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キンタナは残留かそれとも移籍か!?

2017.3.24 15:50 Friday

日本時間3月6日から始まったWorld Baseball Classic(WBC)はアメリカがプエルトリコに8対0で勝利し、悲願の初優勝を飾った。大会を振り返ると初出場となったイスラエルの快進撃やロビンソン・カノ(マリナーズ)やエドウィン・エンカーナシオン(インディアンズ)などメジャーのスター同士の共演、侍ジャパンの6連勝などこれまでの約2週間は世界中のファンが試合に熱狂したことだろう。

WBCが終わればメジャーリーグの開幕がすぐそこまで迫っている。しかし、今後が不透明となっている選手も何人かいる。ホセ・キンタナ(ホワイトソックス)もその1人だ。

キンタナはチームのエースとして昨年は自身初の2桁13勝を挙げた。彼はタフネスさが武器でこれまで4年連続で200イニング以上を投げて先発投手陣をけん引。昨季の成績は13勝12敗 防御率3.20だった。先日のWBCではコロンビア代表として大会に参加し、アメリカ戦に登板して5.2回 防御率1.59に終わった。チームは一次ラウンドで敗れたため、彼の登板は1度きりだった。

大会終了後、キンタナはホワイトソックスに戻ってきた。その後、日本時間24日に行われたレッズ戦に登板すると7回を投げて被安打2 無失点の好投をみせた。このような投球をしているのにも関わらず、行き先が不透明な理由はトレード候補に挙がっているからだ。

ホワイトソックスではこのオフに他チームの有望株を獲得するため主力選手を放出してきた。昨年17勝を挙げたクリス・セールはレッドソックスへ、176安打を放ったアダム・イートンはナショナルズへ移籍となった。その代わり、リーグ全体の有望株ランキング2位のヨアン・モンカダの獲得に成功している。たとえ彼らのトレードが終わってもまだキンタナの件については話が流れた訳ではない。

リック・ハーンGMによればもし、アストロズやパイレーツ、ヤンキースなどの複数球団が先発投手の獲得に興味を示すのならその見返りに有望株を望むとしている。キンタナ本人とは何度か会談をしているようだがチームとしての決定はまだ出ていない。

チームとの契約は4年残っており、年俸総額は3700万ドル。もしこのままトレードしなければタイガースとの開幕戦に先発予定だ。果たしてエースの行方はどうなるのか。

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