スプリング・トレーニングがスタートした現在も、オフシーズンの移籍市場は依然として動き続けている。MLB公式サイトでは今オフの全30球団の獲得選手を一覧形式で紹介。以下のリストで、各球団の新戦力を一気に整理してみよう。
今季からブルージェイズに加わったフレディ・ギャルビスは、昨季までブルージェイズの先発ローテーションの一角を担っていたマルコ・エストラーダがお気に入りの選手だったため、エストラーダが過去2シーズン背負っていた「19」を自身の背番号として選択した。しかし、新天地でのスプリング・トレーニングが始まって1週間、ギャルビスは背番号を「19」から「16」に変更することを決断。ブルージェイズの球団史に残る強打者であるホゼ・バティースタに敬意を表し、「19」を背負わないことを決めたのだ。
昨季、ア・リーグの新人王投票において大谷翔平(エンゼルス)に次ぐ2位にランクインしたミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)だが、打撃面の活躍で高評価を受けた一方、守備防御点マイナス25を記録した三塁守備を不安視する声が多数上がっていた。今オフは内野コーチのカルロス・メンドーサ、元三塁手のアーロン・ブーン監督とともに守備力向上に取り組み、三塁手メジャーワースト4位だった15失策を減らすべく努力を続けている。
今オフ、ブライス・ハーパー、ダニエル・マーフィー、ジオ・ゴンザレスら主力選手がフリーエージェントとなり、戦力の再構築を強いられたナショナルズだが、今季終了後にはリーグ屈指の三塁手であるアンソニー・レンドンがフリーエージェントとなる。関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ナショナルズはレンドンに対して正式な契約延長のオファーを提示していないようだが、両者は契約延長に向けて前向きな姿勢を示している。レンドンはシーズン開幕後の交渉も受け入れる意向であり、契約延長の実現に向けて展望は明るい。
マニー・マチャドの獲得に失敗したホワイトソックスだが、ブライス・ハーパーの争奪戦からは撤退する意向のようだ。日本時間2月21日、USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールは「ホワイトソックスはマチャドがパドレスとの契約を選択したあと、ハーパー争奪戦からは撤退した。ユーティリティ内野手のマーウィン・ゴンザレス、先発投手のジオ・ゴンザレスといった(マチャドやハーパーより)安価なフリーエージェント選手の獲得を目指す計画だ」と報じた。また、MLB公式サイトでフィリーズの番記者を務めるトッド・ゾレッキーは、ナショナルズがハーパーと再契約を結ぶ可能性が低いことを伝えている。
2015年にア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞するなど、直近5シーズンで計67勝をマークし、今オフのフリーエージェント先発投手市場において注目株の1人となっているダラス・カイケルだが、2月後半に突入した現在も契約先が決まっていない。カイケル獲得に興味を示す球団はあるものの、その筆頭であるフィリーズがブライス・ハーパーの獲得に向けて注力しているため、カイケルの市場が動かないのだ。カイケルの契約が決まるのは、ハーパーの移籍先が決定してからということになりそうだ。
日本時間2月21日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、タイガースはフリーエージェントの二塁手、ジョシュ・ハリソンと1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールが契約合意を最初に報じた。身体検査の結果を待って、正式に契約成立が発表される見込みだが、タイガースは昨年12月にジョーディ・マーサーと1年契約を結んだのに続き、またしてもパイレーツ出身のミドル・インフィールダーをチームに加えることになった。
ドジャースの球団史におけるベストの投手の1人であり、ジャッキー・ロビンソンやロイ・キャンパネラとともにブルックリン時代のドジャースを象徴するスター選手の1人でもあったドン・ニューカムが、長い闘病生活の末、日本時間2月20日に亡くなった。92歳だった。
カージナルスは、開幕投手候補の1人であるカルロス・マルティネスが右肩の不調により、2週間のノースロー調整を強いられることになったことを明らかにした。MRI検査の結果、大きな問題は見つからなかったものの、症状の悪化を防ぐために大事を取る形。マルティネス自身も「(3度戦列を離れた)去年みたいにはなりたくないから、1年を通してプレイするためにしっかり対処していきたい」と今回の措置を前向きに捉えており、開幕ローテーション入りに向けて調整を進めていくことになりそうだ。
マニー・マチャドがパドレスとの契約合意に至り、世間の注目はおのずとフリーエージェント市場に残るもう1人のスーパースター、ブライス・ハーパーの動向に集まっている。マチャドの契約合意を最初に報じたESPNのジェフ・パッサンも「球界のすべての関心はブライス・ハーパーに向いている」とツイート。マチャドの契約合意により、ハーパー争奪戦も決着に向けて本格的に動き始めそうだ。
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