サルバドール・ペレスの左膝は無事
2017.3.16 10:29 Thursday
3月6日から開幕したWorld Baseball Classic(WBC)は毎日熱戦が繰り広げられ、二次ラウンドを戦っていた日本は前日のイスラエル戦に勝利してアメリカ行きを決めた。その一方、アメリカで開催中の二次ラウンドではプエルトリコが
ドミニカ共和国に勝利するなど見逃すことができない好試合が続いている。その中で気になるニュースもある。それは先日までベネズエラ代表として出場していたサンバドール・ペレス(ロイヤルズ)の膝の状態についてだ。
彼は日本時間12日に行われたイタリア戦の9回2死一・二塁の場面で長打の間にホームに突入してきた走者とクロスプレーとなり負傷退場した。最終的にベネズエラは11対10と勝利を収めたものの、ペレス本人にとっては悔しい結果となった。その後、WBCからの離脱が発表されMRI検査を受けていた。
検査の結果は左膝にダメージがないことが判明し、開幕戦に出場できる可能性が一気に高まった。ペレスも「開幕を諦めてはいない」と話しており、ロイヤルズにとっては朗報となった。チームを率いるネッド・ヨスト監督は「彼が復帰するまでに長い時間を要することはないだろう」と言っていることもあり、問題はなさそうだ。それでも1週間ほどペレスの膝の調子をみるという。
この一件で彼の状態を心配している選手がいる。それがペレスとクロスプレーとなったドリュー・ブテラだ。彼はペレスと同じくロイヤルズに所属しており、守備位置も同じ捕手だ。ブテラは何度も謝罪しており、ペレスも既に許している。「試合中に起きる自然のことだ」と決してブテラを責めることはしない。
ペレスがWBCから離脱したことは残念だが、今後はメジャーリーグのレギュラーシーズンでの活躍が期待される。