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  • 7人の「特徴的な選手」 ヤンキース・ジャッジらが選出

    2020.7.7 18:25 Tuesday

     マイク・トラウト(エンゼルス)のようなオールラウンド・プレーヤーは非常に魅力的だが、そうした選手は数多く存在するわけではない。しかし、1つのツールやスキルだけを取り出せば、トラウトよりも魅力的な選手は多数存在する。メジャーリーグ公式サイトのマイケル・クレアは特徴的なスキルを備えた選手として7人をピックアップしている。

    最も強い打球を打つ選手

     アーロン・ジャッジ(ヤンキース)は球界トップクラスのパワーを持つ選手である。昨年の打球の平均初速95.9マイルはメジャー最高。2018年の94.7マイル、2017年の94.9マイルも同様にメジャー最高だった。

    最も悪球打ちが上手い選手

     好成績を残すためにはボール球に手を出さないのが鉄則だが、コリー・ディッカーソン(マーリンズ)には当てはまらない。Statcastのデータによると、昨年200打席以上の選手のうち、ストライクゾーン外のボールを追いかけた打席でプラスの得点を叩き出しているのはディッカーソンだけ。タイラー・ネークイン(インディアンス)がプラスマイナスゼロ、残りの298人は全員がマイナスの数値となっている。しかもディッカーソンはゾーン内(+7)とゾーン外(+5)で同レベルの数字を記録しているから驚きだ。

    最も三振をしない選手

     近年のメジャーリーグでは三振の数が右肩上がりとなっているが、ウィリアンス・アストゥディーヨ(ツインズ)の三振率はわずか3.9%である。これは昨年200打席以上の選手で最も低かった。2番目に低いのは同僚のルイス・アラエスだが、それでもアストゥディーヨの2倍近い数字。アストゥディーヨより三振率が低い選手を見つけるためには1999年(トニー・グウィンが3.1%)までさかのぼらなければならない。

    最も足が速い選手

     昨年のスプリント・スピード1位は時速30.8マイルを記録したティム・ロカストロ(ダイヤモンドバックス)だった。盗塁を17度試みてすべて成功させ、メジャーデビューから22連続盗塁成功を継続中。また、わずか250打席で22死球を記録するなど、「最も死球が多い選手」という一面も持ち合わせている。

    最もボールを逸らさない選手

     強肩かつフレーミング技術に優れた捕手として知られるロベルト・ペレス(インディアンス)は、昨年118試合に出場して1度もパスボールを記録しなかった。ペレスより多くの試合に出場してパスボールがゼロだった捕手は過去に3人だけ。投手の起用人数や変化球の種類が増えていることを考えると驚異的な記録と言える。

    最も速い球を投げる選手

     メジャーリーグの世界において「速球王」はアロルディス・チャップマン(ヤンキース)の代名詞だったが、ジョーダン・ヒックス(カージナルス)がその座を奪った。昨年は故障により28.2イニングしか投げられなかったが、100マイル以上206球はメジャー最多。トミー・ジョン手術のリハビリを終え、今年中に戦列復帰を果たす予定となっている。

    最も変化が大きい球を投げる選手

     横方向への変化が大きいスライダーを「フリスビー・スライダー」と呼ぶことがあるが、チャズ・ロー(レイズ)が投げるスライダーは「フリスビー・スライダー」と呼ぶに相応しいボールだ。横方向の変化幅22.8インチはメジャー最高。ちなみにホームベースの幅は17インチである。

  • レイズ・筒香の調整は順調 一時帰国が良い気分転換に

    2020.7.7 17:25 Tuesday

     メジャー1年目のシーズンに向けて準備を進めている筒香嘉智(レイズ)。オープン戦では28打数で13三振を喫するなど、メジャーへの適応に苦しむ場面も見られたが、日本への一時帰国を経て、開幕に向けて順調に調整中だ。メジャーリーグ公式サイトでレイズの番記者を務めるフアン・トリビオが筒香の現状についてレポートしている。

     新型コロナウイルスの感染拡大によってスプリング・トレーニングが中断される前、筒香は異なる言語や文化に適応するだけでなく、日本とは異なる打撃練習のルーティーンなど、グラウンド内でも様々な適応を求められた。

     中断期間は日本へ帰国して家族とともに過ごすことを選択したが、「リセットして、調整をして、アメリカに戻ったときにより良い選手になるために何ができるのかを考える時間が必要だった」とコロナによる中断を前向きに捉えていた。「今は多くのことがスムーズになっているし、2月や3月と比べて良くなっている」と一時帰国が良い気分転換になったようだ。

     ケビン・キャッシュ監督は「彼のスイングは本当に良い。特別なパワーを持っている」と筒香のバットに期待を寄せる。また、複数のポジションを守れる選手を巧みに使い分けるレイズにおいて、2年1200万ドルで入団した筒香も例外ではなく、筒香は主に三塁と左翼の守備練習に取り組み、汗を流している。

     筒香はスプリング・トレーニングと夏季キャンプの違いについて「(本拠地の)トロピカーナ・フィールドで練習できるのが一番大きいと思う」と語る。また、「チームメイトとまた会話ができていることも非常に大きい」とも話しており、チームメイトと良好な関係を築くことができているようだ。

     「グラウンドで自分の存在を証明し、良いパフォーマンスをしてコロナで苦しんでいる人たちを元気づけたい」と力強く意気込みを口にした筒香。日本で通算205本塁打を放ったスラッガーは今年、どんな活躍を見せてくれるのだろうか。

  • 新スケジュールで最も得をしたのは秋山所属のレッズ?

    2020.7.7 14:10 Tuesday

     メジャーリーグ公式サイトのマイク・ペトリエロは、当初の162試合制のスケジュールと新たに発表された60試合制のスケジュールを比較し、対戦相手の予想勝率をもとに、スケジュール変更によって「得をするチーム」と「損をするチーム」を分析。最も得をするのは秋山翔吾が所属するレッズ、最も損をするのは菊池雄星と平野佳寿が所属するマリナーズという結果になった。

     レッズが所属するナショナル・リーグ中部地区のチームは、今年の交流戦でヤンキースやレイズといった強豪が所属するアメリカン・リーグ東部地区のチームと対戦する予定だった。また、リーグ内でも東部地区のブレーブスやナショナルズ、西部地区のドジャースと対戦しなければならなかった。

     ところが、スケジュール変更によってこれらの強豪との対戦はなくなり、代わりにア・リーグ中部地区のチームと対戦することに。ロイヤルズやタイガースの戦力が大きく劣るため、対戦相手の予想勝率は大幅に低下。特にレッズは、交流戦のライバルとしてタイガースを指定され、6試合が組まれているため、スケジュール変更の恩恵を最大限に受けることになった。

    対戦相手の予想勝率の下落幅が大きいチーム
    レッズ(-.012)
    カージナルス(-.008)
    ツインズ(-.008)
    インディアンス(-.008)
    カブス(-.007)
    ブリュワーズ(-.006)

     一方、マリナーズはアストロズやアスレチックスといった強豪と同地区のため、当初から厳しいスケジュールでの戦いを強いられていた。ところが、ア・リーグ中部地区のチームとの対戦がなくなり、ドジャースが所属するナ・リーグ西部地区と対戦することになったため、対戦相手の予想勝率はさらに上昇。スケジュール変更の結果、最も不利益を被るチームとなってしまった。

    対戦相手の予想勝率の上昇幅が大きいチーム
    マリナーズ(+.009)
    レンジャーズ(+.006)
    ダイヤモンドバックス(+.006)
    エンゼルス(+.006)
    ジャイアンツ(+.005)
    ロッキーズ(+.005)

     得をするのは中部地区のチームばかりだが、これは言い換えれば、下位球団相手の取りこぼしが命取りになることを意味する。当然のことだが、秋山が所属するレッズ、前田健太が所属するツインズ、ダルビッシュ有が所属するカブスにとって、ポストシーズン進出のためにはロイヤルズ、タイガース、パイレーツといった下位球団から確実に白星を重ねることが重要となる。

  • レッドソックス前GM ナッシュビルへの球団誘致組織に加入

    2020.7.7 13:05 Tuesday

     ESPNは日本時間7月7日、レッドソックス前GMのデーブ・ドンブロウスキーがテネシー州ナッシュビルへメジャーリーグ球団を誘致すべく活動しているミュージックシティ・ベースボール合同会社に加入したことを報じた。同社のウェブサイトによると、ドンブロウスキーの肩書はベースボール・アドバイザーとなっている。

     ドンブロウスキーは、声明文のなかで「ナッシュビルがメジャーリーグ球団の本拠地となる準備ができていることは私にとって明白である。ミュージックシティ・ベースボールはこの地に球団を誘致するというスマートでエキサイティングな決断をしている」とコメント。「ニグロリーグ野球博物館とのつながりから地域社会のサポートまで、ミュージックシティ・ベースボールは強固な基盤を築いている」と述べ、ナッシュビルへの球団誘致に意欲を示した。

     現在63歳のドンブロウスキーは、2018年にレッドソックスをワールドシリーズ制覇へ導いたものの、翌2019年にチームの不振の責任を取らされる形で解任された。1978年にホワイトソックスで球団フロントの一員としてのキャリアを開始し、1988年にはエクスポズでGMに就任(31歳でのGM就任は当時史上最年少)。マーリンズ時代の1997年に自身初のワールドシリーズ制覇を経験し、タイガースでも2度のリーグ優勝を成し遂げた。

     ミュージックシティ・ベースボール合同会社は2019年に設立され、今後数年間のうちに、エクスパンションで誕生する新球団をナッシュビルへ誘致すること、または既存の球団をナッシュビルへ移転させることを目的としている。同社の顧問にはデーブ・スチュワートやトニー・ラルーサといった球界の大物も名を連ねている。

     「ナッシュビルは野球に深いルーツがあり、新型コロナウイルスによる不安定な情勢のなか、ミュージックシティ・ベースボールがこの街を再興させるうえで重要な役割を担うことができると信じている」とドンブロウスキー。「私も、妻のカリーも、ナッシュビルのコミュニティの一員となることをとても楽しみにしている」と意気込みを口にした。

  • 通算2355安打のマーケイキスが出場辞退 無観客が最大の理由

    2020.7.7 12:35 Tuesday

     通算2355安打の実績を誇るニック・マーケイキス(ブレーブス)は日本時間7月7日、今年の出場を辞退することを決めた。マーケイキスは「僕たちはファンのためにプレーしている。ファンが球場にいないのはタフだ。僕にとってこれが一番大きかったと思う」と無観客でのシーズン開催を出場辞退の最大の理由に挙げている。なお、ブレーブスからの出場辞退は通算169勝のフェリックス・ヘルナンデス(マイナー契約)に次いで2人目となる。

     メジャーで14年間にわたってプレーし、通算2355安打を積み重ねてきたマーケイキスは「これがキャリアの終わりにならないことを祈っている」とコメント。「今シーズンがどのように行われるかを見守りたい。今シーズンが終わったあと、決断を下したいと思う。みんなが健康でいることを願っているし、早くこのウイルスが退治されてほしい」と新型コロナウイルスの状況次第では現役引退を決断する可能性があることを示唆した。

     マーケイキスは、新型コロナウイルスの影響によって今シーズンが無観客で行われることを出場辞退の最大の理由に挙げたが、チームの主砲であるフレディ・フリーマンがコロナに感染し、高熱で苦しんでいたことも決断を後押ししたようだ。電話でフリーマンと話したマーケイキスは「電話で彼と話して驚いた。本当に体調が悪そうだった」と語った。

     現在36歳のマーケイキスは、メジャー最初の13年間で平均172安打を記録。昨年は自己最少の118安打に終わったが、3000安打の大台まであと645本に迫っていた。40歳までの5年間を平均130安打で乗り切れば3000安打の大台に到達できる計算だったが、新型コロナウイルスの影響による試合数の削減と出場辞退により、快挙達成は極めて難しくなった。

     しかし、マーケイキスは「僕はファンの前で勝ちたいんだ。このスポーツはファンがあってこそなんだよ。ファンがいない環境でプレーするのは、僕にとって野球ではない」と語り、自分自身の記録よりも大切なものがあることを強調した。

  • 検査遅延により複数球団が練習中止 MLB機構が声明文発表

    2020.7.7 12:10 Tuesday

     新型コロナウイルスの検査に関するトラブルにより日本時間7月7日、ナショナルズ、アストロズ、カージナルスの3球団が夏季キャンプの練習をキャンセルする事態となった。選手たちは1日おきに検査を受け、24~48時間以内に検査結果を通知されることになっているのだが、検査結果の報告が遅延。72時間経過しても検査結果が通知されないケースもあり、各球団は「安全が保障されない」ことを理由に練習をキャンセルしている。

     2020年シーズンの日程を発表したメジャーリーグ機構だが、無事にシーズンを開幕させ、日程を消化していくためには新型コロナウイルスの検査をスムーズに実施し、選手たちを安全な環境でプレーさせることが必要となる。しかし、夏季キャンプ開始早々、検査結果が出ない、検体が予定通りに配送されない、などといったトラブルが発生している。

     ナショナルズのマイク・リゾーGMは「72時間経過しても検査結果が得られない。選手やスタッフを危険な環境下に置くわけにはいかない。だから今日の練習をキャンセルした」とコメント。「メジャーリーグ機構はこの問題を迅速に解決する必要がある。そうでなければ、夏季キャンプと2020年シーズンは危険なものになってしまう」と機構側の怠慢を指摘した。

     これを受け、メジャーリーグ機構は声明文を発表した。そのなかで「現時点で95%以上の検査が行われ、検査結果が全30球団で共有されている。残りも本日中に完了する予定だ」と検査が適切に行われていることを強調。トラブルが発生したのは週末に予期せぬ配送の遅延が発生したことが原因であるとし、「再発することはないと考えている」と述べた。

     新型コロナウイルスに感染するリスクがあるなかで選手たちがプレーするのは、適切な検査体制によって安全が保障されていることが前提となる。もし選手たちが機構側が用意した検査体制に不安を持ち続けるようであれば、今年の出場を辞退する選手が続出するような事態も起こりかねない。機構側には選手が安心してプレーできる環境を提供することが求められる。

  • 日本人選手所属球団の日程をチェック 大谷の先発は開幕3戦目?

    2020.7.7 11:30 Tuesday

     メジャーリーグ機構は日本時間7月7日、2020年シーズンの日程を発表した。今年は秋山翔吾(レッズ)、筒香嘉智(レイズ)、山口俊(ブルージェイズ)の3人が加わり、日本人メジャーリーガーは9人となる。ここでは日本人メジャーリーガーが所属する8球団の日程を簡単にチェックしてみよう(日付はすべて日本時間)。

    ニューヨーク・ヤンキース
    【日本人選手】田中将大
    【開幕戦】7月24日ナショナルズ戦(ナショナルズ・パーク)
    【ホーム開幕戦】7月30日フィリーズ戦
    【総移動距離】5604マイル(メジャー22位)

     先日、打球が頭部を直撃するアクシデントがあった田中だが、チーム内での序列は先発2番手ないし3番手。開幕に間に合えば、敵地でのナショナルズとの開幕カードで2020年シーズンの初登板を迎える可能性が高い。

    タンパベイ・レイズ
    【日本人選手】筒香嘉智
    【開幕戦】7月25日ブルージェイズ戦(トロピカーナ・フィールド)
    【ホーム開幕戦】同上
    【総移動距離】10939マイル(メジャー6位)

     主力打者の1人として期待される筒香は、ブルージェイズとの開幕戦でのメジャーデビューが濃厚。レイズは東部地区10球団のなかで総移動距離が最も多い(上位5球団はすべて西部地区)。

    トロント・ブルージェイズ
    【日本人選手】山口俊
    【開幕戦】7月25日レイズ戦(トロピカーナ・フィールド)
    【ホーム開幕戦】7月30日ナショナルズ戦
    【総移動距離】9284マイル(メジャー12位)

     現時点ではホームゲームを本拠地ロジャース・センターで開催できる保証はない。山口は先発5番手争いに敗れた場合、ブルペンに回るため、開幕戦でメジャー初登板の機会が巡ってくる可能性も。

    ミネソタ・ツインズ
    【日本人選手】前田健太
    【開幕戦】7月25日ホワイトソックス戦(ギャランティードレイト・フィールド)
    【ホーム開幕戦】7月29日カージナルス戦
    【総移動距離】5999マイル(メジャー19位)

     前田のチーム内での序列は先発3番手ないし4番手。3番手であれば敵地でのホワイトソックスとの開幕カードの3戦目、4番手であればカージナルスとのホーム開幕戦が新天地での初登板となる。

    ロサンゼルス・エンゼルス
    【日本人選手】大谷翔平
    【開幕戦】7月25日アスレチックス戦(オークランド・コロシアム)
    【ホーム開幕戦】7月29日マリナーズ戦
    【総移動距離】10457マイル(メジャー7位)

     大谷はアスレチックスとの開幕戦は指名打者での出場が濃厚。大リーグ評論家の福島良一氏は開幕3戦目での復帰登板を予想している。2018年のメジャーデビュー戦とメジャー初登板も敵地でのアスレチックス戦だった。

    シアトル・マリナーズ
    【日本人選手】菊池雄星、平野佳寿
    【開幕戦】7月25日アストロズ戦(ミニッツメイド・パーク)
    【ホーム開幕戦】8月1日アスレチックス戦
    【総移動距離】11813マイル(メジャー3位)

     先発2番手として期待される菊池は開幕2戦目での先発が有力。平野は勝ちパターンの継投の一角を担う。なお、開幕カード4連戦を戦う敵地ミニッツメイド・パークでは昨年0勝10敗だった。

    シカゴ・カブス
    【日本人選手】ダルビッシュ有
    【開幕戦】7月25日ブリュワーズ戦(リグリー・フィールド)
    【ホーム開幕戦】同上
    【総移動距離】4071マイル(メジャー29位)

     ダルビッシュは開幕戦でいきなり先発する可能性がある。3月の時点では開幕投手を務めることが確実視され、現在も筆頭候補であることに変わりはない。総移動距離はメジャーで2番目の少なさだ。

    シンシナティ・レッズ
    【日本人選手】秋山翔吾
    【開幕戦】7月25日タイガース戦(グレートアメリカン・ボールパーク)
    【ホーム開幕戦】同上
    【総移動距離】4626マイル(メジャー26位)

     秋山は本拠地でのタイガースとの開幕戦でメジャーデビューすることになりそう。再建中のタイガースを相手に開幕早々のヒット量産を期待したい。同地区のカブスと同様、総移動距離はかなり少ない。

  • 2020年シーズンの日程発表 日本時間7月24日に開幕

    2020.7.7 10:30 Tuesday

     メジャーリーグ機構は日本時間7月7日、2020年シーズンの日程を発表した。開幕日の日本時間7月24日には2試合が予定されており、昨年王者のナショナルズが本拠地ナショナルズ・パークでヤンキースを迎え撃つ一戦が2020年シーズン最初の試合となる。開幕日のもう1試合は、ドジャー・スタジアムでドジャース対ジャイアンツのライバル対決が予定されている。

     異例の60試合制で行われる2020年シーズンの日程がついに発表された。開幕日の日本時間7月24日は2試合、翌25日は14試合が予定されており、26日にようやく全30球団の試合が行われる。レンジャーズは日本時間7月25日、ロッキーズとの開幕戦が新球場グローブライフ・フィールドでの初めての公式戦となる。

     60試合の内訳は、同リーグの同地区球団との対戦が10試合ずつ(合計40試合)で、残りの20試合は他リーグの同地区球団との対戦となる。20試合のうち6試合は交流戦のライバル球団同士の対戦(例:ヤンキース対メッツ、ホワイトソックス対カブス、エンゼルス対ドジャース)が組まれており、そのほかの4球団と3試合または4試合を戦う。

     たとえば、ヤンキースの日程は以下のような内訳となっている。

    オリオールズ10試合(ホーム4試合/ロード6試合)
    レッドソックス10試合(7試合/3試合)
    レイズ10試合(6試合/4試合)
    ブルージェイズ10試合(3試合/7試合)
    ブレーブス4試合(2試合/2試合)
    マーリンズ3試合(ホームで3試合)
    メッツ6試合(3試合/3試合)
    フィリーズ4試合(2試合/2試合)
    ナショナルズ3試合(ロードで3試合)

     日本時間8月14日は「MLB at Field of Dreams」と題してアイオワ州ダイアーズビルの新球場でホワイトソックスとカージナルスが対戦。同17日にはニグロリーグの創設100周年を祝福し、同29日には毎年恒例の「ジャッキー・ロビンソン・デー」が開催される。また、同9月10日は「ロベルト・クレメンテ・デー」が開催され、同28日に全30球団が60試合のスケジュールを終える予定となっている。

  • 2020年シーズンの日程 日本時間7日に発表予定

    2020.7.6 18:55 Monday

     USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールによると、メジャーリーグ機構は現地時間月曜日(日本時間7月7日)に2020年シーズンのスケジュールを発表することを予定しているようだ。ナイチンゲールは、現地23日(日本時間24日)にナショナルズ・パークでナショナルズ対ヤンキース、ドジャー・スタジアムでドジャース対ジャイアンツの開幕戦が行われ、残りの26球団は翌24日(日本時間25日)に開幕を迎える予定であると伝えている。

     今年のレギュラーシーズンは60試合制で行われ、同リーグの同地区球団と40試合、他リーグの同地区球団と20試合を戦うスケジュールが予定されている。たとえば、アメリカン・リーグ東部地区に所属するヤンキースは、オリオールズ、レッドソックス、レイズ、ブルージェイズと合計40試合、ナショナル・リーグ東部地区のブレーブス、マーリンズ、メッツ、フィリーズ、ナショナルズと合計20試合を戦うことになる。

     同リーグの同地区球団とは10試合ずつ、合計40試合を戦うが、他リーグの同地区球団とは均等に4試合ずつを戦うのではなく、ヤンキースであれば、同じニューヨークに本拠地を置くメッツと6試合を戦い、残りの14試合を残りの4球団に配分するようだ。この14試合がどのように配分されるかは、スケジュールが発表されるまでわからない。

     ナイチンゲールが伝えている通りに、ナショナルズ対ヤンキースのカードで開幕戦が行われるのであれば、シーズン初日からマックス・シャーザー(ナショナルズ)対ゲリット・コール(ヤンキース)という豪華な投げ合いが実現する可能性がある。両投手の投げ合いにかかわらず、昨年の王者であるナショナルズと、投手史上最高額(9年3億2400万ドル)でコールを獲得して今年のワールド・チャンピオンの最有力候補に挙げられるヤンキースの対戦は、大きな注目を集めそうだ。

  • ブリュワーズ・ブラウン「指名打者での出場はとても魅力的」

    2020.7.6 18:05 Monday

     今年は史上初めてナショナル・リーグにも指名打者制が導入される。マディソン・バムガーナー(ダイヤモンドバックス)を筆頭に、打撃を得意とする投手のなかには指名打者制の導入に不満を漏らす者もいるが、その一方で指名打者制の導入を歓迎する選手も少なくない。その筆頭がライアン・ブラウン(ブリュワーズ)だ。

     今年のブリュワーズにおいて、ブラウンは指名打者のレギュラー格として起用されることになるだろう。クレイグ・カウンセル監督は「レギュラーの指名打者は存在しない」と1人の選手をレギュラーに固定することを否定し、故障明けのクリスチャン・イェリッチなど、主力選手の負担軽減や休養のために指名打者の枠を使うことを示唆しているが、指名打者として最も多くの出場機会を得るのがブラウンであることに疑いの余地はない。

     ブラウンは「今年は60試合しかない。僕くらいの年齢になってキャリアの終盤を迎えると、多くの試合に指名打者として出場できるのはとても魅力的だよ」と語り、指名打者制の導入を歓迎する。「今年はこれまでに経験したことがないことを経験するシーズンになる。(来年以降も指名打者制が採用されるなら)もう1年プレーする可能性は数ヶ月前に考えていたよりも高いと思っている」と現役引退の決断に大きな影響を与える可能性すらあるようだ。

     ブラウンは「今は今年のシーズンに向けて準備することに集中している」と語る一方、現役を続行するのであればブリュワーズでプレーしたいと考えているようだ。今年は外野でアビサイル・ガルシア、一塁でジャスティン・スモークと出場機会を分け合うことが想定されていたが、指名打者制の導入がブラウンを取り巻く環境を大きく変化させている。

     今年5月に第3子が誕生したブラウンだが、「僕は野球が好きなんだ。キャリアの終わりが近付いているし、もし今年がラストイヤーになるなら、プレーしないという選択はしたくない」と出場辞退は考えていない様子。「家族のことはずっと頭のなかにある」と語りつつも、メジャー14年目のシーズンに向けて着実に準備を進めている。

  • 王者・ナショナルズ 正三塁手に有望株・キーブームを抜擢へ

    2020.7.6 17:05 Monday

     「ナショナルズは正三塁手に誰を起用するのか」という問いに対し、夏季キャンプの終了を待たずに答えが出た。夏季キャンプ2日目、ナショナルズのデーブ・マルティネス監督は「我々はカーター・キーブームが三塁を守ることになると考えている」と発言。昨年4月26日のデビュー戦で初本塁打を放った22歳の有望株を正三塁手に抜擢する方針であることを明言した。

     2020年シーズンの正三塁手は誰なのかを尋ねられたマルティネスは、「現時点では」と前置きしつつも、22歳のキーブームの名前を挙げた。キーブームは「MLB Pipeline」の球団別プロスペクト・ランキングで1位に名を連ねる有望株。本職は遊撃だが、マルティネスは「彼は60試合制のシーズンで毎日プレーすることになるだろう」とレギュラー起用する方針を固めている。

     アンソニー・レンドン(エンゼルス)を失ったナショナルズには、キーブームの三塁転向のほか、再契約を結んだアズドゥルバル・カブレラを正三塁手として起用する選択肢もあった。しかし、ナショナルズは34歳のカブレラを三塁に置くのではなく、チーム内最高の有望株を抜擢することを決断。スプリング・トレーニング期間中、三塁の守備にしっかり適応していたことも決断の後押しとなったようだ。

     昨年AAA級で109試合に出場して打率.303、16本塁打、79打点、OPS.902の好成績をマークしたキーブームだが、メジャーでは11試合で2本塁打を放ったものの、打率.128、OPS.491に終わり、今年のオープン戦でも14試合で打率.233、OPS.695にとどまった。守備面では一定の評価を得ているだけに、レギュラーの座を維持できるかどうかは、打撃面の結果次第と言えそうだ。

     なお、キーブームとの正三塁手争いに敗れたカブレラは、二塁と三塁のバックアップを務めつつ、ハウィー・ケンドリック、エリック・テームズ、カート・スズキらと指名打者での出場機会を分け合うことになりそうだ。

  • エンゼルスの開幕投手はヒーニーが最有力 マドン監督が明言

    2020.7.6 16:30 Monday

     エンゼルスのジョー・マドン監督は日本時間7月6日、2020年シーズンの開幕投手を昨年4勝の左腕、アンドリュー・ヒーニーに任せる方針が変わっていないことを明言した。ヒーニーは3月のスプリング・トレーニング期間中に今年の開幕投手に指名されていたが、新型コロナウイルスの影響によってシーズン開幕が大幅に延期。しかし、マドンは4ヶ月遅れの開幕戦のマウンドもヒーニーに任せる方針だ。

     エンゼルスの先発投手陣では、新加入のフリオ・テーランがまだチームに合流できていない。マドンによると、メジャーリーグの規定により、テーランが夏季キャンプに合流していない理由を明らかにできないという。マドンは「彼がいつ合流し、どれくらいのペースで調整できるか次第」と語りつつも、テーラン抜きで開幕を迎えることを覚悟しているようだ。

     「現時点では、彼がいつチームに合流できるかはわからない」と語るマドンは、マット・アンドリースとフェリックス・ペーニャの両右腕が先発ローテーションの一員としてシーズン開幕を迎える可能性に言及。アンドリースは春の時点で先発としての調整を行っていたが、夏季キャンプではペーニャも先発としての準備を進めている。

     マドンは「彼らの両方が先発ローテーションに加わる可能性がある」とコメント。「もし先発投手が足りなければ、彼らの両方が先発を務めることになるだろう。アンドリースはすでに先発として調整を行っているし、ペーニャにも第1に先発、第2にリリーフとして準備してもらう」と今後の見通しについて語った。

     エンゼルスは大谷翔平が週に1度のペースで登板するため、6人制の先発ローテーションを採用する予定。テーランが開幕に間に合わないようであれば、ヒーニー、大谷、アンドリース、ペーニャのほか、新加入のディラン・バンディ、24歳のグリフィン・キャニングを加えた6人で開幕ローテーションを形成することになりそうだ。

  • フィリーズの新戦力・ウィーラー 出場辞退の可能性も

    2020.7.6 15:55 Monday

     今オフ、5年1億1800万ドルの大型契約でフィリーズに加入したザック・ウィーラーは、今月中に第1子の誕生を控えているが、現時点では今年プレーする予定だ。しかし、「赤ん坊が生まれれば、状況は変わるかもしれない」とも話しており、妻のドミニクが出産を控えているなかで、今年プレーしないことを選択する可能性もあるようだ。

     ウィーラーは日本時間7月6日に行われたZOOMでのメディア対応のなかで「僕たちはフィールドやスタジアムで状況がどのように変化するかをチェックしている。今のところは満足しているけれど、赤ん坊が生まれれば、状況は変わるかもしれない。身の回りで起こっていることについて常に考えているよ。安全かな?大丈夫かな?ってね」と語り、第1子の誕生を控えるなかで、健康管理に最大限気を付けていることを強調した。

     「とても難しい決断だよ。頭のなかでいろいろ考えてしまう。グラウンド内でもグラウンド外でも、どこへ行くときも本当に気を付けなければならない。赤ん坊とドミニクの健康が僕にとって一番大切だからね」とウィーラー。「彼女たちを安全にすることが僕にとって最優先だ。野球はその次だね」と状況次第ではプレーしないことを選択する可能性があることを示唆した。

     シーズン開幕日前後に第1子が誕生する予定であり、ウィーラーは産休リスト(3日間)に登録されて開幕を迎える可能性もある。妻の出産に立ち会ったあと、チームに合流するためには新型コロナウイルスの検査が必要だ。フィリーズはエース右腕のアーロン・ノラがまだキャンプに合流できていないため、先発1~2番手の両右腕を欠いた状態で開幕を迎えることになるかもしれない。

     公共の場では常にマスクを着用し、頻繁に手を洗い、手の消毒を行っているウィーラーは「家族を安全にできることなら何でもするよ」と語る。マウンドに立ちたい気持ちもあるが、あくまでも家族の安全が最優先。新天地フィリーズでの1年目のシーズン、ウィーラーはどのような決断を下すのだろうか。

  • コロナ感染のブレーブス主砲・フリーマン 体調は回復傾向

    2020.7.6 14:15 Monday

     新型コロナウイルスに感染していることが判明し、高熱などコロナの症状に苦しんでいたフレディ・フリーマン(ブレーブス)だが、体調は徐々に快方へ向かっているようだ。しかし、主砲がコロナに感染したという事実は、ブレーブスの選手たちに小さくないインパクトを与えた様子。また、ブライアン・スニッカー監督は、フリーマンが開幕に間に合わないケースに備え、代役の一塁手について検討し始めている。

     22歳の先発右腕、マイク・ソローカは「僕もみんなと同じように驚いたよ。みんなコロナには十分に気を付けていたからね。フレディのような人ならなおさらだよ」と驚きを隠さなかった。「彼は家族と一緒に自粛生活を過ごしていた。それでも感染してしまうということを実感したよ」とコロナの恐ろしさを改めて実感したようだ。

     フリーマンは中断期間の大部分をカリフォルニアの自宅で過ごし、最近になってようやくシーズンに向けた準備のためにアトランタに戻ってきた。妻チェルシーのインスタグラムの投稿によると、彼らはコロナ感染拡大によるロックダウンが始まったあと、食料品店やレストランには足を運ばなかったようだ。しかし、それでもフリーマンは感染してしまった。アトランタへ移動してから感染した可能性も取り沙汰されている。

     チームに合流するためには、コロナの症状がない状態が72時間継続し、24時間以上のスパンのなかで2度陰性と判定される必要がある。レギュラーシーズン開幕まで3週間を切っており、フリーマンの調整が開幕に間に合わない可能性もあるため、スニッカーは代役の一塁手について検討し始めている。

     現時点で最有力の案は、ヨハン・カマルゴと正三塁手の座を争う新鋭オースティン・ライリーを一塁へ移すことだ。スニッカーはライリーの一塁守備について「よく動けていたよ。しっかり守ることができると思っている」と合格点を与えている。また、外野手のニック・マーケイキスとアダム・デュバルを一塁でプラトーン起用したり、40人枠外のヨンダー・アロンゾやピート・オブライエンを起用する案も浮上しているようだ。

  • 同地区ライバルの脅威となる6人のスラッガーたち

    2020.7.6 13:40 Monday

     60試合制で行われる2020年のレギュラーシーズンは、40試合が同リーグの同地区球団、20試合が他リーグの同地区球団との対戦となる予定である。つまり、シーズンの3分の2が同リーグの同地区球団との対戦となり、地区優勝を争ううえで大きなウエートを占めることになる。メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスは、同リーグの同地区球団に対して好成績を残している選手として、6人のスラッガーをピックアップしている。

    アメリカン・リーグ東部地区

    グレイバー・トーレス(ヤンキース)
    昨年オリオールズ戦18試合で13本塁打、長打率1.045を記録。同一カードで13本塁打以上を放ったのは、1961年のロジャー・マリス(対ホワイトソックス)以来のことだった。オリオールズ戦で5度の複数本塁打を記録しており、これはメジャー史上最多。オリオールズとのダブルヘッダー両試合で本塁打を放つのを2度達成したが、これは1983年のマイク・シュミット(対エクスポズ)以来。オリオールズ戦で通算長打率.876を記録しているが、これは現役選手の同一チームに対する数字としては最も高い。

    アメリカン・リーグ中部地区

    ジョシュ・ドナルドソン(ツインズ)
    ツインズに対して通算長打率.852をマークしているが、今年はそのツインズに加入。同地区ライバルのホワイトソックスに対して通算長打率.686を記録しており、これは現役選手のなかで最高の数字である。2015年にホワイトソックスとの7試合で6本塁打、11打点を記録するなど、通算44試合で15本塁打、35打点をマーク。ホワイトソックスの本拠地ギャランティードレイト・フィールドでの通算長打率.676は、球場別では自己2番目に高い(1位はツインズの本拠地ターゲット・フィールドで.819)。

    アメリカン・リーグ西部地区

    マイク・トラウト(エンゼルス)
    マリナーズとの通算155試合で41本塁打、107打点、長打率.641を記録。マリナーズ戦でこれ以上の本塁打を放っているのは、通算216試合で52本塁打のラファエル・パルメイロだけ。過去2年間のマリナーズ戦で長打率.891をマークし、これは同一チームに対する数字としてはメジャー最高。レンジャーズ戦とアスレチックス戦でも通算30本以上の本塁打を放っており、同地区の3球団に対して通算30本塁打以上を記録しているのは、トラウトのほかにクリス・デービス、ライアン・ブラウン、ミゲル・カブレラの3人だけ。

    ナショナル・リーグ東部地区

    ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
    まだメジャーで2年しかプレーしていないが、マーリンズ戦で通算16本塁打を記録。過去2年間の同一チームに対する本数としては、トーレス(対オリオールズ)と並んでメジャー最多タイの数字である。1試合複数本塁打を通算3度マークしているが、うち2回はマーリンズ戦。このうち2018年8月14日の試合は史上最年少での5試合連続本塁打の5試合目だった。また、マーリンズに対して3試合連続で本塁打を放っただけでなく、3試合連続先頭打者本塁打の快挙も達成している。

    ナショナル・リーグ中部地区

    エウヘニオ・スアレス(レッズ)
    昨年ナ・リーグ三塁手記録となる49本塁打を放ったが、そのうちカブス戦とブリュワーズ戦で各9本塁打を記録。ただし、カブス戦は打率.378、長打率.797、ブリュワーズ戦は打率.294、長打率.735とカブスのほうが得意だった。カブス戦で9本塁打以上を放つのは、1999年に9本塁打を放ったグレッグ・ボーン以来20年ぶり。これより多いのは、1949年のラルフ・カイナー(11本)、1929年のチャック・クライン(10本)、1980年のシュミット(10本)の3人だけ。

    ナショナル・リーグ西部地区

    マックス・マンシー(ドジャース)
    ロッキーズ戦での通算長打率.745は、同一チームに対する数字としては現役選手のなかで9位。32試合で12本の本塁打を放っている。「打者天国」のクアーズ・フィールドにも大いに助けられており、同球場での9本塁打はビジター球場では自己最多。長打率.868も球場別で自己最高の数字である。昨年はクアーズ・フィールドでの9試合で打率.333、5本塁打、14打点、出塁率.425、長打率.879、OPS1.304の好成績をマーク。今年も「打者天国」での打棒爆発が期待される。

  • 球宴未経験選手によるオールスター MLB公式サイトが選出

    2020.7.6 12:45 Monday

     先日、ドジャー・スタジアムで開催予定だった2020年オールスター・ゲームの中止が正式に発表され、現役選手たちにとって貴重なオールスター出場のチャンスが失われることになった。そこで、メジャーリーグ公式サイトでは「オールスター未経験の選手によるオールスター・チーム」を選出。野手は通算500試合、投手は通算100試合以上に出場している選手が対象となっている。

    捕手:フランシスコ・セルベリ(マーリンズ)
    2015年から2018年にかけてパイレーツの正捕手として活躍したが、故障が多く、規定打席到達は1度だけ。過去10年間で記録した出塁率.361はバスター・ポージー(ジャイアンツ)の.371に次ぐ捕手2位の数字。

    一塁手:C・J・クロン(タイガース)
    過去2年間で55本塁打を放ち、昨年は左腕に対してOPS1.020をマーク。再建中のタイガースに加入した今年は、チームの代表としてオールスター・ゲームに出場する最大のチャンスだったかもしれない。

    二塁手:コルテン・ウォン(カージナルス)
    昨年は4年ぶり2度目の規定打席到達を果たし、自身初のゴールドグラブ賞を受賞。2011年ドラフト1巡目指名から時間はかかったが、今やリーグ有数の二塁手へ成長しており、来年以降もチャンスはありそう。

    三塁手:エドゥアルド・エスコバー(ダイヤモンドバックス)
    昨年は自己ベストの35本塁打、118打点、OPS.831をマークする大活躍。チームの主砲へと飛躍を遂げた。アンソニー・レンドン(エンゼルス)のア・リーグ移籍により、来年以降もチャンスがあるかも。

    遊撃手:アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)
    球界トップクラスの守備力を誇る名手だが、打撃面でのインパクトに欠けるため、オールスターの舞台は未経験。通算WAR 36.3(Baseball-Reference版)はオールスター未経験の現役選手では最高の数字である。

    左翼手:トミー・ファム(パドレス)
    26歳でメジャーデビュー、29歳でレギュラー定着を果たした遅咲きの選手。過去3年間で65本塁打&65盗塁を記録しているのはメジャーで4人だけ。出塁率も高く、過去3年間で.381をマークしている。

    中堅手:ケビン・キアマイアー(レイズ)
    2015年以降に記録した守備防御点+111はシモンズ(+125)に次ぐメジャー2位の数字。通算WAR 25.7(Baseball-Reference版)もオールスター未経験の現役選手ではシモンズに次いでメジャー2位である。

    右翼手:ニック・カステヤーノス(レッズ)
    昨年は歴代10位となる58二塁打を記録。右打者では1936年にジョー・メドウィックが64二塁打をマークして以来の好記録だった。今年は4年6400万ドルの大型契約でレッズに加入し、秋山翔吾の同僚に。

    指名打者:クリス・デービス(アスレチックス)
    2015年から4年連続で打率.247を記録。そのうち、2016年からの3年間は42本塁打以上を放ち、2018年は48本塁打で本塁打王のタイトルを手にした。昨年は故障と不振で打率.220、23本塁打に終わった。

    先発投手:カイル・ヘンドリックス(カブス)
    2016年に両リーグ1位の防御率2.13を記録。前半戦の防御率2.55に対し、後半戦は防御率1.68という素晴らしいピッチングを披露した。この年は自己最多の16勝を挙げ、2018年に14勝、昨年も11勝をマーク。

    救援投手:ケン・ジャイルズ(ブルージェイズ)
    昨年は53試合に登板して防御率1.87、被打率.188、WHIP1.00、奪三振率14.09という見事な活躍。24度のセーブ機会で失敗は1度だけだった。アストロズ時代の2017年には自己最多の34セーブをマーク。

  • 田中がチームに再合流 112マイルが頭部直撃も軽傷

    2020.7.6 11:50 Monday

     ヤンキース生え抜きのベテラン外野手、ブレット・ガードナーによると、田中将大がチームに再合流し、自力でグラウンドを歩き回り、クラブハウスでもいつも通りの姿を見せていることに、チームは安心しているという。田中は日本時間7月5日に行われた実戦形式の打撃練習で、ジャンカルロ・スタントンの打球が頭部を直撃し、ニューヨークの病院で精密検査を受けていた。

     アーロン・ブーン監督によると、田中の頭部を直撃したスタントンの打球の初速は、時速112マイル(約180キロ)を計測していたようだ。ブーンは田中に軽い脳震盪の症状が見られることを明らかにしたが、幸いにも大事には至らなかった。

     「彼の現在の状態には本当に安心しているよ。昨夜はよく眠れたみたいだし、食欲も失われていないみたいだ。でも、毎日慎重に様子を見ていく必要がある。長い時間が掛からないことを願っているよ」と指揮官は今後の見通しについて語った。

     田中はメジャーリーグ機構が定める脳震盪プロトコルの手順に従って本格復帰への準備を進めていくため、症状の回復状況次第では、シーズン開幕に間に合わない可能性もある。ブーンは田中がレギュラーシーズン第1週の試合に間に合うかどうかについて明言を避けた。

     なお、田中が頭部に打球を受けたこともあり、田中よりも後に登板したジョーダン・モンゴメリーはL型の防球ネットを使用。日本時間7月6日に行われた実戦形式の打撃練習では、ジェームス・パクストンも防球ネットを使用して投球を行った。

     「あの出来事を目にした後だから、特に最初の登板では安全にプレーしたいと思ったんだ。めったに起きないことだけど、昨日の出来事は恐ろしかったからね」とパクストン。ただし、「次に登板するときは、より実戦に近い形式で投げるために、たぶん防球ネットは使わないと思うよ」とも話していた。

  • ダルビッシュの新球「スプリーム」 投手コーチも注目

    2020.7.6 11:15 Monday

     カブスのトミー・ホットビー投手コーチは、野球が中断されていた過去3ヶ月間、時にはソーシャルメディアを使いながらダルビッシュ有と連絡を取り合っていたという。「彼は、我々の多くができないことや野球とは関係のないことをたくさんできるから、その取り組みを見ているだけで楽しいんだ」とホットビー。ダルビッシュの数々の取り組みのなかで、特に注目しているのが新球「スプリーム」だ。

     ダルビッシュの新球「スプリーム」について、ホットビーは「ツーシームとスプリットのハイブリッド」と語っている。ダルビッシュ自身だけでなく、ホットビーも新球の出来に手応えを感じており、ホットビーによると、日本時間7月5日に行われた実戦形式の打撃練習でダルビッシュの球を受けたビクトル・カラティーニも、ダルビッシュの新球に好感触を得ていたようだ。

     メジャーリーグ公式サイトのマイク・ペトリエロは昨年9月、ダルビッシュが10種類のボールを投げ分けていることを紹介。フォーシーム、カッター、スライダー、ツーシーム、カーブ、スローカーブ、スプリッター、チェンジアップの8種類にナックルカーブとハードカッターが加わって10種類となり、「スプリーム」はダルビッシュにとって11個目の球種となる。

     ホットビーは、縦横自在にボールを操れる点をダルビッシュの強みとして挙げている。「もう少し打者に近いところで曲げたいとか、もう少し縦方向の変化がほしいとか、もう少し横へ大きく曲げたいとか、彼はそういうことができる投手なんだ」とホットビー。昨年からカブスの投手コーチを務めているホットビーだが、ダルビッシュの器用さに驚きを隠さない。

     デービッド・ロス新監督は「昨年の後半戦のようなピッチングを見せてほしい」とダルビッシュの活躍に期待を寄せる。3月の時点では開幕投手の最有力候補に挙がっていたが、それは現在も変わっていない。夏季キャンプの3週間を順調に過ごせば、エースとして2020年シーズンの開幕を迎えることになるだろう。

  • マドン監督「大谷はロックンロールの準備ができている」

    2020.7.5 10:55 Sunday

     今年からエンゼルスの監督に就任したジョー・マドンは、本格的な二刀流を再開する大谷翔平について「ロックンロールの準備ができている」とコメント。独特の表現で、2020年シーズンの大活躍を予言した。

     投手としてはトミー・ジョン手術明け、打者としても左膝の手術明けのシーズンとなる今年の大谷は、新型コロナウイルスの影響でシーズン開幕が延期されたことにより、シーズン開幕から二刀流でプレーする準備が整っている。

     「僕のプロ生活では、バッティングとピッチングの両方をこなすのが普通だった。今年は通常のルーティンをこなすことができている。その意味では、とても快適」と大谷。「今年のシーズンは短いから、マラソンではなく短距離走のような形になる。シーズンの最初から最後まで、100%の状態でプレーしたい」と意気込みを口にした。

     大谷によると、「身体的には」いつでも開幕を迎えられる状態だという。しかし、この数ヶ月間はシーズン開幕日が決まらない状況でのトレーニングを強いられたため、「精神的には」オフシーズンのような状態だった。ようやくシーズン開幕という目標が定まり、集中力も高まりつつあるようだ。

     今年の大谷は、メジャー1年目の2018年のように、投手として週1回、指名打者として週4~5回出場することが想定されている。よって、60試合制のシーズンであれば、投手として8~10試合、指名打者として30~35試合に出場することになるだろう。

     実際、2018年の大谷は、開幕からの60試合で投手として8試合に先発し、打者としては33試合に出場。防御率3.18、打率.283、6本塁打という成績をマークした。マドンはメジャー3年目を迎えた大谷にとって、今年がブレイクの1年になることを望んでおり、さらなる活躍が期待される。

     メジャー30球団は、日本時間7月24日または25日にそれぞれ2020年シーズンの開幕戦を迎える。大谷は今年、どんな活躍を見せてくれるのだろうか。

  • ドジャース・プライスが出場辞退 各球団でコロナ陽性者続出

    2020.7.5 10:15 Sunday

     デービッド・プライス(ドジャース)は日本時間7月5日、自分自身と家族の健康を最優先に考えた結果、2020年シーズンにプレーしない決断を下したことをTwitterで明らかにした。ドジャースは「デービッドの決断を全面的にサポートします」とプライスの決断を支持する声明文を発表している。また、各球団で新型コロナウイルスの陽性反応を示す選手が続出。バスター・ポージー(ジャイアンツ)は今年プレーするか否かの選択を迷っているという。

     プライスは、熟考し、家族や球団と議論を重ねた結果、今年プレーしないことを選択。「チームメイトがワールドシリーズで勝利するのを応援したい。今年プレーしないことを申し訳なく思うけど、来年を楽しみにしている」と新天地ドジャースのチームメイトへエールを送った。

     プライスは今年2月、レッドソックスとのトレードでムーキー・ベッツとともにドジャースへ加入。先発3番手としての活躍が期待されていた。ロス・ストリップリング、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリンらがプライスの代役の座を争うことになりそうだ。

     また、高熱のフレディ・フリーマン(ブレーブス)を筆頭に、DJ・レメイヒュー(ヤンキース)、ミゲル・サノー(ツインズ)、サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)など各球団の主力選手に陽性者が続出。ロイヤルズのマイク・マシーニー監督が新型コロナウイルスに感染していたことも明らかになった。

     そんななか、元MVPのポージーは今年プレーするか否かの選択を迷っているようだ。「今後数週間、状況がどのように変化していくかを見守りたい」とポージー。マイク・トラウト(エンゼルス)も第1子の誕生を控える状況のなかで、出場辞退の可能性があることを示唆しており、2020年のメジャーリーグは、さらに多くのスター選手を失う可能性が出てきた。

     現時点では、プライスのほか、ダイヤモンドバックスのマイク・リーク、ロッキーズのイアン・デズモンド、ナショナルズのライアン・ジマーマンとジョー・ロスが出場辞退の意思を明言している。

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