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  • ロッキーズ・ストーリー 調停回避して2年2750万ドルで合意へ

    2020.1.25 12:15 Saturday

     日本時間1月25日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドとジョン・ポール・モロシに伝えたところによると、ロッキーズは正遊撃手のトレバー・ストーリーとの複数年契約が成立間近となっているようだ。ESPNのジェフ・パッサンは、今回の契約が総額2750万ドルの2年契約であることを伝えており、パッサンが報じたとおりであれば、ストーリーがフリーエージェントとなる前の年俸調停期間の最終2年をカバーする形となる。

     現在27歳のストーリーはメジャー4年目の昨季、145試合に出場して打率.294、35本塁打、85打点、23盗塁、OPS.917の好成績をマーク。2年連続でオールスター・ゲームに選出され、シルバースラッガー賞も2年連続で受賞した。今季は年俸調停期間の2年目となり、ストーリーが年俸1150万ドルを希望したのに対し、ロッキーズは年俸1075万ドルを提示。希望額には75万ドルの乖離があったが、年俸調停を回避して複数年契約を結ぶことで合意に達したようだ。

     2016年に開幕戦で2本塁打、開幕から4試合連発、開幕6試合で7本塁打という華々しいメジャーデビューを飾ったストーリーは、この年97試合に出場して打率.272、27本塁打、72打点、8盗塁、OPS.909を記録。翌2017年は145試合に出場して初めて規定打席に到達するも、打率.239、24本塁打、82打点、7盗塁、OPS.765と成績を落とした。しかし、メジャー3年目の2018年に157試合で打率.291、37本塁打、108打点、27盗塁、OPS.914という素晴らしい成績をマーク。オールスター・ゲームに初選出されたほか、シルバースラッガー賞も初受賞し、スター遊撃手の仲間入りを果たした。

     今回の2年契約は、年俸調停期間の最終2年をカバーするものであり、ストーリーがフリーエージェントとなるのは2021年シーズン終了後で変わらない。同僚のスター三塁手、ノーラン・アレナードも2021年シーズン終了後にオプトアウトが可能。ロッキーズの顔とも言える三遊間のスター選手2名が同時にチームを去る可能性もあり、このピンチにロッキーズがどう対応するか注目が集まりそうだ。

  • パイレーツ・マーテイのトレード交渉が再び活性化の気配

    2020.1.25 11:40 Saturday

     今オフのトレード候補の1人に挙げられていたスターリング・マーテイ(パイレーツ)だが、オフシーズンの早い段階でトレード放出に向けた動きは沈静化していた。しかし、スプリング・トレーニングの開始を数週間後に控えたこのタイミングになって、パイレーツは再びマーテイ放出に向けた動きを見せているようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマンはマーテイのトレード交渉が再び活性化する気配を見せており、メッツやパドレスが獲得を狙っていることを伝えている。

     ヘイマンが報じた内容とは対照的に、メッツのブロディ・バンワグネンGMはマーテイ獲得に慎重な姿勢を見せている。MLB公式サイトでメッツの番記者を務めるアンソニー・ディコモによると、バンワグネンは現時点の外野の戦力構成に大きな変化をもたらす補強を実施する可能性を否定したという。ただし、これはパイレーツからの高い要求を受けての発言である可能性もある。ヘイマンはメッツとパイレーツが交渉中であるものの、両軍の間には大きな隔たりがあることを伝えている。

     2年連続で「20-20」を達成している31歳のマーテイは、正中堅手を欠くメッツにとって理想的な存在と言える。メッツは今オフ、アストロズからトレードでジェイク・マリズニックを獲得しているが、守備と走塁は一流であるものの、打撃には不安が残るため、現時点では左打者とのプラトーン起用が想定されている。もしマーテイを獲得できれば、ルイス・ロハス監督は不動の正中堅手として起用することになるだろう。なお、マーテイは来季の契約が球団オプションとなっており、あと2年(2021年まで)保有可能である。

     一方のパドレスは、今オフすでにトミー・ファムとトレント・グリシャムを獲得しているが、マーテイを獲得すればセンターは現レギュラーのマニュエル・マーゴから大幅なグレードアップとなる。パドレスはムーキー・ベッツ(レッドソックス)の獲得に興味を示していることも報じられており、外野のさらなるグレードアップを目指していることは間違いなさそうだ。

  • カブスがスーザJr.とメジャー契約へ 外野手補強は終了か

    2020.1.25 10:50 Saturday

     日本時間1月25日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、カブスはフリーエージェントの外野手、スティーブン・スーザJr.とのメジャー契約が成立間近となっているようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールが第一報を伝えたが、契約条件などの詳細については現時点では明らかになっていない。また、スーザJr.を獲得することにより、ニコラス・カステヤーノスと再契約を結ぶ可能性は消滅すると見られる。

     レイズ時代の2017年に30本塁打を放ったスーザJr.だが、ダイヤモンドバックスへ移籍した2018年は故障でわずか72試合のみの出場に終わり、昨季は左膝に重傷を負って全休。しかし、健康であれば長打力と選球眼を兼ね備えた打撃はチームにとって大きな武器となり、走塁や守備でも平均以上の働きを期待できる選手である。年俸総額が膨れ上がり、補強資金に余裕がないなか、安価で獲得できるのであれば、決して悪くない補強であると言えるだろう。

     カブスは昨季自己最多の38本塁打を放ち、後半戦にOPS.997をマークしたカイル・シュワーバーがレフトに入り、センターは右打ちのアルバート・アルモーラJr.と両打ちのイアン・ハップがプラトーンで起用される見込み。そして、ライトでは昨季右腕に対してOPS.831をマークした左打ちのジェイソン・ヘイワードとプラトーンを形成する右打者を必要としていたが、その枠にスーザJr.が入ることになりそうだ。

     また、スーザJr.の獲得で外野陣の顔ぶれが固まったことにより、自軍からフリーエージェントとなったカステヤーノスと再契約を結ぶ可能性は限りなく低くなった。クリス・ブライアントやシュワーバーをトレードで放出すれば、カステヤーノスを獲得する資金を捻出することは可能だが、現時点ではそのような動きが行われる気配はない。ただし、今季の年俸総額がぜいたく税の対象ラインを超える見込みのため、カブスは今後も一部の主力選手のトレード放出を画策することになりそうだ。

  • MLB公式サイトが2010年のプロスペクト・ランキングを「やり直し」

    2020.1.24 12:35 Friday

     日本時間1月24日、MLB公式サイトのジョナサン・マヨは2010年のプロスペクト・ランキングを振り返り、各選手のその後の活躍を踏まえてランキングを「やり直す」企画を特集した記事を公開した。10年前のMLB公式サイトはプロスペクト・ランキングをトップ50までしか公開していなかった(2012年にトップ100へ拡大)。ここでは当時のトップ20と「やり直し」で作成されたランキングのトップ20を紹介する。

     まず、2010年に公開されたランキングのトップ20は以下の通りである(所属チームは当時のもの)。

    1位 ジェイソン・ヘイワード(ブレーブス)
    2位 スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)
    3位 ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)
    4位 バスター・ポージー(ジャイアンツ)
    5位 ブライアン・マティス(オリオールズ)
    6位 デズモンド・ジェニングス(レイズ)
    7位 ネフタリ・フェリース(レンジャーズ)
    8位 ペドロ・アルバレス(パイレーツ)
    9位 ジャスティン・スモーク(レンジャーズ)
    10位 マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)
    11位 カルロス・サンタナ(インディアンス)
    12位 アルシデス・エスコバー(ブリュワーズ)
    13位 ウェイド・デービス(レイズ)
    14位 ドミニク・ブラウン(フィリーズ)
    15位 ダスティン・アクリー(マリナーズ)
    16位 ブレット・ウォーレス(ブルージェイズ)
    17位 カイル・ドレイベック(ブルージェイズ)
    18位 マーティン・ペレス(レンジャーズ)
    19位 ヘスス・モンテロ(ヤンキース)
    20位 ジェレミー・ヘリクソン(レイズ)

     このランキングを見てみると、上位4人は現在も主力クラスの選手として活躍を続けている。10位のバムガーナー、11位のサンタナらも期待通りの活躍を見せた選手と言えるだろう。しかし、5位のマティスのように期待を裏切った選手も多く、決して「正しい」ランキングではない。そこでマヨはWARなどの指標をもとにして2010年のプロスペクトたちを再評価し、新たなランキングを作成。そのトップ20は以下の通りである(括弧内は2010年のランキングでの順位)。

    1位 マイク・トラウト(圏外)
    2位 ポール・ゴールドシュミット(圏外)
    3位 バスター・ポージー(4位)
    4位 ノーラン・アレナード(圏外)
    5位 ジョシュ・ドナルドソン(圏外)
    6位 ジャンカルロ・スタントン(3位)
    7位 ホゼ・アルトゥーベ(圏外)
    8位 マディソン・バムガーナー(10位)
    9位 フレディ・フリーマン(圏外)
    10位 スティーブン・ストラスバーグ(2位)
    11位 コリー・クルーバー(圏外)
    12位 ロレンゾ・ケイン(圏外)
    13位 アンソニー・リゾー(圏外)
    14位 ジェイソン・ヘイワード(1位)
    15位 カルロス・サンタナ(11位)
    16位 マット・カーペンター(圏外)
    17位 スターリング・マーテイ(圏外)
    18位 カイル・シーガー(圏外)
    19位 マイケル・ブラントリー(46位)
    20位 ジャスティン・ターナー(圏外)

     2010年のランキングがトップ50までだったことも影響しているが、ランキング圏外からスターへ成長を遂げた選手が非常に多いことに驚かされる。当時のトップ50のうち、今回のトップ20にランクインしたのは7人だけである。プロスペクト時代に高く評価されていた選手がメジャーで活躍できなかったり、無名のマイナーリーガーが一流メジャーリーガーへ成長を遂げたりするのも、野球の醍醐味の1つと言えるのではないだろうか。

  • 外野手補強目指すタイガース 「プイーグ獲得は最優先ではない」

    2020.1.24 12:10 Friday

     マーセル・オズーナがブレーブスと1年1800万ドルで契約したことにより、ヤシエル・プイーグはニコラス・カステヤーノスとともにフリーエージェント市場に残る数少ない有力選手の1人となっている。カステヤーノスが昨季途中まで在籍していたタイガースは外野手の補強を目指していると見られるが、アル・アビラGMはデトロイト・フリー・プレスのアンソニー・フェネッチに対してプイーグ獲得が最優先事項でないことを明言。タイガースがプイーグ獲得に動く可能性は低そうだ。

     7シーズンのメジャー経験を誇るプイーグだが、今季開幕時点でまだ29歳。2013年にドジャースで104試合に出場して打率.319、19本塁打、OPS.925という鮮烈なデビューを飾ったものの、その後は打率3割やOPS9割を超えたシーズンが1度もなく、2017年の28本塁打、昨季の84打点が自己最多と期待されたほどの活躍を見せることはできていない。昨季はレッズとインディアンスの2球団で合計149試合に出場して打率.267、24本塁打、OPS.785をマークしたが、高い金を払ってまで獲得したい選手ではないというのが実際のところなのだろう。

     フェネッチは「タイガースが外野手の補強に動く可能性はある、とアビラは話した。ヤシエル・プイーグは最優先ではない、とも話していた」と伝えている。チーム再建の真っただ中でポストシーズン争いに加わることが絶望的なタイガースは、プイーグよりも安価で獲得でき、ある程度のメジャー経験がある選手をターゲットとすることになりそうだ。

     なお、ここまでフリーエージェント市場に残ったままであるプイーグがどれくらいの規模の契約を望んでいるかは具体的には明らかになっていない。しかし、スプリング・トレーニングの開始が近付くなかで、両翼を守る外野手を必要としているチームの数は限られており、打者としては格上のカステヤーノスがまだ市場に残っていることを考えると、プイーグに好条件のオファーが届く可能性は低い。最終的には単年契約に落ち着くのではないかと予想する声も上がっている。

  • 秋山加入のレッズ オズーナ獲得失敗でカステヤーノスを狙う

    2020.1.24 11:45 Friday

     マーセル・オズーナが1年1800万ドルでブレーブスと契約したことは、フリーエージェント市場に残る有力外野手の1人であるニコラス・カステヤーノスにとって逆風になると思われた。オズーナが予想されていたほどの契約を得られず、カステヤーノス自身がフィットするであろうチームが1つ消えてしまったからだ。しかし、オズーナに複数年契約をオファーしていたチームが複数あることが判明。オズーナ獲得に失敗したこれらのチームはターゲットをカステヤーノスに変更しているようだ。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、オズーナのもとには複数のチームから複数年契約のオファーが届いていたという。しかし、年平均額ではブレーブスの1年1800万ドルを下回っていたため、オズーナはブレーブス入団を選択。今後はクオリファイング・オファーの対象とならないため、今季ブレーブスで好成績を残して好条件の契約を手にすることを狙う作戦だ。実際、ヤスマニ・グランダルやジョシュ・ドナルドソンが同様の形で大型の複数年契約を手にしている。

     そして、ヘイマンはオズーナに複数年契約をオファーしていたチームの1つがレッズであることを明らかにしている。レッズは今オフ、秋山翔吾を獲得し、秋山以外にもニック・センゼル、アリスティデス・アキーノ、ジェシー・ウィンカーなどレギュラー候補の外野手は多い。しかし、メジャーでフルシーズン活躍した実績のある選手はおらず、その点を不安視していると見られる。獲得候補の1人だったオズーナを逃し、レッズのターゲットはカステヤーノスに変更されたと見られる。

     また、ヘイマンによると、レンジャーズも引き続きカステヤーノス争奪戦に加わっているという。レンジャーズは外野の両翼が埋まっており、カステヤーノスを獲得して正一塁手を任せる構想を持っていることが報じられている。フリーエージェント市場に残る数少ない有力選手となったカステヤーノスの争奪戦は、意外な盛り上がりを見せることになるかもしれない。

  • オズーナ流出のカージナルス 主砲の穴を埋めるのは誰だ!?

    2020.1.24 11:20 Friday

     カージナルスは再契約を望んでいたマーセル・オズーナに十分なオファーを提示せず、オズーナは年俸1800万ドルの1年契約でブレーブスへ流出。オズーナが過去2年間務めてきた「四番・左翼」が空席となってしまった。昨季のオズーナは29本塁打、89打点、OPS.800を記録。期待通りではなかったとはいえ、この穴を埋めるのは簡単ではない。カージナルスは「正左翼手」と「四番打者」の穴をどのように埋めるのだろうか。

     現時点で正左翼手の筆頭候補と言えるのがともに24歳のタイラー・オニールとレーン・トーマスの2人である。オニールは昨季メジャーで60試合に出場して打率.262、5本塁打、16打点、OPS.723を記録。特に7月には打率.301、4本塁打、OPS.823の活躍を見せ、一時は四番にも座った。AAA級では41試合で11本塁打を放っており、三振の多さといった課題はあるものの、今季はメジャー定着をかけた重要なシーズンとなる。一方のトーマスは、メジャーデビューを果たした昨季34試合に出場して打率.316、4本塁打、12打点、OPS1.093の好成績をマーク。この2人が成長してレギュラーに定着するのが理想の展開と言えるだろう。

     その他の候補としては、昨季チーム最長の487フィートの一発を放ったランヘル・ラベロ、チーム内で貴重な左打ちの外野手であるジャスティン・ウィリアムス、マーリンズからトレードで獲得したオースティン・ディーンらの名前が挙がっている。さらに、チーム内最高の有望株である20歳のディラン・カールソンは今季中のメジャーデビューが予想されており、内野を兼任するトミー・エドマンも外野で一定の出場機会を与えられる見込みだ。

     四番打者については、昨季おもに三番を打ったポール・ゴールドシュミットや自身初のシーズン30本塁打を達成したポール・デヨングが現時点では有力な候補。しかし、フロント陣やマイク・シルト監督はスプリング・トレーニング期間中やシーズン中に大きな成長を遂げる選手が現れることを期待しており、意外な選手が四番のスポットに収まる可能性もありそうだ。

  • マリナーズに痛手 故障再発のハニガーが手術により離脱へ

    2020.1.24 10:50 Friday

     睾丸破裂というおぞましい怪我によって昨季の最終4ヶ月を欠場したミッチ・ハニガー(マリナーズ)がオフのトレーニング中に故障を再発させ、手術を受けて6~8週間離脱する見込みであることが明らかになった。マリナーズのジェリー・ディポートGMは、ハニガーが受ける手術をスポーツヘルニアの「コア手術」と表現し、ハニガーが今季開幕に間に合わない可能性を示唆。チームは詳しい情報が得られるのを待っているようだ。

     ハニガーはカリフォルニア州にある施設でトレーニングを行っていたが、レギュラーシーズンに向けての準備のなかで打撃練習を開始しようとした際に異変を感じたという。2018年にオールスター・ゲーム初選出を果たし、マリナーズの中心選手へと成長を遂げたハニガーだが、昨季は6月の試合での自打球によって戦線離脱を強いられ、63試合で打率.220、15本塁打、OPS.778に終わった。戦列復帰に向けて懸命にリハビリやトレーニングを行っていたが、残念ながら再度の離脱を強いられることになった。

     スコット・サービス監督は「残念だよ。彼はフィールドに戻ってきてもう1度プレイするのを本当に楽しみにしていたからね」と語り、ハニガーの心中を思いやった。その一方で「ミッチはできるかぎり早く復帰するために最大限の努力をする男だと知っている。近いうちにもっと詳しいことがわかるだろう」とハニガーの早期復帰に期待を寄せた。

     マリナーズの外野陣は昨季盗塁王のマレックス・スミスが正中堅手のポジションを与えられており、左翼にはメジャー2年目を迎えるカイル・ルイスが入る見込み。ハニガーの離脱によって右翼のポジションが空くことになるが、ディポートはジェイク・フレイリーとブレイデン・ビショップの両若手外野手の出場機会が増える可能性について言及している。

     また、オープン戦ではジャレッド・ケレニックとフリオ・ロドリゲスの両プロスペクト外野手にも当初の予定以上の出場機会が与えられることになりそうだ。ディポートはさらに、球団外部からメジャー経験のある外野手を獲得することも検討していると見られる。

  • パドレスがRソックス・ベッツの獲得に向けてトレード交渉中

    2020.1.24 10:25 Friday

     ジ・アスレチックのデニス・リンによると、パドレスはスター外野手のムーキー・ベッツの獲得に向けて、ウィル・マイヤーズと複数の有望株を放出するトレードをレッドソックスと交渉しているようだ。今回のトレード事情に詳しい関係者によると、トレード成立の可能性はそれほど高くないという。しかし、リンは双方のチームがこのトレードに興味を示していることを伝えている。

     マイヤーズはパドレスと3年6100万ドル(2023年のバイアウト100万ドルを含む)の契約を残しており、2023年シーズンの契約は年俸2000万ドルの球団オプションとなっている。しかし、ぜいたく税の基準となる年俸総額は契約期間全体の年平均額によって算出されるため、マイヤーズの年俸は1380万ドルとして年俸総額に算入されることになる。

     よって、レッドソックスが年俸2700万ドルのベッツを放出してマイヤーズを獲得すると、年俸総額を1320万ドル分だけ削減することができる。ぜいたく税の基準となる算出方法で今季の年俸総額が2億2500万ドル前後と見込まれているレッドソックスにとって、2億800万ドル以内という年俸総額削減の目標を達成するために必要なトレードであると言えるだろう。

     パドレスはA.J.プレラーGMが積極的な補強を展開しているものの、彼がGMに就任してから勝ち越したシーズンが1度もない。昨オフにマニー・マチャドを10年3億ドルの超大型契約で獲得し、フェルナンド・タティスJr.やクリス・パダックといった有望株も着実に成長しているが、昨季も70勝92敗で地区最下位に低迷。そこにベッツを加えたところで一気にポストシーズンへ進出できる可能性は低く、ベッツを1年間だけ保有するために複数の有望株を含むパッケージを放出すべきかどうかは意見の分かれるところだ。

     なお、リンは今オフ序盤にレッドソックスとパドレスがデービッド・プライスとマイヤーズを中心としたトレードを検討していたことを伝えている。ただし、パドレスはプライスの獲得には積極的でなく、トレード交渉は進展しなかったようだ。

  • 渦中のロッキーズ・アレナードがファンに向けたコメントを発表

    2020.1.23 14:30 Thursday

     日本時間1月23日、ロッキーズが誇るスター三塁手、ノーラン・アレナードはファンに対するコメントを発表した。そのなかでアレナードは、トレード騒動や球団に対する自身の発言について「自分らしくなかった」とし、今後は球団との関係性など、自身の状況についてコメントしないつもりであることを明言。なお、このアレナードのコメントは地元紙デンバー・ポストのパトリック・ソーンダースによって公開された。

     アレナードは「誰も知らないことがたくさん起こっていて、私は自分の人生についてとてもプライベートな性格なので、言われたことに反応して、自分らしくないことをしてしまった。ロッキーズは今オフ、私たちの間に残る多くのことについて、私の代理人と私自身に話をしている。私はこれ以上、これらのことについては話さない。私は来るべきシーズンのために準備をしている。チームメイトやファンのために、より良い選手になれるように一生懸命努力をしている」とのコメントを発表。アレナード放出の可能性が今オフ、さかんに取り沙汰され、それがロッキーズとアレナードの関係悪化の一因になっていると見られている。

     日本時間1月21日、ロッキーズのジェフ・ブライディッチGMはデンバー・ポストに対し、アレナードをトレードで放出しない方針を明言。それについてアレナードはMLB公式サイトなどからコメントを求められ、「球団からリスペクトされていないと感じる」といった趣旨の発言をして不満を爆発させていた。アレナードは詳細についての言及を避けたものの、球団に対する不満の原因はトレード放出の噂だけではないようだ。

     現在28歳のアレナードは、今季が8年2億6000万ドルの超大型契約の2年目となる。2017年から2年連続でポストシーズンに進出していたロッキーズだが、超大型契約1年目の昨季は71勝91敗と低迷。それがアレナードの不満の原因の1つであると見る向きもある。アレナードの超大型契約には全球団に対するトレード拒否権が含まれており、2021年シーズン終了後にオプトアウトの権利を行使してフリーエージェントになることもできる。なお、アレナードが発表したコメントに対し、現時点ではブライディッチないし球団からのコメントは発表されていない。

  • 投手陣の立て直しを目指すパイレーツ 先発ローテは6人の争い

    2020.1.23 13:35 Thursday

     1年前、パイレーツの先発ローテーションはMLB公式サイトで「最も過小評価されている」と紹介され、ローテの一員であるスティーブン・ブロールトも「(良い意味で)恐ろしいメンバーだと思う」と自信を見せていた。しかし、その先発投手陣は防御率5.40と完全に崩壊。チームが93敗を喫する要因の1つとなってしまった。投手陣の立て直しを目指す今季、パイレーツはエース格のジェイムソン・タイオンをトミー・ジョン手術により欠くことになるが、6人の投手によるローテ争いが予想されている。

     ローテを争う6人はクリス・アーチャー、ジョー・マスグローブ、トレバー・ウィリアムス、ミッチ・ケラー、ブロールト、そしてトミー・ジョン手術から復帰するチャド・クールという顔ぶれだ。レイズ時代に2ケタ勝利、200イニング、200奪三振を3度ずつ達成しているアーチャーには、3勝9敗、防御率5.19に終わった昨季からの復調が期待される。昨季チーム最多の170回1/3を投げ、自身初の2ケタ勝利をマークしたマスグローブのローテ入りも当確だろう。

     ウィリアムスには14勝10敗、防御率3.11をマークした2018年のピッチングを取り戻すことが期待される(昨季は7勝9敗、防御率5.38)。2018年の後半戦は12先発で防御率1.38という素晴らしい成績を残しており、復調できれば先発3番手としては十分すぎる存在だ。ケラーはメジャー1年目の昨季こそ1勝5敗、防御率7.13と打ち込まれたものの、マイナー時代からエース候補として期待は大きい。歌唱力に定評のあるブロールトも昨年5月20日から9月1日(現地時間)までの期間は防御率2.87と安定したピッチングを見せており、さらなる成長に期待。クールは安定して4点台前半の防御率を記録しており、先発4~5番手として計算できる存在だ。

     今オフ、パイレーツはデータ分析に長けたオスカー・マリンを投手コーチに招聘し、控え捕手には守備力に定評があるルーク・メイリーを獲得。正捕手を務める予定のジェイコブ・ストーリングスも守備型の捕手であり、投手陣の立て直しをサポートする体制を整えている。目立った投手補強は行っていないものの、投手陣の立て直しに向けたこれらの取り組みが成功するか注目したい。

  • インディアンス外野陣のレギュラー争い プイーグ加入の可能性も

    2020.1.23 13:05 Thursday

     コリー・クルーバーをレンジャーズへトレードして補強資金を確保したインディアンスは、マーセル・オズーナがブレーブスとの契約を決めたことにより、補強ターゲットをヤシエル・プイーグに絞ったようだ。しかし、たとえプイーグと再契約できなかったとしても、インディアンスにはレギュラー候補の外野手が数多くいる。ツインズ、ホワイトソックスとの上位争いが予想される今季、インディアンスはどんな布陣でレギュラーシーズンの戦いに臨むのだろうか。

     インディアンスの予算規模から考えて、大型契約を望むニコラス・カステヤーノスを獲得するのは難しく、打線の中軸を任せられる外野手を欲するインディアンスのターゲットはプイーグに絞られたと見られる。プイーグは昨年7月の三角トレードでレッズからインディアンスに加入し、49試合で打率.297、2本塁打、OPS.800をマーク。シーズン通算では打率.267、24本塁打、OPS.785という成績を残した。

     現在、インディアンスの40人枠にはフランミル・レイエス、オスカー・メルカド、デライノ・デシールズ、ジョーダン・ループロウ、ジェイク・バウアーズ、グレッグ・アレン、ダニエル・ジョンソン、ブラッドリー・ジマー、タイラー・ネークインと9人の外野手がおり、プイーグと再契約できなくとも外野手が不足するわけではない。このなかでは昨季37本塁打のレイエスがレギュラー当確と見られており、昨季の途中加入後は指名打者での起用が多かったものの、今季は右翼手としての起用も想定されている。

     レイエスが右翼を守る場合、外野のレギュラーポジションは残り2枠となり、このうち中堅はメルカドとデシールズの争いとなることが濃厚。クルーバーとのトレードで加入したデシールズは俊足と好守が魅力だが、打撃を含めた総合力では昨季メジャー1年目で15本塁打、15盗塁、OPS.761をマークしたメルカドが上回る。メルカドが「2年目のジンクス」を回避できれば、今季も正中堅手はメルカドだろう。

     残りの1枠である左翼は、昨季15本塁打、OPS.923をマークしたループロウが筆頭候補だが、左腕にめっぽう強いものの、右腕を極端に苦手としている。よって、昨季サイクル安打を達成したバウアーズとのプラトーン起用が有力だ。俊足のアレン、強肩のジョンソンにも打力の向上次第でチャンスはある。なお、ジマーとネークインの2人は故障の影響で出遅れが濃厚となっている。レイエスが昨季同様に指名打者専任となる場合は、デシールズが右翼(ないし左翼)に回り、他の外野手と出場機会を争うことになりそうだ。

  • 次の殿堂入り選手は誰だ!? 2021年殿堂入り投票の展望

    2020.1.23 12:25 Thursday

     今回のアメリカ野球殿堂入り投票では、有資格初年度のデレク・ジーターと有資格最終年(10年目)のラリー・ウォーカーという対照的な2人が殿堂入りを決めた。これで7年連続で2人以上の殿堂入り選手が誕生したことになり、その期間中に22人もの選手がクーパーズタウンに迎え入れられている。1年後、2021年の殿堂入り投票ではどの選手が殿堂入りを成し遂げるのだろうか。

     2021年の殿堂入り投票から投票対象となる予定の選手のうち、データサイト「Baseball Reference」が算出するWARで上位につけているのはマーク・バーリー、ティム・ハドソン、トリー・ハンターといった顔ぶれである。いずれも素晴らしいキャリアを送った選手だが、有資格初年度での殿堂入りを果たすほどの選手ではなく、2013年以来の「有資格初年度での殿堂入りなし」となることが濃厚。この年はクレイグ・ビジオ(68.2%)とマイク・ピアッツァ(57.8%)の2人が殿堂入りラインの得票率75%に届かなかったが、ビジオは2年後の2015年、ピアッツァは3年後の2016年に殿堂入りを決めている。

     引き続き投票対象となる選手のなかでは、今回の殿堂入り投票で得票率を70%に乗せたカート・シリングの殿堂入りが有力視されている。有資格初年度となる選手のなかに有力な候補がいないこともシリングの殿堂入り決定を後押しするだろう。同様に、今回初めて得票率60%の壁を突破したロジャー・クレメンスとバリー・ボンズの2人もさらに得票率を伸ばして殿堂入りラインに迫る可能性がある。

     また、ここ数年で有力な候補が次々に有資格初年度での殿堂入りを決めたことにより、各記者が投票可能な最大10枠に空きが生まれ、オマー・ビスケル、スコット・ローレン、ビリー・ワグナー、ゲーリー・シェフィールド、トッド・ヘルトン、マニー・ラミレス、ジェフ・ケント、アンドリュー・ジョーンズといった候補者たちも少しずつ得票率を伸ばしている。近年は有資格最終年が近付くにつれて得票率を大幅に伸ばすケースも目立っており、現時点で得票率20~50%程度にとどまっているこれらの候補者たちにも殿堂入りのチャンスはあると言えそうだ。

  • オズーナの契約成立がカステヤーノスに与える影響とは

    2020.1.23 11:20 Thursday

     華麗な復活を遂げて主砲として活躍したジョシュ・ドナルドソンとの再契約に失敗したブレーブスは、日本時間1月22日にマーセル・オズーナと1年1800万ドルで契約したことを発表した。オズーナと同じ右打ちの外野手であるニコラス・カステヤーノスは、依然としてフリーエージェント市場に残ったままだが、オズーナが単年契約で妥協する形になったことにより、厳しい状況に追い込まれたと見られている。オズーナの契約成立はカステヤーノスにどんな影響を与えるのだろうか。

     昨年11月、大手移籍情報サイトの「MLB Trade Rumors」はオズーナが得る契約を3年4500万ドル、カステヤーノスが得る契約を4年5800万ドルと予想していた。しかし、カージナルスとの再契約を望むオズーナのもとにカージナルスからの満足のいくオファーはなく、年平均額をアップさせた形でブレーブスとの1年契約で妥協。オズーナは好成績を残したうえで1年後に再びフリーエージェント市場に出ることを選択した。

     1990年12月生まれのオズーナに対してカステヤーノスは1992年3月生まれと1年以上若く、過去2年の成績でオズーナを上回っているほか、クオリファイング・オファーの対象ではなく獲得してもドラフト指名権を喪失せずに済むため、オズーナよりも好条件の契約を得られる可能性はあるものの、センターではなく両翼を守る外野手に対して大金を投じようとしているチームが少ないことも事実。カステヤーノスが満足のいく複数年契約のオファーを得られない可能性は十分にある。

     現時点ではレンジャーズがカステヤーノス獲得レースの先頭を走っていると見られるが、価格がそれほど高騰しないのであれば、レッズなど他球団も獲得に動く可能性があるようだ。今オフ、目立った補強を行うことができていないカブスも、主力選手のトレード放出などによって補強資金を捻出することができれば、カステヤーノスとの再契約に動くかもしれない。

  • メッツ新監督にロハスが就任へ 史上5組目の親子監督誕生

    2020.1.23 10:45 Thursday

     アストロズの不正なサイン盗みに対する処罰に関連して監督を解任したアストロズ、レッドソックス、メッツのうち、真っ先に新監督を決定したのはメッツだった。日本時間1月23日、メッツのブロディ・バンワグネンGMは新監督としてルイス・ロハスとの複数年契約が成立目前となっていることを発表。メジャー全体で2番目の若さとなる38歳の青年監督が誕生することになった。

     ロハスはメジャー通算2101安打を記録し、エクスポズとジャイアンツで合計14シーズンにわたって監督を務めたフェリペ・アルーの息子であり、メジャーリーグではシスラー親子(ジョージとディック)、スキナー親子(ボブ・とジョエル)、ブーン親子(ボブとアーロン)、ベル親子(バディとデービッド)に次ぐ史上5組目の親子監督が誕生。メジャー通算2134安打のモイゼス・アルーは異母兄にあたる。

     2007年からメッツのマイナー組織でコーチや監督を歴任してきたロハスは、ドミニカ共和国のウィンターリーグでも監督を務めた経験がある。昨季は初めてメジャーのコーチ陣に加わり、クオリティコントロールコーチと外野守備のインストラクターを務めた。バンワグネンはそうしたロハスのキャリアについて「彼は文字通り、人生を通して監督になるために訓練されてきた男だ」と話している。

     「彼はチームのことを熟知しているし、選手たちも彼のことをよく知っている」とバンワグネン。チームがこれまでに築き上げたものを引き継いでいる人物が監督になることを望んでいたメッツにとって、内部昇格となるロハスはまさに理想的な存在であり、選手たちからの信頼が厚いことも決め手となったようだ。

     昨季ナショナル・リーグ新人王に輝いたピート・アロンゾは、2017~2018年のAA級時代をロハスの下で過ごしており、「去年彼がコーチとしてベンチにいてくれたのもそうだけど、彼の下でプレイできるのは素晴らしいことだよ」とロハスの監督就任を歓迎。ツインズのロッコ・バルデリ監督に次いで2番目に若い監督となるロハスの手腕に期待したい。

  • Rソックス・ペドロイア 左膝の故障が再発 引退の可能性も

    2020.1.22 13:25 Wednesday

     左膝の故障からの復活を目指すダスティン・ペドロイア(レッドソックス)だが、日本時間1月22日、レッドソックス広報のケビン・グレッグは「左膝のリハビリ中に故障が再発した。スプリング・トレーニングに参加できるかどうかわからない」とペドロイアの現状を明らかにした。地元紙ボストン・グローブのピート・エイブラハムもペドロイアの故障再発を報じている。

     左膝の故障により2018年はわずか3試合、昨季も6試合にしか出場できなかったペドロイアだが、レッドソックスは昨年11月の時点ではペドロイアがどこかのタイミングで戦列に復帰できる見込みであることを明らかにしていた。しかし、戦列復帰に向けてのリハビリを続けるなかで故障が再発。ペドロイアは現在、左膝に違和感と炎症があり、キャリア続行には暗雲が立ち込めている。

     ペドロイアは現在36歳。レッドソックスとの契約は2年残っており、今季は年俸1300万ドル、来季は年俸1200万ドルを手にする予定となっている。しかし、ペドロイアは現役を続行してレッドソックスにとどまるか、現役生活に見切りをつけて家族と過ごす時間を優先するか、2つの選択肢の間で揺れており、現役引退を選択する可能性もあると見られる。

     レッドソックスは、2016年シーズン終了以降に4度の左膝の手術を受けているペドロイアが今季も満足にプレイできない場合に備え、昨年12月に1年300万ドルでホゼ・ペラザと契約。現時点ではペラザが正二塁手を務める予定だ。

     2007年に打率.317をマークして新人王を受賞したペドロイアは、翌2008年に自己最高の打率.326を記録してMVPに選出。その後もリーグを代表する二塁手として活躍を続け、オールスター・ゲームに4度選出されたほか、シルバースラッガー賞を1度、ゴールドグラブ賞を4度受賞した。レッドソックス一筋14年のメジャー生活では、通算1805安打、打率.299、OPS.805を記録している。

  • ロッキーズ・アレナード 補強に消極的なチームへの不満が爆発か

    2020.1.22 13:00 Wednesday

     ロッキーズが誇るスター三塁手、ノーラン・アレナードは日本時間1月21日にチームへの不満を爆発させ、「チームからリスペクトされていないと感じる。このチームの一員でいたくない」といった趣旨の発言をした。この発言は、アレナードを放出する可能性を否定したジェフ・ブライディッチGMのコメントに反発する形でなされたものだが、どうやらアレナードは71勝91敗という不本意なシーズンを送ったにもかかわらず、戦力アップのための補強を行わないチームに対して大きな不満を持っているようだ。

     ロッキーズは2017年から球団史上初となる2年連続ポストシーズン進出を成し遂げ、アレナードは昨年2月に8年2億6000万ドルという巨額の契約延長にサインした。しかし、昨季のロッキーズは71勝91敗で地区4位に低迷。投手陣が崩壊し、主力野手のなかにも故障や不振などで本来の実力を発揮できない選手が多々見られた。

     投打の主力選手が実力を発揮できれば、昨季のように低迷することはないと見られるロッキーズだが、同地区には絶対王者のドジャースが君臨しており、ダイヤモンドバックスやパドレスも積極的な補強を行っている。一方、補強資金に余裕のない今オフのロッキーズは、フリーエージェント選手とのメジャー契約を1つも締結しておらず、トレードで有力選手を獲得するような動きも見せていない。そうした状況にアレナードは不満を持っているようだ。

     ブライディッチはイアン・デズモンドを5年7000万ドル、ダニエル・マーフィーを2年2400万ドルで獲得したが、両者とも期待通りの働きを見せることはできていない。ウェイド・デービス、ブライアン・ショウ、ジェイク・マギーの救援投手トリオに総額1億600万ドルを投じたが、こちらも投資に見合う成果は得られていない。大型補強失敗による低迷がアレナードの不満を生み、資金に余裕がないため追加の補強もできないという悪循環に陥ってしまっているというわけだ。

     アレナード放出の可能性を否定したブライディッチだが、今回の騒動を受けてその方針が変化する可能性もある。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、カージナルスやレンジャーズとのトレード交渉が活発化し始める可能性を指摘しており、今後の動向には大きな注目が集まりそうだ。

  • 次の満票選出はイチロー? MLB公式サイトが満票候補を紹介

    2020.1.22 11:55 Wednesday

     日本時間1月22日、全米野球記者協会による2020年のアメリカ野球殿堂入りの投票結果が発表されたが、昨年のマリアーノ・リベラに次ぐ史上2人目の満票選出が期待されたデレク・ジーターは、惜しくも満票にあと1票届かなかった。それを受け、MLB公式サイトではマット・ケリーが次なる満票選出の候補者を紹介する特集記事を公開。そのなかで次なる最有力候補者としてイチロー(元マリナーズなど)の名前が挙げられている。

     来年の殿堂入り投票で新しく候補者となるのはマーク・バーリー、ティム・ハドソン、トリー・ハンターといった面々だが、彼らの殿堂入りは難しいと見られる。2022年にはアレックス・ロドリゲス、デービッド・オルティス、ジミー・ロリンズ、マーク・テシェイラ、プリンス・フィルダーらが登場。ロドリゲスとオルティスは殿堂入りに値する実績を残している選手だが、ロドリゲスは禁止薬物使用による211試合の出場停止処分を受けており、殿堂入りできるかどうかすら定かではない。オルティスは指名打者専任だったため、満票になるほどの絶対的な支持は得られないだろう。

     2023年にはカルロス・ベルトランやフランシスコ・ロドリゲスが登場する。ベルトランも通算成績だけを見れば殿堂入りの可能性を秘めているものの、満票になるほどのレベルではない。また、殿堂入り投票の際には不正なサイン盗み疑惑への関与も考慮されることになるだろう。そして、2024年にはチェイス・アトリー、ジョー・マウアー、デービッド・ライトらとともにエイドリアン・ベルトレイが登場。ケリーは、オルティスやベルトランよりも有力としつつも、ベルトレイが満票選出される可能性は低いと見ている。

     そして、次なる有力候補者としてイチローの名前が登場する。ケリーはイチローが27歳でメジャーリーガーとしてのキャリアを開始したにもかかわらず、安打(歴代24位)、打席(48位)、盗塁(35位)、得点(90位)、塁打(93位)といった部門で歴代トップ100に名を連ねていることを紹介。ゴールドグラブ賞を10度受賞しているほか、2001年にMVPと新人王を同時受賞し、それ以外にも大きなインパクトを残したことにも触れている。「日本人であることが満票にならない唯一にして不幸な理由となるかもしれない」としており、イチローを高く評価している様子がうかがえる。

     なお、満票選出の可能性を秘める現役選手としては、アルバート・プーホルス(エンゼルス)、ミゲル・カブレラ(タイガース)、ジャスティン・バーランダー(アストロズ)、クレイトン・カーショウ(ドジャース)、マックス・シャーザー(ナショナルズ)、マイク・トラウト(エンゼルス)の名前が挙げられている。

  • ブレーブスが主砲確保 オズーナを1年1800万ドルで獲得

    2020.1.22 11:30 Wednesday

     日本時間1月22日、ブレーブスはフリーエージェントの外野手、マーセル・オズーナと年俸1800万ドルの1年契約を結んだことを発表した。ジョシュ・ドナルドソンとの再契約に失敗したブレーブスは、フレディ・フリーマンの後ろを打つ四番打者が不在となっていたが、オズーナ獲得によってドナルドソンの穴埋めに成功。正左翼手としての起用が予想されている。

     現在29歳のオズーナは、マーリンズ時代の2017年に打率.312、37本塁打、124打点、OPS.924という自己最高のシーズンを過ごし、同年オフにトレードでカージナルスへ移籍。カージナルスでは得点力アップの切り札として期待されたものの、2018年は打率.280、23本塁打、88打点、OPS.758、昨季は打率.241、29本塁打、89打点、OPS.800と物足りない働きに終始した。

     昨オフ、ブレーブスは故障からの復活を目指すドナルドソンと1年契約を結んで大成功を収めたが、それと同様の形でオズーナを迎え入れることになった。一方のオズーナも、すでにカージナルスからクオリファイング・オファーを受けているため、来オフは同オファーの対象とならず、今季好成績を収めることができれば、1年後に再びフリーエージェントとなった際に好条件の契約を期待できる。なお、今回の契約成立により、カージナルスは今年のドラフトで戦力均衡ラウンドBのあとに補償指名権を獲得し、ブレーブスは3番目に高い順位の指名権とインターナショナル・ボーナスプール・マネー50万ドルを喪失している。

     ブレーブスの外野陣は左翼にオズーナ、中堅にエンダー・インシアーテ、右翼にロナルド・アクーニャJr.が入る布陣が基本となり、左腕との対戦時には左打者のインシアーテがベンチに下がって中堅にアクーニャJr.、右翼にアダム・デュバルが入ることが予想される。通算2355安打を誇るニック・マーケイキスは外野の控えとして、主力外野手の休養時に左翼や右翼に入ることになりそうだ。

  • 殿堂入り投票 シリングが得票率70%に到達 来年殿堂入りか

    2020.1.22 11:00 Wednesday

     日本時間1月22日、全米野球記者協会によるアメリカ野球殿堂入りの投票結果が発表され、デレク・ジーターとラリー・ウォーカーの2人が殿堂入りを決めた。397人の有権者からジーターは396票(得票率99.7%)、ウォーカーは304票(得票率76.6%)を獲得して殿堂入りラインとなる得票率75%をクリア。一方、今回が8度目の挑戦となったカート・シリング、ロジャー・クレメンス、バリー・ボンズらは今回も殿堂入りラインには届かなかった。ここでは今回の殿堂入り投票の結果を確認してみよう。

     まず、今回の殿堂入り投票の結果を紹介する。殿堂入りを成し遂げた2人を含め、殿堂入り投票対象の資格を失わないラインである得票率5%を上回ったのは以下の16人である。ジーターとウォーカーを除く14人は来年も殿堂入り投票の対象となる。

    デレク・ジーター(1年目) 99.7%
    ラリー・ウォーカー(10年目) 76.6%
    カート・シリング(8年目) 70.0%
    ロジャー・クレメンス(8年目) 61.0%
    バリー・ボンズ(8年目) 60.7%
    オマー・ビスケル(3年目) 52.6%
    スコット・ローレン(3年目) 35.3%
    ビリー・ワグナー(5年目) 31.7%
    ゲーリー・シェフィールド(6年目) 30.5%
    トッド・ヘルトン(2年目) 29.2%
    マニー・ラミレス(4年目) 28.2%
    ジェフ・ケント(7年目) 27.5%
    アンドリュー・ジョーンズ(3年目) 19.4%
    サミー・ソーサ(8年目) 13.9%
    アンディ・ペティット(2年目) 11.3%
    ボビー・アブレイユ(1年目) 5.5%

     一方、以下の16人は得票率が5%を下回り、殿堂入り投票対象の資格を喪失した。今回から投票対象となった選手のうち、殿堂入りを決めたジーターと得票率5.5%のアブレイユ以外は全員が資格を喪失することになった。

    ポール・コナーコ(1年目) 2.5%
    ジェイソン・ジアンビ(1年目) 1.5%
    アルフォンゾ・ソリアーノ(1年目) 1.5%
    エリック・シャベス(1年目) 0.5%
    クリフ・リー(1年目) 0.5%
    アダム・ダン(1年目) 0.3%
    ブラッド・ペニー(1年目) 0.3%
    ラウル・イバニェス(1年目) 0.3%
    J.J.プッツ(1年目) 0.3%
    ジョシュ・ベケット(1年目) 0.0%
    ヒース・ベル(1年目) 0.0%
    ショーン・フィギンス(1年目) 0.0%
    ラファエル・ファーカル(1年目) 0.0%
    カルロス・ペーニャ(1年目) 0.0%
    ブライアン・ロバーツ(1年目) 0.0%
    ホゼ・バルベルデ(1年目) 0.0%

     通算216勝、3116奪三振の実績を誇るシリングは、8度目の挑戦にして得票率70%の大台に到達。来年は新規の有力な候補者がいない(ティム・ハドソン、マーク・バーリー、トリー・ハンターらが筆頭)ため、いよいよ殿堂入りを達成しそうだ。ステロイド使用により評価が割れているクレメンスとボンズの両者は、今回初めて得票率60%の壁を突破。しかし、ここ数年ほとんど得票率が伸びておらず、あと2年での殿堂入りは難しいかもしれない。ゴールドグラブ賞11度を誇る名遊撃手のビスケルは、初年度から37.0%→42.8%→52.6%と着実に得票率を伸ばしている。このままいけば2~3年後には殿堂入りできそうだ。

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