English Español 韓国語
  • ロイヤルズがメルキー・カブレラを獲得

    2017.7.31 11:51 Monday

     ロイヤルズがA.J.パケットとアンドレ・デービスの2選手を放出し、ホワイトソックスからメルキー・カブレラと金銭を獲得した。

     カブレラは今季ホワイトソックスで98試合に出場して打率.295、13本塁打、56打点、OPS.771をマーク。また、外野守備では9補殺を記録しており、これは両リーグ最多タイの数字となっている。2011年にロイヤルズで1年だけプレイした際には、155試合に出場して打率.305、18本塁打、87打点、20盗塁、OPS.809の好成績をマークしており、当時の再現に期待がかかる。

     デイトン・ムーアGMは「我々にとって完璧な補強だよ」とカブレラの加入を歓迎する。「彼はウチの選手のことをよく知っている。打線強化に貢献してくれるはずさ」

     スイッチヒッターであるカブレラはアレックス・ゴードン、ホルヘ・ボニファシオ、ブランドン・モスらとともにレフト、ライト、指名打者の3ポジションで起用されることになると見られているが、ネッド・ヨスト監督はカブレラを主にライトで起用する構想を明らかにしている。

     カブレラは「チームが試合に勝つ手助けをしたいね。そのために僕を獲得したんだと思うから。チームに貢献できるといいな」と通訳を介して語り、古巣でもある新天地での活躍を誓った。

     カブレラの古巣復帰をロイヤルズの選手たちも歓迎している。アルシデス・エスコバーが「良い選択だと思うよ。彼が打てることはみんな知っている。クラブハウスでも良いヤツだし、チームのためにプレイできる選手だしね」と語れば、ゴードンも「彼はチームを大いに助けてくれるはずさ。今季は素晴らしいシーズンを送っているしね。彼のことは僕たちもよく知っている。彼はいつも笑顔なんだ。クラブハウスにエネルギーをくれるヤツだよ」と語り、カブレラ加入は大歓迎といった様子だった。

     ホワイトソックスへ移籍するのは若手投手2名。パケットは昨年のドラフト2巡目指名で入団した22歳の右腕であり、今季はAアドバンス級で20試合に先発して9勝7敗、防御率3.90をマークしている。一方、デービスは2015年のドラフト8巡目指名で入団した左腕であり、今季はA級で18試合に先発して5勝4敗、防御率4.83をマークしている。


     関連ニュース


     関連動画

  • トレード期限まであと18時間 どうなるダルビッシュ

    2017.7.31 11:00 Monday

     ウエーバーを介さないトレードの締切期限(日本時間8月1日午前5時)まであと18時間となった。続々とトレード決定の情報が流れてくる中、ダルビッシュ有(レンジャーズ)やソニー・グレイ(アスレチックス)のトレード交渉が続けられている。放出濃厚と言われているダルビッシュはどこへ行くことになるのだろうか。

     レンジャーズはダルビッシュのトレードについて、ヤンキースとドジャースと交渉中であると見られている。他に少なくとももう1チームがダルビッシュ争奪戦に加わっているとの情報もあり、ダルビッシュのトレード決定はグレイの移籍先が決まってからになるだろうと見る向きもある。

     今季終了後にフリーエージェントとなるダルビッシュに対して、グレイは2019年オフまでフリーエージェントにならないため、少なくともあと2年以上は保有可能である。そのため今季のポストシーズン進出を目指す球団のみならず、来季以降を見据えた補強を目指す球団もグレイ争奪戦に参戦しており、グレイの移籍先が決まらないことにはダルビッシュのトレード交渉も決着しないだろうというのが大方の見方となっている。

     また、レンジャーズは希望通りの見返りが得られないのであれば無理にダルビッシュを放出しない可能性もあり、さらに放出するにせよキープするにせよ、ダルビッシュがフリーエージェントになった後に再契約するを望んでいる。ただし、ダルビッシュがフリーエージェントとして他球団へ流出した場合の見返りと、ダルビッシュをトレードして得られる見返りを比較した場合に、トレードで得られる見返りのほうが上質である可能性が極めて高く、よほどのことがなければダルビッシュがトレードで放出されるのは確実だろう。

     ヤンキースへ移籍して田中将大とともに先発ローテーションを形成するのか。ドジャースへ移籍して前田健太の同僚となるのか。それともこの2球団以外のどこかへ移籍するのか。残り18時間、トレード交渉の行方から目の離せない状況が続きそうだ。


     関連ニュース


     関連動画

  • 野球殿堂入り式典が開催 レインズら5名が殿堂入り

    2017.7.31 10:49 Monday

     日本時間7月31日、ニューヨーク州クーパーズタウンにあるアメリカ野球殿堂で2017年の野球殿堂式典が開催され、今回殿堂入りを果たしたティム・レインズ、ジェフ・バグウェル、イバン・ロドリゲス、ジョン・シャーホルツ、バド・シーリグの5名がスピーチを行った。

     それぞれ殿堂入りまでに要した時間は異なっており、殿堂入りまでに歩んできた道のりも様々だが、野球界に大きく貢献し、最終的には野球人なら誰もが夢見る野球殿堂に辿り着いた点は5名全員に共通している。

     捕手として史上最多となる13度のゴールドグラブ賞を受賞し、レンジャーズ時代の1999年にはMVPに輝いたロドリゲスは「誰も他人の夢を奪うことはできないんだ」と語った。「他の男の子たちと同じくらい背が伸びるようにロープにぶらさがっていた背の低い男の子がいたんだ。その男の子は大きな夢を持って、プエルトリコからやってきた」と、約175cmという低身長をハンデとせず、強肩強打の名捕手として2003年にはマーリンズを世界一へ導いた男は自身のキャリアを振り返った。

     「選手だったときには考えもしなかったことだよ」と語ったのは、アストロズで15シーズンにわたってプレイし、1991年新人王、1994年MVP、通算449本塁打など輝かしい実績を残したバグウェルだ。「僕たちは殿堂入りするためにプレイしているわけじゃない。僕たちは野球が大好きで、勝ちたいからプレイしているんだ」と、メジャー昇格前にアストロズへトレードされ、メジャー昇格後はアストロズ一筋を貫いてきた強打者は誇らしげに語っていた。

     シーリグは83歳の誕生日当日に式典を迎えることになった。最初はブリュワーズのオーナー、その後はコミッショナーとして半世紀にわたって野球界に貢献し、労使協調、技術革新、収益分配、戦力均衡、ワイルドカード導入など様々な面からメジャーリーグを発展させてきた男は、殿堂入りした人物が多数出席する中、「みなさんの前に立たせていただいているのは光栄です。今、ここに立っていられることを恐れ多く思っています」と殿堂入りの喜びを語った。

     ロイヤルズGM時代の1985年とブレーブスGM時代の1995年にワールドシリーズ制覇を成し遂げ、常勝軍団・ブレーブスを築き上げたシャーホルツは「私は野球が大好きだ。生涯を通じて、野球が大好きだった。私の父が私に野球への愛を教えてくれたんだ」と野球への愛情を語っていた。また、ジョージ・ブレット、ジョン・スモルツ、ボビー・コックスといった選手・監督たちへの感謝も忘れなかった。

     そして、資格最終年で念願の殿堂入りを果たしたレインズは「私は長い間、ずっと待っていた。そしてついにこの日がやってきたんだ」と殿堂入りの喜びを感慨深げに語った。通算出塁率.385、808盗塁を記録し、理想の一番打者として長年にわたって活躍したレインズ。「私の父は一日に8~10時間働き、家に帰ってきてから庭で私たちと遊んでくれた。父は私たちに一生懸命努力することを教えてくれたんだ。そして、母は私たちに一生懸命努力をさせてくれた」と両親への感謝を語っていた。

     「夢は叶うんだ」とロドリゲスは言った。来年以降も続々と野球を愛する者たちの夢が叶う瞬間がやってくるはずだ。


     関連ニュース

  • ベルトレイ 史上31人目の通算3000安打到達なるか

    2017.7.30 09:45 Sunday

     現地時間7月31日までとなっているトレード期限。昨日はハウィ・ケンドリックがナショナルズ、金賢洙(キム・ヒョンス)がフィリーズ、ジェレミー・ヘリクソンがオリオールズなど1日にして複数の選手の移籍が決まった。まだ時間はあり、メジャーリーグでは期限の数分前に新たなトレードが発表される場合もある。ダルビッシュ有(レンジャーズ)の移籍先に注目が集まる中で彼のチームメイトであるエイドリアン・ベルトレイの史上31人目となる通算3000安打到達が目前に迫っている。

     イチロー(マーリンズ)に次ぐ史上31人目の大記録にあと「2」となっているベルトレイは今季は出だしからつまずいていた。去る3月にWorld Baseball Classicにドミニカ共和国代表として出場したが、以前から痛めていた右ふくらはぎの影響で満足いくプレーができず開幕直前にになって故障者リスト入りしていた。その後、リハビリを重ねて日本時間5月30日のレイズ戦で「4番・三塁」で出場すると今季初打席で右翼への安打を放ち復活をアピールした。

     復帰後は8試合連続安打をはじめ、通算450本塁打達成などとてつもない速さで安打を量産したベルトレイ。前半戦で35試合に出場し打率.283 36安打 7本塁打と5月末からのプレーながらレンジャーズ打線をけん引していた。オールスター明けもその勢いは衰えることなく、日本時間7月25日のマーリンズ戦では今季初の1試合4安打を放っており7月の月間打率は.354となっている。シーズン開始時点で「2942」から始まった通算安打数も49試合の出場で56本を積み重ねた。

     そして迎えた本日、日本時間7月30日のオリオールズ戦でベルトレイは「4番・三塁」として出場している。初回に迎えた第1打席では2死三塁の場面で打席に立つと相手先発のケビン・ゴーズマンと対戦。カウント0-1から2球目のスプリットを引っかけて遊ゴロに倒れた。この打席では安打こそ出なかったが、まだ試合は始まったばかりであり、この試合での通算3000安打達成の可能性は十分にある。トレード戦線と同時に本日のレンジャーズ戦の行方にも注目だ。


     関連ニュース


     関連動画

  • スプリンガーが故障者リスト入り

    2017.7.29 07:51 Saturday

     ア・リーグ西地区首位を走るアストロズは左腕エースのダラス・カイケルとリリーフ右腕のウィル・ハリスが復帰し、地区優勝に向けて盤石の布陣となった。しかし、彼らに代わって主に1番打者として活躍していたジョージ・スプリンガーが故障者リストに入ることが決まった。

     スプリンガーは去る日本時間7月25日に行われたフィリーズ戦、2回裏の守備時にトミー・ジェセフが放った打球を処理しようとした際に大腿四頭筋を痛めて途中交代していた。その後は2試合連続で欠場していたものの、本人によれば痛みはひどくなく「大丈夫だ」と話している。現在の予定では日本時間8月5日のブルージェイズ戦から復帰する見込みだ。

     昨年、自身初の全試合出場を果たしたスプリンガーは今季も好調を維持し、前半戦では先頭打者弾9本を含む、27本塁打を放って打線をけん引した。後半戦突入後は一発こそないものの、打率.313 出塁率.415と高い数字を記録している。

     現在、野手で故障者リスト入りしているのはスプリンガーのほかにカルロス・コレア、コリン・モラン、アレックス・ブレグマン3人だ。コレアは指の故障で日本時間7月20日に受けた手術は無事に成功。彼の復帰時期は9月上旬と言われている。一方でモランは顔面骨折で8月中、ブレグマンは右太ももの痛みで戦線に復帰する予定だ。

     7月のアストロズは13勝7敗 勝率.650と勝ち越しており、打率.327はメジャー全体トップの数字を誇っている。チームにはコレアらレギュラー野手陣が抜けたとしても選手層の厚さでカバーしている強さがある。今回、新たにスプリンガーが抜けたことは痛い出来事だが、多くのファンは1日でも早い彼の復帰を待っている。


     関連ニュース


     関連動画

  • 【戦評】ゴッドリー好投&マルティネス満塁弾でDバックス快勝

    2017.7.28 17:00 Friday

     先発ザック・ゴッドリーの好投に新加入のJ.D.マルティネスがバットで応えた。4回表無死満塁という大チャンスで巡ってきた第2打席でカージナルス先発のルーク・ウィーバーの速球を捉え、逆方向への20号グランドスラム。マルティネスの一発がこの試合唯一の得点となり、ダイヤモンドバックスはカージナルス4連戦の初戦を制した。

     ゴッドリーのピッチングは見事だった。初回の一死一、二塁のピンチを併殺打で切り抜けると、その後はカージナルス打線に連打を許さず、ピンチらしいピンチは6回裏の一死一、二塁だけ。この場面もランドール・グリチックを二塁ゴロ、ハリソン・ベイダーを空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。「シンカーのコマンドが素晴らしかったし、カーブも狙ったところに投げられていた」と女房役のクリス・アイアネッタはゴッドリーのピッチングを絶賛した。「今日はスライダーも非常に良かった。カウントを取ることもできたし、ボール球にして空振りを取ることもできていた」

     カージナルスのマイク・マシーニー監督も「ゴッドリーは全てが良かったね。おそらく、我々が今季対戦した投手の中で最も鋭く、最も威力のある変化球だったんじゃないかな。カーブも良かったし、今日は全ての球種をしっかりコントロールできていた」と完敗を認め、ゴッドリーのピッチングを素直に称えていた。

     そんなゴッドリーに援護点が生まれたのは4回表。今季初先発のウィーバーの前に序盤3イニングは無得点に終わっていたダイヤモンドバックス打線だが、この回先頭のA.J.ポロックが二塁打を放って出塁すると、ジェイク・ラムとポール・ゴールドシュミットが四球を選んで無死満塁の大チャンスを作る。そしてここで打席に入ったマルティネスがライトスタンドへ貴重な一発を叩き込んだ。「そんなに悪い球ではなかったけど、決して良い球でもなかった」とウィーバーはマルティネスへの一球を振り返ったが、試合終了までにスコアボードに刻まれた「0」以外の数字はこの「4」だけ。ウィーバーにとっては悔いの残る、ダイヤモンドバックスにとっては非常に大きな一発だった。また、マルティネスは移籍前にタイガースでも満塁本塁打を放っており、1シーズンに両リーグで満塁本塁打を放った史上4人目の選手となった(1996年のグレッグ・ボーン、2000年のウィル・クラーク、2015年のヨエニス・セスペデス)。

     ゴッドリーとマルティネスの活躍によりダイヤモンドバックスは3位ロッキーズとの差を1.5ゲームに広げた。首位ドジャースとは12ゲームの大差がついており、地区優勝はほぼ絶望的な状況。一方、ワイルドカード争いではトップを走っているものの、まだ安心できるゲーム差ではない。ポストシーズン進出に向けて、しばらくの間は気の抜けない戦いが続きそうだ。


     関連ニュース


     関連動画

  • 【戦評】連日のドラマ 延長10回ピアースのサヨナラ満塁弾

    2017.7.28 16:00 Friday

     「切れるな!入ってくれ!」そんな声が聞こえてきそうな表情で、スティーブ・ピアースは打球の行方を見つめていた。打球は切れることなく、レフトポール際へスタンドイン。ブルージェイズが二日連続で劇的なサヨナラ勝ちを収めた瞬間だった。

     2点差を最終回にひっくり返した前日に続き、この日もブルージェイズは常に追う展開を強いられた。初回に3点を先制され、その裏にジョシュ・ドナルドソンの10号ソロでまず1点。5回裏にはケンドリズ・モラレスの19号ソロで1点差に迫り、6回裏にジャスティン・スモークのタイムリーでようやく同点に追い付いた。ところが8回表にマーカス・セミエンにタイムリーを打たれて勝ち越しを許し、1点ビハインドで9回裏の攻撃を迎えていた。

     アスレチックスは前のイニングからブレイク・トライネンが続投。しかし、先頭打者のモラレスが低めのシンカーを見事に捉え、センターへ20号同点ソロを叩き込んだ。前日の試合でサヨナラ本塁打を放ったヒーローが連日の殊勲打。「彼はまさにクラッチヒッターだよ。1球目に空振りしたボールとほとんど同じボールだったのに。彼は昨日も、そして今日も僕たちをやっつけたんだ」と打たれたトライネンもモラレスの勝負強さを褒め称えるしかなかった。

     10回表のアスレチックスの攻撃を守護神ロベルト・オスーナが三者凡退に抑え、10回裏のブルージェイズの攻撃。アスレチックスはトライネンに替えてリアム・ヘンドリックスをマウンドへ送り出した。ところが、二死を取ったとはいえ、3四球を与えて満塁。ここでこの試合4打数ノーヒットのピアースに打順が回ってきた。ファウル→ボール→ファウルでカウント1-2と追い込まれた後、ボールを2球見送ってフルカウント。ピアースは6球目のやや高めに浮いた速球を見逃さなかった。ピアースが捉えた打球は失速することなくグングン伸びていき、大歓声に包まれながらレフトポール際に着弾。ピアースのこの試合の初安打は延長戦に決着をつける9号サヨナラ満塁本塁打となった。

     ジョン・ギボンズ監督、マーカス・ストローマン、ラッセル・マーティンが退場処分となるハプニングもあったこの試合だが、「僕たちはみんなで力を合わせたんだ。ブルペンは素晴らしい仕事をしてくれた。そしてそれが勝利に繋がったんだ。素晴らしい一日になったね」とピアースが語ったように、ブルペンが粘り、打線が勝負強さを発揮し、チーム一丸となって勝ち取った勝利だった。なお、2試合連続でサヨナラ本塁打が飛び出したのは球団史上初の快挙である。


     関連ニュース


     関連動画

  • 【戦評】ナショナルズが4者連続アーチ含む8本塁打で完勝

    2017.7.28 15:30 Friday

     デイゲームだったのは残念だが、首都ワシントンD.C.のナショナルズ・パークで夏に相応しい花火大会が開催された。ナショナルズはメジャー史上8度目となる4者連続本塁打、メジャー最多タイとなる1イニング5本塁打を含む計8本塁打を放ち、対するブリュワーズも2本塁打。両軍合わせて10本塁打はナ・リーグ記録にあと1本と迫る数字だった。

     「信じられないよ」とナショナルズのダスティ・ベイカー監督が振り返ったのは3回裏の自軍の攻撃だ。ブライアン・グッドウィン、ウィルマー・ディフォー、ブライス・ハーパー、ライアン・ジマーマンが4者連続でアーチを架け、一死後にアンソニー・レンドンにも一発が飛び出した。「何か特別なことができる打線なんだよ」とハーパーは胸を張ったが、予想以上の本塁打連発にベンチもお祭り騒ぎだった。

     1回裏にハーパー、4回裏にジマーマンとホゼ・ロバトンが本塁打を放ち、4回までに8本塁打。メジャー初先発のマイケル・ブレイゼックに6本塁打、2番手ウィリー・ペラルタに2本塁打を浴びせ、1試合8本塁打でエクスポズ時代の球団記録に並んだ(ワシントン移転後では新記録)。滅多打ちを喰らったブレイゼックは「僕は投げられる球種を全部投げたよ。そして彼らは全部打ち返したんだ。キツかったよ」とお手上げ状態だった。

     先発したマックス・シャーザーは4回までに15点という大量援護を得て、6回1失点で12勝目。この日は9個の三振を奪ったが、この日8個目の三振で6年連続となる200奪三振に到達した。打撃でも1安打2四球で全打席出塁。3回裏の4者連発の口火を切ったのはシャーザーが選んだ四球だった。「シャーザーに与えた四球で少しイライラしてしまった。イニングの先頭打者、それも投手に四球を与えるなんて一番避けたいことだからね」とブレイゼックはシャーザーに与えた四球に後悔を滲ませた。。

     また、この試合で2本塁打を放ったジマーマンは通算237本塁打となり、ワシントンD.C.を本拠地とする球団での通算本塁打記録に並んだ(フランク・ハワードと同数)。「以前、彼(=ハワード)と話をする機会があったんだ。彼の数字に並べたのはとても光栄だよ。僕はずっとこのチームでプレイしているけど、とても特別なことだよ」

     夏の昼間に開催された花火大会。リーグ最高打率&最多得点を誇る強力ナショナルズ打線の破壊力をまざまざと見せつけた試合となった。


     関連ニュース


     関連動画

  • ヤンキースに朗報 ヒックスが来週リハビリ出場開始へ

    2017.7.28 11:30 Friday

     故障離脱中のアーロン・ヒックスとタイラー・オースティンは、来週後半、ヤンキースがおよそ1週間にわたってホームを離れるタイミングでマイナーでのリハビリ出場を開始するようだ。ジョー・ジラルディ監督も「ヒックスとオースティンは我々がホームを離れるときにリハビリ出場に向かう計画だよ」と話している。

     ジラルディ監督はヒックスの復帰可能時期について「明言するのは難しい」と話している。ヒックスはスイッチヒッターであり、両打席で本来の感覚を取り戻す必要があるためだ。ヒックスは右腹斜筋を痛めて6月下旬から戦列を離れているが、腹斜筋はスイングをする際に重要な部位であり、回復に時間が掛かると言われている。たとえ打撃練習のボールを打つことができても、試合で時速90マイル台後半のボールを打つとなると力の入り具合が変わってくるのだ。

     ヒックスは故障箇所に関して「状態は良いよ」と話しており、今週末にも打撃練習を開始する予定となっている。「試合を待っているよ。筋肉の強さを取り戻すために、たくさんトレーニングをした。かなりの我慢が必要だったね」

     今季のヒックスは開幕から打撃好調で、故障離脱までに60試合に出場して打率.290、10本塁打、37打点、OPS.913の好成績をマーク。アーロン・ジャッジやスターリン・カストロとともに好調なチームを牽引していただけに、ヒックスが万全の状態で戦列に戻ってくるようならヤンキースにとって大きな戦力アップとなる。

     一方、オースティンは左足首の骨折により開幕から長期離脱していたが、6月下旬に戦列復帰。しかし、右ハムストリングを痛めて戦列復帰のわずか5日後に再び故障者リスト入りしていた。「思っていたよりも時間が掛かってしまった。回復は順調だし、これ以上トラブルが起こらないことを祈るよ」と話すオースティンは、正一塁手を目指して再びポジション争いに参戦することになりそうだ。


     関連ニュース


     関連動画

  • ドジャース エース級先発投手の獲得に自信

    2017.7.28 11:00 Friday

     クレイトン・カーショウの離脱により先発投手の獲得が噂されているドジャースは、7月末のトレード期限までにダルビッシュ有(レンジャーズ)、ソニー・グレイ(アスレチックス)、ジャスティン・バーランダー(タイガース)といった一線級のスターターを獲得できると自信を持っているようだ。

     ドジャースは現在、バーランダーよりもダルビッシュ、グレイの獲得交渉に重きを置いている。また、複数年保有可能なグレイにはポストシーズン進出を目指す球団のほかにもブレーブスなどが触手を伸ばしており、獲得レースにおける競争相手はダルビッシュの方が少ないと見られている。

     レンジャーズは現時点ではダルビッシュを放出する意思があるのかどうかを明らかにしていないが、昨日のマーリンズ戦での大敗によりワイルドカード圏内から4.5ゲーム差となっており、ポストシーズン争いからは脱落気味。今月の残り4試合の戦いぶりによっては一気にダルビッシュのトレードが加速する可能性もある。

     新労使協定により、レンジャーズがダルビッシュを放出せずにシーズン終了後にフリーエージェントとして流出した場合、レンジャーズが得られるのは最高でも2018年ドラフトにおける3巡目の前の補償指名権(おそらく全体70位台)となる。ダルビッシュを放出すればこの補償指名権で得られる選手よりも優れたプロスペクトを獲得できることは確実であり、レンジャーズがポストシーズン進出を諦めればダルビッシュは高確率で放出されることになるだろう。

     また、アスレチックスはグレイとのトレードでセンターを守れるトップ・プロスペクトの獲得を望んでいる。アレックス・ベルドゥーゴ(ドジャース)、ビクター・ロブレス(ナショナルズ)、エステバン・フロリアル(ヤンキース)らがこれに該当するが、アスレチックスの要求を受け入れ、グレイを獲得する球団は現れるだろうか。

     バーランダーに関しては残り2シーズン、各2800万ドルという高額年俸がトレードの大きな障壁となっている。ドジャースはバーランダーの登板を視察しているものの、2018年の贅沢税を削減したい(あるいはゼロにしたい)と考えており、ダルビッシュやグレイに比べるとバーランダー獲得は現実的ではない。

     他にも、ポストシーズン争いから脱落寸前のツインズがアービン・サンタナと先日獲得したばかりのハイメ・ガルシアを放出する可能性があるという情報も出てきており、トレード期限の7月末まで、各球団の先発投手獲得レースは続くことになりそうだ。


     関連ニュース


     関連動画

  • レイズが戦力補強 2件のトレードが成立

    2017.7.28 10:30 Friday

     ア・リーグ東部地区3位ながら地区優勝、ワイルドカードを狙える位置につけるレイズが2件のトレードを成立させ、ホワイトソックスからリリーフ左腕のダン・ジェニングス、メッツから左打ちの強打者ルーカス・デューダを獲得した。

     「この2選手は我々のクラブにおいて重要な役割を担い、戦力アップに貢献してくれると思うよ」とチェイム・ブルーム野球部門上級副社長は語った。「シーズンのこの時期になって良いポジションにいるのであれば、チームをより良くするための様々な選択肢を探すのは当然のことだ。獲得する選手がどれくらいチームに貢献してくれるかを検討して、それに対して対価を支払わなければならない。今回の2つのトレードは我々の構想にピッタリ合致したんだよ」

     今季メッツで75試合に出場して打率.246、17本塁打、OPS.879をマークしているデューダはチームに長打力をもたらし、指名打者または一塁手として起用されることになる。ブルーム上級副社長は「彼は基本的には指名打者になると思う。一塁にはローガン・モリソンがいるからね。モリソンは素晴らしい仕事をしてくれている」と語り、基本的には指名打者にデューダ、一塁にモリソンを起用する構想を明らかにしている。

     一方、今季ホワイトソックスで48試合に登板して3勝1敗、防御率3.45をマークしているジェニングスは対左打者のスペシャリストとして起用されることになりそうだ。今季は左打者を被打率.169に封じており、チームに欠けていたリリーフ左腕として期待は大きい。ケビン・キャッシュ監督は「彼には左打者退治をお願いすることになるだろう。右打者も抑えられると思うけど、彼が必要になるのは試合終盤に左打者が続く場面だ」と語っており、ジェニングスには左打者キラーとしての働きが求められている。

     また、この2件のトレードで、レイズはホワイトソックスへケーシー・ギレスピー、メッツへドリュー・スミスを放出している。ギレスピーはジャイアンツのコナー・ギレスピーを兄に持つ24歳の一塁手。2014年のドラフト1巡目(全体20位)指名選手であり、今季はAAA級で95試合に出場して打率.227、9本塁打、OPS.653という成績を残している。スミスは今年4月にトレードでタイガースからレイズに加入した23歳のリリーフ右腕。今季はマイナー3階級で計31試合に登板して1勝2敗7セーブ、防御率1.60をマークしている。


     関連ニュース

  • 【戦評】マーリンズ球団新22得点 ダルビッシュ10失点

    2017.7.27 17:29 Thursday

     マーリンズ打線がレンジャーズ先発のダルビッシュ有を攻略。マーリンズはその後も攻撃の手を緩めることなく、2003年7月1日のブレーブス戦で記録した20得点の球団記録を更新する22得点の猛攻でレンジャーズに大勝した。

     ディー・ゴードンの初球先頭打者本塁打が猛攻開始の合図となった。初回はゴードンとクリスチャン・イェリッチのソロで2得点。4回表にはイチローのタイムリー二塁打、マーセル・オズーナの3点タイムリー三塁打などでダルビッシュをノックアウトし、一挙9得点。7回以降もレンジャーズ投手陣に襲い掛かり、終盤3イニングで11点を追加した。先発全員安打どころか先発全員打点を達成する猛攻で、オズーナとデレク・ディートリックは5打点の大暴れ。ゴードンの1号先頭打者アーチ、イェリッチの11号ソロ、J.T.リアルミュートの11号ツーラン、ジャンカルロ・スタントンの両リーグトップに立つ33号ソロと計4本塁打が飛び出した。

     「10点取られたけど22点も取ったね」とドン・マティングリー監督は今日の試合を振り返った。「よくある試合の一つだよ。レンジャーズにとっては難しい試合だったと思う。投手の消耗を避けるために野手を投げさせるのはよくあること。野手を投げさせる側じゃなくてよかったよ」と、9回表のマウンドに控え捕手のブレット・ニコラスを送り出したレンジャーズの起用法に理解を示した。

     一方、レンジャーズのジェフ・バニスター監督は「今夜に限って言えば、攻撃面ではよく点を取ったけど、それ以上に投手陣が点を取られてしまったね」と敵将同様に今日の試合を振り返った。「こういう日もあるさ。今日は派手にやられてしまったけど、明日は試合がない。切り替えて次の試合に臨めると思うよ」と、すでに次なる戦いを見据えていた。

     ゴードンがホゼ・フェルナンデスに捧げた一発以来となる本塁打を放ち、イチローはダルビッシュからタイムリー二塁打を放ったほか、ニコラスの時速45.1マイル(約72.6km/h)の超遅球をレフトへ弾き返して今季3度目のマルチ安打を達成。それ以外にも、レンジャーズのエイドリアン・ベルトレイが9号ソロを含む3安打を放った後、オンデック・サークルを移動させて退場処分を受けるなど、見どころやハプニングの多い試合だったが、記録上は「マーリンズの1勝、レンジャーズの1敗」である。バニスター監督のコメントにもあったように、両チームはこの大味な試合から頭を切り替えて、次の試合に臨むことになるだろう。

     ダルビッシュは4回途中10失点でノックアウトされ、今季9敗目(6勝)。防御率は一気に4点台(4.01)まで悪化した。今日のピッチングがトレード市場にどのような影響を与えるのか。今日の試合に関する様々な要素の中で、おそらくこの点が最も注目を浴びているのではないだろうか。


     関連ニュース


     関連ニュース

  • ストラスバーグ故障者リスト入り フェッディ昇格へ

    2017.7.27 16:39 Thursday

     ナショナルズは当初、スティーブン・ストラスバーグが故障者リスト入りを回避できるであろうことを示唆していたが、ダスティ・ベイカー監督は日本時間7月27日のブリュワーズ戦の試合後、ストラスバーグが故障者リスト入りする予定であると語った。

     ストラスバーグの故障者リスト入りは前回登板の翌日に遡って適用されると見られており、ストラスバーグが最短の日数で復帰できるのであれば、先発登板を1度回避するだけになる。ストラスバーグは日本時間7月26日に平坦なグラウンドでボールを投げており、右前腕の状態はそれほど深刻ではない。ナ・リーグ東部地区において2位ブレーブスに12.5ゲーム差をつけ、地区優勝がほぼ確実という状況になっているため、ポストシーズンの戦いを見据えてストラスバーグに無理をさせない判断をしたということだろう。「9月にストラスバーグがいないという状況は望ましくない。彼は過去のケガのことを意識しているし、とても気にしているんだ」と試合前にベイカー監督は話していた。

     ストラスバーグの故障者リスト入りに伴い、ナショナルズはMLB公式サイトのプロスペクト・ランキングで球団3位にランクインしているエリック・フェッディを日本時間7月30日のロッキーズ戦で先発させる方針だ。2014年のドラフトでナショナルズから全体18位指名を受けてプロ入りしたフェッディは24歳の右腕。今季はAA級で開幕を迎え、7先発を含む17試合に登板して3勝3敗、防御率3.04を記録。6月中旬にはAAA級へ昇格し、ここでは4先発を含む10試合に登板して1勝1敗、防御率5.57。2階級合計で27試合(うち11先発)に登板して4勝4敗、防御率3.72、奪三振率8.03、与四球率2.44という成績を残している。

     ブルペンが崩壊していたというチーム事情もあって、フェッディは一時リリーバーとしての調整を進めていたが、7月に入って先発へ復帰。AAA級での初先発では一死も取れず6失点でノックアウトされてしまったが、続く3先発では計11.2イニングを投げて3失点(防御率2.31)。日本時間7月20日の登板ではAAA級昇格後最長の5イニングを投げて2失点に抑えている。ストラスバーグの穴を埋めるのは容易なことではないが、スプリング・トレーニング時にベイカー監督はフェッディの能力を高く評価しており、期待は大きい。

     チャーリー・ブラックモン、ノーラン・アレナードといった強打者を揃えるロッキーズ打線を相手に、フェッディがどのようなピッチングを見せてくれるのか。有望株のメジャーデビュー戦に注目が集まっている。


     関連ニュース


     関連動画

  • ブレーブス 有望株・スワンソンがAAA級降格へ

    2017.7.27 13:09 Thursday

     ブレーブスは日本時間7月27日の試合後、ダンズビー・スワンソンとアーロン・ブレアをAAA級グウィネットへ降格されたことを発表した。正遊撃手として期待され、新人王候補に挙げる声もあったスワンソンだが、その大きな期待に応えることはできず、出直しを強いられることになった。

     2015年のドラフトでダイヤモンドバックスから全体1位指名を受けてプロ入りし、同年12月にシェルビー・ミラーらとの3対2のトレードでエンダー・インシアーテ、ブレアとともにブレーブスに加入したスワンソン。プロ2年目となった昨年8月にメジャーデビューを果たし、38試合に出場して打率.302、3本塁打、OPS.803の好成績をマークしたため、今季は正遊撃手&新人王候補として期待されていたが、ここまで95試合に出場して打率.213、6本塁打、OPS.599と不振に苦しんでいた。

     スワンソンは4月の月間打率が.156、5月が.216と開幕から調子が上がらず、6月に.306と復調したかに思われたものの、7月は.125の大不振。ヨハン・カマルゴが台頭してきたこともあり、7月に入ってからはスタメンの座を明け渡すことも多くなっていた。

     スワンソンは昨季、Aアドバンス級からAA級を経て、飛び級でメジャーへ昇格。AAA級を経験せず、AA級でも84試合で打率.261、OPS.745と満足のいく成績を残せていなかったため、メジャー昇格は時期尚早ではないかという声も上がっていた。メジャー昇格後に結果を残したため、一時的にそのような声は聞かれなくなっていたものの、今季の成績を見る限り、やはりメジャー昇格は時期尚早だったのだろう。

     今後はAAA級で実戦経験を積みながら、主に打撃面でメジャーで通用する技術を身につけていくことになる。挫折を経験せずにスーパースターの座へ登り詰めていく選手など滅多にいないだけに、スワンソンにもこの挫折を乗り越え、スター選手へと成長を遂げてくれることを期待したい。


     関連ニュース

  • ロッキーズがリリーフ右腕・ニーシェックを獲得

    2017.7.27 12:49 Thursday

     トレード市場の注目株の1人だったパット・ニーシェック(フィリーズ)が若手3選手とのトレードでロッキーズへ移籍することが決定した。ロッキーズは守護神グレッグ・ホランドが安定したピッチングを続けているものの、救援防御率4.53はリーグ12位とブルペン全体としては安定感を欠いており、ポストシーズン進出に向けて弱点を補強した形となった。

     今年9月に37歳の誕生日を迎えるニーシェックは、今季ここまで43試合に登板して3勝2敗1セーブ、防御率1.12の好成績をマーク。その好投が認められ、カージナルス時代の2014年以来3年ぶりにオールスター・ゲームに選出された(フィリーズから唯一)。防御率のみならず、被打率.199、奪三振率10.04、与四球率1.12など各部門で素晴らしい成績を残しており、新天地ではホランドへ繋ぐセットアッパーを任されることになりそうだ。ゴロ率が低いフライボール・ピッチャーであるため、「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドが本拠地になる点に不安は残るが、豊富な経験を生かして適応していくことだろう。

     ロッキーズからフィリーズへ移籍するのはホゼ・ゴメス、J.D.ハンマー、アレハンドロ・レケーナの3選手。ゴメスはベネズエラ出身の20歳の遊撃手で、今季はA級で81試合に出場して打率.324、4本塁打、18盗塁、OPS.811をマークしている。ハンマーは昨年のドラフトで24巡目指名を受けてプロ入りした23歳のリリーフ右腕。今季はA級とAアドバンス級で計36試合に登板し、4勝2敗13セーブ、防御率2.36をマークしている。レケーナはベネズエラ出身の20歳の先発右腕で、今季はA級で19試合に先発して8勝3敗、防御率2.85をマークしている。


     関連ニュース


     関連動画

  • 名手・キアマイアーがリハビリ出場開始へ

    2017.7.27 12:27 Thursday

     日本時間6月8日のホワイトソックス戦で一塁へ滑り込んだ際に右腰を骨折して戦列を離れているケビン・キアマイアー(レイズ)が、日本時間7月28日からAアドバンス級でリハビリ出場を開始することになった。

     キアマイアーは2015年から2年連続でゴールドグラブ賞を受賞し、2015年にはプラチナグラブ賞も獲得している球界屈指の名センター。今季は故障離脱するまでに62試合に出場し、打率.258、7本塁打、10盗塁、OPS.737をマークしていた。

     現在60日間の故障者リストに登録されているキアマイアーは、日本時間6月10日に故障者リストに登録されたため、復帰できるのは早くても日本時間8月9日となる。マイナーでのリハビリ出場が順調に進めば、復帰可能になる日に戦列に戻ることになるだろう。

     キアマイアーの離脱後、主にマレックス・スミスがセンターで起用され、スミスの休養日にはピーター・ボアジャスが出場している。スミスは今季47試合に出場して打率.289、2本塁打、15盗塁、OPS.758、ボアジャスは60試合に出場して打率.250、4本塁打、3盗塁、OPS.736とキアマイアーに引けを取らない成績を残しているが、センターの守備力では名手キアマイアーに遠く及ばない。キアマイアーの復帰は特に守備面において、チームにとって大きな戦力アップとなるに違いない。

     レイズは現在、ア・リーグ東部地区で首位レッドソックスと2.5ゲーム差、2位ヤンキースと1.5ゲーム差の地区3位につけている。ワイルドカードのみならず地区優勝も狙える位置にいるだけに、名手キアマイアーが戻ってくるのは心強い限りだろう。ゴールドグラブ賞争いではバイロン・バクストン(ツインズ)に後れを取っているキアマイアーだが、チームをポストシーズンに導く好プレイを続けていけば、3年連続の受賞も夢ではないかもしれない。


     関連ニュース

  • 新加入・ヌニェスの起用法はどうなる?

    2017.7.27 11:56 Thursday

     レッドソックスがマイナー2選手との交換でジャイアンツからエドゥアルド・ヌニェスを獲得してから一夜明けたが、レッドソックスのジョン・ファレル監督はヌニェスの起用法について明らかにしていない。ただし、少なくともヌニェスは定期的に先発出場の機会を得ることになると見られている。

     ヌニェスは今季ジャイアンツで76試合に出場して打率.308(302-93)、4本塁打、31打点、18盗塁、OPS.752をマーク。得点圏打率.409と勝負強さも発揮している。「彼は多くの打席を得ることになるだろう。そのために獲得したんだから。彼は今、とても調子が良いからね」とファレル監督も話しており、三塁を中心に遊撃、外野の両翼などユーティリティ性を生かしながら様々なポジションで出場機会を得ることになりそうだ。

     レッドソックスは有望株ラファエル・ディバースをメジャーへ昇格させたばかり。日本時間7月27日のマリナーズ戦ではメジャー初本塁打を含む2安打を放つなど20歳らしからぬパフォーマンスを見せており、首脳陣を悩ませている。ディバースをメジャーにキープしておくのであれば、右打者のヌニェスと左打者のディバースでプラトーンを組むのが現実的な選択肢だろう。「今すぐには決めなくていいから、現時点ではアナウンスすべきことはないよ」とファレル監督は話していたが、ヌニェスをロースターに登録するために枠を1つ空けなければならないのは事実である。

     考えられる選択肢は3つ。1つ目はディバースをマイナーへ送り返すこと。2つ目はディバースではなくデベン・マレーロをマイナーへ降格させること。マレーロの堅実な守備は貴重だが、ディバースに比べると打撃面での期待値は大きく劣る。そして3つ目は右手の故障に苦しむザンダー・ボガーツを故障者リストへ登録すること。ボガーツはオールスター前から右手の故障に起因するスランプに苦しんでおり、治療に専念させるのも悪い選択肢ではない。また、俊足を誇るヌニェスの加入により、ムーキー・ベッツを1番から再び中軸へ戻すことも可能になった。

     ファレル監督はロースター変更やラインナップについてどのような決断を下すのか。決断の時は刻一刻と迫っている。


     関連ニュース


     関連動画

  • アストロズ エース左腕・カイケルがついに戦列復帰

    2017.7.27 10:49 Thursday

     およそ2ヶ月ぶりにダラス・カイケルが戻ってくる。アストロズのA.J.ヒンチ監督はカイケルが日本時間7月29日のタイガース戦に先発する予定であることを明らかにした。カイケルは首の違和感を理由に6月上旬に故障者リスト入りしていた。

     カイケルは今季11試合に先発して9勝0敗、防御率1.67という素晴らしい成績をマーク。昨季の不振(9勝12敗、防御率4.55)を脱し、サイ・ヤング賞に輝いた2015年(20勝8敗、防御率2.48)を彷彿とさせるピッチングを続けていたが、首の違和感で2度にわたって故障者リスト入り。日本時間6月3日のレンジャーズ戦で6回無失点の好投を披露し、今季9勝目をマークしたのを最後に戦列を離れていた。

     アストロズは右肘の故障で開幕から長期離脱していたコリン・マクヒューがすでに戦列復帰を果たしており、カイケルの戦列復帰によってようやく先発ローテーションにベストメンバーが揃うことになる。日本時間7月29日から始まるタイガース3連戦ではカイケル、マクヒュー、ランス・マカラーズJr.の3人が先発のマウンドに上がる予定となっている。

     一時はカイケル、マクヒュー、マカラーズJr.、チャーリー・モートンの4人が同時に故障者リスト入りしていたアストロズだが、故障者の復帰によりカイケルの代役としてブルペンから先発に回り、11先発で6勝1敗、防御率2.93と好投していたブラッド・ピーコックを再びブルペンに回すことができるほどの層の厚さとなった。当面の間は前述の4人にマイク・ファイアーズを加えた5人で先発ローテーションを形成することになると見られるが、ピーコックやジョー・マスグローブも控えており、噂される先発投手の補強はひょっとすると必要でなくなるかもしれない。

     100勝を超えるペースで白星を積み重ね、ア・リーグ西部地区の首位を独走するアストロズ。エース左腕・カイケルの復帰により、その勢いはさらに加速していきそうだ。


     関連ニュース


     関連動画

  • ナショナルズが2018年オールスターのロゴを公開

    2017.7.27 10:28 Thursday

     日本時間7月27日、約50年ぶりにアメリカ合衆国の首都・ワシントンD.C.で開催される第89回オールスター・ゲームのロゴが公開された。国会議事堂が描かれ、首都開催の球宴に相応しいロゴとなっている。

     セレモニーにはMLBコミッショナーのロブ・マンフレッド、ナショナルズの筆頭オーナーであるマーラ・ラーナー・タネンバウム、ワシントンD.C.市長のミューリエル・バウザーのほか、ナショナルズからダスティ・ベイカー監督、ライアン・ジマーマン、ダニエル・マーフィー、マックス・シャーザー、ブライス・ハーパーが出席した。

     第89回オールスター・ゲームは2018年7月17日(日本時間では7月18日)に開催される。マンフレッド・コミッショナーは「本日のロゴ公開は首都における我々のスポーツのわくわくする一年の始まりである」と語り、「我々のゲームの最も輝いているスター選手たちが来夏、素晴らしい街の素晴らしい球場でプレイするのを楽しみにしている」と期待を込めた。

     首都ワシントンD.C.でのオールスター・ゲーム開催はこれが5回目。最後にワシントンD.C.で開催されたのは1969年であり、49年ぶりの首都開催となる。2005年シーズンから首都ワシントンD.C.へ移転し、球団名を変更したナショナルズにとってはもちろん初主催のオールスター・ゲームであり、2008年に開場したナショナルズ・パークで開催されるのも当然ながら初めてである。

     「ワシントンD.C.にとって、この新しい球場や周辺地域、地元のファンたちがどんなに素晴らしいかを示すのにオールスター・ゲーム以上に相応しい舞台はないよ」とジマーマンは語る。ちなみに、ジマーマンはナショナルズ史上初めてのドラフト1巡目指名選手である(2005年ドラフト全体4位指名)。また、球界を代表するスーパースターであるハーパーは本拠地開催となるオールスター・ゲームに選出された場合、ホームラン・ダービーに出場する意思があることを明らかにした。

     首都ワシントンD.C.でおよそ半世紀ぶりに開催されるオールスター・ゲーム。球界を代表するスター選手たちがどのような輝きを放つのか。一年後が待ち遠しい。


     関連ニュース


     関連動画

  • 【戦評】7点差を追い付かれるもサヨナラ満塁弾で決着

    2017.7.26 17:31 Wednesday

     エドウィン・エンカーナシオンが放った一発が熱戦に終止符を打った。延長11回裏に飛び出した今季21号は7点リードを追い付かれた試合に決着をつけるサヨナラ満塁弾。エンカーナシオンの通算6本目となるサヨナラ弾により、ア・リーグ中部地区の首位を走るインディアンスは2位ロイヤルズとの1.5ゲーム差をキープした。

     エンカーナシオンの一発により、インディアンスは「1試合で2本の満塁本塁打を放ち、なおかつ2本目がサヨナラ弾」を達成した史上初のチームとなった。インディアンスの選手によるサヨナラ満塁弾は2014年6月19日にニック・スウィッシャーが放って以来3年ぶり。このときも対戦相手はエンゼルスだった。「素晴らしい気分だよ。インディアンスに来てから初めてのサヨナラ打だからね」とエンカーナシオンは興奮気味に話していた。

     インディアンスはエンゼルス先発のジェシー・チャベスを攻略し、ブラッドリー・ジマーの6号グランドスラム、マイケル・ブラントリーの7号ソロなどで2回裏に一挙7点を先制。しかし、直後の3回表にコール・カルフーンの13号スリーランなどで4点を返され、5回表にはルイス・バルブエナに10号ツーランが飛び出して1点差。続く6回表にユネル・エスコバーにタイムリー二塁打を浴びて、7点差を追い付かれてしまった。

     試合には負けてしまったエンゼルスだが、「ポジティブなこともあったよ。試合の早い段階で大量リードを奪われてしまったけど、今季の僕たちがどんなチームなのかを示せたと思う。僕たちは決して諦めない。僕たちは戦い続ける。追い付いて延長戦に持ち込んだし、勝つチャンスもあった」とアンドレルトン・シモンズが語ったように、7点ビハインドを追い付いたことは前向きに捉えていいはずだ。

     エンカーナシオンの劇的な一発で熱戦を制したインディアンス。3番手ブライアン・ショウ以降の5投手がエンゼルス打線を無得点に抑えるなどブルペン陣の頑張りも光ったが、3回以降なかなか追加点を奪えなかったことや7点リードを守れなかったことを考えると決して褒められた試合内容ではない。また、この試合の勝利によって5連勝となったが、背後には7連勝中のロイヤルズが迫っている。昨季あと1勝届かなかったワールドシリーズ制覇へ向けて、これからどのように戦っていくのか。劇的勝利の余韻に浸っている余裕はなさそうだ。


     関連ニュース


     関連動画

« Previous PageNext Page »