アーチャーもWBCに向け準備万端
2017.3.8 10:01 Wednesday
World Baseball Classic(WBC)が開幕して3日が経過した。A組のホスト国である韓国が2連敗を喫した一方でB組の日本は初戦の相手のキューバに勝利した。ほぼ休みなしの過密日程ではあるが、選手達は世界一の栄冠に向けてこの短期決戦を勝ち抜いていく。
注目されるアメリカ代表は日本時間11日に初戦を迎える。その相手はホセ・キンタナ(ホワイトソックス)擁するコロンビアで大会初制覇に向けて大事な一戦となる。アメリカ代表の投手陣をけん引するクリス・アーチャー(レイズ)は本番に向けて着々と調整を進めている。
大会初出場となるアーチャーは昨年、メジャーで9勝を挙げたが味方の援護に恵まれず19敗を喫してしまった。巻き返しを狙う大事なシーズンとなるが、その前に世界中の名プレーヤーが集まるWBCで彼の力を発揮することになった。
アーチャーには以前にも国際試合の経験があり、マイナー時代の2011年にキューバを相手に投げたという。当時はこれまで参加していなかったこともあり、WBCのような国際大会で勝つことの意味を知らなかったと本人は振り返っている。
チームを率いるジム・リーランド監督は長年タイガースで指揮をとっており、大舞台での采配も経験したことがある。彼の元でプレーする野手ではノーラン・アレナド(ロッキーズ)やポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)、バスター・ポージー(ジャイアンツ)など大物を揃えており準備は万端だ。
アーチャーは「豪華なメンバーとこうしてプレーできることは幸せだ」と話す。これまでのアメリカ代表は彼が尊敬するデレク・ジーターやケン・グリフィージュニア、アレックス・ロドリゲスなどそうそうたるメンバーがプレーしてきた。アーチャーもレジェンド選手達のように国のために精一杯プレーする覚悟はできている。
彼は国際大会で勝利する意味を知り、チームを決勝ラウンドが行われるドジャー・スタジアムへ導く。
