サルバドル・ペレスが膝の故障でWBCから離脱
2017.3.12 13:11 Sunday
3月6日から始まったWorld Baseball Classic(WBC)もアメリカラウンドが始まり、ドミニカ共和国やアメリカ、ベネズエラなど世界の強豪国が二次ラウンド進出に向けてしのぎを削っている。これまで行われていたドミニカ対アメリカの試合は
終盤に逆転に成功したドミニカがそのまま逃げ切り勝利した。このようにドラマが生まれる一方で心配なニュースが入ってきた。
現在、ベネズエラ代表として大会に出場しているサルバドル・ペレス(ロイヤルズ)がイタリア戦で負傷退場をしたという。彼は昨年、打撃のベストナインを決めるシルバースラッガー賞を受賞したリーグを代表する捕手の1人だ。過去にはワールドシリーズを制覇し、オールスターにも4度選出されている。
9回裏、2死一・二塁でベネズエラが10対9とイタリアをあと1人のところまで追いつめていた。しかし、ギャビン・セッチーニ(メッツ)の中安で二塁走者が帰ってきて同点になり、続いて突入してきた一塁走者とクロスプレーとなった。その結果、ペレスは左膝を負傷して試合を退くことになってしまった。MRI検査の結果、膝の炎症が見つかったものの、捕手としてのプレーに影響を及ぼすほどではないそうだ。今後はWBCの試合には出場せず、チームを離れることが決まった。
ペレスがメジャーの開幕に間に合うかどうかは炎症の状態次第。ベネズエラはイタリアに11対10と延長戦の末に勝利したが、後味が悪い勝利となった。