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  • メジャーリーグの各球団が注目するNPB・KBOの選手たち

    2019.10.31 18:20 Thursday

     MLB公式サイトでは、オフシーズンの開幕を前にジョン・ポール・モロシが日本プロ野球と韓国プロ野球の注目選手をピックアップ。日本人選手では、秋山翔吾(埼玉西武)、筒香嘉智(横浜DeNA)、菊池涼介(広島東洋)の3人が紹介されている。

     モロシは、2010年代の日本人選手のメジャー挑戦を振り返り、投手が14人、野手が3人、そして「二刀流」の大谷翔平(エンゼルス)がメジャーデビューを果たしたことを紹介。しかし、「新たなディケード(10年間)のスタートともに、投手中心の流れに変化がある」とし、今オフにメジャーへ移籍する可能性のある選手として秋山、筒香、菊池の野手3人の名前を挙げた。

     モロシによると、ゼラス・ウィーラー(東北楽天)がMLB公式サイトへテキストメッセージを送り、「この3人は全員が日本プロ野球の一流選手であり、MLBでも活躍できる可能性を秘めている」と紹介したという。そのテキストメッセージのなかで、ウィーラーは、この3人がメジャーで活躍するためのポイントとして「メジャーのスピードとプレイスタイルに適応できるかどうか」を挙げたようだ。

     秋山、筒香、菊池のほか、日本プロ野球の選手で名前を紹介されているのは、ジョエリー・ロドリゲス(中日)とピアース・ジョンソン(阪神)の2投手。ロドリゲスについては、巨人が強い関心を示していることまで言及されている。

     一方、韓国プロ野球からは、金廣鉉(キム・グァンヒョン)、ジョシュ・リンドブロム、アンヘル・サンチェスの3投手がリストアップ。SKワイバーンズに所属する金は、2014年オフにポスティング制度を利用してメジャー移籍を試みたが、パドレスとの交渉が不調に終わって韓国に残留。今季は17勝6敗、防御率2.51、180奪三振の好成績をマークした。

     右腕リンドブロムは、斗山ベアーズで20勝3敗、防御率2.50、189奪三振、同じく右腕のサンチェスは、金と同じSKワイバーンズで17勝5敗、防御率2.62、148奪三振の好成績をマーク。両投手には日本プロ野球のチームも興味を示しており、日米による争奪戦となるかもしれない。

  • ナショナルズが初のWS制覇 「世界一なし」は残り6チームに

    2019.10.31 17:30 Thursday

     日本時間10月31日、ナショナルズがアストロズとのワールドシリーズ第7戦に勝利し、1969年の球団創設(当時モントリオール・エクスポズ、2005年からワシントン・ナショナルズ)以来初となる世界一に輝いた。これにより、まだワールドシリーズ制覇を経験していないメジャーリーグのチームは、残り6球団となった。

     残り6球団のうち、本拠地を移転したチームを除くと、最も長い歴史を持つのが1969年創設のパドレスだ。パドレスは、これまでワールドシリーズに2度進出しているものの、1984年はタイガースに1勝4敗、1998年はヤンキースに0勝4敗で敗退。現在、チームは再建期を終えつつあり、再び頂点にチャレンジする。

     1969年にシアトル・パイロッツとして誕生し、翌1970年から現名称のブリュワーズも、まだワールドシリーズ制覇を経験していない。まだア・リーグに所属していた1982年に1度だけワールドシリーズ進出の経験があるものの、このときはカージナルスに3勝4敗で敗れた。

     1961年にワシントン・セネタースとして誕生し、1972年から現名称のレンジャーズは、2010年以降5度もポストシーズンに進出し、2010年と2011年にはワールドシリーズまで駒を進めたが、それぞれ1勝4敗(対ジャイアンツ)、3勝4敗(対カージナルス)で敗退。レンジャーズと同じア・リーグ西部地区に所属するマリナーズは、1977年の球団創設以降1度もワールドシリーズ進出がなく、イチロー1年目の2001年を最後にポストシーズン進出すら果たせていない。

     1993年に誕生したロッキーズは、まだ1度も地区優勝の経験がなく、ワイルドカードで5度ポストシーズンに進出。2007年には球団史上初のワールドシリーズ進出を果たしたが、レッドソックスの前に4連敗で敗退した。

     最も直近のエクスパンション(球団拡張)により1998年に誕生したレイズ(創設当時はデビルレイズ)は、球団創設からの10シーズンで9度も地区最下位に沈んだが、創設11年目の2008年に球団名を改称すると、一気にワールドシリーズへ進出。しかし、フィリーズに1勝4敗で敗れ、その後も4度ポストシーズンへ進出しているが、いずれも地区シリーズ敗退となっている。

  • ワイルドカードからのワールドシリーズ制覇は史上7度目

    2019.10.31 17:00 Thursday

     1995年のポストシーズンから登場したワイルドカードは、2012年に各リーグ2枠となり、一発勝負のワイルドカード・ゲームが行われるようになった。まだ25年の歴史しかないワイルドカードだが、13チームがワールドシリーズへ進出。今年のナショナルズは、史上7度目となるワイルドカードからのワールドシリーズ制覇となった。

     ワイルドカードのチームが初めてワールドシリーズへ進出したのは、1997年のこと。球団創設5年目のマーリンズがリーグ2位の好成績でワイルドカードを獲得し、地区シリーズでジャイアンツを3勝0敗、リーグ優勝決定シリーズでブレーブスを4勝2敗、ワールドシリーズでインディアンスを4勝3敗で破り、世界一に輝いた。

     2000年のメッツは、ワールドシリーズでヤンキースに敗れたものの、2002年のエンゼルスは、ワイルドカード同士のワールドシリーズとなったジャイアンツとの対戦を4勝3敗で制し、球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。

     2003年には、マーリンズがまたしてもワイルドカードからのワールドシリーズ制覇を達成。マーリンズは、球団創設以来1度も地区優勝の経験がないものの、ワイルドカードから2度ワールドシリーズへ進出し、いずれも世界一になっている。

     2004年のレッドソックスは、ワイルドカードからの世界一で「バンビーノの呪い」を撃破。実に86年ぶりのワールドシリーズ制覇となった。その後、2005年のアストロズ、2006年のタイガース、2007年のロッキーズはいずれもワールドシリーズ敗退となったが、2011年のカージナルスは、デービッド・フリースの神がかり的な活躍によりレンジャーズを破って世界一に。2014年のワールドシリーズは、再びワイルドカード同士の対戦となり、ジャイアンツがロイヤルズを破った。

     そして2019年。球団史上初のワールドシリーズ進出を果たしたナショナルズが、両リーグ最多の107勝をマークしたア・リーグの王者・アストロズを4勝3敗で破り、史上7度目となるワイルドカードからのワールドシリーズ制覇を達成してメジャーリーグの歴史に名を刻んだ。

  • ホームフィールド・アドバンテージを無効化 ナショナルズの快進撃

    2019.10.31 16:25 Thursday

     ナショナルズが4勝3敗でアストロズを破り、球団史上初の世界一に輝いた第115回ワールドシリーズでは、全7試合でビジターチームが勝利するという新たな歴史が誕生した。レギュラーシーズンでのビジターチームの勝率は46.5%であり、この数字で計算するとビジターチームが6連勝する確率はわずか1.01%である。7連勝となれば、その確率は0.47%であり、今回のワールドシリーズは1000回のうち5回ほどしか起こらないような「奇跡」を成し遂げたことになる。

     今季のナショナルズは、現地時間5月24日の時点で19勝31敗と低迷し、ポストシーズン進出を危ぶまれる状況だった。また、ポストシーズンでは、ブリュワーズとのワイルドカード・ゲーム、ドジャースとの地区シリーズ第4戦と第5戦、アストロズとのワールドシリーズ第6戦と第7戦、合計5試合も「負ければ終わり」の試合を制してきた。何度も逆境をはねのけたナショナルズは、ホームフィールド・アドバンテージすらも無効化してしまったのだ。

     今季のアストロズは、レギュラーシーズンのホームゲームで両リーグ最多の60勝を記録していた。ポストシーズンに入ってからも、地区シリーズとリーグ優勝決定シリーズのホームゲーム6試合で5勝をマーク。ホームで圧倒的な強さを誇ったチームだった。しかし、ナショナルズと対戦したワールドシリーズでは、ホームで1度も勝てなかった。

     最大7試合制(4勝先取制)のポストシーズンのシリーズで、全7試合でビジターチームが勝利するのは、MLBのみならず、NBAとNHLを含めても今回のワールドシリーズが初めて。しかも、ワールドシリーズでは、昨年の第4戦からビジターチームが9連勝となった。今年のポストシーズンでは、ビジターチームが20勝17敗と勝ち越し。162試合という長いペナントレースを戦って獲得したホームフィールド・アドバンテージは、少なくとも今年のポストシーズンでは、「ホームフィールド・ディスアドバンテージ」となっていた。

  • ワールドシリーズMVPはナショナルズ・ストラスバーグ

    2019.10.31 13:15 Thursday

     日本時間10月31日、ナショナルズがアストロズを6対2で破り、4勝3敗で球団史上初となるワールドシリーズ制覇を成し遂げた。ワールドシリーズMVPには、チームで唯一2勝を挙げる活躍を見せたスティーブン・ストラスバーグが選出された。

     敵地での初戦を制したあと、第2戦に先発したストラスバーグは、初回にアレックス・ブレグマンに同点の2ラン本塁打を浴びたものの、その後の5イニングは無失点。6回114球を投げて被安打7、奪三振7、与四球1、失点2の力投でチームを勝利へ導き、勝利投手となった。

     本拠地で3連敗を喫し、2勝3敗と追い込まれたあとの第6戦では、初回にブレグマンのソロ本塁打などで2点を失い、アストロズに逆転を許したが、その後は9回途中まで無失点ピッチング。あわや完投勝利という素晴らしいピッチングを見せ、9回途中104球、被安打5、奪三振7、与四球2、失点2という好投で今シリーズ2勝目をマークした。

     今シリーズのストラスバーグは、いずれもジャスティン・バーランダーと投げ合った2先発で2勝0敗、防御率2.51の活躍を見せ、文句なしのMVP受賞。今年のポストシーズン全体でも6試合(5先発)で5勝0敗、防御率1.98という見事な活躍を見せた。

  • レッドソックスは強打者・マルティネスに新契約をオファーせず

    2019.10.30 18:30 Wednesday

     レッドソックスの主砲、J.D.マルティネスは今季終了後に残り3年6250万ドルの契約を破棄し、オプトアウトの権利を行使してフリーエージェントとなることが可能である。トム・ワーナー会長がマルティネスの代理人を務めるスコット・ボラスと会談を行ったことが報じられているが、特に進展はなかったようだ。筆頭オーナーのジョン・ヘンリーは、自軍がマルティネスに対して現時点では新契約をオファーしていないことを明らかにしている。

     レッドソックス側の視点では、ワーナーとボラスの会談は有意義なものとはならなかったようだ。ヘンリーが「彼らが何を考えているのかわからないよ」と話したように、マルティネスがオプトアウトの権利を行使するつもりか否かは、現時点では不透明な状況。ただし、マルティネスがオプトアウトの権利を行使した場合、レッドソックスがマルティネスのクオリファイング・オファーを提示するのは確実視されている。

     多くの関係者は、マルティネスがオプトアウトの権利を行使せず、レッドソックスに残留すると見ている。メジャー有数の強打者とはいえ、マルティネスはすでに32歳で、ほぼ指名打者専用の選手である。よって、ナ・リーグの球団は争奪戦に加わらず、30代の指名打者に年平均2000万ドル以上の複数年契約をオファーするア・リーグの球団もほとんどないと見られる。しかも、レッドソックスがクオリファイング・オファーを提示するのであれば、マルティネスを獲得する球団はドラフト指名権を失わなければならない。マルティネスにとって不利な条件が多く、残り3年6250万ドルの契約を全うする可能性が高い。

     マルティネスがオプトアウトの権利を行使せず、レッドソックスに残留するとなれば、ムーキー・ベッツのトレード放出が加速することになるだろう。チーフ・ベースボール・オフィサーに就任したばかりのチェイム・ブルームがどのようにトレードをまとめ上げるか、その手腕に注目が集まりそうだ。

  • 首脳陣が総退陣のパイレーツ マーテイ放出の可能性も

    2019.10.30 17:55 Wednesday

     後半戦で25勝48敗に終わったパイレーツは、クリント・ハードル監督、フランク・クーネリー社長、ニール・ハンティントンGMを次々に解任し、新たな時代に突入することを決断した。チームの現状を考えると、少なくとも数年間は優勝争いに加われない可能性が高く、今オフは走攻守三拍子揃った外野手のスターリング・マーテイが移籍市場の注目株となるかもしれない。

     今季、ナ・リーグ中部地区の最下位に沈んだパイレーツは、エース右腕のジェイムソン・タイオンが8月にトミー・ジョン手術を受けており、来季の全休がほぼ確定。主力選手の1人であるマーテイは、チームとの契約が最大でも2021年までとなっており、チームが再び優勝争いに加わる頃には契約が切れていることから、放出の可能性が取り沙汰されている。

     マーテイとパイレーツの契約は残り最大2年。来季は年俸1150万ドルの球団オプション、2021年は年俸1250万ドルの球団オプションとなっており、手頃な価格であることを考えると、オプション行使は確実である。パイレーツはマーテイのオプションを行使したうえで、トレードでの放出を模索することになるだろう。

     今季のマーテイは、23本塁打、82打点、OPS.845などの部門で自己最高の数字をマーク。フリーエージェント市場に有力な中堅手がいないことを考えると、もしパイレーツがマーテイを売りに出すのであれば、かなりの人気銘柄となることが予想される。MLB公式サイトのマット・ケリーは、マーテイ獲得に動く可能性があるチームとして、メッツ、レッズ、カブス、ブルージェイズ、フィリーズ、レンジャーズ、ブレーブスの7球団を挙げている。

     パイレーツとしては、残り最大2年マーテイを保有できるため、今オフに慌てて放出する必要はない。しかし、今季の好成績により、マーテイの価値が高まっていることも事実である。首脳陣を総退陣させたパイレーツは、マーテイについてどのような決断を下すのか。今後の動向に注目が集まりそうだ。

  • 今季37本塁打のドナルドソン ブレーブスが再契約を目指す

    2019.10.30 17:25 Wednesday

     昨季52試合のみの出場に終わったジョシュ・ドナルドソンは、ブレーブスに1年契約で加入した今季、37本塁打、97打点、OPS.900と復活を遂げた。ブレーブスはドナルドソンとの再契約を目指していることが報じられているが、今年12月に34歳の誕生日を迎えるドナルドソンに対してどのようなオファーを提示するのだろうか。

     昨オフ、ブレーブスがドナルドソンと結んだ1年2300万ドルの契約は、「WIN-WIN」の結果をもたらした。ブレーブスはドナルドソンの活躍もあって地区2連覇を達成し、ドナルドソンは自身の価値の回復に成功したのだ。まもなく34歳の誕生日を迎えるドナルドソンだが、複数年契約を得ることが確実視されている。

     日本時間10月30日、MLBネットワークのジョン・ヘイマンはブレーブスがドナルドソンとの再契約を目指していることを報じた。一方、MLB公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマンは、ドナルドソンをチームに留めるためには4年契約、少なくとも4年目のオプションが付属した3年契約が必要であると指摘している。

     2013年オフ以降、ブレーブスが年平均1000万ドルを超える3年以上の契約を結んだのは、ニック・マーケイキス(4年4400万ドル)が唯一である。低迷が続いていた当時と若手の成長によりチームがワールドシリーズ制覇を狙える位置にいる現在では置かれている状況が全く異なるものの、指名打者制のないナ・リーグのチームが30代中盤を迎えるベテランスラッガーに長期契約を与えるのはリスキーでもある。

     ブレーブスのアレックス・アンソポロスGMは、ドナルドソンとの再契約の可能性を否定していないが、複数球団による争奪戦となり、契約条件が高騰するようであれば、ブレーブスは撤退することになるかもしれない。その場合、今季デビュー直後に旋風を巻き起こしたオースティン・ライリーが正三塁手候補となるが、ライリーは今季の最終123打席で打率.150、4本塁打、52三振に終わっており、来季をマイナーでスタートする可能性もある。いずれにしても、ブレーブスは三塁手の補強が必要となりそうだ。

  • 過去10年間で最高のFA契約トップ10 1位は明日先発のシャーザー

    2019.10.30 16:50 Wednesday

     2010年にスタートした「2010年代」は今年で終了。この10年間でも数多くの大型FA契約が結ばれてきたが、アルバート・プーホルス(エンゼルス)、クリス・デービス(オリオールズ)、ジャコビー・エルズベリー(ヤンキース)のように上手くいかなかったものも少なくない。MLB公式サイトでは、ウィル・レイッチがこの10年間での最高のFA契約トップ10を選出して紹介している。

     ランキングの対象となる契約は、所属チームとの「契約延長」や一旦FAとなったあとの旧所属球団との「再契約」は含まず、完全に新たなチームと契約したものに限られる。また、3年以上の契約のみが対象となっている。レイッチが選出したトップ10は以下の通り(WARはBaseball Referenceのものを掲載。ベストシーズンはWARが最高のシーズンとした)。

    1位:マックス・シャーザー投手(ナショナルズ)
    7年2億1000万ドル(2015-2021)※契約期間中
    【ベストイヤー】2018年
    33試合(33先発) 18勝7敗0セーブ 防御率2.53
    220.2イニング 300奪三振 WHIP0.91 WAR8.7
    【契約期間通算成績】5シーズン
    158試合(158先発) 79勝39敗0セーブ 防御率2.74
    1050.2イニング 1371奪三振 WHIP0.94 WAR34.9

    2位:エイドリアン・ベルトレイ三塁手(レンジャーズ)
    6年9600万ドル(2011-2016)
    【ベストイヤー】2012年
    156試合 打率.321 36本塁打 102打点 1盗塁
    出塁率.359 長打率.561 OPS.921 WAR7.2
    【契約期間通算成績】6シーズン
    885試合 打率.308 167本塁打 563打点 6盗塁
    出塁率.358 長打率.516 OPS.873 WAR37.5

    3位:マット・ホリデイ外野手(カージナルス)
    7年1億2000万ドル(2010-2016)
    ※2009年途中にトレード加入しているため厳密には「再契約」
    【ベストイヤー】2010年
    158試合 打率.312 28本塁打 103打点 9盗塁
    出塁率.390 長打率.532 OPS.922 WAR5.9
    【契約期間通算成績】7シーズン
    919試合 打率.288 143本塁打 561打点 27盗塁
    出塁率.377 長打率.486 OPS.863 WAR20.9

    4位:ネルソン・クルーズ指名打者(マリナーズ)
    4年5700万ドル(2015-2018)
    【ベストイヤー】2015年
    152試合 打率.302 44本塁打 93打点 3盗塁
    出塁率.369 長打率.566 OPS.936 WAR5.1
    【契約期間通算成績】4シーズン
    606試合 打率.284 163本塁打 414打点 7盗塁
    出塁率.362 長打率.546 OPS.908 WAR17.0

    5位:ジェイソン・ワース外野手(ナショナルズ)
    7年1億2600万ドル(2011-2017)
    【ベストイヤー】2013年
    129試合 打率.318 25本塁打 82打点 10盗塁
    出塁率.398 長打率.532 OPS.931 WAR4.7
    【契約期間通算成績】7シーズン
    808試合 打率.263 109本塁打 393打点 55盗塁
    出塁率.355 長打率.433 OPS.788 WAR8.8

    6位:アンドリュー・ミラー投手(ヤンキース)
    4年3600万ドル(2015-2018)
    ※2016年途中にインディアンスへトレード移籍
    【ベストイヤー】2016年
    70試合(0先発) 10勝1敗12セーブ 防御率1.45
    74.1イニング 123奪三振 WHIP0.69 WAR2.5
    【契約期間通算成績】4シーズン
    224試合(0先発) 19勝10敗52セーブ 防御率2.01
    232.2イニング 363奪三振 WHIP0.87 WAR9.4

    7位:ベン・ゾブリスト二塁手(カブス)
    4年4600万ドル(2016-2019)
    【ベストイヤー】2016年
    147試合 打率.272 18本塁打 76打点 6盗塁
    出塁率.386 長打率.446 OPS.831 WAR3.7
    【契約期間通算成績】4シーズン
    461試合 打率.269 40本塁打 201打点 11盗塁
    出塁率.362 長打率.411 OPS.774 WAR7.3

    8位:ザック・グレインキー投手(ドジャース)
    6年1億4700万ドル(2013-2018)
    ※2015年シーズン終了後にオプトアウト
    【ベストイヤー】2015年
    32試合(32先発) 19勝3敗0セーブ 防御率1.66
    222.2イニング 200奪三振 WHIP0.84 WAR9.1
    【契約期間通算成績】3シーズン
    92試合(92先発) 51勝15敗0セーブ 防御率2.30
    602.2イニング 555奪三振 WHIP1.03 WAR17.7

    9位:ダニエル・マーフィー二塁手(ナショナルズ)
    3年3750万ドル(2016-2018)
    ※2018年途中にカブスへトレード移籍
    【ベストイヤー】2016年
    142試合 打率.347 25本塁打 104打点 5盗塁
    出塁率.390 長打率.595 OPS.985 WAR4.5
    【契約期間通算成績】3シーズン
    377試合 打率.326 60本塁打 239打点 10盗塁
    出塁率.375 長打率.542 OPS.917 WAR6.3

    10位:ジョン・レスター投手(カブス)
    6年1億5500万ドル(2015-2020)※契約期間中
    【ベストイヤー】2016年
    32試合(32先発) 19勝5敗0セーブ 防御率2.44
    202.2イニング 197奪三振 WHIP1.02 WAR5.6
    【契約期間通算成績】5シーズン
    159試合(159先発) 74勝41敗0セーブ 防御率3.54
    941.2イニング 898奪三振 WHIP1.24 WAR13.7

  • ビジターチーム6戦全勝はワールドシリーズ史上初の珍事

    2019.10.30 15:45 Wednesday

     アストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで行われたワールドシリーズ第6戦は、7対2でナショナルズが勝利。これで今年のワールドシリーズは第6戦まで全てビジターチームが勝利する結果となった。MLB公式サイトのマット・ケリーによると、これはワールドシリーズ史上初の珍事であり、MLBのみならず、NBAとNHLを含めても、4勝先取制のポストシーズンのシリーズでは史上初の出来事であるという。

     ワールドシリーズ第6戦の試合後、ナショナルズのデーブ・マルティネス監督は「本当に気持ち悪いよね。説明のしようがないよ」と戸惑いを口にした。マルティネスが困惑するのも当然であり、ワールドシリーズでは昨年の第4戦からビジターチームが8連勝中。必死にレギュラーシーズンを戦って勝ち取った「ホームフィールド・アドバンテージ」が全く生かされていないのだ。

     今年のポストシーズンでは、ビジターチームが19勝17敗と勝ち越している。アストロズのA.J.ヒンチ監督は「全てビジターチームが勝利して3勝3敗で第7戦に突入するなんて考えていた人はいないと思う。第7戦は同じような結果にならないようにしないとね」とホームチームの誇りをかけて、ジンクス打破を誓った。

     明日の第7戦では、どちらが勝利してもメジャーリーグの新たな歴史が作られることになる。ナショナルズが勝利すれば、「ビジターで4勝」という史上初の快挙を達成。ワールドシリーズの全試合でビジターチームが勝利するのも史上初となる。一方、アストロズが勝利すれば、史上4チーム目となる「ホーム連敗スタートでのワールドシリーズ制覇」を達成。しかし、1985年のロイヤルズと1986年のメッツは2勝3敗からホームで連勝、1996年のヤンキースは連敗スタートからの4連勝で世界一を決めており、ホーム連敗のあとに王手をかけ、逆王手をかけられてからの世界一となれば史上初のケースとなる。

     明日の第7戦はマックス・シャーザー(ナショナルズ)とザック・グレインキー(アストロズ)が先発予定。どんな試合になるか楽しみだ。

  • 田中所属のヤンキース ロスチャイルド投手コーチを解任

    2019.10.29 17:05 Tuesday

     日本時間10月29日、ヤンキースは2011年から9シーズンにわたって投手コーチを務めてきたラリー・ロスチャイルドとの契約を今季限りで打ち切ることを発表した。ロスチャイルドはヤンキースとの契約を1年残していた。なお、ロスチャイルド以外のコーチ陣の去就については、今のところ明らかになっていない。

     ブライアン・キャッシュマンGMは「10年近くにわたってヤンキースに貢献してくれたことに対し、個人的に感謝したい。この9シーズンの我々の成功のなかで、大きな役割を果たしてくれた」と語り、ロスチャイルドへの感謝を述べた。アーロン・ブーン監督も「ラリーは、私が監督に就任してからの2年間、とても頼りにしていた人物だ。今後の人生の成功を祈りたい」と感謝を口にした。

     現在65歳のロスチャイルドは、選手、コーチ、監督として45年目のシーズンを終えたばかりだった。1990年のレッズと1997年のマーリンズでコーチとしてワールドシリーズ制覇の経験があり、2017年オフにヤンキースとの契約満了を迎えたあと、再契約を結んでいた。今季のヤンキースはリーグ6位の防御率4.31、同4位の1534奪三振をマーク。2014年以降の8861奪三振は、リーグ2位かつメジャー3位の数字であり、ヤンキースはロスチャイルドの指導の下、メジャー有数の投手陣を維持してきた。

     なお、ロスチャイルドは次の仕事を見つけるのに、それほど時間は掛からないと見られている。ロスチャイルドは、ブーンの前の監督であるジョー・ジラルディの時代からヤンキースで投手コーチを務めてきたが、そのジラルディは今オフ、フィリーズの新監督に就任することが決定。ジラルディはロスチャイルドを自軍の投手コーチに招聘する可能性を否定しておらず、「我々が一緒に働いていた期間中、彼は素晴らしい仕事をしてくれたと思っている」とも語っており、ロスチャイルドのフィリーズ投手コーチ就任が有力視されている。

  • 今季低迷のパイレーツ ハンティントンGMの解任が決定

    2019.10.29 15:25 Tuesday

     今季後半戦で25勝48敗に終わり、9年ぶりの地区最下位に沈んだパイレーツ。ボブ・ナッティング会長は大きな変化の必要性が「クリスタルのようにハッキリしている」と発言していたが、その言葉の通り、今オフのパイレーツは首脳陣の刷新を進めている。クリント・ハードル監督、フランク・クーネリー社長に続く「第3弾」として、日本時間10月29日、ニール・ハンティントンGMの解任が発表された。

     社長とGM、そして彼らが雇った監督の3人全員がチームを去ることにより、パイレーツは完全なる新たな時代を迎えることになった。ナッティングは「グラウンドの内外やクラブハウスでの動きを見たり、我々がドラフトで指名して育ててきた選手が他球団で活躍しているのを目にしたりして、我々のファンは飽き飽きし始めている。私もその1人なんだ。今こそ、チームを違う方向に進めていく必要がある」と語り、大胆なチーム改革に乗り出した理由を説明した。

     ナッティングは、8月にはすでにチーム改革の必要を感じ始めていたという。レギュラーシーズン最終戦の前にハードルを解任し、続いて先週にはクーネリーも解任。その時点では、ハンティントンはGMの座に留まっていたが、ナッティングはハンティントンも解任して完全に首脳陣を入れ替えることを決断した。なお、球団社長にはすでにトラビス・ウィリアムスが新しく就任している。

     オフシーズンの移籍市場での動きに向けて、パイレーツはまずハンティントンに代わるGM探しを進めていくことになるが、暫定的にGM補佐のケバン・グレイブスがフロントの指揮を執ることになるという。GMが決まり次第、新監督探しが再開され、その後コーチ陣の顔ぶれも決定し、来季以降のパイレーツの方向性が明らかになってくるだろう。

     クーネリーとハンティントンの下で、パイレーツは20年連続負け越しという不名誉な記録をストップし、1992年以来となるポストシーズン進出も達成。2013年から3年連続でポストシーズン進出を果たし、その躍進ぶりは「ビッグデータ・ベースボール」でも取り上げられた。しかし、球界が進化を続けるなか、その「魔法」も効力がなくなり、首脳陣が総退陣という結果に。新GMと新監督には、球界の進化に適応した新たなチーム作りという難しいタスクが課せられることになりそうだ。

  • FA市場の目玉・コールは西海岸でのプレイを希望か

    2019.10.29 14:00 Tuesday

     ワールドシリーズ第5戦で見事なピッチングを見せ、チームを勝利に導いたゲリット・コール(アストロズ)は、今オフのフリーエージェント市場における最大の目玉選手として大きな注目を集めている。ヤンキースなどが獲得に動く可能性が取り沙汰されているが、MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、コールの同僚であるジョシュ・レディックから聞いた話として、コールが西海岸でのプレイを希望していることを伝えている。

     ローゼンタールは、コール獲得の最有力候補として、ジョー・マドンが新監督に就任したエンゼルスを挙げた。エンゼルスは先発投手の補強が最大の課題となっており、コールを獲得するだけの資金力も有していることがその理由だ。ただし、他にも多くのチームが争奪戦に参戦するであろうことを、ローゼンタールは付け加えている。

     コールは南カリフォルニアで育ち、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)からパイレーツに全体1位指名で入団した。そのコールが、地元に近い西海岸でのプレイを希望するのは当然の流れと言えるだろう。しかし、今季のレギュラーシーズンでの快投のみならず、ポストシーズンでも防御率1.72という見事なパフォーマンスを続けており、契約規模は史上最高レベルになることが予想されている。

     ローゼンタールは「投手史上最大の契約になると思う」と発言。年平均額ではジャスティン・バーランダー(アストロズ)の3300万ドル、契約総額ではデービッド・プライス(レッドソックス)の2億1700万ドルを上回るだろう、というのがローゼンタールの予想である。「彼は29歳でフリーエージェントになる。メジャーリーグの各球団にとって、本当に欲しい選手だと思う」とローゼンタールは話している。

     コールの代理人を務めるスコット・ボラスは、投手史上初となる総額3億ドル以上の契約を目指す可能性もある。どんな契約が誕生するのか、そしてコールはどの球団へ行くのか、ワールドシリーズ終了とともに「コール争奪戦」が幕を開ける。

  • ティングラーがパドレスの新監督に就任 2022年までの3年契約

    2019.10.29 13:35 Tuesday

     日本時間10月29日、パドレスはチームの第21代監督としてジェイス・ティングラーと3年契約を結んだことを発表した。近年のスター選手加入と若手有望株の着実な成長により、再建から勝負モードへと移行しつつあるパドレスは、今年9月に解任されたアンディ・グリーンに代わる新監督を探していた。A.J.プレラーGMは、勝負モードに移行しつつあるチームをティングラーに任せることを決断した。

     プレラーは球団から発表された声明文のなかで、ティングラーについて「ジェイスはコーチ、選手育成、フロントなど様々な側面における経験を持つ人物であり、私たちは彼が才能豊かなロースターを牽引するのに最適な人物であると信じている。選手を成長させたり、選手のポテンシャルをメジャーレベルへ引き上げたりする能力は特に素晴らしく、それが彼を監督に指名した大きな理由の1つだ」とコメント。「ジェイスをチームへ迎え入れて、10月の戦い(=ポストシーズン)を目指すのがとても楽しみだ」とティングラーの手腕に期待を寄せた。

     現在38歳のティングラーは、現役時代の2005年に当時レンジャーズに在籍していたプレラーが、マイナーのルール5ドラフトで獲得した選手だった。2年後にはレンジャーズのドミニカ共和国サマーリーグのチームでコーチとしてのキャリアをスタートし、マイナーのフィールド・コーディネーター、GM補佐、臨時のベンチコーチなど、様々な役職を担ってきた。直近では、レンジャーズのメジャーリーグ部門で選手育成のコーディネーターを務めていた。

     ティングラーは、スペイン語に堪能であり、ドミニカ共和国サマーリーグのほか、アリゾナ・ルーキーリーグ、ドミニカ共和国ウィンターリーグなどで監督を務めた経験がある。しかし、ルーキーリーグ以上での監督経験はなく、いきなりメジャーリーグの監督を任せるのはリスキーな選択でもある。マニー・マチャド、エリック・ホズマーといったスター選手を擁するパドレスを、「ビギナー監督」のティングラーがどのように率いていくのか。プレラーは、大きな賭けに出たと言えそうだ。

  • レッドソックスCBOのブルーム ベッツに関するプランを明言せず

    2019.10.29 12:45 Tuesday

     レッドソックスは、来季の年俸総額をぜいたく税の対象外となる2億800万ドル以下まで削減する方針を明言している。今季の年俸総額は2億4000万ドルほどだったため、新たにベースボール・チーフ・オフィサー(CBO)に就任したチェイム・ブルームは、3000万ドル以上の削減を求められることになる。スター外野手、ムーキー・ベッツのトレード放出の可能性が取り沙汰されるなか、ブルームはどのように動くのだろうか。

     今オフのレッドソックスの動きのなかで、最も注目を集めると見られているのがベッツとJ.D.マルティネスの処遇である。3年連続で打率3割・35本塁打・100打点・OPS.930のラインをクリアしているマルティネスは、オプトアウト(契約破棄)の権利を有しており、さらなる好条件の契約を得るためにフリーエージェントとなることを選択する可能性もある。しかし、近年のフリーエージェント市場は、打撃特化型の選手や30歳を超えた高齢の選手にとって厳しい状況が続いており、マルティネスはレッドソックスに留まることを選択するかもしれない。

     レッドソックスは、年俸総額を目標以内に抑えるためには、マルティネスとベッツの両方をチームに留めておくことは不可能であると明言しており、マルティネスがオプトアウトの権利を行使しないのであれば、ベッツのトレード放出は不可避となる。ベッツは来季終了後にフリーエージェントとなるが、レッドソックスとの契約延長交渉には乗り気でなく、フリーエージェント市場に出て自身の価値を試したい意向を示している。来季の年俸は今季の2000万ドルからさらに上昇するのが確実であり、クリス・セール、デービッド・プライス、ネイサン・イバルディの3人だけでも7900万ドルを要する状況のなか、予算内にベッツを含めるのは不可能だろう。

     ただし、現時点ではブルームはベッツの処遇に関するプランを明言していない。ブルームは「まだ私が把握できていないこともたくさんある。あらゆるオプションを検討していく、くらいのことしか今は言えないよ」と話しており、今後どのように動いていくか大きな注目を集めることになりそうだ。

  • 悲願の世界一へ ドジャースがリンドーアの獲得を検討か

    2019.10.29 12:20 Tuesday

     アンドリュー・フリードマン政権下での5年間、ドジャースは生え抜きの有望株を大切に育て、外部からの補強はフリーエージェントまたは大きな対価を必要としない「レンタル」でのトレードにとどめてきた。しかし、今オフはその方針が変化する可能性がある。関係者によると、ドジャースは1988年以来のワールドシリーズ制覇を成し遂げるために、インディアンスのスター遊撃手、フランシスコ・リンドーアの獲得に動く可能性があるという。

     現在、ドジャースでは2016年新人王のコリー・シーガーが正遊撃手を務めているが、度重なる故障の影響もあり、シーガーは2016年を上回るシーズンを過ごすことができていない。リンドーアを獲得してシーガーを三塁へ回し、守備力に陰りの見られる正三塁手のジャスティン・ターナーを一塁へ回すことも考えられるが、すると強打者のマックス・マンシーか有望株のギャビン・ラックスのいずれかをベンチに置かなければならない。リンドーアを獲得するのであれば、シーガーはインディアンスに移籍するのではないにしても、トレード要員となるのは確実だろう。

     リンドーアは走攻守すべてをハイレベルで兼ね備えたスイッチヒッターであり、明るい性格でムードメーカーとしても魅力的な存在である。「MLB Trade Rumors」の予想では、シーガーの来季年俸は700万ドル前後、リンドーアは1600万ドル前後となっているが、倍以上の金額を支払ってでもシーガーをリンドーアに置き換える価値は十分にあるだろう。ドジャースほどの資金力がないインディアンスにとっても、リンドーアに代わる遊撃手としてシーガーを手に入れられるのであれば、それほど悪い話ではないのかもしれない。なお、両者とも2021年シーズン終了後にフリーエージェントとなる予定である。

     ドジャースは、チームトップ2の有望株であるラックスとダスティン・メイの放出は拒絶すると見られており、ウィル・スミスの成長により余剰戦力となりつつある有望株捕手のケイベルト・ルイーズ(球団3位の有望株)が、シーガーとともにトレード要員の中心となるだろう。昨オフのトレードでレッズから獲得したジョシア・グレイ(同4位)とジーター・ダウンズ(同5位)にも放出の可能性があるかもしれない。

     悲願のワールドシリーズ制覇に向けて、スター遊撃手を獲得する大型トレードは実現するのか。今後の動向には大きな注目が集まることになりそうだ。

  • 全30球団 昨オフの最高額FA補強選手の今季は?

    2019.10.28 17:05 Monday

     メジャーリーグはまもなくポストシーズンを終え、数ヶ月間にわたるオフシーズンに突入する。来季以降の戦いに向けて、各球団がトレード市場やフリーエージェント市場で戦力補強を行うことになるが、ここでは昨オフの各球団の補強のうち、最高額の契約でチームに加わったフリーエージェント選手の今季の成績を振り返り、【期待以上】【期待通り】【期待外れ】の3段階で評価してみよう。

    アメリカン・リーグ

    ◆東部地区
    ネイト・カーンズ投手(オリオールズ)
    4試合(2先発) 0勝1敗0セーブ 防御率0.00 5奪三振
    1年80万ドル【期待外れ】
    ※8月上旬に解雇

    ネイサン・イバルディ投手(レッドソックス)
    23試合(12先発) 2勝1敗0セーブ 防御率5.99 70奪三振
    4年6800万ドル【期待外れ】

    DJレメイヒュー二塁手(ヤンキース)
    145試合 打率.327 26本塁打 102打点 5盗塁 OPS.893
    2年2400万ドル【期待以上】

    チャーリー・モートン投手(レイズ)
    33試合(33先発) 16勝6敗0セーブ 防御率3.05 240奪三振
    2年3000万ドル【期待通り】

    クレイ・バックホルツ投手(ブルージェイズ)
    12試合(12先発) 2勝5敗0セーブ 防御率6.56 39奪三振
    1年300万ドル【期待外れ】

    ◆中部地区
    ケルビン・ヘレーラ投手(ホワイトソックス)
    57試合(0先発) 3勝3敗1セーブ 防御率6.14 53奪三振
    2年1800万ドル【期待外れ】

    タイラー・クリッパード投手(インディアンス)
    53試合(3先発) 1勝0敗0セーブ 防御率2.90 64奪三振
    1年150万ドル【期待以上】

    タイソン・ロス投手(タイガース)
    7試合(7先発) 1勝5敗0セーブ 防御率6.11 25奪三振
    1年575万ドル【期待外れ】

    ビリー・ハミルトン外野手(ロイヤルズ)
    93試合 打率.211 0本塁打 12打点 18盗塁 OPS.544
    1年525万ドル【期待外れ】
    ※8月中旬にDFAとなりブレーブスへ移籍

    ネルソン・クルーズ指名打者(ツインズ)
    120試合 打率.311 41本塁打 108打点 0盗塁 OPS1.031
    1年1430万ドル+球団オプション1年1200万ドル【期待以上】

    ◆西部地区
    マイケル・ブラントリー外野手(アストロズ)
    148試合 打率.311 22本塁打 90打点 3盗塁 OPS.875
    2年3200万ドル【期待通り】

    マット・ハービー投手(エンゼルス)
    12試合(12先発) 3勝5敗0セーブ 防御率7.09 39奪三振
    1年1100万ドル【期待外れ】
    ※7月下旬に解雇されアスレチックスへ移籍

    ホアキム・ソリア投手(アスレチックス)
    71試合(1先発) 2勝4敗1セーブ 防御率4.30 79奪三振
    2年1500万ドル【期待外れ】

    菊池雄星投手(マリナーズ)
    32試合(32先発) 6勝11敗0セーブ 防御率5.46 116奪三振
    3年4300万ドル【期待外れ】

    ランス・リン投手(レンジャーズ)
    33試合(33先発) 16勝11敗0セーブ 防御率3.67 246奪三振
    3年3000万ドル【期待以上】

    ナショナル・リーグ

    ◆東部地区
    ジョシュ・ドナルドソン三塁手(ブレーブス)
    155試合 打率.259 37本塁打 94打点 4盗塁 OPS.900
    1年2300万ドル【期待通り】

    セルジオ・ロモ投手(マーリンズ)
    38試合(0先発) 2勝0敗17セーブ 防御率3.58 33奪三振
    1年250万ドル【期待通り】
    ※7月下旬にトレードでツインズへ移籍

    ジューリス・ファミリア投手(メッツ)
    66試合(0先発) 4勝2敗0セーブ 防御率5.70 63奪三振
    3年3000万ドル【期待外れ】

    ブライス・ハーパー外野手(フィリーズ)
    157試合 打率.260 35本塁打 114打点 15盗塁 OPS.882
    13年3億3000万ドル【期待通り】

    パトリック・コービン投手(ナショナルズ)
    33試合(33先発) 14勝7敗0セーブ 防御率3.25 238奪三振
    6年1億4000万ドル【期待通り】

    ◆中部地区
    クレイグ・キンブレル投手(カブス)
    23試合(0先発) 0勝4敗13セーブ 防御率6.53 30奪三振
    3年4300万ドル【期待外れ】
    ※6月上旬、ドラフト終了後に契約

    ザック・デューク投手(レッズ)
    30試合(0先発) 3勝1敗0セーブ 防御率5.01 18奪三振
    1年200万ドル【期待外れ】
    ※7月上旬に解雇

    ヤスマニ・グランダル捕手(ブリュワーズ)
    153試合 打率.246 28本塁打 77打点 5盗塁 OPS.848
    1年1825万ドル【期待通り】

    姜正浩(カン・ジョンホ)三塁手(パイレーツ)
    65試合 打率.169 10本塁打 24打点 0盗塁 OPS.617
    1年300万ドル【期待外れ】
    ※8月上旬に解雇

    アンドリュー・ミラー投手(カージナルス)
    73試合(0先発) 5勝6敗6セーブ 防御率4.45 70奪三振
    2年2500万ドル【期待外れ】

    ◆西部地区
    アダム・ジョーンズ外野手(ダイヤモンドバックス)
    137試合 打率.260 16本塁打 67打点 2盗塁 OPS.728
    1年300万ドル【期待通り】

    ダニエル・マーフィー一塁手(ロッキーズ)
    132試合 打率.279 13本塁打 78打点 1盗塁 OPS.780
    2年2400万ドル【期待外れ】

    A.J.ポロック外野手(ドジャース)
    86試合 打率.266 15本塁打 47打点 5盗塁 OPS.795
    5年6000万ドル【期待外れ】

    マニー・マチャド三塁手(パドレス)
    156試合 打率.256 32本塁打 85打点 5盗塁 OPS.796
    10年3億ドル【期待外れ】

    デレク・ホランド投手(ジャイアンツ)
    31試合(7先発) 2勝4敗0セーブ 防御率5.90 71奪三振
    1年700万ドル【期待外れ】
    ※7月下旬にトレードでカブスへ移籍

  • 敵地での第5戦を制したアストロズ V確率は82%!

    2019.10.28 13:50 Monday

     本拠地で連敗スタートとなったアストロズは、敵地ナショナルズ・パークで3連勝し、2017年以来2年ぶりのワールドシリーズ制覇に王手をかけた。MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンスによると、「2-3-2」のフォーマットで行われたポストシーズンのシリーズのうち、最初の4試合で2勝2敗となったケースは55度あり、そのうち38度(69%)は第5戦の勝者がシリーズを制しているという。さらに、そのうち2勝2敗から第5戦をビジターのチームが制したケースは22度あり、18度は第5戦の勝者がそのままシリーズを制覇。今年のアストロズと同じ状況になったチームのうち、実に82%が勝者となっているのだ。

     また、「2-3-2」のフォーマットで行われたポストシーズンのシリーズで、3勝2敗となってホームで第6戦を迎えたチームは46度のうち35度勝者となっている(76%)。ワールドシリーズに限定すると、24度のうち17度となる(71%)。全てのポストシーズンのシリーズにおいて、4勝先取のシリーズで0勝2敗から逆転したケースは14度あり、ワールドシリーズでは1996年のヤンキースが最後。アストロズが今年のワールドシリーズを制すれば、23年ぶりの快挙となる。

     ワールドシリーズ史上、ホームでの最初の2試合に連敗してからシリーズを制したのは、1985年のロイヤルズ、1986年のメッツ、そして1996年のヤンキースの3球団だけ。1996年のヤンキースは2連敗からの4連勝でワールドシリーズ制覇を決めているが、第6戦にエースのジャスティン・バーランダーが先発するアストロズは、そのヤンキースの再現を成し遂げることができるだろうか。球界を代表するエース右腕のピッチングに注目だ。

  • 最優秀救援投手が決定 アはチャップマン、ナはヘイダー

    2019.10.27 15:10 Sunday

     日本時間10月27日、ナショナルズの本拠地ナショナルズ・パークで行われたワールドシリーズ第4戦の試合開始前に最優秀救援投手の表彰式が行われ、ア・リーグはアロルディス・チャップマン(ヤンキース)が「マリアーノ・リベラ賞」、ナ・リーグはジョシュ・ヘイダー(ブリュワーズ)が「トレバー・ホフマン賞」を受賞した。表彰式にはリベラとホフマンも出席し、4人合計で1500セーブ以上という極めて豪華なセレモニーとなった。

     ヘイダーは昨季から2年連続の受賞となり、最優秀救援投手を2年連続で受賞するのは、ケンリー・ジャンセン(ドジャース)に次いで史上2人目の快挙となった。一方、チャップマンは意外にも初めての受賞であり、ヤンキースからの受賞者は2015年のアンドリュー・ミラーに次いで2人目。受賞者はリベラ、ホフマンのほか、デニス・エカーズリー、ロリー・フィンガース、リー・スミスといった名リリーバーを含む7人の委員による選考によって決定されるが、ヘイダーはカービー・イエーツ(パドレス)やウィル・スミス(ジャイアンツ)、チャップマンはロベルト・オスーナ(アストロズ)やリアム・ヘンドリックス(アスレチックス)を抑えての受賞となった。

     今季のチャップマンは、42度のセーブ機会のうち37度を成功させ、60試合で防御率2.21をマーク。対戦した打者の36.2%を三振に仕留め、被打率.182、被本塁打3本と支配的な投球を見せた。チャップマンは「長い間、ずっと獲りたかった賞だけど、なかなか受賞することができなかった。かつてピンストライプのユニフォームを着ていたマリアーノ(・リベラ)から賞をいただくということは、本当に大きな意味があるんだ」と念願の受賞を喜んだ。

     一方のヘイダーは、自己最多の37セーブを挙げ、そのうち15セーブは4アウト以上を記録したものだった。対戦した打者の47.8%を三振に仕留めたが、これは歴代4位の数字。セーブ数はリーグ2位、WHIP0.81と被打率.155はリーグトップの成績であり、「たくさんの名リリーバーが選考に関わっているのだから、こんなに素晴らしい栄誉はないよ」と受賞の喜びを語った。

  • レッドソックスがフロントのトップにレイズのブルームを招聘へ

    2019.10.26 12:10 Saturday

     日本時間10月25日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドとジョン・ポール・モロシに伝えたところによると、9月にデーブ・ドンブロウスキー野球部門社長を解任したレッドソックスは、フロント・オフィスの新たなリーダーとして、レイズで野球部門の上級副社長を務めるチェイム・ブルームを招聘する方針を固めたようだ。MLBネットワークのジョエル・シャーマンが第一報を報じ、現時点では球団からの正式なコメントは発表されていないものの、ブルームはレッドソックスでチーフ・ベースボール・オフィサー(通称CBO)に就任する見込みとなっている。

     ドンブロウスキーの解任後、レッドソックスはブライアン・オハローラン、エディ・ロメロ、ザック・スコットの3人のGM補佐がフロントの指揮を執っていたが、フェインサンドによると、ブルームの下でオハローランがGMに任命され、ロメロとスコットはGM補佐に留まる見込みとなっているようだ。

     現在36歳のブルームは、フェインサンドによると、球団外部の人物としては、レッドソックスが面接を行った唯一の人物であるという。クリエイティブな発想で、メジャー最少クラスの年俸総額で優勝を狙えるチームを築いてきたレイズのノウハウを有するブルームは、年俸総額を削減する方針であるレッドソックスに最適の存在であると見られており、手腕発揮が期待される。

     2005年にインターンとしてレイズ(当時デビルレイズ)に加わったブルームは、2016年に野球部門の上級副社長に昇格。ファーム組織の充実などに手腕を発揮し、昨オフにメッツのGM候補となっていたほか、ツインズやフィリーズからもGM候補として声を掛けられた実績がある。限られた予算のなかでヤンキースやレッドソックスと対等に張り合うだけのチームを作ってきたレイズで培ったノウハウを、2億ドル規模のペイロールを有するレッドソックスでどのように発揮するか注目したい。

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