デズモンドが左手を負傷
2017.3.13 13:10 Monday
メジャーリーグのスプリングキャンプも中盤に突入し、選手達の開幕ロースター争いがし烈になってきた。チームによってはマイナーから参加している選手が好成績を収めている一方で、主力級は試合に出場する機会を徐々に増やしながら開幕に向けて調整を行っている。この時期にきて新天地でシーズンを迎えるイアン・デズモンド(ロッキーズ)が左手を負傷してしまった。
デズモンドは31歳の一塁手で今季からロッキーズに移籍した選手。昨年まで在籍したレンジャーズでは主に外野を守っていたが、新チームでは一塁にコンバートとなった。打撃面では過去に3年連続で打撃のベストナインを決めるシルバースラッガー賞を受賞した経験もある。近年は打率が落ち込みぎみだったが、昨年は見事に回復した。シーズン通じての成績は156試合に出場して打率.285 本塁打22 打点86だった。
彼は日本時間13日に行われたレッズ戦に4番・一塁手としてスタメン出場したが、1打席に立ったのみで遊ゴロに終わった。今年のスプリングキャンプでの成績は9試合で打率.240 本塁打1 打点4の数字を残している。
左手を負傷してしまったデズモンドは日本時間14日に検査を受けるという。ロッキーズを率いるパド・ブラック監督は「デズモンドのケガはチームにとって大きな影響を与えることになる」とショックを隠せない。これで開幕戦には間に合わなくなったが、いずれ戻ってくると監督は早期復帰を願っている。
彼は5年総額70万ドルでロッキーズに移籍したが、出だしからつまずいてしまった。まずは検査結果次第となるが、果たしていつ打線に復帰するだろうか。今年はノーアン・アレナドらと共に打撃陣の中心を担うはずだっただけにチームは大きなダメージを負ってしまった。
