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  • 「ヤンキースとガードナーの交渉なし」と現地メディアが伝える

    2021.2.11 11:00 Thursday

     ヤンキースが先月アダム・オッタビーノをレッドソックスへ放出した際、「ブレット・ガードナーと再契約する資金を捻出するためではないか」との見方が広まったが、どうやらそれは正しくなかったようだ。「NJ.com」のランディ・ミラーによると、ヤンキースはガードナーに再契約のオファーを出していないどころか、オフシーズンに入ってから交渉すら行っていないという。ヤンキース一筋13年のベテラン外野手はすでに戦力構想から外れているとみられる。

     現在37歳のガードナーは2005年のドラフトでヤンキースから3巡目指名を受けてプロ入りし、2008年のメジャー昇格後、ヤンキース一筋で13年間プレー。2019年は自己最多の28本塁打を放ち、自己ベストのOPS.829をマークしたが、昨季は49試合に出場して打率.223(自己ワースト)、5本塁打、15打点、OPS.747に終わった。

     ヤンキースはシーズン終了後に年俸1000万ドルの契約オプションの行使を拒否し、バイアウト250万ドルを支払ってガードナーとの契約を解除。外野のレギュラーは左翼クリント・フレイジャー、中堅アーロン・ヒックス、右翼アーロン・ジャッジで固まっており、控えにもマイク・トークマンと新加入のグレッグ・アレンがいるため、ヤンキースはガードナーとの再契約に積極的ではないようだ。

     現時点でチーム最後の世界一(2009年)を経験し、2011年盗塁王、2015年オールスター・ゲーム選出、2016年ゴールドグラブ賞などの実績を残してきたガードナーは、盗塁数(270)で球団史上3位、出場試合数(1548)で球団史上16位にランクインしている。しかし、これらの数字はこれ以上伸びない可能性が高い。

     ヤンキース一筋のままユニフォームを脱ぐことを選択するのか、あるいは他球団での現役続行の道を探るのか。37歳のベテラン外野手は大きな決断を迫られることになりそうだ。

  • マイナー契約のラウリー 相性抜群のアスレチックスで復活なるか

    2021.2.11 10:30 Thursday

     ジェッド・ラウリーは非常に不思議な選手である。故障が多く、メジャー12年間で100試合以上に出場したシーズンは4度しかないものの、それはすべてアスレチックス在籍時。他球団へ移るとなぜか活躍できなくなってしまうのだ。日本時間2月11日、アスレチックスはラウリーとマイナー契約を結んだことを発表。メッツでプレーした過去2年間でわずか9試合しか出場できなかったラウリーは、相性抜群のアスレチックスで復活を目指す。

     現在36歳のラウリーは2008年にレッドソックスでメジャーデビューし、アストロズを経て2013年にアスレチックスへ加入。この年は正遊撃手として154試合に出場し、打率.290、15本塁打、75打点、OPS.791をマークした。

     翌2014年は打率.249、6本塁打、50打点、OPS.676と成績を落としたものの、136試合に出場して2年連続で規定打席到達。オフにフリーエージェントとなり、古巣・アストロズと3年契約を結んだが、2015年は69試合にしか出場できず、シーズン終了後のトレードでアスレチックスに戻ってきた。

     2016年は故障の影響で87試合の出場にとどまったが、2017年は故障なくプレーし、正二塁手として打率.277、14本塁打、69打点、自己ベストのOPS.808を記録。翌2018年には自己最多の157試合に出場し、打率.267、23本塁打、99打点、OPS.801をマークしてオールスター・ゲームに初選出された。

     この2年間の活躍を評価され、メッツと2年契約を結んだものの、左膝の故障に悩まされ、2019年はわずか9試合にしか出場できず、昨季は全休。安打を1本も打てないままメッツを去ることになった。

     ラウリーが100試合以上に出場(4度)したのも規定打席に到達(4度)したのもすべてアスレチックス在籍時(5年間)。アスレチックスは今オフ、トミー・ラステラが退団して正二塁手が不在となっており、ラウリーが復活を遂げればドンピシャの補強となる。愛称抜群のアスレチックスで再び輝きを放つことはできるだろうか。

  • 昨季12セーブの右腕・キンツラーがフィリーズとマイナー契約で合意

    2021.2.11 10:00 Thursday

     日本時間2月11日、昨季マーリンズでクローザーを務めて12セーブ、防御率2.22の好成績をマークしたブランドン・キンツラーがフィリーズとのマイナー契約に合意したことが明らかになった。メジャー昇格を果たした場合の年俸300万ドル(+出来高最大100万ドル)。キンツラーのもとにはマーリンズからメジャー契約のオファーが届いていたものの、より多くのサラリーを得られる可能性があるフィリーズとのマイナー契約を選択した。

     現在36歳のキンツラーは昨季マーリンズで24試合に登板して2勝3敗12セーブ、1ホールド、防御率2.22を記録。クローザーとして安定した投球を続け、17年ぶりのポストシーズン進出に貢献しただけでなく、ポストシーズンでも登板した3試合をすべて無失点に抑える活躍を見せた。

     24.1イニングで14奪三振/11与四球と投球内容が良くなかったため、フリーエージェント市場で高い評価を得ることはできなかったが、2019年にもカブスで62試合に登板して17ホールド、防御率2.68の好成績を残しており、内容はともかく結果は期待できる投手である。昨季ブルペンが崩壊したフィリーズにとって、このクラスの投手をマイナー契約で獲得できたのは幸運と言える。

     また、フィリーズのデーブ・ドンブロウスキー編成本部長は同じくマーリンズからフリーエージェントとなっていたマット・ジョイスともマイナー契約で合意したことを明らかにしている。現在36歳のジョイスは昨季マーリンズで46試合に出場して打率.252、2本塁打、14打点、OPS.682に終わったが、出塁率.351を記録した。

     さらに、ディディ・グレゴリアスとの再契約も正式に発表され、ドンブロウスキーは「彼は球界でベストの遊撃手の1人だ。彼のような左打者が加わることで打線のバランスが本当に良くなる。彼との再契約によってスタメンが完成したよ」と再契約を喜んだ。

  • 名捕手・モリーナ「ここが僕のホームだ。戻って来られて嬉しい」

    2021.2.10 13:30 Wednesday

     日本時間2月10日、カージナルスはヤディアー・モリーナとの再契約を正式に発表した。条件の詳細は明らかにされていないが、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは「1年900万ドル+アウォード獲得のボーナス+全球団に対するトレード拒否権」と伝えている。残留を確実視されながらも交渉が長期化したモリーナだが、カージナルス残留が第1希望だったことを改めて明言。「ここが僕のホームだ。ここにいられて幸せだし、戻って来られて嬉しい」と再契約を喜んだ。

     モリーナによると、カージナルスのほかにも数球団が獲得に興味を示し、真剣なオファーを提示してきたという。「でも、僕はセントルイスが交渉の席に着いて、何らかのオファーをしてくれることを望んでいた。そして、彼らはそれを実行してくれた。前にも言ったように、僕の第1希望はここ、セントルイスなんだ。僕がいたいと思う場所だし、僕がキャリアを終えたいと思っている場所でもある」とモリーナはセントルイスへの愛着を語った。

     カージナルスのジョン・モゼリアック編成本部長は、今オフの最優先事項の1つにモリーナとの再契約を挙げていた。「2ヶ月前に実現していれば良かったんだけど…」と語ったように、なかなか交渉が前進せず、モリーナと球団の双方が精神的に苦しい時期を過ごした。モリーナは「適切なオファーがなければ引退することも考える」と発言したことすらあったほどだ。

     しかし、現在モリーナは体力が続く限り現役を続けたいと考えているという。「1年ずつになるだろう。今は今季の戦いに集中している。素晴らしいチームになったからね。みんなが健康にプレーして、今季は優勝を勝ち取りたい。将来のことはシーズンが終わってから考えるよ」とモリーナ。アダム・ウェインライトが残留し、ノーラン・アレナードが加入したことでワールドシリーズ制覇を狙える素晴らしいチームになったと手応えを感じている。

     また、ウェインライトが他球団からのオファーを蹴ってカージナルスに残留したこともモリーナの決断を後押ししたようだ。「僕たちはオフシーズンのあいだ、ずっと連絡を取り合っていた。僕が残留を決めたのは彼の存在が本当に大きい。僕はウェイノ(=ウェインライトの愛称)のことが大好きだし、僕たちは兄弟のような関係だからね。さらにアレナードまで加わったんだから、戻って来ない理由なんてないよ」とモリーナはウェインライトの存在の大きさを強調し、アレナードの加入を歓迎した。

     モゼリアックはモリーナについて「過去25年間を遡ってみても、モリーナほどチームへの影響力が大きい選手はせいぜい1人か2人くらいしか思い付かないだろう」と語る。39歳のベテラン右腕と再契約し、強打好守のスター三塁手を獲得したカージナルスは今季、球史に残る名捕手とともに2011年以来10年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指す。

  • 30球団のキャンプ開始日が発表 現地17~19日にキャンプイン

    2021.2.10 13:00 Wednesday

     日本時間2月10日、メジャーリーグ機構は全30球団のスプリング・トレーニング開始日を発表した。スプリング・トレーニングは先にバッテリー組(投手と捕手)が集合し、内野手と外野手が遅れて合流するため、開始日も「バッテリー組」と「チーム全体」に分けて発表されている。バッテリー組は全球団が現地時間2月17~19日にキャンプイン。そして、現地時間2月22~23日にはチーム全体でのスプリング・トレーニングが開始される。

     各球団のスプリング・トレーニング開始日は以下の通り(日付はすべて現地時間。バッテリー組/チーム全体の順に表示)。

    アメリカン・リーグ

    オリオールズ 17日/22日
    レッドソックス 18日/22日
    ヤンキース 17日/22日
    レイズ 18日/23日【筒香嘉智】
    ブルージェイズ 18日【山口俊】/22日

    ホワイトソックス 17日/22日
    インディアンス 18日/22日
    タイガース 17日/22日
    ロイヤルズ 17日/22日
    ツインズ 19日【前田健太】/23日

    アストロズ 18日/22日
    エンゼルス 17日【大谷翔平】/22日
    アスレチックス 17日/22日
    マリナーズ 18日【菊池雄星】/23日
    レンジャーズ 17日【有原航平】/22日

    ナショナル・リーグ

    ブレーブス 18日/23日
    マーリンズ 18日/23日
    メッツ 19日/22日
    フィリーズ 17日/22日
    ナショナルズ 18日/23日

    カブス 17日/22日
    レッズ 18日/22日【秋山翔吾】
    ブリュワーズ 18日/23日
    パイレーツ 17日/22日
    カージナルス 17日/22日

    ダイヤモンドバックス 17日/22日
    ロッキーズ 18日/23日
    ドジャース 18日/23日
    パドレス 17日【ダルビッシュ有】/22日
    ジャイアンツ 17日/22日

  • メッツが前ドジャースの三塁手・ターナーの獲得に興味を示す

    2021.2.10 12:00 Wednesday

     「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、メッツはドジャースからフリーエージェントとなったジャスティン・ターナーの獲得に興味を示しているようだ。ただし、ローゼンタールは「両サイドは金額や年数で希望条件がかけ離れている」と伝えている。ターナーには再契約を目指すドジャースのほか、ブリュワーズも興味を示していることが報じられているが、もしメッツが獲得に成功すれば、2013年以来8年ぶりの古巣復帰となる。

     メッツは最新の補強としてユーティリティのジョナサン・ビヤーと1年355万ドルで合意したことが報じられており、ぜいたく税の課税対象ラインとなる2億1000万ドルまでおよそ2500万ドルの余裕を残している。よって、ターナー獲得は決して不可能ではないが、トレバー・バウアーを逃した先発投手陣の補強を行う可能性もあり、ターナーに大金を投じるのは避けたいと考えているようだ。

     また、ターナーを獲得した場合、正三塁手に予定されているJ・D・デービスの処遇という問題も発生する。トレードによる放出が検討される可能性もあるが、ローゼンタールは「メッツはデービスをトレードした場合に何が得られるかを把握していない」と伝えている。要するに、メッツはまだデービスに関するトレード交渉を全く行っておらず、市場価値を把握できていないのだろう。

     現在36歳のターナーは2014年2月にマイナー契約でドジャースに加入したが、その前に在籍していたのがメッツだった。2011年は二塁のレギュラー格として117試合に出場したものの、打率.260、4本塁打、51打点、OPS.690に終わり、その後の2年間はユーティリティ扱い。2013年オフにノンテンダーFAとなり、メッツを去ることになった。

     なお、ローゼンタールは「依然としてドジャースとの再契約が最有力」と伝えている。4年契約を希望しているとみられるターナーだが、最終的には2年契約あたりに落ち着くことが有力視されている。

  • ジャイアンツが救援左腕・マギーと2年700万ドルで契約合意

    2021.2.10 11:30 Wednesday

     日本時間2月10日、ジャイアンツがドジャースからフリーエージェントとなっていたベテラン救援左腕ジェイク・マギーと2年700万ドルで契約合意に達したことが明らかになった。現在34歳のマギーは6年間プレーしたレイズを離れたあと、ロッキーズで4年、ドジャースで1年プレーしており、ナショナル・リーグ西部地区でプレーするのはジャイアンツが3球団目となる。昨季の好投を維持できるのであれば、大きな戦力となりそうだ。

     マギーはレイズで2度の防御率1点台をマークするなどセットアッパーないしクローザーとして安定した活躍を見せ、2016年1月にロッキーズへトレード移籍。2年間で119試合に登板して防御率4.11と期待通りの活躍はできなかったものの、2017年に復調の兆しを見せていたこともあり、フリーエージェントとなったあと、3年2700万ドルで再契約を結んだ。

     ところが、その後の2年間は106試合に登板して防御率5.54とさらに成績が悪化。若手投手に経験を積ませるのがベターと考えたロッキーズは契約を1年残して昨季開幕前にマギーを解雇し、マギーは1年契約でドジャースに加入した。すると、24試合で3勝1敗、6ホールド、防御率2.66と復活を遂げ、ドジャースの地区8連覇に貢献。20.1イニングを投げて33奪三振/3与四球と投球内容も素晴らしかった。

     ジャイアンツは今オフ、ベテラン救援左腕のトニー・ワトソンがフリーエージェントとなっており、マギーはその穴埋めを担うとみられる。絶対的なクローザー候補が不在のため、昨季の好投を維持できるようであれば、クローザーを務める可能性もある。

     なお、マギーはほとんど速球しか投げないことで知られており、昨季は実に全投球の96.4%がフォーシームだった。レイズ時代に平均97マイルに達していたフォーシームは平均95マイル前後まで球速を落としているものの、昨季は被打率.194という好成績を残しており、速球の威力をどこまで維持できるかが活躍のカギを握る。

  • 大型契約終了のジマーマンが地元・ブリュワーズとマイナー契約

    2021.2.10 11:00 Wednesday

     タイガースとの5年契約が大失敗に終わったジョーダン・ジマーマンは、地元球団でキャリアを立て直したいと考えているようだ。ブリュワーズは日本時間2月10日、タイガースからフリーエージェントとなった34歳のベテラン右腕とマイナー契約を結んだことを発表。ウィスコンシン州オーバーンデール出身で、ウィスコンシン・スティーブンス・ポイント大学からプロ入りしたジマーマンは、地元球団で復活を目指すことになった。

     ジマーマンは昨季限りでタイガースと結んだ5年1億1000万ドルの大型契約が終了。しかし、その5年間は2ケタ勝利どころか規定投球回到達すら1度もなく、合計99試合(うち97先発)に登板して25勝41敗、防御率5.63という惨憺たる成績に。ナショナルズ時代の2013年に自己最多の19勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得し、2014年にナショナルズ史上初のノーヒッターを達成した好投手の姿はどこにもなかった。

     「もし何もやり残したことがなければ、おそらく引退していただろう。でも、僕の身体と心が『お前にはまだやり残したことがある』と教えてくれたんだ」とジマーマン。「健康にプレーしたいと思っている。打者をアウトにできることは僕自身が知っているからね」と新天地での復活を誓った。

     ブリュワーズの先発投手陣でローテーション入りが確実と言えるのはブランドン・ウッドラフとコービン・バーンズの2本柱だけ。3~5番手の候補にはジョシュ・リンドブロム、エイドリアン・ハウザー、エリック・ラウアー、フレディ・ペラルタらが挙がっており、ジマーマンはこうした投手たちと開幕ローテーション入りに向けて競争することになる。

     ジマーマンは「僕に興味を示す球団はほとんどなかった」と今オフを振り返ったが、興味を持ち、連絡をくれた数少ない球団が地元のブリュワーズだった。「行きたいと思っていた場所」と語る地元球団で復活を遂げることができるか注目したい。

  • マーリンズ 昨季16本塁打のデュバルと1年500万ドルで契約合意

    2021.2.10 10:30 Wednesday

     日本時間2月10日、マーリンズがブレーブスからノンテンダーFAとなったアダム・デュバルと契約合意に達したことが明らかになった。「スポーツグリッド」のクレイグ・ミッシュによると、デュバルに保証されるのは1年500万ドルの契約で、その内訳は今季の年俸が200万ドル、来季の相互オプションのバイアウトが300万ドル。相互オプションが行使された場合、来季の年俸は700万ドルとなるようだ。

     現在32歳のデュバルは2018年途中からブレーブスでプレーし、昨季は57試合に出場して打率.237、16本塁打、33打点、OPS.833をマーク。昨年9月にはわずか8日間のスパンで2度の1試合3本塁打を達成する猛打を見せた。シーズン終了後にノンテンダーFAとなったが、年俸の予想額は440万~710万ドルだったため、今回の1年500万ドルという契約はこの範囲に収まっている。

     マーリンズのキム・アングGMは2週間前、打線の補強を行う可能性があることを示唆していた。正右翼手の候補にはルイス・ブリンソン、マグネウリス・シエラ、ハロルド・ラミレスらがいるものの、いずれも不動のレギュラーとしては物足りず、有望株のモンテ・ハリソンやヘスス・サンチェスはもう少しマイナーで経験を積ませたいところ。他球団とのトレード交渉も行っていたようだが、最終的にはデュバルの獲得という形に落ち着いた。

     マーリンズの外野陣は正左翼手にコリー・ディッカーソン、正中堅手にスターリング・マーテイがいるため、デュバルは正右翼手としての起用が濃厚。キャリアを通して左翼手としての出場機会が圧倒的に多いものの、昨季は右翼手として16試合にスタメン出場しており、問題はないとみられる。

     なお、ディッカーソンとマーテイはいずれも今季終了後にフリーエージェントとなるため、デュバルのオプションが行使されない場合、来季のマーリンズ外野陣はレギュラー3人の顔ぶれが一新されることになりそうだ。

  • 前ブリュワーズのブラウン「今はプレーすることに興味がない」

    2021.2.10 10:00 Wednesday

     ブリュワーズからフリーエージェントとなったライアン・ブラウンは、現役続行の可能性を排除していないものの、現時点では自宅で家族とともに過ごす時間に満足しているようだ。メジャーリーグ公式サイトの取材に対し、「トレーニングは続けているけれど、今はプレーすることに興味がない」と本音を漏らしたブラウン。「ブリュワーズとは定期的に連絡を取り続ける予定」と述べているが、このまま現役引退となる可能性もありそうだ。

     現在37歳のブラウンは昨季終了後にブリュワーズからオプション行使を拒否され、バイアウト400万ドルを受け取ってフリーエージェントとなった。現在の状況について「家族とともに過ごす時間を楽しんでいるし、他のビジネスにも興味がある。でも、私に興味を示してくれたチームには感謝しているよ」と述べている。

     ブラウンは様々な要素を考慮に入れているとみられる。妻・ラリサは昨年5月に第3子を出産したばかりであり、コロナ禍でプレーすることにはリスクが伴う。また、ナショナル・リーグで指名打者制が採用されない可能性が高くなっていることも、ブラウンの現役続行の決断に対する逆風になっているに違いない。

     2007年にメジャーデビューして新人王に輝いたブラウンは、ブリュワーズ一筋で14年間プレー。2011年MVP、2012年本塁打王、オールスター・ゲーム選出6度、シルバースラッガー賞5度など輝かしい実績を残し、通算352本塁打は球団記録となっている。その一方で、2013年には禁止薬物の使用による出場停止処分も経験した。

     同僚のクリスチャン・イェリッチは「彼は正式に引退を表明していないし、それは彼と彼の家族が決めることだ」と冷静。「子供たちはメジャーリーグでプレーすることや彼のようなキャリアを送ることを夢見る。それを経験できる人はほんの数パーセントだけどね。14~15年間も1つの球団でプレーし続けるのは本当にすごいことだよ」と語り、ブラウンのキャリアを称えた。

  • レッズ移籍濃厚から一転 メッツがビヤーと1年355万ドルで合意

    2021.2.10 00:00 Wednesday

     「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、メッツはブルージェイズからフリーエージェントとなっていたジョナサン・ビヤーと1年355万ドル+出来高のメジャー契約で合意に達したようだ。ビヤーは二塁と遊撃を中心に三塁、左翼、中堅での出場経験もあるため、メッツでは内外野兼用のスーパー・ユーティリティとして起用されるとみられる。充実したスタメンと比較して手薄だったベンチに厚みをもたらす補強となった。

     現在29歳のビヤーは、昨季マーリンズとブルージェイズで合計52試合に出場して打率.232、2本塁打、15打点、16盗塁、OPS.593を記録。盗塁数はメジャー全体で2番目に多かったが、リーグを跨いで途中移籍したため、自身2度目の盗塁王獲得はならなかった。

     ブリュワーズ時代の2016年に打率.285、19本塁打、63打点、62盗塁、OPS.826を記録して盗塁王のタイトルを獲得し、オリオールズでプレーした2019年にも打率.274、24本塁打、73打点、40盗塁、OPS.792の好成績をマーク。攻守両面で粗さが目立つものの、パンチ力とスピードを兼ね備え、メジャー8年間で通算80本塁打、218盗塁を記録している。

     キャリア序盤は主に遊撃手として起用されていたが、2017年からは二塁手としての出場が多くなり、三塁、左翼、中堅を守った経験もある。ユーティリティとしての起用が有力視されており、正遊撃手フランシスコ・リンドーアの休養日に遊撃を守ったり、正二塁手ジェフ・マクニールが三塁を守る際に二塁を守ったりするケースが多くなりそうだ。

     なお、ビヤーは遊撃手の補強を目指しているレッズと契約交渉を行っていることが数日前に報じられたばかりだった。しかし、レッズはマイナー契約での獲得を目指していたとの報道もあり、ビヤーはメジャー契約を得られるメッツへの移籍を選択。野手ではリンドーア、ジェームス・マッキャン、ホゼ・マルティネス、アルバート・アルモラJr.に続いて5人目の新戦力となった。

  • エンゼルスがレイズとのトレードで救援右腕・スレガースを獲得

    2021.2.9 14:00 Tuesday

     日本時間2月9日、エンゼルスは後日指名選手1名または金銭とのトレードでレイズから救援右腕アーロン・スレガースを獲得したことを発表した。レイズは先日、元エースのクリス・アーチャーとの契約合意が報じられており、ロースターの枠を空けるための動きとみられる。なお、スレガースを獲得したエンゼルスは、ロースターの枠を空けるために左腕ディロン・ピータースをDFAとしたことを発表している。

     現在28歳のスレガースは、2013年のドラフトでツインズから5巡目(全体140位)指名を受けてプロ入り。マイナーでは先発投手として育成され、2017年8月にメジャーデビューを果たしたが、2年間で8試合(うち5先発)に登板して1勝2敗、防御率5.90と思うような成績を残すことはできなかった。

     2019年はツインズからパイレーツを経てレイズに加入し、1試合だけ登板してメジャー初セーブを記録したが、1年間で4度のDFAを経験する厳しいシーズンに。マイナー契約でレイズと再契約した昨季は、メジャーとマイナーを何度も往復しながら自己最多の11試合(うち1先発)に登板し、0勝0敗2セーブ、2ホールド、防御率3.46という自己最高の成績をマークした。

     打者を圧倒するようなボールは持っていないものの、シンカーとスライダーのコンビネーションを軸に、打者に強い打球を打たせないピッチングが持ち味。昨季26イニングを投げて与四球はわずか5つだけ(与四球率1.73)と制球力も安定しており、試合中盤の複数イニングを安心して任せることのできる投手である。

     強力投手陣を誇るレイズでも一定の登板機会を与えられていたため、投手力に不安を抱えるエンゼルスではこれまで以上に登板のチャンスが増えることが予想される。先発の経験もあるため、ロングリリーフを担える点も魅力である。レイズのロースター枠から押し出された選手ではあるものの、エンゼルスにとって貴重な戦力となりそうだ。

  • ダブルヘッダー7イニング制と延長タイブレーク制は今季も継続へ

    2021.2.9 12:00 Tuesday

     日本時間2月9日、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は2021年シーズンの健康プロトコルについて合意に達し、ダブルヘッダー7イニング制と延長タイブレーク制(=無死二塁からスタート)が昨季に引き続いて今季も採用されることになった。今回の合意には、ユニバーサルDH(=両リーグで指名打者制を採用)とポストシーズン出場枠の拡大は含まれておらず、シーズン開幕までの期間で交渉が継続されるとみられている。

     60試合制の短縮シーズンとなった昨季は、78度の延長戦が行われたが、最長の試合は13イニングだった(7月29日のドジャース対アストロズ、同8月7日のアスレチックス対アストロズ)。1901年から2019年まで、すべてのシーズンで少なくとも1試合は15イニング以上の試合が行われていたため、無死二塁からイニングをスタートする延長タイブレーク制は一定の効果があったと判断していいだろう。

     また、昨季は新型コロナウイルス関連の理由によって45試合が延期となったが、消化されなかったのはカージナルス対タイガースの2試合だけだった。その結果、短縮シーズンのなかで56度のダブルヘッダーが発生し、これは1984年の76度以来の多さ。全試合の約12%がダブルヘッダーの試合となり、これは1978年の13.6%以降では最高の割合だった。ダブルヘッダー7イニング制はコロナ禍のシーズンにおける選手の負担を軽減するうえで、重要なルールと言える。

     メジャーリーグ機構は新型コロナウイルスの感染拡大状況を考慮したうえで、シーズン開幕を4月28日に延期し、154試合制でシーズンを開催することを提案していたが、選手会はこれを拒否し、対案を示さなかった。これにより、2021年シーズンは予定通りにスタートすることになり、2月17日にスプリング・トレーニング開始、4月1日にシーズン開幕というスケジュールが予定されている。今季は無事に162試合制のシーズンを開催することができるだろうか。

  • 「最強の2人組」は誰だ!? MLB公式サイトがトップ10を選出

    2021.2.9 11:30 Tuesday

     メジャーリーグでは過去にベーブ・ルースとルー・ゲーリッグ(ヤンキース)、ロベルト・クレメンテとウィリー・スタージェル(パイレーツ)、アラン・トラメルとルー・ウィテカー(タイガース)、クレイグ・ビジオとジェフ・バグウェル(アストロズ)のような「名コンビ」が誕生してきた。では、現在のメジャーリーグにおける「最強の2人組」は誰なのだろうか。メジャーリーグ公式サイトでは成績予想システムで算出されたWARを用いてトップ10を選出している。

     1位はエンゼルスのマイク・トラウト(予想WAR7.1)とアンソニー・レンドン(同5.3)。昨季レンドンが加入したことによりメジャー最強の強打者コンビが完成した。しかし、投手陣の奮起がなければ、今季も彼らの姿をポストシーズンで見ることはできないだろう。

     2位はドジャースのムーキー・ベッツ(同5.7)とコディ・ベリンジャー(同5.6)。ドジャースではコリー・シーガーもWAR5.3と予想されており、3人合計ではエンゼルスを上回る(エンゼルスの3位はデービッド・フレッチャーの2.1)。ベッツとベリンジャーが形成する強固な右中間は、攻撃面のみならず守備面でもチームの大きな武器となっている。

     3位はパドレスのフェルナンド・タティスJr.(同5.9)とマニー・マチャド(4.6)。メジャーで最も勢いのあるコンビと言っていいかもしれない。この2人が形成する三遊間は、今後しばらくのあいだ、メジャーリーグの名物の1つとなりそうだ。

     アストロズのアレックス・ブレグマン(同5.9)とカルロス・コレア(同4.0)、ナショナルズのフアン・ソト(同5.9)とトレイ・ターナー(同4.0)がともに合計9.9で4位タイにランクイン。ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.(同5.3)とフレディ・フリーマン(同4.4)が6位に入った。

     以下、7位はブルージェイズのジョージ・スプリンガー(同4.5)とボー・ビシェット(同4.1)、8位はレッドソックスのラファエル・デバース(同4.3)とザンダー・ボガーツ(同4.2)、9位はヤンキースのアーロン・ジャッジ(同4.3)とDJ・レメイヒュー(同3.8)、10位はアスレチックスのマット・チャップマン(同4.9)とマット・オルソン(同3.1)。

     メッツのフランシスコ・リンドーアとマイケル・コンフォート(合計7.6)、ホワイトソックスのヤスマニ・グランダルとエロイ・ヒメネス(合計7.6)、フィリーズのJ・T・リアルミュートとブライス・ハーパー(合計7.3)などが惜しくもトップ10入りを逃している。

  • 1年900万ドルで残留のモリーナ 史上4人目の記録まであと21

    2021.2.9 11:00 Tuesday

     今オフ、キャリアで初めてフリーエージェントとなったヤディアー・モリーナは、1年契約でカージナルスとの再契約に合意したことが報じられている。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、年俸は900万ドル。また、地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリック・グールドはオプションが付属しない純粋な1年契約であることを伝えている。そのモリーナはカージナルス一筋18年目となる今季、ある記録を達成しようとしている。

     その記録とは「捕手としての2000安打」である。モリーナは昨年9月24日のブリュワーズ戦で通算2000安打を達成し、捕手としては12人目の快挙となった。しかし、「捕手として放った安打数」に着目してみると、2000本以上の安打を記録しているのはイバン・ロドリゲス(2749本)、ジェイソン・ケンドール(2160本)、カールトン・フィスク(2145本)の3人だけ。捕手として1979本の安打を放っているモリーナは、史上4人目の快挙まであと21に迫っているのだ。

     通算3000安打の達成者が過去32人いることを考えると、「捕手としての2000安打」は通算3000安打よりも達成が難しい記録と言えるかもしれない。重労働の捕手は、他の野手のように年間140~150試合に出場することはめったになく、「打てる捕手」は打力を生かすために一塁や外野、指名打者など他のポジションで起用されることも多い。捕手として出場し続け、安打を積み重ねるのは容易なことではない。

     他にも、モリーナはアダム・ウェインライトと通算274試合で先発バッテリーを組んでいるが、これはメジャー史上6位の大記録である。今季32試合で先発バッテリーを組めば、レッド・フェイバーとレイ・シャーク(ホワイトソックス)のバッテリーと並ぶ3位タイに浮上する。1位のミッキー・ロリッチとビル・フリーハン(タイガース)まであと50に迫っているため、モリーナとウェインライトが来季まで現役を続ければ、メジャー記録を更新する可能性もある。

     なお、モリーナは自身のインスタグラムにビデオを投稿し、「戻ってきたよ」とファンにカージナルス残留を報告している。

  • 名捕手・モリーナがカージナルス残留 1年契約で合意との報道

    2021.2.9 10:30 Tuesday

     ゴールドグラブ賞9度の実績を誇る名捕手ヤディアー・モリーナはメジャー18年目の今季もカージナルスでプレーすることになった。地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリック・グールドによると、カージナルスとモリーナは1年契約で合意。今オフ、キャリアで初めてフリーエージェントとなったモリーナは、希望していた2年契約を得ることはできなかったものの、カージナルス一筋のフランチャイズ・ヒーローとしてキャリアを終える可能性が極めて高くなった。

     長年バッテリーを組んできたアダム・ウェインライトとともに「カージナルス残留が第1希望」であることを明言していたモリーナは、オフシーズン当初から残留が有力視されていた。しかし、新型コロナウイルスによる財政難の影響でカージナルスはモリーナが希望している2年契約をオファーできず、交渉は長期化。ヤンキース、パドレス、ブルージェイズなど他球団からの関心も報じられたが、最終的には「相棒」のウェインライトとともに今季もカージナルスでプレーすることになった。

     近年は攻守両面で数字が落ち、年齢による衰えを隠せなくなっているモリーナだが、この名捕手の価値は目に見える数字だけでは表せない。圧倒的な存在感を放つチームの精神的支柱であり、モリーナがマスクを被っているだけで投手陣は自信を持ってボールを投げ込むことができる。近年のカージナルスはハイレベルな投手力と守備力を武器とした「守りのチーム」となっているが、それを支えているのは間違いなくモリーナだ。「モリーナを失うダメージは予想している以上に大きいだろう」と語る関係者もおり、モリーナの流出を阻止できた意味はカージナルスにとって非常に大きい。

     今オフ、カージナルスはモリーナ、ウェインライトとの再契約を最優先課題としていたが、それを無事にクリアし、得点力不足解消の切り札としてノーラン・アレナードの獲得にも成功。所属しているナショナル・リーグ中部地区はあまりレベルが高くないため、アレナードを獲得したカージナルスを地区優勝の最有力候補に挙げる声も多い。モリーナにとって、自身3度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げるチャンスとなりそうだ。

  • エンゼルスが大谷との年俸調停を回避 総額850万ドルの2年契約

    2021.2.9 10:00 Tuesday

     日本時間2月9日、エンゼルスは大谷翔平との年俸調停を回避し、2年契約を結んだことを発表した。「オレンジ・カウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャーは2年契約の総額が850万ドル(今季300万ドル、来季550万ドル)であることを伝えている。大谷が年俸が330万ドルを希望する一方、エンゼルスは250万ドルを提示して期限までに合意することができず、「二刀流」への評価が注目されていたが、年俸調停は回避されることになった。

     大谷はサービスタイム(メジャー登録日数)が3年に達したため、今オフから年俸調停の権利を得た。エンゼルスは今季限りでアルバート・プーホルスとの10年契約が終了し、新戦力は1年契約ばかりのため、2022年の契約が保証されている選手は大谷のほかに、マイク・トラウト、アンソニー・レンドン、ジャスティン・アップトンの3人だけ。フリーエージェントになるにはサービスタイム6年が必要であり、大谷は今回の2年契約終了後、年俸調停期間がもう1年残っている。

     ペリー・ミナシアンGMは「彼のような選手の例はほとんどない。1年契約の交渉は時間切れになってしまったが、さらに議論をして複数年契約について話し合い、最終的に2年契約になった。双方に利点とリスクがあるけれど、我々にとっても彼にとっても意味のあるものになったと思う。契約を成立させることができて嬉しいよ」とコメント。代理人のネズ・バレロは「お金よりも選手が快適にプレーできるかどうかが重要だった」と語った。

     また、ミナシアンは「彼の状態はとても良いよ。彼が自分の技術にかける時間とエネルギーの量には本当に驚かされる。そして、これに彼の才能が加わったとき、彼はチームの重要な一員となり、様々な方法でチームの勝利に貢献してくれるだろう。彼は違いを生み出すタイプの選手であると信じている」と大谷への期待を口にした。「彼は両方のカテゴリーでチームに貢献してくれると思う。マウンドとバッターボックスの両方でね」と二刀流の継続も改めて明言。大谷がチームの期待に応え、二刀流選手として輝きを放つことができるか注目したい。

  • 各チームの「今オフ最大の補強」 MLB公式サイトが選出

    2021.2.8 13:00 Monday

     今オフは移籍市場が活性化するまでに時間がかかったものの、各チームが着々と戦力補強を進め、すべてのチームに新戦力が加入している。メジャーリーグ公式サイトでは日本時間2月8日、各チームの「今オフ最大の補強」を特集。フランシスコ・リンドーア(メッツ)、ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)、トレバー・バウアー(ドジャース)、ノーラン・アレナード(カージナルス)などが選出された。なお、再契約は対象外となっている。

     新オーナーに大富豪のスティーブ・コーエンを迎え、今オフの大型補強が予想されたメッツだが、バウアーやスプリンガーの争奪戦に敗れ、大物フリーエージェント選手の獲得には至らなかった。しかし、トレードではインディアンスからスター遊撃手のリンドーアを獲得。大型補強というファンの期待になんとか応えることができた。

     ブルージェイズは6年1億5000万ドルの大型契約でスプリンガーを獲得。オフシーズン前半はフリーエージェント選手への興味ばかりが報じられ、なかなか補強が実現しない状況が続いていたが、DJ・レメイヒューやリンドーアの獲得には失敗したものの、無事にスプリンガー獲得に成功した。

     ドジャースは昨季のサイ・ヤング賞投手・バウアーと3年1億200万ドルで契約合意。今季の年俸4000万ドル、来季の年俸4500万ドルはいずれも歴代最高額を更新する。昨オフは「世界一へのラストピース」としてムーキー・ベッツを獲得し、見事にワールドシリーズ制覇を実現。バウアーを獲得した今季は1998~2000年のヤンキース(3連覇)以来となるワールドシリーズ連覇を目指す。

     カージナルスはここ数年、獲得の噂が絶えなかったアレナードをついに手に入れた。数年来の課題だった得点力不足解消の切り札として期待される。また、8年連続ゴールドグラブ賞の好守は、守備力を武器とするカージナルスの野球にフィットするに違いない。

     メジャーリーグ公式サイトが選出した各チームの「今オフ最大の補強」は以下の通り。

    アメリカン・リーグ東部地区

    オリオールズ
    フレディ・ギャルビス(1年150万ドル)

    レッドソックス
    ギャレット・リチャーズ(1年1000万ドル)

    ヤンキース
    コリー・クルーバー(1年1100万ドル)

    レイズ
    マイケル・ワカ(1年300万ドル)

    ブルージェイズ
    ジョージ・スプリンガー(6年1億5000万ドル)

    アメリカン・リーグ中部地区

    ホワイトソックス
    ランス・リン(トレード)

    インディアンス
    エディ・ロサリオ(1年800万ドル)

    タイガース
    ロビー・グロスマン(2年1000万ドル)

    ロイヤルズ
    カルロス・サンタナ(2年1750万ドル)

    ツインズ
    アンドレルトン・シモンズ(1年1050万ドル)

    アメリカン・リーグ西部地区

    アストロズ
    ジェイソン・カストロ(2年700万ドル)

    エンゼルス
    ホゼ・キンターナ(1年800万ドル)

    アスレチックス
    エルビス・アンドルース(トレード)

    マリナーズ
    ラファエル・モンテロ(トレード)

    レンジャーズ
    デービッド・ダール(1年270万ドル)

    ナショナル・リーグ東部地区

    ブレーブス
    チャーリー・モートン(1年1500万ドル)

    マーリンズ
    アンソニー・バース(2年500万ドル)

    メッツ
    フランシスコ・リンドーア(トレード)

    フィリーズ
    アーチー・ブラッドリー(1年600万ドル)

    ナショナルズ
    ジョシュ・ベル(トレード)

    ナショナル・リーグ中部地区

    カブス
    ジョク・ピーダーソン(1年700万ドル)

    レッズ
    ショーン・ドゥーリトル(1年150万ドル)

    ブリュワーズ
    コルテン・ウォン(2年1800万ドル)

    パイレーツ
    ウィル・クロウ(トレード)

    カージナルス
    ノーラン・アレナード(トレード)

    ナショナル・リーグ西部地区

    ダイヤモンドバックス
    ホアキム・ソリア(1年350万ドル)

    ロッキーズ
    オースティン・ゴンバー(トレード)

    ドジャース
    トレバー・バウアー(3年1億200万ドル)

    パドレス
    ブレイク・スネル(トレード)

    ジャイアンツ
    トミー・ラステラ(3年1875万ドル)

  • ブルージェイズが便利屋マーウィン・ゴンザレスの獲得に興味

    2021.2.8 12:30 Monday

     メジャーを代表するユーティリティ・プレーヤーの1人であるマーウィン・ゴンザレスには少なくとも5球団が興味を示していることが報じられているが、「スポーツネット」のシャイ・ダビディによると、そのうちの1球団はブルージェイズだという。ブルージェイズは今オフ、マーカス・セミエンを獲得して内野のレギュラー4人の顔ぶれが固まったものの、バックアップは手薄。複数のポジションを守れるゴンザレスが加入すれば大きなグレードアップとなる。

     現在31歳のゴンザレスは2012年にアストロズでメジャーデビューし、2014年には内外野兼任のユーティリティとしてメジャーに定着。2017年には打率.303、23本塁打、90打点、OPS.907という素晴らしい成績を残し、チームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。

     翌2018年は三振が急増するなど打率.247、16本塁打、68打点、OPS.733と大きく成績を落とし、同年オフに2年2100万ドルの契約でツインズへ移籍。ツインズでも内外野の複数ポジションを守りながらレギュラーに近い出場機会を確保したが、2019年はOPS.736、昨季はOPS.606とピーク時のような打棒は戻らなかった。

     ブルージェイズは一塁ブラディミール・ゲレーロJr.、二塁セミエン、三塁キャバン・ビジオ、遊撃ボー・ビシェットという充実の内野陣で開幕を迎えるとみられるが、内野のバックアップはサンティアゴ・エスピナルや招待選手のリチャード・ウレーニャが筆頭候補という寂しい状況。ゴンザレスが加入すれば大きなグレードアップとなるのは間違いない。

     問題があるとすれば、内外野のレギュラーがほぼ固定されているブルージェイズでは「準レギュラー」というよりも完全な「控え」という扱いになる可能性が高いことだろうか。ゴンザレスがより多くの出場機会を得られるチームを希望するのであれば、ブルージェイズの優先度は低くなってしまうかもしれない。

  • 「Rソックスが澤村の獲得に前進」との報道 メジャー契約が有力

    2021.2.8 12:00 Monday

     「MassLive.com」でレッドソックスの番記者を務めるクリス・コティーロによると、レッドソックスは千葉ロッテマリーンズから海外フリーエージェント権を行使してメジャー移籍を目指している澤村拓一との契約成立に向けて前進しているようだ。コティーロは自身のツイッターで「もし契約が成立すれば、メジャー契約になる可能性が高い」と伝えている。契約成立ならレッドソックスの日本人選手は2016年の上原浩治と田澤純一以来となる。

     メジャーリーグ公式サイトでもコティーロを情報源として澤村の動向を伝えており、「現在32歳の澤村は日本プロ野球での9シーズンで通算防御率2.77を記録し、2020年シーズンは読売ジャイアンツと千葉ロッテマリーンズでプレーした。巨人では不振だったが、ロッテにトレードされたあとは復調し、22試合にリリーフで登板して防御率1.71をマークした」と紹介している。

     大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は澤村のピッチングについて「速球は97マイルに達し、90マイル台前半のスプリッターが決め球。スライダーも投げる」と述べ、昨季巨人では13.1イニングで11奪三振/8与四球と制球難に苦しんだものの、ロッテ移籍後は21イニングで29奪三振/10与四球と「奪三振と与四球の比率」が大幅に改善されたことにも言及している。

     現在のレッドソックスは投手陣に大きな不安を抱えており、今オフは先発にマーティン・ペレス(再契約)とギャレット・リチャーズ、ブルペンにはマット・アンドリースやアダム・オッタビーノを補強。しかし、レイズ、ヤンキース、ブルージェイズの上位3球団と地区優勝を争ううえで十分な戦力とは言えない。

     高い奪三振率を誇るマット・バーンズが昨季に引き続いてクローザーを務める予定だが、防御率4点台、セーブ成功率69%と決して信頼できる投手ではないため、中継ぎからスタートして首脳陣の信頼を得ることができれば、澤村にはクローザー昇格のチャンスがあるかもしれない。まずは大詰めとみられる契約交渉の行方に注目だ。

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