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  • FAのリゾーがヤンキース残留を熱望 再契約ならボイトは放出か

    2021.10.26 10:00 Tuesday

    「ニューアーク・スター・レッジャー」のボブ・クラピシュ記者は、アンソニー・リゾーの家族の1人から聞いた話として、リゾーがヤンキース残留を熱望していることを伝えた。もしヤンキースがリゾーとの再契約を望んでいるのであれば、これは再契約に向けた大きな一歩となる。リゾーの家族がニューヨーク州に隣接するニュージャージー州の近くで暮らしていることも、ヤンキースにとってアドバンテージとなるかもしれない。もしリゾーとの再契約が実現すれば、ルーク・ボイトのトレード話が再燃することになりそうだ。

     現在32歳のリゾーは、今年7月末のトレードでカブスからヤンキースへ移籍。ヤンキースでの初出場から6試合連続打点を記録するなど、移籍直後は強打を発揮したが、新型コロナウイルス陽性で離脱したあとは失速し、トータルで見れば平凡な成績に終わった。今季はカブスとヤンキースで合計141試合に出場して打率.248、22本塁打、61打点、6盗塁、OPS.783という成績。しかし、ヤンキースはリゾーとジョーイ・ギャロの加入により右打者偏重の打線のバランスが改善され、リゾーの加入後は貯金17という快進撃を見せて第2ワイルドカードでポストシーズン進出を果たした。

    「ジ・アスレチック」の報道によると、リゾーは今年3月にカブスから提示された5年7000万ドルの契約延長オファーを拒否したという。今オフのFA市場はフレディ・フリーマン、リゾー、ブランドン・ベルトくらいしか有力な一塁手がおらず、フリーマンがブレーブス、ベルトがジャイアンツと再契約を結んだ場合、複数のチームによるリゾー争奪戦が繰り広げられることが予想される。ただし、リゾーは2年連続でOPS.800未満に終わっており、契約条件はそれほど高騰しないかもしれない。

     ヤンキースの指名打者の枠はジャンカルロ・スタントンで埋まっているため、もしヤンキースがリゾーと再契約した場合、2020年本塁打王のボイトはトレード放出が濃厚だ。今年7月にも放出が有力視されながらもトレードは実現しなかったが、リゾーと複数年契約を結ぶのであれば、ボイトを放出して戦力の整理を行うのは間違いないだろう。

  • メッツ前監督のロハスがパドレスの新監督候補に 投手コーチは決定

    2021.10.26 09:00 Tuesday

     地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」のケビン・エイシー記者によると、ジェイス・ティングラー監督を解任したパドレスは、後任となる新監督について、カージナルス前監督のマイク・シルトに加え、メッツ前監督のルイス・ロハスとも面接を行っているようだ。チームにおけるリーダーシップの欠如が課題となっていたパドレスは、ロン・ワシントンやバック・ショウォルターといった経験豊富な人物が新監督候補に挙げられていたが、新監督探しの方針は変わりつつあるようだ。

     今季まで他球団で指揮を執っていたシルトやロハスとの面接が行われていることを考えると、パドレスの新監督探しは「経験」よりも「現代の野球に適応する能力」を重視する方向にシフトしつつあることが予想される。シルトはカージナルスの監督して2019年から今季まで3年連続でポストシーズン進出を達成。2019年には最優秀監督賞を受賞しているが、「考え方の違い」により今季終了後に解任された。

     53歳のシルトに比べると、ロハスは40歳と非常に若い。2019年オフにメッツの監督に就任したカルロス・ベルトランがアストロズのサイン盗み問題の影響で1試合も指揮を執ることなく解任され、内部昇格という形で監督に就任。しかし、ポストシーズン進出を期待された今季は8月中旬まで地区首位をキープしながらも急失速し、77勝85敗の借金8という期待はずれの成績に終わって解任された。以前から将来の監督候補として高く評価されていたロハスだが、「監督就任が早すぎた」との声もある。

     監督の座が空席となっているパドレスだが、投手コーチの人選は最終段階を迎えているようだ。「ESPN」のバスター・オルニー記者によると、インディアンスで投手コーチ補佐を務めるルーベン・ニエブラの投手コーチ就任が決定的となっている模様。インディアンスは投手育成能力の高さに定評のあるチームであり、ニエブラはその手腕をパドレスでも発揮することが期待される。

  • 35歳・マーモルがカージナルス新監督に 「年齢は障害にならない」

    2021.10.26 08:30 Tuesday

     日本時間10月26日、カージナルスは35歳のオリバー・マーモルが第51代の監督に就任することを発表した。ワイルドカード・ゲーム敗退後、続投が有力視されていたマイク・シルトを「考え方の違い」により解任したカージナルスは、新監督探しをスタート。スタビー・クラップやスキップ・シューマッカーも候補に挙がっていたが、当初から最有力候補だったマーモルが順当に選ばれた。来季開幕時点で35歳273日と非常に若く、2003年インディアンスのエリック・ウェッジ監督(35歳64日)以降では最年少となる。

     マーモルは2007年ドラフト6巡目でカージナルスに入団したものの、マイナーで4年間プレーしただけで指導者に転身。2011年からマイナーのコーチや監督を歴任し、2017年からメジャーに昇格して一塁ベースコーチ、2019年から今季までの3年間はシルトのもとでベンチコーチを務めた。ジョン・モゼリアック編成本部長が「彼はいつかメジャーの監督になると思っていた」と語ったように、チーム内での評価は非常に高かった。

     マーモルは当時スカウトを務めていたシルトに見出されてプロ入りしており、監督とコーチという関係になってからも強固な信頼関係を築いてきた。カージナルスは「考え方の違い」によりシルトを解任したが、マーモルは「これまでとそんなに変わらない。成功をどのように生かしていくかが大切だ」と話しており、フロントオフィスの考え方を取り入れつつも、基本的にはシルトの路線を継承していくことになるだろう。

     最も注目されるのは35歳という年齢だ。来季が現役ラストイヤーとなるヤディアー・モリーナ(39歳)や、女房役とともに引退するとみられるアダム・ウェインライト(40歳)よりも若く、ポール・ゴールドシュミットやノーラン・アレナードといったスター選手たちをコントロールしていかなければならない。しかし、マーモルは「年齢は障害にならない。しっかり準備をして自分の考えを整理しておけば、自ずと選手たちは耳を傾けてくれる」とあまり気にしていない様子。そして、「目標はワールドシリーズに勝つこと。それ以外は失敗だ」と力強く宣言した。

  • シルバースラッガー賞のファイナリスト決定 受賞者は11月12日発表

    2021.10.26 08:00 Tuesday

     日本時間10月26日、シルバースラッガー賞のファイナリストが発表され、大谷翔平(エンゼルス)はア・リーグの指名打者部門でファイナリストに名を連ねた。この賞は攻撃面で最高のパフォーマンスを見せた選手を各リーグでポジション別に表彰するものであり、ア・リーグは指名打者、ナ・リーグは投手が表彰の対象となる。受賞者は各チームの監督とコーチ3名の投票によって決定され、日本時間11月12日午前8時から「MLBネットワーク」の番組内で発表される予定となっている。

     大谷が名を連ねたア・リーグ指名打者部門のファイナリストの顔ぶれと今季の成績は以下の通り。本塁打やOPSで他のファイナリストに大差をつけており、受賞の可能性は高そうだ。

    大谷翔平(エンゼルス)
    打率.257 46本塁打 100打点 26盗塁 OPS.965

    ヨーダン・アルバレス(アストロズ)
    打率.277 33本塁打 104打点 1盗塁 OPS.877

    ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)
    打率.273 35本塁打 97打点 0盗塁 OPS.870

    ジョーイ・ギャロ(ヤンキース)
    打率.199 38本塁打 77打点 6盗塁 OPS.808

    ネルソン・クルーズ(レイズ)
    打率.265 32本塁打 86打点 3盗塁 OPS.832

     ア・リーグ指名打者部門以外のファイナリストの顔ぶれは以下の通り。

    ア・リーグ

    捕手
    サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
    マイク・ズニーノ(レイズ)
    ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)

    一塁手
    ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
    ユリ・グリエル(アストロズ)
    マット・オルソン(アスレチックス)

    二塁手
    マーカス・セミエン(ブルージェイズ)
    ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)
    DJ・レメイヒュー(ヤンキース)
    ホルヘ・ポランコ(ツインズ)

    三塁手
    ラファエル・デバース(レッドソックス)
    ホゼ・ラミレス(インディアンス)
    カイル・シーガー(マリナーズ)

    遊撃手
    カルロス・コレア(アストロズ)
    ザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
    ティム・アンダーソン(ホワイトソックス)
    ボー・ビシェット(ブルージェイズ)

    外野手
    セドリック・マリンズ(オリオールズ)
    テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ)
    アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    カイル・タッカー(アストロズ)
    ミッチ・ハニガー(マリナーズ)
    ルルデス・グリエルJr.(ブルージェイズ)
    ハンター・レンフロー(レッドソックス)
    ランディ・アロザレーナ(レイズ)

    ナ・リーグ

    捕手
    バスター・ポージー(ジャイアンツ)
    ウィル・スミス(ドジャース)
    J・T・リアルミュート(フィリーズ)
    オマー・ナルバイエズ(ブリュワーズ)

    一塁手
    フレディ・フリーマン(ブレーブス)
    ジョーイ・ボットー(レッズ)
    ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)
    マックス・マンシー(ドジャース)

    二塁手
    オジー・オルビーズ(ブレーブス)
    ジョナサン・インディア(レッズ)
    ジェイク・クロネンワース(パドレス)
    ジャスティン・ターナー(ドジャース)

    三塁手
    オースティン・ライリー(ブレーブス)
    マニー・マチャド(パドレス)
    ノーラン・アレナード(カージナルス)
    パトリック・ウィズダム(カブス)

    遊撃手
    フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
    ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)
    トレイ・ターナー(ドジャース)
    ウィリー・アダメス(ブリュワーズ)

    外野手
    フアン・ソト(ナショナルズ)
    ニック・カステヤーノス(レッズ)
    ブライス・ハーパー(フィリーズ)
    ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)
    アダム・デュバル(ブレーブス)
    ジェシー・ウィンカー(レッズ)
    タイラー・オニール(カージナルス)

    投手
    ヘルマン・マルケス(ロッキーズ)
    マックス・フリード(ブレーブス)
    ジェイコブ・デグロム(メッツ)
    マディソン・バムガーナー(ダイヤモンドバックス)

    (注)今季1度も二塁を守っていないジャスティン・ターナー(ドジャース)がナ・リーグ二塁手部門のファイナリストになっているのはミスだと思われる。

  • ブレーブスWS初戦の先発はモートン 古巣アストロズとの対戦へ

    2021.10.25 14:30 Monday

     ブレーブスは日本時間10月27日から始まるアストロズとのワールドシリーズの第1戦にベテラン右腕のチャーリー・モートンが先発することを発表した。現在37歳のモートンは2017~18年にアストロズに在籍し、2017年のワールドシリーズでは胴上げ投手となっており、世界一をかけた大舞台で古巣と対戦することになった。なお、モートンはレイズでプレーした2019~20年にもポストシーズンでアストロズと対戦しており、このときは合計3試合に先発して3勝0敗、防御率0.57の好成績を残している。

     モートンは昨季終了後にレイズからオプション行使を拒否されてFAとなり、1年1500万ドルでブレーブスと契約。レギュラーシーズンは33試合に登板して185回2/3を投げ、14勝6敗、防御率3.34、216奪三振の好成績をマークし、今年9月の時点で1年2000万ドルの契約延長を手にしている。今年のポストシーズンではここまで3試合に先発して0勝1敗ながら防御率3.77とまずまずのピッチング。ワールドシリーズは自身3度目だが、アストロズ(2017年)、レイズ(2020年)、そしてブレーブス(2021年)といずれも異なるチームでプレーすることになった。

     ブレーブスはここまでモートン、マックス・フリード、イアン・アンダーソンの3人で先発ローテーションを回しており、ワールドシリーズでも第2戦にフリード、第3戦にアンダーソンが先発することが予想される。4人目の先発投手が必要となったリーグ優勝決定シリーズ第4戦では、オープナーにベテラン右腕のジェシー・チャベスを起用し、2番手のドリュー・スマイリーが3回1/3を投げるロングリリーフを見せたが、ワールドシリーズ第4戦でも同様の戦い方になるかもしれない。

     1999年以来22年ぶりにたどり着いた大舞台で、1995年以来26年ぶりの世界一を目指すブレーブス。大事な初戦に先発する経験豊富なベテラン右腕がチームを勝利に導けるか注目だ。

  • アストロズWS初戦の先発はバルデス マカラーズJr.は今季絶望か

    2021.10.25 14:00 Monday

     アストロズのダスティ・ベイカー監督は日本時間10月27日から始まるブレーブスとのワールドシリーズの第1戦に左腕フランバー・バルデスが先発することを発表した。バルデスはレッドソックスとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦に先発し、8回3安打1失点の快投。そこから中5日での先発登板となる。なお、右前腕の筋肉の痛みによりリーグ優勝決定シリーズのロースターを外れたランス・マカラーズJr.は、地区シリーズ第4戦以降、投球できない状態が続いており、ワールドシリーズのロースターにも登録されない見込みとなっている。

     ベイカーは第2戦以降の先発投手について明言を避けたものの、リーグ優勝決定シリーズと同様に、第2戦にルイス・ガルシア、第3戦にホゼ・ウルキディが先発することが予想されている。リーグ優勝決定シリーズでは第2戦でガルシアが右膝の違和感により降板し、第4戦に先発予定だったジェイク・オドリッジが急遽リリーフ登板。オドリッジの代わりにザック・グレインキーが第4戦に先発したが、ワールドシリーズ第4戦の先発はオドリッジかグレインキーのどちらかになるとみられる。

     そんななか、グレインキーは日本時間10月25日に本拠地ミニッツメイド・パークで行われた実戦形式の打撃練習に登板。50球以上を投げたグレインキーに対してブレント・ストロム投手コーチは「私は自分の目で見たものを気に入ったよ。彼はすべての球種を投げ、しっかり仕事をしていた。ワールドシリーズでチームに貢献してくれると確信している」と高評価を与えており、リーグ優勝決定シリーズと同様に、第4戦はグレインキーが先発することになりそうだ。

     一方、戦線離脱中のマカラーズJr.について、ジェームス・クリックGMは「彼に不可能なことはない」とコメント。「ロースターの提出期限ギリギリまで彼の状態を見極めるつもりだ。コーチやトレーナー、そして彼自身と相談しながら決めたい」と語り、マカラーズJr.がワールドシリーズでロースター入りする可能性を排除することはしなかった。ただし、戦列復帰できる可能性は低いとみられている。

  • バーランダーやイグレシアスがヤンキースの投手補強の候補に?

    2021.10.25 13:00 Monday

     今オフのヤンキースは遊撃手、捕手、中堅手など野手の補強ポイントが多く、投手はブライアン・キャッシュマンGMにとって最優先の補強ポイントにならないとみられている。しかし、「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者は「ヤンキースの投手陣には不確実性が多い」と指摘。「キャッシュマンは少なくとも1人以上の投手を獲得すべきだ」と主張し、ヤンキースが狙うべき補強ターゲットとしてジャスティン・バーランダー、ノア・シンダーガード、ライセル・イグレシアスらの名前を挙げている。

    「投手補強を行うべき」と主張するシャーマンだが、ヤンキースがマックス・シャーザー、ロビー・レイ、ケビン・ゴーズマン、マーカス・ストローマンといったトップクラスの先発投手や、カルロス・ロドン、クレイトン・カーショウといった故障のリスクを抱える先発投手の獲得に動く可能性は低いと予想。FA補強のターゲットとしてバーランダー、シンダーガード、イグレシアス、トレード補強のターゲットとしてショーン・マネイア(アスレチックス)とパブロ・ロペス(マーリンズ)の名前を挙げた。

     バーランダーとシンダーガードはともにトミー・ジョン手術明けの先発投手であり、獲得はギャンブルとなる。しかし、ヤンキースは昨オフに故障明けのコリー・クルーバーと1年1100万ドルの契約を結んだ実績があり、シャーマンは同様の形でヤンキースがバーランダーやシンダーガードの獲得に動く可能性があると考えているようだ。

     また、セットアッパーのザック・ブリットンがトミー・ジョン手術を受けたため、イグレシアスのような実力のあるリリーバーの獲得を狙う可能性もあるという。イグレシアスはエンゼルスが再契約を目指しているが、実績と実力を兼ね備えたリリーバーとしてFA市場での人気は高く、争奪戦により価格が高騰した場合、補強に使える資金のわりに補強ポイントが多すぎるエンゼルスでは十分な資金を準備できないかもしれない。

     アーロン・ブーン監督と新たに3年契約を結び、球団史上28度目となるワールドシリーズ制覇を目指すヤンキース。野手補強中心のオフとなることが予想されるが、キャッシュマンはどんな投手補強を展開するのだろうか。

  • 今オフFAのシャーザー ドジャースとの再契約が最有力?

    2021.10.25 12:00 Monday

     将来のアメリカ野球殿堂入りを有力視されるマックス・シャーザーは、37歳となった今季も衰えを見せず、素晴らしい成績を残した。今季終了後にFAとなるため、すでにドジャースでの最後の1球を投げ終えた可能性もあるが、ドジャースはFAとなったシャーザーとの再契約に動くとみられている。今年7月のトレード時に西海岸の球団への移籍を希望していたことが報じられており、それを踏まえ、シャーザーの去就としてドジャースとの再契約を有力視する声は多い。

    「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは先日、シャーザーとクレイトン・カーショウという2人の将来の殿堂入り投手について、「ドジャースとの再契約が最有力」と自身の見解を述べた。ヘイマンはドジャースと再契約しなかった場合の移籍先として、シャーザーはエンゼルス、カーショウはレンジャーズと予想しているが、エンゼルスのほかにもジャイアンツ、レッドソックス、ブルージェイズ、フィリーズ、アストロズ、カブス、マリナーズ、メッツ、ヤンキース、カージナルス、ナショナルズなど多くのチームがシャーザー獲得に動く可能性がある。

     ミズーリ州セントルイス出身のシャーザーにとって、カージナルスは地元球団であり、現役生活を締めくくる最後の地としてカージナルスを選ぶ可能性はゼロではない。また、ナショナルズが比較的早い段階でチーム再建を終わらせるつもりであるならば、シャーザーを呼び戻すことも有り得ない話ではない。

     ドジャースがシャーザーとの再契約を目指すうえで不安要素があるとすれば、ポストシーズンでの起用法か。シャーザーは地区シリーズ第5戦にクローザーとして登板し、中2日でリーグ優勝決定シリーズ第2戦に先発した際には腕の疲労を訴えていた。結局、腕の状態が思うように回復せず、リーグ優勝決定シリーズで再びマウンドに立つことなくチームは敗退。多用されるオープナー戦法も含め、シャーザーがドジャースの投手運用に対して持つ印象が再契約の行方に影響を与えるのは間違いない。

     シャーザーは今季ナショナルズとドジャースで合計30試合に先発して179回1/3を投げ、15勝4敗、防御率2.46、236奪三振の好成績をマーク。ポストシーズンでもリリーフ1試合を含む4試合に登板し、防御率2.16と好投した。

  • 今季もワールドシリーズ連覇は達成されず 3連覇ヤンキースが最後

    2021.10.25 11:00 Monday

     ナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズで昨季王者のドジャースがブレーブスに2勝4敗で敗れ、メジャーリーグでは今季もワールドシリーズ連覇が達成されなかった。21世紀に入ってからワールドシリーズ連覇は1度も達成されておらず、1998~2000年に3連覇したヤンキースが最後。21年連続の「連覇なし」はメジャーリーグにおける史上最長記録であるだけでなく、米国の4大プロスポーツ(MLB・NBA・NFL・NHL)のなかでも最長記録となっている。

     ワールドシリーズ連覇は過去に14度達成されている。1907~08年のカブス、1910~11年のアスレチックス、1915~16年のレッドソックス、1921~22年のジャイアンツ、1927~28年のヤンキース、1929~30年のアスレチックス、1936~39年のヤンキース(4連覇)、1949~53年のヤンキース(5連覇)、1961~62年のヤンキース、1972~74年のアスレチックス(3連覇)、1975~76年のレッズ、1977~78年のヤンキース、1992~93年のブルージェイズ、1998~2000年のヤンキース(3連覇)というラインナップだが、20世紀は1940年代と1980年代を除けば、すべての年代で連覇が達成されている。

     他の3大プロスポーツの直近の連覇チームは、NBAが2017~18年のゴールデンステート・ウォリアーズ、NFLが2004~2005年のニューイングランド・ペイトリオッツ、NHLが2020~2021年のタンパベイ・ライトニング。いずれも21世紀に入ってから連覇チームが誕生している。

     21年連続で連覇チームが現れないのは異例の状況だが、これはある意味でメジャーリーグの戦力均衡システムが上手く機能していることの証と言えるかもしれない。実際、2001年以降の21シーズンで全30球団の7割にあたる21球団が少なくとも1回以上のリーグ優勝を経験している。この群雄割拠とも言える状況のなか、次にワールドシリーズ連覇を達成するチームが現れるのはいつになるのだろうか。

  • カージナルスの新監督は35歳のマーモル 明日正式発表の見込み

    2021.10.25 10:00 Monday

     マイク・シルト監督を「考え方の違い」により解任したカージナルスの新監督がオリバー・マーモルに決まったようだ。「ジ・アスレチック」でカージナルスを担当するケイティ・ウーなど複数の記者が伝えた。マーモルはカージナルスの球団組織内で高い評価を受けており、シルトの解任直後から新監督の最有力候補の1人に挙げられていた。35歳は現役監督では最年少となる。なお、カージナルスは日本時間10月26日午前0時から記者会見を予定しており、マーモルの監督就任が正式発表される見込みとなっている。

     1986年7月2日生まれのマーモルは現在35歳。現役時代は内野手で、2007年のドラフト6巡目指名でカージナルスに入団し、マイナーで4年間プレーしたものの、2010年にA+級でプレーしたのを最後に指導者に転身した。2011年からマイナーのコーチや監督を歴任し、2017年には一塁ベースコーチとしてメジャー昇格。2019年から今季まではベンチコーチとしてシルトを支えてきた。

     来季のカージナルスは名捕手ヤディアー・モリーナが現役ラストイヤーを迎え、大ベテランのアダム・ウェインライトも女房役のモリーナとともに引退することが有力視されているが、モリーナは現在39歳、ウェインライトは現在40歳。21世紀のカージナルスを支えてきた両ベテランは、現役ラストイヤーを35歳の現役最年少監督のもとでプレーすることになった。

     なお、マーモルは「メジャーの監督としての初めての試合」を迎える時点では、直近20年間で2番目に若い監督になるようだ。「101 ESPN」のラジオ番組のホストを務めるブランドン・カイリーによると、2003年からインディアンスを率いたエリック・ウェッジと2009年からダイヤモンドバックスを率いたAJ・ヒンチ(現タイガース監督)も監督としての初戦の時点では35歳だったが、ウェッジのほうがマーモルよりわずかに若かったという。

  • NLCSのMVPはブレーブス・ロサリオ 6試合で14安打の大暴れ

    2021.10.24 13:01 Sunday

     ブレーブスが4勝2敗で昨季王者のドジャースを破り、1999年以来22年ぶり10度目のリーグ優勝を決めたナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズ。そのMVPには第6戦で決勝の3ラン本塁打を放つなど、打率.560(25打数14安打)、1二塁打、1三塁打、3本塁打、9打点、出塁率.607、長打率1.040、OPS1.647の大活躍を見せたエディ・ロサリオ(ブレーブス)が選出された。ポストシーズンの1シリーズでの14安打は、松井秀喜らと並ぶメジャータイ記録となった。

     ポストシーズンの1シリーズで14安打を放った選手は、過去にアルバート・プーホルス(2004年NLCS・当時カージナルス)、松井秀喜(2004年ALCS・当時ヤンキース)、ケビン・ユーキリス(2007年ALCS・当時レッドソックス)、マルコ・スクータロ(2012年NLCS・当時ジャイアンツ)の4人だけ。ロサリオは史上5人目の快挙となり、プーホルス、スクータロと同様にシリーズのMVPに選出された。

     ロサリオはリーグ優勝決定シリーズの全6試合で安打を放ち、第2戦と第4戦では4安打の活躍。ポストシーズンの1シリーズで1試合4安打を2度記録するのは史上2人目だが、3試合で2度は史上初の快挙だった。特に第4戦では最初の3打席で本塁打、三塁打、単打を放ち、サイクル安打にリーチ。最後の打席で二塁打ではなくダメ押しの一発を放ち、「サイクル超え」の大暴れとなった。

     リーグ優勝を決めた第6戦では、1対1の同点に追いつかれた直後の4回裏に勝ち越しの3ラン本塁打。この一発が決勝打となってブレーブスは4対2でドジャースに勝利し、ワールドシリーズ進出が決定した。1995年以来26年ぶりとなる世界一を目指してア・リーグ王者のアストロズと対戦する。

  • メッツがブライアント獲得に再挑戦か 強打のユーティリティ

    2021.10.24 11:00 Sunday

     メッツは今年7月末のトレード・デッドラインで「クリス・ブライアントが最もフィットするチーム」の1つに挙げられていたが、最終的には正遊撃手フランシスコ・リンドーアの親友であるハビアー・バイエズを獲得した。オフにFAとなるバイエズとの再契約を予想する声がある一方、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンはメッツがジャイアンツからFAとなるブライアントの獲得に再挑戦する可能性があると考えているようだ。メッツはどのような形で内野手補強を実現させるのだろうか。

     メッツの内野陣は一塁ピート・アロンゾと遊撃リンドーアがレギュラー確定という状況。二塁にはジェフ・マクニール、三塁にはJ・D・デービスがおり、薬物規定違反で出場停止処分を受けていたロビンソン・カノーも戻ってくるが、バイエズとの再契約、ブライアントの獲得など、内野手補強に動く可能性が取り沙汰されている。

    「SNY」のアンディ・マルティノはオフシーズンの早い段階でメッツがバイエズと再契約を結ぶ可能性を指摘しており、その場合は二塁にバイエズが入り、カノーは指名打者(ユニバーサルDHが導入された場合)、マクニールは三塁や外野に回ることになるだろう。

     ブライアントは本職の三塁のほか、一塁、左翼、中堅、右翼と守れるポジションが多いため、三塁に固定するような起用法にはならないことが予想される。マクニールとデービスも内外野の様々なポジションを守ることができる選手であり、ここにブライアントが加入すれば、メッツは今まで以上にフレキシブルにラインナップを組むことが可能になる。

     しかし、ブライアントのような「強打のユーティリティ・プレーヤー」は非常に貴重な存在であり、クオリファイング・オファー対象外であることを考えると、多くのチームによる争奪戦が繰り広げられる可能性は高い。メッツはまだ編成部門のトップ(編成本部長またはGM)と監督が決まっておらず、早めに来季の体制を整えて補強方針を定めたいところだろう。なお、サンディ・アルダーソン球団社長は新たに編成部門のトップに就任する人物の意向に従って監督探しを行う方針を示している。

  • ドジャースのチームメイトたちが語る41歳・プーホルスの存在感

    2021.10.24 10:00 Sunday

     今年5月にエンゼルスを解雇されたように、現在のアルバート・プーホルス(ドジャース)にはMVPを3度受賞したカージナルス時代のような輝きはない。しかし、自分の経験や知恵を年下のチームメイトたちに伝え、球史に残る名打者らしい存在感を発揮し続けている。リーグ優勝決定シリーズ第5戦の試合後、記者会見に出席したAJ・ポロックが左隣に座っていたプーホルスの一言一言を熱心に聞いていたシーンはその象徴と言えるだろう。41歳のプーホルスは、昨季王者のドジャースにとって不可欠な戦力となっているのだ。

     プーホルスは「長いあいだ球界でプレーをしていてもポストシーズンに出場するチャンスを得られない選手もいる。私は幸運にもポストシーズンで多くの試合に出場し、ワールドシリーズ制覇を成し遂げることもできた。すべての選手がそのためにプレーしているのだから(ポストシーズンでプレーするのは)楽しいよ」と語る。ドジャースの一員としてポストシーズンでプレーすることについては「この状況にいられるのはとても特別なことだ。プレーしているときは楽しいし、ベンチにいるときもできる限りチームメイトを助けて楽しんでいるよ」と喜びを感じている。

     そんなプーホルスの献身的な姿勢はチームに好影響を与えており、ジャスティン・ターナーは「彼はチームに加わった初日からチーム全体に大きな影響を与えていた。すべてがみんなのお手本なんだ」とその影響力の大きさについて語る。プーホルスはドジャースに加入してあっという間にチームリーダーとしての地位を確立。ホームランを打った打者をハグで迎えるセレブレーションは今や恒例行事となった。

     クリス・テイラーは「彼は本当に素晴らしいリーダーだ。みんなが彼に大きな信頼を寄せている。真のプロだよ」とプーホルスの素晴らしさを熱弁。もはや不動のレギュラーではなく、プラトーン要員としての起用がメインとなっているプーホルスだが、過去の栄光にすがることなく、献身的なプレーを続けている。それがチームメイトからの信頼を得る最大の要因となっていることは間違いないだろう。

     プーホルスは「試合に出られることを当たり前だと思ったことはない。常にキャリア最後の試合だと思って打席に入っている。これは2001年にカージナルスで初めて試合に出たときから変わらないよ」と自身の心構えを語る。2006年と2011年にカージナルスでワールドシリーズ制覇を経験したプーホルス。10年ぶり4度目となるワールドシリーズの舞台に立つことはできるだろうか。

  • ドジャースのロースター変更はプライスのみ シャーザーは第7戦へ

    2021.10.24 09:00 Sunday

     日本時間10月24日、ドジャースはブレーブスとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦を戦っているが、第5戦で故障して緊急降板したジョー・ケリーに代わってベテラン左腕のデービッド・プライスがロースターに登録された。第5戦のブルペンでのウォーミングアップ中に腕の痛みを訴えたリリーフ左腕のジャスティン・ブルールは、ひとまずロースターに残留。また、第6戦の先発を回避したマックス・シャーザーは、ドジャースが第6戦に勝利した場合、第7戦に先発できる見込みとなっている。

     ケリーとプライスの入れ替えは予定通り。ドジャースはブルールが登板できない状態であれば、さらなるロースターの入れ替えを行う予定だったが、デーブ・ロバーツ監督は「ジャスティンをロースターに残すことにしたよ。1イニングを投げる準備ができているということを彼は示してくれたからね」と貴重なリリーフ左腕であるブルールをロースターに残留させることを決めた。

     また、腕の疲労により第6戦の先発を回避することになったシャーザーは「ここ数日間は腕が動かなかった。捻挫でもなく、痛みでもなく、筋肉の疲労だ。仕事量の問題だと思う。これを乗り越えられるように努力しているよ」とコメント。まだ完全に疲労感が消えたわけではないものの、第7戦の先発については「マウンドに上がることができると思う。どれくらいのイニングを投げられるかはわからないけどね」と話した。

     ロバーツ監督によると、ドジャースはシャーザーが第7戦に先発できると確信しているという。「今日、彼がボールを投げる様子を見たけど、明日先発できるという確信を我々に与えてくれたよ」とロバーツ。絶対に負けられない第6戦には中3日でウォーカー・ビューラーが先発しているが、この第6戦に勝利して対戦成績を3勝3敗のタイに持ち込んだ場合、ワールドシリーズ進出をかけた第7戦には満を持してシャーザーが先発することになりそうだ。

  • 昨季王者のドジャース NLCS第6戦は中3日でビューラーが先発

    2021.10.24 00:00 Sunday

     1998~2000年のヤンキース(3連覇)以来となるワールドシリーズ連覇を目指すドジャースは、ワールドシリーズの舞台へ進むためにブレーブスとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦と第7戦に連勝する必要がある。ところが、第2戦から中5日で第6戦に先発するとみられていたマックス・シャーザーは、疲労が蓄積している右腕の状態が思うように回復せず、第6戦の先発を回避することが決定。日本時間10月24日に行われる第6戦には中3日でウォーカー・ビューラーが先発することになった。

     ドジャースがワールドシリーズに進出するためには、第6戦と第7戦に連勝する必要がある。よって、ビューラーは中4日で第7戦に先発する予定を変えず、第6戦にはブルペンゲームで臨むのではないか、という予想もあった。トニー・ゴンソリンやエバン・フィリップス、デービッド・プライス(故障したジョー・ケリーに代わってロースター入りする予定)が複数のイニングを投げられる状態が整っているからだ。

     しかし、ドジャースは第6戦に勝利するためのベストの方法として、ビューラーを中3日で先発させることを決断。今季レギュラーシーズン33試合に先発して16勝4敗、防御率2.47、212奪三振の好成績をマークしたビューラーは、レギュラーシーズンでは中3日以内での先発経験が1度もなく、今年の地区シリーズ第4戦(対ジャイアンツ)が自身初の中3日での先発マウンドとなったが、このときは5回途中まで71球を投げ、3安打1失点と試合を作った(ドジャースは7対2で勝利)。

     なお、第6戦の先発を回避したシャーザーが第7戦に先発できるかどうかは、依然として不透明な状況が続いている。第6戦に勝利した場合、第7戦には中3日でフリオ・ウリアスが先発することになるかもしれない。故障者が続出して選手層が薄くなっているドジャースは、ワールドシリーズ連覇という目標に向けて、1試合1試合を総力戦で戦っていくことになりそうだ。

  • シャーザーは第6戦の先発を回避 腕の状態が思うように回復せず

    2021.10.23 13:00 Saturday

     ドジャースのマックス・シャーザーが日本時間10月23日に行われるブレーブスとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦に先発しないことが明らかになった。シャーザーは地区シリーズ第5戦の最終回に投げたあと、中2日でリーグ優勝決定シリーズ第2戦に先発したが、試合後に「私の腕は死んでいた」と極度の疲労感を訴えていた。第2戦から中5日で第6戦に先発することが有力視されていたものの、腕の状態が思うように回復しなかったようだ。第5戦でブルペンゲームを展開したドジャースだが、2試合連続のブルペンゲームとなる可能性もありそうだ。

     現時点では第6戦に誰が先発するかは明らかにされていない。第6戦にドジャースが勝利した場合、第7戦には中4日でウォーカー・ビューラーが先発する予定だが、ドジャースは第6戦にブルペンゲームで臨むか、ビューラーの登板予定を1日繰り上げて中3日で先発させるかを選択することになる。シャーザーが第7戦で投げられるかどうかも不透明であり、ビューラーが中3日で第6戦に投げる場合、フリオ・ウリアスが第4戦から中3日で第7戦に先発することも検討されるだろう。

     もちろん、ビューラーの第7戦の先発予定を変えず、第6戦にはブルペンゲームで臨む可能性もある。長いイニングを投げられる投手が1人もいなかった第5戦に対して、第6戦ではトニー・ゴンソリンやデービッド・プライス(故障のジョー・ケリーに代わってロースターに登録される予定)が複数イニングを投げられる状況だ。

     ポストシーズン開幕前にクレイトン・カーショウとマックス・マンシーを失い、ポストシーズン中にはジャスティン・ターナーとケリーが戦線離脱。さらにはジャスティン・ブルールにも故障離脱の可能性が浮上するなど、故障者が続出しているドジャース。シャーザーの第6戦の先発回避が確定し、「負ければ敗退」の大事な一戦に再びブルペンゲームで臨むことになるのだろうか。

  • ALCSのMVPはアストロズ・アルバレス ベイカー監督は両リーグで優勝

    2021.10.23 12:53 Saturday

     アストロズが4勝2敗でレッドソックスを破り、2017年と2019年に続いて直近5年間で3度目のリーグ優勝を達成したア・リーグのリーグ優勝決定シリーズ。そのMVPには全6試合で安打を放つなど、打率.522(23打数12安打)、3二塁打、1三塁打、1本塁打、6打点、出塁率.538、長打率.870、OPS1.408という素晴らしい活躍を見せたヨーダン・アルバレスが選出された。第6戦では長打3本を含む4安打の活躍。8回裏の第4打席では本拠地ミニッツメイド・パークにアストロズファンからの「MVPコール」が鳴り響いた。

     第1戦で先制の犠飛を放つなど、最初の3試合でいずれも1安打を記録したアルバレスだが、本領を発揮したのは第4戦以降だった。第4戦は9回表のビッグイニングのなかで放ったタイムリーを含む4打数2安打1打点を記録し、第5戦は2回表の先制ソロ本塁打と6回表の貴重な追加点となる2点タイムリー二塁打を含む5打数3安打3打点の活躍。そして、リーグ優勝を決めた第6戦では1回裏に先制のタイムリー二塁打、6回裏に貴重な追加点につながる三塁打を放つなど、長打3本を含む4打数4安打1打点の大暴れを見せた。

     なお、アストロズのダスティ・ベイカー監督は、ジャイアンツ時代の2002年にもリーグ優勝を経験しており、両リーグでのリーグ優勝を達成。過去にはトニー・ラルーサ(現ホワイトソックス監督)、ジョー・マカーシー、ジョー・マドン(現エンゼルス監督)、アル・ダーク、スパーキー・アンダーソン、ディック・ウィリアムス、ジム・リーランド、ヨギ・ベラの8人しか達成しておらず、史上9人目の快挙となった。監督通算1987勝は、ワールドシリーズ制覇の経験がない監督としては史上最多となっており、72歳にして自身初となる世界一を目指す。

  • 遊撃を中心に大物スター選手がズラリ 今オフのFA選手トップ25

    2021.10.23 10:30 Saturday

     メジャーリーグ公式サイトのアンソニー・カストロビンス記者は、今オフのFA市場に出てくる選手のなかからトップ25を選出する特集記事を公開した。今オフのFA市場の特徴は、カルロス・コレア(アストロズ)、コリー・シーガー(ドジャース)を筆頭にスター遊撃手が多いこと。また、マックス・シャーザー(ドジャース)、ロビー・レイ(ブルージェイズ)、ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)といった好投手もFA市場に出てくる。遊撃手の大シャッフルも含め、球界の勢力図が一変するオフとなるかもしれない。

     カストロビンスが選出したトップ25は以下の通り。救援投手ではエンゼルスのクローザーとしてア・リーグ2位の34セーブをマークしたライセル・イグレシアスが最高位の25位にランクインした。なお、年齢は2022年シーズン開幕日時点のものであり、オプトアウトの権利を行使してFAになる可能性のある選手もランキングには含まれている。また、クオリファイング・オファー(QO)の対象とならない選手については、その理由を併記した。

    1 カルロス・コレア(アストロズ) 27歳・遊撃手

    2 コリー・シーガー(ドジャース) 27歳・遊撃手

    3 クリス・ブライアント(ジャイアンツ) 30歳・三塁手/外野手
    ※QO対象外(今季途中にトレードされたため)

    4 マックス・シャーザー(ドジャース) 37歳・先発投手
    ※QO対象外(今季途中にトレードされたため)

    5 トレバー・ストーリー(ロッキーズ) 29歳・遊撃手

    6 マーカス・セミエン(ブルージェイズ) 31歳・遊撃手/二塁手
    ※QO対象外(過去にQO提示されたため)

    7 ロビー・レイ(ブルージェイズ) 30歳・先発投手

    8 ハビアー・バイエズ(メッツ) 29歳・遊撃手/二塁手
    ※QO対象外(今季途中にトレードされたため)

    9 フレディ・フリーマン(ブレーブス) 32歳・一塁手

    10 ケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ) 31歳・先発投手
    ※QO対象外(過去にQO提示されたため)

    11 マーカス・ストローマン(メッツ) 30歳・先発投手
    ※QO対象外(過去にQO提示されたため)

    12 スターリング・マーテイ(アスレチックス) 33歳・外野手
    ※QO対象外(今季途中にトレードされたため)

    13 ニック・カステヤーノス(レッズ) 30歳・外野手
    ※オプトアウトの権利を保持

    14 カイル・シュワーバー(レッドソックス) 29歳・外野手
    ※QO対象外(今季途中にトレードされたため)

    15 カルロス・ロドン(ホワイトソックス) 29歳・先発投手

    16 ノア・シンダーガード(メッツ) 29歳・先発投手

    17 ジャスティン・バーランダー(アストロズ) 39歳・先発投手

    18 クレイトン・カーショウ(ドジャース) 34歳・先発投手

    19 J・D・マルティネス(レッドソックス) 34歳・指名打者
    ※オプトアウトの権利を保持

    20 マイケル・コンフォート(メッツ) 29歳・外野手

    21 ブランドン・ベルト(ジャイアンツ) 33歳・一塁手

    22 クリス・テイラー(ドジャース) 31歳・ユーティリティ

    23 アンソニー・リゾー(ヤンキース) 32歳・一塁手
    ※QO対象外(今季途中にトレードされたため)

    24 ネルソン・クルーズ(レイズ) 41歳・指名打者
    ※QO対象外(今季途中にトレードされたため)

    25 ライセル・イグレシアス(エンゼルス) 32歳・救援投手

  • プライスがケリーに代わってロースター入り 左腕・ブルールも故障か

    2021.10.23 10:00 Saturday

     リーグ優勝への望みをつないだドジャースは、ブレーブスとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦にオープナーとして先発しながらも1イニングを投げ切れずに故障降板したジョー・ケリーに代わってベテラン左腕のデービッド・プライスをロースター入りさせる予定であることが明らかになった。また、新人左腕のジャスティン・ブルールが第5戦のウォーミングアップ中に腕の痛みを訴え、さらなるロースターの変更が検討されている。第6戦は日本時間10月24日にトゥルイスト・パークで行われる。

     ケリーは今季レギュラーシーズン48試合に登板して防御率2.86をマーク。レギュラーシーズン中に1度もなかったオープナーとしての起用が影響したのか、第5戦で右上腕二頭筋の張りを訴えて緊急降板し、デーブ・ロバーツ監督は試合後に「ポストシーズンの残り試合を欠場する可能性が高い」と話していた。

     ブルールは新人ながらレギュラーシーズン21試合に登板して防御率2.89と安定したピッチングを見せ、貴重なリリーフ左腕としてポストシーズンでもロースター入り。リーグ優勝決定シリーズでもフレディ・フリーマン、ジョク・ピーダーソン、エディ・ロサリオといったブレーブスの左打者を相手に持ち味を発揮していただけに、ロースターを外れることになれば、ドジャースにとっては小さくない痛手となる。

     ケリーに代わってロースター入りするプライスは今季レギュラーシーズン39試合(うち11先発)に登板して防御率4.03を記録。前半戦は24試合で防御率3.23とまずまずのピッチングを見せていたが、後半戦は15試合で防御率4.60と安定感を欠いていたため、試合終盤の重要な場面での登板は考えにくい。あくまでも「故障者の穴埋め役」という扱いだろう。

     なお、メジャーリーグ公式サイトのAJ・カッサベル記者は、ブルールがロースターを外れる場合の代役候補として、ミッチ・ホワイトとアンドレ・ジャクソンの両右腕の名前を挙げている。

  • Rソックス・澤村 右ハムストリング違和感もロースター変更なし

    2021.10.23 09:00 Saturday

     日本時間10月23日、ア・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第6戦がミニッツメイド・パークで行われる。対戦成績はアストロズ3勝、レッドソックス2勝で、アストロズがリーグ優勝に王手をかけており、アストロズが勝利すれば2年ぶりのワールドシリーズ進出が決定する。そんななか、試合前の記者会見のなかでレッドソックスのアレックス・コーラ監督は澤村拓一が右ハムストリングの違和感を抱えながらプレーしていることを明らかにした。登板に支障はなく、ロースターの変更も行われていない。

     今季の澤村はレギュラーシーズン55試合に登板して53イニングを投げ、5勝1敗、10ホールド、防御率3.06をマーク。被打率.227、奪三振率10.36と上々の数字をマークしている一方、与四球率5.43、被本塁打率1.53、K/BB1.91、FIP5.00など不安の残る数字も多く、ヤンキースとのワイルドカード・ゲーム、レイズとの地区シリーズではいずれもロースター26人から漏れた。

     アストロズとのリーグ優勝決定シリーズではポストシーズンで初のロースター入りを果たし、ここまで3試合に登板。第1戦では1点ビハインドの8回裏に登板し、結果的に勝敗を分けることになる痛恨の1失点を喫したが、第3戦は9点リードの最終回を無失点に抑えて試合を締めくくり、大敗を喫した第5戦は8回表に登板してピンチを招きながらも無失点で切り抜けた。3試合の防御率は4.50となっている。

     レッドソックスを担当する各記者のツイートによると、右ハムストリングの違和感を抱える澤村が登板できない状態であれば、レッドソックスはロースターの変更を行うつもりだったが、澤村はプレーを続けることを希望し、コーラ監督も「彼は投げられる状態だ」とロースターの変更を行わないことを決断したという。レッドソックスは「負ければ敗退」という状況に追い込まれているが、澤村に再びポストシーズンのマウンドに上がる機会は巡ってくるだろうか。

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