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  • ベテランズ委員会による殿堂入り投票 オニールら候補者20名が決定

    2021.11.6 13:00 Saturday

     日本時間11月6日、アメリカ野球殿堂は今年度のベテランズ委員会による殿堂入り投票の対象者20名を発表した。ベテランズ委員会の殿堂入り投票は現在、年代別に行われることになっており、今年度は「アーリー・ベースボール・エラ」(1950年以前)と「ゴールデン・デイズ・エラ」(1950~69年)に活躍した人物が対象。ニグロリーグの一部がメジャーリーグの公式記録として扱われることが決定した影響もあったのか、「アーリー・ベースボール・エラ」の候補者10名のうち7人がニグロリーグなどで活躍した人物となっている。

     今年度のベテランズ委員会による殿堂入り投票は、日本時間12月6日、フロリダ州オーランドでのウィンター・ミーティングのなかで行われ、同日の「MLBネットワーク」の番組内で結果が発表される。16名の選考委員から12票以上(得票率75%以上)を獲得した候補者は、次回の全米野球記者協会(BBWAA)の投票で選ばれた候補者とともに、来年7月にクーパーズタウンで行われる殿堂入りセレモニーに「2022年の殿堂入り」の一員として出席することになる。

    「アーリー・ベースボール・エラ」の候補者は、ジョン・ドナルドソン、バド・ファウラー、ビック・ハリス、グラント・ジョンソン、バック・オニール、ディック・レディング、ジョージ・スケールズ、ビル・ダーレン、レフティ・オドール、アリー・レイノルズの10名。ダーレン、オドール、レイノルズ以外はニグロリーグなどで活躍した人物で、10名全員が故人である。なお、オドールは2002年に日本の野球殿堂入りを果たしている。

    「ゴールデン・デイズ・エラ」の候補者は、ジム・カート、トニー・オリーバ、モーリー・ウィルス、ディック・アレン、ケン・ボイヤー、ギル・ホッジス、ロジャー・マリス、ミニー・ミニョソ、ダニー・マートウ、ビリー・ピアースの10名。カート、オリーバ、ウィルスの3人以外は故人である。

    「アーリー・ベースボール・エラ」の殿堂入り投票は10年に1度だけ行われるため、投票サイクルが変わらない限り、今回のチャンスを逃した候補者の次回のチャンスは2032年ということになる。「ゴールデン・デイズ・エラ」の投票は5年に1度、「モダン・ベースボール・エラ」(1970~87年)と「トゥデイズ・ゲーム・エラ」(1988年以降)の投票は5年に2度行われることになっている。

  • ポージーは殿堂入りできるか MLB公式サイトの記者4人が座談会

    2021.11.5 13:00 Friday

     オールスター・ゲーム選出7度、ワールドシリーズ制覇3度の名捕手バスター・ポージーが34歳の若さで現役引退を表明し、将来のアメリカ野球殿堂入りの可能性について議論が盛り上がっている。そんななか、メジャーリーグ公式サイトではアリソン・フーター、マーク・フェインサンド、サラ・ラングス、マリア・グアルダードの4人が座談会を開催し、ポージーの殿堂入りについて議論。ポージーが殿堂入りするという点については全員が一致したが、有資格初年度で殿堂入りするかどうかについては少し意見が分かれた。

     ポージーのキャリアで最も価値があるのは、好打好守の正捕手としてジャイアンツを5年間で3度のワールドシリーズ制覇に導いた点だろう。2009年にメジャーデビューしたポージーは、2010年に新人王、前年の大怪我から復帰した2012年に首位打者とMVPを獲得。この2シーズンに加え、2014年にもワールドシリーズ制覇を経験した。実働12年、34歳の若さで引退したため、通算1500安打、158本塁打、729打点など積算系スタッツには物足りなさが残るものの、打率.302、出塁率.372、OPS.831など率系スタッツは優秀。こうした数字に表れない価値も含め、4人全員がポージーの殿堂入りを支持した。

     フェインサンドは「彼のスタッツは殿堂入りするほどではないように見えるかもしれないが、捕手は他の野手と異なる判断をされるだろう」と指摘。「ポージーのようなキャリアを持つ選手は、必ずしも長くプレーする必要はない。クレイグ・ビジオのように、目立ったシーズンがないにもかかわらず、長くプレーして数字を積み上げた選手もいるけどね」と付け加えた。フーターは「彼は最も負荷のかかるポジションでプレーしながら3つのリングを獲得し、全盛期には球界最高の捕手として活躍した」と称賛。ラングスは「1000試合以上出場した捕手のなかで、ポージーのOPS+の数値は2番目に高い」というデータを紹介した。

     ジャイアンツの番記者を務めるグアルダードは「彼には周囲の人間のパフォーマンスを高める能力があった。2011年に長期離脱したときや2020年に出場辞退したときは、チームのパフォーマンスが普段と大きく異なっていた」とポージーの存在の重要性を強調。また、フェインサンドは「メジャーリーグは彼のためにルールを変えた。そんな選手はほとんどいない」とコリジョン・ルールの存在も殿堂入りを後押しする要素になると主張した。

     4人の意見が少し分かれたのはポージーが有資格初年度で殿堂入りするか否かという点についてだ。フェインサンドは「初年度で殿堂入りすべき」と主張。ラングスは「その年の投票用紙にどんな選手の名前が載っているか次第。たとえば、アルバート・プーホルスが今季限りで引退すれば、ポージーに入る票は減るかもしれない」とやや慎重な姿勢を見せた。グアルダードは「初年度で殿堂入りできない可能性もあるが、最終的にはクーパーズタウンに辿り着くだろう」と述べている。

     また、ポージーがゴールドグラブ賞を1度しか受賞できなかった点については、フェインサンドが「ヤディアー・モリーナと同じ時代にプレーしたのが不運だった」と指摘。今後はモリーナと比較する議論も増えていくと思われるが、座談会に参加した4人はモリーナを「長きにわたって一流の捕手として活躍した」と評価し、「短いキャリアでインパクトを残した」ポージーと対照的ではあるものの、モリーナについても殿堂入りを支持した。

  • WS第6戦スタメン 不振のブレーブス・オルビーズが7番に降格

    2021.11.3 07:30 Wednesday

     日本時間11月3日、ヒューストンのミニッツメイド・パークでワールドシリーズ第6戦が行われる。勝てば1995年以来26年ぶりのワールドシリーズ制覇が決まるブレーブスは、打撃不振が続くオジー・オルビーズを3番から7番へ降格。大事な一戦に向けて打線の組み換えを行った。一方、第5戦で組み替えた打線が機能したアストロズは、3番カルロス・コレア、5番ユリ・グリエル、7番アレックス・ブレグマンという第5戦の布陣を継続。ブレーブスはエース左腕のマックス・フリード、アストロズは新人右腕のルイス・ガルシアが先発する。

     オルビーズはメジャー5年目の今季、156試合に出場して打率.259、30本塁打、106打点、20盗塁、OPS.799をマークした俊足強打の二塁手。ポストシーズンでは、ブリュワーズとの地区シリーズで打率.235(17打数4安打)、2二塁打、1打点、OPS.588、ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズで打率.280(25打数7安打)、1二塁打、1打点、OPS.653を記録したが、ワールドシリーズではここまでの5試合で打率.167(18打数3安打)、OPS.452に終わり、長打は1本も出ていなかった。

     ワールドシリーズ第6戦の両軍のスタメンは以下の通り。

    【ブレーブス】
    (左)エディ・ロサリオ
    (指)ホルヘ・ソレアー
    (一)フレディ・フリーマン
    (三)オースティン・ライリー
    (中)アダム・デュバル
    (右)ジョク・ピーダーソン
    (二)オジー・オルビーズ
    (捕)トラビス・ダーノウ
    (遊)ダンズビー・スワンソン
    先発投手:マックス・フリード

    【アストロズ】
    (二)ホゼ・アルトゥーベ
    (左)マイケル・ブラントリー
    (遊)カルロス・コレア
    (指)ヨーダン・アルバレス
    (一)ユリ・グリエル
    (右)カイル・タッカー
    (三)アレックス・ブレグマン
    (中)ホゼ・シリ
    (捕)マーティン・マルドナード
    先発投手:ルイス・ガルシア

  • ワールドシリーズ第6戦 ブレーブスがカマルゴをロースターに登録

    2021.11.3 07:00 Wednesday

     日本時間11月3日、ブレーブスはワールドシリーズ第6戦に先立ち、ユーティリティ・プレーヤーのヨハン・カマルゴをロースターに登録したことを発表した。同じくユーティリティ・プレーヤーのエイレ・アドリアンザの妻が出産を控えており、アドリアンザが父親産休リスト入りしたことに伴う措置となる。メジャーリーグ機構が定めた規則に従い、アドリアンザには1日以上3日以下の離脱が認めらる。よって、アドリアンザが第7戦でロースターに復帰する可能性は残されている。

     ワールドシリーズは第6戦からアストロズの本拠地ヒューストンのミニッツメイド・パークで行われるため、指名打者制が採用される。よって、投手に代打を起用する必要がないため、アドリアンザの離脱はブライアン・スニッカー監督の選手起用に大きな影響を与えないとみられる。アドリアンザは今季109試合に出場して打率.247、5本塁打、28打点、OPS.728を記録。ポストシーズンではここまで10試合に出場しているが、すべて代打での起用だった。

     カマルゴは2018年に三塁のレギュラーとして134試合に出場し、打率.272、19本塁打、76打点、OPS.806をマークしたこともある選手だが、自身の不振とオースティン・ライリーの台頭により、徐々に出場機会が減少。今季はわずか15試合に出場に終わり、16打数0安打に終わった。ポストシーズンではドジャースとのリーグ優勝決定シリーズでロースターに登録されたが、代打で4度起用されて2三振を含むノーヒット。指名打者制の試合であることを考えると、出番が巡ってくる可能性は低そうだ。

  • WS第6戦 ブレーブスの世界一決定か、アストロズが粘りの連勝か

    2021.11.2 18:00 Tuesday

     ワールドシリーズはブレーブスが3勝、アストロズが2勝で舞台をヒューストンのミニッツメイド・パークに戻し、第6戦を迎えることになった。アストロズのダスティ・ベイカー監督は「プレッシャーは我々のほうにある。なぜなら彼らがリードしているからね。彼らは1勝だけでいい。我々は2勝しなければならない」と語っているが、ブレーブスが第6戦もしくは第7戦に勝利して26年ぶりの世界一に輝くのか。あるいはアストロズが逆転で4年ぶりの世界一を決めるのか。2021年シーズンはいよいよクライマックスを迎える。

     1995年以来26年ぶりのワールドシリーズ制覇に王手をかけているブレーブスは、第4戦から2試合連続でブルペンゲームでの戦いを強いられたものの、第6戦にはエース左腕のマックス・フリードが中5日という万全の状態で先発する。「子供のときからワールドシリーズ制覇に貢献することが夢だった」というフリード。第2戦では不運なヒットもあり、6失点で敗戦投手となったが、「この瞬間にここにいられることに感謝している。準備はできているよ」とリベンジを期す。

     一方のアストロズは、第2戦でフリードと投げ合ったホゼ・ウルキディが第5戦にリリーフ登板したため、第6戦には新人右腕のルイス・ガルシアが第3戦から中3日で先発する。中3日での先発はキャリア初だが、「(ルーティーンは)何も変わらない。自分のやるべきことをやり、登板に備えている」と冷静。「ポストシーズンが始まった当初は少し緊張していたけど、今は自信を持っている。自分にできることをやりたい」と意気込みを口にした。

     移動日を1日挟んでいるため、登板できない投手は皆無。ブレーブスのブライアン・スニッカー監督とアストロズのベイカー監督がともに全戦力を投入する総力戦となることは間違いない。第6戦が開催されるのはワールドシリーズ史上70度目。ワールドシリーズで1勝3敗の窮地から逆転したチームは過去に14チームしか存在しないが、アストロズが史上15チーム目の快挙へと望みをつなぐのか。あるいは王手をかけているブレーブスが第6戦で歓喜の瞬間を迎えるのか。注目の一戦は日本時間11月3日午前9時9分プレーボール予定だ。

  • マルドナードが1試合3打点の活躍 ソーシア元監督は驚かず

    2021.11.2 14:30 Tuesday

    「負ければ敗退」というワールドシリーズ第5戦で3打点を叩き出す活躍を見せ、チームの勝利に大きく貢献したマーティン・マルドナード(アストロズ)。ポストシーズンの最初の14試合で41打数4安打(打率.098)、2打点、1四球だった男が3打数1安打3打点1四球の活躍を見せたことは大きなサプライズとなった。しかし、マルドナードがエンゼルスでプレーした2017~18年にエンゼルスを率いていたマイク・ソーシア元監督は、マルドナードの実力を高く評価。第5戦の活躍にも驚きはなかったようだ。

     マルドナードはエンゼルス時代の2017年に自己最多の138試合に出場し、キャリアハイの95安打、14本塁打、38打点をマーク。この年はゴールドグラブ賞も受賞した。ソーシアはマルドナードの打撃について「打率が示すほど簡単にアウトを取れる打者ではない」という印象を持っており、「ワールドシリーズ第5戦で見せたように、彼はゾーン外のボール球をめったに振らない。ストライクゾーンをしっかりコントロールできる打者なんだ。(投手にとって)常にタフな打者だよ」と語る。

    「もし失投をすれば、彼はホームランを打つのに十分なパワーも持っている。必要なときにはボールを転がすことができるし、エンドランも上手い。打撃成績にはなかなか現れないが、彼は打撃面でもチームにしっかり貢献できるんだ」とソーシア。マルドナードの実力を高く評価しているからこそ、犠飛、押し出し四球、タイムリーで3打点を叩き出した第5戦のマルドナードの活躍は、ソーシアにとってサプライズではなかった。

     守備面については「彼は様々な部分で非常に優秀な捕手だ。肩は強いし、よく動ける。ブロッキングやレシービングも上手い。そして、最大の長所は試合前のゲームプランを試合の展開や打者の様子に合わせて変えられるところだ」と絶賛。ドジャースの正捕手として活躍したソーシアだからこそ、「彼は頭のいい捕手だ。彼の野球IQは途轍もないよ」とマルドナードの真の価値を理解しているのかもしれない。また、捕手(マルドナード)、遊撃手(カルロス・コレア)、中堅手(チャス・マコーミック)とセンターラインに名手を揃えていることがアストロズの強みであると指摘した。

  • アストロズの「コア4」が目指す2度目のワールドシリーズ制覇

    2021.11.2 14:00 Tuesday

     2017年から今季まで5年連続でリーグ優勝決定シリーズへ進出し、2017年、2019年、そして今季と2年おきにリーグ優勝しているアストロズ。この間、一塁ユリ・グリエル、二塁ホゼ・アルトゥーベ、三塁アレックス・ブレグマン、遊撃カルロス・コレアという不動の内野陣がチームを支えてきた。ポストシーズンでこの4人が出場した72試合は、チームメイト4人の出場試合数としては歴代最多。アストロズが誇る「コア4」は2017年以来4年ぶり2度目のワールドシリーズ制覇を目指している。

     グリエル、アルトゥーベ、ブレグマン、コレアの4人が揃って出場するポストシーズンの試合は、日本時間11月3日に行われるワールドシリーズ第6戦が通算73試合目となる。これは黄金期のヤンキースを支えたデレク・ジーター、バーニー・ウィリアムス、ティノ・マルティネス、ポール・オニールの4人が1996~2001年に記録した68試合を上回る歴代最多の数字。コレアは「特別なグループだよ。僕たちは一緒に成長してきたし、僕は彼らが大好きだ」と語る。

     ただし、コレアは今季終了後にFAとなるため、この4人がチームメイトとしてプレーするのは今回のワールドシリーズが最後になるかもしれない。これについてグリエルは「考えすぎないようにしている。一緒にプレーする最後の機会になるかもしれないというのは知っているけどね」とコメント。「そうならなければいいと思っている。彼が戻ってきてくれることを期待しているよ」とコレア残留の望みを捨てていないようだ。

    「僕たちはいろんなことを一緒に成し遂げてきた。5年間で3度もワールドシリーズに出場したんだからね。たくさんの試合を一緒にプレーしてきた。それはたくさんのことを意味するんだ」とアルトゥーベ。また、ブレグマンは「本当に誇りに思うよ。彼らと日々競争し合えることは光栄だし、一緒にプレーできるのは素晴らしいことだよ」と語る。

     そして、彼ら4人の目は今、ワールドシリーズ第6戦に向けられている。「僕たちは戦い続ける。今は第6戦に集中しているよ」とコレア。4年ぶりの歓喜の瞬間を迎えるためには、第6戦と第7戦に連勝することが絶対条件。アストロズが誇る「コア4」はヒューストンの街に再びワールドシリーズ制覇をもたらすことができるだろうか。

  • メッツがスコットGMの解任を決定 飲酒運転で8月末から休職中

    2021.11.2 11:00 Tuesday

     メッツは8月末に飲酒運転で逮捕されて休職処分を受けているザック・スコットGMを、裁判の結果に関わらず、チームに復帰させないことを決定したようだ。この件についてメッツからの正式発表は行われていないものの、関係者によると、メッツは日本時間11月2日にスコットへ通達したという。スコットは昨年12月にGM補佐としてメッツに加入。ジャレッド・ポーター前GMがセクハラ問題で解任されたあと、フロントオフィスのトップを引き継いだが、自身も不祥事を起こし、1年足らずでメッツを去ることになった。

     サンディ・アルダーソン球団社長は当初、スコットの飲酒運転に関する裁判が終了するまで、スコットの将来に関する決断を待つことを示唆していた。メッツやアルダーソンからこの件に関するコメントは出されておらず、正式発表は裁判終了後になる可能性もある。しかし、メッツはすでにスコット自身には伝えており、少なくとも球団内では決断が下されたようだ。スコットのGM在任中の主な仕事としては、ドラフト1巡目で指名したクマー・ロッカーと契約しなかったこと、トレード・デッドラインでカブスからハビアー・バイエズを獲得したことなどが挙げられる。

     メッツは現在、フロントオフィスの新たなリーダー(GMもしくは編成本部長)の人選を進めている。新たなリーダー探しは暫定的にフロントオフィスのトップを務めているアルダーソンが主導権を握っているが、新たなリーダーが決定後、アルダーソンは編成部門から離れ、ビジネス部門に完全移行する予定だという。また、ブリン・アルダーソンとイアン・レバインの両GM補佐はチームに残っており、今後決定する新たなリーダーをサポートしていくとみられる。

     セオ・エプスタイン、デービッド・スターンズ、ビリー・ビーンといったビッグネームの招聘が不調に終わり、他球団からのヘッドハンティングも次々に失敗しているメッツ。無事にフロントオフィスの新たなリーダーを見つけることはできるだろうか。

  • 両リーグDH制の議論が再燃 スニッカーは賛成、ベイカーは反対

    2021.11.2 10:30 Tuesday

     ブレーブスの本拠地トゥルイスト・パークで行われたワールドシリーズ第5戦は、二刀流選手を除く投手が打席に入る最後の試合だったかもしれない。今オフに締結される予定の新たな労使協定によりユニバーサルDH(両リーグでのDH制)が導入される可能性があるからだ。ユニバーサルDHの導入については様々な意見があり、ワールドシリーズを戦う2チームの監督のあいだでも意見が分かれている。ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は賛成、アストロズのダスティ・ベイカー監督は反対の立場だ。

     ワールドシリーズ第5戦では両チーム合計5人の投手が打席に入ったが、これはワールドシリーズ史上最多タイ記録(7度目)だった。両チームの先発投手だけでなく、イニング跨ぎのリリーフをするためにA・J・ミンター(ブレーブス)とケンドール・グレイブマン(アストロズ)も打席に入り、ザック・グレインキー(アストロズ)は代打で登場。グレインキーはワールドシリーズでは98年ぶりとなる投手による代打安打を記録したが、ユニバーサルDHが導入されると、このようなシーンも観られなくなるだろう。

     ブレーブスのスニッカー監督は「私はオールドスクールの人間なので、昨季ユニバーサルDHを経験するまでは賛成の立場ではなかった」とコメント。しかし、「今は賛成している。マックス・フリード(ブレーブス)、アダム・ウェインライト(カージナルス)、マディソン・バムガーナー(ダイヤモンドバックス)のように打てる投手はいるけど、彼ら1人に対して15人くらいの打てない投手がいる。彼らは打てないまま育ってきたんだ」と現在は意見を変え、ユニバーサルDHに賛成の立場を取っている。

     アストロズのベイカー監督は、スニッカーとは異なる立場だ。「私は今のままでいいと思っている」とベイカー。「ア・リーグはDH制、ナ・リーグはDHなしでプレーする。どちらも面白いからね。私がユニバーサルDHに賛成しない理由は子供たちへの影響だ。子供たちが12歳、13歳、14歳くらいで守備に就きたくない、DHをやりたいと考え始めてしまう。野球選手になるためには、ただ打つだけでなく、もっと多くのことをしなければならないんだ」と主張する。

     投手の打席の生産性が極めて低いのは事実だが、投手がヒットやホームランを打つことで球場が大きく盛り上がるシーンを目にすることも多い。様々な意見があるなか、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は、ユニバーサルDHの導入についてどのような答えを出すのだろうか。

  • パドレスがメルビン新監督を正式発表 最優秀監督賞3度の名将

    2021.11.2 10:00 Tuesday

     日本時間11月2日、パドレスはジェイス・ティングラー前監督を解任してから約4週間が経過し、アスレチックスの監督を務めていたボブ・メルビンが新監督に就任することを正式発表した。A・J・プレラーGMは「ボブの名前は候補者リストの最上位にあった」とコメント。今季、積極補強で「打倒・ドジャース」の1番手に挙げられながらもリーダーシップの欠如によりチームが機能せず、期待はずれのシーズンを過ごしたパドレスは、最優秀監督賞を3度受賞している球界屈指の名将を手に入れた。

     メルビンは就任記者会見で約30分にわたって記者からの質問に答えた。現在のパドレスはチーム再建を終了して球団史上初のワールドシリーズ制覇を目指すフェイズに突入しており、実績十分のメルビンもまだワールドシリーズ制覇の経験はない。「このチーム、この街、この球団組織にとって、次の大きな目標はポストシーズンを勝ち進み、ワールドシリーズを制覇することだ。彼らは勝ちたがっている。それは私も同じだよ」とメルビン。自身初のワールドシリーズ制覇を目指すうえで、パドレスにはそのチャンスがあると考え、監督を引き受けたようだ。

     とはいえ、新監督探しをスタートした当初、プレラーがアスレチックスとの契約を1年残していたメルビンを引き抜くのは簡単ではないと思われた。プレラーはアスレチックスのビリー・ビーン副社長に電話をかけ、メルビンとの面接を行う許可を求めたときのことを「チャンスはない、地獄に落ちろ、と言われたよ」と冗談半分に振り返る。しかし、ビーンは「メルビンのために最善を尽くしたい」と考え、メルビンにパドレスからのオファーがあることを伝達。メルビンがパドレス移籍に興味を示し、今回の異例の引き抜きが実現した。プレラーは「アスレチックスのおかげだ」と語っている。

     マニー・マチャド、フェルナンド・タティスJr.などパドレスの個性豊かな面々を、通算1346勝の名将メルビンはどのようにまとめ上げていくのだろうか。なお、メルビンはアスレチックスからコーチを連れてくるつもりがないことを明言している。

  • インディアンス 強肩好守のペレスのオプション破棄が濃厚に

    2021.11.1 16:30 Monday

     地元紙「クリーブランド・プレーン・ディーラー」のポール・ホインズ記者によると、インディアンスは2019年から2年連続でゴールドグラブ賞を受賞した強肩好守の捕手、ロベルト・ペレスの来季の契約オプションを行使しない可能性が高いようだ。ペレスは今季2度の故障者リスト入りがあり、出場は44試合どまり。打率.149、OPS.564、盗塁阻止率15.8%、守備防御点-1など攻守両面で精彩を欠き、年俸700万ドルに見合わないとの判断に至ったとみられる。

     来季からチーム名をガーディアンズに変更することが決まっているインディアンス。2018年オフにヤン・ゴームスをトレードで放出後、強肩好守のペレスが正捕手として活躍してきたが、今年12月に33歳の誕生日を迎えるペレスがガーディアンズのユニフォームを着てプレーする可能性は限りなくゼロに近い。

     24本塁打、OPS.774、盗塁阻止率40.8%、守備防御点+30を記録した2019年のような活躍を見せていれば、スモールマーケット球団のインディアンスが年俸700万ドルのオプションを行使していた可能性もあったが、右手薬指の骨折と右肩の炎症に悩まされた今季は年俸550万ドルに見合う働きではなかった。来月で33歳という年齢を考えても、インディアンスが伸びしろのないベテラン捕手に700万ドルもの年俸を支払う可能性は極めて低いと言えるだろう。

     また、チーム内にオースティン・ヘッジスという同タイプの捕手がいることもペレスのオプション破棄を後押しする要因となっている。ヘッジスは今季87試合に捕手として出場し、盗塁阻止率31.1%、守備防御点+12をマーク。全盛期のペレスほどではないものの、正捕手を任せられるだけの守備力を有している。来季の年俸は380万ドル前後と予想されており、ヘッジスよりも高齢のペレスを無理に引き留める必要はないのが実情だ。

     強肩好守のペレスはFA市場で捕手の補強を狙うチームにとって魅力的な補強ターゲットと言える。今オフの捕手市場は層が薄く、ペレスは複数のチームが争奪戦を繰り広げる人気物件となるかもしれない。

  • ブレーブスは本拠地で世界一決定ならず 2013年Rソックスが最後

    2021.11.1 15:30 Monday

     1995年以来26年ぶりのワールドシリーズ制覇に王手をかけていたブレーブスは、日本時間11月1日に行われた第5戦に5対9で敗れ、本拠地アトランタのトゥルイスト・パークに集まったファンの前で歓喜の瞬間を迎えることはできなかった。本拠地のファンの前でワールドシリーズ制覇を決めたのは2013年のレッドソックスが最後(胴上げ投手は上原浩治)。第6戦と第7戦はアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークで行われるが、ヒューストンでワールドシリーズ制覇を決めるのはどちらのチームだろうか。

     昨年のワールドシリーズはドジャースがホームゲームの第6戦でワールドシリーズ制覇を決めたが、新型コロナウイルスのパンデミックによる中立地開催だったため、試合会場はドジャー・スタジアムではなく、レンジャーズの本拠地グローブライフ・フィールドだった。

     2019年のナショナルズ、2018年のレッドソックス、2017年のアストロズ、2016年のカブス、2015年のロイヤルズ、2014年のジャイアンツはいずれも敵地でワールドシリーズ制覇が決定。過去には1954~59年に6年連続でビジターチームがワールドシリーズ制覇を決めた例があるが、もしブレーブスが敵地ヒューストンで歓喜の瞬間を迎えると、7年連続は新記録となる(中立地開催の2020年を除く)。

     2014年以降のジンクス通り、ブレーブスがあと1勝して26年ぶりのワールドシリーズ制覇を決めるのか。あるいは、アストロズが残り2試合に連勝し、2013年のレッドソックス以来8年ぶりに本拠地のファンの前で歓喜の瞬間を迎えるのか。もしアストロズがワールドシリーズ制覇を成し遂げれば、4勝先取制のワールドシリーズでは史上7度目となる1勝3敗からの逆転劇となる。

  • マリナーズ シーガーに契約オプション破棄をメールで通達

    2021.11.1 15:00 Monday

     地元紙「シアトル・タイムズ」のライアン・ディビッシュ記者によると、マリナーズは正三塁手カイル・シーガーに対して来季の契約オプションを破棄する旨を伝えたようだ。現在33歳のシーガーは2009年のドラフト3巡目指名で入団し、生え抜きの正三塁手としてメジャーで11年間プレー。今季が7年1億ドルの長期契約の最終年で、来季の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっていた。シーガーはプロ入り後初めてFAとなり、来季プレーするチームを探すことになる。

     今季最終戦で地元シアトルのファンから大歓声を浴び、涙を流したシーガー。今季限りでマリナーズを去ることが既定路線となっていたが、複数の関係者によると、シーガーはジャスティン・ホランダーGM補佐からのメールを受け取り、来季の契約オプションを行使しないことを伝えられたようだ。チーム関係者によると、ジェリー・ディポートGMはシーガーに直接伝えるために電話やテキストメッセージを試みたものの、シーガーと連絡が取れなかったという。代わりにディポートはシーガーの代理人であるアンドリュー・ローウェンタールに連絡し、メールを送った旨を報告した。

     シーガーの来季の契約オプションは当初、年俸1500万ドルと報じられていたが、シーガーが打席数などの条件をクリアしたため、2000万ドルまで増額。マリナーズはオプション破棄に伴い、バイアウトの200万ドルをシーガーに支払うことになる。生え抜きの正三塁手にオプション破棄をメールで知らせるというのは異例のケースだが、シーガーは以前「ディポートと4年間で1度も会話をしたことがない」と話していたことがあり、シーガーとフロントオフィスの関係は決して良好なものではなかったとみられる。

     今季のシーガーは159試合に出場して自己最多の35本塁打と101打点をマークしたものの、打率は.212、OPSは.723どまり。メジャー通算では1395安打、309二塁打、242本塁打、807打点を記録している。2014年にはオールスター・ゲームに選出され、ゴールドグラブ賞を受賞した。

  • 追い込まれたアストロズが打線を組み替え 不振のブレグマンを7番に

    2021.11.1 07:30 Monday

     ブレーブスとのワールドシリーズで1勝3敗と後がない状況に追い込まれたアストロズ。ダスティ・ベイカー監督は2対3で敗れた第4戦の試合後、打線の組み換えを行うことを示唆していたが、その言葉通り、第5戦は打順の入れ替えが行われた。なかなか調子が上がらないアレックス・ブレグマンが3番から7番に降格。これに伴い、カルロス・コレアが5番から3番、ユリ・グリエルが7番から5番に移動している。今季メジャー最多得点をマークした強力打線は目を覚ますだろうか。

     2019年に41本塁打を放ってOPS1.015を記録し、MVP投票2位にランクインしたこともあるブレグマンだが、ここ2シーズンは故障もあって低調。昨季は42試合でOPS.801、今季は91試合でOPS.777に終わった。ポストシーズンに入ってからも調子は上向いておらず、ここまで14試合に出場して放った長打は地区シリーズの二塁打1本とリーグ優勝決定シリーズの本塁打1本だけ。ワールドシリーズでは4試合で14打数1安打(打率.071)と全く打てず、日本時間11月1日に行われる第5戦では7番に降格することになった。

     ブレグマンは今季6番で5試合にスタメン出場しているが、打順が7番以下になるのは8番でスタメン出場した2017年のリーグ優勝決定シリーズ第1~2戦以来4年ぶりのこと。7番に入ったのは2017年8月16日のダイヤモンドバックス戦が最後である。アストロズが第5戦を制し、再びヒューストンのファンの前でプレーするためには、打線の奮起が必要不可欠。7番に降格したブレグマンが本来の打棒を取り戻せるか注目だ。なお、アストロズの第5戦のスタメンは以下の通り。

    (二)ホゼ・アルトゥーベ
    (右)マイケル・ブラントリー
    (遊)カルロス・コレア
    (左)ヨーダン・アルバレス
    (一)ユリ・グリエル
    (中)カイル・タッカー
    (三)アレックス・ブレグマン
    (捕)マーティン・マルドナード
    (投)フランバー・バルデス

  • ブレーブスは3試合連続で新人が先発 26年ぶり世界一なるか

    2021.11.1 07:00 Monday

     1995年以来26年ぶりのワールドシリーズ制覇に王手をかけているブレーブスは、日本時間11月1日に行われる第5戦に新人左腕タッカー・デービッドソンが先発することを発表した。デービッドソンは第1戦で右足腓骨を骨折したチャーリー・モートンの代役としてロースター入り。第3戦のイアン・アンダーソン、第4戦のディラン・リーに続き、3試合連続で新人投手が先発することになった。デービッドソンはロースター外だった第1戦をトゥルイスト・パークから45分ほどのホテルのロビーで観戦していたという。

     メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、ポストシーズンの同一シリーズで3人の異なる新人投手が先発するのは史上3度目のことだが、ワールドシリーズでは初めて。デービッドソンは昨年9月にメジャーデビューした25歳の左腕であり、今季は4試合に先発して防御率3.60をマークしたが、左前腕の炎症により故障者リスト入りし、メジャーの試合で登板したのは日本時間6月16日のレッドソックス戦が最後である。

     メジャーリーグ公式サイトでブレーブスを担当するマーク・ボーマン記者は、デービッドソンが伝統的な先発投手ではなく、オープナーを務めると予想。デービッドソンが最初の1~2イニングを投げたあと、A・J・ミンター、ドリュー・スマイリー、ジェシー・チャベスといった投手たちがリリーフする見込みとなっている。なお、26年ぶりの世界一をかけた第5戦のブレーブスのスタメンは以下の通り。

    (右)ホルヘ・ソレアー
    (一)フレディ・フリーマン
    (二)オジー・オルビーズ
    (三)オースティン・ライリー
    (左)エディ・ロサリオ
    (中)アダム・デュバル
    (捕)トラビス・ダーノウ
    (遊)ダンズビー・スワンソン
    (投)タッカー・デービッドソン

  • WS第5戦 ブレーブス1995年以来26年ぶりの世界一なるか

    2021.10.31 18:00 Sunday

     本拠地トゥルイスト・パークで行われた第3戦と第4戦に連勝したブレーブスは、アストロズとのワールドシリーズの対戦成績を3勝1敗とし、1995年以来26年ぶりの世界一に王手をかけた。過去にポストシーズンの4勝先取制のシリーズで3勝1敗とリードした90チームのうち、3連敗してシリーズ敗退となったのは14チームだけ。ブレーブスがワールドシリーズ制覇を成し遂げる可能性は非常に高いと言えるが、地元アトランタのファンの前で歓喜の瞬間を迎えることはできるだろうか。

     今年のポストシーズンのブレーブスは、本拠地トゥルイスト・パークで7戦全勝。エディ・ロサリオが「ここは僕たちの家なんだ」と話すように、ブレーブスの選手たちは本拠地球場で躍動しているが、もし明日の第5戦に勝利して8戦全勝となれば、ポストシーズン史上初めての快挙となる。

     一方、アストロズはワールドシリーズ4試合で合計11得点、チーム打率.206と自慢の強力打線が低調。特に3番アレックス・ブレグマンは14打数1安打と精彩を欠いており、ダスティ・ベイカー監督はブレグマンの打順を下げることも含め、打線の組み換えを示唆している。

     先発投手はアストロズのみ発表されており、ワールドシリーズ第1戦でゴロを打たせる本来のピッチングができず、3回途中6安打3失点でノックアウトされたフランバー・バルデスがリベンジを期す。レッドソックスとのリーグ優勝決定シリーズでも第1戦でノックアウトされたあと、第5戦で8回3安打1失点の快投を見せており、「レッドソックス戦以上のピッチングをしたい」と意気込みを口にした。

     ブレーブスは第4戦に続いてブルペンゲームが予想され、オープナーの起用が確実視されている。オープナーの候補は第4戦で登板しなかった左腕A・J・ミンターと右腕ジェシー・チャベス。その後を継いでレギュラーシーズン11勝のドリュー・スマイリーが長いイニングを投げる形が有力である。

     第4戦でソロ本塁打を放ったホゼ・アルトゥーベは「明日勝てば、(本拠地ヒューストンで行われる)第6戦に進むことができる。まずは明日の1試合に集中したい」と語る。ブレーブスが26年ぶりの世界一を決めるのか。あるいは、アストロズがブレーブスの世界一を阻止し、再びヒューストンのファンの前でプレーする権利を得るのか。注目の第5戦は日本時間11月1日午前9時15分にプレーボール予定だ。

  • アルトゥーベ ポストシーズン通算23本塁打で歴代単独2位に浮上

    2021.10.31 11:00 Sunday

     日本時間10月31日、ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)はブレーブスとのワールドシリーズ第4戦の4回表にソロ本塁打を放ち、アストロズはリードを2点に広げた。アルトゥーベにとってこれがポストシーズン通算23本目のアーチとなり、バーニー・ウィリアムスを抜いて歴代単独2位に浮上。1位のマニー・ラミレス(29本)は外野手であり、アルトゥーベは4位のデレク・ジーター(20本)を抜いた時点で内野手史上最多となっている。アルトゥーベはまだ31歳。歴代最多記録を更新するチャンスもありそうだ。

     メジャーリーグの歴史上、ポストシーズンで通算17本以上の本塁打を放っているのは12人だけ。そのうち5人は現役選手である。ポストシーズンはもともとワールドシリーズしか存在せず、東西2地区制が導入された1969年にリーグ優勝決定シリーズ、東中西の3地区制が導入された1994年に地区シリーズ、ワイルドカードが各リーグ2枠となった2012年にワイルドカード・ゲームがスタートした(ただし、1994年はストライキのためポストシーズンは開催されず)。

     歴代7位タイのポストシーズン通算18本塁打を記録しているミッキー・マントルは、東西2地区制の導入前にキャリアを終えたため、この18本塁打をすべてワールドシリーズで放っている(ワールドシリーズ通算18本塁打は歴代最多、2位はベーブ・ルースの15本)。

     ポストシーズン通算本塁打のトップ12は以下の通り。

    1 マニー・ラミレス 29本
    2 ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ) 23本
    3 バーニー・ウィリアムス 22本
    4 デレク・ジーター 20本
    5 アルバート・プーホルス(ドジャース) 19本
    5 ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ) 19本
    7 レジー・ジャクソン 18本
    7 ミッキー・マントル 18本
    7 ネルソン・クルーズ(レイズ) 18本
    7 カルロス・コレア(アストロズ) 18本
    11 デービッド・オルティス 17本
    11 ジム・トーメイ 17本

  • 41歳・プーホルスが現役続行へ 「引退する時間はまだ来ていない」

    2021.10.31 10:30 Sunday

     41歳の大ベテラン、アルバート・プーホルス(ドジャース)は今季限りでエンゼルスと結んだ10年契約が終了するため、進退が注目されているが、シーズン終了まで将来のプランについて決断しない方針を明言していた。今後数ヶ月のうちに何らかの決断を下すことになるとみられるが、ドミニカ共和国のウィンターリーグに参加することが決まった際の会見で「引退する時間はまだ来ていないと思う」と話しており、現時点では引退せずに現役を続行する意思を持っているようだ。

     プーホルスは21年間のメジャー生活で通算3301安打、672二塁打、679本塁打、2150打点を記録。MVP3度、新人王、オールスター・ゲーム選出10度、シルバースラッガー賞6度、ゴールドグラブ賞2度、首位打者1度、本塁打王2度、打点王1度、ワールドシリーズ制覇2度といった輝かしい実績を誇り、現役引退後、有資格初年度でのアメリカ野球殿堂入りが確実視されている。

     ドミニカ共和国のウィンターリーグに参加することが決まったプーホルスは「引退すべきときが来たと感じたら引退する、と常に言ってきた。でも、まだそのときは来ていないと思う。来年、家で座っていたくないんだ。まだ自分がプレーできるということを知っているからね」とコメント。史上4人目の700本塁打まであと21、ベーブ・ルースの通算2214打点(ハンク・アーロンに次ぐ歴代2位)まであと64に迫っており、マイルストーン達成へのモチベーションも高いとみられる。

     今季はエンゼルスとドジャースで合計109試合に出場して打率.236、17本塁打、50打点、OPS.717を記録したプーホルスだが、特に左腕に対しては打率.294、13本塁打、34打点、OPS.939の好成績をマーク。もし新たな労使協定でユニバーサルDH(両リーグでの指名打者制)が導入された場合、対左腕用のDH兼代打の切り札として11年ぶりのカージナルス復帰が実現する可能性もありそうだ。

  • アストロズ・カストロがコロナ陽性 スタッブスがロースター入り

    2021.10.31 10:00 Sunday

     日本時間10月31日、アストロズはワールドシリーズ第4戦に先立ってジェイソン・カストロに代えてギャレット・スタッブスをロースターに登録した。ジェームス・クリックGMは明言を避けたものの、カストロが新型コロナウイルス陽性であることが報じられており、メジャーリーグ機構の新型コロナウイルス規定に従った措置となる。新型コロナウイルス陽性の場合、戦列復帰の前に10日間の隔離期間と2度の陰性が必要なため、ワールドシリーズ終了までスタッブスが控え捕手を務めることになりそうだ。

     アストロズの捕手陣は、マーティン・マルドナードが正捕手、カストロが2番手、スタッブスが3番手という序列。カストロはレギュラーシーズン66試合に出場して打率.235、8本塁打、21打点、OPS.799をマークし、ポストシーズンでは6試合に出場して打率.286、1本塁打、2打点、OPS1.159の活躍でチームのワールドシリーズ進出に貢献した。今年のポストシーズンで放った2安打のうち1本はリーグ優勝決定シリーズ第2戦で放ったソロ本塁打、もう1本はリーグ優勝決定シリーズ第4戦で9回表に放った決勝タイムリーである。

     スタッブスはレギュラーシーズン18試合に出場して打率.176、0本塁打、3打点、OPS.458を記録。カストロと同じく左打ちであり、必要であれば代走を務めたり、レフトの守備に就いたりすることもできる「便利屋」でもある。試合開始の数時間前、スタッブスはクリックの指示で監督室へ行き、ダスティ・ベイカー監督から「今日お前は4番を打つぞ」と冗談を言われたという。それに対して笑っていたところ、「何を笑っているんだ? 今日の試合からロースターに登録するぞ」と告げられたそうだ。

    「こういう形でチャンスが巡ってくることもある。カストロは僕のことを応援してくれていると思う。まずは今日の試合に勝てるように頑張りたい」とスタッブス。無念の離脱となった2番手捕手の代役として活躍を誓った。

  • ブレーブス WS第4戦のオープナーはメジャー初先発の新人・リー

    2021.10.31 09:30 Sunday

     ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は、ワールドシリーズ第4戦にオープナーを起用する方針を明言していたが、メジャーで1度も先発経験がない新人左腕ディラン・リーがオープナーに指名された。ワールドシリーズでメジャー初先発のマウンドに立つのは史上初めての出来事である。また、今季メジャーデビューしたリーは、レギュラーシーズンで通算2試合しか登板しておらず、これはワールドシリーズで先発する投手としては歴代最少記録だという(従来の記録は6試合)。

     現在27歳のリーは、2016年ドラフト10巡目(全体293位)でマーリンズに指名されてプロ入り。メジャー昇格を果たせず、今年3月に解雇された。その後、ブレーブスとマイナー契約を結び、今季はAAA級で35試合に登板して46回2/3を投げ、5勝1敗1セーブ、6ホールド、防御率1.54、54奪三振の好成績をマーク。9月下旬にメジャー初昇格を果たし、リリーフで2試合に登板した。

     エリアス・スポーツ・ビューロー社によると、レギュラーシーズンで通算2試合にしか登板していない投手がワールドシリーズで先発するのは初めて。これまでは1980年のワールドシリーズで先発したマーティ・バイストロム(フィリーズ)と2015年のワールドシリーズで先発したスティーブン・マッツ(メッツ)の6試合が最少だった。

     ブレーブスは昨年のリーグ優勝決定シリーズでA・J・ミンターをオープナーに起用。ミンターはそれまでメジャーでの先発経験が1度もなく、ポストシーズンでメジャー初先発を記録するのは史上初めてだった。リーはワールドシリーズでメジャー初先発のため、スニッカーは「今日の午後まで彼には伝えなかった。事前に発表すると、彼の携帯電話にたくさんのメッセージが届いて眠れなくなってしまうからね」と配慮。ちなみに、リーが公式戦で先発するのは、マーリンズ傘下A級でプレーしていた2017年以来となる。

    【追記】オープナーを務めたリーは、一死しか取れず、1安打2四球で満塁のピンチを招いてマウンドを降りた。

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