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  • Rソックスが好守の中堅手・ブラッドリーJr.との再契約に興味

    2020.11.9 12:00 Monday

     「WEEI.com」のロブ・ブラッドフォードによると、レッドソックスは自軍からフリーエージェントとなった好守の中堅手ジャッキー・ブラッドリーJr.との再契約に向けて、ブラッドリーJr.側と接触したようだ。しかし、中堅手の補強を必要としているチームはレッドソックスだけではなく、30歳のブラッドリーJr.の獲得には複数のチームが興味を示しているという。

     ブラッドフォードによると、アストロズもブラッドリーJr.の獲得に「強い興味」を示しているようだ。アストロズは今オフ、正中堅手のジョージ・スプリンガーがフリーエージェントとなり、スプリンガー自身はアストロズ残留を望んでいないとの噂もある。また、今オフの移籍市場の注目株の1人であるスプリンガーを引き留めるためには大型契約が必要となるため、アストロズはブラッドリーJr.のほうがコロナ禍の財政事情にフィットすると考えているのかもしれない。

     ブラッドリーJr.は今季55試合に出場して打率.283、7本塁打、22打点、5盗塁、OPS.814をマーク。2016年に自己ベストのOPS.835を記録したあと、3年連続で7割台前半のOPSに終わっていたが、今季は4年ぶりに8割台のOPSをマークした。また、60試合制の短縮シーズンとはいえ、打率.283と出塁率.364はメジャー8年目にして自己ベスト。2018年にゴールドグラブ賞を受賞したセンターの守備でも守備防御点+5を記録し、好守健在をアピールした。

     大手移籍情報サイト「MLB Trade Rumors」は、ブラッドリーJr.がアストロズと2年1600万ドルで契約すると予想。「アストロズがスプリンガーに多くの資金を費やすのを望まないのであれば、ブラッドリーJr.がその他の唯一の選択肢となる」と伝えており、レッドソックスがブラッドリーJr.と再契約するためにはアストロズとの争いを制する必要がある。また、チーム名は明らかになっていないものの、アメリカン・リーグ中部地区のチームが今オフの獲得希望リストの最上位にブラッドリーJr.を位置付けているという情報もあるようだ。

  • 2020年シーズンの新人王 日本時間10日午前8時から発表

    2020.11.9 11:30 Monday

     全米野球記者協会の投票による各賞の受賞者の発表がいよいよスタートする。まず日本時間11月10日午前8時から「MLBネットワーク」の番組内で各リーグの新人王の受賞者が発表。アメリカン・リーグはクリスチャン・ハビアー(アストロズ)、カイル・ルイス(マリナーズ)、ルイス・ロバート(ホワイトソックス)、ナショナル・リーグはアレック・ボーム(フィリーズ)、ジェイク・クロネンワース(パドレス)、デビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)の3人がファイナリストとなっている。

     ア・リーグはシーズン途中までルイスとロバートの一騎打ちとなっていたが、ロバートがシーズン終盤に大きく成績を落としたため、ルイスの受賞が確実視されている。

     ルイスは8月末までに打率.328、8本塁打の好成績をマークし、最終的には打率.262、11本塁打でシーズンを終了。37得点、34四球、90塁打、58試合出場、FanGraphs版のWAR(1.7)はいずれも新人リーグ1位、11本塁打はロバートと並んで同1位タイ、54安打と28打点は同2位、5盗塁は同4位の成績だった。

     また、140打席以上の新人のなかで出塁率.364、長打率.437、OPS.801はいずれもリーグ1位、打率.262は同2位。ジェリー・ディポートGMは「カイルが新人王に選ばれなければ驚きだ」と話している。

     一方、ナ・リーグは混戦模様だが、最有力候補と目されているのがパドレスのレギュラーとして活躍したクロネンワースだ。打撃成績は打率.338、OPS.881をマークしたボームのほうが優れているものの、走攻守をトータルした貢献度ではクロネンワースに軍配が上がる。その証として、クロネンワースはBaseball-Reference版のWAR(1.4)でボーム(0.7)とウィリアムス(1.2)を上回っている。

     とはいえ、ブリュワーズのセットアッパーとして支配的な投球を見せ、トレバー・ホフマン賞(ナ・リーグ最優秀救援投手)を受賞したウィリアムスも捨てがたい。被打率.032(62打数2安打、41三振)という魔球・チェンジアップを武器に27イニングで防御率0.33、53奪三振という圧巻のパフォーマンス。「今季リーグ最高のリリーバー」という評価を受けた右腕は、新人王の投票でどんな評価を得ることになるのだろうか。

  • 大手移籍情報サイトのサイ・ヤング賞予想 バウアーが圧倒的支持

    2020.11.8 09:00 Sunday

     大手移籍情報サイト「MLB Trade Rumors」では日本時間11月3日からナショナル・リーグのサイ・ヤング賞の受賞者を予想するユーザー投票を受け付けている。投票の対象はファイナリストに名を連ねた3名となっており、日本時間11月8日午前9時の時点で得票率62.27%という圧倒的な支持を得たトレバー・バウアー(レッズ)が1位。2年連続受賞中のジェイコブ・デグロム(メッツ)が得票率19.30%で2位に入り、日本人初受賞が期待されるダルビッシュ有(カブス)は得票率18.43%で3位にとどまっている。

     今季のサイ・ヤング賞は、アメリカン・リーグでは投手三冠を達成したシェーン・ビーバー(インディアンス)の満票受賞が確実視されているものの、ナ・リーグは史上まれにみる僅差の争いと言われており、なかでもバウアーとダルビッシュの2人はどちらが受賞してもおかしくないと言われるほどの好成績を収めている。

     バウアーはリーグ1位の防御率1.73をマークし、奪三振率12.33は同2位、FanGraphs版のWAR(2.5)は同3位、Baseball-Reference版のWAR(2.7)は同4位にランクイン。一方のダルビッシュは、Baseball-Reference版のWARではバウアーと同じ数値を記録し、FanGraphs版のWAR(3.0)はリーグ1位、防御率2.01は同2位、奪三振率11.01は同8位となっている。

     コメント欄には「私はFIP(守備から独立して算出した疑似防御率)が優れているダルビッシュに投票した」「ダルビッシュの8勝は素晴らしい」「バウアーの性格は記者に嫌われていると思う」といったダルビッシュを推すコメントがある一方、「今年はバウアーの年だった」「バウアーは1年を通して素晴らしかった」とバウアーの投球を称える声も見受けられた。また、「中部地区の攻撃力は東部地区ほど高くなかった」としてデグロムが受賞すべきという声や「なぜマックス・フリード(ブレーブス)がいないんだ!」とファイナリスト3名の顔ぶれに疑問を投げかける声もあった。

     なお、受賞者は日本時間11月12日午前8時から「MLBネットワーク」の番組内で発表される。

  • Wソックス・アンダーソン 名将就任も「自分のスタイルは変えない」

    2020.11.8 08:30 Sunday

     ホワイトソックスは今オフ、リック・レンテリア監督を解任して新監督に名将トニー・ラルーサを迎えた。しかし、シルバースラッガー賞を初受賞した正遊撃手ティム・アンダーソンは、派手なバットフリップを含めた自身のエネルギッシュなプレースタイルを変えるつもりはないようだ。アンダーソンは「トニーのために自分のプレーのやり方やスタイルを変えるつもりはないよ。僕は僕であり続ける」と述べ、名将の価値観に迎合することなく、自分のスタイルを貫くことを明言した。

     アンダーソンのような派手なバットフリップは、相手への敬意を欠くとしてこれまで球界では自重されてきた行為だ。しかし、近年は感情をむき出しにしてプレーする選手が増えており、球界の風向きも変わりつつある。カージナルスでワールドシリーズ制覇を成し遂げた2011年以来の現場復帰となる76歳のラルーサが近年のこうした風潮にどんな反応を示すかはわからないが、アンダーソンは「バットフリップをしたらどうなるか見てみよう。僕はプレーのやり方や試合へのアプローチを変えるつもりはないけどね」とあくまでも自分のスタイルを貫くつもりであることを強調した。

     ただし、アンダーソンはラルーサのことをリスペクトしていないわけではない。「彼はずっと球界の動きを見てきた人だから、球界で何が起きているかも知っているだろう。(球界の動向を知るためには)現場にいなければならないわけではないからね」とアンダーソン。「彼がしなければならないのは僕たちを管理することだ。彼は殿堂入りの名将なのだから、そのやり方はよく知っていると思う。いろんな人からトニーの話は聞いているし、会うのが楽しみだよ。彼から学びたいし、何が起きるか楽しみだね」と語った。

     ラルーサとホワイトソックスがマッチしないのではないかと危惧する声もあるが、アンダーソンはそうした周囲の雑音を意に介していない。現代的な思考を持つ若手選手の多いホワイトソックスと歴代3位の通算2728勝という圧倒的な実績を誇るラルーサはいったいどんな化学反応を起こすことになるのだろうか。

  • 結腸がんの治療を終えたオリオールズ・マンシーニが練習再開

    2020.11.8 08:00 Sunday

     トレイ・マンシーニ(オリオールズ)が打撃ケージに戻ってきた。オリオールズのマイク・エリアスGMが「マンシーニが野球の活動を再開した」と発言してから数日後、マンシーニは自身の打撃練習の様子を撮影した動画をインスタグラムに投稿。その動画にはトス打撃でフルスイングするマンシーニの姿が収められ、「戻ってきたぞ」というキャプションも添えられていた。9月にステージ3の結腸がんの治療を終えたスラッガーが完全復活に向けてついに本格始動する。

     エリアスは先週「マンシーニは少しずつ野球の活動を再開している。信じられないくらいに素晴らしいことだ」とコメント。「3月に恐ろしいニュースを聞いて以降、彼はとても順調にここまで回復してきたと思う。彼は力を取り戻しつつある」というエリアスの言葉から判断する限り、治療を終えたマンシーニは来季に向けて順調にステップを消化しているようだ。

     マンシーニは3月に結腸から悪性腫瘍を除去する手術を受け、オリオールズとマンシーニはともに2021年には復帰できる見込みであると言い続けてきた。新型コロナウイルスの影響もあり、半年近くにわたる治療期間は複雑なものとなったが、マンシーニは順調に回復。今のところ、復帰に向けて回復はプラン通りに進んでおり、がんの再発も見られないという。また、マンシーニはがんの早期発見の重要性を発信し続けている。

     現在28歳のマンシーニは2016年にメジャーデビューし、2017年と2018年は2年連続で24本塁打を記録。2019年に飛躍を遂げ、154試合に出場して打率.291、35本塁打、97打点、OPS.899の好成績をマークし、リーグを代表するスラッガーの仲間入りを果たした。

     メジャーリーグでは過去に、1998年に打率.305、44本塁打、121打点、OPS.991をマークしたアンドレス・ガララーガががんの治療で1999年を全休し、カムバックした2000年に打率.302、28本塁打、100打点、OPS.895の好成績を残した例もある。結腸がんを乗り越えたマンシーニが来季どんな活躍を見せてくれるか注目だ。

  • 娘に子犬を購入したベテラン捕手・クラッツが現役引退へ

    2020.11.8 07:30 Sunday

     40歳のベテラン捕手エリック・クラッツはかつて娘に「メジャーリーグで最後の試合をプレーしたときに子犬を買ってあげる」と約束をしたことがある。今オフ、クラッツは子犬を買い、クラッツ一家はその子犬と過ごす時間を楽しんでいる。「僕たちは子犬を買ったんだ。子犬と過ごす時間を楽しんでいるよ。そろそろ家に戻るタイミングだね」と語ったクラッツは、来季プレーする意思がないことを明言。事実上の現役引退宣言となった。

     クラッツは今季ヤンキースでゲーリー・サンチェス、カイル・ヒガシオカに次ぐ3番手捕手として16試合に出場し、打率.321、0本塁打、4打点、OPS.760をマーク。豊富な経験を生かして若手投手の教育係としての役割を果たし、敗戦処理としてマウンドに上がった際にはナックルボールも披露した。首脳陣やチームメイトからの信頼も厚く、数字以上にチームへの貢献の大きい選手だった。

     「来季を選手として迎えることはないと思う。プレーしないことを決めているんだ」とクラッツ。「それをどのように表現すればいいかわからないんだ。引退という言葉を使うのは自惚れのような気がする。引退という言葉を使っていいのは殿堂入りクラスの選手やそれに値する選手、もしくはフランチャイズ・プレーヤーくらいだと思っているからね」と語り、自身のキャリアのピリオドとして引退という言葉は使わなかった。

     クラッツは2002年のドラフトでブルージェイズから29巡目(全体866位)指名を受けてプロ入りし、8年間のマイナー生活を経て2010年にパイレーツでメジャーデビュー。フィリーズ時代の2013年には自己最多の68試合に出場し、2012年と2013年に自己最多の9本塁打を放った。ヤンキースのほか、ブルージェイズ、ロイヤルズ、アストロズ、ブリュワーズ、ジャイアンツ、レイズでもプレーし、9球団で合計11シーズン、通算332試合に出場して打率.209、184安打、31本塁打、105打点、OPS.611をマークした。

  • ブルージェイズ 左腕・レイと1年800万ドルで再契約

    2020.11.8 07:00 Sunday

     ブルージェイズは日本時間11月8日、フリーエージェントの左腕ロビー・レイと1年契約を結んだことを発表した。現在29歳のレイは今季途中にダイヤモンドバックスからブルージェイズへ移籍。防御率は移籍前の7点台から移籍後は4点台へ改善され、決して本調子とは言えなかったものの、来季につながるピッチングを見せていた。「ESPN」のジェフ・パッサンによると、レイの年俸は800万ドル。来季は先発ローテーションの一角として完全復活が期待される。

     レイのキャリアハイのシーズンはダイヤモンドバックス時代の2017年だ。この年は28試合に先発して162イニングを投げ、1完封を含む15勝5敗、防御率2.89、218奪三振の好成績をマーク。しかし、その後は2018年が防御率3.93、2019年が防御率4.34と年々成績が悪化し、今季は12試合(うち11先発)に登板して2勝5敗、防御率6.62に終わった。

     奪三振率は2016年から5年連続で11以上をキープしているものの、ここ3シーズンは制球難が目立っており、2017年に3.94だった与四球率は2018年以降5.09→4.34→7.84と推移。カウントを悪くした結果、ストライクを取りに行ったボールを狙い打ちされるシーンも目立っており、昨季は自己ワーストの30本塁打、今季も51回2/3で13本ものアーチを浴びた。

     今季の防御率が6点台だった投手に800万ドルの年俸を投じるのは決して安いとは言えず、この金額はブルージェイズがレイの能力を高く評価し、完全復活を期待していることの表れでもある。現時点ではレイは柳賢振(リュ・ヒョンジン)に次ぐ先発2番手という位置付けで、ロス・ストリップリング、ネイト・ピアソン、タナー・ロアークらと先発ローテーションを形成することが予想される。

     ブルージェイズは年俸が安い選手が多いため、コロナ禍でも戦力補強に使える資金が比較的多いことが報じられている。来季さらなるステップアップを果たすために、今後も先発やブルペン、三塁手などの補強を模索することになりそうだ。

  • ドジャースに5名の新型コロナ陽性者 現地メディアが報じる

    2020.11.7 11:00 Saturday

     「USAトゥデイ」の報道によると、ドジャースの球団内で5名の新型コロナウイルス陽性者が発生したようだ。ロサンゼルスの公衆衛生局によると、ドジャースの球団内の5名とその家族が陽性反応を示した。ワールドシリーズ第6戦の試合中に陽性が明らかになったジャスティン・ターナーやその他の選手が5名のなかに含まれているかどうかは不明。匿名希望の関係者によると、陽性者のほとんどはアーリントンで開催されたワールドシリーズの外部にいた人間だという。

     ロサンゼルスの公衆衛生局は「USAトゥデイ」に対して「ドジャース球団は、進行中のアウトブレイクの調査のあいだ、我々と協力し続けている」と述べた。陽性者5名の名前は明らかになっておらず、ドジャースもコメントを差し控えている。また、メジャーリーグ機構は現時点ではドジャースの球団内で陽性者が発生したことを把握していないようだ。

     ドジャースは、32年ぶりの世界一を決めたワールドシリーズ第6戦の試合中にターナーの陽性が判明し、ターナーは途中交代。しかし、試合後の優勝セレモニーのあいだにグラウンドへ戻り、マスクを外して記念撮影に参加していたため、多くの批判が集まっていた。

     ロブ・マンフレッド・コミッショナーは日本時間11月7日、調査の結果、ターナーに処分を科さないことを発表。ターナーが謝罪し、一件落着かと思われたが、ドジャースの球団内で陽性者が発生したことにより、大きな問題へと発展する可能性が出てきた。現時点では感染経路などの詳細は明らかになっておらず、続報を待ちたい。

  • 「2020年最高の瞬間」にWS第4戦・フィリップスの一打が選出

    2020.11.7 10:30 Saturday

     日本時間11月7日、「2020 MLB Legendary Moments Award」の勝者が発表され、ブレット・フィリップス(レイズ)がワールドシリーズ第4戦の9回裏に放ったチームの逆転サヨナラ勝ちを生んだ一打が「2020年最高の瞬間」に選出された。今季のメジャーリーグは新型コロナウイルスの影響により60試合制のレギュラーシーズン、16球団が出場するポストシーズンなど異例の形式で行われたが、ワールドシリーズ第4戦の奇妙な結末はそれを象徴するシーンだったと言えるだろう。

     レイズが逆転サヨナラ勝ちを収めたワールドシリーズ第4戦は、シリーズ史上最もクレイジーな結末として記憶されるに違いない。レイズが1点ビハインドの9回裏に二死一・二塁のチャンスを迎え、フィリップスがカウント1-2からの4球目をセンター前ヒット。中堅手が打球を弾いているのを見て、二塁走者に続いて一塁走者もホームを目指したが、三本間で転倒。しかし、中継に入った一塁手からの送球を捕手が後逸し、一塁走者がホームインしてレイズの逆転サヨナラ勝ちとなった。

     「2020 MLB Legendary Moments Award」にはレギュラーシーズンから8つ、ポストシーズンから8つの印象的なシーンがノミネート。ファンの投票とメジャーリーグ機構の選考委員会によってトーナメント形式で勝者が決定され、決勝はフィリップスの一打とリーグ優勝決定シリーズ第7戦でコディ・ベリンジャー(ドジャース)が放った決勝アーチの対戦となった。

     レギュラーシーズンからはルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)のノーヒッターやホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)の4打席連続アーチなどがノミネート。一方、ポストシーズンからは地区シリーズ第5戦でマイク・ブロソー(レイズ)がアロルディス・チャップマン(ヤンキース)から放った決勝アーチやムーキー・ベッツ(ドジャース)がリーグ優勝決定シリーズ第7戦でフレディ・フリーマン(ブレーブス)の打球を好捕した本塁打キャッチなどがノミネートされていた。

  • メッツの球団買収が正式に成立 バンワグネンGMらは退団へ

    2020.11.7 09:30 Saturday

     日本時間11月7日、メッツの球団買収とオーナー交代が正式に成立し、64歳のスティーブ・コーエンが新オーナーとなった。買収額は24億ドル以上と言われており、これは2018年のカロライナ・パンサーズ(22億7500万ドル)や昨年のブルックリン・ネッツ(23億5000万ドル)を上回る北米プロスポーツ史上最高額である。コーエンはすでにサンディ・アルダーソン前GMを球団社長に迎える方針を明言しており、ブロディ・バンワグネンGMは退団が決定した。

     メッツはバンワグネンのほか、トップ・エグゼクティブのオマー・ミナヤ、アラード・ベアード、アダム・ガトリッジ、ジャレッド・バナーがチームを離れることを発表した。メッツの発表によると、新たに球団社長に就任する予定のアルダーソンは、すでに野球部門を率いる新たなリーダーの選考を開始しており、アルダーソンによってバンワグネンに代わる新たなGMが任命される予定だという。

     選手の代理人を務めていたバンワグネンは2018年オフにメッツのGMに就任。トップ・プロスペクトのジャレッド・ケレニックやジャスティン・ダンら5選手をマリナーズへ放出してロビンソン・カノーとエドウィン・ディアスを獲得する大型トレードを成立させた。これ以外にも積極的な補強を展開したが、2019年は86勝76敗で地区3位、今季は26勝34敗で地区4位タイに終わり、いずれの年もポストシーズンに進めなかった。

     バンワグネンは「素晴らしい機会を与えてくれたこと、GMを務めていた期間中に全力でサポートしてくれたことについて、ジェフに感謝している」と述べ、長年メッツのオーナーを務めたジェフ・ウィルポンの退任を惜しんだ。ベアードとガトリッジの2人は、バンワグネンの下でGM補佐を務めていた。

     メッツは今後、野球部門の新たなリーダーを決定したうえで、コーエンの潤沢な資金を生かして戦力補強を進めていくことになる。今オフの主役となることが予想されているメッツだが、移籍市場でどんな動きを見せてくれるのだろうか。

  • プラチナグラブ賞 ゴードン2度目、アレナードは4年連続4度目

    2020.11.7 09:15 Saturday

     ゴールドグラブ賞の受賞者のなかから各リーグ1名が選出される「プラチナグラブ賞」の受賞者が日本時間11月7日、「MLBネットワーク」の番組内で発表され、アメリカン・リーグは今季限りでの現役引退を発表しているアレックス・ゴードン(ロイヤルズ)、ナショナル・リーグは4年連続4度目の受賞となるノーラン・アレナード(ロッキーズ)が選出された。アレナードは受賞回数でヤディアー・モリーナ(カージナルス)に並び、歴代最多タイとなった。

     「プラチナグラブ賞」の受賞者は、その年のゴールドグラブ賞の受賞者のなかからファン投票によって各リーグ1名が選出される。ゴードンは2014年にも受賞しており、6年ぶり2度目の受賞。今季限りでの現役引退を表明していることもあり、多くのファンから支持を受ける結果となった。一方のアレナードは2017年から4年連続4度目の受賞。各種の守備指標でも素晴らしい数値を叩き出しており、球界屈指の名手の座を不動のものとしている。

     2011年に設立されたプラチナグラブ賞の今季までの受賞者は以下の通り(所属は当時)。

    ◆ア・リーグ
    2011年 エイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ)
    2012年 エイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ)
    2013年 マニー・マチャド(オリオールズ)
    2014年 アレックス・ゴードン(ロイヤルズ)
    2015年 ケビン・キアマイアー(レイズ)
    2016年 フランシスコ・リンドーア(インディアンス)
    2017年 バイロン・バクストン(ツインズ)
    2018年 マット・チャップマン(アスレチックス)
    2019年 マット・チャップマン(アスレチックス)
    2020年 アレックス・ゴードン(ロイヤルズ)

    ◆ナ・リーグ
    2011年 ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
    2012年 ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
    2013年 アンドレルトン・シモンズ(ブレーブス)
    2014年 ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
    2015年 ヤディアー・モリーナ(カージナルス)
    2016年 アンソニー・リゾー(カブス)
    2017年 ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
    2018年 ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
    2019年 ノーラン・アレナード(ロッキーズ)
    2020年 ノーラン・アレナード(ロッキーズ)

  • 「ゴールドグラブ・チーム賞」をインディアンスとカブスが受賞

    2020.11.7 09:00 Saturday

     今季から新設された「ゴールドグラブ・チーム賞」の受賞チームが日本時間11月7日、「MLBネットワーク」の番組内で発表され、アメリカン・リーグはインディアンス、ナショナル・リーグはカブスが選出された。受賞チームはアメリカ野球学会が算出する守備指数「SABR Defensive Index」に基づいて決定されており、アメリカ野球学会のホームページで公開されているランキングによると、インディアンスは17.2、カブスは21.9を記録してともにリーグトップの成績だった。

     インディアンスからは捕手部門でロベルト・ペレス、二塁手部門でセザー・ヘルナンデス、カブスからは一塁手部門でアンソニー・リゾー、遊撃手部門でハビアー・バイエズがゴールドグラブ賞を受賞。各ポジションに守備力の高い選手を揃える両チームが今季から新設された「ゴールドグラブ・チーム賞」の初代受賞チームとなった。

     インディアンスは2位ホワイトソックスと2.7ポイント差がついていたものの、カブスは2位カージナルスとわずか0.3ポイント差。カージナルスはインディアンスの数字を大きく上回っており、二塁手部門のコルテン・ウォン、左翼手部門のタイラー・オニールと2人のゴールドグラブ賞を輩出したカージナルスのディフェンスも強固だったことがうかがえる。なお、「SABR Defensive Index」のチームランキングは以下の通り。

    ◆ア・リーグ
    1位 インディアンス(17.2)
    2位 ホワイトソックス(14.5)
    3位 ツインズ(13.8)
    4位 レイズ(9.6)
    5位 アストロズ(6.0)
    6位 アスレチックス(4.4)
    7位 レンジャーズ(3.3)
    8位 マリナーズ(0.8)
    9位 タイガース(-1.0)
    10位 ロイヤルズ(-1.2)
    11位 ヤンキース(-4.0)
    12位 オリオールズ(-4.7)
    13位 レッドソックス(-12.1)
    14位 エンゼルス(-14.3)
    15位 ブルージェイズ(-15.4)

    ◆ナ・リーグ
    1位 カブス(21.9)
    2位 カージナルス(21.6)
    3位 ドジャース(13.1)
    4位 パドレス(8.0)
    5位 ロッキーズ(8.0)
    6位 パイレーツ(5.1)
    7位 レッズ(0.4)
    8位 ダイヤモンドバックス(0.4)
    9位 ジャイアンツ(-0.8)
    10位 マーリンズ(-4.1)
    11位 ブレーブス(-8.4)
    12位 ブリュワーズ(-9.3)
    13位 メッツ(-14.9)
    14位 フィリーズ(-21.6)
    15位 ナショナルズ(-29.4)

  • ドジャース・ターナーが謝罪 MLB機構からの処分はなし

    2020.11.7 08:30 Saturday

     ジャスティン・ターナーはドジャースが32年ぶりの世界一を決めたワールドシリーズ第6戦の試合中に新型コロナウイルスの陽性反応が出たにもかかわらず、試合後にグラウンドへ出てマスクを外し、優勝セレモニーに参加していたため、多くの批判を受けていた。メジャーリーグ機構はこの件についての調査を行い、ターナーは日本時間11月7日に謝罪文を発表。メジャーリーグ機構はターナーだけの責任ではないと判断し、ターナーに対する処分は科さなかった。

     ターナーは陽性反応の知らせを受けて、ワールドシリーズ第6戦で途中交代。周囲からの隔離を強いられることになった。ところが、試合後の優勝セレモニーが行われているグラウンドに登場。チームメイトと一緒にお祝いをし、マスクを外してチームの集合写真に写っている姿が報じられたため、批判が集まっていた。

     ロブ・マンフレッド・コミッショナーは、今回の調査の結果、チームメイトがセレモニーに参加するようターナーに促したこと、グラウンド上の関係者とのミスコミュニケーションがあったこと、ターナーを隔離させるための人員配置に不備があったことなどが明らかになったとし、ターナーだけの責任ではないと判断。「これらのことを踏まえ、ジャスティンが責任を認め、謝罪をし、今後もポジティブな模範を示すことを約束することでこの件を終わらせたいと思います」と述べた。

     張本人のターナーは「今思うと、グラウンドに他の人がいなくなるまで待って、妻と写真を撮るべきでした」とコメント。「グラウンドに戻ることのリスクを理解していなかったことをグラウンドにいた全ての人に心から謝罪します。ほとんど全てのチームメイトやコーチ、スタッフと話をしましたが、誰かを不快にさせたり、危険にさらしたりするつもりは全くありませんでした」と自身の行動について謝罪した。

     なお、今月下旬に36歳の誕生日を迎えるターナーは、ワールドシリーズ終了後にフリーエージェントとなった。

  • Rソックス・コーラ監督の復帰が決定 2年契約+オプション2年

    2020.11.7 08:00 Saturday

     ロン・レネキーに代わる新監督探しを進めていたレッドソックスは日本時間11月7日、1年間の職務停止処分を終えたアレックス・コーラ前監督の復帰を発表した。契約期間は2022年までの2年間で、2023年と2024年の契約はいずれも球団側に選択権のあるオプションとなっている。レッドソックスは9人の候補者との面談を行ったあと、候補者を5人に絞り、さらにコーラとサム・フルドの2人が最終候補者となったことが報じられていた。

     レッドソックスでチーフ・ベースボール・オフィサーを務めるチェイム・ブルームは、面談のプロセスのなかでフルドのデータ分析力にも魅力を感じていたという。しかし、最終的には2018年にレッドソックスをワールドシリーズ制覇へ導き、オーナーやフロントオフィス、コーチ陣や主力選手とも良好な関係を築いていたコーラにチームの指揮を託すことになった。

     ブルームは「アレックスは自分の行いが間違っていたことを認識し、後悔している」と語り、コーラがアストロズでベンチコーチを務めていた2017年に不正なサイン盗みに関わっていたことを反省していることを強調。すべての候補者について真剣に検討したうえで「彼はレッドソックスや野球というゲームを愛している。だから、彼が二度目のチャンスを生かしてくれると信じている」と候補者のなかからコーラを選択した。

     コーラは「この1年間、私はたくさんのことについて振り返り、評価をしてきた。このチームをもう一度率いることができることがどんなに幸運であるかは認識している」とコメント。「球界にいられなかったこと、家族や球団にネガティブな視線が向けられることはとてもつらかった。自分の行いが引き起こしたことを反省し、このチームやファンの皆様が誇りを持てるように一生懸命に努力したい」と意気込みを語った。

     コーラはアストロズの不正なサイン盗みに関わっていたことが明らかになり、今年1月にレッドソックス監督を解任。その後、2020年ポストシーズンまでの職務停止処分を受けていた。すでにコーラの復帰を歓迎する声を上げている選手もおり、最下位に沈んだレッドソックスがコーラの下でどのように生まれ変わるか注目したい。

  • 1イニングに単打2本、二塁打1本、三塁打3本を打たれて無失点!?

    2020.11.6 12:00 Friday

     19世紀のメジャーリーグにジョット・ゴアという右腕がいた。1896年にパイレーツで3試合、1898年にレッズで1試合に登板し、合計15回1/3で防御率15.85という三流投手だった。しかし、マイナーのインディアナポリス球団でプレーした1897年には39試合で310イニングを投げて25勝9敗、防御率1.39という好成績をマーク。少なくともマイナーレベルの投手ではなかったようだ。このゴアは、1890年にインディアナ・ステート・リーグでプレーしていたとき、アンダーソン・タイガースという球団を相手に球史で最も不可能と思われる偉業を達成している。

     その偉業というのは「1イニングに単打2本、二塁打1本、三塁打3本を打たれて無失点」というものだ。しかも、イニングの先頭打者から3人連続で三塁打を打たれている。後続の打者が二塁打1本と単打2本を打ったにもかかわらず、1点も入らなかったというわけだ。この偉業はいったいどのように達成されたのか。「トロント・グローブ」の記事によると、詳細は以下のようになっている。

     まず、先頭打者のベンジャミン・アイルランドが三塁打を打った。次打者エド・ワイズウェルの打席でゴアの暴投があり、アイルランドは本塁へ突入したが、タッチアウト。直後にワイズウェルが三塁打を放ったものの、ランニング本塁打を狙って本塁でタッチアウト。三塁打2本の結果、二死走者なしとなった。

     3人目の打者ラッシュ・シャムウェイがまたも三塁打を放ち、二死三塁のチャンス。次打者ジーン・ダービーは三塁線へ絶妙なバントを転がし、三塁手がファウルになるのを見守っているあいだに二塁へ進塁(記録は二塁打)。ところが、三塁走者のシャムウェイは三塁に留まっており、二死二・三塁となった。

     5人目の打者ジーン・ファッツもバントを試み、一塁はセーフ(記録は単打)。しかし、いずれの走者も進塁しておらず、二死満塁となった。ここまで単打1本、二塁打1本、三塁打3本と合計5本のヒットが飛び出したものの、ゴアは1点も失っていない。

     そして、6人目の打者フランク・フィアーが右方向への痛烈なライナーを放った。ついに得点が入るかと思われたが、この打球が一塁走者のファッツの腕に当たってしまった。野球規則に従ってフィアーにはヒット(単打)が記録されたものの、一塁走者のファッツはアウト。これでスリーアウトとなり、アンダーソン・タイガースは1イニングのあいだにゴアから6本のヒットを打ちながらも無得点に終わったのだった。

     なお、この事例を紹介したメジャーリーグ公式サイトの記事は「贔屓球団が走者三塁から得点できなかったときは、アンダーソン・タイガースやジョット・ゴアのことを思い出しましょう」と締めくくられている。

  • インディアンス・リンドーア 今オフ中のトレード移籍は確実か

    2020.11.6 11:00 Friday

     インディアンスが誇るスター遊撃手、フランシスコ・リンドーアは来季がフリーエージェント前のラストイヤーとなる。今季の年俸は1750万ドル、年俸調停期間最終年となる来季の年俸は2000万ドルを超えることが予想されており、スモールマーケット球団のインディアンスには負担が大きすぎるとの声が非常に多い。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は、来季開幕時にリンドーアが別のチームのユニフォームを着ていると予想。リンドーアのトレードは「起こるかどうか」ではなく「いつ起こるか」という段階に突入しつつあるようだ。

     ナイチンゲールはライバル球団の関係者の話として、予算に制約のあるインディアンスが来季の開幕までにオールスター遊撃手のリンドーアをトレードで放出したいと考えていることを紹介。来季の年俸が2100万ドル前後と予想されていることにも言及した。インディアンスは今オフ、最多セーブのタイトルを獲得したブラッド・ハンドの年俸1000万ドルの来季オプションを破棄したように、年俸総額の圧縮を進めており、高額年俸のリンドーアの放出が検討されるのは当然と言える。

     来オフはリンドーアのほか、ハビアー・バイエズ(カブス)、カルロス・コレア(アストロズ)、コリー・シーガー(ドジャース)、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)といった有力遊撃手が一斉にフリーエージェントとなるため、各球団は1年待てばトレードの対価を失うことなしにスター遊撃手を獲得できる。とはいえ、26歳という若さでスター遊撃手が市場に出てくることは稀であり、今オフにトレードでリンドーアを獲得することに興味を示す球団は少なくないと見られている。

     問題は新型コロナウイルスの影響により年俸総額の削減を目指している球団が多いということだ。そのため、高額年俸のリンドーアを引き取ってもらう代わりに対価がグレードダウンされる可能性がある。新オーナーを迎えたメッツのような例外はあるものの、リンドーア放出を目指すインディアンスにとって難しい判断を強いられるオフシーズンとなるのは間違いなさそうだ。

  • ゲレーロJr.が猛省「努力をしなければメジャーではやっていけない」

    2020.11.6 10:30 Friday

     ドミニカ共和国の地元紙の報道によると、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)は今年7月の夏季キャンプ開始時にチームへ報告したときより32ポンド(約15キロ)も減量し、250ポンド(約113キロ)前後を維持しているという。ゲレーロJr.は準備不足で夏季キャンプに合流した結果、シーズンで全く実力を発揮できなかったことを猛省し、3年目の飛躍に向けてコンディションの調整に取り組んでいる。2021年シーズンは、元トップ・プロスペクトのゲレーロJr.にとって、飛躍を遂げる1年となるかもしれない。

     明らかに太りすぎの状態で2020年シーズンの開幕を迎えたゲレーロJr.だったが、シーズン中にフィットネスに取り組んだ結果、自身のパフォーマンスにポジティブな効果があることを認識し、それをきっかけに減量に取り組むことになったという。「シーズンを終えて、多かれ少なかれ減量のことを念頭に置いた。(シーズン中に)20ポンド(約9キロ)痩せたらコンディションが良くなってきたんだ」とゲレーロJr.は語っている。

     また、「努力しなければメジャーリーグではやっていけないということをコロナ禍の数ヶ月のあいだに学んだ」と今季開幕前の自身の取り組みを猛省。「なぜフェルナンド・タティスJr.(パドレス)やフアン・ソト(ナショナルズ)は好成績を残すことができるのか。それは彼らが一生懸命に努力しているからだ。僕がヒットを打てたのは神様が与えてくれた能力のおかげ。自分が間違っている(=努力が不足している)ことはわかっていた」と今季を振り返った。

     ゲレーロJr.は現在、脂肪分の多い食べ物を控え、午後7時以降は水以外に何も摂取しない食生活を送っているという。また、ブルージェイズの春季キャンプ施設で打撃練習やゴロを捕球する練習、ウエイトトレーニングなどに取り組んでいるようだ。

     殿堂入り外野手のブラディミール・ゲレーロの息子として注目され、特にその打撃センスには極めて高い評価が与えられていたものの、メジャー2年間で183試合に出場して打率.269、24本塁打、102打点、OPS.778という平凡な成績に終わっている。とはいえ、ゲレーロJr.はまだ21歳。これまでの反省を生かし、球界屈指のスラッガーへと成長するチャンスはまだ十分に残されている。「この失敗を二度と起こさないようにしたい」と決意を口にした。

  • 世界一2度のドンブロウスキー エンゼルスGM就任の可能性を否定

    2020.11.6 10:00 Friday

     1997年にマーリンズ、2018年にレッドソックスをワールドシリーズ制覇へ導いた名GMとして知られるデーブ・ドンブロウスキーは今オフ、エンゼルスのGMとしてメジャーリーグの舞台に復帰する可能性が取り沙汰されている。しかし、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、本人がその可能性を明確に否定したようだ。64歳のドンブロウスキーは現在、テネシー州ナッシュビルにメジャー球団を招致するために活動する団体に加わっており、その「ミュージック・シティ・ベースボール」との4年契約を尊重する意向を示した。

     ローゼンタールによると、ドンブロウスキーはエンゼルスの新たなGM候補には含まれていないという。シーズン終了時にビリー・エプラーGMを解任したエンゼルスは、2014年以来のポストシーズン返り咲きを果たすべく、フロントオフィスの新たなリーダー探しを進めており、候補者としてすでに14人もの名前が報じられている。そのなかにドンブロウスキーの名前は含まれておらず、今後もドンブロウスキーが新たなGMの候補になることはないようだ。

     ドンブロウスキーはローゼンタールによるインタビューのなかで「私はナッシュビルに留まるつもりだ」と発言。「私はここ(ミュージック・シティ・ベースボール)に加わるときに約束したんだ。ナッシュビルへの球団招致を行うなかで、球団拡張や本拠地移転が起こる場合も、球団招致が行き詰ってしまった場合も、ここに留まるということをね」とあくまでもナッシュビルへの球団招致活動が最優先であることを明言した。

     ドンブロウスキーはエクスポズ(現ナショナルズ)、マーリンズ、タイガース、レッドソックスでGMないし編成本部長を務めた経験があり、4度のリーグ優勝と2度のワールドシリーズ制覇を成し遂げている。GMが空席となったチームがドンブロウスキーの招聘に興味を持つのは当然とも言えるが、今のところ、ドンブロウスキーにメジャー復帰の意思はなさそうだ。

  • 野球専門誌が選ぶ2020年新人王はルイスとクロネンワース

    2020.11.6 09:30 Friday

     日本時間11月6日、野球専門誌「ベースボール・ダイジェスト」が選出する2020年の新人王が発表され、アメリカン・リーグはカイル・ルイス(マリナーズ)、ナショナル・リーグはジェイク・クロネンワース(パドレス)が選出された。ルイスとクロネンワースはともに、同誌の選考委員7人から1位票を5票ずつ獲得。両者は日本時間11月10日に発表される全米野球記者協会の投票によって決定する新人王でも各リーグの最有力候補と目されている。

     ア・リーグの1位票の残り2票はルイス・ロバート(ホワイトソックス)が獲得。3位にはショーン・マーフィー(アスレチックス)がランクインした。一方、ナ・リーグの1位票の残り2票はデビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)とケブライアン・ヘイズ(パイレーツ)が獲得。ヘイズは4位で、トップ3にはトニー・ゴンソリン(ドジャース)が名を連ねた。

     現在25歳のルイスは、今季58試合に出場して打率.262、11本塁打、28打点、5盗塁、OPS.801をマーク。日本時間9月15日のアスレチックス戦でラモン・ラウレアーノが放ったグランドスラムかと思われた打球をキャッチするなど、守備面での活躍も光った。マリナーズの選手が同誌の新人王に選出されるのは、1984年のアルビン・デービス、2000年の佐々木主浩、2001年のイチローに続いてルイスが4人目である。

     現在26歳のクロネンワースは、今季54試合に出場して打率.285、4本塁打、20打点、3盗塁、OPS.831をマーク。二塁手としての起用がメインだったが、一塁と遊撃でも先発出場したほか、1イニングだけ三塁の守備にも就き、ユーティリティ性を発揮してチームに貢献した。パドレスの選手が同誌の新人王に選出されるのは、1976年のブッチ・メッツガー、1978年のオジー・スミス、1987年のベニト・サンティアゴに続いてクロネンワースが4人目である。

  • シルバースラッガー賞の受賞者決定 トラウトが史上初の快挙

    2020.11.6 09:00 Friday

     シルバースラッガー賞の受賞者が日本時間11月6日に「MLBネットワーク」の番組内で発表され、ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)、フアン・ソト(ナショナルズ)、マーセル・オズーナ(ブレーブス)らタイトルホルダーが順当に選出された。数少ないサプライズ選出と言えるのがナショナル・リーグ二塁手部門のドノバン・ソラーノ(ジャイアンツ)。また、アメリカン・リーグ外野手部門のマイク・トラウト(エンゼルス)は28歳のシーズンまでに8度受賞した史上初の選手となった。

     今季はナ・リーグで指名打者制が採用されたため、1980年の同賞設立以来初めて投手部門の選出がなく、オズーナがナ・リーグ指名打者部門の初めての受賞者となった。ア・リーグ本塁打王のルーク・ボイト(ヤンキース)は打点王・アブレイユとの争いに敗れて受賞ならず。なお、各リーグの受賞者と2020年レギュラーシーズンの打撃成績は以下の通り。

    アメリカン・リーグ

    捕手:サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)2年ぶり3度目
    37試合 打率.333 11本塁打 32打点 OPS.986

    一塁:ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)2年ぶり3度目
    60試合 打率.317 19本塁打 60打点 OPS.987

    二塁:DJ・レメイヒュー(ヤンキース)2年連続2度目
    50試合 打率.364 10本塁打 27打点 OPS1.011

    三塁:ホゼ・ラミレス(インディアンス)2年ぶり3度目
    58試合 打率.292 17本塁打 46打点 OPS.993

    遊撃:ティム・アンダーソン(ホワイトソックス)初
    49試合 打率.322 10本塁打 21打点 OPS.886

    外野:マイク・トラウト(エンゼルス)3年連続8度目
    53試合 打率.281 17本塁打 46打点 OPS.993

    外野:テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ)初
    50試合 打率.289 16本塁打 34打点 OPS.919

    外野:エロイ・ヒメネス(ホワイトソックス)初
    55試合 打率.296 14本塁打 41打点 OPS.891

    指名:ネルソン・クルーズ(ツインズ)2年連続4度目
    53試合 打率.303 16本塁打 33打点 OPS.992

    ナショナル・リーグ

    捕手:トラビス・ダーノウ(ブレーブス)初
    44試合 打率.321 9本塁打 34打点 OPS.919

    一塁:フレディ・フリーマン(ブレーブス)2年連続2度目
    60試合 打率.341 13本塁打 53打点 OPS1.102

    二塁:ドノバン・ソラーノ(ジャイアンツ)初
    54試合 打率.326 3本塁打 29打点 OPS.828

    三塁:マニー・マチャド(パドレス)初
    60試合 打率.304 16本塁打 47打点 OPS.950

    遊撃:フェルナンド・タティスJr.(パドレス)初
    59試合 打率.277 17本塁打 45打点 OPS.937

    外野:フアン・ソト(ナショナルズ)初
    47試合 打率.351 13本塁打 37打点 OPS1.185

    外野:ムーキー・ベッツ(ドジャース)3年連続4度目
    55試合 打率.292 16本塁打 39打点 OPS.927

    外野:ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)2年連続2度目
    46試合 打率.250 14本塁打 29打点 OPS.987

    指名:マーセル・オズーナ(ブレーブス)3年ぶり2度目
    60試合 打率.338 18本塁打 56打点 OPS1.067

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