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  • マーリンズがさらなる外野手補強 35歳のジョイスを獲得

    2020.1.27 13:00 Monday

     日本時間1月27日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、マーリンズはフリーエージェントのベテラン外野手、マット・ジョイスと契約を結ぶことで合意に達したようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマンが第一報を伝えたが、契約条件についての詳細は現時点では明らかになっておらず、球団からの正式な発表も行われていない。昨季は限られた出場機会のなかで好成績を残しており、メジャー契約となる可能性もありそうだ。

     現在35歳のジョイスは、昨季ブレーブスで129試合に出場して打率.295、7本塁打、23打点、OPS.858の好成績をマーク。出場試合数は2年ぶりに3ケタとなったが、129試合で238打席という数字が示すように、あくまでも控え外野手兼代打の切り札という扱いであり、投手の代打として登場し、そのまま退くケースも多かった。守備に就いたのは右翼33試合、左翼4試合だけだった。

     アスレチックスでプレイした2018年は故障の影響もあって調子が上がらず、83試合でOPS.675に終わったものの、その前年は141試合に出場して25本塁打、OPS.808を記録。パイレーツでプレイした2016年にも140試合で出塁率.403、OPS.866の好成績を残している。左腕を苦手としているため、出場機会の大半は対右腕に限られているが、対右腕用のプラトーン要員としてはまだまだ一流の働きを期待できる存在である。

     マーリンズは今オフ、正左翼手としてコリー・ディッカーソンを獲得。中堅には本格開花を期待されるルイス・ブリンソン、右翼には主力打者のブライアン・アンダーソンが入る見込みであり、ジョイスの役割は不透明だ。昨季と同様に代打での起用が中心となり、ディッカーソンやアンダーソンの休養時に外野の両翼を守る可能性が高いものの、右打者のヘスス・アギラーとの併用で一塁手としてプラトーン起用される可能性もありそうだ。

  • MLB公式サイトがローテ予想を公開 大谷1番手、山口は5番手

    2020.1.27 12:30 Monday

     日本時間1月27日、MLB公式サイトは全30球団の今季の先発ローテーション予想を公開した。「今日レギュラーシーズンが開幕したら」という前提のもとで行われているこの予想では、大谷翔平(エンゼルス)が1番手、田中将大(ヤンキース)と菊池雄星(マリナーズ)とダルビッシュ有(カブス)が2番手、前田健太(ドジャース)が3番手に名を連ねているほか、山口俊(ブルージェイズ)も5番手としてローテ入りしている。

     各球団の番記者による今回の予想では、エンゼルスの先発1番手、要するにエースとして大谷の名前が挙がった。記事によると、エンゼルスはトミー・ジョン手術のリハビリを終えて本格的に二刀流を再開する大谷にエースへと成長することを期待しており、負担を軽減するために大谷の登板は週1度に限定される見込みだという。よって、6人制ローテの採用が有力視されており、大谷、アンドリュー・ヒーニー、グリフィン・キャニング、ディラン・バンディ、フリオ・テーラン、マット・アンドリースの6人で先発ローテーションを形成することが予想されている。

     田中はゲリット・コールに続く2番手、菊池はマルコ・ゴンザレスに次ぐ2番手、ダルビッシュもジョン・レスターに続く2番手として名前を挙げられており、カブスはダルビッシュが昨季後半戦のパフォーマンスを維持し、今季大活躍してくれることを期待しているようだ。前田はウォーカー・ビューラーとクレイトン・カーショウに続く3番手としてローテ入りするとの予想。ビューラー、カーショウとともにローテ入り当確の3人として紹介されている。

     ブルージェイズは故障がなければ柳賢振(リュ・ヒョンジン)、タナー・ロアーク、マット・シューメイカー、チェイス・アンダーソンの4人がローテ入り当確と見られており、残りの1枠を複数の投手が争う状況となっている。5番手に名前を挙げられた山口だが、記事のなかでは「日本人投手の山口俊はブルペンとローテーションの両方の経験がある」としてブルペンに回る可能性にも言及。26歳右腕のトレント・ソーントン、25歳左腕のライアン・ボルッキらが先発ローテ争いのライバルとなりそうだ。

  • 昨季の各球種のベスト投手は誰だ!? MLB公式サイトが特集

    2020.1.27 12:00 Monday

     マリアーノ・リベラのカッターやノーラン・ライアンの速球のように、メジャーリーグの世界では特定の球種と特定の投手が結び付けられることがよくある。では、昨季のメジャーリーグではどの投手のどの球種が最も攻略困難だったのだろうか。メジャーリーグ公式サイトでは「xwOBA」という指標を用いて、球種ごとに先発投手と救援投手の2部門に分けて「xwOBA」のトップ5人を紹介している。

     「xwOBA」は「Expected Weighted On-Base Average」の略である。簡単に言うと、「Statcast」が計測した打球の初速度、発射角度、打球の種類、打者が走るスピードなどから打球が単打、二塁打、三塁打、本塁打になる確率を算出し、それをもとにした出塁率のことである。守備力に関する要素を排除しているため、打者や投手の実力をより正確に反映した指標であると言われている。各球種のトップ5人は以下の通り。

    フォーシーム・ファストボール(メジャー平均.354)

    先発投手(400球以上)
    .245 ゲリット・コール(ヤンキース)
    .264 ブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)
    .268 ブレイク・スネル(レイズ)
    .273 エイドリアン・ハウザー(ブリュワーズ)
    .275 クリス・パダック(パドレス)

    救援投手(300球以上)
    .194 エミリオ・パガーン(レイズ)
    .199 ブランドン・ワークマン(レッドソックス)
    .228 セス・ルーゴ(メッツ)
    .234 ペドロ・バイエズ(ドジャース)
    .236 タイラー・ダフィー(ツインズ)

    ツーシーム・ファストボール(メジャー平均.358)

    先発投手(250球以上)
    .247 エドゥアルド・ロドリゲス(レッドソックス)
    .268 アーロン・シバーレ(インディアンス)
    .269 ブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)
    .272 フリオ・テーラン(エンゼルス)
    .273 ジャック・フラハティ(カージナルス)

    救援投手(250球以上)
    .224 セス・ルーゴ(メッツ)
    .261 アーロン・バマー(ホワイトソックス)
    .270 ジョーダン・ヒックス(カージナルス)
    .272 アダム・オッタビーノ(ヤンキース)
    .273 ウェイド・ルブラン(無所属)

    カッター&スライダー(メジャー平均.282)

    先発投手(300球以上)
    .175 ジャスティン・バーランダー(アストロズ)
    .194 ノア・シンダーガード(メッツ)
    .198 フランキー・モンタス(アスレチックス)
    .199 エリーサー・ヘルナンデス(マーリンズ)
    .202 パトリック・コービン(ナショナルズ)

    救援投手(250球以上)
    .133 ケン・ジャイルズ(ブルージェイズ)
    .139 リアム・ヘンドリックス(アスレチックス)
    .149 タナー・レイニー(ナショナルズ)
    .165 バック・ファーマー(タイガース)
    .174 ロベルト・オスーナ(アストロズ)

    カーブボール(メジャー平均.269)

    先発投手(250球以上)
    .111 タイラー・グラスナウ(レイズ)
    .171 クリス・バシット(アスレチックス)
    .183 ヘルマン・マルケス(ロッキーズ)
    .186 ランス・リン(レンジャーズ)
    .187 アンソニー・ディスクラファーニ(レッズ)

    救援投手(150球以上)
    .092 ユスメイロ・ペティート(アスレチックス)
    .156 ジェリー・ブレビンス(無所属)
    .168 デレク・ロウ(ブルージェイズ)
    .173 ニック・アンダーソン(レイズ)
    .174 スコット・バーロウ(ロイヤルズ)

    チェンジアップ&スプリッター(メジャー平均.286)

    先発投手(300球以上)
    .141 ヨニー・チリーノス(レイズ)
    .193 スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)
    .194 ルイス・カスティーヨ(レッズ)
    .199 ホーマー・ベイリー(ツインズ)
    .208 ジェイコブ・デグロム(メッツ)

    救援投手(150球以上)
    .171 ロベルト・オスーナ(アストロズ)
    .177 マイケル・ローレンゼン(レッズ)
    .178 トゥキ・トゥサント(ブレーブス)
    .191 トミー・ケインリー(ヤンキース)
    .191 ブランドン・キンツラー(無所属)

  • 秋山加入のレッズ カステヤーノス獲得の最有力候補に浮上

    2020.1.27 11:30 Monday

     日本時間1月27日、ある関係者の話によると、フリーエージェント市場に残る強打の外野手であるニコラス・カステヤーノスの争奪戦において、レッズがフロントランナーに浮上しているようだ。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、レッズとカステヤーノスの間での交渉がここ数日の間に進展していること、ジャイアンツもカステヤーノスとの交渉を行っていることなどを伝えている。

     現在27歳のカステヤーノスは、三塁手としてメジャー定着を果たしたものの、各種の守備指標がメジャーワーストレベルから改善されず、2017年途中に外野へコンバート。直近2シーズンはほとんどの試合に右翼手として出場している。カステヤーノスの獲得を狙っていることが報じられていたレンジャーズは、カステヤーノスを一塁手として起用することを検討していたようだが、レッズの一塁にはジョーイ・ボットー、三塁にはエウヘニオ・スアレスという不動のレギュラーがいるため、レッズでは引き続き外野を守る可能性が高い。

     今季のレッズは、メジャー2年目のニック・センゼルが昨季に続いて正中堅手を務め、左翼と右翼の2ポジションを秋山翔吾、ジェシー・ウィンカー、アリスティデス・アキーノ、フィリップ・アービンの4人が争う見込み。アキーノは昨年8月にOPS1.158の大活躍を見せて月間最優秀選手と月間最優秀新人をダブル受賞したが、9月はOPS.619と大きく失速した。カステヤーノスが加入すれば、すでに熾烈な外野のレギュラー争いはさらに激しさを増すことになるだろう。

     昨季のカステヤーノスは、7月末にトレードでタイガースからカブスへ移籍し、移籍後は51試合で打率.321、21二塁打、16本塁打、36打点、OPS1.002の大活躍。シーズン通算でも151試合で打率.289、58二塁打、27本塁打、73打点、OPS.863の好成績を残した。今オフ、すでにマイク・ムスターカスと秋山を獲得して打線のグレードアップに成功しているレッズだが、2012年以来の地区優勝に向けてさらなる補強が実現するかもしれない。

  • マーリンズがブルペン補強 1年325万ドルでキンツラー獲得

    2020.1.26 21:00 Sunday

     日本時間1月26日、関係者がMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシに伝えたところによると、マーリンズはフリーエージェントのリリーフ右腕、ブランドン・キンツラーと1年325万ドルで契約を結ぶことで合意に達したようだ。ESPNのジェシー・ロジャースは、キンツラーの2021年の契約が年俸400万ドルの球団オプションとなっていることを伝えている。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みだ。

     2018年途中にナショナルズからカブスへ移籍したキンツラーは、移籍後25試合に登板して防御率7.00と大きく期待を裏切ったものの、昨季は本来の実力を発揮。62試合に登板して57イニングを投げ、3勝3敗、1セーブ、17ホールド、防御率2.68、48奪三振の好成績をマークした。防御率は自己最多の26セーブを記録した2013年の2.69をわずかに上回って自己ベストを更新し、ホールドは自己3番目の数字。前年の移籍後の不調から脱し、カブスにとって貴重な戦力となっていた。

     メジャー歴10年の実績を誇り、自己最多の29セーブを挙げた2017年にオールスター・ゲーム選出の経験もあるキンツラーは、若手の多いマーリンズのブルペンに貴重な経験をもたらす存在となり、試合終盤の重要な場面での登板が増えることが予想されている。ライン・スタネック、ドリュー・ステッケンライダーらとともに勝ちパターンの継投を担うことになるが、2017年の29セーブを筆頭に通算49セーブの実績があることを考えると、クローザーの有力候補となりそうだ。

     今オフのマーリンズは、キンツラーのほかにもジョナサン・ビヤーやヘスス・アギラーといったレギュラークラスの選手を獲得。チーム自体はナショナル・リーグ東部地区での低迷が確実と見られており、7月末のトレード・デッドラインまでにビヤーやアギラー、キンツラーらが再び放出される可能性は十分にある。トレード市場での価値を高めるためには、前半戦から実力をしっかり発揮することが必要だ。

  • 元阪神のドリスがブルージェイズと1年契約 山口の同僚に

    2020.1.25 15:00 Saturday

     日本時間1月25日、ブルージェイズが昨季まで日本プロ野球の阪神タイガースでプレイしていたリリーフ右腕、ラファエル・ドリスと1年契約を結ぶことで合意に達したことが明らかになった。TSNスポーツのスコット・ミッチェルが自身のTwitterで契約合意を伝えている。今回の1年契約には2021年の球団オプションが付属しているようだ。

     現在32歳のドリスは、2016年に阪神へ加入。この年は34試合に登板して防御率2.12を記録し、翌2017年はクローザーに定着して63試合で4勝4敗、37セーブ、5ホールド、防御率2.71の好成績を残し、最多セーブのタイトルを手にした。2018年もクローザーを務めて30セーブ、防御率2.85をマークし、昨季は56試合で5勝4敗、19セーブ、10ホールド、防御率2.11を記録。防御率は優秀だったが、リリーフに失敗する場面も目立ち、シーズン終了後に自由契約となっていた。

     メジャーではカブスで3年間のプレイ経験があり、デビューした2011年は1試合のみの登板だったが、2012年は自己最多の34試合に登板。ただし、2勝4敗、4セーブ、3ホールド、防御率6.39と思うような成績は残せず、制球難も目立った。2013年に5試合に登板したのを最後にメジャーの舞台から離れており、7年ぶりのメジャー復帰となる。

     ブルージェイズではブルペンの一員として、開幕ロースター入りを争うことになる。読売ジャイアンツから加入した山口俊と同僚になり、山口も先発5番手争いに敗れた場合にはブルペンに回ることが予想されており、ブルペンの枠を争う直接のライバルとなるかもしれない。今オフはジョエリー・ロドリゲス(昨季まで中日ドラゴンズでプレイ)がレンジャーズ、ピアース・ジョンソン(昨季阪神でプレイ)がパドレスと複数年契約を結んでおり、助っ人リリーバーのメジャー復帰が目立っている。

  • ナショナルズが生え抜きのベテラン・ジマーマンと再契約

    2020.1.25 12:45 Saturday

     日本時間1月25日、地元紙ワシントン・ポストのバリー・スバルーガが報じたところによると、ナショナルズは自軍からフリーエージェントとなったベテラン一塁手、ライアン・ジマーマンと1年200万ドルで再契約を結ぶことで合意に達したようだ。今回の契約には出場試合数や打席数に応じて最大300万ドルの出来高が設定されているという。また、全球団に対するトレード拒否権も含まれていることが報じられている。

     ナショナルズがジマーマンとの再契約に向けて動いていることは以前から報じられていた。ジマーマンは、モントリオール・エクスポズがワシントンD.C.へ移転してチーム名をナショナルズに変更したあとの最初のドラフトで1巡目(全体4位)に指名した選手であり、長年にわたってチームの主力選手として活躍。「ミスター・ナショナルズ」とも言うべき存在である。

     現在35歳のジマーマンは、2014年以降、故障に悩まされるシーズンが続いていたものの、2017年に復活を遂げ、144試合に出場して打率.303、36本塁打、108打点、OPS.930の好成績をマーク。しかし、翌2018年は85試合にしか出場できず、昨季も故障の影響により52試合のみの出場にとどまり、打率.257、6本塁打、27打点、OPS.736という寂しい成績に終わった。なお、出場試合、打数、得点などの部門でワシントンD.C.移転後の球団記録を保持しており、1784安打、401二塁打、270本塁打、1015打点などは前身のエクスポズ時代を含めても球団史上最多の数字である。

     スター三塁手のアンソニー・レンドンを失った今オフのナショナルズは、ハウィー・ケンドリック、アズドゥルバル・カブレラと再契約を結び、スターリン・カストロ、エリック・テームズを新たに獲得。遊撃には不動のレギュラーのトレイ・ターナーがおり、二塁と三塁の2ポジションをカブレラ、カストロ、有望株のカーター・キーブームの3人が争い、一塁での出場機会をジマーマン、ケンドリック、テームズの3人が分け合うことになると見られている。

  • ロッキーズ・ストーリー 調停回避して2年2750万ドルで合意へ

    2020.1.25 12:15 Saturday

     日本時間1月25日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドとジョン・ポール・モロシに伝えたところによると、ロッキーズは正遊撃手のトレバー・ストーリーとの複数年契約が成立間近となっているようだ。ESPNのジェフ・パッサンは、今回の契約が総額2750万ドルの2年契約であることを伝えており、パッサンが報じたとおりであれば、ストーリーがフリーエージェントとなる前の年俸調停期間の最終2年をカバーする形となる。

     現在27歳のストーリーはメジャー4年目の昨季、145試合に出場して打率.294、35本塁打、85打点、23盗塁、OPS.917の好成績をマーク。2年連続でオールスター・ゲームに選出され、シルバースラッガー賞も2年連続で受賞した。今季は年俸調停期間の2年目となり、ストーリーが年俸1150万ドルを希望したのに対し、ロッキーズは年俸1075万ドルを提示。希望額には75万ドルの乖離があったが、年俸調停を回避して複数年契約を結ぶことで合意に達したようだ。

     2016年に開幕戦で2本塁打、開幕から4試合連発、開幕6試合で7本塁打という華々しいメジャーデビューを飾ったストーリーは、この年97試合に出場して打率.272、27本塁打、72打点、8盗塁、OPS.909を記録。翌2017年は145試合に出場して初めて規定打席に到達するも、打率.239、24本塁打、82打点、7盗塁、OPS.765と成績を落とした。しかし、メジャー3年目の2018年に157試合で打率.291、37本塁打、108打点、27盗塁、OPS.914という素晴らしい成績をマーク。オールスター・ゲームに初選出されたほか、シルバースラッガー賞も初受賞し、スター遊撃手の仲間入りを果たした。

     今回の2年契約は、年俸調停期間の最終2年をカバーするものであり、ストーリーがフリーエージェントとなるのは2021年シーズン終了後で変わらない。同僚のスター三塁手、ノーラン・アレナードも2021年シーズン終了後にオプトアウトが可能。ロッキーズの顔とも言える三遊間のスター選手2名が同時にチームを去る可能性もあり、このピンチにロッキーズがどう対応するか注目が集まりそうだ。

  • パイレーツ・マーテイのトレード交渉が再び活性化の気配

    2020.1.25 11:40 Saturday

     今オフのトレード候補の1人に挙げられていたスターリング・マーテイ(パイレーツ)だが、オフシーズンの早い段階でトレード放出に向けた動きは沈静化していた。しかし、スプリング・トレーニングの開始を数週間後に控えたこのタイミングになって、パイレーツは再びマーテイ放出に向けた動きを見せているようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマンはマーテイのトレード交渉が再び活性化する気配を見せており、メッツやパドレスが獲得を狙っていることを伝えている。

     ヘイマンが報じた内容とは対照的に、メッツのブロディ・バンワグネンGMはマーテイ獲得に慎重な姿勢を見せている。MLB公式サイトでメッツの番記者を務めるアンソニー・ディコモによると、バンワグネンは現時点の外野の戦力構成に大きな変化をもたらす補強を実施する可能性を否定したという。ただし、これはパイレーツからの高い要求を受けての発言である可能性もある。ヘイマンはメッツとパイレーツが交渉中であるものの、両軍の間には大きな隔たりがあることを伝えている。

     2年連続で「20-20」を達成している31歳のマーテイは、正中堅手を欠くメッツにとって理想的な存在と言える。メッツは今オフ、アストロズからトレードでジェイク・マリズニックを獲得しているが、守備と走塁は一流であるものの、打撃には不安が残るため、現時点では左打者とのプラトーン起用が想定されている。もしマーテイを獲得できれば、ルイス・ロハス監督は不動の正中堅手として起用することになるだろう。なお、マーテイは来季の契約が球団オプションとなっており、あと2年(2021年まで)保有可能である。

     一方のパドレスは、今オフすでにトミー・ファムとトレント・グリシャムを獲得しているが、マーテイを獲得すればセンターは現レギュラーのマニュエル・マーゴから大幅なグレードアップとなる。パドレスはムーキー・ベッツ(レッドソックス)の獲得に興味を示していることも報じられており、外野のさらなるグレードアップを目指していることは間違いなさそうだ。

  • カブスがスーザJr.とメジャー契約へ 外野手補強は終了か

    2020.1.25 10:50 Saturday

     日本時間1月25日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、カブスはフリーエージェントの外野手、スティーブン・スーザJr.とのメジャー契約が成立間近となっているようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールが第一報を伝えたが、契約条件などの詳細については現時点では明らかになっていない。また、スーザJr.を獲得することにより、ニコラス・カステヤーノスと再契約を結ぶ可能性は消滅すると見られる。

     レイズ時代の2017年に30本塁打を放ったスーザJr.だが、ダイヤモンドバックスへ移籍した2018年は故障でわずか72試合のみの出場に終わり、昨季は左膝に重傷を負って全休。しかし、健康であれば長打力と選球眼を兼ね備えた打撃はチームにとって大きな武器となり、走塁や守備でも平均以上の働きを期待できる選手である。年俸総額が膨れ上がり、補強資金に余裕がないなか、安価で獲得できるのであれば、決して悪くない補強であると言えるだろう。

     カブスは昨季自己最多の38本塁打を放ち、後半戦にOPS.997をマークしたカイル・シュワーバーがレフトに入り、センターは右打ちのアルバート・アルモーラJr.と両打ちのイアン・ハップがプラトーンで起用される見込み。そして、ライトでは昨季右腕に対してOPS.831をマークした左打ちのジェイソン・ヘイワードとプラトーンを形成する右打者を必要としていたが、その枠にスーザJr.が入ることになりそうだ。

     また、スーザJr.の獲得で外野陣の顔ぶれが固まったことにより、自軍からフリーエージェントとなったカステヤーノスと再契約を結ぶ可能性は限りなく低くなった。クリス・ブライアントやシュワーバーをトレードで放出すれば、カステヤーノスを獲得する資金を捻出することは可能だが、現時点ではそのような動きが行われる気配はない。ただし、今季の年俸総額がぜいたく税の対象ラインを超える見込みのため、カブスは今後も一部の主力選手のトレード放出を画策することになりそうだ。

  • MLB公式サイトが2010年のプロスペクト・ランキングを「やり直し」

    2020.1.24 12:35 Friday

     日本時間1月24日、MLB公式サイトのジョナサン・マヨは2010年のプロスペクト・ランキングを振り返り、各選手のその後の活躍を踏まえてランキングを「やり直す」企画を特集した記事を公開した。10年前のMLB公式サイトはプロスペクト・ランキングをトップ50までしか公開していなかった(2012年にトップ100へ拡大)。ここでは当時のトップ20と「やり直し」で作成されたランキングのトップ20を紹介する。

     まず、2010年に公開されたランキングのトップ20は以下の通りである(所属チームは当時のもの)。

    1位 ジェイソン・ヘイワード(ブレーブス)
    2位 スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)
    3位 ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)
    4位 バスター・ポージー(ジャイアンツ)
    5位 ブライアン・マティス(オリオールズ)
    6位 デズモンド・ジェニングス(レイズ)
    7位 ネフタリ・フェリース(レンジャーズ)
    8位 ペドロ・アルバレス(パイレーツ)
    9位 ジャスティン・スモーク(レンジャーズ)
    10位 マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)
    11位 カルロス・サンタナ(インディアンス)
    12位 アルシデス・エスコバー(ブリュワーズ)
    13位 ウェイド・デービス(レイズ)
    14位 ドミニク・ブラウン(フィリーズ)
    15位 ダスティン・アクリー(マリナーズ)
    16位 ブレット・ウォーレス(ブルージェイズ)
    17位 カイル・ドレイベック(ブルージェイズ)
    18位 マーティン・ペレス(レンジャーズ)
    19位 ヘスス・モンテロ(ヤンキース)
    20位 ジェレミー・ヘリクソン(レイズ)

     このランキングを見てみると、上位4人は現在も主力クラスの選手として活躍を続けている。10位のバムガーナー、11位のサンタナらも期待通りの活躍を見せた選手と言えるだろう。しかし、5位のマティスのように期待を裏切った選手も多く、決して「正しい」ランキングではない。そこでマヨはWARなどの指標をもとにして2010年のプロスペクトたちを再評価し、新たなランキングを作成。そのトップ20は以下の通りである(括弧内は2010年のランキングでの順位)。

    1位 マイク・トラウト(圏外)
    2位 ポール・ゴールドシュミット(圏外)
    3位 バスター・ポージー(4位)
    4位 ノーラン・アレナード(圏外)
    5位 ジョシュ・ドナルドソン(圏外)
    6位 ジャンカルロ・スタントン(3位)
    7位 ホゼ・アルトゥーベ(圏外)
    8位 マディソン・バムガーナー(10位)
    9位 フレディ・フリーマン(圏外)
    10位 スティーブン・ストラスバーグ(2位)
    11位 コリー・クルーバー(圏外)
    12位 ロレンゾ・ケイン(圏外)
    13位 アンソニー・リゾー(圏外)
    14位 ジェイソン・ヘイワード(1位)
    15位 カルロス・サンタナ(11位)
    16位 マット・カーペンター(圏外)
    17位 スターリング・マーテイ(圏外)
    18位 カイル・シーガー(圏外)
    19位 マイケル・ブラントリー(46位)
    20位 ジャスティン・ターナー(圏外)

     2010年のランキングがトップ50までだったことも影響しているが、ランキング圏外からスターへ成長を遂げた選手が非常に多いことに驚かされる。当時のトップ50のうち、今回のトップ20にランクインしたのは7人だけである。プロスペクト時代に高く評価されていた選手がメジャーで活躍できなかったり、無名のマイナーリーガーが一流メジャーリーガーへ成長を遂げたりするのも、野球の醍醐味の1つと言えるのではないだろうか。

  • 外野手補強目指すタイガース 「プイーグ獲得は最優先ではない」

    2020.1.24 12:10 Friday

     マーセル・オズーナがブレーブスと1年1800万ドルで契約したことにより、ヤシエル・プイーグはニコラス・カステヤーノスとともにフリーエージェント市場に残る数少ない有力選手の1人となっている。カステヤーノスが昨季途中まで在籍していたタイガースは外野手の補強を目指していると見られるが、アル・アビラGMはデトロイト・フリー・プレスのアンソニー・フェネッチに対してプイーグ獲得が最優先事項でないことを明言。タイガースがプイーグ獲得に動く可能性は低そうだ。

     7シーズンのメジャー経験を誇るプイーグだが、今季開幕時点でまだ29歳。2013年にドジャースで104試合に出場して打率.319、19本塁打、OPS.925という鮮烈なデビューを飾ったものの、その後は打率3割やOPS9割を超えたシーズンが1度もなく、2017年の28本塁打、昨季の84打点が自己最多と期待されたほどの活躍を見せることはできていない。昨季はレッズとインディアンスの2球団で合計149試合に出場して打率.267、24本塁打、OPS.785をマークしたが、高い金を払ってまで獲得したい選手ではないというのが実際のところなのだろう。

     フェネッチは「タイガースが外野手の補強に動く可能性はある、とアビラは話した。ヤシエル・プイーグは最優先ではない、とも話していた」と伝えている。チーム再建の真っただ中でポストシーズン争いに加わることが絶望的なタイガースは、プイーグよりも安価で獲得でき、ある程度のメジャー経験がある選手をターゲットとすることになりそうだ。

     なお、ここまでフリーエージェント市場に残ったままであるプイーグがどれくらいの規模の契約を望んでいるかは具体的には明らかになっていない。しかし、スプリング・トレーニングの開始が近付くなかで、両翼を守る外野手を必要としているチームの数は限られており、打者としては格上のカステヤーノスがまだ市場に残っていることを考えると、プイーグに好条件のオファーが届く可能性は低い。最終的には単年契約に落ち着くのではないかと予想する声も上がっている。

  • 秋山加入のレッズ オズーナ獲得失敗でカステヤーノスを狙う

    2020.1.24 11:45 Friday

     マーセル・オズーナが1年1800万ドルでブレーブスと契約したことは、フリーエージェント市場に残る有力外野手の1人であるニコラス・カステヤーノスにとって逆風になると思われた。オズーナが予想されていたほどの契約を得られず、カステヤーノス自身がフィットするであろうチームが1つ消えてしまったからだ。しかし、オズーナに複数年契約をオファーしていたチームが複数あることが判明。オズーナ獲得に失敗したこれらのチームはターゲットをカステヤーノスに変更しているようだ。

     MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、オズーナのもとには複数のチームから複数年契約のオファーが届いていたという。しかし、年平均額ではブレーブスの1年1800万ドルを下回っていたため、オズーナはブレーブス入団を選択。今後はクオリファイング・オファーの対象とならないため、今季ブレーブスで好成績を残して好条件の契約を手にすることを狙う作戦だ。実際、ヤスマニ・グランダルやジョシュ・ドナルドソンが同様の形で大型の複数年契約を手にしている。

     そして、ヘイマンはオズーナに複数年契約をオファーしていたチームの1つがレッズであることを明らかにしている。レッズは今オフ、秋山翔吾を獲得し、秋山以外にもニック・センゼル、アリスティデス・アキーノ、ジェシー・ウィンカーなどレギュラー候補の外野手は多い。しかし、メジャーでフルシーズン活躍した実績のある選手はおらず、その点を不安視していると見られる。獲得候補の1人だったオズーナを逃し、レッズのターゲットはカステヤーノスに変更されたと見られる。

     また、ヘイマンによると、レンジャーズも引き続きカステヤーノス争奪戦に加わっているという。レンジャーズは外野の両翼が埋まっており、カステヤーノスを獲得して正一塁手を任せる構想を持っていることが報じられている。フリーエージェント市場に残る数少ない有力選手となったカステヤーノスの争奪戦は、意外な盛り上がりを見せることになるかもしれない。

  • オズーナ流出のカージナルス 主砲の穴を埋めるのは誰だ!?

    2020.1.24 11:20 Friday

     カージナルスは再契約を望んでいたマーセル・オズーナに十分なオファーを提示せず、オズーナは年俸1800万ドルの1年契約でブレーブスへ流出。オズーナが過去2年間務めてきた「四番・左翼」が空席となってしまった。昨季のオズーナは29本塁打、89打点、OPS.800を記録。期待通りではなかったとはいえ、この穴を埋めるのは簡単ではない。カージナルスは「正左翼手」と「四番打者」の穴をどのように埋めるのだろうか。

     現時点で正左翼手の筆頭候補と言えるのがともに24歳のタイラー・オニールとレーン・トーマスの2人である。オニールは昨季メジャーで60試合に出場して打率.262、5本塁打、16打点、OPS.723を記録。特に7月には打率.301、4本塁打、OPS.823の活躍を見せ、一時は四番にも座った。AAA級では41試合で11本塁打を放っており、三振の多さといった課題はあるものの、今季はメジャー定着をかけた重要なシーズンとなる。一方のトーマスは、メジャーデビューを果たした昨季34試合に出場して打率.316、4本塁打、12打点、OPS1.093の好成績をマーク。この2人が成長してレギュラーに定着するのが理想の展開と言えるだろう。

     その他の候補としては、昨季チーム最長の487フィートの一発を放ったランヘル・ラベロ、チーム内で貴重な左打ちの外野手であるジャスティン・ウィリアムス、マーリンズからトレードで獲得したオースティン・ディーンらの名前が挙がっている。さらに、チーム内最高の有望株である20歳のディラン・カールソンは今季中のメジャーデビューが予想されており、内野を兼任するトミー・エドマンも外野で一定の出場機会を与えられる見込みだ。

     四番打者については、昨季おもに三番を打ったポール・ゴールドシュミットや自身初のシーズン30本塁打を達成したポール・デヨングが現時点では有力な候補。しかし、フロント陣やマイク・シルト監督はスプリング・トレーニング期間中やシーズン中に大きな成長を遂げる選手が現れることを期待しており、意外な選手が四番のスポットに収まる可能性もありそうだ。

  • マリナーズに痛手 故障再発のハニガーが手術により離脱へ

    2020.1.24 10:50 Friday

     睾丸破裂というおぞましい怪我によって昨季の最終4ヶ月を欠場したミッチ・ハニガー(マリナーズ)がオフのトレーニング中に故障を再発させ、手術を受けて6~8週間離脱する見込みであることが明らかになった。マリナーズのジェリー・ディポートGMは、ハニガーが受ける手術をスポーツヘルニアの「コア手術」と表現し、ハニガーが今季開幕に間に合わない可能性を示唆。チームは詳しい情報が得られるのを待っているようだ。

     ハニガーはカリフォルニア州にある施設でトレーニングを行っていたが、レギュラーシーズンに向けての準備のなかで打撃練習を開始しようとした際に異変を感じたという。2018年にオールスター・ゲーム初選出を果たし、マリナーズの中心選手へと成長を遂げたハニガーだが、昨季は6月の試合での自打球によって戦線離脱を強いられ、63試合で打率.220、15本塁打、OPS.778に終わった。戦列復帰に向けて懸命にリハビリやトレーニングを行っていたが、残念ながら再度の離脱を強いられることになった。

     スコット・サービス監督は「残念だよ。彼はフィールドに戻ってきてもう1度プレイするのを本当に楽しみにしていたからね」と語り、ハニガーの心中を思いやった。その一方で「ミッチはできるかぎり早く復帰するために最大限の努力をする男だと知っている。近いうちにもっと詳しいことがわかるだろう」とハニガーの早期復帰に期待を寄せた。

     マリナーズの外野陣は昨季盗塁王のマレックス・スミスが正中堅手のポジションを与えられており、左翼にはメジャー2年目を迎えるカイル・ルイスが入る見込み。ハニガーの離脱によって右翼のポジションが空くことになるが、ディポートはジェイク・フレイリーとブレイデン・ビショップの両若手外野手の出場機会が増える可能性について言及している。

     また、オープン戦ではジャレッド・ケレニックとフリオ・ロドリゲスの両プロスペクト外野手にも当初の予定以上の出場機会が与えられることになりそうだ。ディポートはさらに、球団外部からメジャー経験のある外野手を獲得することも検討していると見られる。

  • パドレスがRソックス・ベッツの獲得に向けてトレード交渉中

    2020.1.24 10:25 Friday

     ジ・アスレチックのデニス・リンによると、パドレスはスター外野手のムーキー・ベッツの獲得に向けて、ウィル・マイヤーズと複数の有望株を放出するトレードをレッドソックスと交渉しているようだ。今回のトレード事情に詳しい関係者によると、トレード成立の可能性はそれほど高くないという。しかし、リンは双方のチームがこのトレードに興味を示していることを伝えている。

     マイヤーズはパドレスと3年6100万ドル(2023年のバイアウト100万ドルを含む)の契約を残しており、2023年シーズンの契約は年俸2000万ドルの球団オプションとなっている。しかし、ぜいたく税の基準となる年俸総額は契約期間全体の年平均額によって算出されるため、マイヤーズの年俸は1380万ドルとして年俸総額に算入されることになる。

     よって、レッドソックスが年俸2700万ドルのベッツを放出してマイヤーズを獲得すると、年俸総額を1320万ドル分だけ削減することができる。ぜいたく税の基準となる算出方法で今季の年俸総額が2億2500万ドル前後と見込まれているレッドソックスにとって、2億800万ドル以内という年俸総額削減の目標を達成するために必要なトレードであると言えるだろう。

     パドレスはA.J.プレラーGMが積極的な補強を展開しているものの、彼がGMに就任してから勝ち越したシーズンが1度もない。昨オフにマニー・マチャドを10年3億ドルの超大型契約で獲得し、フェルナンド・タティスJr.やクリス・パダックといった有望株も着実に成長しているが、昨季も70勝92敗で地区最下位に低迷。そこにベッツを加えたところで一気にポストシーズンへ進出できる可能性は低く、ベッツを1年間だけ保有するために複数の有望株を含むパッケージを放出すべきかどうかは意見の分かれるところだ。

     なお、リンは今オフ序盤にレッドソックスとパドレスがデービッド・プライスとマイヤーズを中心としたトレードを検討していたことを伝えている。ただし、パドレスはプライスの獲得には積極的でなく、トレード交渉は進展しなかったようだ。

  • 渦中のロッキーズ・アレナードがファンに向けたコメントを発表

    2020.1.23 14:30 Thursday

     日本時間1月23日、ロッキーズが誇るスター三塁手、ノーラン・アレナードはファンに対するコメントを発表した。そのなかでアレナードは、トレード騒動や球団に対する自身の発言について「自分らしくなかった」とし、今後は球団との関係性など、自身の状況についてコメントしないつもりであることを明言。なお、このアレナードのコメントは地元紙デンバー・ポストのパトリック・ソーンダースによって公開された。

     アレナードは「誰も知らないことがたくさん起こっていて、私は自分の人生についてとてもプライベートな性格なので、言われたことに反応して、自分らしくないことをしてしまった。ロッキーズは今オフ、私たちの間に残る多くのことについて、私の代理人と私自身に話をしている。私はこれ以上、これらのことについては話さない。私は来るべきシーズンのために準備をしている。チームメイトやファンのために、より良い選手になれるように一生懸命努力をしている」とのコメントを発表。アレナード放出の可能性が今オフ、さかんに取り沙汰され、それがロッキーズとアレナードの関係悪化の一因になっていると見られている。

     日本時間1月21日、ロッキーズのジェフ・ブライディッチGMはデンバー・ポストに対し、アレナードをトレードで放出しない方針を明言。それについてアレナードはMLB公式サイトなどからコメントを求められ、「球団からリスペクトされていないと感じる」といった趣旨の発言をして不満を爆発させていた。アレナードは詳細についての言及を避けたものの、球団に対する不満の原因はトレード放出の噂だけではないようだ。

     現在28歳のアレナードは、今季が8年2億6000万ドルの超大型契約の2年目となる。2017年から2年連続でポストシーズンに進出していたロッキーズだが、超大型契約1年目の昨季は71勝91敗と低迷。それがアレナードの不満の原因の1つであると見る向きもある。アレナードの超大型契約には全球団に対するトレード拒否権が含まれており、2021年シーズン終了後にオプトアウトの権利を行使してフリーエージェントになることもできる。なお、アレナードが発表したコメントに対し、現時点ではブライディッチないし球団からのコメントは発表されていない。

  • 投手陣の立て直しを目指すパイレーツ 先発ローテは6人の争い

    2020.1.23 13:35 Thursday

     1年前、パイレーツの先発ローテーションはMLB公式サイトで「最も過小評価されている」と紹介され、ローテの一員であるスティーブン・ブロールトも「(良い意味で)恐ろしいメンバーだと思う」と自信を見せていた。しかし、その先発投手陣は防御率5.40と完全に崩壊。チームが93敗を喫する要因の1つとなってしまった。投手陣の立て直しを目指す今季、パイレーツはエース格のジェイムソン・タイオンをトミー・ジョン手術により欠くことになるが、6人の投手によるローテ争いが予想されている。

     ローテを争う6人はクリス・アーチャー、ジョー・マスグローブ、トレバー・ウィリアムス、ミッチ・ケラー、ブロールト、そしてトミー・ジョン手術から復帰するチャド・クールという顔ぶれだ。レイズ時代に2ケタ勝利、200イニング、200奪三振を3度ずつ達成しているアーチャーには、3勝9敗、防御率5.19に終わった昨季からの復調が期待される。昨季チーム最多の170回1/3を投げ、自身初の2ケタ勝利をマークしたマスグローブのローテ入りも当確だろう。

     ウィリアムスには14勝10敗、防御率3.11をマークした2018年のピッチングを取り戻すことが期待される(昨季は7勝9敗、防御率5.38)。2018年の後半戦は12先発で防御率1.38という素晴らしい成績を残しており、復調できれば先発3番手としては十分すぎる存在だ。ケラーはメジャー1年目の昨季こそ1勝5敗、防御率7.13と打ち込まれたものの、マイナー時代からエース候補として期待は大きい。歌唱力に定評のあるブロールトも昨年5月20日から9月1日(現地時間)までの期間は防御率2.87と安定したピッチングを見せており、さらなる成長に期待。クールは安定して4点台前半の防御率を記録しており、先発4~5番手として計算できる存在だ。

     今オフ、パイレーツはデータ分析に長けたオスカー・マリンを投手コーチに招聘し、控え捕手には守備力に定評があるルーク・メイリーを獲得。正捕手を務める予定のジェイコブ・ストーリングスも守備型の捕手であり、投手陣の立て直しをサポートする体制を整えている。目立った投手補強は行っていないものの、投手陣の立て直しに向けたこれらの取り組みが成功するか注目したい。

  • インディアンス外野陣のレギュラー争い プイーグ加入の可能性も

    2020.1.23 13:05 Thursday

     コリー・クルーバーをレンジャーズへトレードして補強資金を確保したインディアンスは、マーセル・オズーナがブレーブスとの契約を決めたことにより、補強ターゲットをヤシエル・プイーグに絞ったようだ。しかし、たとえプイーグと再契約できなかったとしても、インディアンスにはレギュラー候補の外野手が数多くいる。ツインズ、ホワイトソックスとの上位争いが予想される今季、インディアンスはどんな布陣でレギュラーシーズンの戦いに臨むのだろうか。

     インディアンスの予算規模から考えて、大型契約を望むニコラス・カステヤーノスを獲得するのは難しく、打線の中軸を任せられる外野手を欲するインディアンスのターゲットはプイーグに絞られたと見られる。プイーグは昨年7月の三角トレードでレッズからインディアンスに加入し、49試合で打率.297、2本塁打、OPS.800をマーク。シーズン通算では打率.267、24本塁打、OPS.785という成績を残した。

     現在、インディアンスの40人枠にはフランミル・レイエス、オスカー・メルカド、デライノ・デシールズ、ジョーダン・ループロウ、ジェイク・バウアーズ、グレッグ・アレン、ダニエル・ジョンソン、ブラッドリー・ジマー、タイラー・ネークインと9人の外野手がおり、プイーグと再契約できなくとも外野手が不足するわけではない。このなかでは昨季37本塁打のレイエスがレギュラー当確と見られており、昨季の途中加入後は指名打者での起用が多かったものの、今季は右翼手としての起用も想定されている。

     レイエスが右翼を守る場合、外野のレギュラーポジションは残り2枠となり、このうち中堅はメルカドとデシールズの争いとなることが濃厚。クルーバーとのトレードで加入したデシールズは俊足と好守が魅力だが、打撃を含めた総合力では昨季メジャー1年目で15本塁打、15盗塁、OPS.761をマークしたメルカドが上回る。メルカドが「2年目のジンクス」を回避できれば、今季も正中堅手はメルカドだろう。

     残りの1枠である左翼は、昨季15本塁打、OPS.923をマークしたループロウが筆頭候補だが、左腕にめっぽう強いものの、右腕を極端に苦手としている。よって、昨季サイクル安打を達成したバウアーズとのプラトーン起用が有力だ。俊足のアレン、強肩のジョンソンにも打力の向上次第でチャンスはある。なお、ジマーとネークインの2人は故障の影響で出遅れが濃厚となっている。レイエスが昨季同様に指名打者専任となる場合は、デシールズが右翼(ないし左翼)に回り、他の外野手と出場機会を争うことになりそうだ。

  • 次の殿堂入り選手は誰だ!? 2021年殿堂入り投票の展望

    2020.1.23 12:25 Thursday

     今回のアメリカ野球殿堂入り投票では、有資格初年度のデレク・ジーターと有資格最終年(10年目)のラリー・ウォーカーという対照的な2人が殿堂入りを決めた。これで7年連続で2人以上の殿堂入り選手が誕生したことになり、その期間中に22人もの選手がクーパーズタウンに迎え入れられている。1年後、2021年の殿堂入り投票ではどの選手が殿堂入りを成し遂げるのだろうか。

     2021年の殿堂入り投票から投票対象となる予定の選手のうち、データサイト「Baseball Reference」が算出するWARで上位につけているのはマーク・バーリー、ティム・ハドソン、トリー・ハンターといった顔ぶれである。いずれも素晴らしいキャリアを送った選手だが、有資格初年度での殿堂入りを果たすほどの選手ではなく、2013年以来の「有資格初年度での殿堂入りなし」となることが濃厚。この年はクレイグ・ビジオ(68.2%)とマイク・ピアッツァ(57.8%)の2人が殿堂入りラインの得票率75%に届かなかったが、ビジオは2年後の2015年、ピアッツァは3年後の2016年に殿堂入りを決めている。

     引き続き投票対象となる選手のなかでは、今回の殿堂入り投票で得票率を70%に乗せたカート・シリングの殿堂入りが有力視されている。有資格初年度となる選手のなかに有力な候補がいないこともシリングの殿堂入り決定を後押しするだろう。同様に、今回初めて得票率60%の壁を突破したロジャー・クレメンスとバリー・ボンズの2人もさらに得票率を伸ばして殿堂入りラインに迫る可能性がある。

     また、ここ数年で有力な候補が次々に有資格初年度での殿堂入りを決めたことにより、各記者が投票可能な最大10枠に空きが生まれ、オマー・ビスケル、スコット・ローレン、ビリー・ワグナー、ゲーリー・シェフィールド、トッド・ヘルトン、マニー・ラミレス、ジェフ・ケント、アンドリュー・ジョーンズといった候補者たちも少しずつ得票率を伸ばしている。近年は有資格最終年が近付くにつれて得票率を大幅に伸ばすケースも目立っており、現時点で得票率20~50%程度にとどまっているこれらの候補者たちにも殿堂入りのチャンスはあると言えそうだ。

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