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  • インディアンス 30球団時代で5度目のMVP&CY賞独占なるか

    2020.11.11 09:34 Wednesday

     メジャーリーグの歴史上、MVP、サイ・ヤング賞、新人王の3つを独占したチームは存在しない。今季も3つを独占するチームが誕生しないのは確定している。しかし、インディアンスにはMVPとサイ・ヤング賞の2つを獲得するチャンスが残されている。MVPはホゼ・ラミレス、サイ・ヤング賞はシェーン・ビーバーがファイナリストに名を連ねているからだ。もしインディアンスがこの2つの賞を獲得すれば、30球団時代(1998年以降)では5度目の快挙となる。

     今季のアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞は、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の「投手三冠」に輝いたビーバーの満票受賞が確実視されている。よって、インディアンスが1998年以降5度目の快挙を成し遂げられるかどうかはMVPの行方次第ということになる。

     ア・リーグMVPのファイナリストは、ラミレス、ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)、DJ・レメイヒュー(ヤンキース)の3名。いずれも好成績を残し、所属チームのポストシーズン進出に大きく貢献したが、受賞確実と言えるほどの決定打がなく、受賞者を予想するのは難しい。

     レイズ(当時デビルレイズ)とダイヤモンドバックスの誕生により30球団制となった1998年以降、MVPとサイ・ヤング賞の2つを獲得したのは、ジャスティン・バーランダーがダブル受賞した2011年タイガースとクレイトン・カーショウがダブル受賞した2014年ドジャースを除くと以下の4チームだけである。

    2002年アスレチックス
    ミゲル・テハーダ(MVP)、バリー・ジート(サイ・ヤング賞)

    2005年カージナルス
    アルバート・プーホルス(MVP)、クリス・カーペンター(サイ・ヤング賞)

    2006年ツインズ
    ジャスティン・モーノー(MVP)、ヨハン・サンタナ(サイ・ヤング賞)

    2013年タイガース
    ミゲル・カブレラ(MVP)、マックス・シャーザー(サイ・ヤング賞)

     なお、MVP、サイ・ヤング賞、新人王の3つのうち2つを獲得し、残り1つが2位だった例は過去に9チーム存在する。そのうち2チームはサイ・ヤング賞を受賞した投手がMVP投票で2位となっているため、それを除外すると過去に7チームだけだ。

     前出の2013年タイガースもそのうちの1チームで、新人王投票でホゼ・イグレシアスが2位。昨季のアストロズもバーランダーがサイ・ヤング賞、ヨルダン・アルバレスが新人王を受賞したものの、アレックス・ブレグマンがMVP投票で惜しくも2位に終わり、史上初の快挙達成はならなかった。

  • 最優秀監督賞 アはキャッシュ、ナはマティングリーが受賞

    2020.11.11 08:55 Wednesday

     日本時間11月11日、2020年シーズンの最優秀監督賞の受賞者が「MLBネットワーク」の番組内で発表され、アメリカン・リーグはケビン・キャッシュ(レイズ)、ナショナル・リーグはドン・マティングリー(マーリンズ)が選出された。両者とも初受賞。レイズからは2008年と2011年に受賞したジョー・マドン(現エンゼルス監督)に次いで2人目(3度目)、マーリンズからは2003年のジャック・マッキーンと2006年のジョー・ジラルディ(現フィリーズ監督)に次いで3人目となった。

     現在42歳のキャッシュは今季がレイズの監督に就任して6年目のシーズン。過去2年間はファイナリストに名を連ねながらも、いずれも3位に終わっていたが、スター不在のチームをリーグ最高勝率(40勝20敗)に導いたことが高く評価され、嬉しい初受賞となった。

     オープナー戦法など球界の常識にとらわれない戦い方で知られるレイズは、今季もキャッシュの下で持てる戦力を最大限に活用。60試合制の短縮シーズンにもかかわらず、59通りのスタメンを組み、史上最多タイとなる12人の投手がセーブを記録した。状況に応じて選手を使い分け、リーグ最高勝率という結果を残したキャッシュの采配は高く評価されている。

     キャッシュは1位票22、2位票5、3位票1で合計126ポイントを獲得。1位票5のリック・レンテリア(ホワイトソックス)が2位、1位票2のチャーリー・モントーヨ(ブルージェイズ)が3位となり、4位のボブ・メルビン(アスレチックス)にも1票だけ1位票が投じられた。

     一方、現在59歳のマティングリーは今季がマーリンズの監督に就任して5年目のシーズン。ドジャースの監督時代(2011~15年)には3度の地区優勝(2013年から3年連続)を成し遂げているが、これまで3位以内に入ったのは1度だけ(2013年に2位)だった。現役時代の1985年にア・リーグMVPを受賞しており、MVPと最優秀監督賞を受賞するのはフランク・ロビンソン、ドン・ベイラー、ジョー・トーレ、カーク・ギブソンに次ぐ史上5人目の快挙となった。

     今季のマーリンズは戦前の予想を覆して31勝29敗でナ・リーグ東部地区2位となり、2003年以来17年ぶりのポストシーズン進出を達成。開幕直後に新型コロナウイルスのクラスターが発生して18選手が陽性となり、ロースターの大幅な入れ替えを強いられたが、それを乗り越えて予想外の快進撃を続けた。

     マティングリーは1位票20、2位票8で合計124ポイントを獲得。1位票6のジェイス・ティングラー(パドレス)が2位となり、3位のデービッド・ロス(カブス)、4位のブライアン・スニッカー(ブレーブス)、5位のデーブ・ロバーツ(ドジャース)、7位のクレイグ・カウンセル(ブリュワーズ)にも1位票が1票ずつ投じられた。

  • 2020年シーズンの最優秀監督賞 日本時間11日午前8時から発表

    2020.11.10 12:45 Tuesday

     全米野球記者協会の投票によって決定する最優秀監督賞の受賞者が日本時間11月11日午前8時から「MLBネットワーク」の番組内で発表される。すでに各リーグのファイナリスト3名(投票の上位3名)は発表されており、アメリカン・リーグはケビン・キャッシュ(レイズ)、チャーリー・モントーヨ(ブルージェイズ)、リック・レンテリア(ホワイトソックス)、ナショナル・リーグはドン・マティングリー(マーリンズ)、デービッド・ロス(カブス)、ジェイス・ティングラー(パドレス)が名を連ねた。

     キャッシュは3年連続のファイナリスト入り。過去2年はいずれも3位にとどまっており、ジョー・マドンに次いで球団史上2人目となる受賞を目指す。ワールドシリーズ第6戦で先発のブレイク・スネルを降板させた継投には批判が集まっているものの、スター不在のレイズをリーグ最高勝率へ導いた手腕は見事。ア・リーグ最優秀監督賞の最有力候補と言えるだろう。

     モントーヨは3年連続で負け越していたブルージェイズを4年ぶりのポストシーズン進出に導いた手腕を評価された。プエルトリコ出身の監督が最優秀監督賞を受賞すれば史上初の快挙となる。レンテリアはホワイトソックスを12年ぶりのポストシーズン進出に導いてファイナリストに名を連ねたが、シーズン終了後に解任。トニー・ラルーサが新監督に就任することが決定している。

     ナ・リーグでは前年105敗から新型コロナウイルスのクラスター発生を乗り越えてポストシーズン進出を果たしたマーリンズのマティングリーに注目。18選手がコロナ陽性となり、ロースターの大幅な入れ替えを強いられて61人もの選手を起用したが、2003年以来17年ぶりのポストシーズン進出を成し遂げた。マーリンズでは過去にジャック・マッキーンとジョー・ジラルディが最優秀監督賞を受賞している。

     ロスは就任1年目で地区優勝を達成。選手の兄貴分としてリーダーシップを発揮し、チームを見事にまとめ上げた。ティングラーも就任1年目から見事な手腕を発揮。10年ぶりのシーズン勝ち越しだけでなく、14年ぶりのポストシーズン進出も達成し、ファイナリストに名を連ねた。

  • レイズからFAのベテラン右腕・モートンに8~10球団が興味

    2020.11.10 11:45 Tuesday

     今オフのフリーエージェント市場において最も注目を集めている投手はトレバー・バウアーだが、多くの球団の視線はバウアー以外の投手にも注がれている。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から聞いた話によると、少なくとも8~10球団がベテラン右腕チャーリー・モートンの獲得に興味を示しているようだ。モートンは日本時間10月31日にレイズから来季の契約オプション(年俸1500万ドル)を破棄されてフリーエージェントとなった。

     まもなく37歳の誕生日を迎えるモートンは、自宅から本拠地まで通えるレイズとの再契約が第1希望であると見られる。しかし、レイズが1000万ドルを超える年俸をオファーする可能性は低く、今季防御率6点台だったロビー・レイが年俸800万ドルでブルージェイズと再契約したことを考えると、モートンの価格はレイズの手が届かないところまで高騰する可能性がある。そうなれば他球団にも獲得のチャンスはあるだろう。

     レイズから再契約のオファーがない場合、現役引退という選択をする可能性があることを示唆していたモートンだが、37歳という年齢もあり、現役を続行する場合は1年契約(2022年の契約オプションが付く可能性も)となることが確実視される。各球団のフロントからは「レイズを離れるのであれば、高額で短期間の契約を得られるだろう」「レイが800万ドルで契約したのだからモートンはそれ以上の契約を得られる」との声も聞こえる。

     モートンはレイズ移籍1年目の昨季、自己最多の16勝をマークし、今季は9試合に先発して2勝2敗、防御率4.74を記録。ポストシーズンでは3勝を挙げ、チームの12年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。プレー環境を優先して金額が安くてもレイズ残留を選ぶのか、他球団からの高額オファーを受け入れるのか、あるいは現役引退という選択をするのか。ベテラン右腕の決断には大きな注目が集まりそうだ。

  • メッツはスプリンガーを最優先で獲得すべき NY紙の記者が主張

    2020.11.10 10:45 Tuesday

     大富豪のスティーブ・コーエンが新オーナーに就任したことにより、今オフのメッツは大型補強を行うことが予想されている。フリーエージェント市場でJ・T・リアルミュート、トレード市場でインディアンスのフランシスコ・リンドーアの獲得を狙うのではないかと言われているが、「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者は、リアルミュートとリンドーアよりもアストロズからフリーエージェントとなったジョージ・スプリンガーの獲得を優先すべきと考えているようだ。

     シャーマンは「スプリンガーは中堅手と右打者が必要というメッツの事情にフィットする」と指摘し、さらに「スプリンガーはバーニー・ウィリアムス(元ヤンキースの名中堅手)と似ているところがたくさんある」とスプリンガー獲得をプッシュする。パワーと忍耐力を兼ね備えた打撃、ポストシーズンでの勝負強さ、安定した守備力、俊足にもかかわらず盗塁が得意ではない点など、数多くの共通点を列挙。メジャー最初の7年間のWAR(Baseball-Reference版)もウィリアムスが24.4、スプリンガーが24.5と酷似している。

     メッツは2011年途中にカルロス・ベルトランをトレードで放出したあと、正中堅手を固定できずに苦しんでいる。2014年にフアン・ラガレスがゴールドグラブ賞を受賞したものの、故障もあって活躍は長続きせず、直近2シーズンはブランドン・ニモが中堅のレギュラー格となっているが、本来は両翼向きの選手だ。

     スプリンガーを獲得すれば、中堅の穴が埋まるだけでなく、人員過多となる両翼の外野手をトレード要員としてリンドーアの獲得に動くこともできる。インディアンスは外野手の貧打に苦しんでおり、ニモやドミニク・スミスをリンドーアの対価に含めれば、インディアンスの補強ポイントにも合致する。

     また、シャーマンはメッツのトップターゲットと見られるリアルミュートについて、これまでの出場試合数の多さや今季終盤に故障欠場があったことなどを理由に、獲得への懸念を表明している。豊富な補強資金を抱えるメッツは、今オフの補強の目玉としていったい誰を選ぶのだろうか。

  • ブルージェイズが中堅手の補強を目指す スプリンガーらが候補

    2020.11.10 10:15 Tuesday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、ブルージェイズは今オフ、中堅手の補強を目指しているようだ。ヘイマンが入手した情報によると、ブルージェイズの補強リストにはジョージ・スプリンガーとジャッキー・ブラッドリーJr.の名前があるという。アストロズからのクオリファイング・オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を拒否することが確実視されているスプリンガーには多くの球団が興味を示しているが、ブルージェイズは中堅手の補強を実現することができるのだろうか。

     今季のブルージェイズは左翼ルルデス・グリエルJr.、中堅ランドール・グリチック、右翼テオスカー・ヘルナンデスがオフェンス面で期待以上の働きを見せ、3人合計で39本塁打、OPS.862をマーク。外野トリオの打撃力はチームの強みの1つとなっていた。しかし、Statcastが算出する守備指標OAA(Outs Above Average)では3人揃ってマイナスの数値を記録。同指標が+1のスプリンガーや+7のブラッドリーJr.の獲得に成功すれば、オフェンス面のみならずディフェンス面でも戦力アップを期待できる。

     守備力ではブラッドリーJr.に軍配が上がるものの、やはり戦力として魅力的なのはスプリンガーだろう。2017年に34本塁打、2019年に39本塁打を放ち、今季も51試合で14本塁打、OPS.899を記録。ポストシーズンでの通算本塁打は今季の4本を加えて19本となり、歴代4位タイにランクインしている。スプリンガーの獲得に成功すれば、ブルージェイズの若くてパワフルな打線はさらにパワーアップする。

     なお、ブルージェイズがスプリンガーまたはブラッドリーJr.を獲得した場合、正中堅手のグリチックが右翼へ移ることが予想されている。この場合、今季ブレイクした正右翼手のヘルナンデスはフルタイムの指名打者として起用され、打撃に専念することになりそうだ。

  • サイ・ヤング賞有力候補のバウアー 他球団への移籍が濃厚か

    2020.11.10 09:45 Tuesday

     トレバー・バウアーは今季、最優秀防御率のタイトルを獲得してサイ・ヤング賞の受賞を有力視されるなど見事な活躍を見せ、レッズの2013年以来7年ぶりとなるポストシーズン進出に大きく貢献した。レッズとバウアーはお互いに再契約に興味を示していることが報じられていたが、コロナ禍の財政事情によりレッズはバウアーを失う可能性が高まっているようだ。

     「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、2019年7月末にインディアンスからトレードでバウアーを獲得したとき、レッズは「バウアーがチームに在籍する1年半のあいだに少なくとも1度はポストシーズンに進出し、増加した収入を用いてバウアーとの再契約にトライする」という計画を立てていたという。

     ところが、バウアーの活躍もあってポストシーズン進出という目標は達成したものの、チームの躍進によって収入を増やすという目論見は大はずれ。新型コロナウイルスのパンデミックにより2020年シーズンは無観客開催となり、レッズはバウアーとの再契約に必要な増収を得られなかった。

     バウアーは年俸3000万ドル前後の大型契約を狙っていると見られており、レッズがバウアーを満足させられるだけのオファーを提示できる可能性は低い。バウアーは代理人のレイチェル・ルーバを通してすでにレッズからのクオリファイング・オファー(年俸1890万ドルの1年契約)を拒否する意向を示しており、同オファーの拒否後、バウアーを引き留めるだけの財政的な余裕はレッズにはないと見られる。

     バウアーが総額5000万ドル以上の契約を他球団と結んだ場合、レッズは来年のドラフトで1巡目と戦力均衡ラウンドAのあいだに補償指名権を得ることができる。総額が5000万ドルに満たなかった場合は、戦力均衡ラウンドBのあとに補償指名権を得る。例年通りの状況であればバウアーが総額5000万ドル以上の契約を得るのは確実だが、今オフはバウアーが高額年俸の1年契約を選択し、レッズは高順位の補償指名権を得られない可能性もありそうだ。

  • 新人王発表 アはルイス、ナはウィリアムスが受賞

    2020.11.10 08:45 Tuesday

     日本時間11月10日、全米野球記者協会によって選出される新人王の受賞者が発表され、アメリカン・リーグはカイル・ルイス(マリナーズ)、ナショナル・リーグはデビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)が選出された。マリナーズの新人王は1984年のアルビン・デービス、2000年の佐々木主浩、2001年のイチローに次いで4人目。一方、ブリュワーズの新人王は1992年のパット・リスタッチ、2007年のライアン・ブラウンに次いで3人目となった。

     25歳のルイスはメジャー2年目の今季、58試合に出場して打率.262、11本塁打、28打点、5盗塁、OPS.801をマーク。37得点、34四球、90塁打、出塁率.364は新人メジャー1位、58試合と11本塁打は同1位タイの好成績で、28打点、長打率.437、OPS.801は同2位、54安打は同2位タイ、打率.262は同3位と各部門で新人ランキングの上位に名を連ねた。

     打率、本塁打、得点、四球の4部門でチーム1位となったが、この4部門でチーム1位の成績を残した新人は1987年のマーク・マグワイア(アスレチックス)以来。9月14日(現地時間)のアスレチックス戦の初回にド派手な本塁打キャッチを披露し、ラモン・ラウレアーノのグランドスラムを阻止するなど、打撃面のみならず守備面でも見事な活躍を見せた。

     ルイスは投票者30人全員から1位票を獲得し、150ポイントで満票受賞。ア・リーグでは史上12人目の快挙となった。27人から2位票を獲得したルイス・ロバート(ホワイトソックス)が83ポイントで2位、11人から3位票を獲得したクリスチャン・ハビアー(アストロズ)が11ポイントで3位にランクインした。

     26歳のウィリアムスはメジャー2年目の今季、22試合に登板して27イニングを投げ、4勝1敗9ホールド、防御率0.33、53奪三振(奪三振率17.67)、被打率.090、WHIP0.63と驚異的な成績をマーク。リリーバーの受賞は2011年のクレイグ・キンブレル(ブレーブス)以来、クローザーではないリリーバーの受賞は1999年のスコット・ウィリアムソン(レッズ)以来、0セーブのリリーバーの受賞は史上初の快挙となった。

     ウィリアムスは今季対戦した打者の過半数(53%)を三振に仕留めているが、その武器となったのが魔球・チェンジアップ。ウィリアムスはこのボールで相手打者を62打数2安打(被打率.062)に抑え、実に41個もの三振を奪った。

     ウィリアムスは30人中14人からの1位票を含む95ポイントを獲得。1位票を9票獲得したアレック・ボーム(フィリーズ)と6票獲得したジェイク・クロネンワース(パドレス)が74ポイントで2位タイとなり、1位票の残り1票は11ポイントで4位のトニー・ゴンソリン(ドジャース)が獲得した。

  • マリナーズ 来季は先発投手の上限を170イニング前後に設定か

    2020.11.9 16:00 Monday

     ジェリー・ディポートGMによると、来季のマリナーズは先発投手の投球回数の上限を170イニング前後とする可能性が高いようだ。今季のマリナーズはシーズンを通して先発6人制を採用したが、これがリーグ2位タイのクオリティ・スタート25度という結果につながったため、来季も先発6人制を維持する方針だという。ただし、ディポートは先発6人制を維持するためには先発投手が不足していると考えており、今オフは課題のブルペンだけでなく先発投手の補強にも動く予定であることを明らかにした。

     今季のマリナーズは60試合で25度のクオリティ・スタートを記録。これはアストロズと同数で、インディアンス(37度)に次ぐリーグ2位タイの好成績だった。メジャー全体でもインディアンス、カブス(30度)、ロッキーズ(28度)、レッズ(26度)に次ぐ5位タイにランクイン。先発防御率4.41はリーグ7位に過ぎなかったが、球団フロントは先発6人制に一定の手応えを感じている。

     162試合制のシーズンでは先発投手1人あたりの先発登板数は27試合前後となるため、マリナーズから200イニング以上を投げる投手が出る可能性は極めて低い。27試合で平均6イニングを投げれば162イニングとなるため、投球回数の上限は170イニング前後になると見込んでいる。2019年にはエース左腕のマルコ・ゴンザレスが203イニングを投げていたが、来季これが再現される可能性は低い。

     現在マリナーズにはゴンザレス、菊池雄星、ジャスタス・シェフィールド、ジャスティン・ダン、ニック・マーガビシャス、エルジェイ・ニューサムと6人の先発投手がいるものの、シーズンを通して先発6人制を維持するには心許ない顔ぶれと言わざるを得ない。ローガン・ギルバート、ジョージ・カービー、エマーソン・ハンコックといった有望株も控えているが、メジャーの戦力として計算するには時期尚早だろう。

     よって、ディポートは課題のブルペンの補強と並行して先発投手の補強も必要であると考えており、タイワン・ウォーカーやジェイク・オドリッジ、場合によっては田中将大なども獲得候補に浮上するだろう。メジャーでの実績がある先発投手を最低でも1人、可能ならば2人はチームに加えておきたいところだ。

  • トレード市場の注目株 パイレーツの先発右腕・マスグローブ

    2020.11.9 15:00 Monday

     今オフのトレード市場においてジョー・マスグローブ(パイレーツ)より移籍の可能性が高い選手はほとんどいないと言われている。今季のパイレーツはメジャー最低勝率に終わり、今後数年間はポストシーズン進出を狙えるような状況ではないため、主力選手の放出に動くと見られているからだ。パイレーツの主力選手のなかで他球団からの評価が最も高いと言われているのが先発右腕のマスグローブ。ベン・チェリントンGMは他球団からのオファーに耳を傾け、ベストの選択肢を模索することになりそうだ。

     パイレーツではマスグローブのほか、グレゴリー・ポランコ、アダム・フレイジャー、ジョシュ・ベルといった主力選手がトレード候補に挙げられているが、程度の差こそあるものの今季不振に苦しんだ選手ばかりであり、放出のタイミングとしてベストとは言えない。実際、パイレーツがベルとの契約延長を検討しているとの報道もあり、買い叩かれるタイミングでの放出を回避する可能性もある。

     そんななか、マスグローブは今季8先発で1勝5敗ながら39回2/3を投げて防御率3.86、55奪三振、被打率.226、奪三振率12.48と上々の成績をマーク。右上腕三頭筋の炎症による離脱があったため、規定投球回には遠く及ばなかったが、先発ローテーションの一角として恥ずかしくない成績を残した。来季が年俸調停期間2年目のシーズンで、年俸も400万ドル前後とそれほど高くならないことが予想されるため、トレード市場の注目株の1人となっている。

     シーズン中にはブルージェイズがマスグローブをトレードで獲得する寸前までいっていたという話もあり、ブルージェイズが再びマスグローブの獲得に動く可能性もある。また、エンゼルス、ブレーブス、ヤンキースといった先発投手の補強を必要としているチームも獲得を検討するだろう。現時点では具体的な動きは報じられていないものの、マスグローブが来季開幕時にパイレーツのユニフォームを着ている可能性は低いと言えそうだ。

  • 投手陣の立て直しを目指すRソックス 右腕・シューメイカーに興味

    2020.11.9 13:30 Monday

     メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ブルージェイズからフリーエージェントとなった先発右腕マット・シューメイカーに複数のチームが興味を示しており、そのなかには投手陣の立て直しを目指すレッドソックスも含まれているという。今季のレッドソックスはチーム防御率5.58がメジャー28位、先発防御率5.34が同25位、救援防御率5.79が同27位と投手陣が完全に崩壊。地区最下位からの再浮上に向けて投手陣の立て直しが急務となっている。

     今季のシューメイカーは6試合に先発して28回2/3を投げ、0勝1敗、防御率4.71、26奪三振を記録。レイズとのワイルドカード・シリーズ第1戦では先発の大役を担い、3イニングを2安打無失点に抑える好投を見せた。

     「低コストで一定の活躍を見込めるベテラン投手」という評価を受けている34歳のシューメイカーだが、故障の多さが大きな欠点となっており、8年のキャリアで規定投球回をクリアしたシーズンは1度もない。右前腕の故障によりエンゼルス時代の2017年は14試合、2018年は7試合しか先発できず、ブルージェイズに加入した2019年は左膝前十字靭帯断裂の重傷を負って5試合に先発しただけでシーズン終了。今季も右肩の炎症による戦線離脱があり、シーズンの約半分を欠場した。

     レッドソックスはエース左腕のクリス・セールがトミー・ジョン手術により来季の開幕に間に合わないため、計算できる先発投手はネイサン・イバルディだけという状況。新型コロナウイルスに伴う心筋炎で今季を全休したエドゥアルド・ロドリゲス、今季終盤に数試合だけ好投したタナー・ハウクやニック・ピベッタなど、先発ローテーションには不確定要素の多い顔ぶれが並んでいる。

     打線にはある程度のタレントが揃っているため、来季以降の再浮上に向けて、今オフはクローザー不在のブルペンも含め、投手陣の補強が最優先課題となる。

  • スーパースターになれなかった新人王 MLB公式サイトが特集

    2020.11.9 13:00 Monday

     新人王を受賞した選手が必ずしもスーパースターになるわけではない。華々しいデビューを飾りながらも好成績を維持できず、数年のうちに表舞台から姿を消した新人王受賞者も少なくない。メジャーリーグ公式サイトのマニー・ランダワは、こうした「スーパースターになれなかった新人王受賞者」を特集する記事を公開。過去の新人王受賞者のなかから10人をピックアップしている。

     受賞した年代の古い順に見ていくと、まず1950年にナショナル・リーグ新人王を受賞したサム・ジェスローが選ばれている。ニグロリーグからメジャー入りしたジェスローは、1950年にブレーブスで打率.273、18本塁打、58打点、35盗塁、OPS.780をマークし、盗塁王のタイトルとともに新人王を受賞した。33歳での新人王受賞は現在も史上最高齢記録となっている。翌1951年も35盗塁で盗塁王に輝いたが、35歳となった1952年に大きく成績を落とし、それ以降は1954年にパイレーツで2試合に出場しただけ。デビュー時点で33歳だった影響もあり、わずかメジャーでプレーしたのはわずか4シーズンだけだった。

     ジョー・シャーボノーは1980年にインディアンスで打率.289、23本塁打、87打点、OPS.846をマークし、アメリカン・リーグ新人王に選出。ところが、翌1981年は4本塁打、1982年は2本塁打に終わり、わずか3シーズン、通算29本塁打を放っただけでメジャーの舞台から姿を消した。

     パット・リスタッチは1992年にブリュワーズで打率.290、54盗塁をマークし、ア・リーグ新人王に選出。しかし、その後は不振や故障に悩まされ、出場は1995年の101試合、盗塁は1996年の25個が最多。アストロズで52試合に出場した1997年が最後のシーズンとなり、1998年に30歳の若さで引退した。

     ボブ・ハムリンはメジャー2年目の1994年にロイヤルズで打率.282、24本塁打、65打点、OPS.987の猛打を見せ、ア・リーグ新人王を受賞。しかし、翌1995年は7本塁打、1996年は9本塁打に終わり、1997年にタイガースで18本塁打と復活の兆しを見せたものの、ブリュワーズで7本塁打を記録した1998年を最後に30歳で引退した。

     トッド・ホランズワースはメジャー2年目の1996年に打率.291、12本塁打、21盗塁をマークし、ドジャースから5年連続の新人王輩出となった。その後、チームを転々としながら2006年までプレーを続けたが、規定打席に到達したのは新人王に輝いた1996年だけ。当初の期待に応えるキャリアを過ごすことはできなかった。

     21世紀からは2002年ア・リーグ新人王のエリック・ヒンスキー、2002年ナ・リーグ新人王のジェイソン・ジェニングス、2003年ア・リーグ新人王のアンヘル・ベローア、2004年ア・リーグ新人王のボビー・クロスビー、2009年ナ・リーグ新人王のクリス・コグランの5人が選出。ベローアは松井秀喜をわずか4ポイント差でかわして新人王を受賞したが、その後は目立った活躍を見せることなく、2009年を最後にメジャーの舞台から姿を消した。

  • Rソックスが好守の中堅手・ブラッドリーJr.との再契約に興味

    2020.11.9 12:00 Monday

     「WEEI.com」のロブ・ブラッドフォードによると、レッドソックスは自軍からフリーエージェントとなった好守の中堅手ジャッキー・ブラッドリーJr.との再契約に向けて、ブラッドリーJr.側と接触したようだ。しかし、中堅手の補強を必要としているチームはレッドソックスだけではなく、30歳のブラッドリーJr.の獲得には複数のチームが興味を示しているという。

     ブラッドフォードによると、アストロズもブラッドリーJr.の獲得に「強い興味」を示しているようだ。アストロズは今オフ、正中堅手のジョージ・スプリンガーがフリーエージェントとなり、スプリンガー自身はアストロズ残留を望んでいないとの噂もある。また、今オフの移籍市場の注目株の1人であるスプリンガーを引き留めるためには大型契約が必要となるため、アストロズはブラッドリーJr.のほうがコロナ禍の財政事情にフィットすると考えているのかもしれない。

     ブラッドリーJr.は今季55試合に出場して打率.283、7本塁打、22打点、5盗塁、OPS.814をマーク。2016年に自己ベストのOPS.835を記録したあと、3年連続で7割台前半のOPSに終わっていたが、今季は4年ぶりに8割台のOPSをマークした。また、60試合制の短縮シーズンとはいえ、打率.283と出塁率.364はメジャー8年目にして自己ベスト。2018年にゴールドグラブ賞を受賞したセンターの守備でも守備防御点+5を記録し、好守健在をアピールした。

     大手移籍情報サイト「MLB Trade Rumors」は、ブラッドリーJr.がアストロズと2年1600万ドルで契約すると予想。「アストロズがスプリンガーに多くの資金を費やすのを望まないのであれば、ブラッドリーJr.がその他の唯一の選択肢となる」と伝えており、レッドソックスがブラッドリーJr.と再契約するためにはアストロズとの争いを制する必要がある。また、チーム名は明らかになっていないものの、アメリカン・リーグ中部地区のチームが今オフの獲得希望リストの最上位にブラッドリーJr.を位置付けているという情報もあるようだ。

  • 2020年シーズンの新人王 日本時間10日午前8時から発表

    2020.11.9 11:30 Monday

     全米野球記者協会の投票による各賞の受賞者の発表がいよいよスタートする。まず日本時間11月10日午前8時から「MLBネットワーク」の番組内で各リーグの新人王の受賞者が発表。アメリカン・リーグはクリスチャン・ハビアー(アストロズ)、カイル・ルイス(マリナーズ)、ルイス・ロバート(ホワイトソックス)、ナショナル・リーグはアレック・ボーム(フィリーズ)、ジェイク・クロネンワース(パドレス)、デビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)の3人がファイナリストとなっている。

     ア・リーグはシーズン途中までルイスとロバートの一騎打ちとなっていたが、ロバートがシーズン終盤に大きく成績を落としたため、ルイスの受賞が確実視されている。

     ルイスは8月末までに打率.328、8本塁打の好成績をマークし、最終的には打率.262、11本塁打でシーズンを終了。37得点、34四球、90塁打、58試合出場、FanGraphs版のWAR(1.7)はいずれも新人リーグ1位、11本塁打はロバートと並んで同1位タイ、54安打と28打点は同2位、5盗塁は同4位の成績だった。

     また、140打席以上の新人のなかで出塁率.364、長打率.437、OPS.801はいずれもリーグ1位、打率.262は同2位。ジェリー・ディポートGMは「カイルが新人王に選ばれなければ驚きだ」と話している。

     一方、ナ・リーグは混戦模様だが、最有力候補と目されているのがパドレスのレギュラーとして活躍したクロネンワースだ。打撃成績は打率.338、OPS.881をマークしたボームのほうが優れているものの、走攻守をトータルした貢献度ではクロネンワースに軍配が上がる。その証として、クロネンワースはBaseball-Reference版のWAR(1.4)でボーム(0.7)とウィリアムス(1.2)を上回っている。

     とはいえ、ブリュワーズのセットアッパーとして支配的な投球を見せ、トレバー・ホフマン賞(ナ・リーグ最優秀救援投手)を受賞したウィリアムスも捨てがたい。被打率.032(62打数2安打、41三振)という魔球・チェンジアップを武器に27イニングで防御率0.33、53奪三振という圧巻のパフォーマンス。「今季リーグ最高のリリーバー」という評価を受けた右腕は、新人王の投票でどんな評価を得ることになるのだろうか。

  • 大手移籍情報サイトのサイ・ヤング賞予想 バウアーが圧倒的支持

    2020.11.8 09:00 Sunday

     大手移籍情報サイト「MLB Trade Rumors」では日本時間11月3日からナショナル・リーグのサイ・ヤング賞の受賞者を予想するユーザー投票を受け付けている。投票の対象はファイナリストに名を連ねた3名となっており、日本時間11月8日午前9時の時点で得票率62.27%という圧倒的な支持を得たトレバー・バウアー(レッズ)が1位。2年連続受賞中のジェイコブ・デグロム(メッツ)が得票率19.30%で2位に入り、日本人初受賞が期待されるダルビッシュ有(カブス)は得票率18.43%で3位にとどまっている。

     今季のサイ・ヤング賞は、アメリカン・リーグでは投手三冠を達成したシェーン・ビーバー(インディアンス)の満票受賞が確実視されているものの、ナ・リーグは史上まれにみる僅差の争いと言われており、なかでもバウアーとダルビッシュの2人はどちらが受賞してもおかしくないと言われるほどの好成績を収めている。

     バウアーはリーグ1位の防御率1.73をマークし、奪三振率12.33は同2位、FanGraphs版のWAR(2.5)は同3位、Baseball-Reference版のWAR(2.7)は同4位にランクイン。一方のダルビッシュは、Baseball-Reference版のWARではバウアーと同じ数値を記録し、FanGraphs版のWAR(3.0)はリーグ1位、防御率2.01は同2位、奪三振率11.01は同8位となっている。

     コメント欄には「私はFIP(守備から独立して算出した疑似防御率)が優れているダルビッシュに投票した」「ダルビッシュの8勝は素晴らしい」「バウアーの性格は記者に嫌われていると思う」といったダルビッシュを推すコメントがある一方、「今年はバウアーの年だった」「バウアーは1年を通して素晴らしかった」とバウアーの投球を称える声も見受けられた。また、「中部地区の攻撃力は東部地区ほど高くなかった」としてデグロムが受賞すべきという声や「なぜマックス・フリード(ブレーブス)がいないんだ!」とファイナリスト3名の顔ぶれに疑問を投げかける声もあった。

     なお、受賞者は日本時間11月12日午前8時から「MLBネットワーク」の番組内で発表される。

  • Wソックス・アンダーソン 名将就任も「自分のスタイルは変えない」

    2020.11.8 08:30 Sunday

     ホワイトソックスは今オフ、リック・レンテリア監督を解任して新監督に名将トニー・ラルーサを迎えた。しかし、シルバースラッガー賞を初受賞した正遊撃手ティム・アンダーソンは、派手なバットフリップを含めた自身のエネルギッシュなプレースタイルを変えるつもりはないようだ。アンダーソンは「トニーのために自分のプレーのやり方やスタイルを変えるつもりはないよ。僕は僕であり続ける」と述べ、名将の価値観に迎合することなく、自分のスタイルを貫くことを明言した。

     アンダーソンのような派手なバットフリップは、相手への敬意を欠くとしてこれまで球界では自重されてきた行為だ。しかし、近年は感情をむき出しにしてプレーする選手が増えており、球界の風向きも変わりつつある。カージナルスでワールドシリーズ制覇を成し遂げた2011年以来の現場復帰となる76歳のラルーサが近年のこうした風潮にどんな反応を示すかはわからないが、アンダーソンは「バットフリップをしたらどうなるか見てみよう。僕はプレーのやり方や試合へのアプローチを変えるつもりはないけどね」とあくまでも自分のスタイルを貫くつもりであることを強調した。

     ただし、アンダーソンはラルーサのことをリスペクトしていないわけではない。「彼はずっと球界の動きを見てきた人だから、球界で何が起きているかも知っているだろう。(球界の動向を知るためには)現場にいなければならないわけではないからね」とアンダーソン。「彼がしなければならないのは僕たちを管理することだ。彼は殿堂入りの名将なのだから、そのやり方はよく知っていると思う。いろんな人からトニーの話は聞いているし、会うのが楽しみだよ。彼から学びたいし、何が起きるか楽しみだね」と語った。

     ラルーサとホワイトソックスがマッチしないのではないかと危惧する声もあるが、アンダーソンはそうした周囲の雑音を意に介していない。現代的な思考を持つ若手選手の多いホワイトソックスと歴代3位の通算2728勝という圧倒的な実績を誇るラルーサはいったいどんな化学反応を起こすことになるのだろうか。

  • 結腸がんの治療を終えたオリオールズ・マンシーニが練習再開

    2020.11.8 08:00 Sunday

     トレイ・マンシーニ(オリオールズ)が打撃ケージに戻ってきた。オリオールズのマイク・エリアスGMが「マンシーニが野球の活動を再開した」と発言してから数日後、マンシーニは自身の打撃練習の様子を撮影した動画をインスタグラムに投稿。その動画にはトス打撃でフルスイングするマンシーニの姿が収められ、「戻ってきたぞ」というキャプションも添えられていた。9月にステージ3の結腸がんの治療を終えたスラッガーが完全復活に向けてついに本格始動する。

     エリアスは先週「マンシーニは少しずつ野球の活動を再開している。信じられないくらいに素晴らしいことだ」とコメント。「3月に恐ろしいニュースを聞いて以降、彼はとても順調にここまで回復してきたと思う。彼は力を取り戻しつつある」というエリアスの言葉から判断する限り、治療を終えたマンシーニは来季に向けて順調にステップを消化しているようだ。

     マンシーニは3月に結腸から悪性腫瘍を除去する手術を受け、オリオールズとマンシーニはともに2021年には復帰できる見込みであると言い続けてきた。新型コロナウイルスの影響もあり、半年近くにわたる治療期間は複雑なものとなったが、マンシーニは順調に回復。今のところ、復帰に向けて回復はプラン通りに進んでおり、がんの再発も見られないという。また、マンシーニはがんの早期発見の重要性を発信し続けている。

     現在28歳のマンシーニは2016年にメジャーデビューし、2017年と2018年は2年連続で24本塁打を記録。2019年に飛躍を遂げ、154試合に出場して打率.291、35本塁打、97打点、OPS.899の好成績をマークし、リーグを代表するスラッガーの仲間入りを果たした。

     メジャーリーグでは過去に、1998年に打率.305、44本塁打、121打点、OPS.991をマークしたアンドレス・ガララーガががんの治療で1999年を全休し、カムバックした2000年に打率.302、28本塁打、100打点、OPS.895の好成績を残した例もある。結腸がんを乗り越えたマンシーニが来季どんな活躍を見せてくれるか注目だ。

  • 娘に子犬を購入したベテラン捕手・クラッツが現役引退へ

    2020.11.8 07:30 Sunday

     40歳のベテラン捕手エリック・クラッツはかつて娘に「メジャーリーグで最後の試合をプレーしたときに子犬を買ってあげる」と約束をしたことがある。今オフ、クラッツは子犬を買い、クラッツ一家はその子犬と過ごす時間を楽しんでいる。「僕たちは子犬を買ったんだ。子犬と過ごす時間を楽しんでいるよ。そろそろ家に戻るタイミングだね」と語ったクラッツは、来季プレーする意思がないことを明言。事実上の現役引退宣言となった。

     クラッツは今季ヤンキースでゲーリー・サンチェス、カイル・ヒガシオカに次ぐ3番手捕手として16試合に出場し、打率.321、0本塁打、4打点、OPS.760をマーク。豊富な経験を生かして若手投手の教育係としての役割を果たし、敗戦処理としてマウンドに上がった際にはナックルボールも披露した。首脳陣やチームメイトからの信頼も厚く、数字以上にチームへの貢献の大きい選手だった。

     「来季を選手として迎えることはないと思う。プレーしないことを決めているんだ」とクラッツ。「それをどのように表現すればいいかわからないんだ。引退という言葉を使うのは自惚れのような気がする。引退という言葉を使っていいのは殿堂入りクラスの選手やそれに値する選手、もしくはフランチャイズ・プレーヤーくらいだと思っているからね」と語り、自身のキャリアのピリオドとして引退という言葉は使わなかった。

     クラッツは2002年のドラフトでブルージェイズから29巡目(全体866位)指名を受けてプロ入りし、8年間のマイナー生活を経て2010年にパイレーツでメジャーデビュー。フィリーズ時代の2013年には自己最多の68試合に出場し、2012年と2013年に自己最多の9本塁打を放った。ヤンキースのほか、ブルージェイズ、ロイヤルズ、アストロズ、ブリュワーズ、ジャイアンツ、レイズでもプレーし、9球団で合計11シーズン、通算332試合に出場して打率.209、184安打、31本塁打、105打点、OPS.611をマークした。

  • ブルージェイズ 左腕・レイと1年800万ドルで再契約

    2020.11.8 07:00 Sunday

     ブルージェイズは日本時間11月8日、フリーエージェントの左腕ロビー・レイと1年契約を結んだことを発表した。現在29歳のレイは今季途中にダイヤモンドバックスからブルージェイズへ移籍。防御率は移籍前の7点台から移籍後は4点台へ改善され、決して本調子とは言えなかったものの、来季につながるピッチングを見せていた。「ESPN」のジェフ・パッサンによると、レイの年俸は800万ドル。来季は先発ローテーションの一角として完全復活が期待される。

     レイのキャリアハイのシーズンはダイヤモンドバックス時代の2017年だ。この年は28試合に先発して162イニングを投げ、1完封を含む15勝5敗、防御率2.89、218奪三振の好成績をマーク。しかし、その後は2018年が防御率3.93、2019年が防御率4.34と年々成績が悪化し、今季は12試合(うち11先発)に登板して2勝5敗、防御率6.62に終わった。

     奪三振率は2016年から5年連続で11以上をキープしているものの、ここ3シーズンは制球難が目立っており、2017年に3.94だった与四球率は2018年以降5.09→4.34→7.84と推移。カウントを悪くした結果、ストライクを取りに行ったボールを狙い打ちされるシーンも目立っており、昨季は自己ワーストの30本塁打、今季も51回2/3で13本ものアーチを浴びた。

     今季の防御率が6点台だった投手に800万ドルの年俸を投じるのは決して安いとは言えず、この金額はブルージェイズがレイの能力を高く評価し、完全復活を期待していることの表れでもある。現時点ではレイは柳賢振(リュ・ヒョンジン)に次ぐ先発2番手という位置付けで、ロス・ストリップリング、ネイト・ピアソン、タナー・ロアークらと先発ローテーションを形成することが予想される。

     ブルージェイズは年俸が安い選手が多いため、コロナ禍でも戦力補強に使える資金が比較的多いことが報じられている。来季さらなるステップアップを果たすために、今後も先発やブルペン、三塁手などの補強を模索することになりそうだ。

  • ドジャースに5名の新型コロナ陽性者 現地メディアが報じる

    2020.11.7 11:00 Saturday

     「USAトゥデイ」の報道によると、ドジャースの球団内で5名の新型コロナウイルス陽性者が発生したようだ。ロサンゼルスの公衆衛生局によると、ドジャースの球団内の5名とその家族が陽性反応を示した。ワールドシリーズ第6戦の試合中に陽性が明らかになったジャスティン・ターナーやその他の選手が5名のなかに含まれているかどうかは不明。匿名希望の関係者によると、陽性者のほとんどはアーリントンで開催されたワールドシリーズの外部にいた人間だという。

     ロサンゼルスの公衆衛生局は「USAトゥデイ」に対して「ドジャース球団は、進行中のアウトブレイクの調査のあいだ、我々と協力し続けている」と述べた。陽性者5名の名前は明らかになっておらず、ドジャースもコメントを差し控えている。また、メジャーリーグ機構は現時点ではドジャースの球団内で陽性者が発生したことを把握していないようだ。

     ドジャースは、32年ぶりの世界一を決めたワールドシリーズ第6戦の試合中にターナーの陽性が判明し、ターナーは途中交代。しかし、試合後の優勝セレモニーのあいだにグラウンドへ戻り、マスクを外して記念撮影に参加していたため、多くの批判が集まっていた。

     ロブ・マンフレッド・コミッショナーは日本時間11月7日、調査の結果、ターナーに処分を科さないことを発表。ターナーが謝罪し、一件落着かと思われたが、ドジャースの球団内で陽性者が発生したことにより、大きな問題へと発展する可能性が出てきた。現時点では感染経路などの詳細は明らかになっておらず、続報を待ちたい。

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