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  • ヤンキースが通算78勝の右腕・チャシーンとマイナー契約

    2021.1.9 11:00 Saturday

     ヤンキースがメジャー通算78勝の実績を誇る33歳のベテラン右腕、ヨーリス・チャシーンとマイナー契約を結んでいたことが明らかになった。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、メジャーに昇格した場合の年俸は80万ドルで、最大20万ドルの出来高が設けられているという。ヤンキースはゲリット・コール以外の先発ローテーションの顔ぶれが不透明となっており、チャシーンはスプリング・トレーニングで開幕ローテーション争いに加わることになりそうだ。

     チャシーンはメジャーで12年間プレーし、ロッキーズで最初の6年間をプレーしたあとは毎年のように所属チームを変えている。ロッキーズ時代に2度の2ケタ勝利をマークし、2017年はパドレスで13勝、2018年はブリュワーズで自己最多の15勝を挙げたものの、2019年は開幕からの19先発で3勝10敗、防御率5.79と大不振。シーズン途中でブリュワーズを解雇され、レッドソックス移籍後も6試合(うち5先発)で0勝2敗、防御率7.36に終わった。

     昨季はツインズとマイナー契約を結んだものの、7月中旬に解雇。その後、2016年に在籍した古巣・ブレーブスとメジャー契約を結び、7月26日のシーズン初登板では3.2回1安打無失点の好投でシーズン初勝利をマークしたが、7月31日の登板で1.1回5安打4失点と打ち込まれ、ただちに40人枠から外された。昨季の登板はこの2試合だけだった。

     チャシーンはヤンキースで先発ローテーションの1枠もしくはロングリリーフの座を争うことになるとみられている。トミー・ジョン手術明けのルイス・セベリーノが開幕に間に合うか不透明なため、長期出場停止明けのドミンゴ・ヘルマンやメジャー2年目のデイビー・ガルシア、メジャー3年目のマイケル・キングが予想ローテーションに名を連ねている状況。このまま目立った補強がなければ、チャシーンにもチャンスがあるかもしれない。

  • メッツがブライアント獲得を検討か 上位有望株の放出は拒否

    2021.1.9 10:30 Saturday

     メッツは日本時間1月8日にフランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコを獲得したが、トレード交渉を行っていた相手はインディアンスだけではなかったようだ。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマによると、メッツはクリス・ブライアント獲得に向けてカブスとトレード交渉を行っていたという。ただし、サンディ・アルダーソン球団社長は自軍のトップ・プロスペクトを放出するつもりがないことを明言している。

     メッツはインディアンスとのトレードで若手内野手2名(アメッド・ロサリオとアンドレス・ギメネス)に加えて「MLB Pipeline」の球団別プロスペクト・ランキングで9位にランクインしていたジョシュ・ウルフと同10位だったイサイアー・グリーンを放出。しかし、同ランキング上位8選手の放出は回避した。

     プーマによると、カブスは19歳の捕手、フランシスコ・アルバレスを「非常に気に入っている」という。この選手は前述のランキングで2位にランクインしている有望株だ。ジャレッド・ポーターGMは「トレードするつもりがない有望株が5~6人いる」ことを明らかにしており、アルバレスもこのなかに含まれているとみられる。

     ブライアントは昨季こそ34試合で打率.206、4本塁打、11打点、OPS.644と不本意な成績に終わったものの、メジャー最初の5シーズンでOPS.901をマーク。メッツの正三塁手にはJ・D・デービスが予定されているものの、ブライアントが本来の実力を発揮すれば大幅なアップグレードとなるだろう。

     問題は2000万ドル前後と予想されるブライアントの年俸だ。メッツはぜいたく税ラインまであと3200万ドルほどしか余裕がなく、ジョージ・スプリンガーを獲得すれば、ブライアントを獲得したうえで年俸総額をぜいたく税ライン以内に収めるのはほぼ不可能となる。アルダーソンは「超えてはいけないラインとは考えていない」と発言しているが、今後もカブスとの交渉を継続していくのだろうか。

  • ドジャーブルーの血が流れる男・ラソーダが93歳で死去

    2021.1.9 10:00 Saturday

     ドジャースで21シーズンにわたって監督を務め、日本では野茂英雄がメジャーリーグに挑戦したときの監督としても知られるトミー・ラソーダが日本時間1月8日に93歳で亡くなったことが明らかになった。1948年にドジャースへ移籍し、途中1年だけドジャースを離れたものの、昨季がドジャースの一員として過ごす71年目のシーズン。「私の身体にはドジャーブルーの血が流れている」との名言で知られる男は、ドジャースの32年ぶりのワールドシリーズ制覇を見届けてこの世を去った。

     現役時代は左投げの投手で、1945年にフィリーズと契約してプロ野球選手としてのキャリアをスタート。1948年11月にマイナーリーグ・ドラフトでドジャースへ移籍し、この世を去るまで続くドジャースとの長い関係がスタートした。1954年にメジャーデビューしたが、メジャーでは1勝もできず、メジャーでの最後のシーズンとなった1956年はアスレチックスでプレー。1957年5月にドジャースへ復帰し、1960年限りで引退してスカウトに転身した。

     その後、マイナーの監督やメジャーの三塁ベースコーチを経て、1976年9月にウォルター・オルストンの後任としてドジャースの監督に就任。1996年7月に健康上の理由で退任するまで21シーズンにわたって監督を務め、通算1599勝1439敗(勝率.526)、1981年と1988年にはワールドシリーズ制覇を経験した。1997年にベテランズ委員会の選考でアメリカ野球殿堂入り。2000年のシドニー五輪ではアメリカ代表の監督を務め、金メダルを獲得した。

     ラソーダは昨年11月に病院の集中治療室に入り、年明けに退院したことが報じられたばかりだった。自宅で心肺停止に陥り、搬送先の病院で死亡が確認されたという。なお、ラソーダはアメリカ野球殿堂入りしている存命中の人物のなかで最高齢だったが、ラソーダが亡くなったことにより、現在89歳のウィリー・メイズが最高齢となった。

  • ドジャースがイエーツに興味 ヘンドリックスからは撤退か

    2021.1.8 12:30 Friday

     ドジャースは今オフ、コリー・クネーベルとトミー・ケインリーをチームに加え、ブレイク・トライネンと再契約を結ぶなど、ブルペンを中心に戦力補強を進めている。さらなるブルペンの補強としてリアム・ヘンドリックスやブラッド・ハンドといったトップクラスのクローザーに興味を示していることが報じられているが、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のホルヘ・カスティーヨによると、ドジャースはカービー・イエーツにも目を向けているようだ。

     今オフのフリーエージェント市場においてベストのリリーバーと評価されているのはヘンドリックスだが、ヘンドリックスは4年契約を希望しているという。ドジャースはヘンドリックスに興味を示す一方、31歳のヘンドリックスと長期契約を結びたいとは考えておらず、カスティーヨによると、ドジャースはヘンドリックスの争奪戦から撤退する可能性が高まっているという。

     その一方でドジャースの補強ターゲットとして浮上しているのがイエーツだ。現在33歳のイエーツは2019年に両リーグ最多の41セーブ、防御率1.19、WHIP0.89、奪三振率14.98と素晴らしい成績を残したものの、昨季は右肘の炎症に悩まされ、わずか6試合しか登板できず、2セーブ、防御率12.46に終わった。よって、ヘンドリックスやハンドほどの好条件でなくとも獲得可能であるとみられている。

     ドジャースは過去にも前年不振だったリリーバーを短期の契約で獲得した例があり、たとえば昨オフはアスレチックスからノンテンダーFAとなったトライネンと1年1000万ドルで契約。トライネンは昨季チーム最多タイの27試合に登板してチームに貢献した。また、昨季開幕直前にはロッキーズを解雇されたジェイク・マギーを獲得。マギーは24試合に登板して防御率2.66をマークし、貴重な戦力となった。

     トライネンやマギーと同じように、ドジャースがイエーツの復活に期待して獲得に動く可能性は十分にありそうだ。

  • リンドーア獲得のメッツ 次なる補強はスプリンガーか

    2021.1.8 12:00 Friday

     スティーブ・コーエンが新オーナーに就任したメッツは今オフ、マーカス・ストローマンがクオリファイング・オファー(1年1890万ドル)を受諾して残留し、ジェームス・マッキャンと4年4000万ドル、トレバー・メイと2年1550万ドルで契約。さらに、日本時間1月8日にはインディアンスとのトレードでフランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコを獲得した。「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、メッツはジョージ・スプリンガー獲得を選択肢から排除していないという。

     リンドーアとカラスコの加入により、今季のメッツの年俸総額には3000万ドル以上が加算されることになるが、ヘイマンは「2人の高額年俸選手を獲得したあともメッツはスプリンガー獲得を選択肢から排除していない。スプリンガーには勝負強さ、クラブハウスでの存在感、センターを守れるという3つの魅力があり、メッツとブルージェイズの2球団が獲得レースの本命とみられている」と伝えている。また、メッツが今季終了後にフリーエージェントとなるリンドーアとの契約延長を目指す可能性もある。

     一方、「SNY」のアンディ・マルティノは「もちろん予算には限界がある。メッツがスプリンガーを獲得するためにはトレードで(高額年俸選手を放出して)年俸総額を削減する必要がある」と指摘。中堅手の補強を目指すメッツはスプリンガーだけでなく、ジャッキー・ブラッドリーJr.とも交渉を行っていることが報じられており、大型契約が必要なスプリンガーを回避してターゲットをブラッドリーJr.に変更することになるかもしれない。

     ただし、サンディ・アルダーソン球団社長は「ぜいたく税のライン(=年俸総額2億1000万ドル)を超えていけないとは考えていない」と発言している。ワールドシリーズ制覇を狙えるチームを作るうえで必要な戦力であれば、ぜいたく税のラインを超えて獲得してもいいと考えているようだ。

  • モリーナのカージナルス残留は「不可避」と地元紙が言及

    2021.1.8 11:30 Friday

     ヤディアー・モリーナは今オフ、キャリアで初めてフリーエージェントとなったが、球界関係者は「モリーナがカージナルス以外のユニフォームを着る姿は想像できない」と声を揃える。そんななか、地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリック・グールド記者によると、カージナルスとモリーナの再契約は「不可避」な情勢となりつつあるようだ。グールドは他球団が入り込む余地が残っていることに言及しつつも、カージナルス残留の可能性が高まっていることを伝えている。

     2004年のメジャーデビューから昨季まで17シーズンにわたってカージナルス一筋でプレーしてきたモリーナは現在38歳。オールスター・ゲーム選出9度、ゴールドグラブ賞9度、ワールドシリーズ制覇2度などの輝かしい実績を誇り、昨季は通算2000試合出場と2000安打を達成した。将来のアメリカ野球殿堂入りが有力視されている現役選手の1人である。

     モリーナは2017年4月に3年6000万ドルで契約を延長し、この3年契約が終了する2020年シーズン限りで現役を引退する意向を明らかにしていたが、昨季が新型コロナウイルスの影響で短縮シーズンとなったことを受け、前言を撤回。あと2年現役を続けることを希望している。グールドによると、モリーナはカージナルス残留を希望しており、財政上の事情から今オフここまで目立った動きを見せていないカージナルスが動き始めれば、モリーナとの再契約が一気に成立する可能性もある。

     グールドは「他のチームが高額なオファーを提示してモリーナを奪い去っていく可能性は残っている」としつつも、モリーナがカージナルスに残留する可能性が高いと考えているようだ。一方、もう1人のベテラン選手、アダム・ウェインライトについては「モリーナほど確実ではない」という。また、カージナルスは契約オプションを破棄したコルテン・ウォンとの再契約にも興味を示していることが報じられており、そちらの動向にも注目が集まっている。

  • アストロズが救援右腕・スタネックを獲得 1年110万ドル

    2021.1.8 11:00 Friday

     アストロズは日本時間1月8日、マーリンズからノンテンダーFAとなっていた救援右腕ライン・スタネックと1年契約を結んだことを発表した。スタネックは「間違いなく良いチームだし、優勝を狙うチャンスがあると思う。アストロズのチーム運営を本当に気に入っている。データ分析や選手育成の部門も素晴らしいからね。良いプレーをして勝利に貢献したい」とアストロズ加入に喜びのコメント。年俸は110万ドルであることが報じられている。

     現在29歳のスタネックは2017年にレイズでメジャーデビューし、2019年途中にマーリンズへ移籍。メジャー4年間で通算152試合に登板し、うち56試合に先発しているが、これは全てレイズ時代にオープナーとして登板したものである。マーリンズ移籍後はオープナーとしての登板は1度もなく、昨季は9試合に登板して防御率7.20、奪三振率9.90、与四球率7.20と不安定なパフォーマンスに終始。また、開幕直後に発生した新型コロナウイルスのクラスターに巻き込まれ、約1ヶ月にわたって戦列を離れた。

     アストロズは今オフ、ロベルト・オスーナ、クリス・デベンスキー、ブラッド・ピーコックらがフリーエージェントとなってブルペンから抜けており、スタネックにはその穴を埋める働きが期待される。ライアン・プレスリー、ジョー・スミス、ブルックス・レイリー、ブレイク・テイラー、エノーリ・パレイデスらとともにブルペンの一角を担うことになるだろう。スタネックにはヤンキースやドジャースも興味を示していた。

     なお、アストロズはブルペンのさらなる強化を目指しており、ブラッド・ハンド、アレックス・コロメイ、リアム・ヘンドリックス、トレバー・ローゼンタールといったトップクラスのクローザーに興味を示していることが報じられている。昨季は故障者の続出により無名の若手ばかりが並ぶブルペンでの戦いを強いられたため、その反省を生かし、ブルペンの層を厚くしておきたいと考えているようだ。

  • メッツがリンドーア&カラスコを獲得 2対4の大型トレード

    2021.1.8 10:30 Friday

     スティーブ・コーエンが昨年11月にメッツを買収したときからメッツがフランシスコ・リンドーアの獲得に動く可能性が取り沙汰されていたが、日本時間1月8日、遂にメッツのリンドーア獲得が実現した。メッツはインディアンスへアンドレス・ギメネス、アメッド・ロサリオ、ジョシュ・ウルフ、イサイアー・グリーンの4選手を放出してリンドーアとカルロス・カラスコの2選手を獲得するトレードが成立したことを発表。大幅な戦力アップに成功した。

     リンドーアは現在27歳で、オールスター・ゲーム選出4度、ゴールドグラブ賞2度、シルバースラッガー賞2度の実績を誇るメジャーを代表するスター遊撃手。昨季は打率.258、8本塁打、27打点、OPS.750とやや低調だったが、2018年は38本塁打、25盗塁、2019年にも32本塁打、22盗塁を記録している。今季の年俸は2000万ドル前後まで上昇することが予想され、1年後のオフにフリーエージェントとなるため、インディアンスは放出を画策していた。

     カラスコは現在33歳の右腕で、2015年から4年連続で2ケタ勝利を記録。2019年に白血病を克服してカムバック賞を受賞し、昨季はリーグ7位の防御率2.91をマークした。少なくとも2022年まで、オプションを含めると2023年まで契約が残っているため、今季終了後にマーカス・ストローマン、ノア・シンダーガード、スティーブン・マッツがフリーエージェントとなるメッツにとって非常にありがたい存在だ。

     インディアンスへ移籍するのは若手4選手。25歳のロサリオは過去3年間、メッツの正遊撃手を務めてきたが、リンドーアと入れ替わる形でインディアンスへ移ることになった。22歳のギメネスは昨季メジャーデビュー。インディアンスでは正二塁手を務めることになりそうだ。20歳のウルフは2019年ドラフト2巡目指名の右腕。19歳のグリーンは2020年ドラフト2巡目指名の外野手。ともにメジャー経験はない。

  • 菅野メジャー球団と契約合意に至らず 巨人残留が決定

    2021.1.8 10:00 Friday

     ポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指していた菅野智之(巨人)は、日本時間1月8日午前7時にメジャーリーグ球団との交渉期限を迎えたが、契約合意には至らず巨人残留が決定した。巨人は菅野に対して1年ごとにオプトアウト(契約破棄)できる条項が盛り込まれた4年契約をオファーしていることが報じられており、菅野は1年後のオフに再びメジャーリーグ移籍を試みることになりそうだ。

     菅野には複数のチームが興味を示していたものの、菅野の希望に合うオファーを提示するチームは現れなかった。一時はメッツが最有力候補に挙げられていたものの、希望する価格帯で獲得できないことが判明すると早々に撤退。インディアンスからのカルロス・カラスコ獲得にシフトした。レッドソックスは菅野よりジェイク・オドリッジ獲得を優先。ブルージェイズとパドレスは菅野獲得に向けて動いていたようだが、菅野の希望する条件には届かなかった。

     今オフのフリーエージェント市場は、昨季サイ・ヤング賞に輝いたトレバー・バウアー以外にエース級の先発投手がおらず、菅野について「バウアーに次ぐレベルの投手」と評価する声もあった。しかし、バウアーのほか、オドリッジ、田中将大、ジェームス・パクストン、コリー・クルーバー、ホゼ・キンターナなど多くの選択肢が市場に残っているなか、メジャーでの実績が全くない菅野に大金を投じるのはリスキーだと判断されたのだろう。

     また、31歳という菅野の年齢も各球団から大型契約を敬遠される原因になったとみられる。近年のメジャーリーグはよほどの好選手でない限り、30歳を過ぎた選手との大型契約を回避する傾向があるからだ。1年後のオフには年齢をさらに1つ重ねた状態で市場に出ることになるため、今オフ以上のオファーを得られる保証はない。「年齢的に(メジャーリーグ移籍は)今オフが最後のチャンス」という声も出ていたくらいだ。1年後のオフ、菅野のもとにはどんなオファーが届くことになるのだろうか。

  • ナ・ソンボムとヤン・ヒョンジョン 韓国2選手も交渉難航

    2021.1.7 17:00 Thursday

     今オフ、韓国球界からはパドレスと4年契約を結んだキム・ハソンのほか、ナ・ソンボムとヤン・ヒョンジョンの2人もメジャーリーグ移籍を目指している。ポスティング制度を利用しているナのメジャーリーグ球団との交渉期限は日本時間1月10日午前7時に迫っているが、獲得に動いているチームに関する報道はない。一方、フリーエージェントの権利を行使しているヤンは年俸が保証されるメジャー契約を求めているものの、現時点では希望通りのオファーは届いていないようだ。

     現在31歳のナは昨季NCダイノスで130試合に出場して打率.324、34本塁打、112打点、3盗塁、OPS.987の好成績をマーク。スコット・ボラスが代理人を務めており、現在はボラスが所有するトレーニング施設(カリフォルニア州ニューポートビーチ)でトレーニングを行っている。右膝の重傷により長期欠場した2019年シーズンから完全復活を遂げたものの、ポジションが外野の両翼もしくは指名打者に限定されるため、獲得を狙うチームは現れていない。ボラスは「彼は5ツール・プレーヤーだ。パワーのある打撃は良く、守備も上手い。あまり知られていないが走ることもできる」とアピールを続けているが、西川遥輝(日本ハム)と同様にポスティング不成立となる可能性が高そうだ。

     一方、現在32歳のヤンは韓国球界を代表する投手として活躍を続けてきたが、16勝8敗、防御率2.29の好成績をマークした前年から一転、昨季は起亜タイガースで31試合に先発して11勝10敗、防御率4.70と不本意な成績に終わった。代理人によると、2021年シーズンに向けた準備をするために1月中旬までには去就を決断する予定だという。ヤンはマイナーに降格しても1年間の年俸が保証されるメジャー契約を求めており、メジャーとマイナーで年俸が異なる「スプリット契約」を受け入れるつもりはないようだ。一方、マイナー降格拒否条項の有無にはこだわらないという。

     2選手とも希望通りのオファーがなく、メジャーリーグ移籍に向けて苦戦している様子が報じられているが、無事にメジャーリーグ移籍を実現させることはできるだろうか。

  • 菅野に大きな動きなし 交渉期限は日本時間8日午前7時

    2021.1.7 15:30 Thursday

     菅野智之(巨人)のメジャーリーグ球団との交渉期限まで残り24時間を切っているものの、現地からは交渉が進展している様子などは伝わってこない。菅野と同様にポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を実現させた有原航平(レンジャーズ)とキム・ハソン(パドレス)は交渉期限の数日前に契約合意が報じられていたが、菅野はその段階に達していない状況だ。巨人残留の可能性も取り沙汰されるなか、菅野のメジャーリーグ挑戦の行方に注目が集まっている。

     「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは菅野について「沢村賞2度という実績に相応しい価値(の契約)を得ようとしているように見える」と伝えている。その比較対象に挙げられているのが、2年前のオフに菊池雄星がマリナーズと結んだ4年5600万ドル(厳密には3年4300万ドル+年俸1300万ドルの選手オプション)という契約だ。菅野側はこの条件を最低ラインとしているのではないかとの見方が出ている。

     最新情報ではブルージェイズが菅野獲得に向けて「強力なオファー」を提示したことが報じられているが、依然として菅野側の希望条件には届いていないという。菅野は今年で32歳になるが、ダルビッシュ有(パドレス)、前田健太(ツインズ)、田中将大(ヤンキース)といった日本人投手と比べて年齢を重ねた状態でのメジャーリーグ挑戦となっていることも好条件のオファーを得られない原因になっているとみられる。

     巨人は菅野に対してオプトアウト条項付きの4年契約を提示していることが報じられており、これが事実であれば、菅野は1年後のオフに改めてメジャーリーグ移籍を目指すことが可能である。ただし、それは年齢をさらに重ねることを意味するため、今オフ以上のオファーを得られる保証はない。元日の渡米後、大きな動きがないまま交渉期限を迎えようとしている菅野だが、日本時間1月8日午前7時のデッドラインまでにどんな決断を下すのだろうか。

  • キム・ハソン「パドレスはメジャーリーグでベストのチーム」

    2021.1.7 12:30 Thursday

     パドレスは4年2800万ドルの契約を結んだ金河成(キム・ハソン)の入団記者会見を日本時間1月6日にオンラインで開催した。キムはパドレスにはエリック・ホズマー(一塁)、ジェイク・クロネンワース(二塁)、マニー・マチャド(三塁)、フェルナンド・タティスJr.(遊撃)という素晴らしい内野手がいることに言及しつつも「僕は内野のどのポジションでも守ることができる」と出場機会の確保に意欲を見せ、2021年シーズンに新人王を受賞することを目標に掲げた。

     そもそもキムはなぜ内野のレギュラーが固定されているチームへの移籍を選択したのか。キムはこれについて「パドレスはコンテンダー(=優勝争いをするチーム)であるだけでなく、今季ワールドチャンピオンになる可能性のあるチームだ。僕は勝てるチームの一員になりたいと思っていた。だからサンディエゴ・パドレスに入団した」とコメント。レギュラーとしてプレーできることが確約されていることよりもワールドシリーズ制覇に近いことを優先したようだ。

     これはパドレスがキムに求めていた役割でもある。内野のレギュラーが固定されているとはいえ、不調の選手や故障者が発生しないとは限らない。また、昨季の60試合制から今季は再び162試合制に戻される。A・J・プレラーGMが「昨季はまさしくスプリントだった。今季は再びマラソンに戻される。選手たちをフレッシュな状態に保っていかなければならない」と語っているように、レギュラーに匹敵する実力を持つ控え選手の存在は極めて重要になる。

     もちろん、クロネンワースやキムが外野に回る可能性もあり、プレラーは春季キャンプで適性を見極める方針を明言している。キムは「いろんなことを学び、選手として成長していきたい」と意欲を口にした。「サンディエゴ・パドレスはメジャーリーグでベストのチームであり、そのチームに加われるのは本当に光栄だ」と語ったキム。メジャー1年目はどんなシーズンになるだろうか。

  • ナショナルズが強打の外野手を狙う デュバルらが候補か

    2021.1.7 12:00 Thursday

     ナショナルズは今オフ、パイレーツとのトレードでジョシュ・ベルを獲得して打線の強化に成功しているが、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールによると、両翼の外野手をターゲットとしてさらなる打線強化を目論んでいるようだ。予算の都合上、マーセル・オズーナなどの大物選手を獲得するのは難しいと見られており、ローゼンタールはアダム・デュバルやジョク・ピーダーソンを候補として挙げている。

     両翼の外野手で一番のビッグネームといえば昨季ナショナル・リーグ二冠王(本塁打・打点)に輝いたオズーナだが、獲得には大型契約が必要であると見られており、ローゼンタールは「オズーナはナショナルズの予算をオーバーしている」と考えている。好打のマイケル・ブラントリーはオズーナより安価で獲得可能と見られるが、昨季は過半数の試合に指名打者として出場しており、ナ・リーグの指名打者制採用が不透明な状況で獲得に動くことはできない。守備に大きな不安を残すカイル・シュワーバーについても同様だ。

     こうしたことを踏まえ、ローゼンタールは「比較的安価で獲得可能」かつ「一定以上の守備力を持つ」という2つの条件を満たす選手としてデュバルとピーダーソンの2人を挙げている。デュバルは昨季ブレーブスで57試合に出場して打率.237、16本塁打、33打点、OPS.833を記録。レッズ時代の2016~17年には2年連続で30本塁打以上を放ち、強肩を生かして2017年には15補殺をマークした。ピーダーソンは昨季ドジャースで43試合に出場して打率.190、7本塁打、16打点、OPS.681に終わったものの、2019年には36本塁打、OPS.876を記録している。

     ナショナルズの外野陣は、現時点では左翼アンドリュー・スティーブンソン、中堅ビクトル・ロブレス、右翼フアン・ソトという布陣が有力。スティーブンソンが左打者のため、同じ左打者のピーダーソンよりは右打者のデュバルのほうがナショナルズにフィットすると言えそうだ。

  • クローザー獲得を狙うWソックス 昨季セーブ王のハンドに興味

    2021.1.7 11:30 Thursday

     昨季12年ぶりにポストシーズン進出を果たしたホワイトソックスは、2005年以来となるワールドシリーズ制覇を目指して今オフも積極的な補強を展開している。すでに先発ローテーションにランス・リン、外野の一角にはアダム・イートンを加えているが、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、ホワイトソックスはさらにトップクラスのクローザーを獲得することを狙っているという。そして、その候補の1人としてブラッド・ハンドに興味を示しているようだ。

     ホワイトソックスは今オフ、過去2シーズンにわたってクローザーを務めたアレックス・コロメイがフリーエージェントとなった。チーム内にはアーロン・バマー、ギャレット・クローシェ、コディ・ホイヤー、マット・フォスターといった生きのいい若手リリーバーがいるものの、ワールドシリーズ制覇を目指すには絶対的なクローザーが必要であると判断。コロメイとの再契約も選択肢から排除していないが、ハンドやリアム・ヘンドリックスといったトップクラスのクローザーに興味を示している。

     現在30歳のハンドはパドレス時代の2017年途中からクローザーを務めるようになり、2018年と2019年は2年連続で30セーブ以上を記録。昨季はインディアンスで23試合に登板して22イニングを投げ、2勝1敗16セーブ、防御率2.05、29奪三振をマーク。両リーグ最多のセーブ数を記録し、自身初となる最多セーブのタイトルを獲得した。与四球は4つだけ、セーブ失敗は1度もなしと抜群の安定感だった。

     2021年の契約は年俸1000万ドルの球団オプションとなっていたが、財政難のインディアンスはオプション行使を拒否。ハンドはバイアウトの100万ドルを受け取ってフリーエージェントとなった。ハンドにはホワイトソックスのほか、ドジャース、ブルージェイズ、メッツなどが興味を示していることが報じられており、昨季のセーブ王をめぐって複数球団による争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。

  • 捕手の補強を目論むエンゼルス カブス・コントレラスに興味

    2021.1.7 11:00 Thursday

     新しくエンゼルスのGMに就任したペリー・ミナシアンは今オフ、2014年以来となるポストシーズン進出を果たすべく、トレードを中心にチーム強化を行っている。すでに正遊撃手としてホゼ・イグレシアス、クローザーとしてライセル・イグレシアスを獲得しているが、課題である投手陣の補強と並行して捕手の補強も目論んでいるようだ。そして、そのターゲットとしてジョー・マドン監督の教え子でもあるウィルソン・コントレラス(カブス)の名前が浮上している。

     マドンは2015年から2019年まで5シーズンにわたってカブスの監督を務めていたが、その2年目である2016年にメジャー昇格を果たし、2017年から正捕手として活躍していたのがコントレラスだった。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは、マドンがカブス時代に正捕手のコントレラスを信頼していたこと、そして現在、エンゼルスがコントレラスをトレードで獲得することに興味を示していることを伝えている。

     現在28歳のコントレラスは2018年から2年連続でオールスター・ゲームに選出されるなど、リーグを代表する捕手として活躍。2019年には24本塁打、OPS.888と自己最高の成績を残した。昨季は57試合に出場して打率.243、7本塁打、26打点、OPS.763を記録。カブスはダルビッシュ有をパドレスへ放出するなど転換期を迎えており、あと2年保有できるコントレラスもトレードの可能性が取り沙汰されている。

     エンゼルスでは昨季、マックス・スタッシが31試合に出場してOPS.886の好成績をマーク。ただし、短縮シーズンの限られた出場機会のなかで残した数字に過ぎず、また、オフに入って腰の手術を受けているため、今季の開幕に間に合わない可能性もある。エンゼルスが捕手の補強を目論んでいるのはそのためだ。正捕手・コントレラス、控え・スタッシの体制が作れれば盤石と言えるが、果たしてコントレラス獲得は実現するだろうか。

  • レッズが金銭トレードで27歳の救援右腕・ウォーレンを獲得

    2021.1.7 10:30 Thursday

     レッズは日本時間1月7日、レンジャーズから金銭トレードで27歳の救援右腕、アート・ウォーレンを獲得したことを発表した。ウォーレンは昨年10月にウエーバーでマリナーズからレンジャーズへ移籍していたが、レンジャーズが有原航平と契約したことに伴い12月下旬にDFAとなっていた。ウォーレンはレッズの本拠地・シンシナティがあるオハイオ州出身のため「地元に帰ってきたよ!」とツイートしてレッズへの移籍を喜んでいる。

     ウォーレンは2015年にマリナーズからドラフト23巡目指名を受けてプロ入りし、2019年にメジャーデビュー。登板は6試合だけだったが、5.1イニングを投げて1勝0敗、1ホールド、防御率0.00、5奪三振、被打率.105と好投した。2018年から2019年にかけてAA級では故障に悩まされたものの、2年連続で防御率1点台を記録。AAA級でのプレー経験はないが、マイナー通算119試合(うち20先発)に登板して防御率2.86をマークしている。昨季は8月中旬にメジャー昇格を果たしたが、登板機会はなく、1日だけでマイナーキャンプに逆戻りとなった。

     オハイオ州ディファイアンス出身のウォーレンは、ナポレオン高校、シンシナティ大学、アシュランド大学(いずれもオハイオ州)を経てプロ入りしており、オハイオ州シンシナティを本拠地とするレッズにとって生粋の地元選手ということになる。レッズは今オフ、クローザーのライセル・イグレシアス、セットアッパーのアーチー・ブラッドリーなど複数のリリーバーがチームを去っており、ウォーレンにもメジャーでプレーするチャンスは十分にありそうだ。なお、レッズの40人枠はウォーレンを加えて35選手となっている(空き5枠)。

  • ヤンキースがパドレスとトレード 俊足好守のアレン獲得へ

    2021.1.7 10:00 Thursday

     「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンが日本時間1月7日に伝えたところによると、ヤンキースはパドレスとのトレードで両打ちの外野手、グレッグ・アレンを獲得するようだ。アレンは昨年8月末のトレードでインディアンスからパドレスへ移籍したが、金河成(キム・ハソン)の加入に伴い12月末にDFAとなっていた。ヤンキースは交換要員としてマイナーの救援左腕、ジェームス・リーブスをパドレスへ放出するという。

     現在27歳のアレンは2017年にインディアンスでメジャーデビューを果たし、2018年には自己最多の91試合に出場。打率.257、2本塁打、20打点、21盗塁、OPS.654をマークした。2019年も89試合に出場したが、自己最多の4本塁打、27打点を記録した一方で、打率は.229へ悪化し、盗塁も8個と激減。昨季は打率1割台に低迷し、8月末にマイク・クレビンジャーらとともにパドレスへ放出された。

     パドレスでは1試合しか出場機会がなく、9月上旬にマイナー降格。ポストシーズンのロースターにも入れず、12月末にDFAとなった。昨季はインディアンスで15試合、パドレスで1試合の合計16試合に出場し、打率.154、1本塁打、4打点、2盗塁という成績だった。ただし、外野の守備では守備防御点+6(外野3ポジション合計)を記録した前年に続いてプラスの守備防御点(+1)を記録している。

     一方、パドレスへ移籍するリーブスは2015年のドラフト10巡目指名でヤンキースに入団した27歳の救援左腕。メジャー経験はなく、2019年はA+級とAA級で合計33試合に登板して67.1イニングを投げ、7勝2敗、防御率1.87、83奪三振の好成績をマークした。2018年に1試合だけAAA級でのプレーを経験している。マイナーでは毎年安定した成績を残しており、AAA級でも引き続き好成績を残すことができれば、念願のメジャー昇格が見えてくるだろう。

  • 今季復活が期待される選手 エンゼルスからは大谷翔平が選出

    2021.1.6 12:30 Wednesday

     メジャーリーグ公式サイトでは日本時間1月6日、各球団のビートライター(番記者)が担当球団から1人ずつ「2021年シーズンに復活が期待される選手」を選出。ヤンキースのゲーリー・サンチェス、アストロズのホゼ・アルトゥーベ、ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ、ブリュワーズのクリスチャン・イェリッチなど、故障や不振により不本意な2020年シーズンを過ごした選手がズラリと名を連ねており、エンゼルスからは大谷翔平が選ばれた。

     エンゼルスはレット・ボリンガー記者が担当。大谷について「メジャーリーグのなかで大谷ほどリセットボタンを使える選手はいないだろう。二刀流スターの大谷は2020年シーズン、投打の両方で苦戦し、投手としては右前腕痛によって2試合しか先発できず、打者としても44試合で打率.190、7本塁打、24打点、出塁率.291、長打率.366に終わった」と昨季の不振ぶりを紹介した。

     「過去数年にわたって右腕の問題が懸念材料となっており、2018年にトミー・ジョン手術を受け、2019年は投げられなかった」と指摘する一方、「エンゼルスはまだ大谷を打者に専念させる準備はできていない」と言及。「12月にリモートで行われたウィンター・ミーティングのメディア・セッションのなかで、エンゼルスのジョー・マドン監督は2021年シーズンも6人制ローテーションを採用する可能性が高いことと、大谷がその一角を担う予定であることを明らかにした」と大谷が今季も二刀流を継続する予定であることを伝えた。

     さらに「オフシーズンのリハビリは順調に進んでおり、大谷は復活に向けて万全に近い状態でスプリング・トレーニングを迎えることができるだろう」と大谷への期待を記した。ボリンガー記者の期待通り、大谷は復活を遂げ、二刀流スターとして素晴らしい活躍を見せることができるだろうか。

     なお、今回の特集記事で選出された30名(各球団1名)の顔ぶれは以下の通り。

    ◆アメリカン・リーグ
    トレイ・マンシーニ(オリオールズ)
    アンドリュー・ベニンテンディ(レッドソックス)
    ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)
    オースティン・メドウズ(レイズ)
    タナー・ロアーク(ブルージェイズ)
    ヨアン・モンカダ(ホワイトソックス)
    オスカー・メルカド(インディアンス)
    ニコ・グッドラム(タイガース)
    ハンター・ドージャー(ロイヤルズ)
    ミッチ・ガーバー(ツインズ)
    ホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)
    大谷翔平(エンゼルス)
    マット・チャップマン(アスレチックス)
    シェッド・ロングJr.(マリナーズ)
    ウィリー・カルフーン(レンジャーズ)

    ◆ナショナル・リーグ
    ウィル・スミス(ブレーブス)
    ホルヘ・アルファロ(マーリンズ)
    デリン・ベタンセス(メッツ)
    スコット・キンガリー(フィリーズ)
    スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)
    クリス・ブライアント(カブス)
    エウヘニオ・スアレス(レッズ)
    クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)
    ブライアン・レイノルズ(パイレーツ)
    マット・カーペンター(カージナルス)
    エドゥアルド・エスコバー(ダイヤモンドバックス)
    スコット・オバーグ(ロッキーズ)
    マックス・マンシー(ドジャース)
    トミー・ファム(パドレス)
    ジョニー・クエイト(ジャイアンツ)

  • ドジャースが救援右腕・トライネンと再契約 2年1750万ドル

    2021.1.6 12:00 Wednesday

     ドジャースは日本時間1月6日、自軍からフリーエージェントとなっていた救援右腕ブレイク・トライネンと2年+オプション1年で再契約を結んだことを発表した。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、2年間でトライネンに保証される総額は1750万ドル。2023年の契約は年俸800万ドルの球団オプション(またはバイアウト150万ドル)となっているようだ。コリー・クネーベルとトミー・ケインリーに続く救援投手の補強となった。

     契約の内訳はサインボーナス400万ドル、2021年の年俸600万ドル、2022年の年俸600万ドル、2023年の球団オプション800万ドル(またはバイアウト150万ドル)。よって、トライネンに保証される金額の合計はサインボーナスと2年間の年俸にバイアウトを加えた1750万ドルとなる。2023年の球団オプションが行使された場合、トライネンは3年間で総額2400万ドルを手にする。

     現在32歳のトライネンは、2019年オフにアスレチックスからノンテンダーFAとなり、1年契約でドジャースに加入。昨季は27試合に登板して3勝3敗1セーブ、9ホールド、防御率3.86をマークした。ポストシーズンでは11試合に登板して32年ぶりのワールドシリーズ制覇に貢献。ワールドシリーズ第5戦では2点リードの9回裏に登板し、ポストシーズン初セーブを記録した。

     今オフのドジャースのブルペン補強は、クネーベルとケインリーに続いてトライネンが3人目。トレードで獲得したクネーベルは1年後にフリーエージェントとなるが、2022年にはケインリーがトミー・ジョン手術から復帰してクネーベルの穴を埋める。衰えが顕著なクローザーのケンリー・ジャンセンは契約期間が残り1年のため、クローザー経験のあるトライネンを「ジャンセンの保険」としてキープできた意味は大きい。

     地味な補強が続いているドジャースだが、チームの穴を的確に埋める「スマートな補強」とも言えるだろう。

  • カブスが先発右腕・レイを放出 日本球界移籍へ

    2021.1.6 11:30 Wednesday

     カブスは日本時間1月5日付けで先発右腕のコリン・レイを解雇したことを発表した。「日本でプレーする機会を模索するため」の措置だという。現在30歳のレイは先月、年俸調停を回避してカブスと1年70万2500ドル(約7200万円)で契約を結んでおり、春季キャンプで先発5番手の座を争うことが予想されていた。カブスはジョン・レスター、ホゼ・キンターナ、タイラー・チャットウッドがフリーエージェントとなり、手薄な先発投手の補強が急務となっている。

     カブスは前述の3投手に加え、ダルビッシュ有をトレードで放出。ダルビッシュとの交換でザック・デービースを獲得したとはいえ、先発ローテーション5枠のうち、カイル・ヘンドリックス、デービース、アレック・ミルズの3枠しか埋まっていない。4番手には若手有望株のアドベルト・アルゾレイが入る予定だが、5番手候補の1人だったレイの退団により、先発投手陣はさらに層が薄くなった。

     レイは2015年にパドレスでメジャーデビュー。2016年7月に3対4のトレードでマーリンズへ放出されたが、移籍後初登板の試合で右肘を痛めて故障者リスト入り。マーリンズが「故障者を押し付けられた」と不服申し立てを行い、レイはルイス・カスティーヨ(現レッズ)との再トレードでパドレスへ送り返された。その後、トミー・ジョン手術を受け、2017年シーズンを全休。2018年は右肩を痛め、メジャーでは1試合も投げられなかった。

     2019年はマイナー契約でカブスに加わり、メジャー昇格は果たせなかったものの、AAA級で14勝をマーク。昨季は2016年以来4年ぶりのメジャー復帰を果たし、9試合(うち2先発)に登板して1勝1敗、1ホールド、防御率5.79を記録した。メジャー通算3シーズンで8勝8敗、防御率4.79という成績を残している。

     ちなみに「Rea」というファミリーネームは「レア」ではなく「レイ」と発音する。球団発行の資料にも「RAY」と発音することが記されている。

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