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  • ヤシエル・プイグが東京日野リーグに野球指導

    2019.12.15 11:14 Sunday

     メジャーリーグベースボール ジャパン(代表:川上 紗実、所在地:東京都港区)は、小学4年生・5年生を対象とした少年野球の全国大会「AIGプレゼンツ MLB Cup 2019」の優勝チームである東京都の東京日野リーグの選手14名を招待し、現役MLBプレイヤー ヤシエル・プイグ選手によるベースボールクリニックを2019年12月14日(土)、明治神宮外苑 室内球技場にて開催しました。

     今年7月に開催された「MLB Cup 2019」で全国174 チームの頂点に輝いた東京都の東京日野リーグの子どもたちは、MLBプレイヤーの登場に大きな盛り上がりを見せました。プイグ選手は、子どもたちの中に飛び込み、細かなアドバイスをひとりひとりに送るなど、熱心なバッティング指導を行ったほか、「コーチの指導をよく聞いて、日々の練習・努力を続けていけば、必ず素晴らしい選手になれる」と、野球に対する熱い想いを伝えました。終了後には、子どもたちとの記念撮影やサインのリクエストにも気さくに応じ、その明るい人柄にも子どもたちは魅了されていました。

     最後に記念撮影を終えたプイグ選手は、「今回このように、子どもたちと直接触れ合う機会を貰えたことをとてもうれしく思う。アメリカでもこうした大会があるので、いつか日本のチャンピオンと戦う日が来たら素晴らしいのではないか」と、今回の野球教室の感想を語りました。



    ゲストプロフィール:ヤシエル・プイグ(Yasiel Puig)

     1990年12月7日生まれ。強肩で知られるキューバ出身の外野手。2012年6月、前田健太投手も所属するロサンゼルス・ドジャースにドラフト外で入団。2014年にはMLBオールスターゲームに選出されたほか、日本で開催された日米野球のために来日を果たしている。ドジャースでの6年間のプレーを経て、2018年12月にシンシナティ・レッズへのトレード移籍が決定。その後2019年7月にクリーブランド・インディアンスへのトレード移籍が決まり、インディアンスの一員としてシーズンを終え、現在はFA。

    MLB Cupについて

     AIGプレゼンツMLB Cupは、次世代を担う野球少年・少女に夢を与え、野球人口拡大に繋がる普及プログラムを創ることを目的に、メジャーリーグベースボール ジャパンが日本リトルリーグ協会の協力のもと2016年に創設した、小学4年生・5年生を対象としたトーナメントです。4回目を迎えた2019年は、全国174 チームが参加し、東京都の東京日野リーグが優勝を果たしました。

  • ブリュワーズが先発左腕・アンダーソンと1年500万ドルで契約合意

    2019.12.14 12:30 Saturday

     日本時間12月14日、ブリュワーズがフリーエージェントの先発左腕、ブレット・アンダーソンと1年500万ドル+出来高200万ドルで契約合意に達したことが明らかになった。ブリュワーズはすでに今季韓国プロ野球でMVPに輝いたジョシュ・リンドブロムを総額およそ900万ドルの3年契約で獲得しており、チェイス・アンダーソンとザック・デービースの両右腕を放出した穴を年俸総額を抑える形で埋めることに成功した。

     現在31歳のアンダーソンは、今季アスレチックスで31試合に先発して176イニングを投げ、自己最多の13勝(9敗)、防御率3.89、90奪三振をマーク。奪三振率は低かったが、ゴロ率54.5%という打たせて取るピッチングを展開し、好守を誇るアスレチックス内野陣にも助けられて自己ベスト級の好成績を残した。

     メジャー11シーズンで規定投球回到達が3度、100イニング以上投げたシーズンがそのほかに1度だけと故障が非常に多いアンダーソンだが、規定投球回に到達したシーズンはいずれも2ケタ勝利をマーク。故障さえなければ先発3番手クラスとして確実な働きを期待できる左腕である。メジャー通算では188試合(176先発)で59勝61敗、防御率4.05という成績を残している。

     ブリュワーズのデービッド・スターンズGMは、来季に向けて8~10人ほどの先発投手を確保しておきたいとの意向を示していたが、ブランドン・ウッドラフ、エイドリアン・ハウザー、エリック・ラウアー、リンドブロム、そしてアンダーソンでひとまず先発ローテーションの5枠の顔ぶれが固まり、コービン・バーンズやフレディ・ペラルタといった若手投手も控えている。今後も先発候補となる安価な投手の獲得に動く可能性がある。

     なお、今季両リーグで規定投球回に到達した61人の投手のうち、アンダーソンのゴロ率54.5%はダコタ・ハドソン(カージナルス)とルイス・カスティーヨ(レッズ)に次ぐ3番目の数字。ゴロを量産するアンダーソンの活躍は、ブリュワーズ内野陣の守備力にかかっていると言えるかもしれない。

  • レイズと契約合意の筒香 指名打者を中心に複数ポジションで起用か

    2019.12.14 11:20 Saturday

     日本時間12月14日、ポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指していた筒香嘉智が2年1200万ドルでレイズとの契約に合意したことが明らかになった。2016年に44本塁打を放つなど長打力が魅力の筒香だが、トミー・ファム(通算出塁率.373)をトレードでパドレスへ放出したレイズは筒香の出塁率の高さ(通算.382)を高く評価していると見られる。長打力と高出塁率を武器に打線の中軸を担うことが期待される筒香は、どこのポジションを守ることになるのだろうか。

     MLB公式サイトでレイズの番記者を務めるフアン・トリビオは「筒香の守備力にはクエスチョンマークがつく」としつつも、筒香が内外野の複数ポジションを守れる点をレイズが評価していることを伝えている。日本でのメインポジションだった左翼のほか、右翼、三塁、一塁の各ポジションで起用される可能性があるようだ。

     今季のレイズでは、ファムが左翼で123試合にスタメン出場した。そのファムはパドレスへトレードされたが、交換要員としてハンター・レンフローを獲得しており、このレンフローとオースティン・メドウズの2人が外野の両翼のレギュラーとなる見込みだ。ともに今季33本塁打を放ち、24歳のメドウズは打率.291、OPS.922の好成績をマーク。27歳のレンフローは打率.216に終わったが、外野の両翼で好守を見せ、左翼手部門でゴールドグラブ賞のファイナリストとなった。レンフローは左腕に強い右打者であり、右腕先発時にはレンフローに代わって筒香が外野の守備に就くケースもあるだろう。

     一塁は92試合にスタメン出場した崔志萬(チェ・ジマン)、三塁は45試合にスタメン出場したヤンディ・ディアスが最多出場であり、来季もこの2人がレギュラー格となる見込みだ。崔は筒香と同じ1991年生まれの28歳で、長打力と選球眼がウリの左打者という点でも共通している。今季19本塁打、OPS.822をマークした崔は、筒香が出場機会を確保するうえで最大のライバルとなるだろう。同じく28歳のディアスは、故障もあって79試合の出場にとどまったものの、自己ベストの14本塁打、OPS.816をマーク。レンフローと同様、左腕に強い右打者であり、右腕先発時にディアスに代わって筒香が三塁の守備に就くことも考えられる。

     指名打者はメドウズの43試合が最多で、現在フリーエージェントのアビサイル・ガルシアが23試合、ファムが21試合、ディアスが16試合で続いた。要するにレギュラー不在の状況であり、筒香は指名打者での起用がメインとなる可能性が高い。一塁の崔、三塁のディアス、左翼(または右翼)のメドウズと同等かそれ以上にしっかり守れることをスプリング・トレーニングでアピールできれば、守備に就く機会は増えるだろう。

     今後の補強が起用法に影響を与える可能性はあるが、現時点では指名打者がメインで、レギュラー格の選手の休養日や相手投手の左右に応じて左翼、右翼、三塁、一塁の各ポジションの守備に就くケースも出てくると考えられる。なお、筒香の年俸を上回る野手は正中堅手のケビン・キアマイアー(約1017万ドル)しかおらず、打線の中軸を担う存在としての期待に応えたいところだ。

  • 筒香がレイズへ! 総額1200万ドルの2年契約との報道

    2019.12.14 02:20 Saturday

     日本時間12月14日、日本プロ野球の横浜DeNAベイスターズからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指していた筒香嘉智が、レイズと2年1200万ドルで契約合意に達したとの情報が飛び込んできた。タンパベイ・タイムズのマーク・トプキンが日本時間12月14日午前1時45分にTwitterで第一報を伝えた。今回の契約により、横浜DeNAには240万ドルほどの譲渡金が支払われる見込みとなっている。

     トプキンは「速報:レイズは日本人の左打ちの強打者で、外野手兼内野手兼指名打者の筒香嘉智との契約を完了させようとしている。1200万ドル前後の2年契約で、これに加えて240万ドルほどの譲渡金が発生する」とツイートし、筒香のレイズ移籍を真っ先に伝えた。その後、ジョン・ヘイマンやケン・ローゼンタールといった大物記者もレイズと筒香の契約合意を伝えている。

     MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、筒香のもとにはより高額なオファーも届いていたが、レイズが自身に最もフィットする球団であると判断したようだ。フェインサンドも「彼には多くの出場機会が与えられるだろう」と伝えている。

     レイズの左翼には今季33本塁打を放った24歳のオースティン・メドウズがおり、右翼にはパドレスから同じく今季33本塁打のハンター・レンフローを獲得しているため、筒香は一塁ないし指名打者での出場がメインになると見られる。各球団のロースター情報を扱う「Roster Resource」のデプスチャートでは、対右腕用の布陣として一塁に崔志萬(チェ・ジマン)、三塁にヤンディ・ディアス、対左腕用の布陣として一塁にディアス、三塁にダニエル・ロバートソンが入り、筒香はレギュラーの指名打者として六番を打つことが予想されている。

     一塁のレギュラー格の崔は、筒香と同じ左打者で、今季は127試合に出場して19本塁打、OPS.822をマーク。この数字を超えることがレギュラー獲得の目安となりそうだ。

  • Rソックスが先発左腕・ペレスと契約合意 ポーセロの穴埋め完了か

    2019.12.13 16:00 Friday

     日本時間12月13日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、レッドソックスはフリーエージェントの先発左腕、マーティン・ペレスと1年600万ドルで契約合意に達したようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールは、この契約に2021年の球団オプション(年俸625万ドル)が付属していることを伝えている。先発右腕のリック・ポーセロがフリーエージェントとなってメッツへ流出したレッドソックスだが、その穴埋めに成功した。

     現在28歳のペレスは、2012年にレンジャーズでメジャーデビューを果たし、レンジャーズで7年、ツインズで1年プレイして2ケタ勝利4度、通算53勝の実績を誇っている。今季はツインズで32試合(うち29先発)に登板して165回1/3を投げ、10勝7敗、防御率5.12、135奪三振をマークした。

     レッドソックスがペレスを先発で起用するのかスイングマン(谷間の先発とロングリリーフを兼任する投手)として起用するのかは、現時点では明らかになっていない。また、レッドソックスは来季以降にオープナー戦法を本格的に取り入れる可能性にも言及しており、ペレスがオープナーに続く2番手投手の役割を担う可能性もある。

     レッドソックスはクリス・セール、デービッド・プライス、エドゥアルド・ロドリゲス、ネイサン・イバルディと4人の先発投手を抱えており、ここにペレスが加わると5人のうち4人がサウスポーという左腕偏重の先発ローテーションが完成する。ただし、プライスにはエース級の先発投手の獲得を目指すチームからの関心が寄せられており、今オフ中に他球団へのトレードが成立するかもしれない。

     年俸総額削減のために主力選手のトレード放出の可能性が取り沙汰されているレッドソックスだが、ウィンター・ミーティング期間中に大型トレードは成立せず、ホゼ・ペラザとペレスとの契約合意という成果を得て開催地のサンディエゴを去ることになった。今後、年俸総額削減の目標を達成するためにどのような動きを見せるか注目したい。

  • ペラザがRソックスと1年300万ドルで合意 正二塁手争いに参戦

    2019.12.13 15:30 Friday

     サンディエゴで開催されていたウィンター・ミーティング最終日となった日本時間12月13日、レッドソックスは正二塁手候補の獲得に成功した。関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、レッドソックスはフリーエージェントの内野手、ホゼ・ペラザと1年300万ドルで契約合意。なお、内外野の複数ポジションを守れるペラザの獲得により、レッドソックスがユーティリティ・プレイヤーのブロック・ホルトと再契約を結ぶ可能性は消滅したと見られている。

     ペラザは現在25歳。レッズ移籍4年目となった今季は141試合に出場して打率.239、6本塁打、33打点、7盗塁、OPS.631をマーク。前年の157試合、打率.288、14本塁打、58打点、23盗塁、OPS.742から大きく成績を落とし、今月初めにノンテンダーFAとなっていた。

     8月下旬に3年ぶりのマイナー降格を経験するなど、屈辱のシーズンとなったペラザだが、メインの役割となった二塁のほか、三塁、遊撃、レフト、センター、さらには投手としてメジャー初登板も経験するなどユーティリティ性を発揮。レッドソックスではホルトに代わるユーティリティ・プレイヤーとしての起用が有力だが、もちろん正二塁手争いに加わる可能性もある。

     本来の正二塁手であるダスティン・ペドロイアは左膝の故障によりキャリア継続の危機を迎えており、現時点で正二塁手の筆頭候補と言えるのは今季デビューして95試合で18本塁打を放ったマイケル・チェイビス。しかし、本来は三塁や一塁が本職の選手であり、二塁をフルシーズン任せるのは不安もあるため、ペラザが2018年のようなパフォーマンスを取り戻せるのであれば、レギュラー獲得のチャンスは十分にある。このほか、マルコ・ヘルナンデス、林子偉(リン・ズーウェイ)、ルール5ドラフトで獲得したジョナサン・アラウズらも正二塁手争いに加わることになるだろう。

     主力選手のトレード放出の可能性ばかりが取り沙汰されているレッドソックスだが、ひとまず、適切な価格で必要な戦力の確保に成功したと言えそうだ。

  • マーリンズが前ドジャースの救援右腕・ガルシアと契約合意

    2019.12.13 14:10 Friday

     ウィンター・ミーティング期間中、目立った動きのなかったマーリンズだが、最終日となった日本時間12月13日にようやくブルペンの補強に成功した。MLBネットワークのジョエル・シャーマンによると、マーリンズはフリーエージェントの救援右腕、イミー・ガルシアと契約合意に達したようだ。現時点では契約内容の詳細は明らかになっていないが、シリウスXMのクレイグ・ミッシュはメジャー契約であることを伝えている。

     今オフ、マーリンズはブルペンの補強が必要であることを明言し、補強を画策していた。ドジャースで5シーズンにわたってプレイし、通算165試合の登板経験を持つガルシアの加入は、実績がほとんどない若手投手が多数を占めるマーリンズのブルペンに貴重な経験をもたらすことになるだろう。

     現在29歳のガルシアは、今季ドジャースで64試合に登板して62回1/3を投げ、1勝4敗、4ホールド、防御率3.61、66奪三振をマーク。15本ものアーチを浴びたため、防御率は3点台中盤になってしまったが、相手打者を打率.178に封じ込め、WHIP0.87の好成績を残した。今季ドジャースで50試合以上に登板した投手のなかでは、防御率3.61はクローザーのケンリー・ジャンセン(3.71)を上回り、ペドロ・バイエズ(3.10)に次ぐチーム2位の数字だった。

     Statcastのデータによると、平均94.2マイルの速球は被打率.160と相手打者を圧倒。しかし、今月初めにドジャースからノンテンダーFAとなり、フリーエージェント市場で移籍先を探していた。マーリンズのマイケル・ヒル野球部門社長は「彼は素晴らしい速球を持っている。彼の能力をしっかり活用したいね」とガルシアの活躍に期待を寄せる。

     ヒルは先日、「我々のブルペンは十分ではない。より良いブルペンを作るために動く必要がある」と語っており、他の補強ポイントと並行して、今後も救援投手の補強を進めていくことになりそうだ。

  • タイガースがロマインと1年契約で合意 ヤンキース・田中の女房役

    2019.12.13 13:40 Friday

     ウィンター・ミーティング最終日となった日本時間12月13日、タイガースは正捕手候補の獲得に成功した。関係者によると、タイガースは1年410万ドルでフリーエージェントの捕手、オースティン・ロマインと契約合意に達したという。今季までヤンキースで田中将大の女房役を務めていた好捕手が、いよいよ正捕手の座を手にすることになるかもしれない。

     現在31歳のロマインは、2014年から2017年までタイガースで内野のユーティリティとして活躍したアンドリュー・ロマインの弟である。ヤンキースでは正捕手のゲーリー・サンチェスに次ぐ2番手捕手という扱いだったが、タイガースでは今季58試合でマスクを被ったグレイソン・グライナーとの正捕手争いが予想される。また、ロマインを獲得したことにより、タイガースはプロスペクト捕手のジェイク・ロジャースにAAA級での実戦経験を積ませることが可能になった。

     過去4シーズンにわたってヤンキースの2番手捕手を務め、70試合前後に出場してきたロマインは、今季72試合に出場して打率.281、8本塁打、35打点、OPS.748をマーク。打率、出塁率(.310)、長打率(.439)、OPSはいずれもキャリアハイの数字だった。また、定評のある守備面でも安定した働きを披露。田中とは15試合でバッテリーを組んで防御率2.70の好投を引き出し、通算でも39試合で防御率2.77と相性が良かった。

     今季のタイガースはジェームス・マッキャンの移籍によって正捕手を固定できず、スタメンマスクはグライナーの57試合が最多という状況だっただけに、ロマインには正捕手定着の期待がかかる。近年は打撃面でも成長を遂げており、守備面で本来の実力をしっかり発揮できれば、定位置獲得はそれほど難しくないはずだ。ヤンキースで多くの好投手とバッテリーを組んできた経験を活かし、タイガースの若手投手の成長に貢献することも期待される。

  • ルール5ドラフト メジャーリーグ・フェイズで11選手が移籍

    2019.12.13 13:10 Friday

     ウィンター・ミーティング最終日となった日本時間12月13日、ルール5ドラフトが開催され、メジャーリーグ・フェイズで11人、マイナーリーグ(AAA級)・フェイズで42人の選手が指名を受けた。メジャーリーグ・フェイズでの指名11人は2000年以降では2番目に少ない人数であり、上位5人を含む8人が右腕だった。来季からロースター枠が26人に拡大されることもあり、ルール5ドラフトの活性化を予想する声もあったが、予想通りの結果とはならなかった。ここではメジャーリーグ・フェイズで指名を受けた11人の今季の成績を紹介する。

    1巡目1位指名:ロニー・ガルシア(タイガース)
    右腕/21歳/ヤンキースから獲得
    【A+級・AA級】
    25試合(24先発)4勝13敗0セーブ 防御率4.01
    130.1回 129奪三振 45与四球 WHIP1.23

    1巡目2位指名:ブランドン・ベイリー(オリオールズ)
    右腕/25歳/アストロズから獲得
    【AA級】
    22試合(17先発)4勝5敗0セーブ 防御率3.30
    92.2回 103奪三振 41与四球 WHIP1.22

    1巡目3位指名:スターリング・シャープ(マーリンズ)
    右腕/24歳/ナショナルズから獲得
    【R級・A-級・AA級】
    12試合(12先発)5勝4敗0セーブ 防御率3.53
    58.2回 52奪三振 15与四球 WHIP1.30

    1巡目4位指名:スティーブン・ウッズ(ロイヤルズ)
    右腕/24歳/レイズから獲得
    【A+級】
    18試合(12先発)9勝3敗0セーブ 防御率1.88
    86.1回 79奪三振 33与四球 WHIP1.20

    1巡目5位指名:ヨハン・ラミレス(マリナーズ)
    右腕/24歳/アストロズから獲得
    【A+級・AA級】
    27試合(15先発)4勝7敗1セーブ 防御率3.99
    106.0回 158奪三振 74与四球 WHIP1.30

    1巡目6位指名:マーク・ペイトン(レッズ)
    外野手/28歳/アスレチックスから獲得
    【AAA級】
    118試合 打率.334 30本塁打 97打点 7盗塁
    出塁率.400 長打率.653 OPS1.053

    1巡目7位指名:ダニー・ヒメネス(ジャイアンツ)
    右腕/25歳/ブルージェイズから獲得
    【A+級・AA級】
    45試合(0先発)7勝3敗10セーブ 防御率2.59
    59.0回 93奪三振 21与四球 WHIP1.12

    1巡目8位指名:ビマエル・マチン(フィリーズ)
    遊撃手/26歳/カブスから獲得
    【AA級・AAA級】
    129試合 打率.295 7本塁打 65打点 8盗塁
    出塁率.390 長打率.412 OPS.802

    1巡目9位指名:トレバー・メギル(カブス)
    右腕/26歳/パドレスから獲得
    【A+級・AA級・AAA級】
    39試合(0先発)2勝2敗6セーブ 防御率3.86
    60.2回 87奪三振 22与四球 WHIP1.40

    1巡目10位指名:ジョナサン・アラウズ(レッドソックス)
    遊撃手/21歳/アストロズから獲得
    【A+級・AA級】
    115試合 打率.249 11本塁打 55打点 6盗塁
    出塁率.319 長打率.388 OPS.707

    2巡目11位指名:マイケル・ラッカー(オリオールズ)
    右腕/25歳/カブスから獲得
    【AA級・AAA級】
    36試合(1先発)0勝3敗1セーブ 防御率4.18
    79.2回 93奪三振 25与四球 WHIP1.32

  • ヤンキースがガードナーと1年1250万ドル+オプション1年で再契約

    2019.12.13 12:00 Friday

     関係者によると、日本時間12月13日、ヤンキースは自軍からフリーエージェントとなったベテラン外野手、ブレット・ガードナーと1年1250万ドル+球団オプション1年で再契約を結ぶことで合意に達したようだ。ヤンキース生え抜きのガードナーは、ヤンキースの一員としてキャリアを全うしたいとの意思を明確にしていたが、メジャー13年目となる来季も引き続きヤンキースでプレイすることになった。

     ガードナーは現在36歳。年俸950万ドルでプレイした今季は28本塁打、74打点、長打率.503で自己ベストの数字を叩き出し、その結果、OPS.829もキャリアハイを更新した。また、本職のレフトだけでなく、故障者が続出したチーム事情に合わせて100試合近くセンターも守り、打撃面のみならず、守備面での貢献度も非常に大きかった。

     MLB公式サイトのマーク・フェインサンドによると、今回の契約でガードナーに保証される金額は、契約ボーナスが200万ドル、来季の年俸が800万ドル、2021年の球団オプションのバイアウトが250万ドルで、合計1250万ドルとなる。2021年の球団オプションが行使された場合、年俸は1000万ドルとなることが報じられている。

     レフトでメジャー有数の守備力を誇るガードナーだが、正中堅手のアーロン・ヒックスがトミー・ジョン手術を受けて少なくとも来年6月ごろまで復帰できないため、来季は正中堅手として開幕を迎えると見られる。ヒックスが復帰して本来のパフォーマンスを取り戻せば、ガードナーはセンターからレフトへ移ることになるだろう。

     サンディエゴで開催されていたウィンター・ミーティングは、日本時間12月13日に終了。ヤンキースは今オフの補強の大本命だったゲリット・コールとの巨額契約(9年3億2400万ドル)と必須事項だったガードナーとの再契約という大きな成果を手にしてサンディエゴを去ることになった。

  • メッツがさらなる先発補強 ポーセロと1年1000万ドルで合意

    2019.12.13 11:30 Friday

     メッツの先発投手補強は、マイケル・ワカとの契約合意だけでは終わらなかった。関係者によると、メッツは日本時間12月13日にフリーエージェントの右腕、リック・ポーセロと1年1000万ドルで契約合意。すでにワカも含めて実績のある先発投手を5人抱えているメッツだが、2016年にアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したポーセロを加え、先発投手の層はさらに厚みを増した。

     メッツのブロディ・バンワグネンGMは「ここ数週間の間、先発投手の層が薄いことについてたくさんの議論を交わしてきたんだ。でも、(ワカとポーセロの獲得によって)状況は一変したと思う。我々は球界で最も先発投手の層が厚いチームになったと思うよ」と自軍の補強への手応えを口にした。

     今月下旬に31歳の誕生日を迎えるポーセロは、タイガースとレッドソックスでプレイした11年のキャリアで10度の2ケタ勝利をマーク。すべてのシーズンで規定投球回をクリアし、レッドソックス時代の2016年に22勝4敗、防御率3.15の好成績でサイ・ヤング賞を受賞したほか、2018年にも17勝7敗、防御率4.28をマークしてチームのワールドシリーズ制覇に貢献した。今季は14勝を挙げた一方で自己ワーストの防御率5.52に終わったものの、メッツは新投手コーチのジェレミー・ヘフナーの下でポーセロが復調できると考えているようだ。

     ジェイコブ・デグロム、ノア・シンダーガード、マーカス・ストローマンの三本柱は不動と見られ、スティーブン・マッツ、ワカ、ポーセロの3人で先発ローテーションの残り2枠を争うことが予想される。ただし、関係者によるとコンディション面に問題がなければメッツはワカとポーセロを先発で起用する方針であり、両投手が順調であればマッツにはブルペン転向またはトレード放出の可能性が浮上する。バンワグネンは「(先発投手陣が)みんな健康なら、次の動きを考えないといけないだろう。嬉しい悩みになるといいね」と語っており、メッツの先発ローテーション争いの行方は来年のスプリング・トレーニングで大きな注目を集めそうだ。

  • ルール5ドラフト開催 日本時間13日午前2時スタート

    2019.12.12 18:35 Thursday

     ウィンター・ミーティングの最終日となる日本時間12月13日午前2時からルール5ドラフトが開催される。これは一定の規定を満たした40人枠外の選手を他球団が獲得できる制度であり、過去には元サイ・ヤング賞投手のヨハン・サンタナ、元MVPのジョシュ・ハミルトン、シェーン・ビクトリーノ、ダン・アグラ、ホアキム・ソリア(アスレチックス)といったスター選手たちがルール5ドラフトによる移籍を経験している。今季最低勝率のタイガースから勝率順に指名が行われる。

     選手をルール5ドラフトからプロテクトするためには、18歳以下で契約した選手は5年以内、19歳以上で契約した選手は4年以内に40人枠に登録しておく必要がある。ルール5ドラフトのメジャーリーグ・フェイズで他球団の選手を獲得する場合、指名した球団は移籍金として10万ドルを支払い、獲得した選手を1年間25人枠に登録しておかなければならない。獲得した選手が25人枠から外れる場合、5万ドルと引き換えに選手を前所属球団へ返還する。

     指名はレギュラーシーズンの勝率が低いチームから行われ、今年はタイガース、オリオールズ、マーリンズ、ロイヤルズ、ブルージェイズが全体5番目までの指名権を持っている。なお、ルール5ドラフトは40人枠に空きがあるチームのみ参加可能であり、40人枠がフルに埋まっているチームは指名することができない。

     今年のルール5ドラフトで最も注目を集めているのは、「MLB Pipeline」が公開している球団別プロスペクト・ランキングでブリュワーズの3位にランクインしている先発右腕、ザック・ブラウンである。今季はAAA級で116回2/3を投げて防御率5.79に終わったものの、威力のあるカーブへの評価は高く、沈むタイプの速球と伸びのあるフォーシームを使い分けて打者を翻弄する。

     ブラウンのほかには、シンカーを武器にナショナルズのマイナーでゴロを量産したスターリング・シャープ、ドジャースのA+級で2018年に24本塁打、109打点を叩き出し、今季はAA級で打率.301をマークしたクリスチャン・サンタナなどが有力なドラフト候補となっている。ルール5ドラフトで指名された選手のなかから来季、予想外の大活躍を見せる選手が現れるかもしれない。なお、指名順は以下の通り。

    1.タイガース
    2.オリオールズ
    3.マーリンズ
    4.ロイヤルズ
    5.ブルージェイズ
    6.マリナーズ
    7.パイレーツ
    8.パドレス
    9.ロッキーズ
    10.エンゼルス
    11.ホワイトソックス
    12.レッズ
    13.ジャイアンツ
    14.レンジャーズ
    15.フィリーズ
    16.カブス
    17.レッドソックス
    18.ダイヤモンドバックス
    19.メッツ
    20.ブリュワーズ
    21.カージナルス
    22.ナショナルズ
    23.インディアンス
    24.レイズ
    25.ブレーブス
    26.アスレチックス
    27.ツインズ
    28.ヤンキース
    29.ドジャース
    30.アストロズ

  • 三塁手補強を目指すレンジャーズ ドナルドソン獲りに全力か

    2019.12.12 17:25 Thursday

     日本時間12月12日、フリーエージェントの大物三塁手、アンソニー・レンドンが7年2億4500万ドルの超大型契約でエンゼルスと合意した。これにより、レンドン獲得を目指していたレンジャーズはターゲットの変更を余儀なくされた。フリーエージェント市場に残るもう1人のスター三塁手、ジョシュ・ドナルドソンの獲得に全力を注ぐことになりそうだ。

     レンジャーズは今週、レンドンの代理人を務めるスコット・ボラスとの交渉の場を設け、レンドン獲得に向けて正式なオファーを提示したと見られている。しかし、残念ながらレンジャーズが提示したオファーはエンゼルスのものには及ばなかったようだ。エンゼルスは大物右腕のゲリット・コール(ヤンキースと契約合意)の獲得に失敗したあと、ターゲットをレンドンに変更して攻勢をかけていた。

     今オフのフリーエージェント市場における有力三塁手のうち、レンドンのほか、マイク・ムスターカスもすでにレッズとの契約を決めている。よって、ドナルドソンが「最後の大物三塁手」となり、レンジャーズとしては是が非でも手に入れたいところ。しかし、ブレーブスはドナルドソンとの再契約を目指しており、レンドンを失ったナショナルズも三塁手を必要としている。当然ながら、レンジャーズはここでも競争を強いられることになる。

     ドナルドソンは、今季ブレーブスで155試合に出場して打率.259、37本塁打、94打点、OPS.900をマーク。52試合で8本塁打に終わった前年からの見事な復活を遂げ、ナショナル・リーグのカムバック賞を受賞した。すでに34歳だが、華麗な復活を遂げたことにより、4年契約を得る可能性を指摘する声もある。

     来季から新球場のグローブライフ・フィールドがオープンするため、今オフはすでにカイル・ギブソン、ジョーダン・ライルズ、ジョエリー・ロドリゲス、ニック・グッディを獲得するなど積極的な動きを見せているレンジャーズ。補強ポイントである三塁にドナルドソンを加えることはできるだろうか。

  • ロッキーズのスター三塁手・アレナードにトレードの可能性が浮上

    2019.12.12 16:25 Thursday

     ある関係者によると、ロッキーズは自軍が誇るスター三塁手、ノーラン・アレナードへのトレードのオファーを受け付ける姿勢を見せているという。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは「ノーラン・アレナードがトレードされる可能性は極めて低い」と指摘しているが、もしトレードが実現すれば、記録的な超大型契約ラッシュに沸いたここ数日以上のインパクトを球界に与えることになるかもしれない。

     モロシはアレナードがフィットするチームとしてドジャースの名前を挙げている。ゲリット・コール(ヤンキースと契約合意)、アンソニー・レンドン(エンゼルスと契約合意)、スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズと再契約)の「ビッグ3」がすでに契約を決め、スーパースターはフリーエージェント市場から姿を消した。今後はフランシスコ・リンドーア(インディアンス)やクリス・ブライアント(カブス)といったトレード市場の大物たちが補強ターゲットとなるが、もちろんアレナードも候補の1人となるだろう。ただし、モロシはロッキーズが同地区ライバルのドジャースへアレナードをトレードする可能性について否定的だ。

     アレナードは7年2億3400万ドル分の契約を残しているが、レンドンが7年2億4500万ドルの契約を手にしたことを考えると、スーパースター級の三塁手を欲するチームにとって、この金額はさほど問題にはならないだろう。しかし、MLBネットワークのジョン・ヘイマンはアレナードが2021年シーズン終了後にオプトアウト可能であることがトレード成立への障壁になると指摘する。残り2年しか保有できない可能性がある選手に対して莫大な対価を支払う球団はないというわけだ。この点について、ヘイマンは「オプトアウトの権利を放棄させる代わりに保証される契約期間を1年プラスする」ことをアイデアとして提示している。

     直近5シーズンで3度の本塁打王、2度の打点王に輝き、メジャーデビューから7年連続でゴールドグラブ賞を受賞しているアレナード。ドジャースのほか、レンジャーズ、ブレーブス、ナショナルズなど、三塁手を欲しているチームは少なくないが、トレード交渉が進展する可能性はあるのだろうか。

  • 本塁打急増に関する調査結果 原因は「縫い目の不安定さ」と発表

    2019.12.12 15:50 Thursday

     日本時間12月12日、今季の本塁打急増についてボーリング・グリーン大学のジム・アルバート博士、マサチューセッツ工科大学のペコ・ホソイ博士、イリノイ大学のアラン・ネイサン博士、ワシントン州立大学のロイド・スミス博士がメジャーリーグ機構から委託されて独立して調査した結果の報告書が公開され、打者が打球の発射角度と初速度に焦点を当て始めていることに加え、ボールの縫い目の高さの不安定さが影響を与えていた可能性があることが明らかになった。

     報告書によると、本塁打急増の原因の60%はボールの縫い目の高さの不安定さによるものであるという。縫い目が低いボールによって空気抵抗が減少し、打球の飛距離が伸びていたというわけだ。また、残りの40%は打者のアプローチの変化に由来するものであると発表されている。

     そして、空気抵抗の減少に占める縫い目の高さの不安定さの影響はおよそ35%であるという。ただし、空気抵抗が減少する原因の残りの65%については特定できなかったようだ。ボールの形状や表面の滑らかさなど、あらゆる要素が検証されたものの、空気抵抗の減少との相関は見られないとの結論に至っている。

     ただし、今回の報告書は実験室での測定から得られた結果をまとめたものであり、グラウンドの泥や球場の湿度など、他にも影響を与える可能性がある要素は存在する。ボールに付着した泥が球威に影響を与えることは判明しており、この点については調査が継続されるようだ。また、ポストシーズンで本塁打生産ペースが鈍化した原因について、今回の報告書では確固たる回答がなされていない。

     ロブ・マンフレッド・コミッショナーは「野球の変動性は、天然素材を使用した人工製品を使用していることの産物だと思う。それは野球というスポーツの魅力の一つだ」と語り、ボールによって縫い目の高さに差異があることへの理解を求めた。ひとまず調査結果が発表されたものの、シーズン中から各球団の投手たちが「ボールが飛びすぎること」への不満を漏らし、「飛ぶボール」に変わっている可能性について言及しており、今回の調査結果がすんなりと受け入れられるかどうかは微妙なところだ。

  • アストロズが正遊撃手・コレアのトレード放出を検討か

    2019.12.12 14:25 Thursday

     アストロズは来季の年俸総額がぜいたく税の対象ラインとなる2億800万ドルを超える可能性が高いことを受け、正遊撃手のカルロス・コレアをトレードで放出することを検討しているようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールが伝えている。なお、コレアの今季の年俸は500万ドルで、年俸調停期間2年目となる来季の年俸は「MLB Trade Rumors」によると740万ドルと予想されている。

     メジャー5年目となった今季、コレアはマッサージによる肋骨の骨折によって5月下旬から2ヶ月ほど戦列を離れ、夏場にも背中の違和感で1ヶ月ほど欠場したため、自己最少の75試合にしか出場できなかった。そのなかで打率.279、21本塁打、59打点、OPS.926をマークし、オールスター級の実力が健在であることを証明したものの、メジャー5シーズンで規定打席に到達したのは1度だけであり、常にコンディション面の不安が付きまとっている。

     来季のアストロズは、ジャスティン・バーランダーとザック・グレインキーの2人だけで6800万ドル以上、ホゼ・アルトゥーベが2900万ドル、マイケル・ブラントリーが1600万ドル、アレックス・ブレグマンとジョシュ・レディックが各1300万ドルという契約を抱えているほか、年俸調停期間のラストイヤーを迎えるジョージ・スプリンガーの年俸が2140万ドル前後まで跳ね上がることが予想されており、年俸総額がぜいたく税の対象ラインを超えるのはほぼ確実。その一方で今オフは複数の投手と正捕手の獲得を目指しており、ジェフ・ルーノウGMはトレードによる補強資金の捻出が必要であることを明言している。

     ジム・クレイン・オーナーはぜいたく税の対象ラインを超過しても構わないといった趣旨の発言をしているが、ルーノウは今オフ、どう動くのか。2012年のドラフトで全体1位指名を受けたスター遊撃手がトレードで放出されるとなれば、今オフ屈指のビッグニュースとなることは間違いない。

  • 放出か契約延長か 主力選手の処遇が注目されるカブス

    2019.12.12 14:05 Thursday

     今オフのカブスは難しい選択を強いられている。2016年のワールドシリーズ制覇に貢献した選手たちの多くがすでに年俸調停期間に突入し、年俸が徐々に高騰。今季に続いて来季も年俸総額がぜいたく税の対象ラインとなる2億800万ドルを超えるのは確実と見られており、主力選手の1~2人をトレードで放出しなければ最低限の補強すらままならない状況なのだ。そのため、今オフのカブスには常にトレードの噂が付きまとっているが、その一方でカブスは主力選手との契約延長も視野に入れているようだ。

     カブスの主力選手のうち、クリス・ブライアント、ハビアー・バイエズ、カイル・シュワーバーの3人はいずれも2021年シーズン終了後、ウィルソン・コントレラスは2022年シーズン終了後にフリーエージェントとなる予定である。また、2021年の球団オプション(年俸1650万ドル)の行使が確実視されるアンソニー・リゾーもブライアントらと同じタイミングでフリーエージェントとなる。

     来季の予想年俸はブライアントが1850万ドル、バイエズが930万ドル、シュワーバーが800万ドル、コントレラスが450万ドルとなっており、カブスはバイエズとの契約延長交渉を開始する一方で、ブライアントの放出を検討していることがさかんに報じられている。なお、ブライアントは意図的にメジャーデビューを遅らされた2015年の扱いについて正式な判断を待っているところであり、ブライアント側の主張が認められた場合、来季終了後にフリーエージェントとなる。

     ジェッド・ホイヤーGMは主力選手の一部と契約延長に向けた交渉を行っていることを明らかにしているが、ブライアント、バイエズ、シュワーバー、コントレラス、リゾーの全員と契約を延長するのは現実的な話ではない。次代の中心となる若手有望株の獲得を狙って主力選手のトレード放出に踏み切るのは当然の判断と言えるだろう。

     とはいえ、ポストシーズン進出を狙える位置にいるカブスが完全なるチーム解体に向かうとは考えにくい。フロント陣には短期的な戦力強化と中長期的な戦力構築のバランスを見極めたうえで、主力選手の処遇について判断することが求められそうだ。

  • 大物三塁手・レンドンが大谷の同僚に 7年2億4500万ドルで合意

    2019.12.12 12:55 Thursday

     日本時間12月12日、フリーエージェントの大物三塁手、アンソニー・レンドンが大谷翔平が所属するエンゼルスとの契約合意に至った。各メディアは総額2億4500万ドルの7年契約であることを一斉に報じている。この金額は今季までチームメイトだったスティーブン・ストラスバーグが先日ナショナルズと結んだ契約と同額となる。

     USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールによると、今回の7年2億4500万ドルの超大型契約には全球団に対するトレード拒否権が含まれている一方、オプトアウトは含まれていないという。また、後日支払いの繰り延べ金も含まれていないようだ。敏腕代理人のスコット・ボラスは、マイク・ムスターカス(レッズ)の6400万ドル、ストラスバーグの2億4500万ドル、ゲリット・コール(ヤンキース)の3億2400万ドルに続いて大型契約を手に入れることになった。

     今季のレンドンは、ナショナルズで146試合に出場して打率.319、34本塁打、126打点、OPS1.010の好成績をマーク。打点王のタイトルを獲得したほか、自身初のオールスター・ゲーム選出を果たし、5年ぶり2度目のシルバースラッガー賞を受賞しただけでなく、「オールMLBチーム」の1stチームに三塁手部門で選出された。

     レンドンは現在29歳。直近3シーズンはいずれも打率3割をクリアしており、直近6シーズンで20本塁打以上と80打点以上を5度ずつ記録。今季の打率.319、34本塁打、126打点、OPS1.010はいずれもキャリアハイの数字である。三塁の守備も安定しており、直近6シーズンで守備防御点がマイナスだったのは1度だけ。今季はゴールドグラブ賞(三塁手部門)のファイナリスト3名に名を連ねた。

     エンゼルスではマイク・トラウトと大谷の間に入って三番、あるいはトラウトと大谷に続く四番を打つことが予想される。コールの獲得には失敗したエンゼルスだが、今オフのフリーエージェント市場における最高の野手を手に入れることに成功した。

  • ドジャースが1年1000万ドルで救援右腕・トライネンを獲得

    2019.12.12 12:40 Thursday

     日本時間12月12日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ドジャースはフリーエージェントの救援右腕、ブレイク・トライネンと1年1000万ドルで契約合意に達したようだ。昨季はアスレチックスの守護神として驚異的な活躍を見せたトライネンだが、今季は大きく成績を落とし、今月初めにノンテンダーFAとなっていた。ドジャースではセットアッパーとしての起用が予想される。

     トライネンは現在31歳。アスレチックス加入2年目となった昨季は68試合に登板して9勝2敗、38セーブ、防御率0.78、被打率.158という驚異的な活躍を見せたものの、今季は右肩の不調や前年の疲労の影響もあり、57試合で16セーブ、防御率4.91、被打率.257と大きく成績を落とした。年俸調停期間のラストイヤーとなる来季は、今季の640万ドルから780万ドル前後への昇給が予想されていたが、アスレチックスはノンテンダーFAとすることを決断。予想額を大きく上回る条件でドジャースとの契約合意に至った。

     ドジャースはペドロ・バイエズ、ジョー・ケリーといった試合終盤を担う投手が安定感を欠いており、トライネンが復活を遂げれば極めて大きな戦力となる。クローザーのケンリー・ジャンセンは今季、自己ワーストの防御率3.71に終わったが、デーブ・ロバーツ監督は自軍のクローザーがジャンセンであることを明言しており、トライネンはセットアッパーとして開幕を迎えることになりそうだ。

     ドジャースは今オフ、ゲリット・コール(ヤンキースと契約合意)やスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズと再契約)といった大物投手の獲得に失敗しており、トライネンが初めての大きな補強となる。1988年以来となる悲願のワールドシリーズ制覇に向けて、フリーエージェント市場やトレード市場で有力選手の獲得を狙っていることが報じられており、今後どんな大型補強が飛び出すか注目だ。

  • 韓国MVPの右腕・リンドブロムが3年900万ドル超でブリュワーズへ

    2019.12.12 12:10 Thursday

     2016年オフに韓国球界からエリック・テームズを獲得して一定の成功を収めたブリュワーズは、またしても韓国球界で大活躍した元メジャーリーガーの獲得に動いた。関係者がMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシに伝えたところによると、ブリュワーズは32歳の右腕、ジョシュ・リンドブロムと3年912万5000ドルで契約合意に達したようだ。ESPNのジェフ・パッサンによると、出来高も含めるとリンドブロムは1800万ドル以上を手にする可能性があるという。

     2011年にドジャースでメジャーデビューを果たしたリンドブロムは、翌2012年にドジャースとフィリーズで合計74試合に登板して22ホールド、防御率3.55をマーク。しかし、2013年はレンジャーズで8試合、2014年はアスレチックスで1試合のみの登板に終わり、2015年から活躍の場を韓国へ移した。

     韓国プロ野球のロッテジャイアンツに入団したリンドブロムは、2年連続で2ケタ勝利をマークし、その実績を引っ提げて2017年はパイレーツでメジャー復帰。ところが、4試合で防御率7.84と打ち込まれ、同年7月にはロッテに復帰して12試合で5勝を挙げた。斗山ベアーズに移籍した2018年からは素晴らしい活躍を見せ、2018年は15勝4敗、防御率2.88で最優秀防御率のタイトルを獲得。今季は20勝3敗、防御率2.50、189奪三振とさらに成績を向上させ、最多勝と最多奪三振の二冠に輝いたほか、MVPにも選出された。

     3年ぶりのメジャー復帰となるリンドブロムは、ブランドン・ウッドラフ、エイドリアン・ハウザー、エリック・ラウアーらとともに先発ローテーションの一角を担うことが期待されている。今季、韓国球界からダイヤモンドバックスに加わったメリル・ケリーは13勝14敗、防御率4.42とまずまずの成績を残しており、リンドブロムのピッチングにも注目が集まりそうだ。

     なお、ブリュワーズにはブレント・スーター、コービン・バーンズ、フレディ・ペラルタなどその他の先発候補もいるが、デービッド・スターンズGMは今オフ中に複数の投手をチームに加える方針を明らかにしており、今後さらなる補強に動くことが予想される。

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