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  • ア・リーグ地区シリーズが開幕 田中と筒香は順当にロースター入り

    2020.10.6 08:00 Tuesday

     アメリカン・リーグの地区シリーズが日本時間10月6日に開幕し、それに伴って4球団のロースターも発表された。筒香嘉智が所属するレイズは、昨季33本塁打を放ったオースティン・メドウズがロースターに復帰。また、田中将大が所属するヤンキースは、3番手捕手のエリック・クラッツに代わって新人右腕のマイケル・キングが登録された。4球団のロースターは以下の通り。

    レイズ

    ◆投手(13人)
    アンダーソン、カスティーヨ、カーティス、ドレイク、フェアバンクス、グラスナウ、ループ、マクラナハン、モートン、スレジャース、スネル、トンプソン、ヤーブロー

    ◆捕手(2人)
    ズニーノ、ペレス

    ◆内野手(6人)
    アダメス、ブロソー、崔志萬、ディアス、ラウ、ウェンドル

    ◆外野手(7人)
    アロサレーナ、キアマイアー、マーゴ、メドウズ、フィリップス、レンフロー、筒香嘉智

    ヤンキース

    ◆投手(14人)
    ブリットン、セッサ、チャップマン、コール、ガルシア、グリーン、ハップ、ホルダー、キング、ロアイシガ、モンゴメリー、ネルソン、オッタビーノ、田中将大

    ◆捕手(2人)
    ヒガシオカ、サンチェス

    ◆内野手(6人)
    フォード、レメイヒュー、トーレス、ウルシェラ、ボイト、ウェイド

    ◆外野手(6人)
    フレイジャー、ガードナー、ヒックス、ジャッジ、スタントン、トークマン

    アスレチックス

    ◆投手(14人)
    ヘンドリックス、ディークマン、ソリア、ペティート、ウェンデルケン、マクファーランド、トリビーノ、ルザード、バシット、マネイア、ファイアーズ、モンタス、マイナー、ウィームス

    ◆捕手(2人)
    マーフィー、ハイム

    ◆内野手(7人)
    オルソン、ラステラ、セミエン、ラム、ピンダー、ケンプ、オーフ

    ◆外野手(5人)
    キャナ、グロスマン、ラウレアーノ、ピスコッティ、デービス

    アストロズ

    ◆投手(13人)
    ガルシア、グレインキー、ジェームス、ハビアー、マカラーズ、パレイデス、プレスリー、レイリー、スクラブ、スニード、テイラー、ウルキディ、バルデス

    ◆捕手(3人)
    マルドナード、ガーノウ、スタッブス

    ◆内野手(6人)
    アルトゥーベ、ブレグマン、コレア、ディアス、グリエル、トロ

    ◆外野手(6人)
    ブラントリー、マコーミック、レディック、スプリンガー、ストロー、タッカー

  • ヤンキース 第2戦の先発は新人ガルシア 田中は第3戦へ

    2020.10.6 07:45 Tuesday

     ヤンキースのアーロン・ブーン監督は日本時間10月6日、レイズとの地区シリーズ第2戦に新人デイビー・ガルシア、第3戦に田中将大が先発することを公表した。ガルシアは1999年5月19日生まれで現在21歳。インディアンスとのワイルドカード・シリーズでは登板機会がなかったが、ポストシーズンの試合で先発する投手としては球団史上最年少となる。

     今季のガルシアは8月30日にメジャーデビューし、6試合に先発して34回1/3を投げ、3勝2敗、防御率4.98、33奪三振をマーク。9月20日のレッドソックス戦で3回6失点と打ち込まれたのが響いて防御率は5点近くなってしまったが、6度の先発登板のうちクオリティ・スタートが3度、6イニング以上を投げた登板が4度ある。

     「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンは、ブーンが第2戦にガルシアを抜擢した理由について、第1戦に先発するゲリット・コールが長いイニングを投げることが想定されるため、第2戦には多くのリリーバーを投入できることを挙げている。

     また、どちらかのチームが2連勝した場合、第3戦はシリーズの決着がかかる試合となり、1勝1敗の場合は王手がかかった試合となるため、その重要な一戦を大舞台に強い田中に任せたいという狙いもあると見られる。

     なお、地区シリーズが第5戦までもつれた場合、中3日でコールが先発する可能性が高い。第5戦にコールで勝利して地区シリーズを突破した場合、リーグ優勝決定シリーズ第1戦には中4日でガルシア、もしくは中3日で田中が先発することになりそうだ。

  • ヤディとウェイノが契約満了 両ベテランの決断を待つカージナルス

    2020.10.5 13:00 Monday

     パドレスのワイルドカード・シリーズに敗れて2020年シーズンの戦いを終了したカージナルスは、一つの時代の終わりを迎える可能性がある。2004年にメジャーデビューし、2005年から不動の正捕手として活躍してきたヤディアー・モリーナが初めてフリーエージェントとなるのだ。過去2年間、いずれも1年契約で残留したアダム・ウェインライトも再びフリーエージェントとなり、常勝軍団を支えてきた両ベテランが同時にチームを去る可能性もある。両ベテランの去就には大きな注目が集まりそうだ。

     「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリック・グールドによると、カージナルスは両ベテランの決断を待っている状況だという。両ベテランはいずれもカージナルスとの再契約に興味を示しており、2人とも残留する可能性は十分にある。しかし、グールドは「モリーナとウェインライトはセントルイスで成し遂げられることをほぼ達成した」と述べ、両ベテランが揃って別のチームでプレーすることを選択する可能性があると指摘している。

     モリーナは2004年、ウェインライトは2005年にメジャーデビューし、カージナルスが21世紀に入ってから負け越したシーズンは2007年(勝率.481)の1度だけ。両ベテランは毎年のように優勝争いに加わってきたカージナルスの「勝利の伝統」を象徴する選手であり、両ベテランが同時にチームを去るようなことがあれば、カージナルスの「文化」に大きな影響を与えることになるだろう。マイク・シルト監督は「来年の春季キャンプに両ベテランが戻ってきてほしい」といった趣旨の発言をシーズン中から繰り返していた。

     すでに38歳となったモリーナだが、通算2000安打を達成し、盗塁阻止率45.5%を記録するなど正捕手としての存在感に衰えは見られない。後継者と目されたカーソン・ケリーはすでにトレードでダイヤモンドバックスへ放出され、25歳のアンドリュー・キズナーが着実に成長しているとはいえ、モリーナが残留すれば来季もカージナルスの正捕手はモリーナだろう。

     チームで唯一規定投球回に到達し、チーム最多の5勝をマークしたウェインライトも、39歳の誕生日に完投勝利をマークしたように、まだまだチームに必要な戦力だ。今季は絶対的エースへの成長を期待されたジャック・フラハティが足踏みし、ダコタ・ハドソンはトミー・ジョン手術を受けて来季の登板が絶望となっているだけに、一定の働きを計算できるウェインライトはカージナルスに必要な戦力と言える。

     球団側の立場から見れば、両ベテランが来季もチームに必要な存在であることは間違いない。球団史に残るフランチャイズ・プレーヤーであることを考えても、両ベテランが残留を希望した場合、球団は両ベテランを納得させられるだけのオファーを提示するはずだ。全ては両ベテランの決断にかかっている。

  • フィリーズ・オーナー「リアルミュートとの再契約が最優先」

    2020.10.5 12:00 Monday

     フィリーズのジョン・ミドルトン・オーナーは昨年2月のJ・T・リアルミュートのトレードの際、ある懸念を口にしていた。ミドルトンはリアルミュートが欲しくなかったわけではない。リアルミュートは欲しかった。しかし、球界トップクラスの有望株であるシクスト・サンチェスを対価として放出する以上、リアルミュートとの複数年契約が実現しないことを恐れていたのだ。そして、ミドルトンの懸念は現実のものとなるかもしれない。

     フィリーズは日本時間10月4日にマット・クレンタックGMの事実上の解任を発表したが、ミドルトンはその原因が「リアルミュートとの複数年契約に失敗したこと」ではないことを明言。しかし、リアルミュートとの複数年契約に自信を見せていたクレンタックがそれを実現できなかったことは、ミドルトンを落胆させたに違いない。

     ミドルトンは今オフにフリーエージェントとなるリアルミュートと再契約することがフィリーズの最優先課題であることを明言したが、事態を楽観的には捉えていない。新型コロナウイルスの影響により今季は無観客かつ短縮シーズンでの開催を強いられ、来季もどれくらいの集客を望めるか全く見通しが立っていないのだ。それはすなわち、リアルミュートにどれくらいの資金を投入できるか見通しが立たないことを意味する。もしリアルミュートがフィリーズの想定を超えるような大型契約を希望すれば、リアルミュートとの再契約は事実上不可能となる。

     ミドルトンは「リアルミュートと契約延長できるならばシクストを放出していいと考えていた。もし契約延長できないならシクストは放出しなかった」と発言。フィリーズがリアルミュートを獲得した時点で、保有期間は2年残っていたが、ミドルトンは短期的な戦力補強としてリアルミュートを獲得したのではなく、中長期的な視点でワールドシリーズ制覇を目指すためにリアルミュートをチームに迎え入れたのだ。ミドルトンの考えに従えば、リアルミュートが今オフに他球団へ流出するようなことがあれば、有望株のサンチェスを放出したトレードは大失敗ということになる。

     「今も彼は必要な戦力だが、今後の3年間、4年間、5年間、6年間にわたって彼が必要なんだ。(2009年にワールドシリーズ制覇のためにクリフ・リーを獲得したが、世界一のための即戦力だった)リーの獲得とリアルミュートの獲得は全く意味合いが違う」とミドルトン。今オフ、リアルミュートとの再契約に失敗した場合、フィリーズにとって大打撃となることは間違いない。

  • 明日地区シリーズ開幕 各球団の先発ローテーションは?

    2020.10.5 11:00 Monday

     地区シリーズはアメリカン・リーグが日本時間10月6日、ナショナル・リーグが同7日に開幕する。地区シリーズに進出した8球団のうち、大半の球団が先発予定投手をすでに発表している。ここではその顔触れをチェックしてみよう。

    レイズ

     レイズはブレイク・スネル、タイラー・グラスナウ、チャーリー・モートンの先発三本柱が第1戦から第3戦までこの順に先発する。ワイルドカード・シリーズを2連勝で突破したため、モートンは登板機会がなかったが、ケビン・キャッシュ監督は「ブレイクとタイラーの2人を通常のルーティーンで登板させることが重要だと考えた」と語り、スネルを第1戦、グラスナウを第2戦に起用することを決めた。

    ヤンキース

     ヤンキースは対戦相手のレイズと対照的に、現時点では第1戦のゲリット・コールしか先発予定投手を発表していない。アーロン・ブーン監督は地区シリーズでオープナーを起用する予定がないことを明言しており、第2戦以降は田中将大、J・A・ハップ、デイビー・ガルシア、ジョーダン・モンゴメリーが先発を務めると見られる(順不同)。ただし、2勝2敗で第5戦を迎えた場合、自身初の中3日でコールが先発する可能性もありそうだ。

    アスレチックス

     アスレチックスは第1戦にクリス・バシット、第2戦にショーン・マネイアが先発する。バシットはワイルドカード・シリーズ第2戦で好投したが、マネイアは登板機会がなかった。第3戦以降はワイルドカード・シリーズで先発したヘスス・ルザードとマイク・ファイアーズが先発を務めることが予想される(順不同)。

    アストロズ

     アストロズは第1戦にランス・マカラーズJr.、第2戦にフランベル・バルデスが先発する。ダスティ・ベイカー監督は「彼は休養十分だ」と語り、ワイルドカード・シリーズで登板機会のなかったマカラーズJr.をできるだけ早く登板させたいと考えているようだ。バルデスはワイルドカード・シリーズではリリーフで好投。第3戦と第4戦はザック・グレインキーとホゼ・ウルキディが先発すると見られる(順不同)。

    ドジャース

     ドジャースはワイルドカード・シリーズと同様、第1戦にウォーカー・ビューラー、第2戦にクレイトン・カーショウが先発する。ビューラーは右手人差し指のまめの影響で長いイニングを投げられない状態が続いており、ワイルドカード・シリーズ第1戦と同様にフリオ・ウリアスがロングリリーフを務める可能性もある。ウリアスが第1戦に登板した場合、第3戦はトニー・ゴンソリン、第4戦はダスティン・メイの先発が濃厚だ。

    パドレス

     パドレスはまだ先発予定投手を発表していない。ワイルドカード・シリーズを欠場したディネルソン・ラメット(右上腕二頭筋の張り)とマイク・クレビンジャー(右肘痛)の2人がどの試合で投げられるかによってローテーションの順番は変わってくる。ワイルドカード・シリーズでは第1戦にクリス・パダック、第2戦にザック・デービースが先発したものの、いずれも長いイニングを投げることはできず、先発のコマ不足のため第3戦はブルペン・ゲームとなった(9人の継投で完封勝利)。

    ブレーブス

     ブレーブスは第1戦に26歳のマックス・フリード、第2戦に22歳のイアン・アンダーソン、第3戦に25歳のカイル・ライトが先発する。ワイルドカード・シリーズではレッズ打線に合計22イニングで1点も与えず、2試合連続完封勝利を収めたが、同様の快投を地区シリーズでも見せられるかは未知数だ。また、この3人以外にレギュラーシーズンで6試合以上に先発した投手はおらず、勝負が第4戦以降にもつれた場合、先発のコマ不足が懸念される。

    マーリンズ

     マーリンズもまだ先発予定投手を発表していないが、第1戦はワイルドカード・シリーズ第1戦で好投したサンディ・アルカンタラが中5日で先発することになるだろう。第2戦と第3戦はパブロ・ロペスとシクスト・サンチェス(順不同)、第4戦はトレバー・ロジャースが先発を務めると予想されている。決着が第5戦に持ち込まれた場合、中3日でアルカンタラの先発が濃厚だ。

  • ポストシーズンの最新パワーランキング MLB公式サイトが発表

    2020.10.4 12:30 Sunday

     メジャーリーグ公式サイトは日本時間10月4日、地区シリーズに進出した8球団を対象とした最新のパワーランキングを公開した。1位は1988年以来32年ぶりとなるワールドシリーズ制覇に向けて、ブリュワーズに2連勝でワイルドカード・シリーズを突破したドジャース。2位にはブルージェイズを2連勝で退けたレイズがランクインし、各リーグの勝率1位球団がパワーランキングの1位と2位を独占する形となった。

     レギュラーシーズンを43勝17敗という両リーグ最高の成績で終えたドジャースは、ワイルドカード・シリーズでブリュワーズに危なげなく2連勝。エース左腕のクレイトン・カーショウの好投も光った。ウォーカー・ビューラーとカーショウという二本柱のほか、トニー・ゴンソリン、ダスティン・メイ、フリオ・ウリアスという若き好投手たちも控えており、戦力の充実度は群を抜いている。あとは不安視されることの多いデーブ・ロバーツ監督の采配次第といったところだろうか。

     アメリカン・リーグ最高勝率のレイズも、ブルージェイズに2連勝してワイルドカード・シリーズを突破。ブレイク・スネル、タイラー・グラスナウ、チャーリー・モートンという強力な三本柱を擁し、ニック・アンダーソンを中心としたブルペンも強固だ。打線も目立ったスター選手こそいないものの、球界トップクラスの投手陣に十分な援護点を与えるだけの戦力は揃っている。

     3位にはヤンキース、4位にはアスレチックスとア・リーグの2球団がランクイン。ヤンキースは打線が非常に強力だが、信頼できる先発投手がゲリット・コールだけという状況。レギュラーシーズンではレイズに2勝8敗と大きく負け越したが、地区シリーズでその雪辱を果たすことはできるだろうか。アスレチックスは両リーグ1位の救援防御率2.72をマークしたブルペンが最大の武器。レギュラーシーズンでアストロズに7勝3敗と勝ち越しており、14年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を目指す。

     5位にはブレーブス、6位にはパドレスとナ・リーグの2球団がランクイン。ブレーブスは先発投手陣のコマ不足を懸念されていたが、レッズとのワイルドカード・シリーズは2試合連続で完封勝利をマークし、「ポストシーズン初戦から22イニング連続無失点」の新記録を樹立。打線はもともと強力なため、投手陣の好投が続くようであれば1995年以来25年ぶりの頂点が見えてくる。パドレスはメジャーで最も勢いのあるチームと言っても過言ではない。ワイルドカード・シリーズを欠場したディネルソン・ラメットとマイク・クレビンジャーが地区シリーズから復帰できる見込みとなっているのも追い風となる。

     7位のマーリンズは過去2度のポストシーズンでいずれもワイルドカードからワールドシリーズ制覇を成し遂げているだけに、非常に不気味な存在。ワイルドカード・シリーズでは2試合合計でカブスに1得点しか許さず、2連勝で地区シリーズにコマを進めた。そして、8位はアストロズ。計算できる投手が片手で数えられるくらいしかいない状況だが、ツインズとのワイルドカード・シリーズを2連勝で突破。過去3年でリーグ優勝2度とポストシーズンの経験は豊富であり、決して侮れない存在だ。

  • マーリンズ・セルベリが現役引退 パイレーツなどで活躍

    2020.10.4 11:30 Sunday

     マーリンズのフランシスコ・セルベリは日本時間10月4日、自身のインスタグラムで今季限りでの現役引退を発表した。ヤンキースでメジャーデビューし、2015年からパイレーツで正捕手として活躍したセルベリだったが、キャリア終盤は脳震盪に悩まされる期間が長くなり、出場機会が激減。マーリンズでプレーした今季は16試合の出場にとどまっていた。

     ベネズエラ出身のセルベリは、2003年3月にインターナショナルFAとしてヤンキースと契約。2008年にメジャーデビューを果たし、2014年まで毎年メジャーでプレーしたが、ホルヘ・ポサダ、ラッセル・マーティン、ブライアン・マッキャンという正捕手の壁を越えることはできず、200打席以上の出場機会を得たのは1度だけ(2010年に317打席)だけだった。

     しかし、攻守両面でその実力は高く評価されており、2014年オフに救援左腕ジャスティン・ウィルソンとのトレードでパイレーツに加入すると、移籍1年目の2015年に早くも正捕手の座を確保。この年は130試合に出場して打率.295、7本塁打、43打点、出塁率.370、OPS.771の好成績を残し、結果的にこの年がキャリアハイのシーズンとなった。

     2015年の活躍を評価され、2016年5月にはパイレーツと3年3100万ドルの契約延長を結んだが、脳震盪の影響もあって2016年は101試合、2017年は81試合と徐々に出場機会が減少。2018年は104試合で12本塁打、57打点、OPS.809と盛り返したが、2019年は34試合にしか出場できず、8月に解雇され、ブレーブスへ移籍して控え捕手として14試合に出場した。

     1年契約でマーリンズに加入した今季は、正捕手ホルヘ・アルファロの故障者リスト入りによって正捕手として開幕を迎えたが、脳震盪の再発で8月に故障者リスト入り。脳震盪を理由に故障者リスト入りするのは通算7度目となった。その後は戦列復帰できず、9月に60日間の故障者リストへ移されているため、マーリンズがポストシーズンを勝ち進んだ場合も復帰できないことが確定している。

     セルベリは「長い間プレーしてきて初めて健康が最も大切だということに気が付いた」とコメント。攻守両面で確かな実力を持ちながらも脳震盪に悩まされ続けてきた男が、メジャー13年間のキャリアに静かに幕を閉じた。

  • フィリーズのクレンタックGMが辞任 5年間で1度も勝ち越せず

    2020.10.4 10:30 Sunday

     マット・クレンタックのフィリーズGMとしてのキャリアは5年で幕を閉じることになった。フィリーズは日本時間10月4日、クレンタックがGMを「辞任」したことを発表。2015年10月のGM就任以来、レギュラーシーズンで勝ち越すこと、ポストシーズンへ進出すること、マイナー組織を充実させることなどを目指してきたが、満足のいく成果を上げることはできなかった。契約を2年残しており、事実上の解任となる。

     クレンタックが行った最大の戦力補強は、なんといっても2018年オフのブライス・ハーパー獲得だ。これにはオーナーのジョン・ミドルトンの意向が強く働いたとはいえ、フィリーズはハーパー獲得のために13年3億3000万ドルという巨額の契約を用意した。

     また、同年オフにはマーリンズとのトレードでJ・T・リアルミュートの獲得にも成功。しかし、このトレードには球界トップクラスの有望株だったシクスト・サンチェスを放出するという痛みも伴った。また、新型コロナウイルスの影響で3月中旬から約4ヶ月にわたって球界の動きが止まったため、リアルミュートとの契約延長は実現しておらず、今オフ他球団へ流出してしまう可能性もある。

     クレンタックのGM就任から3年連続で負け越したフィリーズは、ハーパーやリアルミュートが加入した2019年も勝率5割が精一杯。今季は最終8試合で1勝7敗と急失速し、またしてもポストシーズン進出を逃した。結局、クレンタック政権の5年間では2019年の勝率5割が最高成績だった。

     ミドルトンは公式声明のなかで「私はこれまでにも勝つことが重要だということを公言してきた。これはフィラデルフィアに限った話ではなく、すべての都市、すべてのスポーツにおいて同様だ。マットは我々の球団組織に多大な貢献をしてくれたが、10月に野球をするという目標を達成することはできなかった。その結果、野球部門に新たなリーダーが必要だということで意見が一致した」と述べた。新たなGMが決定するまでのあいだ、クレンタックの右腕的存在だったネッド・ライスが暫定GMを務めることが発表されている。

     コロナ禍が続くなか、新たなGMの決定までにどれくらいの時間を要するか見通しは立っていない。フィリーズは喫緊の課題であるリアルミュートの複数年契約について、暫定GMのライスを中心に臨むことになりそうだ。

  • 地区シリーズ進出8球団の戦力をMLB公式サイトがランク付け

    2020.10.3 16:00 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトのリチャード・ジャスティスは日本時間10月3日、ワイルドカード・シリーズを突破して地区シリーズに進出した8球団の戦力を「打線」「ローテーション」「ブルペン」「守備」「ベンチ」の5部門に分けて1位から8位までランク付けする特集記事を公開した。

    打線
    1位 パドレス
    2位 ヤンキース
    3位 ブレーブス
    4位 ドジャース
    5位 レイズ
    6位 アストロズ
    7位 アスレチックス
    8位 マーリンズ

     打線はパドレスが1位に選出。フェルナンド・タティスJr.がシーズン終盤のスランプを脱して輝きを取り戻し、彼が牽引した打線はカージナルスとのワイルドカード・シリーズ3試合で6本塁打を含む31安打19得点を記録。8球団のなかで現在最も勢いのある打線となっている。

    ローテーション
    1位 レイズ
    2位 ドジャース
    3位 ブレーブス
    4位 アストロズ
    5位 ヤンキース
    6位 マーリンズ
    7位 アスレチックス
    8位 パドレス

     ローテーションはブレイク・スネル、タイラー・グラスナウ、チャーリー・モートンの三本柱を擁するレイズが1位に選出。クレイトン・カーショウが快投したドジャースが2位、レッズ打線を無得点に封じたブレーブスが3位に入った。パドレスは8位という評価になったが、地区シリーズからはディネルソン・ラメットとマイク・クレビンジャーの両右腕が復帰できる見込みだ。

    ブルペン
    1位 レイズ
    2位 ブレーブス
    3位 パドレス
    4位 ヤンキース
    5位 アスレチックス
    6位 ドジャース
    7位 マーリンズ
    8位 アストロズ

     ブルペンもレイズが1位に選出。クローザー級の実力を持つ投手が多数おり、決まった形にとらわれず状況に応じて最適の投手をマウンドに送り込める点が最大の武器だ。ブレーブスはレッズとのワイルドカード・シリーズ2試合を完封したことで投手陣の評価が急上昇。3試合連続でフル稼働したパドレス救援陣の奮闘も見事だった。

    守備
    1位 ドジャース
    2位 レイズ
    3位 アストロズ
    4位 パドレス
    5位 ヤンキース
    6位 ブレーブス
    7位 マーリンズ
    8位 アスレチックス

     内外野とも全く穴のないドジャースが1位に選出。右翼ムーキー・ベッツは球界トップクラスの守備力を持ち、エンリケ・ヘルナンデスとクリス・テイラーがシェアする二塁も安定している。2位のレイズも名手ケビン・キアマイアーを中心に堅守。3位アストロズは遊撃カルロス・コレア、中堅ジョージ・スプリンガーらが形成するセンターラインが強固だ。

    ベンチ
    1位 ドジャース
    2位 レイズ
    3位 アスレチックス
    4位 パドレス
    5位 ヤンキース
    6位 ブレーブス
    7位 アストロズ
    8位 マーリンズ

     選手層の厚さでドジャースに敵うチームはない。複数のポジションを守れるユーティリティ・プレーヤーも多く、アンドリュー・フリードマン野球部門社長が作り上げたロースターはどんな状況にも対応できる。2位のレイズは崔志萬(チェ・ジマン)やヤンディ・ディアスの復帰で戦力アップ。3位のアスレチックスもチャド・ピンダーやマーク・キャナが控える充実の戦力だ。

    【参考】5部門の平均順位
    1位 レイズ(2.2)
    2位 ドジャース(2.8)
    3位タイ ブレーブス(4.0)
    3位タイ パドレス(4.0)
    5位 ヤンキース(4.2)
    6位 アストロズ(5.6)
    7位 アスレチックス(6.0)
    8位 マーリンズ(7.2)

  • 名投手・ギブソンが84歳で死去 1968年に歴代最高の防御率1.12

    2020.10.3 14:26 Saturday

     カージナルス一筋17年のキャリアで通算251勝をマークして1981年にアメリカ野球殿堂入りを果たした名投手ボブ・ギブソンが日本時間10月3日、膵臓がんとの戦いの末、84歳で亡くなったことが明らかになった。奇しくもギブソンが現役時代を過ごしたカージナルスがパドレスに敗れて2020年シーズンの戦いを終えた日がギブソンの命日となった。

     ギブソンは1959年にメジャーデビューし、1975年限りで現役を引退するまで17年間にわたってカージナルス一筋でプレー。通算251勝、投球イニング3884回1/3、3117奪三振、255完投、56完封などはいずれも球団記録となっており、オールスター・ゲーム選出9度、ゴールドグラブ賞9度のほか、1968年にサイ・ヤング賞とMVPを同時受賞し、1970年にもサイ・ヤング賞を受賞した。

     特に1968年はギブソンのキャリアハイとしてだけでなく、「メジャーリーガーの最高のシーズン」の1つとして知られており、「投手の年」と言われるほど投高打低の環境のなかでライブボール時代以降では歴代最高となる防御率1.12を記録。6月に5試合連続完封を達成するなど、この前後に12先発連続完投勝利(うち8完封)&自身15連勝をマークし、10試合で90イニングを投げてわずか2失点(防御率0.20)という驚異のパフォーマンスを見せたこともあった。

     3度出場したワールドシリーズでは、1964年(対ヤンキース)に2勝、1967年(対レッドソックス)に3勝をマークしてMVPを受賞。1968年は惜しくもタイガースに敗れ、自身3度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げることはできなかったが、3試合に先発して2勝1敗、防御率1.67とエースの名に恥じないピッチングを披露した。ワールドシリーズでの通算9先発では7勝2敗、防御率1.89、8完投、2完封という凄まじい成績が残っている。

     カージナルスは日本時間9月7日に通算3023安打&938盗塁をマークしたルー・ブロックも81歳で死去。ブロックがカージナルスに加入した1964年途中からギブソンが引退する1975年まで、この2人はチームメイトとしてプレーした。1ヶ月足らずのうちにカージナルスのレジェンド2人が立て続けにこの世を去った。

     なお、日本時間10月3日はギブソンが1968年のワールドシリーズ第1戦で17奪三振の5安打完封という見事なピッチングを見せてからちょうど52年が経過した日だった。

  • 地区シリーズ進出の8チームが出揃う 全カードが同地区対決に

    2020.10.3 11:45 Saturday

     メジャーリーグは日本時間10月3日にワイルドカード・シリーズが終了し、地区シリーズに進出する8チームが出揃った。アメリカン・リーグ中部地区の3チーム、ナショナル・リーグ中部地区の4チームがいずれも敗退し、地区シリーズの4カードはいずれも同地区対戦に。地区シリーズはア・リーグが日本時間10月6日、ナ・リーグが翌7日に開幕する。

     ア・リーグは第1シードのレイズが第8シードのブルージェイズを2勝0敗、第2シードのアスレチックスが第7シードのホワイトソックスを2勝1敗で破り、地区シリーズに進出。第5シードのヤンキースは第4シードのインディアンス、第6シードのアストロズは第3シードのツインズをそれぞれ2勝0敗で破り、下位シードからの地区シリーズ進出を成し遂げた。

     地区シリーズでは東部地区1位のレイズと同2位のヤンキースがサンディエゴのペトコ・パーク、西部地区1位のアスレチックスと同2位のアストロズがロサンゼルスのドジャー・スタジアムで対戦する。

     一方のナ・リーグは第1シードのドジャースが第8シードのブリュワーズ、第2シードのブレーブスが第7シードのレッズをいずれも2勝0敗、第4シードのパドレスが第5シードのカージナルスを2勝1敗で破り、地区シリーズに進出。下位シードでワイルドカード・シリーズを突破したのは第3シードのカブスを2勝0敗で破った第6シードのマーリンズのみとなった。

     地区シリーズでは西部地区1位のドジャースと同2位のパドレスがアーリントンのグローブライフ・フィールド、東部地区1位のブレーブスと同2位のマーリンズがヒューストンのミニッツメイド・パークで対戦。ポストシーズンで敗退経験がないマーリンズ(過去2度のポストシーズンはいずれも世界一)がどこまで勝ち上がるか注目だ。

  • パドレスが2勝1敗でWCシリーズ突破 9人の投手が完封リレー

    2020.10.3 11:30 Saturday

    【カージナルス0-4パドレス】@ペトコ・パーク

     ディネルソン・ラメット、マイク・クレビンジャーという先発ローテーションの二本柱を欠いたパドレスが層の厚いブルペンを武器に、初戦黒星からの2連勝でワイルドカード・シリーズを突破した。先発投手がおらず、第3戦はブルペン・ゲームでの戦いを強いられたが、9人の投手による継投でカージナルス打線をシャットアウト。地区シリーズでは同地区ライバルのドジャースと対戦する。

     初戦を制したあと、第2戦で逆転負けを喫したカージナルスは、満を持してエースのジャック・フラハティが先発。2回裏に二死満塁、4回裏には一死一・二塁のピンチを迎えたが、要所を締めて4回まで無失点に抑えた。

     一方のパドレスは36歳のクレイグ・スタメンがナショナルズ時代の2010年以来となる先発のマウンドに上がり、1回2/3を無失点。3回表二死満塁のピンチは3番手のピアース・ジョンソンがディラン・カールソンを空振り三振に仕留め、5回表二死一・二塁のピンチは5番手のオースティン・アダムスがポール・ゴールドシュミットを見逃し三振に抑えた。

     試合の均衡が破れたのは5回裏。パドレスは一死からフェルナンド・タティスJr.が二塁打を放ってチャンスを作り、二死後にエリック・ホズマーが左中間を破るタイムリー二塁打を放って1点を先制した。

     パドレスは6回表を6番手のルイス・パティーニョ、7回表を7番手のエミリオ・パガーンが無失点に抑えると、7回裏にはカージナルスの守備のミスに乗じて2点を追加。8回表を8番手のドリュー・ポメランツが無失点に抑えたあと、8回裏にジェイク・クロネンワースが1号ソロを放ち、9回表は9番手のトレバー・ローゼンタールが締めくくった。

     勝利投手はアダムス(1勝0敗)、敗戦投手はフラハティ(0勝1敗)。パドレスはラメットとクレビンジャーの両右腕がドジャースとの地区シリーズから復帰できる見込みとなっており、レギュラーシーズンでも熾烈な地区優勝争いを繰り広げた両軍の対戦は大きな注目を集めそうだ。

     なお、両リーグの中部地区から合計7チームがワイルドカード・シリーズに進出したが、カージナルスの敗退により中部地区のチームは全滅となった。

  • MVPのトロフィーから初代コミッショナーの名前を削除へ

    2020.10.3 10:00 Saturday

     全米野球記者協会は日本時間10月3日、アメリカン・リーグとナショナル・リーグの最優秀選手(MVP)に与えられるトロフィーからケネソー・マウンテン・ランディス(初代コミッショナー)の名前を削除することを決定した。2020年シーズンのMVPに与えられるトロフィーは無名となり、2021年以降については同協会が変更を検討している。

     同協会のポール・サリバン代表によると、過去のMVP受賞者であるバリー・ラーキンとテリー・ペンドルトンの2人が初代コミッショナーの名前がトロフィーに刻まれていることに不快感を示したという。ランディスは1920年から1944年までの在任期間中、黒人選手がメジャーリーグでプレーすることを許可せず、球界にカラーバリアを築いた張本人と言われている。

     ラーキンとペンドルトンのほか、マイク・シュミットも初代コミッショナーの名前をトロフィーから削除することに賛成し、今年7月、同協会の長年のメンバーであるケン・ローゼンタールがこの問題について提案。オンラインでの議論のあと、同協会のメンバーによる投票が行われ、2020年シーズンのMVPに与えられるトロフィーから初代コミッショナーの名前を削除することが決定された。

     ランディスはMVPに自身の名前が冠せられることが決定した1ヶ月後、1944年11月に死去。その3年後、1947年に初の黒人メジャーリーガーとしてジャッキー・ロビンソンがデビューしているが、球界のカラーバリアが破られたのはランディスの死と無関係ではないと言われている。シュミットは「野球の歴史のなかで、カラーバリアを築いて人種差別を助長した人物を挙げるなら、ランディスが候補になるだろう」と初代コミッショナーを批判した。

     なお、新たにMVPに冠せられる名前についてはすでにいくつかの候補が挙がっており、両リーグでMVPを受賞した唯一の選手であるフランク・ロビンソンのほか、ニグロリーグのスター選手だったジョシュ・ギブソン、カラーバリアを破ったジャッキー・ロビンソンなどが含まれているようだ。

  • ダルビッシュ7回途中2失点 カブス2連敗でWCシリーズ敗退

    2020.10.3 06:40 Saturday

    【マーリンズ2-0カブス】@リグリー・フィールド

     過去2度のポストシーズン出場でいずれもワールドシリーズ制覇を成し遂げているマーリンズは、やはりポストシーズンに強かった。悪天候により延期されたワイルドカード・シリーズ第2戦、マーリンズはカブス先発のダルビッシュ有から2点を奪い、2対0で完封勝利。ナショナル・リーグ中部地区の覇者を相手に2連勝で地区シリーズ進出を決めた。地区シリーズではブレーブスと対戦する。

     マーリンズの新人右腕シクスト・サンチェスとの投げ合いとなったダルビッシュは、12球で三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せ、3回までに許した走者は四球による1人だけ。4回表無死一・二塁のピンチを併殺打と空振り三振で切り抜けると、5回表と6回表はいずれも三者凡退に抑え、打線の援護を待った。

     しかし、サンチェスもダルビッシュに負けず劣らずの好投を見せ、3回まで1安打ピッチング。4回裏に連続四球でピンチを招き、ジェイソン・ヘイワードにライトへのヒットを許したが、右翼マット・ジョイスの好返球で走者の生還を阻止した。5回裏も二死満塁のピンチを背負ったが、カイル・シュワーバーをレフトフライに打ち取って無失点。6回裏は2番手のブラッド・ボックスバーガーが三者凡退に抑え、試合は両軍無得点のまま終盤に突入した。

     7回表、ダルビッシュは簡単に二死を取ったものの、ギャレット・クーパーに低めのスライダーを捉えられ、痛恨の被弾。さらに二塁打と敬遠で一・二塁のピンチとなり、左手小指骨折のスターリング・マーテイに代わってスタメン起用されたマグネウリス・シエラにライトへのタイムリーを浴びて2点目を失ったところで降板となった。

     カブスはその後、マーリンズのリリーフ陣を攻略できず、9回裏はマーリンズのクローザー、ブランドン・キンツラーから先頭のヘイワードが二塁打を放ったものの、後続3人がいずれも三振に倒れて試合終了。マーリンズが5人の投手の継投でカブス打線をシャットアウトし、地区シリーズ進出を決めた。

     勝利投手はボックスバーガー(1勝0敗)、敗戦投手はダルビッシュ(0勝1敗)で、キンツラーが1セーブ目を記録。両リーグの中部地区からポストシーズンに進出したチームは、すでにツインズ、インディアンス、ホワイトソックス、カブス、レッズ、ブリュワーズの敗退が決まり、このあとカージナルスがパドレスとの第3戦に敗れると、7チームが全滅ということになる。

  • カーショウが13奪三振の快投 ドジャース地区シリーズ進出決定

    2020.10.2 14:20 Friday

    【ブリュワーズ0-3ドジャース】@ドジャー・スタジアム

     ドジャースはエース左腕のクレイトン・カーショウが8回93球を投げて被安打3、奪三振13、与四球1、無失点という安定感抜群の素晴らしいピッチングを披露。5回裏にオースティン・バーンズのタイムリーとムーキー・ベッツのタイムリー二塁打で3点を奪ってブリュワーズを3対0で破り、2連勝でワイルドカード・シリーズを突破した。日本時間10月7日に開幕する地区シリーズではカージナルス対パドレスの勝者と対戦する。

     カーショウは「ポストシーズンが苦手」というイメージを払拭する見事なパフォーマンスを見せた。13奪三振はポストシーズンでの自己最多タイ。ドジャースでは1963年のサンディ・コーファックス(15奪三振)、1953年のカール・アースカイン(14奪三振)に次ぐ球団史上3位タイの記録となった。

     カーショウが快投を続けるなか、ドジャース打線はブリュワーズ先発のブランドン・ウッドラフの前に4回まで無得点に抑えられていたが、5回裏に二死一・二塁のチャンスを迎え、バーンズとベッツの連続タイムリーで3点を先制。結局、これがこの試合で得点が入った唯一のイニングとなり、ドジャースはカーショウからブルスダル・グラテロルにつなぐリレーで3点のリードを守り抜いた。

     カーショウが勝利投手(1勝0敗)、ウッドラフが敗戦投手(0勝1敗)となり、グラテロルはポストシーズン初セーブを記録。1988年以来32年ぶりとなるワールドシリーズ制覇を目指すドジャースが、まずは危なげなく世界一に向けての第一関門を突破した。

  • パドレスが一発攻勢で逆転勝利 タティスJr.&マイヤーズが2本塁打

    2020.10.2 12:30 Friday

    【カージナルス9-11パドレス】@ペトコ・パーク

     負ければ敗退が決定するパドレスは、最大4点をリードされる苦しい展開となったものの、試合後半の一発攻勢で逆転勝利。11対9でカージナルスを破り、シリーズの決着は明日の第3戦に持ち込まれた。パドレスのフェルナンド・タティスJr.とウィル・マイヤーズがそれぞれ2本塁打を記録。ポストシーズンで同一球団の2選手が2本塁打を放つのは、1932年ワールドシリーズのベーブ・ルースとルー・ゲーリッグ(ヤンキース)以来の快挙となった。

     カージナルスがアダム・ウェインライト、パドレスがザック・デービースの先発で始まった一戦は、この試合がポストシーズン通算100試合目の出場となったヤディアー・モリーナのタイムリーでカージナルスが初回に1点を先制。2回表にはハリソン・ベイダーとコルテン・ウォンの1号2ランで3点を追加し、リードを4点に広げた。

     パドレスは4回裏に2点を返したが、カージナルスは6回表にデクスター・ファウラーのタイムリー二塁打などで2点を奪い、再び4点をリード。しかし6回裏、ここまで要所で抑えられていたフェルナンド・タティスJr.に1号3ラン、マニー・マチャドに二者連発となる1号ソロが飛び出し、パドレスが一気に同点に追い付いた。

     さらに7回裏、パドレスはウィル・マイヤーズが勝ち越しの1号ソロを放ち、タティスJr.にも2打席連発の2号2ランが飛び出して3点をリード。8回表にベイダーとウォンの犠飛で1点差に迫られたが、8回裏にマイヤーズが2打席連発の2号2ランを放ち、再びカージナルスを突き放した。

     カージナルスは9回表先頭のポール・ゴールドシュミットの2号ソロで1点を返し、さらに無死一・二塁のチャンスを作ったが、後続3人が倒れて試合終了。パドレスが11対9で4時間19分に及ぶ熱戦を制し、対戦成績を1勝1敗とした。勝利投手はパドレス7番手のエミリオ・パガーン(1勝0敗)、敗戦投手はカージナルス6番手のダニエル・ポンセデレオン(0勝1敗)。パドレス9番手のトレバー・ローゼンタールに1セーブ目が記録された。

  • アスレチックス逆転勝利 2勝1敗で地区シリーズ進出を決める

    2020.10.2 08:30 Friday

    【ホワイトソックス4-6アスレチックス】@オークランド・コロシアム

     アメリカン・リーグのワイルドカード・シリーズで唯一第3戦までもつれたホワイトソックスとアスレチックスの対戦は、アスレチックスが6対4で逆転勝利。西部地区の覇者が2勝1敗で地区シリーズ進出を決めた。アスレチックスはツインズを破ったアストロズ(西部地区2位)と地区シリーズで対戦する。

     試合はホワイトソックスがデーン・ダニング、アスレチックスがマイク・ファイアーズの先発で始まったが、デニングが1回途中、ファイアーズが2回途中で降板し、両軍とも多数のリリーバーを投入する総力戦に。ホワイトソックスは2回表にルイス・ロバートの特大1号ソロで先制し、3回表にはロバートのタイムリーとノマー・マザーラのタイムリー二塁打でリードを3点に広げた。

     しかし、アスレチックスは4回裏二死一塁からショーン・マーフィーが1号2ランを放ち、反撃を開始。さらに二死満塁とチャンスを広げると、マーク・キャナとマット・オルソンが二者連続で押し出し四球を選び、逆転に成功した。

     ホワイトソックスは直後の5回表にマザーラのタイムリーで同点に追い付いたが、アスレチックスは5回裏に二死満塁のチャンスを迎え、チャド・ピンダーのタイムリーで2点を勝ち越し。6回以降はホワイトソックスに得点を許さず、最後は前日の試合で49球を投げたクローザーのリアム・ヘンドリックスが3つのアウトをすべて三振で奪う力投を見せ、試合を締めくくった。

     アスレチックスがポストシーズンのシリーズを突破するのは2006年の地区シリーズ(ツインズに3連勝)以来14年ぶり。アスレチックス3番手のフランキー・モンタスが勝利投手(1勝0敗)、ホワイトソックス7番手のエバン・マーシャルが敗戦投手(0勝1敗)となり、ヘンドリックスに1セーブ目が記録された。

  • レッズ終戦 ブレーブスが2試合連続完封で地区シリーズへ

    2020.10.2 04:20 Friday

    【レッズ0-5ブレーブス】@トゥルイスト・パーク

     ブレーブスは先発した新人右腕イアン・アンダーソンが6回2安打無失点の好投を見せ、3人のリリーバーも各1イニングをパーフェクト。レッズ打線を2試合連続でシャットアウトし、2連勝で地区シリーズ進出を決めた。ブレーブスがポストシーズンのシリーズを突破したのは2001年の地区シリーズ以来19年ぶりとなった。

     レッズがルイス・カスティーヨ、ブレーブスがアンダーソンの先発で始まった一戦は、レッズが2回表二死満塁のチャンスで無得点に終わるなど、両軍無得点のまま5回裏に突入。ブレーブスは5回裏二死一塁からロナルド・アクーニャJr.が左中間を真っ二つに破るタイムリー二塁打を放ち、1点を先制した。

     6回表をアンダーソン、7回表を2番手のウィル・スミス、8回表を3番手のクリス・マーティンが三者凡退に抑えると、8回裏にレッズ3番手のライセル・イグレシアスを攻め、マーセル・オズーナの1号2ランとアダム・デュバルの1号2ランで4点を追加。4番手のマーク・マランソンが9回表のレッズの攻撃を三者凡退に抑え、地区シリーズ進出が決定した。

     レッズはポストシーズン初戦から22イニング連続無得点となり、歴代ワースト記録を更新。レギュラーシーズン中の貧打をポストシーズンでもそのまま引きずり、1点も取れないまま敗退が決まった。

     勝利投手はアンダーソン(1勝0敗)、敗戦投手は6回途中6安打1失点のカスティーヨ(0勝1敗)。なお、「1番・レフト」で先発出場したレッズの秋山翔吾は、レフトフライ、ライトフライ、空振り三振、セカンドゴロで4打数ノーヒットだった。

  • マーリンズ対カブスの第2戦が延期 ダルビッシュはスライド登板

    2020.10.2 04:00 Friday

     日本時間10月2日に予定されていたマーリンズ対カブスのワイルドカード・シリーズ第2戦は天候不良のため延期が発表された。メジャーリーグ公式サイトによると、今日の試合で先発する予定だったシクスト・サンチェス(マーリンズ)とダルビッシュ有(カブス)がスライドして明日の試合に先発するようだ。

     現時点では、明日の第2戦は日本時間3時8分に試合開始の予定。ただし、ワイルドカード・シリーズの他のカードがすべて終了し、明日の試合がマーリンズ対カブスの1試合のみとなる場合、試合開始時間は日本時間8時8分に変更される。

     また、カブスが第2戦に勝利した場合、第3戦は日本時間10月4日に行われる(試合開始時間は未定)。第3戦はパブロ・ロペス(マーリンズ)とジョン・レスター(カブス)が先発する予定だ。

  • マーリンズに痛手 マーテイが死球で左手小指骨折

    2020.10.2 03:00 Friday

     カブスとのワイルドカード・シリーズ第1戦に勝利したマーリンズだが、オールスター・ゲーム出場経験のある主力外野手を第2戦以降欠くことが濃厚となった。第1戦で左手に死球を受けたスターリング・マーテイが小指を骨折していることが判明。マーテイは死球を受けたあと、代走を送られて途中交代していた。

     8年間プレーしたパイレーツを離れ、ダイヤモンドバックスで今季の開幕を迎えたマーテイは、8月末のトレードでマーリンズに加入。途中移籍があった影響で今季メジャー単独トップとなる61試合に出場し、打率.281、6本塁打、27打点、10盗塁、OPS.770をマークした。

     マーリンズ移籍後は28試合で打率.245にとどまり、決して期待に応えたとは言えない成績だったが、実績の少ない若手が多いマーリンズにおいて数少ないスター選手だっただけに、地区シリーズ進出を目指すマーリンズにとって痛手となることは間違いない。

     マーテイ以外の選手では、ルイス・ブリンソンやモンテ・ハリソンがセンターを守ることができるが、ドン・マティングリー監督はダルビッシュ有対策として左打者のマグネウリス・シエラを第2戦のセンターに起用。ただし、悪天候の影響により第2戦は明日に延期されることがすでに発表されている。

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