ハービーが巻き返しのシーズンへ手ごたえ
2017.3.27 11:15 Monday
メジャーリーグの開幕まであと数日。スプリングキャンプも終盤となり各チームはシーズンを想定し、ほぼベストメンバーで試合に臨む場合が多くなった。先発投手は当初、1イニングや2イニングと短い回を投げていたものの、最近ではレギュラーシーズンを想定して6イニングを投げる選手が増えてきている。その中、マット・ハービー(メッツ)は登板に手ごたえを感じているという。
ハービーは28歳の先発右腕で今季もローテーションの一角を期待される選手。昨年は開幕から調子が上がらず、7月に肩の負傷で故障者リスト入りをしてからシーズン中の復帰は叶わず、不本意な年となった。昨年の成績は17試合に登板して4勝10敗 防御率4.86だった。
今年は故障明けのシーズンであり、巻き返しを狙う年。ここまでのスプリングキャンプでは5試合に登板して4敗 防御率5.89と数字だけをみると決してよいと言えるような成績ではない。しかし、日本時間26日に行われたブレーブス戦で先発すると6回を投げて被安打5 失点2と試合をつくる好投をみせた。勝敗こそはつかなかったが、この日の最高球速は97マイル(約156キロ)を計測している。
直球だけではなく、ハービーの武器であるスライダーやチェンジアップも光った。スライダーは120キロ台を計測し、チェンジアップは打者の低めに制球されていたこともあって今回のブレーブス戦では4奪三振を記録した。
スプリングキャンプの成績だけをみると悪い数字ではあるが2週間前の防御率は9.64だったため、投球成績は徐々によくなっている。次回登板予定は日本時間4月1日、シティ・フィールドで行われる陸軍士官学校戦だ。本人は「シーズンに向けてよい準備ができている」と満足した表情をみせている。
