ティーボウはシングルAでプレー
2017.3.21 09:20 Tuesday
スプリングキャンプも後半に入り、開幕ロースターに残る選手が徐々に絞られてきた。この時点でマイナー行きを通告された場合は選手の入れ替えなどでメジャー昇格のチャンスを待つ。その中で注目の1人だったティム・ティーボウ(メッツ)も降格となった。
彼はフィリピン生まれの外野手で元々はアメリカンフットボール(NFL)の選手だった。2010年のドラフト会議でデンバー・コロンブスから1巡目で指名され、その後は4チームでクォーターバックとして活躍。昨年8月に野球転向を表明してトライアウトでメッツに入団した。
現地時間3月8日からメジャー昇格を果たし、スプリングキャンプの試合に出場。13日のマーリンズ戦で記念すべき初安打を放っている。しかし、長く活躍はできずシングルA行きが決まった。これまで7試合に出場し、20打数4安打 打率.200だった。
チームを率いるテリー・コリンズ監督は「ティーボウにはシングルAで実践経験を積ませる。今後も彼の力はより良くなるだろう」と期待を寄せている。その一方でティーボウ本人は「日々、新しい発見の連続で興奮している」と前向きだ。
ティーボウはメッツとの契約後はアリゾナ秋季リーグに参加して打率.194 二塁打3 打点2の成績を残し、そして今回のスプリングキャンプと少しずつ実践経験を積んでいるところだ。メジャーデビューはまだ先だが、数字を残し続ければ必ずその日はやってくるだろう。