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  • リーグ優勝決定シリーズの最優秀ブルペンはドジャース

    2017.10.23 18:36 Monday

     アストロズがヤンキースを、ドジャースがカブスを破ってワールドシリーズ進出を決めたリーグ優勝決定シリーズ。リーグ優勝決定シリーズを対象とした「最優秀ブルペン」に選ばれたのは、5試合を通じて防御率0.00という素晴らしいパフォーマンスを見せたドジャースのブルペン陣だった。

     計算方法は至ってシンプル。以下のルールに従ってポイントを加減していくだけである(週あたり合計100ポイントで優秀だと考えられている)。なお、ポストシーズン期間の「最優秀ブルペン」もこのルールに従って計算されたポイントを参考に選出されている。
    ・1アウト=+1.5ポイント
    ・1奪三振=+1.5ポイント
    ・1セーブ=+5ポイント
    ・1被安打=-2ポイント
    ・1自責点=-4ポイント
    ・1非自責点=-2ポイント
    ・1与四球=-1ポイント
    ・1セーブ失敗=-5ポイント

     

     リーグ優勝決定シリーズのドジャースは17イニング(=51アウト)で22奪三振、1セーブを記録した一方、被安打4、自責点0、与四球1で105.5ポイントを記録。ヤンキースが56ポイント、アストロズが22.5ポイント、カブスが14.5ポイントに終わる中、圧倒的なパフォーマンスで文句なしの「最優秀ブルペン」に選出された。4勝1敗でカブスを破ったドジャースだが、先発投手が6回以上を投げたのは2試合だけ(第3戦のダルビッシュ有が6回1/3、第5戦のクレイトン・カーショウが6回)。これはすなわちブルペン陣の登板機会が多かったことを意味する。その中で打たれたヒットはわずか4本(トニー・シングラーニ1本、ブランドン・モロー1本、ロス・ストリップリング2本)。第3戦の9回裏にストリップリングが連打を浴びるまで9回2/3にわたって無安打を継続し、最後まで得点を許さなかった。トニー・ワトソンは4試合で2回1/3を投げてパーフェクト。前田健太は3試合で3イニングを投げて打者9人を完璧に封じ込めた。クローザーのケンリー・ジャンセンも4試合で4回1/3を投げて許した走者は死球による1人だけ。ブルペン全体がリーグ優勝決定シリーズのMVPに選出されてもおかしくないくらいの貢献度だった。


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      10月23日 ドジャース シーガーの遊撃手としての復帰に自信

      10月23日 25日からワールドシリーズ ダルビッシュは第3戦で先発予定

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  • 地区シリーズの最優秀ブルペンはヤンキース

    2017.10.23 17:40 Monday

     アストロズがレッドソックスを、ヤンキースがインディアンスを、ドジャースがダイヤモンドバックスを、カブスがナショナルズを破った地区シリーズ。地区シリーズを対象とした「最優秀ブルペン」に選ばれたのは、2連敗からの3連勝という逆転劇に大きく貢献したヤンキースのブルペン陣だった。

     計算方法は至ってシンプル。以下のルールに従ってポイントを加減していくだけである(週あたり合計100ポイントで優秀だと考えられている)。なお、ポストシーズン期間の「最優秀ブルペン」もこのルールに従って計算されたポイントを参考に選出されている。
    ・1アウト=+1.5ポイント
    ・1奪三振=+1.5ポイント
    ・1セーブ=+5ポイント
    ・1被安打=-2ポイント
    ・1自責点=-4ポイント
    ・1非自責点=-2ポイント
    ・1与四球=-1ポイント
    ・1セーブ失敗=-5ポイント

     

     地区シリーズのヤンキースは20イニング(=60アウト)で29奪三振、3セーブを記録した一方、被安打10、自責点6、与四球9、セーブ失敗1で90.5ポイントを記録。獲得ポイントではインディアンス(109ポイント)が上回ったが、ポストシーズンらしくチームの勝敗も考慮されたようだ。第3戦では田中将大が7回無失点の好投を見せたあと、デービッド・ロバートソンが1/3回、アロルディス・チャップマンが1回2/3を無失点に抑えて完封リレーを完成。第4戦では7回を3失点に抑えたルイス・セベリーノの後を受けたデリン・ベタンセスが二者連続四球で降板する誤算があったものの、トミー・ケインリーが2回5奪三振無失点の快投で試合を締めくくった。第5戦はCCサバシアが5回途中で降板したがものの、ロバートソンが2回2/3、チャップマンが2回をそれぞれ無失点。0勝2敗となってからの3連勝で地区シリーズ突破を決めた。リーグ最多102勝をマークしたインディアンス相手の逆転劇は、ブルペン陣の活躍なしには成し得なかったはずだ。


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  • ヤンキース・ジラルディ監督 去就は家族が最優先

    2017.10.23 17:01 Monday

     アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第7戦に敗れ、2017年シーズンを終えたヤンキース。今季限りで4年契約が終了するジョー・ジラルディ監督は去就について、家族の意見を最優先に考える方針だ。

     「私は自分の仕事を気に入っているよ。でも、常に言ってきたように、私が最初にやることは家族と話し合うことだ。家族が最優先なんだよ。なぜなら仕事を選ぶときには、家族を養うことを考えないといけないからね。自分だけの人生じゃない。だから妻や子供たちと話し合いをして、彼らが何を考えているかを聞くんだ。ヤンキースの話を聞くのはそれからだね」

     今月53歳の誕生日を迎えたジラルディ。ヤンキース監督としての10シーズン目を終え、2013年10月に結んだ4年1600万ドルの契約が終了した。ジラルディは球団オーナーであるハル・スタインブレナー氏とブライアン・キャッシュマンGMからの連絡を待つと語ったが、ジラルディと同様にコーチ陣やキャッシュマンGMも来季の契約は現時点では保証されていない。「オーナーと話をして、次に何をすべきかを考えるよ」とキャッシュマンGMは今後の方針を明らかにしている。

     キャッシュマンGMはジラルディの手腕を高く評価している。「今季は全員が目標に向かってできる限りのことをしてくれた。その結果、あそこまで行けたのだと思う。あと一歩届かなかったけどね。我々は素晴らしいシーズンを過ごしたと思うよ。ワイルドで面白いシーズンだった。我々はニューヨークに戻って今後のことを考えるよ」と苦戦を予想されながらもワイルドカードを獲得し、ワールドシリーズ進出まであと一歩に迫った今季のチームに高評価を与えた。

     CCサバシアやトッド・フレイジャーがフリーエージェントとなり、田中将大にもオプトアウトの可能性がある今オフ。「将来に向けて決断しなければならないことがたくさんある。まだ何も考えていないけどね」とキャッシュマンGMは語るが、忙しいオフを過ごすことになるのは間違いない。まずは球団史上6位となる通算910勝を誇るジラルディとの再契約交渉。チームを導く指揮官が決まって初めて、2018年シーズンに向けてのチーム作りがスタートする。


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  • ドジャース対アストロズ ポジション毎に戦力比較

    2017.10.23 16:06 Monday

     ドジャースが勝てば1988年以来29年ぶり、アストロズが勝てば1962年の球団創設以来初の世界一となる今年のワールドシリーズ。MLB.comのマイク・ペトリエロ氏はこの両チームをポジション毎に戦力比較している。

    ●捕手

     ドジャースはヤスマニ・グランダルとオースティン・バーンズ、アストロズはブライアン・マッキャンとエバン・ギャティスの併用だが、打撃面でも守備面でもドジャースに分がある。特に守備面ではドジャースが大きく上回っており、盗塁阻止率ではドジャース29%、アストロズ12%、フレーミング得点ではドジャース+34、アストロズ-6と大差がついている。

     

    ●一塁手

     ドジャースのコディ・ベリンジャーとアストロズのユリ・グリエルの比較になるが、グリエルのポストシーズンでの好調ぶりを考慮してもドジャースが上回っていると見るべきだろう。豪快なスイングから繰り出される一発はもちろんのこと、ハイレベルな守備力もベリンジャーの魅力である。

     

    ●二塁手

     アストロズが最大のアドバンテージを誇るのがこのポジションである。ドジャースの二塁はローガン・フォーサイスとチェイス・アトリーが併用されているが、球界最高の二塁手と言っても過言ではないホゼ・アルトゥーベには遠く及ばない。アルトゥーベはポストシーズンの11試合でも打率.400、5本塁打と大活躍。この男の存在はドジャースにとって脅威となるに違いない。

     

    ●三塁手

     アストロズのアレックス・ブレグマンも決して悪くない選手だが、ナ・リーグ優勝決定シリーズのMVPに輝いたジャスティン・ターナーには及ばない。ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦で放ったサヨナラスリーランを筆頭に、「ポストシーズン男」のターナーは今ポストシーズンでも随所に勝負強さを発揮しており、その存在感は随一である。

     

    ●遊撃手

     ドジャースのコリー・シーガーは腰の状態に不安を抱えており、カルロス・コレアを擁するアストロズが上回っていると見るべきだろう。守備力ではシーガーが上回るが、パワーではコレアのほうが上。シーガーの状態が万全でない場合はクリス・テイラーやチャーリー・カルバーソンが遊撃のポジションに入ることになるが、その場合はさらにアストロズとの差は広がることになるだろう。

     

    ●左翼手

     アストロズはマーウィン・ゴンザレスでほぼ固定されているが、ドジャースは相手投手の左右によってキケ・ヘルナンデスとカーティス・グランダーソンを使い分けている。ドジャースは他にもジョク・ピーダーソン、アンドレ・イーシアーらが控えているものの、総合的に見てゴンザレスを擁するアストロズのほうが上回っていると見るべきだろう。

     

    ●中堅手

     アストロズはジョージ・スプリンガー、ドジャースはテイラーが守るこのポジション。しかし、シーガーの状態によってはテイラーが遊撃に回り、中堅にはピーダーソンやグランダーソンが入る可能性もある。いずれにせよ、攻守にハイレベルな能力を誇るスプリンガーがドジャース勢に劣っているというのは考えにくい。

     

    ●右翼手

     ドジャースはヤシエル・プイーグが好調、一方のアストロズはジョシュ・レディックが絶不調と対照的な状態。ともにハイレベルな守備力を誇っているが、レギュラーシーズンの打撃成績ではややレディックに分がある。ポストシーズンの状態を考慮してここは引き分けとしておきたい。

     

    ●指名打者・ベンチ

     両軍とも選手層が厚く、ベンチにも豊富な戦力を揃えている。アストロズはカルロス・ベルトラン、キャメロン・メイビン、デレク・フィッシャー、ドジャースはアトリー、イーシアー、ヘルナンデス、グランダーソン、ピーダーソンらがこのポジションに該当する選手だが、わずかにドジャースが上回っていると判断した。

     

    ●先発投手

     ダラス・カイケル&ジャスティン・バーランダーというアストロズのダブル・エースは非常に強力だが、先発ローテーション全体の顔ぶれを比較するとドジャース優位であることは間違いないだろう。ドジャースはクレイトン・カーショウ、リッチ・ヒル、ダルビッシュ有、アレックス・ウッドとハイクオリティな投手を4人揃えている。一方のアストロズは3番手以降の投手の質がやや落ちる。

     

    ●救援投手

     ここは間違いなくドジャースのほうが上である。ドジャースのリリーフ陣はリーグ優勝決定シリーズで1点も与えず、ポストシーズン全体でも防御率0.94をマーク。一方のアストロズは救援防御率5.03という状態である。ケンリー・ジャンセンを筆頭に前田健太、ブランドン・モローらを擁する安定感抜群のブルペンはワールドシリーズでもドジャースの戦いを支えてくれるに違いない。

  • 今年のワールドシリーズが盛り上がるであろう10個の理由

    2017.10.23 15:09 Monday

     1970年以来47年ぶりにレギュラーシーズン100勝以上のチーム同士が激突する今年のワールドシリーズ。MLB.comのアンソニー・カストロビンス氏が今年のワールドシリーズを盛り上げる様々な要素の中から10個をピックアップしている。

    ①29年ぶりor初の世界一なるか

     昨年のワールドシリーズでは108年ぶりの世界一を目指すカブスと68年ぶりの世界一を目指すインディアンスが激突。空白期間の合計174年(107年+67年)は史上最長だった。名門ドジャースは1988年を最後にワールドシリーズの舞台に縁がなく、今年は29年ぶりの世界一を目指す。一方、アストロズは球団史上2度目のワールドシリーズ出場。前回出場した2005年のワールドシリーズではホワイトソックスに4連敗を喫しており、ワールドシリーズ初勝利、そして初の世界一を目指す戦いとなる。

     

    ②100勝同士の対戦

     ワイルドカードが導入された1994年以降、レギュラーシーズン100勝をマークしたのは23チーム。しかし、そのうちワールドシリーズ制覇を成し遂げたのはわずか3チームしかない(1998年ヤンキース、2009年ヤンキース、2016年カブス)。今年もア・リーグ最多の102勝を挙げたインディアンスが地区シリーズで敗退。「100勝をマークしたワールドシリーズ王者」が誕生するは確実だが、どちらのチームが栄光を手にするのだろうか。

     

    ③球界屈指のエースの存在

     ドジャースにはクレイトン・カーショウ、アストロズにはジャスティン・バーランダーという将来的に野球殿堂入りの候補に挙げられるであろう大黒柱がいる。残念ながら両者のマッチアップは実現しなさそうな情勢だが、チームを世界一に導くのはどちらの投手だろうか。なお、カーショウは初のワールドシリーズ、バーランダーは3度目のワールドシリーズである。

     

    ④リングを手にして有終の美を飾れるか

     40歳のカルロス・ベルトラン(アストロズ)も将来の野球殿堂入り候補の一人である。カージナルス時代の2013年にワールドシリーズを経験したが、惜しくも世界一には手が届かなかった。今季はキャリアワースト級の成績に終わっており、ワールドシリーズ制覇のチャンピオン・リングを手にして現役引退を決断する可能性もありそうだ。

     

    ⑤「暴れ馬」プイーグ

     今ポストシーズンでここまで打率.414、OPS1.169と絶好調のヤシエル・プイーグ(ドジャース)。性格的にムラのあるこの男は初の大舞台でどのようなプレイを見せてくれるのだろうか。

     

    ⑥一流の若手遊撃手対決

     ドジャースのコリー・シーガーとアストロズのカルロス・コレアはともに23歳。若くしてすでにスタープレイヤーとしての地位を確立している一流選手である。この二人のプレイにも注目したい。

     

    ⑦究極のユーティリティ・プレイヤー対決

     ドジャースにはクリス・テイラー、アストロズにはマーウィン・ゴンザレスという好打を誇るユーティリティ・プレイヤーがいる。複数のポジションをこなしながら一流の打撃成績をマークした彼らの活躍にも期待したい。

     

    ⑧似た者同士の両監督

     ドジャースのデーブ・ロバーツ監督、アストロズのA.J.ヒンチ監督はともにコミュニケーションを大切にし、人間関係を重視する監督である。人心掌握術を武器に100勝チームを作り上げた両監督が見せる采配も、ワールドシリーズの勝敗を大きく左右することになるだろう。

     

    ⑨「オタク」同士の対決

     ドジャースとアストロズはともにデータを重視したチーム作りで知られる球団である。人間的な部分を無視するチーム作りには「データ・オタク」といった批判が集まる時代もあったが、それは今や過去の話。ドジャースのアンドリュー・フリードマン、アストロズのジェフ・ルーノウが作り上げたチームは頂上決戦に相応しいチームとなっている。

     

    ⑩ホームフィールド・アドバンテージ

     今ポストシーズンではホームチームが23勝8敗と大きく勝ち越している(30年ぶりの高勝率)。特にアストロズはホームで6戦全勝、アウェイで1勝4敗と極端。ワールドシリーズでもホームフィールド・アドバンテージは発揮されるのだろうか。

  • ドジャース シーガーの遊撃手としての復帰に自信

    2017.10.23 14:23 Monday

     ワールドシリーズ開幕まであと2日。ドジャースは腰の故障によりリーグ優勝決定シリーズのロースターを外れたコリー・シーガーをワールドシリーズのロースターに登録することがほぼ確実となっている。

     ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は日本時間10月25日に行われる本拠地ドジャー・スタジアムでのワールドシリーズ第1戦において、シーガーが定位置である「2番・遊撃」で先発出場できることを期待している。ただし、ロバーツ監督はシーガーが遊撃のポジションを守れる状態まで回復していることを確信する一方、敵地ミニッツメイド・パークで行われる第3戦~第5戦においてシーガーを指名打者として起用する可能性も排除していない。

     「最初の2試合を上手く乗り切れば、それからのことはまたそのときに考えればいいかな、と思っているよ。ア・リーグの球場で3試合を戦うわけだけれど、(指名打者があるので)我々には様々なオプションがあるからね」とロバーツ監督。シーガー不在のリーグ優勝決定シリーズではチャーリー・カルバーソンやクリス・テイラーが遊撃のポジションに入ったが、再びそうした布陣を採用する可能性もありそうだ。

     シーガーはすでにティー打撃やカーブを曲がるランニングを開始しており、日本時間10月23日にはチームの全体練習に出席して打撃練習も行った。シーガー本人によると、実戦復帰に向けての最後のハードルは生きたボールを打つこと、そして打撃でのリズムを取り戻すことだという。腰の状態に関しては「違和感や張りは日々解消されている」と話している。

     「(リーグ優勝決定シリーズのロースターに登録されなかったのは)正しい判断だったよ。しっかり治療を受けて、十分に回復することができた。故障が再発することなく、今はあらゆる練習をこなすことができているよ」とシーガー。チームメイトの頑張りによりメジャー3年目にしてワールドシリーズの舞台に辿り着いた若き好打者の、大舞台での活躍に期待したい。


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      10月23日 25日からワールドシリーズ ダルビッシュは第3戦で先発予定

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  • インディアンス投手コーチのキャラウェイがメッツ新監督就任へ

    2017.10.23 12:39 Monday

     今季リーグ14位の防御率5.01に終わるなど投手陣が完全に崩壊したメッツだが、投手力をベースとしたチーム作りを進めていく方針に変わりはないようだ。テリー・コリンズに代わる新監督として現インディアンス・投手コーチのミッキー・キャラウェイと合意に達したと複数のメディアが報じている。契約期間は3年になると見られている。

     球団からはまだ正式なアナウンスはないものの、インディアンスで5年間投手コーチを務めたキャラウェイがメッツの新監督に就任することがほぼ確実となった。今季インディアンス投手陣がマークした防御率3.30、1614奪三振、奪三振率10.1、WAR31.7(FanGraphs版)はいずれもメジャートップの数字。後ろの3つに至ってはメジャー新記録である。また、インディアンス投手陣は4年連続でリーグ最多の奪三振数を記録している。インディアンスはキャラウェイの指導のもと、メジャー有数の強力投手陣を築き上げたのだ。

     キャラウェイは1999年にデビルレイズ(現レイズ)でメジャーデビューを果たし、メジャーでは5シーズンにわたってプレイ。通算成績は20先発を含む40試合に登板して4勝11敗、防御率6.27。お世辞にもメジャーの舞台で成功したとは言えない投手だった。その後は韓国球界や台湾球界でプレイし、2009年シーズンを最後に現役を引退。インディアンスのマイナー組織でコーチとしてのキャリアをスタートした。マイナーの階段を順調に上り、2013年からテリー・フランコーナ監督のもとで投手コーチを務め、コリー・クルーバー、カルロス・カラスコ、トレバー・バウアーといった好投手たちの成長・活躍に貢献。インディアンス投手陣はカーブを多用することで知られるが、メッツは前投手コーチのダン・ワーゼンがスライダーを好む人物だったため、キャラウェイの新監督就任によってメッツ投手陣の配球に大きな変化が生まれることは間違いない。

     ノア・シンダーガード、ジェイコブ・デグロム、マット・ハービーらを筆頭に豊富な才能を抱えながらもそれを生かすことのできないシーズンが続いているメッツ。キャラウェイは投手陣の再建を進め、チームを立て直すことができるのか。その手腕に注目が集まっている。


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  • レッドソックス新監督はコーラに決定 3年契約で合意

    2017.10.23 12:03 Monday

     日本時間10月23日、レッドソックスは現アストロズ・ベンチコーチのアレックス・コーラを第47代監督に任命したことを発表した。コーラとレッドソックスは2018年から2020年までの3年契約で合意し、契約には2021年の球団オプションも含まれている。

     レッドソックスの新監督に就任することが決定したコーラだが、まだ大きな仕事が残っている。アストロズのベンチコーチとしてワールドシリーズを戦わなければならないのだ。そして、ワールドシリーズが終了すれば、いよいよレッドソックス新監督としての仕事がスタートする。レッドソックスの一員として2007年にワールドシリーズ制覇を経験したコーラは、古巣でメジャーリーグの監督としての第一歩を踏み出すことになる。

     コーラは「レッドソックスの監督に任命されたことはこの上なく光栄だし、恐縮です。このような素晴らしい機会を与えてくれたことについてデーブ・ドンブロウスキー(野球部門社長)、ジョン・ヘンリー(筆頭オーナー)、トム・ワーナー(会長)、サム・ケネディ(社長)に感謝したいです」とのコメントを発表している。さらに「レッドソックスやボストンの街に戻ることは私や私の家族にとって夢が叶ったことを意味します。この街、そしてこの街の素晴らしいファンのもとにもう一度世界一をもたらすという大きな目標に向かって仕事をすることを楽しみにしています」と意気込んだ。また、「同時に、ジム・クレイン(オーナー)、ジェフ・ルーノウ(GM)、A.J.ヒンチ(監督)、アストロズの組織全体に対し、コーチとしてのキャリアをスタートするチャンスをいただいたことへの感謝を表したいです。とても特別なシーズンを過ごすことができ、また、素晴らしい組織の一員でいることができました。このチームでワールドシリーズを制覇するのが楽しみです」と一年間を過ごしたアストロズへの感謝も忘れなかった。

     レッドソックスでは球団OBが監督を務めるのは1992年から1994年まで監督を務めたブッチ・ホブソン以来となる。2年連続で地区優勝を果たしたチームをどのように進化させていくのか。コーラの手腕に注目だ。


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  • 25日からワールドシリーズ ダルビッシュは第3戦で先発予定

    2017.10.23 11:25 Monday

     日本時間10月23日、ドジャースはワールドシリーズ第2戦にリッチ・ヒル、第3戦にダルビッシュ有が先発することを発表。対するアストロズは第1戦にダラス・カイケル、第2戦にジャスティン・バーランダーのダブル・エースを投入し、敵地での勝利を目指す。

     すでに第1戦にクレイトン・カーショウが先発することを発表していたドジャースは、地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズと同様の並びで第3戦までを戦うことになった。ヒルは今ポストシーズン、2試合に先発して0勝0敗、防御率3.00。2試合で計9イニングと長いイニングを投げることはできていないが、4回2失点、5回1失点と最低限の役割は果たしている。また、レギュラーシーズンの成績がアウェイ(防御率4.06)よりホーム(同2.77)のほうが良かったことも今回の決定に影響を与えているようだ。第3戦を任されるダルビッシュは今ポストシーズン、2試合に先発して2勝0敗、防御率1.59と好投中。今季アストロズとはレンジャーズ時代に2度対戦しており、計12イニングで4失点という成績が残っている。

     一方のアストロズは敵地での2連戦にダブル・エースを投入し、苦手のアウェイで必勝を期す。今ポストシーズン、本拠地ミニッツメイド・パークでは6勝0敗と無類の強さを誇っているアストロズだが、敵地では1勝4敗。リーグ優勝決定シリーズでヤンキー・スタジアムでの3連戦で3連敗を喫したのは記憶に新しい。ワールドシリーズではレギュラーシーズンの勝率で上回るドジャースにホームフィールド・アドバンテージがあるため、アストロズがワールドシリーズを制覇するためには最低でも敵地で1勝を挙げることが必要。ダブル・エースを投入する最初の2試合で少なくとも1勝はしておきたいところだろう。

     1988年以来29年ぶりの世界一を目指すドジャースと、球団史上初の世界一を狙うアストロズが激突する今年のワールドシリーズは日本時間10月25日にドジャー・スタジアムで開幕する。今年はどのようなドラマが待っているのか。今から開幕が待ち遠しい。


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  • ALCS MVPは2度の快投を演じたバーランダー

    2017.10.23 10:51 Monday

     ヤンキースとの「内弁慶シリーズ」を制して球団史上2度目のワールドシリーズ進出を決めたアストロズ。第7戦までもつれる激闘となったア・リーグ優勝決定シリーズのMVPには第2戦と第6戦で2度にわたる快投を演じたジャスティン・バーランダーが選出された。

     第2戦で1失点完投勝利をマークしてチームにシリーズ2勝目をもたらしたバーランダーは、敵地ヤンキー・スタジアムで3連敗を喫して後がない状況に追い込まれたチームを救うべく第6戦のマウンドに上がった。バーランダーは期待通りの好投を見せるものの、ヤンキース先発のルイス・セベリーノも見事な投球で両軍ともなかなか得点を奪えない。

     アストロズのジェフ・ルーノウGMは「最初の3イニングが終わったあと、私はパニックに陥り始めたんだ。敵地での3試合は全然打てなかったし、そもそもシリーズを通して打てていなかったからね。セベリーノの球は素晴らしかった。完封されるんじゃないかと思ったくらいだよ。あと6イニングしかない、あと5イニングしかない、ってカウントダウンを始めていたんだ。本当にタフな状況だったよ」と試合を振り返った。

     しかし、アストロズは負けなかった。アストロズ打線がセベリーノから得点を奪った一方で、バーランダーはヤンキース打線に得点を与えなかったのだ。終わってみれば4対0で快勝。アストロズは対戦成績を3勝3敗のタイとし、続く第7戦も制してワールドシリーズ進出を決めたのだった。

     リーグ優勝決定シリーズでのバーランダーは2試合に先発して16イニングを投げ、2勝0敗、防御率0.56、21奪三振という素晴らしい成績。打線ではホゼ・アルトゥーベの活躍も目立ったが、誰がMVPに相応しいかは誰の目にも明らかだった。「彼の存在はチームにとって、1998年のランディ・ジョンソンと同じだよ。我々が彼に期待していることを全てやってのけた」とアストロズOBの殿堂入り選手、クレイグ・ビジオはバーランダーの活躍を称賛する。

     日本時間10月25日からいよいよワールドシリーズが始まる。バーランダーにとってはタイガース時代の2006年、2012年に続いて自身3度目のワールドシリーズとなるが、過去3先発で0勝3敗、防御率7.20と不本意な成績に終わっている。球団史上初のワールドシリーズ制覇のためにはバーランダーの好投が必要不可欠なだけに、リーグ優勝決定シリーズ同様の活躍を期待したい。


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  • アストロズが完封リレーで12年ぶりにWS進出

    2017.10.22 13:17 Sunday

     ヤンキース対アストロズによるリーグ優勝決定シリーズ(ALCS)は対戦成績を3勝3敗とした状態で最終決戦となる第7戦を迎えた。勝った方がドジャースが待つワールドシリーズに進出できる大事な一戦はアストロズが4対0で勝利し12年ぶりに世界一への挑戦権を得た。

     この日の先発は第3戦のときと同じくCC サバシアとチャーリー・モートン。前回登板のサバシアは6回3被安打無失点の好投でチームに今シリーズ初勝利をもたらした。一方のモートンは3回2/3を投げて6被安打7失点と安定感を欠き敗戦投手となってしまった。経験豊富なサバシアがチームを救うのか、それとも今季ホームで10勝を挙げたモートンが好投するのか、両者の立ち上がりに注目が集まった。

     最初にマウンドに上がったのはモートン。90マイル後半の直球に得意のカーブを織り交ぜながら初回のヤンキース打線を3者凡退に抑えた。彼の好投を目の当たりにしたサバシアも負けじと緩急を使ってアストロズ打線に挑む。先頭打者のジョージ・スプリンガーに安打を許すものの、後続を3人で打ち取り上々の立ち上がりをみせた。

     そして試合が動いたのは4回裏のアストロズの攻撃。サバシアは3安打を打たれながらも3回まで無失点だったが、この回の先頭打者だったエバン・ギャティスに8球目のスライダーを捉えられてボールを左中間スタンドへと運ばれ1点を失った。その後も四球と安打で2死一・二塁としたところでサバシアは降板。2番手としてトミー・ケインリーが登場した。いきなりピンチの場面だったが最初の打者、スプリンガーを6-4-3の併殺に抑えて最少失点で切り抜けた。4回の攻撃では後続が打てなかったものの、5回裏にホゼ・アルトゥーベの2試合連続弾やブライアン・マッキャンの適時二塁打などで3点を追加したアストロズは5回終了時で4対0とヤンキースをリードした。

     一方で反撃したいヤンキース打線は5回表にグレッグ・バードの二塁打やアーロン・ヒックスの四球などで1死一・三塁のチャンスをつくるも続くトッド・フレイジャーが内野ゴロに倒れて得点することはできなかった。結局、相手先発のモートンに5回までわずか2安打に抑えられてしまう。その後も2番手のランス・マッカラーズJr.を打ち崩せずにキャリア初のセーブを献上してしまったヤンキースは合計3安打と打線が機能せずに終戦となった。

     最終第7戦まで及んだALCSはアストロズが対戦成績を4勝3敗として2005年のナ・リーグ在籍時以来となるワールドシリーズ進出を決めた。次は29年ぶりの世界一を目指すドジャースと対戦することになる。もしアストロズがドジャースを下せばア・リーグ編入後だけではなく球団初のワールドチャンピオンに輝く。これから最後の4勝を目指してチームの戦いはクライマックスへと突入していく。


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  • バーランダーの不敗神話継続 アストロズが本拠地で勝利

    2017.10.21 13:49 Saturday

     ヤンキースとアストロズによるリーグ優勝決定シリーズ(ALCS)はヤンキースが対戦成績を3勝2敗とした状態で第6戦を迎えた。ここまで3連勝と波に乗るヤンキースと今回の試合から本拠地に戻ってアドバンテージがあるアストロズとの一戦。試合は中盤に先制し、後半にさらにヤンキースを突き放したアストロズが7対1で勝利した。

     この日の先発はルイス・セベリーノとジャスティン・バーランダーで第2戦と同じマッチアップとなった。前回のセベリーノは4回まで投げて2被安打1失点、一方のバーランダーは124球13奪三振1失点で完投勝利を収めていた。バーランダーはアストロズ移籍後8戦8勝と驚異的な成績を残していることからアストロズが有利かに思われたが、序盤は静かに展開された。

     注目の両者の立ち上がり。最初にマウンドに上がったバーランダーは先頭打者のブレット・ガードナーに中安を許すも続くアーロン・ジャッジを6-4-3の併殺として簡単に2死とした。そして3番のディディ・グレゴリウスも抑えて結果的には3者凡退で締めた。一方のセベリーノは自慢の100マイル近い直球を武器に内野ゴロとライナーでこちらも2死とする。ここで第1、2戦で大活躍をしていたホゼ・アルトゥーベを打席に迎えるが遊ゴロに仕留めて3人で初回を乗り切った。その後、5回表までは両軍ともに無得点で試合は進んでいく。

     試合が動いたのは5回裏のアストロズの攻撃、先頭打者のアレックス・ブレグマンが四球で出塁すると進塁打と四球を挟み1死一・二塁のチャンスをつくる。ここで迎えたのは昨年までヤンキースに在籍していたブライアン・マッキャン。セベリーノが投じた5球目のフォーシームを捉えると右翼方向への二塁打となってチームに待望の先制点をもたらした。その後、2死満塁としてアルトゥーベが左翼への2点適時打を打ちさらに2点を追加。この回だけで3対0とヤンキースをリードした。そして8回裏の攻撃では代わったばかりの3番手、デービッド・ロバートソンをアストロズ打線が打ち込んで一挙4得点を挙げてチームは7点を取った。

     一方のヤンキース打線は7回までバーランダーを打ち崩せずわずか5安打に抑えられ、攻撃の糸口を掴めずにいた。7回表に無死一・二塁のチャンスをつくるもその後は3者凡退に抑えられて無得点に終わる。チームは8回表に飛び出したアーロン・ジャッジの本塁打で1点を取るのがやっとであり、ヤンキー・スタジアムでみせた打線の勢いはなくなっていた。迎えた最終回も相手守護神、ケン・ジャイルズの前に走者こそだすが、後が続かずに試合終了。結果、アストロズが対戦成績を3勝3敗のタイとした。

     ドジャースが待つワールドシリーズに進出するチームは明日の第7戦で決定することになる。果たして勝つのは本拠地に戻って勢いがあるアストロズか、それとも今ポストシーズンで負けたら終わり、という崖っぷちから這い上がってきたヤンキースのどちらになるだろうか。


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  • マーフィーの右膝手術が終了

    2017.10.21 11:02 Saturday

     2年連続地区優勝を果たしながらワールドシリーズ進出とはならなかったナショナルズは既に来季に向けて動き出している。それはチーム全体だけではなく選手個人も同じであり、中心選手の1人であるダニエル・マーフィーの右膝の手術が完了したことが発表された。

     今季、ナショナルズ2年目を迎えたマーフィーは144試合に出場して打率.322 23本塁打 93打点とチームの地区優勝に大きく貢献していた。今年は1度も故障者リスト(DL)入りすることなくブライス・ハーパーやライアン・ジマーマンをはじめとする強打者達と打線をけん引した。しかし、マーフィー本人はシーズン終盤にかけて右膝に痛みを感じながらプレーをしていたという。それでもカブスとの地区シリーズ(NLDS)では全5試合に出場し、打率.211 1本塁打 2打点と最後まで打席に立ち続けた。

     これからは来季に向けてリハビリの日々を過ごすことになるが、球団は彼の具体的な復帰時期などについては言及していない。ちなみに今回、マーフィーが受けた手術はジャスティン・ターナー(ドジャース)が2013年オフに受けた内容のものに近くという。ターナーは復帰後の2014年に104試合に出場して打率.340との.280(2013年は86試合に出場)より大幅に数字を向上させている。手術を受けたマーフィーは体の不安を解消して来季へと臨む。チームはオフシーズンになったとはいえ、既に次の戦いが始まっている。


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  • NLCS MVPはターナーとテイラーの同時受賞

    2017.10.20 14:24 Friday

     日本時間10月20日に行われたカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦に11対1で大勝し、1988年以来29年ぶりのワールドシリーズ進出を決めたドジャース。4勝1敗で突破を決めたリーグ優勝決定シリーズのMVPにはジャスティン・ターナーとクリス・テイラーが選出された。

     ドジャースが前回ワールドシリーズに進出した1988年、ターナーは4歳の誕生日を迎える直前、テイラーに至っては生まれてすらいなかった。ターナーは第2戦で劇的なサヨナラスリーランを放つなど、全5試合に出場して打率.333(18打数6安打)、2本塁打、7打点、OPS1.145をマーク。今季も短期決戦での勝負強さを発揮し、打線の軸としての役割をしっかりと果たした。テイラーはコリー・シーガーの負傷欠場により遊撃と中堅を兼任しながら全5試合に出場して打率.316(19打数6安打)、2本塁打、3打点、OPS1.248をマーク。第5戦では好走塁で先制のホームを踏むなど、走攻守すべての面で素晴らしい活躍を見せた。

     ターナーが10月に輝きを放つのは今季が初めてではなく、ポストシーズン通算106打席で打率.387、出塁率.481、OPS1.113と歴代屈指の好成績を残している。第2戦で放ったサヨナラ本塁打は、奇しくも1988年のワールドシリーズ第1戦でカーク・ギブソンがデニス・エカーズリーから代打逆転サヨナラ本塁打を放ってからちょうど29年後の一発だった。

     ナ・リーグ優勝決定シリーズのMVPが2名選出されるのは昨季に続いて2年連続。昨季はカブスのジョン・レスターとハビアー・バイエズがMVPを同時受賞している。なお、MVPが2名選出されるのは頻繁にあることではなく、昨季以前では1990年にレッズのロブ・ディブルとランディ・マイヤーズが同時受賞した例があるだけである。

     ドジャースにとって29年ぶりとなるワールドシリーズ。ターナーとテイラーの2人はその大舞台でも活躍を期待したい。


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      10月20日 【戦評】伏兵キケが3発!ドジャース29年ぶりワールドシリーズ進出

      10月19日 コリー・シーガー ワールドシリーズで戦列復帰可能か

      10月18日 【戦評】ダルビッシュ7回途中1失点 ドジャースWS進出に王手

      10月17日 リリーフで存在感を発揮する前田健太


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  • 【戦評】伏兵キケが3発!ドジャース29年ぶりワールドシリーズ進出

    2017.10.20 12:51 Friday

     レギュラーシーズンで圧倒的な強さを見せつけた今季のドジャースに相応しい大勝で昨季のワールドシリーズ王者を撃破し、ドジャースが1988年以来29年ぶりとなるワールドシリーズ進出を決めた。

     ドジャースはエースのクレイトン・カーショウが先発のマウンドに上がり、第1戦と同様にホゼ・キンターナとのマッチアップ。ドジャースはローガン・フォーサイス、キケ・ヘルナンデスらがスターティング・メンバーに名を連ね、対左腕用のオーダーでワールドシリーズ進出をかけた第5戦に臨んだ。

     試合は序盤から大きく動き、1回表、ドジャースはコディ・ベリンジャーのタイムリー二塁打で1点を先制。2回表はヘルナンデスが得意の左腕から1号ソロを放ち、3回表にはジャスティン・ターナーのタイムリーでリードを3点に広げたあと、代わったヘクター・ロンドンにヘルナンデスが2打席連発となるグランドスラムをお見舞いし、ドジャースが大量7点をリードする展開となった。

     4回表にはフォーサイスが2点タイムリー二塁打を放って9対0。その裏、カーショウがクリス・ブライアントに1号ソロを浴びたものの、カーショウは6イニングを投げてカブス打線に3安打しか許さず、1失点の好投でエースの重責をしっかりと果たしてみせた。

     7回裏は2番手の前田健太がマウンドへ。ウィルソン・コントレラスを空振り三振、アディソン・ラッセルをセンターフライ、ハビアー・バイエズを見逃し三振に抑える完璧なピッチングで1回無失点。これでポストシーズンは5試合に登板して5イニングを投げ、2勝0敗、防御率0.00と期待以上のパフォーマンスでチームに不可欠な存在となっている。

     ドジャースは9対1と8点をリードした9回表、ヘルナンデスになんとこの日3本目となるツーランが飛び出して2点を追加。左腕対策として起用した伏兵がキンターナ、マイク・モンゴメリーと期待通りに左腕を攻略したが、3本塁打7打点の大爆発はデーブ・ロバーツ監督にとって嬉しい誤算だったに違いない。10点リードの最終回は守護神のケンリー・ジャンセンが三者凡退に抑えて試合終了。ワールドシリーズを制覇した1988年以来となるワールドシリーズ進出を決め、敵地リグリー・フィールドのグラウンドにはドジャース・ナインによる歓喜の輪が広がった。


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  • アストロズ 2勝3敗からの逆転劇を目指す

    2017.10.20 12:17 Friday

     敵地ヤンキー・スタジアムで3連敗を喫し、あとのない状況に追い込まれたアストロズ。しかし、アストロズには第6戦と第7戦をホームで戦えるというアドバンテージがある。さらに、2勝3敗からの逆転劇が不可能でないことは歴史が教えてくれている。

     本拠地ミニッツメイド・パークでの2試合に連勝したあと、敵地で3連敗を喫し、アストロズは再び本拠地に戻る。12年ぶりのワールドシリーズ進出のためには第6戦と第7戦に連勝することが必要だが、過去にこの逆転劇を成し遂げた例は少なくない。1985年以降、4勝先取制のシリーズで2勝3敗となった例は55度あるが、そのうち18度は追い込まれたチームが逆転。思えば昨季のワールドシリーズもインディアンスが3勝1敗で王手をかけたあと、カブスが第5戦を制して2勝3敗とし、クリーブランドでの第6戦と第7戦に連勝して108年ぶりの世界一を成し遂げたのだった。

     「このシリーズはまだ終わっていないよ」とアストロズのA.J.ヒンチ監督も逆転でのワールドシリーズ進出に意欲を見せる。「ヒューストンに戻って家族とともに1日のオフを過ごし、そして第6戦に向けて準備をするだけさ」。負けられない第6戦、アストロズは第2戦で完投勝利をマークしたジャスティン・バーランダーを先発に立て、必勝を期す。

     今季のアストロズは本拠地ミニッツメイド・パークで48勝33敗(勝率.593)をマーク。ポストシーズンでは本拠地でまだ一度も負けていない。一方のヤンキースも本拠地ヤンキー・スタジアムでは圧倒的な強さを誇っており、レギュラーシーズンではリーグベストの51勝30敗(勝率.630)、ポストシーズンでは5戦無敗。しかし、ポストシーズンのアウェイでの試合では1勝4敗に終わっており、アストロズのホームでの強さ、ヤンキースのアウェイでの弱さを考慮すれば逆転劇が実現する可能性は十分にあるというわけだ。

     「ニューヨークには私たちを応援してくれるファンはあまりいなかった。でも、ヒューストンにはたくさんいるんだ。残りの試合をホームで戦えるのは我々にとって良いことだと思う。このシリーズでは全試合でホームチームが勝っている。その流れが続くなら、我々にとっては好都合だよね」とヒンチ監督はホームで戦えることのアドバンテージを強調する。もし「ホームチームが全勝」となれば4勝先取制のシリーズとしては史上5例目となる。ホームの大観衆の前でアストロズは逆転劇を成し遂げることができるのか。まずは明日の第6戦に注目だ。


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  • ガーデンハイアーがタイガースの新監督に就任へ

    2017.10.20 11:38 Friday

     タイガースはブラッド・オースマスの後任としてロン・ガーデンハイアーを選択した。ガーデンハイアーは2002年から13シーズンにわたってツインズの指揮を執り、通算1068勝をマーク。長年、同地区ライバルを率いていた名将がタイガースの新監督に就任する。

     オースマスを解任し、後任探しを続けていたタイガースがガーデンハイアーにチームを任せることを決断した。MLBネットワークのケン・ローゼンタールとジョン・ヘイマンが日本時間10月20日に新監督決定の第一報を伝えている。また、MLB.comのジョン・モロシによるとガーデンハイアーとタイガースは3年契約で合意に至ったようだ。早ければ日本時間10月21日にも正式に監督就任が発表されると見られている。

     ガーデンハイアーは日本時間10月18日にデトロイトでタイガースと面会の場を設けた。面会後、新監督の筆頭候補に急浮上したようだ。球団内ではガーデンハイアーをかつてタイガースで指揮を執ったジム・リーランドと比較する声もある。リーランドは4球団で計22年間にわたって監督を務め、1997年にはマーリンズを率いてワールドシリーズ制覇を経験。2006年からの8シーズンはタイガースの指揮を執り、2006年と2012年にリーグ優勝を成し遂げた。現在はアル・アビラGMの特別補佐としてタイガースに貢献しているが、リーランドの意見も新監督選考の際には大いに考慮された。

     ガーデンハイアーはツインズを率いた13シーズンで6度の地区優勝。就任1年目の2002年にはリーグ優勝決定シリーズまで進出したもののエンゼルスに1勝4敗で敗退し、その後は一度も地区シリーズを突破できなかった。しかし、低迷していたツインズを毎年地区優勝を狙えるチームに育て上げた手腕は高く評価されており、ツインズの監督を退いた後、毎年のように監督就任のオファーを受けていた。今季はダイヤモンドバックスでベンチコーチを務めていたが、そのなかでセイバーメトリクスの手法を広く受け入れるようになり、それがタイガース新監督就任の決め手になったとも言われている。昨オフに前立腺がんの治療を受けるなど、体調面を不安視する声もあるが、ア・リーグ中部地区をよく知る名将がタイガースの再建を正しい方向へ導いてくれることは間違いないだろう。


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  • ジャッジ、サンチェス、バード、セベリーノ 新たな「コア」たち

    2017.10.20 11:07 Friday

     1990年代後半から2000年代にかけてのヤンキースには「コア・フォー」と呼ばれた4人の名選手がいた。彼らが次々にユニフォームを脱ぎ、ヤンキースは「ポスト・コア・フォー時代」に突入したわけだが、新たな「コア・フォー」を形成しそうな若手選手たちがヤンキースの戦いを牽引している。

     デレク・ジーター、マリアーノ・リベラ、ホルヘ・ポサダ、アンディ・ペティット。ほぼ同時期に入団し、ほぼ同時期にメジャーで活躍し始めたこの4人はいつしか「コア・フォー」と呼ばれるようになっていた。1998年からのワールドシリーズ3連覇に主力選手として貢献し、一時アストロズへ移籍したペティットを除く3人はプロ入りから現役引退まで、ヤンキース一筋でキャリアを全うした。ジーターの「2」、リベラの「42」、ポサダの「20」、ペティットの「46」はいずれも永久欠番となっており、ジーターとリベラは資格取得初年度での野球殿堂入りも確実視されている。

     「コア・フォー」の高齢化や現役引退に伴い、ここ数年のヤンキースは世代交代を迫られながらの戦いを強いられた。しかし、そんな中、「ポスト・コア・フォー時代」を担う若手選手たちが次々にメジャーデビューを果たし、台頭。2015年8月にメジャーデビューを果たしたグレッグ・バードとルイス・セベリーノ、同年10月にメジャーデビューを果たしたゲーリー・サンチェス、そして昨年8月にメジャーデビューを果たしたアーロン・ジャッジの4人は「新コア・フォー」を形成する可能性を秘めている。

     2015年、彼ら4人はいずれもAA級とAAA級でプレイしており、いわば同じ釜の飯を食った仲だ。「僕たちはメジャーの舞台で一緒にプレイすることを夢見てきた。そして、それが叶ったんだ」と喜びを語ったバードは故障や不振によりレギュラーシーズンでは48試合のみの出場に留まったものの、ポストシーズンでは3本塁打を放つなどOPS1.015と活躍中。セベリーノ、サンチェス、ジャッジはいずれも主力選手としてワイルドカード獲得に貢献し、ポストシーズンでも随所に輝きを放っている。

     ジャッジは25歳、サンチェスとバードは24歳、セベリーノは23歳。まだ彼らのキャリアは始まったばかりであり、「コア・フォー」のような歴史を築いていくチャンスはたくさんある。まずは今年のワールドシリーズを制覇し、「新コア・フォー」形成への第一歩を踏み出してもらいたい。


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  • レッドソックスの新監督はコーラで決定か?

    2017.10.20 10:40 Friday

     ジョン・ファレル監督を解任し、新監督探しを始めているレッドソックスだが、どうやら現アストロズ・ベンチコーチのアレックス・コーラを新監督に任命する方針を固めつつあるようだ。

     日本時間10月20日、レッドソックスが早ければ現在行われているアストロズ対ヤンキースのリーグ優勝決定シリーズ終了後にもコーラを新監督に任命するという話が浮上した。しかし、レッドソックスのデーブ・ドンブロウスキー野球部門社長はまだ最終的な判断には至っていないということを明言しており、コーラ以外の人物を監督に任命する可能性が残っていることを示唆している。

     レッドソックスはアストロズがヤンキー・スタジアムでリーグ優勝決定シリーズを戦っている期間にニューヨークでコーラとの面会の場を設けた。アストロズのベンチコーチに就任して1年目のコーラだが、指導者としての評価は非常に高く、テリー・コリンズの後任を探しているメッツからも新監督候補に挙げられている。アストロズのA.J.ヒンチ監督はコーラが他球団へ流出可能性について「アレックスがこの国、いや、それ以外の国でもあらゆる仕事の面接を受けていることは知っているよ。そのうちわかるんじゃないかな」と冗談を交えながら話していた。

     レッドソックスはコーラのほかにも前タイガース監督のブラッド・オースマス、元ツインズ監督のロン・ガーデンハイアーとの面会を済ませている。ガーデンハイアーはタイガースの新監督に就任するとの報道が出始めているが、ドンブロウスキー野球部門社長は今後さらなる候補者と面会する予定については未定だとしている。こうしたことからもコーラのレッドソックス新監督就任はほぼ確実だと見られているようだ。

     2000年代前半にドジャースの正遊撃手として活躍したコーラは、2005年途中から2008年までレッドソックスの一員としてプレイし、2007年にはワールドシリーズ制覇を経験。好守の内野手として通算1273試合に出場した。また、2006年と2009年にはプエルトリコ代表としてワールド・ベースボール・クラシックに出場し、今年3月に行われた第4回大会では同代表のGMを務めた。


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  • 【戦評】バイエズ2ホーマー カブスがソロ3発で接戦を制す

    2017.10.19 14:32 Thursday

     あと一つ負ければシーズン終了。そんなプレッシャーの中でも前年ワールドシリーズ王者・カブスの選手たちは落ち着いていた。相変わらずタイムリー欠乏症には苦しんだものの、ハビアー・バイエズが2本塁打を放つなど、ドジャース先発のアレックス・ウッドからソロ3本で3点をもぎ取り、3対2で逃げ切り。スイープを回避し、ワールドシリーズ進出の望みを繋いだ。

     ブルペンが崩壊しているカブスにとって、勝利のためには先発のジェイク・アリエタが長いイニングを投げることが絶対条件だった。今季終了後にフリーエージェントとなるため、この日がカブスでの最終登板となる可能性があったアリエタは、3回表にコディ・ベリンジャーにソロ本塁打を浴びたものの、7回途中までドジャース打線をその1点のみに抑える力投。与四球5と制球はやや不安定だったが、3安打しか許さず、降板時には本拠地リグリー・フィールドに集ったファンからスタンディング・オベーションを浴びた。「今夜勝つためにはアリエタがやってくれたようにできる限り長いイニングを投げてもらうことが必要だったんだ」とジョー・マドン監督もエース右腕の力投に感謝しきりだった。

     一方、ポストシーズンを通じて元気のない打線は、2回裏にウィルソン・コントレラスの特大ソロとバイエズのソロで2点を先制。1点差に追い上げられたあと、5回裏には再びバイエズがソロ本塁打を放ち、リグリー・フィールドは大歓声に包まれた。しかし、この日も得点はこの3点だけ。リーグ優勝決定シリーズの4試合であげた得点は全て本塁打によるものであり、タイムリー欠乏症はいまだ解決されていない。「我々はもっと攻撃的にならなければならない」とマドン監督も危機感を募らせている。

     2点リードの8回表からはクローザーのウェイド・デービスが登板したが、いきなりジャスティン・ターナーにソロ本塁打を被弾。その後のピンチを凌ぎ、9回表は打者3人でドジャースの攻撃を終わらせたものの、本調子でないことは誰の目にも明らかだった。なんとか第4戦を制してスイープを回避したとはいえ、苦しい状況に変わりはないカブス。明日の第5戦ではクレイトン・カーショウを攻略するという困難なミッションにチャレンジすることになる。


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