としてエンゼルスの新監督に就任することが決定。レンジャーズがオースマスとの面接を行う可能性も消滅した。2014年にレンジャーズがバニスターを新監督に任命した際、最終面接に進んだのはバニスター、ケビン・キャッシュ(現レイズ監督)、ティム・ボガー(現ナショナルズ・一塁ベースコーチ)の3人だったが、レンジャーズは現時点での候補者に対してさらなる面接を行う予定であるかどうかを明らかにしていない。もちろん、今後さらに候補者が増える可能性もある。

     レンジャーズのほか、ツインズ、オリオールズ、ブルージェイズも監督の座が空席となっており、複数球団の新監督候補となっているバルデッリ、ハイド、エスパーダについては現所属球団も含めて争奪戦が繰り広げられるかもしれない。レンジャーズは新監督の決定を急がない方針ではあるものの、優秀な人材を他球団に奪われてしまう前に、来季以降のチームを率いる指揮官を決めておきたいところだろう。

  • ソーシアの後を受けるエンゼルスの新監督はオースマスに決定

    2018.10.22 12:50 Monday

     長期政権を築いたマイク・ソーシアが退任したエンゼルスは、19年ぶりとなる新監督探しを完了。タイガースで4シーズンにわたって指揮を執り、今季はエンゼルスでビリー・エプラーGMの特別補佐を務めていたブラッド・オースマスが新監督に就任することが発表された。

     エンゼルスはソーシアが2000年から今季まで19シーズンにわたって監督を務め、1650勝1428敗、ワールドシリーズ制覇1回という成績をマーク。10年契約が満了を迎え、今世紀に入って初めてソーシア以外の人物がエンゼルスの監督を務めることが確定していたが、オースマスが3年契約でその座に迎え入れられた。他にはオースマスとともにGM特別補佐を務めるエリック・シャベス、アストロズ・ベンチコーチのジョー・エスパーダ、カブス・ベンチコーチのブランドン・ハイド、レイズ・フィールドコーディネーターのロッコ・バルデッリ、かつての名遊撃手であるオマー・ビスケルらが候補となっていた。

     エプラーは「数週間にわたって我々の組織は非常に素質があり、印象的な監督候補者たちとの面接を行ってきました。このプロセスに候補者たちが割いてくれた時間と労力に感謝しています」とのコメントを発表。さらに「最終的にはブラッド(・オースマス)のコミュニケーション能力やリーダーシップのバランス、進歩している戦力に対する理解などが決め手となりました。彼の知識や考え方が我々の選手やスタッフとスムーズに融合し、我々の組織を目標へ近付けてくれることを信じています」とオースマスを新監督に選出した理由を説明した。

     オースマスはパドレス、タイガース、アストロズ、ドジャースで計18シーズンにわたってプレイし、ゴールドグラブ賞を3度受賞した名捕手。2014年からはタイガースで監督を務め、就任1年目に90勝72敗で地区優勝を果たすなど、4年間で314勝332敗をマークした。第17代エンゼルス監督となるオースマスには二刀流・大谷翔平の起用法を含め、チームをさらなる高みへと導く柔軟な采配が期待される。

  • レッズがベルを新監督に任命 親子二代でメジャーの監督に

    2018.10.22 12:20 Monday

     今年4月にブライアン・プライス監督を解任し、ジム・リグルマンを監督代行に据えていたレッズの新監督がようやく決定した。日本時間10月22日、レッズがデービッド・ベルを新監督に任命し、2021年までの3年契約(2022年の球団オプション付き)を結んだことが明らかになった。

     46歳のベルは現在ジャイアンツで選手育成部門の副社長を務めており、メジャーの監督に就任するのは今回が初めて。ただし、マイナーではチームを率いた経験があり、2009~2011年にレッズ傘下AA級カロライナ、2012年に同AAA級ルイビルで監督を務めた。また、ベル一家はメジャーを代表する「野球一家」として知られており、祖父ガス、父バディ、弟マイクも元メジャーリーガー。父バディはタイガース、ロッキーズ、ロイヤルズで計9シーズンの監督経験があり、親子二代でメジャーの監督を務めるのはジョージ&ディックのシスラー親子、ボブ&ジョエルのスキナー親子、ボブ&アーロンのブーン親子に続いて史上4組目となった。

     ベルは1995年にインディアンスでメジャーデビューし、カージナルス、マリナーズ、ジャイアンツ、フィリーズ、ブリュワーズで計12シーズンにわたってプレイ。マリナーズでは正二塁手または正三塁手として活躍し、1999年に自己最多の21本塁打を放ったほか、2001年には歴代最多タイのシーズン116勝に貢献した。ジャイアンツで20本塁打を放った2002年にはワールドシリーズへ進出(エンゼルスに3勝4敗で敗退)。2013年にカブスで三塁ベースコーチ、2014~2017年にカージナルスでベンチコーチを務めた経験がある。

     ブルージェイズとレンジャーズの新監督候補にも挙げられるなど、その手腕を高く評価されていたベルだが、最終的にはマイナー監督時代に在籍した経験のあるレッズで第63代監督を務めることに。なお、監督代行を務めたリグルマンがコーチとしてチームに残るかどうかは現時点では未定となっている。

  • マーリンズがキューバ出身有望株の兄弟選手と契約へ

    2018.10.21 23:30 Sunday

     今季地区最下位に終わったマーリンズはトレードで手に入れた国際プールボーナスマネーを使ってキューバ出身の有望な兄弟選手を同時に獲得しようしており、その準備が整ったという。すぐにメジャー昇格とはならないとしても近い将来、チームを背負うことになる選手達の加入となるだろう。

     今回、加入目前なのはビクター・ビクター・メサとビクター・メサJr.の2人で兄のビクター・ビクターはMLBが発表している国際有望株ランキングにおいてトップにランクインしている。

     兄のビクター・ビクターは現在22歳の外野手で足と肩に優れている。16歳時に出場したキューバリーグの国内王者を決める大会で2本の二塁打を含む7打数3安打の活躍をみせて大器の片りんをみせていた。昨年のWBCではキューバ代表として出場している。マーリンズとの契約は500万ドルになると見込まれている。

     弟のメサJr.は現在17歳。才能が高く評価されている両打ちの外野手としてキューバU18代表でも注目を浴びている。現在、2人はマイアミに滞在中で後日、入団会見が行われるという。この会見にはデレク・ジーターCEOとマイケル・ヒル編成本部長が出席するがまだ詳細は分かっていない。果たしてビクター兄弟はマーリンズの将来的な主力となれるか。また有望選手がメジャーの世界に飛び込むことになる。

  • 元ヤンキース監督のジラルディ氏 レッズの監督候補から除外か

    2018.10.20 13:16 Saturday

     ポストシーズンに進出できなかったチームは来季に向けてフロントスタッフや新指揮官探しなどオフになっても多忙だ。多くの球団で監督候補を絞り面接を行い、新体制を整えようとしている。2018年は地区最下位に終わったレッズではジョー・ジラルディ氏を監督候補から外したという報道が流れた。

     ジラルディ氏は2006年にマーリンズを率いて最優秀監督賞を受賞、2008年から昨年までヤンキースを率いており現場経験が豊富な人物だ。「ジ・アスレテック」のケン・ローゼンタール記者が最初にこの情報を報じたが、レッズ球団から正式発表はされていない。3名に絞られた監督候補の中にジラルディ氏が含まれていた。

     他の2名としては現在、ジャイアンツで育成副部長を務めるデービッド・ベル氏と元タイガース監督のブラッド・オースマス氏の名前が挙げられている。レッズとしては10月末までには新監督を決定したいという意向があり、ベル氏とオースマス氏のどちらが指揮を執るのか注目が集まっている。

     ジラルディ氏は以前、レンジャーズの監督候補にもなり面接を受けている。他にもエンゼルスやオリオールズなど同じく監督を探しているチームがあり本人が現場に戻ってくる可能性は十分にある。果たしてジラルディ氏は来季、どこのチームのユニフォームに袖を通しているのだろうか。実績ある監督の就職活動はこれからも続いていく。

  • ナショナルズ 今オフFAのハーパー引き留めに全力か

    2018.10.19 15:00 Friday

     ブライス・ハーパー(ナショナルズ)の獲得を狙う球団のフロントやファンは、メジャーを代表するスター外野手が来季以降に自軍でプレイすることを夢見ているが、ハーパーがこれまでに唯一プレイしたことのある球団はハーパーとの再契約を諦めていない。今オフ、ナショナルズはハーパーの引き留めを最優先事項として動く可能性があるようだ。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、今オフのナショナルズはハーパーの引き留めに積極的に動く計画を立てているという。ただし、同時にハーパー流出の可能性に備えてハーパーの代役となり得る選手の調査も進めていく方針だ。

     また、地元紙ワシントン・ポストのチェルシー・ジェーンズによると、ナショナルズは過去2年、ぜいたく税の支払い対象となる年俸総額の上限を超過しており、球団内では来季の年俸総額をぜいたく税の支払い対象となる上限以内に収めることを検討しているという。ナショナルズはスティーブン・ストラスバーグの7年1億7500万ドル、マックス・シャーザーの7年2億1000万ドル、ライアン・ジマーマンの6年1億ドルと多くの大型契約を抱えており、年俸調停最終年を迎えるアンソニー・レンドンも1800万ドル前後への昇給が予想されている。そうした状況のなかで、ハーパーを引き留めたうえで年俸総額を上限以内に収めることができるかどうかは未知数だ。

     もしハーパーが年平均3000万ドル程度の複数年契約で残留した場合、ナショナルズがその他の補強ポイントをカバーすることは不可能だろう。しかし、生え抜きのスター選手をナショナルズがみすみす流出させてしまうことは考えにくく、ナショナルズは多少の犠牲を払ってでもハーパーとの再契約に全力を注ぐと見る向きが多い。

     さらに、ジェーンズはナショナルズがハーパーとの再契約に成功した場合、アダム・イートンがトレード要員になるであろうことを指摘している。ナショナルズはフアン・ソトとビクトル・ロブレスという有望外野手を2人抱えており、ハーパーが残留した場合、外野が人員過剰になってしまうからだ。

  • 好捕手・リアルミュートは来季もマーリンズでプレイするのか

    2018.10.19 14:20 Friday

     昨オフ、マーリンズがジャンカルロ・スタントンらを放出して大規模なチーム再建に踏み切って以来、メジャー有数の好捕手であるJ.T.リアルミュートの動向は大きな注目を集めるトピックの1つとなっている。今オフもリアルミュートの獲得には多くの球団が関心を寄せることになると見られている。

     来季開幕を28歳で迎えるリアルミュートは今季が年俸調停1年目のシーズンであり、マーリンズは少なくともあと2年リアルミュートを保有することができる。そのため、スタントン、クリスチャン・イェリッチ、マーセル・オズーナ、ディー・ゴードンといった主力選手を次々に放出したなかでもマーリンズはリアルミュートの安易な放出を拒んでおり、彼と長期契約を結んでチーム再建の核に据えようという思惑も見え隠れする。

     MLB公式サイトでマーリンズの番記者を務めるジョー・フリサロによると、マーリンズはリアルミュートとの長期契約を目指して交渉にあたる方針であり、今オフ中に大型契約が成立する可能性もある。しかしその一方で、マーリンズはリアルミュートのトレードに関して門戸を閉ざしておらず、他球団から魅力的なオファーを提示されればメジャー有数の好捕手を手放す可能性もあると見られている。

     今季のリアルミュートは初のオールスター・ゲーム選出を果たし、いずれも自己ベストとなる21本塁打、74打点、OPS.825の好成績をマーク。守備面では盗塁阻止率38%をマークし、メジャー平均を10%ほど上回っただけでなく、951イニングにわたってマスクを被りパスボールが8つだけと安定したパフォーマンスを見せた。

     マーリンズがリアルミュートの対価として求める水準は極めて高いものの、メジャー有数の好捕手の獲得にはナショナルズ、アストロズ、フィリーズ、レッドソックス、アスレチックス、ロッキーズといった強豪チームが興味を示すと見られている。来季以降の優勝争いに向けて、リアルミュートの獲得に成功する球団は現れるのだろうか。

  • 5試合で2本塁打&9打点のブラッドリーJr.がALCSのMVPに選出

    2018.10.19 13:25 Friday

     初戦を落としたあと、敵地での3連勝を含む4連勝で一気にワールドシリーズ進出を決めたレッドソックス。リーグ優勝決定シリーズのMVPには試合を決める一打を連発し、5試合で2本塁打&9打点を叩き出したジャッキー・ブラッドリーJr.が選出された。

     初戦こそ2打数ノーヒットに終わったブラッドリーJr.だが、第2戦は2点ビハインドで迎えた3回裏二死満塁のチャンスで走者一掃の逆転タイムリー三塁打を放ち、チームの勝利に大きく貢献。続く第3戦では1点リードの8回表にミッチ・モアランドの押し出し死球で1点を追加した直後、右中間へのグランドスラムを放って勝利を決定付けた。さらに第4戦では1点を勝ち越された直後の6回表にライトスタンドへの逆転2ラン本塁打。ワールドシリーズ進出を決めた第5戦では3打数ノーヒットに終わり、リーグ優勝決定シリーズで放ったヒットはこの3本だけだったが、3本全てが勝利に直結する貴重な一打となり、文句なしのMVP選出となった。

    【ブラッドリーJr.のALCS成績】
    5試合 打率.200(15打数3安打) 2本塁打 9打点 4四球 出塁率.400 長打率.667 OPS1.067

  • ベル、ジラルディ、オースマスの3氏がレッズ新監督の候補に

    2018.10.18 18:05 Thursday

     ブライアン・プライスの辞任後、ジム・リグルマンが監督代行として指揮を執ったレッズは、来季に向けて新監督の選考を進めている。MLB公式サイトに入った情報によると、デービッド・ベル、ジョー・ジラルディ、ブラッド・オースマスの3氏が一次面接を突破して二次選考に進んだようだ。

     レッズは12人の候補者と一次面接を実施。現時点で一次面接を突破したことが明らかになっているのはベル、ジラルディ、オースマスの3人だけだが、他に二次選考へ進出した候補者がいるかどうかは不明である。また、二次選考へ進出した3氏は他球団の新監督候補にもなっており、争奪戦が展開される可能性もある。

     ベルはイチローがメジャーデビューを果たした2001年にマリナーズで正三塁手として活躍した人物であり、現在はジャイアンツで選手育成部門の副社長を務めている。レッズの球団組織では2009年から2012年まで監督を務めた経験があり、ジェフ・バニスターの後任を探しているレンジャーズの新監督候補に挙げられているほか、ジョン・ギボンズを解任したブルージェイズの新監督最終候補の1人にもなっている。

     ジラルディは2006年にマーリンズ、2008年からの10年間はヤンキースで監督を務め、日本でもお馴染みの人物。レッズのほか、レンジャーズの新監督候補の1人として面接を受けたことが報じられている。

     オースマスは2014年から2017年までタイガースで監督を務め、現在はエンゼルスでビリー・エプラーGMの特別補佐を務めている。エンゼルスは今季限りで退任したマイク・ソーシアの後任探しを進めており、オースマスは有力候補の1人となっている。

     現地の報道によると、一次面接を受けた12人以外の候補者が今後浮上する可能性は低く、二次選考に進んだ候補者のなかからレッズの新監督が誕生する可能性が高い。ディック・ウィリアムス選手育成部門社長は今月末までに新監督を決定したい意向を示しているが、低迷の続くレッズを託されるのは誰になるのだろうか。

  • ロッキーズ・呉昇桓が韓国球界への復帰を検討か

    2018.10.18 17:00 Thursday

     今季73試合に登板して自己最多の21ホールドをマークし、防御率2.63という安定した成績を残した呉昇桓(ロッキーズ)。70試合以上に登板したことにより来季の契約は保証されているものの、36歳のベテラン右腕は韓国球界への復帰を検討しているようだ。

     今季の呉はブルージェイズで48試合に登板したあと、7月下旬にマイナー2選手とのトレードでロッキーズへ移籍。ロッキーズでは25試合に登板してシーズン通算73登板となり、「70試合以上に登板すれば来季年俸は250万ドル」という成績に応じた契約オプションが自動更新された。呉が韓国球界への復帰を希望する場合には球団側と契約破棄に関して合意に至る必要があり、また、ロッキーズは呉が契約破棄を希望した場合、ブルペンの戦力ダウンは避けられない。なお、ジェフ・ブリディッチGMは現時点ではこの件についてコメントを発表していない。

     呉は日本で2年間プレイしたあと、メジャーリーグへ挑戦し、メジャー3年間で211試合に登板して13勝12敗42セーブ42ホールド、防御率2.78をマーク。カージナルス時代にはクローザーも務め、韓国球界史上屈指のリリーバーの実力がメジャーの舞台でも通用することを証明してみせた。しかし、「日本とアメリカで5シーズンを過ごして少し疲れているんだ」と語っており、異国でのプレイに少なからずストレスを感じている様子。「一人では決められないことだから、来季について代理人に相談するよ」とも語っているが、韓国球界への復帰を最優先に考えているようだ。

     ロッキーズは今季セットアッパーとして大車輪の働きを見せたアダム・オッタビーノがシーズン終了後にフリーエージェントとなるため、呉が流出すれば信頼できるリリーフ右腕を2人も失うことになる。スコット・オバーグ、ウェイド・デービスの両右腕とともにバド・ブラック監督が信頼を置いていたベテラン右腕の流出は、今オフのロッキーズの補強戦略に大きな影響を与えることになるかもしれない。

  • 打者1人で降板のブリュワーズ・マイリー 第6戦で再び先発へ

    2018.10.18 15:40 Thursday

     ブリュワーズの「奇策」は実らなかった。ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦、ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督は中3日で先発したウェイド・マイリーを打者1人だけで降板させ、2番手のブランドン・ウッドラフに長いイニングを任せる「オープナー戦法」を採用。しかし、2対5で敗れ、ドジャースに王手をかけられた。マイリーは逆王手を目指す第6戦で再び先発する予定となっている。

     地区シリーズ第3戦で5回途中無失点、リーグ優勝決定シリーズ第2戦で6回途中無失点と好投を続けていたマイリーは、中3日でリーグ優勝決定シリーズ第5戦の先発のマウンドへ。先頭打者のコディ・ベリンジャーに四球を与え、右打者のジャスティン・ターナーを打席に迎えたところでウッドラフにマウンドを託して降板した。

     マイリーは事前に「今回の登板は通常と違ったものになる」と伝えられており、カウンセルは予定通りの交代であったことを明言。左腕マイリーを先発に起用することでドジャースに対左腕用のラインナップを組ませ、右腕ウッドラフで抑え込むという狙いがあったようだ。しかし、確かにドジャースは左腕キラーのデービッド・フリースを3番に起用するなどマイリーを意識した打線を組んできたものの、左打者のベリンジャーを1番、マックス・マンシーを5番に起用し、右打者のブライアン・ドージャーやヤシエル・プイーグをベンチスタートにするなどカウンセルの狙い通りになったとは言い難い結果に。6回裏にウッドラフがマンシーに勝ち越しタイムリーを浴び、代打で出てきたドージャーとプイーグが打点を挙げるなど、ブリュワーズの「奇策」は上手く機能しなかった。

     2勝3敗と追い込まれたブリュワーズだが、オフを1日挟んで第6戦から試合の舞台は本拠地ミラー・パークに戻る。「予定通り」に第6戦の先発に臨むマイリーは今ポストシーズン無失点を継続しており、ドジャース優勢の流れを変える好投が期待される。なお、過去にリーグ優勝決定シリーズで3試合に先発した投手は5人だけ。マイリーは史上6人目の投手となる予定だ。

  • WS進出王手のRソックス 第5戦はプライスが先発 セールは第6戦へ

    2018.10.18 14:55 Thursday

     アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦を制し、3連勝でワールドシリーズ進出に王手をかけたレッドソックス。本来第5戦に先発予定だったクリス・セールは体調不良の影響により第6戦に回り、第5戦には中3日でデービッド・プライスが先発することになった。

     リーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発したセールは、登板翌日に胃の不調を訴えて入院。症状は軽く、すぐに退院できたものの、登板間の調整が1日遅れたことにより第5戦には先発できないことが確実視されていた。「彼は弱っていたし、体重も落ちていた。彼には追加の調整日が1日ないし2日必要になるだろう。第6戦に先発することになると思うよ」とアレックス・コーラ監督。第2戦に先発登板したプライスは第4戦でブルペン待機となっていたものの、登板機会は巡ってこなかったため、そのまま中3日で第5戦の先発を任されることが決定した。

     ポストシーズンを大の苦手としているプライスは、ヤンキースとの地区シリーズ第2戦で先発するも、2本塁打を浴びて2回途中3失点で降板。チームも2対6で敗れた。リーグ優勝決定シリーズ第2戦でも5回途中4失点でマウンドを降りたが、打線が奮起してチームは7対5で勝利。プライスはポストシーズン通算11試合に先発しているが、プライスが先発した試合でチームが勝利したのはこの試合が初めてだった。

     「自身がポストシーズンで先発した試合でチームが勝てない」というジンクスをようやく破ったプライス。とはいえ、ポストシーズンでマークした通算2勝はいずれもリリーフ登板で記録したものであり、「ポストシーズン未勝利」という状況は変わっていない。球界を代表する先発左腕がポストシーズンでの先発初勝利を挙げるようなピッチングを見せることができれば、その試合が終わるころにはミニッツメイド・パークのグラウンドにレッドソックスの選手たちによる歓喜の輪が広がっているはずだ。

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