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  • ヤンキースの正捕手・サンチェス インフルエンザでダウン

    2020.3.11 11:50 Wednesday

     腰の違和感によりオープン戦を欠場し、打撃練習も回避するなど調整が遅れているゲーリー・サンチェス(ヤンキース)だが、さらに調整が遅れることになりそうだ。発熱により日本時間3月11日の練習に姿を見せなかったサンチェスは、検査の結果、インフルエンザ陽性であることが判明。アーロン・ブーン監督はサンチェスについて「彼は金曜日(現地時間)に再検査を受ける予定だ。少なくとも数日間はチームから離れることになる」と話した。

     サンチェスは、2試合連続で捕手として5イニングに出場したあとに腰の違和感を訴え、日本時間3月7日の試合を最後に欠場が続いている。当初の予定では、日本時間3月11日に打撃練習を再開する予定だったが、発熱により練習への参加を回避。インフルエンザ陽性であることが判明したため、レギュラーシーズン開幕に向けた調整はさらに遅れることになってしまった。

     日本時間3月10日にキャッチングの練習に取り組んでいたサンチェスだが、ブーンによると、その日の夕方には体調不良の兆候が見られていたという。ヤンキースは日本時間3月14日のタイガース戦でサンチェスにマスクを被らせる予定だったが、そのプランは保留に。今後の予定はサンチェスの回復具合を見ながら判断していくことになる。

     大型契約でヤンキースに加入したゲリット・コールは「僕たちはみんな(開幕に向けて)健康を維持する必要がある。インフルエンザが流行っているし、新型コロナウイルスも広がっている。健康でいなければプレイすることはできないからね」と体調管理の重要性を強調。故障や体調不良による離脱者が続出していることに対して危機感を募らせているようにも見えた。

     ジェームス・パクストン、ルイス・セベリーノ、アーロン・ヒックス、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンと主力選手の多くを欠いた状態で開幕を迎えることが確実となっているヤンキース。調整が遅れているサンチェスは開幕に間に合うのだろうか。

  • バーランダー離脱のアストロズ 穴を埋めるのは誰だ!?

    2020.3.11 11:15 Wednesday

     アストロズは右広背筋を痛めたジャスティン・バーランダーを開幕から欠くことが確実となり、オープン戦の残り2週間で代役を見つけなければならない。すでにフランベル・バルデス、オースティン・プルーイット、ジョシュ・ジェームス、ブライアン・アブレイユといった現有戦力たちが先発5番手の座を争っているが、彼らは先発ローテーションの最後の1枠ではなく、バーランダーの穴も含めた最後の2枠を争うことになりそうだ。

     昨季の先発陣からゲリット・コール(ヤンキース)とウェイド・マイリー(レッズ)が退団したアストロズは、バーランダー、ザック・グレインキー、ランス・マカラーズJr.、ホゼ・ウルキディの4人が先発1~4番手に入り、5番手の座を複数の投手が争う構図となっていた。しかし、ここにきてバーランダーの離脱が決定し、先発ローテーション5枠のうち3枠しか固まっていない状況に。開幕直前のこの時期にトレードで有力な先発投手を獲得するのは難しく、現有戦力での穴埋めを強いられることになる。

     今季がメジャー3年目となる26歳の左腕バルデスは、デビューした2018年に8試合(うち5先発)で4勝1敗、防御率2.19の好成績をマークしたものの、昨季は26試合(うち8先発)で4勝7敗、防御率5.86に終わった。制球難が課題だが、オープン戦ではここまで4試合(うち3先発)に登板して防御率3.48、被打率.194とまずまずの成績を残している。

     レイズからトレードで加入した30歳の右腕プルーイットは、デビューした2017年に7勝を挙げるなど、メジャー3年間で通算12勝を挙げている。昨季は14試合(うち2先発)で3勝0敗、防御率4.40を記録。オープン戦ではここまで3試合(うち1先発)に登板して2勝1敗、防御率2.00と安定したピッチングを見せている。

     バルデスと同じく今季がメジャー3年目となる26歳の右腕ジェームスは、昨季49試合(うち1先発)に登板して5勝1敗、1セーブ、6ホールド、防御率4.70ながら61回1/3を投げて100個の三振を奪っている。制球に不安を抱えるものの、ポテンシャルはエース級。オープン戦ではここまで3試合(うち2先発)に登板して防御率3.12、被打率.167を記録している。

     そして、ダークホースとして浮上してきたのが22歳の右腕アブレイユだ。デビューした昨季は7試合にリリーフで登板して防御率1.04、被打率.138、奪三振率13.50をマーク。オープン戦でもここまで4試合(うち1先発)に登板して防御率0.00、被打率.120と好投を続けている。マイナー最上位のAAA級は未経験だが、開幕ローテーションに抜擢される可能性は十分にありそうだ。

  • ロースター決定の決め手に? 「マイナーオプション切れ」選手一覧

    2020.3.10 18:25 Tuesday

     各球団はレギュラーシーズン開幕の日本時間3月27日に向けてロースターの編成を進めている。ベンチ入り野手の最後の1枠、先発ローテーションの最後の1枠(先発5番手)、ブルペンの最後の1枠など、開幕ロースター入りの当落線上にいる選手の運命を左右する要素の1つとなるのが「マイナーオプション」だ。ここでは「マイナーオプション」のルールについて簡単に紹介するとともに、各球団の「マイナーオプション切れ」の選手をリストアップする。

     40人ロースターに登録された選手には3つの「マイナーオプション」が与えられる。「マイナーオプション」を持つ選手はウエーバーにかけることなく(=他球団に流出するリスクを冒すことなく)マイナーに降格させることができる。40人ロースターに登録されている選手のうち、アクティブロースター(26人ロースター)もしくは故障者リストで開幕を迎える選手以外は、マイナーに降格させられて開幕を迎えることになる。このとき、マイナーに降格させられた選手が最低20日間をマイナーで過ごすと「マイナーオプション」が1つ消費される。消費される「マイナーオプション」は1シーズンにつき1つだけであり、メジャーとマイナーを何度往復しても1シーズンで複数の「マイナーオプション」が消費されることはない。他にも細かなルールは存在するが、ここでは割愛させていただく。

     そして、「マイナーオプション」を全て消費している40人ロースター内の選手をアクティブロースターから外してマイナーへ降格させる場合、球団はその選手をDFAして40人ロースターから外し、ウエーバーにかける必要がある。他球団はウエーバーにかけられた選手をクレームする(=獲得の意思を示す)ことができるため、「マイナーオプション」を全て消費している選手をマイナーへ降格させる場合には、その選手が他球団に流出するリスクを伴うことになる。よって、当落線上の選手たちの実力が均衡している場合、「マイナーオプション」が残っている選手よりも「マイナーオプション」を全て消費している選手のほうが優先的にアクティブロースターに登録されることが多い。つまり、各球団は開幕ロースターを決定する際に「マイナーオプション切れ」の選手の処遇について、自軍にキープしておくか他球団へ流出させるかを判断することになるわけだ。

     各球団の40人ロースターのうち、「マイナーオプション切れ」の選手の顔ぶれは以下のようになっている。

    【オリオールズ】
    ハンザー・アルベルト内野手、ショーン・アームストロング投手、ミゲル・カストロ投手、レナト・ヌニェス内野手、ペドロ・セベリーノ捕手、アッシャー・ウォジャハウスキー投手

    【レッドソックス】
    オースティン・ブライス投手、ヒース・ヘンブリー投手、林子偉(リン・ズーウェイ)内野手、ケビン・プラウェッキー捕手

    【ヤンキース】
    カイル・ヒガシオカ捕手、トミー・ケインリー投手、ルイス・セッサ投手、ゲーリー・サンチェス捕手、マイク・トークマン外野手、ジオ・ウルシェラ内野手

    【レイズ】
    崔志萬(チェ・ジマン)内野手、チャズ・ロー投手、オリバー・ドレイク投手

    【ブルージェイズ】
    アンソニー・アルフォード外野手、ラファエル・ドリス投手、デレク・フィッシャー外野手、ウィルマー・フォント投手

    【ホワイトソックス】
    カーソン・フルマー投手、エバン・マーシャル投手

    【インディアンス】
    クリスチャン・アローヨ内野手、アダム・プルッコ投手、ドミンゴ・サンタナ外野手、ハンター・ウッド投手

    【タイガース】
    マシュー・ボイド投手、ジャイマー・キャンデラリオ内野手、バック・ファーマー投手、ダウェル・ルーゴ内野手

    【ロイヤルズ】
    ジェシー・ハーン投手、ホルヘ・ロペス投手、アダルベルト・モンデシー内野手、マイク・モンゴメリー投手、ブレット・フィリップス外野手、ランディ・ロサリオ投手、ホルヘ・ソレアー外野手、ババ・スターリング外野手

    【ツインズ】
    タイラー・ダフィー投手、マックス・ケプラー外野手、ホルヘ・ポランコ内野手、マット・ウィスラー投手

    【アストロズ】
    アレドミス・ディアス内野手、ダスティン・ガーノウ捕手、オースティン・プルーイット投手

    【エンゼルス】
    キャム・ベドロージアン投手、ディラン・バンディ投手、ブライアン・グッドウィン外野手、マイク・マイヤーズ投手、ノエ・ラミレス投手、ハンセル・ロブレス投手、マックス・スタッシ捕手

    【アスレチックス】
    フランクリン・バレート内野手、クリス・バシット投手、トニー・ケンプ外野手、ホルヘ・マテオ内野手、フランキー・モンタス投手、J.B.ウェンデルケン投手

    【マリナーズ】
    ダン・アルタビラ投手、カール・エドワーズJr.投手、マルコ・ゴンザレス投手、マット・マギル投手、トム・マーフィー捕手、サム・トゥイバイララ投手、ダニエル・ボーグルバック内野手

    【レンジャーズ】
    ニック・グッディ投手、ラファエル・モンテロ投手、ジョエリー・ロドリゲス投手、ダニー・サンタナ外野手

    【ブレーブス】
    グラント・デイトン投手、アダム・デュバル外野手、マイク・フォルティネビッチ投手、ルーク・ジャクソン投手

    【マーリンズ】
    ヘスス・アギラー内野手、ホルヘ・アルファーロ捕手、アダム・コンリー投手、イミー・ガルシア投手、マグネウリス・シエラ外野手、ホゼ・ウーレイナ投手

    【メッツ】
    トマス・ニドー捕手、ウォーカー・ロケット投手、ジェイコブ・レイム投手

    【フィリーズ】
    デオリス・ゲラ投手、アダム・モーガン投手、ヘクター・ネリス投手、ロマン・クイン外野手

    【ナショナルズ】
    ウィルマー・ディフォー内野手、ロエニス・エリアス投手、エリック・テームズ内野手、ジョー・ロス投手、エイドリアン・サンチェス内野手、ハンター・ストリックランド投手、マイケル・A・テイラー外野手、オースティン・ボース投手

    【カブス】
    アレック・ミルズ投手、ケーシー・サドラー投手、デュエイン・アンダーウッドJr.投手

    【レッズ】
    カート・カサリ捕手、フィリップ・アービン外野手、アミール・ギャレット投手、コディ・リード投手、スコット・シェブラー外野手、ルーカス・シムズ投手、ロバート・スティーブンソン投手

    【ブリュワーズ】
    レイ・ブラック投手、エイドリアン・ハウザー投手、コリー・クネーベル投手、ジョシュ・リンドブロム投手、マニー・ピーニャ捕手

    【パイレーツ】
    マイケル・フェリース投手、エリック・ゴンザレス内野手、クレイ・ホームズ投手、ドビダス・ネベラウスカス投手、JT・リドル内野手、ジェイコブ・ストーリングス捕手、クリス・ストラットン投手

    【カージナルス】
    ジョン・ガント投手、マイルズ・マイコラス投手、ランヘル・ラベロ内野手、タイラー・ウェブ投手

    【ダイヤモンドバックス】
    シルビーノ・ブラッチョ投手、ステファン・クリクトン投手、ジュニア・ゲラ投手、クリスチャン・ウォーカー内野手、イルデマーロ・バルガス内野手

    【ロッキーズ】
    イェンシー・アルモンテ投手、ハイロ・ディアス投手、カルロス・エステベス投手、ジェフ・ホフマン投手、スコット・オバーグ投手、アントニオ・センザテラ投手、ライメル・タピア外野手

    【ドジャース】
    オースティン・バーンズ捕手

    【パドレス】
    グレッグ・ガルシア内野手、ハビー・ゲラ投手、ピアース・ジョンソン投手、トミー・ファム外野手、ブレイビック・バレーラ内野手

    【ジャイアンツ】
    ジャーリン・ガルシア投手、トレバー・ゴット投手

  • メッツ・コンフォート ニューヨークに戻って精密検査へ

    2020.3.10 16:20 Tuesday

     日本時間3月10日、メッツのブロディ・バンワグネンGMは、チームの主力打者の1人であるマイケル・コンフォートが日本時間3月7日のオープン戦で打球を捕球した際に身体を痛め、チームドクターのデービッド・アルチェック医師の診察を受けるためにニューヨークへ戻る予定であることを明らかにした。コンフォートはキャンプ地のフロリダでMRI検査を受けたものの、さらなる検査が必要となっているようだ。

     もしコンフォートが戦列を離れるようなことになった場合、メッツには代役候補として新戦力のジェイク・マリズニックと若手のドミニク・スミスがいる。しかし、コンフォートは昨季151試合に出場して打率.257、33本塁打、92打点、OPS.856をマークしたように、チームの主力打者の1人であり、コンフォートが離脱することになれば、打線のパワーダウンやチーム全体の戦力ダウンは避けられないだろう。

     今季がメジャー6年目となるコンフォートは現在27歳で、今年のオープン戦はここまで10試合に出場して27打数6安打、打率.222、1二塁打、1本塁打、1打点、OPS.646を記録。メッツの外野陣から故障者が発生するのはコンフォートが初めてではなく、正左翼手候補のJ.D.デービスは左肩を痛めてオープン戦を2週間ほど欠場し、日本時間3月9日に実戦復帰を果たしたばかりである。また、2018年の途中から相次ぐ故障に苦しんでいるヨエニス・セスペデスは、戦列復帰に向けて、かかとの手術と足首の骨折からのリハビリを続けている。

     デービスはすでに戦列復帰を果たしているため、コンフォートを欠くことになった場合、メッツはレフトにデービス、センターにマリズニック、ライトにブランドン・ニモが入る布陣で開幕を迎えることになるだろう。本職が一塁のスミスも、一塁がピート・アロンゾで埋まっているため外野での出場機会増を目指しており、センターにニモ、ライトにスミスが入る布陣が採用される可能性もある。コンフォートの状態に問題がない場合は、レフトにデービス、センターにニモ、ライトにコンフォートが入る形が基本布陣となりそうだ。

  • フィリーズのエース右腕・ノラ インフルで調整進まず

    2020.3.10 14:30 Tuesday

     アーロン・ノラ(フィリーズ)が今年のオープン戦で登板した日付をカレンダーで確認すれば、日本時間3月27日に敵地マーリンズ・パークで行われるマーリンズとの開幕戦から逆算してスケジュールが立てられていることに誰もが気付くだろう。しかし、ノラはインフルエンザによって調整が遅れており、ノラを開幕投手に起用するプランは変更を強いられる危機に陥っている。

     ノラは日本時間3月10日に行われるヤンキースとのオープン戦に登板予定だったが、インフルエンザの影響によって登板を回避。今のところ、体調が回復するまでにどのくらいの期間が必要かは不透明であり、体調不良が長引くようであれば、開幕までに必要な登板数や投球イニング数を消化することができず、開幕戦に登板できないかもしれない。

     フィリーズのジョー・ジラルディ監督は、ヤンキースとのオープン戦の試合後に「我々はノラの状態をしっかりチェックしていかなければならない」とコメント。「ノラは開幕戦に登板すると思われているだろうけど、それを回避させる必要があるかもしれない。まだわからないけどね。まずは彼の様子をしっかり見てから判断することになる」と慎重な姿勢を示した。

     ジラルディによると、ノラがチームに合流するのは早くても日本時間3月13日になるという。ただし、その日にノラが登板することはないと明言しており、ノラが登板する可能性があるのは最速でも日本時間3月14日。そこから2週間足らずのうちに開幕を迎えるため、ノラはオープン戦であと2試合しか投げられない可能性が高い。当初の予定よりも1試合少なくなってしまうため、首脳陣の判断次第では開幕戦の登板を回避する可能性もある。

     ノラが開幕戦の登板を回避する場合、新加入のザック・ウィーラーが開幕投手の最有力候補となる。ウィーラーは先発2番手として、ノラの翌日に登板するスケジュールが続いており、次は日本時間3月11日のツインズ戦で登板する予定となっている。

  • 右広背筋痛のバーランダー「開幕に間に合うにはミラクルが必要」

    2020.3.10 13:25 Tuesday

     スプリング・トレーニング開始時点で投手陣の選手層に不安を抱えていたアストロズだが、エース右腕を欠いてレギュラーシーズン開幕を迎えることがほぼ確実となった。日本時間3月10日、ジャスティン・バーランダーが右広背筋を痛めていることが判明し、故障者リストに入って開幕を迎えることが濃厚に。現時点では戦列復帰の予定時期など、詳しいことは明らかになっていない。

     バーランダーは自身の状態について「レギュラーシーズン開幕日までに復帰するためにはミラクルが必要になるだろうね。ミラクルが起こる可能性を諦めるつもりはないけど」と語り、有力視されていた開幕戦での登板が絶望的になったことを明らかにした。シーズン終盤やポストシーズンといった大事な時期での故障でないことが救いであるとバーランダーは考えているようだが、投球練習を再開する見込みは立っていない。

     「検査の結果を見たり、医者と話したりした結果、最悪のシナリオは回避できたみたいだ。もちろん、故障しないことがベストなんだけどね。ベストとワーストの間くらいかな」とバーランダー。ジェームス・クリックGMは「今日聞いたニュースはポジティブに捉えているよ」と語り、長期離脱という最悪のシナリオを回避できる可能性が高いことについて安堵した様子を見せた。

     現在37歳のバーランダーは、日本時間3月9日のオープン戦で右上腕三頭筋の痛みを訴え、予定の4イニングを投げることなく、2イニングを投げたところで降板。MRI検査の結果、右広背筋を痛めていることが判明した。バーランダーは、タイガース時代の2015年にも右上腕三頭筋を痛めて開幕からの約2ヶ月を欠場しているが、そのときほど症状は深刻ではないという。

     昨季20勝のゲリット・コールがヤンキース、同14勝のウェイド・マイリーがレッズへ移籍し、同21勝のバーランダーも欠く状態で開幕を迎えることになったアストロズ。開幕投手の最有力候補はザック・グレインキーとなり、それ以外はランス・マカラーズJr.、ホゼ・ウルキディ、ジョシュ・ジェームスといったコンディションや実績に不安を抱える投手たちで開幕ローテーションを形成することになりそうだ。

  • 1月に右肩手術のレッズ・スアレス 開幕に間に合う可能性

    2020.3.10 12:40 Tuesday

     昨季ナショナル・リーグ三塁手新記録かつベネズエラ出身選手新記録となる49本塁打を放ったエウヘニオ・スアレス(レッズ)が、右肩の手術から順調に回復し、レギュラーシーズン開幕に間に合う可能性が出てきた。日本時間3月10日、レッズのデービッド・ベル監督は、スアレスが日本時間3月14日に行われるロッキーズとのオープン戦に出場する予定となっていることを明らかにした。

     ベルは「今のところ、彼は金曜日(日本時間の土曜日)に指名打者として出場する予定だよ」とスアレスの出場予定についてコメント。「スアレスの調整が順調に進めば、オープン戦に出場するのはそれよりも早くなるかもしれない。遅くとも金曜日までには試合に出場することになるだろう。でも、最も可能性が高いのは金曜日かな」とスアレスの実戦復帰プランについて語った。

     昨季、ピート・アロンゾ(メッツ)に次いでメジャー2位となる49本塁打を放ったスアレスだが、フロリダ州にある自宅のプールで負傷し、1月下旬に右肩の手術を受けた。スプリング・トレーニングでは、予定通りにチームに合流したものの、送球をしたり、両手でバットを振ったりする練習については制限がかけられていた。しかし、2月末に送球練習を開始し、その後まもなく両手でのティー打撃も再開。先週末にはチームメイトともに打撃練習を行うことができるところまで回復していた。

     ベルによると、スアレスは「状態は本当に良さそうだ。通常の状態に戻っているように見える。スイングすることについては何の問題もない」という。「スアレスがそういう状態だから、私は実戦復帰が予定より早くなるかもしれないと考えているんだ」とベル。1月下旬に手術を受けた時点では、レギュラーシーズン開幕日前後に復帰できる見込みとなっていたが、開幕まで約2週間のタイミングでオープン戦に出場できることを考えると、手術を受けた時点よりも開幕戦に出場できる可能性は高まったと言えそうだ。

  • ドジャース・カーショウ 自身9度目の開幕投手に決定

    2020.3.10 11:15 Tuesday

     日本時間3月10日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はエース左腕のクレイトン・カーショウを今季の開幕投手に指名した。カーショウが開幕投手を務めるのは自身9度目となり、ドジャースは日本時間3月27日に本拠地ドジャー・スタジアムでジャイアンツと対戦する。なお、開幕2戦目にウォーカー・ビューラー、開幕3戦目にデービッド・プライスが先発することも発表されている。

     カーショウは「(開幕投手を務めるのは)本当に素晴らしいことだよ。毎年指名されているけど、それを軽く受け止めたことは一度もない。名誉なことだからね」と語り、自身9度目の開幕投手に指名されたことを喜んだ。そして、「ただの1試合かもしれないけど、開幕戦に先発するのは名誉なことなんだ。野球の世界では、開幕戦というのは特別だからね。その一部でいられるのは本当に素晴らしいことさ」と開幕戦に向けての意気込みを口にした。

     カーショウは2011年以降、毎年開幕投手に指名されている。昨季は故障の影響によって、その座を柳賢振(リュ・ヒョンジン:現ブルージェイズ)に譲ったため、今回が自身9度目の開幕投手となる。ドジャースでカーショウ以外の投手が開幕投手に指名されたのは、2010年のビセンテ・パディーヤ(2013年に福岡ソフトバンクホークスでプレイ)が最後である。

     現在31歳のカーショウは、サイ・ヤング賞を3度(2011年、2013年、2014年)受賞するなど、球界を代表する先発投手として活躍を続けてきた。近年は故障も目立ち、全盛期を過ぎた感があるものの、昨季は29試合(うち28先発)に登板して16勝5敗、防御率3.03、189奪三振をマーク。依然として一流の先発投手であり続けている。ちなみに、過去8度の開幕戦では防御率1.05という素晴らしい成績を残しており、今回も好投に期待がかかる。

     なお、ロバーツは「これが我々のベストの5人だよ」と語り、開幕ローテーションの4番手にフリオ・ウリアス、5番手にアレックス・ウッドが入る予定であることも明らかにした。

  • インディアンスとリンドーアの契約延長交渉が終了

    2020.3.10 10:30 Tuesday

     今オフ、トレード放出の可能性が盛んに取り沙汰されていたフランシスコ・リンドーア(インディアンス)は、チームとの契約延長交渉について、レギュラーシーズンの準備に集中するために一定のところで区切りをつけたい意向を示していた。そして、日本時間3月10日、開幕まで2週間強となったことを受け、リンドーアはジ・アスレチックのジェイソン・ロイドに対してインディアンスとの契約延長交渉を終了したことを明らかにした。

     先月、インディアンスのクリス・アントネッティ野球部門社長は「本当に難しいシチュエーションだよ。私たちが契約延長を望んでいないわけではないし、フランシスコが望んでいないわけでもない。スモールマーケットの球団が優勝を狙えるチーム作りを続けていくことは本当に難しいことなんだ」と語り、リンドーアと相思相愛でありながらも、決して潤沢とは言えない資金力が契約延長成立に向けての妨げとなっていることを明らかにしていた。

     「お互いに(契約延長について)興味は持っているし、双方が契約延長を実現させたいと望んでいる」とアントネッティは語っていたが、リンドーアとの契約延長や、リンドーアのトレード放出など、様々な選択肢がチームにもたらすメリットとデメリットを吟味するなかで、リンドーアが定めたタイムリミットまでに契約延長を実現させることはできなかった。リンドーアとの契約延長交渉は、今季終了後まで持ち越しとなる。

     「僕はクリーブランドが大好きだ」とインディアンスとの契約延長に前向きな姿勢を示すリンドーアだが、だからといって自身を安売りするつもりは全くないという。先日、クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)が9年2億1500万ドルで契約を延長したが、リンドーアはイェリッチより若く、大きな故障歴もなく、走攻守三拍子揃った遊撃手という貴重な存在である。イェリッチよりも高額な契約を得るのは確実であり、インディアンスの資金力を考えると、契約延長を実現させるのは難しいかもしれない。

  • アストロズ・バーランダー 右上腕三頭筋の痛みで早期降板

    2020.3.9 14:35 Monday

     日本時間3月9日、メッツとのオープン戦に先発したジャスティン・バーランダー(アストロズ)は4イニングを投げる予定だったものの、右上腕三頭筋に痛みを感じたため、2イニング・29球を投げたところで早期降板となった。アストロズのダスティ・ベイカー監督によると、バーランダーの早期降板は故障を未然に防ぐための判断であるようだが、バーランダーは検査を受ける予定となっている。

     バーランダーは、タイガース時代の2015年にも右上腕三頭筋を痛め、シーズン最初の2ヶ月ほどを欠場した経験がある。オープン戦初登板で97マイルを計測したバーランダーは、自身の球速だけでなく、キャンプ序盤に痛めた股関節の状態に問題がなかったことに満足した様子を見せていたが、オープン戦2度目の登板となったこの日は、球速が91~94マイル程度にとどまっていた。ベイカーによると、バーランダーは2イニング目を投げ終えたあと、投手コーチのブレント・ストロームに痛みを訴えていたようだ。

     ベイカーは「彼が故障しているのかどうかはわからない。今回の措置は故障を予防するためのものだ」とコメント。ただし、「前回の登板と比べて球速が落ちていたことには驚いた。ストロームが私のところへやってきて、バーランダーを交代させるべきだと言ってきたときも驚いたよ」とも語っており、指揮官にとってエース右腕の早期降板は想定外のことだった。

     現在37歳のバーランダーは、昨季34試合に先発して21勝6敗、防御率2.58、300奪三振の好成績をマーク。通算3000奪三振の大台に到達しただけでなく、自身3度目のノーヒッターを達成するなど、充実のシーズンを過ごした。今季はチームから昨季20勝のゲリット・コール(ヤンキース)と同14勝のウェイド・マイリー(レッズ)が抜け、バーランダーとザック・グレインキーの両右腕にかかる負担は大きくなるが、バーランダーが離脱するようなことになれば、アストロズにとっては大きなダメージとなる。

     現時点では、バーランダーとグレインキーの二本柱に加え、トミー・ジョン手術から復帰するランス・マカラーズJr.が3番手、昨季台頭したホゼ・ウルキディが4番手として開幕ローテーションに名を連ね、5番手の座をオースティン・プルーイット、ジョシュ・ジェームス、フランベル・バルデスらが争っているが、バーランダーの状態次第では、アストロズの先発ローテーションを再編を迫られることになるかもしれない。

  • 腰痛のヤンキース・サンチェス 実戦に早期復帰できる見込み

    2020.3.9 13:50 Monday

     日本時間3月6日から7日にかけて、オープン戦で2試合連続マスクを被ったゲーリー・サンチェス(ヤンキース)は、腰に違和感を抱え、予定されていた打撃練習を回避する状況が続いている。軽症と見られるため、MRI検査を行っていないが、日本時間3月10日に予定されているフィリーズとのオープン戦のメンバーには含まれていない。ヤンキースは、強打が自慢の正捕手が近いうちに実戦復帰できると考えているようだ。

     サンチェスは自身のコンディションについて「少し張っていて、少し違和感があるだけだよ」と語り、軽症であることを強調。「今は治療を行っている。2試合連続でマスクを被ったあとだから、少し慎重になったほうがいいと思っているんだ。スプリング・トレーニングだし、まだ慌てる時期ではない。まだ時間はあるからね」とコメントした。

     日本時間3月7日のタイガース戦(11対15で敗戦)でゲリット・コールなどとバッテリーを組み、5イニング出場したサンチェスは、翌8日のオリオールズ戦(1対5で敗戦)でも有望株のデイビー・ガルシアらとバッテリーを組み、5イニング出場した。オリオールズ戦ではパスボール1回のほか、ワイルドピッチが3回もあり、ブロッキングの面で精彩を欠く場面が多く見られた。

     新しく捕手コーチに就任したタナー・スワンソンは、サンチェスが捕球の構えを変更したことが腰の違和感の原因になっている可能性があると指摘する。サンチェスは自身の課題の1つであるフレーミングを改善すべく、スワンソンとともに右膝をついた構えに取り組んでいる。これまでと違う構えで練習やオープン戦に取り組んでいることが、気付かぬうちに腰に負担を与えている可能性は十分にある。

     また、オープン戦でここまで17打数1安打(打率.059)と当たりの出ていないサンチェスだが、打撃不振の原因は腰の状態よりもタイミングの問題だと考えているようだ。サンチェスは「まずは健康な状態を取り戻したい。健康であれば、打撃の調整をしっかりして、理想の状態に持っていくことができると思う」と話している。

  • エンゼルスの開幕投手が昨季4勝の左腕・ヒーニーに決定

    2020.3.9 13:00 Monday

     日本時間3月9日、エンゼルスのジョー・マドン監督は今季の開幕投手をアンドリュー・ヒーニーに決定したことを発表した。ヒーニーは2015年からエンゼルスに在籍しており、先発投手陣のなかでは最古参となるが、開幕投手の大役を務めるのは今回が初めてである。エンゼルスは、日本時間3月27日に敵地ミニッツメイド・パークでのアストロズ戦で2020年のレギュラーシーズンの戦いをスタートする。

     現在28歳のヒーニーは、昨季18試合に先発して95回1/3を投げ、4勝6敗、防御率4.91、118奪三振を記録。左肘の炎症により開幕から故障者リスト入りするなど、2度にわたって戦列を離れ、自身初の規定投球回到達を果たした前年から一転、不本意なシーズンとなってしまった。ヒーニーは2016年7月にトミー・ジョン手術を受け、2017年はリハビリ中、2018年も左肘の炎症により故障者リストに入って開幕を迎えており、先発ローテーションの一員としてシーズンをスタートするのは2016年以来4年ぶりとなる。

     ヒーニーは「開幕投手を目指して一生懸命に取り組んできたから本当に嬉しいよ。開幕ロースターに入ることだけでなく、開幕投手を務めることは先発投手としての目標の1つだからね」とコメント。「僕はこれまでスプリング・トレーニングを健康な状態で過ごすことができなかった」と語るヒーニーにとって、万全のコンディションで開幕を迎えられることは大きな意味を持つ。

     マドンによると、他球団で開幕投手の経験があるフリオ・テーランとディラン・バンディも候補に挙がっていたようだが、ミッキー・キャラウェイ投手コーチと話し合った結果、エンゼルスに長く在籍しているヒーニーが開幕投手に最も相応しいと判断したという。「彼の年齢を考えると、そろそろ本格的に花開く時期がやってきてもいいと思うんだ」とマドン。自身初の開幕投手を務めるヒーニーは、指揮官の期待に応え、エースへと飛躍を遂げることができるだろうか。

  • レッズ・秋山 初の長打を含むマルチヒットで打率.346

    2020.3.9 11:15 Monday

     日本時間3月9日、秋山翔吾(レッズ)はエンゼルスとのオープン戦に「一番・センター」でスタメン出場し、初の長打となるタイムリー二塁打を放つなど、3打数2安打1打点の活躍を見せた。秋山の活躍もあり、序盤から試合を優位に進めたレッズだったが、4点リードの9回表に4点を失い、試合は8対8の引き分けで終了。大谷翔平(エンゼルス)に出場機会はなかった。

     定位置となった感のある「一番・センター」でスタメン出場した秋山は、1回裏の第1打席こそエンゼルス先発の右腕JC・ラミレスの前にファーストゴロに倒れたものの、レッズはマット・デービッドソンの2号2ランで2点を先制。1点差に迫られた直後の3回裏には、先頭の秋山がラミレスからセカンドへの内野安打を放ってチャンスメイクし、二死1・2塁となったあと、ブーグ・パウエルがレッズ2番手の右腕ジェレミー・ローズから1号3ランを放ち、リードを4点に広げた。

     4回裏には一死1・2塁のチャンスで秋山に第3打席が回り、エンゼルス3番手の左腕ヘクター・ヤンからレフトへのタイムリー二塁打を放ってオープン戦初長打&初打点を記録。秋山は6回表開始時の守備交代により、マイケル・シアーニとの交代で試合から退いた。3打数2安打1打点の活躍で、オープン戦の成績は打率.346、出塁率.370、OPS.755となっている。

     秋山が交代した時点で6点をリードしていたレッズだが、試合後半はエンゼルスの反撃に遭い、8対4と4点リードで9回表に突入。6番手の右腕ライアン・ヘンドリックスが無死2・3塁のピンチを招くと、ジェレミア・ジャクソンとケイネル・ペーニャにタイムリーを浴びたほか、ヘンドリックス自身の悪送球も重なり、一挙4点を失って8対8の同点となった。その裏、レッズは二死からミゲル・ヘルナンデスの二塁打で一打サヨナラのチャンスを作ったが、後続が倒れて試合終了。8対8で引き分けとなった。

  • 大谷と秋山が1安打 筒香は3三振 平野は1回無失点

    2020.3.8 10:45 Sunday

     日本時間3月8日、メジャーリーグではオープン戦18試合が行われ、大谷翔平(エンゼルス)はダイヤモンドバックス戦に出場してオープン戦2本目のヒットを放ち、2打数1安打1四球1三振だった。ロイヤルズ戦に出場した秋山翔吾(レッズ)もヒットを放ち、3打数1安打2三振。オリオールズ戦に出場した筒香嘉智(レイズ)は3打席連続三振に倒れた。また、平野佳寿(マリナーズ)はアスレチックス戦に4番手として登板。1イニングを無失点に抑えた。

     ダイヤモンドバックス戦に「二番・指名打者」でスタメン出場した大谷は、1回裏の第1打席でザック・ギャレンから四球を選んで出塁。3回裏の第2打席はギャレンの前に空振り三振に倒れたものの、5回裏の第3打席でステファン・クリクトンからライトへのヒットを放った。大谷がヒットを放つのは、日本時間2月29日のレンジャーズ戦以来4試合ぶり。オープン戦の成績は14打数2安打、打率.143、出塁率.333、OPS.476となった。試合は6対6の引き分けで終了している。

     ロイヤルズ戦に「一番・センター」でスタメン出場した秋山は、2打席連続で空振り三振に倒れたあと、6回表の第3打席でイアン・ケネディからレフトへのヒットを放った。オープン戦の成績は23打数7安打、打率.304、出塁率.333、OPS.638となり、打率3割をキープしているが、まだ長打は出ていない。試合は7対2でロイヤルズが勝利した。

     オリオールズ戦に「五番・レフト」でスタメン出場した筒香は、見逃し三振、空振り三振、空振り三振で3打席連続三振を喫し、3打数ノーヒット。オープン戦の成績は20打数5安打、1本塁打、打率.250、出塁率.348、OPS.798となった。試合はレイズが1対0で完封勝利を収めている。

     平野は、アスレチックス戦に4番手として3点ビハインドの6回表から登板。先頭のショーン・マーフィーをサードゴロ、続くセス・ブラウンをセンターフライに打ち取ったあと、ビマエル・マチンに四球を与えたが、ジョナ・ハイムをファーストゴロに抑え、1イニングを無失点に抑えた。オープン戦はここまで5試合に登板して防御率5.40となっている。試合はアスレチックスが8対4で勝利した。

  • カージナルスがキャンプ離脱&無断帰国のムニョスを解雇

    2020.3.8 10:15 Sunday

     日本時間3月8日、カージナルスはユーティリティ・プレイヤーのジャイロ・ムニョスを解雇したことを発表した。メジャーリーグ公式サイトでカージナルスの番記者を務めるアンネ・ロジャースによると、ムニョスは自身の起用法や出場機会に不満を持ち、チームに無断でキャンプ地を離れ、母国のドミニカ共和国へ帰国。これが解雇の原因となったようだ。ムニョスはフリーエージェントとなり、自身を欲するチームを探すことになる。

     ムニョスは、オープン戦で内野安打を放った際に左ハムストリングを痛め、日本時間3月6日にMRI検査を受ける予定になっていた。しかし、検査当日にムニョスは姿を見せず、カージナルスはムニョスがチームメイトにテキストメッセージを送信していたことにより、帰国していることを知ったという。ジョン・モゼリアック野球部門社長は「彼の代理人から聞いたことをもとに次のステップを考えた結果、彼との関係を断つことがおそらくベストであるという決断に至った」とコメント。ムニョスは昨季の起用法や、予想される今季の起用法に不満を抱いていたと見られる。

     現在25歳のムニョスは、2017年オフのトレードでスティーブン・ピスコッティの交換要員の1人としてアスレチックスからカージナルスに加入。内外野兼用のユーティリティとして2018年は108試合、昨季は88試合に出場し、2年間合計で打率.273、10本塁打、55打点、OPS.723をマークした。今年のオープン戦では、ここまで6試合に出場して打率.375、1本塁打、4打点、OPS1.000を記録。マイク・シルト監督は、オープン戦でのムニョスの活躍を高く評価しており、「今季は出場機会が増える予定だったのに」と残念そうに語った。ただし、出場機会への不満だけが無断帰国の理由であるかどうかは、現時点では不明である。

     今季のカージナルスは、トミー・エドマン、ブラッド・ミラーらが複数ポジションを守るユーティリティ・プレイヤーとして起用される見込み。ムニョスが解雇されたことにより、オープン戦で2本塁打を放っているエドムンド・ソーサにも開幕ロースター入りのチャンスが出てきた。

  • インディアンス・ビーバーが開幕投手に決定 2019年球宴MVP

    2020.3.7 11:15 Saturday

     1年前、シェーン・ビーバー(インディアンス)はスプリング・トレーニングで先発5番手の座を争っていた。しかし、今季は開幕投手としてシーズンを迎えることになった。日本時間3月7日、インディアンスのテリー・フランコーナ監督は、ビーバーに開幕投手を任せる方針を固めたことを発表。ビーバーは現在24歳であり、インディアンスの開幕投手としては2004年のCC・サバシア(当時23歳)以来の若さとなる。

     昨季のビーバーは、34試合(うち33先発)に登板して214回1/3を投げ、2度の完封を含む15勝8敗、防御率3.28、259奪三振の好成績をマーク。地元開催のオールスター・ゲームにも選出され、三者三振の快投でMVPに選出された。自身とともに先発ローテーションの中心となるマイク・クレビンジャーが故障により出遅れが確実となっており、早い段階から開幕投手の最有力候補と目されていた。

     開幕投手を務めることが決定的であることを知らされたビーバーは「大きな意味のあることだよ。僕たちのチームには開幕投手に相応しいピッチングができる投手がたくさんいるからね」と喜びを口にした。2015年以降、「誰が開幕投手を務めるか」ということはインディアンスではあまり議論の対象とはならず、サイ・ヤング賞2度の実績を誇るコリー・クルーバーが昨季まで5年連続で開幕投手を務めていた。しかし、インディアンスは今オフ、クルーバーをトレードでレンジャーズへ放出。今季はビーバーとクレビンジャーの2人が先発ローテーションの中心となる。

     ビーバーはスプリング・トレーニングでここまで3試合に先発して7回2/3を投げ、1勝0敗、防御率0.00、9奪三振、被打率.080、WHIP0.39という素晴らしいピッチングを見せている。まだ24歳という年齢を考えると、さらなる成長も期待でき、今季は球界を代表するエースへと飛躍を遂げるシーズンとなるかもしれない。

  • ヤンキース・ジャッジ 肋骨の骨折が判明し開幕戦出場は絶望的に

    2020.3.7 10:40 Saturday

     スプリング・トレーニングで屋外での打撃練習を行うことができていないアーロン・ジャッジ(ヤンキース)だが、右肩から胸部にかけての違和感の原因を解明すべく複数の検査を受けた結果、右側の第一肋骨の疲労骨折が判明した。今後2週間は練習を中止し、患部の回復具合を観察していくことになるが、アーロン・ブーン監督によると、回復の状況次第では肋骨を取り除く手術を受ける可能性もあるようだ。

     2017年に新人メジャー記録(当時)の52本塁打を放ち、一躍スターダムにのし上がったスラッガーが今季の開幕戦を欠場することが確実となった。ジャッジによると、昨年9月の試合で守備時にダイビングキャッチを試みた際に肋骨を痛めた可能性があるという。そのときの検査では骨折は見つからず、シーズン終盤ということもあってコルチゾン注射を受けてプレイを続けたが、チャールズ・キム医師によると「第一肋骨の骨折はとても珍しい。安静に過ごして回復を待つのがベストの治療法だ。通常は運動を徐々に再開する前に6~8週間待つことを勧めている」とのことだ。

     ジャッジは練習を中止して患部の回復を待つ予定であり、「すでに回復は始まっているよ」と自身の状態を楽観視している。ただし、2週間後に再検査を受けた結果、患部の状態に改善が見られないようであれば、手術を選択する可能性もあるようだ。

     アメリカン・リーグ新人王に輝いた2017年こそ155試合に出場したジャッジだが、翌2018年は112試合、昨季は102試合にしか出場できなかったように、故障に悩まされるシーズンが続いている。今季も開幕からしばらくの間を欠場することが決定的となり、現時点では戦列復帰の見込みは立っていない。

     ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン(右ふくらはぎ痛)、アーロン・ヒックス(トミー・ジョン手術)とレギュラー外野手3人を欠いた状態で開幕を迎えることが確実となったヤンキース。ヒックスに代わってブレット・ガードナーがセンターに入り、両翼の2枠をクリント・フレイジャー、マイク・トークマン、ミゲル・アンドゥハーらが争うことになりそうだ。

  • Rソックス・セール トミー・ジョン手術の可能性を排除せず

    2020.3.6 16:05 Friday

     日本時間3月6日、レッドソックスは先発左腕のクリス・セールが左肘の屈筋を痛めており、投球練習を再開するまで1週間ほど様子を見る方針であることを明らかにした。トミー・ジョン手術の可能性が取り沙汰された時点から考えると、1週間ほどで投球練習を再開できる可能性があるのは明るいニュースと言えるが、セールは左肘のコンディション次第であることを強調。トミー・ジョン手術の可能性を完全に排除することはしなかった。

     セールによると、投球練習を再開した時点でのコンディションにより、今後のプランが決まるという。キャッチボールを開始して左肘のコンディションに問題がなければ、ブルペンでの投球練習や打撃練習での登板に移り、戦列復帰に向けての準備を進めていくことになる。セールが戦列復帰できるのは、これらのハードルをすべてクリアできた場合のみであり、どこかのタイミングで問題が発生すれば、トミー・ジョン手術を受けることを決断する可能性もあるようだ。

     セールは「今はとにかく、左肘の状態が良くなるようにできることをやるだけだ。そして、マウンドに上がってチームの勝利に貢献したい」とコメント。「将来のことはわからない。まずは自分にできることをしっかりやるだけだよ。(トミー・ジョン手術を受けるかどうかは)今後2~3週間のうちに決まるんじゃないかな。タフなシチュエーションだよね」と今後の見通しを語った。

     セールは1年前に5年1億4500万ドルの契約延長を手に入れ、その5年契約は今季からスタートする。昨季は25先発で6勝11敗、防御率4.40という不本意なシーズンを過ごしただけに、今季にかける思いは強かったが、少なくともレギュラーシーズンの最初の数週間を欠場することは確実となった。

     問題は「いつ復帰できるか」ということだが、「トミー・ジョン手術を受けてシーズン全休」という最悪のシナリオとなる可能性が完全に消滅したわけでなはい。セールの左肘のコンディション次第では、レッドソックスの今後のチーム作りのプランに大きな変更が加えられる可能性もありそうだ。

  • ダルビッシュ登板回避 菊池好投、山口3被弾、筒香はノーヒット

    2020.3.6 14:25 Friday

     日本時間3月6日、メジャーリーグではオープン戦15試合が行われ、レンジャーズ戦に先発予定だったダルビッシュ有(カブス)は体調不良により登板を回避した。パドレス戦に先発した菊池雄星(マリナーズ)は3回5奪三振無失点の好投を披露したが、フィリーズ戦に2番手として登板した山口俊(ブルージェイズ)は3本のアーチを浴びて4失点。パイレーツ戦にスタメン出場した筒香嘉智(レイズ)は3打数ノーヒットだった。

     今季の開幕投手候補の1人に挙げられているダルビッシュは、風邪のような症状が出たため、レンジャーズ戦での登板予定を回避。前日から咳が出ていたことをチームに伝え、病院で診察を受けた。新型コロナウイルスへの感染はなく、インフルエンザの検査も陰性だったといい、体調が回復すれば日本時間3月7日に実戦形式の練習で3イニングを投げる予定となっている。なお、カブスはレンジャーズに0対5で敗れた。

     パドレス戦に先発した菊池は、初回を2つの四球を与えながらも無失点で切り抜けると、続く2イニングはいずれも三者凡退。3イニングを投げてヒットを1本も許さず、奪三振5、与四球2、無失点という上々のパフォーマンスを披露した。マリナーズはパドレスに0対3で敗れている。

     フィリーズ戦に3回裏から2番手として登板した山口は、3回裏こそ先頭に四球を与えながらも併殺などで無失点に抑えたものの、4回裏先頭のリーズ・ホスキンスに1号同点ソロを被弾。5回裏にはオースティン・リスティに1号勝ち越しソロ、ブライス・ハーパーに3号2ランを浴び、ホスキンスに二塁打を打たれたところで降板となった。2回1/3を投げて被安打5(うち被本塁打3)、奪三振1、与四球2、失点4という内容で敗戦投手となり、先発5番手争いから一歩後退。ブルージェイズはフィリーズに3対5で敗れた。

     パイレーツ戦に「三番・指名打者」でスタメン出場した筒香は、セカンドゴロ、セカンドライナー、セカンドへの併殺打で3打数ノーヒット。オープン戦の打率は.294となった。レイズはパイレーツに2対1で勝利している。

  • Rソックスが通算58勝の右腕・マクヒューを獲得 2015年に19勝

    2020.3.6 13:55 Friday

     日本時間3月6日、レッドソックスはフリーエージェントの右腕、コリン・マクヒューと基本給60万ドルの1年契約を結んだことを発表した。投球イニング数に応じた出来高が設定されており、マクヒューは最大425万ドルを手にする可能性があるという。なお、マクヒューは右肘の故障からの回復途上にあり、2020年レギュラーシーズンの開幕には間に合わない見込みとなっている。

     デービッド・プライスをトレードで放出し、クリス・セールを故障で欠くレッドソックスが、不安を抱える先発投手陣に通算58勝の実績を誇る右腕を加えることに成功した。マクヒューは、2015年に自己最多の19勝を挙げるなど、2014年から2016年まで3年連続で2ケタ勝利をマーク。2018年はリリーフに回り、58試合に登板して防御率1.99という素晴らしい成績を残した。昨季はアストロズで35試合(うち8先発)に登板して4勝5敗、5ホールド、防御率4.70を記録している。

     レッドソックスのロン・レネキー暫定監督は、マクヒューについて「彼は先発もリリーフもこなすことができる。彼は両方やりたいみたいだよ」と語り、戦列復帰後の起用法について明言を避けた。チーム状況を見極めて、マクヒューが先発とリリーフのどちらにフィットするかを判断する方針だが、先発投手不足の現状を考えると、先発で起用される可能性が高いと言えそうだ。

     ただし、「彼がいつ試合で投げられるかわからない」とレネキーが語ったように、マクヒューは右肘の状態に不安を抱えている。レッドソックスはマクヒューの状態を見て、戦列復帰までのプランを決定する方針だが、少なくともレギュラーシーズン開幕の時点では戦力として考えることができない状況だ。実績は十分なだけに、一刻も早い戦列復帰が待たれる。なお、レッドソックスはマクヒューの加入に伴い、ロースターの枠を空けるために、右腕のヘクター・ベラスケスをDFAとしている。

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