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  • オールスター・ゲーム コーチ陣・審判団が決定

    2017.7.7 11:23 Friday

     日本時間7月12日に開催される第88回オールスター・ゲーム。ア・リーグをテリー・フランコーナ監督(インディアンス)、ナ・リーグをジョー・マドン監督(カブス)が率いることがすでに発表されているが、両チームのコーチング・スタッフならびに審判団6名が決定した。

     両リーグとも基本的にはインディアンス、カブスのコーチ陣がそのままオールスター・ゲームのコーチング・スタッフを務めることになるが、ア・リーグにはレイズのケビン・キャッシュ監督、ナ・リーグには地元開催となるマーリンズのドン・マティングリー監督が招待されている。キャッシュ監督は初めてのオールスター、マティングリー監督は選手として6度の出場経験があり、コーチとしては今年が3度目となる。

     ア・リーグはフランコーナ、キャッシュのほかにサンディ・アロマーJr.(一塁ベース)、ジェイソン・バレイ(ブルペン)、ミッキー・キャラウェイ(投手)、ブラッド・ミルズ(ベンチ)、マット・クアトラーロ(打撃補佐)、マイク・サーボー(三塁ベース)、タイ・バン・バークレオ(打撃)がコーチング・スタッフを務める。

     一方、ナ・リーグはマドン、マティングリーのほかにヘンリー・ブランコ(クオリティ・コントロール)、マイク・ボーゼロ(捕手)、クリス・ボジオ(投手)、エリック・ヒンスキー(打撃補佐)、ブランドン・ハイド(一塁ベース)、ゲーリー・ジョーンズ(三塁ベース)、ジョン・マリー(打撃)、デーブ・マルティネス(ベンチ)、レスター・ストロード(ブルペン)がコーチング・スタッフを務める。

     また、審判団はジョー・ウエスト(球審)、アンヘル・ヘルナンデス(一塁)、マーク・カールソン(二塁)、クリス・コンロイ(三塁)、マニー・ゴンザレス(左翼)、マイク・エスタブルック(右翼)の6名が務めることが発表されている。


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      7月7日 ムスターカスとターナーが最終投票でオールスター選出

      7月6日 ホームラン・ダービーの組み合わせが決定

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      7月5日 ファイナル・ボート中間発表 1位はムスターカスとターナー

      7月4日 ホームラン・ダービー 出場選手8名が決定!

      7月3日 最後の1枠をめぐる争い 「ファイナル・ボート」候補選手

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      6月30日 投票締切まであと3時間! ファン投票最終中間発表

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  • イチロー 外国出身選手による通算最多安打記録樹立

    2017.7.7 10:54 Friday

     イチロー(マーリンズ)が新たな金字塔を打ち立てた。日本時間7月7日のカージナルス戦で2安打を放ち、通算3054安打で首位打者7度を誇るロッド・カルー(通算3053安打)を抜いて歴代23位に浮上。パナマ出身のカルーを上回り、外国出身選手による通算最多安打記録を樹立した。

     「7番・ライト」で先発出場したイチローは、2回表の第1打席でカージナルス先発のマイケル・ワカからレフトへのヒットを放ち、通算3053安打でカルーと並ぶ歴代23位タイに浮上。第2打席は二塁ゴロ、第3打席は四球となり、8回表の先頭打者として迎えた第4打席。左腕ブレット・シーセルがカウント0-1から投じた真ん中低めへのナックルカーブを捉え、センターへ弾き返した。

     「ロッド・カルーの全盛期を見たことはないが、多くの人々が僕との共通点を話してくれた。彼はイチローのようにヒットを打っていた、と。その共通点がこの記録を特別なものにしてくれる。彼は僕と同じような選手だったと聞いていたから」とイチローは通訳のアレン・ターナーを介して語った。

     イチローの次なるターゲットは通算3055安打のリッキー・ヘンダーソンとなる。ヘンダーソンとイチローはともに、彼らの世代において最高級のリードオフマンと称された選手だ。ただし、イチローは自身とヘンダーソンの違いをよく理解している。「僕はリッキーのようにベースを持ち上げることはできないよ」と冗談っぽく語った。


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  • ムスターカスとターナーが最終投票でオールスター選出

    2017.7.7 10:32 Friday

     オールスター・ゲームに出場する最後の1枠を争う「ファイナル・ボート」の最終結果が日本時間7月7日に発表され、ア・リーグはマイク・ムスターカス(ロイヤルズ)、ナ・リーグはジャスティン・ターナー(ドジャース)が選出された。

     2002年のオールスター・ゲームから導入され、今年で16回目となった「ファイナル・ボート」。ターナーは史上最多となる約2080万票を獲得した。同僚のケンリー・ジャンセンは「ドジャースファンは大きな役割を果たしてくれた。ターナーは何が起こっているのかをファンに気付かせようとしていただけだよ。彼の活躍がロサンゼルス以外のファンにも伝わり、この結果を生んだんじゃないかな」と苦労人ターナーのオールスター初選出を祝福した。

     一方、ムスターカスは2015年に続いて「ファイナル・ボート」で2度目のオールスター選出。「ファイナル・ボート」を2度制したのはシェーン・ビクトリーノ(2009年、2011年)に次いで史上2人目となった。日本時間7月4日から3試合連続本塁打と好調のムスターカスは約1560万票を獲得。「とても名誉なことだ。ロイヤルズファンに感謝したい」と語った。

     なお、クリス・ブライアント(カブス)はターナーに次ぐ2位に終わり、昨季のワールドシリーズ王者・カブスからの選出はウェイド・デービスのみという結果に。デービスは今季新加入であり、前年のワールドシリーズ優勝メンバーから1人も翌年のオールスター・ゲームに選出されないのは史上初めてのこととなる。


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      7月6日 ホームラン・ダービーの組み合わせが決定

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  • 【戦評】アレックス・ウッド 球団55年ぶりの開幕10連勝

    2017.7.6 17:34 Thursday

     日本時間7月3日に発表されたオールスター・ゲームのロースターからは漏れてしまったが、開幕9連勝中のアレックス・ウッド(ドジャース)が同地区ライバルのダイヤモンドバックスを相手に7回10奪三振無失点の好投を披露。自分こそがオールスターに相応しいと言わんばかりの好投で、球団では1962年のエド・ローバック以来となる開幕10連勝を達成した。

     「前半戦で50勝以上しているチームが同地区に2つもあって、その2球団が対戦するなんていう経験は滅多にない。いつもよりテンションが高かったよ。1-0の試合だったしね」とウッドは地区2位のダイヤモンドバックスを相手に好投した試合を振り返った。

     3回までに許した走者は四球の1人だけ。4回表に四球と二塁打で二死二、三塁のピンチを背負ったが、6番ブランドン・ドルーリーから空振り三振を奪ってピンチを脱した。6回表にも2安打を浴びて一死一、二塁のピンチとなったが、4番クリス・オーウィングスをセンターライナー、5番ジェイク・ラムを空振り三振に斬って取り、この回も無失点。ピンチはこの2回だけだった。

     2桁奪三振は今季3度目。7イニングは無失点に抑えた登板では2番目に長く、今季最高と言っても過言ではないくらいの素晴らしいピッチングだった。オールスター・ゲームに選出されたクレイトン・カーショウが前半戦の最終戦に先発することになっており、オールスター・ゲームは出場辞退が濃厚。ウッドにオールスター・ゲーム初選出のチャンスが巡ってくる可能性がある。「もしそうなれば、とても光栄なことだね。子供のころに夢見ていたことだから」と語ったウッド。ドジャースの投手による開幕10連勝は前述の通り1962年以来55年ぶり、先発投手に限定すると1955年のドン・ニューカム(元中日)以来62年ぶりという大記録である。

     試合は2回裏に7番ヤスマニ・グランダルのタイムリーツーベースで先制したドジャースが、1-0で逃げ切り。2位ダイヤモンドバックスに連勝したドジャースは2位との差を4.5ゲームに広げ、直近26試合で22勝と驚異的なペースで白星を積み重ねている。ロッキーズも含めた三つ巴の争いとなっていたナ・リーグ西部地区だが、意外なほど早く決着がついてしまうかもしれない。


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  • 【戦評】ベタンセス大乱調 ブルージェイズが接戦制す

    2017.7.6 16:37 Thursday

     ヤンキースの絶対的セットアッパー、デリン・ベタンセスの様子がおかしい。日本時間6月22日の時点で0.40だった防御率は、そこからの2週間で3.29まで悪化。その間の7登板で4.2回を投げて12四球、防御率17.38と、完全にピッチングが崩壊しているのだ。

     4回表までにブルージェイズに5点を先行されながらも、4回裏にアーロン・ジャッジが球団新人記録に並ぶ29号ツーランを放って3点差。さらに5回裏には崔志萬(チェ・ジマン)の1号ツーランとディディ・グレゴリウスの2点タイムリーツーベースで4点を奪い、ヤンキースが一気に逆転に成功した。

     しかし、3番手チャド・グリーンが7回表にラッセル・マーティンに8号ソロを浴び、同点に追い付かれてしまう。6-6の同点で迎えた8回表、ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は不振が続くベタンセスにマウンドを託した。ところが、ベタンセスはいきなり三者連続四球を与え、無死満塁のピンチを背負ってしまう。2つ目と3つ目の四球はストライクが1球も入らず、明らかに本来のピッチングとはかけ離れていた。ホゼ・バティースタを見逃し三振に仕留めたものの、マーティンに四球を与えて押し出し。ジラルディ監督はここでベタンセスを諦めたが、結局この1点が決勝点となってしまった。

     「敵地でヤンキースに勝ち越せたのはとても大きいよ。気持ちよくアストロズとのタフな戦いを迎えるために、勝たなければならなかったからね」と同点&勝ち越しの2打点を叩き出したマーティンは、古巣ヤンキースとの戦いを振り返った。4四球の大乱調で決勝点を献上したベタンセスは「正しいメカニクスを繰り返すことができていない。それは四球の数にもはっきり表れている。投げているボール自体は悪くないんだけど、タイミングがおかしいんだ」と自身の乱調を分析。登板過多による勤続疲労などには言及しなかった。

     守護神アロルディス・チャップマンにも昨季までのような安定感がなく、鉄壁のはずのベタンセス&チャップマン・コンビが揺らいでいるヤンキース。先発投手陣に不安を抱えるだけに、絶対的セットアッパー&クローザーの不調が長引くようだと、今後のポストシーズン進出争いにおいて命取りになりかねない。両者には一刻も早い復調が求められる。


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  • 【戦評】トレード市場の注目株・グレイが6回2失点の好投

    2017.7.6 16:09 Thursday

     トレード・デッドラインでの放出が噂されるソニー・グレイが過去2先発に続いて安定したピッチングを見せ、自身のトレード・バリューを向上させるとともに、今季4勝目(4敗)をマークした。

     「今は自分がやりたいことをできているような気がするよ」とグレイは自身の状態の良さを実感している。日本時間6月26日のホワイトソックス戦は7回2失点(自責点1)の好投で今季3勝目を挙げ、前回登板の同7月1日のブレーブス戦では負け投手になったものの、8回1失点という今季最高のピッチングを披露。そしてこの試合でも5回表にマット・デービッドソンに18号ツーランを浴びたことを除けば、ほぼ完璧なピッチングを見せた。「調子が良いときは、こういうピッチングができるんだよ。気持ちいいね」

     エース右腕の好投に呼応するかのように、打線もラジェイ・デービスの4盗塁を含む2本塁打&6盗塁と大技・小技を絡めた、効果的な攻撃を展開した。「ラジェイが出塁すれば、彼はリーグで最も優秀な男の一人だからね。投手は走者を警戒してクイック気味に投げないといけないし」とボブ・メルビン監督もR.デービスの働きを絶賛。1試合6盗塁は7盗塁を記録した2011年8月6日以来、チーム6年ぶりのことだった。

     4番手ショーン・ドゥーリトルがトッド・フレイジャーに浴びた16号ツーランは余計だったが、リリーフ陣も3回7奪三振の好投。ベテラン二塁手のジェッド・ラウリーが3安打2打点と打線を牽引し、スティーブン・ボート放出後に正捕手格となったブルース・マックスウェルも打率.291と好調を維持している。

     トレード・デッドラインにおけるグレイの動向は不透明だが、アスレチックスとしては少なくとも2019年まで保有できるグレイを無理に放出する必要はない。グレイが残留し、若手選手が順調に成長すれば、ここ数年低迷が続くアスレチックスは久しぶりに面白いチームになりそうだ。


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  • ホームラン・ダービーの組み合わせが決定

    2017.7.6 12:19 Thursday

     オールスター・ゲームの前日(日本時間7月11日)に開催されるホームラン・ダービーの組み合わせが発表された。前年王者のジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)が第1シードとなり、その他のシード順は今季の本塁打数に従って決定。決勝戦でスタントン対アーロン・ジャッジ(ヤンキース)という夢の対決が実現する可能性が出てきた。

     シード順は以下の通り。
    ①ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)
    ②アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
    ③コディ・ベリンジャー(ドジャース)
    ④マイク・ムスターカス(ロイヤルズ)
    ⑤ミゲル・サノー(ツインズ)
    ⑥チャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)
    ⑦ジャスティン・ボーア(マーリンズ)
    ⑧ゲーリー・サンチェス(ヤンキース)

     第1ラウンドでは①と⑧、②と⑦、③と⑥、④と⑤が対戦。各対戦の勝者が準決勝へ進み、準決勝では①⑧の勝者と④⑤の勝者、②⑦の勝者と③⑥の勝者が対戦する。ここでジャッジ対ベリンジャーという両リーグの本塁打ランキングトップを走る新人スラッガー対決が実現する可能性がある。そして、前年王者のスタントンが「対戦を楽しみにしている」と語るジャッジとの対戦が実現するとすれば決勝戦。ホームラン・ダービーの歴史に残る、とんでもない大アーチ合戦が繰り広げられるかもしれない。

     ホームラン・ダービーまであと5日。球界を代表するスラッガーたちの豪華なアーチ合戦を楽しみに待とう。


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  • インディアンス フランコーナ監督の復帰時期は未定

    2017.7.6 12:05 Thursday

     体調不良によりチームを離れているインディアンスのテリー・フランコーナ監督。クリス・アントネッティ球団社長によると、現場復帰には少なくともあと数日は掛かるようだ。

     日本時間6月14日と6月27日の試合中に意識が朦朧とし、心拍数の上昇がみられたフランコーナ監督は、各日とも病院で検査を受けた。現在は病院で複数の検査を受け、体調不良の原因を追究しており、現場復帰へのゴーサインが出るまでには少なくともあと数日を要するという。

     アントネッティ球団社長は「フランコーナ監督に配慮し、あまり細かいことまでは踏み込まないようにしている」と語り、チームを離れている間のフランコーナ監督の動向に関しては、ある程度本人に任せているようだ。

     フランコーナ監督が復帰するまでの間は、引き続きベンチコーチのブラッド・ミルズが監督代行を務める。また、インディアンスが昨季リーグ優勝を果たしたことにより、フランコーナ監督がオールスター・ゲームで指揮を執る予定となっているが、実際に指揮を執るかどうかも現時点では未定だという。

     「我々はまだ何の決定もしていない。まずは一つずつ前進していくことが大切だ。その最初の段階は検査をしっかり受けることだろうね」とアントネッティ球団社長は語ったが、チームがなかなか波に乗れない中、ワールドシリーズ制覇2度の実績を誇る名将の早期復帰を待ち望んでいることは間違いなさそうだ。


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  • トレード市場 ブルージェイズが売り手の中心に?

    2017.7.6 11:26 Thursday

     ワイルドカード圏内まで4.5ゲーム差ながら、借金6で地区最下位に沈んでいるブルージェイズ。ロースターの高齢化が進む中、昨年まで2年連続でリーグ優勝決定シリーズまで進出している強豪が主力選手の放出に踏み切る可能性が出てきた。

     ブルージェイズのロス・アトキンスGMはトレード・デッドラインのプランを明らかにしていないが、開幕ロースターの平均年齢がメジャー最高であり、しかも、その高齢化したロースターで結果を残せていないという現実がある。これらのことから、7月末までにチーム状態が劇的に上向くようなことがなければブルージェイズが売り手に回ることは濃厚だと見られている。

     しかし、「今オフFAになる選手を放出すればいい」という単純なものではない。来季以降の契約が保証されていない主力選手はホゼ・バティースタ、マルコ・エストラーダ、フランシスコ・リリアーノの3人。本来であれば彼らの残り数ヶ月と引き換えに若手有望株を獲得したいところだが、3人ともポストシーズン進出を狙うチームが欲しがるような成績を残しているわけではない。また、バティースタに関しては守備力の低下を考えると放出先はア・リーグのチームに限られる。交換要員として得られるのは「そこそこ」の若手選手であり、チームの将来的な戦力アップに繋げるのは難しいだろう。

     となると、ジョシュ・ドナルドソン、マーカス・ストローマン、J.A.ハップ、アーロン・サンチェスといった名前が浮上してくる。まだ若いストローマンとサンチェスはともかく、ドナルドソンとハップの契約は2018年までとなっており、契約が残り1年半となった現段階で放出してしまうのは決して非現実的な話ではない。2015年MVPのドナルドソン、現在5試合連続クオリティ・スタートと安定した投球を続けているハップであれば、ブルージェイズが望む若手有望株を手に入れることもできるはずだ。

     ドナルドソン獲得にはカージナルスが興味を示していると伝えられている。カージナルスは来季開幕までに強打者を加えたいと考えており、現段階でのドナルドソン獲得も選択肢の一つとなっているようだ。ドナルドソンを獲得できれば、主軸打者として活躍中のジェッド・ジョーコを他のポジションへ移し、ドナルドソンには「4番・三塁」を任せることになるだろう。また、ブルージェイズのマーク・シャパイロ球団社長とカージナルスのジョン・モゼリアック球団社長が良好な関係にあることも、カージナルスのドナルドソン獲得を後押ししている。ただし、正式なトレード交渉はまだ始まっていない。さらに、ジャイアンツもドナルドソン獲得に興味を示しているという報道もある。

     ハップ獲得にはレッドソックス、ヤンキース、アストロズといったポストシーズンでの戦いを見据えたチームが興味を示していると伝えられている。昨季は自己最多の20勝をマークし、今季も1ヶ月半ほど故障離脱したとはいえ10先発で防御率3.47と安定したピッチング。前述の3球団以外にも引く手あまただろう。

     あくまでも最後までポストシーズン進出を目指すのか。それとも、来季以降の戦いを見据えて早めに動き始めるのか。シャパイロ球団社長とアトキンスGMは難しい判断・舵取りを迫られることになりそうだ。


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  • ゲーリー・サンチェスがモリソンの発言に反応

    2017.7.6 10:49 Thursday

     ローガン・モリソン(レイズ)がホームラン・ダービーの出場者選考に関して不満を漏らした件について、「出場すべきでない」と名指しで批判されたゲーリー・サンチェス(ヤンキース)が自らの考えを語った。

     「僕がコントロールできることではないんだよ。電話がきて、(ホームラン・ダービーへ)招待してらったんだ。僕はそのとき『オールスター・ゲームに出場できるかわからないから、ホームラン・ダービーに出場する機会を得られるかもわかりません』って答えたんだ。もしオールスター・ゲームに出場できれば、参加しますよってね」

     サンチェスは選手間投票による選出で、捕手部門ファン投票1位のサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)の控えとしてオールスター・ゲームへの切符を手にした。これによってホームラン・ダービー出場を断る理由はなくなり、サンチェスはホームラン・ダービー出場を決めた。「このイベントに出場できるのはとても名誉なことだよ。モリソンが選ばれなかったのは、決して僕の責任ではない。さっきも言ったけど、僕はホームラン・ダービーに出場できてとても嬉しいし、出場できることはとても光栄だよ」

     サンチェスは開幕直後に1ヶ月ほど戦列を離れたこともあり、今季ここまで13本塁打にとどまっている。これは今年のホームラン・ダービー出場予定選手のなかで最少の数字だ。一方のモリソンは今季ここまでリーグ3位タイの24本塁打。「俺が14号本塁打を放ったのは1ヶ月以上前なんだぜ」というのがモリソンの主張である。

     サンチェスは昨年8月のメジャー昇格以降、104試合で33本塁打を放っている。モリソンは同期間、100試合で28本塁打だ。「サンチェスは素晴らしい選手だけど、ホームラン・ダービーに出場すべきではない」というモリソンの発言は、今季の成績だけを見れば妥当なのかもしれないが、多くの理解を得ることは難しいだろう。リーグ2位の25本塁打を放っているジョージ・スプリンガー(アストロズ)もホームラン・ダービーには招待されていないのだから。

     「僕にとっては良い経験だし、ホームラン・ダービーに出場できるのは光栄だよ」と語るサンチェスには、モリソンを黙らせるようなパフォーマンスを期待したいところである。


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  • 【戦評】クルーバー5戦連続2桁奪三振もパドレスが完封リレー

    2017.7.5 17:47 Wednesday

     6月の月間最優秀投手に選出されたコリー・クルーバー(インディアンス)。日本時間7月5日のパドレス戦では8回5安打10奪三振1失点の好投を披露し、5試合連続2桁奪三振の球団記録を樹立したが、残念ながらチームの勝利には繋がらなかった。

     クルーバーがこの試合唯一の失点を喫したのは5回表だった。先頭の5番ヘクター・サンチェスにセンター前ヒットを浴びると、続く6番カルロス・アスアヘに四球を与え、無死一、二塁。ここで7番エリック・アイバーの打球がショートへのゴロになったものの、遊撃フランシスコ・リンドーアの判断ミスで併殺を奪うことができず、一死一、三塁とピンチを広げてしまう。8番コリー・スパンジェンバーグの二塁ゴロは再びゲッツーコースの打球となったが、今度は二塁ジェイソン・キプニスから遊撃リンドーアへの送球が逸れ、二塁でアウトを取っただけ。本来なら3アウトでチェンジになるはずのところが、二遊間のミスによってパドレスに貴重な1点を与えてしまった。

     なんとかクルーバーを援護したいインディアンス打線だったが、チャンスは作るものの、得点圏で10打数ノーヒットに終わるなどあと1本が出ず、パドレスの6投手によるリレーの前に沈黙。パドレスは故障者リストから復帰したトレバー・ケーヒルが85球を投げて4.1回を無失点に抑え、その後はホゼ・トーレス(0.2回)、カービー・イエーツ(1回)、ライアン・バクター(1回)、ブラッド・ハンド(1回)、ブランドン・マウアー(1回)が完封リレーを展開した。

     「今日は投手陣が素晴らしかったね」とパドレスのアンディ・グリーン監督は投手陣の好投にご満悦。「ケーヒルは戻ってきたばかりだけど、変化球が今までと同じように良かった。低めに集めてボール球を振らせることができていたね。トーレスからマウアーまでのリリーフ陣はみんな良かった。リリーフ陣の頑張りによる、まさにチームで勝ち取った勝利だよ」と投手陣への絶賛は止まらなかった。

     一方のインディアンスは防げたはずの失点を攻撃でカバーすることができず、エースのクルーバーを見殺しにする痛恨の1敗。直近10試合で5勝5敗となかなか波に乗れない時期が続いており、背後に迫るロイヤルズとの差は1.5ゲームまで縮まった。開幕前に断トツの地区優勝候補に挙げられていた「本命」が正念場を迎えている。


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  • 【戦評】行くぞオールスター!ムスターカス2戦連発24号

    2017.7.5 16:58 Wednesday

     スティーブ・バルボニが1985年に記録した36本塁打。これがロイヤルズの球団記録である。2000年のジャーメイン・ダイ(33本塁打)を最後にシーズン30本塁打をクリアした選手すら長らく現れていなかったが、昨年ケンドリズ・モラレス(現ブルージェイズ)が30本塁打を放ち、ロイヤルズの選手としては16年ぶりに30本塁打の大台に到達。しかし、今季は「ファイナル・ボート」でのオールスター選出を目指すマイク・ムスターカスが30本塁打どころか40本塁打を狙えそうなペースで本塁打を量産している。

     4月に7本、5月に6本、6月に8本とコンスタントに本塁打を積み重ね、6月末の時点で自己記録(2015年の22本塁打)まであと1本に迫ったムスターカス。7月最初の試合で今季22号を放って自己記録に並ぶと、日本時間7月4日のマリナーズ戦で今季23号を放ち、あっさり自己記録を更新した。なお、自己ベストとなる23号本塁打は同時にロイヤルズの前半戦最多記録を更新する一発となった。

     そして、日本時間7月5日のマリナーズ戦。マリナーズ先発のフェリックス・ヘルナンデスから1番ウィット・メリーフィールドが先頭打者アーチを放ち、幸先よく1点を先制したロイヤルズだったが、故障者リストから復帰したばかりのダニー・ダフィーが4番ネルソン・クルーズに2点タイムリーを浴び、逆転を許してしまう。しかし4回表、4番エリック・ホズマーがセンターへのヒットで出塁すると、暴投で二塁へ進み、一死二塁で打席には6番ムスターカス。甘く入った初球のカーブを振り抜くと、打球は右中間スタンドへ飛び込む24号逆転ツーランとなった。

     「今日のヘルナンデスは良かったけど、いくつかミスを犯してしまった。ムスターカスにカーブを投げたことだ。リーグで最も調子のよい打者の一人なのに。あれが痛かった」とマリナーズのスコット・サービス監督はヘルナンデスがムスターカスへ投じた痛恨の1球を悔やんだ。一方、ロイヤルズのネッド・ヨースト監督は直近7試合で5本塁打と絶好調のムスターカスを「今の彼は見ていて楽しいよね。調子はいいし、本塁打をこれだけ量産しているんだからね」と手放しで称賛した。

     ムスターカスの一発で逆転したロイヤルズは、その後も効果的に加点し、ダフィーの力投もあって7-3で快勝。貯金を今季最大の3とし、首位インディアンスまで1.5ゲーム差に迫っている。一時はムスターカス、ホズマーといった主力選手をトレード・デッドラインで放出するのではないかと言われていたロイヤルズだが、チームは完全に復調し、ポストシーズン進出の可能性も十分。少なくとも今季終了まではロイヤルズのユニフォームを着たムスターカスの活躍を見ることができそうだ。そして、ロイヤルズ史上初のシーズン40本塁打も現実味を帯びつつある。


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  • 【戦評】アーチャーが古巣相手に投打で奮闘 レイズ逃げ切り

    2017.7.5 16:14 Wednesday

     2011年1月にカブスからレイズへトレードされたクリス・アーチャーが、マイナー時代に2年間在籍した古巣カブスと3年ぶり2度目の対戦。投げてはクオリティ・スタート、打ってはメジャー初安打&初打点の活躍で、今季7勝目(5敗)をマークした。

     レイズが前回リグリー・フィールドで試合を戦ったのは2014年。当時は現カブス監督のジョー・マドンがレイズの監督を務めていた。アーチャーはそのときの3連戦の初戦に先発し、勝敗はつかなかったものの、6回2失点(自責点1)と好投。それ以来のカブス戦での先発となった。

     1番ジョン・ジェイから空振り三振を奪い、三者凡退と上々の立ち上がりとなったアーチャーだったが、2回裏に5番イアン・ハップにライトへのスリーベースを打たれると、続く6番ジェイソン・ヘイワードにライトへのタイムリーを浴び、1点を先制されてしまう。

     しかし、レイズ打線は直後の3回表に3番エバン・ロンゴリアの犠牲フライですぐさま同点に追い付き、4回表には6番ティム・ベッカムの11号ツーランで勝ち越し。さらに無死一、二塁のチャンスを作ると、9番アーチャーがバスターでセンター前へ弾き返し、1点を追加。続く1番スティーブン・スーザJr.にも2点タイムリーツーベースが飛び出し、レイズはこの回一挙5点を勝ち越した。

     アーチャーは5回裏に2本のタイムリーを浴びて2点を返されたものの、6回裏は無死一、二塁から圧巻の三者連続三振。球数が116球に達したため、この回限りで降板となったが、6回8奪三振3失点と先発の役割をしっかり果たした。

     9回裏にクローザーのアレックス・コロメイが2点を失い、6-5と1点差まで追い上げられたが、最後は6番ヘイワードをレフトフライに打ち取って試合終了。アーチャーは古巣カブス相手に初勝利をマークし、レイズにとってもマドン監督率いるカブスに初勝利となった。

     「僕たちは文字通り、最後の1球まで戦ったよ。僕たちは勝ったんだ。綺麗な形ではなかったけど、とにかく勝ったんだ。それが一番大事なんだよ。僕たちには勝利が必要だったし、今日は僕たちが勝ったんだよ」とアーチャーは最後までもつれた接戦を制し、チームの勝利を喜んでいた。「6回の無死一、二塁をよく抑えたよね。アーチャーにとって重要なイニングだったんじゃないかな」とケビン・キャッシュ監督は無死一、二塁から三者連続三振を奪った6回裏を試合のターニングポイントに挙げた。

     エースの投打にわたる活躍もあり、2位ヤンキースに1.5ゲーム差と迫ったレイズ。4年ぶりのポストシーズン進出、そして7年ぶりの地区優勝に向けて、アーチャーにはさらなる活躍を期待したい。


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  • ファイナル・ボート中間発表 1位はムスターカスとターナー

    2017.7.5 11:35 Wednesday

     オールスター・ゲームに出場する最後の1枠を争う「ファイナル・ボート」の中間発表が行われ、マイク・ムスターカス(ロイヤルズ)とジャスティン・ターナー(ドジャース)がトップに立った。

     ムスターカスは約440万票を集め、ア・リーグの先頭を走っている。2位以下はザンダー・ボガーツ(レッドソックス)、ディディ・グレゴリウス(ヤンキース)、エルビス・アンドルース(レンジャーズ)、ローガン・モリソン(レイズ)の順となっている。

     一方、ナ・リーグではターナーが約670万票を獲得し、トップに立っている。2位以下はクリス・ブライアント(カブス)、アンソニー・レンドン(ナショナルズ)、マーク・レイノルズ(ロッキーズ)、ジャスティン・ボーア(マーリンズ)の順となっている。

     なお、上記10選手のなかから、ムスターカスとボーアがオールスター・ゲーム前日のホームラン・ダービーに出場することが決定している。「ファイナル・ボート」の投票は日本時間7月7日午前5時(金)まで。最後の6時間はTwitterのハッシュタグによる投票もカウントされるため、ここで大きく順位が変動する可能性もある。各球団が協力しながら自軍の選手をオールスターへ送り込もうとするなど、なかなかの盛り上がりを見せている「ファイナル・ボート」。お気に入りの選手への投票はお早めに。


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  • ヤンキース 昨季本塁打王カーターを12日間で2度目のDFA

    2017.7.5 10:55 Wednesday

     ヤンキースは昨季本塁打王のクリス・カーターに、日本時間6月25日以来今季2度目となるDFA(=40人ロースターから外す措置)を通告した。

     1年契約でヤンキースに加入したカーターは、今季ここまで62試合に出場して打率.201、8本塁打、26打点、OPS.653とメジャー定着後ワーストの成績に終わっていた。正一塁手として期待されていたグレッグ・バードが極度の不振に陥った挙句、右足首の故障で戦列を離れたため、一時はジョー・ジラルディ監督にとって一塁のファースト・チョイスとなっていたものの、開幕から故障者リスト入りしていたタイラー・オースティンの戦列復帰に伴い、6月下旬にDFAとなった。しかし、オースティンが再び故障者リスト入りしてしまったため、日本時間6月30日に再びメジャー昇格。ところが、その後も復調の兆しは見えず、ヤンキースはカーターに見切りをつけ、崔志萬(チェ・ジマン)のメジャー昇格を決断した。

     「もともと、我々はバードを正一塁手として起用するつもりだったんだ。でも、バードが故障してしまい、オースティンを昇格させた。チームに貢献してくれることを期待していたんだけど、オースティンも故障してしまった」とジラルディ監督は開幕前の構想が大きく狂ってしまったことを認めている。2度目のDFAとなったカーターだが、前回のDFAの際には獲得を希望する球団は現れず、40人ロースターから外れてマイナー降格という形になった。この12日間で他球団にアピールできたとは考えにくく、カーターはマイナー降格を受け入れるか、あるいはFAになることを選択することになるだろう。

     一方、メジャー昇格となったチェは今季AAA級で56試合に出場し、打率.289、8本塁打、43打点、OPS.876をマーク。選球眼に優れた巧打者だが、一塁手としては長打力に欠け、メジャーで正一塁手が務まる人材ではない。ヤンキースは今後、トレードで一塁手の補強を目指すことになりそうだ。


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  • オリオールズ 守護神・ブリットンが明日戦列復帰へ

    2017.7.5 10:30 Wednesday

     ここまで借金3の地区4位と苦しい戦いが続いているオリオールズ。しかし、そのオリオールズにようやく頼れるクローザーが戻ってくる。

     左前腕痛によって日本時間5月7日から故障者リスト入りしているザック・ブリットンの戦列復帰の準備が整った。ブリットンは6月下旬からマイナーでのリハビリ登板を開始し、7試合に登板して各1イニングを投げ、計1失点(防御率1.29)と安定したピッチング。日本時間7月4日にAアドバンス級で最後のリハビリ登板を終え、故障箇所の状態も良好だという。「順調みたいだね。しっかり投げられていたよ」とバック・ショウォルター監督も戦列復帰にゴーサインを出している。

     2015年から3シーズンに跨って54セーブ機会連続成功を継続中のブリットンだが、現時点ではショウォルター監督は戦列復帰直後のブリットンの起用法を明らかにしていない。今季は故障の影響なのか、被打率.343と走者を出しながらもなんとか抑える試合が多かっただけに、状態を慎重に見極めながら起用していくことになるかもしれない。とはいえ、代役クローザーのブラッド・ブロックとセットアッパーのマイケル・ギブンスがしっかり役割を果たしており、ブリットンの復帰によって終盤3イニングを安心して任せることのできる強固な勝ちパターンが形成されることになりそうだ。

     人材不足の先発陣をブリットンらブルペン陣がサポートすることができれば、苦戦中のオリオールズにも再浮上のチャンスはあるはずだ。なお、ブリットンは日本時間7月6日、ブリュワーズ3連戦の最終戦で戦列復帰予定となっている。


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  • 【戦評】田中復活!3試合連続の好投で今季7勝目

    2017.7.4 17:45 Tuesday

     一時は防御率が6点台中盤まで悪化した田中将大(ヤンキース)。球速の低下が指摘されていたが、速球の平均球速は開幕14先発の時速91.8マイル(約147.7km/h)から直近3先発は時速93.5マイル(約150.5km/h)へと向上。球速の回復も手伝って本来のピッチングが蘇り、日本時間7月4日のブルージェイズ戦では7回1失点の好投で今季7勝目(7敗)をマークした。

     「自然に起こったことだと思う」と田中は通訳を通して語り、球速回復のために調整を行ったことを否定した。「僕はただ1球1球に集中しようとしているだけ。それぞれの球種、全てのボールをしっかり投げようと取り組んでいる。ときどきスコアボードを見ると、こんなに球速が出ているのかと自分で驚くこともある」とのことだが、要するに不振の底は脱したということなのだろう。

     この日の失点は7回に許した1点だけ。一死から6番エゼキエル・カレーラに死球を与え、盗塁と捕手ゲーリー・サンチェスの悪送球で三進。直後に7番ダーウィン・バーニーにタイムリーを打たれた、少し勿体ない失点だった。その後の二死二塁のピンチでは9番ルーク・メイリーのピッチャー返しを落ち着いて処理し、リードを守ったまま降板。7回1失点とエースとしての役割をしっかり果たし、直近3先発では2勝0敗、防御率1.29という素晴らしい数字が残っている。

     「田中はここ何試合かは本当に、本当に素晴らしいよ。スプリッターは非常に良い。スライダーも非常に良い。カーブも良い。投手がこれらの球種すべてをしっかり使えたら、良い結果が出るのは当然だよね」と女房役のサンチェスも田中の復調に手応えを感じている。

     好投している直近3先発では本塁打を1本も打たれていない。球速が回復し、それに伴って変化球も効果的に使えるようになったことが数字に如実に表れていると言えそうだ。チームの誰もが待ち望んだエースの完全復活。直近20試合で6勝14敗と苦しい戦いが続いているヤンキースだが、エースが復調し、ベテラン左腕CCサバシアも戻ってくる。首位レッドソックスとはまだ3ゲーム差。これからが本番だ。


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  • 【戦評】緊迫の投手戦 レイバーンがサヨナラ打

    2017.7.4 16:37 Tuesday

     2番マイケル・テイラーの先制弾(8回裏)、代打カーティス・グランダーソンの同点弾(9回表)、途中出場の1番ライアン・レイバーンのサヨナラ打(9回裏)と終盤に大きく動いた日本時間7月4日のナショナルズ対メッツの一戦。その劇的な試合展開を演出したのは、スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)とスティーブン・マッツ(メッツ)の白熱した投げ合いだった。

     ストラスバーグが1番ホゼ・レイエスと2番アズドゥルバル・カブレラから連続三振を奪う好スタートを切ると、マッツは無死一、二塁のピンチから3番ブライス・ハーパーを見逃し三振、4番ライアン・ジマーマンを三塁への併殺打に打ち取って無失点。初回はお互いに走者を出しながらも無失点に抑え、これから始まる投手戦を予感させた。

     マッツは2回裏にもエラー絡みで二死一、二塁のピンチを背負ったものの、9番ストラスバーグをライトフライに抑えてピンチを脱出。その後は強打のナショナルズ打線に連打すら許さず、今季最長タイとなる7イニングを投げて4安打無失点という見事なピッチングを披露した。

     一方のストラスバーグは4回表に3四球で二死満塁のピンチを作ってしまったが、7番トラビス・ダーノウを見逃し三振に抑えて無失点。5回以降は打者9人をパーフェクトに抑え、7イニングを投げて打たれたヒットはわずか2本。こちらも無失点の好投で、試合は0-0のまま8回に突入した。

     8回以降は両軍のブルペン陣が自分の役割を果たせず、前述のように点の取り合いとなる。最後はレイバーンがレフト前に落ちるサヨナラタイムリーを放って試合終了。ストラスバーグとマッツの好投によりロースコアの接戦となった一戦を、地力に勝るナショナルズがなんとか制した。

     「とても楽しかったよ。彼(=ストラスバーグ)は素晴らしい投手だし、今日も素晴らしいピッチングをしていた。彼みたいな投手と投げ合うときは常に緊張感を保たなければならないんだ」とマッツはストラスバーグとの投げ合いを振り返った。試合には敗れたものの、リーグ有数の好投手に一歩も引けを取らない好投を披露し、その顔には充実感が溢れていた。


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  • 【戦評】ギャルビスの長い1日 第2子誕生&決勝弾

    2017.7.4 15:46 Tuesday

     フレディ・ギャルビスは右手首に病院のセキュリティ・バンドをつけて試合に出場していた。試合後に病院へ戻る予定だったため、セキュリティ・バンドが必要だったのだ。

     ギャルビスは朝、病院にいた。午前5時53分(現地時間)にアナ夫人が次女ニコルちゃんを出産したのだ。ギャルビスは出産に立ち会った後、午前10時ごろに自宅へ戻り、試合へ向かう前に数時間の仮眠をとったのだった。

     「長い1日だったよ」とギャルビスは1日を振り返ったが、決して悪い1日ではなかった。2女の父となってから初めての打席。パイレーツ先発のイバン・ノバが投じた時速93.4マイル(約150.3km/h)のフォーシームを思い切りよく振り抜くと、打球は大きな弧を描いてライトスタンドへ飛び込む8号先制ツーランとなった。推定飛距離は417フィート(約127.1m)。Statcast導入後の自己最長本塁打だった。「パパの力だね」とチームメイトの左腕アダム・モーガンは言った。

     ギャルビスは「あんな力がどこから湧いてきたのかわからないよ。でも、とても良い1日だった。2人目の子供が生まれて、何も問題なしと確認した後、僕はここに来てチームを助けるために頑張ろうと思ったんだ」と今日の試合を振り返った。

     出産予定日は10日前だったという。フィリーズはアリゾナ、シアトル、ニューヨークでの9連戦を迎えていた。しかし、ギャルビスはチームを離れず、遠征に出発し、試合に出場し続けた。「あいつは試合に出るのが大好きなんだよ」とピート・マッカニン監督は語ったが、ギャルビスが遠征を終えて戻ってきてから次女が生まれたのは、職務を全うしたギャルビスへの神からのご褒美だったのだろう。

     同僚のアーロン・ノラはこう語る。「彼は信じられない男だよ。彼以外の誰にもショートを守ってほしくないね。彼は僕たちにとって素晴らしい存在だ。リーダーなんだ。今日は素晴らしいものを見せてもらったよ」

     「疲れてないよ。試合に勝ったからね。勝った日は疲れないんだ」と語ったギャルビスにとって、忘れらない1日となったに違いない。


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  • カブスがモンテロをブルージェイズへ放出

    2017.7.4 12:53 Tuesday

     ジェイク・アリエタを批判する発言をした翌日にカブスからDFAとなっていたベテラン捕手ミゲル・モンテロが、後日指名選手または金銭との交換でブルージェイズへトレードされることが発表された。

     日本時間6月28日のナショナルズ戦でアリエタとバッテリーを組み、7盗塁を許したモンテロは試合後、「盗塁は俺の責任にされてしまう。投手が盗塁を刺すための時間を与えてくれないのに」と7盗塁の責任を投手に押し付けるような発言をし、翌日にカブスからDFA(=40人ロースターから外す措置)となっていた。

     報道によると、カブスは今季のモンテロの年俸の大半を負担するようだ。モンテロはトレード決定後、自身のTwitterでブルージェイズに対する感謝のコメントを発表。「この大きなチャンスを与えていただいたことに対して、ブルージェイズとロス・アトキンスGMに感謝したいです」とツイートした。

     今季がメジャー12年目となるモンテロは、ダイヤモンドバックス時代に2度のオールスター選出の実績を誇り、2014年12月にザック・ゴッドリー、ジェフェルソン・メヒアとの1対2のトレードでカブスに加入。移籍1年目の2015年は正捕手として113試合に出場し、打率.248、15本塁打、53打点をマークした。しかし、昨季途中に有望株のウィルソン・コントレラスがメジャーへ昇格してくると、モンテロは2番手捕手へ降格となり、昨季の出場は86試合どまり。今季は44試合に出場して打率.286、4本塁打と打撃面では好成績を残していたが、盗塁を32回試みられて1回しか刺せず、盗塁阻止率は.031という悲惨な数字になっていた。

     ブルージェイズのジョン・ギボンズ監督は「彼については良い話を聞いているよ」とモンテロの加入を歓迎。「打てるし、左打ちだし、経験豊富なベテランだし、攻撃力アップにも貢献してくれるんじゃないかと期待している」と右打ちのラッセル・マーティン、ルーク・メイリーとの併用していく可能性を示唆した。


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