熱戦続くWBC
2017.3.14 10:26 Tuesday
現在開催中の第4回World Baseball Classic(WBC)は二次ラウンドが始まっており、快進撃をみせているイスラエルがオランダに敗れ、大会初黒星となった。一方のアメリカラウンドではアメリカやドミニカ共和国、プエルトリコが二次ラウンド進出を決めた。その中でもドミニカ共和国は前回大会から数えると実に11連勝を挙げている。
一次ラウンドではC組唯一の3連勝を記録し、チーム打率.342 本塁打5 得点26と他国を圧倒していた。その中心を担うのは初戦のカナダ戦で一発を放ったホセ・バティスタ(ブルージェイズ)やアメリカ戦で逆転3ランを放ったネルソン・クルーズ(マリナーズ)などメジャーのスター軍団だ。
そのほか今大会ではイスラエルの連勝が世界中のファンに衝撃を与えただけではなく、どの試合も手に汗にぎる試合が多い。例えば7回以降に決勝点が生まれたのをはじめ、6試合は本塁打で試合の行方が決まる場合や5試合で延長戦になった。
熱戦の1つとして挙げられるのはベネズエラ対イタリアの試合。結果的に11対10でベネズエラが延長戦を制した。この試合を見てみると両チーム合わせて29安打・2得点、実に17人の投手がマウンドに立った。ベネズエラは接戦を勝ち抜いたが、捕手を務めていたサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)がクロスプレーにより負傷退場する場面もあった。
WBCの魅力はこれだけでは終わらない。過去にカージナルスの投手陣を支えていたジェイソン・マーキーがイスラエル代表に、ドジャースの守護神として活躍していたエリック・ガニエがカナダ代表になった。マーキーは38歳、ガニエは41歳と年齢を重ねてもプレーをしている。
これから本格的に二次ラウンドが始まり、決勝ラウンドと続く。果たして優勝するのはどこの国になるのだろうか。