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  • 開幕戦3本塁打はメジャー史上4人だけ 元近鉄・ローズも達成

    2022.4.4 04:39 Monday

     ワールドシリーズでの1試合3本塁打は過去に5度(ベーブ・ルースが2度、レジー・ジャクソン、アルバート・プホルス、パブロ・サンドバルが各1度)達成されているが、それより達成回数が少ないのがシーズン開幕戦での1試合3本塁打だ。1988年にジョージ・ベル(ブルージェイズ)が初の達成者となり、1994年にカール・ローズ(カブス)、2005年にドミトリ・ヤング(タイガース)、2018年にマット・デービッドソン(ホワイトソックス)が達成。なお、1994年のローズは日本球界で活躍したタフィ・ローズのことである。

     ベルは1987年に自己最多の47本塁打、134打点を記録して打点王のタイトルを獲得。ア・リーグMVPにも選ばれた。その勢いのままに、1988年の開幕戦ではロイヤルズのエース右腕ブレット・セイバーヘイゲンから1試合3本塁打をマーク。ブルージェイズは5対3で勝利したが、ベルは1人で4打点を叩き出し、チームの勝利の立役者となった。

     球界を驚かせたのが1994年のローズだ。前年までメジャー4年間でわずか5本塁打だった男がメッツのドワイト・グッデンからまさかの3本塁打。前年にマイナーで30本塁打を記録したパワーを見事に発揮したが、この「自己最高の1日」以降は勢いが続かず、この年は95試合で8本塁打に終わった。1995年限りでメジャーでのキャリアに区切りをつけ、日本球界へ。通算464本塁打を放つ強打者として活躍した。

     ローズから11年後、2005年にはタイガースのヤングが開幕戦での1試合3本塁打を達成。レッズ時代には4年連続打率3割の中距離砲として活躍したが、タイガース移籍2年目の2003年に自己最多の29本塁打を放ち、2005年の開幕戦でキャリア唯一の1試合3本塁打を達成した。タイガースのレジェンド、アル・ケーラインは「私が今まで見たなかで、開幕戦で最高の活躍を見せた選手だ」とヤングの活躍を称えた。

     そして、最も直近の達成者となっているのが2018年のデービッドソンだ。ホワイトソックスが14対7でロイヤルズを破った一戦でキャリア唯一の1試合3本塁打を達成。前年に自己最多の26本塁打、この年も20本塁打を放ったが、翌年はメジャーでの出場機会がなく、それ以降は2020年に放った3本塁打のみにとどまっている。

     2022年のレギュラーシーズンは日本時間4月8日に開幕する。ベル、ローズ、ヤング、デービッドソンに続く史上5人目の達成者は現れるだろうか。

  • レッズ・秋山翔吾が開幕ロースター外に マイナー降格とFAの二択

    2022.4.4 04:06 Monday

     日本時間4月4日、レッズのニック・クロールGMは秋山翔吾を開幕ロースターの28人から外すことを発表した。総額2100万ドルの3年契約の最終年を迎えている秋山は、契約のなかにマイナー降格を拒否する権利が含まれており、マイナー降格を拒否してFAになることができる。「結果がすべて」と球団の決断に理解を示した秋山は今後について「自分のなかでは決まっているが、いろんな人に相談しないといけない」とコメント。「そんなに時間はかからないと思います」と話しており、決断が注目される。

     現在33歳の秋山は、メジャー最初の2年間で合計142試合に出場して打率.224、14二塁打、1三塁打、0本塁打、21打点、9盗塁、出塁率.320、OPS.594を記録。勝負の3年目を迎え、打撃改造に取り組んでオープン戦に臨んでいたが、ここまで7試合に出場して22打数4安打(すべて単打)、打率.182、OPS.364と思うような結果を残すことができていなかった。

    「ジ・アスレチック」でレッズを担当するC・トレント・ローズクランス記者は「秋山はAAA級への降格を拒否できる。その場合はDFAされることになる」とツイート。「秋山は昨季もAAA級への降格を拒否していた。今回降格を拒否した場合、木曜日(=シーズン開幕の日本時間4月8日)にDFAが発表されるだろう」と情報を付け加えた。

     昨季の外野レギュラー3人のうち、ニック・カステヤノスがFA、ジェシー・ウィンカーがトレードでチームを去ったレッズだが、FAでトミー・ファム、ウィンカーとのトレードでジェイク・フレイリーを獲得。昨季レギュラーのタイラー・ネークインはチームに残っており、元有望株のニック・センゼルはオープン戦で打率.357をマークするなど、レギュラーポジション獲得に向けてアピールを続けている。さらには右のパワーヒッターであるアリスティデス・アキーノも控えており、「左の控え外野手」という点でフレイリーと役割が被る秋山に居場所は残されていなかった。

     秋山はマイナー降格を受け入れた場合、AAA級で開幕を迎え、メジャー再昇格に向けてプレーを続けることになる。マイナー降格を拒否した場合は、DFA後にFAとなり、日本球界復帰も含め、自由に移籍先を探すことができる。

  • ロドリゲスがメッツへ ニューヨーク2球団のトレードは4年ぶり

    2022.4.4 03:39 Monday

     ニューヨークを本拠地とする2球団が約4年ぶりとなるトレードを成立させた。メッツは救援右腕ミゲル・カストロをヤンキースへ放出し、日本プロ野球の中日ドラゴンズでも活躍した救援左腕ジョエリー・ロドリゲスを獲得。ニューヨーク2球団によるトレードは2018年4月にマイナーリーガー同士を交換して以来4年ぶり16度目であり、メジャーリーガー同士の目立ったトレードに限れば、2004年にヤンキースがマイク・スタントン、メッツがフェリックス・ヘレディアを獲得するリリーバー同士のトレードを成立させて以来となった。

     現在30歳のロドリゲスは、昨季レンジャーズとヤンキースで合計52試合に登板して46回1/3を投げ、2勝3敗1セーブ、14ホールド、防御率4.66、47奪三振を記録。レンジャーズでは防御率5点台と打ち込まれたが、ヤンキース移籍後は防御率2点台を記録し、シーズン終了後にオプション破棄でFAとなったものの、1年200万ドルで再契約を結んでいた。メッツはブルペンに左腕が不足しており、招待選手のチェイセン・シュリーブやアレックス・クラウディオの開幕ロースター入りが有力視されていたが、ロドリゲスの加入が両左腕の去就に与える影響は現時点では不明だ。

     一方、現在27歳のカストロは、昨季メッツで69試合に登板して70回1/3を投げ、3勝4敗、9ホールド、防御率3.45、77奪三振を記録。短縮シーズンの2020年を除き、2018年以降はいずれのシーズンも63試合以上に登板しており、メジャーでの実績ではロドリゲスを上回る。メッツが救援左腕を欲しがった結果のトレード成立と言えるだろう。なお、カストロは今季終了後にFAとなる予定である。

     メッツのナ・リーグ加盟(1962年)以降、ニューヨーク2球団によるトレードは今回が16度目。過去のトレードをさかのぼってみると、比較的小規模なトレードが多く、ヤンキースがロビン・ベンチュラ、メッツがデービッド・ジャスティスを獲得した2001年12月のトレードが最大規模と言われている。

  • パドレスが先発補強 2対2のトレードで左腕・マネイアを獲得

    2022.4.4 03:16 Monday

     日本時間4月4日、パドレスはエイドリアン・マルティネス、エウリビエル・アンヘレスという2人の若手有望株をアスレチックスへ放出し、ショーン・マネイアとアーロン・ホリデイの2選手を獲得するトレードが成立したことを発表した。ダルビッシュ有、ジョー・マスグローブを筆頭に多くの先発投手を抱えるパドレスだが、コンディション面に不安を残す選手も多く、実際にトミー・ジョン手術明けのマイク・クレビンジャーは膝を痛めて故障者リスト入りが濃厚となっている。そうした状況のなか、実績十分のマネイアの加入は朗報だ。

     現在30歳のマネイアは、昨季アスレチックスで32試合に先発して179回1/3を投げ、11勝10敗、防御率3.91、194奪三振を記録。2018年4月21日のレッドソックス戦でノーヒッターを達成するなど、2017年から2年連続12勝を挙げた実績があり、肩の故障による長期離脱から復帰した2019年9月以降も先発ローテーションの一角として安定した活躍を披露。アスレチックス先発陣の中心的存在の1人だったが、今季終了後にFAとなるため、チームが年俸総額削減を進めるなかで放出が確実視されていた。

     パドレスはダルビッシュ、マスグローブ、クレビンジャー、ニック・マルティネス、ブレイク・スネル、クリス・パダック、マッケンジー・ゴア、ライアン・ウェザースなど多くの先発投手を抱えているが、トミー・ジョン手術明けのクレビンジャーは故障者リストで開幕を迎える可能性が高く、スネルもスローペースの調整が続いている。パダックは昨季肘の故障でシーズンを早めに終えており、マルティネスは5年ぶりのメジャー復帰、ゴアはメジャー未経験と不確定要素も多い。マネイアの加入は計算できる先発投手が増えるという点において、チームにとって大きなプラスとなることは間違いない。

     なお、パドレスが放出した2選手は、いずれも「MLBパイプライン」が公開している球団別プロスペクト・ランキングでトップ30以内にランクインしていた有望株(アンヘレスが12位、マルティネスが26位)。マネイアとともに獲得したホリデイは昨年のドラフトでアスレチックスから13巡目指名を受けた選手である。

  • ホズマー、パダックらを含むパドレスとメッツのトレードは破談へ

    2022.4.3 11:20 Sunday

     パドレスとメッツはエリック・ホズマー、クリス・パダック、エミリオ・パガン(以上パドレス)、ドミニク・スミス(メッツ)を含むトレード交渉を行っていたことが報じられているが、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者によると、このトレード交渉は破談となる可能性が高まっているようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者も「今回提案されたトレードは実現しないだろう」と伝えている。パドレスが年俸の一部を負担する予定だったとはいえ、ホズマーを引き取ることにメッツ側が難色を示したとみられる。

     今回のトレード交渉はジェイコブ・デグロム(メッツ)が肩甲骨付近のストレス反応で1カ月以上の戦線離脱が確実となり、メッツの投手補強が必要になったことで本格化。メッツは先発右腕パダック、救援右腕パガンとの抱き合わせでホズマーを引き取り、ホズマーの穴を埋める一塁手としてスミスをパドレスへ放出する見込みだった。ホズマーは8年1億4400万ドルの長期契約のうち4年5900万ドル分の契約を残しているが、3000万ドル以上をパドレスが負担する予定だったという。

     デグロムの離脱に加えてマックス・シャーザーも右ハムストリングに不安を抱えるという状況のなか、パダックとパガンを獲得できるトレードはメッツにとって魅力的だったと思われるが、一塁にピート・アロンソ、指名打者候補にロビンソン・カノーやJ・D・デービスがいる以上、ホズマーの居場所はない。メッツが負担するのは年平均600~700万ドルほどだったとはいえ、ホズマーを引き取ってまでトレードを成立させる必要はないとの判断に至ったようだ。

     ホズマーは今季終了後にサービスタイム10年以上かつ同一球団で5年連続プレーした選手に与えられる完全なトレード拒否権を得るため、パドレスがホズマーのトレードをホズマーの許可なしに実現するチャンスは今季が最後(現在ホズマーは10球団に対するトレード拒否権を持っている)。しかし、年俸に見合わないパフォーマンスが続いているホズマーのトレードを実現するのは容易ではなさそうだ。

  • ガーディアンズがクラセと5年契約 ラミレスとも契約延長交渉中か

    2022.4.3 10:28 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトが関係者から得た情報によると、ガーディアンズは24歳の若き守護神エマニュエル・クラセと5年2000万ドルの契約を結ぶことで合意に達したようだ。この5年契約には2年分の球団オプションが付属しており、ガーディアンズは最大2028年までクラセを保有することが可能になる。また、チーム最大のスター選手、ホセ・ラミレスとも契約延長交渉を行っているようだが、こちらはあまり進展していないという。ガーディアンズからのオファーに対し、ラミレス側が対案を提示したが、交渉は難航しているとみられる。

     クラセは2019年にレンジャーズでメジャーデビューし、同年12月にコリー・クルーバーとのトレードでガーディアンズ(当時インディアンス)に加入。薬物規定違反による出場停止処分で2020年シーズンを全休したが、昨季は71試合に登板して4勝5敗24セーブ、6ホールド、防御率1.29という見事な活躍を見せた。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者によると、今回の5年2000万ドルの契約にはサインボーナス200万ドルが含まれており、2027年と2028年の球団オプションはいずれも1000万ドル(またはバイアウト200万ドル)。ただし、出来高の条件をクリアすることで2027年と2028年はそれぞれ最大1300万ドルを得られるという。クラセは2026年シーズン終了後にFAとなる予定のため、ガーディアンズは2年分のオプションを行使することでFAを2年先延ばしにできる。

     一方、現在29歳のラミレスは昨季152試合に出場して打率.266、36本塁打、103打点、27盗塁、OPS.893をマークし、MVP投票6位にランクイン。2017年と2018年に同3位、2020年には同2位にランクインしたことがあり、球界を代表する三塁手として活躍を続けている。今季限りで6年3600万ドルの契約が終了するが、来季は1400万ドルの球団オプションとなっており、ガーディアンズは少なくとも来季まで保有可能。ラミレスがFAになる前に契約延長を実現したいところだが、球団史上最大の契約がエドウィン・エンカーナシオンに与えた3年6000万ドルと資金力に乏しいガーディアンズでは、ラミレス側を満足させるような長期契約のオファーを提示するのは難しいかもしれない。

  • ブレーブスの救援右腕・ジャクソン トミー・ジョン手術が濃厚に

    2022.4.3 04:40 Sunday

     昨季ブレーブスのセットアッパーとして活躍し、リーグ2位の31ホールドをマークしたルーク・ジャクソンがトミー・ジョン手術を受ける可能性が高まっている。ブレーブスはジャクソンがMRI検査を受けた結果、右肘の内側側副靭帯にダメージが見つかったことを発表。トミー・ジョン手術からの復帰には通常12~18カ月を要するため、手術を受けた場合、今季中の復帰は絶望となる。今オフのブレーブスはケンリー・ジャンセンらを獲得してブルペンの層に厚みを加えており、今オフの補強が持つ意味はさらに大きくなりそうだ。

     現在30歳のジャクソンは2015年にレンジャーズでメジャーデビューし、2017年からブレーブスに加わった。メジャーに定着したのは2019年シーズンで、この年は70試合に登板して9勝2敗18セーブ、9ホールドを記録。翌年は防御率6.84と不振に苦しんだが、昨季は自己最多の71試合に登板して2勝2敗、31ホールド、防御率1.98というキャリアハイの成績を残した。ポストシーズンでは11試合に登板して4ホールドを記録。リーグ優勝決定シリーズでは打ち込まれたが、地区シリーズとワールドシリーズは合計7試合を無失点に抑え、26年ぶりのワールドシリーズ制覇に貢献した。

     ブレーブスは昨季のワールドシリーズ制覇の立役者となったウィル・スミス、タイラー・マツェック、A・J・ミンターらの強力ブルペンを誇り、さらに今オフはジャンセン、コリン・マクヒュー、ダレン・オデイ、タイラー・ソーンバーグらを補強。強力ブルペンはより一層充実し、層が厚くなった。ジャクソンの離脱を想定した動きではなかったはずだが、ブルペンの層に厚みを加えていたことでジャクソン離脱のダメージを最小限に食い止めることができそうだ。

     ジャンセンの加入により、昨季クローザーを務めたスミスがセットアッパーに回り、ジャクソンに代わる右のセットアッパーはマクヒューが有力。マツェックとミンターの両左腕、オデイとソーンバーグの両ベテラン右腕らが脇を固めるブルペンはメジャー屈指の充実度を誇っている。

  • メッツに暗雲 デグロムに続いてシャーザーも開幕アウトの可能性

    2022.4.3 03:44 Sunday

     ジェイコブ・デグロムの開幕投手回避と4週間のシャットダウンが決定したメッツだが、代役筆頭候補のマックス・シャーザーも開幕戦の登板を回避する可能性が出てきた。日本時間4月3日の紅白戦で7イニングを投げる予定だったシャーザーは、右ハムストリングの張りを訴えて登板を回避。軽症であることを強調したものの、開幕戦の登板については明言しなかった。メッツは日本時間4月8日から敵地ワシントンでナショナルズとの4連戦を戦うが、開幕戦のマウンドにはいったい誰が立つことになるのだろうか。

     シャーザーが最初に右ハムストリングの異変に気付いたのは、日本時間4月1日に日課のランニングを行っていたときだったという。「その後の2日間は順調に回復していた」そうだが、紅白戦の登板に向けてウォーミングアップをしようとしたところ、右ハムストリングの張りが再発。無理に登板して状態を悪化させるリスクを避けるため、登板を回避し、軽めのキャッチボールを行うにとどめた。

     メッツは開幕戦からデグロム、シャーザー、クリス・バシット、カルロス・カラスコ、タイワン・ウォーカーの順に先発することを想定して登板スケジュールを組んでいたため、シャーザーが開幕戦に投げられない場合、残りの3人のいずれかを開幕戦に登板させようとするとスケジュールに無理が生じる。バック・ショウォルター監督はバシット、カラスコ、ウォーカーの3人について「調整ルーティーンを乱したくない」との意向を示しており、シャーザーが投げられない場合は、ローテを前倒しするのではなく、単純に代役を立てることになりそうだ。

     デグロムの代役としてローテ入りする可能性があるのは、タイラー・メギル、デービッド・ピーターソン、トレバー・ウィリアムスの3人。よって、シャーザーが開幕戦に投げられない場合、このうちの誰かが開幕投手を務めるとみられる。あるいはブルペンデーで開幕戦に臨む可能性もある。なお、メッツはクリス・パダック(パドレス)を獲得するトレード交渉を行っているとの報道もあり、シャーザーの登板可否も含め、今後の動向に注目したい。

  • タイガースの有望株に明暗 トーケルソン開幕ロースター入り決定

    2022.4.3 03:04 Sunday

     タイガースのアル・アビラGMは、2020年のドラフト全体1位で指名した期待のスラッガー、スペンサー・トーケルソンが開幕ロースター入りすることを発表した。「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングで全体4位にランクインしているトーケルソンは、正一塁手としての起用が予定されている。一方、同ランキングで全体5位のライリー・グリーンも開幕ロースター入りが有力視されていたが、オープン戦で右足に自打球を当て、検査の結果、骨折が判明。有望株2人の明暗がはっきりと分かれる結果になった。

     現在22歳のトーケルソンはプロデビューを飾った昨季、A+級からスタートしてAA級を経てAAA級まで到達し、合計121試合に出場して打率.267、30本塁打、91打点、出塁率.383、OPS.935を記録。プロ入り当初に予定されていた三塁へのコンバートは頓挫し、本職の一塁に戻ることになったが、今春のオープン戦でも出塁率.406と完成度の高い打撃を披露し、見事に開幕ロースター入りを勝ち取った。守備面の評価は高くないものの、早い段階から自慢の打撃力を発揮することができれば、間違いなく新人王レースにも絡んでくるだろう。

     一方、正一塁手として起用されるトーケルソンと同様に、正中堅手としての起用が見込まれていたグリーンは、日本時間4月2日のヤンキースとのオープン戦でゲリット・コールと対戦した際に自打球で骨折。オープン戦では11試合に出場して打率.429、2本塁打、出塁率.500、OPS1.548という猛アピールを見せ、開幕ロースター入りをほぼ手中に収めていただけに、悔やまれる故障離脱となった。

     A・J・ヒンチ監督によると、手術は必要ではないようだ。タイガースにとって幸いなのは、グリーンはまだロースターの40人枠に登録されていないため、メジャーの故障者リストに登録する必要がないこと。よって、故障離脱しているあいだも無駄にサービスタイムを消費することはなく、全治6~8週間と目されるグリーンの回復を待って、改めてメジャー昇格の時期を判断していくことになる。

  • エンゼルスがアップトンのDFAを決断 今季の年俸は2800万ドル

    2022.4.3 02:44 Sunday

    「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、エンゼルスは5年契約の最終年を迎えていた34歳のベテラン外野手、ジャスティン・アップトンのDFAを決断したようだ。今春のアップトンは一塁守備にも意欲を見せ、オープン戦では7試合に出場して打率.333、3本塁打、11打点、OPS1.407の好成績をマーク。しかし、エンゼルスはチーム内にアップトンの居場所はないと判断した。なお、アップトンの今季の年俸は2800万ドルだが、これはエンゼルスに負担義務がある。

     エンゼルスではブランドン・マーシュ、ジョー・アデルという2人の若手外野手が台頭。この2人に出場機会を与えるためにアップトンはレギュラーポジションを剥奪され、左打ちの正一塁手ジャレッド・ウォルシュと併用する右打ちの一塁手として起用することも検討されていた。ところが、エンゼルスはシーズン開幕まで1週間を切ったタイミングでアップトンのDFAを決断。ロースターの貴重な1枠をアップトンではなく他の選手に与えるほうがチームにとって好ましいと判断したのだろう。

     エンゼルスが高額年俸選手を契約最終年に放出するのは昨季のアルバート・プホルス(現カージナルス)に続いて2年連続となる。エンゼルスは昨年5月、10年契約の最終年を迎えていた年俸3000万ドルのプホルスのDFAを決断。プホルスはその後FAとなり、ドジャースがメジャー最低年俸だけを負担する形でプホルスを拾った。エンゼルスから正式にリリースされ、アップトンがFAになったあとであれば、他球団はメジャー最低年俸だけを負担してアップトンを獲得できる。オープン戦で好成績を残しているため、興味を示す球団は出てくるかもしれない。

     なお、エンゼルスは開幕ローテーションを担う6人が決定。有望株リード・デトマーズが先発6番手争いを制し、開幕戦から大谷翔平、パトリック・サンドバル、ノア・シンダーガード、ホセ・スアレス、マイケル・ロレンゼン、デトマーズの順に先発する。

  • 公式サイトが新人王予想 ナは鈴木誠也、アはウィットJr.が最有力

    2022.4.2 12:44 Saturday

     2022年のレギュラーシーズン開幕が迫るなか、メジャーリーグ公式サイトでは今季の新人王予想を公開。若手有望株の情報を扱う「MLBパイプライン」のスタッフによる投票で各リーグのトップ5が選出され、ナ・リーグは鈴木誠也(カブス)、ア・リーグはボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)が1位に選ばれた。5年8500万ドルの大型契約でカブスに加入した鈴木だが、ここまでオープン戦5試合に出場して放った安打は本塁打1本のみ。メジャーに早期適応し、期待通りに新人王を手にすることはできるだろうか。

     メジャーリーグ公式サイトは鈴木がナ・リーグの1位に選ばれたことについて「これは間違いなく才能と機会が出会った結果である。日本プロ野球で9シーズンプレーした鈴木は、カブスでレギュラーとしてプレーする予定であり、その実力も比較的知られている」とコメント。「この男は打てる。昨季は広島で38本塁打を放ち、4シーズン連続で打率3割、出塁率4割、長打率5割以上を記録している。また、日本プロ野球で通算100個以上の盗塁もマークしている」と日本球界での実績を紹介し、「彼はプロスペクト・ランキングにはランクインしていないが、それは日本での経験によるものであり、能力がないからではない」と付け加えた。鈴木に次ぐ2位タイにはブライソン・ストット(フィリーズ)とオニール・クルーズ(パイレーツ)が選ばれ、4位にハンター・グリーン(レッズ)、5位にジョーイ・バート(ジャイアンツ)が名を連ねた。

     ア・リーグの1位にはロイヤルズの正三塁手として開幕を迎えることが決定的なウィットJr.が選出。「MLBパイプライン」が公開しているプロスペクト・ランキングでも全体1位に選ばれた球界屈指の有望株である。ウィットJr.に次ぐ2位はフリオ・ロドリゲス(マリナーズ)、3位はスペンサー・トーケルソン(タイガース)、4位はライリー・グリーン(タイガース)、5位はアドリー・ラッチマン(オリオールズ)と2位以下にも各球団の超有望株がランクイン。この5人はそのまま「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングの全体トップ5であり、豪華な新人王争いが繰り広げられることになりそうだ。

  • 「MLBネットワーク」の選手ランキング 昨季圏外の大谷が1位に

    2022.4.2 12:10 Saturday

    「MLBネットワーク」は各ポジションの現役選手トップ10に続いて、メジャー全体の現役選手トップ100を発表し、1位には昨季トップ100圏外だった大谷翔平(エンゼルス)が選ばれた。「23度の先発登板で防御率3.18を記録すると同時に46本塁打、26盗塁、OPS.965をマークした男と争うことなどできない。だからこそ、彼はア・リーグMVPに選ばれ、このリストでも1位に選ばれた」と昨季の大活躍を高く評価。マイク・トラウトが2位に入り、エンゼルス勢がトップ2を占めた。

    「MLBネットワーク」が選出した現役選手トップ100は以下の通り(チーム名の後ろは昨季の順位を表す)。

    1位 大谷翔平(エンゼルス:圏外)
    2位 マイク・トラウト(エンゼルス:1位)
    3位 フェルナンド・タティスJr.(パドレス:6位)
    4位 フアン・ソト(ナショナルズ:5位)
    5位 ブライス・ハーパー(フィリーズ:22位)
    6位 ムーキー・ベッツ(ドジャース:2位)
    7位:ジェイコブ・デグロム(メッツ:3位)
    8位 ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ:圏外)
    9位 フレディ・フリーマン(ドジャース:4位)
    10位 ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス:7位)

    11位 アーロン・ジャッジ(ヤンキース:21位)
    12位 マックス・シャーザー(メッツ:28位)
    13位 トレイ・ターナー(ドジャース:26位)
    14位 カルロス・コレア(ツインズ:56位)
    15位 ホセ・ラミレス(ガーディアンズ:19位)
    16位 ゲリット・コール(ヤンキース:11位)
    17位 ウォーカー・ビューラー(ドジャース:40位)
    18位 マニー・マチャド(パドレス:18位)
    19位 ノーラン・アレナド(カージナルス:13位)
    20位 マーカス・セミエン(レンジャーズ:73位)

    21位 コリー・シーガー(レンジャーズ:24位)
    22位 ラファエル・デバース(レッドソックス:65位)
    23位 ザンダー・ボガーツ(レッドソックス:25位)
    24位 コービン・バーンズ(ブリュワーズ:圏外)
    25位 ザック・ウィーラー(フィリーズ:圏外)
    26位 マット・オルソン(ブレーブス:44位)
    27位 ポール・ゴールドシュミット(カージナルス:32位)
    28位 ホセ・アルトゥーベ(アストロズ:55位)
    29位 アレックス・ブレグマン(アストロズ:17位)
    30位 カイル・タッカー(アストロズ:圏外)

    31位 ティム・アンダーソン(ホワイトソックス:27位)
    32位 ボー・ビシェット(ブルージェイズ:57位)
    33位 ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ:20位)
    34位 オースティン・ライリー(ブレーブス:圏外)
    35位 マックス・マンシー(ドジャース:45位)
    36位 ニック・カステヤノス(フィリーズ:圏外)
    37位 シェーン・ビーバー(ガーディアンズ:12位)
    38位 ブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ:圏外)
    39位 バイロン・バクストン(ツインズ:91位)
    40位 ワンダー・フランコ(レイズ:圏外)

    41位 スターリング・マルテ(メッツ:圏外)
    42位 タイラー・オニール(カージナルス:圏外)
    43位 ブライアン・レイノルズ(パイレーツ:圏外)
    44位 セドリック・マリンズ(オリオールズ:圏外)
    45位 ホセ・アブレイユ(ホワイトソックス:31位)
    46位 ヨーダン・アルバレス(アストロズ:圏外)
    47位 ロビー・レイ(マリナーズ:圏外)
    48位 マックス・フリード(ブレーブス:70位)
    49位 フリオ・ウリアス(ドジャース:圏外)
    50位 ルイス・ロバート(ホワイトソックス:94位)

    51位 ランス・リン(ホワイトソックス:75位)
    52位 サルバドール・ペレス(ロイヤルズ:82位)
    53位 ウィル・スミス(ドジャース:50位)
    54位 J・T・リアルミュート(フィリーズ:33位)
    55位 ヤスマニ・グランダル(ホワイトソックス:49位)
    56位 ブランドン・ラウ(レイズ:53位)
    57位 オジー・オルビーズ(ブレーブス:72位)
    58位 ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ:圏外)
    59位 リアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス:58位)
    60位 ジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ:95位)

    61位 ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース:97位)
    62位 ピート・アロンソ(メッツ:66位)
    63位 ジェシー・ウィンカー(マリナーズ:圏外)
    64位 ジャスティン・ターナー(ドジャース:46位)
    65位 テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ:圏外)
    66位 クリス・ブライアント(ロッキーズ:62位)
    67位 ハビアー・バイエズ(タイガース:61位)
    68位 フランシスコ・リンドーア(メッツ:15位)
    69位 トレバー・ストーリー(レッドソックス:16位)
    70位 アンソニー・レンドン(エンゼルス:8位)

    71位 ランディ・アロザレーナ(レイズ:100位)
    72位 ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス:48位)
    73位 ジェイク・クロネンワース(パドレス:圏外)
    74位 ケビン・ゴーズマン(ブルージェイズ:圏外)
    75位 フレディ・ペラルタ(ブリュワーズ:圏外)
    76位 ジョーイ・ボットー(レッズ:圏外)
    77位 マイケル・ブラントリー(アストロズ:36位)
    78位 ユリ・グリエル(アストロズ:圏外)
    79位 J・D・マルティネス(レッドソックス:98位)
    80位 カイル・シュワーバー(フィリーズ:圏外)

    81位 ウィリー・アダメス(ブリュワーズ:圏外)
    82位 ヨアン・モンカダ(ホワイトソックス:90位)
    83位 マット・チャップマン(ブルージェイズ:23位)
    84位 サンディ・アルカンタラ(マーリンズ:圏外)
    85位 ルーカス・ジオリト(ホワイトソックス:69位)
    86位 ジャック・フラハティ(カージナルス:68位)
    87位 ランス・マカラーズJr.(アストロズ:圏外)
    88位 ジョナサン・インディア(レッズ:圏外)
    89位 ブランドン・ベルト(ジャイアンツ:圏外)
    90位 ネルソン・クルーズ(ナショナルズ:42位)

    91位 アダム・ウェインライト(カージナルス:圏外)
    92位 ジャスティン・バーランダー(アストロズ:圏外)
    93位 クレイトン・カーショウ(ドジャース:38位)
    94位 DJ・ラメイヒュー(ヤンキース:14位)
    95位 クリス・テイラー(ドジャース:圏外)
    96位 ウィット・メリフィールド(ロイヤルズ:77位)
    97位 ホセ・ベリオス(ブルージェイズ:圏外)
    98位 マーカス・ストローマン(カブス:圏外)
    99位 コディ・ベリンジャー(ドジャース:10位)
    100位 クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ:9位)

  • メッツ・デグロム 最大4週間のシャットダウンで開幕投手回避へ

    2022.4.2 05:29 Saturday

     日本時間4月2日、メッツはエース右腕のジェイコブ・デグロムがMRI検査を受けた結果、肩甲骨にストレス反応があり、その部分に炎症が起きていることが判明したことを明らかにした。ただちに最大4週間のシャットダウン(投球停止)が決定され、シャットダウン期間の終了後に再び検査を行う予定だという。新加入のマックス・シャーザーとの「最強先発1~2番手コンビ」が大きな注目を集めていたデグロムだが、開幕投手を回避することが確定。昨季に続いて長期離脱となる可能性も出てきた。

     キャッチボール中に右肩の張りを訴え、日本時間4月2日のオープン戦の登板を回避したデグロムだが、MRI検査によって肩甲骨付近の炎症が明らかになり、開幕投手を回避することが正式に決定した。メッツは「最大4週間のシャットダウン」と発表しているが、4週間のシャットダウン後に再検査を行い、その後の治療計画を決めるのであれば、少なくとも1カ月以上の戦線離脱は確実。2014年6月にマイケル・ワカ(当時カージナルス)が右肩のストレス反応で離脱したときは戦列復帰まで3カ月弱を要した。最悪の場合、デグロムは前半戦を棒に振ることになるかもしれない。

     昨季のデグロムは15試合に先発して92イニングを投げ、7勝2敗、防御率1.08、146奪三振を記録。オールスター・ブレイク明けに右前腕の張りで故障者リスト入りし、そのままシーズンを終えた。今年のオープン戦は2度の先発登板で合計5イニングを投げ、1勝0敗、防御率1.80、10奪三振と好投していたが、シーズン開幕を目前にして無念の離脱。シャーザーとの最強コンビ形成は当分のあいだ、お預けとなる。

     メッツのバック・ショウォルター監督は開幕投手の代役を検討し始めていたことを明らかにしており、シャーザーがデグロムに代わって開幕投手を務めることが有力。シャーザー、クリス・バシット、カルロス・カラスコ、タイワン・ウォーカーに次ぐ先発5番手にはタイラー・メギルやデービッド・ピーターソンが起用されることになるだろう。

  • キンブレル放出のWソックス クローシェがトミー・ジョン手術濃厚

    2022.4.2 03:45 Saturday

     ホワイトソックスはAJ・ポロックとのトレードでクレイグ・キンブレルをドジャースへ放出したばかりだが、さらにブルペンの戦力を失うことになりそうだ。リック・ハーンGMによると、MRI検査の結果、ギャレット・クローシェの靭帯にダメージがあることが判明。「トミー・ジョン手術が必要になる可能性が高い」という。新戦力のジョー・ケリーも昨年のポストシーズンで上腕二頭筋を痛めた影響で開幕に間に合わない可能性があり、シーズン序盤はブルペンの層が薄い状態での戦いを強いられることになるかもしれない。

     現在22歳のクローシェは2020年ドラフト1巡目(全体11位)指名でプロ入り。同年9月に早くもメジャーデビューを果たし、昨季は54試合に登板して54回1/3を投げ、3勝5敗、14ホールド、防御率2.82、65奪三振をマークした。ハーンGMは「予備段階のMRI検査の結果はあまりよくなかった。靭帯にいくらかのダメージがあり、トミー・ジョン手術が必要になる可能性が高い」とコメント。「予備段階の検査であり、数日以内にセカンドオピニオンを求める予定だ。現時点では状況はいいとは言えないけれどね」と付け加えた。

     ホワイトソックスは過去にクリス・セールなどがそうであったように、将来的にクローシェを先発に回すプランを持っているが、トミー・ジョン手術を受けることになれば2022年シーズンの全休は確実。当然、先発転向のスケジュールも遅れることになる。

     リアム・ヘンドリックス、キンブレル、クローシェ、アーロン・バマーがいるところにケンドール・グレイブマンとケリーを補強し、メジャー屈指の充実度を誇るブルペンが完成したホワイトソックスだったが、わずか数時間のうちにキンブレルとクローシェを失うことに。左右のセットアッパーであるバマーとグレイブマン、クローザーのヘンドリックスという勝ちパターンの継投は依然として強力だが、中継ぎの層は一気に薄くなった。開幕に間に合わない可能性があるケリーの早期復帰が望まれる。

  • Dバックスが先発右腕メリル・ケリーと契約延長 2年1800万ドル

    2022.4.2 02:25 Saturday

     日本時間4月2日、ダイヤモンドバックスは先発右腕メリル・ケリーとの契約を延長したことを発表した。「アリゾナ・リパブリック」のニック・ピエコロ記者によると、ケリーに保証されるのは2年1800万ドルで2025年の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっている。内訳はサインボーナスが100万ドル、2023年と2024年の年俸が各800万ドル、2025年は700万ドルの球団オプション(またはバイアウト100万ドル)。昨年11月に球団オプションが行使され、今季は年俸525万ドルでプレーすることが決まっていた。

     現在33歳のケリーは、2015年から4年間韓国プロ野球のSKワイバーンズで活躍し、メジャー未経験ながら2018年12月にダイヤモンドバックスと2年550万ドル+球団オプション2年で契約。先発ローテーションの一角として期待通りの働きを見せたため、2年連続で球団オプションが行使されて現在に至っている。

     メジャー1年目の2019年は183回1/3を投げて13勝14敗、防御率4.42を記録。翌年は故障に泣き、5試合のみの先発にとどまったが、3勝2敗、防御率2.59と好投した。昨季は27試合に先発して158イニングを投げ、7勝11敗、防御率4.44、130奪三振をマーク。投球イニング数はチーム最多、勝利数もマディソン・バムガーナーと並んでチーム最多タイの数字だった。

     トーリ・ロブロ監督は「メリルを表現する言葉は一貫性だ。とにかく頑丈で頼りになる」とコメント。再建期のチームにおいて、比較的故障が少なく、多くのイニングの消化を計算できることが高く評価されているようだ。今季はバムガーナー、ザック・ギャレン、ルーク・ウィーバー、ザック・デービースとともに先発ローテーションを形成することが予想されている。

     なお、ダイヤモンドバックスは先日ケテル・マルテと5年7600万ドルで契約を延長したばかり。ケリーは2024年まで契約が残るバムガーナーとともに、再建期の先発ローテーションを支えていくことになりそうだ。

  • ドジャースがクローザー確保 ポロックとの交換でキンブレル獲得

    2022.4.2 01:43 Saturday

     日本時間4月2日、ドジャースはAJ・ポロックをホワイトソックスに放出し、クレイグ・キンブレルを獲得するトレードが成立したことを発表した。守護神ケンリー・ジャンセンがFAとなってブレーブスと契約し、クローザーが空席となっていたドジャースだが、現役最多372セーブの実績を誇る大物クローザーの獲得に成功。一方、ホワイトソックスはレギュラーが固まっていなかった右翼に昨季OPS.891をマークした強打者を加え、さらに打線を強化した。

     現在33歳のキンブレルは、昨季カブスとホワイトソックスで合計63試合に登板して4勝5敗24セーブ、6ホールド、防御率2.26を記録。2019~20年の不振を脱したが、クローザーとして起用されたカブスでは防御率0.49と好調だったのに対し、リアム・ヘンドリックスにつなぐセットアッパーを務めたホワイトソックスでは防御率5.09と不本意な成績に終わった。新天地ドジャースではジャンセンの後釜としてクローザーを務めるとみられるが、まだ33歳であることを考えると、今後は過去2人しかいない500セーブや600セーブの大台到達にも期待がかかる。

     現在34歳のポロックは、昨季ドジャースで117試合に出場して打率.297、21本塁打、69打点、9盗塁、OPS.891を記録。短縮シーズンの2020年にも16本塁打を放ってOPS.880の好成績を残しており、平均を大きく上回る攻撃力を期待できる選手である。ホワイトソックスはティム・アンダーソン、ルイス・ロバート、ホセ・アブレイユ、エロイ・ヒメネス、ヤスマニ・グランダルらが並ぶ強力打線のなかで右翼だけレギュラー不在だったが、ポロックの獲得で確固たる正右翼手を確保することに成功した。

     なお、今回のトレードに金銭は含まれないという。今季終了後にFAとなるキンブレルの年俸は1600万ドル、ポロックは今季の年俸が1000万ドルで来季は1000万ドルの選手オプション(またはバイアウト500万ドル)となっている。

  • 30球団中20球団の開幕投手が決定 マリナーズは新加入の左腕・レイ

    2022.4.1 11:12 Friday

     レギュラーシーズン開幕が1週間後に迫るなか、各球団の開幕投手が続々と発表されている。日本時間4月1日にはホセ・ベリオス(ブルージェイズ)、ジョン・ミーンズ(オリオールズ)、シェーン・ビーバー(ガーディアンズ)、ジョー・ライアン(ツインズ)、ロビー・レイ(マリナーズ)、ダルビッシュ有(パドレス)が開幕投手に指名され、これで30球団中20球団の開幕投手が決定。ただし、ジェイコブ・デグロム(メッツ)は右肩の張りを訴え、同2日のオープン戦の登板を回避する可能性があるようだ。

     すでに発表された20球団の開幕投手は以下の通り。

    オリオールズ:ジョン・ミーンズ(2年連続2度目)
    【2021年成績】26試合 6勝9敗 防御率3.62 146回2/3 134奪三振

    レッドソックス:ネイサン・イバルディ(3年連続3度目)
    【2021年成績】32試合 11勝9敗 防御率3.75 182回1/3 195奪三振

    レイズ:シェーン・マクラナハン(初)
    【2021年成績】25試合 10勝6敗 防御率3.43 123回1/3 141奪三振

    ブルージェイズ:ホセ・ベリオス(2年ぶり3度目)
    【2021年成績】32試合 12勝9敗 防御率3.52 192回 204奪三振

    ガーディアンズ:シェーン・ビーバー(3年連続3度目)
    【2021年成績】16試合 7勝4敗 防御率3.17 96回2/3 134奪三振

    タイガース:エドゥアルド・ロドリゲス(初)
    【2021年成績】32試合 13勝8敗 防御率4.74 157回2/3 185奪三振

    ロイヤルズ:ザック・グレインキー(2年連続6度目)
    【2021年成績】30試合 11勝6敗 防御率4.16 171回 120奪三振

    ツインズ:ジョー・ライアン(初)
    【2021年成績】5試合 2勝1敗 防御率4.05 26回2/3 30奪三振

    アストロズ:フランバー・バルデス(初)
    【2021年成績】22試合 11勝6敗 防御率3.14 134回2/3 125奪三振

    エンゼルス:大谷翔平(初)
    【2021年成績】23試合 9勝2敗 防御率3.18 130回1/3 156奪三振

    マリナーズ:ロビー・レイ(初)
    【2021年成績】32試合 13勝7敗 防御率2.84 193回1/3 248奪三振

    レンジャーズ:ジョン・グレイ(4年ぶり3度目)
    【2021年成績】29試合 8勝12敗 防御率4.59 149回 157奪三振

    ブレーブス:マックス・フリード(2年連続2度目)
    【2021年成績】28試合 14勝7敗 防御率3.04 165回2/3 158奪三振

    メッツ:ジェイコブ・デグロム(4年連続4度目)
    【2021年成績】15試合 7勝2敗 防御率1.08 92回 146奪三振

    フィリーズ:アーロン・ノラ(5年連続5度目)
    【2021年成績】32試合 9勝9敗 防御率4.63 180回2/3 223奪三振

    レッズ:タイラー・マーリー(初)
    【2021年成績】33試合 13勝6敗 防御率3.75 180回 210奪三振

    ブリュワーズ:コービン・バーンズ(初)
    【2021年成績】28試合 11勝5敗 防御率2.43 167回 234奪三振

    ドジャース:ウォーカー・ビューラー(初)
    【2021年成績】33試合 16勝4敗 防御率2.47 207回2/3 212奪三振

    パドレス:ダルビッシュ有(2年連続3度目)
    【2021年成績】30試合 8勝11敗 防御率4.22 166回1/3 199奪三振

    ジャイアンツ:ローガン・ウェブ(初)
    【2021年成績】27試合 11勝3敗 防御率3.03 148回1/3 158奪三振

  • パドレスがパイレーツの球宴外野手・レイノルズの獲得を検討か

    2022.4.1 10:41 Friday

    「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、パドレスとパイレーツが最近になってブライアン・レイノルズのトレード交渉を行っていたようだ。パドレスが放出する交換要員として、クリス・パダックとライアン・ウェザースの名前が挙げられている。ただし、レイノルズのトレードについては、パイレーツが対価としてマーリンズのカリル・ワトソンやマックス・マイヤー、マリナーズのフリオ・ロドリゲスといった超有望株を求めていたとの報道があり、パダックとウェザースを軸とした対価でトレードを成立させるのは困難とみられる。

    「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」のケビン・エイシー記者によると、パドレスがレイノルズについてのトレード交渉を行うのは「新しいことではない」という。レイノルズは以前からトレード候補に挙げられており、パドレスのほかにも複数の球団が興味を示していることが報じられてきた。ただし、エイシー記者は「交換要員の具体的な名前が浮上したのは、トレード交渉が進展していることを示しているのかもしれない」と付け加えている。

     現在27歳のレイノルズは昨季159試合に出場して打率.302、24本塁打、90打点、OPS.912の好成績を残し、自身初のオールスター・ゲーム選出。今オフ「スーパー2」として年俸調停権を取得したばかりであり、パイレーツは2025年まであと4シーズン保有できる。当然、慌てて放出する必要はなく、パイレーツがレイノルズを安売りすることは考えられない。

     パドレスは外野手の層が非常に薄く、ロースターの40人枠内にトレント・グリシャム、ウィル・マイヤーズ、ジュリクソン・プロファー、マット・ベイティの4人しかいない。また、フェルナンド・タティスJr.の離脱によって低下した攻撃力をカバーしたいとの思惑もあるとみられる。これまでのパイレーツ側の要求を見ると、CJ・エイブラムスのような超有望株の放出なしにレイノルズを獲得するのは不可能だと思われるが、パドレスはレイノルズ獲得に動くのだろうか。

  • ツインズが開幕投手に新人右腕ライアンを抜擢 球団史上53年ぶり

    2022.4.1 09:36 Friday

     日本時間4月1日、ツインズのロッコ・バルデリ監督は今季の開幕投手を発表したが、その大役に指名されたのはメジャー通算5試合の登板経験しかない新人右腕ジョー・ライアンだった。エクスパンション時代(1961年以降)において、メジャーでの最初の6登板以内に開幕投手を務めるのは1973年ロイヤルズのスティーブ・バスビー、1986年レンジャーズのホセ・グーズマンに次いでライアンが3人目。ツインズで新人投手が開幕戦に先発するのは1969年のトム・ホール以来53年ぶりとなった。

     現在25歳のライアンは昨年9月にメジャーデビューを果たし、5試合に先発して26回2/3を投げ、2勝1敗、防御率4.05、30奪三振を記録。まだ新人王の資格を残している。もともとはレイズ傘下にいた有望株だが、アメリカ代表の一員として東京五輪に出場していた昨年7月にネルソン・クルーズとのトレードでツインズに加入。デビュー2戦目で7回裏一死まで完全試合を継続してメジャー初勝利を挙げ、デビュー4戦目には7者連続三振を含む11個の三振を奪う快投を見せた。今年のオープン戦では2試合に先発し、5イニングを3安打無失点に抑えている。

     バルデリ監督は「彼は開幕戦に先発する機会を勝ち取ったんだ」とコメント。「彼を初めてみた日から素晴らしいピッチングをしていたし、キャンプでの状態もいい。大役が舞い込んでくるのはしっかり準備をしているからなんだ」と付け加えた。ライアンに開幕投手を告げたあと、2人はハグを交わしたという。

     ツインズの先発ローテーションにはソニー・グレイ(2度)、クリス・アーチャー(4度)、ディラン・バンディ(2度)と開幕投手の経験がある投手が3人もいるが、最有力候補とみられたグレイは調整が遅れており、バルデリ監督は実績よりも現在の状態を優先してライアンの抜擢を決めた。実績のある3人の右腕を獲得したツインズだが、今季ツインズのエースとなるのは25歳の新人右腕なのかもしれない。

  • ブルージェイズの開幕投手はベリオス 菊池は先発5番手で開幕へ

    2022.4.1 09:12 Friday

     日本時間4月1日、ブルージェイズのチャーリー・モントーヨ監督は2022年シーズンの開幕投手をホセ・ベリオスに任せることを発表した。ベリオスはツインズ時代に開幕投手を2度(2019~20年)務めているが、昨季途中にブルージェイズへ移籍したため、ブルージェイズの開幕投手を務めるのは今回が初めて。「シーズンの最初の日に投げる機会を得られてとても嬉しい。家族も楽しみにしてくれていると思う」とベリオス。昨年11月には7年1億3100万ドルの長期契約を結んでおり、エースとしての活躍が期待される。

     昨季のベリオスはツインズとブルージェイズで合計32試合に先発して192イニングを投げ、12勝9敗、防御率3.52、204奪三振を記録。2ケタ勝利は自身4度目、200奪三振は自身2度目であり、防御率はメジャー6年間で自己ベストの数字だった。短縮シーズンの2020年を除き、直近のフルシーズン3年はいずれも32試合に先発して192イニング以上を消化。これだけコンスタントな働きを期待できる投手は、メジャー全体を見渡してもそれほど多くない。

     ブルージェイズには5年1億1000万ドルで加入したケビン・ゴーズマン、過去2シーズン開幕投手を務めた柳賢振(リュ・ヒョンジン)と他の開幕投手候補もいたが、モントーヨ監督は「彼は素晴らしい投手だ。精神面も素晴らしい」とベリオスに大役を任せることを選択。「彼が登板するときはいつも勝つチャンスを与えてくれる。いつも言っているが、私が投手に求めるのはそれだけさ」とエース右腕への信頼を口にした。

     ベリオス以降は、ゴーズマンが2番手、柳が3番手に入り、メジャー2年目のアレック・マノア、3年3600万ドルで加入した菊池雄星と続く。ネイト・ピアソンやロス・ストリップリングがブルペン待機できるほど、先発投手の層は厚くなった。なお、ブルージェイズは本拠地でのレンジャーズ3連戦でシーズンをスタート。先発5番手の菊池は敵地でのヤンキース4連戦の2戦目に登板予定だ。

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