グレゴリアスが肩の故障で離脱
2017.3.22 15:53 Wednesday
シーズン開幕も迫ったメジャーリーグではスプリングキャンプの試合も後半に入った。各チームは徐々にベストメンバーを組み始め、開幕ロースター候補を絞っている。その中で先日までWBCに出場していたディディ・グレゴリアス(ヤンキース)が肩の故障が原因で戦線離脱することになった。
グレゴリアスはオランダ代表の一員として6試合に出場して打率.348 本塁打1 打点8の成績を残し、チームの決勝ラウンド進出に貢献した。しかし故障により途中離脱。MRI検査の結果では右肩甲骨を痛めていることが発覚した。
ヤンキースは今回のWBCでグレゴリアスだけではなく、リリーフ投手のデリン・ベタンセスをドミニカ共和国代表として派遣したがチームとして
自軍の選手を大会に出場させることにあまり好意的ではなかったという。これはチームを率いるジョー・ジラルディ監督が「(選手がケガをする可能性があるので)心配だ」と話していたこともある。
ブライアン・キャッシュマンGMはグレゴリアスの復帰時期について次のように話している。「彼のケガが完治するまで6週間はかかる。よって4月の試合は全休することになるだろう」
故障者リスト入りするグレゴリアスに代わってグレイバー・トレースが遊撃を守ることになりそうだ。彼はチーム内の有望株ランキング1位になっている。現在はダブルAで経験を積んでいる最中ではあるものの、メジャーでプレーする可能性を秘めている。ほかにもロナルド・トレイエスやタイラー・ウェードなど候補は多い。
ヤンキースにとってグレゴリアスの離脱は痛手ではあるが、1日でも早い復帰をチームやファンは待っている。